JP2001239653A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置及び印刷方法

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JP2001239653A
JP2001239653A JP2000053985A JP2000053985A JP2001239653A JP 2001239653 A JP2001239653 A JP 2001239653A JP 2000053985 A JP2000053985 A JP 2000053985A JP 2000053985 A JP2000053985 A JP 2000053985A JP 2001239653 A JP2001239653 A JP 2001239653A
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discharge
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JP2000053985A
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English (en)
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Naoki Kubo
直樹 久保
Jun Koreishi
純 是石
Hideaki Nakanishi
秀明 中西
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4073Printing on three-dimensional objects not being in sheet or web form, e.g. spherical or cubic objects

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体的な印刷対象物に印刷を行う際に、画質
の低下を招かないこと。 【解決手段】 吐出ヘッド50のノズル面53に吐出ノ
ズル52a〜52gが配置される。各吐出ノズル52a
〜52gについて印刷対象物9との距離H(Ha〜H
g)を求め、印刷に要求される画質に応じて決定される
許容距離H0と比較する。そして、印刷対象物9との距
離Hが許容距離H0以下である吐出ノズル52a〜52
dについてはインク吐出を許可し、許容距離H0よりも
大きい吐出ノズル52e〜52gについてはインク吐出
を禁止する。この結果、各吐出ノズルからの吐出方向の
ばらつきによるドットの着弾誤差が要求される画質を満
足するような範囲内に収まるため、画質低下を抑制する
ことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、立体的な印刷対
象物に対して印刷を行う印刷装置及び印刷方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷用紙に対してインクジェ
ット方式等によってインクを吐出することで所望する画
像等を印刷する印刷装置が知られている。このような印
刷装置ではインクを吐出する吐出ヘッドを主走査方向に
連続的に移動させつつインクを吐出し、主走査方向への
1ライン分の印刷が終了した時点で主走査方向と直交す
る副走査方向に吐出ヘッドを一定間隔だけ移動させ、次
の主走査方向への印刷動作を開始する。また、印刷動作
を効率的に行うために、吐出ヘッドを複数の吐出ノズル
を備えたマルチノズルヘッドとして構成することも行わ
れている。
【0003】そして、このようなマルチノズル構成の吐
出ヘッドからインクジェット方式等でインクを吐出する
技術を用いて立体的な印刷対象物に印刷を行うことも試
みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
吐出ノズルを備える吐出ヘッドにおいては、製造時にお
ける加工精度のばらつきが吐出ノズルごとに生じてい
る。また、各吐出ノズルの吐出孔周囲にはインク滴の付
着を防止するために撥水処理が施されるが、その撥水処
理が吐出ノズルによっては不均一となることもある。
【0005】このような要因により、複数の吐出ノズル
を備える吐出ヘッドからインクを吐出した場合、インク
の吐出角度(吐出方向)が吐出ノズルごとに異なること
になる。
【0006】図14は吐出ノズルの吐出方向を示す図で
あり、図14(a)は加工精度が高く、かつ撥水処理も
均一に施されている吐出ノズルからのインク吐出を示す
図であり、図14(b)は加工精度の低い吐出ノズルま
たは撥水処理が不均一に施された吐出ノズルを示す図で
ある。
【0007】図14(a)に示すように吐出ノズル52
の加工精度が高く、かつ撥水処理も均一に施されている
場合には、インクは吐出ノズル52の法線方向に吐出さ
れ、印刷対象物においてドットを形成すべき位置PAに
対して正確にインク滴が着弾し、ドット形成が行われ
る。
【0008】一方、図14(b)に示すように吐出ノズ
ル52の加工精度の低い場合または撥水処理が不均一に
施されている場合には、インクは吐出ノズル52の法線
方向からずれた方向に吐出され、印刷対象物において本
来のドットを形成すべき位置PAに着弾せずに、吐出方
向のずれに応じた位置PBに着弾する。したがって、こ
の場合は、理想的なドット形成位置PAと実際上のドッ
ト形成位置PBとの間に着弾誤差hが生じることとな
り、印刷精度の低下の要因になる。
【0009】一般にマルチノズル構成の吐出ヘッドの場
合、全ての吐出ノズルを図14(a)に示すように高精
度かつ均一に製造することは困難であり、多くの吐出ノ
ズルは図14(b)のようにインクの吐出方向に一定の
誤差を生じることとなっている。このため、上記のよう
な着弾誤差hをどのようにして低下させるかが、課題と
なる。
【0010】さらに、印刷動作中は吐出ヘッドが主走査
方向へ連続的に移動するため、各吐出ノズルがインクを
吐出する際の吐出速度の不均一によっても各吐出ノズル
からの吐出方向が異なることになり、上記のような着弾
誤差hを生じさせ、画質低下の要因となる。
【0011】ここで、印刷用紙等の平面体に印刷を行う
場合には、吐出ノズルと印刷対象物との距離Hを十分に
小さくすることにより、着弾誤差hを低下させることが
可能である。
【0012】これに対し、立体的な印刷対象物に対して
インクを吐出する場合には、印刷対象物の形状によって
は、吐出ヘッドと印刷対象物との干渉を回避するため
に、吐出ノズルと印刷対象物との距離Hを十分に小さく
することができない場合がある。さらに、印刷対象物の
立体的な表面形状に応じて、吐出ノズルと印刷対象物と
の距離Hが異なるため、距離Hが大きくなる位置では着
弾誤差hも大きくなり、印刷される画質がさらに低下す
ることになる。
【0013】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、画質の低下を招くことなく、マル
チノズル構成の吐出ヘッドを用いて立体的な印刷対象物
に印刷を行う印刷装置及び印刷方法を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、立体的な印刷対象物に対
して印刷を行う印刷装置であって、前記印刷対象物に対
して印刷用のインクを吐出する複数の吐出ノズルを備え
た吐出ヘッドと、前記印刷対象物に対して前記吐出ヘッ
ドを相対的に移動させることにより、前記吐出ヘッドを
前記印刷対象物に対して走査させる駆動手段と、前記吐
出ヘッドの走査位置に対する前記印刷対象物の形状に応
じて、前記複数の吐出ノズルのうちから印刷動作に使用
する吐出ノズルを選択的に決定し、前記吐出ヘッドによ
る印刷動作を制御する制御手段とを備えている。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の印刷装置において、前記制御手段が、前記複数の吐出
ノズルのうち、前記吐出ヘッドの各走査位置での前記複
数の吐出ノズルのそれぞれと前記印刷対象物との距離が
所定の許容範囲内である吐出ノズルを印刷動作に使用す
る吐出ノズルとして選択することを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の印刷装置において、前記制御手段が、画質に応じて前
記許容範囲を設定変更することを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の印刷装置において、前記制
御手段が、選択的に決定される前記吐出ノズルの数が増
加するように、前記駆動手段を駆動させて前記吐出ヘッ
ドと前記印刷対象物との位置関係を調整することを特徴
