JP2001070183A - 入浴安全装置及びこの装置を備えた風呂給湯機 - Google Patents

入浴安全装置及びこの装置を備えた風呂給湯機

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JP2001070183A
JP2001070183A JP25522399A JP25522399A JP2001070183A JP 2001070183 A JP2001070183 A JP 2001070183A JP 25522399 A JP25522399 A JP 25522399A JP 25522399 A JP25522399 A JP 25522399A JP 2001070183 A JP2001070183 A JP 2001070183A
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JP
Japan
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bathing
bather
bath
temperature
hot water
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Application number
JP25522399A
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English (en)
Inventor
Koji Oka
浩二 岡
Shigeru Shirai
白井  滋
Tsuneo Akutsu
統雄 垰
Masaaki Kawaguri
正明 河栗
Satoshi Furuta
聡 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温の湯に長時間入浴する場合において、入
浴者に悪影響を及ぼさないようにする。 【解決手段】 浴槽水の湯温を測定する湯温測定手段3
と、人の入浴時間を測定するタイマー23と、湯温が高
温でかつ入浴時間が人体に悪影響を及ぼす可能性のある
時間を経過すると、入浴者や浴室外の人に注意を促す報
知手段15とを備えている。これによって、例えば入浴
者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態に陥った
りするのを事前に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温の湯に長時間
入浴することで入浴者の身体に悪影響が及ぶのを回避す
る入浴安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の入浴安全装置としては、浴槽水の
水位を検知する水位検知手段を用いて人の入浴状況を把
握し、例えば入浴者が入浴中に長時間動作を止めた場合
などにそのことを外部の人に報知する入浴表示装置など
が考案されている(例えば特公平7−38837号公
報)。
【0003】以下、従来の技術について図8に基づいて
説明する。1は浴槽、2は浴槽水、3は浴槽水2の湯温
を測定する湯温測定手段、4は浴槽水2を循環するため
の送水手段、5は浴槽水2の水位を検出するための圧力
センサ、6は浴槽水2を加熱するための熱交換器、7は
熱交換器に適量のガスを供給するための比例弁、8は浴
槽に新鮮水を供給するために流路を切り換えるための三
方弁、9は表示パネルで、水位を表示する水位表示部1
0と、入浴者が入浴中か否かを表示する入浴表示部およ
び発光素子12と、浴槽水2の湯温を表示する湯温表示
部13と、タイマーを設けた時刻表示部14を備えてい
る。
【0004】以上の構成で、浴槽水2は送水手段4によ
って循環され、湯温測定手段3で測定した湯温が設定温
度よりも低い場合には、その差の分だけ熱交換器6で熱
せられ、再び浴槽1に戻されて湯温の調節が図られる。
【0005】また、浴槽水2の水位が変化すると配管中
での水圧が変化するため、このことを利用して圧力セン
サ5により浴槽水2の水位が検出でき、短時間での急激
な水位の上昇から、人が入浴したかどうかも検知できる
ので、その情報は制御手段を介して表示パネル9へ送ら
れ、入浴表示部11に設けられた発光素子12が点灯す
る。加えて、正常に入浴が行われていれば、浴槽1内で
入浴者が動くので水位が細かく変動し、この水位の変動
も圧力センサ5を通じて検出できるので、正常な入浴で
あることを検知できる。
【0006】これに対して、上昇した水位が長時間略一
定であるような場合は、入浴中に異常が発生したものと
