JP2001240789A - 消去可能な固形描画材 - Google Patents
消去可能な固形描画材Info
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- JP2001240789A JP2001240789A JP2000055005A JP2000055005A JP2001240789A JP 2001240789 A JP2001240789 A JP 2001240789A JP 2000055005 A JP2000055005 A JP 2000055005A JP 2000055005 A JP2000055005 A JP 2000055005A JP 2001240789 A JP2001240789 A JP 2001240789A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 筆跡が容易に消去可能な固形描画材を提供す
ること。 【解決手段】 着色材と脂肪酸エステルと形成材とを少
なくとも含み、且つ脂肪酸エステルの配合量が固形描画
材全量に対して5〜40重量%である事を特徴とする消
去可能な固形描画材。
ること。 【解決手段】 着色材と脂肪酸エステルと形成材とを少
なくとも含み、且つ脂肪酸エステルの配合量が固形描画
材全量に対して5〜40重量%である事を特徴とする消
去可能な固形描画材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固形描画材に関
し、更に詳細には、ホワイトボード、カラーボード、ガ
ラス、ホーロー板、プラスチック板などの非吸収面に筆
記した筆跡が紙、布、白板消し等により消去可能な固形
描画材に関するもである。
し、更に詳細には、ホワイトボード、カラーボード、ガ
ラス、ホーロー板、プラスチック板などの非吸収面に筆
記した筆跡が紙、布、白板消し等により消去可能な固形
描画材に関するもである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホワイトボード、カラーボード、
ガラス、ホーロー板、プラスチック板などの非吸収面に
筆記した文字を紙、布、白板消し等により消去可能な筆
記具としてはホワイトボード用マーカーが知られてい
る。このホワイトボード用マーカーは、顔料、樹脂、剥
離材、溶剤より少なくともなるインキを内蔵したペン型
の筆記具である。この種の筆記具には揮発性の有機溶剤
を含む油性インキまたは水を含む水性インキが知られて
いる。これらの筆跡は、半乾燥状態から完全乾燥をへて
長期間放置された後までの種々の状態に於いて乾式の消
去具にて擦過することによって、消去を行っていた。し
かしながら、筆跡の消去時において、非吸収面の表面状
態及び筆跡の乾燥状態によっては、消去具が筆跡を伸ば
してしまい、表面が汚れるため消去不良を起こし、何度
も擦過しなければならないことが知られている。この消
去不良は、溶剤を含むインキを用いているためである。
上記のような溶剤を用いない型の消去可能な筆記具とし
て、少なくとも体質材、ワックス状物質、滑剤及び顔料
からなる固形筆記具において、可塑剤がリン酸エステル
系化合物または/及びジカルボン酸エステル系化合物を
固形粉末100重量部に対して5〜100重量部配合さ
れた固形ボードマーカーを要旨とする特開平8−129
17号公報が提案されている。
ガラス、ホーロー板、プラスチック板などの非吸収面に
筆記した文字を紙、布、白板消し等により消去可能な筆
記具としてはホワイトボード用マーカーが知られてい
る。このホワイトボード用マーカーは、顔料、樹脂、剥
離材、溶剤より少なくともなるインキを内蔵したペン型
の筆記具である。この種の筆記具には揮発性の有機溶剤
を含む油性インキまたは水を含む水性インキが知られて
いる。これらの筆跡は、半乾燥状態から完全乾燥をへて
長期間放置された後までの種々の状態に於いて乾式の消
去具にて擦過することによって、消去を行っていた。し
かしながら、筆跡の消去時において、非吸収面の表面状
態及び筆跡の乾燥状態によっては、消去具が筆跡を伸ば
してしまい、表面が汚れるため消去不良を起こし、何度
も擦過しなければならないことが知られている。この消
去不良は、溶剤を含むインキを用いているためである。
上記のような溶剤を用いない型の消去可能な筆記具とし
