JP2001244572A - 半導体レーザ発光装置の製造方法 - Google Patents
半導体レーザ発光装置の製造方法Info
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Abstract
て、半導体レーザ発光素子間の間隔を狭くすることによ
り、高集積化を図るとともに半導体レーザ発光装置の性
能の向上を図る。 【解決手段】 基板10に、異なる波長のレーザ光を発
振する第1の半導体レーザ発光素子3と第2の半導体レ
ーザ発光素子5とを形成する半導体レーザ発光装置1の
製造方法であって、第1の半導体レーザ発光素子の形成
領域2に第1の半導体レーザ発光素子3を構成する第1
の積層体16を残す工程を行った後でかつ第2の半導体
レーザ発光素子5を構成する第2の積層体26を形成す
る前に、残した第1の積層体16のレーザ光発振方向に
沿った側面16Sを{111}A面より緩やかな傾斜面
に形成することを特徴としている。
Description
装置の製造方法に関し、詳しくは異なる波長のレーザ光
を発振する第1の半導体レーザ発光素子と第2の半導体
レーザ発光素子とを形成する半導体レーザ発光装置の製
造方法に関する。
780nm)のレーザ光を発振する半導体レーザ発光装
置の製造方法の一例を、特にレーザ発振に係わる結晶成
長層の製造方法を以下に説明する。
PE(Metal Organic Vapor PhaseEpitaxial growth
)〕法によって、GaAsからなるn型基板上に、例
えばGaAsからなるn型バッファ層、AlGaAsか
らなるn型クラッド層、発振波長が780nmとなる多
重量子井戸構造の活性層、AlGaAsからなるp型ク
ラッド層、GaAsからなるp型キャップ層を順に積層
する。
によるエッチングマスクの形成を行った後、ウエットエ
ッチングによって、上記積層膜をパターニングし、第1
の半導体レーザ発光素子の形成領域上に上記n型クラッ
ド層からp型キャップ層までを堆積してなる第1の積層
体を形成する。
Asからなるn型バッファ層上に上記第1の積層体を覆
うように、InGaPからなるn型バッファ層、AlG
aInPからなるn型クラッド層、発振波長が650n
mとなる多重量子井戸構造の活性層、AlGaInPか
らなるp型クラッド層、GaAsからなるp型キャップ
層を順に積層する。
によるエッチングマスクの形成を行った後、ウエットエ
ッチングによって、上記InGaPのn型バッファ層か
らGaAsのp型キャップ層までの積層膜をパターニン
グし、第2の半導体レーザ発光素子の形成領域上に上記
AlGaInPのn型クラッド層からAlGaInPの
p型キャップ層までを堆積してなる第2の積層体を形成
する。その結果、第1の積層体と第2の積層体とに分離
形成される。
入領域を形成するための電流狭窄領域を形成し、ゲイン
ガイド型の電流狭窄構造となるストライプ構造を形成す
る。
れている各p型キャップ層に接続するp型電極を形成す
るとともに、n型基板に接続するn型電極を形成する。
積層体を形成する際に、図6の(1)に示すように、A
lGaAs系半導体材料からなる第1の積層体211の
レーザ光が発振される方向に沿った側面211Sに{1
11}A面が存在する場合、図6の(2)に示すよう
に、{111}A面となっている第1の積層体211の
側面211Sにおいて、AlGaInP系半導体材料の
第2の積層体221が良好に成長せず、第2の積層体2
21は異常成長を起こして、ヒロックが発生するという
問題が生じていた。これは、異常成長によって、異常成
長領域付近の成長速度が異なることによって、均一な膜
厚が得られず、レーザ特性に影響を与えることになる。
導体レーザ発光素子間隔を狭くすることが要求されてい
る。ところが、第1、第2の積層体間において異常成長
が起こるとその異常成長した部分を除去する必要がある
ために半導体レーザ発光素子間隔を広げて設計する必要
が生じる。このことは、2波長のレーザ光を発振する半
導体レーザ発光装置の製造上、好ましいことではない。
決するためになされた半導体レーザ発光装置の製造方法
である。
