JP3488933B2 - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
ブレーキ液圧制御装置Info
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Description
御装置、特にそのフェールセーフに関する機能を組み込
んだブレーキ液圧制御システムに関するものであり、よ
り詳しくは、アンチスキッド装置を利用して、後輪のブ
レーキ液圧を減圧するプロポーショニングバルブ(Pバ
ルブ)と同等の働きを行わせる場合に適用して好適なも
ので、そのアンチスキッド装置の正常でないときのフェ
ールセーフを可能ならしめたアンチスキッド制御装置に
関するものである。
ーキ圧系に、制動時の後輪のブレーキ液圧を前輪側に比
し減圧するプロポーショニングバルブ(Pバルブ)を介
挿することは、従来から行われている。一方、アンチス
キッド制御装置として、特開平5−278585号公報
(文献1)に記載されたものも知られている。開示され
たものは、アンチスキッド(ABS)装置を利用し、ブ
レーキング時、後輪ブレーキ液圧を減圧するよう制御す
ることで制動液圧の前後配分を行う(後輪ブレーキ液圧
を、前輪ブレーキ液圧に比し低下させるよう、制動力の
前後配分を行う)Pバルブ機能をもたせる。
うなアンチスキッド装置にあっては、そうしたアンチス
キッド装置の万が一の失陥、異常、故障などのときのフ
ェイル対応までは考慮していない。アンチスキッド装置
が、例えば車輪速度信号線が断線等によって正常でなく
なった場合、これを利用したPバルブ機能も正常ではな
くなり、そのPバルブ機能を失うと、結果、通常ブレー
キング時、制動液圧の前後配分が適正に行われないなど
という問題が生ずることとなる。
このような点から改良を加えようとするものであり、液
圧制御装置を利用してブレーキング時に後輪側の制動圧
を減圧制御するPバルブ相当の機能を有せしめてある場
合においても、たとえ万が一の失陥、故障等によるその
装置のフェイル時にあっても、制動液圧の前後配分が適
正に行われないといった事態に至るのを回避できるよう
にしようというものである。
ブレーキ液圧制御装置が提供される。即ち、ドライバの
ブレーキ操作に起因したブレーキ操作圧を発生するマス
ターシリンダと各車輪毎に配設され、ブレーキ操作圧の
供給により制動圧を発生させるホイールシリンダとの間
に配置し、前輪のホイールシリンダの制動圧を減圧する
前輪用減圧電磁弁と、後輪のホイールシリンダの制動圧
を減圧する後輪用減圧電磁弁と、該前輪用減圧電磁弁と
後輪用減圧電磁弁とに電源を供給する手段と、それら電
磁弁を駆動するコントロール系と、前記前輪用減圧電磁
弁が駆動された場合にホイールシリンダの制動圧が溜ま
る所定の容積を有する前輪用リザーバと、前記後輪用減
圧電磁弁が駆動された場合にホイールシリンダの制動圧
が溜まる所定の容積を有する後輪用リザーバとを含み、
制動時に後輪側の制動圧の減圧制御を行い、前後輪間で
の制動力差を発生させる液圧制御手段を有するブレーキ
液圧制御装置において、前記液圧制御手段のコントロー
ル系に入力される信号の異常に伴う故障の有無を判断す
る判断手段と、該判断手段による判断の結果、前記故障
が有ると判断された場合に、前記後輪用減圧電磁弁に電
源を供給して該後輪用減圧電磁弁を駆動させ、後輪側の
ホイールシリンダへ供給されるブレーキ操作圧の一部を
前記リザーバに逃して、後輪側の制動圧上昇を抑制する
手段とを設けたことを特徴とするブレーキ液圧制御装置
である。また、ドライバのブレーキ操作に起因したブレ
ーキ操作圧を発生するマスターシリンダと各車輪毎に配
設され、ブレーキ操作圧の供給により制動圧を発生させ
るホイールシリンダとの間に配置し、前輪のホイールシ
リンダの制動圧を減圧する前輪用減圧電磁弁と、後輪の
ホイールシリンダの制動圧を減圧する後輪用減圧電磁弁
と、該前輪用減圧電磁弁と後輪用減圧電磁弁とに電源を
供給する手段と、それら電磁弁を駆動するコントロール
系と、前記前輪用減圧電磁弁が駆動された場合にホイー
ルシリンダの制動圧が溜まる所定の容積を有する前輪用
リザーバと、前記後輪用減圧電磁弁が駆動された場合に
ホイールシリンダの制動圧が溜まる 所定の容積を有する
後輪用リザーバとを含み、制動時に後輪側の制動圧の減
圧制御を行い、前後輪間での制動力差を発生させるアン
チスキッド制御手段を有するブレーキ液圧制御装置にお
いて、前記アンチスキッド制御手段のコントロール系に
入力される信号の異常に伴う故障の有無を判断する判断
手段と、該判断手段による判断の結果、前記故障が有る
と判断された場合に、前記後輪用減圧電磁弁に電源を供
給して該後輪用減圧電磁弁を駆動させ、後輪側のホイー
ルシリンダへ供給されるブレーキ操作圧の一部を前記リ
ザーバに逃して、後輪側の制動圧上昇を抑制する手段と
を設けたことを特徴とするブレーキ液圧制御装置であ
る。
スキッド制御手段は、前輪のホイールシリンダの制動圧
を減圧する前輪用減圧電磁弁と、後輪のホイールシリン
ダの制動圧を減圧する後輪用減圧電磁弁と、該前輪用減
圧電磁弁と後輪用減圧電磁弁とに電源を供給する手段
と、それら電磁弁を駆動するコントロール系と、前記前
輪用減圧電磁弁が駆動された場合にホイールシリンダの
制動圧が溜まる所定の容積を有する前輪用リザーバと、
前記後輪用減圧電磁弁が駆動された場合にホイールシリ
ンダの制動圧が溜まる所定の容積を有する後輪用リザー
バとを含み、制動時に作動するスイッチと、前記前輪用
減圧電磁弁への電源供給を遮断する電源遮断手段と、前
記スイッチに連動して前記後輪用減圧電磁弁を駆動可能
とする駆動回路とを備えるとともに、前記判断手段によ
り前記故障が有ると判断された場合には、前記電源遮断
手段により前記前輪用減圧電磁弁への電源供給を遮断
し、前記スイッチに連動して前記駆動回路により前記後
輪用減圧電磁弁を駆動できるよう構成されてなることを
特徴とするブレーキ液圧制御装置である。また、前記駆
動回路は、ブレーキペダルを踏むと後輪用減圧電磁弁が
駆動され、所定時間後に駆動解除される回路であること
を特徴とするブレーキ液圧制御装置、及び前記スイッチ
は、ブレーキペダルの操作に連動するストップランプス
イッチであることを特徴とするブレーキ液圧制御装置で
ある。
トロール系に入力される信号が正常か否かを判断するこ
とでその前後輪間での制動力差を発生させる機能を発揮
