JP2021033837A - 浴室監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】浴室において異常が発生した旨の通知を受けた関係者が、この通知を看過する虞をなくし、または少なくし、異常の内容を速やかにかつ正確に把握して、適切な対応措置を採ることを可能とする浴室監視システムを提供する。【解決手段】浴室監視システムMYの制御手段31は、浴室1において異常が発生し、かつその旨のデータを浴室1外の通信装置2A,5に送信した後においても浴室1の監視を継続し、この継続監視中において、先に発生した異常とは相違する新たな異常が発生した場合には、この新たな異常の内容のデータを通信装置2A,5に送信する処理を実行し、制御手段31から通信装置2A,5に新たな異常の内容のデータを送信する処理は、通信装置2A,5において特定の操作がなされた場合、または浴室1に対する人の入退室があった場合に中止される。【選択図】 図1
Description
本発明は、浴室での事故を防止し、または早期発見するのに適する浴室監視システムに関する。
浴室監視システムの具体例として、特許文献1,2に記載のものがある。
これらの浴室監視システムにおいては、浴室における異常を検知するための手段が具備されており、この手段を利用して異常検知がなされた場合には、その旨のデータが浴室外の通信装置に送信されることにより、この通信装置を所有する関係者が浴室における異常を察知できるように構成されている。
このような構成によれば、入浴者に異常を生じた場合に、浴室外に存在する家族などの関係者がその旨を早期に察知して浴室に駆けつけることができ、適切な対応措置をとることが可能となる。
これらの浴室監視システムにおいては、浴室における異常を検知するための手段が具備されており、この手段を利用して異常検知がなされた場合には、その旨のデータが浴室外の通信装置に送信されることにより、この通信装置を所有する関係者が浴室における異常を察知できるように構成されている。
このような構成によれば、入浴者に異常を生じた場合に、浴室外に存在する家族などの関係者がその旨を早期に察知して浴室に駆けつけることができ、適切な対応措置をとることが可能となる。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、前記従来技術においては、異常が発生した場合の関係者への通知(通信装置へのデータ送信)は、いわゆる単発でなされるに過ぎない。このため、前記関係者は、故意であるか否かには関係なく、前記通知を看過してしまう可能性がある。また、異常の旨の通知を単発ではなく、複数回にわたって繰り返して行なったとしても、同じ内容の通知を繰り返すだけでは切迫感が伝わらず、やはり関係者に通知が看過される可能性がある。さらに、前記関係者が通知を看過せず、その内容を確認したとしても、その内容を適切に判断できない場合が多い。たとえば、異常の内容が、「入浴時間が長い」である場合、このような単一の情報だけでは入浴事故であるか否かの判断はつかず、前記関係者は苦慮することとなる。
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、浴室において異常が発生した旨の通知を受けた関係者が、この通知を看過する虞をなくし、または少なくし、異常の内容を速やかにかつ正確に把握して、適切な対応措置を採ることを可能とする浴室監視システムを提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される浴室監視システムは、浴室における異常を検知するための検知手段と、前記浴室外において利用される通信装置と、前記浴室を監視すべく前記検知手段を利用して得られるデータに基づいて前記浴室における異常の有無を判断し、かつ異常が発生したと判断した際には、その旨のデータを前記通信装置に送信する処理を実行可能な制御手段と、を備えている、浴室監視システムであって、前記制御手段は、前記浴室にお
