JP3071613U - 浴室内セキュリティシステム - Google Patents

浴室内セキュリティシステム

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JP3071613U JP2000001349U JP2000001349U JP3071613U JP 3071613 U JP3071613 U JP 3071613U JP 2000001349 U JP2000001349 U JP 2000001349U JP 2000001349 U JP2000001349 U JP 2000001349U JP 3071613 U JP3071613 U JP 3071613U
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勇司 倉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入浴者の現在の生体状況と浴室内の現在の状況
とをリアルタイムに監視し、その入浴者の健康状態が急
変することを防止し、その入浴者の健康のために最適で
且つ快適な入浴を実現する浴室内セキュリティシステム
を提供する。 【構成】入浴者の心拍数を検出するための心拍センサ
と、浴槽内の浴湯の温度を検出するための浴湯温度セン
サと、浴槽内の浴湯の温度を調整するための浴湯温度調
整手段と、前記心拍センサからの時間当たり心拍数と前
記浴湯温度センサからの浴湯温度とに基づいて、前記浴
湯温度調整手段を制御するための浴湯温度制御手段とを
備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、入浴者の健康状態を監視しながら安全な入浴を行うことを可能にす る浴室内セキュリティシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、特に高齢者や病人が居る家庭では、入浴時における脳血栓の発病な どの浴室内での入浴者の健康状態の急変が大きな問題となっている。そして、こ のような浴室内での入浴者の健康状態の急変を予防するために、従来より、浴室 に換気や暖房を行うための装置を設置することが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のような浴室内での入浴者の健康状態の急変を予防するた めのシステムとしては、従来は、前述のような浴室内の換気を行うための浴室用 換気扇や、浴室内の冷暖房を行うための浴室用エアコンなどが提供されているだ けで、それ以上に、個々の入浴者の現在の生体状況などに即して浴室内で入浴者 の健康状態が急変することを防止できるようなシステムは、本考案者の知る限り では、まだ提供されていない。
【0004】 本考案はこのような従来技術の問題点に着目してなされたものであって、入浴 者の現在の生体状況と浴室内の現在の状況とをリアルタイムに監視しながら、そ の入浴者の健康状態が急変することを防止し、その入浴者の健康のために最適で 且つ快適な入浴を実現することができる、浴室内セキュリティシステムを提供す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するための本考案による浴室内セキュリティシステム は、入浴者の心拍数(脈拍数と同じ)を検出するための心拍センサと、浴槽内の 浴湯の温度を検出するための浴湯温度センサと、浴槽内の浴湯の温度を調整する ための浴湯温度調整手段と、前記心拍センサからの時間当たり心拍数と前記浴湯 温度センサからの浴湯温度とに基づいて、前記浴湯温度調整手段を制御するため の浴湯温度制御手段と、を含むことを特徴とするものである。
【0006】 また、本考案による浴室内セキュリティシステムは、入浴者の心拍数を検出す るための心拍センサと、前記心拍センサからの所定単位時間当たり心拍数と前記 浴湯温度センサからの浴湯温度とに基づいて、入浴者の身体的な異常の有無を判 定するための異常判定手段と、浴槽内の浴湯量を調整するための浴湯量調整手段 と、前記異常判定手段からの出力に基づいて前記浴湯量調整手段を制御するため の浴湯量制御手段と、を含むことを特徴とするものである。
【0007】 また、本考案の浴室内セキュリティシステムにおいては、前記異常判定手段か らの出力に基づいて浴室内又は浴室外に所定のアラームを発生させるためのアラ ーム発生手段を含むことが望ましい。
