JP2001240363A - 昇降補助装置 - Google Patents

昇降補助装置

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JP2001240363A
JP2001240363A JP2000054340A JP2000054340A JP2001240363A JP 2001240363 A JP2001240363 A JP 2001240363A JP 2000054340 A JP2000054340 A JP 2000054340A JP 2000054340 A JP2000054340 A JP 2000054340A JP 2001240363 A JP2001240363 A JP 2001240363A
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Tetsuya Inoguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降装置によって吊荷を昇降させる際に、吊
荷を吊る位置を安全かつ容易に吊荷の重心位置に調節
し、吊荷を安定して昇降させるための昇降補助装置を提
供する。 【解決手段】 本発明に係る昇降補助装置10は、所定
の吊荷を昇降させる際に、吊荷を昇降させる昇降装置3
0と吊荷Lとの間に介在されて用いられる昇降補助装置
10であって、昇降装置30によって昇降される本体部
12と、本体部12に設けられた滑車16を有し、この
滑車16と吊荷Lとの間に一本のスリング14を数回往
復させるようにして、滑動自在に巻き掛ける。これによ
り、本体部12を上昇させると巻き掛けられたスリング
14の張力が一定となるようにスリング14が滑動し、
本体部12と吊荷Lに巻き掛けられたスリング14の長
さが自動的に調節される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の吊荷を昇降
させる際に用いられる昇降補助装置に関し、特に船舶や
工事現場の資材などの大型、大重量の吊荷を昇降させる
際に適用されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吊荷を昇降させる昇降装置におい
ては、吊荷に玉掛用のワイヤロープを掛けて、このワイ
ヤロープをクレーンのフックに掛止させ、引き上げ或い
は下げさせることによって、吊荷を昇降させていた。
【0003】複数のワイヤロープによって吊荷を吊る場
合に、吊荷を安定して昇降させるため、以下のような工
夫がなされていた。図7は、吊荷Lを安定させるための
機構を説明するための説明図である。図7では4本のワ
イヤロープ70〜73で吊荷Lを吊っている例を示して
いる。吊荷Lを吊っている4本のワイヤロープ70〜7
3について説明すると、各ロープ70〜73のうち、1
本のワイヤロープ70のみ長さが固定されており、他の
3本のワイヤロープ71〜73は中央部付近に設けられ
ているチェーンブロック74によって長さを調節するこ
とができる。このような構成によって、3本のワイヤロ
ープ71〜73の長さを調節して、吊荷Lを昇降させる
フック32の位置が吊荷Lの重心の真上になるように調
節することができ、吊荷Lを安定して昇降させることが
できることとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
昇降装置には、以下のような問題点があった。すなわ
ち、吊荷を引き上げるフック32の位置が吊荷Lの中心
になるようにするためには、手作業で各チェーンブロッ
ク74を操作してワイヤロープ71〜73の長さを調節
し、吊荷Lの重心位置を確認する必要があり、作業効率
が悪かった。また、昇降装置によって昇降される吊荷L
は大型である場合が多く、その場合は作業員が吊荷Lの
上に載ってチェーンブロック74を調節しなければなら
ないため、危険な高所作業を伴うこととなっていた。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決し、昇降
装置によって吊荷を昇降させる際に、吊荷を吊る位置を
安全かつ容易に吊荷の重心位置に調節し、吊荷を安定し
て昇降させることができる昇降補助装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る昇降補助装
置は、所定の吊荷を昇降させる際に、吊荷を昇降させる
昇降装置と吊荷との間に介在されて用いられる昇降補助
装置であって、昇降装置によって昇降される本体部と、
本体部に設けられた複数の巻掛部と、巻掛部に滑動自在
に巻き掛けられると共に、吊荷と繋がれる一のロープと
を備えることを特徴とする。
【0007】本発明の昇降補助装置では、吊荷を吊上げ
る玉掛用のロープは一本であり、このロープが本体部に
設けられた複数の巻掛部と吊荷との間を複数回往復する
ように滑動自在に巻き掛けられる。そして、このように
構成された昇降補助装置は次のように動作する。まず、
昇降装置によって昇降補助装置の本体部を上昇させると
本体部と吊荷とが離隔し、本体部と吊荷との間に巻き掛
けられたロープは徐々に緊張していく。この際、複数回