いて異常が発生し、かつその旨のデータを前記通信装置に送信した後においても前記浴室の監視を継続し、この継続監視中において、先に発生した異常とは相違する新たな異常が発生した場合には、この新たな異常の内容のデータを前記通信装置に送信する処理を実行するように構成されており、前記制御手段から前記通信装置に新たな異常の内容のデータを送信する処理は、前記通信装置において特定の操作がなされた場合、または前記浴室に対する人の入退室があった場合に中止されるように構成されていることを特徴としている。
いて異常が発生し、かつその旨のデータを前記通信装置に送信した後においても前記浴室の監視を継続し、この継続監視中において、先に発生した異常とは相違する新たな異常が発生した場合には、この新たな異常の内容のデータを前記通信装置に送信する処理を実行するように構成されており、前記制御手段から前記通信装置に新たな異常の内容のデータを送信する処理は、前記通信装置において特定の操作がなされた場合、または前記浴室に対する人の入退室があった場合に中止されるように構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、浴室における異常が検知された場合には、その旨が所定の通信装置を所有する(または管理する)関係者に単発で通知されるだけではなく、その後に前記異常とは内容が相違する新たな異常が検知されると、この新たな異常の内容が続報として前記関係者に通知されることとなる。したがって、単発の通知だけでは、この通知内容を看過していた関係者であっても、この通知に関心をもつ効果が期待できる。また、内容が異なる複数の異常内容が次々と通知されるため、前記関係者は浴室における実際の状況を、速やかに、かつ正確に把握し、的確な対応措置をとることが可能となる。
さらに、通信装置を所有する関係者に対し、浴室内において異常が発生した旨の通知が長時間にわたって無駄に継続して行なわれることを回避することができる。
すなわち、浴室における異常が検知された場合には、その旨が所定の通信装置を所有する(または管理する)関係者に単発で通知されるだけではなく、その後に前記異常とは内容が相違する新たな異常が検知されると、この新たな異常の内容が続報として前記関係者に通知されることとなる。したがって、単発の通知だけでは、この通知内容を看過していた関係者であっても、この通知に関心をもつ効果が期待できる。また、内容が異なる複数の異常内容が次々と通知されるため、前記関係者は浴室における実際の状況を、速やかに、かつ正確に把握し、的確な対応措置をとることが可能となる。
さらに、通信装置を所有する関係者に対し、浴室内において異常が発生した旨の通知が長時間にわたって無駄に継続して行なわれることを回避することができる。
本発明において、好ましくは、前記通信装置は、表示部を備えており、前記浴室において内容が相違する複数の異常が順次発生した場合には、前記通信装置の表示部に、前記複数の異常がこれらの発生順序で一覧表示されるように構成されている。
このような構成によれば、前記通信装置を所有する関係者は、複数の異常の内容およびその関連などを理解し易くなる。
本発明において、好ましくは、前記浴室における異常として、入浴者の動作が第1の所定時間以上にわたって停止または少ないこと、前記入浴者が浴槽内に存在する時間が第2の所定時間以上に長いこと、前記入浴者が前記浴室に存在する時間が第3の所定時間以上に長いこと、前記浴室のシャワーからの湯水流出が第4の所定時間以上継続していること、前記浴槽の湯水温度が所定の第1の温度範囲よりも高温または低温であること、前記浴室の温度が所定の第2の温度範囲よりも高温または低温であること、前記浴室の湿度が所定範囲よりも高湿または低湿であること、前記浴室において所定以上に大きな音が発生したこと、および、前記入浴者のバイタル値が所定の正常範囲でないこと、のうち、いずれか複数の異常を、前記制御手段により検知可能とされている。
このような構成によれば、浴室内において発生する異常(事故)を的確に検知する上で好ましい。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す浴室監視システムMYは、給湯装置WHと、携帯型の通信端末5とを用いて構成されている。
