JP2004156868A - 風呂装置 - Google Patents

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Yutaka Okano
豊 岡野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】浴室内の人の動きを検知し、外部に報知することにより安全で安心な入浴を実現する機能を持たせる。
【解決手段】浴槽11に所定の温度の湯を所定の水位までお湯はりする風呂自動運転機能を有する風呂装置本体5を備えた風呂装置において、浴室1に人が浴室1内で動いているか否かを検出する体動検出装置4を設けるとともに、風呂装置本体5に、浴室1内での人の動きを体動検出装置4で検出して台所リモコン7などの外部のリモコンに表示する画像や音声で表示する動き検出表示機能を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は風呂装置、特に家庭用風呂装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、風呂装置として、浴槽に所定の温度の湯を所定の水位までお湯はりする風呂自動運転機能と、更に一定時間、浴槽の温度と水位を保つ保温運転機能を有しているものが知られている。
【0003】
この種の風呂装置の構成例について、図2を参照して説明すると、21は浴室、22は浴室のドア、23は風呂装置本体、24は風呂装置の運転を操作する浴室リモコン、25は風呂装置の運転を操作する台所リモコン、26は入浴者、27は風呂配管、28は浴室の外に居る人、29は浴槽である。
【0004】
次に、このような構成の風呂装置におけるお湯はり動作と保温動作について説明すると、浴室リモコン24または台所リモコン25の風呂自動運転スイッチを入れると、風呂装置本体23が風呂配管27を通して浴槽29にリモコン24、25で設定された所定温度の湯を所定の量までお湯はりを行う。その後、所定の時間(例えば10分)間隔で浴槽29の湯の温度を検知し、所定の温度よりも低下していたら所定の温度まで追いだき運転を行って、浴槽29の湯温を保温する。このような動作を一定時間(例えば4時間)経過するまでの間繰り返し行い、浴槽29の湯を保温する。以上の動作によって、お湯はり後一定時間の間保温され、保温されている間所定温度の快適な湯に入浴することが可能となる。そして、浴室内に人が存在しているか否かを検出する人体検知センサーを設け、この人体検知センサーにより人が存在していることを検出すると浴槽への給湯を実行しないようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平09−33097号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、浴槽での高齢者の事故が注目されており、早期の発見が重大事故を防止することにつながることが認識され、入浴後の人の動きを検知して異常が起こっているか否かを判断する機能の有効性に対する認識が高まってきている。しかしながら、上記従来の風呂装置では、入浴後の人の動きを検知して判断する機能は有していないため、異常が起こったことを速やかに認識して適切に対処することができないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、入浴中に人に異常が起こったときに検知して報知できる風呂装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の風呂装置は、浴槽に所定の温度の湯を所定の水位までお湯はりする風呂自動運転機能を有する風呂装置において、人が浴室内で動いているか否かを検出する検出装置と、浴室内での人の動きを検出装置で検出してリモコンに表示する動き検出表示機能とを設けたものである。なお、ここでの表示とは、リモコン画面への画像表示だけでなく、ブザー音や音声などを発して報知する音声表示も含んでいる。
【0009】
このような構成により、浴室内の人の動きを検出し、検出した状態に応じてリモコンに表示されるので、浴室内で人に異常が起こったときに浴室の外部に的確に報知され、浴室内の事故を未然に防ぐことができる。
【0010】
また、リモコンに、動き検出表示機能の起動・停止を行う動き検出表示スイッチを設けると、動き検出表示機能を確実に起動・停止することができる。
【0011】
また、浴室リモコンと外部のリモコンに、相互間で会話や音のモニターができるモニター機能と、モニター機能を起動・停止するモニタースイッチを設け、モニタースイッチに連動して動き検出表示スイッチも起動・停止するようにすると、会話や浴室内の音のモニターと同時に、動き検出表示機能が起動・停止することによって、より高い信頼性をもって浴室内の人の検知ができる。
【0012】
また、浴室のドアの開閉を検出するドア開閉検出装置を設け、このドア開閉検出装置により浴室への人の入室を検出して動き検出表示機能の起動・停止する機能を設けると、ドアの開閉による浴室への人の出入りによって自動的にかつ確実に動き検出表示機能を起動・停止することができる。
【0013】
また、浴室の床に浴室内に人が入ったことを検出する入室検知センサを設置し、入室検知センサの検知により動き検出表示機能の起動・停止を行うようにすると、人が浴室に入室したことを床の入室検知センサで確実に検知し、自動的にかつ確実に動き検出表示機能を起動・停止することができる。
【0014】
また、浴槽にお湯はりする風呂自動運転機能と一定時間浴槽の温度と水位を検知し保温と足し湯をする保温運転機能とを有する風呂装置において、お湯はり完了後動き検出表示機能を起動し、保温運転機能が停止するまで継続するようにすると、入浴する時に確実に人の検知を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の風呂装置の一実施形態について、図1を参照して説明する。
【0016】
図1において、1は浴室、2は浴室のドア、3はドアの開閉を検知するドア開閉検知装置、4は浴室内の人の動きを検知する体動検出装置、5は風呂装置本体、6は風呂装置の運転を操作する浴室リモコン、7は風呂装置の運転を操作する台所リモコン、8は入浴者、9は風呂配管、10は浴室の外に居る人、11は浴槽である。風呂装置本体5は、浴槽11にお湯はりする風呂自動運転機能と、一定時間浴槽の温度と水位を検知し保温と足し湯をする保温運転機能と、浴室1内での人の動きを体動検出装置4で検出して台所リモコン7などの浴室1外のリモコンに表示する動き検出表示機能とを有している。
【0017】
次に、以上の構成の風呂装置における動作を説明する。
【0018】
まず、お湯はり動作と保温動作について説明すると、浴室リモコン6または台所リモコン7の風呂自動運転スイッチを入れると、風呂装置本体5が風呂配管9を通して浴槽11にリモコン6、7で設定された所定温度の湯を所定の量までお湯はりを行う。その後、所定の時間(例えば10分)間隔で浴槽の湯の温度を検知し、所定の温度よりも低下していたら所定の温度まで追いだき運転を行い、浴槽の湯温を保温する。この動作を一定時間(例えば4時間)経過するまでの間繰り返し行い、浴槽の湯を保温する。以上の動作によって、お湯はり後、一定時間の間保温され、保温されている間所定温度の快適な湯に入浴することが可能となる。
【0019】
次に、入浴している人が何らかの原因で意識を失って動かなくなったときに、それを浴室1外の人に知らせる動作について説明する。入浴者8がドア2を開けて浴室1に入ると、ドア2に設置したドア開閉検知装置3にて入浴者8の入室が検知され、その信号が風呂装置本体5に入力される。入浴者8の入室が検知されると、風呂装置本体5の動き検出表示機能が起動し、浴室1の入浴者8の動きを検知する体動検出装置4を作動させて入浴者8の動きを検知する。そして、入浴者8の動きが正常ではないと判断すると、浴室1外に設置している台所リモコン7に画像又は音声等で表示されることで、浴室1の外に居る人10に確実に報知され、未然に入浴事故を防ぐことができる。
【0020】
また、リモコンに、動き検出表示機能の起動・停止を行う動き検出表示スイッチを設けると、動き検出表示機能を確実に起動・停止することができる。
【0021】
以上の実施形態の説明では、ドア開閉検出装置3で浴室1への人の入室を検出することで、風呂装置本体5の動き検出表示機能を起動させ、退室を検出すると停止するようにし、ドア2の開閉による浴室1への人の出入りによって動き検出表示機能を自動的にかつ確実に起動・停止するようにした例を示したが、動き検出表示機能の起動・停止の制御方法はこれに限定されるものではない。
【0022】
例えば、ドア開閉検出装置3に代えて、浴室1の床に浴室1内に人が入ったことを検出する入室検知センサを設置し、入室検知センサの検知により動き検出表示機能の起動・停止を行うようにしても良い。そうすると人が浴室1に入室したことを床の入室検知センサで確実に検知し、自動的にかつ確実に動き検出表示機能を起動・停止することができる。
【0023】
また、台所リモコン7、若しくは浴室リモコン6に動き検出表示機能の起動・停止を行う動き検出表示スイッチを設け、必要時に動き検出表示スイッチのオン・オフすることによって動き検出表示機能を確実に起動・停止するようにしても良い。
【0024】
また、浴室リモコン6と外部の台所リモコン7に、相互間で会話や音のモニターができるモニター機能とそのモニター機能を起動・停止するモニタースイッチを設け、このモニタースイッチに連動して上記動き検出表示スイッチも起動・停止するように構成しても良い。こうすると、会話や浴室内の音のモニターと同時に、動き検出表示機能が起動・停止することによって、より高い信頼性をもって浴室内の人の検知ができる。
【0025】
また、風呂装置本体5に風呂自動運転機能と保温運転機能とを有する場合に、動き検出表示機能をお湯はり完了後起動し、保温運転機能が停止するまで継続するようにしても良く、そうすると別途に検出手段を配設することなく、入浴する時に確実に人の検知を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明の風呂装置によれば、浴室内での人の動きを検出装置で検出してリモコンに表示する動き検出表示機能を備えていることで、入浴中の人の動きを検知して異常が起こったときに確実に浴室の外部に表示して報知することができ、入浴中の事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風呂装置の一実施形態の概略構成図である。
【図2】従来例の風呂装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 浴室
2 ドア
3 ドア開閉検出装置
4 体動検出装置
5 風呂装置本体
6 浴室リモコン
7 台所リモコン
11 浴槽

