JP2011248422A - 浴室緊急通報装置および浴室緊急通報方法 - Google Patents

浴室緊急通報装置および浴室緊急通報方法 Download PDF

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Abstract

【課題】浴槽に入っている入浴者の状態を改善させるための装置をより適切に制御すること。
【解決手段】浴槽11に張ってある湯12の水位を測定する水位センサ2と、湯12を伝達する波を測定する波センサ3と、その水位とその波とに基づいて第1状態か第2状態かを判別する制御装置1と、対策装置15、7とを備えている。制御装置1は、その第2状態と判別されたときに、さらに、浴槽11に入っている入浴者の状態を改善させるように対策装置15、7を制御する。
このような浴室緊急通報装置10は、水位センサ2と波センサ3とのうちの一方のみを備えている他の浴室緊急通報装置に比較して、入浴者61の状態をより確実に判別することができ、対策装置15、7をより適切に制御することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室緊急通報装置および浴室緊急通報方法に関し、特に、浴槽に入っている入浴者の状態を改善するために利用される浴室緊急通報装置および浴室緊急通報方法に関する。
人は、風呂に入ると、体の表面近くの血管が温められて開き、血液が流れやすくなるため、血圧が下がり、意識障害が発生しやくなることが知られている。さらに、お湯の温度が高いと血圧は大きく変化し、その危険度はさらに上昇する。状態が悪化した入浴者の状況を改善させるための装置が望まれている。
入浴者の状態が悪化したときに警報を発する浴室警報装置が知られている。このような浴室警報装置は、湯量変化や経過時間などから入浴者の状態を検出するとき、誤動作することがある。また、高度な心電図や血圧計などの人体センサを備え、このような誤動作を低減した浴室警報装置では、装置コストが高騰することがある。湯に浸かっている入浴者の状態を改善させるための装置をより適切に動作させることが望まれている。
特開2002−000686号公報には、簡単な構成で入浴中の入浴者に対して、無理な入浴をせず、安全で健康的な入浴を確保できるよう、湯温や湯の量等から望ましい入浴時間を判断し管理することで、入浴時の自己管理を提供する入浴管理装置が開示されている。その入浴管理装置は、浴槽内の湯の温度を測定する湯温測定手段と、湯温測定手段により測定された湯温に基づいて利用者の望ましい入浴可能時間を演算し制御する制御手段と、制御手段により設定された入浴可能時間を計時する計時手段と、計時手段により計測される測定可能時間に達した時点で出浴するよう報知する報知手段とからなる。
特開2002−191668号公報には、自動的に入浴中に心電図、脈波及び体温が計測されると共に、入浴者にとって最適な湯温及び水深が保持された入浴が可能となる健康・安全管理機能付き入浴システムが開示されている。その健康・安全管理機能付き入浴システムは、心臓の収縮にともなう活動電流、脈拍及び体温を人体に接触することなく検知する各センサーと、検知された前記活動電流、脈拍及び体温に基づき入浴者の最適な湯温及び水深を算出する演算装置と、浴槽内の前記湯温及び水深を調節する給排水装置とからなる。
特開2002−279554号公報には、入浴者の異常報知信号を適切な時機に発生するようにした浴室安全装置が開示されている。その浴室安全装置は、制御手段と、浴室または浴槽での少なくとも一方の入浴者の動きを検知するセンサ手段と、前記制御手段により所定の判定時間を越えて前記入浴者の動きがない場合に報知信号を発生する報知信号発生手段とを備えている。前記判定時間は、入浴槽からの経過時間が長いほど短く設定されている。
特開2002−288757号公報には、入浴者の体動による水面揺らぎと、給湯やジェットバスなどの外乱による水面揺らぎを判別できる浴室安全装置が開示されている。その浴室安全装置は、浴槽内の水位変動を検知する水位センサ手段と、前記水位センサ手段からの水位信号により入浴者の体動を判定する制御手段と、前記制御手段の判定結果を報知する報知信号発生手段とを有し、前記制御手段が水位信号に含まれる所定の体動周波数域の周波数成分の強度により、湯水の供給カランやシャワーによる給湯や水面揺らぎの持続波などの外乱と前記入浴者の体動とを判別する。
特開2003−006759号公報には、浴室内に容易に設置することができ、浴室における事故の抑制に貢献することができる浴室システムが開示されている。その浴室システムは、浴室内の人間の所作状況を検知し、その検知状況が予め定めた異常有り状況と対応する場合に異常検知情報を出力する異常検知手段と、前記異常検知情報を受けて、浴槽内の湯水を浴槽外へ排出するために前記浴槽に設けられた排水栓を開状態に制御する制御情報を出力する制御手段と、前記制御情報を受けて、前記排水栓を開状態に駆動する駆動手段とを備えている。