としている。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の印刷装置において、前記駆動手段が、前記印刷対象物
を所定平面内で回転させる回転駆動手段を備えており、
前記制御手段が、前記回転駆動手段を駆動させることに
より、前記位置関係を調整することを特徴としている。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
請求項5のいずれかに記載の印刷装置において、前記制
御手段による前記印刷動作に使用する吐出ノズルの選択
が、前記吐出ヘッドが前記印刷対象物における特定領域
を走査する際の印刷動作のために行われることを特徴と
している。
【0020】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の印刷装置において、前記特定領域が、前記印刷対象物
に対して印刷すべき画像のエッジ領域であることを特徴
としている。
【0021】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
請求項7のいずれかに記載の印刷装置において、前記制
御手段が、前記印刷対象物の表面形状を複数のポリゴン
で近似し、各ポリゴンごとの印刷動作を行う際に使用す
る吐出ノズルを選択することを特徴としている。
【0022】請求項9に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の印刷装置において、前記制
御手段は、前記吐出ヘッドが前記印刷対象物に対して直
線的に走査する過程における各走査位置での、前記複数
の吐出ノズルのそれぞれと前記印刷対象物との距離に基
づいて、前記複数の吐出ノズルのうちから、前記直線的
な走査方向に対して一定幅での印刷を可能とする吐出ノ
ズルを選択し、前記直線的走査過程における印刷動作を
制御することを特徴としている。
【0023】請求項10に記載の発明は、請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載の印刷装置において、前記
制御手段は、前記吐出ヘッドが一定の高さ位置にて前記
印刷対象物を走査する過程における各走査位置での、前
記複数の吐出ノズルのそれぞれと前記印刷対象物との距
離に基づいて、前記複数の吐出ノズルのうちから、一定
高低幅での印刷を可能とする吐出ノズルを選択し、前記
高さ位置における印刷動作を制御することを特徴として
いる。
【0024】請求項11に記載の発明は、立体的な印刷
対象物に対して印刷を行う印刷方法であって、(a)印刷
用のインクを吐出する複数の吐出ノズルを備えた吐出ヘ
ッドを前記印刷対象物に対して相対的に移動させつつ走
査する際の、各走査位置における前記印刷対象物の形状
に応じて、前記複数の吐出ノズルのうちから印刷動作に
使用する吐出ノズルを選択的に決定する工程と、(b)前
記工程(a)にて決定された前記吐出ノズルを用いて各走
査位置における印刷動作を制御する工程とを有してい
る。
【0025】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の印刷方法において、前記工程(a)は、前記複数の
吐出ノズルのうち、前記各走査位置における前記複数の
吐出ノズルのそれぞれと前記印刷対象物との距離が所定
の許容範囲内にある吐出ノズルを印刷動作に使用する吐
出ノズルとして選択することを特徴としている。
【0026】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の印刷方法において、(c)画質に応じて前記許容範
囲を設定または変更する工程をさらに有している。
【0027】請求項14に記載の発明は、請求項11な
いし請求項13のいずれかに記載の印刷方法において、
前記工程(a)は、選択される前記吐出ノズルの数が増加
するように、前記吐出ヘッドと前記印刷対象物との位置
関係を定義する工程を含むことを特徴としている。
【0028】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載の印刷方法において、前記工程(b)は、前記位置関
係の定義に基づいて、前記印刷対象物を所定平面内で回
転させることにより、前記印刷動作の際の前記位置関係
の調整を行う工程を含むことを特徴としている。
【0029】請求項16に記載の発明は、請求項11な
いし請求項15のいずれかに記載の印刷方法において、
前記工程(a)における前記印刷動作に使用する吐出ノズ
ルの選択が、前記吐出ヘッドが前記印刷対象物における
特定領域を走査する際の印刷動作のために行われること
を特徴としている。
【0030】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の印刷方法において、前記特定領域が、前記印刷対
象物に対して印刷すべき画像のエッジ領域であることを
特徴としている。
【0031】請求項18に記載の発明は、請求項11な
いし請求項17のいずれかに記載の印刷方法において、
前記工程(a)は、前記印刷対象物の表面形状を複数のポ
リゴンで近似し、各ポリゴンごとの印刷動作を行う際に
使用する吐出ノズルを選択する工程を含むことを特徴と
している。
【0032】請求項19に記載の発明は、請求項11な
いし請求項13のいずれかに記載の印刷方法において、
前記工程(a)は、前記吐出ヘッドが前記印刷対象物に対
して直線的に走査する過程における各走査位置での、前
記複数の吐出ノズルのそれぞれと前記印刷対象物との距
離に基づいて、前記複数の吐出ノズルのうちから、前記
直線的な走査方向に対して一定幅での印刷を可能とする
吐出ノズルを選択する工程を含み、前記工程(b)は、前
記工程(a)にて決定された前記吐出ノズルを用いて、前
記走査方向に前記吐出ノズルを直線的に移動させつつ各
走査位置における印刷動作を制御する工程を含むことを
特徴としている。
【0033】請求項20に記載の発明は、請求項11な
いし請求項13のいずれかに記載の印刷方法において、
前記工程(a)は、前記吐出ヘッドが一定の高さ位置にて
前記印刷対象物を走査する過程における前記各走査位置
での、前記複数の吐出ノズルのそれぞれと前記印刷対象
物との距離に基づいて、前記複数の吐出ノズルのうちか
ら、一定高低幅での印刷を可能とする吐出ノズルを選択
する工程を含み、前記工程(b)は、前記工程(a)にて決定
された前記吐出ノズルを用いて、前記吐出ノズルが前記
高さ位置にある場合の各走査位置における印刷動作を制
御する工程を含むことを特徴としている。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ説明する。
【0035】<1.印刷装置の全体的構成>図1は、こ
の発明の実施形態に係る印刷装置1を示す外観図であ
る。この実施形態では、X,Y,Zの直交する3軸を図
1に示すように定義する。
【0036】この印刷装置1には基台81の上面側中央
位置に印刷対象物9を設置するための回転ステージ82
が設けられており、回転ステージ82は基台81の内部
側に設けられたステージ回転駆動部70(図8参照)に
よってXY平面内で回動し、それによって上面側に設置
される印刷対象物9を回動させるように構成されてい
る。基台81の上面側における回転ステージ82の外側
には回転ステージ82を挟んでY軸方向に沿った2つの
溝83が形成されている。この2つの溝83にはそれぞ
れスタンド21が設置されており、スタンド21は基台
81の内部側に設けられた副走査方向駆動部20(図8
参照)によって溝83に沿った方向(すなわち、Y方
向)に移動可能となっている。スタンド21の上部側に
はレール11がX方向に沿って取り付けられており、こ
のレール11にはヘッド保持機構13が設置されてい
る。レール11の内部には主走査方向駆動部10(図8
参照)が設けられており、主走査方向駆動部10によっ
てヘッド保持機構13はレール11に沿った方向(すな
わち、X方向)に移動可能となっている。また、ヘッド
保持機構13の内部には吐出ヘッド昇降駆動部35(図
8)が設けられている。
【0037】ヘッド保持機構13の下部には、吐出ヘッ
ド昇降駆動部35によってZ方向に沿って昇降する昇降
軸32を介して吐出ヘッド50が連結されている。吐出
ヘッド50は、インクジェット方式等によって印刷対象
物9に対して印刷用のインクを吐出するためのノズル配
置部51を有している。そして、ノズル配置部51の印
刷対象物9と対向する面(ノズル面)側には、インクを
吐出する複数の吐出ノズルが設けられている。吐出ヘッ
ド50の内部には各吐出ノズルを駆動するための吐出ノ
ズル駆動部60(図8参照)が配置されており、この吐
出ノズル駆動部60によって各吐出ノズルから印刷対象
物9に向けてインクの吐出が個別に行われる。なお、こ
