JP2001187028A - 心電計測浴槽装置 - Google Patents

心電計測浴槽装置

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JP2001187028A
JP2001187028A JP37280399A JP37280399A JP2001187028A JP 2001187028 A JP2001187028 A JP 2001187028A JP 37280399 A JP37280399 A JP 37280399A JP 37280399 A JP37280399 A JP 37280399A JP 2001187028 A JP2001187028 A JP 2001187028A
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heart rate
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bather
water
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Hajime Fujii
元 藤井
Shigeru Nonami
成 野波
Hikari Ozaki
光 尾崎
Satoshi Fujita
智 藤田
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入浴行動を妨げず使用勝手が良く、設置或い
は施工が容易であって、湯水の揺れによるノイズの発生
を抑制可能な心電計測浴槽装置を提供する。 【解決手段】 浴槽2内の湯水に接触可能な位置に既設
の導電性部材、浴槽2に設けられた水流噴出口9または
気泡口7の周縁部を構成する導電性部材、または、浴槽
2の所定位置に設置された水質浄化用の炭素材の内の少
なくとも何れか一つの導電性部材3を用いて形成された
少なくとも一対の電極4と、湯水を介して電極4に誘導
された浴槽2内で入浴している入浴者の心電信号を処理
して、入浴者の心拍数と心電波形の少なくとも何れか一
方を検出する信号処理部5とを備えてなり、浴槽2内へ
の給湯を行う給湯器の給湯温度を設定するリモコン装置
6内に、信号処理部5の一部または全部が形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽内で入浴して
いる入浴者の心電信号を処理して、その入浴者の心拍数
または心電波形を計測可能な心電計測浴槽装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】昨今の健康への関心の高まり、適切な入
浴行動を支援、支持するための手段の必要性から、入浴
者の心拍数または心電波形を計測可能な心電計測装置が
提案されている。例えば、図5に示すように、既存の浴
槽30の内壁面に取り付け可能な少なくとも一対の電極
31と、これら電極に浴槽内の湯水を介して誘導された
入浴者の心電信号を所定の信号ケーブル32を介して入
力し、その入力信号を処理してその入浴者の心拍数また
は心電波形を計測可能な心拍計33または心電計34と
を備えて構成されたもの、或いは、図6に示すように、
前記一対の電極31と前記心拍計33または心電計34
とを一体化して構成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た前者の心電計測装置は、前記信号ケーブルや浴槽周辺
に設置した心拍計または心電計が入浴者の行動を妨げる
虞がある。また、後者の心電計測装置では、計測精度を
上げるべく第三の電極や接地電極を設けることが困難で
ある。そこで、心電計測装置を浴室或いは浴槽内での使
用に限定して一般に普及させるには、入浴者の行動を妨
げず、使用勝手が良く、しかも、設置或いは施工が容易
であることが要求される。更に、計測精度の観点から
は、人体に非接触で浴槽内の湯水を介して電極に心電信
号が誘導される非接触型の場合、電極面と湯水の間に形
成される電気二重層がコンデンサとして作用する際に、
浴槽内での入浴者の動きによる湯水の揺れによって電気
二重層の状態が変化して、電極に誘導される心電信号に
低周波のノイズが重畳されるため、かかるノイズの発生
を抑制する必要がある。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、入浴行動を妨げず使用勝手が
良く、設置或いは施工が容易な心電計測浴槽装置、更に
は、非接触型である場合に湯水の揺れによるノイズの発
生を抑制可能な心電計測浴槽装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る心電計測浴槽装置の第一の特徴構成は、