し得るかどうかをみることができるとともに、たとえそ
れが正常でなくなった故障時等の場合においてさえも、
後輪側のホイールシリンダへ供給されるブレーキ操作圧
の一部をリザーバに逃し後輪の制動圧上昇を抑制するこ
とが可能で、よって、液圧制御装置を利用してPバルブ
制御を行わせる場合にそのフェイル時においてブレーキ
ング時の後輪ホイールシリンダの制動圧が大きくなりす
ぎてしまうといったことは、これを未然に防止し得、そ
れが原因で制動液圧の前後配分が適正に行われないなど
するのを適切に回避することを可能ならしめる。
輪の制動圧を減圧するPバルブと同等の働きを行わせる
場合のフェールセーフとして好適なものでアンチスキッ
ド制御手段のコントロール系に入力される信号の異常に
伴う故障の有無の判断の結果、故障が有ると判断された
場合に、後輪側のホイールシリンダへ供給されるブレー
キ操作圧の一部をリザーバに逃して、後輪側の制動圧上
昇を抑制するよう構成して、本発明は実施でき、同様に
上記のことを実現することを可能ならしめる。従ってま
た、この場合は、そのアンチスキッド装置が例えば車輪
速度信号線が断線等によって正常でなくなった場合に、
Pバルブ機能を失いこととなるような場合に対する効果
的なフェイル対策をも予め組み込まれアンチスキッド制
御装置を実現でき、かかるフェイルでも後輪早期ロック
防止が可能なシステムとすること可能を可能ならしめ
る。
ッド制御手段が、前輪のホイールシリンダの圧力を減圧
する前輪用減圧電磁弁と、後輪のホイールシリンダの制
動圧を減圧する後輪用減圧電磁弁と、該前輪用減圧電磁
弁と後輪用減圧電磁弁に電源を供給する手段と、それら
電磁弁を駆動するコントロール系と、該前輪用減圧電磁
弁が駆動された場合にホイールシリンダの制動圧が溜ま
る所定の容積を有する前輪用リザーバと、前記後輪用減
圧電磁弁が駆動された場合にホイールシリンダの制動圧
が溜まる所定の容積を有する後輪用リザーバとを含み、
制動時に作動するスイッチと、前記前輪用減圧電磁弁へ
の電源供給を遮断する電源遮断手段と、前記スイッチに
連動して前記後輪用減圧電磁弁を駆動可能とする駆動回
路とを更に備えるとともに、前記判断手段により前記故
障が有ると判断された場合には、前記電源遮断手段によ
り前記前輪用減圧電磁弁への電源供給を遮断し、前記ス
イッチに連動して前記駆動回路により前記後輪用減圧電
磁弁を駆動できるよう構成して、本発明は実施でき、同
様に上記のことを実現することを可能ならしめる。ま
た、この場合は、フェイル時には、前輪用減圧電磁弁側
への制御は禁止し得る一方、後輪用減圧電磁弁に対して
は、ドライバーの意思に基づく制動時には、その制動時
に作動するスイッチによりブレーキングに伴い後輪用減
圧電磁弁はこれを開くよう駆動回路で駆動可能であり、
これにより後輪側の液量を所定量だけリザーバに逃が
し、前輪側に比し後輪のマスターシリンダ液量が不足
し、後輪の制動圧上昇を抑えることが可能であり、かつ
また、コストアップの要因となるフェールセーフ用のバ
ルブをアクチュエータに追加するなどの対策に比べても
効果的なものとなる。また、この場合において、好まし
くは、前記駆動回路は、ブレーキペダルを踏むと後輪用
減圧電磁弁が駆動され、所定時間後に駆動解除される回
路として構成することができ、同様に上記のことを実現
することを可能ならしめるとともに、これにより、フェ
イル後における制動時において、ドライバーがブレーキ
ペダルを踏みっぱなしでも所定時間後に後輪用減圧弁電
磁弁への通電をカットさせる得て、その分電力の消費も
抑えることも可能ならしめる。好ましくはまた、前記ス
イッチは、ブレーキペダルの操作に連動するストップラ
ンプスイッチとでき、この場合は、ストップランプスイ
ッチを利用したより効果的な構成で簡単かつ低コスト
で、同様に上記のことを実現することを可能ならしめ
る。
る。図1及び図2は、本発明の一実施例システムの構成
を示すもので、図1は油圧回路の構成を、また、図2は
電気回路の構成を示す。なお、図1では、車両の1個の
車輪に係わるブレーキ液圧制御系のみを示すが、これは
説明を簡単にするためであって、従って、例えば前後輪
とも左右のブレーキ液圧(制動液圧)を独立に制御でき
る4チャンネル(CH)式のアンチスキッドシステムな
ら他の3チャンネル(系統)についても、また例えば、
前2輪は個々に後2輪は共通に制御する3チャンネル式
のアンチスキッドシステムなら他の2チャンネルについ
ても、図示構成に準じ同様のアクチュエータ構成のブレ
ーキ液圧制御系が存在する。
シリンダ(M/C)、3は車輪のホイールシリンダ(W
/C)をそれぞれ示す。マスターシリンダ2とホイール
シリンダ3との間には、車輪ロックを回避するためのA
BSアクチュエータが設けられる。図示例では、各チャ
ンネルごとに配される、コントローラ制御の減圧用電磁
弁14(ソレノイドバルブ)及びカット弁18を有し、
また、リザーバ16と、モータ15駆動のポンプ17と
を要素として含み、これらを図示のように配管、接続し
てABS油圧回路を構成するアンチスキッド装置が備わ
っている。
3へ至るブレーキ液圧系において、マスターシリンダ液
路は、これを弁18に接続し、弁18からはホイールシ
リンダ側の液路を経てホイールシリンダ3に至らしめ
る。ホイールシリンダ3に接続のホイールシリンダ液路
は途中から分岐し、分岐液路を電磁弁14を介してリサ
ーバ16に接続するとともに、ポンプ17を通して、上
流側のマスターシリンダ液路へ接続する。
アンチスキッド装置の増圧用電磁弁の代わりにカット弁
18を用いている(なお、後述の説明から明らかなよう
に、本発明は図1のアンチスキッド装置以外の、通常の
アンチスキッド装置(増圧電磁弁と減圧電磁弁を有す
る)に適用することもできる)。このカット弁18は、
電磁弁14が駆動されてホイールシリンダ3のホイール
シリンダ圧が減圧して、カット弁18の前後に圧力差が
生じるとマスターシリンダ2とホイールシリンダ3との
連通を断つ機構になっている。カット弁18(切り換え
弁)は、このように、ここでは、上流側(マスターシリ
ンダ側)と下流側(各ホイールシリンダ側)の差圧によ
り駆動されるものであり、絞りによる緩増圧をつくる。
また、電磁弁14は、ここでは、ON・OFF制御の2
位置電磁弁である。
けられるもので、常態(そのソレノイド14aへの非通
電状態)で図示の第1の位置にあってそのバルブ入出力