の実施形態では、インクはXY平面に対して垂直下方に
向けて吐出ノズルより吐出される。
【0038】図2は、吐出ヘッド50と印刷対象物9と
の位置関係を示す図である。図1に示した印刷装置1で
は、X方向を主走査方向とし、X方向に直交するY方向
を副走査方向として吐出ヘッド50を印刷対象物9に対
して移動させつつ印刷動作を行う。すなわち、主走査方
向Xに沿って吐出ヘッドを連続的に移動させつつ、吐出
ヘッド50における吐出ノズルからインクを吐出してい
くことで、印刷対象物9における印刷対象領域への主走
査方向Xに沿った1ライン分の印刷を行い、1回の主走
査方向Xへの印刷動作が終了すると、次の副走査方向Y
へ吐出ヘッド50を移動させ、次の主走査方向Xに対す
る印刷動作を開始するのである。
【0039】その印刷過程において、吐出ヘッド50に
おける複数の吐出ノズルが配置されたノズル面と印刷対
象物9表面との距離を適正間隔に保つため、かつ、吐出
ヘッド50と印刷対象物9との干渉を防止するために、
吐出ヘッド昇降駆動部35によって吐出ヘッド50がZ
方向に駆動される。
【0040】また、必要に応じて回転ステージ82を回
転させることにより、吐出ヘッド50と印刷対象物9と
の位置関係を調整することが可能になっている。
【0041】図3は吐出ヘッド50における複数の吐出
ノズルの配置状態を示す図であり、(a)は主走査方向
Xに複数の色成分ごとのノズル位置が規定されており、
各色成分ごとに副走査方向Yに沿って複数の吐出ノズル
52が配置されている構成例を示しており、(b)は副
走査方向Yに複数の色成分ごとの吐出ノズル位置が規定
されており、さらに各色成分ごとに副走査方向Yに沿っ
て複数の吐出ノズル52が配置されている構成例につい
て示している。
【0042】この実施の形態では、複数の色成分とし
て、カラー印刷を行うための基本的組み合わせであるY
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブ
ラック)の4色を用いる例について説明するが、これに
限定されるものではない。
【0043】図3(a)に示すように吐出ヘッド50に
おけるノズル面53に対してY,M,C,Kの各色成分
が主走査方向Xについて異なる位置に配置されており、
各色成分ごとに複数の吐出ノズル52が副走査方向Yに
沿って配列されている場合には、主走査方向Xへの1回
の走査で印刷対象物9に対する1ライン分のカラー印刷
を行うことができる。ただし、この場合、主走査方向X
についての色成分ごとの吐出ノズル52の配置位置が異
なるため、主走査方向Xについてのインクの吐出タイミ
ングを色成分ごとに調整することが必要になる。
【0044】一方、図3(b)に示すようにノズル面5
3に対してY,M,C,Kの各色成分が主走査方向Xに
ついて同一位置に配置されており、各色成分ごとに複数
の吐出ノズル52が副走査方向Yに沿って配列されてい
る場合には、主走査方向Xについてのインクの吐出タイ
ミングを色成分ごとに調整する必要はなくなるが、異な
る副走査位置で主走査方向Xに対する走査を少なくとも
4回行わなければ1ライン分のカラー印刷を行うことが
できない。
【0045】上記の2つの配置構成は、印刷対象物9に
対してカラー印刷を施すことが可能であるため、いずれ
を採用してもよい。そして、吐出ヘッド50を図3に示
すようなマルチノズル構成とすることにより、1回の主
走査方向Xへの吐出ヘッド50の駆動で、ノズル配列幅
に応じたカラー印刷が可能になるため、各色成分ごとの
吐出ノズルが1個である場合に比べて効率的な印刷が可
能になる。
【0046】この実施の形態における以下の説明におい
ては、主として図3(a)に示すマルチノズル構成の吐
出ヘッド50を印刷装置1に採用した場合について説明
することにする。
【0047】<2.吐出制御の原理>次に、画質の低下
を招くことなく、マルチノズル構成の吐出ヘッドを用い
て立体的な印刷対象物に印刷を行うための原理について
説明する。
【0048】図4は、吐出ノズルと印刷対象物9との距
離と、各吐出ノズルにおける着弾誤差hとの関係を示す
図である。図4に示すように、吐出ノズルの加工精度ま
たは撥水処理の不均一による吐出方向のズレが原因とな
って生じる着弾誤差hは、吐出ノズルと印刷対象物9と
の距離Hが一定範囲内であれば比例関係にあり、距離H
が大きくなる程に着弾誤差hも大きくなる。
【0049】既述のように着弾誤差hが大きくなると、
印刷対象物9に対する印刷画質が低下するため、印刷画
質を一定レベルに維持しようとすると、着弾誤差hを一
定誤差範囲内に制限する必要がある。換言すれば、印刷
画質が決まれば、着弾誤差hに対する許容着弾誤差h0
を決定することができる。そして、図4に示すように許
容着弾誤差h0から吐出ノズルと印刷対象物9との許容
距離H0を導くことができる。
【0050】したがって、印刷画質が決まれば、その画
質を実現するための吐出ノズルと印刷対象物9との許容
距離H0を決定することができるのである。
【0051】図5は、印刷動作の際の吐出ノズルの制限
を示す図である。図5に示すように吐出ヘッド50のノ
ズル面53には7個の吐出ノズル52a〜52gが配置
されているとする。例えば、図4に示すように印刷画質
に基づいて許容着弾誤差h0が求まると、その許容着弾
誤差h0から許容距離H0を決定することができる。す
なわち、吐出ノズルと印刷対象物9との距離Hが許容距
離H0よりも小さい場合には、印刷画質が要求される画
質を満たすこととなる一方、許容距離H0よりも大きい
場合には、印刷画質が要求される画質よりも低下するこ
とになるのである。図5の例の場合、吐出ノズル52a
〜52gのそれぞれについて印刷対象物9との距離Hを
求めると、吐出ノズル52aについては距離H=Haと
なっており、他の吐出ノズル52b〜52gについても
それぞれ距離H=Hb〜Hgとなっている。ここで、吐
出ノズルと印刷対象物9との距離Hは、吐出ノズルが理
想的なインク吐出を行った場合のインクの吐出方向、す
なわちノズル面53についての法線方向についての距離
である。
【0052】そして要求される画質に基づいて決定され
る許容距離H0と各吐出ノズル52a〜52gについて
導かれた距離Hとを比較し、H>H0の関係となる吐出
ノズルからインクを吐出させると要求される画質に対し
て画質低下の要因になることから、インク吐出を禁止す
る。逆に、H≦H0の関係となる吐出ノズルからインク
を吐出する場合は着弾誤差hがh0以下に抑えられるの
で要求される画質に対して画質低下を招かないことか
ら、インク吐出を許可する。
【0053】図5の例では、各吐出ノズル52a〜52
gについての距離Ha〜Hgと許容距離H0とを比較す
ると、吐出ノズル52a〜52dについては許容距離H
0よりも小さい距離となっているのでインク吐出が許可
され、吐出ノズル52e〜52gについては許容距離H
0よりも大きい距離となっているのでインク吐出が禁止
される。
【0054】このように印刷動作の際にマルチノズル構
成の吐出ヘッドにおける各吐出ノズルと印刷対象物との
距離に基づいて、複数の吐出ノズルのうちから印刷動作
に使用する吐出ノズルを選択的に決定し、その決定され
た吐出ノズルを用いて印刷動作を行うことにより、印刷
対象物9に生じるドットの着弾誤差hが許容着弾誤差h
0で規定される範囲内に抑えられ、印刷対象物9に対す
る印刷内容の画質低下を抑制することが可能になるので
ある。
【0055】<3.副走査方向Yに対する吐出制御>ま
ず、副走査方向Yに対する吐出制御について具体的に説
明する。
【0056】図6は、副走査方向Yに対する吐出制御を
示す図である。図6では、インク吐出が許可されている
吐出ノズルについてはインクの吐出経路を実線で示して
おり、インク吐出が禁止されている吐出ノズルについて
はインクの吐出経路を破線で示している。
【0057】吐出ヘッド50を副走査方向Yに沿って移
動させる過程において、吐出ヘッド50と印刷対象物9
との干渉を回避するために、吐出ヘッド50と印刷対象
物9との最小クリアランス(隙間)が所定値R0に維持
される。最小クリアランスとは、吐出ヘッド50におけ
る印刷対象物9に対向する部分と印刷対象物9における
表面部分との最小間隔である。なお、最小クリアランス
が所定値R0に維持されるためには、吐出ヘッド50の
走査位置に応じて吐出ヘッド昇降駆動部35が駆動さ
れ、吐出ヘッド50のZ方向に沿った高さ位置の調整が
行われる。
【0058】図6(a)は、印刷対象物9の平面部を印
刷する場合を示しており、吐出ヘッド50と印刷対象物
9との最小クリアランスがR0に維持された状態で、各
吐出ノズルと印刷対象物9との距離Hを求めると、全て
の吐出ノズルについてH≦H0の関係を満たすことにな
る。したがって、この場合には、全ての吐出ノズルから