特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した如く、浴槽内
の湯水に接触可能な位置に設置された少なくとも一対の
電極と、前記湯水を介して前記電極に誘導された前記浴
槽内で入浴している入浴者の心電信号を処理して、前記
入浴者の心拍数と心電波形の少なくとも何れか一方を検
出する信号処理部とを備えてなる心電計測浴槽装置であ
って、前記電極が、前記浴槽に設けられた水流噴出口ま
たは気泡口の周縁部を構成する導電性部材、または、前
記浴槽の所定位置に設置された水質浄化用の炭素材の少
なくとも何れか一方を用いて形成されている点にある。
【0006】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項2に記載した如く、浴槽内の湯水に接触可能な
位置に既設の導電性部材、前記浴槽に設けられた水流噴
出口または気泡口の周縁部を構成する導電性部材、また
は、前記浴槽の所定位置に設置された水質浄化用の炭素
材の内の少なくとも何れか一つの導電性部材を用いて形
成された少なくとも一対の電極と、前記湯水を介して前
記電極に誘導された前記浴槽内で入浴している入浴者の
心電信号を処理して、前記入浴者の心拍数と心電波形の
少なくとも何れか一方を検出する信号処理部とを備えて
なり、前記浴槽内への給湯を行う給湯器の給湯温度を設
定するリモコン装置内に、前記信号処理部の一部または
全部が形成されている点にある。
【0007】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項3に記載した如く、浴槽内に取り付け可能な少
なくとも一対の電極と、前記浴槽内の湯水を介して前記
電極に誘導された前記浴槽内で入浴している入浴者の心
電信号を処理して、前記入浴者の心拍数と心電波形の少
なくとも何れか一方を検出する信号処理部とを備え、前
記電極から前記信号処理部に向けて前記心電信号を無線
伝送可能に前記電極側に送信手段を前記信号処理部側に
受信手段を設けてなり、前記浴槽内への給湯を行う給湯
器の給湯温度を設定するリモコン装置内に、前記信号処
理部の一部または全部が形成されている点にある。
【0008】同第四の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項4に記載した如く、上記第二または第三の特徴
構成に加えて、浴槽内の水位変化を検出可能な水位変化
検出手段を備え、前記リモコン装置が、浴室内に設置さ
れる第1リモコン装置と浴室外に設置される第2リモコ
ン装置とを相互にデータ通信可能に接続して構成され、
前記水位変化検出手段が所定量以上の水位低下を検出し
ていない状態において、前記信号処理部が、前記入浴者
の心拍数を検出し、その検出された心拍数が所定値以下
である場合、或いは、前記入浴者の心拍数を検出不能な
場合に、所定の低心拍数検出信号を出力可能に構成され
ており、前記低心拍数検出信号を受信して所定の警報を
発生する低心拍数警報手段を、少なくとも前記第2リモ
コン装置に設けてある点にある。
【0009】同第五の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項5に記載した如く、上記第二、第三または第四
の特徴構成に加えて、前記リモコン装置が、浴室内に設
置される第1リモコン装置と浴室外に設置される第2リ
モコン装置とを相互にデータ通信可能に接続して構成さ
れ、前記信号処理部が、前記入浴者の心拍数を検出し、
その検出された心拍数が所定値以上の場合に、所定の高
心拍数検出信号を出力可能に構成されており、前記高心
拍数検出信号を受信して所定の警報を発生する高心拍数
警報手段を、少なくとも前記第2リモコン装置に設けて
ある点にある。
【0010】以下に作用並びに効果を説明する。本発明
に係る心電計測浴槽装置の第一の特徴構成によれば、電
極が水流噴出口または気泡口の周縁部を構成する導電性
部材で形成されている場合は、水流噴出口または気泡口
から出る水流や気泡によって電極表面近傍の湯水が常時
攪拌され、電極表面と湯水の間に電気二重層が生成され
ないため、また、電極が水質浄化用の炭素材で形成され
ている場合は、炭素材が導電性部材であり、電極として
使用できるとともに、炭素材が多孔質であることから、
その消波効果によって電極表面と湯水の間に電気二重層
が生成されにくくなるため、浴槽内での入浴者の動きに
よる湯水の揺らぎが電極表面の電気二重層の電気特性に
変調を与え、その結果、電極に誘導される心電信号に対
して10Hz程度以下の低周波ノイズが発生するという
現象が回避或いは大幅に抑制される。従って、心拍数を
計測するためのR波の抽出において振幅値が安定するた
め、R波の周期を正確に計測でき、正確な心拍数を計測