【0008】 また、本考案による浴室内セキュリティシステムにおいては、さらに、浴槽内 の浴湯の温度を検出するための浴湯温度センサと、浴室内の温度を検出するため の浴室内温度センサと、前記浴湯温度センサからの出力又は前記浴室内温度セン サからの出力に基づいて、浴槽内又は浴室内の環境に異常が発生したかどうかを 判定するための環境異常判定手段と、前記環境異常判定手段からの出力に基づい て浴室内又は浴室外に所定のアラームを発生させるためのアラーム発生手段と、 を備えることが望ましい。
【0009】 また、本考案による浴室内セキュリティシステムは、入浴者の心拍数を検出す るための心拍センサと、浴室内の温度を検出するための浴室内温度センサと、浴 室内の温度を調整するための浴室内温度調整手段と、前記心拍センサからの所定 単位時間当たり心拍数と前記浴室内温度センサからの浴室内温度とに基づいて前 記浴室内温度調整手段を制御するための浴室内温度制御手段と、を含むことを特 徴とするものである。
【0010】 また、本考案の浴室内セキュリティシステムにおいては、台所やリビングルー ムなどの浴室外の部屋に備えられており、少なくとも前記心拍センサからの出力 に基づいて前記入浴者の現在の所定単位時間当たり心拍数を表示するための遠隔 表示手段を備えるのがよい。
【0011】 また、本考案の浴室内セキュリティシステムにおいては、台所やリビングルー ムなどの浴室外の部屋に備えられており、少なくとも前記異常判定手段からの出 力に基づいて前記入浴者の身体的な異常を報知するためのアラームを発生させる ための遠隔アラーム発生手段を備えるのがよい。
【0012】 また、本考案の浴室内セキュリティシステムにおいては、浴室内に備えられて おり、前記心拍センサからの出力、前記浴湯温度センサからの出力、及び前記浴 室内温度センサからの出力に基づいて、前記入浴者の現在の所定単位時間当たり 心拍数、現在の浴湯温度、及び現在の浴室内温度を表示するための浴室内表示手 段と、浴室内に備えられており、前記浴湯温度制御手段への制御情報及び前記浴 室温度制御手段への制御情報を入浴者が入力するための浴室内入力手段とを備え るのがよい。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案の概略構成. 図1は本考案の概略構成を示すブロック図である。図1において、1は浴槽内 の浴湯の温度を測定するための浴湯温度センサ、2は入浴者の単位時間当たり心 拍数を測定するための心拍センサである。この心拍センサ2としては、例えば、 入浴者の耳たぶなどに受光素子を装着して発光素子から血管に光を照射しその反 射光を受光して赤血球の流量を検出することにより心拍数を測定するもの(光電 脈波センサ)、あるいは、圧電素子を含むシート状の感知部を入浴者の左胸・耳 たぶ・手首などに装着して入浴者の心拍に伴う身体的な動きを圧力として捉える ことにより心拍数を検出するもの、などを採用することができる。また、図1に おいて、3は浴室内の空気の温度を測定するための浴室内温度センサである。
【0014】 また、図1において、21は前記心拍センサ2からの入浴者の現在の心拍数と 前記浴湯温度センサ1からの現在の浴湯温度に基づいて、入浴者の現在の心拍数 に最も適した温度となるように、浴湯温度を制御するための浴湯温度制御部であ る。また、22は、前記心拍センサ2からの入浴者の現在の心拍数、前記浴湯温 度センサ1からの浴湯温度、及び前記浴室内温度センサ3からの浴室内温度に基 づいて、入浴者の身体的異常(入浴者の心拍数の急激な上昇又は下降など)又は 入浴環境の異常(浴湯温度や浴室内温度の異常な上昇など)が発生したかどうか を判定するための異常判定部である。また、23は、前記心拍センサ2からの入 浴者の現在の心拍数と前記浴室内温度センサ3からの現在の浴室内温度に基づい て、入浴者の現在の心拍数に最も適した温度となるように、浴室内の温度を制御 するための浴室内温度制御部である。
【0015】 また、図1において、4は追い焚き又はその中止やぬるい湯又は冷水の供給な どにより浴槽内の浴湯の温度を調整するための浴湯温度調整部、5は浴槽内の浴 湯を排出したり浴槽内への浴湯の供給を停止したりすることにより浴槽内の浴湯 の量を調整するための浴湯量調整部、6は浴室内に設置されている入浴者又は入 浴環境の異常が発生した場合にそれを画面表示、音(音響や音声メッセージ)、 又は光などで報知するための浴室内アラーム発生部、7は浴室内の温度を調整す るための浴室内温度調整部(浴室空調機やヒーターを備えた浴室乾燥機など)で ある。
