JP2001232918A - 記録装置及び記録装置の記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録装置の記録方法

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JP2001232918A
JP2001232918A JP2000048039A JP2000048039A JP2001232918A JP 2001232918 A JP2001232918 A JP 2001232918A JP 2000048039 A JP2000048039 A JP 2000048039A JP 2000048039 A JP2000048039 A JP 2000048039A JP 2001232918 A JP2001232918 A JP 2001232918A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録対象となるシートが非定型であっても、
装置の損傷を確実に防止できるようにすること。 【解決手段】 記録ヘッド18による記録動作中に、こ
の記録ヘッドにより記録が実行される位置よりも先行す
る位置のカットシートKの状態を監視する第1検出器4
5を備え、この第1検出器の検出結果に基づき上記カッ
トシートが非定型であると判断したときに、記録ヘッド
による記録動作を停止するよう構成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドットインパクト
プリンタである記録装置に係り、特に、シートの状態を
検出して記録動作を実行する記録装置及び記録装置の記
録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】記録装置には、記録ヘッドをプラテンの
軸方向に走査させる間に、この記録ヘッドにおける多数
の記録ワイヤをインクリボンを介して、上記プラテンの
前方周面に位置するシートに打ち付け、このシートに記
録書込を実施するドットインパクトプリンタがある。
【0003】このようなプリンタでは、特に単票紙や複
写紙等のカットシートに記録動作を実行する場合、この
記録動作に先立ち、カットシートの先端側のシート幅を
検出器により検出して、当該カットシートにおける記録
可能領域を決定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プリンタの
使用者は、カットシートのシート幅がシート搬送方向の
途中から変化する非定型のカットシートである場合に、
この非定型のカットシートに対応した記録形式(印刷形
式)を設定せず、定型のカットシートに対応した記録形
式を誤って設定してしまうことがある。
【0005】このような場合にも、上述のように、記録
動作に先立ち、カットシートの先端側のシート幅から当
該カットシートの記録可能領域を決定するのみである
と、非定型のカットシートにおいてシートが存在しない
箇所に記録動作が実行されて、記録ヘッドの記録ワイヤ
がプラテンを直接打撃してしまい、このプラテンに損傷
を及ぼす恐れがある。
【0006】本発明は、上述の事情を考慮してなされた
ものであり、記録対象となるシートが非定型であって
も、装置の損傷を確実に防止できる記録装置及び記録装
置の記録方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、キャリッジに搭載された記録ヘッドの記録動作によ
り、シートに記録を実行する記録装置において、上記記
録ヘッドによる記録動作中に、この記録ヘッドにより記
録が実行される位置によりも先行する位置の上記シート
の状態を検出する検出器を備え、この検出器の検出結果
に基づき上記シートが非定型であると判断したときに、
上記記録ヘッドによる記録動作を停止するよう構成され
たことを特徴とするものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記検出器は、記録ヘッドに対してキ
ャリッジの走査方向における先行位置に設置され、記録
ヘッドにより記録が実行される位置によりも先行する位
置のシートの状態を検出可能に構成されたことを特徴と
するものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記検出器は、記録ヘッドに対してキ
ャリッジの走査方向における先行位置に設置され、記録
ヘッドにより記録が実行される位置よりも先行する位置
におけるシートの側縁を検出可能に構成されたことを特
徴とするものである。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記検出器は、シートが供給される記
録装置本体のシート供給部に設置され、上記シートの幅
方向の状態を検出可能に構成されたことを特徴とするも
のである。
【0011】請求項5に記載の発明は、キャリッジに搭
載された記録ヘッドの記録動作により、シートに記録を
実行する記録装置の記録方法において、上記記録ヘッド
による記録動作中に、この記録ヘッドにより記録が実行
される位置よりも先行する位置の上記シートの状態に基
づき、上記シートが非定型であると判断したときに、上
記記録ヘッドによる記録動作を停止することを特徴とす
るものである。
【0012】請求項1乃至4に記載の発明には、次の作
用がある。
【0013】検出器が、記録ヘッドによる記録動作中
に、この記録ヘッドにより記録が実行される位置よりも
先行する位置のシートの状態を検出し、この検出器の検
出結果に基づきシートが非定型であると判断したとき
に、記録ヘッドによる記録動作を停止するよう構成され