することができ、また、心電波形の基線の揺らぎを除去
できるため、安定した心電波形を計測することができ
る。更に、水流噴出口または気泡口の周縁部を構成する
導電性部材や水質浄化用の炭素材を電極として使用する
ことにより、心電計測専用の電極をわざわざ別途独立に
設ける必要がなく、かかる電極の存在によって入浴者の
行動が妨げられることなく、ジェット水流や気泡噴出に
よるマッサージ効果や水質浄化効果を享受しながら心電
計測が行える。
【0011】同第二または第三の特徴構成によれば、リ
モコン装置内に、信号処理部の一部または全部が形成さ
れているため、リモコン装置の信号処理用のマイコンや
液晶表示装置等の電子部品を心電計測の信号処理や出力
表示用に兼用でき、リモコン装置と心電計や心拍計の信
号処理部(電極を除く部分)を一体化できる。この結
果、リモコン装置のハードウェア資源を有効活用でき、
コストダウンが図れるとともに、別途独立した心電計や
心拍計の信号処理部を浴室内に持ち込んだり、予め常設
しておく必要がなく、心電計測浴槽装置の使用勝手が向
上し、施工も容易となる。つまり、入浴中に特段の準備
を行わずとも、計測したい時に心電計測を行えたり、或
いは、入浴中に自動的に心電計測を行うことも可能であ
る。更に、リモコン装置が浴室外にある時は、例えば家
族の者が、遠隔操作により入浴者に対して心電計測を開
始し、心拍数等をリモコン装置に出力表示させて、入浴
者の入浴中における健康状態を監視することができる。
【0012】特に、同第二の特徴構成によれば、浴槽内
の湯水に接触可能な位置に既設の導電性部材や、他の用
途のために浴槽に設けられた導電性部材を電極として使
用することにより、心電計測専用の電極を別途独立に設
ける必要がなく、かかる電極の存在によって入浴者の行
動が妨げられることなく心電計測が行える。更に、電極
が浴槽内に固定されるため、電極と信号処理部間の配線
を予め浴槽壁内に敷設しておくことで、リモコン装置ま
での配線工事が容易に行える。ここで、浴槽内の湯水に
接触可能な位置に既設の導電性部材としては、浴槽壁に
設けられた給湯口に取り付けられた金属製の風呂アダプ
タ(出湯方向を調節して、高温の湯が直接入浴者に向け
て噴出するのを防止するもの)や、浴槽内の側壁部に取
り付けられた金属製の手すり等が、電極に使用すること
ができる。
【0013】また、同第三の特徴構成によれば、浴槽内
面に適当な導電性部材が既設されていない場合におい
て、浴槽内に取り付けた電極に浴槽内の湯水を介して入
浴者の心電信号が誘導され、この心電信号が送信手段と
受信手段を介して信号処理部に送信されるため、その心
電信号を処理することで、入浴者の心拍数や心電波形を
計測することができる。更に、電極と信号処理部間がワ
イヤレスであるため、両者間の配線によって入浴者の行
動が妨げられることなく心電計測が行える。
【0014】同第四の特徴構成によれば、信号処理部が
入浴者の心拍数を検出しているという事実によって、入
浴者が浴槽内にいることを検出でき、水位変化検出手段
が所定量以上の水位低下を検出していない事実によっ
て、入浴者が浴槽内に滞留していることが分かる。かか
る状況において、信号処理部が所定値以下の心拍数を検
出するか、或いは、心拍数を検出不能な場合は、入浴者
が浴槽内にいて、しかも心拍数が異常に低下している状
況にあると判断できる。従って、信号処理部がかかる心
拍数の異常低下を検出して所定の低心拍数検出信号を出
力し、その低心拍数検出信号を第2リモコン装置の低心
拍数警報手段が受信して所定の警報(例えば、警報音、
警報光等)を発生することによって、浴室外にいる入浴
者の家族等の第三者が、入浴者の心拍数が異常に低くな
っていることを早期に検知して、入浴者を早期に救助す
ることができ、浴槽内での溺水事故を防止できる。
【0015】同第五の特徴構成によれば、第1リモコン
装置が浴室内に設置されているため、浴槽内或いは浴室
内に設置された電極に誘導される心電信号を信号処理部
の内の第1リモコン装置に配置された部分(以下、第1
処理部と便宜的に呼ぶ)が一旦受信する。次に、信号処
理部が第1リモコン装置と第2リモコン装置内にどのよ
うに形成されているかに応じて、第1処理部がその心電
信号を処理して心拍数を計測し、その心拍数に基づいて
高心拍数検出信号を出力し、処理結果である高心拍数検
出信号を第2リモコン装置へ送信するか、または、第1
処理部がその心電信号を処理して心拍数を計測し、処理
結果である心拍数を第2処理部へ送信し、第2処理部が
その心拍数に基づいて高心拍数検出信号を出力するか、
または、第1処理部が受信した心電信号をその儘或いは
増幅や雑音除去等の前処理を施した後に第2処理部へ転
送して、第2処理部がその心電信号を処理して心拍数を