インクが吐出され、効率的な印刷が行われる。
【0059】次に、図6(b)は、印刷対象物9の急斜
面を印刷する場合を示しており、吐出ヘッド50と印刷
対象物9との最小クリアランスがR0に維持された状態
で、各吐出ノズルと印刷対象物9との距離Hを求める
と、斜面上部側に位置する吐出ノズルについてはH≦H
0の関係を満たすことになるが、斜面下部側に位置する
吐出ノズルについてはH>H0の関係となる。したがっ
て、この場合には斜面下部側に位置する吐出ノズルから
のインクの吐出は禁止され、斜面上部側に位置する吐出
ノズルのみを用いて印刷動作が行われることになる。
【0060】次に、図6(c)は、印刷対象物9の頂上
部を印刷する場合を示しており、吐出ヘッド50と印刷
対象物9との最小クリアランスがR0に維持された状態
で、各吐出ノズルと印刷対象物9との距離Hを求める
と、頂上部付近に対応する吐出ノズルについてはH≦H
0の関係を満たすことになるが、急斜面部に位置する吐
出ノズルのうちの一部についてはH>H0の関係とな
る。したがって、この場合には、その一部の吐出ノズル
からのインク吐出は禁止され、頂上部付近に対応する吐
出ノズルのみを用いて印刷動作が行われることになる。
【0061】次に、図6(d)は、印刷対象物9の緩斜
面を印刷する場合を示しており、吐出ヘッド50と印刷
対象物9との最小クリアランスがR0に維持された状態
で、各吐出ノズルと印刷対象物9との距離Hを求める
と、斜面上部側に位置する吐出ノズルについてはH≦H
0の関係を満たすことになるが、斜面下部側に位置する
吐出ノズルについてはH>H0の関係となる。したがっ
て、この場合には斜面下部側に位置する吐出ノズルから
のインクの吐出は禁止され、斜面上部側に位置する吐出
ノズルのみを用いて印刷動作が行われることになる。ま
た、急斜面の場合と比べると、緩斜面の場合にはインク
吐出が禁止される吐出ノズルの数は少なくなるため、効
率的な印刷が行われる。
【0062】このように副走査方向Yについて吐出ヘッ
ド50を移動させつつ、印刷動作を行う際に、各吐出ノ
ズルの位置に応じて距離Hを求めるとともに、その距離
Hが許容距離H0で規定される範囲内にある場合の吐出
ノズルのみを用いて印刷を行うように構成することで、
印刷内容の画質低下を抑制することが可能になる。
【0063】ここで、図6のような副走査方向Yへの印
刷動作を行う際に、吐出ヘッド50における吐出ノズル
の配置構成が、図3(a)に示すような構成である場合
には、全ての色成分について適切にインク吐出を行うこ
とができる。しかしながら、図3(b)に示すような構
成である場合には、副走査方向Yに各色成分の吐出ノズ
ルが配置されているため、例えば、図6(b)に示す状
態のときには、Y(イエロー)のみがインク吐出を許可
され、他の色成分C(シアン),M(マゼンタ),K
(ブラック)についてはインク吐出が禁止されることに
なる。この場合、印刷対象物9における急斜面には適切
なカラー印刷を行うことができないことになるので、そ
のような事態が生じる場合には回転ステージ82を印刷
対象物9の形状に応じて所定角度(例えば90°)回転
させることにより、吐出ヘッド50と印刷対象物9との
位置関係を調整する。
【0064】吐出ヘッド50と印刷対象物9との位置関
係を調整する際には、その位置調整によってインク吐出
が許可される吐出ノズルの数が増加するように調整する
ことが必要である。例えば、上記図6(b)の場合に
は、Y(イエロー)のみがインク吐出を許可されていた
状態から、全ての色成分についてインク吐出が許可され
るように位置調整を行うのである。このように吐出ヘッ
ド50と印刷対象物9との位置関係を調整することによ
り、インク吐出が許可される吐出ノズルの数を増加させ
ることができ、それによって適切なカラー印刷を行うこ
とが可能になるとともに、高速印刷も可能になる。
【0065】<4.主走査方向Xに対する吐出制御>次
に、主走査方向Xに対する吐出制御について具体的に説
明する。
【0066】図7は、主走査方向Xに対する吐出制御を
示す図である。図7においても、インク吐出が許可され
ている吐出ノズルについてはインクの吐出経路を実線で
示しており、インク吐出が禁止されている吐出ノズルに
ついてはインクの吐出経路を破線で示している。
【0067】また、吐出ヘッド50を主走査方向Xに沿
って移動させる過程においても、吐出ヘッド50と印刷
対象物9との干渉を回避するために、吐出ヘッド50と
印刷対象物9との最小クリアランスが所定値R0に維持
される。したがって、この場合も必要に応じて吐出ヘッ
ド昇降駆動部35が駆動され、吐出ヘッド50のZ方向
に沿った高さ位置の調整が行われる。
【0068】図7(a)は、印刷対象物9の平面部を印
刷する場合を示しており、吐出ヘッド50と印刷対象物
9との最小クリアランスがR0に維持された状態で、各
吐出ノズルと印刷対象物9との距離Hを求めると、全て
の吐出ノズルについてH≦H0の関係を満たすことにな
る。したがって、この場合には、全ての吐出ノズルから
インクが吐出され、効率的な印刷が行われる。
【0069】次に、図7(b)は、印刷対象物9の緩斜
面を印刷する場合を示しており、吐出ヘッド50と印刷
対象物9との最小クリアランスがR0に維持された状態
で、各吐出ノズルと印刷対象物9との距離Hを求める
と、全ての吐出ノズルについてH≦H0の関係を満たす
ことになる。したがって、この場合には、全ての吐出ノ
ズルからインクが吐出され、効率的な印刷が行われる。
【0070】次に、図7(c)は、印刷対象物9の頂上
部を印刷する場合を示しており、吐出ヘッド50と印刷
対象物9との最小クリアランスがR0に維持された状態
で、各吐出ノズルと印刷対象物9との距離Hを求める
と、この場合も全ての吐出ノズルについてH≦H0の関
係を満たすことになる。したがって、この場合にも、全
ての吐出ノズルからインクが吐出され、効率的な印刷が
行われる。
【0071】次に、図7(d)は、印刷対象物9の急斜
面を印刷する場合を示しており、吐出ヘッド50と印刷
対象物9との最小クリアランスがR0に維持された状態
で、各吐出ノズルと印刷対象物9との距離Hを求める
と、斜面上部側に位置する吐出ノズルについてはH≦H
0の関係を満たすことになるが、斜面下部側に位置する
吐出ノズルについてはH>H0の関係となる。したがっ
て、この場合には斜面下部側に位置する吐出ノズルから
のインクの吐出は禁止され、斜面上部側に位置する吐出
ノズルのみを用いて印刷動作が行われることになる。
【0072】ところが、吐出ノズルの配置構成が、図3
(a)に示すように主走査方向Xに沿って複数の色成分
が配置された構成である場合、図7(d)に示す状態の
ときには、Y(イエロー)についての複数の吐出ノズル
は全てインク吐出が禁止されることになるため、この斜
面下部側においてY(イエロー)のインクを吐出するこ
とができなくなり、適切なカラー印刷を行うことができ
ない。
【0073】そこで、このような事態が生じる場合に
は、上記と同様に回転ステージ82を所定角度回転させ
ることによって、全ての色成分のインクを吐出すること
ができるように吐出ヘッド50と印刷対象物9との位置
関係を調整する。吐出ヘッド50と印刷対象物9との位
置関係を調整することによって、インク吐出が許可され
る吐出ノズルの数を増加させることができ、それによっ
て適切なカラー印刷を行うことが可能になるとともに、
高速印刷も可能になる。
【0074】上述のように吐出ノズルを選択した場合、
印刷幅が印刷対象物の傾斜に応じて変わる。そこで隙間
なく印刷するために、印刷幅に応じて走査の量を変更す
るようにしている。
【0075】<5.印刷装置1における制御機構>次
に、印刷装置1における制御機構について説明する。
【0076】図8は、印刷装置1における制御機構を示
すブロック図である。図8に示すように印刷装置1は、
画像データ受信部41、形状データ受信部42、制御部
43、RAM44、ROM45、主走査方向駆動部1
0、副走査方向駆動部20、吐出ヘッド昇降駆動部3
5、ステージ回転駆動部70、各種センサ47及び吐出
ノズル駆動部60を備えて構成されている。画像データ
受信部41には外部に接続されるホストコンピュータ1
00から印刷対象物9に対する印刷内容を画像として表
現した画像データが入力される一方、形状データ受信部
42にはホストコンピュータ100から印刷対象物9の
表面形状に関する形状データが入力される。
【0077】制御部43は、主走査方向駆動部10、副
走査方向駆動部20、吐出ヘッド昇降駆動部35、ステ
ージ回転駆動部70及び吐出ノズル駆動部60の各部を
制御する。また、制御部43は、印刷対象物9の形状デ
ータに基づいて、吐出ヘッド50が最小クリアランスR
0で印刷対象物9を走査する際の各走査位置における複
