JP2002172337A - 籾摺選別機 - Google Patents
籾摺選別機Info
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- JP2002172337A JP2002172337A JP2000370352A JP2000370352A JP2002172337A JP 2002172337 A JP2002172337 A JP 2002172337A JP 2000370352 A JP2000370352 A JP 2000370352A JP 2000370352 A JP2000370352 A JP 2000370352A JP 2002172337 A JP2002172337 A JP 2002172337A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】部品を共用化しながら籾摺ロール型からインペ
ラ羽根型の籾摺選別機を造る。 【解決手段】ボックス状に構成した摺落米風選部2の後
部に回転選別筒型または揺動選別板型の混合米選別部3
を搭載し、前記摺落米風選部2の前側部には、多数のイ
ンペラ羽根7b,7b,…を内装している脱ぷケース7
aを左右一側及び下方に突出する状態で配設し、脱ぷケ
ース7aの脱ぷ米を脱ぷ米供給筒7dにより下方から上
方に迂回して摺落米風選部2の前側上部に設けた脱ぷ米
供給ボックス8を経由して下方の摺落米風選部2に供給
する。摺落米風選部2を共用型にしたものでありなが
ら、籾摺部1を下方に配置できてコンパクトな構成にす
ることができ、脱ぷ米供給筒7dにより脱ぷ米を上方に
迂回し脱ぷ米供給ボックス8を経て摺落米風選部2に供
給し、脱ぷ米を良好に風選することができる。
ラ羽根型の籾摺選別機を造る。 【解決手段】ボックス状に構成した摺落米風選部2の後
部に回転選別筒型または揺動選別板型の混合米選別部3
を搭載し、前記摺落米風選部2の前側部には、多数のイ
ンペラ羽根7b,7b,…を内装している脱ぷケース7
aを左右一側及び下方に突出する状態で配設し、脱ぷケ
ース7aの脱ぷ米を脱ぷ米供給筒7dにより下方から上
方に迂回して摺落米風選部2の前側上部に設けた脱ぷ米
供給ボックス8を経由して下方の摺落米風選部2に供給
する。摺落米風選部2を共用型にしたものでありなが
ら、籾摺部1を下方に配置できてコンパクトな構成にす
ることができ、脱ぷ米供給筒7dにより脱ぷ米を上方に
迂回し脱ぷ米供給ボックス8を経て摺落米風選部2に供
給し、脱ぷ米を良好に風選することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、籾摺選別機に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】籾摺ロール型の籾摺部と、籾摺部からの
摺落米を風選する摺落米風選部と、摺落米風選部からの
風選後の混合米を回転選別筒または揺動選別板で選別す
る混合米選別部とからなる籾摺選別機であって、ボック
ス状に構成した摺落米風選部の前部に籾摺ロール型の籾
摺部を搭載し、摺落米風選部の後部に回転選別筒型の混
合米選別部3を搭載したものは公知である。
摺落米を風選する摺落米風選部と、摺落米風選部からの
風選後の混合米を回転選別筒または揺動選別板で選別す
る混合米選別部とからなる籾摺選別機であって、ボック
ス状に構成した摺落米風選部の前部に籾摺ロール型の籾
摺部を搭載し、摺落米風選部の後部に回転選別筒型の混
合米選別部3を搭載したものは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ボックス
状に構成した摺落米風選部の前部に籾摺ロール型の籾摺
部を搭載し、摺落米風選部の後部に回転選別筒型または
揺動選別板型の混合米選別部を搭載した従来の籾摺選別
機を、有効活用してできるだけ部品の共用化を図りなが
ら、籾摺部をインペラ羽根型の籾摺部に造り替えようと
するものである。
状に構成した摺落米風選部の前部に籾摺ロール型の籾摺
部を搭載し、摺落米風選部の後部に回転選別筒型または
揺動選別板型の混合米選別部を搭載した従来の籾摺選別
機を、有効活用してできるだけ部品の共用化を図りなが
ら、籾摺部をインペラ羽根型の籾摺部に造り替えようと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、請求項1の発明は、インペラ羽根型の籾摺部1、
摺落米風選部2及び回転選別筒型または揺動選別板型の
混合米選別部3からなる籾摺選別機であって、ボックス
状に構成した摺落米風選部2の後部に回転選別筒型また
は揺動選別板型の混合米選別部3を搭載し、前記摺落米
風選部2の前側部には、多数のインペラ羽根7b,7
b,…を内装している脱ぷケース7aを左右一側に突出
し且つ上面から下方に突出する状態で配設し、前記脱ぷ
ケース7aの脱ぷ米を脱ぷ米供給筒7dにより下方から
上方に迂回して摺落米風選部2の前側上部に設けた脱ぷ
米供給ボックス8を経由して下方の摺落米風選部2に供
給するように構成し、前記脱ぷ米供給ボックス8の上方
に籾ホッパ6を配置したことを特徴とし、請求項2の発
明は、摺落米風選部2の粃受樋11の取り出し側に二番
揚穀装置38を取り付けて選別された粃を籾摺部1の脱
ぷ米ケース7aに揚穀して供給することを特徴とする。
めに、請求項1の発明は、インペラ羽根型の籾摺部1、
摺落米風選部2及び回転選別筒型または揺動選別板型の
混合米選別部3からなる籾摺選別機であって、ボックス
状に構成した摺落米風選部2の後部に回転選別筒型また
は揺動選別板型の混合米選別部3を搭載し、前記摺落米
風選部2の前側部には、多数のインペラ羽根7b,7
b,…を内装している脱ぷケース7aを左右一側に突出
