JP2002206796A - 人安全管理装置、携帯電話装置及び水位計 - Google Patents

人安全管理装置、携帯電話装置及び水位計

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JP2002206796A
JP2002206796A JP2001000870A JP2001000870A JP2002206796A JP 2002206796 A JP2002206796 A JP 2002206796A JP 2001000870 A JP2001000870 A JP 2001000870A JP 2001000870 A JP2001000870 A JP 2001000870A JP 2002206796 A JP2002206796 A JP 2002206796A
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water level
person
safety management
time
management device
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Mieko Tsuyusaki
美恵子 露崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人の浴室やトイレ内における安全が図れると
共に、日常的には凝りの解消、入浴時間の通知、浴槽の
水位や温度の通知、風呂水の洗濯水としての共用、視聴
による娯楽が図れる多機能、かつ安価、取付け工事が簡
単、特別な保守を極力少なくすることの可能な人安全管
理装置、携帯電話装置及び水位計を提供する。 【解決手段】 主制御箱1は、浴室等における人の安全
を図り、入浴時間を通知し、設定水位や設定温度になっ
た場合に通知を可能とする回路が組み込まれている。主
制御箱1には、スピーカ3が内蔵され、盤面には各種設
定時間の調整、水位の設定、温度の設定等が可能なスイ
ッチ類が配設されている。起動ボタン5及び停止ボタン
7は、人の浴室内等における安全を図り、かつ入浴中の
時間を知らせる等の機能を備えるフローを開始、停止す
るためのボタンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人安全管理装置、携
帯電話装置及び水位計に係わり、特に人の浴室やトイレ
内における安全が図れると共に、日常的には凝りの解
消、入浴時間の通知、浴槽の水位や温度の通知、風呂水
の洗濯水としての共用、視聴による娯楽が図れる多機
能、かつ安価、取付け工事が簡単、特別な保守を極力少
なくすることの可能な人安全管理装置、携帯電話装置及
び水位計に関する。
【0002】
【従来の技術】入浴に際しては、浴室内外の温度差が大
きく、血圧の変動等により心臓マヒや脳溢血等を起こし
やすいことが知られている。また、浴槽内の水温は高
く、浴槽から出ようとする際に、貧血や立ちくらみ等の
症状を起こしやすい状況にある。更に、居眠り等により
溺れたりする場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人の浴室内
における倒れ方は一通りではなく、浴槽内に仰向けに倒
れたり、うつ伏せに倒れたりする。このときの倒れる状
況も、一旦浴槽から出ようと立ち上がった際であった
り、入浴しようとする際に急に気分が悪くなり倒れる場
合も想定される。
【0004】また、入浴中に突然居眠り等により気を失
い、仰向けやうつ伏せ状態になる場合もある。そして、
うつ伏せに倒れた場合には、水に顔をつけることにより
呼吸困難になる恐れが生じ、緊急の対処をする必要があ
る。更に、浴槽外においても心臓マヒ等で倒れる場合が
ある。入浴せずにシャワー使用のみの場合もある。トイ
レ利用の場合をも考慮されることが望まれる。
【0005】かかる状況を判断しつつ適切に人の保護が
図れるのが望ましいが、かかる入浴時等の人の安全をき
め細かく配慮し、全体的に保護するシステムは存在しな
い。このようなシステムを実現するため、光センサで人
を監視することも考えられるが、露滴や曇りの状況によ
っては動作は不安定となる。
【0006】また、浴槽内と浴槽外の行動パターンを区
別し、上述のような様々な状況のもとで判断を行うため
には、取付け工事や設定、動作フロー等複雑とならざる
を得ない。超音波により人の動作を把握することも考え
られるが、音域によっては人の不快感をもたらす場合も
あり、日常的に照射されることの不安も拭えない。
【0007】また、従来の入浴時の人の安全システム
は、いざというときのためにのみ配設するのを考慮した
単独機能を有するものであり、特別な工事も必要であ
り、その一瞬のときのためのみに高額の投資を事前にす
ることは、一般の人にとっては理解は出来るものの躊躇
せざるを得ない面がある。
【0008】更に、この人の安全システムをいざという
ときに確実に動作させるには、頻繁に専門家による特別
な保守点検が必要となる。動作不良となったことの確認
は専門家でないと判断の難しい場合が多い。
【0009】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、人の浴室やトイレ内における安全が図れ
ると共に、日常的には凝りの解消、入浴時間の通知、浴
槽の水位や温度の通知、風呂水の洗濯水としての共用、
視聴による娯楽が図れる多機能、かつ安価、取付け工事
が簡単、特別な保守を極力少なくすることの可能な人安
全管理装置、携帯電話装置及び水位計を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため本発明(請求項
1)は、浴槽の水位を計測する水位計測手段と、該水位
計測手段で計測された水位の所定時間における上昇率を
演算する水位上昇率演算手段と、該水位上昇率演算手段
で演算された水位上昇率が設定値以上のとき人の異常を
推定する人異常推定手段とを備えて構成した。
【0011】浴槽内で人が急に気分が悪くなる等で倒れ
たりする場合、水位が急に上昇することが考えられる。
このため、水位の所定時間における上昇率を演算し、設
定値以上のとき人の異常を推定する。設定値は、実験等
により平均的な人の通常時の入浴の際の水位の上昇率を
求め、この上昇率を超える値とする。以上により、人の
体調異常に対し緊急な対応をとることができる。
【0012】また、本発明(請求項2)は、浴槽内に配
設され、人の背部及び/又は頭部に当接可能な背板と、
該背板が人に押されたことを感知する感知手段と、該感
知手段で人に押されたことが感知されたとき、人の入浴
を判断する入浴判断手段とを備えて構成した。
【0013】人が浴槽内に入る際に、通常の姿勢では立
て膝になるので、背側に倒れる傾向になる。従って、浴
槽と人の間に背板を配設することで、背板は自然な形で
人に押されることとなる。そして、背板が人に押された
とき人の入浴を判断する。以上により、人の入浴が確実
に把握できる。
【0014】更に、本発明(請求項4)は、浴槽内にお
ける人の腰、背中、肩、首又は頭部を指圧可能な少なく
とも一つの指圧器具と、該指圧器具が前記人により押さ
れたことを感知する感知手段と、該感知手段で人に押さ
れたことが感知されたとき、人の入浴を判断する入浴判
断手段とを備えて構成した。
【0015】指圧器具により血行促進につながる。そし
て、この指圧器具が人により押されたことが感知された
とき、人の入浴を判断する。以上により、血行促進が行
われつつ、人の入浴が判断できる。
【0016】更に、本発明(請求項5)は、前記入浴判
断手段により前記人の入浴が判断された以降の入浴時間
及び/又は前記人の入浴が判断された以前の浴槽外の滞
在時間を管理する時間管理手段を備えて構成した。
【0017】入浴時間と浴槽外の滞在時間を区別して時
間管理可能としたので、入浴時間を制限する等異なる管
理モードに即した形で、きめ細かく人の安全を図ること
ができる。
【0018】更に、本発明(請求項6)は、浴槽の水位
を計測する水位計測手段と、前記浴槽内に配設され、人
の背部及び/又は腰部に当接可能な当接手段と、該当接
手段が前記人に押されたことを感知する感知手段と、該
感知手段で人を感知せず、かつ前記水位計測手段で計測
された水位が所定値以上低下したことを判断したとき前
記人が浴槽外に出たことを判断する浴槽外判断手段とを
備えて構成した。
【0019】人が浴槽外に出たことを判断可能としたこ
とで、浴槽外の管理モードに自動的に切り換えられ、浴
槽外に即した人の安全を図ることができる。また、人が
いつまでも浴槽から出ないことを判断できるため、その
後の警告等を行うことができる。
【0020】更に、本発明(請求項7)は、浴室及び/
又はトイレ内の時間を管理する時間管理手段と、該時間
管理手段の時間管理処理を開始又は停止する起動・停止
手段とを備えて構成した。
【0021】時間管理を行うことで、簡単に人の浴室等
における安全を確保できる。また、独立した処理とし
て、人安全管理処理のバックアップとして用いることも
でき、万一、人安全管理処理が何らかの原因で動作しな
い場合でも動作させることができる。起動・停止手段
は、押キー操作によってもよいし、風呂蓋の押圧により
自動起動されたり、端子ボックスへの携帯電話の装着等
により起動するようにしてもよい。
【0022】更に、本発明(請求項9)は、室内灯のソ
ケットと、該ソケットに螺合され、かつコンセントが分
岐された分岐ソケットと、該分岐ソケットに螺合される
電球とを備えて構成した。
【0023】浴室内等では、室内工事で改めてコンセン
トを作るか、外部から電源線を引く場合が多いと考えら
れる。外部から電源線を引く場合には、隙間から風が侵
入し、冬場等は浴室内が寒くなる。このため、分岐ソケ
ットに配設したコンセントから電源を引くこととする。
【0024】更に、本発明(請求項27)は、相手先と
の通話が可能な電話手段と、テレビ、ラジオ、カセット
等による視聴が可能な視聴手段とを備えて構成した。
【0025】電話手段と視聴手段との一体化により利便
性、娯楽性が増す。また、携帯電話装置を利用する頻度
が増す。安全管理処理手段を配設した場合でも、この利
便性、娯楽性により必ず忘れずに携帯されることが期待
できる。
【0026】更に、本発明(請求項30)は、相手先と
の通話が可能な電話手段と、人の安全を管理処理する安
全管理処理手段と、該安全管理処理手段で前記人が危険
状態にあると判断されたとき、前記電話手段を介して緊
急連絡先に対し連絡を行う緊急連絡手段とを備えて構成
した。
【0027】簡素な構成でありながら、人の安全を確保
可能である。コンパクトに軽く構成可能なため、高齢者
にとっても移動し易く、安価である。
【0028】更に、本発明(請求項31)は水位計であ
り、フロートと、該フロートの上昇下降の変化が伝達さ
れる可動板と、該可動板に配設された符号と、該符号の
存在を読み取る符号読取手段と、該符号読取手段で読み