特開2003−056902号公報には、乳幼児の浴槽転落による溺死事故を防止することのできる浴槽転落事故監視装置が開示されている。その浴槽転落事故監視装置は、乳幼児が浴槽に転落する事故の発生を監視する浴槽転落事故監視装置において、浴槽内の水位を検出する水位検出手段と、浴槽内の水位を監視し、予め定めた基準の水量に相当する水位上昇があったとき乳幼児の浴槽転落事故が発生したと判定する判定手段とを有することを特徴としている。
特開2003−070756号公報には、入浴時の対象者の健康状態を監視することのできる健康状態監視装置が開示されている。その健康状態監視装置は、対象者である人の心拍、呼吸、いびき、咳、体動等の生体情報を検出することにより、その生体情報から対象者の健康状態を監視する装置であって、防水機能を有するセンサ部と、このセンサ部と接続する本体部とから成り、センサ部には対象者の生体情報を検出する圧力センサと、当該センサ部が配置された環境の温度を検出する温度センサと、この環境温度に対応して主電源をON−OFFする主電源ON−OFF手段のうち、少なくとも圧力センサが配置され、かつ本体部はセンサ部から出力された生体データにより対象者の健康状態を判断する手段が設けられていることを特徴としている。
特開2003−106651号公報には、音声等の出力機能等の有効利用と入浴中の快適性の向上を図る風呂システムが開示されている。その風呂システムは、給湯装置と、この給湯装置の遠隔操作装置として浴室に備えられた浴室リモコンを有する風呂システムであって、前記浴室リモコンが音声等の出力手段を備えるものにおいて、前記音声等の出力手段の音源として癒し効果を有する音楽や音声を記憶する記憶手段を有することを特徴としている。
特開2004−003748号公報には、人が入浴して所定時間が経過した場合、入浴者に対して音声報知を行うことによって注意を促し入浴中に於ける事故を未然に防ぐ風呂装置が開示されている。その風呂装置は、浴槽中の水位を検出する水位センサを有し浴室内外のリモコンにより制御される制御装置を有する風呂装置において、浴槽中に設定温度の湯がはられているときに第1水位を検出し、その後、浴槽への足し湯が行われたときには前記検出した第1水位を無効として、足し湯を止めたときに第2水位を検出し、浴槽中の水位が前記検出した第1又は第2水位より所定量を超えて上昇したときに入浴中であると判断し、その後、前記水位センサが第1又は第2水位に至る水位の低下を検出しない状態が一定の規制時間経過した場合に、規制時間を越えての入浴中であると判断して緊急事態の発生を知風呂装置らせる音声警報が発せられる。
特開2006−150005号公報には、入浴中に気分が悪くなったり、意識が遠のいていったりするのを感じた時の緊急連絡が簡単である入浴中の溺死予防枕つき保温シートが開示されている。その入浴中の溺死予防枕つき保温シートは、断熱性に富んだ素材でつくられるシートの一端に円孔を設け、前記円孔上に内径が前記円孔の直径とほぼ同寸法の直径を有する中空の浮輪を着脱自在に結合し、前記シート裏面の適宜位置に警報装置の操作部を設けてなる。
特開2007−133459号公報には、入浴中の重大事故を未然に防ぐことができる経済的にも優れた簡易な装置の入浴監視装置が開示されている。その入浴監視装置は、浴槽内に浮遊する筐体内に収納された浴槽内の入浴者の動きを計測する手段と、計測した単一または複数の指標から入浴者の動きを反映する1つの値を求める手段と、前記1つの値が設定した値を超えない時間を監視する手段と、その時間が所定の設定時間を越えた時に警報を発する手段を有することを特徴としている。
特開2008−077130号公報には、入浴時の不慮の事故に対して緊急通報装置に緊急通報信号を送信することができる緊急通報装置用タイマースイッチが開示されている。その緊急通報装置用タイマースイッチは、電源部、スイッチ部、タイマ部、ライト表示部、緊急信号発生部とからなり、既存の緊急通報装置の外部入力端子に接続して使用されるものであり、スイッチ部のスイッチを押すことによって、本機が作動しライト表示部のライトが点灯すると共に、タイマ部のタイマが作動し当初設定の入浴時間が経過すると、緊急信号発生部の回路が開閉して緊急通報信号が上記緊急通報装置に送られる一方、スイッチ部のスイッチを切ることによって、本機が作動を停止しライト表示部のライトが消灯すると共にタイマ部のタイマ作動が解除されることを特徴としている。
特開平11−337386号公報には、入浴者が浴槽に入ったことを自動的に検知でき、しかも入浴者の動きによって変化する水位から異常を識別する機能があり異状事態を浴室外に警報信号として通報することができ、しかも発明が適用される浴槽センサの構造を単純にでき、かつ取り付け及び保守管理が容易な浴槽センサが開示されている。その浴槽センサは、浴槽のお湯の水位を計測する手段と、入浴前の水位と入湯時の水位と入浴者の動きによって変化する水位から入浴者の異状事態を解析する手段と、異状事態の時間が限定時間をオーバーすると浴室外に警報信号として通報する手段を使用して行う。
特開2002−000686号公報 特開2002−191668号公報 特開2002−279554号公報 特開2002−288757号公報 特開2003−006759号公報 特開2003−056902号公報 特開2003−070756号公報 特開2003−106651号公報 特開2004−003748号公報 特開2006−150005号公報 特開2007−133459号公報 特開2008−077130号公報 特開平11−337386号公報
