JP2001245804A - 浴室用機器 - Google Patents

浴室用機器

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JP2001245804A
JP2001245804A JP2000056784A JP2000056784A JP2001245804A JP 2001245804 A JP2001245804 A JP 2001245804A JP 2000056784 A JP2000056784 A JP 2000056784A JP 2000056784 A JP2000056784 A JP 2000056784A JP 2001245804 A JP2001245804 A JP 2001245804A
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JP
Japan
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bathroom
bather
bath
bathing
hot water
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Pending
Application number
JP2000056784A
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English (en)
Inventor
Koji Oka
浩二 岡
Shigeru Shirai
白井  滋
Masaaki Kawaguri
正明 河栗
Tsuneo Akutsu
統雄 垰
Satoshi Furuta
聡 古田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000056784A priority Critical patent/JP2001245804A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入浴時に浴室用機器を利用する場合、高温の
湯に長時間入浴することで、入浴者が動けなくなる状態
に陥ったり、意識を失ったりするのを予防をする。 【解決手段】 浴槽水の湯温を測定する湯温測定手段6
と、人の入浴時間を測定するタイマー7と、湯温が高温
でかつ入浴時間が人体に悪影響を及ぼす可能性のある時
間を経過すると、入浴者および、もしくは浴室外の人に
注意を促す安全装置8を備えた浴室用機器5において、
一般に人体に悪影響を及ぼす可能性があるとされる湯温
でかつ所定以上の時間入浴している場合には入浴者や浴
室外の人にその情報を伝える構成とした。したがって、
入浴者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態に陥
ったりするのを事前に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入浴時に入浴者の
身体に悪影響が及ぶのを回避する安全装置を備えた浴室
用機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の浴室用機器としては、例えば汚れ
た浴水を浄化するなどの機器が考案されている(例えば
特開平7−265617号公報)。
【0003】以下、従来の技術について図8を用いて説
明する。1は浴槽、2は浴水、3は浴水2を循環するた
めの送水手段、4は浴水2を濾過するためのフィルタで
ある。以上の構成で、送水手段3を稼働させると、浴水
2は配管内を循環し、フィルタ4を通過する際に浴水中
の汚れ成分が濾過されて浴槽1へ戻される。これを一定
時間続けると、浴水2はきれいに浄化される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術では、入浴者は浴室用機器を利用することで快適
な入浴が可能となるものの、上記機器を利用して入浴し
ている際に、身体に異常を来して動けなくなる状態に陥
ったり、意識を失ったりするのを予防をする事はできな
かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の手段は、風呂の湯温を測定する湯温測定手段
と、入浴時間を測定するタイマーと、湯温が高温でかつ
入浴時間が人体に悪影響を及ぼす可能性のある時間を経
過すると、入浴者に注意を促す安全装置を浴室用機器に
備えたものである。本発明によれば、入浴者が、入浴中
に動けなくなる状態や意識を失う状態に陥るのを事前に
防止することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、風呂の湯
温を測定する湯温測定手段と、入浴時間を測定するタイ
マーと、湯温が高温でかつ入浴時間が人体に悪影響を及
ぼす可能性のある時間を経過すると、入浴者に注意を促
す安全装置を備えた浴室用機器としたもので、一般に人
