JP2001249399A - 画像投射方法及び画像投射装置 - Google Patents
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- Projection Apparatus (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザ光の投射領域に障害物が進入したとき
に直ちにレーザ光を遮断する。 【解決手段】 スクリーン３上にレーザ光を投射し表示
画像を表示するに際し、上記レーザ光とともに検出波を
投射し、当該検出波の上記スクリーン３からの反射波を
検出することにより上記レーザ光の投射領域への障害物
の進入を検知する。そして、障害物の進入を検知したと
きに上記レーザ光の投射を遮断する。
に直ちにレーザ光を遮断する。 【解決手段】 スクリーン３上にレーザ光を投射し表示
画像を表示するに際し、上記レーザ光とともに検出波を
投射し、当該検出波の上記スクリーン３からの反射波を
検出することにより上記レーザ光の投射領域への障害物
の進入を検知する。そして、障害物の進入を検知したと
きに上記レーザ光の投射を遮断する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光を用いた
画像投射方法及び画像投射装置に関するものである。
画像投射方法及び画像投射装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】大画面表示が可能な画像表示装置とし
て、投射型のいわゆるプロジェクタ装置が知られてい
る。
て、投射型のいわゆるプロジェクタ装置が知られてい
る。
【０００３】このプロジェクタ装置においては、光源か
らの光をスクリーン上に投射し、観察者は上記スクリー
ン上に映し出された画像を見ることになる。
らの光をスクリーン上に投射し、観察者は上記スクリー
ン上に映し出された画像を見ることになる。
【０００４】これまで、プロジェクタ装置の光源として
は、高輝度の投射管が用いられており、これを例えば画
像が表示された液晶パネルを介して投射することにより
画像を投影している。
は、高輝度の投射管が用いられており、これを例えば画
像が表示された液晶パネルを介して投射することにより
画像を投影している。
【０００５】しかしながら、明るさや色再現性等の点で
不満が多く、映像信号による変調のし易さ、色再現性の
良さ、明るさの確保等を目的に、光源に赤、青、緑の各
色レーザ光を用いたプロジェクタシステムが提案されて
いる。
不満が多く、映像信号による変調のし易さ、色再現性の
良さ、明るさの確保等を目的に、光源に赤、青、緑の各
色レーザ光を用いたプロジェクタシステムが提案されて
いる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記レーザ
光を用いたプロジェクタシステムにおいては、その安全
性の確保が課題となる。
光を用いたプロジェクタシステムにおいては、その安全
性の確保が課題となる。
【０００７】例えば、民生用の装置の場合、視聴者が不
用意にレーザ光の投射領域に進入する虞れがあり、この
とき視聴者の目に上記レーザ光が入る可能性がある。レ
ーザ光に関しては、直接目に入ったときの危険性が指摘
されており、このような可能性があると、出射されるレ
ーザ光のエネルギーの強弱にかかわらず危険と見なさ
れ、実用化の障害となる。
用意にレーザ光の投射領域に進入する虞れがあり、この
とき視聴者の目に上記レーザ光が入る可能性がある。レ
ーザ光に関しては、直接目に入ったときの危険性が指摘
されており、このような可能性があると、出射されるレ
ーザ光のエネルギーの強弱にかかわらず危険と見なさ
れ、実用化の障害となる。
【０００８】本発明は、このような不都合を解消するこ
とを目的に提案されたものであり、レーザ光の投射領域
に障害物が進入したときに直ちに当該レーザ光を遮断し
得る安全性の高い画像投射方法、画像投射装置を提供す
ることを目的とする。
とを目的に提案されたものであり、レーザ光の投射領域
に障害物が進入したときに直ちに当該レーザ光を遮断し
得る安全性の高い画像投射方法、画像投射装置を提供す
ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の画像投射方法は、スクリーン上にレーザ
光を投射し表示画像を表示するに際し、当該レーザ光と
ともに検出波を投射し、上記検出波の上記スクリーンか
らの反射波を検出することにより、当該レーザ光の投射
領域への障害物の進入を検知することを特徴とするもの
である。
めに、本発明の画像投射方法は、スクリーン上にレーザ
光を投射し表示画像を表示するに際し、当該レーザ光と