【0016】 また、図1において、8は台所やリビングルームなどの浴室以外の場所に備え られており入浴者又は入浴環境の異常が発生した場合にそれを画面表示、音(音 響や音声メッセージ)、又は光などで報知するための遠隔アラーム発生部、9は 台所やリビングルームなどの浴室以外の場所に備えられており前記心拍センサ2 、前記浴湯温度センサ1、及び前記浴室内温度センサ3からの出力に基づいて入 浴者の現在の心拍数、浴槽内の浴湯の現在温度、及び浴室内の現在温度を表示す るための遠隔表示部、10は浴室内に備えられており前記心拍センサ2、前記浴 湯温度センサ1、及び前記浴室内温度センサ3からの出力に基づいて入浴者の現 在の心拍数、浴槽内の浴湯の現在温度、及び浴室内の現在温度を表示するための 遠隔表示部、11は入浴者又はその介護者が浴室内で浴湯温度又は浴室内温度を 制御するための情報を入力するための浴室内入力部である。なお、前記浴室内表 示部10と前記浴室内入力部11とは、通常は、浴室内に設置された制御盤(浴 室内コントローラ)12を構成する一つの筐体の中に装着されている。
【0017】 本考案の一実施形態の構成. 次に、本考案の実施形態について図2を参照して説明する。図2において、3 1は浴室、32は浴槽、33は前記浴室31内の空気の温度及び湿度を調整する ための浴室乾燥機付き空調器である。また、34は、ボイラーを内蔵し、浴槽3 2に供給する水の加熱、加熱した水の浴槽32へ供給、及び浴槽32からの浴湯 の排出などを行うための給湯器である。また、35はこの給湯器34を制御する ための制御器、36は浴室の内壁に設置され浴室内の入浴者又は介護者が浴湯の 温度及び浴室内温度又は湿度を制御する制御情報を入力するための浴室内リモコ ン、37は台所やリビングルーム等に取り付けられ入浴者の家族(保護者)が浴 湯の温度及び浴室内温度又は湿度を制御する制御情報を入力するための浴室外リ モコンである。
【0018】 本実施形態では、前記給湯器34内に、浴湯温度を検出するための浴湯温度セ ンサ(図示せず)が取り付けられている。この浴湯温度センサは、無線又は有線 により、前記制御器35に現在の浴湯温度をリアルタイムに送信するようにして いる。また、本実施形態では、前記浴室内乾燥機付き空調器33に、浴室内の空 気の温度及び湿度を検出するための浴室内温度センサ(図示せず)及び湿度セン サ(図示せず)が備えられている。これらの浴室内温度センサ及び湿度センサは 、無線又は有線により、前記制御器35に現在の浴室内温度及び湿度をリアルタ イムに送信するようにしている。
【0019】 また、前記浴室内リモコン36及び浴室外リモコン37には、それぞれ、入浴 者の心拍数データ、浴湯温度データ、及び浴室内温度データなどを表示するため の表示パネルが供えられている。また、前記浴室内リモコン36及び浴室外リモ コン37には、それぞれ、入浴者の身体的異常(心拍数の異常な上昇など)又は 浴室内の環境異常(浴湯温度や浴室内温度の異常な上昇など)が発生したとき、 そのアラーム表示をするための表示パネルと、そのアラームを音響又は音声で出 力するためのスピーカ(図示せず)が備えられている。
【0020】 また、図2において、38は入浴者の現在の単位時間当たり心拍数を測定する ための心拍センサである。この心拍センサ38は、例えば、入浴者の耳たぶなど に受光素子を装着して発光素子から血管に光を照射しその反射光を受光して赤血 球の流量を検出することにより心拍数を測定するもの(光電脈波センサ)、ある いは、圧電素子を含むシート状の感知部を入浴者の左胸・耳たぶ・手首などに装 着して入浴者の心拍に伴う身体的な動きを圧力として捉えることにより心拍数を 検出するものである。
【0021】 この心拍センサ38により測定された心拍数データは、無線により(場合によ り有線により)、リアルタイムに制御器35に送信される。制御器35は、この 送信された心拍数データに基づいて、浴湯の温度を制御すると共に、浴室内の空 気の温度又は湿度を制御する。
【0022】 例えば、前記制御器35(給湯器34に内蔵されている)は、予め入浴者の安 静時の単位時間当たり心拍数(設定値)を記録しておき、それと前記心拍センサ 38から送信された心拍数データとを比較して、入浴時(現在)の単位時間当た り心拍数が設定値よりも20%以上も上昇したときは、前記給湯器34を制御し て、例えば追い焚きを中止することにより浴湯温度の上昇を抑制する。