し且つ上面から下方に突出する状態で配設し、前記脱ぷ
ケース7aの脱ぷ米を脱ぷ米供給筒7dにより下方から
上方に迂回して摺落米風選部2の前側上部に設けた脱ぷ
米供給ボックス8を経由して下方の摺落米風選部2に供
給するように構成し、前記脱ぷ米供給ボックス8の上方
に籾ホッパ6を配置したことを特徴とし、請求項2の発
明は、摺落米風選部2の粃受樋11の取り出し側に二番
揚穀装置38を取り付けて選別された粃を籾摺部1の脱
ぷ米ケース7aに揚穀して供給することを特徴とする。
【0005】
【作用及び効果】この発明は、ボックス形状の摺落米風
選部2の前側部に、インペラ羽根7b,7b,…の内装
されている脱ぷケース7aを左右一側に突出状態で、且
つ摺落米風選部2の上面から下方にも突出させた状態で
配設し、脱ぷケース7aの脱ぷ米を脱ぷ米供給筒7dに
より下方から上方に迂回して脱ぷ米供給ボックス8を経
由して摺落米風選部2に供給するようにしたので、摺落
米風選部2を共用型してそのまま使用したものでありな
がら、籾摺部1を下方に配置できてコンパクトな構成に
することができ、また、脱ぷ米供給筒7dにより脱ぷ米
を上方に迂回し脱ぷ米供給ボックス8を経て摺落米風選
部2に供給することができて、脱ぷ米を良好に風選する
ことができる。
選部2の前側部に、インペラ羽根7b,7b,…の内装
されている脱ぷケース7aを左右一側に突出状態で、且
つ摺落米風選部2の上面から下方にも突出させた状態で
配設し、脱ぷケース7aの脱ぷ米を脱ぷ米供給筒7dに
より下方から上方に迂回して脱ぷ米供給ボックス8を経
由して摺落米風選部2に供給するようにしたので、摺落
米風選部2を共用型してそのまま使用したものでありな
がら、籾摺部1を下方に配置できてコンパクトな構成に
することができ、また、脱ぷ米供給筒7dにより脱ぷ米
を上方に迂回し脱ぷ米供給ボックス8を経て摺落米風選
部2に供給することができて、脱ぷ米を良好に風選する
ことができる。
【0006】また、インペラ羽根型の脱ぷケース7aを
摺落米風選部2の左右一側に突出し且つ摺落米風選部2
の上面からも下方に突出するように配置したことによ
り、脱ぷケース7aを籾摺ロール型の籾摺部に比較して
下方に配置できて、摺落米風選部2で選別された粃を二
番揚穀装置38を介して脱ぷケース7aに還元供給する
にあたりその長さを短くすることができ、コストの低減
を図りながら粃の処理を簡単化することができる。
摺落米風選部2の左右一側に突出し且つ摺落米風選部2
の上面からも下方に突出するように配置したことによ
り、脱ぷケース7aを籾摺ロール型の籾摺部に比較して
下方に配置できて、摺落米風選部2で選別された粃を二
番揚穀装置38を介して脱ぷケース7aに還元供給する
にあたりその長さを短くすることができ、コストの低減
を図りながら粃の処理を簡単化することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
例の形態について説明する。先ず、図1〜図4に基づ
き、籾摺選別機について説明する。この籾摺選別機は、
籾摺部1,籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選
部2,摺落米風選部2での風選後の混合米を回転選別筒
により籾・玄米に分離選別する混合米選別部3、混合米
揚穀機4,玄米揚穀機5等により構成されている。
例の形態について説明する。先ず、図1〜図4に基づ
き、籾摺選別機について説明する。この籾摺選別機は、
籾摺部1,籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選
部2,摺落米風選部2での風選後の混合米を回転選別筒
により籾・玄米に分離選別する混合米選別部3、混合米
揚穀機4,玄米揚穀機5等により構成されている。
【0008】籾摺部1は、インペラ式の脱ぷ装置で構成
されていて、摺落米風選部2の摺落米風選箱9の前方左
一側に配置し、籾ホッパ6と、脱ぷケース7aと、脱ぷ
ケース7a内で脱ぷ軸7e回りに回転する多数の放射状
のインペラ羽根7b,7b,…と、前記インペラ羽根7
b,7b,…の内周部に籾を供給する籾供給部7c、脱
ぷ米を摺落米風選部2に移送供給する脱ぷ米供給筒7d
等により、構成されている。摺落米風選部2は、摺落米
風選箱9,摺落米風選路10,粃受樋11,摺落米受樋
12,吸引フアン13,排塵筒14等により構成されて
いる。
されていて、摺落米風選部2の摺落米風選箱9の前方左
一側に配置し、籾ホッパ6と、脱ぷケース7aと、脱ぷ
ケース7a内で脱ぷ軸7e回りに回転する多数の放射状
のインペラ羽根7b,7b,…と、前記インペラ羽根7
b,7b,…の内周部に籾を供給する籾供給部7c、脱
ぷ米を摺落米風選部2に移送供給する脱ぷ米供給筒7d
等により、構成されている。摺落米風選部2は、摺落米
風選箱9,摺落米風選路10,粃受樋11,摺落米受樋
12,吸引フアン13,排塵筒14等により構成されて
いる。
【0009】そして、摺落米風選部2の上方には、拡散
板8aのある脱ぷ米供給ボックス8を配置し、脱ぷケー
ス7aの脱ぷ米を脱ぷ米供給筒7dを介して上方に迂回
して脱ぷ米供給ボックスに供給し、拡散板8aにより拡
散しながら拡散室36を経て下方の摺落米風選路10
に、脱ぷ米を供給する。
板8aのある脱ぷ米供給ボックス8を配置し、脱ぷケー
ス7aの脱ぷ米を脱ぷ米供給筒7dを介して上方に迂回
して脱ぷ米供給ボックスに供給し、拡散板8aにより拡
散しながら拡散室36を経て下方の摺落米風選路10
に、脱ぷ米を供給する。
【0010】次に、回転選別筒型の混合米選別部3は、
摺落米風選箱9の後側上部に載置し、次のように構成し
ている。横軸回りに回転する回転選別筒15には内面に
は無数の壺穴が構成されている。この回転選別筒15は
