JP2001241382A - 流体圧源装置 - Google Patents

流体圧源装置

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JP2001241382A
JP2001241382A JP2000054231A JP2000054231A JP2001241382A JP 2001241382 A JP2001241382 A JP 2001241382A JP 2000054231 A JP2000054231 A JP 2000054231A JP 2000054231 A JP2000054231 A JP 2000054231A JP 2001241382 A JP2001241382 A JP 2001241382A
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坂根  伸介
Yoshiaki Kito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流検出回路が故障し電流検出値が実電流値
よりも高い値に固定された場合に、モータロック異常と
誤判定されるのを防止すること。 【解決手段】 電動モータMの駆動中に電動モータに流
れる電流が所定の上限値を越えた場合に電動モータの駆
動を停止し、所定時間後に電動モータを再起動し、その
後の電動モータの電流の変化割合に基づきモータロック
異常を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ駆動用の電
動モータに流れる電流に基づきモータロック異常を判定
する流体圧源装置に関し、例えば車両用ブレーキ液圧制
御装置に適用可能である。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、例えば特開
平10−147236号公報に示される流体圧源装置が
知られている。
【0003】この流体圧源装置は、流体ポンプと、流体
ポンプの吐出圧を受けるアキュムレータと、アキュムレ
ータ圧を検出する圧力スイッチと、流体ポンプを駆動す
る電気モータと、圧力スイッチが低圧を検知したとき電
気モータを駆動するモータ制御手段と、電気モータの電
流値を検出する電流検出回路とを備えている。
【0004】また、この装置では、電流検出回路の異常
及びモータロック異常が判定されている。即ち、電気モ
ータの駆動開始から設定時間の間の電気モータの電流値
が設定値を越えたか否かを検出し、設定値を越えなかっ
たときに電流検出回路の異常と判定される。更に、電流
検出回路の正常時において、所定の上限値を越える過大
なモータ電流が所定時間以上継続して流れる場合にモー
タロック異常と判定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この装置に
おいては、所定の上限値を越える過大なモータ電流が所
定時間以上継続して流れた場合にモータロック異常と判
定されるので、電流検出回路判定(正常と判定)が完了
した後に電流検出回路が故障し、電流検出値が実電流値
よりも高い値に固定された場合(例えば電流検出回路が
電源側とショートした場合)に、電流検出回路異常であ
るにも拘らず、モータロック異常と誤判定される恐れが
ある。
【0006】故に、本発明は、電流検出手段が故障し電
流検出値が実電流値よりも高い値に固定された場合、モ
ータロック異常と誤判定されるのを防止することを、そ
の技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るため、請求項1の発明の流体圧源装置は、流体を貯蔵
するリザーバと、前記リザーバ内の流体を吸入昇圧し吐
出するポンプと、前記ポンプより吐出された流体を蓄圧
するアキュムレータと、前記ポンプを駆動する電動モー
タと、前記アキュムレータ内の流体圧が所定圧以下に低
下したことを検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手
段により前記アキュムレータ内の流体圧が所定圧以下に
低下したことが検出されたときに前記電動モータを駆動
するモータ制御手段と、前記電動モータに流れる電流を
検出する電流検出手段と、前記電動モータに流れる電流
に基づきモータロック異常を判定する異常判定手段とを
備えた流体圧源装置において、前記異常判定手段を、前
記電動モータの駆動中に前記電動モータに流れる電流が
所定の上限値を越えた場合に前記電動モータの駆動を停
止し、所定時間後に前記電動モータを再起動し、その後
の前記電動モータの電流の変化割合に基づきモータロッ
ク異常を判定するように構成したものである。
【0008】請求項1の発明によれば、電動モータの駆
動中に電動モータの電流が所定の上限値を越えた場合に
電動モータの駆動を停止し、所定時間後に電動モータを
再起動し、その後の電動モータの電流の変化割合に基づ
きモータロック異常を判定するので、電流検出手段が故