たことから、シートが非定型である場合に、記録ヘッド
の記録ワイヤがプラテンを直接打撃する事態を回避でき
るので、記録装置の損傷を確実に防止することができ
る。
【0014】請求項5に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0015】記録ヘッドによる記録動作中に、この記録
ヘッドにより記録が実行される位置よりも先行する位置
のシートの状態に基づきシートが非定型であると判断し
たときに、記録ヘッドによる記録動作を停止するよう構
成されたことから、シートが非定型である場合に、記録
ヘッドの記録ワイヤがプラテンを直接打撃する事態を回
避できるので、記録装置の損傷を確実に防止することが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0017】図1は、本発明に係る記録装置の一実施の
形態が適用されたドットインパクトプリンタのプリンタ
本体を示す斜視図である。図2は、図1のプリンタ本体
の側断面図である。
【0018】これらの図に示す記録装置としてのプリン
タ10は、多数の記録ワイヤをインクリボン(共に図示
せず)を介してシートに打ち付けてドットを記録するこ
とにより、文字を含む画像を印刷するドットインパクト
プリンタである。このプリンタ10は、記録装置本体と
してのプリンタ本体11と、プリンタ本体11に装着さ
れたプッシュトラクタユニット12と、プリンタ本体1
1の上方、下方をそれぞれ覆うアッパケース(不図示)
及びロアケース13と、プリンタ本体11の前方側に設
置されてカットシートKを案内するシート供給ガイド4
3と、を有して構成される。
【0019】上記シートには、所定長さに切断された上
記カットシートKと、複数枚が連接された連続シートと
がある。カットシートKとしては、例えば単票紙、複写
紙又はOHP(オーバヘッドプロジェクタ)シート等の
カットフィルムがあり、連続シートとしては連続紙があ
る。
【0020】上記プリンタ本体11は、本体フレームと
してのベースフレーム14、リアフレーム15、左サイ
ドフレーム16及び右サイドフレーム17と、記録機構
部としての記録ヘッド18及びキャリッジ19と、シー
ト搬送機構部としてのプラテン20、シート案内25、
第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ロ
ーラ23及び第4搬送ローラ24と、を有して構成され
る。
【0021】ベースフレーム14及びリアフレーム15
の略両端部に、左サイドフレーム16及び右サイドフレ
ーム17が立設して固定される。これらの左サイドフレ
ーム16と右サイドフレーム17間に、ロアキャリッジ
軸26とアッパキャリッジ軸27が上下方向に所定距離
離れて架け渡され、且つ回転自在に枢支される。また、
左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間にプラ
テン20が架け渡されて回転自在に配設されると共に、
シート案内25が固定して配設される。
【0022】図2に示す上記プッシュトラクタユニット
12は、連続シート(例えば連続紙)を、プラテン20
を備えた上記シート搬送機構部へ供給するものであり、
左右一対のトラクタ28を有する。これらのトラクタ2
8は、トラクタ駆動軸29に回転一体且つ軸方向摺動自
在に軸支されたトラクタ駆動プーリ(不図示)と、トラ
クタガイド軸30に回転自在且つ軸方向に摺動自在に軸
支されたトラクタ従動プーリ(不図示)とにトラクタベ
ルト31が巻き掛けられ、シート押え蓋32を備えて構
成される。
【0023】一対のトラクタ28間の距離は、搬送すべ
き連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整可能とさ
れる。また、トラクタベルト31の全外周に突設された
複数本のピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設さ
れた穴(不図示)に係合可能とされる。
【0024】プラテン20を含む上記シート搬送機構部
は、プラテン20に対し、第1搬送ローラ21及び第2
搬送ローラ22がプリンタ本体11の前方側に、第3搬
送ローラ23及び第4搬送ローラ24がプリンタ本体1
1の後方側にそれぞれ配置されて構成される。更に、第
1搬送ローラ21と第2搬送ローラ22が、また第3搬
送ローラ23と第4搬送ローラ24が、それぞれ上下方
向に配置されて対をなす。
【0025】このうち、第1搬送ローラ21及び第3搬
送ローラ23は、プラテン20と共にシート案内25の
下方に配置され、第2搬送ローラ22及び第4搬送ロー
ラ24がシート案内25の上方に配置される。プラテン
20、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の上
部は、シート案内25の上方に突出した状態となってい
る。また、シート案内25におけるプリンタ本体11の
前方側には、シート案内25との間でシートを保持する
シート保持プレート37が設けられている。
【0026】プラテン20、第1搬送ローラ21、第2
搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ロー
ラ24は、駆動輪列部34により、図2の時計方向(C
W)または反時計方向(CCW)に回転駆動される。ま
た、前記プッシュトラクタユニット12のトラクタベル
ト31は、同様に駆動輪列部34により反時計方向に駆
動される。
【0027】上記駆動輪列部34は、左サイドフレーム
16又は右サイドフレーム17の一方、例えば右サイド
フレーム17に設置される。この駆動輪列部34は、正