選別ケース16により被覆されている。選別ケース16
の前側板16cの下部と後枠16eの下部との間に、左
右一対の駆動軸17,17を架設して、この駆動軸1
7,17の前後両端部に駆動ローラー18,18,…を
取り付け、この駆動ローラー18,18,…上に前記回
転選別筒15の円筒フランジ(図示省略)を載置し、駆
動軸17,17及び駆動ローラー18,18,…により
回転選別筒15を回転させる構成である。
摺落米風選箱9の後側上部に載置し、次のように構成し
ている。横軸回りに回転する回転選別筒15には内面に
は無数の壺穴が構成されている。この回転選別筒15は
選別ケース16により被覆されている。選別ケース16
の前側板16cの下部と後枠16eの下部との間に、左
右一対の駆動軸17,17を架設して、この駆動軸1
7,17の前後両端部に駆動ローラー18,18,…を
取り付け、この駆動ローラー18,18,…上に前記回
転選別筒15の円筒フランジ(図示省略)を載置し、駆
動軸17,17及び駆動ローラー18,18,…により
回転選別筒15を回転させる構成である。
【0011】回転選別筒15内には、玄米を受ける玄米
受樋20を架設して、玄米受樋20の上端部に玄米調節
板21を軸支し、外側に回動して受け面積を広げたり、
内側に回動して受け面積を狭く調節できる構成とし、こ
の玄米受樋20内に前側に移送する玄米ラセン20aを
配設している。また、玄米受樋20における回転選別筒
15の下降回転側に供給樋22を配置して、この供給樋
22内には後方に移動する供給ラセン22aを設けてい
る。
受樋20を架設して、玄米受樋20の上端部に玄米調節
板21を軸支し、外側に回動して受け面積を広げたり、
内側に回動して受け面積を狭く調節できる構成とし、こ
の玄米受樋20内に前側に移送する玄米ラセン20aを
配設している。また、玄米受樋20における回転選別筒
15の下降回転側に供給樋22を配置して、この供給樋
22内には後方に移動する供給ラセン22aを設けてい
る。
【0012】摺落米風選部2で選別された混合米を混合
米揚穀機4により揚穀して混合米ホッパ23を経て供給
樋22の始端部に供給し、供給ラセン22aにより供給
樋22の後側に送り回転選別筒15の後側の選別始端部
に供給する構成としている。回転選別筒15内には玄米
受樋20の上昇回転側に混合米受樋34を設けている。
この混合米受樋34は回転選別筒15の選別終端側にの
み設け、混合米受樋34に受けられた混合米は混合米ラ
セン34aで前側に移送し、流下筒を経て摺落米受樋1
2に流下還元する。
米揚穀機4により揚穀して混合米ホッパ23を経て供給
樋22の始端部に供給し、供給ラセン22aにより供給
樋22の後側に送り回転選別筒15の後側の選別始端部
に供給する構成としている。回転選別筒15内には玄米
受樋20の上昇回転側に混合米受樋34を設けている。
この混合米受樋34は回転選別筒15の選別終端側にの
み設け、混合米受樋34に受けられた混合米は混合米ラ
セン34aで前側に移送し、流下筒を経て摺落米受樋1
2に流下還元する。
【0013】玄米受樋20、供給樋22及び混合米受樋
34の前端部を前側板16cに取り付け、また、玄米受
樋20及び供給樋22の後端部に支持板24を取り付
け、この支持板24の外周部を選別ケース16の後側板
16dに着脱自在に取り付けたり、あるいは、後側板1
6dに形成した穴部(図示省略)に支持板24を嵌合支
持する構成としている。
34の前端部を前側板16cに取り付け、また、玄米受
樋20及び供給樋22の後端部に支持板24を取り付
け、この支持板24の外周部を選別ケース16の後側板
16dに着脱自在に取り付けたり、あるいは、後側板1
6dに形成した穴部(図示省略)に支持板24を嵌合支
持する構成としている。
【0014】玄米受樋20の終端部に玄米流下通路28
を接続すると共に、玄米流下通路28の下部を玄米樋2
9に臨ませ、玄米樋29に落下した玄米は玄米揚穀機5
により機外に取り出される。回転選別筒15の選別終端
側下方に籾受樋35を設け、回転選別筒15の終端側に
流動した籾の多く混じっている穀粒は籾受樋35に流下
し、籾揚穀機32により揚穀され籾摺部1の籾ホッパ6
に還元される構成である。
を接続すると共に、玄米流下通路28の下部を玄米樋2
9に臨ませ、玄米樋29に落下した玄米は玄米揚穀機5
により機外に取り出される。回転選別筒15の選別終端
側下方に籾受樋35を設け、回転選別筒15の終端側に
流動した籾の多く混じっている穀粒は籾受樋35に流下
し、籾揚穀機32により揚穀され籾摺部1の籾ホッパ6
に還元される構成である。
【0015】なお、籾摺部1の後方には回転選別筒15
型の混合米選別部3に代えて、例えば、図5に示す如く
揺動選別板型の混合米選別部を配置してもよい。次に、
籾摺選別作用について説明する。作業時には、玄米調節
板21を図4に示すように受け面積を広げた状態にして
おく。しかして、籾ホッパ6に籾を供給し籾供給部7c
からインペラ羽根7b,7b,…の内周部に籾を供給す
る。すると、籾はインペラ羽根7b,7b,…上を外周
側に撥ね飛ばされ、外周屈曲部で急激に方向変換されて
脱ぷケース7aの外周の衝撃板に衝突してその大半が脱
ぷされる。脱ぷ米は脱ぷ米供給筒7d内を上昇旋回しな
がら脱ぷ米供給ボックス8,拡散室36を経て摺落米風
選部2の摺落米風選路10に流下供給される。供給され
た脱ぷ米は摺落米風選路10で風選され、籾殻や塵埃類
は排塵筒14から吸引除去され、混合米は摺落米受樋1
2に落下選別される。混合米は混合米揚穀機4により揚
穀されて混合米ホッパ23を経て回転選別筒15内の供
給樋22の始端側に供給される。
型の混合米選別部3に代えて、例えば、図5に示す如く
揺動選別板型の混合米選別部を配置してもよい。次に、