ポート間の接続、従って対応リザーバ16との接続を断
ち、その切り換え時、該入出力ポート間を接続する第2
の位置、従ってホイールシリンダ3を対応リザーバ16
へ接続させる位置をとる、2ポート2位置の電磁弁であ
る。これは、アンチスキッド制御時、対応ホイールシリ
ンダ3のブレーキ液(ブレーキ油)をリザーバ16に導
いてホイールシリンダ圧を減圧するのに用いられる。本
実施例制御では、かかる切り換え弁であるカット弁18
をマスターシリンダ2とホイールシリンダ3間の経路に
介挿するとともに、上記減圧用電磁弁14に対する駆動
制御をコントローラにより行うことにより、該当チャン
ネルにおいて、それぞれ対応車輪のホイールシリンダ3
につき、そのブレーキ液圧を個々に制御する。
下流側に差圧を生じない状態では絞りを作用させない位
置をとる。また、減圧電磁弁14はOFF時図示の閉位
置を維持する。かかる状態では、ブレーキぺダル1の踏
み込みにより各ホイールシリンダ3にマスターシリンダ
2からの液圧を供給される時、そのマスターシリンダ圧
はマスターシリンダ液路、カット弁18、及びホイール
シリンダ液路を通して各ホイールシリンダ3に伝わり、
よって、基本的には、各輪のブレーキ液圧が元圧である
マスターシリンダ液圧に向け増圧上昇し、各車輪は対応
するホイールシリンダ圧力に応じて個々に制動される。
の電磁弁14は、コントローラによりそれを開閉するよ
う作動させると、その開弁位置(駆動制御位置)では対
応リザーバ16への分岐液路を開通させ、対応ホイール
シリンダ3のブレーキ液は該リザーバ16へ導かれて抜
かれる。また、その閉弁位置(非駆動位置)をとる期間
は該リザーバ16との連通を断って上記のブレーキ液圧
の抜きを遮断する。かくして、こうした減圧電磁弁14
の開閉駆動制御で、ブレーキ液圧を対応リザーバ16へ
逃がして低下させる減圧状態となる。
ーキ液は、モータ15によって駆動されるポンプ17に
よってカット弁18の上流に戻される。そして、戻され
たブレーキ液は、増圧の用に供される。減圧電磁弁14
の作動による減圧によって対応ホイールシリンダ側液路
の圧がマスターシリンダ側液路より低下すると、カット
弁18はその上流側と下流側に差圧が生じて作動し、こ
れによりマスターシリンダ2と対応ホイールシリンダ3
との連通は絞りがついた連通に切り替わり、ホイールシ
リンダ圧は徐々に増圧されるものとなる。
力対応圧を発生するマスターシリンダ2はタンデムマス
ターシリンダであり、電磁弁14が故障して開きっぱな
しになっても、一般に、マスターシリンダ2の一方の室
2aの容積はリザーバ16の室16a(リザーバ室)の
容積より大きいため、ブレーキペタル操作後リザーバ1
6が満杯になれば、制動力が確保できる構成となってい
る。
の室3aの容積を考慮して、ホイールシリンダ3の圧力
が、後述する所定圧Ps(図3)になると、マスターシ
リンダ2の室2a内のピストンストロークがゼロになっ
て、それ以上の圧力上昇をしないようにマスターシリン
ダ2の室2aの容積は決定されている。
ポンプ駆動用モータ15は、コントローラの出力信号に
よって制御し、このコントローラには、車輪回転速度セ
ンサからの信号等を入力する。
4及びモータ15を駆動する電気回路を示している。図
示例では、3チャンネル3センサ型のABSの場合の構
成を例示してあり、コントローラ100には、左前輪
(FL)用の車輪速センサ51、右前輪(FR)用の車
輪速センサ52、及び左後輪(RL)並びに右後輪(R
R)用の車輪速センサ53のそれぞれが、車輪速センサ
信号線111,112及び113により接続され、それ
ら各センサからの検出車輪速情報が入力される。
演算処理回路と、該演算処理回路で実行されるアンチス
キッド制御、及び先に触れたPバルブ機能相当の制御等
の制御を実行するプログラム、及び演算結果等を格納す
る記憶回路と、減圧電磁弁14及びモータ5等に対する
駆動用制御信号のための出力回路等とを含んでなる。
左前輪用減圧電磁弁(14FL)ソレノイド14FL
a、右前輪用減圧電磁弁(14FR)ソレノイド14F
Ra、後2輪用減圧電磁弁(14R)ソレノイド14R
a、及びモータ15のほか、モータ電源供給用リレー3
0、減圧電磁弁電源供給用リレー40等を有する構成で
あり、電源(バッテリー)70とコントローラ100の
各制御出力端との間において、これらを、リレー制御線
121,141、電磁弁制御線131〜133、接続線
135〜137、141及び電源ライン151により図
示の如くに結線、接続してある。
御線131〜133のそれぞれについては、コントロー
ラ100内の出力回路の各制御端において、アース(ボ
ディアース)との接続/非接続(アースへの接続、及び
それからの切り離し)のいずれかの状態に選択的に切り
換えられるように、その切り換え制御がコントローラ1
00をもってなされるものとすることができる。
ーコイルが、リレー制御線141により電源70の電源
ライン151に接続してある。ポンプ駆動モータ15
は、該リレー30のノーマルオープン接点31を介して
電源ライン151とアース間に接続する。リレー制御線
141は、そのコントローラ側制御端がコントローラ1
00によりアース側へ切り換えられるとき、リレー30
のリレーコイルへの通電がなされるよう電源が印加され
てリレー30が作動し(従って、ポンプ駆動モータ15
に電源70から駆動電源の供給が行われ)、そのコント
ローラ側制御端がアース側から切り離されると、リレー
30のリレーコイルは非通電状態となる(従って、リレ
ー30は非作動状態へ復帰し、モータ15への電源供給
は断たれる)。このような通電、非通電の関係は、他の
制御線121,141及び制御線131,132,13
3のそれそれについても同様である。電磁弁電源供給用
リレー40については、そのリレーコイルが、リレー制
御線121により電源ライン151に接続してある。
14FRaのそれぞれの電磁弁制御線131,132
は、それぞれ図示のように、電磁弁ソレノイド14FL
a,14FRaを通して接続線135に接続されるとと
もに、その接続線135が電磁弁電源供給用リレー40
のノーマルオープン接点41を介して電源ライン151
接続される。
に関しては、アンチスキッド装置が正常でないと判断さ
れた場合に、マスターシリンダの後輪側のブレーキ液量
の一部をリザーバに逃して、後輪の圧力上昇を抑制する
よう、後輪用減圧電磁弁(14R)を開状態へ作動せし
