JP4186436B2 - 隣接画素におけるインク吐出量に応じた吐出駆動素子の制御 - Google Patents

隣接画素におけるインク吐出量に応じた吐出駆動素子の制御 Download PDF

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、印刷媒体上に画像の記録を行う印刷技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータの出力装置としては、インクをヘッドから吐出するインクジェットプリンタが普及している。また、近年の典型的なインクジェットプリンタは、1画素で3以上の多値の濃度再現ができる多値プリンタである。
【0003】
図11は、多値インクジェットプリンタにおけるインクドットの形成方法を示す説明図である。原駆動信号ODRVは、1画素区間の中に同一の駆動波形部分W1を3つ有している。この原駆動波形ODRVを整形することによって、小ドットSDと中ドットMDと大ドットLD(図11(C))を形成するための駆動波形DRV(図11(B))がそれぞれ生成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の多値インクジェットプリンタでは、同じ種類のドットが連続すると、実際のインク吐出量が大幅に変化してしまう場合があった。図12は、同じ種類のドットが連続するときにインク吐出量が変化してしまう場合の例を示す説明図である。この例では、中ドットを連続して形成しようとしたときに、実際には、図11に示した正規の中ドットMDよりも大きな中ドットMDaが形成されている。このようなインク吐出量の変化は、ノズルのメニスカス(ノズル口でのインクの表面形状)の振動が不安定になることに起因していると推定される。メニスカスの不安定な挙動は、駆動波形の並び方に応じて発生すると推定される。
【0005】
インク吐出量が大幅に変化すると画質が劣化するので、画質の向上のためにはインク吐出量を安定化することが好ましい。しかし、従来は、同じドットを連続して形成する際に実際のインク吐出量が変化してしまうという問題については認識されておらず、考慮もなされていなかった。
【0006】
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、隣接する画素に同じインク量のドットを形成しようとしたときに、実際のインク吐出量が大幅に変化してしまうことを防止することのできる技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的を達成するために、本発明の印刷方法は、複数のノズルと、前記複数のノズルからインク滴をそれぞれ吐出させるための複数の吐出駆動素子とを有し、1画素区間に3つの同一の駆動波形部分を発生可能な駆動信号に応じて各ノズルを用いて印刷媒体上の1画素の領域にインク量の異なる大中小の3種類のドットのうちのいずれかを選択的に形成可能な印刷ヘッドを用いて、前記印刷ヘッドを主走査方向に移動させつつ各駆動素子に前記駆動信号を供給してインク滴を吐出させることによって印刷を行う方法であって、
前記中ドットは、1画素区間における前記3つの同一の駆動波形部分のうちの2つの部分駆動波形を使用して形成することが可能であり、
同一の主走査ライン上に存在するとともに時間的に連続してインク滴が吐出される任意の2つの画素の双方において前記中ドットが形成される場合に、一方の画素では前記3つの同一の駆動波形部分のうちの両端の2つの駆動波形部分を有する駆動信号を使用し、他方の画素では前記3つの同一の駆動波形部分のうちの一端と中央の駆動波形部分を有する駆動信号を使用する工程を備えることを特徴とする。
【0008】
この方法によれば、ドットを連続して形成する場合にも、2つの画素で同じ波形の駆動信号が連続することが回避される。従って、隣接する画素に同じインク量のドットを形成しようとしたときに、実際のインク吐出量が大幅に変わってしまうことを防止することが可能である。
【0009】
上記印刷方法は、
(a)前記3つの同一の駆動波形部分を有する原駆動信号を生成する工程と、
(b)前記種類のドットを形成することを表す印刷信号の個の異なる値に応じて、前記原駆動信号の整形に使用されるマスク信号を生成する工程と、
(c)前記マスク信号に応じて前記原駆動信号を整形することによって、各吐出駆動素子に供給される駆動信号を生成する工程と、
(d)前記駆動信号に応じて各ノズルからインク滴を吐出させる工程と、
を備え、
前記工程(c)は、