計測し、その心拍数に基づいて高心拍数検出信号を出力
する。更に、第2リモコン装置の高心拍数警報手段は高
心拍数検出信号を検出すると所定の警報を発生するた
め、第2リモコン装置に適当な表示手段が設けらていな
い場合や、当該表示手段があってもそれに表示された心
拍数を目視確認せずとも、第2リモコン装置の高心拍数
警報手段が発生する警報(例えば、警報音、警報光等)
によって、浴室外にいる入浴者の家族等の第三者が、入
浴者の心拍数が異常に高くなっていることを早期に検知
して、入浴者に注意を促したり、適切な処置を施すこと
で、かかる高心拍状態が放置されて浴槽内での溺水にま
で至るのを未然に回避できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る心電計測浴槽
装置の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】図1に示すように、心電計測浴槽装置1
は、浴槽2内の湯水に接触可能な位置に既設の複数の導
電性部材3であって通常の入浴姿勢において入浴者の左
右両手首或いは右手首と左足首に夫々近接する位置にあ
るものをそのまま一対の電極4として使用し、電極4に
湯水を介して誘導される入浴者の心電信号を処理して、
入浴者の心拍数と心電波形を検出する信号処理部5を浴
槽2内への給湯を行う給湯器(図示省略)の給湯温度等
を設定するリモコン装置6内に形成してなる。
【0018】浴槽2は、その底面2aに気泡を吹き上げ
る気泡口7と排水口8、その背もたれ面2bにジェット
水流を噴出する水流噴出口9、足元の内壁面2cに前記
給湯器からの給湯口10、左右の内壁側面2dに金属製
の手すり11を備えており、気泡口7、排水口8及び水
流噴出口9の周縁部の金属枠、給湯口10に設けられた
金属製の風呂アダプタ10a、手すり11が前記複数の
導電性部材3に相当し、これらの内の、入浴者の左右両
手首或いは右手首と左足首に夫々近接する位置にあるも
のが一対の電極4として使用される。ここで、左右両手
首に夫々近接する電極の場合は第1誘導が計測でき、右
手首と左足首に夫々近接する電極の場合は第2誘導が計
測できる。また、左手首と左足首に夫々直接接触する電
極の場合は第3誘導を計測できるが、浴槽内ではノイズ
が大きく殆ど計測不可能なため、左手首と左足首に夫々
近接する電極は使用しない。電極4として、気泡口7や
水流噴出口9の周縁部の金属枠を用いた場合は、気泡口
7や水流噴出口9から噴出する気泡や水流によって電極
4となる金属枠表面近傍の湯水が常時攪拌されるため、
水の揺らぎに起因する10Hz以下の低周波ノイズ発生
の要因となる電極4と浴槽2の湯水との間に電気二重層
が形成されるのを抑制する効果がある。また、上記した
導電性部材3の内の電極4として使用しないもの、或い
は、排水栓を繋ぐ金属製の鎖を接地用電極として使用す
るのも好ましい。但し、接地用電極は必ずしも設けなく
とも、上記した第1または第2誘導による心電信号は検
出可能である。
【0019】電極4と接地用電極にはリード線12が各
別に接続しており、その各リード線12は浴槽壁部に予
め敷設されており、電極4等と反対側の端部が浴槽外壁
面の所定箇所に纏められ、施工時において各リード線1
2の端部と信号処理部5の間を電気的に接続する。これ
により、電極4に誘導された心電信号が信号処理部5に
伝送される。
【0020】信号処理部5は、図2に示すように、一対
の電極4に湯水を介して誘導された微弱な心電信号間の
電位差(以下、単極の心電信号と区別するために電位差
信号と称す)を増幅する増幅部13と、心電信号に重畳
した水の揺らぎに起因する10Hz以下の低周波ノイズ
と商用電源周波数及びその高調波を成分とする電源ノイ
ズを電位差信号から除去するための帯域幅0.05〜1
00Hzのバンドパスフィルタと50Hzまたは60H
zのノイズ成分を選択的に除去するハムフィルタを備え
たノイズ除去部14と、ノイズ除去後の電位差信号を一
定のサンプリング周期でA/D変換するA/D変換部1
5と、A/D変換された電位差信号をディジタル信号処
理して入浴者の心拍数と心電波形を導出するディジタル
信号処理部16と、導出された心拍数と心電波形を出力
表示する表示部17とから構成されている。ディジタル
信号処理部16は、一定のサンプリング周期で逐次A/
D変換された電位差信号の強度が一定閾値以上のものを
R波のピークと判断して、そのピーク間隔(秒)を求
め、その逆数に60を乗じて1分当たりの心拍数を算出
する。尚、心電波形の出力は行わずに心拍数の導出だけ
を行う場合は、ノイズ除去部14の通過帯域幅を更に狭
めてもよく、その場合は、前記ハムフィルタを設けず
に、帯域幅10〜35Hz程度のバンドパスフィルタだ
け備えた構成としても構わない。