体に悪影響を及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所
定以上の時間入浴している場合には、その情報は浴室用
機器から入浴者に伝えられ、入浴者が入浴中動けなくな
る状態や意識を失う状態に陥ったりするのを事前に防止
するものである。
【0007】請求項2記載の発明は、湯温が高温でかつ
入浴時間が人体に悪影響を及ぼす可能性のある時間を経
過すると、自動的に運転を停止する安全装置を備えた浴
室用機器としたもので、機器が自動停止することで、入
浴者が快適な浴室用機器を無意識のうちに長時間利用す
るのを防止することができ、また人体に悪影響を及ぼす
可能性のある時間を経過しての入浴しないよう確実に注
意を促すことができる。
【0008】請求項3記載の発明は、湯温が42℃以上
でかつ入浴時間が10分以上の場合に、入浴者おに注意
を促す安全装置を備えた浴室用機器としたもので、一般
に通常53%の体内水分が42℃の浴槽に10分間入浴
すると50%となって血流が悪くなり、人体に悪影響を
及ぼす可能性があると言われているのに対し、湯温が4
2℃以上でかつ入浴時間が10分間以上の場合に、入浴
者に注意を促す構成なので、入浴者が入浴中動けなくな
る状態や意識を失う状態に陥ったりするのを事前に防止
することができる。
【0009】請求項4記載の発明は、湯温測定手段と浴
室用機器とを一体の構成としたもので、湯温測定手段は
浴室用機器内に備わっており、湯温測定手段を浴室用機
器本体とは浴室に別に取り付ける等の面倒な作業は必要
なく、機器の設置が簡単に行える上、省スペース化が図
れる。
【0010】請求項5記載の発明は、浄化機能を備えた
浴室用機器としたもので、入浴者が入浴中動けなくなる
状態や意識を失う状態に陥ったりするのを事前に防止す
ることができる上、浴水を浄化して同じ浴水に人が続け
て入浴する場合でもきれいな浴水での入浴が可能とな
る。
【0011】請求項6記載の発明は、ジェットバス機能
を備えた浴室用機器としたもので、入浴者が入浴中動け
なくなる状態や意識を失う状態に陥ったりするのを事前
に防止することができる上、ジェットバスによる人体洗
浄、血行促進等の特異の効果が得られる。
【0012】請求項7記載の発明は、マッサージ機能を
備えた浴室用機器としたもので、マッサージ機能が利用
でき、血行促進、患部治療、リラックス等の効果を得る
ことができる。また、快適なマッサージを浴中で長時間
利用し過ぎて入浴者が入浴中動けなくなる状態や意識を
失う状態に陥ったりするのを事前に防止することができ
る。
【0013】請求項8記載の発明は、浴室内テレビおよ
び、または浴室内ラジオを備えた浴室用機器としたもの
で、入浴中にテレビ、ラジオが利用できるので、快適な
入浴が可能となる。また、快適な入浴のために長時間利
用し過ぎて、入浴者が入浴中動けなくなる状態や意識を
失う状態に陥ったりするのを事前に防止することができ
る。
【0014】請求項9記載の発明は、浴室内電話を備え
た浴室用機器としたもので、入浴時に電話が利用でき便
利である。また、快適な入浴のために長時間利用し過ぎ
て、入浴者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態
に陥ったりするのを事前に防止することができる。
【0015】
【実施例】(実施例1)図1、図2を用いて実施例1を
説明する。尚、従来例と同一符号のものは同一構造を有
し、説明は省略する。
【0016】図1において、1は浴槽、2は浴水、10
は浴水2循環用の配管、5は浴室用機器で、浴水2を循
環するための送水手段3と、浴水2を浄化するための浄
化機能4と、人が入浴している時間を測定するタイマー
7と、浴水2の湯温を測定するための湯温測定手段6
と、浴槽1の水位を自動で検出するための圧力センサ9
と、入浴者がそれ以上入浴を続けると人体に悪影響が及
ぶ可能性がある場合に、そのことを入浴者や浴室外の人
に知らせる安全装置8と、その情報を表示するための表
示部11を備えている。
【0017】次に、動作について説明する。入浴者が入
浴を開始すると、浴水2の水位を検出する圧力センサ9
が急激な水位の上昇を検知し、人が入浴を開始したこと
を検出する。同時にタイマー7がリセットされ、人が入
浴している時間の測定を開始する。さらに送水手段3が
定期的に駆動することで、浴水2の湯温は湯温測定手段
6で測定される。ここで入浴者が人体に悪影響を及ぼす
可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間入浴し
ている場合には、安全装置8が、入浴者や浴室外の人に
注意を促す情報を表示部11を利用して報知する。
【0018】ここで、主に高齢者や身体に疾患を持つ人
が、特に冬場などにに高温の湯で長時間入浴した場合、
血圧値が急激に変化したり、体温の上昇に伴って血液の
粘性が高くなったり、また体内の水分が減少するなどし
て、人体に悪影響を及ぼす場合があると言われている。
