JP2001247252A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001247252A
JP2001247252A JP2000062574A JP2000062574A JP2001247252A JP 2001247252 A JP2001247252 A JP 2001247252A JP 2000062574 A JP2000062574 A JP 2000062574A JP 2000062574 A JP2000062574 A JP 2000062574A JP 2001247252 A JP2001247252 A JP 2001247252A
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JP2000062574A
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Hiroshi Mukai
寛 向井
Motoaki Okitsu
元章 沖津
Minoru Tomii
稔 冨依
Yoshitaka Matsumoto
良孝 松本
Shinichi Azumi
真一 安住
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カールした用紙や硬質の用紙を用いた場合に
おいても、良好な整合処理や用紙綴じ処理を行い得る画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 スキャナ部と空間部との間に、画像形成
された記録用紙Pのステイプル処理を略水平状態で行う
後処理装置34が設けられる。後処理装置34は、ステ
イプル処理を行うステイプルユニット8と、ステイプル
ユニット8に記録用紙Pを搬送するステイプルトレイ6
とを備える。ステイプルトレイ6の上側には、ステイプ
ルユニット8へ搬送される記録用紙Pの上面を案内する
案内ガイド20が設けられる。案内ガイド20は、記録
用紙Pの被ステイプル処理部分におけるステイプルトレ
イ6からの高さ間隔がステイプルユニット8の開口凹部
8aの高さ方向の開口間隔よりも狭くなるように形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像情報を
読み取る原稿読取部と、原稿読取部により読み取られた
原稿の画像情報に基づいて、用紙上に画像形成する画像
形成部とを備え、原稿読取部の下方に、画像形成部とこ
の画像形成部により画像形成された用紙を排出するため
の排出部となる空間部とが形成されたデジタル複合機等
の画像形成装置に関するものであり、詳細には、用紙綴
じを行う用紙後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置における用紙後処理
装置は、画像形成装置側面に設置されるのが一般的であ
り、その用紙後処理装置では、画像形成装置の排出口か
ら用紙後処理装置までを用紙搬送路で連結することより
印字済みの用紙が搬送される。
【0003】そして、用紙後処理装置内には、印字済み
用紙を複数枚収容して整合するトレイが搬送方向下流側
を下向きに傾けて配置されており、用紙を整合した後に
ステイプル処理等を行い、用紙スタック部に排出するこ
とによって、ステイプル処理等の自動化が行われてい
る。
【0004】また、特許第2583594号に開示され
たシート後処理装置100では、図8に示すように、受
け取った印字済みの記録用紙Pを斜め上方に排出する際
に、小型化された用紙整合部101と用紙スタックトレ
イ102との間に記録用紙Pを跨がらせた状態で収納し
て整合を行い、ステイプル装置103にてステイプル処
理後、跨がった部分を用紙スタックトレイ102へ押し
出して、後処理を完了している。
【0005】ここで、用紙後処理装置では、画像形成装
置における定着後の記録用紙Pは通常カールをしている
ため、記録用紙Pの整合性が悪い。
【0006】そこで、これを防止するために、例えば、
図9に示すように、ステイプルユニット110の開口凹
部111へ記録用紙Pを案内する場合には、通常、記録
用紙Pを押える用紙押さえレバー112…等の押え手段
により、記録用紙Pを押えた状態で案内するものとなっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置では、用紙後処理装置内で、用紙を整
合した後にステイプル処理を行い、用紙スタックトレイ
に排出する工程において、上述したように、押え手段に
より用紙を押えた状態で用紙整合処理を行なうため、用
紙の整合性が悪いという問題点を有している。
【0008】また、前記特許第2583594号のシー
ト後処理装置100においても、記録用紙Pの整合処理
を記録用紙Pの自重により実現しているため、硬質の記
録用紙Pやカールした状態の記録用紙Pでは良好な整合
処理が期待できないという問題点を有している。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、カールした用紙や硬質の
用紙を用いた場合においても、良好な整合処理や用紙綴
じ処理を行い得る画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、上記課題を解決するために、原稿の画像情報を読み
取る原稿読取部と、上記原稿読取部により読み取られた
原稿の画像情報に基づいて、用紙上に画像形成する画像
形成部とを備え、上記原稿読取部の下方に、上記画像形
成部とこの画像形成部により画像形成された用紙を排出
するための排出部となる空間部とが形成された画像形成
装置において、上記原稿読取部と空間部との間に、画像
形成された用紙の用紙綴じ処理を略水平状態で行う用紙
後処理部が設けられ、上記用紙後処理部は、用紙綴じ処
理を行う用紙綴じ手段と、この用紙綴じ手段に用紙を搬
送する第1搬送路とを備える一方、上記第1搬送路の上
側には、用紙綴じ手段へ搬送される用紙の上面を案内す
る案内部材が設けられ、かつこの案内部材は、用紙の被
用紙綴じ部分における第1搬送路からの高さ間隔が用紙
綴じ手段における用紙綴じ用開口凹部の高さ方向の開口
間隔よりも狭くなるように形成されていることを特徴と
している。
【0011】上記の発明によれば、画像形成装置には、
原稿の画像情報を読み取る原稿読取部と、上記原稿読取