籾摺選別作用について説明する。作業時には、玄米調節
板21を図4に示すように受け面積を広げた状態にして
おく。しかして、籾ホッパ6に籾を供給し籾供給部7c
からインペラ羽根7b,7b,…の内周部に籾を供給す
る。すると、籾はインペラ羽根7b,7b,…上を外周
側に撥ね飛ばされ、外周屈曲部で急激に方向変換されて
脱ぷケース7aの外周の衝撃板に衝突してその大半が脱
ぷされる。脱ぷ米は脱ぷ米供給筒7d内を上昇旋回しな
がら脱ぷ米供給ボックス8,拡散室36を経て摺落米風
選部2の摺落米風選路10に流下供給される。供給され
た脱ぷ米は摺落米風選路10で風選され、籾殻や塵埃類
は排塵筒14から吸引除去され、混合米は摺落米受樋1
2に落下選別される。混合米は混合米揚穀機4により揚
穀されて混合米ホッパ23を経て回転選別筒15内の供
給樋22の始端側に供給される。
【0016】回転選別筒15内の供給樋22に供給され
た混合米は、後側に移送されて回転選別筒15の始端側
に供給される。次いで、図4に示すように、回転選別筒
15が時計方向へ回転することにより、無数の壷穴によ
り穀粒は持ち上げられ、長い籾粒は低い位置で壷穴から
落下し、また、籾殻が剥がれて短くなっている玄米粒は
高い位置まで持ち上げられて、玄米受樋20に落下回収
される。また、籾・玄米の混合した混合米は玄米粒と籾
粒との中間部に持ち上げられて混合米受樋34に落下
し、混合米ラセン34aにより前側に搬送されて流下通
路を経て摺落米受樋12に還元される。還元された混合
米は再度回転選別筒15に供給され再選別される。
た混合米は、後側に移送されて回転選別筒15の始端側
に供給される。次いで、図4に示すように、回転選別筒
15が時計方向へ回転することにより、無数の壷穴によ
り穀粒は持ち上げられ、長い籾粒は低い位置で壷穴から
落下し、また、籾殻が剥がれて短くなっている玄米粒は
高い位置まで持ち上げられて、玄米受樋20に落下回収
される。また、籾・玄米の混合した混合米は玄米粒と籾
粒との中間部に持ち上げられて混合米受樋34に落下
し、混合米ラセン34aにより前側に搬送されて流下通
路を経て摺落米受樋12に還元される。還元された混合
米は再度回転選別筒15に供給され再選別される。
【0017】また、玄米受樋20に回収された玄米は、
玄米ラセン20aにより前側に移送され、玄米流下通路
28を経て玄米樋29に供給され、玄米揚穀機5により
機外に取り出される。また、回転選別筒15の終端部か
ら排出された選別後の籾粒は籾受樋35に落下して、籾
揚穀機32により揚穀され、籾摺部1の籾ホッパ6に還
元されて再度の籾摺がなされる。
玄米ラセン20aにより前側に移送され、玄米流下通路
28を経て玄米樋29に供給され、玄米揚穀機5により
機外に取り出される。また、回転選別筒15の終端部か
ら排出された選別後の籾粒は籾受樋35に落下して、籾
揚穀機32により揚穀され、籾摺部1の籾ホッパ6に還
元されて再度の籾摺がなされる。
【0018】前記のように、籾摺部1の脱ぷケース7a
を摺落米風選部2の一側に突出するように配置し、脱ぷ
ケース7aで脱ぷされた脱ぷ米を摺落米風選部2の上方
に設けた脱ぷ米供給ボックス8,拡散室36を経由して
拡散しながら下方の摺落米風選部2に供給し、脱ぷ米を
良好に風選することができる。
を摺落米風選部2の一側に突出するように配置し、脱ぷ
ケース7aで脱ぷされた脱ぷ米を摺落米風選部2の上方
に設けた脱ぷ米供給ボックス8,拡散室36を経由して
拡散しながら下方の摺落米風選部2に供給し、脱ぷ米を
良好に風選することができる。
【0019】また、図6及び図7に示すように、籾摺部
1を摺落米風選部2の摺落米風選箱9の前側部上方に取
り付けるにあたり、インペラ羽根7b,7b,…を縦軸
回りに回転する構成としてもよい。籾ホッパ6の下方に
脱ぷケース7aを横長にして配置し、脱ぷケース7a内
には縦方向の脱ぷ軸7eを軸架して多数の放射状のイン
ペラ羽根7b,7b,…を取り付け、インペラ羽根7
b,7b,…の内周部に籾ホッパ6から籾を供給する構
成とする。インペラ羽根7b,7b,…での脱ぷ米を横
長に配置した脱ぷ米供給筒7dに送り、脱ぷ米を水平方
向に旋回させながら拡散室36を経て下方の摺落米風選
部2の摺落米風選路10に供給する構成である。
1を摺落米風選部2の摺落米風選箱9の前側部上方に取
り付けるにあたり、インペラ羽根7b,7b,…を縦軸
回りに回転する構成としてもよい。籾ホッパ6の下方に
脱ぷケース7aを横長にして配置し、脱ぷケース7a内
には縦方向の脱ぷ軸7eを軸架して多数の放射状のイン
ペラ羽根7b,7b,…を取り付け、インペラ羽根7
b,7b,…の内周部に籾ホッパ6から籾を供給する構
成とする。インペラ羽根7b,7b,…での脱ぷ米を横
長に配置した脱ぷ米供給筒7dに送り、脱ぷ米を水平方
向に旋回させながら拡散室36を経て下方の摺落米風選
部2の摺落米風選路10に供給する構成である。
【0020】このように構成すると、籾摺部1を摺落米
風選部2の摺落米風選箱9の左右方向幅内に納めなが
ら、籾摺部1を低く構成できて、脱ぷケース7aの上方
に比較的大きな籾ホッパ6を設けることができて、機体
全体をコンパクトに構成しながら能率的に籾摺作業をす
ることができる。
風選部2の摺落米風選箱9の左右方向幅内に納めなが
ら、籾摺部1を低く構成できて、脱ぷケース7aの上方
に比較的大きな籾ホッパ6を設けることができて、機体
全体をコンパクトに構成しながら能率的に籾摺作業をす
ることができる。
【0021】次に、籾摺部1のインペラ羽根7b,7
b,…の回転数制御について説明する。図6に示すよう
に、籾ホッパ6の下部に穀粒流量センサ37を設けて、
脱ぷ米ケース7aへの穀粒の供給量を検出し、穀粒供給
量が増加あるいは減少すると、インペラ羽根7b,7