【0021】リモコン装置6は、浴室内に設置される第
1リモコン装置6aと台所等の浴室外に設置される第2
リモコン装置6bとを相互にデータ通信可能に接続して
構成されており、信号処理部5の増幅部13からディジ
タル信号処理部16までは第1リモコン装置6a内に形
成され、表示部17は、第1リモコン装置6aと第2リ
モコン装置6bの両方に同じものが形成されている。A
/D変換部15とディジタル信号処理部16は第1リモ
コン装置6aの給湯温度や給湯量の設定等の処理用に設
けられているマイクロコンピュータ18を利用して構成
している。そのマイクロコンピュータ18はアナログ入
力端子を備え、そのアナログ入力をA/D変換するA/
D変換器を内蔵した機種を使用している。尚、A/D変
換器はA/D変換部15を形成するが、外付け回路で構
成しても構わない。また、第1リモコン装置6aと第2
リモコン装置6bと給湯器間にはDC12Vの電源線6
cが敷設されており、第1リモコン装置6aと第2リモ
コン装置6bと給湯器の相互間の信号送受信は、この電
源線6cを介して行われ、第1リモコン装置6aのディ
ジタル信号処理部16から第2リモコン装置6bの表示
部17へのデータ伝送も同様に電源線6cを介して行
う。このため、ディジタル信号処理部16と表示部17
間のデータ伝送用に別途配線工事を行ったり、無線装置
を設置したりする必要がない。
【0022】表示部17は、心拍数と心電波形を表示す
る液晶表示装置とそれを駆動制御する周辺回路とからな
り、ディジタル信号処理部16からの心拍数と心電波形
を表す出力信号に基づいて上記表示を行う。表示部17
は、第1リモコン装置6aと第2リモコン装置6bの本
来の機能である給湯温度や給湯量等の設定のための設定
温度や設定給湯量或いは時刻表示用にも使用する。ここ
で、単に心拍数を表示するだけの場合は、従来の第1リ
モコン装置6aと第2リモコン装置6bの夫々に設定温
度や時刻表示用に設けられている液晶表示装置とその周
辺電子部品を流用して構成することができる。特に、第
2リモコン装置6bの表示部17に心拍数と心電波形の
表示を行うことにより、浴室外にいる入浴者の家族等の
第三者が、第2リモコン装置6bの表示部17に表示さ
れた心拍数や心電波形を観察・監視することで、入浴者
の健康状態を把握したり、入浴中の異常を早期に検知す
ることができる。ここで、増幅部13或いは増幅部13
とノイズ除去部14をリモコン装置6内に設けずに、各
電極4に近接して各別に設けても構わない。この場合、
増幅部13等への電源供給はリモコン装置6側から行
う。
【0023】また、浴槽2への給湯配管内には、その配
管内の水圧等に基づいて浴槽2内の湯水の水位を検出す
る水位検出手段19が設けられている。水位検出手段1
9の検出水位は、自動給湯制御等に使用されるととも
に、その検出水位を表す水位信号が信号処理部5にも出
力される。信号処理部5は、水位検出手段19の検出水
位が短時間(例えば10秒程度)の間に所定量以上上昇
或いは減少した場合に入浴者が浴槽2内に入った或いは
出たことを検出することができ、入浴者が浴槽2内に存
在するか否かの判定ができる。従って、水位検出手段1
9と信号処理部5の当該水位変化検出機能部とによって
水位変化検出手段が構成される。
【0024】信号処理部5は、水位検出手段19からの
水位信号に基づいて、水位上昇が給湯による水位上昇と
比較して短時間に所定量以上であった場合に、入浴者が
浴槽2に入ったと判断して、自動的に心電計測を開始
し、逆に、水位低下が短時間に所定量以上であった場合
に、入浴者が浴槽2から出たと判断して、自動的に心電
計測を終了するように構成されている。また、かかる自
動計測モードに加えて、第1リモコン装置6aまたは第
2リモコン装置6bの操作盤からの入浴者本人または浴
室外の第三者の手動操作によって心電計測を開始終了す
る手動計測モードも選択可能に構成されている。尚、計
測モードの切り換えは、別途モード切り換えスイッチを
前記操作盤上に設けて、モード設定信号を予め信号処理
部5に入力しておく方法や、デフォルト・モードとして
自動計測モードを設定しておき、操作盤からの手動操作
で自動計測を強制終了させたり、強制終了後に計測を再
開させたりできるようにしてもよい。
【0025】次に、心電計測浴槽装置1の追加機能につ
いて説明する。第一の追加機能は、高心拍数検出報知機
能であって、入浴中に心拍数が異常に高くなってきて、
その儘の状況で入浴を継続することが好ましくない場合
等に、その高心拍数状態を検出して、入浴者本人或いは
浴室外の第三者に注意を促す機能である。具体的には、
信号処理部5のディジタル信号処理部16が、算出され
た心拍数が予め設定されてある心拍数上限値より高いか
否かの判定を行い、高い場合に高心拍数検出信号Hを出