ともに検出波を投射し、上記検出波の上記スクリーンか
らの反射波を検出することにより、当該レーザ光の投射
領域への障害物の進入を検知することを特徴とするもの
である。
【００１０】また、本発明の画像投射装置は、レーザ光
を投射するレーザ光源と、検出波を投射する検出波源
と、これらレーザ光及び検出波が投射されるスクリーン
とを備え、且つ、投射された上記検出波の上記スクリー
ンからの反射波を検出する反射波検出手段と、この反射
波検出手段から出力される検出信号により上記レーザ光
の投射を遮断するレーザ光遮断機構とを有することを特
徴とするものである。
を投射するレーザ光源と、検出波を投射する検出波源
と、これらレーザ光及び検出波が投射されるスクリーン
とを備え、且つ、投射された上記検出波の上記スクリー
ンからの反射波を検出する反射波検出手段と、この反射
波検出手段から出力される検出信号により上記レーザ光
の投射を遮断するレーザ光遮断機構とを有することを特
徴とするものである。
【００１１】また、本発明の画像投射方法及び画像投射
装置においては、検出波を障害物の検出に利用してい
る。
装置においては、検出波を障害物の検出に利用してい
る。
【００１２】すなわち、表示画像を投射するためのレー
ザ光と同時に検出波をスクリーンに投射し、その反射波
をモニタする。ここで、レーザ光の投射範囲に障害物が
進入すると、検出波も上記障害物によって遮られ、検出
される反射波の強度に変化が生ずる。この検出結果に基
づいて直ちにレーザ光を遮断すれば、視聴者が当該レー
ザ光に長時間触れるという事態が回避される。
ザ光と同時に検出波をスクリーンに投射し、その反射波
をモニタする。ここで、レーザ光の投射範囲に障害物が
進入すると、検出波も上記障害物によって遮られ、検出
される反射波の強度に変化が生ずる。この検出結果に基
づいて直ちにレーザ光を遮断すれば、視聴者が当該レー
ザ光に長時間触れるという事態が回避される。
【００１３】このとき、モニタ用の検出波は、視聴者に
視認されることはなく、したがって投射された投射画像
に影響を及ぼすこともない。
視認されることはなく、したがって投射された投射画像
に影響を及ぼすこともない。
【００１４】また、本発明の画像投射方法は、スクリー
ン上にレーザ光を投射し表示画像を表示するに際し、上
記レーザ光により上記スクリーンへ投射された投射画像
を撮像し、上記表示画像と上記投射画像の差より上記レ
ーザ光の投射領域への障害物の進入を検知することを特
徴とするものである。
ン上にレーザ光を投射し表示画像を表示するに際し、上
記レーザ光により上記スクリーンへ投射された投射画像
を撮像し、上記表示画像と上記投射画像の差より上記レ
ーザ光の投射領域への障害物の進入を検知することを特
徴とするものである。
【００１５】また、本発明の画像投射装置は、レーザ光
により表示画像を投射するレーザ光源と、上記レーザ光
が投射されるスクリーンと、投射された当該レーザ光に
よる上記スクリーン上の投射画像を撮像する画像撮像手
段と、上記表示画像と当該投射画像との差を検出するこ
とにより上記レーザ光の投射領域への障害物の進入を検
知する画像処理手段と、この画像処理手段から出力され
る検出信号に基づいて上記レーザ光の投射を遮断するレ
ーザ光遮断機構とを有することを特徴とするものであ
る。
により表示画像を投射するレーザ光源と、上記レーザ光
が投射されるスクリーンと、投射された当該レーザ光に
よる上記スクリーン上の投射画像を撮像する画像撮像手
段と、上記表示画像と当該投射画像との差を検出するこ
とにより上記レーザ光の投射領域への障害物の進入を検
知する画像処理手段と、この画像処理手段から出力され
る検出信号に基づいて上記レーザ光の投射を遮断するレ
ーザ光遮断機構とを有することを特徴とするものであ
る。
【００１６】すなわち、投射される表示画像をモニタ
し、レーザ光の投射範囲に障害物が進入しようとする
と、上記表示画像が上記障害物によって遮られ、検出さ
れる投射画像と上記表示画像との差が生じる。この検出
結果に基づいて直ちに上記レーザ光を遮断すれば、視聴
者が上記レーザ光に長時間触れるという事態が回避され
る。
し、レーザ光の投射範囲に障害物が進入しようとする
と、上記表示画像が上記障害物によって遮られ、検出さ
れる投射画像と上記表示画像との差が生じる。この検出
結果に基づいて直ちに上記レーザ光を遮断すれば、視聴
者が上記レーザ光に長時間触れるという事態が回避され
る。
【００１７】さらに、本発明の画像投射方法は、スクリ
ーン上にレーザ光を投射して表示画像を表示するに際
し、当該表示画像の外側にある検出領域にも上記レーザ
光を投射し、上記検出領域に投射された上記レーザ光を
検出することにより、投射領域への障害物の進入を検知
することを特徴とするものである。