障し電流検出値が実電流値よりも高い値に固定された場
合に、モータロック異常と誤判定されるのを防止でき
る。
【0009】請求項1において、請求項2に示すよう
に、前記異常判定手段を、前記電動モータを再起動して
から設定時間内に前記電動モータの再起動時からの電流
増加量が所定量を越えた場合にモータロック異常と判定
し、前記電動モータの電流増加量が所定量を越えなかっ
た場合に電流検出手段の異常と判定するように構成する
と、好ましい。この構成によれば、電流検出手段が故障
し電流検出値が実電流値よりも高い値に固定された場合
に、確実に電流検出手段の異常と判定でき、モータロッ
ク異常と誤判定されるのを防止できる。従って、モータ
ロック異常と電流検出手段の異常とを確実に識別でき
る。
【0010】請求項1において、請求項3に示すよう
に、前記モータ制御手段を、前記異常判定手段がモータ
ロック異常と判定しているときには前記電動モータの駆
動を禁止するように構成すると、好ましい。この構成に
よれば、モータロック時のモータ駆動に起因するモータ
の発熱を防止することができる。
【0011】上記技術的課題を解決するため、請求項4
の発明の流体圧源装置は、流体を貯蔵するリザーバと、
前記リザーバ内の流体を吸入昇圧し吐出するポンプと、
前記ポンプより吐出された流体を蓄圧するアキュムレー
タと、前記ポンプを駆動する電動モータと、前記アキュ
ムレータ内の流体圧が所定圧以下に低下したことを検出
する圧力検出手段と、前記圧力検出手段により前記アキ
ュムレータ内の流体圧が所定圧以下に低下したことが検
出されたときに前記電動モータを駆動するモータ制御手
段と、前記電動モータに流れる電流を検出する電流検出
手段と、前記電動モータに流れる電流に基づきモータロ
ック異常を判定する異常判定手段とを備えた流体圧源装
置において、前記異常判定手段を、前記電動モータの駆
動中に前記電動モータに流れる電流が所定の上限値を越
えた場合に前記電動モータの駆動を停止し、その後の前
記電動モータの電流の低下割合に基づきモータロック異
常を判定するように構成したものである。
【0012】請求項4の発明によれば、電動モータの駆
動中に電動モータに流れる電流が所定の上限値を越えた
場合に電動モータの駆動を停止し、その後の電動モータ
の電流の低下割合に基づきモータロック異常を判定する
ので、電流検出手段が故障し電流検出値が実電流値より
も高い値に固定された場合に、モータロック異常と誤判
定されるのを防止できる。
【0013】更に、電動モータ駆動停止時にモータロッ
ク異常を判定しているので、請求項1の発明のように電
動モータ停止後の再起動時に判定する場合に比べ、早く
モータロック異常を判定できる。
【0014】請求項4において、請求項5に示すよう
に、前記異常判定手段を、前記電動モータの駆動停止か
ら所定時間経過するまでの前記電動モータの電流低下量
が所定量よりも大きい場合にモータロック異常と判定
し、前記電動モータの電流低下量が所定量よりも小さい
場合に電流検出手段の異常と判定するように構成する
と、好ましい。この構成によれば、電流検出手段が故障
し電流検出値が実電流値よりも高い値に固定された場合
に、確実に電流検出手段の異常と判定でき、モータロッ
ク異常と誤判定されるのを防止できる。従って、モータ
ロック異常と電流検出手段の異常とを確実に識別でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の流体圧源装置に対応する液
圧源装置APをもつブレーキ液圧制御装置PCを示すも
ので、マスタシリンダMC及び液圧ブースタHBがブレ
ーキペダルBPの操作に応じて駆動される。液圧ブース
タHBには後述する液圧源装置APが接続されており、
高圧のパワー液圧が液圧ブースタHBに入力される。液
圧ブースタHBは、マスタシリンダMCの出力液圧をパ
イロット圧として、液圧源装置APの出力パワー液圧を
これに比例したレギュレータ液圧に調圧するレギュレー
タであり、これによってマスタシリンダMCが倍力駆動
される。
【0017】マスタシリンダMCと車両前方のホイール
シリンダWfr,Wflの各々を接続する前輪側の液圧
路には、電磁切換弁SA1及びSA2が介装され、これ
らは制御通路Pfr及びPflを介して夫々電磁開閉弁
PC1,PC5及び電磁開閉弁PC2,PC6に接続さ
れている。また、液圧ブースタHBとホイールシリンダ
Wfr等の各々を接続する液圧路には電磁開閉弁SA
3,給排制御用の電磁開閉弁PC1乃至PC8が介装さ
れており、後輪側には比例減圧弁PVが介装されてい
る。そして、電磁開閉弁STRを介して液圧源装置AP
が電磁開閉弁SA3の下流側に接続されている。図1で
は前輪の液圧制御系と後輪の液圧制御系に区分された前
後配管が構成されているが、所謂X配管としてもよい。
【0018】前輪側液圧系において、電磁開閉弁PC1
及びPC2は電磁開閉弁STRに接続されている。電磁
開閉弁STRは2ポート2位置の電磁開閉弁であり、非