取られた符号を基に水位を判断する水位判断手段とを備
えて構成した。
【0029】符号は予め規則を定めておく。この符号を
読み取ることで、水位や水位の増加、減少の方向を簡単
な構成で判断できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。本発明の第1実施形態の全体構成図を図1に
示す。図1において、主制御箱1は、浴室等における人
の安全を図り、入浴時間を通知し、設定水位や設定温度
になった場合に通知を可能とする回路が組み込まれてい
る。
【0031】主制御箱1には、スピーカ3が内蔵され、
盤面には各種設定時間の調整、水位の設定、温度の設定
等が可能なスイッチ類が配設されている。起動ボタン5
及び停止ボタン7は、人の浴室内等における安全を図
り、かつ入浴中の時間を知らせる等の機能を備えるフロ
ーを開始、停止するためのボタンである。
【0032】準備ボタン8及び停止ボタン11は、風呂
の水位や風呂の温度が設定された値となったとき、通知
をするフローを開始、停止するための風呂の準備ボタン
である。ポンプボタン13は、風呂の水を洗濯に利用す
る場合等にポンプ15により手動にて汲み出すためのボ
タンである。
【0033】ポンプ15は、人が危険と判断されたとき
に、自動的に風呂の水を浴槽外に汲み出すためのもので
ある。但し、日常的には、風呂の水を洗濯に利用する場
合等に利用可能なものである。このように日常的に使用
することで、毎日のようにポンプ15の保守点検が行わ
れていることになる。従って、緊急時に確実にポンプ1
5を動作させることを可能とするものである。
【0034】主制御箱1には、副制御箱17が電気的に
接続されている。接続は電線で行われている。しかしな
がら、無線で交信可能としてもよい。副制御箱17は、
浴室外の適所である、例えば脱衣所や冷蔵庫の側部に磁
石により吸着されたり、接着剤により接着されている。
【0035】副制御箱17には、スピーカ19が内蔵さ
れ、盤面には主制御箱1の起動ボタン5及び停止ボタン
7に対応する起動ボタン21及び停止ボタン23、主制
御箱1の準備ボタン8及び停止ボタン11に対応する準
備ボタン25及び停止ボタン27が配設されている。
【0036】なお、この副制御箱17を利用して他の料
理等に使用するための独立したタイマー回路を設けるこ
とも可能である。かかるタイマー回路を設け、副制御箱
17を日常的に使用するものとすれば、起動ボタン21
等の操作を忘れることも少なくなる。
【0037】主制御箱1には、端子ボックス29を介し
て携帯電話31が接続されている。携帯電話31は、送
信先設定ボタン33により予め設定された連絡先に対
し、人が危険な際に自動連絡されるようになっている。
携帯電話31は、浴室内に配設される場合には防水構造
のものを用いる必要がある。しかしながら、副制御箱1
7と組み合わせて浴室外に配設することも可能である。
このときには、防水の必要はない。
【0038】端子ボックス29は、携帯電話31の充電
を可能とする充電装置を備え、かつ携帯電話31及び主
制御箱1間の制御信号の送受が可能なようにモジュラー
ジャック等の端子ボックスを兼ねている。そして、携帯
電話31による連絡先からの受話信号は、スピーカ3、
19より聞こえるようになっている。
【0039】一方、浴室内における人の声は、携帯電話
31のマイクにより連絡先に伝えられる。しかしなが
ら、別途マイクを配設し、増幅して連絡先に伝えるよう
にしてもよい。携帯電話31は、端子ボックス29から
外せば通常使用可能なようになっている。
【0040】また、主制御箱1には、体動スイッチ35
が接続されている。体動スイッチ35は、例えば後述の
指圧器具45への人の押圧により動作するようになって
いる。但し、指圧器具45に限定するものではなく、泡
を水中に放出可能なバブル放出機構等と組み合わせられ
たり、指圧器具45を有さず、後述の背板43のみで構
成されてもよい。
【0041】また、主制御箱1には、水位計37及び温
度計52、54が電気的に接続され、水位計37により
浴槽9の水位が検出され、温度計52、54により風呂
水の温度が検出されるようになっている。水位計37
は、簡易性、感電等の電気漏洩性を配慮し、フロートを
備えるものとする。
【0042】しかしながら、水位計の種類は他にも電極
式で複数段階における接点を検出するもの等であっても
よいし、超音波式、静電容量式等広く世の中に存在する
ものが、本発明に適用可能である。
【0043】図2に、浴槽周辺の平面配置図、図3に浴
槽9の縦断面図を示す。浴槽9の左端中央には体動検出
ボックス41が載置されている。そして、この体動検出
ボックス41には弓なり状の背板43が配設され、背板
43には指圧器具45が可動自在に取付けられている。
【0044】また、背板43には、水位計37のフロー
ト49が上昇下降自在に取り付けられている。このフロ
ート49に突設された軸48には可撓性を有する芯線5
1が接続されており、背板43の上端には滑車50が取
り付けられている。
【0045】フロート49には、温度計52が取り付け
られ、温度計52の電気信号は芯線51により水位等検
出ボックス83に伝えられるようになっている。温度計
52は、例えば熱電対や測温抵抗体等で構成される。
【0046】芯線51の一端部は水位等検出ボックス8
3に固定され、水位等検出ボックス83に信号入力され
る一方、滑車85、滑車87及び滑車50を経由して他
端部がフロート49の温度計52に接続されている。滑
車85には、重り86が取り付けられている。
【0047】また、背板43の下端部には、温度計54
が配設されている。温度計54の信号は、背板43に沿
って引き出され、電線56を経由して水位等検出ボック
ス83に伝えられるようになっている。
【0048】滑車87の回転軸89には円盤91が連結
されている。図4に円盤91の正面図を、また図5に円
盤91の側面図を示す。円盤91には通孔93が周状に
60度間隔に設けられており、光センサ95により通孔
93の有無を判断可能なようになっている。
【0049】体動検出ボックス41の下部にはL字状の
保持部材59が吸盤61により浴槽9に止められてい
る。但し、吸盤61によらず、保持部材59を接着剤に
より浴槽9に固定するようにしてもよい。
【0050】体動検出ボックス41及び保持部材59周
辺の縦拡大断面図を図6に示す。体動検出ボックス41
内部には内部空間42が設けられ、この内部空間42は
右端の開口63を通じて外部に通じるようになってい
る。そして、この開口63には先端に大径部43bを有
する背板端部43aが通されている。
【0051】内部空間42の左端にはスイッチ65が配
設され、大径部43bの当接によりON、OFFされる
ようになっている。スイッチ65の周囲にはOリングや
樹脂カバー等でシールが施されている。内部空間42の
左端及び大径部43bの間にはバネ67が配設されてい
る。
【0052】保持部材59の表層部には、体動検出ボッ
クス41を保持部材59に取り付けるための図7に示す
ようなロック機構70が配設されている。ロック機構7
0の内部には角形状の内部空間71が設けられている。
この内部空間71の上面は逆T字状の開口73を有して
いる。内部空間71の両側部には山形の板バネ75が内
側に向けて突設されている。
【0053】一方、この開口73に嵌合される突設部7
7が体動検出ボックス41の底面の4か所に取付けられ
ている。突設部77は、内部空間71の奥に挿入される
ことで、内部空間71の内壁部及び板バネ75により止
められるようになっている。背板43の下端は、水平支
軸79により回動自在とされ、この水平支軸79には吸
盤81が固定されている。
【0054】なお、体動検出ボックス41のケース左端
部に突設部77を設けることで、図8に示すように保持
部材59の鉛直部分に体動検出ボックス41を掛合わせ
るようにしてもよい。また、図9に示すようにフロート
82及び温度計84を、背板43の内部に収納するよう
にしてもよい。
【0055】図10に背板43の正面図を示す。背板4
3には左右対象な倒F字状の溝101が設けられてい
る。この溝101に沿って、指圧器具45が取付けられ
るようになっている。溝101に鉛直の溝101aが設
けられているのは、首から背中にかけて指圧器具45を
移動かつ固定可能とするものである。
【0056】また、水平の溝101bが設けられている
のは、指圧器具45が腰部に当接する位置を任意に調整
可能とするためである。背板43の裏面には、縦溝10
3が設けられ、この縦溝103に案内されて軸48が上
昇下降自在なようになっている。
【0057】ポンプ15は、図11の側面図、図12の
正面図に示すように、コの字状の保持部材105に固着
されている。但し、保持部材105に固着することな
く、別置きとしてもよい。ポンプ15には、給水管10
7と排水管109が配設されている。ポンプ15の上部
には人の体調等が異常の際に予め定めた連絡先に通報す
るための緊急スイッチ111が設けられている。
【0058】緊急スイッチ111は手をついた等の際に
誤って操作されることを防止するため、固定リング11
3の内側に配設されている。固定リング113の上面は
防水のための被覆が施されている。ポンプ15の上部に
は、主制御箱1等から問い合わせのあったときに応答す
るための応答スイッチ115が配設されている。なお、
後述の風呂蓋の押圧に伴う感知が行われる際には、この
ポンプ15の上部に風呂蓋検出スイッチ117が配設さ
れる。
【0059】保持部材105と浴槽9の間には調整板1
19が配設され、この調整板119は、ネジ121によ
り移動自在となっている。調整板119と浴槽9の間に
は、当接板123がバネ125を介して配設され、当接
板123の下部には反りが設けられている。
【0060】そして、当接板123と保持部材105間
に浴槽9が挟持されることで、ポンプ15が浴槽9に着
脱自在なようになっている。なお、当接板123の上端
部は、保持部材105の裏側底面に対し当接方向に案内
されつつ摺動自在とするのが望ましい。このため、保持
部材105の裏側底面に摺動溝を配設するのが望ましい
(図示略)。
【0061】主制御箱1の下部には、図13に示すよう
なアダプタ132がネジ止め可能なようになっている。
アダプタ132は先すぼみ形状になっており、既存のシ
ャワー掛部材134に掛け止め自在なようになってい
る。また、主制御箱1の両側部にはシャワー掛部材13
5と荷台137がネジ止め可能なようになっている。
【0062】シャワー掛部材135の奥部にはシャワー
掛確認スイッチ139の頭部が突設され、シャワーがシ
ャワー掛部材135に掛けられたときには、このシャワ
ー掛確認スイッチ139がONするようになっている。
なお、主制御箱1は、アダプタ132等を取付けず、平
らな場所に載置されるようにしてもよい。
【0063】次に、本発明の第1実施形態の動作を説明
する。まず、事前に水位計37の設定を行う。水位計3