部により読み取られた原稿の画像情報に基づいて、用紙
上に画像形成する画像形成部とが備えられ、上記原稿読
取部の下方に、上記画像形成部とこの画像形成部により
画像形成された用紙を排出するための排出部となる空間
部とが形成されている。すなわち、画像形成装置はいわ
ゆる断面コの字状となっており、通常の画像形成におい
ては、空間部の下側に設けられた排出部である例えば排
出トレイに用紙が排出される。
【0012】ここで、本発明においては、原稿読取部と
空間部との間に、画像形成された用紙の用紙綴じ処理を
略水平状態で行う用紙後処理部が設けられ、上記用紙後
処理部は、用紙綴じ処理を行う用紙綴じ手段と、この用
紙綴じ手段に用紙を搬送する第1搬送路とが備えられて
いる。
【0013】ところで、用紙綴じ処理を行う際に、用紙
がカール等していると、整合が悪くなり、用紙綴じも良
好にはできない。
【0014】しかし、本発明では、第1搬送路の上側に
は、用紙綴じ手段へ搬送される用紙の上面を案内する案
内部材が設けられ、かつこの案内部材は、用紙の被用紙
綴じ部分における第1搬送路からの高さ間隔が用紙綴じ
手段における用紙綴じ用開口凹部の高さ方向の開口間隔
よりも狭くなるように形成されている。
【0015】したがって、用紙がカールしていても、案
内部材が、用紙の被用紙綴じ部分における第1搬送路か
らの高さ間隔が用紙綴じ手段における用紙綴じ用開口凹
部の高さ方向の開口間隔よりも狭くなるように形成され
ているので、例えば、後述する用紙整合手段にて用紙を
側方から押圧することによって、容易に用紙を整合する
ことができる。
【0016】特に、この構成では、用紙がカールしてい
た場合に、従来のように、用紙の上から押圧するのでは
なく、用紙は、用紙綴じ用開口凹部の高さ方向の開口間
隔の範囲内で自由に移動可能な状態となっている。この
ため、整合処理を容易かつ良好に行うことができる。ま
た、この効果は硬質の用紙においても同様である。
【0017】この結果、カールした用紙や硬質の用紙を
用いた場合においても、良好な整合処理や用紙綴じ処理
を行い得る画像形成装置を提供することができる。
【0018】本発明の画像形成装置は、上記課題を解決
するために、上記記載の画像形成装置において、用紙後
処理部には、他の後処理を行うための第2搬送路が形成
されていることを特徴としている。
【0019】上記の発明によれば、用紙後処理部には、
他の後処理を行うための第2搬送路が形成されている。
【0020】したがって、用紙綴じ処理を行わず、例え
ば、用紙オフセット処理や大量のスタック処理等の後処
理を行うときには、この第2搬送路に用紙を通すことに
よって対応することができる。
【0021】本発明の画像形成装置は、上記課題を解決
するために、上記記載の画像形成装置において、第1搬
送路における用紙綴じ手段よりも搬送方向手前に、用紙
の搬送方向に対する側方から用紙を整合する用紙整合手
段が設けられるとともに、上記用紙整合手段における一
方の整合基準面は、用紙綴じ用開口凹部の奥底面にてな
っていることを特徴としている。
【0022】上記の発明によれば、第1搬送路における
用紙綴じ手段よりも搬送方向手前に、用紙の搬送方向に
対する側方から用紙を整合する用紙整合手段が設けられ
るとともに、上記用紙整合手段における一方の整合基準
面は、用紙綴じ用開口凹部の奥底面にてなっている。
【0023】したがって、用紙整合手段として、用紙綴
じ用開口凹部の奥底面を利用するので、用紙の整合処理
を部品点数を抑えた形で実現することができる。
【0024】本発明の画像形成装置は、上記課題を解決
するために、上記記載の画像形成装置において、用紙整
合手段には、用紙の搬送方向に対する側方から用紙を押
圧して用紙の位置規制を行う用紙位置調整部材が用紙の
搬送方向の幅方向に移動自在に設けられるとともに、案
内部材は、用紙位置調整部材の移動に障害とならないよ
うに形成されていることを特徴としている。
【0025】上記の発明によれば、用紙整合手段には、
用紙の搬送方向に対する側方から用紙を押圧して用紙の
位置規制を行う用紙位置調整部材が用紙の搬送方向の幅
方向に移動自在に設けられる。
【0026】このため、案内部材が用紙位置調整部材の
移動領域に存在すると、用紙位置調整部材の移動の妨げ
になる。
【0027】そこで、本発明では、案内部材は、用紙位
置調整部材の移動に障害とならないように形成されてい
る。
【0028】具体的には、例えば、案内部材を断面円弧
状のプレートにて形成することにより、用紙の被用紙綴
じ部分における第1搬送路からの高さ間隔を用紙綴じ手
段における用紙綴じ用開口凹部の高さ方向の開口間隔よ
りも狭くすることができるとともに、用紙位置調整部材
の移動領域では、案内部材の下方で用紙位置調整部材が
自由に動くことができるようになる。
【0029】これによって、用紙の整合性を低下させる
ことなく、用紙を整合処理し、かつ用紙綴じ処理するこ
とができる。
【0030】本発明の画像形成装置は、上記課題を解決
するために、上記記載の画像形成装置において、用紙位
置調整部材は、該画像形成装置に適用される最短用紙長
の用紙まで用紙の幅方向の位置規制を行うように形成さ
れていることを特徴としている。
【0031】上記の発明によれば、用紙位置調整部材
は、該画像形成装置に適用される最短用紙長の用紙ま
で、用紙の幅方向の位置規制を行うように形成されてい
る。
【0032】このため、該画像形成装置にて適用される
全ての用紙サイズの用紙、及びその用紙の縦方向及び横
方向における最短用紙長において、用紙の幅方向の位置
規制を行うことができる。
【0033】したがって、該画像形成装置に適用される
用紙について、整合処理や用紙綴じ処理に際して、用紙
サイズやその方向を限定しないようにすることができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0035】本実施の形態の画像形成装置としての複写
機は、図2に示すように、複写機本体の上面に、透明な
ガラス体の原稿載置台35が配置されている一方、この
原稿載置台35の下方には、複写機本体の内部における
原稿読取部としてのスキャナ部31が配置されている。
【0036】上記スキャナ部31は、露光ランプ、ミラ
ー、レンズ及び光電変換素子(以下「CCD(Charge Co
upled Device) 」という)を含むスキャナユニット40
により構成されている。