作動時の閉位置では遮断状態で、作動時の開位置では電
磁開閉弁PC1及びPC2を直接アキュムレータAcc
に連通する。電磁切換弁SA1及び電磁切換弁SA2は
3ポート2位置の電磁切換弁で、非作動時は図1に示す
第1位置にあってホイールシリンダWfr,Wflは何
れもマスタシリンダMCに連通接続されているが、ソレ
ノイドコイルが励磁され第2位置に切換わると、ホイー
ルシリンダWfr,Wflは何れもマスタシリンダMC
との連通が遮断され、夫々電磁開閉弁PC1及びPC
5、電磁開閉弁PC2及びPC6と連通する。
【0019】これら電磁開閉弁PC1及びPC2に対し
て並列に逆止弁CV1及びCV2が接続されており、逆
止弁CV1の流入側が制御通路Pfrに、逆止弁CV2
の流入側が制御通路Pf1に夫々接続されている。逆止
弁CV1は、電磁切換弁SA1が作動位置(第2位置)
にある場合において、ブレーキペダルBPが開放された
ときには、ホイールシリンダWfrのブレーキ液圧を液
圧ブースタHBの出力へのブレーキ液の流れは許容され
るが逆方向の流れは阻止される。尚、逆止弁CV2につ
いても同様である。
【0020】次に、後輪側液圧系について説明すると、
電磁開放弁SA3は2ポート2位置の電磁開閉弁で、非
作動時には図1に示す開位置にあって、電磁開閉弁PC
3,PC4は比例減圧弁PVを介して液圧ブースタHB
と連通する。このとき、電磁開閉弁STRは閉位置とさ
れ、アキュムレータAccとの連通が遮断される。電磁開
閉弁SA3が作動時の閉位置に切換えられると、電磁開
閉弁PC3,PC4は液圧ブースタHBとの連通が遮断
され、比例減圧弁PVを介して電磁開閉弁STRに接続
され、この電磁開閉弁STRが作動時にアキュムレータ
Accと連通する。
【0021】また、電磁開閉弁PC3及びPC4に対し
て並列に逆止弁CV3及びCV4が接続されており、逆
止弁CV3の流入側がホイールシリンダWrrに、逆止
弁CV4の流入側がホイールシリンダWrlに夫々接続
されている。これらの逆止弁CV3,CV4は、ブレー
キペダルBPが開放されたときには、ホイールシリンダ
Wrr,Wrlのブレーキ液圧を液圧ブースタHBの出
力液圧の低下に迅速に追従させるために設けられたもの
で、電磁開閉弁SA3方向へのブレーキ液の流れが許容
され逆方向の流れは阻止される。更に、逆止弁CV5が
電磁開閉弁SA3に並列に設けられており、電磁開閉弁
SA3が閉位置にあるときにも、ブレーキペダルBPに
よる踏み増しが可能とされている。
【0022】上記電磁開閉弁SA1,SA2及び電磁開
閉弁SA3,STR並びに電磁開閉弁PC1乃至PC8
はコントローラ(図示せず)によって駆動制御される。こ
れにより、アンチスキッド制御、車両のオーバーステア
又はアンダーステアを抑制する車両横すべり防止制御、
トラクション制御、ブレーキアシスト制御等の各種制御
が実行可能である。例えば、ブレーキペダルBPが操作
されていない状態で行なわれる車両横すべり防止制御時
には、液圧ブースタHB及びマスタシリンダMCからは
ブレーキ液圧が出力されないので、電磁開閉弁SA1,
SA2が第2位置とされ、電磁開閉弁SA3が閉位置と
され、そして電磁開閉弁STRが開位置とされる。これ
により、液圧源装置APの出力パワー液圧が電磁開閉弁
STR並びに開状態の電磁開閉弁PC1乃至PC8を介
してホイールシリンダWfr等に供給され得る状態とな
る。而して、電磁開閉弁PC1乃至PC8が適宜開閉駆
動されることによって各ホイールシリンダ内のブレーキ
液圧が急増圧、パルス増圧(緩増圧)、パルス減圧(緩
減圧)、急減圧、及び保持状態とされ、オーバーステア
の抑制制御及び/又はアンダーステア抑制制御が行なわ
れる。
【0023】液圧源装置APは、リザーバRSと、液圧
ポンプHPと、電動モータMと、アキュムレータAcc
とを備えている。液圧ポンプHPは、リザーバRSに接
続され、リザーバRS内のブレーキ液を吸入昇圧しアキ
ュムレータAccに吐出する。この液圧ポンプHPはモ
ータMにより駆動される。アキュムレータAccは、液
圧ポンプHPに接続され、液圧ポンプHPの吐出高圧ブ
レーキ液を蓄圧する。尚、アキュムレータAccと液圧
ポンプHPとの間には、アキュムレータAcc側へのブ
レーキ液の流れのみを許容する逆止弁CV6が設けられ
ている。
【0024】アキュムレータAccには、モータM駆動
用の圧力スイッチPH及びアキュムレータ低圧異常警報
用の圧力スイッチPLが直列に接続されている。図11
に示すように、圧力スイッチPHは、アキュムレータA
cc内の液圧(以下アキュムレータ圧という)が第1所
定圧PS 以上の値から第1所定圧PS 未満の値に下降し
た時、オフになり低圧信号を出力する。また、アキュム
レータ圧が第1所定圧PS 未満の値から第1所定圧PS
よりも若干高い第2所定圧PE 以上の値に上昇した時、
オンになり高圧信号を出力する。一方、図12に示すよ
うに、圧力スイッチPLは、アキュムレータ圧が第3所
