JP2001237430A - 酸窒化膜の形成方法および薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

酸窒化膜の形成方法および薄膜トランジスタの製造方法

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JP2001237430A
JP2001237430A JP2000046902A JP2000046902A JP2001237430A JP 2001237430 A JP2001237430 A JP 2001237430A JP 2000046902 A JP2000046902 A JP 2000046902A JP 2000046902 A JP2000046902 A JP 2000046902A JP 2001237430 A JP2001237430 A JP 2001237430A
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film
thin film
silicon
forming
semiconductor thin
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English (en)
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Kazuki Kitamura
一樹 北村
Tetsuo Kawakita
哲郎 河北
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Formation Of Insulating Films (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板温度が600℃以下の低温プロセスにお
いて、ホットキャリア耐性に優れたゲート絶縁膜を形成
すること、および基板温度を低温に保ったまま、高スル
ープットで性能の優れた信頼性が高い薄膜トランジスタ
を提供することを目的とする。 【解決手段】 シリコンを含む半導体薄膜またはゲート
絶縁膜に酸素イオンおよび窒素イオンを添加した後、熱
処理することにより、基板温度が600℃以下の低温プ
ロセスにおいて、シリコンを含む半導体薄膜の結晶化ま
たは再結晶化と共に酸窒化膜を形成することにより、高
スループットで、ホットキャリア耐性に優れた、界面状
態が良い薄膜トランジスタを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の半導体装置
に使用される酸窒化膜の形成方法と、液晶表示装置およ
びセンサーアレイ等に応用される薄膜トランジスタの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、TEOS(Tetraethyl
orthosilicate:(C25O)4Si)を
原料ガスとして用いたプラズマCVD法により形成した
酸化シリコンをゲート酸化膜として用いた、従来の薄膜
トランジスタの例として、液晶表示装置用に開発が進め
られている低温多結晶シリコン薄膜トランジスタ(以
下、「低温Poly−SiTFT」と略記する)を、図
面を用いて説明を行う。
【0003】多結晶シリコン薄膜トランジスタを用いた
大型液晶表示装置は、大面積を必要とするため安価なガ
ラス基板が用いられている。しかし、ガラスを基板とし
て用いる場合、その耐熱性が十分でないため、比較的低
温(おおよそ600℃以下)で薄膜トランジスタを作製
しなくてはならない。従来例として、図5を参照しなが
ら簡単に説明する。
【0004】この従来例の低温Poly−SiTFTの
製造方法では、まず、ガラス(コーニング#1737
等)基板11の表面に、ガラス基板中の不純物の拡散を
防ぐための酸化シリコンによるアンダーコート膜12
(400nm程度)を設けた基板上に、シラン(SiH
4)を原料ガスとして用いたプラズマCVD法により非
結晶シリコン13を50nm形成する(図5(a))。
次いで、XeClエキシマレーザー15を照射すること
により非結晶シリコンを結晶化し多結晶シリコン14を
形成する(図5(b))。このときの照射条件は、非結
晶シリコンの膜厚や膜質などの条件にもよるが、エネル
ギー密度が150〜450mJcm-2、照射回数が1〜
500回の範囲で行う。この多結晶シリコンを公知のフ
ォトリソグラフィ・エッチングにより島状にパターニン
グする(図5(c))。その後、TEOS(Tetra
ethylorthosilicate:(C25O)
4Si)を原料ガスとして用いたプラズマCVD法によ
り、島状の多結晶シリコン上に、酸化シリコン21を9
0nm形成する(図5(d))。そして、モリブテン・
タングステンの合金(MoW)を用いてゲート電極31
を形成し、酸化シリコン21およびゲート電極31を公
知のフォトリソグラフィ・エッチングにより島状にパタ
ーニングする。そして、水素希釈フォスフィン(P
3)のプラズマを生成し、加速電圧70kV、ドーズ
量1015cm-2の条件でイオンドーピングすることによ
り、ソース領域32およびドレイン領域33を形成する
(図5(e))。その後、熱処理を行い、注入されたイ
オンを活性化する。そして、TEOS(Tetraet
hylorthosilicate:(C25O)4
i)を原料ガスとして用いたプラズマCVD法により層
間絶縁膜34として二酸化シリコン(SiO2)を全面
に堆積し、次にコンタクトホールを形成し、ソース電極
35およびドレイン電極36として例えばアルミニウム
(Al)をスパッタ法により堆積し、その後フォトリソ
グラフィ・エッチングによりパターニングすることによ
り、薄膜トランジスタが完成する(図5(f))。
【0005】薄膜トランジスタのゲート絶縁膜に、TE
OS(Tetraethylorthosilicat
e:(C25O)4Si)を原料ガスとして用いたプラ
ズマCVD法により形成される二酸化シリコンを用いる
例としては、ジャパニーズ・ジャーナル・オブ・アプラ
イド・フィジックス・1992年・第4570ページか
ら第4573ページ(Japanees Journa
l of Applied Physics p.p.