て、少なくとも体質材、ワックス状物質、滑剤及び顔料
からなる固形筆記具において、可塑剤がリン酸エステル
系化合物または/及びジカルボン酸エステル系化合物を
固形粉末100重量部に対して5〜100重量部配合さ
れた固形ボードマーカーを要旨とする特開平8−129
17号公報が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】筆跡消去性の低さであ
る。上記、特開平8−12917号公報に記載されてい
る固形描画材は、消去具で消そうとしたとき、非吸収面
の凹凸に着色材が入り込んでしまい何度も強く擦過する
必要があった。本発明は、容易に消去可能な固形描画材
を提供することを課題とする。
る。上記、特開平8−12917号公報に記載されてい
る固形描画材は、消去具で消そうとしたとき、非吸収面
の凹凸に着色材が入り込んでしまい何度も強く擦過する
必要があった。本発明は、容易に消去可能な固形描画材
を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、着色材と脂肪
酸エステルと形成材とを少なくとも含み、且つ脂肪酸エ
ステルの配合量が固形描画材全量に対して5〜40重量
%である事を特徴とする消去可能な固形描画材を要旨と
するものである。
酸エステルと形成材とを少なくとも含み、且つ脂肪酸エ
ステルの配合量が固形描画材全量に対して5〜40重量
%である事を特徴とする消去可能な固形描画材を要旨と
するものである。
【0005】以下本発明の各成分について詳細に説明す
る。着色材は従来知られている顔料を用いる。具体的に
は、アゾ系顔料、縮合系ポリアゾ系顔料、インジゴ系顔
料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、チオ
インジゴ系顔料、などの有機顔料や、酸化チタン、カー
ボンブラック、鉄黒、弁柄、酸化亜鉛、重質炭酸カルシ
ウム、軽質炭酸カルシウム、クレイ、タルク、珪藻土な
どの無機顔料や、アルミニウム粉末、真鍮粉末などの金
属粉顔料や、これらの顔料と樹脂粉体とを組み合わせた
着色加工粉体、蛍光顔料及びパール顔料などが挙げられ
る。これらの着色材は、1種又は2種以上混合して使用
することができ、その使用量は固形描画材全量に対して
10〜80重量%が好ましい。
る。着色材は従来知られている顔料を用いる。具体的に
は、アゾ系顔料、縮合系ポリアゾ系顔料、インジゴ系顔
料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、チオ
インジゴ系顔料、などの有機顔料や、酸化チタン、カー
ボンブラック、鉄黒、弁柄、酸化亜鉛、重質炭酸カルシ
ウム、軽質炭酸カルシウム、クレイ、タルク、珪藻土な
どの無機顔料や、アルミニウム粉末、真鍮粉末などの金
属粉顔料や、これらの顔料と樹脂粉体とを組み合わせた
着色加工粉体、蛍光顔料及びパール顔料などが挙げられ
る。これらの着色材は、1種又は2種以上混合して使用
することができ、その使用量は固形描画材全量に対して
10〜80重量%が好ましい。
【0006】脂肪酸エステルは、各種合成樹脂の可塑
剤、滑剤として工業的に使用されているものであり、本
発明においては、筆記した筆跡を消去するときに、筆跡
を非吸収面から容易に剥離させる性質を付与させるもの
として用いられている。脂肪酸エステルは、脂肪酸とア
ルコールとの脱水反応によって得られるものであり、脂
肪酸としては、ミリスチン酸やパルミチン酸などの一塩
基酸が用いられ、アルコールとしては、エチルアルコー
ルやプロピルアルコールなどの1価アルコールが用いら
れる。
剤、滑剤として工業的に使用されているものであり、本
発明においては、筆記した筆跡を消去するときに、筆跡
を非吸収面から容易に剥離させる性質を付与させるもの
として用いられている。脂肪酸エステルは、脂肪酸とア
ルコールとの脱水反応によって得られるものであり、脂
肪酸としては、ミリスチン酸やパルミチン酸などの一塩
基酸が用いられ、アルコールとしては、エチルアルコー
ルやプロピルアルコールなどの1価アルコールが用いら
れる。
【0007】脂肪酸エステルの具体例としては、ミリス
チン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソ
ステアリン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ステ
アリン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプ
ロピル、オリーブオレイン酸エチル、ミリスチン酸ミリ
スチル、パルミチン酸セチル、イソオクタン酸セチル、
ミリスチン酸イソセチル、ステアリン酸イソセチル、パ
ルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデ
シル、イソステアリン酸イソセチル、ネオデカン酸オク
チルドデシル等が挙げられる。これらの脂肪酸エステル
は、1種又は2種以上混合して使用することができ、そ
の使用量は固形描画材全量に対して5〜40重量%であ
ることが必要である。使用量が5重量%より少ない場
合、筆記不能となり、40重量%より多い場合は、固形
描画材として形成できない。
チン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソ
ステアリン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ステ
アリン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプ
ロピル、オリーブオレイン酸エチル、ミリスチン酸ミリ
スチル、パルミチン酸セチル、イソオクタン酸セチル、
ミリスチン酸イソセチル、ステアリン酸イソセチル、パ
ルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデ
シル、イソステアリン酸イソセチル、ネオデカン酸オク
チルドデシル等が挙げられる。これらの脂肪酸エステル
は、1種又は2種以上混合して使用することができ、そ
の使用量は固形描画材全量に対して5〜40重量%であ
ることが必要である。使用量が5重量%より少ない場
合、筆記不能となり、40重量%より多い場合は、固形
描画材として形成できない。
【0008】形成材とは、固形描画材の形状を形作る為
の機能を有するものであって、一般に、ワックス、ゲル
化剤、粘土鉱物といったものを用いることができる。そ
の具体例は、以下の通りである。ワックスは、蜜ろう、
鯨ろう、虫白ろう等の動物系ワックス、キャンデリラワ
ックス、カルナバワックス、木ろう等の植物系ワック
ス、モンタンワックス、オゾケライト等の鉱物系ワック
ス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワック
ス等の石油系ワックスといった天然ワックスや、フィッ
シャートロプシュワックス、低分子量ポリエチレン及
び、これらの誘導体、セチルアルコール、ステアリン
酸、ポリエチレングリコールセテアレート、カスターワ
ックス、ジヘプタデシルケトン等の合成ワックス等が挙
げられる。ゲル化剤は、N−アシル−L−グルタミン酸
−α、β−ジ−n−ブチルアミド、ジベンジリデン−D
−ソルビトール等が挙げられる。粘土鉱物は、ベントナ
イト、スメクタイト、モンモリロナウイト、ビーデライ
ト、ノントライト、ヘクトライト、サポナイト等が挙げ
られる。これらの形成材は目的に応じてそれぞれ単独或
いは複数混合して使用できる。
の機能を有するものであって、一般に、ワックス、ゲル
化剤、粘土鉱物といったものを用いることができる。そ
の具体例は、以下の通りである。ワックスは、蜜ろう、
鯨ろう、虫白ろう等の動物系ワックス、キャンデリラワ
ックス、カルナバワックス、木ろう等の植物系ワック
ス、モンタンワックス、オゾケライト等の鉱物系ワック
ス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワック
ス等の石油系ワックスといった天然ワックスや、フィッ
シャートロプシュワックス、低分子量ポリエチレン及
び、これらの誘導体、セチルアルコール、ステアリン
酸、ポリエチレングリコールセテアレート、カスターワ
ックス、ジヘプタデシルケトン等の合成ワックス等が挙
げられる。ゲル化剤は、N−アシル−L−グルタミン酸
−α、β−ジ−n−ブチルアミド、ジベンジリデン−D
−ソルビトール等が挙げられる。粘土鉱物は、ベントナ
イト、スメクタイト、モンモリロナウイト、ビーデライ
ト、ノントライト、ヘクトライト、サポナイト等が挙げ
られる。これらの形成材は目的に応じてそれぞれ単独或