は、基板に、異なる波長のレーザ光を発振する第1の半
導体レーザ発光素子と第2の半導体レーザ発光素子とを
形成する半導体レーザ発光装置の製造方法であって、基
板上に前記第1の半導体レーザ発光素子を構成する化合
物半導体層を積層して第1の積層体を形成する工程と、
第1の半導体レーザ発光素子の形成領域に前記第1の積
層体を残して、その他の領域に形成されている前記第1
の積層体を除去する工程と、前記基板上に前記第2の半
導体レーザ発光素子を構成する化合物半導体層を積層し
て第2の積層体を形成する工程と、第2の半導体レーザ
発光素子の形成領域に前記第2の積層体を残して、その
他の領域に形成されている前記第2の積層体を除去する
工程と、前記第1の積層体と前記第2の積層体とに電流
注入領域を形成するための電流狭窄領域を形成する工程
とを備えた半導体レーザ発光装置の製造方法において、
前記第1の半導体レーザ発光素子の形成領域に前記第1
の積層体を残す工程を行った後でかつ前記第2の積層体
を形成する前に、残した前記第1の積層体のレーザ光発
振方向に沿った側面を{111}A面より緩やかな傾斜
面に形成する工程を備えている製造方法である。
は、第1の半導体レーザ発光素子の形成領域に前記第1
の積層体を残す工程を行った後でかつ前記第2の積層体
を形成する前に、残した前記第1の積層体のレーザ光発
振方向に沿った側面を{111}A面より緩やかな傾斜
面に形成する工程を備えていることから、第1の積層体
の側面は4元系化合物半導体が異常成長を起こしやすい
{111}A面にならないため、エピタキシャル成長に
よって第1の積層体上に4元系化合物半導体を堆積して
も、4元系化合物半導体は異常成長を起こすことなく堆
積される。
製造方法に係る第1の実施の形態を、図1および図2の
製造工程断面図によって説明する。
エピタキシャル成長〔MOVPE(Metal Organic Vapo
r Phase Epitaxial growth )〕法に代表されるエピタ
キシャル成長法によって、n型基板10上に、n型バッ
ファ層11、第1導電型(ここではn型とする)クラッ
ド層12、発振波長が780nmの多重量子井戸構造の
活性層13、第2導電型(ここではp型とする)クラッ
ド層14、p型キャップ層15を順に積層する。上記n
型基板10は例えばn型GaAs基板を用い、上記n型
バッファ層11は例えばn型GaAs層で形成し、上記
n型クラッド層12は例えばn型AlGaAs層で形成
し、上記p型クラッド層14は例えばp型AlGaAs
層で形成し、p型キャップ層15は例えばp型GaAs
層で形成する。なお、活性層13と各クラッド層12,
14との間にガイド層を設けてもよい。
領域2上を覆うレジスト膜(図示せず)を形成し、その
レジスト膜をマスクに用いた硫酸系の無選択エッチング
およびフッ酸(HF)系のAlGaAs選択エッチング
などのウエットエッチングによって、第1の半導体レー
ザ発光素子の形成領域2を除く部分の上記p型キャップ
層15から上記n型クラッド層12までを除去する。そ
の結果、第1の半導体レーザ発光素子の形成領域2上
に、n型バッファ層11、n型クラッド層12、活性層
13、p型クラッド層14、p型キャップ層15を順に
積層した第1の積層体16が残される。
ト塗布およびリソグラフィー技術によって、残した前記
第1の積層体16のレーザ光発振方向となる方向に沿っ
た側面16S上を開口するマスク31を形成する。
スク31を用いたエッチングによって、残した前記第1
の積層体16のレーザ光発振方向となる方向に沿った側
面16Sを{111}A面より緩やかな傾斜面に形成す
る。すなわち、n型基板10の表面に対して54.7°
未満の傾斜角となるように側面16Sをエッチングす
る。このエッチングでは、例えば硫酸系のウエットエッ
チングを用いる。詳しくは、一例として、H2 SO4 と
H2 O2とH2 Oとを3:2:1の割合で混合したエッ
チング液を用い、エッチング時間を例えば10秒に設定
して、上記エッチングを行った。
ばMOVPE法などのエピタキシャル成長法によって、
例えばn型バッファ層11上に、n型バッファ層21、
第1導電型(n型)クラッド層22、発振波長が650