4570〜4573)に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来の低温
Poly−SiTFTを作製する場合、以下の課題が生
じる。
【0007】図5に示した例では、結晶化によって得ら
れた多結晶シリコン層上に、TEOS(Tetraet
hylorthosilicate:(C25O)4
i)を原料ガスとして用いたプラズマCVD法により、
ゲート絶縁膜として二酸化シリコン層を形成している。
ところが、TEOS(Tetraethylortho
silicate:(C25O)4Si)を原料ガスと
して用いたプラズマCVD法により得られる二酸化シリ
コンの膜中には、炭素およびシリコンのダングリングボ
ンドが多く含まれる。その量は、成膜方法、条件、熱処
理の有無による差はあるが、1016cm-3から多い場合
では1019cm-3のオーダーにも達する。これらのダン
グリングボンドはキャリアトラップの原因となり、薄膜
トランジスタの特性だけでなく、素子の信頼性にも大き
な影響を与える。また、プラズマCVD法では、原料ガ
スを分解するプラズマが活性層である多結晶シリコンに
ダメージを与えるため、二酸化シリコン/多結晶シリコ
ン界面に1011〜1012cm-2eV-1オーダーの界面準位
が生じる。これらのダングリングボンドおよび界面準位
はキャリアトラップの原因となり、薄膜トランジスタの
初期特性だけでなく、素子の信頼性(ホットキャリア効
果等による薄膜トランジスタの特性の劣化)にも悪影響
を与えるという問題を有する。
【0008】本発明は、かかる点を鑑み、基板温度を低
く保持したまま、高スループットで、特性の信頼性が高
い薄膜トランジスタの製造方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために、本発明の発明者が様々に検討したところ、ホッ
トキャリア効果による特性の劣化を抑えるためには、ゲ
ート絶縁膜とシリコンを含む半導体薄膜の界面に酸窒化
膜を形成することが効果的である。ただし、単に、シリ
コンを含む半導体薄膜を、酸素および窒素雰囲気中の温
度600℃以下(ガラスが歪まない温度)の炉の中に入
れても、酸窒化膜は成長しないので、シリコンを含む半
導体薄膜に酸素イオンおよび窒素イオンを添加した後に
酸窒化膜を形成することを特徴としたものである。ま
た、シリコンを含む半導体薄膜とゲート絶縁膜を連続形
成して界面準位を減少させるために、シリコンを含む半
導体薄膜の結晶化または再結晶化と酸窒化膜の形成を同
時にすることを特徴としたものである。
【0010】また、プラズマによるダメージを回復する
ため、イオン注入によるダメージを抑えるために、シリ
コンを含む半導体薄膜上に酸化シリコンを形成した後に
酸素イオンおよび窒素イオンを添加し酸窒化膜を形成す
ることを特徴としたものである。
【0011】また、本発明の薄膜トランジスタの製造方
法は、前記酸窒化膜の形成方法を用いて酸窒化膜を形成
する工程を含むことを特徴としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の酸窒化膜
の形成方法は、シリコンを含む半導体薄膜に、少なくと
も窒素イオンおよび酸素イオンを含む物質を添加し、前
記シリコンを含む半導体薄膜を結晶化または再結晶化す
ると共に酸窒化膜を形成する工程を含むことを特徴とし
たものである。本発明によれば、基板温度を低く保持し
たまま、ホットキャリア耐性に優れた高品質の酸窒化膜
を形成できるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項2記載の酸窒化膜の形成方
法は、シリコンを含む半導体薄膜上に酸化膜を形成後、
少なくとも窒素イオンおよび酸素イオンを含む物質を前
記シリコンを含む半導体薄膜および前記酸化膜、または
前記酸化膜のみに添加し、前記シリコンを含む半導体薄
膜を結晶化または再結晶化すると共に酸窒化膜を形成す
る工程を含むことを特徴としたものである。本発明によ
れば、基板温度を低く保持したまま、ホットキャリア耐
性に優れ、界面状態が良い酸窒化膜を形成できるという
作用を有する。
【0014】本発明の請求項6記載の薄膜トランジスタ
の製造方法は、絶縁性基板上に、チャネル領域とドナー
またはアクセプタとなる不純物を含有するソース・ドレ
イン領域からなるシリコンを含む半導体薄膜とゲート絶
縁膜とゲート電極とソース・ドレイン電極を少なくとも
有する薄膜トランジスタの製造方法であって、前記シリ
コンを含む半導体薄膜に、少なくとも窒素イオンおよび
酸素イオンを含む物質を添加し、前記シリコンを含む半
導体薄膜を結晶化または再結晶化すると共に酸窒化膜を