【0037】このスキャナユニット40は、原稿載置台
35の下面において露光ランプ及びミラーを水平方向に
往復運動させ、原稿載置台35の上面に載置された原稿
の画像を、露光ランプからの照射光によって露光走査す
る。また、露光ランプによる照射光の原稿の画像面にお
ける反射光は、ミラー及びレンズを介してCCDの受光
面に結像し、CCDは受光面における受光量に応じた信
号を出力する。CCDの出力信号は、デジタルデータに
変換された後に、図示しない画像処理部において所定の
処理が施され、画像データとして出力される。
【0038】次に、複写機本体の内部中央部には、感光
体ドラム48が矢印A方向に回転自在に支持されている
とともに、この感光体ドラム48の周囲には、帯電器、
画像書き込みユニット現像槽、転写器及びクリーナーが
配置されており、これら感光体ドラム48等によって画
像情報を印字する画像形成部32が構成されている。
【0039】また、複写機本体の最下部には、用紙とし
ての記録用紙Pを収納した給紙カセット51が装着され
ている。この給紙カセット51からは、上記画像形成部
32を経由して排出部としての第3排紙トレイ1へ記録
用紙Pを搬送する用紙搬送路3が形成されている。上記
第3排紙トレイ1は、給紙カセット51の上側に設けら
れており、かつスキャナユニット40の下方の空間部に
設けられている。
【0040】上記用紙搬送路3には、給紙ローラ、レジ
ストローラ、定着ローラ49及び排紙ローラが記録用紙
Pの搬送上流側から順に配置されている。
【0041】上記画像形成部32においては、画像形成
時には、矢印A方向に回転する感光体ドラム48の表面
に対して、帯電器が単一極性の電荷を均一に付与した
後、画像書き込みユニットが画像処理部から出力された
前記画像データに基づいて、変調した画像光を照射し、
感光体ドラム48の表面に光導電作用による静電潜像を
作成する。
【0042】次に、現像槽が、感光体ドラム48の表面
に現像剤を供給し、静電潜像を現像剤画像に顕像化す
る。次いで、感光体ドラム48の回転方向上流側に設け
られた給紙ローラの回転により、給紙カセット51内の
記録用紙Pが1枚ずつ用紙搬送路3内に給紙され、給紙
された記録用紙Pは、搬送ローラによりレジストローラ
の位置まで搬送される。そして、この記録用紙Pは、前
端部をレジストローラに当接させた状態で停止する。
【0043】レジストローラは、感光体ドラム48と転
写器との間において、記録用紙Pの前端部が感光体ドラ
ム48の表面に担持された現像剤画像の前端に対向する
タイミングにて回転を開始し、記録用紙Pを画像形成部
32に導く。
【0044】転写器は、感光体ドラム48に担持された
現像剤画像を記録用紙Pの表面に転写し、その際、感光
体ドラム48の表面に残留した現像剤はクリーナーによ
って除去される。現像剤画像が転写された記録用紙P
は、定着ローラ49を通過する間に加熱及び加圧されの
で、現像剤画像が溶融して記録用紙Pの第1面つまり片
面に固着する。第1面に現像剤画像が固着された記録用
紙Pは、排紙ローラの回転によって第3排紙トレイ1に
排出される。これによって、片面のみ画像形成された印
刷物をユーザに提供する。
【0045】次に、本実施の形態の複写機には、印字さ
れた記録用紙Pを第3排紙トレイ1に排出する以外に、
この印字された記録用紙Pを後処理として用紙綴じ処理
であるステイプル処理、用紙オフセットによる仕分け及
び大容量のスタックができるように、用紙後処理部とし
ての後処理装置34が装着されている。
【0046】上記の後処理装置34について、以下に説
明する。
【0047】後処理装置34は、図2に示すように、略
断面コの字状の複写機におけるスキャナ部31と、画像
形成部32及び前記第3排紙トレイ1上の空間部との間
に設けられている。上記後処理装置34は、画像形成部
32に上側に位置する第2排紙ユニット23と、同図に
おいてこの第2排紙ユニット23の左側に位置し、かつ
2段に略水平に設けられた第1搬送路としてのステイプ
ルトレイ6と第2搬送路としてのエスケープ搬送路7と
を備えた収納整合ユニット10と、この収納整合ユニッ
ト10から排出される記録用紙Pをストックすべく複写
機本体の前方に別途設けられた後処理用紙排出部36と
からなっている。
【0048】上記収納整合ユニット10における下段の
ステイプルトレイ6における後処理用紙排出部36の近
傍には、用紙綴じ処理としてのステイプル処理を行う用
紙綴じ手段としてのステイプルユニット8が設けられて
いる。なお、用紙綴じ手段としては、後述するストッパ
ー21・21も含んでいる。
【0049】上記後処理装置34における記録用紙Pの
搬送経路について説明する。
【0050】先ず、図3に示すように、画像形成部32
において、定着ローラ49を通過後に位置する第1搬送
路切り換えゲート2を動作させてa状態の位置にする。
つまり記録用紙Pが上側に行くようにする。これによ
り、記録用紙Pを画像形成部32から第2排紙ユニット
23に向けて案内することができる。
【0051】第2排紙ユニット23に案内された記録用
紙Pは、この第2排紙ユニット23を通って第2排紙ロ
ーラ対16にて、前記空間部の上方に位置しかつ略水平
に構成された収納整合ユニット10に送り込まれる。
【0052】上記収納整合ユニット10には、先ず、第
2搬送路切り換えゲート5が設けられている。この第2
搬送路切り換えゲート5は、特殊紙や小サイズ紙等のス
テイプル処理を禁止している用紙を搬送するため、又は
ステイプル処理を行わない大容量排出のためのエスケー
プ搬送路7とステイプル処理を行うためのステイプルト
レイ6とに記録用紙Pを仕分けるために設けられてい
る。
【0053】上記エスケープ搬送路7における後処理用
紙排出部36の近傍には、第3搬送路切り換えゲート9
が設けられている。この第3搬送路切り換えゲート9
は、エスケープ搬送路7を搬送されてくる記録用紙P
を、後処理用紙排出部36における第1排紙トレイ61
及び第2排紙トレイ62に仕分けるために設けられてい
る。
【0054】したがって、例えば、第1排紙トレイ61
への出力を選択し、ステイプル処理やオフセット機能を
選択していない場合、又はステイプル機能やオフセット
機能を選択していても、第2排紙トレイ62への出力を
禁止したり、ステイプルを禁止したりすることになる用
紙サイズの場合は、第2搬送路切り換えゲート5をa状
態に位置させる。これによって、記録用紙Pはエスケー
