JP3313161B2 - 画像形成装置における用紙収納装置 - Google Patents
画像形成装置における用紙収納装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ、プロ
ッタなどの画像形成装置における作画済み用紙の収納装
置に関する。
ッタなどの画像形成装置における作画済み用紙の収納装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の装置は、画像形成装置
の排紙口に用紙を順次積載収納するトレイを延設し、こ
のトレイ上に排紙口から繰出される用紙を積み重ね収納
するものが広く知られている。また、この用紙収納トレ
イを上下に複数段設けて排紙口からの用紙を頁順に仕分
けるソータ装置が知られている。
の排紙口に用紙を順次積載収納するトレイを延設し、こ
のトレイ上に排紙口から繰出される用紙を積み重ね収納
するものが広く知られている。また、この用紙収納トレ
イを上下に複数段設けて排紙口からの用紙を頁順に仕分
けるソータ装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の収納
装置はいずれも排紙口に設けた略フラットのトレイに用
紙を積み重ね収納するものであるから、画像形成装置が
大版サイズの用紙に画像形成する際の収納装置としては
大型化せざるを得ない。例えば、日本工業規格のA0
版、A1版、A2版などの用紙に画像形成するプロッタ
を例にすると、これ等の用紙の収納装置は極めて大型の
据付面積を要する実情に合わない不便な装置となる欠点
がある。
装置はいずれも排紙口に設けた略フラットのトレイに用
紙を積み重ね収納するものであるから、画像形成装置が
大版サイズの用紙に画像形成する際の収納装置としては
大型化せざるを得ない。例えば、日本工業規格のA0
版、A1版、A2版などの用紙に画像形成するプロッタ
を例にすると、これ等の用紙の収納装置は極めて大型の
据付面積を要する実情に合わない不便な装置となる欠点
がある。
【0004】本発明は上記の欠点に鑑み、所定サイズ以
上の大版サイズ用紙はU字状に折り曲げ収納する知見に
基づいてなされたものである。即ち、本発明の目的は、
画像形成装置から所定速度で排出される用紙の収納場所
を大版サイズとそれ以下のサイズとで区分し、大版サイ
ズ用紙を逆U字状に折り曲げ支持することで、比較的少
スペースでコンパクトに収納し得ると共に、支持する際
の用紙の繰出量を簡易な手段で正確に制御し得るような
用紙収納装置を提供することにある。
上の大版サイズ用紙はU字状に折り曲げ収納する知見に
基づいてなされたものである。即ち、本発明の目的は、
画像形成装置から所定速度で排出される用紙の収納場所
を大版サイズとそれ以下のサイズとで区分し、大版サイ
ズ用紙を逆U字状に折り曲げ支持することで、比較的少
スペースでコンパクトに収納し得ると共に、支持する際
の用紙の繰出量を簡易な手段で正確に制御し得るような
用紙収納装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る用紙収納装置は、複写機、プリンタ、プロ
ッタなどの画像形成装置の排紙口に隣設され、該排紙口
から所定速度で排出される用紙を順次積載収納する用紙
収納装置において、用紙を排紙方向に略逆U字状に折曲
げ支持するハンガ手段と、このハンガ手段の前後いずれ
か一側に用紙を導くガイド手段と、ハンガ手段の一側に
所定の長さまで進入した用紙の排紙姿勢方向をハンガ手
段の他側に変位せしめるシフト手段と、前記排紙口から
ハンガ手段に至る用紙排紙経路内に設けられ排紙口から
所定速度で排出される用紙が接触することにより前記排
紙口での用紙スピードに従動する回転体と、この回転体
の従動による速度変化を検出すると共に検出した後の回
転体の回転量で用紙の繰出量を演算する繰出量演算手段
とを備え、この繰出量演算手段からの指令信号に基づい
て前記シフト手段の動作タイミングを制御したことを特
徴としている。
本発明に係る用紙収納装置は、複写機、プリンタ、プロ
ッタなどの画像形成装置の排紙口に隣設され、該排紙口
から所定速度で排出される用紙を順次積載収納する用紙
収納装置において、用紙を排紙方向に略逆U字状に折曲
げ支持するハンガ手段と、このハンガ手段の前後いずれ
か一側に用紙を導くガイド手段と、ハンガ手段の一側に
所定の長さまで進入した用紙の排紙姿勢方向をハンガ手
段の他側に変位せしめるシフト手段と、前記排紙口から
ハンガ手段に至る用紙排紙経路内に設けられ排紙口から
所定速度で排出される用紙が接触することにより前記排
紙口での用紙スピードに従動する回転体と、この回転体
の従動による速度変化を検出すると共に検出した後の回
転体の回転量で用紙の繰出量を演算する繰出量演算手段
とを備え、この繰出量演算手段からの指令信号に基づい
て前記シフト手段の動作タイミングを制御したことを特
徴としている。
【0006】
【作用】上述の手段によれば、排紙口から所定速度で繰
出された用紙の先端部が回転体に接触したときの速度変
化を捕えて用紙の先端検出を行うと共に、速度変化した
後の回転体の回転数をカウントして用紙の所定繰出量を
演算し、予め設定されたカウント数まで用紙を繰出した
後にシフト手段およびホールド手段を作動させ、用紙の
排紙姿勢方向を変位させてハンガ部に略逆U字状に折り
曲げ収納し、更にこの用紙をホールド手段で押圧保持す