形成する工程を含むことを特徴としたものである。本発
明によれば、基板温度を低く保持したまま、ホットキャ
リア耐性に優れた薄膜トランジスタを製造できるという
作用を有する。
【0015】本発明の請求項7記載の薄膜トランジスタ
の製造方法は、絶縁性基板上に、チャネル領域とドナー
またはアクセプタとなる不純物を含有するソース・ドレ
イン領域からなるシリコンを含む半導体薄膜とゲート絶
縁膜とゲート電極とソース・ドレイン電極を少なくとも
有する薄膜トランジスタの製造方法であって、前記シリ
コンを含む半導体薄膜上に酸化膜を形成後、少なくとも
窒素イオンおよび酸素イオンを含む物質を前記シリコン
を含む半導体薄膜および前記酸化膜、または前記酸化膜
のみに添加し、前記シリコンを含む半導体薄膜を結晶化
または再結晶化すると共に酸窒化膜を形成する工程を含
むことを特徴としたものである。本発明によれば、基板
温度を低く保持したまま、ホットキャリア耐性に優れ、
界面特性がよい薄膜トランジスタを製造できるという作
用を有する。
【0016】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態の酸窒化膜の形成方法を説明するための工程断
面図であり、以下順を追って説明する。
【0017】まず、ガラス(コーニング#1737等)
基板11の表面に、ガラス基板中の不純物の拡散を防ぐ
ための酸化シリコンによるアンダーコート膜12(40
0nm程度)を設けた基板上に、例えばシラン(SiH
4)を原料ガスとして用いたプラズマCVD法により非
結晶シリコン13を30nm〜200nm形成する(図
1(a))。その後、例えばイオン注入法を用いて酸素
イオン16および窒素イオン17を非結晶シリコン13
に添加する(図1(b))。このときの添加イオン濃度
はそれぞれ1.0×1012cm-2〜1.0×1018cm
-2の範囲で行う。その後、例えばXeClエキシマレー
ザー15を照射することにより、酸素イオン16および
窒素イオン17が注入された部分の非結晶シリコン13
を酸窒化膜18にすると共に、注入されなかった部分の
非結晶シリコン13を結晶化し多結晶シリコン14を形
成する(図1(c))。このときの照射条件は、非結晶
シリコン13の膜厚や膜質などの条件にもよるが、エネ
ルギー密度が150〜450mJcm-2、照射回数が1
〜500回の範囲で行う。
【0018】非結晶シリコンに注入された酸素原子およ
び窒素原子は、熱エネルギーにより容易にシリコン原子
と結合するため、膜厚が10nm〜100nmの酸窒化
膜が形成できた。また、界面準位密度は多結晶シリコン
のミッドギャップ付近で6.2×1011cm-2eV-1
あり、プラズマCVD法により形成される絶縁膜と多結
晶シリコンの界面に存在する界面準位密度に比べると低
いレベルである。また、バイアス・温度ストレス試験
(電圧30V、印加時間600秒、基板温度85℃)に
対する可動イオンの増加も0.5×1011cm-2以下で
ある。このことは、本実施の形態により形成した酸窒化
膜が、薄膜トランジスタのゲート絶縁膜として利用する
のに十分な界面特性を有していることを示している。
【0019】なお、本実施の形態1では酸窒化膜を形成
する場合の下地膜として、プラズマCVD法による非結
晶シリコンを用いたが、プラズマCVD法以外の減圧C
VD法やスパッタ法等で形成してもよい。また、非結晶
シリコン以外にも微結晶シリコンや多結晶または単結晶
シリコンを用いてもよい。また、酸窒化膜の形成と共に
非結晶シリコンを結晶化させるのではなく、下地膜に多
結晶シリコンを用いて酸窒化膜の形成と共に再結晶化さ
せてもよい。また、公知のフォトリソグラフィ工程およ
びエッチング工程を使用して所望の形状に加工されてい
てもよい。
【0020】また、本実施の形態1ではアンダーコート
膜として、酸化シリコンを用いたが、窒化シリコン等の
絶縁膜を用いてもよく、また、アンダーコート膜を形成
しなくてもよい。
【0021】また、本実施の形態1ではレーザーとし
て、XeClエキシマレーザーを用いたが、他のAr
F,KrF等のエキシマレーザやアルゴンレーザを用い
てもよい。
【0022】また、本実施の形態1では酸素イオンおよ
び窒素イオンの添加方法としてイオン注入法を用いた
が、イオンドーピング法やFIB法(イオンフォーカス
ビーム法)等を用いてもよい。
【0023】また、本実施の形態1では結晶化および酸
窒化膜の形成に、レーザーによる方法を用いたが、温度
600℃以下の熱処理炉による方法やRTA(Rapi
dThermal Anneal)等を用いてもよい。
【0024】また、本実施の形態1では添加する材料と
