JP3084365B2 - 風呂浄化装置 - Google Patents

風呂浄化装置

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JP3084365B2
JP3084365B2 JP10224333A JP22433398A JP3084365B2 JP 3084365 B2 JP3084365 B2 JP 3084365B2 JP 10224333 A JP10224333 A JP 10224333A JP 22433398 A JP22433398 A JP 22433398A JP 3084365 B2 JP3084365 B2 JP 3084365B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽内の浴湯を循環し
ながら浄化する風呂浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽内の浴湯を、循環ポンプ及びろ過装
置によって循環させながら浄化することできれいな浴水
とする風呂水浄化装置が知られている。(実開平3ー5
7358号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、風呂に長く入
り過ぎるといわゆる「のぼせ」「湯あたり」が生じやす
いものである。また、例えば母親が乳児を入浴させると
きに、経過時間がわからないとうっかり長風呂をさせて
しまう虞れがある。ところが、上記風呂浄化装置には、
長く入りすぎないようにする手段は講じられておらず、
つい長風呂になるものであった。健康な身体の人にとっ
て長風呂はリラクセーションの一つとして有用な手段で
あるが、逆に身体の弱い人にとって長風呂は注意すべき
ことである。本発明は上記した課題を解決することがで
きる風呂浄化装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、浴湯の循環流路に、ポンプ手段と浄化手段
を備えた風呂浄化装置であって、上記ポンプ手段を収納
する装置本体に入浴時間表示手段を設けたことにより、
入浴者自身が今、何分間入浴したかを確認できるので、
長風呂になり危険な状態になることはない。また、健康
な人にとって長風呂はリラクセーションの有用な手段で
あり、この場合、入浴時間表示手段は長風呂の目安とし
て活用できる。
【0005】また、入浴時間表示手段は、経過時間を目
視で確認可能なデジタル表示部としたことにより、刻々
と過ぎて行く経過時間を目視で容易に確認できる。
【0006】また、入浴時間表示手段は、入浴者の入浴
を検知して自動的に駆動するものとしたことにより、ス
タートボタンを押す手間が省けるとともに、正確な入浴
時間の計時ができる。
【0007】また、浴湯の循環流路に、ポンプ手段と浄
化手段を備えた風呂浄化装置であって、上記ポンプ手段
を収納する装置本体に、湯温表示手段と入浴時間表示手
段を設け、この両表示を1つのデジタル表示部で兼用し
たことにより、装置本体のスペースの無駄を無くすこと
ができる。
【0008】また、入浴時間表示モードにおいて、計時
をスタートさせた後、所定時間は湯温表示のままに設定
されることにより、湯船につかる前に湯温を確認できる
ので安全である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の風呂浄化装置は、浴湯の
循環流路に、ポンプ手段と浄化手段を備えた風呂浄化装
置であって、上記ポンプ手段を収納する装置本体に入浴
時間表示手段を設けたものである。かかる構成により、
入浴者自身が今、何分間入浴したかを確認できるので、
長風呂になり危険な状態になることはない。また、健康
な人にとって長風呂はリラクセーションの有用な手段で
あり、この場合、入浴時間表示手段は長風呂の目安とし
て活用できる。
【0010】なお、ここでいう循環流路としては、例え
ばホースやパイプなどの管体などが採用でき、浴槽内の
浴湯の吸入側流路と、浄化手段からの浴湯の吐出側流路
という2種類の流路を並設させたものを用いることが好
ましい。浄化手段としては、浴槽内に配置される循環流
路の吸入側先端部に、例えば髪の毛等を捕捉できるフィ
ルター等を装着するとよい。或いは、 物理ろ材(活性
炭、麦飯石、銀添ろ材など)や、微生物の生息しやすい
