JP2001239216A - 籾摺選別機の摺落物風選装置 - Google Patents
籾摺選別機の摺落物風選装置Info
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Abstract
び粃に含まれる粉塵の選別除去を良好にする。 【解決手段】 籾摺選別機の摺落物を風選する吸引風選
部(B)を、流下樋(2)の途中に形成した穀粒滞留部
(3)の上手がわと下手がわとから1次風選路(4)と
2次風選路(5)を稍々後傾状態に立設して上部に設け
る吸引排塵ファン(6)に連通し、穀粒滞留部(3)に
は2次風選路(5)に斜め上方に向け跳出す跳出羽根
(7)を設け、該風選路(5)後壁(8)の中途部に跳
出羽根(7)により跳出す混合米の衝撃面(9)を前壁
(10)の上部には後方に向けて方向変換させる変向面
(11)をそれぞれ構成する。その場合、2次風選路
(5)上部の後側に粃取出路(12)を構成するのがよ
い。
Description
物を風選する風選装置に関するものである。
摺落部の後部がわに摺落物を風選する吸引風選部を、ま
た、吸引風選部の後方がわに揺動選別部を配置して籾か
ら玄米を得るもので、その吸引風選部の構成を摺落部に
おける流下樋の途中に形成した穀粒滞留部の上手がわと
下手がわとから1次風選路と2次風選路を後傾状態に立
設して上部の吸引排塵ファンに連通し、穀粒滞留部には
2次風選路に向けて跳出す跳出羽根を設けたものは、特
開2000−15119号公報により公開されていると
ころである。
摺落物の風選技術によれば、1次風選路によって摺落物
中の籾殻が吸引排出されたあとの玄米と籾と粃等の混合
したものが跳出羽根によって2次風選路に跳出され吸引
排塵ファンにより起風される吸引風により玄米と籾の混
合米と粃に選別されて、混合米は揺動選別部に送られ粃
は取出されるのであるが、穀粒滞留部から跳出されたも
のは2次風選部を上昇する吸引風にその選別を委ねてい
るが故に、玄米と籾の混合米と粃の選別および粃に含ま
れる粉塵の選別除去が充分に行われないのである。
の前部がわに籾の摺落部を該摺落部の後部がわに摺落物
を風選する吸引風選部を配置した籾摺選別機であって、
吸引風選部は摺落部における流下樋の途中に形成した穀
粒滞留部の上手がわと下手がわとから1次風選路と2次
風選路を稍々後傾状態に立設して上部に設ける吸引排塵
ファンに連通し、穀粒滞留部には2次風選路に斜め上方
に向け跳出す跳出羽根を設け、該風選路を蛇行させて後
壁の中途部に跳出羽根により跳出す混合米の衝撃面を前
壁の上部には後方に向けて方向変換させる変向面をそれ
ぞれ構成することにより、穀粒滞留部からは跳出羽根に
よって2次風選路に斜め上方に向け跳出され、その跳出
されたものは衝撃面に激突して拡散し、これに上昇する
吸引風が作用して玄米と籾の混合米と粉塵を含む軽量な
粃との選別を良好にしたのち、吸引風は粃と粉塵を伴っ
て上昇しこの上昇するものが変向面により後方がわに向
け方向変換させられ、粃は吸引風の作用域を出て粉塵と
分離するようになり粃と粉塵の分離選別がよくなる。
を構成し、2次風選路上部の前壁に設ける前記変向面に
より粃取出路に向けて方向変換させるようにすると、吸
引風と一緒に上昇する粃は粉塵から分離して粃取出路に
落下し直ちに機外に排出されるようになる。
わと鉄板製の跳出板で構成する先端がわとに分割し、基
部がわに分割した先端がわを回転方向と逆方向に回動自
在に連結したものにすれば、跳出すとき摺落物中に混入
する小石等の異物の衝撃を受けると逆方向に回動して退
入するから衝撃を和らげ変形や破損が起こらない。
することにより比較的回転軌跡を大にし、この板体の基
部がわに先端がわを回転方向と逆方向に回動自在に連結
することにより、跳出板が異物の衝撃により逆方向に回
動して退入しても板体で構成した基部がわ自体の回転軌
跡が大であるから、跳出し作用が著しく低下しないので
ある。