定圧(所定下限圧)PL 以上の値から第3所定圧PL 未
満の値に下降した時、オフとなり低圧信号を出力する。
また、アキュムレータ圧が第3所定圧PL 未満の値から
第3所定圧PL よりも若干高い第4所定圧PM 以上の値
に上昇した時、オンとなり高圧信号を出力する。これら
圧力スイッチPH,PLの出力信号は、電子制御装置E
CUに入力される。
【0025】図2に示すように、モータMは、リレーR
Yを介して電源VB(例えば12V)に接続されると共
に、電流検知用の抵抗Rを介してグランドGrに接続さ
れている。電子制御装置ECUのアンプ(増幅回路)A
MPは、第1信号ラインL1を介して抵抗R及びモータ
M間の接続ラインに接続されると共に、第2信号ライン
L2を介して抵抗R及びグランドGR間の接続ラインに
接続されている。このアンプAMPによって、モータM
に流れる電流Imに正比例する電圧Vm(Vm=Im・
R)が増幅される。そして、増幅された電圧は電子制御
装置ECUのマイクロコンピュータMCPに入力され
る。このように、抵抗R、第1及び第2信号ラインL1,
L2、アンプAMP及びマイクロコンピュータMCP
は、モータ電流を検出する電流検知回路(本発明の電流
検出手段)を構成している。
【0026】マイクロコンピュータMCPは、圧力スイ
ッチPHの出力信号に基づきリレーRYを介して駆動モ
ータMを駆動又は停止すると共に、圧力スイッチPLの
出力信号に基づきブザーBZを作動させる。
【0027】以下、図3を参照してマイクロコンピュー
タMCPが実行するプログラムを説明する。
【0028】先ず、イグニッションスイッチ(図示せ
ず)がオンされると、ステップ101において、初期設
定が行われ、後述する各種タイマーがリセットされると
共に、後述する各種フラグがオフとされている。次い
で、ステップ102に進み、10msecのタイマーが
スタートされ、ステップ103にて圧力スイッチPH、
PLの出力信号並びに電流検知回路により検出されたモ
ータ電流Im(アンプAMPにより増幅された電圧)が
読み込まれ、ステップ104にて後述する異常判定(即
ちモータロック判定及び電流検知回路判定)が行われ
る。その後、ステップ105に進み、圧力スイッチPH
に基づくモータ制御が実行され、ステップ106に進
み、タイマーがスタートしてから10msec経過した
か否かが判定され、そうであればステップ102に戻
り、そうでなければ経過するまで待つ。
【0029】ここで、図4を参照してステップ105の
モータ制御について説明する。
【0030】先ず、ステップ201において、圧力スイ
ッチPHが低圧信号を出力しているか否かが判定され、
そうであれば、ステップ202に進む。つまり、圧力ス
イッチPHの出力信号が高圧信号から低圧信号に切換わ
ったときや、前回のタイミングも今回のタイミングも低
圧信号が出力されているときには、ステップ202に進
む。ステップ202においては、モータロック異常か否
かが判定され、モータロック異常であれば、ステップ2
03に進み、モータMがオフ(停止)される。モータロ
ック異常でなければ、ステップ204に進み、後述する
モータ駆動中断フラグFbがオフか否かが判定され、そ
うであればステップ205に進み、後述するモータ再起
動フラグFaがオフか否かが判定される。モータ再起動
フラグFaもオフであれば、ステップ206に進み、モ
ータMがオン(駆動)される。ステップ204及び20
5において、フラグFa,Fbの何れかがオンであれ
ば、そのままメインルーチンに戻る。
【0031】一方、ステップ201において、圧力スイ
ッチPHが高圧信号を出力していると判定された場合、
ステップ207に進む。つまり、圧力スイッチPHの出
力信号が低圧信号から高圧信号に切換わったときや、前
回のタイミングも今回のタイミングも高圧信号が出力さ
れているときには、ステップ207に進む。ステップ2
07では、遅延タイマーTが1(プログラムの実行周
期:10msに相当)だけインクリメントされる。この
遅延タイマーTは、圧力スイッチPHの出力信号が低圧
信号から高圧信号に切換わってからの経過時間を表し、
モータMの駆動停止を遅延させるためのタイマーであ
る。
【0032】ステップ207の後ステップ208に進
み、遅延タイマーTが所定時間Kmを越えたか否かが判
定され、越えていなければそのままメインルーチンに戻
る。遅延タイマーTが所定時間kmを越えていれば、ス
テップ209に進み、モータMをオフしてその駆動を停
止した後、ステップ210に進み、遅延タイマーTをリ
セット(0)する。
【0033】このように、圧力スイッチPHの出力信号
が高圧信号から低圧信号に切換わったとき、モータMの
駆動が開始され、圧力スイッチPHの出力信号が低圧信
号から高圧信号に切換わった後、所定時間kmが経過し
た後、モータMが停止される。ここで、圧力スイッチP
Hが低圧信号を出力していても、モータロック異常であ
れば、モータMの駆動が禁止される。