麦飯石、多孔質のセラミック、不織布などからなる生物
ろ材を採用してもよい。勿論、フィルター、物理ろ材、
生物ろ材のすべてを採用してもよい。
【0011】さらに、循環流路の流路(特に吐出側の流
路)の内周面に、例えば銀などの殺菌媒体(銀メッキメ
ッシュや銀メッキ繊維など)を用いて凹凸部やメッシュ
加工を施し、流路内で循環中の浴湯の殺菌を行えるよう
にすることもできる。かかる構成とすれば、殺菌効果を
より向上させることができるとともに、殺菌装置を装置
本体内に備えている場合に、その装置本体内の殺菌装置
を小型化することができるので装置本体全体の小型化が
可能となる。
【0012】装置本体には、浄化部及び浴湯の循環ポン
プが配備され、その他、浴湯殺菌用の紫外線ランプや、
循環中に温度低下した浴湯を所定温度まで昇温させるヒ
ータなどを収納している。なお、ヒータは必ずしも必要
とせず、これを省略して浄化作用のみを行うようにして
もよい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0014】図1及び図2に、本発明に係る風呂浄化装
置Aを示しており、この風呂浄化装置Aは、浴室4に隣
接する脱衣所1内に設置された装置本体2に内蔵された
浄化部3と、浴室4の浴槽5内とを、中途に着脱部6が
設けられた循環流路の一例である浴湯の吐出ホース7及
び吸引ホース8を介して連通し、浴槽5内の浴湯を両ホ
ース7、8を介して循環しながら浄化するものである。
なお、ここでは、脱衣所1が浴室4の外部空間となって
いる。
【0015】前記吐出ホース7は、着脱部6において2
分割された装置本体側部分吐出ホース7A及び浴槽側部
分吐出ホース7Bとからなり、また、吸引ホース8は、
着脱部6において2分割された装置本体側部分吸引ホー
ス8A及び浴槽側部分吸引ホース8Aとからなる。な
お、浴槽側部分吐出ホース7B及び浴槽側部分吸引ホー
ス8Bの各先端部7a、8aは、浴槽5の浴湯内に上、
下配置されている。
【0016】装置本体2は、脱衣所1及び浴室4を仕切
る壁9に裏面を対向させた横長な直方体形状としてお
り、同装置本体2に吐出ホース7及び吸引ホース8の元
部を接続している。また、装置本体2から配線コード1
0を伸延させ、このコード10の先端のコネクタ11を
トランス12の出力部に接続している。
【0017】図3に示すように、トランス12の上面に
は把手13を取付けており、トランス12のコード14
は、プラグ15を介して、脱衣所1のコンセント16に
接続している(図1参照)。トランス12の出力部に
は、コネクタ11を着脱可能に吸着するマグネット17
を取付けている。
【0018】図1において、18は壁9に形成された浴
室出入口、18aはドア、19は洗濯機、20は壁9の
脱衣所1側の面に固着された第1の掛止フック、21は
壁9の浴室4側の面に固着された第2の掛止フックであ
る。
【0019】図1、図2、及び図4に示すように、着脱
部6は、装置本体側部分吐出ホース7A及び装置本体側
部分吸引ホース8Aの一端部が、各々接続リング22を
介して接続される直方体の装置本体側接続具23と、浴
槽側部分吐出ホース7B及び浴槽側部分吸引ホース8B
の一端部が各々接続リング22を介して接続される直方
体の浴槽側接続具24とから構成されている。
【0020】前記両接続具23、24の内部には、漏水
防止手段として、それぞれ中途に逆流を防ぐ逆止弁25
を配設した吐出用接続流路26、26′及び吸引用接続
流路27、27′を形成している。
【0021】図4に示すように、装置本体側接続具23
は、接続側の面に、吐出用接続流路26及び吸引用接続
流路27に接続される一対の短尺な円柱状の接続凹部2
8を形成した雌側の接続具としており、浴槽側接続具2
4は、接続側の面に、吐出用接続流路26′及び吸引用
接続流路27′に接続される一対の短尺な円筒状の接続
凸部32を形成した雄側の接続具としている。
【0022】また、装置本体側接続具23の両側面に
は、一対の掛止突起31を形成しており、浴槽側接続具
23の両側面には一対の突片33を配設し、各突片33
に、爪部34aを有する一対の掛止部材34を、それぞ
れ図示しないスプリングを外挿したピン35により軸着
している。
【0023】すなわち、装置本体側接続具23と浴槽側