(i)前記ドットのためのマスク信号の波形として、マスク対象となる駆動波形部分が互いに異なる複数種類のマスクパターンを準備する工程と、
(ii)同一の主走査ライン上に存在するとともに時間的に連続してインク滴が吐出される任意の2つの画素の双方において前記ドットが形成される場合に、一方の画素では前記3つの同一の駆動波形部分のうちの両端の2つの駆動波形部分を有する駆動信号が生成され、他方の画素では前記3つの同一の駆動波形部分のうちの一端と中央の駆動波形部分を有する駆動信号が生成されるように、前記複数種類のマスクパターンの中の1つを順次選択する工程と、
を有するものとしてもよい
【0010】
この方法によれば、マスクパターンの選択によって、同じ波形の駆動信号が連続することを容易に回避することが可能である。
【0012】
前記工程(ii)は、前記2つの画素において形成されるドットがいずれも前記ドットである場合に、前記ドットのための前記マスクパターンを前記2つの画素の間で切り換える工程を含むようにしてもよい。
【0013】
この構成によっても、ドットを連続して形成する場合に、2つの画素で同じ波形の駆動信号が連続することを回避することができる。
【0016】
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、吐出駆動素子の制御方法および制御装置、印刷方法および印刷装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.装置の全体構成:
B.第1実施例:
C.第2実施例:
D.変形例:
【0018】
A.装置の全体構成:
図1は、本発明の一実施例としてのカラーインクジェットプリンタ20の主要な構成を示す概略斜視図である。このプリンタ20は、用紙スタッカ22と、図示しないステップモータで駆動される紙送りローラ24と、プラテン26と、キャリッジ28と、キャリッジモータ30と、キャリッジモータ30によって駆動される牽引ベルト32と、キャリッジ28のためのガイドレール34とを備えている。キャリッジ28には、多数のノズルを備えた印刷ヘッド36が搭載されている。
【0019】
印刷用紙Pは、用紙スタッカ22から紙送りローラ24によって巻き取られてプラテン26の表面上を副走査方向へ送られる。キャリッジ28は、キャリッジモータ30により駆動される牽引ベルト32に牽引されて、ガイドレール34に沿って主走査方向に移動する。主走査方向は、副走査方向に垂直である。
【0020】
図2は、プリンタ20の電気的な構成を示すブロック図である。プリンタ20は、コンピュータ200から供給された信号を受信する受信バッファメモリ50と、印刷データを格納するイメージバッファ52と、プリンタ20全体の動作を制御するシステムコントローラ54とを備えている。システムコントローラ54には、メインメモリ56と、キャリッジモータ30を駆動する主走査駆動回路61と、紙送りモータ31を駆動する副走査駆動回路62と、印刷ヘッド36を駆動するヘッド駆動回路63とが接続されている。メインメモリ56は、図示しないRAMやROMを含んでおり、システムコントローラ54内のCPUは、メインメモリ56に格納されたプログラムを実行することによって種々の処理を実行する。
【0021】
主走査駆動回路61と、キャリッジモータ30と、牽引ベルト32(図1)と、ガイドレール34は、主走査駆動機構を構成している。また、副走査駆動回路62と、紙送りモータ31と、紙送りローラ24(図1)は、副走査駆動機構(または「送り機構」と呼ぶ)を構成している。
【0022】
コンピュータ200のプリンタドライバ(図示せず)は、印刷を行うための印刷データを生成して、プリンタ20に転送する。転送された印刷データは、一旦、受信バッファメモリ50に蓄えられる。プリンタ20内では、システムコントローラ54が、受信バッファメモリ50から印刷データの中から必要な情報を読取り、これに基づいて、各駆動回路61,62,63に対して制御信号を送る。
【0023】
イメージバッファ52には、受信バッファメモリ50で受信された印刷データから得られた複数の色成分の印刷信号が格納される。ヘッド駆動回路63は、システムコントローラ54からの制御信号に従って、イメージバッファ52から各色成分の印刷信号を読出し、これに応じて印刷ヘッド36に設けられた各色のノズルを駆動する。
【0024】