して、酸素イオンと窒素イオンのみを用いたが、これら
の他に、アルゴンイオン等のイオンや酸素クラスター等
のクラスターを用いてもよい。
【0025】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態の酸窒化膜の形成方法を説明するための工程断
面図であり、以下順を追って説明する。
【0026】(実施の形態1)と同様にして基板上に非
結晶シリコン13を形成する(図2(a))。その後、
TEOS(Tetraethylorthosilic
ate:(C25O)4Si)を原料ガスとして用いた
プラズマCVD法により、非結晶シリコン13上に、酸
化シリコン21を10nm〜100nm形成する(図2
(b))。次いで、例えばイオン注入法を用いて窒素イ
オン17および酸素イオン16を非結晶シリコン13お
よび酸化シリコン21に添加する(図2(c))。この
ときの添加イオン濃度は1.0×1012cm-2〜1.0
×1018cm-2の範囲で行う。その後、例えばXeCl
エキシマレーザー15を照射することにより、酸素イオ
ン16および窒素イオン17が注入された部分の非結晶
シリコン13および酸化シリコン21を酸窒化膜18に
すると共に、注入されなかった部分の非結晶シリコン1
3を結晶化し多結晶シリコン14を形成する(図2
(d))。このときの照射条件は、非結晶シリコンの膜
厚や膜質などの条件にもよるが、エネルギー密度が15
0〜450mJcm-2、照射回数が1〜500回の範囲
で行う。
【0027】注入された窒素原子は、熱エネルギーによ
り容易にシリコン原子および酸素原子と結合するため、
膜厚が10nm〜100nmの酸窒化膜が形成できた。
また、界面準位密度は多結晶シリコンのミッドギャップ
付近で4.4×1011cm-2eV-1であり、プラズマC
VD法により形成される絶縁膜と多結晶シリコンの界面
に存在する界面準位密度に比べると低いレベルである。
また、バイアス・温度ストレス試験(電圧30V、印加
時間600秒、基板温度85℃)に対する可動イオンの
増加も0.5×1011cm-2以下である。このことは、
本実施の形態により形成した酸窒化膜が、薄膜トランジ
スタのゲート絶縁膜として利用するのに十分な界面特性
を有していることを示している。
【0028】なお、本実施の形態2では酸窒化膜を形成
する場合の下地として、プラズマCVD法による非結晶
シリコンを用いたが、プラズマCVD法以外の減圧CV
D法やスパッタ法等で形成してもよい。また、非結晶シ
リコン以外にも微結晶シリコンや多結晶または単結晶シ
リコンを用いてもよい。また、酸窒化膜の形成と共に非
結晶シリコンを結晶化させるのではなく、下地膜に多結
晶シリコンを用いて酸窒化膜の形成と共に再結晶化させ
てもよい。また、公知のフォトリソグラフィ工程および
エッチング工程を使用して所望の形状に加工されていて
もよい。
【0029】また、本実施の形態2ではアンダーコート
膜として、酸化シリコンを用いたが、窒化シリコン等の
絶縁膜を用いてもよく、また、アンダーコート膜を形成
しなくてもよい。
【0030】また、本実施の形態2ではレーザーとし
て、XeClエキシマレーザーを用いたが、他のAr
F,KrF等のエキシマレーザやアルゴンレーザを用い
てもよい。
【0031】また、本実施の形態2では窒素イオンの添
加方法としてイオン注入法を用いたが、イオンドーピン
グ法やFIB法(イオンフォーカスビーム法)等を用い
てもよい。
【0032】また、本実施の形態2では結晶化および酸
窒化膜の形成に、レーザーによる方法を用いたが、温度
600℃以下の熱処理炉による方法やRTA等を用いて
もよい。
【0033】また、本実施の形態2では添加する材料と
して、窒素イオンおよび酸素イオンを用いたが、この他
に、アルゴンイオン等のイオン、窒素クラスターや酸素
クラスター等のクラスターを用いてもよい。
【0034】また、本実施の形態2では、酸素イオンお
よび窒素イオンを非結晶シリコンおよび酸化シリコンに
添加したが、酸化シリコンのみに添加してもよい。
【0035】(実施の形態3)図3は本発明の第3の実
施の形態の薄膜トランジスタの形成方法を説明するため
の工程断面図であり、以下順を追って説明する。
【0036】(実施の形態1)と同様の方法で非結晶シ
リコン13を形成し、この非結晶シリコン13を公知の
フォトリソグラフィ・エッチングにより島状にパターニ
ングする(図3(a))。そして、例えばイオン注入法
を用いて酸素イオン16および窒素イオン17を非結晶
シリコン13に添加する(図3(b))。このときの添
加イオン濃度はそれぞれ1.0×1012cm-2〜1.0
×1018cm-2の範囲で行う。その後、例えばXeCl