接続具24との着脱は、スプリングのばね力により掛止
部材34の爪部34aを掛止突起31に掛止して、それ
ぞれ一対の接続凹部28と接続凸部32とを接続した
り、図外のスプリングのばね力に抗して爪部34aを掛
止突起31から外した状態で接続凹部28と接続凸部3
2とを離反させることによりワンタッチで行えるように
している。
【0024】さらに、前記装置本体側及び浴槽側接続具
23、24には、装置本体2内に収納したポンプ37、
ヒータ40、及び、紫外線ランプ39を内蔵した殺菌装
置(図5〜図7参照)などのON・OFFを行うスイッ
チ部を設けている。
【0025】本実施例では、装置本体側接続具23の接
続凹部28、28間に、スイッチの一例であるリードス
イッチ30を埋設するとともに、浴槽側接続具24にマ
グネット29を取付けている。
【0026】また、装置本体2には、同装置本体2の各
種制御を行う制御部(図示せず)を設けた操作パネル4
1を設けており、同操作パネル41に設けた運転ボタン
59を元スイッチとしてON状態にしておけば、前記両
接続具23、24を切り離してリードスイッチ30とマ
グネット29とを非接続状態にすると、運転ボタン59
は自動的にOFF状態となり、再度接続すると、リード
スイッチ30とマグネット29が吸着して自動的に運転
ボタン59は再びON状態となる。
【0027】他方、運転ボタン59がはじめからOFF
の状態であれば、スイッチ部の接離にかかわらず浄化部
3は作動しないように運転ボタン59を優先させた構成
としている。
【0028】このように、本実施例では、操作パネル4
1の運転ボタン59をONにしておけば、入浴に際し、
着脱部6の装置本体側接続具23と浴槽側接続具24の
分離を行うだけで、いちいち離れた位置にある操作パネ
ル41の運転ボタン59をOFF操作することなく浄化
部3の動作を停止させてすぐに入浴が可能となり、入浴
後は着脱部6の両接続具23,24を接続すれば、再び
浄化部3が作動して浴湯の浄化を行うことができるので
使い勝手が良好となる。
【0029】また、運転ボタン59をOFFとしておけ
ば、装置本体2のメンテナンス時や浴槽5を空にして清
掃するときなど、着脱部6を一旦切り離した後に再度接
続しても浄化部3内のポンプ37は作動しないので空転
させたりすることがない。
【0030】なお、装置本体側及び浴槽側接続具23、
24に設けるスイッチ部の構成は、上記したリードスイ
ッチ30及びマグネット29に限るものではなく、例え
ば、装置本体側接続具23にマイクロスイッチを設ける
とともに、浴槽側接続具24に突起体などを設け、マイ
クロスイッチを押して制御部にON・OFF信号を出力
できるようにしたり、あるいは、受光、断光による光学
式のスイッチを採用することもでき、制御部に信号を出
力可能としたものであれば何でもよい。
【0031】次に、図5〜図8を参照して装置本体2を
詳細に説明する。
【0032】本実施例では、図5及び図6に示すよう
に、装置本体2には、外装ケーシング36内に、ろ過タ
ンク38を具備する浄化部3と、殺菌装置と、自給式の
ポンプ37と、ヒータ40と、操作パネル41とを備え
ており、前記殺菌装置には紫外線ランプ39を設けてい
る。
【0033】図7に示すように、ろ過タンク38の内部
は、好気性菌などの生物ろ材42が収納された生物ろ材
室43と、活性炭や麦飯石などの物理ろ材44が収納さ
れた物理ろ材室45とに区画されている。
【0034】シーズヒータであるヒータ40の一方の吸
入部と、先端部内に浄化手段としてのフィルタ46を設
け、かつ中途に逆止弁47aを取付けた吸引パイプ8の
元部とを、中途に逆止弁47b及び温度センサ48を設
けた連結パイプ50Aにより連結している。また、ヒー
タ40の一方の排出部と、ポンプ37の吸入部とを連結
パイプ50Bにより連結しており、さらにポンプ37の
排出部と、物理ろ材室44の吸入部とを、中途に第1の
三方弁49を有する連結パイプ50Cにより連結してい
る。
【0035】また、生物ろ材室43の排出部と、紫外線
ランプ39を有する殺菌装置の吸入部とを、中途に逆止
弁47c及び第2の三方弁51を有する連結パイプ50
Dにより連結しており、殺菌装置の排出部と、ヒータ4
0の他方の吸入部とを、連結パイプ50Eにより連結し
ている。さらに、このヒータ40の排出部と、吐出パイ