7の設定は、フロート49を最下点に移動させた上で希
望とする水位点までフロート49を移動させ、この状態
にて水位設定ボタン131を押す。
【0064】但し、後述するように、温度計52、54
を配設しない場合には、最下点とは無関係に希望とする
水位点までフロート49を移動させ、水位設定ボタン1
31を押すだけでよい。温度設定ボタン133では、希
望する温度にダイヤル設定をする。
【0065】風呂の準備モードについて、図14のフロ
ーチャートに基づき説明する。ステップ1(図中S1と
略す。以下、同旨)にて、まず浴槽9に水を供給する。
そして、準備ボタン8又は準備ボタン25を押す。ステ
ップ3では、起動ボタン5、21が押されたか否かが確
認される。
【0066】押された場合には、人の安全フローを優先
させるため、ステップ5にて本風呂の準備モードフロー
を停止する。この点は、例えば、設定水位や設定温度に
至ってなくても入浴される場合等があるからである。
【0067】ステップ7にて水位を検出し、ステップ9
にて水位が上昇しているか否かを確認する。図4におい
て、円盤91の通孔93の数は周方向に1つ、2つ、3
つ、1つ、2つ、3つ・・・と穴が設けられている。
【0068】例えば、通孔93の数が1つから2つの方
向は水位の上昇、1つから3つの方向は水位の下降であ
る。また、3つから1つの方向は水位の上昇、3つから
2つの方向は水位の下降である。そして、このような検
出された通孔93の数の増減に基づきパルスを積算す
る。この積算値を現在の水位とみなす。
【0069】水位が上昇している場合には、水が供給さ
れている場合であり、ステップ11にてこの水位が設定
水位以上か否か判断される。水位が設定水位以上のと
き、ステップ13で水位が設定水位となったことを知ら
せる。水位が設定水位未満のとき、ステップ3からの処
理を繰り返す。
【0070】ステップ15で、停止ボタン11が押され
た場合にはステップ17で処理を停止する。一方、ステ
ップ9で、水位が上昇しない場合には、ステップ19で
水位が設定水位以上か否か判断される。水位が設定水位
以上のとき、ステップ17で処理を停止する。水位が設
定水位未満のとき、ステップ3からの処理を繰り返す。
【0071】また、ステップ21では、温度計52、5
4の温度が検出される。そして、ステップ23では、温
度計52、54の各温度、温度計52と温度計54の水
位差から水が攪拌された後の水温をテーブルに基づき推
定する。テーブルは予め実験により作成しておく。
【0072】ステップ25では、推定された水温が上昇
しているか否かを判断する。水温が上昇している場合に
は、ボイラー炊きしている場合であり、ステップ27に
てこの水温が設定水温以上か否か判断される。水温が設
定水温以上のとき、ステップ29で水温が設定水温とな
ったことを知らせる。水温が設定水温未満のとき、ステ
ップ3からの処理を繰り返す。ステップ31で、停止ボ
タン11が押された場合にはステップ17で処理を停止
する。
【0073】一方、ステップ25で、水温が上昇しない
場合には、ステップ33で水温が設定水温以上か否か判
断される。水温が設定水温以上のとき、ステップ17で
処理を停止する。水温が設定水温未満のとき、ステップ
3からの処理を繰り返す。
【0074】以上により、水位や水温が所望の値になっ
たとき知らせることが出来る。但し、水温処理は自動給
湯設備等によっては不要とすることも可能である。この
ような水位検出を日常的に行うことにより、水位計の故
障等が存在する場合には水張りの段階で動作不良を事前
に把握することが可能である。このため、以降に述べる
人の体調異常検出フローを日常の点検の基に確実に処理
することが可能となる。
【0075】次に、図15〜図17のフローチャートに
基づき人の体調異常検出フローを説明する。人の体調異
常検出フローの動作開始は、ステップ43にて入浴前の
起動ボタン5又は起動ボタン21の押キー操作により開
始する。但し、風呂蓋検出スイッチ117を配設し、風
呂蓋の外されたことを確認して開始するようにしてもよ
い。
【0076】また、端子ボックス29の携帯電話31と
当接する箇所に図示しないスイッチを配設し、このスイ
ッチの当接により開始するようにしてもよい。押キー操
作のない場合には、ステップ45で停止を継続する。
【0077】ステップ47では、各種タイマーをリセッ
トする等の初期値設定を行う。タイマーはCR時定数等
により構成可能である。ステップ49では、現在の水位
を記憶する。ステップ51では、浴槽外の経過時間T1
をカウント開始する。
【0078】これに先立ち、浴槽外の設定時間taを例
えば主制御箱1にて5分等にダイヤル設定しておく。こ
れは、衣類を脱いだ際の体温の変化により心臓マヒ等が
引き起こされる場合を考慮したものである。
【0079】ステップ53で水位が短時間に急上昇した
か否か判断する。この水位の急上昇の程度は実験により
統計的に決める。即ち、平均的な人の浴槽9への入浴速
度を予め設定値として設定しておき、この設定値を超え
る程度の入浴速度か否かを判断する。ここに、入浴速度
は、所定時間に対する水位の上昇率である。
【0080】まず、人が浴槽外で倒れている場合につい
て説明する。このとき、ステップ53で水位の変動はな
いので、ステップ55に進む。ステップ55では、水位
の低下があるか否か判断される。水位の低下もないの
で、ステップ57に進む。ステップ57ではシャワーを
使用しているか否か判断される。
【0081】シャワーの使用は、シャワー掛確認スイッ
チ139がONしているか否かにより判断される。シャ
ワーを使用しているとき、ステップ59でタイマーT1
0がカウントされる。そして、ステップ61でタイマー
T10が設定時間td以上であるかいなか判断される。
【0082】設定時間td(例えば20分)はシャワー
の使用時間の最大限を設定するものである。タイマーT
10が設定時間td以上のとき、ステップ63で所定の
警告を行う。警告は、例えば応答スイッチ115を押す
ように促すものである。後述するように、主制御箱1に
ラジオ等の視聴機能を有する場合には、ラジオ等の視聴
から回路を切り替えて警告を行うのが望ましい。
【0083】ステップ65で応答のあった場合には、人
は異常状態ではないためステップ47に戻り、同様の処
理を繰り返す。また、視聴機能を有する場合には、この
とき警告回路からラジオ等の視聴回路に再び回線を切り
換える。応答の無いときには、ステップ67でT3時間
(例えば20秒)の経過後、ステップ69で通報を行
う。T3時間を設けているのは、応答に要する時間を考
慮したものである。
【0084】なお、警告は1回のみではなく、応答のな
いとき、数回に分けて警告を行うのが望ましい。通報
は、副制御箱17のスピーカ19を通じてまず行う。そ
の後、予め設定された送信先に対し携帯電話31を通じ
て行う。送信先は例えば同居人の居る2階等の部屋に対
し電話をするようにしてもよいし、外部の緊急連絡先に
対し行うようにしてもよい。このことにより、入浴者も
同居人も安心出来る。
【0085】一方、ステップ57でシャワーを使用して
いない場合にはステップ71に進む。ステップ71で
は、背板43を押しているか否か判断する。人が浴槽外
にいる場合で背板43は押していないので、ステップ7
3に進む。ステップ73では、フラグがセットされてい
るか否か判断される。フラグは、背板43が一度でも押
された場合にセットされる。従って、入浴前の状態なの
でフラグはセットされておらず、ステップ75に進む。
【0086】ステップ75では、浴槽外時間T1が設定
時間ta以上か否か判断する。そして、設定時間ta未
満のときにはステップ51からの処理を繰り返す。設定
時間ta以上のときにはステップ77に進み、停止ボタ
ン7、23が押されたか否か判断する。停止ボタン7、
23が押されていないとき、ステップ63で警告を行
う。
【0087】停止ボタン7、23が押されている場合に
はステップ79で処理を停止する。ステップ77で停止
ボタン7、23が押されたか否か判断するようにしたの
は、本フローをユニットバス等で浴槽とトイレが共存す
る場合に、トイレに対しても適用するためである。
【0088】なお、この際には、トイレモードを開始す
るための起動スイッチと、設定時間taをトイレ専用に
別に設定するためのダイヤルを設ける。処理フローは同
様である。また、トイレモードを開始するための起動ス
イッチを副制御箱17に配設することにより、浴槽9と
は別の場所に位置するトイレに対しても適用可能であ
る。更に、トイレ専用の副制御箱を別に配設するように
してもよい。
【0089】以上により、シャワー中の人の異常を判断
出来る。また、浴槽9の外における人の異常を判断出来
る。入浴前のみならず、後述するように、一旦入浴後浴
槽外に出た場合でも保護される。トイレが共用されたも
のでは、トイレ使用中の人の異常も判断出来る。緊急時
には、まず同居人に知らせることが出来るので、安心で
ある。
【0090】次に、浴槽9に浸かった状態で、背板43
にもたれながら居眠り等をしてしまったような場合につ
いての対策について説明する。
【0091】このとき、ステップ53で、浴槽9にいき
なり浸かるのではなく、通常通りゆっくりと入ったもの
とする。水位は急上昇してはいないので、ステップ55
に進む。ステップ55で水位の低下も無く、ステップ5
7でシャワーの使用も無いものとする。浴槽9に浸かる
とステップ71で背板43を押した状態となる。ステッ
プ81で入浴時間T4がカウント開始される。
【0092】ステップ83でタイマーT5時間(例えば
3秒)以上経過したとき、ステップ85で水位を記憶す
る。T5時間は、入浴され、背板43が確実に押された
ことを確認するのに必要な時間を設けたものである。即
ち、記憶された水位は、浴槽9に浸かったときの水位で
ある。
【0093】ステップ87では、入浴時間T4が設定時
間tb(例えば5分)以上となったか否かを判断する。
入浴時間T4が設定時間tb未満のとき、ステップ89
で背板43の押力が解除されたか否か判断する。
【0094】背板43の押力が解除されていないとき、
ステップ55からの処理が繰り返される。そして、ステ
ップ87で入浴時間T4が設定時間tb以上となったと
き、ステップ91で設定時間となったことを知らせる。
この知らせにより人が浴槽9から出れば水位が低下す
る。ステップ93でこの水位の低下を確認する。
【0095】そして、ステップ95で、タイマーT9
(例えば30秒)以上継続した場合にはステップ138
に進む。タイマーT9は、人が風呂から出たことを安定
して把握するため設けている。ステップ93で、水位が
低下せずにステップ97でタイマーT6(例えば60
秒)経過した場合には、ステップ99で警告を行う。タ
イマーT6は、入浴時間を超えたときの余裕の時間であ
る。
【0096】警告は、背板43に対する接触、非接触を
促すものである。人がこの警告に対し反応し、背板43