る。
出された用紙の先端部が回転体に接触したときの速度変
化を捕えて用紙の先端検出を行うと共に、速度変化した
後の回転体の回転数をカウントして用紙の所定繰出量を
演算し、予め設定されたカウント数まで用紙を繰出した
後にシフト手段およびホールド手段を作動させ、用紙の
排紙姿勢方向を変位させてハンガ部に略逆U字状に折り
曲げ収納し、更にこの用紙をホールド手段で押圧保持す
る。
【0007】尚、特に本発明は用紙の排紙姿勢方向を変
位させてハンガ部に略逆U字状に折り曲げ収納するため
の用紙の繰出量を演算する繰出量演算手段にポイントを
おいている。すなわち、略逆U字状に折曲げ用紙を積載
収納する場合、用紙のサイズはもとより、用紙の積載量
に応じ用紙の先端部の位置がずれ、ハンガ部の下方所定
位置にセンサを配置して行う方法では正確に捕らえるこ
とができない点を解消したものである。
位させてハンガ部に略逆U字状に折り曲げ収納するため
の用紙の繰出量を演算する繰出量演算手段にポイントを
おいている。すなわち、略逆U字状に折曲げ用紙を積載
収納する場合、用紙のサイズはもとより、用紙の積載量
に応じ用紙の先端部の位置がずれ、ハンガ部の下方所定
位置にセンサを配置して行う方法では正確に捕らえるこ
とができない点を解消したものである。
【0008】
【実施例】以下添付図面に基づいて本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。図1は本発明をラスタープロッタ
から成る画像形成装置Aに採用した場合を示す。この画
像形成装置Aとは別体のユニットで構成した用紙収納装
置Bは、画像形成装置Aの排紙口に付設される。
例を詳細に説明する。図1は本発明をラスタープロッタ
から成る画像形成装置Aに採用した場合を示す。この画
像形成装置Aとは別体のユニットで構成した用紙収納装
置Bは、画像形成装置Aの排紙口に付設される。
【0009】図2に示した画像形成装置Aは、一例とし
てサーマルプロッタを示したものであり、ロール状のサ
ーマル紙1がドラム2に巻回して収納されている。この
サーマル紙1はカッタ手段3によって所定長さで裁断さ
れるようになっている。符号4は一対の搬送ローラであ
り、ロール状のサーマル紙1を繰出して印画ポイントに
搬送する。印画ポイントにはプラテン5が準備してあ
り、このプラテン5に圧接して過熱ヘッド6が設けてあ
る。そして、この加熱ヘッド6で印画した用紙は、排紙
ローラ7によって排紙口8から所定速度で排出されるよ
うになっている。なお、符号9は上述の作画部を支持す
る画像形成装置Aのスタンドである。
てサーマルプロッタを示したものであり、ロール状のサ
ーマル紙1がドラム2に巻回して収納されている。この
サーマル紙1はカッタ手段3によって所定長さで裁断さ
れるようになっている。符号4は一対の搬送ローラであ
り、ロール状のサーマル紙1を繰出して印画ポイントに
搬送する。印画ポイントにはプラテン5が準備してあ
り、このプラテン5に圧接して過熱ヘッド6が設けてあ
る。そして、この加熱ヘッド6で印画した用紙は、排紙
ローラ7によって排紙口8から所定速度で排出されるよ
うになっている。なお、符号9は上述の作画部を支持す
る画像形成装置Aのスタンドである。
【0010】上述のような通常のサーマルプロッタは、
ロール状のサーマル紙1を繰出す搬送ローラ4、ロール
状プラテン5、排紙ローラ7が相互に同期した所定速度
で用紙を搬送するように、図示しない駆動モータに連結
されて用紙の繰出制御がなされている。そして、加熱ヘ
ッド6には印加コントローラが電気的に連結されてお
り、コンピュータその他の作画コマンドをラスターデー
タに変換し、プラテン5部位の用紙スピードに同期して
サーマル印画をするようになっている。
ロール状のサーマル紙1を繰出す搬送ローラ4、ロール
状プラテン5、排紙ローラ7が相互に同期した所定速度
で用紙を搬送するように、図示しない駆動モータに連結
されて用紙の繰出制御がなされている。そして、加熱ヘ
ッド6には印加コントローラが電気的に連結されてお
り、コンピュータその他の作画コマンドをラスターデー
タに変換し、プラテン5部位の用紙スピードに同期して
サーマル印画をするようになっている。
【0011】上述の画像形成装置Aは通常よく知られた
サーマルプロッタであるが、本発明ではこれに代えて電
子写真式画像形成装置であっても良い。この場合、電子
写真式画像形成装置は、光プリンタとして知られるレー
ザスキャニングユニット或いはLED発光ユニットで感
光体上に像を形成し、トナーインキを電気的に付着させ
て現像し、この感光体上の像を用紙に転写した後定着す
る通常の光プリンタの構造を採用すれば良い。また、静
電式画像形成装置は用紙自体が静電気に感応する静電気
を用い、用紙表面に静電ヘッドで作画し次いでトナーイ
ンキを付着現像し定着する方式も知られており、かかる
方式の装着においても本発明は採用可能である。
サーマルプロッタであるが、本発明ではこれに代えて電
子写真式画像形成装置であっても良い。この場合、電子
写真式画像形成装置は、光プリンタとして知られるレー
ザスキャニングユニット或いはLED発光ユニットで感
光体上に像を形成し、トナーインキを電気的に付着させ
て現像し、この感光体上の像を用紙に転写した後定着す
る通常の光プリンタの構造を採用すれば良い。また、静
電式画像形成装置は用紙自体が静電気に感応する静電気