【0023】 また、前記制御部35は、入浴者の安静時の単位時間当たり心拍数(設定値) と前記心拍センサ38から送信された心拍数データとを比較して、入浴時の単位 時間当たり心拍数が設定値よりも30%以上も上昇したときは、前記給湯器34 を制御して、例えば給湯器34に備えられた排水弁(図示せず)を所定時間だけ 開にして所定量だけ浴湯を排水すると共に冷水又はぬるい湯を所定量だけ浴槽に 供給することにより、浴湯温度を緩やかに約2℃下げるようにする。
【0024】 また、前記制御部35は、入浴者の安静時の単位時間当たり心拍数(設定値) と前記心拍センサ38から送信された心拍数データとを比較して、入浴時の単位 時間当たり心拍数が設定値よりも50%以上も上昇したときは、前記給湯器34 を制御して、例えば給湯器34に備えられた排水弁(図示せず)を開にして所定 量だけ浴湯を強制排水(又は、給湯器34を緊急停止)する。
【0025】 また、前記制御部35は、通常は、浴室外と浴室内との温度差による入浴者の 身体への負担を軽減するため、前記浴室内乾燥機付き空調器33を制御して、浴 室内の温度が約28℃を保つようにし、さらに、前記心拍センサ38からの心拍 数データに基づいて、浴室内温度が入浴者の現在の身体状況に最適な温度となる ように制御する。
【0026】 また、前記制御器35は、前記心拍センサ38から送信された現在の心拍数デ ータを、前記浴室内リモコン36及び浴室外リモコン37に送信し、この心拍数 データを前記浴室内リモコン36及び浴室外リモコン37にそれぞれ備えられた 表示パネルに表示させる。また、前記制御器35は、前記浴湯温度センサ(図示 せず)と前記浴室内温度センサ(図示せず)からのデータを前記浴室内リモコン 36及び浴室外リモコン37に送信し、これらの浴湯温度及び浴室内温度のデー タを前記浴室内リモコン36及び浴室外リモコン37にそれぞれ備えられた表示 パネルに表示させる。
【0027】 また、前記制御部35は、入浴者の安静時の単位時間当たり心拍数(設定値) と前記心拍センサ38から送信された心拍数データとを比較して、入浴時の単位 時間当たり心拍数が設定値よりも50%以上も上昇したときは、入浴者の身体的 異常が発生したと判定し、そのことを示すアラーム信号を前記浴室内リモコン3 6及び浴室外リモコン37に送信し、前記浴室内リモコン36及び浴室外リモコ ン37にそれぞれ備えられた表示パネルにアラーム表示させると共に、前記浴室 内リモコン36及び浴室外リモコン37にそれぞれ備えられた前記スピーカを駆 動制御して所定のアラーム音又は緊急メッセージ音声を出力させる。
【0028】 また、前記制御部35は、前記浴湯温度センサ及び浴室内温度センサからの信 号に基づいて、浴湯温度又は浴室内温度が所定の温度範囲を超えて急激に上昇し たなどの浴室内の環境異常が発生したと判断したときは、そのことを示すアラー ム信号を前記浴室内リモコン36及び浴室外リモコン37に送信し、前記浴室内 リモコン36及び浴室外リモコン37にそれぞれ備えられた表示パネルに所定の アラーム表示をすると共に、前記浴室内リモコン36及び浴室外リモコン37に それぞれ備えられた前記スピーカを駆動制御して所定のアラーム音又は緊急メッ セージ音声を出力させる。
【0029】
【考案の効果】
本考案の浴室内セキュリティシステムによれば、入浴者の現在の生体状況(心 拍数など)と浴室内の現在の状況とをリアルタイムに監視しながら、その入浴者 の健康状態が急変することを防止し、その入浴者の健康のために最適で且つ快適 な入浴を実現できるようになる。
【0030】 すなわち、本考案の浴室内セキュリティシステムにおいては、入浴時に、入浴 者の現在の単位時間当たり心拍数と浴槽内の現在の浴湯温度とをリアルタイムに 測定し、浴槽内の浴湯温度を、入浴者の現在の心拍数に応じた最適な温度に制御 ・調整するようにしているので、例えば高血圧の入浴者が心拍数が高い状態で熱 い浴湯に浸かり脳血栓などを発病するなどの危険を低減させ、入浴者の入浴時の 健康状態の急変を有効に防止することができるようになる。