を押したり、離したりした場合には人は正常であると判
断可能である。人にとっては指圧効果により血行の促進
にも繋がる。
【0097】この際のON、OFF動作をステップ10
1で検出した場合には、ステップ103で入浴設定時間
をtc(例えば2分程度)分延長更新する。これは、入
浴の気分次第では、入浴時間を当初の設定時間tbを超
えて入浴したい場合のあることを想定したからである。
この入浴時間の変更をわざわざ浴槽9外に出て設定し直
さなくても、湯に浸かったまま何度でも更新可能とする
ものである。
【0098】ステップ105では、背板43が一旦押さ
れた場合なので、フラグがセットされる。そして、ステ
ップ55に戻る。ステップ101でON、OFF動作が
行われない場合には、ステップ107で副制御箱17の
スピーカ19を通じてまず通報がされる。その後、予め
設定された送信先に対し携帯電話31を通じて緊急通報
を行う。同時にステップ109で、ポンプ15を起動し
水を排水する。
【0099】この排水は、ステップ111で水位がレベ
ル低になるまで行う。水位計37のレベル低は、水位計
37が背板43に取り付けられており、背板43の高さ
範囲内で上昇下降するため、浴槽9の底より高い位置に
存在する。従って、ステップ113でポンプ15を停止
した場合には、湯は浴槽9に適量残っている。
【0100】このため、水に顔を浸けて呼吸困難となっ
たり、急な冷えによる心臓マヒ等のおそれを極力回避出
来る。但し、ポンプ15を配設せず、警告や通報のみと
することも可能である。また、人が緊急に気分の悪くな
った場合にも、ステップ106で緊急スイッチ111を
押すことで、ステップ107〜ステップ113の処理を
行うことが可能である。
【0101】但し、ポンプ15を起動する代わりに水位
計37のレベル低に至るまで水栓を開放するようにして
もよい。この場合には、水栓を開放、閉止するための電
磁バルブ等の配設が必要となる。従って、既存の浴槽設
備の改造等が必要である。
【0102】なお、ステップ91で、何分入浴したのか
を知ることが出来るため、健康にとって好ましい入浴時
間を把握することが出来る。特に、半身浴をした場合に
は、20分以上入浴する場合があるので、入浴時間を把
握するのに効果的である。
【0103】次に、浴槽9に浸かり、その後うつ伏せに
なった状態で居眠りや気絶等をしてしまったような場合
についての対策について説明する。
【0104】このとき、ステップ89で背板43の押力
は解除されている。従って、ステップ115に進み、タ
イマーT7(例えば60秒)をリセットする。ステップ
117で水位が低下したか否か判断する。このときの水
位はステップ85で記憶された水位と比較される。水位
が低下していないとき、ステップ119で入浴時間T4
が設定時間tb(例えば5分)以上となったか否かを判
断する。
【0105】ステップ119で入浴時間T4が設定時間
tb以上となったとき、ステップ91で設定時間となっ
たことを知らせる。入浴時間T4が設定時間tb未満の
とき、ステップ121でタイマーT7を経過しているか
否か判断する。
【0106】タイマーT7を設けたのは、入浴時間T4
が設定時間tbに至っていないときでも、人がうつ伏せ
になって浴槽9内に倒れている場合には、呼吸困難等の
危険が想定されることから、緊急の救出を行う必要があ
るためである。タイマーT7経過までにステップ123
で背板43のON、OFF動作のあった場合には、人は
危険な状態には無いと判断し、ステップ125でフラグ
をセットし、ステップ55からの処理を繰り返す。
【0107】ステップ121でタイマーT7を経過して
いる場合には、ステップ127で警告を促す。ステップ
129で背板43のON、OFF動作のあった場合に
は、人は危険な状態には無いと判断し、ステップ125
でフラグをセットし、ステップ55からの処理を繰り返
す。ステップ129で背板43の動作の無かった場合に
は、ステップ107〜ステップ113と同様の処理が行
われる。
【0108】次に、人が一旦浴槽9から出ようとした
が、貧血等で出られず、浴槽9内に仰向け又はうつ伏せ
状態に倒れたような場合について説明する。このとき、
ステップ89で背板43の押力は解除されているので、
ステップ115に進む。そして、浴槽9から出る際には
ステップ117で水位は低下するので、ステップ131
に進む。
【0109】貧血等で倒れる場合には、水位が一旦低下
した後、ステップ131で所定水位以上水位が上昇す
る。ステップ133で、タイマーT8(例えば5秒)経
過した後ステップ127で警告をする。タイマーT8を
設けたのは、急に水中に潜ったことを安定して把握する
ためである。
【0110】貧血等で倒れる場合は、危険なことが想定
されるため、タイマーT8の設定は短く設定している。
急に浸かった場合でも人は正常な場合があり、かかる場
合にはステップ129で応答可能なため、異常ではない
ことを確認出来る。
【0111】次に、人が正常に浴槽9外に出た場合につ
いて説明する。このとき、ステップ117では、水位が
低下し、ステップ131で水位の上昇はないのでステッ
プ135に進む。ステップ135では、水位が低下した
状態でタイマーT9(例えば30秒)以上経過したか否
か判断する。
【0112】タイマーT9を設けたのは、人が風呂9か
ら出ることを安定して把握するためである。人が風呂9
から出た場合には、ステップ137で水位がレベル低以
上なので、ステップ138に進み、入浴時間T4をリセ
ットする。また、ステップ139で浴槽外時間T1をリ
セットし、ステップ141でフラグをリセットした後、
ステップ51に戻り同様の処理を繰り返す。
【0113】従って、入浴と浴槽外の動作を何回繰り返
しても人の安全は保護される。例えば、浴槽外に出た場
合には、ステップ51で浴槽外時間T1がカウントさ
れ、ステップ77でいつまでも停止ボタン7、23が押
されないときステップ63で警告がされる。停止ボタン
7、23が押された場合にはステップ79で処理が停止
する。
【0114】人が風呂から出る際に水栓を抜いた場合に
は、ステップ137で、水位レベルは低未満となり、ス
テップ143に進む。ステップ143ではタイマーT1
1(例えば5分)経過したか否か判断される。タイマー
T11は、排水後、浴槽9から出るまでの時間を想定し
ている。
【0115】タイマーT11経過しても停止ボタン7、
23が押されていないとステップ145で判断されたと
きステップ147で警告がされる。このときの警告は、
停止ボタン7、23を押すように促すものである。ステ
ップ145で、停止ボタン7、23が押されていると判
断された場合にはステップ149で処理が停止される。
【0116】ステップ151で、警告に従い停止ボタン
7、23が押された場合にはステップ149で処理が停
止される。一方、停止ボタン7、23が押されない場合
には、ステップ153でタイマーT3(例えば20秒)
時間経過後、ステップ155で緊急通報がされる。タイ
マーT3は、応答のための時間的余裕である。
【0117】なお、ステップ53で浴槽9にゆっくり浸
かった場合で、入浴時間T4が設定時間tbとなる前に
浴槽外に出る場合には、ステップ55で水位は低下す
る。ステップ157で、タイマーT9(例えば30秒)
時間経過したか否か判断する。タイマーT9は、浴槽9
から出たことを安定して把握するために設けている。タ
イマーT9時間経過しても水位が低下している場合に
は、ステップ138に進む。
【0118】次に、人が入浴直後、心臓マヒ等で急に水
中に潜った場合について以下説明する。このとき、ステ
ップ53では、水位が急上昇する。ステップ159で背
板43が押されているか否か判断する。背板43が押さ
れている場合には、人が正常な場合も考えられるのでス
テップ81に進む。
【0119】背板43が押されていない場合には、急に
うつ伏せ状態になって水中に潜っていることも想定され
るので、ステップ161でタイマーT2(例えば20
秒)時間経過後、ステップ163で警告を行う。警告
は、背板43に対する接触、非接触を促すものである。
【0120】ステップ165で背板43のON、OFF
動作のあった場合には、人は危険な状態には無いと判断
し、ステップ167で入浴時間T4をカウント開始す
る。ステップ165で背板43の動作の無かった場合に
は、ステップ107〜ステップ113と同様の処理が行
われる。
【0121】ステップ169では、ステップ83と同様
にタイマーT5時間(例えば3秒)以上経過したとき、
ステップ171で水位を記憶する。T5時間は、入浴さ
れ、背板43が確実に押されたことを確認するのに必要
な時間を設けたものである。ステップ173では、入浴
時間T4(例えば5分)が設定時間tb以上となったか
否かを判断する。
【0122】入浴時間T4が設定時間tb未満のとき、
ステップ175で水位が低下したか否かを判断する。浴
槽9から出た場合には、水位が低下する。ステップ17
7でタイマーT9時間(例えば30秒)以上継続して水
位の低下を確認したとき、人が浴槽9から出たと判断
し、ステップ138に進む。T9時間は、人が浴槽9か
ら出たことを安定して把握するために設けている。
【0123】ステップ175で水位が低下していない場
合には、ステップ179で背板43が押されているか否
か判断する。背板43が押されている場合には、人が正
常な場合も考えられるのでステップ181でフラグをセ
ットした後、ステップ81に進む。
【0124】一方、背板43が押されていない場合に
は、ステップ167に戻る。ステップ173で入浴時間
T4が設定時間tb以上となったとき、ステップ183
で設定時間となったことを知らせる。この知らせにより
人が浴槽9から出れば水位が低下する。ステップ185
でこの水位の低下を確認する。
【0125】そして、ステップ187で、タイマーT9
(例えば30秒)以上継続した場合にはステップ138
に進む。タイマーT9は、人が風呂から出たことを安定
して把握するため設けている。ステップ185で、水位
が低下せずにステップ189でタイマーT6(例えば6
0秒)経過した場合には、ステップ191で警告を行
う。タイマーT6は、入浴時間を超えたときの余裕の時
間である。
【0126】警告は、背板43に対する接触、非接触を
促すものである。人がこの警告に対し反応し、背板43
を押したり、離したりした場合には人は正常であると判
断可能である。この際のON、OFF動作をステップ1
93で検出した場合には、ステップ195で入浴設定時
間をtc(例えば2分程度)分延長更新する。
【0127】これは、入浴の気分次第では、入浴時間を
当初の設定時間tbを超えて入浴したい場合のあること
を想定したからである。この入浴時間の変更をわざわざ
浴槽9外に出て設定し直さなくても、湯に浸かったまま
何度でも更新可能とするものである。ステップ193で
背板43の動作の無かった場合には、ステップ107〜
ステップ113と同様の処理が行われる。
【0128】なお、人の体調異常検出フローにおいて、