を用い、用紙表面に静電ヘッドで作画し次いでトナーイ
ンキを付着現像し定着する方式も知られており、かかる
方式の装着においても本発明は採用可能である。
【0012】上述した画像形成装置Aの排紙口8に隣接
して、用紙収納装置Bが以下のように付設されている。
して、用紙収納装置Bが以下のように付設されている。
【0013】この用紙収納装置Bには前記排紙口8に連
らなる受入口11が設けられ、この受入口11の後方に
は2方向に切り替え可能なフラッパ12が配設されてお
り、このフラッパ12の切り替えによって、その後方に
続く2つの異なる用紙搬送経路13,14を択一的に選
択することができる。一方の用紙搬送経路13は、小サ
イズ用紙を収納する時の経路であり、前記受入口11か
らほぼ水平方向に延びる経路を形成しており、排出ロー
ラ15の下部後方にトレイ16を配置している。このト
レイ16は、図1にも示したように、複数の線条部材を
横方向に配列して構成したものであり、例えばA3版サ
イズ以下にカットされた用紙を積層集積するものであ
る。他方の用紙搬送経路14は、大版サイズ用紙を収納
する時の経路であり、前記フラッパ12からすぐに下方
側に向きを変えた略鉛直方向に延びる経路を形成してお
り、経路の途中には排出ローラ20、ガイド部材21、
シフト部材22、一対のホールド部23,24をこの順
で配置すると共に、その下方にハンガ部25を配置して
いる。
らなる受入口11が設けられ、この受入口11の後方に
は2方向に切り替え可能なフラッパ12が配設されてお
り、このフラッパ12の切り替えによって、その後方に
続く2つの異なる用紙搬送経路13,14を択一的に選
択することができる。一方の用紙搬送経路13は、小サ
イズ用紙を収納する時の経路であり、前記受入口11か
らほぼ水平方向に延びる経路を形成しており、排出ロー
ラ15の下部後方にトレイ16を配置している。このト
レイ16は、図1にも示したように、複数の線条部材を
横方向に配列して構成したものであり、例えばA3版サ
イズ以下にカットされた用紙を積層集積するものであ
る。他方の用紙搬送経路14は、大版サイズ用紙を収納
する時の経路であり、前記フラッパ12からすぐに下方
側に向きを変えた略鉛直方向に延びる経路を形成してお
り、経路の途中には排出ローラ20、ガイド部材21、
シフト部材22、一対のホールド部23,24をこの順
で配置すると共に、その下方にハンガ部25を配置して
いる。
【0014】上記用紙搬送経路13,14内に設けられ
たそれぞれの排出ローラ15,20は、正逆回転可能な
モータMによって回転駆動する。即ち、各排出ローラ1
5,20とモータMとの間にはそれぞれベルト26,2
7が掛け渡されており、モータMの主軸に設けたクラッ
チ機構(図示せず)の作用によって、モータMが正回転
する時には一方の排出ローラ15のみが正方向(図2で
は反時計回り方向)に回転し、またモータMが逆回転す
る時には他方の排出ローラ20のみが逆方向(図2では
時計回り方向)に回転する構造となっている。更に、こ
の実施例では上記各排出ローラ15,20とフラッパ1
2の回動軸28との間にもそれぞれベルト(図示せず)
が掛け渡されており、排出ローラ15,20の回転に連
動してフラッパ12も回動軸28を中心に回動し、上記
用紙搬送経路13,14を自動的に切り替える構成とな
っている。しかも、この実施例ではフラッパ12の切替
時にその回動量を規制する一対のストッパ部材(図示せ
ず)がフラッパ12の上下近傍位置にそれぞれ設置され
ている他、モータMの主軸にはトルクリミッタ(図示せ
ず)が設けられており、フラッパ12がストッパ部材に
当たって回動を拘束されたときには、トルクリミッタの
作用によって回動軸28にすべり回転を与える。なお、
この実施例では、モータMが停止した時には、フラッパ
12はその直前の切替状態を保持する。
たそれぞれの排出ローラ15,20は、正逆回転可能な
モータMによって回転駆動する。即ち、各排出ローラ1
5,20とモータMとの間にはそれぞれベルト26,2
7が掛け渡されており、モータMの主軸に設けたクラッ
チ機構(図示せず)の作用によって、モータMが正回転
する時には一方の排出ローラ15のみが正方向(図2で
は反時計回り方向)に回転し、またモータMが逆回転す
る時には他方の排出ローラ20のみが逆方向(図2では
時計回り方向)に回転する構造となっている。更に、こ
の実施例では上記各排出ローラ15,20とフラッパ1
2の回動軸28との間にもそれぞれベルト(図示せず)
が掛け渡されており、排出ローラ15,20の回転に連
動してフラッパ12も回動軸28を中心に回動し、上記
用紙搬送経路13,14を自動的に切り替える構成とな
っている。しかも、この実施例ではフラッパ12の切替
時にその回動量を規制する一対のストッパ部材(図示せ
ず)がフラッパ12の上下近傍位置にそれぞれ設置され
ている他、モータMの主軸にはトルクリミッタ(図示せ
ず)が設けられており、フラッパ12がストッパ部材に
当たって回動を拘束されたときには、トルクリミッタの
作用によって回動軸28にすべり回転を与える。なお、
この実施例では、モータMが停止した時には、フラッパ
12はその直前の切替状態を保持する。
【0015】このように、この実施例ではフラッパ12
の切り替えを排出ローラ15,20の回転に連動させて
行わせていることから、切替手段として一般的に利用さ
れているソレノイドが不要となる他、切替方向の判別回
