JP2001234474A - スプレー用繊維製品処理剤 - Google Patents
スプレー用繊維製品処理剤Info
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- JP2001234474A JP2001234474A JP2000045780A JP2000045780A JP2001234474A JP 2001234474 A JP2001234474 A JP 2001234474A JP 2000045780 A JP2000045780 A JP 2000045780A JP 2000045780 A JP2000045780 A JP 2000045780A JP 2001234474 A JP2001234474 A JP 2001234474A
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Abstract
を損なうことなく着心地が良好に保たれるような賦形効
果を維持できるスプレー用繊維製品処理剤を提供する。 【解決手段】 重量平均分子量が1万〜100万で、構
成成分中、メタクリル酸及び/又はその塩の比率が60
モル%以上である重合体を0.1〜20重量%含有し、
20℃におけるpHが3.0〜7.0であるスプレー用
繊維製品処理剤。
Description
使用するスプレー用繊維製品処理剤に関する。
与え、且つ形を整える(以下、賦形効果という。)ため
に使用される家庭用の繊維製品処理剤の1つとして、ア
イロンがけの際に、繊維製品に直接スプレーして使用す
るスプレー用繊維製品処理剤が知られている。かつてス
プレー方法としては、エアゾール式が普及していたが、
高圧ガスを使用することによる安全性の問題や、容器が
金属製であることによるゴミの問題が懸念され、家庭用
として不都合な点があった。
を使用しない手動式のスプレー用の繊維製品処理剤が開
発されている。例えば、特開平9−241973号公報
には、カルボキシル基を有する水溶性ポリマーをpH
3.5〜7.5の範囲で使用することにより、シリコー
ン系アイロン滑り剤を用いなくとも良好なアイロン滑り
性が得られるスプレー用処理剤が開示されている。また
特開平7−119042号公報には水溶性ポリマーと無
機塩を含有する処理剤が開示されており、水溶性ポリマ
ーの1つとして、アクリル酸及び又はメタクリル酸のホ
モ又はコポリマーが挙げられている。
処理剤は、十分な賦形効果を与えること及び賦形効果が
着用時の高湿度下においても維持できること(以下、保
形効果という。)の両者を十分に満足させるものではな
かった。また、エアゾール式の場合は、高圧ガスを充填
するため金属製の容器を用いるものであり、従って充填
される処理剤は、耐腐食性のためpHを8以上にしなけ
ればならず、その配合が極めて限定され、賦形効果と保
形効果の両者を十分に満足させるのは困難であった。上
記の特開平9−241973号公報及び特開平7−11
9042号公報に記載された発明は、手動式及びエアゾ
ール式の双方に使用できる処理剤が開示されているが、
十分な賦形効果と保形効果の双方を得るために必要な配
合組成を開示するものではない。
な賦形効果と保形効果の両方を有し、処理した衣料の着
心地が良好に保たれるスプレー用繊維製品処理剤を提供
することにある。
量が1万〜100万であって、構成成分中、メタクリル
酸及び/又はその塩の比率が60モル%以上の重合体を
0.1〜20重量%含有し、20℃におけるpHが3.