指圧器具45は必ずしも必要なものではない。背板43
が押されることで人の挙動は確認可能である。但し、指
圧器具45を有することで、腹筋等の筋力運動や凝り等
の患部の血行の促進を図りつつ人の安全を確保可能とし
たものである。
【0129】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。本発明の第2実施形態では、主制御箱1の盤面等
に人の存在を確認するための図示しない焦電センサを配
設したものである。
【0130】以下、図18及び図19のフローチャート
に基づき本発明の第2実施形態の動作を説明する。な
お、図15及び図16と同一要素のものについては同一
符号を付して説明は省略する。
【0131】本発明の第2実施形態は、人が主制御箱1
の起動ボタン5や副制御箱17の起動ボタン21を押し
忘れて入浴する場合を考慮し、かかる場合には人に対
し、ボタン操作を促すこととするものである。
【0132】図18において、ステップ43で起動ボタ
ン5、21の押キー操作が無い場合には、ステップ20
1で焦電センサにより人が存在するか否かを検出する。
人の存在が確認されない場合にはステップ43に戻り、
同様の処理を繰り返す。人の存在が確認された場合に
は、ステップ203でタイマーT12時間(例えば20
秒)以上継続するか否か判断する。
【0133】T12時間以上継続した場合には、ステッ
プ205に進み、「起動ボタン5又は起動ボタン21を
押して下さい。」等のメッセージにより、起動ボタン5
又は起動ボタン21を押すように促す。この警告は1回
のみ行ってもよいし、時間を経て数回行ってもよい。
【0134】また、ステップ75で浴槽外時間T1が設
定時間ta以上のときにはステップ77に進み、停止ボ
タン7、23が押されたか否か判断されるが、停止ボタ
ン7、23が押されていないときには、ステップ207
で焦電センサにより人が存在するか否かを検出する。人
の存在が確認されない場合にはステップ79で処理を停
止する。人の存在が確認された場合には、ステップ63
に進み警告を行う。
【0135】更に、図19において、人が風呂から出る
際に水栓を抜いた場合には、ステップ137で、水位レ
ベルは低未満となり、ステップ143に進む。そして、
ステップ143ではタイマーT11(例えば5分)経過
したか否か判断され、タイマーT11経過しても停止ボ
タン7、23が押されていないとステップ145で判断
されたときには、ステップ211で焦電センサにより人
が存在するか否かを検出する。人の存在が確認されない
場合にはステップ149で処理を停止する。人の存在が
確認された場合には、ステップ147に進み警告を行
う。
【0136】以上により、人が主制御箱1の起動ボタン
5等を押し忘れるのを防止出来、より一層、人の安全を
適切に図ることができる。次に、本発明の第3実施形態
について説明する。
【0137】本発明の第3実施形態は、浴室内における
人の保護を予め設定した浴室内滞在時間に基づき管理し
ようとするものである。なお、図18と同一要素のもの
については同一符号を付して説明は省略する。図20に
おいて、ステップ47で初期値設定された後、ステップ
221で浴室内滞在時間T13がカウントされる。
【0138】そして、ステップ223で停止ボタン7、
23が押されていないと判断されたときには、ステップ
225で浴室内滞在時間T13が設定時間te(例えば
30分)以上か否か判断される。設定時間te未満の場
合には、ステップ221に戻る。ステップ223で停止
ボタン7、23が押されているときには、ステップ22
7で処理を停止する。
【0139】ステップ225で浴室内滞在時間T13が
設定時間te以上と判断された場合には、ステップ22
9で人が存在するか否か判断される。この人の存在確認
は、ステップ201と同様である。人の存在が確認され
ない場合にはステップ227で処理を停止する。人の存
在が確認された場合には、ステップ231に進み警告を
行う。
【0140】この警告は、例えば「背板43を押した
り、離したりして下さい。または、応答スイッチ115
を押してみて下さい。」とのメッセージである。この警
告に対し、ステップ233で応答のあった場合には、ス
テップ235に進み、設定時間teをte+tf(延長
時間tfは、例えば5分)に変更した後ステップ221
に戻り、以降同様の処理を繰り返す。ステップ233で
応答のなかった場合には、ステップ107〜ステップ1
13と同様の処理を繰り返す。
【0141】以上により、予め設定した浴室内滞在時間
を超えた場合には警告がされる。また、警告に対し応答
をすることで、この浴室内滞在時間の自動延長を図るこ
とが出来る。ステップ47の次段で、ステップ49以降
の処理とは独立させてステップ221以降の処理を配設
したので、万一ステップ49以降の処理が行えなくなっ
たり、動作不良となった場合でも、浴室内滞在時間によ
る人の管理は行える。
【0142】即ち、ステップ49以降の処理とステップ
221以降の処理とが常時は動作の補完を行いつつ、一
方の動作不良の場合等には、他方がバックアップ的に機
能するため、安心である。但し、ステップ49以降の処
理とステップ221以降の処理のいずれか、又は両方を
選択可能としてもよい。
【0143】次に、本発明の第4実施形態について説明
する。本発明の第4実施形態は、水位計を背板43とは
独立して浴槽9の隅や壁際に鉛直に配設するものであ
る。図21に水位計200の正面図、図22に図21中
のA−A矢視断面図、図23に水位計200の概略構造
説明図を示す。角状筒201の上部には水位検出部20
3が配設されている。
【0144】角状筒201の底部には穴202が設けら
れている。角状筒201及び水位検出部203の内側側
壁に沿って板状の目盛板205が上下に摺動自在になっ
ている。目盛板205には、鉛直方向に順に一つ、二
つ、三つ、一つ、二つ、三つ・・・と小孔207が開け
られている。そして、小孔207を挟むように平行な筋
状の電極帯209が目盛板205の上面に配設されてい
る。
【0145】目盛板205の下端にはコネクタ211が
嵌合されている。コネクタ211の下部にはパイプ21
3の上端部が固着され、このパイプ213の下端部には
フロート215が固着されている。コネクタ211の内
側の電極帯209と接触する2箇所には図示しない端子
が設けられており、この端子に接続された電線217が
パイプ213の内部を貫通され、フロート215の下部
に配設された温度センサ219に接続されている。
【0146】水位検出部203には、電極帯209と接
触する位置に電極221が設けられている。そして、目
盛板205を挟んで電極221と対峙する位置に、ガイ
ドローラ223が軸225回りに回動自在に配設されて
いる。軸225の両端部にはアーム227の一端が固定
されている。また、軸225の両端部と角状筒201間
にはバネ226が配設されている。
【0147】アーム227の他端は、角状筒201に固
着された回動支持部229を貫通する水平支軸231に
軸支され、アーム227は、この水平支軸231回りに
回動自在となっている。目盛板205の小孔207に相
当する位置には、目盛板205を挟んで3組の送光素子
233及び受光素子235が対峙されている。また、角
状筒201の底部付近には温度センサ237が設けられ
ている。
【0148】かかる構成において、穴202より風呂水
が進入すると、フロート215は上昇する。フロート2
15が上昇、下降すると、目盛板205も連動して上下
する。このとき、送光素子233及び受光素子235間
を通過する小孔207を光学的に読み取る。小孔207
の増減の順序により、フロート215の上昇、下降の方
向が判断でき、また小孔207の増減の回数によりフロ
ート215の上昇、下降の大きさを知ることができる。
【0149】ポンプ15による排水は、水位がレベル低
になるまで行い、ポンプ15を停止した場合に、湯を浴
槽9に適量残すようにするのが望ましい。従って、角状
筒201の底部を浴槽9の底から所定距離高く配設す
る。また、瞬時停電等のため、現在の水位をメモリ保存
可能とし、電池やコンデンサ等によるバックアップ電源
を供給可能とするのが望ましい。
【0150】また、温度センサ237で浴槽9の底から
所定距離高い固定位置の水温が検出され、かつ温度セン
サ219により風呂水の上層部の温度が検出される。こ
のため、この両温度と、温度センサ237と温度センサ
219の水位差から水が攪拌された後の水温をテーブル
に基づき推定する。テーブルは予め実験により作成して
おく。以上により、水位と水温とを測定可能である。
【0151】なお、温度センサ237のみを配設し、水
温とボイラー炊きの時間の関係を予め実験によりテーブ
ル化しデータ保存しておく。そして、温度センサ237
で測定された風呂沸かし前の水温及び設定された水温か
らボイラー炊きの時間をテーブルより推測し、当該時間
が経過したとき通知するようにしてもよい。
【0152】ボイラーの機種や浴槽9の大きさ如何では
特性が異なることも想定される。このため、予めボイラ
ーの機種や浴槽9の大きさの異なる複数の特性パターン
をテーブル化して用意しておく。そして、所定の温度に
至ったことを図示しない調整用ボタンにより通知する作
業を最初だけ行ってもらう。
【0153】このことにより、準備ボタン8のON時、
即ちボイラー炊き前の水温、ボイラー炊きの時間、現在
温度から最も近い特性パターンが選択される。この選択
された特性パターンを生かすことで、次回以降は設定さ
れた水温からボイラー炊きの時間を選択されたテーブル
に基づき推測可能となる。
【0154】更に、水温を測定しない場合には、温度セ
ンサ237と温度センサ219、電極帯209、電線2
17、コネクタ211、電極221、水温測定や通知の
処理フロー等は不要である。
【0155】次に、本発明の第5実施形態について説明
する。本発明の第5実施形態は、水位計を背板43の内
側及び裏側のスペースを利用して配設するものである。
図24に水位計250の部分側面図、図25に水位計2
50の概略構造説明図を示す。なお、図3と同一要素の
ものについては同一符号を付して説明は省略する。
【0156】図24及び図25に示すように、芯線51
は、滑車241に掛けられ端部には重り243が配設さ
れている。滑車241には、小車245が連設されてお
り、この小車245に掛けられたベルト247により小
車249に動力が伝達されるようになっている。小車2
49には、円盤91が連設されており、光センサ95に
より通孔93の有無を判断可能なようになっている。
【0157】以上により、水位計250を背板43等の
外部に露出させることなく配設可能となる。なお、温度
計52の信号を利用する場合には、図26に示すように
芯線51を分岐し、芯線51の一端を温度計52に接続
し、他端を体動検出ボックス41に入力する。この際、
芯線51にはたるみを生ずるので、たるみ分を滑車25
1で吸収するようにする。