ーン上にレーザ光を投射して表示画像を表示するに際
し、当該表示画像の外側にある検出領域にも上記レーザ
光を投射し、上記検出領域に投射された上記レーザ光を
検出することにより、投射領域への障害物の進入を検知
することを特徴とするものである。
【００１８】さらに、本発明の画像処理装置は、レーザ
光により表示画像を投射するレーザ光源と、上記表示画
像よりも外側の検出領域にもレーザ光を投射するレーザ
光源と、これらのレーザ光が投射されるスクリーンと、
上記検出領域に投射された当該レーザ光の上記スクリー
ンからの反射光を検出して、当該レーザ光の投射領域へ
の障害物の進入を検知する反射光検出手段と、この反射
光検出手段から出力される検出信号に基づいて上記レー
ザ光の投射を遮断するレーザ光遮断機構とを有すること
を特徴とするものである。
光により表示画像を投射するレーザ光源と、上記表示画
像よりも外側の検出領域にもレーザ光を投射するレーザ
光源と、これらのレーザ光が投射されるスクリーンと、
上記検出領域に投射された当該レーザ光の上記スクリー
ンからの反射光を検出して、当該レーザ光の投射領域へ
の障害物の進入を検知する反射光検出手段と、この反射
光検出手段から出力される検出信号に基づいて上記レー
ザ光の投射を遮断するレーザ光遮断機構とを有すること
を特徴とするものである。
【００１９】また、本発明の画像投射方法、画像投射装
置においては、レーザ光を障害物の検出に利用してい
る。
置においては、レーザ光を障害物の検出に利用してい
る。
【００２０】すなわち、表示画像を投射するためのレー
ザ光と同時に障害物を検出するためのレーザ光をスクリ
ーンに投射し、当該スクリーンからの反射光をモニタす
る。ここで、上記レーザ光の投射範囲に障害物が進入す
ると、上記レーザ光も当該障害物によって遮られ、検出
される反射光の強度に変化が生ずる。この検出結果に基
づいて直ちに上記レーザ光を遮断すれば、視聴者が当該
レーザ光に長時間触れるという事態が回避される。
ザ光と同時に障害物を検出するためのレーザ光をスクリ
ーンに投射し、当該スクリーンからの反射光をモニタす
る。ここで、上記レーザ光の投射範囲に障害物が進入す
ると、上記レーザ光も当該障害物によって遮られ、検出
される反射光の強度に変化が生ずる。この検出結果に基
づいて直ちに上記レーザ光を遮断すれば、視聴者が当該
レーザ光に長時間触れるという事態が回避される。
【００２１】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した画像投射
方法及び画像投射装置について、図面を参照しながら詳
細に説明する。
方法及び画像投射装置について、図面を参照しながら詳
細に説明する。
【００２２】図１は、レーザ光源を用いた画像投射装置
（レーザプロジェクタ装置）の一例を示すものであり、
この投射装置は、レーザ光源１と、光モジュレータ２
と、レーザ光が投射されるスクリーン３とを基本的な構
成要素として備えている。
（レーザプロジェクタ装置）の一例を示すものであり、
この投射装置は、レーザ光源１と、光モジュレータ２
と、レーザ光が投射されるスクリーン３とを基本的な構
成要素として備えている。
【００２３】ここで、上記レーザ光源１は、赤色レーザ
Ｒ、緑色レーザＧ、青色レーザＢの各色レーザを１組と
して用いられ、各色レーザＲ，Ｇ，Ｂはレーザ光源用電
源４によって駆動される。
Ｒ、緑色レーザＧ、青色レーザＢの各色レーザを１組と
して用いられ、各色レーザＲ，Ｇ，Ｂはレーザ光源用電
源４によって駆動される。
【００２４】また、上記光モジュレータ２は、各色レー
ザ光を画像信号に応じて変調する変調器及び光学系を備
えており、上記各色レーザ光は上記画像信号に応じて変
調され、例えばガルバノミラーによってスイープされ
る。また、光モジュレータ２は、各色レーザ光をスクリ
ーン３に投射するための対物レンズ２ａを備えており、
スイープされた上記各色レーザ光は、上記対物レンズ２
ａを介して上記スクリーン３に照射される。
ザ光を画像信号に応じて変調する変調器及び光学系を備
えており、上記各色レーザ光は上記画像信号に応じて変
調され、例えばガルバノミラーによってスイープされ
る。また、光モジュレータ２は、各色レーザ光をスクリ
ーン３に投射するための対物レンズ２ａを備えており、
スイープされた上記各色レーザ光は、上記対物レンズ２
ａを介して上記スクリーン３に照射される。
【００２５】図１において、実線で示す枠Ｌがレーザ光
の投射領域であり、この枠Ｌ内に画像が投影される。
の投射領域であり、この枠Ｌ内に画像が投影される。
【００２６】上記構成のレーザプロジェクタ装置におい
ては、光源にレーザを用いているため、明るさや色再現
性の点で通常のプロジェクタを上回る特性を有し、また