本発明の目的は、湯に浸かっている入浴者の状態を改善させるための装置をより適切に制御する浴室緊急通報装置および浴室緊急通報方法を提供することにある。
本発明による浴室緊急通報装置は、浴槽に張ってある湯の水位を測定する水位センサと、その湯を伝達する波を測定する波センサと、その水位とその波とに基づいて第1状態か第2状態かを判別する制御装置と、対策装置とを備えている。その制御装置は、その第2状態と判別されたときに、さらに、その浴槽に入っている入浴者の状態を改善させるようにその対策装置を制御する。
本発明による浴室緊急通報方法は、浴槽に張られている湯に入浴者に浸かってもらうことにより安全水位を設定するステップと、その湯の水位を測定するステップと、その湯を伝達する波を測定するステップと、その水位とその波とに基づいて第1状態か第2状態かを判別するステップと、その第2状態と判別されたときに、その湯がその安全水位になるようにその浴槽からその湯を排水する排水弁を制御するステップとを備えている。
本発明による浴室緊急通報装置は、浴槽に入っている入浴者の状態をより確実に判別することができ、その結果、対策装置をより適切に制御することができる。
本発明による浴室緊急通報方法は、浴槽に入っている入浴者の状態をより確実に判別することができ、さらに、その入浴者の状態をより適切に改善させるように排水弁をより適切に制御することができる。
図1は、本発明による浴室緊急通報装置を示すブロック図である。 図2は、浴室リモコンを示すブロック図である。 図3は、家庭インターホンを示すブロック図である。 図4は、制御装置を示すブロック図である。 図5は、安全水量と危険水量とを示す図である。 図6は、湯温度と経過時間のマトリクスを示す図である。 図7は、設定時の動作を示すフローチャートである。 図8は、入浴時の動作を示すフローチャートである。
図面を参照して、本発明による浴室緊急通報装置の実施の形態を記載する。その浴室緊急通報装置10は、図1に示されているように、制御装置1と水位センサ2と波センサ3と温度計5と給水量センサ6と排水弁7と排水量センサ8とを備えている。水位センサ2は、情報伝達可能に制御装置1に接続されている。水位センサ2は、水位を測定し、その水位を制御装置1に出力する。その水位は、浴槽11に張ってある湯12の湯面の位置を示している。このような水位センサ2は、周知であり、自動湯張り等に利用されている。
波センサ3は、情報伝達可能に制御装置1に接続されている。波センサ3は、湯12を伝達する波に関する物理量を測定し、その物理量を制御装置1に出力する。その波は、横波と縦波とを含んでいる。その横波は、湯12の水面に現れ、その水面を伝搬する波を示している。その縦波は、湯12の液体内を伝搬する疎密波を示し、湯12の圧力の変化が伝播する疎密波を示している。その物理量は、その波の周波数とその波の強度(振幅)とを含んでいる。なお、波センサ3は、その縦波のみに関する物理量を測定するセンサが適用されることもできる。
温度計5は、情報伝達可能に制御装置1に接続されている。温度計5は、湯12の温度を測定し、その温度を制御装置1に出力する。給水量センサ6は、情報伝達可能に制御装置1に接続されている。給水量センサ6は、給湯用蛇口14を介して浴槽11に給水される湯の給水量を測定し、その給水量を制御装置に出力する。排水弁7は、浴槽11の底に配置されている。排水弁7は、ユーザに操作されることにより、浴槽11から湯12を排水する。排水弁7は、さらに、情報伝達可能に制御装置1に接続されている。排水弁7は、制御装置1に制御されることにより、浴槽11から湯12を排水する。排水量センサ8は、情報伝達可能に制御装置1に接続されている。排水量センサ8は、排水弁7を介して浴槽11から排水される湯の排水量を測定し、その排水量を制御装置1に出力する。
浴室緊急通報装置10は、浴室リモコン15と家庭インターホン16と介護者サービス端末17とをさらに備えている。浴室リモコン15は、浴槽11が配置されている浴室に配置され、湯12に浸かっている入浴者の手が届く範囲に配置されている。浴室リモコン15は、情報伝達可能に制御装置1に接続されている。家庭インターホン16は、その浴室と異なる他の部屋に配置されている。その浴室とその部屋とは、1つの建造物に設置されている。家庭インターホン16は、情報伝達可能に制御装置1に接続されている。介護者サービス端末17は、浴槽11に入る入浴者を介護する介護サービス者に利用され、その建造物と異なる他の建造物に設置されている部屋に配置されている。介護者サービス端末17は、通信インフラ18を介して、情報伝達可能に制御装置1に接続されている。通信インフラ18としては、公衆電話回線網、インターネットが例示される。
図2は、浴室リモコン15を示している。浴室リモコン15は、緊急ボタン21と反応ボタン22とマイク23とスピーカ24とを備えている。緊急ボタン21は、ユーザの操作により、押下されているかどうかを示す信号を出力する。反応ボタン22は、ユーザの操作により、押下されたかどうかを示す信号を出力する。マイク23は、浴室リモコン15の近傍で発生した音声を収音し、その音声を示す音声信号を出力する。スピーカ24は、制御装置1により生成された音声データが示す音声を発生させる。