給湯装置WHは、たとえば瞬間式のガス給湯装置またはオイル給湯装置などであって、その基本的なハード構成自体は、従来既知のものと同様であり、たとえば家屋の外壁などに設置される給湯装置本体部3、これに付属して台所に設置される台所用のリモコン2A、および浴室1に設置される浴室用のリモコン2Bを組み合わせて構成されている。
通信端末5は、たとえばタッチパネル方式の表示部50を備えたスマートホンである。この通信端末5および台所用のリモコン2Aは、本発明でいう「浴室外において利用される通信装置」の具体例に相当する。
給湯装置WHは、たとえば瞬間式のガス給湯装置またはオイル給湯装置などであって、その基本的なハード構成自体は、従来既知のものと同様であり、たとえば家屋の外壁などに設置される給湯装置本体部3、これに付属して台所に設置される台所用のリモコン2A、および浴室1に設置される浴室用のリモコン2Bを組み合わせて構成されている。
通信端末5は、たとえばタッチパネル方式の表示部50を備えたスマートホンである。この通信端末5および台所用のリモコン2Aは、本発明でいう「浴室外において利用される通信装置」の具体例に相当する。
この浴室監視システムMYにおいては、広域通信網Nの回線終端装置60(モデム)、およびこれに接続された無線LAN親機としてのルータ61も具備されている。台所用および浴室用のリモコン2A,2Bの少なくとも一方には、ルータ61との相互間で無線通信を可能とするための通信部29(無線LAN子機)が設けられている。このことにより、給湯装置WHと通信端末5との相互間において、広域通信網Nを介して後述するようなデータ通信(浴室1における異常検知の旨のデータ送信など)が可能とされている。
広域通信網N上には、給湯装置WHと通信端末5との相互間のデータ通信を適宜中継し、またそのようなデータ通信に必要なソフトプログラムを通信端末5にダウンロード可能とするサーバ8が設けられている。サーバ8は、たとえば給湯装置WHのメーカ、あるいはサービス会社などが管理している。
広域通信網N上には、給湯装置WHと通信端末5との相互間のデータ通信を適宜中継し、またそのようなデータ通信に必要なソフトプログラムを通信端末5にダウンロード可能とするサーバ8が設けられている。サーバ8は、たとえば給湯装置WHのメーカ、あるいはサービス会社などが管理している。
給湯装置本体部3は、通信部30、制御部31、および給湯動作部32を備えている。通信部30は、台所用および浴室用のリモコン2A,2Bとの相互間で配線Lを介してデータ通信を行なうための部分である。
給湯動作部32は、浴槽10と配管部39を介して接続されており、浴槽10への湯張り動作、追い焚き動作、および浴室1のシャワーヘッド11が接続される混合栓(不図示)への給湯動作などが可能である。これに対応し、給湯動作部32には、浴槽10の水位検出用の水位センサSa、浴槽10の湯水温度検出用の温度センサSb、シャワーヘッド11に供給される流量を直接または間接的に検出可能な流量センサScなども具備されている。これらのセンサ類Sa〜Scは、後述するように、浴室1における異常検知に利用され、本発明でいう検知手段の具体例に相当する。
給湯動作部32は、浴槽10と配管部39を介して接続されており、浴槽10への湯張り動作、追い焚き動作、および浴室1のシャワーヘッド11が接続される混合栓(不図示)への給湯動作などが可能である。これに対応し、給湯動作部32には、浴槽10の水位検出用の水位センサSa、浴槽10の湯水温度検出用の温度センサSb、シャワーヘッド11に供給される流量を直接または間接的に検出可能な流量センサScなども具備されている。これらのセンサ類Sa〜Scは、後述するように、浴室1における異常検知に利用され、本発明でいう検知手段の具体例に相当する。
台所用および浴室用のリモコン2A,2Bは、本来的には、浴槽10への湯張り温度や、湯張り量の設定、風呂追い焚き動作の開始・停止などを指示するためのものである。これらのリモコン2A,2Bは、給湯装置本体部3との相互間でデータ通信を行なうための通信部(不図示)を具備していることに加え、液晶表示器などを用いて構成され、かつ画像表示が可能な表示部20、各種の複数の操作スイッチ21、音声メッセージやアラーム音などの各種の音響を出力させるためのスピーカSP、音声データ入力を可能とするマイク23を備えている。