見なし、アラームを発生させて、例えば入浴中に人が急
病等で動けなくなった場合、迅速に外部の人に報知でき
た。以上の作用は、図9に示すフローチャートの流れに
従って実施される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術では例えば入浴者が入浴中に動けなくなった場合
に浴室外の人にそれを知らせ、そして迅速に対応させる
ことはできたものの、入浴者が動けなくなる状態に陥っ
たり、意識を失ったりするのを予防をする事はできなか
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の手段は、浴槽水の湯温を測定する湯温測定手
段と、人の入浴時間を測定するタイマーと、湯温が高温
でかつ入浴時間が人体に悪影響を及ぼす可能性のある時
間を経過すると、入浴者に注意を促す報知手段を備えた
ものである。本発明によれば、入浴者が入浴者が入浴中
に動けなくなる状態や意識を失う状態に陥るのを事前に
防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、浴槽水の
湯温を測定する湯温測定手段と、入浴時間を測定するタ
イマーを備え、湯温が高温でかつ入浴時間が人体に悪影
響を及ぼす可能性のある時間を経過すると、入浴者およ
び、もしくは浴室外の人に注意を促す報知手段を備え、
一般に人体に悪影響を及ぼす可能性があるとされる湯温
でかつ所定以上の時間入浴している場合には入浴者や浴
室外の人にその情報を伝え、入浴者が入浴中動けなくな
る状態や意識を失う状態に陥ったりするのを事前に防止
するものである。
【0010】請求項2記載の発明では、一般に通常53
%の体内水分が42℃の浴槽に10分間入浴すると50
%となって血流が悪くなり、人体に悪影響を及ぼす可能
性があると言われているのに対し、湯温が42℃以上で
かつ入浴時間が10分間以上の場合に、入浴者および、
もしくは浴室外の人に注意を促すので、入浴者が入浴中
動けなくなる状態や意識を失う状態に陥ったりするのを
事前に防止することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、浴室の雰囲気温度
を測定する浴室温測定手段と、入浴者の体に悪影響を及
ぼす可能性があるほど浴室の雰囲気温度が低い場合に、
入浴者および、もしくは浴室外の人に注意を促す報知手
段を備え、一般に人体に悪影響を及ぼす可能性があると
される程、浴室温が低い場合には、入浴をしようとして
いる人やそれ以外の人にその情報を伝え、また浴室温が
略一定温度以下の状態で長時間入浴している場合にも同
様に注意を促して、入浴者が入浴中動けなくなる状態や
意識を失う状態に陥ったりするのを事前に防止するもの
である。
【0012】請求項4記載の発明は、入浴者および、も
しくは浴室外の人の視覚に注意を促す警報装置を備え、
一般に人体に悪影響を及ぼす可能性があるとされる湯温
でかつ所定以上の時間入浴している場合には前記警報装
置を用いて入浴者や浴室外の人にその情報を伝え、入浴
者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態に陥った
りするのを事前に防止するものである。
【0013】請求項5記載の発明は、入浴者および、も
しくは浴室外の人の聴覚に注意を促す警報装置を備え、
一般に人体に悪影響を及ぼす可能性があるとされる湯温
でかつ所定以上の時間入浴している場合には前記警報装
置を用いて入浴者や浴室外の人にその情報を伝え、入浴
者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態に陥った
りするのを事前に防止するものである。
【0014】請求項6記載の発明は、入浴者および、も
しくは浴室外の人の嗅覚に注意を促す警報装置を備え、
一般に人体に悪影響を及ぼす可能性があるとされる湯温
でかつ所定以上の時間入浴している場合には前記警報装
置を用いて入浴者や浴室外の人にその情報を伝え、入浴
者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態に陥った
りするのを事前に防止するものである。
【0015】請求項7記載の発明は、入浴者および、も
しくは浴室外の人の触覚に注意を促す警報装置を備え、
一般に人体に悪影響を及ぼす可能性があるとされる湯温
でかつ所定以上の時間入浴している場合には前記警報装
置を用いて入浴者や浴室外の人にその情報を伝え、入浴
者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態に陥った