プ搬送路7を搬送され、第3搬送路切り換えゲート9を
b状態に位置させることにより、第1排紙トレイ61へ
排出される。
【0055】なお、第1排紙トレイ61への出力を選択
していても、第1排紙トレイ61の許容積載量を越える
大量の出力の情報が画像形成部32から来た場合には、
第1排紙トレイ61から第2排紙トレイ62へ自動的に
出力を切り換えて、オペレータに出口が変更されたこと
を、図2に示すスキャナ部31の上面に設けられた操作
パネル63に表示して知らせたり、そのジョブ(J0B )
をスタートせずに、出力不可能である旨を図示しない報
知部にて知らせることが可能である。
【0056】次に、第2排紙トレイ62への出力や+オ
フセット機能を選択した場合には、図4(a)(b)に
示すように、エスケープ搬送路7を搬送された記録用紙
Pが、第3搬送路切り換えゲート9をa状態に位置させ
ることにより、第2排紙トレイ62に排出され、ストッ
ク又はオフセットストックされる。
【0057】上記各ゲート2・5・9の制御に利用され
る用紙サイズの情報は、給紙カセット51のサイズ検知
や、手差しマルチ給紙のサイズ検知の情報を活用する。
しかしながら、手差しマルチ給紙部等は、不定形のサイ
ズの給紙やサイズ検知を行わないものも存在する。この
ような場合は、図3に示すように、レジストローラ前セ
ンサ11等にて記録用紙Pの搬送時間を求めることによ
り、用紙長さ情報を得て用紙サイズを判断する。
【0058】それでも、長さが同じで幅の異なる記録用
紙Pがある。例えば、A5縦送りとA4横送り等であ
る。これに対しては、第2搬送路切り換えゲート5の切
り換え時間を見込んで、その距離分離れた位置に、幅読
み手段としての第1用紙検知センサ12を配置させる。
この第1用紙検知センサ12は、A5幅には検知しない
が、A4幅には検知するようにしておき、これによっ
て、長さが同じで幅の異なる記録用紙Pにも対応するこ
とができる。
【0059】同様のことを、第1搬送路切り換えゲート
2の前で行えば、後処理装置34への進入を許可しない
記録用紙Pの選別も可能であり、その記録用紙Pは第3
排紙トレイ1に排出されるよう制御される。
【0060】一方、後処理用紙排出部36の第2排紙ト
レイ62は、上下に昇降可能となっており、第2排紙ト
レイ62の位置を検出する図示しない上限センサによ
り、常に、第4排紙ローラ対22との距離を一定に保
ち、排紙性能の向上と大容量のスタックを可能にしてお
り、加えてトレイ前後往復移動等により、出力される記
録用紙Pを部数毎に仕分けるためのオフセット機能を有
している。
【0061】次に、上記エスケープ搬送路7とステイプ
ルトレイ6との詳細について説明する。
【0062】先ず、エスケープ搬送路7は、第1排紙ト
レイ61及び第2排紙トレイ62に許容の最小サイズ長
よりも短いピッチで配置された一般的なゴムローラにコ
ロを加圧したローラ対と、上下のペーパーガイドにて構
成されている。この下ペーパーガイドはステイプルトレ
イ6上のガイド面に兼用することが可能である。なお、
上ペーパガイドについては、後に詳細に述べる。
【0063】次に、ステイプルトレイ6は、上記エスケ
ープ搬送路7の下段に位置している。
【0064】そして、図4(a)(b)に示すように、
ステイプル処理を選択して送り込まれた記録用紙Pが、
第2搬送路切り換えゲート5をb状態に位置させること
により収納及び整合動作を行うためのステイプルトレイ
6に案内される。次いで、記録用紙Pは、例えば2箇所
に設けられた送り込みローラ18・18にて用紙先端が
ストッパー21に突き当たるまでステイプルトレイ6を
搬送される。
【0065】上記送り込みローラ18・18は、画像形
成部32における給紙部のピックアップローラと同様の
ものが使用されており、これら送り込みローラ18・1
8の回転駆動は、クラッチ機構によりON−OFFの制
御が可能となっている。また、この送り込みローラ18
・18は、ソレノイド等により上下動を制御することが
できるように構成されている。さらに、送り込みローラ
18・18は、下がっている状態が待機位置となってお
り、次の記録用紙Pの進入に合わせてソレノイドのON
により上部へ移動し、記録用紙Pが送り込みローラ18
・18の下を通過したタイミングで下降し、クラッチ機
構のONにより回転を始め、記録用紙Pをストッパー2
1に向けて搬送するようになっている。
【0066】送り込みローラ18・18の回転動作時
間、すなわち用紙の送り込み量は、第1用紙検知センサ
12若しくは第3用紙検知センサ14の検知からのタイ
マー制御、又は先端の後述するストッパー21への接触
を感知し若しくは2枚目の入紙時の第3用紙検知センサ
14及びトレイ用紙有無センサ25のONタイミングを
学習して、2枚目以降、第3用紙検知センサ14のON
タイミングからのタイマー制御の精度を高めるようにす
る等により制御され、確実に記録用紙Pがストッパー2
1に接触した状態で保持されるようになっている。
【0067】また、第3排紙ローラ17から送り込みロ
ーラ18までの間や、送り込みローラ18から送り込み
ローラ18までの間、さらに、送り込みローラ18から
ストッパー21までの間のそれぞれの間隔は、ステイプ
ル許容の最小用紙サイズ長よりも短くなるよう配置され
ている。
【0068】次に、上記ステイプルトレイ6は、図5に
示すように、段差凹部6a・6aを有する形状になって
おり、この段差凹部6aは定形用紙サイズ後端に位置
し、後端が下がっている状態のため、次に入紙してくる
記録用紙Pが既に入紙整合済みの記録用紙Pの上に必ず
ストックされるよう配慮されている。すなわち、ステイ
プルトレイ6は単に搬送路の機能だけでなく、ステイプ
ル処理を行うためのトレイとしての機能を有するものと
なっている。
【0069】また、図4(a)(b)に示すように、連
続する段差凹部6a・6aの間に形成される凸部6bと
なる部分は、前記第3排紙トレイ1の上側に存在する空
間部上方に位置しており、第3排紙トレイ1から見ると
凹部となる。これによって、排出済み用紙を取り除くと
きに手を入れるスペースとして機能し、操作性の向上に
寄与するように構成されている。
【0070】ところで、従来では、ストッパー21に接
触した状態で保持される記録用紙Pは、〔従来の技術〕
にて説明した図9に示すように、上方からレバー状の用
紙押さえ部材にて固定することで、後にステイプル処理