映像信号の変調も容易である。
ては、光源にレーザを用いているため、明るさや色再現
性の点で通常のプロジェクタを上回る特性を有し、また
映像信号の変調も容易である。
【００２７】以上がレーザプロジェクタ装置の基本構成
であるが、本発明の画像投射装置においては、レーザ光
が不用意に進入した視聴者に触れないように、安全機構
が設けられている。
であるが、本発明の画像投射装置においては、レーザ光
が不用意に進入した視聴者に触れないように、安全機構
が設けられている。
【００２８】この安全機構は、検出波を利用したもの
で、主に検出波源５と反射波センサ６とから構成され
る。
で、主に検出波源５と反射波センサ６とから構成され
る。
【００２９】上記検出波源５は、上記赤色レーザＲ、緑
色レーザＧ、青色レーザＢとともに並列に配され、ここ
から出射される検出波は、各色レーザ光と同様、光モジ
ュレータ２の対物レンズ２ａを通してスクリーン３に照
射される。スクリーン３上に破線で示す枠ＩＲが検出波
の投射領域である。
色レーザＧ、青色レーザＢとともに並列に配され、ここ
から出射される検出波は、各色レーザ光と同様、光モジ
ュレータ２の対物レンズ２ａを通してスクリーン３に照
射される。スクリーン３上に破線で示す枠ＩＲが検出波
の投射領域である。
【００３０】ここでは、検出波の投射枠ＩＲの方がレー
ザ光の投射枠Ｌよりも大きく設定されているが、これは
上記レーザ光の照射領域に視聴者が進入する前にこれを
検知するためである。
ザ光の投射枠Ｌよりも大きく設定されているが、これは
上記レーザ光の照射領域に視聴者が進入する前にこれを
検知するためである。
【００３１】上記検出波源５としては、赤外光ではＬＥ
Ｄ等の安全な光源を用いることができ、これが例えば視
聴者に触れても安全性の点で何ら問題はない。
Ｄ等の安全な光源を用いることができ、これが例えば視
聴者に触れても安全性の点で何ら問題はない。
【００３２】また、検出波源５としては、超音波発生装
置を用いることができ、赤外光と同様に安全性の点で何
ら問題はない。この場合において、検出波である超音波
は対物レンズ２ａを透過せずにスクリーン３に投射され
る。
置を用いることができ、赤外光と同様に安全性の点で何
ら問題はない。この場合において、検出波である超音波
は対物レンズ２ａを透過せずにスクリーン３に投射され
る。
【００３３】なお、検出波源５としては、レーザ光を使
用してもよい。この場合において、検出波としてのレー
ザ光が、障害物、例えば視聴者に照射されるが、当該障
害物の進入を検知し直ちに上記レーザ光を遮断するため
に安全性に問題はない。
用してもよい。この場合において、検出波としてのレー
ザ光が、障害物、例えば視聴者に照射されるが、当該障
害物の進入を検知し直ちに上記レーザ光を遮断するため
に安全性に問題はない。
【００３４】ここで、レーザ光が視聴者の目に入った場
合、その照射時間と当該レーザ光の持つエネルギーとの
積に比例して、危険度も大きくなるのであるが、上記レ
ーザ光が視聴者に照射されても、直ちに上記レーザ光を
遮断するために安全性について問題はない。
合、その照射時間と当該レーザ光の持つエネルギーとの
積に比例して、危険度も大きくなるのであるが、上記レ
ーザ光が視聴者に照射されても、直ちに上記レーザ光を
遮断するために安全性について問題はない。
【００３５】なお、上記レーザ光を表示画像の外側の領
域である検出領域にピンポイントに投射してもよい。こ
の場合は、点を投射するので障害物にに照射される光量
が少なくなりさらに安全である。
域である検出領域にピンポイントに投射してもよい。こ
の場合は、点を投射するので障害物にに照射される光量
が少なくなりさらに安全である。
【００３６】一方、上記反射波センサ６には、二次元検
出波センサが用いられ、これが検出波のスクリーン３か
らの反射波を検出し得る位置に設置されて、当該反射波
の強度を常時モニタする。
出波センサが用いられ、これが検出波のスクリーン３か
らの反射波を検出し得る位置に設置されて、当該反射波
の強度を常時モニタする。
【００３７】そして、この反射波センサ６は、上記各色
レーザと上記検出波を駆動する電源４をオン・オフする
スイッチ７に接続されており、反射波の強度に変化があ
ったときには、上記スイッチ７は上記反射波センサ６の
検出信号に基づいて直ちに切断されるようになってい
る。
レーザと上記検出波を駆動する電源４をオン・オフする
スイッチ７に接続されており、反射波の強度に変化があ
ったときには、上記スイッチ７は上記反射波センサ６の
検出信号に基づいて直ちに切断されるようになってい
る。
【００３８】以上のようなレーザプロジェクタ装置で
は、検出波の投射枠ＩＲと対物レンズ２ａで構成される
四角錐内、すなわち検出波の投射領域に光を遮る障害物