りするのを事前に防止するものである。
【0016】請求項8記載の発明は、浴槽水の湯温を測
定する湯温測定手段と、人の入浴時間を測定するタイマ
ーを備え、湯温が高温でかつ入浴時間が人体に悪影響を
及ぼす可能性のある時間を経過すると、入浴者および、
もしくは浴室外の人に注意を促す入浴安全装置を備えた
風呂給湯機としたもので、一般に人体に悪影響を及ぼす
可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間入浴し
ている場合には入浴者や浴室外の人にその情報を伝え、
入浴者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態に陥
ったりするのを事前に防止することができる。
【0017】請求項9記載の発明は、浴槽水の湯温を測
定する湯温測定手段と、人の入浴時間を測定するタイマ
ーを備え、湯温が高温でかつ入浴時間が人体に悪影響を
及ぼす可能性のある時間を経過すると、自動的に浴槽水
の湯温を下げる機能を設けたもので、一般に人体に悪影
響を及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の
時間入浴している場合には浴槽水の湯温を自動で下げる
ことができ、入浴者に安全な状態での入浴を提供するこ
とができる。
【0018】
【実施例】(実施例1)図1、図2、図3を用いて、実
施例1を説明する。図1において、1は浴槽、2は浴槽
水、17は給湯機で、浴槽水2を循環するための送水手
段4と、浴槽水2の水位を検出するための圧力センサ5
と、浴槽に新鮮水を供給するために流路を切り換えるた
めの三方弁8と、新鮮水や浴槽水2を加熱するための熱
交換器6および、前記熱交換器6にガスを供給するため
の比例弁7を備えている。
【0019】また、16は安全装置で、浴槽水2を所望
の水位、湯温で給湯、保温する風呂自動を開始、中止す
るための風呂自動スイッチ19と、風呂自動を利用する
時に浴槽水位を設定するための水位設定スイッチと、そ
の設定した水位の表示を行う設定水位表示部10と、風
呂自動を利用する時に浴槽水2の湯温を設定する湯温設
定スイッチと、浴槽水2の湯温を表示する湯温表示部1
3と、入浴者が入浴を開始してからの時間を表示する入
浴時間表示部18と、入浴者がそれ以上入浴を続けると
人体に悪影響が及ぶ可能性がある場合に、入浴者や浴室
外の人に報知して知らせる報知手段15とを備えた表示
パネル9と、浴槽水2の温度を測定するための湯温測定
手段3と、人の入浴時間を測定するためのタイマーと、
湯温測定手段3や圧力センサー5およびタイマーの測定
値を取り込んだり比例弁7を制御するための制御手段を
備えている。
【0020】以下、実施例の動作について説明する。表
示パネル9にある水位設定スイッチと湯温設定スイッチ
の”上”もしくは”下”のスイッチを操作して、所望の
浴槽水位並びに温度を設定して風呂自動スイッチ19を
押すと、三方弁8が切り換えられて新鮮水が熱交換器6
で熱せられ、浴槽1へ送水され、注湯が開始する。この
時、熱交換器16での燃焼量はガス用の比例弁17で制
御される。また圧力センサ5を用いて、浴槽1内の浴槽
水2の水位を検出することが可能である。
【0021】やがて、浴槽水2が所定の水位に達すると
三方弁8が切り換えられ、新鮮水の流入は停止し、浴槽
1への注湯は終了する。注湯が終了すると同時に制御手
段は浴槽水2を保温するモードに入り、湯温表示部13
は、設定湯温の表示から浴槽水2の現在湯温の表示へと
切り換えられる。この時表示の切り換えは、温度表示用
の数字を構成するランプの色を変えるなどして、利用者
に表示の切り換わったことが分かり易いようになってい
る。
【0022】次に入浴安全装置16の動作について説明
する。入浴者が入浴を開始すると、水位を検知する圧力
センサ5が急激な水位の上昇を検知し、人が入浴を開始
したことを検出する。と、同時に制御装置内のタイマー
がリセットされ、人が入浴している時間の測定を開始
し、その値は表示パネル9内の入浴時間表示部18に表
示される。ここで浴槽水2の温度が略一定温度以上の場
合、入浴時間が長時間にわたり、人体に悪影響を及ぼす
可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間入浴し
ている場合には、注意ランプを点灯させる等注意を視覚
に促すなどして入浴者や浴室外の人にその情報を報知す
る。以上の動作は、図3に示すフローチャートに従って
実行される。
【0023】ここで、主に高齢者や身体に疾患を持つ人