図3は、家庭インターホン16を示している。家庭インターホン16は、表示部31と通話ボタン32とマイク33とスピーカ34とを備えている。表示部31は、表示面を備え、制御装置1により生成された画面をその表示面に表示する。通話ボタン32は、ユーザの操作により、押下されているかどうかを示す情報を出力する。マイク33は、家庭インターホン16の近傍で発生した音声を収音し、その音声を示す音声信号を出力する。スピーカ34は、制御装置により生成された音声信号が示す音声を発生させる。
図4は、制御装置1を示している。制御装置1は、水位計測回路41と給水量計測回路42と排水量計測回路43と人体体積変化量計算回路44と波検出回路45と湯温度計測回路46とタイマー時間計算回路47と音声発生回路48と排水弁制御回路49とを備えている。
水位計測回路41は、水位センサ2を用いて浴槽11に張ってある湯12の水位を測定し、その水位に基づいて水量を算出する。その水量は、浴槽11に湯12だけが入っている場合で、湯12の湯面がその水位に一致するときに、浴槽11に入っている湯12の量を示している。
給水量計測回路42は、給水量センサ6を用いて、給湯用蛇口14を介して浴槽11に給水される湯の給水量を測定する。排水量計測回路43は、排水量センサ8を用いて、排水弁7を介して浴槽11から排水される湯の排水量を測定する。
人体体積変化量計算回路44は、水位計測回路41により算出された水量と給水量計測回路42により測定された給水量と排水量計測回路43により測定された排水量とに基づいて人体水没体積を算出する。その人体水没体積は、入浴者が浴槽11に入っているときに、その入浴者のうちの湯12に浸かっている部分の体積を示している。人体体積変化量計算回路44は、さらに、予め設定された入浴者安全水没体積とその人体水没体積とを比較することにより、人体体積変化量を算出する。その人体水没体積変化量は、その人体水没体積と入浴者安全水没体積との差を示している。
波検出回路45は、波センサ3を用いて湯12を伝達する波に関する物理量を測定する。湯温度計測回路46は、温度計5を用いて、湯12の温度を測定する。
タイマー時間計算回路47は、波検出回路45により測定された物理量に基づいて、湯12に使っている入浴者の動きが所定の動きより小さくなった時点から現在時刻までの時間を計測する。
音声発生回路48は、タイマー時間計算回路47により計測された時間が所定の時間より長くなったときに、所定の警報音を発するように、浴室リモコン15のスピーカ24を制御する。排水弁制御回路49は、タイマー時間計算回路47により計測された時間が所定の時間より長くなったときに、排水量センサ8により測定された排水量に基づいて浴槽11から湯12を所定量だけ排水するように排水弁7を制御する。
制御装置1は、さらに、通信部51と制御部52とメモリ53とを備えている。
通信部51は、双方向に情報伝達可能に家庭インターホン16に接続され、通信インフラ18を介して、双方向に情報伝達可能に介護者サービス端末17に接続されている。通信部51は、浴室リモコン15の緊急ボタン21が押下されたときに、家庭インターホン16のスピーカ34から警報音が発せられるように、または、浴室リモコン15のマイク23により収音された音声がスピーカ34から発せられるように、家庭インターホン16を制御する。通信部51は、浴室リモコン15の緊急ボタン21が押下されたときに、さらに、緊急ボタン21が押下されたことを介護者サービス端末17に通知し、浴室リモコン15のマイク23により収音された音声を介護者サービス端末17に通知する。
通信部51は、さらに、家庭インターホン16の通話ボタン32が押下されたときに、浴室リモコン15のマイク23により収音された音声が家庭インターホン16のスピーカ34から発せられるように家庭インターホン16を制御する。通信部51は、家庭インターホン16の通話ボタン32が押下されたときに、さらに、家庭インターホン16のマイク33により収音された音声が浴室リモコン15のスピーカ24から発せられるように浴室リモコン15を制御する。
制御部52は、所定の情報をメモリ53に記録し、その所定の情報をメモリ53から読み出す。その所定の情報は、入浴者安全水没体積54と入浴前湯量55と湯温度56とマトリクス57と履歴58とを含んでいる。
入浴者安全水没体積54は、浴槽11で湯12に入浴者が適切に浸かっているときに、その入浴者のうちの湯12に浸かっている部分の体積を示している。入浴前湯量55は、入浴者が浴槽11に入っていないときに、浴槽11に入っていた湯12の水量を示している。湯温度56は、湯温度計測回路46により測定された湯12の温度を示している。マトリクス57は、湯温度と経過時間と動作との関係を示すテーブルを示している。