0〜7.0であるスプレー用繊維製品処理剤を提供す
る。
品処理剤を、手動式スプレー装置を備えた容器に充填し
てなる繊維製品処理用物品を提供する。
合い維持の点で、メタクリル酸及び/又はその塩を構成
成分中60モル%以上、好ましくは75モル%以上有す
るものであり、より好ましくは90モル%以上、最も好
ましくはメタクリル酸及び/又はその塩のホモポリマー
である。
1万〜100万、好ましくは5万〜50万、より好まし
くは10万〜25万のものを使用する。分子量が1万以
上であれば十分な賦形効果が得られ、100万以下であ
ればミストの細かさや均一性や広がり、液だれ・ボタ落
ち等の点で良好なスプレー特性が得られる。ここで、分
子量はポリエチレングリコール(以下PEGという)換
算の重量平均分子量であり、ゲル・パーミエーション・
クロマトグラフィー法(以下GPCという)で測定され
る。
体を任意の割合で混合して使用することもできる。
用いて重合しても良いし、重合後に中和しても良い。塩
としては、ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカ
リ金属塩、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類
金属塩、アンモニア、トリエタノールアミン、モノエタ
ノールアミン等のアミン塩、テトラエチルアンモニウ
ム、セチルピリジニウム等の4級アンモニウム塩等の化
合物を単独又は混合して使用できる。中でもナトリウム
塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩が好ましい。
成分としては、メタクリル酸と共重合可能なビニル系単
量体が挙げられる。具体的には、以下のようなものが挙
げられる。 (1)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタ
コン酸、無水イタコン酸、クロトン酸、ブテン−2−カ
ルボン酸等のカルボキシ基含有モノマー及びこれらの塩
が挙げられる。塩としてはポリメタクリル酸塩と同様で
ある。これらの中でも、アクリル酸、マレイン酸及びこ
れらのナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミ
ン塩が好ましい。 (2)上記(1)のカルボキシ基含有モノマー及びメタ
クリル酸のカルボキシ基に、炭素数1〜20の直鎖又は
分岐鎖アルキル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプ
ロピル基、N,N−ジメチルアミノエチル基、N,N−
ジメチルアミノプロピル基、N,N−ジメチルアミノブ
チル基、N,N−ジエチルアミノエチル基、N,N−ジ
エチルアミノプロピル基、N,N−ジエチルアミノブチ
ル基がエステル結合で連結されたもの、或いはこれらの
官能基が炭素数2又は3のオキシアルキレン単位からな
るオリゴマー鎖或いはポリマー鎖を介して連結されたも
のが挙げられる。オキシアルキレン鎖はオキシエチレン
鎖が好ましく、付加モル数は2〜200モルが好まし
く、10〜100モルがさらに好ましい。これらの中
で、アクリル酸やメタクリル酸に炭素数2〜18の直鎖
又は分岐アルキル基、ヒドロキシエチル基、N,N−ジ
メチルアミノメチル基、N,N−ジメチルアミノエチル
基が直接或いはオキシエチレン鎖を介して連結されたも
のが好ましい。 (3)スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸、アリルスルホン酸、ビニル
スルホン酸、メタリルスルホン酸等のスルホン酸基含有
モノマー及びこれらの塩が挙げられる。塩としてはポリ
メタクリル酸塩と同様である。これらの中でも、スチレ
ンスルホン酸、アリルスルホン酸、2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸及びこれらのナトリウ
ム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩が好まし
い。 (4)炭素数3〜10のN,N−ジアルキル(メタ)ア
クリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノブチル
(メタ)アクリルアミド、エチレン、プロピレン、n−
ブチレン、イソブチレン、ブタジエン、ジイソブチレ
ン、シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン、n−
ペンテン、イソプレン、2−メチル−1−ブテン、n−
ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1
−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−
1−ブテン、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、ビニルナフタレン、インデン、酢酸ビニル、N
−ビニル−2−カプロラクタム等が挙げられる。これら
の中でも、炭素数3〜10のN,N−ジアルキル(メ
タ)アクリルアミド、スチレン、酢酸ビニルが好まし
い。
限定されず、従来公知の方法で得られる。例えば、重合
手法は公知のラジカル重合あるいはリビングラジカル重
合によって合成することができる。また、マレイン酸、
イタコン酸、或いはクロトン酸を共重合する場合には、
それらを一部中和して加熱して溶解してある水溶液に、
メタクリル酸とその他のメタクリル酸と重合可能な単量
体と重合開始剤とを1〜10時間掛けて滴下して仕込
み、さらに加熱を続けて行う重合方法もある。
合体の含有量は、0.1〜20重量%、好ましくは0.