数の吐出ノズルと印刷対象物9との距離Hを求め、吐出
ノズルごとの距離Hに基づいて各走査位置における印刷
動作に使用する吐出ノズルを予め決定しておく。そし
て、実際に印刷動作を開始させると、制御部43は、上
記各部を制御することによって、最小クリアランスを所
定値R0で維持しつつ吐出ヘッド50を印刷対象物9に
対して走査させるとともに、各走査位置においてインク
吐出を許可された吐出ノズルを駆動させるべく吐出ノズ
ル駆動部60に対して所定の吐出タイミング信号を送出
する。
【0078】RAM44は、ホストコンピュータ100
より入力する画像データ及び形状データ、並びに制御部
43によって予め生成される印刷制御用データを格納し
ておくためのメモリである。ROM45は、制御部43
によって実行される印刷動作手順(例えば、後述する図
9のフローチャート)に対応したプログラムを格納する
メモリである。
【0079】主走査方向駆動部10はレール11(図1
参照)の内部に設けられ、制御部43からの動作指令に
基づいて所定のモータ等を駆動することにより、ヘッド
保持機構13をレール11に沿って移動させることがで
き、それによって、吐出ヘッド50が主走査方向Xに沿
って移動する。
【0080】副走査方向駆動部20は基台81(図1参
照)の内部に設けられ、制御部43からの動作指令に基
づいて所定のモータ等を駆動することにより、スタンド
21をY方向に形成された溝83に沿って移動させるこ
とができ、それによって、吐出ヘッド50が副走査方向
Yに沿って移動する。
【0081】吐出ヘッド昇降駆動部35はヘッド保持機
構13の内部に設けられ、制御部43からの動作指令に
基づいて吐出ヘッド50をZ方向に沿って昇降移動させ
る。
【0082】各種センサ47は、主走査方向駆動部10
等の各動作機構部におけるホームポジション等を検知し
たり、吐出ヘッド50内におけるインク残量等を検出す
るための検知手段であり、この検知手段によって各方向
への正確な動作が実現されるとともに、インクタンク等
の交換時期を把握することが可能になる。
【0083】また、吐出ノズル駆動部60は、吐出ヘッ
ド50内に設けられており、制御部43から与えられる
吐出タイミング信号に基づいて、吐出ヘッド50に設け
られた吐出ノズルからインクを吐出させる。
【0084】印刷装置1は上記のような機能的構成を有
しており、特に制御部43による制御機能によって、立
体的な印刷対象物9に対する印刷内容の画質低下を回避
することが可能になっている。
【0085】<6.印刷装置1における印刷動作>次
に、印刷装置1において実際に立体的な印刷対象物9に
対して印刷を行う際の動作の一例について説明する。
【0086】図9は印刷装置1における全体的動作の一
例を示すフローチャートであり、主として上記構成のう
ちの制御部43において行われる処理手順を示してい
る。
【0087】まず、ステップS31では、印刷対象物9
における印刷対象表面をn個(ただし、nは任意の整
数)のポリゴン平面で近似する。具体的には、制御部4
3はホストコンピュータ100から得られた印刷対象物
9に関する形状データを入力すると、滑らかな凹凸等を
有する表面形状の印刷対象物9であってもそのデータを
加工することによって、その表面形状を複数のポリゴン
平面の集合体として表現するのである。
【0088】次に、ステップS32に進み、吐出ヘッド
50と印刷対象物9との最小クリアランスを所定値R0
に設定する。この所定値R0は印刷装置1に固有の値で
あり、機構部の精度、バックラッシュ等を考慮して、吐
出ヘッド50と印刷対象物9とが干渉する可能性のない
最小の値に設定される。
【0089】そして、ステップS33に進み、吐出ヘッ
ド50に含まれる複数の吐出ノズルと印刷対象物9との
許容距離H0が設定される。この許容距離H0は設定変
更可能となっており、ユーザが指示する印刷内容の画質
に応じて許容距離H0の値が設定変更される。
【0090】そして、ステップS34に進み、ポリゴン
パラメータiを1に初期化する。ステップS35では、
i番目のポリゴンを最小クリアランスR0で印刷する場
合における各走査位置での吐出ノズルと印刷対象物9と
の距離Hを、形状データに基づいて吐出ノズルごとに求
める。
【0091】そして、ステップS36に進み、複数の吐
出ノズルについて導かれた距離Hと許容距離H0とを比
較し、H>H0の関係となる吐出ノズルについては、そ
の走査位置でのインク吐出動作を禁止するように設定す
る。逆に、禁止されない吐出ノズルはその走査位置での
インク吐出動作が許可されることになる。
【0092】そして、ステップS37に進み、複数の色
成分のうちのある色成分についての全ての吐出ノズルが
H>H0の関係となっているか否かを調べる。つまり、
少なくとも1つの色成分について全ての吐出ノズルがイ
ンク吐出動作を禁止されている場合には、適切なカラー
印刷を行うことができなくなるため、i番目のポリゴン
を印刷する際の各走査位置においてそのような事態が生
じるかどうかを調べるのである。ここで「YES」であ
ればステップS45に進み、「NO」であればステップ
S38に進む。
【0093】ステップS45では印刷対象物9を所定角
度回転させた状態を仮定して、上記ステップS35〜S
37の処理を行うべく、印刷対象物9の形状データをX
Y平面内で所定角度回転させたデータを生成し、ステッ
プS35に戻る。この結果、ステップS35〜S37で
は印刷対象物9を所定角度回転させた状態で、各吐出ノ
ズルごとにインク吐出動作の禁止または許可が行われ、
その状態で少なくとも1つの色成分について全ての吐出
ノズルがインク吐出動作を禁止されているかを判断する
ことになる。
【0094】したがって、ステップS35〜S37,S
45の処理を繰り返すことによって全ての色成分につい
てインク吐出動作の許可された吐出ノズルが存在するこ
ととなった場合に、適切なカラー印刷が可能となり、ス
テップS37において「NO」と判断される。
【0095】ステップS38では使用する吐出ノズルに
応じて走査間隔を設定する。この走査間隔を設定によ
り、印刷対象物の傾斜が変化しても隙間なく印刷を行う
ことが可能になる。
【0096】そして、各走査位置における吐出ノズルご
とのインク吐出動作を許可するか禁止するかの情報と、
走査間隔と、印刷対象物9を回転させるための回転角に
関する情報とに基づいて、i番目のポリゴンを印刷する
際の印刷動作制御用データをRAM44内に一時的に格
納しておく。
【0097】そして、ステップS39においてポリゴン
パラメータiを1だけインクリメントし、ステップS4
0に進む。ステップS40では、n個のポリゴン全てに
ついて印刷動作制御用データが生成されたか否かを調
べ、全てのポリゴンについての処理が終了している場合
にはステップS41に進む一方、終了していない場合に
は、ステップS35に戻って次のポリゴンについて印刷
動作制御用データを生成する。
【0098】そして、次に各ポリゴンごとの印刷を行う
べく、ステップS41〜S44の処理が行われる。
【0099】ステップS41では、ポリゴンパラメータ
iが1に初期化される。そして、ステップS42におい
て制御部43はRAM44内からi番目のポリゴンにつ
いての印刷動作制御用データを取得し、そのデータを基
に、回転ステージ82を駆動させることによって印刷対
象物9に対して設定された回転角を与えるとともに、イ
ンク吐出を許可された吐出ノズルのみを使用するように
実際の印刷動作を制御する。そして、そのポリゴンに対
する印刷動作が終了すると、ステップS43においてポ
リゴンパラメータiが1だけインクリメントされ、ステ
ップS44に進む。
【0100】ステップS44では、n個のポリゴン全て
について印刷動作が終了したか否かを調べ、全てが終了
している場合には印刷対象物9に対する印刷動作は終了
する。一方、終了していない場合にはステップS42に
戻って次のポリゴンについての印刷動作を開始する。
【0101】ここで、ステップS42における印刷動作
を行う際には、印刷対象物9との距離Hが許容距離H0
よりも大きい吐出ノズルからのインク吐出動作は禁止さ
れた状態にあるため、印刷対象物9の表面に形成される
ドットの着弾誤差hは許容着弾誤差h0以下に抑えら
れ、ユーザが所望する品質の印刷結果が得られる。
【0102】以上で、印刷装置1における処理が終了
し、印刷対象物9に対して印刷内容を示す画像データに
適合した印刷を行うことができる。上記のような印刷動
作の場合は、ユーザ指示による任意の画質での印刷を行
うことができるのであるが、印刷装置1の動作モードと
して3つの動作モードを用意し、ユーザによって指定さ
れた動作モードを実行するように構成してもよい。
【0103】例えば、高画質/低速モード、中画質/中
速モード及び低画質/高速モードの3つの動作モードを