履歴58は、複数の測定値と、その複数の測定値がそれぞれ測定された測定日時とを示している。その複数の測定値は、水位センサ2と波センサ3と温度計5と給水量センサ6と排水量センサ8とにより測定された値を示している。履歴58は、さらに、複数の動作と、その複数の動作がそれぞれ実行された複数の日時とを示している。その複数の動作は、排水弁7と浴室リモコン15と家庭インターホン16と介護者サービス端末17とを制御装置1が制御する動作を示している。
図5は、入浴者安全水没体積54を算出するための危険水位と安全水位とを示している。その危険水位62は、浴槽11に張ってある湯12に入浴者61が浸かっている場合で、入浴者61が首を回したときに、入浴者61の顔(特に口と鼻)が湯12に水没する可能性がある湯12の水位を示している。その安全水位63は、浴槽11に張ってある湯12に入浴者61が浸かっている場合で、入浴者61が首を回しても入浴者61の顔が湯12に水没する可能性が所定の可能性より低い湯12の水位を示している。このとき、入浴者安全水没体積54は、入浴者61が浸かっている湯12の湯面が安全水位63であるときに、入浴者61のうちの湯12に浸かっている部分の体積を示している。
図6は、マトリクス57を示している。マトリクス57は、動作集合65と湯温度集合66とを経過時間集合67に対応付けるテーブルである。すなわち、動作集合65のうちの任意の要素と湯温度集合66のうちの任意の要素とから形成される組は、経過時間集合67のうちの1つの要素に対応している。
動作集合65の要素は、それぞれ、制御装置1により実行される動作を示し、「警告1」と「警告2」と「警告2」と「通報」とのうちのいずれかを示している。「警告1」は、浴室リモコン15のスピーカ24を介して警報音を発する動作を示している。「警告2」は、スピーカ24を介して「警告1」の警報音より大きい警報音を発する動作を示している。「警告2」は、スピーカ24を介して「警告2」の警報音より大きい警報音を発する動作を示している。「通報」は、通信部51を介して、スピーカ34から警報音が発するように家庭インターホン16を制御する動作と入浴者が危険状態であることを介護者サービス端末17に通知する動作とを示している。
湯温度集合66の要素は、それぞれ、湯温度計測回路46により測定される湯12の温度を示している。経過時間集合67の要素は、それぞれ、経過時間を示している。経過時間集合67のうちのある動作とある温度との組に対応する経過時間は、入浴者61の動きが所定の動きより小さくなった時点からその動作を開始する時点までの待機時間を示している。
マトリクス57は、経過時間集合67のうちのある温度と「警告2」との組に対応する経過時間が経過時間集合67のうちのその温度と「警告1」との組に対応する経過時間より長くなるように、作成されている。マトリクス57は、さらに、経過時間集合67のうちのある温度と「警告3」との組に対応する経過時間が経過時間集合67のうちのその温度と「警告2」との組に対応する経過時間より長くなるように、作成されている。マトリクス57は、さらに、経過時間集合67のうちのある温度と「通報」との組に対応する経過時間が経過時間集合67のうちのその温度と「警告3」との組に対応する経過時間より長くなるように、作成されている。
マトリクス57は、さらに。経過時間集合67のうちのある動作とある温度との組に対応する経過時間が経過時間集合67のうちのその動作とその温度より高い温度との組に対応する経過時間より短くなるように、作成されている。
このとき、音声発生回路48は、マトリクス57を参照することにより、タイマー時間計算回路47により計測された時間が、経過時間集合67のうちの「警告1」と湯温度計測回路46により測定された湯12の温度との組に対応する経過時間を超えたときに、「警告1」を実行する。音声発生回路48は、さらに、マトリクス57を参照することにより、タイマー時間計算回路47により計測された時間が、経過時間集合67のうちの「警告2」と湯温度計測回路46により測定された湯12の温度との組に対応する経過時間を超えたときに、「警告2」を実行する。音声発生回路48は、さらに、マトリクス57を参照することにより、タイマー時間計算回路47により計測された時間が、経過時間集合67のうちの「警告3」と湯温度計測回路46により測定された湯12の温度との組に対応する経過時間を超えたときに、「警告3」を実行する。
通信部51は、マトリクス57を参照することにより、タイマー時間計算回路47により計測された時間が、経過時間集合67のうちの「通報」と湯温度計測回路46により測定された湯12の温度との組に対応する経過時間を超えたときに、「通報」を実行する。
本発明による浴室緊急通報方法の実施の形態は、浴室緊急通報装置10を用いて実行され、設定時の動作と入浴時の動作とを備えている。
図7は、その設定時の動作を示している。ユーザは、まず、浴槽11に湯12を適当に張り、浴槽11に入浴者61が入っていない状態で湯12の水位を計測する(ステップS1)。ユーザは、次に、入浴者61に浴槽11に入ってもらい、湯12の湯面が安全水位63に配置されるように、すなわち、入浴者61の首を回しても入浴者61の顔が湯12の湯面に付かなくなるように、給湯用蛇口14または排水弁7を用いて湯12の湯量を調整する(ステップS2)。ユーザは、その調整された後に、安全水位63を計測し(ステップS3)、安全水位63をメモリ53に記録する。