が、特に冬場などにに高温の湯で長時間入浴する場合、
血圧値が急激に変化したり、体温の上昇に伴って血液の
粘性が高くなったり、また体内の水分が減少するなどし
て、人体に悪影響を及ぼす場合があると言われている。
【0024】しかし、本発明によれば、人体に悪影響を
及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間
入浴している場合には、入浴者や浴室外の人にその情報
を伝えるので、つまり入浴検知を行って入浴時間を測定
するだけでなく、湯温も測定して、これらの値から総合
的に入浴者が入浴を続けると、入浴者に悪影響が亜及ぶ
かどうかを判断して報知を行うので、これによって入浴
者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態に陥った
りするのを事前に防止することが可能となる。
【0025】なお、図3のフローチャートに示したよう
に報知がなされた後は、人為的に報知停止スイッチ20
を押すまで継続して報知が行われるので、浴室外の人は
確実に入浴者の安全を確認することができる。ここで、
報知停止スイッチ20を押して報知が停止されるとタイ
マーは再びリセットされ、また、略一定時間入浴を続け
ていた入浴者が所定時間内に入浴を止めた場合にもタイ
マーはリセットされる。しかし水を足すなどして浴槽水
2の湯温が低下した場合には、見かけ上、人体に悪影響
を及ぼす可能性が無くなったとしても、タイマーはすぐ
にはリセットされず、温度低下前後の湯温と入浴時間を
考慮に入れた上で、どのくらいの時間でリセットを実施
するかを判断し、それに従ってタイマーはリセットされ
る。
【0026】以上、本実施例で説明したように、風呂自
動を利用して水位、湯温を自動で設定し、入浴検知も自
動で行われる場合以外でも、本発明によれば人が自分自
身でタイマーをスタート・ストップさせる等、手動で行
う形態でも可能である。
【0027】なお報知手段15は、入浴者に報知するた
め浴室内に設置されても、入浴者の家族等入浴者以外の
人に報知するために、台所、居間等浴室外に設置されて
も良い。さらに、本発明の入浴安全装置16は、以上に
記載のように給湯機17の制御手段や操作パネル、ある
いは表示パネルと一体の形態としても、図2に示すよう
に装置単体の形態でもいずれでも構わない。
【0028】ここで入浴安全装置が、給湯機17の制御
手段や操作パネル、あるいは表示パネルと一体の形態な
らば、高温でかつ長時間の入浴によって入浴者の人体に
悪影響が及ぶ可能性があると判断された場合、そのこと
を入浴者や浴室外の人に報知する以外に、三方弁8を切
り換えて新鮮水を浴槽1へ自動で供給するなど、湯温を
自動的に下げるということも可能となる。
【0029】なお、視覚に注意を促す手段としては、図
1に示したランプやLEDを点灯させて報知する方法が
挙げられるが、この他にモーターや油圧、空気圧などを
利用して平板を回転させ、その平板の表裏の表示を変化
させることで入浴者に悪影響を及ぼす可能性があるか否
かを表示する方法や、液晶画面の表示装置を用いる等々
の方法が挙げられる。
【0030】(実施例2)実施例2を説明する。全体の
構成の説明は実施例1と同様なので省略し、人体に悪影
響を及ぼす可能性があるとされる湯温ならびに入浴時間
についてのみ説明することにする。
【0031】浴槽水2の湯温を測定する湯温測定手段
と、人の入浴時間を測定するタイマーを備え、湯温が4
2℃以上の場合に入浴者が10分間以上入浴すると、入
浴者および、もしくは浴室外の人に報知手段を通して注
意を促す。
【0032】一般に通常53%の体内水分が42℃の浴
槽に10分間入浴すると50%となって血流が悪くなり
体に悪影響を及ぼす可能性があり、また43℃の浴槽に
10分間以上入浴すると体内温度は2℃上昇し血液の粘
性が高くなって、やはり体に悪影響を及ぼす可能性があ
ると言われている。
【0033】これに対し、本発明では42℃以上の湯に
10分間以上入浴した場合に、入浴者および、もしくは
浴室外の人に注意を促すので、入浴者が入浴中動けなく
なる状態や意識を失う状態に陥ったりするのを事前に防
止することができる。
【0034】(実施例3)図4を用いて第3の実施例を
説明する。全体の構成の説明は実施例1と同様なので省
略し、実施例1に記述の入浴安全装置16についてのみ
説明する。21は浴室の雰囲気温度を測定する浴室温測
定手段、9は表示パネルで、湯温表示部13と、浴室温
表示部22と、入浴時間表示部18を備えている。
【0035】浴室温測定手段21で測定された浴室の雰