図3は、印刷ヘッド36の下面におけるノズル配列を示す説明図である。印刷ヘッド36の下面には、ブラックインクを吐出するためのブラックインクノズル群KD と、濃シアンインクを吐出するための濃シアンインクノズル群CD と、淡シアンインクを吐出するための淡シアンインクノズル群CL と、濃マゼンタインクを吐出するための濃マゼンタインクノズル群MD と、淡マゼンタインクを吐出するための淡マゼンタインクノズル群ML と、イエローインクを吐出するためのイエローインクノズル群YD とが形成されている。
【0025】
各ノズルには、各ノズルを駆動してインク滴を吐出させるための吐出駆動素子としてのピエゾ素子(図示せず)が設けられている。印刷時には、キャリッジ28(図1)とともに印刷ヘッド36が主走査方向MSに移動しつつ、各ノズルからインク滴が吐出される。
【0026】
B.第1実施例:
図4は、第1実施例におけるヘッド駆動回路63の内部構成を示すブロック図である。ヘッド駆動回路63は、原駆動信号生成回路90と、マスク信号生成回路100とを備えている。原駆動信号生成回路90は、原駆動信号ODRVを生成して、印刷ヘッド36(図2)内の駆動信号整形回路92に供給する。一方、マスク信号生成回路100は、マスク信号MSKを生成して駆動信号整形回路92に供給する。駆動信号整形回路92は、各ノズル毎にアナログスイッチ94を有している。アナログスイッチ94は、マスク信号MSKに応じて原駆動信号ODRVをオン/オフ制御することによって各ノズルのための駆動信号DRVを生成する。吐出駆動素子96(ピエゾ素子)は、この駆動信号DRVによって駆動されて、各ノズルからインク滴を吐出させる。
【0027】
なお、原駆動信号生成回路90とマスク信号生成回路100と駆動信号成形回路92とを含む回路部は、本発明の印刷装置における駆動信号生成部に相当する。
【0028】
マスク信号生成回路100は、画素クロック発生回路110と、1画素バッファ112と、2つのマスクパターンメモリ120,122と、トグルスイッチ124と、セレクタ126と、出力バッファ回路128とを有している。マスクパターンメモリ120,122には、互いに異なるマスク信号波形を表すマスクパターンMP1,MP2が格納されている。マスクパターンMP1,MP2の内容については後述する。
【0029】
画素クロック発生回路110は、1画素の周期を有する画素クロックPCLKを発生して、1画素バッファ112とトグルスイッチ124とに供給する。1画素バッファ112は、1画素分の印刷信号PRTを一時的に格納してセレクタ126に供給している。トグルスイッチ124は、画素クロックPCLKのパルスに応じて切り替わり、2つのマスクパターンメモリ120,122から供給される2種類のマスクパターンMP1,MP2のいずれかをセレクタ126に入力する。換言すれば、トグルスイッチ124は、マスクパターンを切り換えるマスクパターン切換部として機能している。このトグルスイッチ124は、マスクパターンメモリ120,122からのデータの読み出しを制御するメモリコントローラ(図示せず)の機能を表したものである。
【0030】
2つマスクパターンMP1,MP2のそれぞれは、インク吐出量が異なる4種類のドット形成状態(ドット無し、小ドット、中ドット、大ドット)に応じた4つのサブパターンV0〜V3を有している。セレクタ126は、1画素バッファ112から供給された2ビットの印刷信号PRTに応じて、これらの4つのサブパターンV0〜V3のうちの1つを選択し、これをマスク信号MSKとして出力バッファ回路128に入力する。出力バッファ回路128は、このマスク信号MSKをアナログスイッチ94に供給する。
【0031】
図5は、原駆動信号ODRVとマスク信号MSKと駆動信号DRVとの関係を示すタイミングチャートである。ここでは、主走査方向に連続した画素に中ドットを形成していく場合を示している。原駆動信号ODRVは、1画素区間の中の3つの小区間T1〜T3において同一の駆動波形部分W1(「単位波形部分W1」と呼ぶ)をそれぞれ発生する。中ドット用の駆動信号DRV(図5(C))は、3つの単位波形部分W1のうちの2つを利用して形成されている。但し、同じ中ドットを形成する場合にも、そのマスク信号MSKの形状は画素位置に応じて変化している。すなわち、1番目と3番目の画素P1,P3のマスク信号MSKは、2番目の画素P2のマスク信号MSKと異なる。1番目と3番目の画素P1,P3のマスク信号MSKは第1のマスクパターンMP1に応じて形成されており、2番目の画素P2のマスク信号MSKは第2のマスクパターンMP2に応じて形成されている。図5(B)に示されているように、第1のマスクパターンMP1の中ドット用のサブパターンV2は、「1,1,0」の配列を有しているのに対して、第2のマスクパターンMP2の中ドット用のサブパターンV2は「1,0,1」の配列を有している。