プ7の元部とを、中途に流量センサ48aを有する連結
パイプ50Fにより連結している。
【0036】なお、第1の三方弁49の右口と、連結パ
イプ50Dの逆止弁47c及び第2の三方弁51間に
は、バイパス路53を連結しており、また第2の三方弁
51の上口と、生物ろ材室43との間には、中途にエジ
ェクタ54を有するバイパス路55を設けている。な
お、エジェクタ54は、外装ケーシング36のエア取入
れ口54aに接続している。
【0037】また、図5及び図6では省略しているが、
図7に示すように、物理ろ材室44に、先端が外部配管
である洗浄水排出ホース56に連結され、中途に2方向
の開閉弁57を設けた洗浄水用の排水パイプ58の元部
を連結して逆洗流路を形成している。
【0038】この場合、洗浄水排水ホース56または排
水パイプ58のいずれかあるいは両者の内部に殺菌手段
を設けて、逆洗時に排水される生物ろ材42や雑菌類を
死滅させて無害な排水とすることができる。なお、ここ
での殺菌手段としては、オゾン式や殺菌灯式などが考え
られる。
【0039】次に、装置本体2の各種制御を行う操作パ
ネル41について説明すると、操作パネル41は、制御
部を介して浄化部3のON・OFFをはじめ各種機能の
制御を行うもので、図8に示すように、その表面に運転
ボタン59と、設定湯温、現在湯温、入浴時間、現在時
刻を表示するデジタル表示部60と、浴温表示、入浴時
間及び現在時刻の表示を切換える表示切換ボタン61
と、ポンプ出力の高低切換えボタン62と、ろ材逆洗時
の逆流ボタン63と、紫外線ランプ39により任意に浴
湯殺菌を行うための殺菌ボタン64とを設けている。そ
して、入浴に際しては、予め、湯温の上、下設定ボタン
65a、65bを操作して予め好みの湯温に設定してお
けばよい。
【0040】また、逆流ボタン63を押すことにより、
生物ろ材42及び物理ろ材44の逆洗は随時行えるが、
1日1回の自動洗浄を行うようにすれば使用者の負担が
少なく使い勝手が良好となる。
【0041】前記デジタル表示部60は液晶の表示板か
らなり、通常は湯温を表示しているが、前記表示切換ボ
タン61により入浴時間表示モード、時計モードとに任
意に切換えが可能となっている。湯温表示を優先させて
いるのは、例えば夏場においては浴温は設定温度よりも
高くなるので、温度がわからずに入浴すると、浴湯が熱
く感じるからである。なお、湯温が高ければ水を加えて
温度調整できる。
【0042】また、入浴によるリラクゼイションには、
入浴時間を知ることが重要となる。そこで、表示切換ボ
タン61を押して入浴時間表示モードとし、入浴時間の
スタートボタン66aを押すと、計時が開始されてデジ
タル表示部60に入浴時間が表示されるとともに、15
分毎に音楽を鳴らして経過時間を音で知らせたり、ある
いは、音声で時間の経過を告げるようにしている。した
がって、操作パネル41を装置本体2に設けて浴室4の
外部に位置させても入浴時間を知ることができる。そし
て、所望する時間入浴した後にリセットボタン66bを
押せば、入浴時間の計時がリセットされる。勿論、図2
3に示すように、装置本体2は浴室内に設置した状態で
駆動させることもできる。
【0043】また、例えば、操作パネル41と装置本体
2の制御部とを無線により信号伝達可能とすれば、操作
パネル41を浴室4の壁面に取付けることもでき、この
場合は、浴槽5内に赤外線センサなどの人体センサを設
け、入浴者を検出すると、スタートボタン66aを押さ
なくても自動的に入浴時間表示モードとなり、計時動作
を行ってデジタル表示部60に入浴時間を表示すること
もできる。ただし、入浴時には時間よりも湯温が重要と
なるので、入浴者を検出してもその後2〜3分間はデジ
タル表示部60は湯温表示のままとすることが好まし
い。
【0044】また、図8に示すように、操作パネル41
表面に配置される浄化運転ボタン59と表示切換ボタン
61は、互いの文字表示の大きさを異ならせ区別を容易
にしている。また、浄化運転ボタン59の文字表示より
表示切換ボタン61の文字表示を大きく設定することに
より、使用頻度の高い表示切換ボタン61の操作性を向
上することができる。
【0045】また紫外線ランプ39による殺菌は、8時
間毎の自動切換えであるが、もちろん、これに限定しな
くても、例えば入浴直前などに、任意に殺菌機能をはた
らかせることができる。