囲気温度の情報は、制御手段を介して表示パネル9内の
浴室温表示部22で表示される。この時、浴室の雰囲気
温度が人体に悪影響を及ぼす可能性があるほど低い場
合、報知手段15で報知を行い、入浴を開始しようとし
ている入浴者に注意を促す。これにより入浴者は入浴す
るにあたり、人体の安全を図るべく手段を講じることが
できる。また、入浴が開始された後も、浴室温、浴槽水
温、入浴時間の各情報は制御手段に送られるので、これ
らの情報から入浴者が入浴を続けても人体に悪影響の及
ぶ可能性が無いかどうかを総合的に判断し、悪影響を及
ぼす可能性があると判断した場合には、報知手段15を
用いて報知を行う。
【0036】また報知手段15は、入浴者に報知するた
め浴室内に設置されても、また入浴者の家族等入浴者以
外の人に報知するために、台所、居間等浴室外に設置さ
れて手も良い。さらに、本発明の入浴安全装置16は、
給湯機の制御手段や操作パネル、あるいは表示パネルと
一体の形態としても、装置単体の形態でもいずれでも構
わない。
【0037】(実施例4)図5を用いて第4の実施例を
説明する。全体の構成の説明は実施例1と同様なので省
略し、実施例1に記述の入浴安全装置16についてのみ
説明する。31は警報装置である。
【0038】入浴安全装置16の動作について説明す
る。湯温測定手段3で測定された浴槽水2の湯温と、タ
イマーで測定された入浴開始からの入浴時間の値は、制
御手段を介して報知手段15に送られ、人体に悪影響を
及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間
入浴している場合には、警報装置31を用いて入浴者や
浴室外の人の聴覚に注意を訴えて報知する。
【0039】以上のように本発明では、人体に悪影響を
及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間
入浴している場合には、警報装置31を用いて入浴者や
浴室外の人の聴覚に注意を訴えて報知するので、簡単な
構成で容易に報知が可能で、入浴者が入浴中動けなくな
る状態や意識を失う状態に陥ったりするのを事前に防止
することが可能となる。
【0040】なお、聴覚に注意を促す手段としては、図
5に示したスピーカーやブザーを鳴らして報知する方法
の他に、電子音や合成音声を電気的に鳴らしたり、ある
いはモーター、空気圧等のアクチュエーターを利用して
ベル、鈴を鳴らす等々の方法が挙げられる。
【0041】また報知手段15は、入浴者に報知するた
め浴室内に設置されても、また入浴者の家族等入浴者以
外の人に報知するために、台所、居間等浴室外に設置さ
れて手も良い。さらに本発明の入浴安全装置16は、給
湯機の制御手段や操作パネル、あるいは表示パネルと一
体の形態としても、装置単体の形態でもいずれでも構わ
ない。
【0042】(実施例5)図6を用いて第5の実施例を
説明する。全体の構成の説明は実施例1と同様なので省
略し、実施例1に記述の入浴安全装置16についてのみ
説明する。32は警報装置である。
【0043】入浴安全装置16の動作について説明す
る。湯温測定手段3で測定された浴槽水2の湯温と、タ
イマーで測定された入浴開始からの入浴時間の値は、制
御手段を介して報知手段15に送られ、人体に悪影響を
及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間
入浴している場合には、警報装置32を用いて入浴者や
浴室外の人の嗅覚に注意を訴えて報知する。
【0044】以上のように本発明では、人体に悪影響を
及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間
入浴している場合には、入浴者や浴室外の人の嗅覚に注
意を訴えて報知するので、入浴者が入浴中動けなくなる
状態や意識を失う状態に陥ったりするのを事前に防止す
ることが可能となる。
【0045】なお、嗅覚に注意を促す手段としては、図
6に示したように例えばアンモニア等の強いにおいを発
する物質を密閉容器内に準備しておき、報知する際にそ
の密閉容器の一部を自動的に開放させて、においを発生
させる等々の方法が挙げられる。
【0046】また報知手段15は、入浴者に報知するた
め浴室内に設置されても、また入浴者の家族等入浴者以
外の人に報知するために、台所、居間等浴室外に設置さ
れて手も良い。さらに本発明の入浴安全装置16は、給
湯機の制御手段や操作パネル、あるいは表示パネルと一
体の形態でも装置単体の形態でもいずれでも構わない。
【0047】(実施例6)図7を用いて第6の実施例を