いは複数混合して使用できる。
【0009】更に上記成分以外に必要に応じてアニオン
系やカチオン系やノニオン系の界面活性剤を適宜選択し
て使用できる。このような界面活性剤を添加することに
よって、筆跡が水に可溶化し、湿式の消去具によっても
消去することが出来るようになる。
系やカチオン系やノニオン系の界面活性剤を適宜選択し
て使用できる。このような界面活性剤を添加することに
よって、筆跡が水に可溶化し、湿式の消去具によっても
消去することが出来るようになる。
【0010】尚、本発明の固形描画材の製造方法は、上
記各成分を必要量混合し、従来公知の分散機にて加熱混
合分散させ、分散後、型に流し込んで、冷却後、型より
取りだすことによって容易に得ることができる。更に、
射出成形や押し出し成形でも得られる。また繰り出し可
能な棒状容器に流し込んで冷却、固化させても容易に得
ることができる。
記各成分を必要量混合し、従来公知の分散機にて加熱混
合分散させ、分散後、型に流し込んで、冷却後、型より
取りだすことによって容易に得ることができる。更に、
射出成形や押し出し成形でも得られる。また繰り出し可
能な棒状容器に流し込んで冷却、固化させても容易に得
ることができる。
【0011】
【作用】本発明の固形描画材は、脂肪酸エステルが着色
材を包み込むので、着色材が消去時に非吸収面の凸凹に
入り込んでしまっても、脂肪酸エステルの滑材効果によ
って、着色材が吸収面の凸凹より剥離するように出てく
る作用が働き、従来の固形描画材より容易に消去するこ
とが出来ると思われる。
材を包み込むので、着色材が消去時に非吸収面の凸凹に
入り込んでしまっても、脂肪酸エステルの滑材効果によ
って、着色材が吸収面の凸凹より剥離するように出てく
る作用が働き、従来の固形描画材より容易に消去するこ
とが出来ると思われる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を実施例に従って更に詳細に
説明する。 実施例1 JR701(ルチル型酸化チタン、テイカ(株)製) 15.0重量部 スーパー#2000(重質炭酸カルシウム、丸尾カルシウム(株)製) 55.0重量部 ネオワックスE−20(酸化ポリエチレンワックス、安原ケミカル(株)製) 8.0重量部 ミリスチン酸イソプロピル 22.0重量部 上記各成分を熱溶解し、ロールミルにて分散処理して固
形描画材を得た。
説明する。 実施例1 JR701(ルチル型酸化チタン、テイカ(株)製) 15.0重量部 スーパー#2000(重質炭酸カルシウム、丸尾カルシウム(株)製) 55.0重量部 ネオワックスE−20(酸化ポリエチレンワックス、安原ケミカル(株)製) 8.0重量部 ミリスチン酸イソプロピル 22.0重量部 上記各成分を熱溶解し、ロールミルにて分散処理して固
形描画材を得た。
【0013】 実施例2 MT−CI(カーボンブラック、米国、コロンビヤンカーボン社製) 10.0重量部 PC(軽質炭酸カルシウム、白石工業(株)製) 32.0重量部 カルナバワックス 12.0重量部 ヒマシ硬化油 15.0重量部 パルミチン酸イソプロピル 16.0重量部 上記各成分を実施例1と同様になして固形描画材を得
た。
た。
【0014】 実施例3 バイフェロックスレッド140M(弁柄、独国、バイエル社製) 5.0重量部 NDタルク(タルク、日本タルク(株)製) 45.0重量部 130度パラフィンワックス(パラフィンワックス、谷口石油精製(株)製) 10.0重量部 ペグノールC−18(ポリオキシエチレンセチルエーテル、東邦化学工業(株 )製) 25.0重量部 ミリスチン酸ブチル 15.0重量部 上記各成分を実施例1と同様になして固形描画材を得
た。
た。
【0015】 実施例4 群青05(群青、ホリデーピグメント社製) 5.0重量部 スーパー4S(重質炭酸カルシウム、丸尾カルシウム(株)製) 35.0重量部 花王ワックスT−1(ジステアリルケトン、花王(株)製) 7.0重量部 ヒマシ硬化油 14.0重量部 サーフィノール104(テトラメチルデシンジオール 日信化学(株)製) 20.0重量部 ステリアリン酸ブチル 14.0重量部 上記各成分を実施例1と同様になして固形描画材を得
た。
た。