b,…の回転数を増加調節あるいは減少調節し、穀粒の
損傷を防止しながら所定の脱ぷ率を維持しながら籾摺作
業をすることができる。
b,…の回転数制御について説明する。図6に示すよう
に、籾ホッパ6の下部に穀粒流量センサ37を設けて、
脱ぷ米ケース7aへの穀粒の供給量を検出し、穀粒供給
量が増加あるいは減少すると、インペラ羽根7b,7
b,…の回転数を増加調節あるいは減少調節し、穀粒の
損傷を防止しながら所定の脱ぷ率を維持しながら籾摺作
業をすることができる。
【0022】また、インペラ羽根7b,7b,…型の籾
摺部1と揺動選別板型の揺動選別部とからなる籾摺選別
機(図5)では、揺動選別部の混合米を供給する混合米
ホッパ23と籾摺部1の籾供給調節弁7fとが、リンク
等の連動部材を介して連動連結されていて、混合米ホッ
パ23が穀粒量の増減により下動あるいは上動すると、
籾摺部1の籾供給調節弁7fが関連的に減少側あるいは
増加側に調節される構成であるが、このように、籾供給
調節弁7fが関連的に増減調節されても、所定の脱ぷ率
を維持しながら、玄米の損傷を防止することができる。
摺部1と揺動選別板型の揺動選別部とからなる籾摺選別
機(図5)では、揺動選別部の混合米を供給する混合米
ホッパ23と籾摺部1の籾供給調節弁7fとが、リンク
等の連動部材を介して連動連結されていて、混合米ホッ
パ23が穀粒量の増減により下動あるいは上動すると、
籾摺部1の籾供給調節弁7fが関連的に減少側あるいは
増加側に調節される構成であるが、このように、籾供給
調節弁7fが関連的に増減調節されても、所定の脱ぷ率
を維持しながら、玄米の損傷を防止することができる。
【0023】なお、籾ホッパ6に穀粒の含水率を検出す
る水分センサ(図示省略)を設け、水分値が高いあるい
は低い場合に、インペラ羽根7b,7b,…の回転数を
増加調節あるいは減少調節する制御をしても同様の効果
が期待できる。また、粃受樋11に粃センサ(図示省
略)を設けて粃量の増減を検出し、粃量が多いあるいは
少ない場合に、インペラ羽根7b,7b,…の回転数を
増加調節あるいは減少調節する制御をしてもよい。
る水分センサ(図示省略)を設け、水分値が高いあるい
は低い場合に、インペラ羽根7b,7b,…の回転数を
増加調節あるいは減少調節する制御をしても同様の効果
が期待できる。また、粃受樋11に粃センサ(図示省
略)を設けて粃量の増減を検出し、粃量が多いあるいは
少ない場合に、インペラ羽根7b,7b,…の回転数を
増加調節あるいは減少調節する制御をしてもよい。
【0024】また、図8に示すように、摺落米風選部2
の粃受樋11の端部にラセン型の二番揚穀装置38を取
り付けて、選別された粃を籾摺部1に揚穀し、脱ぷケー
ス7aに供給し再度籾摺する構成としてもよい。図8に
示すように、インペラ羽根型の籾摺部1の脱ぷケース7
aを摺落米風選箱9の側面に配置し、摺落米風選部2の
上面よりも下方に位置するように配置することにより、
籾摺ロール型の籾摺部に比較して下方に配置できるの
で、二番揚穀装置38の長さを短縮して全体を小形に構
成することができ、粃受樋11の掃除を不要とし、粃の
処理を簡単化することができる。
の粃受樋11の端部にラセン型の二番揚穀装置38を取
り付けて、選別された粃を籾摺部1に揚穀し、脱ぷケー
ス7aに供給し再度籾摺する構成としてもよい。図8に
示すように、インペラ羽根型の籾摺部1の脱ぷケース7
aを摺落米風選箱9の側面に配置し、摺落米風選部2の
上面よりも下方に位置するように配置することにより、
籾摺ロール型の籾摺部に比較して下方に配置できるの
で、二番揚穀装置38の長さを短縮して全体を小形に構
成することができ、粃受樋11の掃除を不要とし、粃の
処理を簡単化することができる。
【0025】次に、図9に基づき玄米揚穀機5の吸塵ボ
ックス39の吸塵構成について説明する。スローワ型玄
米揚穀機5は、揚穀羽根(図示省略)の内装されている
揚穀室5a、揚穀室5aの上端に接続されているスロー
ワ筒5b、スローワ筒5bの上端に連通している吸塵ボ
ックス39、及び、吸塵ボックス39の下端部に接続さ
れている穀粒取出筒40により構成されている。
ックス39の吸塵構成について説明する。スローワ型玄
米揚穀機5は、揚穀羽根(図示省略)の内装されている
揚穀室5a、揚穀室5aの上端に接続されているスロー
ワ筒5b、スローワ筒5bの上端に連通している吸塵ボ
ックス39、及び、吸塵ボックス39の下端部に接続さ
れている穀粒取出筒40により構成されている。
【0026】吸塵ボックス39の中央部には、例えば、
網や目抜き鉄板によりジグザグ状の玄米流下通路を構成
し、この玄米流下通路の終端部に吸塵風路41の始端部
を接続し、流下中の玄米から吸塵する構成である。この
吸塵風路41を機体の前側部まで延長して、その終端部
を脱ぷケース7aの中心部他側に連通し、インペラ羽根
7b,7b,…の中心部他側に連通している。
網や目抜き鉄板によりジグザグ状の玄米流下通路を構成
し、この玄米流下通路の終端部に吸塵風路41の始端部
を接続し、流下中の玄米から吸塵する構成である。この
吸塵風路41を機体の前側部まで延長して、その終端部
を脱ぷケース7aの中心部他側に連通し、インペラ羽根
7b,7b,…の中心部他側に連通している。
【0027】しかして、インペラ羽根7b,7b,…が
回転すると、脱ぷケース7a内が負圧になり、吸塵ボッ
クス39内の空気が吸塵風路41の始端部に流れて吸塵
される。更に、塵埃類は吸塵風路41を終端側に流れ、
次いで、脱ぷケース7a、インペラ羽根7b,7b,
…、脱ぷ米供給筒7dを経て摺落米風選部2に流れ、更
に、摺落米風選箱9内の摺落米風選路10、吸引フアン
13、排塵筒14を経て機外に排出される。
回転すると、脱ぷケース7a内が負圧になり、吸塵ボッ