路や切替タイミングの判断回路なども不要となる等の利
点がある。
の切り替えを排出ローラ15,20の回転に連動させて
行わせていることから、切替手段として一般的に利用さ
れているソレノイドが不要となる他、切替方向の判別回
路や切替タイミングの判断回路なども不要となる等の利
点がある。
【0016】大版サイズ側の用紙搬送経路14に配設さ
れている回転体としての排出ローラ20は、一対のロー
ラ20a,20bとで構成されており、上記モータMと
は一方のローラ20aがトルクリミッタを介して連結さ
れ、またこれに従動する他方のローラ20bにはロータ
リエンコーダが取り付けられている。なお、この実施例
では排出ローラ20の周速度V1を前記画像形成装置A
の排紙ローラ7の周速度V2よりも若干早く(例えば1
0%程度)設定してある。その結果、排紙ローラ7によ
って用紙搬送経路14内に送り出された用紙が排出ロー
ラ20に接触して、排紙ローラ7と排出ローラ20との
両方に拘束された場合には、トルクリミッタの作用でロ
ーラ20aにすべりが生じ、排出ローラ20a及びそれ
に伴う排出ローラ20bが排紙ローラ7に従動するため
にその分減速し、排紙ローラ7の周速度V2に変化する
ことで、用紙は搬送ローラ7の速度で搬送されることに
なる。
れている回転体としての排出ローラ20は、一対のロー
ラ20a,20bとで構成されており、上記モータMと
は一方のローラ20aがトルクリミッタを介して連結さ
れ、またこれに従動する他方のローラ20bにはロータ
リエンコーダが取り付けられている。なお、この実施例
では排出ローラ20の周速度V1を前記画像形成装置A
の排紙ローラ7の周速度V2よりも若干早く(例えば1
0%程度)設定してある。その結果、排紙ローラ7によ
って用紙搬送経路14内に送り出された用紙が排出ロー
ラ20に接触して、排紙ローラ7と排出ローラ20との
両方に拘束された場合には、トルクリミッタの作用でロ
ーラ20aにすべりが生じ、排出ローラ20a及びそれ
に伴う排出ローラ20bが排紙ローラ7に従動するため
にその分減速し、排紙ローラ7の周速度V2に変化する
ことで、用紙は搬送ローラ7の速度で搬送されることに
なる。
【0017】用紙の先端検出は、上記排出ローラ20の
周速度がV1からV2に減速したときの変化をロータリ
エンコーダで検出することにより行う。また、先端検出
後は、回転体としての排出ローラ20の回転数をロータ
リエンコーダがカウントし、予め設定されているパルス
数までカウントしたときに、ロータリエンコーダから用
紙の略中央部が所定位置に到達したことの検出信号を出
す。なお、ロータリエンコーダでカウントする設定パル
ス数は、用紙サイズによってそれぞれ異なっているが、
画像形成装置Aから用紙のサイズ信号が送られる時に、
用紙収納装置B側にてサイズに応じた設定値を選択し上
記動作を行うこととなる。
周速度がV1からV2に減速したときの変化をロータリ
エンコーダで検出することにより行う。また、先端検出
後は、回転体としての排出ローラ20の回転数をロータ
リエンコーダがカウントし、予め設定されているパルス
数までカウントしたときに、ロータリエンコーダから用
紙の略中央部が所定位置に到達したことの検出信号を出
す。なお、ロータリエンコーダでカウントする設定パル
ス数は、用紙サイズによってそれぞれ異なっているが、
画像形成装置Aから用紙のサイズ信号が送られる時に、
用紙収納装置B側にてサイズに応じた設定値を選択し上
記動作を行うこととなる。
【0018】前記排出ローラ20のすぐ後方にはガイド
部材21とシフト部材22が用紙搬送経路14を挟んで
相対面して配置されている。これらの部材21,22
は、それぞれが適当な傾斜角度を持って配され、連結部
材41によって連結されている。また、シフト部材22
の上端部に設けた回動軸42を用紙収納装置Bの枠フレ
ームに軸支させることで、ガイド部材21はシフト部材
22が回動軸42を中心として揺動するときに、一体と
なって揺動する。ガイド部材21は、前記排出ローラ2
0から送り出された用紙を後述するハンガ部25の一側
に導くためのものであり、図2において右側下がりに傾
斜している。また、シフト部材22は、用紙がガイド部
材21によってハンガ部25の一側に略中央部まで導か
れた時に、図2において左側へ揺動して用紙の排紙姿勢
方向を変更し、ハンガ部25の他側に用紙を導き入れる
ためのものである。
部材21とシフト部材22が用紙搬送経路14を挟んで
相対面して配置されている。これらの部材21,22
は、それぞれが適当な傾斜角度を持って配され、連結部
材41によって連結されている。また、シフト部材22
の上端部に設けた回動軸42を用紙収納装置Bの枠フレ
ームに軸支させることで、ガイド部材21はシフト部材
22が回動軸42を中心として揺動するときに、一体と
なって揺動する。ガイド部材21は、前記排出ローラ2
0から送り出された用紙を後述するハンガ部25の一側
に導くためのものであり、図2において右側下がりに傾
斜している。また、シフト部材22は、用紙がガイド部
材21によってハンガ部25の一側に略中央部まで導か
れた時に、図2において左側へ揺動して用紙の排紙姿勢
方向を変更し、ハンガ部25の他側に用紙を導き入れる
ためのものである。
【0019】ハンガ部25は、前記ガイド部材21及び
シフト部材22の下部近傍に配設されており、湾曲状に
形成された支持上面を有する略逆U字状の断面形状をし