nmの多重量子井戸構造の活性層23、第2導電型(p
型)クラッド層24、p型キャップ層25を順に積層す
る。上記n型バッファ層21は例えばn型InGaP層
で形成し、上記n型クラッド層22は例えばn型AlG
aInP層で形成し、上記p型クラッド層24は例えば
p型AlGaInP層で形成し、p型バッファ層25は
例えばp型GaAs層で形成する。
半導体レーザ発光素子の形成領域4上を覆うレジスト膜
(図示せず)を形成する。そのレジスト膜をマスクに用
いた硫酸系のキャップ層エッチングおよびリン酸塩酸系
の4元系化合物半導体の選択エッチング、塩酸系の分離
エッチングなどのウエットエッチングによって、第2の
半導体レーザ発光素子の形成領域4を除く部分の上記p
型キャップ層25から上記n型クラッド層22までを除
去して、第2の半導体レーザ発光素子の形成領域4上
に、n型バッファ層21、n型クラッド層22、活性層
23、p型クラッド層24、p型キャップ層25を順に
積層した第2の積層体26を残す。したがって、第1の
積層体16と第2の積層体26とに分離される。
第2の積層体16、26上に、電流注入領域17,27
となる部分を覆うマスク(図示せず)を形成した後、そ
のマスクに用いたエッチングによって、p型キャップ層
15、25の表面からp型クラッド層14、24の途中
の深さまで不純物を導入して電流狭窄領域18、28を
形成し、ゲインガイド型の電流狭窄構造となるストライ
プ構造を形成する。
図2の(7)に示すように、上記p型キャップ層14、
24に接続するp型電極19、29をTi/Pt/Au
の積層体で形成するとともに、n型基板10に接続する
n型電極51を例えばAuGe/Ni/Auの積層体で
形成する。
6を主要構成とした第1の半導体レーザ発光素子3と、
第2の積層体26を主要構成とした第2の半導体レーザ
発光素子5とを同一チップに搭載した半導体レーザ発光
装置1が完成する。
は、第1の半導体レーザ発光素子の形成領域2に前記第
1の積層体16を残す工程を行った後でかつ第2の積層
体26を形成する前に、残した前記第1の積層体16の
レーザ光発振方向となる方向に沿った側面16Sをn型
基板10の表面に対して{111}A面より緩やかな傾
斜面に形成する工程を備えていることから、第1の積層
体16の側面16Sは4元系化合物半導体が異常成長を
起こしやすい{111}A面にならないため、エピタキ
シャル成長によって第1の積層体16上に4元系化合物
半導体であるn型クラッド層22、活性層23、p型ク
ラッド層24、p型キャップ層25等を堆積しても、4
元系化合物半導体は異常成長を起こすことなく堆積され
る。
体レーザ発光装置1における第1の半導体レーザ発光素
子3は、それを構成する第1の積層体16の側面が基板
表面に対して{111}A面より緩やかな傾斜を有する
面になっている。それによって、第2の半導体レーザ発
光素子5を構成する第2の積層体26は、正常なエピタ
キシャル成長層によって構成されたものとなっている。
そして、この半導体レーザ発光装置1は、第1の半導体
レーザ発光素子3のレーザ光射出部と、第2の半導体レ
ーザ発光素子5のレーザ光射出部との間隔が例えば10
0μm〜200μm程度の範囲に設定されている。各レ
ーザ光射出部からは、例えば780nm帯の波長のレー
ザ光L1および650nm帯の波長のレーザ光L2とが
n型基板10表面と平行であってほぼ同一方向(ほぼ平
行)に射出される。
は、コンパクトディスク(CD)、デジタルヴァーサタ
イルディスク(DVD)などの波長の異なる光ディスク
システムの光学系ピックアップ装置などを構成するのに
好適な、発光波長が異なる2種類の半導体レーザ発光素
子を1チップ上に搭載する、モノリシック半導体レーザ
発光装置になる。
装置(モノリシック半導体レーザ発光装置)1は、p型
電極19、29側から半導体ブロック61上に形成され
た電極62、63に、はんだなどを用いて接続、固定さ
れて使用される。この場合、例えば第1の半導体レーザ
発光素子3のp型電極19を接続させる電極62にはリ
ード64により、例えば第2の半導体レーザ発光素子5