【0046】すなわち、通常の浄化モードにおける浴湯
の浄化運転時は、後に詳述するように、浴槽5→ヒータ
40→ポンプ37→ろ過タンク38→殺菌装置→ヒータ
40→浴槽5と循環しているが、ことのき、前記殺菌装
置の紫外線ランプ39は消灯した状態であって、8時間
毎にこれを点灯して殺菌機能をはたららせるようにして
いる。しかし、殺菌ボタン64を操作すれば、殺菌モー
ドに切り替わり、紫外線ランプ39が点灯するととも
に、浴湯は、浴槽5→ヒータ40→ポンプ37→第1の
三方弁49→殺菌装置→ヒータ40→浴槽5と流路が変
えられ、ろ過タンク38を迂回して、前記三方弁49の
右口から紫外線ランプ39が点灯した殺菌装置に直接流
入するものである。
【0047】ところで、本実施例では、装置本体2を脱
衣所1に配設したが、これに限定しなくても、例えば、
浴室4の洗場が広くて吐出及び吸引ホース7、8の長さ
が脱衣所1まで届かない場合には、装置本体2を浴室4
内の洗場上に配置し、その配線コード10だけを浴室出
入口18を通して脱衣所1のトランス12に着脱するよ
うにしてもよい。その際、壁の浴室4側の面に、配線コ
ード10を巻き付けるコード掛止具を設ける方が好まし
い(図10参照)。
【0048】本実施例は、上記のように構成されている
ものであり、本実施例によれば、次のような実施例効果
が生起される。
【0049】すなわち、本風呂浄化装置Aを設置する場
合に、付帯工事を何ら必要としないので、賃貸マンショ
ンなどであっても簡単に設置することができ、いつも奇
麗に浄化された浴湯で入浴することができる。
【0050】そして、本風呂浄化装置Aにあっては、非
入浴時の間に、浴室出入口18のドア18aを開けて着
脱部6の装置本体側接続具23と浴槽側接続具24とを
連結し、吐出及び吸引ホース7、8を連通させておき、
リードスイッチ30がマグネット29に吸着されること
で、装置本体2の運転を自動的に開始するようにしてい
る。もちろん、装置本体2のコネクタ11は、予めトラ
ンス12の出力部に接続されている。
【0051】このように、本風呂浄化装置Aは、装置本
体2の自動運転により浴湯を循環させ、装置本体2に内
蔵された浄化部3により非入浴時の間に浴湯を浄化する
ものである。ただし、自動運転開始当初の所定時間(例
えば30分間)の運転モードは、浴湯中の前入浴者の菌
を死滅させるために、浴湯がろ過タンク38を迂回して
殺菌装置に流入する殺菌モードとしている。したがっ
て、日和見感染などを防止することができ、誰でも安心
して入浴することができる。
【0052】ここで、本風呂浄化装置Aの運転モードに
ついて詳述する。
【0053】風呂浄化装置Aの浄化モードにおいては、
装置本体2内では、図7における第1の三方弁49の
上、下口が開けられ、かつ右口が閉ざされ、また第2の
三方弁51の上口が閉ざされて左、右口が開けられ、さ
らに開閉弁57が閉ざされている。
【0054】そして、ポンプ37により、吸引ホース8
の大径とした先端部8aから浄化手段の1つであるフィ
ルタ46を通して装置本体2内に浴湯が吸引され、この
吸引された浴湯は、温度センサ48により温度検出され
た後、ヒータ40を通過中に昇温されてから、ポンプ3
7を経てもう一つの浄化手段のろ過タンク38の物理ろ
材室43へ入る。ここで、物理ろ材44により一次ろ過
され、その後、生物ろ材室45へ送られて好気性菌の生
物ろ材42による生物ろ過が行われる。ろ過タンク38
から排出された浄化後の浴湯は、逆止弁47cを通過
し、紫外線ランプ39が切られた殺菌装置を素通りし
て、ヒータ40により所定温度まで昇温され、流量セン
サ48aにより流量を検出しながら、接続された吐出ホ
ース7へと流れ込み、その大径な先端部7aより浴槽5
内へ噴出される。かかる浄化モード中、8時間毎に前記
紫外線ランプ39を所定時間点灯させて浴湯を殺菌する
ようにしている。
【0055】次に、使用者が任意に設定できる殺菌モー
ドでは、第1の三方弁49の上口が閉ざされ、下、右口
が開けられるという弁の開閉操作だけを浄化モードの場
合と異ならせておく。
【0056】ポンプ37により装置本体2内に吸引され
た浴湯は、第1の三方弁49の右口からバイパス路53
を介して連結パイプ50Dへ流れ込み、第2の三方弁5
1を介して紫外線ランプ39を有する殺菌装置へ供給さ