【0032】
駆動信号DRVはマスク信号MSKに応じて生成されるので、図5(C)に示すように、画素P1,P3における駆動信号DRVの波形と、画素P2における波形とは異なっている。この結果、図12に即して説明したようなノズルのメニスカス(インク滴の表面形状)の不安定性を解消することができ、インク吐出量の大幅な変化を防止することが可能である。従って、インク吐出量が変化することによる画質の劣化を防止することができる。
【0033】
なお、1番目の画素P1に形成される中ドットと、2番目の画素P2に形成される中ドットとは、インク吐出量が若干異なる可能性がある。しかし、図12で説明した例に比べてインク吐出量の変化は十分に小さく、画質に与える影響は無視できる程度である。
【0034】
図6は、2種類のマスクパターンMP1,MP2を示す説明図である。各マスクパターンMP1,MP2は、4つのドット形成状態に応じた4つのサブパターンV0〜V3を有している。中ドット用のサブパターンV2以外の3つのサブパターンV0,V1,V3は、2つのマスクパターンMP1,MP2で共通している。例えば、ドット無しに対応する第1のサブパターンV0は、2つのマスクパターンMP1,MP2のいずれにおいても、1画素区間内の3つの区間T1〜T3(図5)ですべて0レベルである。この例から理解できるように、「2つのマスクパターンが異なる」という言葉は、少なくとも1種類のドット用のサブパターンが異なっていることを意味している。
【0035】
中ドット用のサブパターンV2は、第1のマスクパターンMP1では1画素区間内の3つの区間T1〜T3において「1,1,0」と変化しており、一方、第2のマスクパターンMP2では「1,0,1」と変化している。この変化は、図5(B)に示したマスク信号MSKの波形に対応している。
【0036】
これらの2種類のマスクパターンMP1,MP2は、トグルスイッチ124(図4)によって画素毎に切り換えられる。セレクタ126は、トグルスイッチ124から供給されたマスクパターンMPi(i=1または2)のサブパターンV0〜V3の中の1つを印刷信号PRTに応じて選択して、マスク信号MSKとして出力する。なお、印刷信号PRTの値と、選択されるサブパターンとの関係は、図6に示されている。
【0037】
図7は、第1実施例のマスク信号生成回路100による処理の手順を示すフローチャートである。ステップS1では次の画素の処理が開始されるまで待機する。次の画素の処理が開始されると、トグルスイッチ124によってマスクパターンが切り換えられる(ステップS2)。そして、印刷信号PRTに応じてマスクパターンのサブパターンV0〜V3の中の1つが選択され、これに応じてマスク信号MSKが生成される。
【0038】
図8は、比較例の駆動信号波形を示すタイミングチャートである。この比較例では、図12で示したインク吐出量の変化の問題を避けるために、1画素区間内の単位波形部分W1が1つ追加されている。こうすれば、中ドットを形成する際に常に同じマスク信号を用いても、隣接する画素の境界を挟んで単位波形部分W1が連続して発生しないので、図12で説明したようなインク吐出量の大幅な変化を防止できる。但し、この比較例では、1画素区間に単位波形部分W1が1つ追加されているので、印刷ヘッド36の主走査速度(キャリッジ速度)を低下させる必要があり、このために印刷速度が低下することになる。従って、印刷速度の向上という観点からは、比較例よりも上記第1実施例の方が好ましい。
【0039】
以上のように、第1実施例では、主走査方向に隣接する各画素毎にマスクパターンを切り換えているので、特定の駆動信号波形が複数画素で連続することに起因するインク吐出量の大幅な変化を防止することが可能である。また、比較例のように印刷速度を低下させることなく、インク吐出量の大幅な変化を防止できる。
【0040】
C.第2実施例:
図9は、第2実施例におけるヘッド駆動回路63aの内部構成を示すブロック図である。このヘッド駆動回路63aは、マスク信号生成回路1OOaの内部構成が図4の回路100から変更されている。すなわち、2つの1画素バッファ112a,112bが設けられており、また、2つのトグルスイッチ130,132およびデジタルコンパレータ140が追加されている。また、トグルスイッチ124には、画素クロックPCLKの代わりに、デジタルコンパレータ140の比較結果が供給されている。これらの点以外は、図4に示した回路100と同じである。なお、トグルスイッチ130,132は、1画素バッファ112a,112bの書き込みと読み出しを制御するメモリコントローラ(図示せず)の機能を表したものである。