実施例図を参照し具体的に説明すると、この籾摺選別機
は、機体(1)の前部がわに籾の摺落部(A)を摺落部
(A)の後部がわに摺落物を風選する吸引風選部(B)
を配置し、その吸引風選部(B)の後側に混合米を選別
する揺動選別部(C)を設けて揺動式の籾摺選別機を構
成している。
脱ぷロ−ル(15)等を備えて籾タンク(14)内から
落下する籾を摺落し、その摺落物を脱ぷロ−ル(15)
の下方に斜設した流下樋(2)で受けて吸引風選部
(B)がわに流下させ、流下樋(2)の途中に底部を湾
曲面にした穀粒滞留部(3)を形成し、この穀粒滞留部
(3)内に摺落物の流下方向と直交する回転軸(13)
に軸着する跳出羽根(7)が設けられて斜め上向きの跳
出路(16)から後述する吸引風選部(B)の2次風選
路(5)に斜め上方に向けて跳出すようにしている。
(6)を設置し、この吸引排塵ファン(6)に前記穀粒
滞留部(3)をはさんで流下樋(2)の上手がわと下手
がわとから背中合わせにし稍々後傾状態に立設するとこ
ろの1次風選路(4)と2次風選路(5)を連通し、流
下樋(2)の流下終端部は横設する混合米横送樋(1
7)に接続するとともに、2次風選部(5)上部の後側
には粃取出路(12)を設け、その粃取出路(12)の
下側に粃横送樋(18)を横設している。なお、(1
9)(20)は網目で形成した吸風口である。
風口(19)から1次風選路(4)内を上昇する吸引風
によりその摺落物中の籾殻が吸引排出されて除去された
あと玄米と籾および粃等が穀粒滞留部(3)に入り跳出
羽根(7)によって2次風選路(5)に斜め上方に向け
て跳出され、吸風口(20)から上昇する吸引風によっ
て選別されて玄米と籾の混合米は混合米横送樋(17)
に流入し粃は粃取出路(12)から粃横送樋(18)に
落下して粃排出樋(21)から機外に取出される。
の風選路(5)を形成している後壁(8)の中途部に跳
出羽根(7)により跳出されるものが激突する衝撃面
(9)を形成し、また、前壁(10)の上部には後方に
向けて方向変換させる変向面(11)を構成している。
(7)によって矢印(ハ)のように2次風選路(5)に
跳出されるものは衝撃面(9)に激突して(ニ)のよう
に拡散し、重い玄米と籾は(ホ)のように落下して混合
米横送樋(17)に流入し、粉塵を含む比較的軽量な粃
は上昇する吸引風によって玄米と籾とから分離して
(ヘ)のように上昇する。そして、この上昇するものが
変向面(11)によって(ト)のように後方に向け方向
変換させられ、粃は上昇する吸引風の作用域を出て粉塵
と分離し粃取出路(12)に落入し、粉塵は吸引風と共
に吸引排塵ファン(6)に吸引されて機外に排出される
のである。
内の混合米を数段に積み重ねリンクにより支承し揺動す
る選別盤(23)・・・によって手前がわに徐々に流動
させる間に玄米を揺上がわに籾を揺下がわに玄米と籾の
混合米を揺上がわと揺下がわの中間部に偏流させて選別
するのである。
され混合米スロワ−(24)により混合米タンク(2
2)に揚上された混合米を各選別盤(23)・・・の揺
動運動により選別し、玄米仕切板(25)から揺上がわ
の玄米ゾ−ン(a)からは玄米を、籾仕切板(26)か
ら揺下がわの籾ゾ−ン(b)からは籾を、また、玄米仕
切板(25)と籾仕切板(26)の間の混合米ゾ−ン
(c)からは混合米がそれぞれ流出して選別されるので
ある。
出するものを受ける玄米樋、(28)は混合米横送樋
(17)の前記流下樋(2)が接続するがわと反対がわ
に接続する混合米流穀板で、混合米ゾ−ン(c)から出
るものを受けて混合米横送樋(17)に返し混合米スロ
ワ−(24)により揚上して再選別し、籾ゾ−ン(b)
から流出するものは籾受(29)から籾還元スロワ−
(30)により籾タンク(14)に返して再脱ぷするの
である。
8)に連結して接続するとともに、その玄米樋(27)
の接続部近くに落下口(31)を開口し、また、玄米樋
(27)の下方にはV形をした小形の玄米風選室(3