往復されたロープうち、一の巻掛部と吊荷との間のロー
プが他より先に緊張すると、ロープは一本であるため各
部分の張力が等しくなるように、ロープが巻掛部上を弛
緩している部分から緊張している部分に滑動する。この
ように本体部を上昇させれば自動的に、すべての巻掛部
と吊荷との間においてロープが緊張することとなる。こ
れにより、本体部を上昇させた状態で本体部を水平方向
に移動する際にロープの調節をしなくても良くなり、安
全でかつ効率良く円滑に本体部と吊荷の重心を一致させ
ることができる。
【0008】なお、本明細書において、「ロープ」はワ
イヤで形成されたワイヤロープ、繊維で形成されたスリ
ング等の他、チェーン等も含むものとする。
【0009】上記昇降補助装置において、巻掛部は、本
体部に支持された滑車であることを特徴としても良い。
このように巻掛部を滑車により構成することにより、ロ
ープの摩擦が大きい場合であっても、ロープが巻掛部上
を容易に滑動することとなる。
【0010】上記昇降補助装置において、ロープの滑動
を規制する滑動規制手段をさらに備えることを特徴とし
ても良い。このように、ロープの滑動を規制する滑動規
制手段を備えることにより、吊荷を安定して昇降させる
ことができる。
【0011】上記昇降補助装置において、ロープは環状
であることを特徴としても良い。また、ロープは両端部
を有し、各端部は本体部又は吊荷に固定されることを特
徴としても良い。
【0012】更に、上記昇降補助装置において、ロープ
は両端部を有し、少なくとも一端は吊荷に固定されると
共に、吊荷に固定されるロープの位置は変更可能である
ことを特徴としても良い。このように、吊荷に固定され
るロープの位置を変更することにより、様々なサイズ、
重量の吊荷に対応できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明に係る昇
降補助装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付
し、重複する説明を省略する。
【0014】第1実施形態の昇降補助装置は、クレーン
などの昇降装置によって吊荷を昇降させる際に用いられ
るものである。
【0015】図1は、昇降補助装置10を示す図であ
る。昇降補助装置10は、長方形板状の本体部12と、
本体部12の下部に設けられた巻掛部である8個の滑車
16と、滑車16に巻き掛けられている一の環状のスリ
ング14とを備えている。
【0016】本体部12に設けられた滑車16は、長方
形板状の本体部12の各辺の縁部に2個ずつ設けられて
いる。それぞれの滑車16は、その回転軸が水平方向
で、かつ設けられている各辺に対してその回転軸が垂直
方向となる方向に向けられている。そして、スリング1
4は各滑車16に巻き掛けられている。なお、ここでは
本体部12は長方形板状であるが、本体部12の形状は
長方形板状に限定するものでない。例えば、本体部12
が多角形板状であって、多角形の各辺の縁部に滑車16
を設けることとしても良いし、円形板状であっても良
い。
【0017】図2は、図1の領域IIの拡大図であり、吊
荷Lに掛けられたスリング14を示す図である。吊荷L
には吊輪部42に回転自在に支持されるシャックル40
が設けられており、このシャックル40にスリング14
は滑動可能に挿通される。本体部12が上昇していない
状態では、各滑車16と各シャックル40との間のスリ
ング14はある程度たるんだ状態となっている。また、
ここで用いられるスリング14は、表面が滑らかに加工
されており、シャックル40に対して滑動自在となって
いる。
【0018】また、各辺に設けられた2個の滑車16の
間には、ブレーキ機構18が設けられている。図3は、
ブレーキ機構18を示す図である。ブレーキ機構18
は、本体部12に設けられた一のブレーキシュウ22
と、スリング14を挟んでブレーキシュウ22と対向さ
れる他のブレーキシュウ24とを有する。このブレーキ
シュウ24は2個の油圧ジャッキ26によって、本体部
12に対して固定されている。そして、油圧ジャッキ2
6がブレーキシュウ24を本体部12に近接させ、スリ
ング14を2個のブレーキシュウ22,24で挟むこと
により、その摩擦力でスリング14を本体部12に対し
て固定することができる。
【0019】ここで、再び図1を参照して本体部12に
掛けられている4本のワイヤロープ20について説明す
ると、4本のワイヤロープ20は同じ長さを有してお
り、長方形板状の本体部12の各頂点付近に掛けられて
いる。従って、4本のワイヤロープ20を介して本体部
12を吊るフック32は本体部12の重心の真上に位置
する。ここでは、本体部12が4本のワイヤロープ20
によって玉掛けされる例について示しているが、本体部
12を水平に保持した状態で昇降できれば、玉掛けする
ワイヤロープ20は3本でも良いし、またワイヤロープ
20に依らなくても良い。
【0020】次に、本実施形態の昇降補助装置10の動
作について説明する。図4は、第1実施形態の昇降補助
装置10が使用される一態様を説明する説明図である。
昇降補助装置10は、図4に示すように、クレーン30
のフック32から4本のワイヤロープ20によって本体