エキシマレーザー15を照射することにより、酸素イオ
ン16および窒素イオン17が注入された部分の非結晶
シリコン13を酸窒化膜18にすると共に、注入されな
かった部分の非結晶シリコン13を結晶化し多結晶シリ
コン14を形成する(図3(c))。このときの照射条
件は、非結晶シリコン13の膜厚や膜質などの条件にも
よるが、エネルギー密度が150〜450mJcm-2
照射回数が1〜500回の範囲で行う。その後、例えば
モリブテン・タングステンの合金(MoW)を用いてゲ
ート電極31を形成し、酸化膜18およびゲート電極3
1を公知のフォトリソグラフィ・エッチングにより島状
にパターニングする。そして、水素希釈フォスフィン
(PH3)のプラズマを生成し、加速電圧70kV、ド
ーズ量1015cm-2の条件でイオンドーピングすること
により、ソース領域32およびドレイン領域33を形成
する(図3(d))。その後、例えばRTA(Rapi
d Thermal Anneal)により局所的な加
熱を行い、注入されたイオンを活性化する。そして、例
えばTEOS(Tetraethylorthosil
icate:(C25O)4Si)を原料ガスとして用
いたプラズマCVD法により層間絶縁膜34として二酸
化シリコン(SiO2)を全面に堆積し、次にコンタク
トホールを形成し、ソース電極35およびドレイン電極
36として例えばアルミニウム(Al)をスパッタ法に
より堆積し、その後フォトリソグラフィ・エッチングに
よりパターニングすることにより、薄膜トランジスタが
完成する(図3(e))。
【0037】本実施の形態3の製造方法により得られる
TFTのサブスレッショルドスイング(S値)は0.2
5V/decadeであり、ACストレスによるTFT
特性のON電流の低下は10%以下である。この結果
は、プラズマCVD法を用いてゲート絶縁膜を形成した
場合よりも特性が優れている。
【0038】なお、本実施の形態3では、ゲート絶縁膜
として、多結晶シリコン上に酸窒化膜を1層だけ形成し
たが、ゲート絶縁膜は必ずしも1層である必要はない。
本実施の形態3に記載の酸窒化膜の膜厚を薄くして他の
絶縁膜を積層してもよい。例えば実施の形態3に記載の
酸窒化膜(おおよそ10nm)上にTEOS−CVD
法、NCVD法、ECR−CVD法またはリモートプラ
ズマCVD法等を用いて絶縁膜を形成することによりで
きる積層構造であってもよい。このとき、酸窒化膜上に
形成する絶縁膜は、SiO2、SiNx,TaOx等を用
いることができる。
【0039】また、本実施の形態3ではレーザーとし
て、XeClエキシマレーザーを用いたが、他のAr
F,KrF等のエキシマレーザやアルゴンレーザを用い
てもよい。
【0040】また、本実施の形態3では酸素イオンおよ
び窒素イオンの添加方法としてイオン注入法を用いた
が、イオンドーピング法やFIB法(イオンフォーカス
ビーム法)等を用いてもよい。
【0041】また、本実施の形態3では結晶化および酸
窒化膜の形成に、レーザーによる方法を用いたが、温度
600℃以下の熱処理炉による方法やRTA等を用いて
もよい。
【0042】また、本実施の形態3では添加する材料と
して、酸素イオンと窒素イオンのみを用いたが、これら
の他に、アルゴンイオン等のイオンや酸素クラスター等
のクラスターを用いてもよい。
【0043】また、本実施の形態3では活性層として、
プラズマCVD法による非結晶シリコンを用いたが、プ
ラズマCVD法以外の減圧CVD法やスパッタ法等で形
成してもよい。また、非結晶シリコン以外にも微結晶シ
リコンや多結晶または単結晶シリコンを用いてもよい。
また、酸窒化膜の形成と共に非結晶シリコンを結晶化さ
せるのではなく、下地膜に多結晶シリコンを用いて酸窒
化膜の形成と共に再結晶化させてもよい。
【0044】また、本実施の形態3では、アンダーコー
ト膜として酸化シリコンを用いたが、窒化シリコン等の
絶縁膜を用いてもよく、また、アンダーコート膜を形成
しなくてもよい。
【0045】また、本実施の形態3では、注入されたイ
オンの活性化としてRTAを用いたが、400℃以上の
雰囲気中でアニールしてもよいし、また、同時に注入さ
れた水素による自己活性化を期待して故意に活性化しな
くてもよい。
【0046】また、本実施の形態3では、ゲート電極や
ソース電極およびドレイン電極としてMOWとAlを用
いたが、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、モ
リブテン(Mo)、クロム(Cr)、チタン(Ti)等
の金属またはそれらの合金を用いてもよいし、ITO等
の透明導電層等でもよい。
【0047】また、本実施の形態3では、層間絶縁膜と