ている。このハンガ部25は、上述の断面形状で左右方
向に長く延びており、その一端部又は両端部が用紙収納
装置Bの枠体フレームに取り付けられている。この実施
例に係るハンガ部25は略逆U字状の断面形状であって
下方まで延びていないために、用紙を吊り下げた時に、
用紙の吊り下げ端部がハンガ部25と干渉することがな
い。それ故、端部のカールしている用紙を多数集積して
も、用紙の端部が膨れ上がってしまうといったことがな
く、用紙のスムーズな集積が可能となる。なお、ハンガ
部25の断面形状は上述した略逆U字状に限定されるも
のではなく、例えば山折形状や半楕円形状など適宜選択
することができる。
シフト部材22の下部近傍に配設されており、湾曲状に
形成された支持上面を有する略逆U字状の断面形状をし
ている。このハンガ部25は、上述の断面形状で左右方
向に長く延びており、その一端部又は両端部が用紙収納
装置Bの枠体フレームに取り付けられている。この実施
例に係るハンガ部25は略逆U字状の断面形状であって
下方まで延びていないために、用紙を吊り下げた時に、
用紙の吊り下げ端部がハンガ部25と干渉することがな
い。それ故、端部のカールしている用紙を多数集積して
も、用紙の端部が膨れ上がってしまうといったことがな
く、用紙のスムーズな集積が可能となる。なお、ハンガ
部25の断面形状は上述した略逆U字状に限定されるも
のではなく、例えば山折形状や半楕円形状など適宜選択
することができる。
【0020】上記ハンガ部25と前述のガイド部材21
及びシフト部材22との間には、ハンガ部25の上に吊
り下げ載置された用紙がすべり落ちないように保持する
ための一対のホールド部23,24が設けられている。
これらのホールド部23,24は、それぞれが回動軸4
5,46を中心にして揺動するアーム部材により構成さ
れており、いずれもがハンガ部25上に進入してくる用
紙の邪魔にならない退避位置と、ハンガ部25の支持面
を押圧するホールド位置との間で揺動する。また、一方
のホールド部23の先端にはゴム片47が固定されてお
り、このゴム片47をハンガ部25の湾曲部よりやや下
側位置に当接することで用紙を保持する。他方のホール
ド部24は、アームの先端がゴムローラ48によって形
成されており、ハンガ部25の他側の湾曲部に当接して
用紙を保持する。
及びシフト部材22との間には、ハンガ部25の上に吊
り下げ載置された用紙がすべり落ちないように保持する
ための一対のホールド部23,24が設けられている。
これらのホールド部23,24は、それぞれが回動軸4
5,46を中心にして揺動するアーム部材により構成さ
れており、いずれもがハンガ部25上に進入してくる用
紙の邪魔にならない退避位置と、ハンガ部25の支持面
を押圧するホールド位置との間で揺動する。また、一方
のホールド部23の先端にはゴム片47が固定されてお
り、このゴム片47をハンガ部25の湾曲部よりやや下
側位置に当接することで用紙を保持する。他方のホール
ド部24は、アームの先端がゴムローラ48によって形
成されており、ハンガ部25の他側の湾曲部に当接して
用紙を保持する。
【0021】これら一対のホールド部23,24は、退
避位置とホールド位置とを交互に占め、いずれか一方が
必ず用紙を保持しているため、用紙の集積量がいくら多
くなってもハンガ部25から用紙がすべり落ちることを
回避できる。なお、これらホールド部23,24の動作
タイミングは、前記ガイド部材21及びシフト部材22
との間で制御されている。この制御は、例えば図3に示
したように、先ずガイド部材21、シフト部材22及び
一方のホールド部23が、排出ローラ20の回転停止と
略同時に揺動し始め、シフト部材22が所定のシフト位
置に達して停止したのちにホールド部23がハンガ部2
5に当接して停止し、次いでその直後にホールド部24
がホールド位置から退避位置へと動作を開始すると共
に、排紙ローラ20も同時に回転を再開して用紙を送り
込むものである。
避位置とホールド位置とを交互に占め、いずれか一方が
必ず用紙を保持しているため、用紙の集積量がいくら多
くなってもハンガ部25から用紙がすべり落ちることを
回避できる。なお、これらホールド部23,24の動作
タイミングは、前記ガイド部材21及びシフト部材22
との間で制御されている。この制御は、例えば図3に示
したように、先ずガイド部材21、シフト部材22及び
一方のホールド部23が、排出ローラ20の回転停止と
略同時に揺動し始め、シフト部材22が所定のシフト位
置に達して停止したのちにホールド部23がハンガ部2
5に当接して停止し、次いでその直後にホールド部24
がホールド位置から退避位置へと動作を開始すると共
に、排紙ローラ20も同時に回転を再開して用紙を送り
込むものである。
【0022】次に、上記構成よりなる用紙収納装置Bの
作用を図4及び図5に基づいて説明する。先ず、画像形
成装置Aから排出される用紙のサイズ信号と排紙指示信
号とが用紙収納装置Bに送出される。用紙収納装置Bで
はこれを受けてモータMが正逆いずれかの方向に回転す
る。例えば、大版サイズ用紙の信号が入ったとすれば、
モータMは逆方向に回転し、それに連動して排出ローラ
20が時計回り方向に回転する。そして、更にフラッパ
12が連動して一方の用紙搬送経路14側に切り替わ
る。なお、この時にはガイド部材21、シフト部材22
及びホールド部23,24は、図4(A)に示した状態