部12が玉掛けされて用いられる。
【0021】まず、作業員は吊荷Lに設けられたシャッ
クル40にスリング14を巻き掛ける。そして、クレー
ン30を使って、吊荷Lの重心と予測される位置の真上
に本体部12の重心が位置するように昇降補助装置10
を移動し、その位置で徐々に昇降補助装置10の本体部
12を上昇させる。ここで、本体部12の重心と吊荷L
の重心を一致させる理由は、本体部12を上方に上昇さ
せる力と吊荷Lに掛かる重力の中心が直線上になけれ
ば、本体部12と吊荷Lとの間にモーメントが生じるた
め、吊荷Lを安定して上昇させることができないからで
ある。
【0022】本体部12が上方に移動するに従って、吊
荷Lに巻き掛けられたスリング14は徐々に緊張してい
く。そして、吊荷Lの4箇所に巻き掛けられたスリング
14のいずれかの1箇所が緊張すると、滑車16及びシ
ャックル40を介してスリング14が滑らかに移動し
て、他の3箇所からスリング14が供給される。そし
て、4箇所すべてのスリング14が緊張した時点で、ブ
レーキ機構18の油圧ジャッキ26を締めてスリング1
4の滑動を規制し、スリング14の各撓み部分の長さを
固定する。
【0023】スリング14を本体部12に対して固定し
た後、さらに本体部12を上昇させると、吊荷Lは地面
を離れる(以下、「地切り」という)。この際、本体部
12の重心の真下に吊荷Lの重心がある場合には、吊荷
Lを安定して吊上げる事ができ、安定した昇降が可能と
なる。逆に、本体部12の重心と吊荷Lの重心がずれて
いる場合には、本体部12と吊荷Lとの間に生じるモー
メントにより、吊荷Lはその重心が本体部12の重心の
真下に位置するように移動しようとするので、吊荷Lが
傾いて不安定となる。また、吊荷Lの重心が本体部12
の重心の真下となる位置に吊荷Lが移動すると、ブレー
キ機構18によって固定されたスリング14の各部分に
作用する張力が異なることとなるので非常に危険であ
る。
【0024】そこで、吊荷Lを地切りした際に吊荷Lが
上記のように水平方向に移動しようとする場合には、一
旦吊荷Lを地面に降下させる。続いて、ブレーキ機構1
8の油圧ジャッキ26を緩めてスリング14を滑動可能
とする。そして、先程吊荷Lを地切りした際に吊荷Lが
移動した方向から、吊荷Lの重心と本体部12の重心と
のずれの方向を知ることができるので、その知見に基づ
いて本体部12の重心が吊荷Lの重心の真上に位置する
ように本体部12を移動させる。その位置で本体部12
を徐々に上昇させ、4箇所すべてのスリング14が緊張
した時点で、ブレーキ機構18の油圧ジャッキ26を締
めてスリング14を固定する。そして、再度本体部12
を上昇させて吊荷Lを地切りする。この際、本体部12
の重心の真下に吊荷Lの重心がある場合には、安定して
吊荷Lを吊上げることができ、安定した昇降が可能とな
る。逆に、本体部12の重心と吊荷Lの重心とがずれて
いる場合には、上記の手順を繰り返すことによって、吊
荷Lの重心に本体部12の重心を一致させるように調節
する。そして、吊荷Lの重心と本体部12の重心が一致
した場合に、クレーン30は昇降補助装置10を介して
吊荷Lを昇降させる。
【0025】続いて、本実施形態の昇降補助装置10の
効果について述べる。
【0026】まず、本実施形態の昇降補助装置10は、
一本のスリング14を本体部12の滑車16に滑動自在
に巻き掛け、その撓み部分と吊荷Lとを繋いでいるの
で、本体部12と吊荷Lとの間に掛けられたスリング1
4は滑動することができる。これにより、本体部12を
上昇させるとスリング14のあらゆる位置での張力が一
定となるようにスリング14が滑動するため、自動的に
本体部12から吊荷Lへと掛けられたスリング14が一
様に緊張する。すなわち、各スリング14の長さを手作
業で調節しなくても良く、安全かつ効率的にスリング1
4の各撓み部分の長さを調節できる。
【0027】また、本実施形態の昇降補助装置10は、
スリング14の滑動を規制するブレーキ機構18を設け
ている。これにより、スリング14の滑動を規制するこ
とにより、吊荷Lを安定して昇降させることができる。
さらに、ブレーキ機構18によりスリング14の滑動を
規制した状態で吊荷Lを地切りすれば、吊荷Lの重心と
本体部12の重心とが一致しない場合は、吊荷Lの重心
が本体部12の重心の真下に位置するように吊荷Lが移
動するので、その移動方向から吊荷Lの重心を予測する
ことができる。特に、吊荷Lの形状が複雑で重心位置を
把握し難い場合に有効である。
【0028】次に、本発明の第2実施形態の昇降補助装
置50について説明する。図5は、第2実施形態の昇降
補助装置50を示す図である。第2実施形態の昇降補助
装置50は、第1実施形態の昇降補助装置10と基本的
な構成は同じであるが、スリング14に変えてワイヤロ
ープ52を用いている点が異なる。また、スリング14
と比較して摩擦の大きいワイヤロープ52を用いたこと
に伴い、ワイヤロープ52によって吊荷Lを繋ぐ部分に
は滑車44を用いている。図6は、図5の領域VIの拡大
図であり、吊荷Lに繋がれたワイヤロープ52を示す図
である。図6に示すように、吊荷Lに設けられた吊輪部
42に回転自在に支持されたシャックル40の先端に滑