が行なわれる際や記録用紙Pが整合されて載置されるよ
うに位置ずれを防止していた。
【0071】しかし、各ローラにより搬送された記録用
紙Pはカール状態となっているのが通例であり、図6
(a)に示すように、記録用紙Pの先端部に折れ曲り等
が発生するおそれがある。したがって、この状態で、記
録用紙Pに対して上方から用紙を押圧固定した場合に
は、記録用紙Pの先端部の折れ曲り等を助長することに
なる。
【0072】そこで、本実施の形態では、前述のような
用紙押さえ部材の代わりに、前述した上ペーパーガイド
(以下、「案内ガイド」と称す)の形状や配置により、
上述した問題を解消する構成をとっている。
【0073】具体的には、図6(b)に示すように、記
録用紙Pがストッパー21に向かって搬送されるに伴っ
て、徐々に上部の案内部材としての案内ガイド20によ
り位置規制されるよう、平面に形成された案内ガイド2
0を搬送下流に向かって斜行させて、搬送下流が萎むよ
うに配置させている。
【0074】また、ストッパー21近辺におけるステイ
プルトレイ6と案内ガイド20との間隔を、図1に示す
ように、ステイプルユニット8の用紙綴じ用開口凹部と
しての開口凹部8aの高さ方向の幅よりも狭くなるよう
に案内ガイド20を設置させている。
【0075】これによって、記録用紙Pの先端部がカー
ル状であったとしても、このカール部分が案内ガイド2
0と接触することでストッパー21に到達する際には、
記録用紙Pの先端部分のみが、図6(b)に示すよう
に、好ましく載置される。なお、図6(a)に示すよう
に、従来の水平に設置された案内ガイド220の場合に
は、記録用紙Pの先端部がストッパー21に到達する時
点では、記録用紙Pのカールにより正確な位置決めが行
なわれない。
【0076】次に、上記ストッパー21・21は、図1
に示すように、ステイプルトレイ6の用紙載置面に対し
て垂直に立った壁であり、ソレノイド等の動作による回
動や平行移動により、ステイプルトレイ6内部に下降し
て引っ込むように構成されている。また、ストッパー2
1・21は、上記第3排紙ローラ17からこのストッパ
ー21・21までの距離がステイプルを許容している最
長の用紙サイズより長くなるような位置に配置されてい
る。
【0077】次に、上記ステイプルユニット8は、図7
に示すように、ステイプルトレイ6上の搬送下流側であ
ってかつ複写機本体のフロント側に設けられている。ま
た、図1に示すように、このステイプルユニット8は、
整合時の記録用紙Pにおける用紙束の被用紙綴じ部分と
してのコーナーにてステイプルが所定の位置に打てるよ
うに、ステイプルトレイ6の側方に開口凹部8aを有し
て固定されている。
【0078】なお、上記のステイプルユニット8は、そ
の機能からくる機構により、重量及びユニットサイズの
低減に限界がある。このため、ステイプルトレイ6が樹
脂等にて構成されていると、出荷梱包時の振動で破損す
るおそれがあるので、専用の金具を介して取り付けた
り、用紙スタック部を構成するユニットのフレーム等に
取り付けたりすることが好ましい。また、例えば、位置
決め用の突起等を設けてステイプルトレイ6との位置精
度が確保できるように配慮するのが好ましい。
【0079】一方、ステイプルトレイ6における記録用
紙Pの搬送方向に対して垂直方向の両側には、用紙整合
手段としての幅整合ガイド24・26が設けられてい
る。
【0080】用紙位置調整部材でもある幅整合ガイド2
4は、記録用紙Pの搬送方向に対して垂直方向における
ステイプルユニット8とは反対側においてステイプルト
レイ6の上面に設けられており、かつ記録用紙Pの搬送
方向と垂直方向、つまり記録用紙Pの幅方向に移動自在
となっている。この幅整合ガイド24は、通常は、複写
機本体から送られてくる用紙サイズ情報を基に、ホーム
ポジション位置からその用紙サイズに対して、斜め送
り、オフセンターのばらつきを考慮して、+3mm〜5
mm程度離れた位置(以下、「第1待機位置」という)
に待機している。
【0081】そして、与えられた用紙サイズ情報に基づ
いて所定量移動して、記録用紙Pをステイプルユニット
8の開口凹部8aの奥底面8cに当接させるようになっ
ている。
【0082】上記の幅整合ガイド26は、ステイプルト
レイ6における記録用紙Pの搬送方向と垂直方向のステ
イプルユニット8側に設けられており、ステイプルユニ
ット8の開口凹部8aの奥底面8cと面一に立設固定さ
れている。したがって、本実施の形態においては、ステ
イプルユニット8における開口凹部8aの奥底面8cも
幅整合ガイド26とともに用紙整合手段のステイプルユ
ニット8側の整合基準面を構成している。なお、この幅
整合ガイド26は、本実施の形態においては固定となっ
ているが、必ずしもこれに限らず、幅整合ガイド24と
同様に、記録用紙Pの幅方向に移動自在となっていても
良い。
【0083】上記の幅整合ガイド24・26は、記録用
紙Pがステイプルトレイ6に収納を完了した後、詳細に
は、第1用紙検知センサ12又は第3用紙検知センサ1
4を用紙後端が通過した後に整合動作を開始し、この幅
整合ガイド24と接する用紙エッジと対向する用紙エッ
ジが、ステイプルユニット8の開口凹部8aの奥底面8
cに当接し、その状態からさらに、用紙幅から1mm〜
3mm程度押し込み、その後、次の記録用紙Pの入紙に
備えて第1待機位置まで戻るようになっている。なお、
上記のように、幅整合ガイド24が、記録用紙Pをステ
イプルユニット8の開口凹部8aの奥底面8cに当接
し、さらに、用紙幅から1mm〜3mm程度押し込む動
作を行うのは、幅整合ガイド24が所定量移動したとき
に、通常であれば、記録用紙Pが上記開口凹部8aの奥
底面8cに当接するようになっているが、記録用紙Pが
カールしているときにおいても、用紙エッジを開口凹部
8aの奥底面8cに確実に当接させるためである。
【0084】上記の幅整合ガイド24は、この動作を用
紙入紙毎に繰り返し行い、オペレーターにより設定され
た枚数が入紙、整合完了後、用紙サイズ位置に待機して
ステイプルの処理が完了するまで、整合した用紙がずれ
ないよう保持する。
【0085】また、幅整合ガイド24は、用紙束を排出
する際は、抵抗にならないように、極端に斜めに搬送さ
れないような位置、すなわち第1待機位置にて排出の完
了を待つ。この幅整合ガイド24の移動のための動力
は、図示しないパルスモータ等が用いられ、ギヤ、プー