5〜10重量%である。賦形効果とスプレー特性及びコ
ストを鑑み、配合量はこの範囲で任意に設定することが
できる。
の20℃におけるpHは好ましくは3.0〜7.0、よ
り好ましくは3.5〜6.0の範囲において吸湿状態下
での保形効果に優れる。
アイロン滑り成分を配合することが好ましい。アイロン
滑り成分としては、シロキサン結合を分子内に有する化
合物や炭化水素系化合物がある。シロキサン結合を有す
る化合物としては、ポリジメチルシロキサン、ポリメチ
ルフェニルシロキサン、ポリメチルハイドロジェンシロ
キサンやこれらの一部がアミノ変性、エポキシ変性、カ
ルボキシ変性、長鎖アルキル変性、ポリエーテル変性等
の1種類以上の官能基で変性されているものが挙げられ
る。これらの中でもポリジメチルシロキサン、アミノ変
性ポリジメチルシロキサン、ポリエーテル変性ポリジメ
チルシロキサンが好ましい。また、特開昭58−126
378号公報に開示されているビニル基含有オルガノポ
リシロキサンとSi−H基含有オルガノポリシロキサン
とビニルモノマーの共重合体や特開平7−243173
号公報に開示されているオルガノポリシロキサン鎖を側
鎖として有するビニルポリマーも使用できる。これらは
適当な界面活性剤により水中で乳化状態にあるものや自
己乳化性の物質が好ましく配合される。長期保存安定性
を考慮するとこれらの乳化粒子は粒子径0.001〜1
μm、好ましくは0.005〜0.1μm、さらに好ま
しくは0.01〜0.08μmの範囲である。また、炭
化水素系化合物としては、分岐炭素鎖を有するアルコー
ルのエトキシレートや2級アルコールのエトキシレート
やプルロニック型(旭電化商標)非イオン性界面活性剤
が挙げられる。分岐炭素鎖を有するアルコールのエトキ
シレートとしては、アルコール部分の炭素数が8〜20
でオキシエチレン鎖の平均付加モル数が15〜80の範
囲のものが好ましい。2級アルコールのエトキシレート
としては、アルコール部分の炭素数が10〜18でオキ
シエチレン鎖の平均付加モル数が7〜80の範囲のもの
が好ましい。プルロニック型非イオン性界面活性剤とし
ては、ポリプロピレングリコールを疎水基として、その
両側にオキシエチレン鎖を親水基として付加重合させた
ブロックポリマー型非イオン性界面活性剤であり、HL
Bが6〜10の範囲のものが好ましい。
性剤を0.01〜5重量%、好ましくは0.02〜2重
量%配合することができる。このような界面活性剤とし
ては、平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニ
ル基を有し、1〜20モルのオキシエチレン鎖を付加し
たポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル
や、平均炭素数9〜13のアルキル基を有し、1〜20
モルのオキシエチレン鎖を付加したポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテルや、平均炭素数8〜18のア
ルキル基を有し、糖重合度が1.1〜3.0のアルキル
グリコシド等の非イオン性界面活性剤、平均炭素数10
〜20のアルキル基を有するアルキル硫酸塩、平均炭素
数10〜20のアルキル基を有し、1〜8モルのオキシ
エチレン鎖を付加したアルキルエーテル硫酸塩、平均炭
素数10〜20のオレフィンスルホン酸塩、平均炭素数
10〜20のアルカンスルホン酸塩、平均炭素数10〜
16のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸
塩等の陰イオン性界面活性剤等が使用できる。
号公報の11頁、右欄13行目から27行目に記載の成
分や特開平9−241973号公報の3頁、左欄23行
目から右欄8行目に記載の成分を配合することができ
る。また、安息香酸デナトニウム、8−アセチル化蔗
糖、ブルシン、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オ