クス39内の空気が吸塵風路41の始端部に流れて吸塵
される。更に、塵埃類は吸塵風路41を終端側に流れ、
次いで、脱ぷケース7a、インペラ羽根7b,7b,
…、脱ぷ米供給筒7dを経て摺落米風選部2に流れ、更
に、摺落米風選箱9内の摺落米風選路10、吸引フアン
13、排塵筒14を経て機外に排出される。
【0028】前記のように構成したので、玄米揚穀機5
の吸塵ボックス39から強い風により塵埃類が吸塵風路
41に流れ、塵埃と一緒に玄米が吸引除去されるような
ことがあっても、吸塵物は籾摺部1を経て摺落米風選部
2に流れて再度選別されるので、玄米は摺落米風選部2
で回収することができて、玄米の機外への飛散を防止で
きる。
の吸塵ボックス39から強い風により塵埃類が吸塵風路
41に流れ、塵埃と一緒に玄米が吸引除去されるような
ことがあっても、吸塵物は籾摺部1を経て摺落米風選部
2に流れて再度選別されるので、玄米は摺落米風選部2
で回収することができて、玄米の機外への飛散を防止で
きる。
【0029】また、図10に示すように、前記吸塵風路
41を縦型粒選別機42の小米取出筒43に連通し、縦
型粒選別機42内の塵埃類をまとめて吸塵除去する構成
としてもよい。なお、縦型粒選別機42は公知のもの
で、同一の縦軸心回りに回転する大径の選別網筒及び小
径の揚穀ラセン筒、投入ホッパ、選別された精粒を取り
出す精粒ホッパ、小形の屑米の選別される屑米室等から
構成されていて、下部に供給された穀粒を揚穀ラセン筒
により選別網筒内を揚穀しながら、小粒の穀粒を選別網
筒から外側の屑米室に排出し、精粒の穀粒を上方まで揚
穀して精粒ホッパに取り出すものである。
41を縦型粒選別機42の小米取出筒43に連通し、縦
型粒選別機42内の塵埃類をまとめて吸塵除去する構成
としてもよい。なお、縦型粒選別機42は公知のもの
で、同一の縦軸心回りに回転する大径の選別網筒及び小
径の揚穀ラセン筒、投入ホッパ、選別された精粒を取り
出す精粒ホッパ、小形の屑米の選別される屑米室等から
構成されていて、下部に供給された穀粒を揚穀ラセン筒
により選別網筒内を揚穀しながら、小粒の穀粒を選別網
筒から外側の屑米室に排出し、精粒の穀粒を上方まで揚
穀して精粒ホッパに取り出すものである。
【0030】次に、図11に基づき摺落米風選路10の
他に実施例について説明する。摺落米風選部2は次のよ
うに構成されている。摺落米風選箱9内に摺落米風選路
10を斜設し、摺落米風選路10の中途部の底面を低風
路面44及び高風路面45により高低の段違い状に構成
し、この高風路面45に沿って粃調節棚46を風路の長
手方向に沿って伸縮調節自在に構成し、粃受樋11への
粃落下量を調節自在に構成している。摺落米風選路10
における低風路面44と高風路面45との接続部上方に
は分散棚47を設け、籾摺部1の拡散室36の脱ぷ米流
下口36aを分散棚47に向けて開口している。粃受樋
11には穀粒取出側から摺落米風選路10側に向けて粃
選別風が流れる構成とし、粃受樋11の取出口端部に粃
調節弁48を設けている。
他に実施例について説明する。摺落米風選部2は次のよ
うに構成されている。摺落米風選箱9内に摺落米風選路
10を斜設し、摺落米風選路10の中途部の底面を低風
路面44及び高風路面45により高低の段違い状に構成
し、この高風路面45に沿って粃調節棚46を風路の長
手方向に沿って伸縮調節自在に構成し、粃受樋11への
粃落下量を調節自在に構成している。摺落米風選路10
における低風路面44と高風路面45との接続部上方に
は分散棚47を設け、籾摺部1の拡散室36の脱ぷ米流
下口36aを分散棚47に向けて開口している。粃受樋
11には穀粒取出側から摺落米風選路10側に向けて粃
選別風が流れる構成とし、粃受樋11の取出口端部に粃
調節弁48を設けている。
【0031】前記のように構成したので、粃調節棚46
の棚先46aは摺落米風選路10の風路方向に沿って移
動調節できて、摺落米風選路10の選別風の流れを変化
させずに、分散棚47により上昇し終端側に流れながら
落下する被選別物に対して粃調節棚46の棚先46aを
前後方向に変化させることができて、摺落米風選路10
の選別状態を一定に維持しながら粃選別量を確実に調節
することができる。
の棚先46aは摺落米風選路10の風路方向に沿って移
動調節できて、摺落米風選路10の選別風の流れを変化
させずに、分散棚47により上昇し終端側に流れながら
落下する被選別物に対して粃調節棚46の棚先46aを
前後方向に変化させることができて、摺落米風選路10
の選別状態を一定に維持しながら粃選別量を確実に調節
することができる。
【0032】また、摺落米受樋12に粃検出センサ(図
示省略)を設けて、摺落米受樋12に選別される穀粒の
粃混入量の大小を検出し、粃混入率が大のときには、粃
調節棚46を短く(ア方向)調節し、粃混入率が小のと
きには、粃調節棚46を長く(イ方向)調節し、粃選別
の向上を図ることもできる。
示省略)を設けて、摺落米受樋12に選別される穀粒の
粃混入量の大小を検出し、粃混入率が大のときには、粃
調節棚46を短く(ア方向)調節し、粃混入率が小のと
きには、粃調節棚46を長く(イ方向)調節し、粃選別
の向上を図ることもできる。
【0033】また、図11に示すように、摺落米風選路
10の終端側上部に風力調節弁49を軸支して、風力調
節弁49を下方に回動し風力調節口50を大きく開口す
ると選別風が弱く調節され、また、風力調節弁49を上
方に回動し風力調節口50を小さく調節すると選別風力
が強く調節される構成としている。摺落米風選路10に
おける風力調節弁49の手前側に風案内板51を設け
て、選別風を風力調節口50から遠ざかる下方に案内す
ると共に、風力調節口50から摺落米風選路10に流入
した調節風が風路始端側へ流れるのを阻止する構成とし