さらに、浴室用のリモコン2Bは、浴室1に入室した入浴者の存在およびその動作を検知するための人体検知センサSdを備えている。この人体検知ケンサSdは、たとえば焦電素子を用いたイメージセンサ(赤外線カメラ)であり、入浴者を含め、浴室1の赤外画像を撮像可能である。1つの人体検知センサSdによって浴室1の略全域を撮像できない場合には、人体検知センサSdが複数設けられた構成とすることが可能である。人体検知センサSdを、浴室用のリモコン2Bの外部に設けた構成とすることもできる。
好ましくは、浴室用のリモコン2Bは、浴室1の温度および湿度をそれぞれ検出するた
めの温度センサSeや湿度センサSfも備えている。より好ましくは、浴槽10には、入浴者の心拍数などのバイタル値を検出可能なバイタル値検出センサSgが具備されている。このバイタル値検出センサSgとしては、ウェアブルタイプを用いることもできる。
これら浴室用リモコン2Bのマイク23、センサ類Sd〜Sgも、先に述べたセンサ類Sa〜Scと同様に、浴室1における異常検知に利用され、本発明でいう検知手段の具体例に相当する。
好ましくは、浴室用のリモコン2Bは、浴室1の温度および湿度をそれぞれ検出するた
めの温度センサSeや湿度センサSfも備えている。より好ましくは、浴槽10には、入浴者の心拍数などのバイタル値を検出可能なバイタル値検出センサSgが具備されている。このバイタル値検出センサSgとしては、ウェアブルタイプを用いることもできる。
これら浴室用リモコン2Bのマイク23、センサ類Sd〜Sgも、先に述べたセンサ類Sa〜Scと同様に、浴室1における異常検知に利用され、本発明でいう検知手段の具体例に相当する。
制御部31は、マイクロコンピュータなどを用いて構成されており、本発明でいう制御手段の具体例に相当する。この制御部10は、給湯動作部32の各部の動作制御やデータ処理を実行するが、前記した各種のセンサ類Sa〜Sgや、マイク23などを用いて得られるデータに基づき、浴室1に異常があるか否かを判断する浴室監視動作が実行可能である。この浴室監視動作において、浴室1に異常があると判断された場合には、台所用および浴室用のリモコン2A,2Bを利用してその旨が報知される。また、通信端末5に対して前記の旨のデータ送信が行なわれ、通信端末5を所有する関係者への通知がなされる。その詳細については、後述する。
本実施形態においては、たとえば次のa〜iのように、浴室1における異常を制御部31によって判断可能とされている。
a.人体検知センサSdを利用して得られる入浴者の撮像データに基づき、入浴者の動作が第1の所定時間以上にわたって停止または少ない。
b.人体検知センサSdを利用して得られる入浴者の撮像データ、あるいは水位センサSaを利用して得られる浴槽10の水位の変化に基づき、入浴者が浴槽10内に存在する時間が第2の所定時間以上に長い。
c.人体検知センサSdを利用して得られる入浴者の撮像データに基づき、入浴者が浴室1に存在する時間が第3の所定時間以上に長い。
d.流量センサScを利用して得られる湯水流量のデータに基づき、浴室1のシャワー(シャワーヘッド11)からの湯水流出が第4の所定時間以上継続している。
e.温度センサSbを利用して得られるデータに基づき、浴槽10の湯水温度が所定の第1の温度範囲よりも高温または低温である。
f.温度センサSeを利用して得られるデータに基づき、浴室1の温度が所定の第2の温度範囲よりも高温または低温である。
g.湿度センサSfを利用して得られるデータに基づき、浴室1の湿度が所定範囲よりも高湿または低湿である。
h.マイク23を利用して得られる音響入力データに基づき、浴室1において所定以上に大きな音が発生した。
i.バイタル値検出センサSgを利用して得られるデータに基づき、入浴者の脈拍などのバイタル値が所定の正常範囲でない。
前記a〜iにおける第1ないし第4の所定時間や、これ以外の「所定」の値は、予め定められた一定の値、または一定範囲の値でもよいが、種々の条件に応じて変化する値であってもよい。たとえば、第2の所定時間は、常に一定の時間とされていてもよいが、入浴者の通常の入浴時間を基に算出して設定することにより、入浴者が複数である場合に、入浴者ごとに異なった値が設定される構成とすることができる。