にセットされている。
作用を図4及び図5に基づいて説明する。先ず、画像形
成装置Aから排出される用紙のサイズ信号と排紙指示信
号とが用紙収納装置Bに送出される。用紙収納装置Bで
はこれを受けてモータMが正逆いずれかの方向に回転す
る。例えば、大版サイズ用紙の信号が入ったとすれば、
モータMは逆方向に回転し、それに連動して排出ローラ
20が時計回り方向に回転する。そして、更にフラッパ
12が連動して一方の用紙搬送経路14側に切り替わ
る。なお、この時にはガイド部材21、シフト部材22
及びホールド部23,24は、図4(A)に示した状態
にセットされている。
【0023】画像形成装置Aの排紙口8から用紙収納装
置Bの受入口11に搬出された用紙は、フラッパ12で
選択された大版サイズ側の用紙搬送経路14内に搬送さ
れる。このときの用紙の搬送スピードは、画像形成装置
Aの排紙ローラ7の周速度V2に依っているが、用紙搬
送経路14が略鉛直方向に延びているために、用紙の先
端部は自重に助けられて用紙搬送経路14内をスムーズ
に下方へ導かれていく。一方、用紙の先端が排出ローラ
20にニップされると、排紙ローラ7と排出ローラ20
の速度差から用紙は排出ローラ20に引張られるが、ト
ルクリミッタにすべりが生ずるため、排出ローラ20が
減速して排紙ローラ7の周速度V2に同期する。このと
きの減速変化をロータリエンコーダの発生パルスの周期
が変化するのをとらえて用紙の先端が排出ローラ20に
到達したのを検出する。また、それ以降はロータリエン
コーダで所定のパルス数をカウントすることによって用
紙が所定の中央部に到達したのを演算する。
置Bの受入口11に搬出された用紙は、フラッパ12で
選択された大版サイズ側の用紙搬送経路14内に搬送さ
れる。このときの用紙の搬送スピードは、画像形成装置
Aの排紙ローラ7の周速度V2に依っているが、用紙搬
送経路14が略鉛直方向に延びているために、用紙の先
端部は自重に助けられて用紙搬送経路14内をスムーズ
に下方へ導かれていく。一方、用紙の先端が排出ローラ
20にニップされると、排紙ローラ7と排出ローラ20
の速度差から用紙は排出ローラ20に引張られるが、ト
ルクリミッタにすべりが生ずるため、排出ローラ20が
減速して排紙ローラ7の周速度V2に同期する。このと
きの減速変化をロータリエンコーダの発生パルスの周期
が変化するのをとらえて用紙の先端が排出ローラ20に
到達したのを検出する。また、それ以降はロータリエン
コーダで所定のパルス数をカウントすることによって用
紙が所定の中央部に到達したのを演算する。
【0024】排出ローラ20を通過した用紙の先端部
は、ガイド部材21に沿ってハンガ部25の搬送方向前
側に導かれる。そして、この用紙が図4(A)に示した
矢印a側に所定長さ進入し、用紙の略中央部が排出ロー
ラ20の位置に到達した時点で、前記ロータリエンコー
ダからシフト部材22の動作タイミングの指令信号が出
力され、モータMが停止して排出ローラ20の回転を止
めると共に、シフト部材22が作動を開始する。
は、ガイド部材21に沿ってハンガ部25の搬送方向前
側に導かれる。そして、この用紙が図4(A)に示した
矢印a側に所定長さ進入し、用紙の略中央部が排出ロー
ラ20の位置に到達した時点で、前記ロータリエンコー
ダからシフト部材22の動作タイミングの指令信号が出
力され、モータMが停止して排出ローラ20の回転を止
めると共に、シフト部材22が作動を開始する。
【0025】なお、上記排出ローラ20の停止により、
それより先端側では用紙が搬送されないため、排紙ロー
ラ7の回転によって繰出される用紙の後端側は用紙搬送
経路14内で湾曲状に弛んでしまうが、この時、用紙搬
送経路14の途中に設けられているガイドローラ49が
図4に仮想線で示したように、後方へ逃げることによっ
て用紙搬送経路14内で用紙がループを形成するのを許
容する。
それより先端側では用紙が搬送されないため、排紙ロー
ラ7の回転によって繰出される用紙の後端側は用紙搬送
経路14内で湾曲状に弛んでしまうが、この時、用紙搬
送経路14の途中に設けられているガイドローラ49が
図4に仮想線で示したように、後方へ逃げることによっ
て用紙搬送経路14内で用紙がループを形成するのを許
容する。
【0026】上記排出ローラ20が回転を停止した状態
において、前記ロータリエンコーダからの指令信号に基
づいてガイド部材21とシフト部材22が、図4(A)
に示したガイド位置から矢印c方向に揺動し、シフト部
材22が図4(B)に示したシフト位置まで移動する。
そのため、用紙はシフト部材22の下端部によって略く
の字状に押し付けられるが、ハンガ部25の一側に導か
れた用紙はまだホールド部23によって保持されずにフ
リー状態にあるため、用紙の先端側が僅かに引き戻され
る。そして、その状態でホールド部23のゴム片47が
ハンガ部25を押圧して用紙を保持する。ホールド部2
3がハンガ部25の一側を押圧するのとほぼ同時に、も
う一方のホールド部24はハンガ部25の他側での保持
を解除し、ハンガ部25から離れ始める。また、これと
同時にモータMが回転されると、用紙は排出ローラ20
によって再び繰り出される。繰り出された用紙は、シフ
ト部材22のガイドによって排出方向が変更されると共
に、退避位置に戻る途中のホールド部24もループ形成
を助け、更にはホールド部23で用紙の先端側が保持さ