【0158】次に、本発明の第6実施形態について説明
する。本発明の第6実施形態の構成図を図27に示す。
なお、図3と同一要素のものについては同一符号を付し
て説明は省略する。
【0159】図27において、背板43の下部には弾性
部材253を配設し、滑り難くする一方、吸盤61、吸
盤81、水平支軸79を省略するものである。このこと
により、部材を簡素化すると共に、清掃し易くすること
が可能である。
【0160】次に、本発明の第7実施形態について説明
する。本発明の第7実施形態の構成図を図28に示す。
なお、図6と同一要素のものについては同一符号を付し
て説明は省略する。
【0161】図28において、大径部43bの先端には
ピアノ線261の一端が接続され、可撓性を有する被覆
管263内をピアノ線261が移動自在なようになって
いる。ピアノ線261の他端には、図示しないスイッチ
が接続され、大径部43bの移動と連動してON、OF
Fされるようになっている。このように、スイッチを体
動検出ボックス41より離隔させることで、漏電のおそ
れを少なくできる。
【0162】次に、本発明の第8実施形態について説明
する。本発明の第8実施形態は、半身浴をする場合につ
いてである。本発明の第8実施形態の構成図を図29に
示す。なお、図3と同一要素のものについては同一符号
を付して説明は省略する。
【0163】図29において、人はほぼ半身浴の高さ分
に設定された腰掛271に着座する。そして、指圧器具
45の位置を腰、肩、背中等に適宜調整する。背板43
の頂部付近には穴273が設けられており、この穴27
3に背板延長部材279が着脱自在なようになってい
る。
【0164】図30に背板延長部材279が背板43に
装着されたときの正面図を示す。背板延長部材279の
下部には角状部材275が突出されており、この角状部
材275の両側部には山形の板バネ277が配設されて
いる。角状部材275は、穴273に対し嵌合自在なよ
うになっている。
【0165】背板延長部材279には溝280が設けら
れている。この溝280に沿って、首から頭部にかけて
指圧可能な指圧器具45が取付けられるようになってい
る。また、腰掛271の平面図を図31に示す。腰掛2
71の上部には、座骨神経に沿うように複数の突設部2
74を配設するのが望ましい。以上により、半身浴中に
指圧を行うことで、より一層の血行を促進しつつ人の安
全を確保できる。
【0166】次に、本発明の第9実施形態について説明
する。本発明の第9実施形態は、半身浴等で浴槽9内に
長い時間留まるような場合を考慮し、主制御箱281を
テレビ、ラジオ、携帯電話、パソコン等と組み合わせ、
人の安全を確保しつつ番組等の視聴を可能とするもので
ある。
【0167】図32には、主制御箱281の盤面に液晶
画面283が配設されている。主制御箱281は、入浴
中の人に見やすい浴室内の壁等に、フック282や図1
3に示すようなアダプタ132により掛けられるように
なっている。主制御箱281の盤内には、テレビの受像
回路等が組み込まれている。
【0168】体動スイッチ35、水位計37及び温度計
52、54等の信号は、コネクタ284にまとめられ、
主制御箱281に接続されている。回路は電池による給
電が望ましい。しかしながら、コネクタ284に、電源
線を含むようにしてもよい。但し、コネクタ284以外
にも商用コンセント用の電源プラグを有し電源供給可能
とする。
【0169】主制御箱281のコネクタ284と接する
部分には図示しない内蔵スイッチが配設されている。そ
して、コネクタ284の接続により、内蔵スイッチが働
き風呂モードに自動切り換えされるようになっている。
また、インターネットも可能とするのが望ましい。
【0170】盤面には、チャンネル285やボリュウム
287が配設され、図1の主制御箱1にて示される他の
スイッチ等は、人安全スイッチ群289にまとめられて
いる。ここに、起動ボタン5、21は、人の浴室内等に
おける安全を図るためのフローの開始とテレビのONと
が兼用されたボタンとなっている。
【0171】同様に、停止ボタン7、23もフローの停
止とテレビのOFFとが兼用されたボタンとなってい
る。風呂モードになっているとき、ボタンを押すとテレ
ビが機能すると同時に人の体調異常検出フローの処理が
開始される。
【0172】このことにより、人が浴室内に入る際に、
起動ボタン5、21を必ず押すことが期待できる。従っ
て、娯楽性を追求しつつ人の安全が一層精度よく保護で
きる。スピーカ3を共用することで、音声案内等の回路
の特別な保守は不要となる。
【0173】また、警告に対し例えば応答スイッチ11
5を押したり、背板43を押したり等する代わりに、チ
ャンネル285の変更や、ボリュウム287の調整等の
行われた場合には、人は安全であると判断するようにし
てもよい。更に、図14〜図20までのすべてのフロー
を導入することなく、図20のステップ221〜ステッ
プ235の処理を中心に部分的に導入してもよい。
【0174】また、主制御箱1に把手291を配設し、
コネクタ284を外すことで、主制御箱1を移動可能と
するのが望ましい。このことにより、他の部屋において
もテレビを視聴できるようになる。
【0175】更に、図33に示すように、主制御箱30
1とテレビ303とを分離し、テレビ303を移動し易
くすることが望ましい。この場合、例えばテレビ303
の電源プラグ305は、主制御箱301に接続する。電
源線には100ボルトを供給すると共に、主制御箱30
1とテレビ303間の信号を送受信可能とする。
【0176】信号は、例えば起動、停止信号や、チャン
ネルの切り替え信号等である。信号は、変復調回路30
7、309により変調及び復調され、電源線を通じて送
受信される。但し、信号及び電源をコネクタで結んでも
よい。また、電源プラグ305の挿入により無線回路を
起動させ、信号を無線で飛ばすようにしてもよい。
【0177】なお、テレビを遠隔制御するための図示し
ないリモコンを配設するようにしてもよい。また、マウ
ス等によりインターネット中の画面のカーソルの位置を
変更可能としてもよい。リモコンとマウス機能とを一体
化させてもよい。
【0178】リモコンやマウスはポンプ15上に配設す
る等してもよい。そして、かかる遠隔制御中は、人は安
全であると判断するようにしてもよい。以上は、テレビ
について述べたが、ラジオ等についても同様である。
【0179】次に、本発明の第10実施形態について説
明する。本発明の第10実施形態は、指圧器具45や背
板43を振動させるものである。図34に指圧器具45
の一例を示す。指圧器具45内には振動素子311を埋
設している。
【0180】振動素子311は例えばピエゾエレクトリ
ック素子(PZT)等である。また、図6の体動検出ボ
ックス41内のバネ67の左端部に振動素子311を配
設してもよい。そして、振動素子311による振動は、
スイッチ65がONのときのみ間欠的に行うこととす
る。以上により、一層の血行促進につながる。
【0181】なお、振動素子311を埋設した指圧器具
45は、背板43に取り付けることなく単独で浴槽9の
内壁に吸盤により吸着することも可能である。このと
き、振動休止中におけるPZTへの人による押圧を電気
信号に代えることで、人の検出をすることが可能であ
る。
【0182】次に、本発明の第11実施形態について説
明する。本発明の第11実施形態は、浴槽9等の清掃を
考慮したものである。図35に本発明の第11実施形態
の構成図を示す。なお、図6と同一要素のものについて
は同一符号を付して説明は省略する。
【0183】図35に示すように、体動検出ボックス3
21の左端部は半筒状に丸く形成されている。保持部材
59の上部に突設された支持板323には支軸325が
貫通されている。体動検出ボックス321は、この支軸
325回りに回動自在である。このことにより、清掃の
際には、背板43を倒立させ、浴槽9内等を清掃可能で
ある。
【0184】また、図36に示すように、背板43の下
部には、スライドロック331を配設し、この穴に棒3
33を貫通させる。そして、棒333の両端には縦断面
視L字状の腰掛335を取り付ける。腰掛335は、回
動自在であり、不使用時には図中点線のように折り畳む
ことが可能である。
【0185】次に、本発明の第12実施形態について説
明する。本発明の第12実施形態は、浴槽9等の清掃を
考慮しつつ体動検出ボックス41等の保持を確保するも
のである。図37に本発明の第12実施形態の平面図、
図38に側面図を示す。
【0186】図37及び図38において、保持部材59
には後端部から内部に通ずる穴341が設けられてお
り、この内部には、第一の筒状部材343が収納自在な
ようになっている。更に、この第一の筒状部材343の
筒内には、第二の筒状部材345が収納自在なようにな
っている。
【0187】第一の筒状部材343には小孔347が設
けられ、この小孔347にはボルト349が貫通され、
保持部材59に対し第一の筒状部材343が止められる
ようになっている。但し、小孔347は、筋状の長孔で
あってもよい。
【0188】同様に、第二の筒状部材345には、小孔
351が設けられ、この小孔351にはボルト353が
貫通され、第一の筒状部材343に対し第二の筒状部材
345が止められるようになっている。第二の筒状部材
345の端部には、鉄板353が垂設されている。
【0189】鉄板353の裏面は糊付けされており、シ
ールをはがせば鉄板353を壁に張り付けることが可能
である。また、鉄板353は磁性を帯びており、壁が鉄
製の場合には、磁石により吸引可能なようになってい
る。磁石により壁に対し吸引させるようにすれば、鉄板
353を壁から外したときに糊等の跡が残らなくて済
む。
【0190】なお、図39に示すように、保持部材59
には両側部を貫通する穴355を設け、板部材357を
通すようにしてもよい。板部材357には、小孔361
が設けられ、この小孔361にはボルト363が貫通さ
れ、保持部材59に対し板部材357が止められるよう
になっている。
【0191】板部材357の右端には鉄板365が垂設
されている。鉄板365を壁に対し張り付けることが可
能である。板部材357は、保持部材59の左端側に止
めることも可能である。以上により、保持部材59を壁
に確実に保持することができる。
【0192】次に、本発明の第13実施形態について説
明する。本発明の第13実施形態は、保持部材59をポ
ンプ15に連結することで体動検出ボックス41等の保
持を確保するものである。図40に本発明の第13実施
形態の平面図を示す。
【0193】図40において、保持部材59には両側部
を貫通する穴355が設けられている。そして、この穴
355には、小孔369の設けられたL字状の板部材3
67が通され、ボルト363により板部材367の一端
が止められている。一方、保持部材105には両側部を
貫通する穴371が設けられている。
【0194】そして、この穴371には、板部材367