a.人体検知センサSdを利用して得られる入浴者の撮像データに基づき、入浴者の動作が第1の所定時間以上にわたって停止または少ない。
b.人体検知センサSdを利用して得られる入浴者の撮像データ、あるいは水位センサSaを利用して得られる浴槽10の水位の変化に基づき、入浴者が浴槽10内に存在する時間が第2の所定時間以上に長い。
c.人体検知センサSdを利用して得られる入浴者の撮像データに基づき、入浴者が浴室1に存在する時間が第3の所定時間以上に長い。
d.流量センサScを利用して得られる湯水流量のデータに基づき、浴室1のシャワー(シャワーヘッド11)からの湯水流出が第4の所定時間以上継続している。
e.温度センサSbを利用して得られるデータに基づき、浴槽10の湯水温度が所定の第1の温度範囲よりも高温または低温である。
f.温度センサSeを利用して得られるデータに基づき、浴室1の温度が所定の第2の温度範囲よりも高温または低温である。
g.湿度センサSfを利用して得られるデータに基づき、浴室1の湿度が所定範囲よりも高湿または低湿である。
h.マイク23を利用して得られる音響入力データに基づき、浴室1において所定以上に大きな音が発生した。
i.バイタル値検出センサSgを利用して得られるデータに基づき、入浴者の脈拍などのバイタル値が所定の正常範囲でない。
前記a〜iにおける第1ないし第4の所定時間や、これ以外の「所定」の値は、予め定められた一定の値、または一定範囲の値でもよいが、種々の条件に応じて変化する値であってもよい。たとえば、第2の所定時間は、常に一定の時間とされていてもよいが、入浴者の通常の入浴時間を基に算出して設定することにより、入浴者が複数である場合に、入浴者ごとに異なった値が設定される構成とすることができる。
次に、前記した浴室監視システムMYにおける動作処理手順の具体例について、図2に示したフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、浴室1への入浴者の入室があると、その旨が人体検知センサSdを利用して検知され、制御部31は浴室1の監視を開始する(S1:YES,S2)。この監視時において、入浴者が浴室1から退室した場合には、監視が終了するが、これ以外の場合において、前記したa〜iのいずれかの異常(1回目の異常)が検知されると、異常検知の旨、お
よびこの異常の内容を示すデータを台所および浴室用のリモコン2A,2B、ならびに通信端末5に送信し、これらの機器を利用して報知させる(S3:YES,S4)。
よびこの異常の内容を示すデータを台所および浴室用のリモコン2A,2B、ならびに通信端末5に送信し、これらの機器を利用して報知させる(S3:YES,S4)。
この場合、たとえば図3(a)に示すように、通信端末5の表示部50には、異常が発生した旨の項目の画像Ia、およびその異常の内容の項目の画像Ibが表示される。また、表示部50には、通信端末5を所有する関係者への問いかけの画像Ic、およびこの問いかけに対して関係者が応答するための画像Idも表示される。関係者への問いかけの画像Icは、たとえば「至急駆けつけますか?」であり、関係者が応答するための画像Idは、たとえば「YES」,「NO」のいずれか一方を前記関係者に選択させるための画像である。台所および浴室用のリモコン2A,2Bの表示部20にも、前記したのと同様な画面表示を行なわせることができる(この点は、後述する図3(b)の画面表示も同様)。
制御部31は、前記した1回目の異常が検出された後においても、原則として、浴室1の監視を継続する。より詳しくは、台所および浴室用のリモコン2A,2B、ならびに通信端末5のいずれかにおいて、浴室1の監視を強制終了するための特定の操作がなされた場合、および入浴者が浴室1から退室した場合には、浴室1の監視継続が中断されるが(S5:YES,S6),(S5:NO,S8:YES,S6)、そうでない場合には浴室1の監視が継続される。浴室1の監視を強制終了するための特定の操作としては、たとえば図3(a)に示した画面表示「YES」をタップして選択することが該当する。通信端末5を利用して異常の旨の通知を受けた関係者が、浴室1に駆けつける意志を示しているのであれば、これ以降も浴室1を監視して前記関係者に異常の旨を過度に通知することは望ましくないと考えられる。