（例えば視聴者）が進入すると、検出波が一部遮られる
ことになり、反射波センサ６へ入力される反射波の強度
が減る。
は、検出波の投射枠ＩＲと対物レンズ２ａで構成される
四角錐内、すなわち検出波の投射領域に光を遮る障害物
（例えば視聴者）が進入すると、検出波が一部遮られる
ことになり、反射波センサ６へ入力される反射波の強度
が減る。
【００３９】すると、この反射波の強度の減少を障害物
の進入として感知し、直ちにその情報がスイッチ７にフ
ィードバックされ、当該スイッチ７をオフにする。その
結果、各色レーザＲ，Ｇ，Ｂに接続されるレーザ光源用
電源４が遮断されることになり、レーザ光の投射が停止
される。
の進入として感知し、直ちにその情報がスイッチ７にフ
ィードバックされ、当該スイッチ７をオフにする。その
結果、各色レーザＲ，Ｇ，Ｂに接続されるレーザ光源用
電源４が遮断されることになり、レーザ光の投射が停止
される。
【００４０】したがって、視聴者が不用意にレーザ光投
射領域に進入したとしても、視聴者にレーザ光が長時間
触れることがなくなる。
射領域に進入したとしても、視聴者にレーザ光が長時間
触れることがなくなる。
【００４１】特に、検出波の投射領域（当該検出波の投
射枠ＩＲと対物レンズ２ａで構成される四角錐）をレー
ザ光の投射領域（当該レーザ光の投射枠Ｌと上記対物レ
ンズ２ａで構成される四角錐）よりも大としておくこと
により、障害物（視聴者）は必ず最初に上記検出波の投
射枠ＩＲと上記対物レンズ２ａで構成される四角錐に触
れることになり、上記レーザ光の投射枠Ｌと上記対物レ
ンズ２ａで構成される四角錐内に立ち入る前に上記レー
ザ光が遮断されることになる。
射枠ＩＲと対物レンズ２ａで構成される四角錐）をレー
ザ光の投射領域（当該レーザ光の投射枠Ｌと上記対物レ
ンズ２ａで構成される四角錐）よりも大としておくこと
により、障害物（視聴者）は必ず最初に上記検出波の投
射枠ＩＲと上記対物レンズ２ａで構成される四角錐に触
れることになり、上記レーザ光の投射枠Ｌと上記対物レ
ンズ２ａで構成される四角錐内に立ち入る前に上記レー
ザ光が遮断されることになる。
【００４２】したがって、例えば視聴者がレーザ光の光
束内に顔等を入れる前に当該レーザ光が遮断され、上記
レーザ光が長時間目に入るといった危険を防止すること
ができる。
束内に顔等を入れる前に当該レーザ光が遮断され、上記
レーザ光が長時間目に入るといった危険を防止すること
ができる。
【００４３】ここで、上記レーザ光を遮断するレーザ光
遮断機構として、反射波センサ６により反射波の強度を
検出し、この検出信号（強度変化）に基づいてスイッチ
７によりレーザ光用電源４をオフするという方法を用い
たが、これに限らず種々の方法を採用することができ
る。
遮断機構として、反射波センサ６により反射波の強度を
検出し、この検出信号（強度変化）に基づいてスイッチ
７によりレーザ光用電源４をオフするという方法を用い
たが、これに限らず種々の方法を採用することができ
る。
【００４４】例えば、出射光が遮られることによる画面
上の直線欠損、あるいはブラックアウトを直接検知して
もスイッチング信号を得ることができる。
上の直線欠損、あるいはブラックアウトを直接検知して
もスイッチング信号を得ることができる。
【００４５】また、レーザ光の遮断方法も、例えば対物
レンズ２ａにシャッタを設け、これを動作させることに
よって行うことも可能である。あるいは、光モジュレー
タ２のガルバノミラーによるスイープを停止させること
で行ってもよい。
レンズ２ａにシャッタを設け、これを動作させることに
よって行うことも可能である。あるいは、光モジュレー
タ２のガルバノミラーによるスイープを停止させること
で行ってもよい。
【００４６】レーザプロジェクタ装置においては、レー
ザ光源１から出射されるレーザ光は比較的平行光に近
く、これを光モジュレータ２で水平・垂直スイープして
対物レンズ２ａより投射されるので、この光線を直接目
に入れると、出力によってはかなりの危険を伴う可能性
がある。
ザ光源１から出射されるレーザ光は比較的平行光に近
く、これを光モジュレータ２で水平・垂直スイープして
対物レンズ２ａより投射されるので、この光線を直接目
に入れると、出力によってはかなりの危険を伴う可能性
がある。
【００４７】したがって、レーザプロジェクタ装置の実
用化に当たっては必ず解決しなければならない課題であ
るが、本発明によれば、上記の構成により、このような
危険を確実に回避することが可能である。
用化に当たっては必ず解決しなければならない課題であ
るが、本発明によれば、上記の構成により、このような
危険を確実に回避することが可能である。
【００４８】なお、上述の説明においては、検出波源５
から投射される検出波を用いて障害物の進入を検知する