【0041】
2つのトグルスイッチ130,132は、画素クロックPCLKに応じて画素毎に切り替えられ、この結果、印刷信号PRTが2つの1画素バッファ112a,112bの一方に交互に書き込まれる。従って、2つの1画素バッファ112a,112bには、主走査方向に隣接する2画素分の印刷信号PRT(i−1),PRT(i)が格納される。2つの1画素バッファ112a,112bに格納された印刷信号PRT(i−1),PRT(i)は、デジタルコンパレータ140とトグルスイッチ132とに入力される。
【0042】
デジタルコンパレータ140は、2画素の印刷信号PRT(i−1),PRT(i)を比較し、両者が等しい場合には切換信号SWのパルスを発生してトグルスイッチ124に供給し、両者が等しく無い場合には切換信号SWのパルスを発生しない。なお、「印刷信号PRT(i−1),PRT(i)が等しい場合」とは、等しいインク吐出量のドット(例えば中ドット)を表している場合を意味している。
【0043】
トグルスイッチ124は、切換信号SWのパルスに応じて切り替わる。従って、主走査方向に隣接する2画素の印刷信号PRT(i−1),PRT(i)が等しい場合にはマスクパターンが切り替わり、等しく無い場合にはマスクパターンは同じものに保たれる。トグルスイッチ124によって選択されたマスクパターンMPiは、セレクタ126に入力される。セレクタ126には、トグルスイッチ132を介して現在の画素の印刷信号PRT(i)が供給されている。従って、マスクパターンMPiに含まれる4つのサブパターンV0〜V3の中の1つが、現在の画素の印刷信号PRT(i)に応じて選択される。他の動作は、図4に示した回路の動作と同じである。
【0044】
上述の説明から理解できるように、第2実施例においては、デジタルコンパレータ140とトグルスイッチ124が、マスクパターンを切り換えるマスクパターン切換部として機能している。
【0045】
図10は、第2実施例のマスク信号生成回路100aによる処理の手順を示すフローチャートである。ステップS11では次の画素の処理が開始されるまで待機し、ステップS12では、現在の画素の印刷信号が、その直前の画素の印刷信号と同じか否かが判断される。両者が同じ場合には、トグルスイッチ124によってマスクパターンが切り換えられ(ステップS13)、一方、両者が異なる場合にはマスクパターンは切え換えられない。ステップS14では、現在の画素の印刷信号PRTに応じてマスクパターンのサブパターンV0〜V3の中の1つが選択され、これに応じてマスク信号MSKが生成される。
【0046】
なお、ステップS12,S13におけるマスクパターンの切り換えは、隣接する2つの画素に形成されるドットが中ドットのときにのみ実行され、小ドットや大ドットのときには切り換えが実行されないようにしてもよい。
【0047】
このように、第2実施例では、現在の画素とその直前の画素の印刷信号PRT(すなわちインク吐出量)が同じか否かを判断し、両者が同じ場合にマスクパターンを切り替えることによって、図5に示した第1実施例と同じ結果を得ることができる。従って、第1実施例と同様に、特定の駆動信号波形が複数画素で連続することに起因するインク吐出量の大幅な変化を防止することが可能であり、また、印刷速度を低下させることなくインク吐出量の大幅な変化を防止することができる。
【0048】
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0049】
D1.変形例1:
上記実施例では、小ドットと中ドットと大ドットの3種類のドットを使用するプリンタについて説明したが、本発明は、一般に、インク量の異なるN種類(Nは2以上の整数)のドットを使用するプリンタに適用可能である。
【0050】
また、上記実施例では、1画素区間に3つの単位波形部分W1が発生する原駆動信号ODRVを使用する場合について説明したが、1画素区間に含まれる波形部分の数は2以上であればよい。さらに、1画素区間に含まれる波形部分はすべて同じ形状を有している必要は無く、そのうちの少なくとも1つの波形部分が他の波形部分と異なる形状を有していてもよい。すなわち、本発明は、一般に、1画素区間に複数の波形部分を有する原駆動信号を利用する場合に適用可能である。
【0051】
但し、同じインク吐出量の画素が連続するときにノズルのメニスカスが不安定になる現象は、特に、上記実施例のように1画素区間にほぼ同一の波形部分W1が繰り返し発生する原駆動波形ODRVを使用する場合に顕著である。従って、本発明の効果も、このような原駆動波形ODRVを使用する際に特に顕著である。