制御装置1は、ステップS1で計測された第1水位と給湯用蛇口14を介して給水された湯の給水量と、排水弁7をを介して排水された湯の排水量とステップS3で計測された第2水位とに基づいて、入浴者安全水没体積54を算出する(ステップS4)。すなわち、制御装置1は、その第1水位に基づいて湯12の水量を算出する。その水量は、湯12の湯面がその第1水位に配置されているときに、浴槽11に入っている湯12の量を示している。制御装置1は、その水量とその給水量とに基づいて第1水量を算出する。その第1水量は、その水量にその給水量を加算した和を示している。制御装置1は、その第1水量とその排水量とに基づいて第2水量を算出する。その第2水量は、その第1水量にその排水量を加算した和を示している。制御装置1は、ステップS3で計測された第1水位に基づいて第3水量を算出する。その第3水量は、その第2水量と入浴者61のうちの湯12に浸かっている部分の体積との和を示している。制御装置1は、その第3水量とその第2水量とに基づいて入浴者安全水没体積54を算出する。入浴者安全水没体積54は、その第3水量からその第2水量を減算した差を示している。制御装置1は、入浴者安全水没体積54をメモリ53に記録する(ステップS5)。
図8は、その入浴時の動作を示している。制御装置1は、入浴者61が浴槽11に入っていない場合で、給湯用蛇口14が閉まり、かつ、排水弁7が閉まり、浴槽11に入っている湯12の湯量が安定したところで、水位センサ2を用いて初期水位値を計測し(ステップS11)、その初期水位値をメモリ53に記録する。その初期水位値は、浴槽11に入っている湯12の湯面の位置を示している。制御装置1は、その初期水位値に基づいて入浴前湯量55を算出し、入浴前湯量55をメモリ53に記録する。制御装置1は、水位センサ2を用いて、浴槽11に入っている湯12の水位を間欠的に計測し、その計測された水位の変化に基づいて入浴者61が浴槽11に入ったかどうかを判別する(ステップS12)。たとえば、制御装置1は、その計測された水位が所定時間にその初期水位から所定水位以上に上昇したときに、入浴者61が浴槽11に入ったと判別する。
制御装置1は、入浴者61が浴槽11に入ったと判別されたときに(ステップS12、YES)、温度計5を用いて湯12の湯温度56を計測し(ステップS13)、湯温度56をメモリ53に記録する。制御装置1は、給水量センサ6を用いて給湯用蛇口14を介して浴槽11に給水される湯の給水量を測定し、排水量センサ8を用いて排水弁7を介して浴槽11から排水される湯の排水量を測定する。制御装置1は、その給水量が変化したときに(ステップS14、YES)、または、その排水量が変化したときに(ステップS15、YES)、その初期水位値を適切な初期水位値に補正する(ステップS16)。その補正された初期水位値は、浴槽11に湯12だけが入っているときに湯12の水面が配置される水位を示し、すなわち、入浴者61が湯12から上がったときに湯12の水面が配置される水位を示している。そのステップS13からステップS16までの動作は、間欠的に繰り返し実行される。
制御装置1は、水位センサ2を用いて水位を計測し、人体水没体積を算出する。その人体水没体積は、入浴者61のうちの湯12に浸かっている部分の体積を示し、その水位に対応する湯量からその初期水位値に対応する湯量を減算した差を示している。その人体水没体積は、入浴者61の姿勢により変化し、たとえば、入浴者61の顔が湯12に浸かったときに増加する。制御装置1は、その人体水没体積が適正であるときに(ステップS17、YES)、再度ステップS13からステップS16までの動作を再度実行する。
制御装置1は、波センサ3を用いて湯12を伝達する波に関する物理量を測定し、その物理量に基づいて浴槽11に入っている入浴者61の動きを算出する。入浴者61は、居眠りや意識障害が発生したときに、動きが所定の動きより小さくなることがある。制御装置1は、その動きがその所定の動きより大きいときに(ステップS18、YES)、再度ステップS13からステップS16までの動作を繰り返し実行する。
制御装置1は、その動きが所定の動きより小さいときに(ステップS18、NO)、その動きが小さくなった時刻から経過した経過時間を計測する(ステップS19)。制御装置1は、マトリクス57を参照することにより、湯温度56とその経過時間との組に対応する動作を算出し(ステップS20)、その動作を実行する。
たとえば、制御装置1は、マトリクス57を参照することにより、その経過時間が「警告1」と湯温度56との組に対応する経過時間を超えたときに、「警告1」の警報音が発生するように浴室リモコン15のスピーカ24を制御する。制御装置1は、マトリクス57を参照することにより、その経過時間が「警告2」と湯温度56との組に対応する経過時間を超えたときに、「警告2」の警報音が発生するように浴室リモコン15のスピーカ24を制御する。制御装置1は、マトリクス57を参照することにより、その経過時間が「警告3」と湯温度56との組に対応する経過時間を超えたときに、「警告3」の警報音が発生するように浴室リモコン15のスピーカ24を制御する(ステップS21)。