【0034】次に、図5〜図7を参照して図3の異常判
定の第1実施形態について説明する。
【0035】まず、ステップ301において、圧力スイ
ッチPHが低圧信号を出力しているか否かが判定され、
そうであれば、ステップ302に進み、後述するモータ
再起動フラグFaがオフか否かが判定され、更にステッ
プ303に進み、後述するモータ駆動中断フラグがオフ
か否かが判定される。ステップ101の初期設定におい
て、両フラグFa,Fbがオフにセットされているた
め、圧力スイッチPHが低圧信号を出力していれば、ス
テップ304に進む。ステップ304では、起動タイマ
ーT1が1だけインクリメントされた後、ステップ30
5に進み、起動タイマーT1が所定時間KT1と比較さ
れる。この起動タイマーT1は、モータMの駆動を開始
してからの経過時間を表している。
【0036】起動タイマーT1が所定時間KT1を越え
ていなければ、ステップ306に進み、電流検知回路か
ら入力された現在のモータMの電流Im(今回のタイミ
ングで入力されたモータ電流)からモータ駆動開始時に
電流検知回路から入力されたモータ電流I0を差し引い
た値(Im−I0)が所定値Ksと比較される。即ち、
モータ駆動開始時からのモータ電流増加量が所定値と比
較され、電流検知回路が起動電流を検知したか否かが判
定される。現在のモータ電流Imからモータ駆動開始時
のモータ電流I0を差し引いた値(Im−I0)が所定
値Ks以下であれば、そのままメインル−チンに戻る。
Im−I0が所定値Ksよりも大きい場合には、ステッ
プ307に進み、電流検知回路が起動電流を検知したか
否かを示す回路有効フラグFcがオンとされた後、図6
の312に進む。
【0037】ステップ305において、起動タイマーT
1が所定時間KT1を越えていると判定された場合に
は、ステップ308に進み、回路有効フラグFcがオン
か否かが判定される。回路有効フラグFcがオンであれ
ば、ステップ309に進み、電流検知回路は現時点では
有効(正常)と判定され、回路判定フラグFdがオフと
された後、図6のステップ312に進む。一方、回路有
効フラグFcがオフであれば、ステップ310に進み、
電流検知回路異常と判定され、回路判定フラグFdがオ
ンとされる。その後、ステップ311に進み、警報ラン
プ(図示せず)が点灯された後、メインルーチンに戻
る。
【0038】その後、図6のステップ312において、
回路判定フラグFdがオフか否かが判定される。即ち、
電流検知回路が現時点で有効(正常)か否かが判定され
る。電流検知回路が有効であれば、ステップ313に進
み、電流検知回路から入力されたモータ電流Imが所定
の上限値Ihを越えたか否かが判定され、越えていれ
ば、ステップ314に進み、過電流タイマーT2が1だ
けインクリメントされる。この過電流タイマーT2は、
モータ電流Imが所定の上限値Ihを越えた時からの経
過時間を表す。次いで、ステップ315に進み、過電流
タイマーT2が所定時間Thを越えているか否かが判定
され、越えていればステップ316に進み、モータMが
オフとされてモータMの駆動が停止される。次いで、ス
テップ317に進み、モータ駆動中断フラグFbがオン
とされた後、ステップ319に進む。このモータ駆動中
断フラグFbは、モータMの駆動を一時停止(中断)し
ているか否かを示すフラグである。
【0039】ステップ312において、回路判定フラグ
Fdがオンである(即ち電流検知回路が異常である)と
判定された場合、ステップ319にジャンプする。ま
た、ステップ313において、モータ電流Imが所定の
上限値Ih以下と判定された場合には、ステップ318
に進み、過電流タイマーT2がリセットされる。更に、
ステップ315において、過電流タイマーT2が所定時
間Th以内と判定されれば、ステップ319にジャンプ
する。
【0040】ステップ319では、モータ駆動中断フラ
グFbがオンか否かが判定され、オンであればステップ
320に進み、オフであればそのままメインルーチンに
戻る。ステップ320では、中断タイマーT3が1だけ
インクリメントされる。この中断タイマーT3は、モー
タMの駆動を一時停止してからの経過時間を表す。ステ
ップ321において、中断タイマーT3が所定時間Tk
を越えたか否かが判定され、越えていなければそのまま
メインルーチンに戻る。中断タイマーT3が所定時間T
kを越えた場合には、ステップ322に進み、モータM
が再びオンとされ、再起動された後、ステップ323に
進み、モータ再起動フラグFaがオンとされる。このモ
ータ再起動フラグFaは、モータMが一時停止後再起動
されたか否かを表すフラグである。
【0041】そして、ステップ324に進み、再起動タ
イマーT4が1だけインクリメントされた後、ステップ
325に進み、再起動タイマーT4が前記所定時間KT
1と比較される。この再起動タイマーT4は、モータM
を再起動してからの経過時間を表している。
【0042】再起動タイマーT4が所定時間KT1を越