リー、ベルト、ラック等により伝達し、入力のパルス数
により移動速度、移動量がコントロールされる。ただ
し、幅整合ガイド24の稼動域に、案内ガイド20が配
置される場合には、記録用紙Pの幅によっては幅整合ガ
イド24による整合処理を行うことができない。
【0086】このような規制内容を無くすためには、案
内ガイド20の断面形状を滑らかなR形状とし、幅整合
ガイド24が案内ガイド20に当たらないようにしてい
る。
【0087】これによって、幅整合ガイド24の稼動域
への障害物を無くすことができる。
【0088】また、幅調整ガイド24による用紙幅方向
での整合処理を、用紙サイズにより限定することが無い
ようにするため、画像形成装置にて許容可能な全用紙サ
イズに対応できるよう、ストッパー21からの距離を装
置が許容可能な最短用紙長(用紙搬送方向)よりも短い
位置へ、この幅調整ガイド24を設置することが好まし
い。
【0089】さらに、幅整合ガイド24の高さもステイ
プルユニット8の開口凹部8aの高さ以下にする。これ
によって、記録用紙Pを確実に開口凹部8aの内部に挿
入することができる。
【0090】上記のステイプルユニット8にてステイプ
ル処理するときには、先ず、最初の1枚の記録用紙P
は、ストッパー21・21に当接した後、ステイプルト
レイ6におけるステイプルユニット8とは反対側に設け
られた幅整合ガイド24によりステイプルユニット8の
開口凹部8aに対して押し込み動作が行われる。そし
て、記録用紙Pの側面が開口凹部8aの奥底面8cに当
接した後、さらに、1mm〜3mm程度押し込んだ後、
幅整合ガイド24は第1待機位置に退避する。この動作
を設定枚数回繰り返すことによって、各記録用紙Pは、
用紙エッジがステイプルユニット8の開口凹部8aの奥
底面8cに当接した状態の用紙束となる。この状態で、
ステイプルユニット8は上側の押圧部8bにて用紙束を
押圧し、ステイプルを打ち込む。
【0091】次いで、ステイプル処理完了後、ストッパ
ー21・21を下降させ、半月状の送り出しローラ19
にて用紙束を第4排紙ローラ対22まで搬送する。な
お、この送り出しローラ19は、図7に示すように、ス
テイプルトレイ6の下側において、用紙束先端エッジか
ら搬送の下流側の少し離れた所に半月状の直線部分を上
向き水平にして、ステイプルトレイ6の用紙収納面から
の飛び出しがなく、かつ収納や整合動作に邪魔にならな
いように待機している。
【0092】また、上記送り出しローラ19の形状及び
動作は、画像形成部32の給紙部等で採用されているも
のと同様であり、スプリングクラッチとソレノイド等で
回転動作の制御が行われ、1回の動作で丁度1回転動作
する。送り出しローラ19が1回転したときの用紙束の
搬送距離は、用紙束先端が次の搬送ローラつまり第4排
紙ローラ対22まで到達可能な大きさ、位置に設定、配
置されており、図4(a)(b)に示すように、送り出
しローラ19・19の動作後、所定の時間がたっても第
4排紙ローラ対22手前にある第2用紙検知センサ13
の情報がない場合は、再度、回転の動作を行いスリップ
とによるジャムの低減に努めるようになっている。
【0093】最後に、用紙束は、第4排紙ローラ対22
を通して第2排紙トレイ62へ排出される。これによっ
て、1ジョブが終了する。
【0094】なお、上記第4排紙ローラ対22・22
は、同図に示すように、エスケープ搬送路7から搬送さ
れてくる1枚の記録用紙P、及びステイプルトレイ6か
ら搬送されてくる複数枚の用紙束の排出性能を満足させ
る必要があり、上下ローラとも駆動ローラからなってい
るとともに、ローラはスポンジ等の弾性体か、又は支点
を中心に回動可能に構成する等となっている。すなわ
ち、用紙束の厚みに対応できるよう考慮されている。
【0095】このように、本実施の形態の複写機には、
原稿の画像情報を読み取るスキャナ部31と、スキャナ
部31により読み取られた原稿の画像情報に基づいて、
記録用紙P上に画像形成する画像形成部32とが備えら
れ、スキャナ部31の下方に、画像形成部32とこの画
像形成部32により画像形成された用紙を排出するため
の排出部となる空間部とが形成されている。すなわち、
複写機は断面コの字状となっており、通常の画像形成に
おいては、空間部の下側に設けられた排出部である第3
排紙トレイ1に用紙が排出される。
【0096】ここで、本実施の形態においては、スキャ
ナ部31と空間部との間に、画像形成された記録用紙P
のステイプル処理を略水平状態で行う後処理装置34が
設けられ、後処理装置34は、ステイプル処理を行うス
テイプルユニット8と、このステイプルユニット8に記
録用紙Pを搬送するステイプルトレイ6とが備えられて
いる。
【0097】ところで、ステイプル処理を行う際に、記
録用紙Pがカール等していると、整合が悪くなり、ステ
イプル処理も良好にはできない。
【0098】しかし、本実施の形態では、ステイプルト
レイ6の上側には、ステイプルユニット8へ搬送される
記録用紙Pの上面を案内する案内ガイド20が設けら
れ、かつこの案内ガイド20は、記録用紙Pの被ステイ
プル処理部分におけるステイプルトレイ6からの高さ間
隔がステイプルユニット8における開口凹部8aの高さ
方向の開口間隔よりも狭くなるように形成されている。
【0099】したがって、記録用紙Pがカールしていて
も、案内ガイド20が、記録用紙Pの被ステイプル処理
部分におけるステイプルトレイ6からの高さ間隔がステ
イプルユニット8における開口凹部8aの高さ方向の開
口間隔よりも狭くなるように形成されているので、幅整
合ガイド24にて記録用紙Pを側方から押圧することに
よって、容易に記録用紙Pを整合することができ、かつ
開口凹部8aへ正確に整合させて搬送させることが可能
となる。
【0100】特に、この構成では、記録用紙Pがカール
していた場合に、従来のように、記録用紙Pの上から押
圧するのではなく、記録用紙Pは、開口凹部8aの高さ
方向の開口間隔の範囲内で自由に移動可能な状態となっ
ている。このため、整合処理を容易かつ良好に行うこと
ができる。また、この効果は硬質の記録用紙Pにおいて
も同様である。
【0101】この結果、カールした記録用紙Pや硬質の
記録用紙Pを用いた場合においても、良好な整合処理や
ステイプルユニット8を行い得る複写機を提供すること
ができる。
【0102】また、本実施の形態の複写機では、後処理
装置34には、他の後処理を行うためのエスケープ搬送