【0031】 また、本考案の浴室内セキュリティシステムにおいては、 入浴時に、入浴者の現在の単位時間当たり心拍数をリアルタイムに測定し、この 測定した心拍数に基づいて入浴者の身体的異常の有無を判定し、もし、心拍数の 急激な上昇や下降などの身体的異常が検知されたときは、浴湯の排水弁を所定時 間だけ開にするなどの方法により浴槽内の浴湯を減らすなどの浴湯量の調整を行 うようにしているので、例えば、入浴者が熱い湯でのぼせて心拍数が異常上昇し たときには浴湯量を直ちに減少させるなど、入浴時の事故の発生を未然に防ぎ、 入浴者の健康を守ることが可能になる。
【0032】 また、本考案による浴室内セキュリティシステムにおいては、浴湯温度センサ からの出力又は前記浴室内温度センサからの出力に基づいて、浴槽内又は浴室内 の環境に異常が発生したかどうかを判定し、浴槽内又は浴室内の環境の異常(例 えば、浴槽内温度や浴室内温度の急激な上昇など)が発生したときは、そのこと を浴室内又は浴室外においてアラームで報知するようにしているので、入浴者自 身又はその家族などの保護者が、入浴環境の異常による入浴時の事故の発生を未 然に防ぎ、入浴者の健康を守ることが可能になる。
【0033】 また、本考案の浴室内セキュリティシステムにおいて、前記の測定された心拍 数から入浴者の身体的異常が判定されたときは、浴室内にアラームを発生させる ようにすることにより、入浴者の身体的異常が発生したら直ぐに、入浴者本人や 近くに居る家族などの保護者がその異常に気づいて対応することを可能にして、 入浴に伴う重大な事故の発生を防ぐことができるようになる。
【0034】 また、本考案の浴室内セキュリティシステムにおいては、入浴時に、入浴者の 現在の単位時間当たり心拍数と現在の浴室内の温度とをリアルタイムに測定し、 浴室内の温度を、入浴者の現在の心拍数に応じた最適な温度に制御・調整するよ うにしているので、例えば、高血圧の入浴者が寒い浴室に入って心拍数が急に上 昇したときは直ちに浴室内の空気を暖めるなどの方法により高血圧に関連する病 気の発生を未然に防止するなど、入浴者の入浴時の健康状態の急変による事故の 発生を有効に防止することができるようになる。
【0035】 また、本考案の浴室内セキュリティシステムにおいては、前記の測定された心 拍数を、浴室から離れた台所やリビングルームなどの表示装置にリアルタイムに 表示させるようにすることにより、入浴者の現在の心拍数が通常の範囲外に上昇 又は下降したら直ぐにその家族などの保護者がその異常に対応することを可能に して、入浴に伴う重大な事故の発生を防ぐことができるようになる。
【0036】 また、本考案の浴室内セキュリティシステムにおいては、前記の測定された心 拍数から入浴者の身体的異常が判定されたときは、浴室外(浴室から離れた台所 やリビングルームなど)にアラームを発生させるようにすることにより、入浴者 の身体的異常が発生したら直ぐに、浴室から離れた台所やリビングルームなどに 居る家族などの保護者がその異常に気づいて対応することを可能にして、入浴に 伴う重大な事故の発生を防ぐことができるようになる。
【0037】 さらに、本考案の浴室内セキュリティシステムにおいては、浴室内に、前記の 測定された現在の心拍数、浴湯温度、及び浴室内温度を表示するための表示装置 と、さらに、ユーザーが現在の浴湯温度及び浴室温度を制御するための制御情報 を入力するための入力手段とを備える(例えば、浴室内に、タッチパネル方式の 入力及び表示装置を備えた制御盤などを備える)ようにしているので、入浴者又 は入浴者の近くに居る家族などの保護者は、入浴者の現在の心拍数などに応じて 、浴湯温度と浴室内温度を最適なものに調整することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成を示すブロックである。
【図2】本考案の一実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 浴湯温度センサ 2 心拍センサ 3 浴室内温度センサ 4 浴湯温度調整部 5 浴湯量調整部 6 浴室内アラーム発生部 7 浴室内温度調整部 8 遠隔アラーム発生部 9 遠隔表示部 10 浴室内表示部 11 浴室内入力部 12 制御盤(浴室内コントローラ) 21 浴湯温度制御部 22 異常判定部 23 浴室内温度制御部 31 浴室 32 浴槽 33 浴室乾燥機付き空調器 34 給湯器 35 制御器 36 浴室内リモコン 37 浴室外リモコン 38 心拍センサ

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入浴者の心拍数を検出するための心拍セ