用意する。
【0104】中画質/中速モードは、吐出ノズルと印刷
対象物との許容距離H0として一定の印刷画質を実現す
るための規定値を設定しておき、上述のような許容距離
H0に応じた吐出ノズルの制限を行いつつ、印刷動作を
行う動作モードである。
【0105】高画質/低速モードは、許容距離H0とし
て中画質/中速モードにおける規定値よりも小さな値を
設定し、中画質/中速モードよりも高画質の印刷を行う
動作モードである。この場合は、許容距離H0が小さな
値になるため、インクの吐出動作を禁止される吐出ノズ
ルの数が増加するため、印刷に要する時間は中画質/中
速モードよりも長くなることとなる。また、この動作モ
ードでは、主走査方向Xへの走査速度も必要に応じて低
速化する。各吐出ノズルから吐出されるインク粒の速度
は、ばらつきを有しており、吐出ヘッド50が主走査方
向Xへ移動することによってインク粒着弾位置ズレが生
じる。走査速度を低速化することにより、位置ズレを最
小限に抑えることができる。
【0106】低画質/高速モードは、許容距離H0とし
て中画質/中速モードにおける規定値よりも大きな値
(最大値)を設定することにより、インク吐出動作の禁
止される吐出ノズルの数を減少させることで、高速印刷
を実現する動作モードである。この動作モードの場合に
は、印刷対象物9の全体を印刷する際に吐出ノズルのイ
ンク吐出動作を禁止しないこともある。したがって、そ
のような場合には最も効率よく印刷動作を行うことがで
きるのであるが、その一方で印刷画質は最も低いものと
なる。
【0107】そして、上記のような3つ動作モードのう
ちからユーザが1つの動作モードを選択することによっ
て、印刷画質と印刷速度とのバランスを考慮した動作モ
ードの設定を行うことが可能になる。
【0108】また、印刷内容を示す画像データにおいて
重要となる部分は画像のエッジ部分である。そこで、制
御部43が画像データを取得すると、その画像データに
対して画像処理を行い、印刷すべき内容である画像全体
の中からエッジ部分(例えば、顔画像である場合は輪
郭、目、口等の部分)を抽出し、当該エッジ部分を印刷
する場合には、低画質/高速モードまたは中画質/中速
モードから自動的に高画質/低速モードに切り替えて印
刷動作を実行するようにしてもよい。このような動作形
態を実行することで、ドットの着弾精度が最も高く要求
される画像のエッジ部分のみを高画質モードで印刷する
ことが可能になるとともに、他の画像部分については比
較的に効率よく印刷動作が行われることになる。したが
って、印刷速度を大幅に低下させることなく効率的に印
刷画質の向上を行うことが可能になる。なお、高画質/
低速モードで印刷を行う部分は画像のエッジ部分に限定
されるものではなく、その他の特定の領域であってもよ
い。そうすることによって特定領域に対する高画質での
印刷を行うことができるからである。
【0109】さらに、高画質/低速モード等において、
印刷対象物9の表面側にあるV溝等の部分を印刷する場
合、全ての吐出ノズルについて印刷対象物9との距離H
が許容距離H0よりも大きくなり、高画質での印刷を行
うことが困難な場合もある。そこで、そのような場合に
は、Y,M,C,Kの各色成分ごとに1個の吐出ノズル
を選択し、その選択された吐出ノズルを用いて印刷動作
を行うことで、高画質での印刷が可能になる。
【0110】1個の吐出ノズルに着目すると、その吐出
ノズルからのインクの吐出方向のズレは安定したもので
ある。このため、Y,M,C,Kの各色成分ごとに1個
の吐出ノズルを選択して、その1個の吐出ノズルに関す
るインクの吐出方向のズレに関するデータを予め入力し
ておけば、当該吐出ノズルと印刷対象物9との距離Hに
応じたインクの着弾位置のズレ量を算出することが可能
である。そこで、高画質/低速モードでの印刷が困難な
場合には、Y,M,C,Kの各色成分ごとの1個の吐出
ノズルについての着弾位置のズレを予測し、その予測結
果を印刷動作制御用データにフィードバックすること
で、当該吐出ノズルによる正確なインク着弾が可能とな
り、高画質での印刷が可能になる。ただしこの場合、各
色成分ごとに1個の吐出ノズルを使用して印刷動作が行
われるため、印刷に要する時間は最も長くなる。
【0111】<7.他の印刷動作>立体的な印刷対象物
9に対して印刷を行う場合、上記のように印刷対象物9
の表面形状を複数のポリゴン平面で近似し、それぞれの
ポリゴン領域について順次印刷を行っていく方法は、確
実であるが、各ポリゴンごとに吐出ヘッド50と印刷対
象物9との位置関係を調整する必要がある。このため、
さらに効率よく印刷を行う必要がある場合には、ポリゴ
ンごとの処理を伴わないような印刷動作を行うことが望
まれる。
【0112】例えば、印刷対象物9の表面上を吐出ヘッ
ド50が走査する際に、1回でもインク吐出動作が禁止
される吐出ノズルについてはその走査過程でのインク吐
出を行わないようにすれば、印刷対象物9に対して一定
幅での印刷を行うことが可能になる。
【0113】図10は一定幅での印刷形態を示す図であ
り、(a)はある副走査位置における主走査領域のうち
の最も急斜面へのインク吐出を示す図であり、(b)は
緩斜面へのインク吐出を示す図である。図10(a),
(b)に示すように、印刷対象物9における印刷領域の
ノズル面53に対する傾斜角が異なる場合、許容距離H
0以下の距離Hにある吐出ノズルによるインク吐出を全
て許可すると、急斜面側では図10(a)中の領域Aに
含まれる吐出ノズルのインク吐出が許可され、緩斜面側
では図10(b)中の領域A及びBに含まれる吐出ノズ
ルのインク吐出が許可されることとなり、印刷幅は印刷
対象物9において一定幅でなくなる。
【0114】この場合、例えば副走査方向Yに順次移動
して主走査方向Xへの印刷動作を繰り返すようにする
と、急斜面側では印刷幅が狭くなることから印刷領域に
隙間を生じることとなる。
【0115】そこで、図10(a)に示すようにある副
走査位置における主走査領域のうちの最も急斜面を印刷
する際に領域Aに含まれる吐出ノズルによって印刷幅W
の印刷を行うとともに、緩斜面を印刷する際にも図10
(b)に示すように領域Aに含まれる吐出ノズルのみを
用いて印刷を行うことで、同一の印刷幅Wを実現するこ
とができる。
【0116】この結果、印刷領域に隙間を生じることな
く適切な印刷を効率よく行うことが可能になる。
【0117】図11は、主走査方向Xに一定幅で帯状の
印刷を行う動作形態を示す図である。図11(a)に示
すような印刷対象物9の表面形状が形状データとして得
られると、制御部43は、図11(b)に示すように吐
出ヘッド50を主走査方向Xに連続移動させる際に一定
幅での印刷を可能とする印刷動作制御用データを生成す
る。このとき、吐出ヘッド50を主走査方向Xに移動さ
せる過程において、1回でもインク吐出動作が禁止され
る吐出ノズルについては、その主走査でのインク吐出が
禁止される。そして、図11(c)に示すように制御部
43が各駆動部を制御することによって、主走査方向X
について一定幅での印刷動作を実現する。すなわち、主
走査方向Xに対して吐出ヘッド50を走査させる際に、
印刷幅が最も狭いものを基準とし、その最も狭い印刷幅
での印刷を行うように印刷動作が行われるのである。こ
のような動作形態を行えば、ポリゴンごとの処理を伴わ
ず、主走査方向Xへの印刷動作を、副走査位置Yを更新
しつつ順次繰り返すだけで印刷可能になるので高速印刷
が可能になる。
【0118】次に、図12及び図13は、印刷対象物の
同一の高さ位置を一定幅で印刷する動作形態を示す図で
ある。
【0119】制御部43は、印刷対象物9の表面形状に
ついての形状データを入手すると、図12に示すように
吐出ヘッド50をある高さ位置にて印刷対象物9上を走
査させた際に一定幅での印刷を可能とする印刷動作制御
用データを生成する。つまり、制御部43は、吐出ヘッ
ド50と印刷対象物9との干渉を回避しつつ、許容距離
H0を考慮した上で印刷対象物9の表面形状を複数の等
高線で分割する。
【0120】このとき各等高線の高低幅は、許容距離H
0以下となる吐出ノズルによって1回の走査で印刷可能
な幅として設定される。換言すれば、等高線方向に対し
て印刷可能な高低幅の最も狭い部分の高低幅が等高線間
隔として設定され、吐出ヘッド50がその高さ位置にあ
るときには、等高線内の領域に含まれる一定高低幅を印
刷するように設定される。
【0121】実際の印刷動作の際には、図13に示すよ
うな印刷動作が行われる。すなわち、図13(a)に示
すように印刷対象物9の急斜面側を印刷する際には、許
容距離H0以下である全ての吐出ノズルからインク吐出
が行われ、高低幅H1での印刷が行われる。そして、吐
出ヘッド50の高さ位置を維持しつつ、回転ステージ8
2を回転させることにより、印刷対象物9を回転させ