れているために、図4(C)に示したように、繰り出さ
れた用紙はハンガ部25の他側で途々にループを描きな
がらハンガ部25を乗り越え、他側に沿って導かれると
共に、用紙の後端が排出ローラ20から外れると、その
自重で用紙は矢印bで示したハンガ部25の他側に落下
し、ハンガ部25に略逆U字状に吊り下げ保持されるこ
ととなる。なお、上述した一連の動作、即ち排出ロ−ラ
20の停止からガイド部材21、シフト部材22、ホー
ルド部23移動、並びに排出ロ−ラ20の再起動とホー
ルド部24の動作は、比較的短時間で実行される。
において、前記ロータリエンコーダからの指令信号に基
づいてガイド部材21とシフト部材22が、図4(A)
に示したガイド位置から矢印c方向に揺動し、シフト部
材22が図4(B)に示したシフト位置まで移動する。
そのため、用紙はシフト部材22の下端部によって略く
の字状に押し付けられるが、ハンガ部25の一側に導か
れた用紙はまだホールド部23によって保持されずにフ
リー状態にあるため、用紙の先端側が僅かに引き戻され
る。そして、その状態でホールド部23のゴム片47が
ハンガ部25を押圧して用紙を保持する。ホールド部2
3がハンガ部25の一側を押圧するのとほぼ同時に、も
う一方のホールド部24はハンガ部25の他側での保持
を解除し、ハンガ部25から離れ始める。また、これと
同時にモータMが回転されると、用紙は排出ローラ20
によって再び繰り出される。繰り出された用紙は、シフ
ト部材22のガイドによって排出方向が変更されると共
に、退避位置に戻る途中のホールド部24もループ形成
を助け、更にはホールド部23で用紙の先端側が保持さ
れているために、図4(C)に示したように、繰り出さ
れた用紙はハンガ部25の他側で途々にループを描きな
がらハンガ部25を乗り越え、他側に沿って導かれると
共に、用紙の後端が排出ローラ20から外れると、その
自重で用紙は矢印bで示したハンガ部25の他側に落下
し、ハンガ部25に略逆U字状に吊り下げ保持されるこ
ととなる。なお、上述した一連の動作、即ち排出ロ−ラ
20の停止からガイド部材21、シフト部材22、ホー
ルド部23移動、並びに排出ロ−ラ20の再起動とホー
ルド部24の動作は、比較的短時間で実行される。
【0027】この実施例において、用紙の先端部側をホ
ールド部23で保持する前にシフト部材22を所定のシ
フト位置まで移動させているが、これは排出ローラ20
とホールド部23との両方で先に挟持してしまうと、用
紙をシフトさせる際に必要な紙の余裕長が得られず、シ
フト部材22を移動させたときに用紙が破損してしまう
虞れがあるからである。なお、上記実施例では排出ロー
ラ20からの用紙の繰り出しを止めた状態でシフト部材
22を移動させているが、排出ローラ20を回転し続け
用紙の繰り出し状態でシフト部材22を動作させること
も可能である。
ールド部23で保持する前にシフト部材22を所定のシ
フト位置まで移動させているが、これは排出ローラ20
とホールド部23との両方で先に挟持してしまうと、用
紙をシフトさせる際に必要な紙の余裕長が得られず、シ
フト部材22を移動させたときに用紙が破損してしまう
虞れがあるからである。なお、上記実施例では排出ロー
ラ20からの用紙の繰り出しを止めた状態でシフト部材
22を移動させているが、排出ローラ20を回転し続け
用紙の繰り出し状態でシフト部材22を動作させること
も可能である。
【0028】用紙の後端部が排出ローラ20から外れる
と、それと同時に又は僅かに遅れてガイド部材21、シ
フト部材22及びホールド部23,24が反対側に揺動
してもとの準備状態の位置に戻る。そのため、用紙の保
持は再びホールド部24で行うことになる。用紙の排出
が全て終了したのち、排出側からハンガ部25に逆U字
状に吊り下げられた用紙を斜め下方に引き抜くことで容
易に回収することができる。
と、それと同時に又は僅かに遅れてガイド部材21、シ
フト部材22及びホールド部23,24が反対側に揺動
してもとの準備状態の位置に戻る。そのため、用紙の保
持は再びホールド部24で行うことになる。用紙の排出
が全て終了したのち、排出側からハンガ部25に逆U字
状に吊り下げられた用紙を斜め下方に引き抜くことで容
易に回収することができる。
【0029】一方、画像形成装置Aから小版サイズの用
紙が排出される場合には、図5に示したように、モータ
Mが正方向に回転し、それに連動して排出ローラ15が
時計回り方向に回転すると共に、フラッパ12が連動し
て用紙搬送経路13側に切り替わる。そして、画像形成
装置Aの排紙口8から用紙収納装置Bの受入口11に搬
出された用紙は、フラッパ12で選択された小版サイズ
側の用紙搬送経路13内に搬送され、排出ローラ15に
よってトレイ16上に排出される。
紙が排出される場合には、図5に示したように、モータ
Mが正方向に回転し、それに連動して排出ローラ15が
時計回り方向に回転すると共に、フラッパ12が連動し
て用紙搬送経路13側に切り替わる。そして、画像形成
装置Aの排紙口8から用紙収納装置Bの受入口11に搬
出された用紙は、フラッパ12で選択された小版サイズ
側の用紙搬送経路13内に搬送され、排出ローラ15に
よってトレイ16上に排出される。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置における用紙収納装置によれば、用紙収納装置
側で用紙を搬送する回転体の搬送スピードが画像形成装