    ンサと、 浴槽内の浴湯の温度を検出するための浴湯温度センサ
    と、 浴槽内の浴湯の温度を調整するための浴湯温度調整手段
    と、 前記心拍センサからの時間当たり心拍数と前記浴湯温度
    センサからの浴湯温度とに基づいて、前記浴湯温度調整
    手段を制御するための浴湯温度制御手段と、を含むこと
    を特徴とする浴室内セキュリティシステム。
  2. 【請求項2】 入浴者の心拍数を検出するための心拍セ
    ンサと、 前記心拍センサからの所定単位時間当たり心拍数に基づ
    いて、入浴者の身体的な異常の有無を判定するための身
    体異常判定手段と、 浴槽内の浴湯量を調整するための浴湯量調整手段と、 前記異常判定手段からの出力に基づいて前記浴湯量調整
    手段を制御するための浴湯量制御手段と、を含むことを
    特徴とする浴室内セキュリティシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、さらに、 前記異常判定手段からの出力に基づいて浴室内又は浴室
    外に所定のアラームを発生させるためのアラーム発生手
    段、を含むことを特徴とする浴室内セキュリティシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項2において、さらに、 浴槽内の浴湯の温度を検出するための浴湯温度センサ
    と、 浴室内の温度を検出するための浴室内温度センサと、 前記浴湯温度センサからの出力又は前記浴室内温度セン
    サからの出力に基づいて、浴槽内又は浴室内の環境に異
    常が発生したかどうかを判定するための環境異常判定手
    段と、 前記環境異常判定手段からの出力に基づいて浴室内又は
    浴室外に所定のアラームを発生させるためのアラーム発
    生手段と、を含むことを特徴とする浴室内セキュリティ
    システム。
  5. 【請求項5】 入浴者の心拍数を検出するための心拍セ
    ンサと、 浴室内の温度を検出するための浴室内温度センサと、 浴室内の温度を調整するための浴室内温度調整手段と、 前記心拍センサからの所定単位時間当たり心拍数と前記
    浴室内温度センサからの浴室内温度とに基づいて、前記
    浴室内温度調整手段を制御するための浴室内温度制御手
    段と、を含むことを特徴とする浴室内セキュリティシス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかにおい
    て、さらに、 台所やリビングルームなどの浴室外の部屋に備えられて
    おり、少なくとも前記心拍センサからの出力に基づいて
    前記入浴者の現在の所定単位時間当たり心拍数を表示す
    るための遠隔表示手段を備えたことを特徴とする浴室内
    セキュリティシステム。
  7. 【請求項7】 請求項2において、さらに、 台所やリビングルームなどの浴室外の部屋に備えられて
    おり、少なくとも前記身体異常判定手段からの出力に基
    づいて前記入浴者の身体的な異常を報知するためのアラ
    ームを発生させるための遠隔アラーム発生手段を備えた
    ことを特徴とする浴室内セキュリティシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1において、さらに、 浴室内に備えられており、前記心拍センサからの出力及
    び前記浴湯温度センサからの出力に基づいて、前記入浴
    者の現在の所定単位時間当たり心拍数及び現在の浴湯温
    度を表示するための浴室内表示手段と、 浴室内に備えられており、前記浴湯温度制御手段への制
    御情報を入浴者が入力するための浴室内入力手段と、を
    備えたことを特徴とする浴室内セキュリティシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020190393A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 三菱電機株式会社 浴室システム
JP2021033837A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 株式会社ノーリツ 浴室監視システム

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