前記関係者が画面表示「YES」をタップせず、そのまま放置した場合、あるいは「NO」をタップした場合には、浴室1の監視は継続される。ただし、「NO」をタップした場合に、浴室1の継続監視が強制終了される構成とすることもできる。前記とは異なる所定の操作を行なうことにより、浴室1の継続監視を強制終了させるように構成することもできる。
前記関係者が画面表示「YES」をタップせず、そのまま放置した場合、あるいは「NO」をタップした場合には、浴室1の監視は継続される。ただし、「NO」をタップした場合に、浴室1の継続監視が強制終了される構成とすることもできる。前記とは異なる所定の操作を行なうことにより、浴室1の継続監視を強制終了させるように構成することもできる。
なお、前記とは異なり、画面表示「YES」をタップして選択した場合であっても、浴室1の継続監視が行なわれる構成とすることも可能である。
そのような継続監視中においては、先に発生した異常の状況の変化が関係者に伝わるように、通信端末5へのデータ送信が継続して行なわれる構成とすることもできる。たとえば、浴槽10内に入浴者が存在する時間が第2の所定時間以上に長い旨の異常検知が行なわれた場合に、その旨の通知が通信端末5になされた後においても、浴槽10内に入浴者が存在する時間の長さのデータが順次更新されて通信端末5に継続して送信される構成とすることが可能である。
そのような継続監視中においては、先に発生した異常の状況の変化が関係者に伝わるように、通信端末5へのデータ送信が継続して行なわれる構成とすることもできる。たとえば、浴槽10内に入浴者が存在する時間が第2の所定時間以上に長い旨の異常検知が行なわれた場合に、その旨の通知が通信端末5になされた後においても、浴槽10内に入浴者が存在する時間の長さのデータが順次更新されて通信端末5に継続して送信される構成とすることが可能である。
制御部31は、浴室1の監視継続中において、先の異常とは内容が相違する新たな異常を検知すると、この異常の内容のデータを、台所および浴室用のリモコン2A,2Bおよび通信端末5に送信する(S8:NO,S9:YES,S10)。このような動作は、浴室1の監視を強制的に終了させる操作、および入浴者の浴室1からの退室が生じない限り、新たな異常が検出される都度実行される。その結果、図3(b)に示すように、通信端末5の表示部50には、たとえば複数回にわたって順次検出された複数の異常の内容の項目の画像Ib’が、たとえば第1報〜第3報としてそれらの検出順序通りに一括表示される。
前記したような動作処理手順によれば、通信端末5を所有する関係者に、内容が相違する複数の異常が発生した旨の通知が次々となされる。したがって、前記関係者がそのような通知を看過する虞をなくし、または少なくし、浴室1の異常に対し、強い関心をもたせ
ることができる。さらに、複数の異常の内容が通知されるため、前記関係者は、浴室1における実際の状況を正確に把握し、適切な対応措置をとることが可能となる。
ることができる。さらに、複数の異常の内容が通知されるため、前記関係者は、浴室1における実際の状況を正確に把握し、適切な対応措置をとることが可能となる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る浴室監視システムの各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