れる。浴湯はこの殺菌装置を通過中に内蔵された紫外線
ランプ39が点灯することにより殺菌される。したがっ
て、高速で浴湯の殺菌が可能となるとともに、ろ過タン
ク38からろ材やろ材に生息した微生物が浴湯内に流入
することもないので強力な殺菌効果を奏することができ
る。
【0057】次に、ろ過タンク38を逆洗する逆洗モー
ドについて説明すると、図7における第1の三方弁49
の上口が閉ざされ、かつ、下、右口が開けられ、また第
2の三方弁51の左、上口が開けられて右口が閉ざさ
れ、さらに開閉弁57が開けられる。
【0058】この状態で、ポンプ37により装置本体2
内に導入された浴湯は、第1の三方弁49の右口からバ
イパス路53を介して連結パイプ50Dへ流れ込み、第
2の三方弁51の上口からバイパス路55を経て生物ろ
材室45内へ吐出される。このとき、バイパス路55の
中途において、エジェクタ54を介して、エア取入れ口
54aから装置本体2内へ取入れられたエアによる気泡
を伴った浴湯が、ろ過タンク38の生物ろ材室45へ噴
出されて、生物ろ材42を良好に逆洗する。
【0059】次いで、生物ろ材42を逆洗した浴湯は、
物理ろ材室43へと流れて物理ろ材44を逆洗し、汚れ
た逆洗水は、排水パイプ58から開閉弁57を経て外部
の洗浄水排出ホース56へ流れ込んで排出される。この
ときに、前述したように、殺菌手段により汚れた逆洗水
を殺菌するようにしておけば逆洗水を洗場の排水口に直
接流しても安心である。
【0060】このように、本実施例に係る風呂浄化装置
Aを用いれば、浴湯中に含まれる汚れを、常時、十分に
取り除くことができ、入浴者はいつでも綺麗なお風呂に
入ることができ、しかも、これを設置するに際しては付
帯工事が全く不要であり、賃貸マンションなどであって
も容易に設置可能となる。
【0061】また、入浴時には、着脱部6において吸引
及び吐出ホース7、8を浴槽5側と装置本体2側とに分
離し、浴室出入口18を閉鎖して、浴室4の内部空間と
外部空間とを仕切って入浴するが、この際、風呂浄化装
置Aの浴室4内に配設され部分が両ホース7、8の浴槽
側半部だけであるので、浴室4内が狭くなることがな
く、入浴者は圧迫感なく浴槽内5にゆったりとつかれ
る。
【0062】しかも、電気系統を納めた装置本体2が浴
室4外に設置されるので、入浴時の感電事故が解消でき
る。なお、離反された装置本体側接続具23及び浴槽側
接続具24は、それぞれ壁9の両面に配設された第1、
2の掛止フック20、21に掛止すればよい。
【0063】このように、両ホース7、8の着脱時に
は、装置本体側接続具23及び浴槽側接続具24を接続
したり接続解除することで着脱部6の連結や分離を行う
ので、両接続具23、24同士がワンタッチで着脱でき
る。
【0064】また、吐出ホース7及び吸引ホース8中を
流れる各浴湯は、それぞれ着脱部6を通過して流通する
が、この際、装置本体側接続具23及び浴槽側接続具2
4の吐出用接続流路26、26′及び吸引用接続流路2
7、27′内に、漏水防止手段としての逆止弁25が設
けられているので、両接続具23、24が接続されてい
る場合は浴湯の循環は円滑に行われ、両接続具23、2
4を離反した後にはポンプ37の駆動が停止するので、
各ホース7、8内の浴湯だけの圧力だけでは逆止弁25
の存在により各ホース7、8から浴湯が流出するのを防
止できる。
【0065】すなわち、装置本体側接続具23の吐出用
接続流路26及び吸引用接続流路27内では、内蔵され
た逆止弁25により浴湯のボタ落ちが防止される一方、
浴槽側接続具24の吐出用接続流路26′及び吸引用接
続流路27′内では、内蔵された逆止弁25によりサイ
ホン現象の揚程差による浴湯の漏れが防止される。
【0066】なお、上記実施例において、図7に示すよ
うに、吐出パイプ7の先端部にエジェクタ52を接続す
ることもできる。
【0067】すなわち、脱衣所1の出入り口を閉じるこ
とにより、浴室出入り口18のドア18aを閉じる必要
なく入浴が行える場合や、その他、母親が乳児を脱衣所
1に寝かせた状態で入浴する場合などは、各ホース7、
8を着脱部6で装置本体側と浴槽側とに切り離す必要が
ないため、浄化運転を行いながら入浴することが可能と
なり、この場合は吐出パイプ7からは気泡混じりの浴湯
が噴出されるので浴湯マッサージを行うことが可能とな
る。