る。この結果、図13(b)に示すような状態となっ
て、印刷対象物9の緩斜面側に印刷を行うこととなり、
高低幅H1での印刷が行われる。
【0122】そして、次に吐出ヘッド50を上昇させ、
図13(c)に示すように印刷対象物9の急斜面側を印
刷する際には、許容距離H0以下である全ての吐出ノズ
ルからインク吐出が行われ、高低幅H2での印刷が行わ
れる。そして、吐出ヘッド50の高さ位置を維持しつ
つ、回転ステージ82を回転させることにより、印刷対
象物9を回転させる。この結果、図13(d)に示すよ
うな状態となって、印刷対象物9の緩斜面側に印刷を行
うこととなり、高低幅H2での印刷が行われる。
【0123】すなわち、この動作形態の場合には、主走
査方向X及び副走査方向Yに沿っての規則的な走査形態
とはならず、吐出ヘッド50が一定の高さ位置にて印刷
対象物9を走査する過程における各走査位置での距離H
に基づいて、複数の吐出ノズルのうちから一定高低幅で
の印刷を可能とする吐出ノズルが選択されて、その高さ
位置における印刷動作が行われる。そして、このような
動作形態を行うことによりポリゴンごとの処理を行う必
要がないので、高速印刷が可能になる。
【0124】<8.変形例>以上、この発明の実施の形
態について説明したが、この発明は上記に説明した内容
のものに限定されるものではない。
【0125】主走査方向駆動部10等の各駆動部は上記
のような構成に限定されるものではない。つまり、吐出
ヘッド50が印刷対象物9に対して相対的に移動可能な
構成であれば、駆動手段としてどのような構成を採用し
てもよいのである。
【0126】また、上述の実施形態では、各吐出ノズル
から印刷対象物までの距離に基づいて、印刷に使用する
吐出ノズルを選択するように構成した例について説明し
たが、以下のように構成してもよい。
【0127】印刷対象物の形状(傾斜方向、傾斜角度)
に対する使用ノズルおよび吐出ヘッドの回転の要否を予
め定めておき、例えばテーブル化して記憶しておく。そ
して、各ポリゴンの傾斜方向と傾斜角度を求め、その傾
斜方向と傾斜角度とから、そのテーブルを参照して使用
ノズルおよび吐出ヘッドの回転を決定するように構成す
ることもできる。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、吐出ヘッドの走査位置に対する印刷対象
物の形状に応じて、複数の吐出ノズルのうちから印刷動
作に使用する吐出ノズルを選択的に決定し、吐出ヘッド
による印刷動作を制御するように構成されているため、
画質の低下を招くことなく、立体的な印刷対象物に印刷
を行うことが可能になる。
【0129】請求項2に記載の発明によれば、吐出ノズ
ルと印刷対象物との距離が所定の許容範囲内である吐出
ノズルを印刷動作に使用する吐出ノズルとして選択する
ため、所定の画質を維持した状態での印刷が可能にな
る。
【0130】請求項3に記載の発明によれば、画質に応
じて許容範囲を設定変更することができるので、印刷対
象物に対する印刷内容の画質を調整することが可能にな
る。
【0131】請求項4に記載の発明によれば、選択的に
決定される吐出ノズルの数が増加するように、駆動手段
を駆動させて吐出ヘッドと印刷対象物との位置関係を調
整するように構成されているため、印刷効率を向上させ
ることができる。
【0132】請求項5に記載の発明によれば、回転駆動
手段を駆動させることにより、位置関係を調整するた
め、印刷対象物に対して適切なインク吐出を行うことが
可能になる。
【0133】請求項6に記載の発明によれば、制御手段
による印刷動作に使用する吐出ノズルの選択は、吐出ヘ
ッドが印刷対象物における特定領域を走査する際の印刷
動作のために行われるので、特定領域に対する画質低下
を抑制することができる。
【0134】請求項7に記載の発明によれば、特定領域
は、印刷対象物に対して印刷すべき画像のエッジ領域で
あるため、画像の重要な部分であるエッジ部分について
の画質低下を抑制することができる。
【0135】請求項8に記載の発明によれば、印刷対象
物の表面形状を複数のポリゴンで近似し、各ポリゴンご
との印刷動作を行う際に使用する吐出ノズルを選択する
ように構成されているため、画質の低下を招くことな
く、確実に立体的な印刷対象物に印刷を行うことが可能
になる。
【0136】請求項9及び請求項10に記載の発明によ
れば、高速印刷が可能になる。
【0137】請求項11に記載の発明によれば、吐出ヘ
ッドを印刷対象物に対して相対的に移動させつつ走査す
る際の、各走査位置における印刷対象物の形状に応じ
て、複数の吐出ノズルのうちから印刷動作に使用する吐
出ノズルを選択的に決定し、その決定された吐出ノズル
を用いて各走査位置における印刷動作を制御するため、
画質の低下を招くことなく、立体的な印刷対象物に印刷
を行うことが可能になる。
【0138】請求項12に記載の発明によれば、複数の
吐出ノズルのうち、吐出ノズルと印刷対象物との距離が
所定の許容範囲内にある吐出ノズルを印刷動作に使用す
る吐出ノズルとして選択するため、所定の画質を維持し
た状態での印刷が可能になる。
【0139】請求項13に記載の発明によれば、画質に
応じて許容範囲を設定または変更するため、印刷対象物
に対する印刷内容の画質を調整することが可能になる。
【0140】請求項14に記載の発明によれば、選択さ
れる吐出ノズルの数が増加するように、吐出ヘッドと印
刷対象物との位置関係を定義する工程が含まれるため、
印刷効率を向上させることができる。
【0141】請求項15に記載の発明によれば、位置関
係の定義に基づいて、印刷対象物を所定平面内で回転さ
せることにより、印刷動作の際の位置関係の調整を行う
工程を含むため、印刷対象物に対して適切なインク吐出
を行うことが可能になる。
【0142】請求項16に記載の発明によれば、印刷動
作に使用する吐出ノズルの選択は、吐出ヘッドが印刷対
象物における特定領域を走査する際の印刷動作のために
行われるので、特定領域に対する画質低下を抑制するこ
とができる。
【0143】請求項17に記載の発明によれば、特定領
域が、印刷対象物に対して印刷すべき画像のエッジ領域
であるため、画像の重要な部分であるエッジ部分につい
ての画質低下を抑制することができる。
【0144】請求項18に記載の発明によれば、印刷対
象物の表面形状を複数のポリゴンで近似し、各ポリゴン
ごとの印刷動作を行う際に使用する吐出ノズルを選択す
る工程を含むため、画質の低下を招くことなく、確実に
立体的な印刷対象物に印刷を行うことが可能になる。
【0145】請求項19及び請求項20に記載の発明に
よれば、高速印刷が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る印刷装置を示す外観
図である。
【図2】吐出ヘッドと印刷対象物との位置関係を示す図
である。
【図3】吐出ヘッドにおける複数の吐出ノズルの配置状
態を示す図である。
【図4】距離Hと着弾誤差hとの関係を示す図である。
【図5】印刷動作の際の吐出ノズルの制限を示す図であ
る。
【図6】副走査方向に対する吐出制御を示す図である。
【図7】主走査方向に対する吐出制御を示す図である。
【図8】印刷装置における制御機構を示すブロック図で
ある。
【図9】印刷装置における全体的動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図10】一定幅での印刷形態を示す図である。
【図11】主走査方向に一定幅で帯状の印刷を行う動作
形態を示す図である。
【図12】印刷対象物の同一の高さ位置を一定幅で印刷
する動作形態を示す図である。
【図13】印刷対象物の同一の高さ位置を一定幅で印刷
する動作形態を示す図である。
【図14】吐出ノズルの吐出方向を示す図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 9 印刷対象物 10 主走査方向駆動部(駆動手段) 20 副走査方向駆動部(駆動手段) 35 吐出ヘッド昇降駆動部(駆動手段) 43 制御部(制御手段) 50 吐出ヘッド 52 吐出ノズル 60 吐出ノズル駆動部 70 ステージ回転駆動部(駆動手段) 82 回転ステージ H0 許容距離 X 主走査方向 Y 副走査方向
フロントページの続き (72)発明者 中西 秀明 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA01 EA07 EB03 EB13 EB37 EC03 EC07 EC11 EC12 EC28 EC34 EC37 EC74 EC77 EC79 EC80 FA09 FA15 FB10 HA12 HA38 HA60

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体的な印刷対象物に対して印刷を行う