めるべく、その通電回路を構成するようにする。ここで
は、このため、上記の前輪用電磁弁ソレノイド14FL
a,14FRaの場合と異なり、電磁弁制御線133
は、図示の如くに、後輪用電磁弁ソレノイド14Raを
通して電源70の電源ライン151へ直接に接続し、そ
して、該後輪用電磁弁ソレノイド14Raとコントロー
ラ側制御端との間の箇所に更に接続線136を接続し、
この接続ライン136は電磁弁電源供給用リレー40の
ノーマルクローズ接点41を介し、制動時に作動するス
イッチを有する回路へ接続するものとする。
ばブレーキぺダル1の操作に連動するスイッチを有する
ものとすることができ、ここでは、接続線137を通し
て、ストップランプ60及びストップランプスイッチ6
1によるストップランプ回路に接続してある。ストップ
ランプ回路は、図示のように、電源70にストップラン
プ60の一端を接続し、そのストップランプ60の他端
をストップランプスイッチ61を介してアースに接続し
てなる直列回路で構成されており、上記接続ライン13
7は、これらストップランプ60とストップランプスイ
ッチ61との接続点に接続されている。
実施例では、図2に示したような、アンチスキッド装置
の回路構成のものが接続されている。コントローラ10
0は、各系統の車輪速センサ51〜53からの入力情報
を基に車輪の制動ロックを防止すべく上記の各チャンネ
ルの電磁弁ソレノイド14FLa,14FRa,14R
aに対する通電/非通電制御(従って、左前輪用減圧電
磁弁(14FL)、右前輪用減圧電磁弁(14FR)、
後2輪用減圧電磁弁(14R)に対する駆動、非駆動制
御)をもってアンチスキッド制御を実行し、及び後輪の
ブレーキ液圧を減圧するプロポーショニングバルブと同
等の働きを行わせる制御を実行するほか、更には、コン
トローラ100は、アンチスキッド装置の正常か否かを
判断し、該当する時には、異常時対応の処理をも行う。
に述べておくと、これは、既知の、あるいは改良された
ABS制御内容のものであってよく、本例の如き3チャ
ンネル3センサ方式のABS制御の場合、基本的には、
各チャンネルごとの車輪速情報を得、車輪速より車体速
度を推定し、車輪加速度を用いる場合にあっては更に各
チャンネルごと車輪速より車輪加速度をも算出し、かか
る車輪速、車輪加速度、車体速度より例えば目標の増減
圧量を求め、対応車輪のホイールシリンダ液圧を制御す
ることで、制動時の車輪ロックを回避する制御を行うこ
とができる。
働きを行わせるPバルブ制御に関しては、次のようであ
る。図3は、理想制動力線、及びプロポーショニングバ
ルブの機能などを説明図であるが、制動時、前輪のホイ
ールシリンダ圧力と後輪のホイールシリンダ圧力とは、
同図に示すb線の如き特性関係のものが理想制動力線と
いわれており、これを実現するためにプロポーショニン
グバルブ(Pバルブ)を用いて前後配分を行う場合に
は、両者の関係は、例えばc線に示すような特性のもの
となっているのが一般的である。
圧力Psで折れている。なお、このようにするためのP
バルブがないと、両者の関係は、図中a線で示すような
関係になってしまい、その状態で、b線とc線が交わっ
た点より強くブレーキぺダルを踏むと、後輪はスリップ
率が大きくなり、車両は安定性が悪くなる。一方、理想
制動力線であるb線と、上記のPバルブを用いる場合の
c線とには図示のように差があり、これを解消するため
に、アンチスキッド装置を利用して、車輪がロックして
いなくとも(通常のブレーキ時であっても)、車輪速セ
ンサの情報を基に図のd線のようにする技術が知られて
いることは既に述べた通りである。
キ液圧を減圧するPバルブを別途設けずに、アンチスキ
ッド装置の利用で制動時の前後輪の制動力を理想制動力
線(b線)に近付ける制御が行えるものであるが、例え
ば車輪速センサ信号線の断線などが起きた場合におい
て、このとき、単に、以後そのアンチスキッド装置の電
磁弁の駆動を禁止するといった程度の対応の仕方に止ま
るのでは、アンチスキッド装置を利用してPバルブ制御
を行うこの場合にあっては、同時に、上記のPバルブ相
当の機能も失われることとなる結果、ブレーキング時に
おける前輪ホイールシリンダ圧力と後輪ホイールシリン
ダ圧力の関係は、例えば図3の上述したa線の特性のも
のに戻ってしまう。即ち、Pバルブがない場合の図中a
線で示すような関係になる。
障時にも、前輪ホイールシリンダ圧力と後輪ホイールシ
リンダ圧力の関係がa線で示すようなものに戻らないよ
うにと、フェールセーフ用のバルブを追加するといった
対策も考えられるが、しかし、そうしたa線に戻らない
ようにフェールセーフ用のバルブを追加するなどして対
策をするときは、そのために要するコストが必要とな
り、コストアップの要因ともなる。
0は、アンチスキッド制御と、更にはアンチスキッド制
御領域でない通常のブレーキング時でも上記のようなア
ンチスキッド装置を利用したPバルブ制御を行うもの
の、この場合において、万が一、アンチスキッド装置に
故障が発生したとしても、アンチスキッド装置が正常の
ときには後輪のABSアクチュエータの制御で得られて
いた図3の理想制動力線(b線特性)に近似したd線特
性のものから図のa線特性のものにはならないようにす
るため、アンチスキッド装置の正常、異常を検知して必
要な処理を選択する処理プログラム(例えば、図4参
照)を組み込むようにするのに加えて、仮にアンチスキ
ッド装置が正常でなくなった場合は、ブレーキペダル1
に連動して後輪用減圧電磁弁(14Ra)を開き、その
ブレーキング時におけるマスターシリンダ2からの後輪
側への液量を所定量だけ後輪用リザーバ16に逃がし、
後輪のブレーキ液圧上昇を抑えるようにする。
回路構成の場合にあっては、上述したようなフェールセ
ーフ用のバルブの油圧回路への追加などというコストの
かかる対策も不要で、これを簡易に実現するものとして
好適なものであり、アンチスキッド装置が故障しても、
コストアップがほとんどなく、図3のa線に戻らない構
成を実現し得るものとして示したものである。なお、図
3中の特性線eは、前述のように後輪ホイールシリンダ
3の圧力が所定圧Psになった場合に、それ以上の圧力
上昇をしないようマスターシリンダ2の室2aの容積を
設定した構成の場合において得られる特性を示すもので
ある。
その機能、作用等を具体的に説明する。図4は、コント
ローラ100による実行される異常判断処理ルーチンの