【0016】 実施例5 バイフェロックスレッド160M(弁柄、独国、バイエル社製) 10.0重量部 PC−700(軽質炭酸カルシウム、白石工業(株)製) 43.0重量部 ライスワックス 10.0重量部 ポリエチレングリコール脂肪酸エステル 19.0重量部 リノール酸エチル 18.0重量部 上記各成分を実施例1と同様になして固形描画材を得
た。
た。
【0017】 実施例6 バイフェロックスイエロー(黄色酸化鉄、独国、バイエル社製) 1.0重量部 R重炭(重質炭酸カルシウム、丸尾カルシウム(株)製) 45.0重量部 JAPAN WAX(木ロウ 東亜化成(株)製) 14.0重量部 イソオクタン酸セチル 25.0重量部 上記各成分を実施例1と同様になして固形描画材を得
た。
た。
【0018】 実施例7 R5N(ルチル型酸化チタン、堺化学(株)製) 30.0重量部 スペシャルライスS(重質炭酸カルシウム、丸尾カルシウム(株)製) 40.0重量部 130度パラフィンワックス(パラフィンワックス、谷口石油精製(株)製) 5.0重量部 ステアリン酸イソセチル 30.0重量部 上記各成分を実施例1と同様になして固形描画材を得
た。
た。
【0019】 実施例8 バイフェロックスブラック303T(鉄黒、独国、バイエル社製) 10.0重量部 Bliliant−1500(軽質炭酸カルシウム、白石工業(株)製) 60.0重量部 ネオワックスE−20(酸化ポリエチレンワックス、安原ケミカル(株)製) 18.0重量部 ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0重量部 GP−1(ゲル化剤、味の素(株)製) 1.0重量部 上記各成分を熱溶解し、繰り出し可能な棒状容器に流し
込み後、冷却固化し、固形描画材を得た。
込み後、冷却固化し、固形描画材を得た。
【0020】 実施例9 R900(ルチル型酸化チタン、デュポンジャパンリミテッド社製) 23.0重量部 PC−700(軽質炭酸カルシウム、白石工業(株)製) 45.0重量部 ネオワックスE−20(酸化ポリエチレンワックス、安原ケミカル(株)製) 18.0重量部 パルミチン酸イソステアリル 13.0重量部 油ゲル化剤GP−1(ゲル化剤、味の素(株)製) 1.0重量部 上記各成分を実施例8と同様になして固形描画材を得
た。
た。
【0021】比較例1 実施例1においてミリスチン酸イソプロピルの代わりに
流動パラフィンを用いたほかは実施例1と同様になして
固形描画材を得た。
流動パラフィンを用いたほかは実施例1と同様になして
固形描画材を得た。
【0022】比較例2 実施例2においてパルミチン酸ブチルの代わりにスピン
ドルオイルを用いた他は実施例2と同様になして固形描
画材を得た。
ドルオイルを用いた他は実施例2と同様になして固形描
画材を得た。
【0023】比較例3 実施例3においてミリスチン酸ブチルの配合量を15重
量部から4重量部、130度パラフィンワックスの配合
量を10重量部から21重量部に代えた他は実施例3と
同様になして固形描画材を得た。
量部から4重量部、130度パラフィンワックスの配合
量を10重量部から21重量部に代えた他は実施例3と
同様になして固形描画材を得た。
【0024】比較例4 実施例9においてパルミチン酸イソステアリルの配合量
を13重量部から50重量部、PC−700の配合量を
45重量部から60重量部、ネオワックスE−20の配
合量を18重量部から40重量部に代えたほかは実施例
9と同様になして固形描画材を得た。
を13重量部から50重量部、PC−700の配合量を
45重量部から60重量部、ネオワックスE−20の配
合量を18重量部から40重量部に代えたほかは実施例
9と同様になして固形描画材を得た。
【0025】以上、実施例1〜9、比較例1〜4で得ら
れた固形描画材について、筆跡消去回数、消去後の汚れ
の有無、文字の判読性について試験を行なった。結果を
表1に示す。
れた固形描画材について、筆跡消去回数、消去後の汚れ
の有無、文字の判読性について試験を行なった。結果を
表1に示す。
【0026】筆跡消去試験;カラーボードに螺旋筆記を
行う。筆記後、筆跡に質量1Kgの重りの荷重をのせた
市販のホワイトボードマーカー用イレイザー(コクヨ
(株)製、RA−11N)にて左右に往復させ消去でき
るまでの回数(上限を10回とする)を計測する。
行う。筆記後、筆跡に質量1Kgの重りの荷重をのせた
市販のホワイトボードマーカー用イレイザー(コクヨ
(株)製、RA−11N)にて左右に往復させ消去でき