力するように構成されており、第1リモコン装置6a及
び第2リモコン装置6b内に夫々設けられた高心拍数警
報手段20が高心拍数検出信号Hを受信して所定の警報
音や警報メッセージを発生する。
【0026】第二の追加機能は、低心拍数検出報知機能
であって、入浴中に心拍数が異常に低くなってきて、そ
の儘の状況で入浴を継続すると溺水する虞がある場合等
に、その低心拍数状態を検出して、入浴者本人に注意を
促すとともに浴室外の第三者に入浴者の異常を報知する
機能である。具体的には、信号処理部5のディジタル信
号処理部16は、算出された心拍数が予め設定されてあ
る心拍数下限値より低いか否かの判定を行い、高い場合
には、入浴者が浴槽2内にいて、しかもその心拍数が正
常範囲内であると判定し、更にかかる状態において、水
位検出手段19からの水位信号に基づいて浴槽水位が短
時間内に所定量以上減少していないことを確認しなが
ら、算出された心拍数が前記心拍数下限値より低いか否
かの判定を行い、低い場合或いは心拍数の算出が不能な
場合に低心拍数検出信号Lを出力するように構成されて
おり、第1リモコン装置6a及び第2リモコン装置6b
内に夫々設けられた低心拍数警報手段21が低心拍数検
出信号Lを受信して所定の警報音や警報メッセージを発
生する。ここで、高心拍数警報手段20と低心拍数警報
手段21は一体で構成されており、高心拍数検出信号H
または低心拍数検出信号Lを受信すると、夫々固有の警
報を発生する。尚、単に心拍数の異常を報知するだけで
あれば、両検出信号を受信した場合に共通の警報を発生
しても構わない。
【0027】第三の追加機能は、強制排水機能であっ
て、入浴中に心拍数が異常に低くなってきて、その儘の
状況で入浴を継続すると溺水する虞がある場合等に、そ
の低心拍数状態を検出して、浴槽2内の湯水を少なくと
も溺水の虞のない水位まで強制排水する機能である。当
該機能は上記第二の追加機能との同時使用が好ましい。
具体的には、図3に示すように、信号処理部5のディジ
タル信号処理部16が、上記第二の追加機能と同様の処
理が可能に構成されており、ディジタル信号処理部16
から低心拍数検出信号Lを受信して浴槽2内の湯水を強
制排水する強制排水手段22が浴槽2に設けられてい
る。ここで、上記第二の追加機能における心拍数下限値
と、本第三の追加機能における心拍数下限値とは、同じ
値であってもよいが、本第三の追加機能における心拍数
下限値の方を少し低めに設定しても構わない。低心拍数
警報手段21によって発生した警報により、入浴者本人
がその後の処置を適切に行える場合もあり、かかる場合
は、警報の発生から前記強制排水が開始するまでに当該
処置を行う時間的猶予を設けておくのが好ましい。
【0028】強制排水手段22は、信号処理部5から有
線或いは無線の通信手段を介して低心拍数検出信号Lを
受信する受信部22aと、前記浴槽2内の湯水を浴槽2
外に強制排出する排水部22bから構成されており、ま
た、前記浴槽2の壁面に取り付け可能な構造となってい
る。排水部22bは、低心拍数検出信号Lを受信すると
モータポンプを作動させて、浴槽2内の湯水を汲み上げ
て洗い場等の浴槽2外に排水する。排水部22bの電源
は、所定の内蔵電池であっても、商用電源からの電力供
給であっても構わない。また、排水部22bの排水能力
は、溺死寸前の患者の蘇生率が4分以上で50%以下に
低下するため、低心拍数検出状態が必ずしも溺水状態と
は限らないが、かかる虞もあり得るため、4分以内に沈
水した鼻や口が離水するように設定するのが好ましい。
このため、前記モータポンプは浴槽2内の湯水を満水状
態から半分の貯水状態にまで遅くとも4分で排水できる
ものを使用する。例えば、浴槽2の満水容量が280リ
ットルの場合は、モータポンプの排水能力は35リット
ル/分以上が望ましい。尚、この値は一例であって、モ
ータポンプの排水能力は浴槽2の満水容量や形状等を考
慮して適宜変更するものとする。
【0029】ところで、強制排水手段22には、浴槽2
の湯水の強制排水が開始された場合に、入浴者本人や救
助者が当該強制排水を解除できる解除手段を設けてい
る。具体的には、前記排水部22bの作動を強制停止す
る解除ボタン22cが強制排水手段22の入浴者が操作
容易な位置に設けられている。
【0030】以下に別実施形態を説明する。 〈1〉電極4として使用する導電性部材3は、上記実施
形態において、例示したものに必ずしも限定されない。
例えば、浴槽2内の湯水の追い焚きや水質浄化用にその
湯水を浴槽2と給湯器の間で循環させるために、浴槽2
の内壁面2c等に設けられた取水口の周縁部の金属枠
や、その取水口等に取り付けられた水質浄化用の炭素材
を利用しても構わない。
【0031】〈2〉上記実施形態では、浴槽2は気泡口