【0068】また、図9〜図11に示すように、装置本
体2Dを浴槽5のコーナ上に配設し、長尺な配線コード
10′を、開口する浴室出入口18を通して脱衣所1に
配置されたトランス12に連結するようにすることもで
きる。
【0069】浴室出入口18を閉じて入浴する際には、
図10及び図11に示すように、浴室4と脱衣所1とを
仕切る壁9の浴室4側のタイル面に、吸盤99aにより
吸着されたコード掛止具98の基板99に配設された一
対の掛止突片200に、装置本体2Dから延びる配線コ
ード10′を巻き付け、また配線コード10′のコネク
タ11を基板99の上部中央部に形成されたコネクタ差
し込み部201に差し込んで掛止する。コネクタ11の
先端部にはOリング11aを周設しており、このOリン
グ11aによってコネクタ11をコネクタ差し込み部2
01に差し込んだ際にシールされて、コネクタ11の端
面の端子が水に濡れるのを防止できる。このような構造
を有するコード掛止具98を壁9に固着したので、入浴
時の配線コード10′が洗場内に散在することなく、ま
とまり良く収納できる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。浴湯の循環流路に、ポンプ手段と浄化手段を備え
た風呂浄化装置であって、上記ポンプ手段を収納する装
置本体に入浴時間表示手段を設けたことにより、入浴者
自身が今、何分間入浴したかを確認できるので、長風呂
になり危険な状態になることはない。また、健康な人に
とって長風呂はリラクセーションの有用な手段であり、
この場合、入浴時間表示手段は長風呂の目安として活用
できる。
【0071】また、入浴時間表示手段は、入浴者の入浴
を検知して自動的に駆動するものとしたことにより、ス
タートボタンを押す手間が省けるとともに、正確な入浴
時間の計時ができる。
【0072】また、浴湯の循環流路に、ポンプ手段と浄
化手段を備えた風呂浄化装置であって、上記ポンプ手段
を収納する装置本体に、湯温表示手段と入浴時間表示手
段を設け、この両表示を1つのデジタル表示部で兼用し
たことにより、装置本体のスペースの無駄を無くすこと
ができる。
【0073】また、入浴時間表示モードにおいて、計時
をスタートさせた後、所定時間は湯温表示のままに設定
されることにより、湯船につかる前に湯温を確認できる
ので安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る風呂浄化装置の使用状態
を示す断面図である。
【図2】同風呂浄化装置の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図3】トランスの拡大斜視図である。
【図4】着脱部の拡大断面図である。
【図5】装置本体の概略拡大正面図である。
【図6】装置本体の概略拡大平面図である。
【図7】装置本体の概略構成図である。
【図8】装置本体の操作パネルの拡大正面図である。
【図9】他の形態に係る風呂浄化装置の使用状態を示す
斜視図である。
【図10】コード掛止具の拡大斜視図である。
【図11】コード掛止具の拡大断面図である。
【符号の説明】
A 風呂浄化装置 2 装置本体 3,46 浄化手段 4 浴室 5 浴槽 7 吐出ホース 8 吸引ホース 60 入浴時間表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 9/00 A47K 3/00 F24H 1/00 602

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴湯の循環流路にポンプ手段と浄化手段を
    備えた風呂浄化装置であって、 上記ポンプ手段を収納する装置本体に、目視で経過時間
    を確認可能なデジタル表示部を有する入浴時間表示手段
    を設け、 上記デジタル表示部は湯温を表示可能にし、入浴時間表
    示モードと湯温表示モードの切替を可能に構成し、 上記入浴時間表示手段は入浴者の入浴を検知して自動的
    に計時を行うものであり、 上記入浴時間表示モードにおいて、計時をスタートさせ
    た後、所定時間は湯温表示のままに設定される ことを特
    徴とする風呂浄化装置。
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