【0019】しかし、本発明によれば、人体に悪影響を
及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間
入浴している場合には、安全装置8が作動して入浴者や
浴室外の人にその情報を報知するので、つまり入浴時間
を測定するだけでなく、湯温も測定して、これらの値か
ら総合的に入浴者が入浴を続けると、入浴者に悪影響が
及ぶかどうかを判断して報知を行うので、これによって
入浴者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態に陥
ったりするのを事前に防止することが可能となる。
【0020】なお、報知がなされた後は、人為的に報知
停止スイッチ(図示せず)を押すまで継続して報知が行
われるので、浴室外の人に報知する場合、浴室外の人は
確実に入浴者の安全を確認することができる。ここで、
報知停止スイッチを押して報知が停止されるとタイマー
は再びリセットされ、また、略一定時間入浴を続けてい
た入浴者が所定時間内に入浴を止めた場合にもタイマー
はリセットされる。しかし水を足すなどして浴水2の湯
温が低下した場合には、見かけ上、人体に悪影響を及ぼ
す可能性が無くなったとしても、タイマーはすぐにはリ
セットされず、温度低下前後の湯温と入浴時間を考慮に
入れた上で、どのくらいの時間でリセットを実施するか
を判断し、それに従ってタイマーはリセットされる。
【0021】次に、浄化機能4の動作について説明をす
る。上記安全装置の動作の説明と同様に、人が入浴を開
始すると圧力センサ9がこれを検出する。すると送水手
段3が駆動し、浴水2は配管10内を循環する。ここで
浴水2が浄化機能4を通過すると、浴水2に含まれてい
る汚れ成分は浄化され、浴水2はきれいにされる。これ
により、同じ浴水に入浴者が複数人あるいは複数回入浴
する場合でも、きれいな浴水での入浴が可能となり、気
持ち良く入浴できる。
【0022】以上、本実施例で説明したように、安全装
置8のタイマー7をリセットしたり浴水2の浄化を自動
で開始するための入浴検知を自動で行う手段としては、
圧力センサ9を利用して行う以外にも、水位計を用いて
急激な水位の変化を検出して行う方法などがある。一
方、安全装置8のタイマー7をリセットしたり浄化を開
始したりするのは、入浴検知を自動で行って開始する以
外にも、例えば人がタイマー7や機器をスタート・スト
ップさせる等、手動で行う形態でも可能である。
【0023】また、入浴者や浴室外の人に入浴者が人体
に悪影響を及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定
以上の時間入浴していることを報知する手段としては、
図2に示した表示部11を設けてランプやLEDを点灯
させて報知する方法の他に液晶画面の表示装置を用いた
り、ブザーやスピーカー等の音情報を用いる等々の方法
が挙げられる。さらに入浴者に報知するための表示部1
1やスピーカーは、本実施例のように入浴機器に設けら
れたり浴室内に設置されたりしても、また入浴者の家族
等入浴者以外の人に報知するために、台所、居間等浴室
外に設置されても構わない。
【0024】なお、入浴検知に用いる圧力センサ9や湯
温測定手段6、タイマー7が構成上浴室用機器5に内蔵
され、共に一体の構成であれば、入浴検知手段や湯温測
定手段6、それにタイマー7を機器本体と別に浴室に取
り付ける等の面倒な作業等は必要なく機器の設置が簡単
に行える上、邪魔なコードや配管が不要となるのでコン
パクトにまとまり、省スペース化が図れる。
【0025】(実施例2)図3を用いて第2の実施例を
説明する。全体の構成の説明は実施例1と同様なので省
略し、ジェットバス機能についてのみ説明する。13は
ジェットバス機能、14は配管10内に空気を取り込む
ためのエア供給弁、12は浴水を配管側から浴槽に対し
て給排水するための風呂アダプタである。
【0026】ジェットバス機能13の動作について説明
する。入浴者が入浴を開始すると、浴水2の水位を検出
する圧力センサ9が急激な水位の上昇を検出し、人が入
浴を開始したことを検知する。そして、送水手段3が駆
動して浴水2は配管10内を循環する。ここで、エア供
給弁14が一定周期で開閉を繰り返すと、配管10内に
空気が混入され、風呂アダプタ12からエアを含んだ循
環浴水が浴槽1に戻される。
【0027】この結果、周期的に混入されるエアが人体
に衝突して筋肉の凝った部分をほぐし血行が促進すると
いう効果や、エアを含んだ循環された浴水2が風呂アダ
プタ12から浴水2に噴き出され浴水2が撹拌され、そ
れによる体への温熱効果、そして泡の力による人体洗浄
効果などが得られる。
【0028】また、湯温が高温でかつ入浴時間が人体に
悪影響を及ぼす可能性のある時間を経過すると自動的に
運転を停止する機能が浴室用機器5に備えられた場合、
ジェットバス機能は、一定時間後に自動で停止して、一
定時間が経過したことを入浴者の意識に強く訴えられる