としたが、本発明では表示画像を表示するために投射す
るレーザ光自体を用いて障害物の進入を検知してもよ
い。
から投射される検出波を用いて障害物の進入を検知する
としたが、本発明では表示画像を表示するために投射す
るレーザ光自体を用いて障害物の進入を検知してもよ
い。
【００４９】以下ではこの場合の具体的な一例として、
図２に示すような画像投射装置について説明する。な
お、図２においては、図１に示した画像投射装置と同一
又は同等の部位については同じ符号を付し以下では説明
を省略する。
図２に示すような画像投射装置について説明する。な
お、図２においては、図１に示した画像投射装置と同一
又は同等の部位については同じ符号を付し以下では説明
を省略する。
【００５０】図２に示す画像投射装置においては、レー
ザ光が不用意に進入した視聴者に長時間触れないよう
に、安全機構が設けられている。
ザ光が不用意に進入した視聴者に長時間触れないよう
に、安全機構が設けられている。
【００５１】この安全機構は、レーザ光自体を利用した
もので、主にレーザ光源１と画像処理装置５と画像撮像
装置６とで構成される。
もので、主にレーザ光源１と画像処理装置５と画像撮像
装置６とで構成される。
【００５２】レーザ光源１から出射される各色レーザ光
は、光モジュレータ２の対物レンズ２ａを通してスクリ
ーン３に照射される。また、光モジュレータ２は画像処
理装置５に接続されており、スクリーン３に投射する表
示画像を画像処理装置５にも出力する。
は、光モジュレータ２の対物レンズ２ａを通してスクリ
ーン３に照射される。また、光モジュレータ２は画像処
理装置５に接続されており、スクリーン３に投射する表
示画像を画像処理装置５にも出力する。
【００５３】一方、画像撮像装置６は、例えばＣＣＤ
（Charge-Coupled Device）カメラ等により構成されて
おり、スクリーン３に投射された投射画像を撮像し得る
位置に設置されて、上記スクリーン３に投射された投射
画像を常時モニタする。
（Charge-Coupled Device）カメラ等により構成されて
おり、スクリーン３に投射された投射画像を撮像し得る
位置に設置されて、上記スクリーン３に投射された投射
画像を常時モニタする。
【００５４】そして、この画像撮像装置６は画像処理装
置５に接続されており、投射された投射画像を検出し
て、この投射画像を画像処理装置５に出力する。
置５に接続されており、投射された投射画像を検出し
て、この投射画像を画像処理装置５に出力する。
【００５５】また、画像処理装置５は、光モジュレータ
２と画像撮像装置６とからそれぞれ、表示画像と投射画
像とが入力されており、これら表示画像と投射画像との
差を検出する。そして、画像処理装置５は、上記各色レ
ーザ光を駆動する電源４をオン・オフするスイッチ７に
接続されており、表示画像と投射画像に差を検出したと
きは、上記画像処理装置５の検出信号に基づいてスイッ
チ７を直ちに切断できるようになっている。
２と画像撮像装置６とからそれぞれ、表示画像と投射画
像とが入力されており、これら表示画像と投射画像との
差を検出する。そして、画像処理装置５は、上記各色レ
ーザ光を駆動する電源４をオン・オフするスイッチ７に
接続されており、表示画像と投射画像に差を検出したと
きは、上記画像処理装置５の検出信号に基づいてスイッ
チ７を直ちに切断できるようになっている。
【００５６】以上のようなレーザプロジェクタ装置で
は、レーザ光の投射枠Ｌと対物レンズ２ａで構成される
四角錐内、すなわちレーザ光の投射領域に光を遮る障害
物（例えば視聴者）が進入すると、レーザ光が一部遮ら
れることになり、画像処理装置５へ入力される投射画像
が変化し、表示画像と投射画像の差が生じる。
は、レーザ光の投射枠Ｌと対物レンズ２ａで構成される
四角錐内、すなわちレーザ光の投射領域に光を遮る障害
物（例えば視聴者）が進入すると、レーザ光が一部遮ら
れることになり、画像処理装置５へ入力される投射画像
が変化し、表示画像と投射画像の差が生じる。
【００５７】すると、この表示画像と投射画像の差を障
害物の進入として感知し、直ちにその情報がスイッチ７
にフィードバックされ、当該スイッチ７をオフにする。
その結果、各色レーザＲ，Ｇ，Ｂに接続されるレーザ光
源用電源４が遮断されることになり、全レーザ光の投射
が停止される。
害物の進入として感知し、直ちにその情報がスイッチ７
にフィードバックされ、当該スイッチ７をオフにする。
その結果、各色レーザＲ，Ｇ，Ｂに接続されるレーザ光
源用電源４が遮断されることになり、全レーザ光の投射
が停止される。
【００５８】したがって、視聴者が不用意にレーザ光投
射領域に進入したとしても、視聴者にレーザ光が長時間
触れることがなくなる。