の他端が通され、ボルト373により板部材367の他
端は止められている。電線375は、この板部材367
に沿って配設されている。
【0195】以上により、ポンプ15により、保持部材
59が図中左右方向及び上下方向に動くことが阻止され
る。ポンプ15は、保持部材59の左右いずれの側にも
配設可能である。
【0196】また、保持部材59をポンプ15に連結す
る別方法について説明する。図41に平面図、図42に
側面図、図43に図41中のB−B矢視断面図を示す。
板部材357の端部には鉛直方向に板部材381が固定
されている。
【0197】更に、この板部材381の端部には水平方
向に板部材383が固定されている。板部材383に
は、小孔385が設けられている。当接板387の下部
には反りが設けられ、反りの上部には凹部387aが形
成されている。
【0198】凹部387aの中央には、突起389が小
孔385と等間隔に設けられている。この凹部387a
と浴槽9の間に板部材383が通されるようになってい
る。そして、小孔385に対し突起389が嵌合される
ことで、板部材383は固定される。
【0199】従って、板部材383と独立してポンプ1
5を簡単に着脱可能なので清掃等が楽である。ポンプ1
5により、保持部材59が図41中左右方向及び上下方
向に動くことが阻止される。
【0200】次に、本発明の第14実施形態について説
明する。本発明の第14実施形態は、電源の取り方につ
いてである。図44に示すように、浴室内の室内灯のソ
ケット391には、分岐ソケット393が螺合されるよ
うになっている。
【0201】この分岐ソケット393の側部には、コン
セント395が設けられ、このコンセント395から電
源を抽出可能なようになっている。分岐ソケット393
には電球397が螺合されるようになっている。そし
て、この分岐ソケット393には装飾カバー399が取
り付けられ、電球397が覆われるようになっている。
【0202】分岐ソケット393又は主制御箱1には漏
電リレーが内蔵されるのが望ましい。ポンプ15の電源
は、この漏電リレーを介して給電し、主制御箱1、副制
御箱17、体動スイッチ35、水位計37及び温度計5
2、54の各回路用電源は電池にて給電するのが望まし
い。以上により、特別な電気工事を不要とし、主制御箱
1等に電源供給できる。
【0203】次に、本発明の第15実施形態について説
明する。本発明の第15実施形態は、携帯電話に風呂の
準備モードや人の体調異常検出フローを、I.Cチップ
にプログラム化して組み込んだものである。
【0204】図45に本発明の第15実施形態の構成図
を示す。携帯電話401は、ラジオの機能を内蔵してい
る。ラジオは、チューニングボタン403により選局さ
れる。そして、この選局された周波数は、ダイヤルボタ
ン405に割り付けられ、メモリボタン407で記録さ
れる。
【0205】携帯電話401の背面にはスピーカ409
が配設されており、ラジオの音声や、人の体調異常検出
フロー等による警告、電話の相手先の声が聞こえるよう
になっている。また、登録された連絡先に緊急連絡可能
なようになっている。
【0206】人の体調異常検出フロー等のタイマー設定
等は、液晶画面411に表示された項目に対し、ダイヤ
ルボタン405から数値入力することで設定可能であ
る。携帯電話401の上部には、イヤホンジャック端子
413が配設されている。また、携帯電話401の内部
には、図46に示す体動検出部430が配設されてい
る。図46に体動検出部430の平面図、図47に側面
図を示す。
【0207】図46及び図47において、球体431は
四方がバネ433により保持されている。バネ433と
球体431は電導性を有しており、球体431が金属壁
435又は金属蓋437a、437bと接触した場合に
は電流が流れるようになっている。そして、パルス検出
回路439では、この電流の変化を電圧変換し、波形整
形することでパルス信号を検出可能なようになってい
る。
【0208】かかる構成において、モード選択スイッチ
415で、風呂モードか、あるいは通常モードかを選択
する。風呂モード又は通常モードでは、それぞれ機能選
択スイッチ417で、携帯電話かラジオを選択可能であ
る。風呂モードで携帯電話かラジオを選択した場合に
は、電話機能かラジオが動作すると同時に人の体調異常
検出フローが起動する。
【0209】通常モードで携帯電話かラジオを選択した
場合には、これらの処理は行われず、電話機能かラジオ
のみが動作する。警告に対し応答する場合には、携帯電
話401を揺動させれば、体動検出部430により人の
安全が確認される。但し、応答は、特定のスイッチを押
すようにしてもよい。
【0210】また、いずれかのスイッチが押されたとき
に人の安全を確認するようにしてもよい。応答のなかっ
たときには、連絡先に緊急の連絡がされる。連絡先から
の音声は、スピーカ409から聞こえる。
【0211】なお、この体動検出部430を利用して風
呂モード以外での日常生活における体動の検出を行える
ようにしてもよい。そして、所定時間、体動の検出及び
各スイッチの変化の無かったときには、警告及び通報を
行えるようにする。
【0212】また、携帯電話401にラジオ機能を有さ
ず、ダウンロードされた音楽等を内蔵メモリに保存し、
聞くことができるようにしてもよい。更に、液晶テレビ
を内蔵するようにしてもよい。
【0213】以上により、携帯電話401を利用して人
の入浴中等の安全を確保できる。この場合、図20のス
テップ221〜ステップ235を中心とした処理が行わ
れる。ステップ229の処理は簡略のため省略すること
も可能である。携帯電話401は日常的にも利用可能で
ある。軽いので、高齢者にとって移動も楽に行える。安
価である。
【0214】次に、高精度に人の安全を確保するため、
体動スイッチ35、水位計37、温度計52、54、ポ
ンプ15を別途増設する。増設に際しては、体動スイッ
チ35と水位計37は組み合わせて用いるが、温度計5
2、54やポンプ15は独立した設備であり、使用しな
いことも可能である。
【0215】携帯電話401をアダプタ419に接続し
た後、コネクタ421により制御回線を接続する。携帯
電話401がアダプタ419に接続された際には、携帯
電話401に内蔵された内蔵スイッチ423がONし、
自動的に風呂モードが選択される。
【0216】以上により、携帯電話401のみの利用で
人の安全確保が可能であるし、より高精度な人の安全の
確保を望む場合には、適宜必要な部品を増設可能であ
る。
【0217】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、水
位の所定時間における上昇率を演算し、この水位上昇率
が設定値以上のとき人の異常を推定することとしたの
で、浴槽内で人が急に気分が悪くなる等で倒れたりする
場合に緊急な対応をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の全体構成図
【図2】 浴槽周辺の平面配置図
【図3】 浴槽の縦断面図
【図4】 円盤の正面図
【図5】 円盤の側面図
【図6】 体動検出ボックス及び保持部材周辺の縦拡大
断面図
【図7】 ロック機構
【図8】 保持部材の鉛直部分に体動検出ボックスを掛
合わせた例
【図9】 フロート及び温度計を、背板の内部に収納し
た例
【図10】 背板の正面図
【図11】 ポンプの側面図
【図12】 ポンプの正面図
【図13】 主制御箱の取付け例
【図14】 フローチャート(風呂の準備モード)
【図15】 フローチャートその1(人の体調異常検出
フロー)
【図16】 フローチャートその2(人の体調異常検出
フロー)
【図17】 フローチャートその3(人の体調異常検出
フロー)
【図18】 フローチャートその4
【図19】 フローチャートその5
【図20】 フローチャートその6
【図21】 水位計の正面図
【図22】 図21中のA−A矢視断面図
【図23】 水位計の概略構造説明図
【図24】 水位計の別例(部分側面図)
【図25】 水位計の別例(概略構造説明図)
【図26】 水位計の別例(温度計の信号を利用する場
合)
【図27】 本発明の第6実施形態の構成図
【図28】 本発明の第7実施形態の構成図
【図29】 本発明の第8実施形態の構成図
【図30】 背板延長部材が背板に装着されたときの正
面図
【図31】 腰掛の平面図
【図32】 主制御箱の盤面に液晶画面を配設した例
【図33】 主制御箱とテレビとを分離した例
【図34】 指圧器具の一例
【図35】 本発明の第11実施形態の構成図
【図36】 背板の下部に腰掛を取り付けた例
【図37】 本発明の第12実施形態の平面図
【図38】 同上側面図
【図39】 保持部材の保持方法の例
【図40】 ポンプにより保持部材を保持する方法の一
【図41】 ポンプにより保持部材を保持する方法の別
例(平面図)
【図42】 同上側面図
【図43】 図41中のB−B矢視断面図
【図44】 電源の取り方を説明する図
【図45】 本発明の第15実施形態の構成図
【図46】 体動検出部の平面図
【図47】 体動検出部の側面図
【符号の説明】
1、281、301 主制御箱 3、19、409 スピーカ 5、21 起動ボタン 7、23 停止ボタン 8、25 準備ボタン 9 浴槽 11、27 停止ボタン 13 ポンプボタン 15 ポンプ 17 副制御箱 29 端子ボックス 31 携帯電話 33 送信先設定ボタン 35 体動スイッチ 37、200、250 水位計 41、321 体動検出ボックス 43 背板 45 指圧器具 49、82 フロート 50、85、87、241、251 滑車 51 芯線 52、54、84 温度計 59 保持部材 61、81 吸盤 67 バネ 70 ロック機構 83 水位等検出ボックス 91 円盤 93 通孔 95 光センサ 101 溝 103 縦溝 107 給水管 109 排水管 111 緊急スイッチ 115 応答スイッチ 119 調整板 121 ネジ 123 当接板 125 バネ 132 アダプタ 131 水位設定ボタン 133 温度設定ボタン 135 シャワー掛部材 139 シャワー掛確認スイッチ 201 角状筒 202 穴 203 水位検出部 205 目盛板 207 小孔 209 電極帯 215 フロート 219、237 温度センサ 221 電極 223 ガイドローラ 233 送光素子 235 受光素子 253 弾性部材 271 腰掛 273 穴 279 背板延長部材 283 液晶画面 285 チャンネル 287 ボリュウム 303 テレビ 311 振動素子 331 スライドロック 335 腰掛 343、345 筒状部材 353、365 鉄板 357、367、381、383 板部材 387a 凹部 387 当接板 389 突起 393 分岐ソケット 395 コンセント 401 携帯電話 405 ダイヤルボタン 415 モード選択スイッチ 417 機能選択スイッチ 421 コネクタ 423 内蔵スイッチ 430 体動検出部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 33/00 A61H 39/04 J 4C101 39/04 F24H 9/20 A F24H 9/20 G01V 9/00 B G01V 9/00 A47K 3/22 Fターム(参考) 2D005 FA00 2D032 FA02 2D037 EA00 3L024 CC17 DD42 DD43 DD46 EE01 EE10 EE12 FF04 FF06 FF08 FF09 FF17 FF18 FF20 GG06 GG12 GG37 GG42 GG43 GG50 HH06 HH60 4C094 AA01 CC09 CC17 DD14 FF02 FF09 FF17 GG12 4C101 BA01 BB05 BB06 BC18 BD17 BE01