るまでの回数(上限を10回とする)を計測する。
【0027】消去後の汚れ確認試験;カラーボードに螺
旋筆記を行う。筆記後、筆跡に質量1Kgの重りの荷重
をのせた市販のホワイトボードマーカー用イレイザー
(コクヨ(株)製、RA−11N)にて左右に10往復
させた後、消去具合を目視確認する。
旋筆記を行う。筆記後、筆跡に質量1Kgの重りの荷重
をのせた市販のホワイトボードマーカー用イレイザー
(コクヨ(株)製、RA−11N)にて左右に10往復
させた後、消去具合を目視確認する。
【0028】筆記状態確認試験;手筆記にてカラーボー
ドに螺旋筆記を5本筆記し、カスレ状態を目視確認す
る。
ドに螺旋筆記を5本筆記し、カスレ状態を目視確認す
る。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】以上の如く、本発明の固形描画材は、筆
跡の消去が可能で、消去後の汚れが無く、筆記した文字
も判読しやすい固形描画材である。
跡の消去が可能で、消去後の汚れが無く、筆記した文字
も判読しやすい固形描画材である。
Claims (1)
- 【請求項1】 着色材と脂肪酸エステルと形成材とを少
なくとも含み、且つ脂肪酸エステルの配合量が固形描画
材全量に対して5〜40重量%である事を特徴とする消
去可能な固形描画材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000055005A JP2001240789A (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 消去可能な固形描画材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000055005A JP2001240789A (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 消去可能な固形描画材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001240789A true JP2001240789A (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=18576193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000055005A Pending JP2001240789A (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 消去可能な固形描画材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001240789A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006183015A (ja) * | 2004-01-29 | 2006-07-13 | Sakura Color Prod Corp | 固形マーカーとその製造方法 |
JP2006299103A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Pilot Precision Co Ltd | 固形描画材 |
JP2016084379A (ja) * | 2014-10-23 | 2016-05-19 | 三菱鉛筆株式会社 | 鉛筆芯 |
JPWO2022080188A1 (ja) * | 2020-10-14 | 2022-04-21 |
-
2000
- 2000-02-29 JP JP2000055005A patent/JP2001240789A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2006299103A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Pilot Precision Co Ltd | 固形描画材 |
JP4726197B2 (ja) * | 2005-04-21 | 2011-07-20 | 株式会社パイロットコーポレーション | 固形描画材 |
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