射領域に進入したとしても、視聴者にレーザ光が長時間
触れることがなくなる。
【００５９】したがって、例えば視聴者がレーザ光の光
束内に顔等を入れた直後に当該レーザ光が遮断され、当
該レーザ光が直接目に長時間入るといった危険を防止す
ることができる。
束内に顔等を入れた直後に当該レーザ光が遮断され、当
該レーザ光が直接目に長時間入るといった危険を防止す
ることができる。
【００６０】ここで、上記レーザ光を遮断するレーザ光
遮断機構として、画像処理装置５により上記の表示画像
と投射画像の差を検出し、この検出信号（強度変化）に
基づいてスイッチ７によりレーザ光用電源４をオフする
という方法を用いたが、これに限らず種々の方法を採用
することができる。上記レーザ光の遮断機構は、図１で
説明したものと同じ方法を使用することができる。
遮断機構として、画像処理装置５により上記の表示画像
と投射画像の差を検出し、この検出信号（強度変化）に
基づいてスイッチ７によりレーザ光用電源４をオフする
という方法を用いたが、これに限らず種々の方法を採用
することができる。上記レーザ光の遮断機構は、図１で
説明したものと同じ方法を使用することができる。
【００６１】なお、各色レーザＲ，Ｇ，Ｂの光源を用い
て表示画像の外側の領域である、検出領域にレーザ光を
ピンポイントに投射してもよい。この場合は、点を投射
するので障害物にに照射される光量が少なくなりさらに
安全である。
て表示画像の外側の領域である、検出領域にレーザ光を
ピンポイントに投射してもよい。この場合は、点を投射
するので障害物にに照射される光量が少なくなりさらに
安全である。
【００６２】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、レーザ光の投射領域に障害物が進入したと
きに直ちにレーザ光を遮断することができ、安全性の高
い画像投射方法、画像投射装置を提供することが可能で
ある。
明によれば、レーザ光の投射領域に障害物が進入したと
きに直ちにレーザ光を遮断することができ、安全性の高
い画像投射方法、画像投射装置を提供することが可能で
ある。
【００６３】また、本発明において障害物の進入の検知
に用いられる検出波は、視聴者に視認されることはな
く、投影される画像に影響を及ぼすこともない。また、
それ自体が危険を及ぼすこともない。
に用いられる検出波は、視聴者に視認されることはな
く、投影される画像に影響を及ぼすこともない。また、
それ自体が危険を及ぼすこともない。
【００６４】さらに、本発明において障害物の進入の検
知にレーザ光を用いた場合、このレーザ光が視聴者に照
射されても、ただちにレーザ光が遮断されるので安全性
には問題がなく、また、検出波源を必要としない。
知にレーザ光を用いた場合、このレーザ光が視聴者に照
射されても、ただちにレーザ光が遮断されるので安全性
には問題がなく、また、検出波源を必要としない。
【図１】本発明を適用したレーザプロジェクタ装置の一
構成例を示す概略斜視図である。
構成例を示す概略斜視図である。
【図２】本発明を適用したレーザプロジェクタ装置の一
構成例を示す概略斜視図である。
構成例を示す概略斜視図である。
１ レーザ光源、２ 光モジュレータ、３ スクリー
ン、４ レーザ光源用電源、５ 検出波源、６ 反射波
センサ、７ スイッチ
ン、４ レーザ光源用電源、５ 検出波源、６ 反射波
センサ、７ スイッチ
Claims (11)
- 【請求項１】 スクリーン上にレーザ光を投射し表示画
像を表示するに際し、 レーザ光とともに検出波を投射し、当該検出波のスクリ
ーンからの反射波を検出することにより上記レーザ光の
投射領域への障害物の進入を検知することを特徴とする
画像投射方法。 - 【請求項２】 上記検出波は、赤外光又は超音波である
ことを特徴とする請求項１記載の画像投射方法。 - 【請求項３】 上記レーザ光の投射領域よりも上記検出
波の投射領域を大とすることを特徴とする請求項１記載
の画像投射方法。 - 【請求項４】 上記障害物の進入を検知したときに上記
レーザ光の投射を遮断することを特徴とする請求項１記
載の画像投射方法。 - 【請求項５】 スクリーン上にレーザ光を投射し表示画
像を表示するに際し、上記レーザ光により上記スクリー
ンへ投射された投射画像を撮像し、上記表示画像と投射
画像の差より上記レーザ光の投射領域への障害物の進入
を検知することを特徴とする画像投射方法。 - 【請求項６】 上記障害物の進入を検知したときに上記
レーザ光の投射を遮断することを特徴とする請求項５記
載の画像投射方法。 - 【請求項７】 スクリーン上にレーザ光を投射して表示
画像を表示するに際し、 上記表示画像よりも外側の検出領域にも上記レーザ光を
投射し、当該検出領域に投射された上記レーザ光の上記