のp型電極28を接続させる電極63にはリード65に
より、また、第1、第2の半導体レーザ発光素子3、5
に共通のn型電極51にはリード66により、それぞれ
電圧が印加される。
D、DVDなどの波長の異なる光学記録媒体に対して光
照射によって記録、再生を行う光学ピックアップ装置に
好適なレーザカプラを構成することも可能であり、その
構成例の一例を図4によって説明する。
7は、第1のパッケージ部材71の凹部72に装填さ
れ、ガラス等の透明な第2のパッケージ部材73によっ
て封止されている。その要部を図4の(2)の概略構成
斜視図によって説明する。
コンの単結晶を切り出して形成した基板である集積回路
基板81上に、モニター用の光検出素子としてPINダ
イオード82が形成された半導体ブロック83が配置さ
れ、さらにこの半導体ブロック83上に、発光素子とし
て第1の半導体レーザ発光素子3および第2の半導体レ
ーザ発光素子5を1チップに搭載した半導体レーザ発光
装置(モノリシック半導体レーザ発光装置)1が配置さ
れている。
のフォトダイオード(86、87)および第2のフォト
ダイオード(88,89)が形成されており、この第
1、第2のフォトダイオード86〜89上に、第1、第
2の半導体レーザ発光素子3、5と所定間隔をおいて、
プリズム90が搭載されている。
ーザ発光素子3から射出されたレーザ光L1は、プリズ
ム90の分光面90Sで一部反射して進行方向を屈曲
し、第2のパッケージ部材73に形成された射出窓から
射出方向に射出し、図示をしていない反射鏡や対物レン
ズ等を介して光ディスク(CD)などの被照射対象物に
照射される。
対象物への入射方向と反対方向に進み、レーザカプラ7
からの射出方向からプリズム90の分光面90Sに入射
する。このプリズム90の上面で焦点を結びながら、プ
リズム90の下面となる集積回路基板81に形成された
前部第1のフォトダイオード86および後部第2のフォ
トダイオード87に入射する。
射出されたレーザ光L2は、上記第1の半導体レーザ発
光素子3から射出されたレーザ光L1と同様に、プリズ
ム90の分光面90Sで一部反射して進行方向を屈曲
し、第2のパッケージ部材73に形成された射出窓から
射出方向に射出し、図示をしていない反射鏡や対物レン
ズ等を介して光ディスク(DVD)などの被照射対象物
に照射される。
対象物への入射方向と反対方向に進み、レーザカプラ7
からの射出方向からプリズム90の分光面90Sに入射
する。このプリズム90の上面で焦点を結びながら、プ
リズム90の下面となる集積回路基板81に形成された
前部第2のフォトダイオード88および後部第2のフォ
トダイオード89に入射する。
PINダイオード82は、例えば二つに分割された領域
を有し、第1および第2の半導体レーザ発光素子3、5
それぞれについて、リア側に射出されてレーザ光を感知
し、レーザ光の強度を測定して、レーザ光の強度が一定
となるように第1、第2の半導体レーザ発光素子3、5
の駆動電流を制御するAPC制御が行なわれる。
れた半導体レーザ発光装置1を用いることによって、C
D、DVDなどの波長の異なる光学記録媒体に対して光
照射によって記録、再生を行う光学ピックアップ装置に
おいて信号の検出を安定的して行うことが可能となり、
記録、再生の信頼性の向上が図れる。
発光装置の製造方法を応用して、窓構造の半導体レーザ
発光装置を形成する一例を、第2の実施の形態として、
図5によって説明する。
1の(1)によって説明したプロセスを行って、n型基
板10上にバッファ層(図示せず)を介して第1の積層
体16を形成する。この第1の積層体16の側面16S
は、{111}A面となっている。
図1の(2)によって説明したプロセスと同様に、n型
基板10上に第1の積層体16を被覆するマスク31を
形成する。その際、前記第1の実施の形態とは異なっ
て、マスク31には、上記第1の積層体16の側面16
S上の一部に開口部31Wを形成する。
ッチングによって、開口部31Wに露出した側面16S
をエッチングして、その側面16Sを基板表面に対して
{111}A面よりも緩やかな傾斜面に形成する。その
結果、開口部31Wより臨む領域の側面16S(16S