上述の実施形態においては、浴室1外の通信装置として、台所リモコン2Aおよび通信端末5が用いられており、浴室1に異常が発生した際には、それらの双方に異常が発生した旨のデータおよび異常の内容のデータが送信されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、通信端末5のみに前記したデータが送信され、台所リモコン2Aにおいては、単なる異常発生の旨の報知動作(たとえば、アラーム音の発生と異常発生の旨の画面表示など)が実行されるだけの構成とすることもできる。通信端末5を利用する場合と比較すると余り望ましくはないが、通信端末5とのデータ通信機能を有さず、浴室1外の通信装置として、台所リモコン2Aのみを備え、かつ浴室1に異常が発生した際には、その旨および内容のデータが台所リモコン2Aのみに送信される構成とすることもできる。
なお、通信端末5としては、スマートホンに代えて、または加えて、携帯電話機、あるいはタブレット型の通信機器を用いることも可能である。
浴室1における異常は、前記したa〜iに限らないことは言う迄もない。
なお、通信端末5としては、スマートホンに代えて、または加えて、携帯電話機、あるいはタブレット型の通信機器を用いることも可能である。
浴室1における異常は、前記したa〜iに限らないことは言う迄もない。
MY 浴室監視システム
WH 給湯装置
Sa 水位センサ(検知手段)
Sb 温度センサ(検知手段)
Sc 流量センサ(検知手段)
Sd 人体検知センサ(検知手段)
Se 温度センサ(検知手段)
Sf 湿度センサ(検知手段)
Sg バイタル値検出センサ(検知手段)
2A 台所用のリモコン(浴室外の通信装置)
23 マイク(検知手段)
3 給湯装置本体部
31 制御部(制御手段)
5 通信端末(浴室外の通信装置)
WH 給湯装置
Sa 水位センサ(検知手段)
Sb 温度センサ(検知手段)
Sc 流量センサ(検知手段)
Sd 人体検知センサ(検知手段)
Se 温度センサ(検知手段)
Sf 湿度センサ(検知手段)
Sg バイタル値検出センサ(検知手段)
2A 台所用のリモコン(浴室外の通信装置)
23 マイク(検知手段)
3 給湯装置本体部
31 制御部(制御手段)
5 通信端末(浴室外の通信装置)
Claims (3)
- 浴室における異常を検知するための検知手段と、
前記浴室外において利用される通信装置と、
前記浴室を監視すべく前記検知手段を利用して得られるデータに基づいて前記浴室における異常の有無を判断し、かつ異常が発生したと判断した際には、その旨のデータを前記通信装置に送信する処理を実行可能な制御手段と、
を備えている、浴室監視システムであって、
前記制御手段は、前記浴室において異常が発生し、かつその旨のデータを前記通信装置に送信した後においても前記浴室の監視を継続し、この継続監視中において、先に発生した異常とは相違する新たな異常が発生した場合には、この新たな異常の内容のデータを前記通信装置に送信する処理を実行するように構成されており、
前記制御手段から前記通信装置に新たな異常の内容のデータを送信する処理は、前記通信装置において特定の操作がなされた場合、または前記浴室に対する人の入退室があった場合に中止されるように構成されていることを特徴とする、浴室監視システム。 - 請求項1に記載の浴室監視システムであって、
前記通信装置は、表示部を備えており、
前記浴室において内容が相違する複数の異常が順次発生した場合には、前記通信装置の表示部に、前記複数の異常がこれらの発生順序で一覧表示されるように構成されている、浴室監視システム。 - 請求項1または2に記載の浴室監視システムであって、
前記浴室における異常として、
入浴者の動作が第1の所定時間以上にわたって停止または少ないこと、
前記入浴者が浴槽内に存在する時間が第2の所定時間以上に長いこと、
前記入浴者が前記浴室に存在する時間が第3の所定時間以上に長いこと、
前記浴室のシャワーからの湯水流出が第4の所定時間以上継続していること、
前記浴槽の湯水温度が所定の第1の温度範囲よりも高温または低温であること、
前記浴室の温度が所定の第2の温度範囲よりも高温または低温であること、
前記浴室の湿度が所定範囲よりも高湿または低湿であること、
前記浴室において所定以上に大きな音が発生したこと、および、
前記入浴者のバイタル値が所定の正常範囲でないこと、
のうち、いずれか複数の異常を、前記制御手段により検知可能とされている、浴室監視システム。
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