2)を形成してこの玄米風選室(32)と玄米樋(2
7)内を落下口(31)を介して連通し、落下口(3
1)に切替板(33)が起伏可能に装着されて、切替板
(33)の起立操作によって落下口(31)が開し倒伏
により閉するのである。
4)を開口して切替板(33)を開することにより、吸
気口(34)から外気を吸入して玄米風選室(32)内
を通過し落下口(31)を通って吹き上げ混合米流穀板
(28)上を経て前記2次風選路(5)の始端がわに向
かう外気吸引風路(35)を形成し、前記切替板(3
3)の起伏操作は籾タンク(14)脇に装着した切替レ
バ−(36)の前後動操作により行わせている。
ッタ−開閉用のシャッタ−レバ−、(38)は玄米風選
室(32)の底部に開口する取出口、(39)は玄米ス
ロワ−である。
終了近くにおいては、切替レバ−(36)を操作し切替
板(33)を倒伏して落下口(31)を閉にすると、玄
米ゾ−ン(a)から流出するものは玄米樋(27)を流
下して混合米流穀板(28)に引き継がれ混合米横送樋
(17)に流入して機内を循環し、選別盤(23)によ
る選別が安定すれば切替レバ−(36)により切替板
(33)を起立させると、落下口(31)は開口して玄
米樋(27)を流下する玄米は玄米風選室(32)に落
下し、外気吸引風路(35)を吹流する吸引風により玄
米中に含まれる粉塵は落下口(31)を吸引風と共に吹
き抜けて吸引風選部(B)の2次風選路(5)に吸引さ
れ吸引排塵ファン(6)から機外に排出され、粉塵が除
去された仕上玄米は取出口(38)から流出し玄米スロ
ワ−(39)によって適所に取出される。
出羽根(7)の詳細について、まず、図6と図7により
記載すると、この跳出羽根(7)は基部がわ(7a)と
先端がわ(7b)とに分割し、2枚の基部がわ(7a)
を回転軸(13)の周面に長穴(40)に挿通する固定
ボルト(41)により締め付けて軸着し互いに反対方向
に向けて突設し、この突設した基部がわ(7a)に分割
した先端がわ(7b)を蝶番(42)により回動自在に
連結して構成している。
は何れも板体にして鉄板製のもので、その先端がわ(7
b)を基部がわ(7a)に蝶着するのに、基部がわ(7
a)の回転方向(イ)に対する後行面(43)がわで先
端より若干引っ込めた箇所に蝶番(42)の連結ピン
(42a)を位置させて取付けることにより、先端がわ
(7b)が回転遠心力により基部がわ(7a)から延長
する直線状態と連結ピン(42a)を軸にして回転方向
(イ)と逆方向に回動自在にし、先端がわ(7b)が基
部がわ(7a)に対して折曲し退入する状態になるよう
にするとともに、連結ピン(42a)の位置を基部がわ
(7a)の後行面(43)がわで先端より若干引っ込め
ることによって基部がわ(7a)の先端部(44)は先
端がわ(7b)を直線状態から回転方向(イ)がわに過
回動するのを阻止している。
た玄米と籾および粃等は回転遠心力により先端がわ(7
b)が基部がわ(7a)から延長する直線状態になって
跳出路(16)から2次風選路(5)に跳出すのであ
る。
が混入していると、この異物の衝撃により先端がわ(7
b)は仮想線(チ)で示すように回転方向と逆方向に回
動して折曲退入し、その退入のあと回転遠心力によって
元の状態に復して跳出しを続行するのである。
を示したもので、基部がわ(7a)を回転軸(13)か
ら長く延出して基部がわ(7a)の回転軌跡(ロ)を大
にし、これに先端がわ(7b)を前記と同様に蝶番(4
2)により回転方向(イ)と逆方向にのみ回動自在に連
結し、異物の衝撃を受けると仮想線(チ)のように退入
するようにしたのである。
(7b)が退入しても基部がわ(7a)の回転軌跡
(ロ)が大であるが故に、跳出し作用が極端に低下しな
いのである。
施され、次に記載するような効果を奏する。
落部の後部がわに摺落物を風選する吸引風選部を配置し
た籾摺選別機であって、吸引風選部は摺落部における流