えていなければ、ステップ326に進み、電流検知回路
から入力された現在のモータMの電流Imからモータ再
起動時に電流検知回路から入力されたモータ電流I0’
を差し引いた値(Im−I0’)が前記所定値Ksと比
較される。即ち、モータ再起動時からのモータ電流増加
量が所定値と比較され、電流検知回路が再起動電流を検
知したか否かが判定される。上記電流差(Im−I
0’)が所定値Ks以下であれば、そのままメインル−
チンに戻る。電流差(Im−I0’)が所定値Ksより
も大きい場合には、モータ負荷大と見なし、ステップ3
27に進み、モータロック異常フラグFeがオンとされ
た後、メインルーチンに戻る。このモータロック異常フ
ラグFeは、電流検知回路が再起動電流を検知したか否
かを示すと共に、モータロック異常か否かも示す。
【0043】ステップ325において、起動タイマーT
4が所定時間KT1を越えていると判定された場合に
は、ステップ328に進み、モータロック異常フラグF
eがオンか否かが判定される。モータロック異常フラグ
Feがオンであれば、ステップ329に進み、モータロ
ック異常と判定されると共に電流検知回路は正常と判定
された後、ステップ330に進み、警報ランプが点灯さ
れる。一方、モータロック異常フラグFeがオフであれ
ば、ステップ331に進み、電流検知回路の高電流異常
と判定された後、ステップ332に進み、警報ランプが
点灯される。ここで、電流検知回路の高電流異常とは、
例えば図2に示す信号ラインL1が電源VBとショート
して信号ラインL1、L2間の電圧が実際の電圧値より
も高い値に固定されることを意味する。
【0044】なお、図5のステップ301において、圧
力スイッチPHが低圧信号を出力ていない(即ち高圧信
号を出力している)と判定された場合には、ステップ3
33に進み、各種タイマーT1〜T4がリセットされる
と共に、モータ再起動フラグFa、モータ駆動中断フラ
グFb及び回路有効フラグFcがオフとされた後、メイ
ンルーチンに戻る。また、ステップ303において、モ
ータ駆動中断フラグFbがオンであると判定されると、
即ちモータ駆動中断フラグFbが一旦オンとされた後に
おいては、ステップ319にジャンプする。更に、ステ
ップ302において、モータ再起動フラグFaがオンで
あると判定されると、即ちモータ再起動フラグFaが一
旦オンとされた後においては、ステップ324にジャン
プする。
【0045】図7は、電流検知回路判定及びモータロッ
ク判定の流れを説明したタイミングチャートであり、実
線は電流検知回路異常の場合を示し、点線はモータロッ
ク異常の場合を示す。
【0046】時刻t0において、圧力スイッチPHの出
力信号が高圧信号から低圧信号に切り換わると、モータ
Mが駆動され、モータMに流れる電流も増加する。次い
で、モータ駆動開始後所定時間KT1(t0〜t1)内
に、電流検知回路で検出されたモータ電流Imの駆動開
始時からの電流増加量(Im−I0)が所定量Ksを越
えたか否かが判定され、この場合越えているので時刻t
1において電流検知回路が有効(正常)と判定される。
【0047】モータ電流Imが所定の上限値Ihを越え
(時刻t2)、この状態が所定時間Th以上継続すると
(時刻t3)、圧力スイッチPHは低圧信号を出力して
いるが、モータMの駆動が一時停止される。
【0048】このモータ一時停止状態が所定時間tk間
継続されると(時刻t4)、モータMが再起動される。
次いで、モータ駆動開始後所定時間KT1(t4〜t
5)内に、電流検知回路で検出されたモータ電流Imの
再起動時からの電流増加量(Im−I0’)が所定量K
sを越えたか否かが判定される。実線で示すように電流
Imが変化していない場合、即ち電流増加量(Im−I
0’)が所定量Ksを越えていない場合は、時刻t5に
おいて電流検知回路が高電流異常と判定されるが、モー
タMの駆動は継続される。一方、点線で示すように電流
増加量(Im−I0’)が所定量Ksを越えた場合は、
時刻t5においてモータ負荷大のためモータ電流Imが
急激に上昇したものと見なし、モータロック異常と判定
され、モータMの駆動が停止される。
【0049】電流検知回路異常の場合、圧力スイッチP
Hの出力信号が低圧信号から高圧信号に切り換わってか
ら(時刻t6)所定時間Km経過後(時刻t7)、モー
タMの駆動が停止される。なお、時刻t6後において
も、電流検知回路異常及びモータロック異常は記憶され
る。
【0050】次に、図8〜図10を参照して図3の異常
判定の第2実施形態について説明する。
【0051】まず、ステップ401において、圧力スイ
ッチPHが低圧信号を出力しているか否かが判定され、
そうであれば、ステップ402に進み、モータ駆動中断
フラグFbがオフか否かが判定される。モータ駆動中断
フラグFbがオフであれば、ステップ403〜410に
進み、モータMの起動直後における電流検知回路判定が
実行される。この電流検知回路判定は、第1実施形態の
回路判定(即ち図5のステップ304〜311)と同一