    印刷装置であって、 前記印刷対象物に対して印刷用のインクを吐出する複数
    の吐出ノズルを備えた吐出ヘッドと、 前記印刷対象物に対して前記吐出ヘッドを相対的に移動
    させることにより、前記吐出ヘッドを前記印刷対象物に
    対して走査させる駆動手段と、 前記吐出ヘッドの走査位置に対する前記印刷対象物の形
    状に応じて、前記複数の吐出ノズルのうちから印刷動作
    に使用する吐出ノズルを選択的に決定し、前記吐出ヘッ
    ドによる印刷動作を制御する制御手段と、を備えること
    を特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷装置において、 前記制御手段は、 前記複数の吐出ノズルのうち、前記吐出ヘッドの各走査
    位置での前記複数の吐出ノズルのそれぞれと前記印刷対
    象物との距離が所定の許容範囲内である吐出ノズルを印
    刷動作に使用する吐出ノズルとして選択することを特徴
    とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の印刷装置において、 前記制御手段は、画質に応じて前記許容範囲を設定変更
    することを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の印刷装置において、 前記制御手段は、 選択的に決定される前記吐出ノズルの数が増加するよう
    に、前記駆動手段を駆動させて前記吐出ヘッドと前記印
    刷対象物との位置関係を調整することを特徴とする印刷
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の印刷装置において、 前記駆動手段は、前記印刷対象物を所定平面内で回転さ
    せる回転駆動手段を備えており、 前記制御手段は、前記回転駆動手段を駆動させることに
    より、前記位置関係を調整することを特徴とする印刷装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の印刷装置において、 前記制御手段による前記印刷動作に使用する吐出ノズル
    の選択は、前記吐出ヘッドが前記印刷対象物における特
    定領域を走査する際の印刷動作のために行われることを
    特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の印刷装置において、 前記特定領域は、前記印刷対象物に対して印刷すべき画
    像のエッジ領域であることを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の印刷装置において、 前記制御手段は、前記印刷対象物の表面形状を複数のポ
    リゴンで近似し、各ポリゴンごとの印刷動作を行う際に
    使用する吐出ノズルを選択することを特徴とする印刷装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の印刷装置において、 前記制御手段は、 前記吐出ヘッドが前記印刷対象物に対して直線的に走査
    する過程における各走査位置での、前記複数の吐出ノズ
    ルのそれぞれと前記印刷対象物との距離に基づいて、前
    記複数の吐出ノズルのうちから、前記直線的な走査方向
    に対して一定幅での印刷を可能とする吐出ノズルを選択
    し、前記直線的走査過程における印刷動作を制御するこ
    とを特徴とする印刷装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載の印刷装置において、 前記制御手段は、 前記吐出ヘッドが一定の高さ位置にて前記印刷対象物を
    走査する過程における各走査位置での、前記複数の吐出
    ノズルのそれぞれと前記印刷対象物との距離に基づい
    て、前記複数の吐出ノズルのうちから、一定高低幅での
    印刷を可能とする吐出ノズルを選択し、前記高さ位置に
    おける印刷動作を制御することを特徴とする印刷装置。
  11. 【請求項11】 立体的な印刷対象物に対して印刷を行
    う印刷方法であって、 (a) 印刷用のインクを吐出する複数の吐出ノズルを備え
    た吐出ヘッドを前記印刷対象物に対して相対的に移動さ
    せつつ走査する際の、各走査位置における前記印刷対象
    物の形状に応じて、前記複数の吐出ノズルのうちから印
    刷動作に使用する吐出ノズルを選択的に決定する工程
    と、 (b) 前記工程(a)にて決定された前記吐出ノズルを用い
    て各走査位置における印刷動作を制御する工程と、を有
    することを特徴とする印刷方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の印刷方法におい
    て、 前記工程(a)は、 前記複数の吐出ノズルのうち、前記各走査位置における
    前記複数の吐出ノズルのそれぞれと前記印刷対象物との
    距離が所定の許容範囲内にある吐出ノズルを印刷動作に
    使用する吐出ノズルとして選択することを特徴とする印
    刷方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の印刷方法におい
    て、 (c) 画質に応じて前記許容範囲を設定または変更する工
    程、をさらに有することを特徴とする印刷方法。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし請求項13のいずれ
    かに記載の印刷方法において、 前記工程(a)は、 選択される前記吐出ノズルの数が増加するように、前記
    吐出ヘッドと前記印刷対象物との位置関係を定義する工
    程を含むことを特徴とする印刷方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の印刷方法におい
    て、 前記工程(b)は、 前記位置関係の定義に基づいて、前記印刷対象物を所定
    平面内で回転させることにより、前記印刷動作の際の前
    記位置関係の調整を行う工程を含むことを特徴とする印
    刷方法。
  16. 【請求項16】 請求項11ないし請求項15のいずれ
    かに記載の印刷方法において、 前記工程(a)における前記印刷動作に使用する吐出ノズ
    ルの選択は、前記吐出ヘッドが前記印刷対象物における
    特定領域を走査する際の印刷動作のために行われること
    を特徴とする印刷方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の印刷方法におい
    て、 前記特定領域は、前記印刷対象物に対して印刷すべき画
    像のエッジ領域であることを特徴とする印刷方法。
  18. 【請求項18】 請求項11ないし請求項17のいずれ
    かに記載の印刷方法において、 前記工程(a)は、 前記印刷対象物の表面形状を複数のポリゴンで近似し、
    各ポリゴンごとの印刷動作を行う際に使用する吐出ノズ
    ルを選択する工程を含むことを特徴とする印刷方法。
  19. 【請求項19】 請求項11ないし請求項13のいずれ
    かに記載の印刷方法において、 前記工程(a)は、 前記吐出ヘッドが前記印刷対象物に対して直線的に走査
    する過程における各走査位置での、前記複数の吐出ノズ
    ルのそれぞれと前記印刷対象物との距離に基づいて、前
    記複数の吐出ノズルのうちから、前記直線的な走査方向
    に対して一定幅での印刷を可能とする吐出ノズルを選択
    する工程を含み、 前記工程(b)は、 前記工程(a)にて決定された前記吐出ノズルを用いて、
    前記走査方向に前記吐出ノズルを直線的に移動させつつ
    各走査位置における印刷動作を制御する工程を含むこと
    を特徴とする印刷方法。
  20. 【請求項20】 請求項11ないし請求項13のいずれ
    かに記載の印刷方法において、 前記工程(a)は、 前記吐出ヘッドが一定の高さ位置にて前記印刷対象物を
    走査する過程における前記各走査位置での、前記複数の
    吐出ノズルのそれぞれと前記印刷対象物との距離に基づ
    いて、前記複数の吐出ノズルのうちから、一定高低幅で
    の印刷を可能とする吐出ノズルを選択する工程を含み、 前記工程(b)は、 前記工程(a)にて決定された前記吐出ノズルを用いて、
    前記吐出ノズルが前記高さ位置にある場合の各走査位置
    における印刷動作を制御する工程を含むことを特徴とす
    る印刷方法。
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