ことから、入浴者が快適な浴室用機器を無意識のうちに
長時間利用しないよう確実に注意を促すことができる。
【0029】以上、本実施例で説明したように、浴室用
機器5に備えられた入浴時間を測定するためのタイマー
のスタート・ストップ及びそのリセットは入浴検知を利
用して自動で行っても、また人が手動で行ってもどちら
でも良い。それと同様、ジェットバス機能の運転の開
始、停止も自動、手動のどちらで行っても構わない。こ
こで、いずれの動作をも手動で実施する場合には、圧力
センサ9は不要となることもある。
【0030】また、入浴者や浴室外の人に入浴者が人体
に悪影響を及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定
以上の時間入浴していることを報知する手段としては、
図3に示した表示部11を設けてランプやLEDを点灯
させて報知する方法の他に液晶画面の表示装置を用いた
り、ブザーやスピーカー等の音情報を用いる等々の方法
が挙げられる。さらに入浴者に報知するための表示部1
1やスピーカーは、本実施例のように入浴機器に設けら
れたり浴室内に設置されたりしても、また入浴者の家族
等入浴者以外の人に報知するために、台所、居間等浴室
外に設置されても構わない。
【0031】なお、入浴検知に用いる圧力センサ9や湯
温測定手段6、タイマー7が構成上浴室用機器5に内蔵
され、共に一体の構成であれば、入浴検知手段や湯温測
定手段6、それにタイマー7を機器本体と別に浴室に取
り付ける等の面倒な作業等は必要なく機器の設置が簡単
に行える上、邪魔なコードや配管が不要となるのでコン
パクトにまとまり、省スペース化が図れる。
【0032】(実施例3)図4を用いて第3の実施例を
説明する。全体の構成の説明は実施例1、2と同様なの
で省略しマッサージ機能についてのみ説明する。15は
マッサージ機能、22はマッサージ機能の運転の開始・
停止を手動で操作するための操作スイッチ、20は人体
をマッサージする施療子、19は施療子を駆動させるた
めに伸縮する袋体、16は袋体19を伸縮させるための
エアーポンプ、17はエアーポンプから送られたエアー
を分岐、切換えをするための弁、18は袋体にエアーを
送るための配管チューブである。
【0033】なお、21は人が入浴しているか否かを、
あるいはマッサージ機能15を利用しているか否かを検
出するための人体検知手段。23は湯温が高温で入浴時
間が人体に悪影響が及ぶと判断した場合に安全装置(図
示せず)がその情報を入浴者に報知するための報知手段
である。
【0034】マッサージ機能15の動作について説明を
する。入浴者が入浴を開始すると、人体検知手段21が
人が入浴したことを検知し、エアーポンプ16が駆動を
始め、エアーポンプからエアーが分岐・切換えを行うた
めの弁17を経て、配管チューブ18を通って袋体19
に送られ、このエアーの給排気に伴って袋体19は伸縮
する。袋体19が伸縮すると、その先端に取りつけられ
た施療子は前後に駆動し、マッサージ動作を行う。
【0035】浴槽内でマッサージを行うと湯温により血
管が拡張されて、ここへ凝りをほぐす動作が加わるた
め、血行促進に大変効果的で、リラックスの効果も得ら
れる。
【0036】また、湯温が高温でかつ入浴時間が人体に
悪影響を及ぼす可能性のある時間を経過すると自動的に
運転を停止するを機能が安全装置に備えられた場合、マ
ッサージ機能が自動で停止して、一定時間が経過したこ
とを入浴者の意識に強く訴えることから、入浴者が快適
な浴室用機器を無意識のうちに長時間利用しないよう確
実に注意を促すことができる。
【0037】以上、本実施例で説明したように、安全装
置に備えられた入浴時間を測定するためのタイマーのス
タート・ストップ及びそのリセットは人体検知手段21
を利用して自動で行っても、また人が手動で行っても良
いのと同様、マッサージ機能の運転の開始、停止も自
動、手動のどちらで行っても構わない。ここで、手動で
実施する場合には操作スイッチ22を利用して、圧力セ
ンサ9は不要となることもある。
【0038】また、入浴者や浴室外の人に入浴者が人体
に悪影響を及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定
以上の時間入浴していることを報知する報知手段23の
形態としては、ランプやLEDを点灯させて報知する方
法の他に液晶画面の表示装置を用いたり、ブザーやスピ
ーカー等の音情報を用いる等々の方法が挙げられる。さ
らに前記報知手段23は、本実施例のように入浴機器に
設けられたり浴室内に設置されたりしても、また入浴者
の家族等入浴者以外の人に報知するために、台所、居間
等浴室外に設置されても構わない。
【0039】なお、入浴検知に用いる圧力センサ9や湯
温測定手段6、タイマー7が構成上浴室用機器5に内蔵
され、共に一体の構成であれば、入浴検知手段や湯温測
定手段6、それにタイマー7を機器本体と別に浴室に取
り付ける等の面倒な作業等は必要なく機器の設置が簡単