【0052】
D2.変形例2:
上記実施例では、中ドットのマスクパターンのみを変更するようにしたが、小ドットや大ドットのマスクパターンを変更することも可能である。すなわち、本発明は、インク量が異なるN種類(Nは2以上の整数)のドットのうちの少なくとも1種類の特定のドットのためのマスク信号の波形として、互いに異なる波形を有する複数種類のマスクパターンが使用される。
【0053】
D3.変形例3:
上記実施例では、マスクパターンを利用して駆動信号の波形を変更していたが、この代わりに、マスクパターンを使用せず、駆動信号を生成する回路が、駆動信号の波形を直接変更するようにしてもよい。例えば、駆動信号を生成する際に、駆動信号パルスの時間幅やタイミングを調整することによって、各画素における駆動信号の波形を変更するようにしてもよい。すなわち、本発明では、特定種類のほぼ同一のインク量のドットを連続して形成するときに、同一波形の駆動信号が2つの画素において連続して発生しないように、何らかの方法や手段によって駆動信号の波形を変更すればよい。
【0054】
D4.変形例4:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、マスク信号生成回路100,100a(図4,図9)の機能の一部をシステムコントローラ54が実行するように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのカラーインクジェットプリンタ20の主要な構成を示す概略斜視図。
【図2】プリンタ20の電気的な構成を示すブロック図。
【図3】印刷ヘッド36の下面におけるノズル配列を示す説明図。
【図4】第1実施例におけるヘッド駆動回路63の内部構成を示すブロック図。
【図5】原駆動信号ODRVとマスク信号MSKと駆動信号DRVとの関係を示すタイミングチャート。
【図6】2種類のマスクパターンMP1,MP2を示す説明図。
【図7】第1実施例におけるマスク信号生成処理の手順を示すフローチャート。
【図8】比較例の駆動信号波形を示すタイミングチャート。
【図9】第2実施例におけるヘッド駆動回路63aの内部構成を示すブロック図。
【図10】第2実施例におけるマスク信号生成処理の手順を示すフローチャート。
【図11】多値インクジェットプリンタにおけるインクドットの形成方法を示す説明図。
【図12】同じ種類のドットが連続するときにインク吐出量が変化してしまう場合の例を示す説明図
【符号の説明】
20…カラーインクジェットプリンタ
22…用紙スタッカ
24…紙送りローラ
26…プラテン
28…キャリッジ
30…キャリッジモータ
31…紙送りモータ
32…牽引ベルト
34…ガイドレール
36…印刷ヘッド
50…受信バッファメモリ
52…イメージバッファ
54…システムコントローラ
56…メインメモリ
61…主走査駆動回路
62…副走査駆動回路
63…ヘッド駆動回路
90…原駆動信号生成回路
92…駆動信号整形回路
94…アナログスイッチ
96…吐出駆動素子
100…マスク信号生成回路
110…画素クロック発生回路
120,122…マスクパターンメモリ
124…トグルスイッチ
126…セレクタ
128…出力バッファ回路
130,132…トグルスイッチ
140…デジタルコンパレータ
200…コンピュータ

Claims (6)

  1. 複数のノズルと、前記複数のノズルからインク滴をそれぞれ吐出させるための複数の吐出駆動素子とを有し、1画素区間に3つの同一の駆動波形部分を発生可能な駆動信号に応じて各ノズルを用いて印刷媒体上の1画素の領域にインク量の異なる大中小の3種類のドットのうちのいずれかを選択的に形成可能な印刷ヘッドを用いて、前記印刷ヘッドを主走査方向に移動させつつ各駆動素子に前記駆動信号を供給してインク滴を吐出させることによって印刷を行う方法であって、
    前記中ドットは、1画素区間における前記3つの同一の駆動波形部分のうちの2つの部分駆動波形を使用して形成することが可能であり、
    同一の主走査ライン上に存在するとともに時間的に連続してインク滴が吐出される任意の2つの画素の双方において前記中ドットが形成される場合に、一方の画素では前記3つの同一の駆動波形部分のうちの両端の2つの駆動波形部分を有する駆動信号を使用し、他方の画素では前記3つの同一の駆動波形部分のうちの一端と中央の駆動波形部分を有する駆動信号を使用する工程を備えることを特徴とする印刷方法。