下樋の途中に形成した穀粒滞留部の上手がわと下手がわ
とから1次風選路と2次風選路を稍々後傾状態に立設し
て上部に設ける吸引排塵ファンに連通し、穀粒滞留部に
は2次風選路に斜め上方に向け跳出す跳出羽根を設け、
該風選路を蛇行させて後壁の中途部に跳出羽根により跳
出す混合米の衝撃面を前壁の上部には後方に向けて方向
変換させる変向面をそれぞれ構成することにより、穀粒
滞留部からは跳出羽根によって2次風選路に斜め上方に
向け跳出され、その跳出されたものは衝撃面に激突して
拡散し、これに上昇する吸引風が作用して玄米と籾の混
合米と粉塵を含む軽量な粃との選別を良好にしたのち、
吸引風は粃と粉塵を伴って上昇しこの上昇するものが変
向面により後方がわに向け方向変換させられ、粃は吸引
風の作用域を出て粉塵と分離するようになって粃と粉塵
の分離選別がよくなる。
を構成し、2次風選路上部の前壁に設ける前記変向面に
より粃取出路に向けて方向変換させるようにすれば、吸
引風と一緒に上昇する粃は粉塵から分離して粃取出路に
落下し直ちに機外に排出されるようになる。
わと鉄板製の跳出板で構成する先端がわとに分割し、基
部がわに分割した先端がわを回転方向と逆方向に回動自
在に連結することにより、跳出すとき摺落物中に混入す
る小石等の異物の衝撃を受けると逆方向に回動して退入
するから衝撃を和らげ変形や破損が起こらない。
することにより比較的回転軌跡を大にし、この板体の基
部がわに先端がわを回転方向と逆方向に回動自在に連結
することにより、跳出板が異物の衝撃により逆方向に回
動して退入しても板体で構成した基部がわ自体の回転軌
跡が大であるから、跳出し作用が著しく低下せずムラの
ない状態で跳出すことができる。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 機体(1)の前部がわに籾の摺落部
(A)を該摺落部(A)の後部がわに摺落物を風選する
吸引風選部(B)を配置した籾摺選別機であって、吸引
風選部(B)は摺落部(A)における流下樋(2)の途
中に形成した穀粒滞留部(3)の上手がわと下手がわと
から1次風選路(4)と2次風選路(5)を稍々後傾状
態に立設して上部に設ける吸引排塵ファン(6)に連通
し、穀粒滞留部(3)には2次風選路(5)に斜め上方
に向け跳出す跳出羽根(7)を設け、該風選路(5)を
蛇行させて後壁(8)の中途部に跳出羽根(7)により
跳出す混合米の衝撃面(9)を前壁(10)の上部には
後方に向けて方向変換させる変向面(11)をそれぞれ
構成してあることを特徴とする籾摺選別機の摺落物風選
装置。 - 【請求項2】 2次風選路(5)上部の後側に粃取出路
(12)を構成し、2次風選路(5)上部の前壁(1
0)に設ける前記変向面(11)により粃取出路(1
2)に向けて方向変換させるようにしたことを特徴とす
る請求項1.記載の籾摺選別機の摺落物風選装置。 - 【請求項3】 跳出羽根(7)を回転軸(13)に軸着
する基部がわ(7a)と鉄板製の跳出板で構成する先端
がわ(7b)とに分割し、基部がわ(7a)に分割した
先端がわ(7b)を回転方向(イ)と逆方向に回動自在
に連結したことを特徴とする請求項1.または2.記載
の籾摺選別機の摺落物風選装置。 - 【請求項4】 基部がわ(7a)を板体で構成して延出
することにより比較的回転軌跡(ロ)を大にし、この板
体の基部がわ(7a)に先端がわ(7b)を回転方向
(イ)と逆方向に回動自在に連結したことを特徴とする
請求項3.記載の籾摺選別機の摺落物風選装置。
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2000
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JP4298882B2 (ja) | 2009-07-22 |
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