説明する。全体の構成の説明は実施例1と同様なので省
略し、実施例1に記述の入浴安全装置16についてのみ
説明する。33は警報装置である。
【0048】入浴安全装置16の動作について説明す
る。湯温測定手段3で測定された浴槽水2の湯温と、タ
イマーで測定された入浴開始からの入浴時間の値は、制
御手段を介して報知手段15に送られ、人体に悪影響を
及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間
入浴している場合には、警報装置33を用いて入浴者や
浴室外の人の触覚に注意を訴えて報知する。
【0049】以上のように本発明では、人体に悪影響を
及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間
入浴している場合には、入浴者や浴室外の人の触覚に注
意を訴えて報知するので、簡単な構成で容易に報知が可
能で、入浴者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状
態に陥ったりするのを事前に防止することが可能とな
る。
【0050】なお、触覚に注意を促す手段としては、図
7に示したように、電波を介して信号を受信すると振動
を起こす振動体を用いる等々の方法が挙げられる。
【0051】また報知手段15は、入浴者に報知するた
め浴室内に設置されても、また入浴者の家族等入浴者以
外の人に報知するために、台所、居間等浴室外に設置さ
れて手も良い。さらに本発明の入浴安全装置16は、給
湯機の制御手段や操作パネル、あるいは表示パネルと一
体の形態でも装置単体の形態でもいずれでも構わない。
【0052】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、浴槽水の湯温を測定する湯温測定手段と、入浴時間
を測定するタイマーを備え、湯温が高温でかつ入浴時間
が人体に悪影響を及ぼす可能性のある時間を経過する
と、入浴者および、もしくは浴室外の人に注意を促す報
知手段を備えているので、一般に人体に悪影響を及ぼす
可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の時間入浴し
ている場合には入浴者や浴室外の人にその情報を伝え、
入浴者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態に陥
ったりするのを事前に防止することができる。
【0053】また、請求項2記載の発明によれば、一般
に通常53%の体内水分が42℃の浴槽に10分間入浴
すると50%となって血流が悪くなり、人体に悪影響を
及ぼす可能性があると言われているのに対し、湯温が4
2℃以上でかつ入浴時間が10分間以上の場合に、入浴
者および、もしくは浴室外の人に注意を促す構成なの
で、入浴者が入浴中動けなくなる状態や意識を失う状態
に陥ったりするのを事前に防止することができる。
【0054】また、請求項3記載の発明によれば、浴室
の雰囲気温度を測定する浴室温測定手段と、入浴者の体
に悪影響を及ぼすほど浴室の雰囲気温度が低い場合に、
入浴者および、もしくは浴室外の人に注意を促す報知手
段を備えているので、一般に入浴の際に入浴者に悪影響
を及ぼす可能性があるとされる浴室温度で入浴しようと
する場合には入浴者や浴室外の人にその情報を伝え、入
浴者は入浴前に悪影響の及ぶ可能性のある入浴を回避す
ることができる。また、浴室温が略一定温度以下の状態
で長時間入浴している場合にも同様に入浴者や浴室外の
人にその情報を伝え、入浴者が入浴中動けなくなる状態
や意識を失う状態に陥ったりするのを事前に防止するこ
とができる。
【0055】また、請求項4記載の発明によれば、入浴
者および、もしくは浴室外の人の視覚に注意を促す警報
装置を備えているので、簡単な構成で容易に報知が可能
である。
【0056】また、請求項5記載の発明によれば、入浴
者および、もしくは浴室外の人の聴覚に注意を促す警報
装置を備えているので、簡単な構成で容易に報知が可能
で、また、人が警報装置の方向に意識を向けていなくて
も報知が可能である。
【0057】また、請求項6記載の発明によれば、入浴
者および、もしくは浴室外の人の嗅覚に注意を促す警報
装置を備えているので、人が警報装置の方向に意識を向
けていなくてもまた、報知手段の周囲が騒がしい状態で
も報知が可能である。
【0058】また、請求項7記載の発明によれば、入浴
者および、もしくは浴室外の人の嗅覚に注意を促す警報
装置を備えているので、人が警報装置の方向に意識を向
けていなくてもまた、報知手段の周囲が騒がしい状態で