A)は基板表面に対して{111}A面よりも緩やかな
傾斜面になり、マスク31に被覆されていた部分の側面
16S(16SB)は{111}A面となる。
(3)に示すように、前記図1の(4)によって説明し
たのと同様に、MOVPE法によって、n型基板10上
にバッファ層(図示せず)を介して第1の積層体16を
被覆するようにAlGaInP系化合物半導体層を積層
して第2の積層体26を形成する。その際、基板表面に
対して{111}A面よりも緩やかな傾斜面に形成され
た側面16SA上では正常にAlGaInP系化合物半
導体層がエピタキシャル成長し、{111}A面となっ
ている側面16SBではAlGaInP系化合物半導体
層が異常成長を起こす。このように異常成長があると異
常成長領域に成膜原料が消費されるため、成長速度が低
下する。それによって、異常成長領域では膜厚が薄くな
る。そして、上記積層したAlGaInP系化合物半導
体層からなる第2の積層体26に形成される活性層に量
子井戸を形成すれば、異常成長長部分で量子準位が高く
なるため、窓構造を有する半導体レーザ発光素子を形成
することが可能になる。
ーザ発光装置の製造方法によれば、第1の半導体レーザ
発光素子の形成領域に前記第1の積層体を残す工程を行
った後でかつ第2の積層体を形成する前に、残した第1
の積層体のレーザ光発振方向に沿った側面を{111}
A面より緩やかな傾斜面に形成する工程を備えているの
で、第1の積層体の側面は4元系化合物半導体が異常成
長を起こしやすい{111}A面にならないため、エピ
タキシャル成長によって第1の積層体上に4元系化合物
半導体を堆積しても、4元系化合物半導体は異常成長を
起こすことなく均一な膜厚に堆積することができる。よ
って、レーザ特性の向上が図れる。特に2波長レーザ発
光装置においては、異常成長部分を除去するために半導
体レーザ発光素子間隔を広くする必要がなくなるので、
高集積化が図れる。
る第1の実施の形態を示す製造工程断面図である。
る第1の実施の形態を示す製造工程断面図である。
概略構成断面図である。
に搭載した一例を示す概略構成斜視図である。
る第2の実施の形態を示す製造工程平面図である。
課題を説明する概略構成断面図である。
光素子、5…第2の半導体レーザ発光素子、10…基
板、11…第1の半導体レーザ発光素子の形成領域、1
6…第1の積層体、16S…側面、21…第2の半導体
レーザ発光素子の形成領域、26…第2の積層体、1
7,27…電流注入領域、18,28…電流狭窄領域
Claims (2)
- 【請求項1】 基板に、異なる波長のレーザ光を発振す
る第1の半導体レーザ発光素子と第2の半導体レーザ発
光素子とを形成する半導体レーザ発光装置の製造方法で
あって、 基板上に前記第1の半導体レーザ発光素子を構成する化
合物半導体層を積層して第1の積層体を形成する工程
と、 第1の半導体レーザ発光素子の形成領域に前記第1の積
層体を残して、その他の領域に形成されている前記第1
の積層体を除去する工程と、 前記基板上に前記第2の半導体レーザ発光素子を構成す
る化合物半導体層を積層して第2の積層体を形成する工
程と、 第2の半導体レーザ発光素子の形成領域に前記第2の積
層体を残して、その他の領域に形成されている前記第2
の積層体を除去する工程と、 前記第1の積層体と前記第2の積層体とに電流注入領域
を形成するための電流狭窄領域を形成する工程とを備え
た半導体レーザ発光装置の製造方法において、 前記第1の半導体レーザ発光素子の形成領域に前記第1
の積層体を残す工程を行った後でかつ前記第2の積層体
を形成する前に、 残した前記第1の積層体のレーザ光発振方向に沿った側
面を{111}A面より緩やかな傾斜面に形成する工程
を備えたことを特徴とする半導体レーザ発光装置の製造
方法。 - 【請求項2】 前記第1の積層体を3元系化合物半導体
で形成し、 前記第2の積層体の少なくとも第3のクラッド層を4元
系化合物半導体で形成することを特徴とする請求項1記
載の半導体レーザ発光装置の製造方法。
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