スクリーンからの反射光を検出することにより、投射領
域への障害物の進入を検知することを特徴とする画像投
射方法。 - 【請求項８】 上記障害物の進入を検知したときに上記
レーザ光の投射を遮断することを特徴とする請求項７記
載の画像投射方法。 - 【請求項９】 レーザ光を投射するレーザ光源と、検出
波を投射する検出波源と、これらレーザ光及び検出波が
投射されるスクリーンとを備え、 且つ、投射された検出波の上記スクリーンからの反射波
を検出して、上記レーザ光の投射領域への障害物の進入
を検知する反射波検出手段と、この反射波検出手段から
出力される検出信号に基づいてレーザ光の投射を遮断す
るレーザ光遮断機構とを備えることを特徴とする画像投
射装置。 - 【請求項１０】 レーザ光により表示画像を投射するレ
ーザ光源と、当該レーザ光が投射されるスクリーンとを
備え、 且つ、投射されたレーザ光による上記スクリーン上の投
射画像を撮像する画像撮像手段と、上記表示画像と上記
投射画像との差を検出することによりレーザ光の投射領
域への障害物の進入を検知する画像処理手段と、この画
像処理手段から出力される検出信号に基づいてレーザ光
の投射を遮断するレーザ光遮断機構とを備えることを特
徴とする画像投射装置。 - 【請求項１１】 レーザ光により表示画像を投射すると
ともに、上記表示画像よりも外側の検出領域にもレーザ
光を投射するレーザ光源と、当該レーザ光が投射される
スクリーンとを備え、 且つ、上記検出領域に投射されたレーザ光の上記スクリ
ーンからの反射光を検出して、上記レーザ光の投射領域
への障害物の進入を検知する反射光検出手段と、この反
射光検出手段から出力される検出信号に基づいてレーザ
光の投射を遮断するレーザ光遮断機構とを備えることを
特徴とする画像投射装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000127660A JP4192400B2 (ja) | 1999-12-28 | 2000-04-24 | 画像投射方法及び画像投射装置 |
| EP00128419A EP1117080B1 (en) | 1999-12-28 | 2000-12-28 | Laser image projection with infrared obstacle detection |
| DE60026227T DE60026227T2 (de) | 1999-12-28 | 2000-12-28 | Laser-Bildprojektion mit Infrarotdetektion von Hindernissen |
| KR1020000083817A KR100815826B1 (ko) | 1999-12-28 | 2000-12-28 | 화상 투사 방법 및 화상 투사 장치 |
| US09/751,015 US6575581B2 (en) | 1999-12-28 | 2000-12-28 | Image projection method and image projector |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11-375353 | 1999-12-28 | ||
| JP37535399 | 1999-12-28 | ||
| JP2000127660A JP4192400B2 (ja) | 1999-12-28 | 2000-04-24 | 画像投射方法及び画像投射装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001249399A true JP2001249399A (ja) | 2001-09-14 |
| JP4192400B2 JP4192400B2 (ja) | 2008-12-10 |
Family
ID=26582686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000127660A Expired - Lifetime JP4192400B2 (ja) | 1999-12-28 | 2000-04-24 | 画像投射方法及び画像投射装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6575581B2 (ja) |
| EP (1) | EP1117080B1 (ja) |
| JP (1) | JP4192400B2 (ja) |
| KR (1) | KR100815826B1 (ja) |
| DE (1) | DE60026227T2 (ja) |
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