車44が設けられている。そして、この滑車44にワイ
ヤロープ52が巻き掛けられる。
【0029】このような構成とすることにより、摩擦の
大きいワイヤロープ52を用いて、第1実施形態の昇降
補助装置10と同様に、安全かつ容易に本体部12の重
心と吊荷Lの重心を一致させ、安定して吊荷Lを昇降さ
せることができる。
【0030】以上、本発明の実施形態について詳細に説
明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではない。
【0031】上記実施形態では、巻掛部として滑車16
を用いているが、ロープが滑動可能となるものであれば
滑車16に限定されない。例えば、ロープが非常に摩擦
に少ないものであれば、本体部12にシャックルを設
け、そのシャックルにロープを巻き掛けることとしても
良い。また、滑車16の数についても、上記実施形態で
は各辺の縁部に2個ずつ設けることとしているが、吊荷
の重量等に応じてその数を変更しても良い。
【0032】また、上記実施形態では、スリング14は
環状のものを用いているが、スリング14は両端部を有
するものでも良い。この場合は、スリング14の各端部
を本体部12又は吊荷Lに固定することとすれば、上記
実施形態と同様の効果が得られる。さらに、スリング1
4の端部を吊荷Lに固定する場合に、その固定位置を変
更可能とすることにより、一の昇降補助装置で規模の異
なる様々な吊荷Lに対応することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、本体部に設けられた複
数の巻掛部に一のロープを滑動自在に巻き掛け、そのロ
ープによって本体部と吊荷とを数回往復させて吊荷を吊
っている。このような構成を採用しているので、本体部
を上昇させれば、煩雑な調節をしなくてもロープの弛緩
部分から緊張部分へとロープが滑動し、自動的にロープ
の張力が一定となってロープ全体が緊張することとな
る。これにより、本体部を上昇させた状態で本体部を水
平方向に移動する際にロープの調節をしなくても良くな
り、安全でかつ効率良く本体部と吊荷の重心を一致させ
ることができる。
【0034】また、本発明によれば、ロープの滑動を規
制する滑動規制手段を有している。これにより、ロープ
の滑動を規制できるので、吊荷を安定して昇降させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の昇降補助装置を示す図である。
【図2】第1実施形態のスリングと吊荷を示す図であ
る。
【図3】ブレーキ機構を示す図である。
【図4】第1実施形態の昇降補助装置の使用態様例を示
す図である。
【図5】第2実施形態の昇降補助装置を示す図である。
【図6】第2実施形態のワイヤロープと吊荷を示す図で
ある。
【図7】吊荷を安定させるための機構を説明する説明図
である。
【符号の説明】
10・・・昇降補助装置、12・・・本体部、14・・・スリン
グ、16・・・滑車、18・・・ブレーキ機構、20・・・ワイ
ヤロープ、22、24・・・ブレーキシュウ、26・・・油圧
ジャッキ、30・・・クレーン、32・・・フック、40・・・
シャックル、42・・・吊輪部、44・・・滑車、50・・・昇
降補助装置、52・・・ワイヤロープ、L・・・吊荷。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の吊荷を昇降させる際に、前記吊荷
    を昇降させる昇降装置と前記吊荷との間に介在されて用
    いられる昇降補助装置であって、 前記昇降装置によって昇降される本体部と、 前記本体部に設けられた複数の巻掛部と、 前記巻掛部に滑動自在に巻き掛けられると共に、前記吊
    荷と繋がれる一のロープと、 を備えることを特徴とする昇降補助装置。
  2. 【請求項2】 前記巻掛部は、前記本体部に支持された
    滑車であることを特徴とする請求項1に記載の昇降補助
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ロープの滑動を規制する滑動規制手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の昇降補助装置。
  4. 【請求項4】 前記ロープは環状であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか一項に記載の昇降補助装置。
  5. 【請求項5】 前記ロープは両端部を有し、前記各端部
    は前記本体部又は前記吊荷に固定されることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか一項に記載の昇降補助装置。
  6. 【請求項6】 前記ロープは両端部を有し、少なくとも
    一端は前記吊荷に固定されると共に、前記吊荷に固定さ
    れる前記ロープの位置は変更可能であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか一項に記載の昇降補助装置。
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