ている。
10の終端側上部に風力調節弁49を軸支して、風力調
節弁49を下方に回動し風力調節口50を大きく開口す
ると選別風が弱く調節され、また、風力調節弁49を上
方に回動し風力調節口50を小さく調節すると選別風力
が強く調節される構成としている。摺落米風選路10に
おける風力調節弁49の手前側に風案内板51を設け
て、選別風を風力調節口50から遠ざかる下方に案内す
ると共に、風力調節口50から摺落米風選路10に流入
した調節風が風路始端側へ流れるのを阻止する構成とし
ている。
【0034】前記のように構成したので、風力調節弁4
9を強弱に調節しても摺落米風選路10の始端側の混合
米選別部分の選別風の流れが変化せず、安定した選別状
態を維持することができる。すなわち、図12に示すよ
うに、風案内板51を設けない構成であると、風力調節
弁49を開閉調節すると、摺落米風選路10の風の流れ
が変化し、特に、風力調節弁49を閉じ、選別風を強に
調節すると、選別風の流れが上方に上がり、摺落米風選
路10の棚先端部52に被選別物が当たらずに終端側に
流れ、三番飛散が極端に増加するという不具合があっ
た。しかし、前記構成とすることにより、このような不
具合を防止することができる。
9を強弱に調節しても摺落米風選路10の始端側の混合
米選別部分の選別風の流れが変化せず、安定した選別状
態を維持することができる。すなわち、図12に示すよ
うに、風案内板51を設けない構成であると、風力調節
弁49を開閉調節すると、摺落米風選路10の風の流れ
が変化し、特に、風力調節弁49を閉じ、選別風を強に
調節すると、選別風の流れが上方に上がり、摺落米風選
路10の棚先端部52に被選別物が当たらずに終端側に
流れ、三番飛散が極端に増加するという不具合があっ
た。しかし、前記構成とすることにより、このような不
具合を防止することができる。
【0035】次に、図13に基づき摺落米風選路10の
風力調節装置の他の実施例について説明する。摺落米風
選路10の終端部に風力調節口50を設け、摺落米風選
路10の風力調節口50の手前側に吸気側調節弁53及
び機内側調節弁54を回動自在に併設し、一方の吸気側
調節弁53をレバー(図示省略)により調節自在に構成
し、他方の機内側調節弁54は例えばスプリング55に
より吸気側調節弁53側に押し当てるように構成してい
る。
風力調節装置の他の実施例について説明する。摺落米風
選路10の終端部に風力調節口50を設け、摺落米風選
路10の風力調節口50の手前側に吸気側調節弁53及
び機内側調節弁54を回動自在に併設し、一方の吸気側
調節弁53をレバー(図示省略)により調節自在に構成
し、他方の機内側調節弁54は例えばスプリング55に
より吸気側調節弁53側に押し当てるように構成してい
る。
【0036】しかして、風力調節口50を閉鎖する方向
に吸気側調節弁53を回動すると、所定回動位置までは
機内側調節弁54も従動して閉鎖方向に回動するが、所
定位置まで回動するとストッパ57に当接して、閉鎖方
向への回動が制限される構成である。
に吸気側調節弁53を回動すると、所定回動位置までは
機内側調節弁54も従動して閉鎖方向に回動するが、所
定位置まで回動するとストッパ57に当接して、閉鎖方
向への回動が制限される構成である。
【0037】しかして、吸気側調節弁53を図14のA
位置に回動し、風力調節口50を大きく開口し風力を弱
に調節すると、機内側調節弁54は吸気側調節弁53に
従動して回動し、図14のA1位置の状態となり、摺落
米風選路10の選別風の主流は図13の矢印A2のよう
に流れる。
位置に回動し、風力調節口50を大きく開口し風力を弱
に調節すると、機内側調節弁54は吸気側調節弁53に
従動して回動し、図14のA1位置の状態となり、摺落
米風選路10の選別風の主流は図13の矢印A2のよう
に流れる。
【0038】また、吸気側調節弁53を図14のB位置
に回動し、風力調節口56を中程度に開口し風力を中に
調節すると、機内側調節弁54は吸気側調節弁53に従
動して回動し図14のB1位置の状態となり、摺落米風
選路10の選別風の主流は図13の矢印B2のように流
れる。
に回動し、風力調節口56を中程度に開口し風力を中に
調節すると、機内側調節弁54は吸気側調節弁53に従
動して回動し図14のB1位置の状態となり、摺落米風
選路10の選別風の主流は図13の矢印B2のように流
れる。
【0039】また、吸気側調節弁53を図14のC位置
に回動し、風力調節口56を閉鎖し風力を強に調節する
と、機内側調節弁54は所定位置で回動が制限されて図
14のB1位置に止まった状態となり、摺落米風選路1
0の選別風の主流は図13のC2の矢印のように流れ
る。
に回動し、風力調節口56を閉鎖し風力を強に調節する
と、機内側調節弁54は所定位置で回動が制限されて図
14のB1位置に止まった状態となり、摺落米風選路1
0の選別風の主流は図13のC2の矢印のように流れ
る。
【0040】しかして、選別風が強中弱に調節された場
合にも、摺落米風選路10の棚先端部52が有効に作用
し、良好な摺落米の風選をすることができる。次に、粃
調節棚46と吸気側調節弁53、機内側調節弁54との
関連調節について説明する。
合にも、摺落米風選路10の棚先端部52が有効に作用
し、良好な摺落米の風選をすることができる。次に、粃
調節棚46と吸気側調節弁53、機内側調節弁54との
関連調節について説明する。
【0041】粃調節棚46を仮想線で示すように縮小調
節すると、小粒の捕捉が減少するので、吸気側調節弁5
3を図13のA位置に回動し、風力を弱く調節して風選
をする。また、粃調節棚46を実線で示すように伸長調
節すると、小粒の捕捉が増加するので、吸気側調節弁5
3を図13のB位置、あるいは、C位置に回動し、風力