置側の排紙ローラに従動したときのスピ−ド変化をとら
えることによって用紙の先端通過を検出し、かつ検出後
の回転体の回転数を積算することで用紙の繰出量を知り
得るようにしたので、簡易な手段でありながら用紙の繰
出量を正確に知ることができ、シフト手段などの動作タ
イミングを正確に制御できる、といった効果がある。
形成装置における用紙収納装置によれば、用紙収納装置
側で用紙を搬送する回転体の搬送スピードが画像形成装
置側の排紙ローラに従動したときのスピ−ド変化をとら
えることによって用紙の先端通過を検出し、かつ検出後
の回転体の回転数を積算することで用紙の繰出量を知り
得るようにしたので、簡易な手段でありながら用紙の繰
出量を正確に知ることができ、シフト手段などの動作タ
イミングを正確に制御できる、といった効果がある。
【図1】本発明に係る用紙収納装置をプロッタに連結し
た斜視説明図である。
た斜視説明図である。
【図2】本発明に係る用紙収納装置の断面説明図であ
る。
る。
【図3】ガイド手段、シフト手段及びホールド手段の動
作タイミングを示すタイムチャート図である。
作タイミングを示すタイムチャート図である。
【図4】大版サイズの用紙を収納するときの作動状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】小版サイズの用紙を収納するときの作動状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
A 画像形成装置 B 用紙収納装置 8 排紙口 20 排出ローラ(回転体) 21 ガイド手段 22 シフト手段 25 ハンガ部
Claims (1)
- 【請求項1】 複写機、プリンタ、プロッタなどの画像
形成装置の排紙口に隣設され、該排紙口から所定速度で
排出される用紙を順次積載収納する用紙収納装置におい
て、 用紙を排紙方向に略逆U字状に折曲げ支持するハンガ手
段と、このハンガ手段の前後いずれか一側に用紙を導く
ガイド手段と、ハンガ手段の一側に所定の長さまで進入
した用紙の排紙姿勢方向をハンガ手段の他側に変位せし
めるシフト手段と、前記排紙口からハンガ手段に至る用
紙排紙経路内に設けられ排紙口から所定速度で排出され
る用紙が接触することにより前記排紙口での用紙スピー
ドに従動する回転体と、この回転体の従動による速度変
化を検出すると共に検出した後の回転体の回転量で用紙
の繰出量を演算する繰出量演算手段とを備え、 この繰出量演算手段からの指令信号に基づいて前記シフ
ト手段の動作タイミングを制御したことを特徴とする画
像形成装置における用紙収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31946392A JP3313161B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 画像形成装置における用紙収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31946392A JP3313161B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 画像形成装置における用紙収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144670A JPH06144670A (ja) | 1994-05-24 |
JP3313161B2 true JP3313161B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=18110487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31946392A Expired - Fee Related JP3313161B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 画像形成装置における用紙収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3313161B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3978953B2 (ja) * | 1999-10-15 | 2007-09-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 両面印刷装置 |
US7862024B2 (en) * | 2007-12-27 | 2011-01-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sheet finisher, image forming apparatus, and sheet finishing method |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP31946392A patent/JP3313161B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06144670A (ja) | 1994-05-24 |
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