であるので、説明を省略する。また、電流検知回路判定
後は、図9のステップ411〜417に進み、過電流時
のモータ駆動中断処理が実行された後、ステップ418
に進む。この過電流時のモータ駆動中断処理も、第1実
施形態の中断処理(即ち図5のステップ312〜31
8)と同一であるので、説明を省略する。
【0052】ステップ418では、モータ駆動中断フラ
グFbがオンか否かが判定され、オンであればステップ
419に進み、オフであればそのままメインルーチンに
戻る。ステップ419では、判定タイマーT5が1(プ
ログラムの実行周期:10msに相当)だけインクリメ
ントされる。この判定タイマーT5は、モータMの駆動
を一時停止してからの経過時間を表す。ステップ420
において、判定タイマーT5が所定時間KT2を越えた
か否かが判定され、越えていなければそのままメインル
ーチンに戻る。判定タイマーT5が所定時間KT2を越
えた場合には、ステップ421に進み、モータMの駆動
停止時に電流検知回路により検出されたモータ電流I1
から駆動停止から所定時間KT2後に電流検知回路によ
り検出されたモータ電流Imを差し引いた値(I1−I
m)が所定値Ktと比較される。即ち、モータMの駆動
停止から所定時間経過するまでのモータ電流Imの低下
量が所定量と比較される。電流差(I1−Im)が所定
値Ktよりも大きい場合、即ちモータ電流Imの低下量
が大きい場合、回生電圧が急激に低下していると見な
し、ステップ422に進みモータロック異常と判定され
た後、ステップ423に進み警報ランプが点灯される。
一方、電流差(I1−Im)が所定値Kt以下の場合、
即ちモータ電流Imの低下量が小さい場合、電流検知回
路により検出されたモータ電流Imが実電流よりも高い
値に固定されていると見なし、ステップ424に進み、
電流検知回路の高電流異常と判定された後、ステップ4
25に進み警報ランプが点灯される。
【0053】なお、図8のステップ401において、圧
力スイッチPHが低圧信号を出力していない(即ち高圧
信号を出力している)と判定された場合には、ステップ
426に進み、起動タイマーT1、過電流タイマーT2
及び判定タイマーT5がリセットされると共に、モータ
駆動中断フラグFbがオフとされた後、メインルーチン
に戻る。また、ステップ402において、モータ駆動中
断フラグFbがオンであると判定されると、ステップ4
18にジャンプする。
【0054】図10は、第2実施形態に係る電流検知回
路判定及びモータロック判定の流れを説明したタイミン
グチャートであり、実線は電流検知回路異常の場合を示
し、点線はモータロック異常の場合を示す。なお、時刻
t0〜t3においては、第1実施形態と同じであるた
め、説明を省略する。
【0055】電流検知回路により検出されたモータ電流
Imの過電流を検知し、モータMの駆動を停止してから
(時刻t3)所定時間KT2後(時刻t4)に、モータ
M駆動停止から現時点までのモータ電流低下量(I1−
Im)が所定量Ktを越えているか否かが判定される。
実線で示すように電流Imが高電流のまま変化していな
い場合、即ち電流低下量(I1−Im)が所定量Kt以
下の場合は、電流検知回路が高電流異常と判定され、モ
ータMが再起動される。一方、点線で示すように電流低
下量(I1−Im)が所定量Ktを越えている場合は、
回生電圧の急激な低下のためモータ電流Imが急激に低
下したものと見なし、モータロック異常と判定され、モ
ータMの駆動停止が維持される。
【0056】電流検知回路異常の場合には、圧力スイッ
チPHの出力信号が低圧信号から高圧信号に切り換わっ
てから(時刻t5)所定時間Km経過後(時刻t6)、
モータMの駆動が停止される。なお、時刻t5後におい
ても、電流検知回路異常及びモータロック異常は記憶さ
れる。
【0057】なお、本実施形態においては、本発明に係
る流体圧源装置を車両用ブレーキ液圧制御装置に適用し
ているが、サスペンション制御装置等の他の装置にも適
用可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、電流検出手段が故障し
電流検出値が実電流値よりも高い値に固定された場合
に、モータロック異常と誤判定されるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体圧源装置を適用した本実施形態に
係る車両用ブレーキ液圧制御装置の全体構成図である。
【図2】本実施形態に係る電流検出回路を示す回路図で
ある。
【図3】図2のマイクロコンピュータが実行するプログ
ラムのメインルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図3のモータ制御の詳細を示すフローチャート
である。
【図5】図3の異常判定の第1実施形態を示すフローチ
ャートである。
【図6】図3の異常判定の第1実施形態(図5の続き)
を示すフローチャートである。
【図7】図5及び図6に示す電流検知回路判定及びモー