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の水位を計測する水位計測手段と、
    該水位計測手段で計測された水位の所定時間における上
    昇率を演算する水位上昇率演算手段と、該水位上昇率演
    算手段で演算された水位上昇率が設定値以上のとき人の
    異常を推定する人異常推定手段とを備えたことを特徴と
    する人安全管理装置。
  2. 【請求項2】 浴槽内に配設され、人の背部及び/又は
    頭部に当接可能な背板と、該背板が人に押されたことを
    感知する感知手段と、該感知手段で人に押されたことが
    感知されたとき、人の入浴を判断する入浴判断手段とを
    備えたことを特徴とする人安全管理装置。
  3. 【請求項3】 前記背板には人の腰、背中、肩、首又は
    頭部を指圧可能な少なくとも一つの指圧器具が備えられ
    たことを特徴とする請求項2記載の人安全管理装置。
  4. 【請求項4】 浴槽内における人の腰、背中、肩、首又
    は頭部を指圧可能な少なくとも一つの指圧器具と、該指
    圧器具が前記人により押されたことを感知する感知手段
    と、該感知手段で人に押されたことが感知されたとき、
    人の入浴を判断する入浴判断手段とを備えたことを特徴
    とする人安全管理装置。
  5. 【請求項5】 前記入浴判断手段により前記人の入浴が
    判断された以降の入浴時間及び/又は前記人の入浴が判
    断された以前の浴槽外の滞在時間を管理する時間管理手
    段を備えたことを特徴とする請求項2、3又は4記載の
    人安全管理装置。
  6. 【請求項6】 浴槽の水位を計測する水位計測手段と、
    前記浴槽内に配設され、人の背部及び/又は腰部に当接
    可能な当接手段と、該当接手段が前記人に押されたこと
    を感知する感知手段と、該感知手段で人を感知せず、か
    つ前記水位計測手段で計測された水位が所定値以上低下
    したことを判断したとき前記人が浴槽外に出たことを判
    断する浴槽外判断手段とを備えたことを特徴とする人安
    全管理装置。
  7. 【請求項7】 浴室及び/又はトイレ内の時間を管理す
    る時間管理手段と、該時間管理手段の時間管理処理を開
    始又は停止する起動・停止手段とを備えたことを特徴と
    する人安全管理装置。
  8. 【請求項8】 人の存在を検知する人検知手段と、該人
    検知手段で人の存在を検知しなかったとき、処理停止を
    行う処理停止手段を備えたことを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか1項に記載の人安全管理装置。
  9. 【請求項9】 室内灯のソケットと、該ソケットに螺合
    され、かつコンセントが分岐された分岐ソケットと、該
    分岐ソケットに螺合される電球とを備えたことを特徴と
    する人安全管理装置。
  10. 【請求項10】 人の体調が異常のとき押すことで通報
    の可能な非常ボタンを備えたことを特徴とする請求項1
    〜9記載の人安全管理装置。
  11. 【請求項11】 情報を目及び/又は耳より視聴可能な
    視聴装置を備えたことを特徴とする請求項1〜10記載
    の人安全管理装置。
  12. 【請求項12】 前記視聴装置の起動、停止スイッチ
    は、請求項1〜11記載の人安全管理処理の開始、停止
    スイッチと兼用されたことを特徴とする請求項11記載
    の人安全管理装置。
  13. 【請求項13】 所望の水位を設定する水位設定手段
    と、該水位設定手段で設定された水位が前記水位計測手
    段で計測された水位未満になったか否かを判断する水位
    判断手段と、該水位判断手段で設定水位が計測水位未満
    と判断されたとき警告を発する水位警告手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜12記載の人安全管理装
    置。
  14. 【請求項14】 浴槽内の水温を計測する水温計測手段
    と、所望の水温を設定する水温設定手段と、該水温設定
    手段で設定された水温が前記水温計測手段で計測された
    水温未満になったか否かを判断する水温判断手段と、該
    水温判断手段で設定水温が計測水温未満と判断されたと
    き警告を発する水温警告手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1〜13記載の人安全管理装置。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14記載の人安全管理装置
    には浴室及び/又はトイレ外に配設される子局が備えら
    れ、該子局には、前記視聴装置の起動、停止スイッチ、
    前記人安全管理処理の開始、停止、前記警告手段等を有
    することを特徴とする人安全管理装置。
  16. 【請求項16】 浴室に配設されたシャワーと、該シャ
    ワーの使用開始、停止を検知するシャワー検知手段と、
    該シャワー検知手段によりシャワーの使用開始を検知し
    たとき、使用時間を管理する時間管理手段とを備えたこ
    とを特徴とする人安全管理装置。
  17. 【請求項17】 前記人異常推定手段により人の異常が
    推定されたとき、または前記時間管理手段で経過した時
    間が所定時間以上となったとき警告を行う警告手段と、
    該警告手段の警告に対し応答する応答手段と、該応答手
    段による応答のないとき緊急通報する通報手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1、5、7、8、10、1
    1、12、13、14、15又は16記載の人安全管理
    装置。
  18. 【請求項18】 前記応答手段による応答のないとき浴
    槽の水排水を行う水排水手段を備えたことを特徴とする
    請求項17記載の人安全管理装置。
  19. 【請求項19】 前記応答手段による応答のあったと
    き、前記時間管理手段で時間を所定時間分延長すること
    を特徴とする請求項17又は請求項18記載の人安全管
    理装置。
  20. 【請求項20】 前記水排水手段はポンプであり、該ポ
    ンプと前記背板及び/又は前記感知手段間を連結する連
    結手段を備え、前記背板及び/又は前記感知手段は、該
    連結手段により支持されたことを特徴とする請求項18
    又は請求項19記載の人安全管理装置。
  21. 【請求項21】 浴室内の壁に固着される固着手段と、
    該固着手段と前記背板、前記感知手段及び前記当接手段
    の内のいずれか少なくとも一つの間を連結する連結手段
    を備え、前記背板等は該連結手段により支持されたこと
    を特徴とする請求項2、3、4、5、6、10、11、
    12、13、14、15、16、17、18、19又は
    20記載の人安全管理装置。
  22. 【請求項22】 前記背板又は前記当接手段には腰掛が
    備えられ、該腰掛は、前記背板又は前記当接手段に対し
    揺動自在であることを特徴とする請求項2、3、5、
    6、10、11、12、13、14、15、16、1
    7、18、19、20又は21記載の人安全管理装置。
  23. 【請求項23】 前記通報手段は携帯電話により通報が
    行われることを特徴とする請求項17、18、19、2
    0、21又は22記載の人安全管理装置。
  24. 【請求項24】 前記応答手段の応答は、前記背板又は
    前記当接手段に対する人の押圧又は押圧解除により行わ
    れることを特徴とする請求項17、18、19、20、
    21、22又は23記載の人安全管理装置。
  25. 【請求項25】 前記入浴時間を予め定めた設定時間と
    比較する比較手段と、該比較手段の比較により、前記入
    浴時間が設定時間を超えたと判断されたとき通知を行う
    通知手段とを備えたことを特徴とする請求項5記載の人
    安全管理装置。
  26. 【請求項26】 前記ポンプが洗濯水の供給に利用され
    ることを特徴とする請求項20、21、22又は23記
    載の人安全管理装置。
  27. 【請求項27】 相手先との通話が可能な電話手段と、
    テレビ、ラジオ、カセット等による視聴が可能な視聴手
    段とを備えたことを特徴とする携帯電話装置。
  28. 【請求項28】 前記電話手段で相手先にかけるときに
    押すダイヤルボタンには前記視聴手段で視聴される番組
    が割り付けられたことを特徴とする請求項27記載の携
    帯電話装置。
  29. 【請求項29】 請求項27又は請求項28記載の携帯
    電話装置に、人の安全を管理処理する安全管理処理手段
    を備えた人安全管理装置であって、前記電話手段及び/
    又は前記視聴手段の起動、停止スイッチは、前記安全管
    理処理手段の人安全管理処理の開始、停止スイッチと兼
    用されたことを特徴とする人安全管理装置。
  30. 【請求項30】 相手先との通話が可能な電話手段と、
    人の安全を管理処理する安全管理処理手段と、該安全管
    理処理手段で前記人が危険状態にあると判断されたと
    き、前記電話手段を介して緊急連絡先に対し連絡を行う
    緊急連絡手段とを備えたことを特徴とする携帯電話装
    置。
  31. 【請求項31】 フロートと、該フロートの上昇下降の
    変化が伝達される可動板と、該可動板に配設された符号
    と、該符号の存在を読み取る符号読取手段と、該符号読
    取手段で読み取られた符号を基に水位を判断する水位判
    断手段とを備えたことを特徴とする水位計。
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