7や水流噴出口9を備えた泡風呂やジェットバスと呼ば
れている高機能型のものであったが、浴槽2としては、
気泡口7や水流噴出口9を備えていない普及型のもので
あっても構わない。
【0032】〈3〉浴槽2に電極4として使用するのに
適切な導電性部材3が設けられていない場合は、図4に
示すように、浴槽2内に取り付け可能な独立した少なく
とも一対の電極23を使用してもよい。電極23は、円
盤状の筐体24の表面に形成され、裏面が浴槽2の内壁
面に吸着可能な吸盤或いは粘着構造となっている。筐体
24の内部には、電極23に誘導された心電信号を増幅
する増幅手段25と、その増幅された心電信号を信号処
理部5に向けて無線発信するための送信手段26と、増
幅手段25と送信手段26に給電する小型電池等の電源
27が収容されている。信号処理部5側には送信手段2
6から送信された心電信号を受信する受信手段28を設
け、受信手段28で受信された各電極23の心電信号間
の電位差信号を上記実施形態の増幅部13に入力し、上
記実施形態と同様の信号処理を行い、心電波形や心拍数
の計測を行う。受信手段28は浴室内に設置される第1
リモコン装置6aに設けるのが好ましい。また、無線信
号の媒体としては、特別小電力用無線電波で、周波数が
400〜600MHz程度のものが使用できる。
【0033】〈4〉更に、浴槽2に電極4として使用す
るのに適切な導電性部材3が設けられていない場合に、
浴槽2内に電極4を形成する代わりに、浴室内に設置さ
れる第1リモコン装置6aの操作盤表面に直接接触型の
一対の電極を設けるのも好ましい。この一対の電極の電
位差が増幅部13に入力され、上記実施形態と同様の信
号処理を経て、心電波形や心拍数の計測が実行される。
但し、心電波形や心拍数の計測を開始するには、入浴者
が左右両手の所定皮膚面を前記一対の電極面に各別に接
触する行為が必要となる。また、入浴中に心電計測を開
始して、計測継続中に電極への接触を止めたり、接触不
良が生じたりすると、上記した各追加機能における高心
拍数検出信号Hや低心拍数検出信号Lが誤って出力され
る可能性がある。従って、直接接触型の電極を使用する
場合は、上記各追加機能、特に強制排水を行う第三の追
加機能は設けない方が好ましい。尚、直接接触型の電極
は、第1リモコン装置6aの操作盤表面以外に、浴室内
に既設の入浴器具の導電性部材、例えば、シャワーヘッ
ド、シャワーの把手部分、シャワー用配管の金属部分等
を用いて形成しても構わない。更に、直接接触型の電極
の表面に凹凸を形成して接触面積を大きくすることで、
人体の動きに伴って接触抵抗が変化して心電信号に変動
が生じるのを抑制するようにするのも好ましい。
【0034】ここで、第1リモコン装置6aの操作盤表
面に直接接触型の電極を設けた場合は、信号処理部5が
同じくリモコン装置6内に形成されることから、電極と
信号処理部5間の信号伝送が容易にできる。また、電極
をシャワー器具等の既存の入浴器具の導電性部材を用い
て形成した場合は、心電計測専用の電極を別途独立に設
ける必要がなく、かかる電極の存在によって入浴者の行
動が妨げられることなく心電計測が行える。
【0035】〈5〉強制排水手段22は必ずしも前記モ
ータポンプで湯水を汲み上げる構成でなくても構わな
い。例えば、浴槽2の排水口8の止水を電磁弁で制御す
るようにして、強制排水手段22が低心拍数検出信号L
を受信すると電磁弁を作動させて排水口8を開成するよ
うにしても構わない。また、電磁弁を設けた強制排水専
用の排水口8を浴槽2に設けても構わない。更に、強制
排水手段22が低心拍数検出信号Lを受信すると排水口
8の栓をワイヤー等で機械的に引き抜く手段を設けても
構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る心電計測浴槽装置の構成を示す説
明図
【図2】本発明に係る心電計測浴槽装置のシステム構成
を示すブロック図
【図3】本発明に係る心電計測浴槽装置の第三の追加機
能を説明する説明図
【図4】本発明に係る心電計測浴槽装置の電極の別実施
形態を示す説明図
【図5】従来の心電計測装置の構成例を示す説明図
【図6】従来の心電計測装置の他の構成例を示す説明図
【符号の説明】