ン、ジチオビスベンザミド、ポリヘキサメチレンビグア
ニド酸付加塩、5−クロロ−2−メチル−4−イソチア
ゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−
3−オン、ブロモニトロプロパンジオールから選ばれる
1種以上の化合物を配合することもできる。また特開平
7−119042号公報で開示されている水溶性無機塩
や、特開平8−60549号公報で開示されている非イ
オン性界面活性剤や、特開平7−216744号公報と
特開平10−110386号公報で開示されている多価
アルコールや、特開平10−195773号公報で開示
されている香料組成物を配合することができる。
低分子量有機溶媒の混合液であり、処理剤中に50〜9
9.9重量%配合されるのが好ましい。水溶性低分子量
有機溶媒としては、炭素数1〜3の1価アルコール、炭
素数2〜6の多価アルコール、アルキレングリコール、
ポリアルキレングリコール、アルキレンカーボネート等
とこれらの混合物が挙げられる。中でも、エタノール、
プロパノール、イソプロパノールが好ましい。コスト、
安全性等の点から、水が最も好ましく、蒸留水、脱イオ
ン水、水道水等のいずれも使用できる。
製品処理剤は、LPG等の噴射剤を使用しない手動式の
スプレー用処理剤として使用することに適している。本
発明でいう手動式スプレー装置とは噴射剤を使用せず、
且つ手動の加圧によりスプレーすることができるものを
指し、トリガー式又はポンプ式と呼ばれるものが挙げら
れる。本発明ではトリガー式が好ましく、特に実開平4
−17855号公報、実開平4−37554号公報、特
開平8−84945号公報及び特開平9−122547
号公報記載の蓄圧機構を備えたトリガー式のスプレー装
置が、液のボタ落ち防止やスプレー特性の点からより好
ましい。
2g、より好ましくは0.2〜1.0g、最も好ましく
は0.25〜0.8gであり、さらには、繊維製品から
15cm離れた場所から噴霧した時、一回の噴霧で繊維
製品に該処理剤が付着する面積が好ましくは50〜80
0cm2、より好ましくは100〜600cm2になるス
プレー特性を有するものがよい。
〜C−4を表1に示す。表2に(共)重合体を配合する
処方例I〜Vを示す。(共)重合体を表3に示すように
処方例の組成物に配合し、それぞれトリガー式スプレー
容器(花王(株)製、スムーザーの容器)に充填し、下
記の方法で処理布の剛軟度を評価した。その結果を表3
に示す。なお、以下の合成例において、仕込みや混合の
組成は全て重量部で行った。
300部、エタノール(純度99.5%、無変性)1,
250部、及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル
バレロニトリル)1.73部をこの順に混合して溶か
し、65℃にて4時間攪拌した。得られた溶液を、室温
で激しく攪拌しているアセトン20,000部に、1時
間かけて滴下した。生成した白色沈殿を濾過によって採
取し、10,600〜13,300Pa/60〜65℃
で15時間減圧乾燥して白色粉末状ポリメタクリル酸2
45部を得た。GPCにて測定した重量平均分子量は
1.9×105であった。測定条件は以下の通りであ
る。 カラム:東ソー(株)製 TSK GMPWXL 2本 溶離液:リン酸二水素カリウムを0.1mol/Lとリ
ン酸水素二ナトリウムを1mol/Lとを含む水溶液
と、アセトニトリルとの9:1の容量比混合物 検出器:示差屈折率計 流速:1.0mL/分 温度:40℃ 標準:ポリエチレングリコール(重量平均分子量9.2
0×105、5.10×105、2.50×105、9.
50×104、4.60×104、3.90×10 4) 検体濃度:0.20g/100mL溶離液 検体溶液注入量:0.20mL。
ール810部と水540部とを混合し、窒素雰囲気下で
83℃に加熱して撹拌した。ここに、メタクリル酸44
3.7部の水810部溶液と、過硫酸ナトリウム98.