路7が形成されている。
【0103】したがって、ステイプル処理を行わず、例
えば、用紙オフセット処理や大量のスタック処理等の後
処理を行うときには、このエスケープ搬送路7に記録用
紙Pを通すことによって対応することができる。
【0104】また、本実施の形態の複写機では、ステイ
プルトレイ6におけるステイプルユニット8よりも搬送
方向手前に、記録用紙Pの搬送方向に対する側方から記
録用紙Pを整合する幅整合ガイド24が設けられるとと
もに、幅整合ガイド24における一方の整合基準面は、
開口凹部8aの奥底面8cにてなっている。
【0105】したがって、用紙整合手段として、開口凹
部8aの奥底面8cを利用するので、記録用紙Pの整合
処理を部品点数を抑えた形で実現することができる。
【0106】また、ステイプルユニット8の開口凹部8
aの一部を記録用紙Pの整合時の基準位置として兼用す
ることで、記録用紙Pのセンター基準にて整合後、ステ
イプルユニット8側へ記録用紙Pをスライド移動させる
場合と比較すると、記録用紙Pをスライドさせるスライ
ド時間が短縮され、部品点数が増加しないため、ステイ
プル処理を安価で簡素に実現することができる。
【0107】また、本実施の形態の複写機では、用紙整
合手段として、記録用紙Pの搬送方向に対する側方から
記録用紙Pを押圧して記録用紙Pの位置規制を行う幅整
合ガイド24が記録用紙Pの搬送方向の幅方向に移動自
在に設けられる。
【0108】このため、案内ガイド20が幅整合ガイド
24の移動領域に存在すると、案内ガイド20の移動の
妨げになる。
【0109】そこで、本実施の形態では、案内ガイド2
0は、幅整合ガイド24の移動に障害とならないように
形成されている。
【0110】具体的には、例えば、案内ガイド20を断
面円弧状のプレートにて形成することにより、記録用紙
Pの被ステイプル処理部分におけるステイプルトレイ6
からの高さ間隔をステイプルユニット8における開口凹
部8aの高さ方向の開口間隔よりも狭くすることができ
るとともに、幅整合ガイド24の移動領域では、案内ガ
イド20の下方で幅整合ガイド24が自由に動くことが
できるようになる。
【0111】これによって、記録用紙Pの整合性を低下
させることなく、記録用紙Pを整合処理し、かつステイ
プル処理することができる。
【0112】また、幅整合ガイド24の稼動域に、案内
ガイド20が設置されていないため、整合可能な用紙幅
が限定されず、複写機にて印字可能な記録用紙P全てに
対応することができる。
【0113】また、本実施の形態の複写機では、幅整合
ガイド24は、該複写機に適用される最短用紙長の記録
用紙Pまで、記録用紙Pの幅方向の位置規制を行うよう
に形成されている。
【0114】このため、該複写機にて適用される全ての
用紙サイズの記録用紙P、及びその記録用紙Pの縦方向
及び横方向における最短用紙長において、記録用紙Pの
幅方向の位置規制を行うことができる。
【0115】したがって、該複写機に適用される用紙に
ついて、整合処理やステイプル処理に際して、用紙サイ
ズやその方向を限定しないようにすることができる。
【0116】また、本実施の形態の複写機では、案内ガ
イド20は、断面形状において搬送方向の先端部が円弧
状の平面板にて形成されている。
【0117】このため、記録用紙Pがカールしかかって
いても、案内ガイド20に摺動することにより徐々に正
常状態に戻され、整合及びステイプル処理を良好に行う
ことができる。
【0118】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、以上のよう
に、原稿読取部と空間部との間に、画像形成された用紙
の用紙綴じ処理を略水平状態で行う用紙後処理部が設け
られ、上記用紙後処理部は、用紙綴じ処理を行う用紙綴
じ手段と、この用紙綴じ手段に用紙を搬送する第1搬送
路とを備える一方、上記第1搬送路の上側には、用紙綴
じ手段へ搬送される用紙の上面を案内する案内部材が設
けられ、かつこの案内部材は、用紙の被用紙綴じ部分に
おける第1搬送路からの高さ間隔が用紙綴じ手段におけ
る用紙綴じ用開口凹部の高さ方向の開口間隔よりも狭く
なるように形成されているものである。
【0119】それゆえ、用紙がカールしていても、案内
部材が、用紙の被用紙綴じ部分における第1搬送路から
の高さ間隔が用紙綴じ手段における用紙綴じ用開口凹部
の高さ方向の開口間隔よりも狭くなるように形成されて
いるので、例えば、後述する用紙整合手段にて用紙を側
方から押圧することによって、容易に用紙を整合するこ
とができる。
【0120】特に、この構成では、用紙がカールしてい
た場合に、従来のように、用紙の上から押圧するのでは
なく、用紙は、用紙綴じ用開口凹部の高さ方向の開口間
隔の範囲内で自由に移動可能な状態となっている。この
ため、整合処理を容易かつ良好に行うことができる。ま
た、この効果は硬質の用紙においても同様である。
【0121】この結果、カールした用紙や硬質の用紙を
用いた場合においても、良好な整合処理や用紙綴じ処理
を行い得る画像形成装置を提供することができるという
効果を奏する。
【0122】本発明の画像形成装置は、以上のように、
上記記載の画像形成装置において、用紙後処理部には、
他の後処理を行うための第2搬送路が形成されているも
のである。
【0123】それゆえ、用紙綴じ処理を行わず、例え
ば、用紙オフセット処理や大量のスタック処理等の後処
理を行うときには、この第2搬送路に用紙を通すことに
よって対応することができるという効果を奏する。
【0124】本発明の画像形成装置は、以上のように、
上記記載の画像形成装置において、第1搬送路における
用紙綴じ手段よりも搬送方向手前に、用紙の搬送方向に
対する側方から用紙を整合する用紙整合手段が設けられ
るとともに、上記用紙整合手段における一方の整合基準
面は、用紙綴じ用開口凹部の奥底面にてなっているもの
である。
【0125】それゆえ、用紙整合手段として、用紙綴じ
用開口凹部の奥底面を利用するので、用紙の整合処理を
部品点数を抑えた形で実現することができるという効果
を奏する。
【0126】本発明の画像形成装置は、以上のように、
上記記載の画像形成装置において、用紙整合手段には、
用紙の搬送方向に対する側方から用紙を押圧して用紙の
位置規制を行う用紙位置調整部材が用紙の搬送方向の幅
方向に移動自在に設けられるとともに、案内部材は、用