1 心電計測浴槽装置 2 浴槽 2a 底面 2b 背もたれ面 2c 足元の内壁面 2d 左右の内壁側面 3 導電性部材 4 電極 5 信号処理部 6 リモコン装置 6a 第1リモコン装置 6b 第2リモコン装置 6c 電源線 7 気泡口 8 排水口 9 水流噴出口 10 給湯口 10a 風呂アダプタ 11 金属製の手すり 12 リード線 13 増幅部 14 ノイズ除去部 15 A/D変換部 16 ディジタル信号処理部 17 表示部 18 マイクロコンピュータ 19 水位検出手段 20 高心拍数警報手段 21 低心拍数警報手段 22 強制排水手段 22a 受信部 22b 排水部 22c 解除ボタン 23 電極 24 筐体 25 増幅手段 26 送信手段 27 電源 28 受信手段 30 浴槽 31 電極 32 信号ケーブル 33 心拍計 34 心電計 H 高心拍数検出信号 L 低心拍数検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61B 5/0478 A61B 5/04 300J 5/0492 (72)発明者 尾崎 光 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 藤田 智 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 4C017 AA02 AA19 AB10 AC16 BC11 BD06 CC06 FF15 4C027 AA02 CC01 GG16 GG18 HH06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内の湯水に接触可能な位置に設置さ
    れた少なくとも一対の電極と、前記湯水を介して前記電
    極に誘導された前記浴槽内で入浴している入浴者の心電
    信号を処理して、前記入浴者の心拍数と心電波形の少な
    くとも何れか一方を検出する信号処理部とを備えてなる
    心電計測浴槽装置であって、 前記電極が、前記浴槽に設けられた水流噴出口または気
    泡口の周縁部を構成する導電性部材、または、前記浴槽
    の所定位置に設置された水質浄化用の炭素材の少なくと
    も何れか一方を用いて形成されている心電計測浴槽装
    置。
  2. 【請求項2】 浴槽内の湯水に接触可能な位置に既設の
    導電性部材、前記浴槽に設けられた水流噴出口または気
    泡口の周縁部を構成する導電性部材、または、前記浴槽
    の所定位置に設置された水質浄化用の炭素材の内の少な
    くとも何れか一つの導電性部材を用いて形成された少な
    くとも一対の電極と、前記湯水を介して前記電極に誘導
    された前記浴槽内で入浴している入浴者の心電信号を処
    理して、前記入浴者の心拍数と心電波形の少なくとも何
    れか一方を検出する信号処理部とを備えてなり、 前記浴槽内への給湯を行う給湯器の給湯温度を設定する
    リモコン装置内に、前記信号処理部の一部または全部が
    形成されている心電計測浴槽装置。
  3. 【請求項3】 浴槽内に取り付け可能な少なくとも一対
    の電極と、前記浴槽内の湯水を介して前記電極に誘導さ
    れた前記浴槽内で入浴している入浴者の心電信号を処理
    して、前記入浴者の心拍数と心電波形の少なくとも何れ
    か一方を検出する信号処理部とを備え、 前記電極から前記信号処理部に向けて前記心電信号を無
    線伝送可能に前記電極側に送信手段を前記信号処理部側
    に受信手段を設けてなり、 前記浴槽内への給湯を行う給湯器の給湯温度を設定する
    リモコン装置内に、前記信号処理部の一部または全部が
    形成されている心電計測浴槽装置。
  4. 【請求項4】 浴槽内の水位変化を検出可能な水位変化
    検出手段を備え、 前記リモコン装置が、浴室内に設置される第1リモコン
    装置と浴室外に設置される第2リモコン装置とを相互に
    データ通信可能に接続して構成され、 前記水位変化検出手段が所定量以上の水位低下を検出し
    ていない状態において、前記信号処理部が、前記入浴者
    の心拍数を検出し、その検出された心拍数が所定値以下
    である場合、或いは、前記入浴者の心拍数を検出不能な
    場合に、所定の低心拍数検出信号を出力可能に構成され
    ており、 前記低心拍数検出信号を受信して所定の警報を発生する
    低心拍数警報手段を、少なくとも前記第2リモコン装置
    に設けてある請求項2または3記載の心電計測浴槽装
    置。
  5. 【請求項5】 前記リモコン装置が、浴室内に設置され
    る第1リモコン装置と浴室外に設置される第2リモコン
    装置とを相互にデータ通信可能に接続して構成され、 前記信号処理部が、前記入浴者の心拍数を検出し、その
    検出された心拍数が所定値以上の場合に、所定の高心拍
    数検出信号を出力可能に構成されており、 前記高心拍数検出信号を受信して所定の警報を発生する
    高心拍数警報手段を、少なくとも前記第2リモコン装置
    に設けてある請求項2、3または4記載の心電計測浴槽
    装置。
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