一例のフローチャートであり、この処理は、エンジン始
動後、一定時間ごとの定時割り込みで実行されるもので
あってよい。これによって、アンチスキッド装置の正
常、異常が常時監視される。また、図6は、図2と対比
して示す比較例としてのアンチスキッド装置の回路構成
を示すものである。
テップS201)、電磁弁電源供給用リレー作動(O
N)処理(ステップS202)、通常制御処理(ステッ
プS203)、電磁弁電源供給用リレー非作動(OF
F)処理(ステップS204)からなり、ステップS2
01でアンチスキッド装置が正常か否かが常に監視さ
れ、正常時はステップS202,ステップS203側が
選択され、異常時はこれらに代えてステップS204側
が選択される。正常時、異常時のそれぞれ内容は、次の
ようになる。
示の位置から電磁弁電源供給用リレー40を駆動(O
N)して(ステップS202)、前輪用減圧電磁弁ソレ
ノイド14FLa,14FRaの電源を確保する。リレ
ー40のノーマルオープン接点41は閉成し、かかる閉
成接点41を通してそれらソレノイド14FLa,14
FRaは電源70の電源ライン151へつながることに
なる。これにより、制動時、該当する制御場面になれ
ば、コントローラ100によりそれらソレノイド14F
La,14FRaの通電・非通電、即ちそれぞれの前輪
用減圧電磁弁(14FL,14FR)の制御(駆動、非
駆動)が可能になる。
aの電源は、リレー40のオン、オフにかかわらず確保
されている。リレー40のノーマルクローズ接点42は
リレー40のオンで図示の閉成状態から開成状態に切り
換わる。後輪用減圧電磁弁ソレノイド14Raの一方の
端は、直接電源ライン151とつながっている。従っ
て、コントローラ100によりこのソレノイド14Ra
の通電・非通電、即ち後輪用減圧電磁弁(14R)の制
御(駆動、非駆動)が可能である。
常の如く制御可能な正常時には、車輪速センサ50,5
1,52の情報を基に、車輪のロック防止制御(アンチ
スキッド制御)や制動力を理想制動力線(図3)に近付
ける制御(Pバルブ制御)が可能となる(ステップS2
03)。
回路状態において、何らかの原因(例えば、車輪速セン
サ信号線111〜113の断線や短絡など、車輪速検出
系の異常や故障等)で本アンチスキッド装置の異常が検
出されると、以後、コントローラ100は電磁弁電源供
給用リレー40の駆動を止める(ステップS201,S
204)。このリレー40がオフされると、リレー40
のノーマルオープン接点41は閉成状態から図2図示の
開成状態に切り換わる。よって、前輪用減圧電磁弁ソレ
ノイド14FLa,14FRaのいずれも電源70から
は切り離され、以後、電源供給を遮断される状態とな
り、結果、前輪用減圧電磁弁(14FL,14FR)
は、コントローラ100によるその制御(駆動、非駆
動)が禁止されることなる。
ルクローズ接点42は開成状態か図2図示の閉成状態に
切り換わり、このとき、図2に示すように、後輪側の減
圧電磁弁(14R)は、ストップランプスイッチ61に
連動して駆動できる構成になる。即ち、電源70→後輪
用減圧電磁弁制御線133→後輪用減圧電磁弁ソレノイ
ド14Ra→接続線136→閉成状態に切り換わったノ
ーマルクローズ接点42→接続線137→ストップラン
プ60の回路へ至る経路が形成されることとなり、その
ストップランプスイッチ61はアースに接続されてい
る。
ーがブレーキぺダル1を踏むと、次のようにして、ブレ
ーキング時に後輪ホイールシリンダ圧が大きくなりすぎ
るのを避けられる。即ち、正常な通常時には、後輪のA
BSアクチュエータを制御することにより、Pバルブと
同等の効果を出す一方で、フェイル時には、後輪側を減
圧状態としやはりPバルブ相当の効果を出すようにする
ことが可能である。
輪系統を示していると考えて(従って図1の車輪は後輪
であり、その減圧電磁弁14は後輪用減圧電磁弁14R
で、そのリザーバ16は後輪用リザーバ16Rであると
して)、油圧回路側はこの図で説明する。具体的には、
まず、ブレーキペタル1の踏み込みと同時に、図2にお
いて、ストップランプスイッチ61が閉成される結果、
ストップランプ60が点灯する一方、これに伴い、上記
した経路をもって電源70とアース間に後輪用減圧電磁
弁ソレノイド14Raを含む閉回路が成立し、該後輪用
減圧電磁弁ソレノイド14Raは通電し、図1において
後輪用電磁弁14R(14)がON(開弁)する(この
状態は、本実施例にあっては、ドライバーがブレーキペ
タル1を踏み込みんでいる間、継続されることはいうま
でもない)。
4R(14)はコントローラ100による制御でなく、
ブレーキングを意図したそのドライバー自身のブレーキ
ぺダル1の操作でON(駆動)させることができるので
あり、後輪用電磁弁14R(14)が開弁すると、マス
ターシリンダ2内の室2aのブレーキ液(ブレーキ油)
は、その開弁状態となった後輪用電磁弁14R(14)
を通し、後輪用リザーバ16R(16)の室16aに導
かれる。この間、後輪側のホイールシリンダ3の圧力は
上昇せず(このため、カット弁(切り換え弁)18R
(18)は切り替わって絞りが作用する)、他方、前輪
ブレーキ系統側についてはマスターシリンダ圧はそのま
ま伝わり、前輪側のホイールシリンダの圧力は、ブレー
キペタル1の踏み込みに応じて上昇することとなる。
の室16aが満杯なると、マスターシリンダ2内の室2
aのブレーキ油は、後輪側のホイールシリンダ3の室3
aに導かれ、後輪のホイールシリンダ圧力が上昇し始め
る。そして、本実施例では、後輪のホイールシリンダ圧
力が図3に示す圧力Psになると、マスターシリンダ2
内の室2aのブレーキ油を押すピストンがマスターシリ
ンダ2の一端面に当たり、それ以上の圧力上昇がしなく
なる。かくて、この場合は、前輪側ホイールシリンダ圧
力と後輪側ホイールシリンダ圧力との関係としては、図
3のe線に示すような特性のものを得ることができる。
アンチスキッド装置が正常でなくなった場合、ブレーキ
ペダル1に連動して後輪用減圧電磁弁14R(14)を
開き、マスターシリンダ2の後輪側の液量を所定量だけ
アンチスキッド装置の後輪用リザーバ16R(16)に
逃がし、結果として後輪のマスターシリンダ液量が不足
して、後輪の液圧上昇を所定値までに抑える構成とする
ことができ、このようにすることにより、アンチスキッ
ド装置を利用してPバルブ制御を行う場合にアンチスキ