紙位置調整部材の移動に障害とならないように形成され
ているものである。
【0127】それゆえ、案内部材が用紙位置調整部材の
移動領域に存在すると、用紙位置調整部材の移動の妨げ
になるが、案内部材を、用紙位置調整部材の移動に障害
とならないように形成することによって、用紙の整合性
を低下させることなく、用紙を整合処理し、かつ用紙綴
じ処理することができるという効果を奏する。
【0128】本発明の画像形成装置は、以上のように、
上記記載の画像形成装置において、用紙位置調整部材
は、該画像形成装置に適用される最短用紙長の用紙まで
用紙の幅方向の位置規制を行うように形成されているも
のである。
【0129】それゆえ、該画像形成装置にて適用される
全ての用紙サイズの用紙、及びその用紙の縦方向及び横
方向における最短用紙長において、用紙の幅方向の位置
規制を行うことができる。
【0130】したがって、該画像形成装置に適用される
用紙について、整合処理や用紙綴じ処理に際して、用紙
サイズやその方向を限定しないようにすることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における複写機の実施の一形態を示すも
のであり、後処理装置におけるステイプルユニット付近
の構成を示す斜視図である。
【図2】上記複写機を示す概略構成図である。
【図3】上記複写機の後処理装置を示す構成図である。
【図4】上記複写機の後処理装置のステイプルトレイを
示す構成図であり、(a)は、ステイプルトレイの排出
側を示すもの、(b)はステイプルトレイの入口側を示
すものである。
【図5】上記複写機の後処理装置のステイプルトレイを
詳細に示す要部構成図である。
【図6】上記複写機の後処理装置における案内ガイドの
効果を示す説明図であり、(a)は比較例として案内ガ
イドが水平となっているもの、(b)は案内ガイドが傾
斜しているものである。
【図7】上記複写機の後処理装置におけるステイプルユ
ニットを詳細に示す断面図である。
【図8】従来の複写機の後処理装置を示す構成図であ
る。
【図9】従来の他の複写機の後処理装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 第3排紙トレイ(排出部) 6 ステイプルトレイ(第1搬送路) 7 エスケープ搬送路(第2搬送路) 8 ステイプルユニット(用紙綴じ手段) 8a 開口凹部(用紙綴じ用開口凹部) 8c 奥底面 10 収納整合ユニット 20 案内ガイド(案内部材) 21 ストッパー(用紙綴じ手段) 24 幅整合ガイド(用紙整合手段、用紙位置調整部
材) 26 幅整合ガイド(用紙整合手段) 31 スキャナ部(原稿読取部) 32 画像形成部 34 後処理装置(用紙後処理部) 36 後処理用紙排出部 61 第1排紙トレイ 62 第2排紙トレイ P 記録用紙(用紙)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨依 稔 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 松本 良孝 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 安住 真一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3F053 EA01 EB01 EB07 EC01 EC02 ED03 ED12 ED14 ED25 ED31 LA01 LB02 LB03 LB05 3F102 AA01 AB01 BA10 BB02 BB04 CA02 DA02 DA05 DA14 EA03 EA14 EC03 EC04 EC07 3F108 GA01 HA02 HA32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像情報を読み取る原稿読取部と、 上記原稿読取部により読み取られた原稿の画像情報に基
    づいて、用紙上に画像形成する画像形成部とを備え、 上記原稿読取部の下方に、上記画像形成部とこの画像形
    成部により画像形成された用紙を排出するための排出部
    となる空間部とが形成された画像形成装置において、 上記原稿読取部と空間部との間に、画像形成された用紙
    の用紙綴じ処理を略水平状態で行う用紙後処理部が設け
    られ、 上記用紙後処理部は、用紙綴じ処理を行う用紙綴じ手段
    と、この用紙綴じ手段に用紙を搬送する第1搬送路とを
    備える一方、 上記第1搬送路の上側には、用紙綴じ手段へ搬送される
    用紙の上面を案内する案内部材が設けられ、かつこの案
    内部材は、用紙の被用紙綴じ部分における第1搬送路か
    らの高さ間隔が用紙綴じ手段における用紙綴じ用開口凹
    部の高さ方向の開口間隔よりも狭くなるように形成され
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】用紙後処理部には、他の後処理を行うため
    の第2搬送路が形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】第1搬送路における用紙綴じ手段よりも搬
    送方向手前に、用紙の搬送方向に対する側方から用紙を
    整合する用紙整合手段が設けられるとともに、 上記用紙整合手段における一方の整合基準面は、用紙綴
    じ用開口凹部の奥底面にてなっていることを特徴とする
    請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】用紙整合手段には、用紙の搬送方向に対す
    る側方から用紙を押圧して用紙の位置規制を行う用紙位
    置調整部材が用紙の搬送方向の幅方向に移動自在に設け
    られるとともに、 案内部材は、用紙位置調整部材の移動に障害とならない
    ように形成されていることを特徴とする請求項3記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】用紙位置調整部材は、該画像形成装置に適
    用される最短用紙長の用紙まで、用紙の幅方向の位置規
    制を行うように形成されていることを特徴とする請求項
    4記載の画像形成装置。
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