制御装置1は、浴室リモコン15の反応ボタン22が押下されたことを検出したときに、ステップS19からの動作を再度実行し、反応ボタン22が押下された時刻から経過した経過時間を計測する。
制御装置1は、マトリクス57を参照することにより、その経過時間が「通報」と湯温度56との組に対応する経過時間を超えたときに、スピーカ34から警報音が発するように家庭インターホン16を制御し、入浴者61が危険状態であることを介護者サービス端末17に通知する(ステップS22)。制御装置1は、さらに、浴室リモコン15のマイク23から収音された音声が家庭インターホン16のスピーカ34から発するように、かつ、家庭インターホン16のマイク33から収音された音声が浴室リモコン15のスピーカ24から発するように、浴室リモコン15と家庭インターホン16とを制御する。
制御装置1は、スピーカ34から警報音が発するように家庭インターホン16を制御し、入浴者61が危険状態であることを介護者サービス端末17に通知した後に、その初期水位値と入浴者安全水没体積54とに基づいて所定量を算出する。その所定量は、湯12の湯面が安全水位63に到達するまで浴槽11から排水する必要がある湯の量を示し、すなわち、その初期水位値に対応する湯量から、安全水位63に対応する湯量と入浴者安全水没体積54とを減算した量を示している。制御装置1は、排水量センサ8により測定される排水量に基づいて、浴槽11から湯12がその所定量だけ排水されるように、排水弁7を制御する(ステップS23)。
このような動作によれば、制御装置1は、湯12の水位に基づいて浴槽11に入浴者61が入っているかどうかを判別することができる。制御装置1は、さらに、浴槽11に入浴者61が入っているときに、湯12を伝達する波に基づいて入浴者61の状態を判別することができる。このため、浴室緊急通報装置10は、水位センサ2と波センサ3とのうちの一方のみを備えている他の浴室緊急通報装置に比較して、入浴者61の状態をより確実に判別することができる。このため、浴室緊急通報装置10は、浴室リモコン15のスピーカ24と通信部51とをより適切に制御することができ、排水弁7をより適切に制御することができる。
入浴者61は、ステップS23で湯12が排水された後でも、安全水位63まで湯12に浸かっている。このため、このような動作は、浴槽の湯をすべて排水する他の動作に比較して、入浴者61の体温が急激に冷やされることを防止することができる。
なお、ステップS23では、他の方法を用いて、浴槽11から湯12を安全水位63まで排水するように排水弁7を制御することもできる。たとえば、制御装置1は、水位センサ2を用いて湯12の水位を測定しながら浴槽11から湯12を排水し、その水位が安全水位63まで低下したときにその排水を停止する。このとき、制御装置1は、既述の実施の形態と同様にして、入浴者61の体温が急激に冷やされることを防止することができる。
なお、入浴者安全水没体積54は、図7の方法と異なる他の方法により、算出されることもできる。その方法としては、浴槽11に張ってある湯12に入浴者61が浸かっているときに、湯12の水面が安全水位63に配置されるように湯量が調整された湯12の水位を測定し、その後、入浴者61が浴槽11から上がったあとの湯12の水位を測定し、その測定された2つの水位に基づいて入浴者安全水没体積54を算出する方法が例示される。このような算出方法が適用された浴室緊急通報方法も、既述の実施の形態における浴室緊急通報方法と同様にして、排水弁7をより適切に制御することができる。
本発明による浴室緊急通報装置の実施の他の形態は、既述の実施の形態におけるマトリクス57が他のテーブルに置換され、浴室リモコン15が入力装置をさらに備えている。そのテーブルは、入浴者集合をマトリクス集合に対応付けている。すなわち、その入浴者集合のうちの任意の要素は、そのマトリクス集合のうちの1つの要素に対応している。その入浴者集合の要素の各々は、入浴者を示している。そのマトリクス集合の要素の各々は、それぞれ、マトリクスを示し、既述の実施の形態におけるマトリクス57と同様にして、湯温度と経過時間との組を動作に対応付けている。
このとき、入浴者は、浴室リモコン15が入力装置を介してその入浴者集合から1つの入浴者を選択する。制御装置1は、そのマトリクス集合からその選択された入浴者に対応するマトリクスを算出する。制御装置1は、ステップS20、21、22で、その算出されたマトリクスを参照することにより、湯温度56とその経過時間との組に対応する動作を算出し、その動作を実行する。
このような浴室緊急通報装置は、既述の実施の形態における浴室緊急通報装置10と同様にして、浴室リモコン15のスピーカ24と通信部51とをより適切に制御することができ、排水弁7をより適切に制御することができる。
高血圧の人や高齢者の方が血圧の低下現象が強く出るという例がある。このような浴室緊急通報装置は、入浴者ごとにマトリクスが設定されることにより、さらに、既述の実施の形態における浴室緊急通報装置10に比較して、入浴者ごとにより適切な時刻に警報、通知、排水を実行することができる。