ッド装置が故障したら後輪ホイールシリンダ圧力が大き
くなりすぎてしまうという問題を良好に解消することが
できる。
の図6のものは、左右前輪用電磁弁ソレノイド14FL
a,14FRa及び後輪用電磁弁ソレノイド14Raの
いずれもが、それぞれ図示のように、その電磁弁制御線
131,132及び133により電磁弁ソレノイド14
FLa,14FRa及び電磁弁ソレノイド14Raを通
して接続線135に接続され、その接続線135が電磁
弁電源供給用リレー40のノーマルオープン接点41を
介して電源ライン151接続される構成のものである。
従って、たとえ、本実施例の図2の場合のようにコント
ローラ100にアンチスキッド装置が正常か否かを判断
する機能を組み込み、異常時には電磁弁電源供給用リレ
ー40をオフするようにしても、アンチスキッド装置を
利用して、制動力特性を図3のb線の理想制動力線に近
付ける制御(Pバルブ制御)を行うものであるときは、
例えば車輪速センサ信号線111〜113の断線などが
起きると、コントローラ100はアンチスキッド装置が
異常であると判断して、以後電磁弁(14FL,14F
R,14R)の駆動を禁止するものの、このため、図3
のa線に戻ってしまう。
うに、たとえ車輪速センサ信号線111〜113の断線
などが起きても、図3のa線に戻ってしまうという事態
を確実に防ぐことができる。しかも、このフェイルセー
フを簡単にかつ低コストで実現をすることもができる。
故障時、図3のa線特性に戻らないようにと、既述した
ようなコストアップの要因となるフェールセーフ用のバ
ルブを追加するなどしないでもよいことは勿論、図2の
電気回路の回路構成と図6の場合のそれとの対比からも
分かるように、電磁弁電源供給用リレー40等の使用要
素については、図6の場合のものと同様でありながら、
図2に示したように接続の仕方を工夫し、該リレー40
のノーマルクローズ接点42を使い、また接続線13
6,137を追加するだけで、ストップランプ60とス
トップランプ61の回路部分を活用して、図2のような
接続構成とすることによって狙いを実現できており、従
って、コストアップがほとんどなく、安価に構成し、容
易に導入できるフェイル対策となっていることが、この
ことからも分かる。
始めに(リザーバ16R(16)が満杯になるまで)に
おいて、わずかに後輪圧力上昇が遅れることを示してい
るが、車両として実質的に大きな影響はないものであ
る。
のようにして実施することもできる。図2において、接
続線136,137を削除し、後輪用電磁弁ソレノイド
14Raは電磁弁制御線136により直接に電源70に
結線しておくままとする一方、コントローラ100には
ブレーキスイッチからの信号も入力する。そして、コン
トローラ100は、図4の制御ルーチンでアンチスキッ
ド装置の異常を検出し、電磁弁電源供給用リレー40を
非作動とした場合(ステップS201,S204)に
は、以後、ブレーキスイッチからのON信号が入力され
れば、後輪用電磁弁ソレノイド14Raをそれに合わせ
て導通制御するようする。この態様の場合には、その導
通制御のための処理を、図4のステップS204に続く
ステップS205として組み込めばよい。本発明は、こ
のようにして実施してもよい。
実施例(第2実施例)である。上記で説明してきたもの
が、マスターシリンダとホイールシリンダ間にあって、
少なくとも車輪回転速度センサの信号に基づいてホイー
ルシリンダの液圧を制御するアンチスキッド装置であっ
て、後輪のホイールシリンダの圧力を減圧する後輪用減
圧電磁弁と、電磁弁を駆動するコントローラと、前記後
輪用減圧電磁弁が駆動された場合にホイールシリンダの
ブレーキ油が溜まる所定の容積を持った後輪用リザーバ
と、本アンチスキッド装置が正常か否かを判断する判断
手段とからなり、本アンチスキッド装置が正常でないと
判断された場合には、前記後輪用減圧電磁弁を開状態に
するようにした場合の例であったのに対し、本実施例
は、マスターシリンダとホイールシリンダ間にあって、
少なくとも車輪回転速度センサの信号に基づいてホイー
ルシリンダの液圧を制御するアンチスキッド装置であっ
て、前輪のホイールシリンダの圧力を減圧する前輪用減
圧電磁弁と、後輪のホイールシリンダの圧力を減圧する
後輪用減圧電磁弁と、これら電磁弁に供給される電源
と、これら電磁弁を駆動するコントローラと、前記前、
後輪用減圧電磁弁が駆動された場合にホイールシリンダ
のブレーキ油が溜まる所定の容積を持った前、後輪用リ
ザーバと、ブレーキペダルの操作に連動するストップラ
ンプスイッチと、本アンチスキッド装置が正常が否かを
判断する判断手段と、前記前輪用減圧電磁弁への電源供
給を遮断する電源遮断手段と、前記ストラップランプス
イッチに連動して前記後輪用減圧電磁弁を駆動可能とす
る駆動回路とからなり、本アンチスキッド装置が正常で
ないと判断された場合には、前記前輪用減圧電磁弁への
電源供給を遮断し、ストップランプスイッチに連動して
前記後輪用減圧電磁弁を駆動できるようにするととも
に、前記駆動回路として、ブレーキペダルを踏むと後輪
用減圧電磁弁が駆動され、所定時間後に駆動解除される
回路とするようにする場合の例である。
電気回路構成の一例を示すものである。本実施例は、図
2の場合のものとは、電磁弁電源供給用リレー40のノ
ーマルクローズ接点42とストップランプ回路との接続
線137の部分に、図5図示のように抵抗R、コンデン
サC及びダイオードDからなる回路が更に組み込まれて
いる点が異なる。他の構成部分については、油圧回路部
分を含めて、前記実施例と同様であってよい。
ンチスキッド装置が正常でない場合において、前記した
のと同様に、電源70→後輪用減圧電磁弁制御線133
→後輪用減圧電磁弁ソレノイド14Ra→接続線136
→閉成状態に切り換わったノーマルクローズ接点42→
接続線137→オン状態のストップランプスイッチ61
→アースの経路が形成されるとき、その抵抗R及びコン
デンサCの抵抗値及び容量により定まる時定数に応じた
所定の一定時間の間だけ、後輪用減圧電磁弁ソレノイド
14Raへの通電(従って、後輪用減圧電磁弁(14
R)の開弁)を行わしめる手段として機能させることが
できる。
対し、更に、後輪用電磁弁(14R)をストップランプ
スイッチ61で駆動する回路上に、抵抗R、コンデンサ
C、ダイオードDを利用して、ブレーキペダル1が踏み