Claims (6)

  1. 浴槽に所定の温度の湯を所定の水位までお湯はりする風呂自動運転機能を有する風呂装置において、人が浴室内で動いているか否かを検出する検出装置と、浴室内での人の動きを検出装置で検出してリモコンに表示する動き検出表示機能とを設けたことを特徴とする風呂装置。
  2. リモコンに、動き検出表示機能の起動・停止を行う動き検出表示スイッチを設けたことを特徴とする請求項1記載の風呂装置。
  3. 浴室リモコンと外部のリモコンに、相互間で会話や音のモニターができるモニター機能と、モニター機能を起動・停止するモニタースイッチを設け、モニタースイッチに連動して動き検出表示スイッチも起動・停止することを特徴とする請求項2記載の風呂装置。
  4. 浴室のドアの開閉を検出するドア開閉検出装置を設け、このドア開閉検出装置により浴室への人の入室を検出して動き検出表示機能の起動・停止する機能を設けたことを特徴とする請求項1記載の風呂装置。
  5. 浴室の床に浴室内に人が入ったことを検出する入室検知センサを設置し、入室検知センサの検知により動き検出表示機能の起動・停止を行うことを特徴とする請求項1記載の風呂装置。
  6. 浴槽にお湯はりする風呂自動運転機能と一定時間浴槽の温度と水位を検知し保温と足し湯をする保温運転機能とを有する風呂装置において、お湯はり完了後動き検出表示機能を起動し、保温運転機能が停止するまで継続することを特徴とする請求項1記載の風呂装置。
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