なお、そのテーブルは、特徴集合をマトリクス集合に対応付けている他のテーブルに置換されることもできる。すなわち、その特徴集合の要素の各々は、入浴者の特徴を示し、たとえば、年齢、持病等を示している。このとき、入浴者は、浴室リモコン15が入力装置を介してその特徴集合から自分に対応する特徴を選択する。制御装置1は、そのマトリクス集合からその選択された特徴に対応するマトリクスを算出する。制御装置1は、ステップS20、21、22で、その算出されたマトリクスを参照することにより、湯温度56とその経過時間との組に対応する動作を算出し、その動作を実行する。このようなテーブルが適用された浴室緊急通報装置も、同様にして、浴室リモコン15のスピーカ24と通信部51とをより適切に制御することができ、排水弁7をより適切に制御することができ、入浴者ごとにより適切な時刻に警報、通知、排水を実行することができる。
10:浴室緊急通報装置
1 :制御装置
2 :水位センサ
3 :波センサ
5 :温度計
6 :給水量センサ
7 :排水弁
8 :排水量センサ
11:浴槽
12:湯
14:給湯用蛇口
15:浴室リモコン
16:家庭インターホン
17:介護者サービス端末
18:通信インフラ
21:緊急ボタン
22:反応ボタン
23:マイク
24:スピーカ
31:表示部
32:通話ボタン
33:マイク
34:スピーカ
41:水位計測回路
42:給水量計測回路
43:排水量計測回路
44:人体体積変化量計算回路
45:波検出回路
46:湯温度計測回路
47:タイマー時間計算回路
48:音声発生回路
49:排水弁制御回路
51:通信部
52:制御部
53:メモリ
54:入浴者安全水没体積
55:入浴前湯量
56:湯温度
57:マトリクス
58:履歴
61:入浴者
62:危険水位
63:安全水位
65:動作集合
66:湯温度集合
67:経過時間集合

Claims (10)

  1. 浴槽に張ってある湯の水位を測定する水位センサと、
    前記湯を伝達する波を測定する波センサと、
    前記水位と前記波とに基づいて第1状態か第2状態かを判別する制御装置と、
    対策装置とを具備し、
    前記制御装置は、前記第2状態と判別されたときに、さらに、前記浴槽に入っている入浴者の状態を改善させるように前記対策装置を制御する
    浴室緊急通報装置。
  2. 請求項1において、
    前記波は、前記湯を伝達する疎密波である
    浴室緊急通報装置。
  3. 請求項1〜請求項2のいずれかにおいて、
    前記制御装置は、前記入浴者の動きが所定の動きより小さくなったことが前記水位と前記波とに基づいて検出された時点から所定時間が経過した後に前記第2状態と判別する
    浴室緊急通報装置。
  4. 請求項3において、
    前記湯の温度を測定する温度計をさらに具備し、
    前記所定時間は、前記温度に基づいて算出される
    浴室緊急通報装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
    前記対策装置は、排水弁を含み、
    前記制御装置は、前記第2状態と判別されたときに、前記浴槽から前記湯を排水するように前記排水弁を制御する
    浴室緊急通報装置。
  6. 請求項5において、
    前記浴槽から前記排水弁を介して排水される排水の排水量を測定する排水量センサをさらに具備し、
    前記制御装置は、前記第2状態と判別されたときに、前記排水量に基づいて所定の量の湯が前記浴槽に残るように前記排水弁を制御する
    浴室緊急通報装置。
  7. 請求項6において、
    前記浴槽に給湯する給湯設備と、
    前記給湯設備を介して前記浴槽に給湯される湯の給水量を測定する給水量センサとをさらに具備し、
    前記制御装置は、前記第2状態と判別されたときに、前記給水量にさらに基づいて前記所定の量の湯が前記浴槽に残るように前記排水弁を制御する
    浴室緊急通報装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかにおいて、
    前記対策装置は、警報装置を含み、
    前記制御装置は、前記第2状態と判別されたときに、前記入浴者に警報音を発するように前記警報装置を制御する
    浴室緊急通報装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかにおいて、
    前記対策装置は、通信装置を含み、
    前記制御装置は、前記第2状態と判別されたときに、前記第2状態と判別されたことが端末に通知されるように前記通信装置を制御する
    浴室緊急通報装置。
  10. 浴槽に張られている湯に入浴者に浸かってもらうことにより安全水位を設定するステップと、
    前記湯の水位を測定するステップと、
    前記湯を伝達する波を測定するステップと、
    前記水位と前記波とに基づいて第1状態か第2状態かを判別するステップと、
    前記第2状態と判別されたときに、前記湯が前記安全水位になるように前記浴槽から前記湯を排水する排水弁を制御するステップ
    とを具備する浴室緊急通報方法。
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