込まれてから所定時間で後輪用電磁弁(14R)への通
電をカットする回路を追加したものである。即ち、ブレ
ーキペダル1を踏むと後輪用減圧電磁弁(14R)が駆
動され、所定時間後に駆動解除されることとなる。これ
により、本実施例によると、前記実施例と同様の作用効
果を奏するのに加え、アンチスキッド装置が故障した
後、ブレーキペダル踏みっぱなしでも所定時間後に後輪
用電磁弁4cへの通電がカットされるため、無用の電力
の消費が抑えられる利点がある。
例の変形例と同様の態様で実施することもできる。例え
ば、前記変形例で述べたステップS205の処理に、更
に、上記と同様に機能を実現するためのタイマ処理を組
み合わせればよい。この場合は、電気回路の構成として
は、前記した利点を有する図2の構成の場合のもので
も、プログラム処理で、図6の実施例によるものと同様
の利点を得ることができ、この点でより有利なものとな
る。
されるものではない。例えば、本発明は、先にも触れた
ように、図1に示すABSアクチュエータ構成のアンチ
スキッド装置以外でも、例えば通常のアンチスキッド装
置(例えば、増圧電磁弁と減圧電磁弁を有する構成のも
の)、及びその他のアンチスキッド装置にも適用するこ
ともできることはいうまでもない。
組合せ使用することで、減圧、保圧、増圧をするものに
限らず、例えば、減圧、保圧、増圧制御可能なON・O
FF制御型の3位置電磁弁を各チャンネルごと1個使用
し、その減圧位置の時、対応ホイールシリンダ液圧を減
圧し、その保圧位置の時対応ホイールシリンダ液圧を保
持し、その増圧位置の時対応ホイールシリンダ液圧を増
圧するタイプの電磁弁を使用する場合にも適用可能であ
る。また、3チャンネルABSに限らず、その他4チャ
ンネルABSのものの場合にも同様に適用できることも
いうまでもない。
輪用電磁弁14(14R)を開状態にしたが、機械的に
開状態にしてもよい。また、実施例ではブレーキペダル
1に連動する方式を説明したが、「故障時に、マスター
シリンダの後輪側の油量の一部をリザーバに逃して、後
輪の圧力上昇を抑制する」というのが本技術の本質であ
るから、ブレーキペダル1との連動については他の方式
でもよいことは勿論である。
後輪のブレーキ液圧を減圧するPバルブと同等の働きを
実現させるPバルブ制御を行う場合の車両搭載ブレーキ
液圧制御システムに広く適用可能であって、その装置に
よるPバルブ相当機能が装置の正常な作動、制御を期待
できなくなる故障や異常の発生により低下、あるいは停
止するなどするとき、この場合においても、本発明に従
えば、そのPバルブ機能を失うことで後輪制動力が大き
くなりすぎる(後輪ホイールシリンダ圧が大きくなりす
ぎる)がゆえに制動時に制動液圧の前後配分が適正に行
われない、といった事態にまで至るのを避けることがで
きるのであり、そのフェールセーフとして実施可能であ
る。
てブレーキング時に後輪側の制動圧を減圧制御するPバ
ルブ相当の機能を有せしめてある場合においても、たと
え万が一の失陥、故障等によるその装置の適切なフェイ
ル対応を行い得て、液圧制御装置が正常か否かを判断す
ることでその前後輪間での制動力差を発生する機能を発
揮し得るかどうかをみることができるとともに、たとえ
それが正常でなくなった故障時等の場合においてさえ
も、後輪側のホイールシリンダへ供給されるブレーキ操
作圧の一部をリザーバに逃し後輪の制動圧上昇を抑制す
ることが可能であり、よって、液圧制御装置を利用して
Pバルブ制御を行わせる場合にそのフェイル時において
ブレーキング時の後輪ホイールシリンダの制動圧が大き
くなりすぎてしまうといったことは、これを未然に防止
し得、それが原因で制動時の制動液圧の前後配分が適正
に行われないなどするのを適切に回避することができ
る。
輪の制動圧を減圧するPバルブと同等の働きを行わせる
場合のフェールセーフとして好適なものが提供でき、同
様にして、本発明は実施でき、同様に上記を実現するこ
とができる。従ってまた、この場合は、そのアンチスキ
ッド装置が例えば車輪速度信号線が断線等によって正常
でなくなった場合に、Pバルブ機能を失いこととなるよ
うな場合に対する効果的なフェイル対策をも予め組み込
まれアンチスキッド制御装置を実現でき、かかるフェイ
ルでも後輪早期ロック防止が可能なシステムとすること
が可能となる。
制御手段が、前輪のホイールシリンダの制動圧を減圧す
る前輪用減圧電磁弁と、後輪のホイールシリンダの制動
圧を減圧する後輪用減圧電磁弁と、該前輪用減圧電磁弁
と後輪用減圧電磁弁に電源を供給する手段と、それら電
磁弁を駆動するコントロール系と、該前輪用減圧電磁弁
が駆動された場合にホイールシリンダの制動圧が溜まる
所定の容積を有する前輪用リザーバと、前記後輪用減圧
電磁弁が駆動された場合にホイールシリンダの制動圧が
溜まる所定の容積を有する後輪用リザーバとを含み、制
動時に作動するスイッチと、前記前輪用減圧電磁弁への
電源供給を遮断する電源遮断手段と、前記スイッチに連
動して前記後輪用減圧電磁弁を駆動可能とする駆動回路
とを更に備えるとともに、判断手段により前記故障が有
ると判断された場合には、前記電源遮断手段により前記
前輪用減圧電磁弁への電源供給を遮断し、前記スイッチ
に連動して前記駆動回路により前記後輪用減圧電磁弁を
駆動できるよう構成して、本発明は実施でき、同様に上
記を実現することができる。また、この場合は、フェイ
ル時には、前輪用減圧電磁弁側への制御は禁止し得る一
方、後輪用減圧電磁弁に対しては、ドライバーの意思に
基づく制動時には、その制動時に作動するスイッチによ
りブレーキングに伴い後輪用減圧電磁弁はこれを開くよ
う駆動回路で駆動可能であり、これにより後輪側の液量
を所定量だけリザーバに逃がし、前輪側に比し後輪のマ
スターシリンダ液量が不足し、後輪の制動圧上昇を抑え
ることが可能であり、かつまた、コストアップの要因と
なるフェールセーフ用のバルブをアクチュエータに追加
するなどの対策に比べても効果的なものとなる。
記駆動回路は、ブレーキペダルを踏むと後輪用減圧電磁
弁が駆動され、所定時間後に駆動解除される回路として
構成することができ、同様に上記を実現することができ
るとともに、これにより、フェイル後における制動時に
おいて、ドライバーがブレーキペダルを踏みっぱなしで
も所定時間後に後輪用減圧弁電磁弁への通電をカットさ
せ得て、その分電力の消費も抑えることも可能となる。
好ましくはまた、前記スイッチは、ブレーキペダルの操