も簡単な構成で容易に報知が可能である。
【0059】また、請求項8記載の発明によれば、浴槽
水の湯温を測定する湯温測定手段と、人の入浴時間を測
定するタイマーを備え、湯温が高温でかつ入浴時間が人
体に悪影響を及ぼす可能性のある時間を経過すると、入
浴者および、もしくは浴室外の人に注意を促す入浴安全
装置を備えた風呂給湯機としたので、一般に人体に悪影
響を及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ所定以上の
時間入浴している場合には入浴者や浴室外の人にその情
報を伝え、入浴者が入浴中動けなくなる状態や意識を失
う状態に陥ったりするのを事前に防止することができ、
入浴者は安心して日々の入浴を行うことができる。
【0060】また、請求項9記載の発明によれば、浴槽
水の湯温を測定する湯温測定手段と、人の入浴時間を測
定するタイマーを備え、湯温が高温でかつ入浴時間が人
体に悪影響を及ぼす可能性のある時間を経過すると、自
動的に浴槽水の湯温を下げる機能を設けたので、一般に
人体に悪影響を及ぼす可能性があるとされる湯温でかつ
所定以上の時間入浴している場合には浴槽水の湯温を自
動で下げることができ、入浴者に安全な状態での入浴を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における入浴安全装置の構成
【図2】同装置の外観斜視図
【図3】同装置のフローチャート
【図4】本発明の実施例3における入浴安全装置の構成
【図5】本発明の実施例4における入浴安全装置の構成
【図6】本発明の実施例5における入浴安全装置の構成
【図7】本発明の実施例6における入浴安全装置の構成
【図8】従来例における入浴安全装置の構成図
【図9】同装置のフローチャート
【符号の説明】
1 浴槽 3 湯温測定手段 15 報知手段 16 入浴安全装置 17 風呂給湯機 21 浴室温測定手段 23 タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 垰 統雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河栗 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 古田 聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L024 CC17 CC21 DD01 FF09 FF11 FF16 FF20 GG06 HH17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽水の湯温を測定する湯温測定手段と、
    入浴時間を測定するタイマーと、湯温が高温でかつ入浴
    時間が人体に悪影響を及ぼす可能性のある時間を経過す
    ると入浴者に注意を促す報知手段とを備えた入浴安全装
    置。
  2. 【請求項2】湯温が42℃以上でかつ入浴時間が10分
    間以上の場合に、入浴者に注意を促す請求項1に記載の
    入浴安全装置。
  3. 【請求項3】浴室の雰囲気温度を測定する浴室温測定手
    段と、入浴者の人体に悪影響を及ぼす可能性があるほど
    浴室の雰囲気温度が低い場合に入浴者に注意を促す報知
    手段を備えた請求項1又は2に記載の入浴安全装置。
  4. 【請求項4】報知手段は、入浴者の視覚に注意を促す構
    成の請求項1、2又は3に記載の入浴安全装置。
  5. 【請求項5】報知手段は、入浴者の聴覚に注意を促す構
    成の請求項1〜4のいずれか1項に記載の入浴安全装
    置。
  6. 【請求項6】報知手段は、入浴者の嗅覚に注意を促す構
    成の請求項1〜5のいずれか1項に記載の入浴安全装
    置。
  7. 【請求項7】報知手段は、入浴者の触覚に注意を促す構
    成の請求項1〜6のいずれか1項に記載の入浴安全装
    置。
  8. 【請求項8】入浴安全装置を備えた請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の風呂給湯機。
  9. 【請求項9】入浴安全装置は自動的に浴槽水の湯温を下
    げる請求項8に記載の風呂給湯機。
JP25522399A 1999-09-09 1999-09-09 入浴安全装置及びこの装置を備えた風呂給湯機 Pending JP2001070183A (ja)

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