してTEOS(Tetraethylorthosil
icate:(C25O)4Si)を原料ガスとするプ
ラズマCVD法により作製した二酸化シリコンを用いた
が、AP−CVD法やECR−CVD法を用いてもよ
く、また窒化シリコン等の絶縁膜を用いてもよい。
【0048】また、本実施の形態3では、注入するイオ
ンとしてリンイオンを用いたが、アルミニウム等を用い
てもよく、また、アクセプタとなるボロン等を用いてよ
い。
【0049】(実施の形態4)図4は本発明の第4の実
施の形態の薄膜トランジスタの形成方法を説明するため
の工程断面図であり、以下順を追って説明する。
【0050】(実施の形態3)と同様の方法で島状の非
結晶シリコン13を形成する(図4(a))。その後、
TEOS(Tetraethylorthosilic
ate:(C25O)4Si)を原料ガスとして用いた
プラズマCVD法により、非結晶シリコン13上に、酸
化シリコン21を10nm〜100nm形成する(図4
(b))。次いで、例えばイオン注入法を用いて窒素イ
オン17および酸素イオン16を非結晶シリコン13お
よび酸化シリコン21に添加する(図4(c))。この
ときの添加イオン濃度は1.0×1012cm-2〜1.0
×1018cm-2の範囲で行う。その後、例えばXeCl
エキシマレーザー15を照射することにより、酸素イオ
ン16および窒素イオン17が注入された部分の非結晶
シリコン13および酸化シリコン21を酸窒化膜18に
すると共に、注入されなかった部分の非結晶シリコン1
3を結晶化し多結晶シリコン14を形成する(図4
(d))。このときの照射条件は、非結晶シリコンの膜
厚や膜質などの条件にもよるが、エネルギー密度が15
0〜450mJcm-2、照射回数が1〜500回の範囲
で行う。その後、例えばモリブテン・タングステンの合
金(MoW)を用いてゲート電極31を形成し、酸化膜
18およびゲート電極31を公知のフォトリソグラフィ
・エッチングにより島状にパターニングする。そして、
水素希釈フォスフィン(PH3)のプラズマを生成し、
加速電圧70kV、ドーズ量1015cm-2の条件でイオ
ンドーピングすることにより、ソース領域32およびド
レイン領域33を形成する(図4(e))。その後、例
えばRTA(Rapid Thermal Annea
l)により局所的な加熱を行い、注入されたイオンを活
性化する。そして、例えばTEOS(Tetraeth
ylorthosilicate:(C25O)4
i)を原料ガスとして用いたプラズマCVD法により層
間絶縁膜34として二酸化シリコン(SiO2)を全面
に堆積し、次にコンタクトホールを形成し、ソース電極
35およびドレイン電極36として例えばアルミニウム
(Al)をスパッタ法により堆積し、その後フォトリソ
グラフィ・エッチングによりパターニングすることによ
り、薄膜トランジスタが完成する(図4(f))。
【0051】本実施の形態4の製造方法により得られる
TFTのサブスレッショルドスイング(S値)は0.2
2V/decadeであり、ACストレスによるTFT
特性のON電流の低下は7%以下である。この結果は、
プラズマCVD法を用いてゲート絶縁膜を形成した場合
よりも特性が優れている。
【0052】なお、本実施の形態4では窒素イオンの添
加方法として、イオン注入法を用いたが、イオンドーピ
ング法やFIB法(イオンフォーカスビーム法)等を用
いてもよい。
【0053】また、本実施の形態4ではレーザーとし
て、XeClエキシマレーザーを用いたが、他のAr
F,KrF等のエキシマレーザやアルゴンレーザを用い
てもよい。
【0054】また、本実施の形態4では結晶化および酸
窒化膜の形成に、レーザーによる方法を用いたが、温度
600℃以下の熱処理炉による方法やRTA等を用いて
もよい。
【0055】また、本実施の形態4では添加する材料と
して、窒素イオンのみを用いたが、この他に、アルゴン
イオン等のイオン、窒素クラスターや酸素クラスター等
のクラスターを用いてもよい。
【0056】また、本実施の形態4では、窒素イオンお
よび酸素イオンを非結晶シリコンおよび酸化シリコンに
添加したが、酸化シリコンのみに添加してもよい。
【0057】また、本実施の形態4ではゲート絶縁膜と
して、多結晶シリコン上に酸窒化膜と酸化シリコンを積
層した2層構造を用いたが、ゲート絶縁膜は必ずしも2
層である必要はない。本実施の形態4に記載の2層絶縁
膜の上に他の絶縁膜を積層してもよい。例えば実施の形
態4に記載の2層絶縁膜の上にTEOS−CVD法、N
CVD法、ECR−CVD法またはリモートプラズマC
VD法等を用いて絶縁膜を形成することによりできる多