16部の水530部溶液とを2時間掛けて滴下した。滴
下中も撹拌液の内温を81〜83℃に保ち、滴下後は8
1〜83℃で5時間撹拌を続けた。その後大気圧下でさ
らに加熱して2−プロパノールを留出させ、蒸気温度が
上昇しなくなる(101℃付近)まで留出を行ってから
室温に戻し、ポリメタクリル酸を33%含む水溶液16
40部を得た。この一部を凍結乾燥して取り出したポリ
マーを用いて測定した重量平均分子量は2.1×104
であった。重量平均分子量の測定方法は合成例1と同じ
である。
210部、アクリル酸75.3部、エタノール(純度9
9.5%、無変性)1200部、及び2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)2.08部をこ
の順に混合して溶かし、65℃にて7時間攪拌し、室温
に戻した。得られた溶液を室温で激しく攪拌しているア
セトン20,000部に1時間かけて滴下した。生成し
た白色沈殿を濾過によって採取し、10,600〜1
3,300Pa/60〜65℃で16時間減圧乾燥して
白色粉末状メタクリル酸/アクリル酸コポリマー(70
/30、モル比)235部を得た。このポリマーの重量
平均分子量は1.8×105であった。重量平均分子量
の測定条件は合成例1と同じである。
366部と2−プロパノール548部との混合物を窒素
雰囲気下で攪拌しながら81〜84℃に保っているとこ
ろに、メタクリル酸250部とアクリル酸52.3部と
イオン交換水548部とを混合した溶液と、過硫酸ナト
リウム34.6部とイオン交換水223部とを混合した
溶液とを、別々に同時に2時間掛けて滴下し、滴下終了
後81〜84℃で5時間攪拌を続けた。その後、大気圧
下のままで温度を上げて2−プロパノールを留出させ、
蒸気温度が上昇しなくなるまで(101℃付近)留出を
行った後に室温に戻し、メタクリル酸/アクリル酸コポ
リマー(80/20、モル比)を23.4重量%の無色
透明水溶液として得た。この一部を凍結乾燥して取り出
したポリマーを用いて測定した重量平均分子量は1.7
×104であった。重量平均分子量の測定条件は合成例
1と同じである。
300部、エタノール(純度99.5%、無変性)83
0部、メタクリル酸エチル20.9部、及び2,2’−
アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1.80
部をこの順に混合して溶かし、65℃にて7時間攪拌
し、室温に戻した。得られた溶液をエタノール(純度9
9.5%、無変性)1,200部で希釈し、室温で激し
く攪拌しているアセトン20,000部に、1時間かけ
て滴下した。生成した白色沈殿を濾過によって採取し、
10,600〜13,300Pa/60〜65℃で16
時間減圧乾燥して白色粉末状メタクリル酸/メタクリル
酸エチルコポリマー(95/5、モル比)291部を得
た。合成例1と同じ測定条件で求めた重量平均分子量は
1.6×105であった。
300部、エタノール(純度99.5%、無変性)82
0部、酢酸ビニル15.8部、及び2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)1.51部をこの
順に混合して溶かし、65℃にて7時間攪拌し、室温に
戻した。得られた溶液をエタノール(純度99.5%、
無変性)1,200部で希釈し、室温で激しく攪拌して
いるアセトン25,000部に、1時間かけて滴下し
た。生成した白色沈殿を濾過によって採取し、10,6
00〜13,300Pa/60〜65℃で16時間減圧
乾燥して白色粉末状メタクリル酸/酢酸ビニルコポリマ
ー(95/5、モル比)279部を得た。合成例1と同
じ測定条件で求めた重量平均分子量は2.5×105で
あった。
70部、アクリル酸234.4部、エタノール(純度9
9.5%、無変性)800部、イオン交換水700部お
よび過硫酸ナトリウム1.94部をこの順に混合して溶
かし、75℃にて5時間攪拌した。その後、大気圧のま
まで温度を上げてエタノールを留出させ、蒸気温度が上
昇しなくなるまで(101℃付近)留出を行った後に室
温に戻し、メタクリル酸/アクリル酸コポリマー(20
/80、モル比)を35.2重量%の無色透明水溶液と
して858部得た。この一部を凍結乾燥して取り出した