作に連動するストップランプスイッチとでき、この場合
は、ストップランプスイッチを利用したより効果的な構
成で簡単かつ低コストで、同様に上記を実現することが
でき、容易にフェイルセーフを導入できる効果は大であ
る。
るブレーキ圧系の油圧構成を示す図である。
示す図である。
する図である。
御プログラムの一例を示すフローチャートである。
路構成の例を示す図である。
る。
ド 14Ra 後輪用減圧電磁弁ソレノイド 15 モータ 16 リザーバ 17 ポンプ 18 カット弁(切り換え弁) 30 モータ電源供給用リレー 31 ノーマルオープン接点 40 電磁弁電源供給用リレー 41 ノーマルオープン接点 42 ノーマルクローズ接点 51,52,53 車輪速センサ(車輪回転速度セン
サ) 60 ストップランプスイッチ 70 電源(バッテリ) 100 コントローラ 111〜113 車輪速信号線 121 リレー制御線 131〜133 電磁弁制御線 135〜137 接続線 141 リレー制御線 151 電源ライン
Claims (4)
- 【請求項1】 ドライバのブレーキ操作に起因したブレ
ーキ操作圧を発生するマスターシリンダと各車輪毎に配
設され、ブレーキ操作圧の供給により制動圧を発生させ
るホイールシリンダとの間に配置し、前輪のホイールシ
リンダの制動圧を減圧する前輪用減圧電磁弁と、後輪の
ホイールシリンダの制動圧を減圧する後輪用減圧電磁弁
と、該前輪用減圧電磁弁と後輪用減圧電磁弁とに電源を
供給する手段と、それら電磁弁を駆動するコントロール
系と、前記前輪用減圧電磁弁が駆動された場合にホイー
ルシリンダの制動圧が溜まる所定の容積を有する前輪用
リザーバと、前記後輪用減圧電磁弁が駆動された場合に
ホイールシリンダの制動圧が溜まる所定の容積を有する
後輪用リザーバとを含み、制動時に後輪側の制動圧の減
圧制御を行い、前後輪間での制動力差を発生させる液圧
制御手段を有するブレーキ液圧制御装置において、 前記液圧制御手段のコントロール系に入力される信号の
異常に伴う故障の有無を判断する判断手段と、 該判断手段による判断の結果、前記故障が有ると判断さ
れた場合に、前記後輪用減圧電磁弁に電源を供給して該
後輪用減圧電磁弁を駆動させ、後輪側のホイールシリン
ダへ供給されるブレーキ操作圧の一部を前記リザーバに
逃して、後輪側の制動圧上昇を抑制する手段とを設け、 前記液圧制御手段は、 制動時に作動するスイッチと、 前記前輪用減圧電磁弁への電源供給を遮断する電源遮断
手段と、 前記スイッチに連動して前記後輪用減圧電磁弁を駆動可
能とする駆動回路とを備えるとともに、 前記判断手段により前記故障が有ると判断された場合に
は、前記電源遮断手段により前記前輪用減圧電磁弁への
電源供給を遮断し、前記スイッチに連動して前記駆動回
路により前記後輪用減圧電磁弁を駆動できるよう構成さ
れてなる ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項2】 ドライバのブレーキ操作に起因したブレ
ーキ操作圧を発生するマスターシリンダと各車輪毎に配
設され、ブレーキ操作圧の供給により制動圧を発生させ
るホイールシリンダとの間に配置し、前輪のホイールシ
リンダの制動圧を減圧する前輪用減圧電磁弁と、後輪の
ホイールシリンダの制動圧を減圧する後輪用減圧電磁弁
と、該前輪用減圧電磁弁と後輪用減圧電磁弁とに電源を
供給する手段と、それら電磁弁を駆動するコントロール
系と、前記前輪用減圧電磁弁が駆動された場合にホイー
ルシリンダの制動圧が溜まる所定の容積を有する前輪用
リザーバと、前記後輪用減圧電磁弁が駆動された場合に
ホイールシリンダの制動圧が溜まる所定の容積を有する
後輪用リザーバとを含み、制動時に後輪側の制動圧の減
圧制御を行い、前後輪間での制動力差を発生させるアン
チスキッド制御手段を有するブレーキ液圧制御装置にお
いて、 前記アンチスキッド制御手段のコントロール系に入力さ
れる信号の異常に伴う故障の有無を判断する判断手段
と、 該判断手段による判断の結果、前記故障が有ると判断さ
れた場合に、前記後輪用減圧電磁弁に電源を供給して該
後輪用減圧電磁弁を駆動させ、後輪側のホイールシリン
ダへ供給されるブレーキ操作圧の一部を前記リザーバに
逃して、後輪側の制動圧上昇を抑制する手段とを設け、前記アンチスキッド制御手段は、 制動時に作動するスイッチと、 前記前輪用減圧電磁弁への電源供給を遮断する電源遮断
手段と、 前記スイッチに連動して前記後輪用減圧電磁弁を駆動可
能とする駆動回路とを備えるとともに、 前記判断手段により前記故障が有ると判断された場合に
は、前記電源遮断手段により前記前輪用減圧電磁弁への
電源供給を遮断し、前記スイッチに連動して前記駆動回
路により前記後輪用減圧電磁弁を駆動できるよう構成さ
れてなる ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項3】 前記駆動回路は、ブレーキペダルを踏む
と後輪用減圧電磁弁が駆動され、所定時間後に駆動解除
される回路であることを特徴とする請求項1または2に
記載のブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項4】 前記スイッチは、ブレーキペダルの操作
に連動するストップランプスイッチであることを特徴と
する請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブレーキ液
圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32546294A JP3488933B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | ブレーキ液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32546294A JP3488933B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | ブレーキ液圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08175369A JPH08175369A (ja) | 1996-07-09 |
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