層構造であってもよい。このとき、積層する絶縁膜は、
SiO2、SiNx,TaOx等を用いることができる。
【0058】また、本実施の形態4では活性層として、
プラズマCVD法による非結晶シリコンを用いたが、プ
ラズマCVD法以外の減圧CVD法やスパッタ法等で形
成してもよい。また、非結晶シリコン以外にも微結晶シ
リコンや多結晶または単結晶シリコンを用いてもよい。
また、酸窒化膜の形成と共に非結晶シリコンを結晶化さ
せるのではなく、下地膜に多結晶シリコンを用いて酸窒
化膜の形成と共に再結晶化させてもよい。
【0059】また、本実施の形態4では、アンダーコー
ト膜として酸化シリコンを用いたが、窒化シリコン等の
絶縁膜を用いてもよく、また、アンダーコート膜を形成
しなくてもよい。
【0060】また、本実施の形態4では、注入されたイ
オンの活性化としてRTAを用いたが、400℃以上の
雰囲気中でアニールしてもよいし、また、同時に注入さ
れた水素による自己活性化を期待して故意に活性化しな
くてもよい。
【0061】また、本実施の形態4では、ゲート電極や
ソース電極およびドレイン電極としてMOWとAlを用
いたが、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、モ
リブテン(Mo)、クロム(Cr)、チタン(Ti)等
の金属またはそれらの合金を用いてもよいし、ITO等
の透明導電層等でもよい。
【0062】また、本実施の形態4では、層間絶縁膜と
してTEOS(Tetraethylorthosil
icate:(C25O)4Si)を原料ガスとするプ
ラズマCVD法により作製した二酸化シリコンを用いた
が、AP−CVD法やECR−CVD法を用いてもよ
く、また窒化シリコン等の絶縁膜を用いてもよい。
【0063】また、本実施の形態4では、注入するイオ
ンとしてリンイオンを用いたが、アルミニウム等を用い
てもよく、また、アクセプタとなるボロン等を用いてよ
い。
【0064】
【発明の効果】以上説明を行なってきたように、本発明
の酸窒化膜の形成方法によれば、多結晶シリコンに注入
された酸素原子および窒素原子は、熱エネルギーにより
容易にシリコン原子と結合するため、低温で効率的にホ
ットキャリア耐性に優れた酸窒化膜を形成できる。
【0065】また、本発明の薄膜トランジスタの製造方
法によれば、非結晶シリコンの結晶化による多結晶シリ
コンの形成とゲート絶縁膜である酸窒化膜の形成を同一
プロセスで形成できるのでスループットが向上し、また
連続形成であるため界面状態がよい薄膜トランジスタを
提供することができる。
【0066】また、本発明の薄膜トランジスタの製造方
法によれば、基板温度を低温に保ったまま、性能の優れ
た信頼性の高い薄膜トランジスタを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1の実施の形態の酸化膜の形
成方法を説明するための主要工程ごとの概略断面図
【図2】本発明に基づく第2の実施の形態の酸化膜の形
成方法を説明するための主要工程ごとの概略断面図
【図3】本発明に基づく第3の実施の形態の薄膜トラン
ジスタの製造方法を説明するための主要工程ごとの概略
断面図
【図4】本発明に基づく第4の実施の形態の薄膜トラン
ジスタの製造方法を説明するための主要工程ごとの概略
断面図
【図5】従来の薄膜トランジスタの製造方法を説明する
ための概略断面図
【符号の説明】
11 基板 12 アンダーコート膜 13 非結晶シリコン 14 多結晶シリコン 15 レーザー光 16 酸素イオン 17 窒素イオン 18 酸窒化膜 21 酸化シリコン 31 ゲート電極 32 ソース領域 33 ドレイン領域 34 層間絶縁膜 35 ソース電極 36 ドレイン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F052 AA02 AA17 AA24 BA02 BB01 BB07 CA02 CA10 DA02 DB02 DB03 FA05 FA06 JA01 5F058 BA20 BB04 BB07 BC11 BE07 BF62 BF64 BF77 BH01 BJ10 5F110 AA16 AA17 AA30 DD02 DD13 DD14 EE03 EE04 EE06 EE07 FF01 FF02 FF03 FF04 FF06 FF09 FF10 FF21 FF29 FF30 FF31 FF36 GG02 GG13 GG24 GG25 GG43 GG45 GG47 HJ01 HJ12 HJ23 HL03 HL04 HL06 HL07 HL23 NN02 NN23 NN24 NN35 PP01 PP02 PP03 PP10 PP26 QQ09 QQ11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンを含む半導体薄膜に、少なくと