に行える上、邪魔なコードや配管が不要となるのでコン
パクトにまとまり、省スペース化が図れる。
【0040】(実施例4)図5、図6、図7を用いて、
第4の実施例を説明する。全体の構成の説明は実施例1
〜3と同様なので省略し、浴室内テレビ、浴室内ラジ
オ、浴室内電話についてのみ説明する。
【0041】図5において、27は浴室壁、26は浴室
壁27をまたいで設置されているテレビボックス、29
はボックス用窓、30はボックス用窓29とテレビボッ
クス26をシールするためのシール材、25はボックス
用窓に設置された操作スイッチ、28はテレビボックス
26内に設置された浴室内テレビ、31はテレビボック
ス26内の空気を換気するための通気孔、32は防水ス
ピーカー、33は浴室内テレビ28と防水スピーカー3
2を結ぶ電気配線、8は入浴者が人体に悪影響を及ぼす
可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間入浴し
ている場合に、そのことを入浴者や浴室外の人に知らせ
る安全装置で、浴水2の湯温を測定するための湯温測定
手段6と、浴室内テレビ28に備えられたタイマー7
と、人が入浴をしているかどうかを検出するための水位
計24を備えている。36は水位計24を浴槽1に固定
するための吸盤である。
【0042】ここで、操作スイッチ25を操作するとテ
レビを見ることができる。浴室内テレビ28は、テレビ
ボックス26とボックス用窓29の内側に収められてい
て、これらはシール材30でシールされているので、湯
水等の進入を防ぐことができる。
【0043】人が入浴を開始すると、水位計24が急激
な水位の上昇を検出し、人が入浴を開始したことを検知
する。と、同時にタイマー7がリセットされ、人が入浴
している時間の測定を開始する。また、湯温は湯温測定
手段6で常時検出しているため、入浴者が人体に悪影響
を及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時
間入浴している場合には、安全装置8が入浴者や浴室外
の人に注意を促す情報を報知する。
【0044】ここで、その報知手段としては浴室内テレ
ビ28やテレビボックス26等に備えたLEDランプ等
の表示装置を用いたり、防水スピーカー32を利用する
他、浴室内テレビ28のブラウン管を使って報知する等
の方法がある。つまり、入浴者が人体に悪影響を及ぼす
可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間入浴し
ている場合に、テレビのスイッチが切れていても自動で
スイッチをONにして、ブラウン管を利用して報知する
ことができる。
【0045】また、図6において34は浴室内ラジオで
ある。操作スイッチ25を操作するとラジオを聴くこと
ができる。ラジオの場合、ブラウン管は備えていないの
で、前記報知手段はLEDランプ等の表示装置を用いた
り、ラジオのスピーカーを用いる方法がある。
【0046】浴室内テレビ28や浴室内ラジオ34の安
全装置8に、湯温が高温でかつ入浴時間が人体に悪影響
を及ぼす可能性のある時間を経過すると自動的に運転を
停止する機能が備えられた場合、一定時間後に自動で映
像や音声が消されるので、一定時間が経過したことを入
浴者の意識に強く訴えられることから、入浴者が快適な
浴室用機器を無意識のうちに長時間利用してしまわない
よう確実に注意を促すことができる。なお、家族等入浴
者以外の人に報知するために、別の報知手段を台所、居
間等浴室外に設置しても構わない。
【0047】さらに、図7において35は防水タイプの
浴室内電話である。防水タイプなので浴室内での電話の
利用が可能となる。入浴者が人体に悪影響を及ぼす可能
性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間入浴してい
る場合には、受話器のスピーカーを利用して、入浴者や
浴室外の人に注意を促す情報を報知することができるの
で、一定時間が経過したことを入浴者の意識に強く訴え
られることから、入浴者が無意識のうちに長時間電話を
利用してしまわないよう確実に注意を促すことができ
る。
【0048】また、安全装置に備えられた入浴時間を測
定するためのタイマーのスタート・ストップ及びそのリ
セットは入浴検知を利用して自動で行っても、また人が
手動で行っても良いのと同様、マッサージ機能の運転の
開始、停止も自動、手動のどちらで行っても構わない。
ここで、手動で実施する場合には、圧力センサ9は不要
となることもある。
【0049】以上、本実施例で説明したように、水位計
24や湯温測定手段6、タイマー7が構成上浴室用機器
に内蔵されず一体の構成でない場合でも、水位計24や
湯温測定手段6、タイマー7の各測定結果の情報を例え
ば電波で浴室用機器本体に通信させれば、配線は不要で
すっきりとした構成が実現可能となる。
【0050】(実施例5)実施例5を説明する。全体の
構成の説明は実施例1と同様なので省略し、人体に悪影