タロック判定の内容を説明するタイミングチャートであ
る。
【図8】図3の異常判定の第2実施形態を示すフローチ
ャートである。
【図9】図3の異常判定の第2実施形態(図8の続き)
を示すフローチャートである。
【図10】図8及び図9に示す電流検知回路判定及びモ
ータロック判定の内容を説明するタイミングチャートで
ある。
【図11】図1の圧力スイッチPHの特性を示すグラフ
である。
【図12】図1の圧力スイッチPLの特性を示すグラフ
である。
【符号の説明】
RS マスタリザーバ(リザーバ) HP 液圧ポンプ(ポンプ) ACC アキュムレータ PH 圧力スイッチ(圧力検出手段) ECU 電子制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H045 AA01 AA09 AA12 AA24 AA32 BA20 BA30 BA43 CA04 CA21 CA26 DA02 EA13 EA38 EA50 5H570 AA05 AA21 BB09 DD01 EE08 FF01 FF05 JJ03 JJ17 JJ18 JJ23 KK06 LL02 LL22 LL40 MM02 MM04 MM07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を貯蔵するリザーバと、前記リザー
    バ内の流体を吸入昇圧し吐出するポンプと、前記ポンプ
    より吐出された流体を蓄圧するアキュムレータと、前記
    ポンプを駆動する電動モータと、前記アキュムレータ内
    の流体圧が所定圧以下に低下したことを検出する圧力検
    出手段と、前記圧力検出手段により前記アキュムレータ
    内の流体圧が所定圧以下に低下したことが検出されたと
    きに前記電動モータを駆動するモータ制御手段と、前記
    電動モータに流れる電流を検出する電流検出手段と、前
    記電動モータに流れる電流に基づきモータロック異常を
    判定する異常判定手段とを備えた流体圧源装置におい
    て、 前記異常判定手段は、前記電動モータの駆動中に前記電
    動モータに流れる電流が所定の上限値を越えた場合に前
    記電動モータの駆動を停止し、所定時間後に前記電動モ
    ータを再起動し、その後の前記電動モータの電流の変化
    割合に基づきモータロック異常を判定するように構成さ
    れていることを特徴とする流体圧源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記異常判定手段は、前記電動モータを再起動してから
    設定時間内に前記電動モータの再起動時からの電流増加
    量が所定量を越えた場合にモータロック異常と判定し、
    前記電動モータの電流増加量が所定量を越えなかった場
    合に電流検出手段の異常と判定するように構成されてい
    ることを特徴とする流体圧源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記モータ制御手段は、前記異常判定手段がモータロッ
    ク異常と判定しているときには前記電動モータの駆動を
    禁止するように構成されていることを特徴とする流体圧
    源装置。
  4. 【請求項4】 流体を貯蔵するリザーバと、前記リザー
    バ内の流体を吸入昇圧し吐出するポンプと、前記ポンプ
    より吐出された流体を蓄圧するアキュムレータと、前記
    ポンプを駆動する電動モータと、前記アキュムレータ内
    の流体圧が所定圧以下に低下したことを検出する圧力検
    出手段と、前記圧力検出手段により前記アキュムレータ
    内の流体圧が所定圧以下に低下したことが検出されたと
    きに前記電動モータを駆動するモータ制御手段と、前記
    電動モータに流れる電流を検出する電流検出手段と、前
    記電動モータに流れる電流に基づきモータロック異常を
    判定する異常判定手段とを備えた流体圧源装置におい
    て、 前記異常判定手段は、前記電動モータの駆動中に前記電
    動モータに流れる電流が所定の上限値を越えた場合に前
    記電動モータの駆動を停止し、その後の前記電動モータ
    の電流の低下割合に基づきモータロック異常を判定する
    ように構成されていることを特徴とする流体圧源装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記異常判定手段は、前記電動モータの駆動停止から所
    定時間経過するまでの前記電動モータの電流低下量が所
    定量よりも大きい場合にモータロック異常と判定し、前
    記電動モータの電流低下量が所定量よりも小さい場合に
    電流検出手段の異常と判定するように構成されているこ
    とを特徴とする流体圧源装置。
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