を強く調節して選別をする。
節すると、小粒の捕捉が減少するので、吸気側調節弁5
3を図13のA位置に回動し、風力を弱く調節して風選
をする。また、粃調節棚46を実線で示すように伸長調
節すると、小粒の捕捉が増加するので、吸気側調節弁5
3を図13のB位置、あるいは、C位置に回動し、風力
を強く調節して選別をする。
【0042】また、粃調節棚46の中央部または下端部
を摺落米風選箱9に軸支して、棚先46aを上下方向に
回動調節する構成としてもよい。粃調節棚46の棚先4
6aを下方に回動調節すると、小粒の捕捉が減少するの
で、吸気側調節弁53を図13のA位置に回動し、風力
を弱く調節する。また、粃調節棚46の棚先46aを上
方に回動調節すると、小粒の捕捉が増加するので、吸気
側調節弁53を図13のB位置、あるいは、C位置に回
動し、風力を強く調節し選別する。
を摺落米風選箱9に軸支して、棚先46aを上下方向に
回動調節する構成としてもよい。粃調節棚46の棚先4
6aを下方に回動調節すると、小粒の捕捉が減少するの
で、吸気側調節弁53を図13のA位置に回動し、風力
を弱く調節する。また、粃調節棚46の棚先46aを上
方に回動調節すると、小粒の捕捉が増加するので、吸気
側調節弁53を図13のB位置、あるいは、C位置に回
動し、風力を強く調節し選別する。
【図1】 全体の切断側面図
【図2】 要部の切断正面図
【図3】 図1のA−A切断正面図
【図4】 図1のB−B切断正面図
【図5】 揺動選別板型の揺動選別部とからなる籾摺選
別機の切断側面図
別機の切断側面図
【図6】 一部切断した側面図
【図7】 切断平面図
【図8】 全体の側面図
【図9】 全体の側面図
【図10】全体の側面図
【図11】要部の切断側面図
【図12】要部の切断側面図
【図13】要部の切断側面図
【図14】要部の切断側面図と斜視図
1 籾摺部 2 摺落米風選部 3 混合米選別部 4 混合米揚穀機 5 玄米揚穀機 6 籾ホッパ 7 インペラ羽根型脱ぷ装置 7a 脱ぷケース 7b インペラ羽根 7c 籾供給部 7d 脱ぷ米供給筒 7e 脱ぷ軸 8 脱ぷ米供給ボックス 8a 拡散板 9 摺落米風選箱 10 摺落米風選路 11 粃受樋 12 摺落米受樋 13 吸引ファン 14 排塵筒 15 回転選別筒 16 選別ケース 16a 左側板 16b 右側板 16c 前側板 16d 後側板 16e 後枠 16f 上側板 17 駆動軸 18 駆動ローラー 20 玄米受樋 20a 玄米ラセン 21 玄米調節板 22 供給樋 22a 供給ラセン 23 混合米ホッパ 24 支持板 26 混合米受樋26a 混合米ラセン 27 還元板 28 玄米流下通路 29 玄米樋 30 混合米流下通路 31 籾流下樋 32 籾揚穀機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 英二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 4D043 GA02 GA05 GB07 GB15 GB21 GB31
Claims (2)
- 【請求項1】 インペラ羽根型の籾摺部1、摺落米風
選部2及び回転選別筒型または揺動選別板型の混合米選
別部3からなる籾摺選別機であって、ボックス状に構成
した摺落米風選部2の後部に回転選別筒型または揺動選
別板型の混合米選別部3を搭載し、前記摺落米風選部2
の前側部には、多数のインペラ羽根7b,7b,…を内
装している脱ぷケース7aを左右一側に突出し且つ上面
から下方に突出する状態で配設し、前記脱ぷケース7a
の脱ぷ米を脱ぷ米供給筒7dにより下方から上方に迂回
して摺落米風選部2の前側上部に設けた脱ぷ米供給ボッ
クス8を経由して下方の摺落米風選部2に供給するよう
に構成し、前記脱ぷ米供給ボックス8の上方に籾ホッパ
6を配置したことを特徴とする籾摺選別機。 - 【請求項2】 摺落米風選部2の粃受樋11の取り出
し側に二番揚穀装置38を取り付けて選別された粃を籾
摺部1の脱ぷ米ケース7aに揚穀して供給することを特
徴とする請求項1記載の籾摺選別機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000370352A JP2002172337A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 籾摺選別機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000370352A JP2002172337A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 籾摺選別機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002172337A true JP2002172337A (ja) | 2002-06-18 |
Family
ID=18840259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000370352A Pending JP2002172337A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 籾摺選別機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002172337A (ja) |
-
2000
- 2000-12-05 JP JP2000370352A patent/JP2002172337A/ja active Pending
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