    も窒素イオンおよび酸素イオンを含む物質を添加し、前
    記シリコンを含む半導体薄膜を結晶化または再結晶化す
    ると共に酸窒化膜を形成する工程を含むことを特徴とす
    る酸窒化膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 シリコンを含む半導体薄膜上に酸化膜を
    形成後、少なくとも窒素イオンおよび酸素イオンを含む
    物質を前記シリコンを含む半導体薄膜および前記酸化
    膜、または前記酸化膜のみに添加し、前記シリコンを含
    む半導体薄膜を結晶化または再結晶化すると共に酸窒化
    膜を形成する工程を含むことを特徴とする酸窒化膜の形
    成方法。
  3. 【請求項3】 結晶化または再結晶化すると共に酸窒化
    膜を形成する工程が、熱処理によるものであることを特
    徴とする請求項1または2記載の酸窒化膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 結晶化または再結晶化すると共に酸窒化
    膜を形成する工程が、レーザー照射によるものであるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の酸窒化膜の形成
    方法。
  5. 【請求項5】 窒素濃度の最大値が、酸素濃度の最大値
    よりも、酸窒化膜とシリコンを含む半導体薄膜との界面
    に近くなるように、少なくとも窒素イオンおよび酸素イ
    オンを含む物質を添加することを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれかに記載の酸窒化膜の形成方法。
  6. 【請求項6】 絶縁性基板上に、チャネル領域とドナー
    またはアクセプタとなる不純物を含有するソース・ドレ
    イン領域からなるシリコンを含む半導体薄膜とゲート絶
    縁膜とゲート電極とソース・ドレイン電極を少なくとも
    有する薄膜トランジスタの製造方法であって、前記シリ
    コンを含む半導体薄膜に、少なくとも窒素イオンおよび
    酸素イオンを含む物質を添加し、前記シリコンを含む半
    導体薄膜を結晶化または再結晶化すると共に酸窒化膜を
    形成する工程を含むことを特徴とする薄膜トランジスタ
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 絶縁性基板上に、チャネル領域とドナー
    またはアクセプタとなる不純物を含有するソース・ドレ
    イン領域からなるシリコンを含む半導体薄膜とゲート絶
    縁膜とゲート電極とソース・ドレイン電極を少なくとも
    有する薄膜トランジスタの製造方法であって、前記シリ
    コンを含む半導体薄膜上に酸化膜を形成後、少なくとも
    窒素イオンおよび酸素イオンを含む物質を前記シリコン
    を含む半導体薄膜および前記酸化膜、または前記酸化膜
    のみに添加し、前記シリコンを含む半導体薄膜を結晶化
    または再結晶化すると共に酸窒化膜を形成する工程を含
    むことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 結晶化または再結晶化すると共に酸窒化
    膜を形成する工程が、熱処理によるものであることを特
    徴とする請求項6または7記載の薄膜トランジスタの製
    造方法。
  9. 【請求項9】 結晶化または再結晶化すると共に酸窒化
    膜を形成する工程が、レーザー照射によるものであるこ
    とを特徴とする請求項6または7記載の薄膜トランジス
    タの製造方法。
  10. 【請求項10】 窒素濃度の最大値が、酸素濃度の最大
    値よりも、酸窒化膜と前記シリコンを含む半導体薄膜と
    の界面に近くなるように、少なくとも窒素イオンおよび
    酸素イオンを含む物質を添加することを特徴とする請求
    項6から9のいずれかに記載の薄膜トランジスタの製造
    方法。
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JP2010067917A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体装置の製造方法および半導体装置

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