  2. 請求項1記載の印刷方法であって、
    (a)前記3つの同一の駆動波形部分を有する原駆動信号を生成する工程と、
    (b)前記種類のドットを形成することを表す印刷信号の個の異なる値に応じて、前記原駆動信号の整形に使用されるマスク信号を生成する工程と、
    (c)前記マスク信号に応じて前記原駆動信号を整形することによって、各吐出駆動素子に供給される駆動信号を生成する工程と、
    (d)前記駆動信号に応じて各ノズルからインク滴を吐出させる工程と、
    を備え、
    前記工程(c)は、
    (i)前記ドットのためのマスク信号の波形として、マスク対象となる駆動波形部分が互いに異なる複数種類のマスクパターンを準備する工程と、
    (ii)同一の主走査ライン上に存在するとともに時間的に連続してインク滴が吐出される任意の2つの画素の双方において前記ドットが形成される場合に、一方の画素では前記3つの同一の駆動波形部分のうちの両端の2つの駆動波形部分を有する駆動信号が生成され、他方の画素では前記3つの同一の駆動波形部分のうちの一端と中央の駆動波形部分を有する駆動信号が生成されるように、前記複数種類のマスクパターンの中の1つを順次選択する工程と、
    を有する印刷方法。
  3. 請求項記載の印刷方法であって、
    前記工程(ii)は、前記2つの画素において形成されるドットがいずれも前記ドットである場合に、前記ドットのための前記マスクパターンを前記2つの画素の間で切り換える工程を含む、
    印刷方法。
  4. インク滴を吐出させることによって印刷を行う印刷装置であって、
    複数のノズルと、前記複数のノズルからインク滴をそれぞれ吐出させるための複数の吐出駆動素子とを有し、1画素区間に3つの同一の駆動波形部分を発生可能な駆動信号に応じて各ノズルを用いて印刷媒体上の1画素の領域にインク量の異なる大中小の3種類のドットのうちのいずれかを選択的に形成可能な印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドを主走査方向に移動させつつ各駆動素子に前記駆動信号を供給する駆動信号生成部と、
    を備え、
    前記駆動信号生成部は、
    前記中ドットを、1画素区間における前記3つの同一の駆動波形部分のうちの2つの部分駆動波形を使用して形成することが可能であり、
    同一の主走査ライン上に存在するとともに時間的に連続してインク滴が吐出される任意の2つの画素の双方において前記中ドットが形成される場合に、一方の画素では前記3つ の同一の駆動波形部分のうちの両端の2つの駆動波形部分を有する駆動信号を生成し、他方の画素では前記3つの同一の駆動波形部分のうちの一端と中央の駆動波形部分を有する駆動信号を生成することを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項記載の印刷装置であって、
    前記駆動信号生成部は、
    前記3つの同一の駆動波形部分を有する原駆動信号を生成する原駆動信号生成部と、
    前記種類のドットを形成することを表す印刷信号の個の異なる値に応じて、前記原駆動信号の整形に使用されるマスク信号を生成するマスク信号生成部と、
    前記マスク信号に応じて前記原駆動信号を整形することによって、各吐出駆動素子に供給される駆動信号を生成して各吐出駆動素子に供給する駆動信号整形部と、
    を備え、
    前記マスク信号生成部は、
    前記ドットのためのマスク信号の波形として、マスク対象となる駆動波形部分が互いに異なる複数種類のマスクパターンを格納するマスクパターンメモリと、
    同一の主走査ライン上に存在するとともに時間的に連続してインク滴が吐出される任意の2つの画素の双方において前記ドットが形成される場合に、一方の画素では前記3つの同一の駆動波形部分のうちの両端の2つの駆動波形部分を有する駆動信号が生成され、他方の画素では前記3つの同一の駆動波形部分のうちの一端と中央の駆動波形部分を有する駆動信号が生成されるように、前記複数種類のマスクパターンの中の1つを順次選択するマスクパターン切換部と、
    を有する、印刷装置。
  6. 請求項記載の印刷装置であって、
    前記マスクパターン切換部は、前記2つの画素において形成されるドットがいずれも前記ドットである場合に、前記ドットのための前記マスクパターンを前記2つの画素の間で切り換える、印刷装置。
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