響を及ぼす可能性があるとされる湯温ならびに入浴時間
についてのみ説明することにする。
【0051】浴水の湯温を測定する湯温測定手段と、人
の入浴時間を測定するタイマーを備え、湯温が42℃以
上の場合に入浴者が10分間以上入浴すると、入浴者お
よび、もしくは浴室外の人に安全装置を通して注意を促
す。
【0052】一般に通常53%の体内水分は、42℃の
浴槽に10分間入浴すると50%となって血流が悪くな
り体に悪影響を及ぼす可能性があり、また43℃の浴槽
に10分間以上入浴すると体内温度は2℃上昇し血液の
粘性が高くなって、やはり体に悪影響を及ぼす可能性が
あると言われている。
【0053】これに対し、本発明では42℃以上の湯に
10分間以上入浴した場合に、入浴者および、もしくは
浴室外の人に注意を促すので、入浴者が入浴中動けなく
なる状態や意識を失う状態に陥ったりするのを事前に防
止することができる。
【0054】なお、注意を促すのは浴室内の入浴者に対
して行う他、浴室外の人に行うことも可能である
【0055】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、一般に人体に悪影響を及ぼす可能性があるとされる
湯温でかつ所定以上の時間入浴している場合には、その
情報は浴室用機器から入浴者や浴室外の人に伝えられ、
入浴者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態に陥
ったりするのを事前に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における浴室用機器を用いた
システム構成概念図
【図2】同浴室用機器を用いたシステムの外観図
【図3】本発明の実施例2における浴室用機器を用いた
システム構成概念図
【図4】本発明の実施例3における浴室用機器を用いた
システム構成概念図
【図5】本発明の実施例4における浴室用機器を用いた
システム構成概念図
【図6】本発明の実施例4における他の浴室用機器を用
いたシステム構成概念図
【図7】本発明の実施例4における他の浴室用機器を用
いたシステムの外観図
【図8】従来の浴室用機器を用いたシステム構成概念図
【符号の説明】
4 浄化機能 5 浴室用機器 6 湯温測定手段 7 タイマー 8 安全装置 13 ジェットバス機能 15 マッサージ機能 28 浴室用テレビ 34 浴室用ラジオ 35 浴室内電話
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 33/00 A61H 33/00 F (72)発明者 河栗 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 垰 統雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 古田 聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2D005 FA00 4C074 LL07 MM01 NN01 QQ40 4C094 BC28 EE22 FF02 FF15 FF17 GG12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】風呂の湯温を測定する湯温測定手段と、入
    浴時間を測定するタイマーと、前記タイマーおよび前記
    湯温測定手段の情報を用いて、湯温が高温でかつ入浴時
    間が人体に悪影響を及ぼす可能性のある時間を経過する
    と、入浴者に注意を促す安全装置を備えた浴室用機器。
  2. 【請求項2】湯温が高温でかつ入浴時間が人体に悪影響
    を及ぼす可能性のある時間を経過すると、自動的に運転
    を停止する請求項1に記載の浴室用機器。
  3. 【請求項3】湯温が42℃以上でかつ入浴時間が10分
    以上の場合に、入浴者に注意を促す請求項1または2に
    記載の浴室用機器。
  4. 【請求項4】湯温測定手段は浴室用機器と一体の構成を
    成す請求項1ないし3のいずれか1項に記載の浴室用機
    器。
  5. 【請求項5】浴室用機器は浄化機能を備えた請求項1な
    いし4のいずれか1項に記載の浴室用機器。
  6. 【請求項6】浴室用機器はジェットバス機能を備えた請
    求項1ないし4のいずれか1項に記載の浴室用機器。
  7. 【請求項7】浴室用機器はマッサージ機能を備えた請求
    項1ないし4のいずれか1項に記載の浴室用機器。
  8. 【請求項8】浴室用機器は浴室内テレビおよび、または
    浴室内ラジオを備えた請求項1ないし4のいずれか1項
    に記載の浴室用機器。
  9. 【請求項9】浴室用機器は浴室内電話を備えた請求項1
    ないし4のいずれか1項に記載の浴室用機器。
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