ポリマーを用いて、合成例1と同じ測定条件で求めた重
量平均分子量は1.8×105であった。
100部、エタノール(純度99.5%、無変性)86
0部、メタクリル酸エチル198.9部、及び2,2’
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1.4
4部をこの順に混合して溶かし、65℃にて7時間攪拌
し、室温に戻した。得られた溶液をエタノール(純度9
9.5%、無変性)1,200部で希釈し、室温で激し
く攪拌している酢酸エチル24,000部に、1時間か
けて滴下した。生成した白色沈殿を濾過によって採取
し、10,600〜13,300Pa/60〜65℃で
16時間減圧乾燥して白色粉末状メタクリル酸/メタク
リル酸エチルコポリマー(40/60、モル比)277
部を得た。合成例1と同じ測定条件で求めた重量平均分
子量は1.7×105であった。
150部、エタノール(純度99.5%、無変性)80
0部、酢酸ビニル150部、及び2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)1.73部をこの
順に混合して溶かし、65℃にて7時間攪拌し、室温に
戻した。得られた溶液をエタノール(純度99.5%、
無変性)1,200部で希釈し、室温で激しく攪拌して
いる酢酸エチル25,000部に、1時間かけて滴下し
た。生成した白色沈殿を濾過によって採取し、10,6
00〜13,300Pa/60〜65℃で16時間減圧
乾燥して白色粉末状メタクリル酸/酢酸ビニルコポリマ
ー(50/50、モル比)266部を得た。合成例1と
同じ測定条件で求めた重量平均分子量は2.3×105
であった。
100部、2−プロパノール550部、及び2,2’−
アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)6.90
部を混合物し、窒素雰囲気下で攪拌しながら62〜86
℃に5時間保ってから室温に戻した。この溶液を室温で
攪拌しているヘキサン7000部に30分かけて滴下し
た。生成した沈殿をデカンテーションで採取し、10,
600〜13,300Pa/60〜65℃で16時間減
圧乾燥して、白色粉末状ポリアクリル酸92部を得た。
合成例1と同じ測定条件で求めた重量平均分子量は3.
8×104であった。
材、(株)谷頭商店より入手)を花王(株)製衣料用洗
剤アタックで、家庭用全自動洗濯機を用いて洗浄12分
−ためすすぎ1回−脱水3分の行程を5サイクル繰り返
した後、家庭用二槽式洗濯機で15分流水すすぎ−脱水
5分を行い自然乾燥させた後、約15cm×25cm
(長方向が縦糸と平行方向)に裁断したものを試験布と
する。
ヤーで100%o.w.f.(on the weight offabric
s)になるように均一にスプレーし、家庭用アイロン
(松下電器製NI−A55自動アイロン、温度は木綿設
定)でアイロンがけ処理を行った。処理布を20℃/6
5%R.H.の恒温室と30℃/80%R.H.の恒温
室にそれぞれ12時間以上放置し、調湿した後、カンチ
レバー法(JIS L1096)により測定した値から
剛軟度を判定し、湿度の違いによる影響を調べた。この
評価において、20℃/65%R.H.の恒温室で調湿
後の判定結果が1〜2のものは、好ましい賦形性を有す
るものであり、これと比較して30℃/80%R.H.
の恒温室で調湿後の判定結果の数値の変化が0〜1のも
のは、優れた保形効果を有するものである。
レート化した非イオン界面活性剤、エチレンオキシド平
均付加モル数40 *5:1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン液、ア
ビシア(株)製 *6:水酸化ナトリウム及び/又は硫酸
Claims (2)
- 【請求項1】 重量平均分子量が1万〜100万であっ
て、構成成分中、メタクリル酸及び/又はその塩の比率
が60モル%以上の重合体を0.1〜20重量%含有
し、20℃におけるpHが3.0〜7.0であるスプレ
ー用繊維製品処理剤。 - 【請求項2】 請求項1記載のスプレー用繊維製品処理
剤を、手動式スプレー装置を備えた容器に充填してなる
繊維製品処理用物品。
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