転または逆転可能なシート供給モータ35の駆動軸に回
転一体に固定されたモータピニオン36を備える。この
モータピニオン36からの駆動力が、巻掛け伝動機構や
歯車機構を介して、プラテン20、第1搬送ローラ2
1、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23、第4搬
送ローラ24及びプッシュトラクタユニット12へ伝動
可能とされる。
【0028】単票紙又は複写紙等のカットシートKは、
プリンタ本体11の前方側から手動供給された後、プラ
テン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、
第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24の時計方向
の回転(シート供給モータ35は逆転)により、プリン
タ本体11の前方から後方へ向かって矢印A方向に搬送
され、また、プラテン20、第1搬送ローラ21、第2
搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ロー
ラ24の反時計方向の回転(シート供給モータ35は正
転)により、プリンタ本体11の後方から前方へ向かっ
て矢印B方向に搬送される。他方、連続紙等の連続シー
トは、プッシュトラクタユニット12によりプリンタ本
体11の後方側から矢印B方向に供給された後、プラテ
ン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第
3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24により同方向
(矢印B方向)に搬送される。
【0029】これらにより、カットシートK及び連続シ
ートは、キャリッジ19の後述の主走査方向に直交する
副走査方向に搬送される。
【0030】上記キャリッジ19は、ロアキャリッジ軸
26及びアッパキャリッジ軸27に摺動自在に挿通され
ると共に、記録ヘッド18を搭載する。ロアキャリッジ
軸26及びアッパキャリッジ軸27がプラテン20と平
行に配置されることから、キャリッジ19は、これらプ
ラテン20、ロアキャリッジ軸26及びアッパキャリッ
ジ軸27の軸方向と一致する主走査方向に走行(走査)
可能に設けられる。
【0031】このキャリッジ19は、キャリッジ駆動モ
ータ38の正転又は逆転により往復移動されるタイミン
グベルト39に結合される。従って、キャリッジ19
は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転により、
タイミングベルト39を介し、ロアキャリッジ軸26及
びアッパキャリッジ軸27に案内されて、主走査方向に
おける図1の左向き又は右向きに走査される。ここで、
キャリッジ駆動モータ38は、シート供給モータ35と
ともに例えばスッテッピングモータにて構成される。
【0032】また、キャリッジ19には、図3にも示す
ように、リボンカセット装着部40が設けられ、このリ
ボンカセット装着部40に、インクリボンを収納したリ
ボンカセット(共に図示せず)が装着される。更にキャ
リッジ19には、リボンカセットのインクリボンを、記
録ヘッド18における記録ワイヤ(後述)の前方へ導く
リボンガイドホルダ41が設置されている。リボンカセ
ット内のインクリボンは、リボンカセット装着部40に
設置されたリボン駆動軸42により、記録ヘッド18の
記録ワイヤの前方を移動可能に設けられる。
【0033】上記記録ヘッド18は多数の記録ワイヤ
(不図示)を備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方
に、上述の如くインクリボンが位置する。記録ヘッド1
8は、キャリッジ19と共に主走査方向に走査される間
に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、
このインクリボンのインクをプラテン20(図2)の上
方周面に接するシート(カットシートK又は連続シー
ト)に付着させて、このシートに文字を含む画像を記録
する。
【0034】記録ヘッド18による記録動作は、キャリ
ッジ19が主走査方向左向き又は右向きに走査される間
に、記録ヘッド18の記録ワイヤにより一行文の記録が
なされ、この一行文の記録がなされる度に、シートがカ
ットシートKの場合には、シート搬送機構部(プラテン
20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3
搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)が、またシー
トが連続シートの場合には、上記シート搬送機構部及び
プッシュトラクタユニット12が、それぞれシートを所
定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返さ
れることにより実施される。
【0035】ところで、上記シート搬送機構部には、シ
ート案内25におけるシート保持プレート37の配設位
置に第2検出器46が設置され、また、キャリッジ19
に装着されたリボンガイドホルダ41に2個の第1検出
器45が設置される。
【0036】第2検出器46は、供給されたシートに押
されて回動するレバー47の動作を、例えばフォトイン
タラプタ等の検出素子が認識して、例えば手動供給され
たカットシートKの有無を検出するものである。また、
第1検出器45は、図3に示すように、リボンガイドホ
ルダ41において、記録ヘッド18に対しキャリッジ1
9の主走査方向の左右両側に設置される。これらの第1
検出器45は、例えば投受光型の光素子を備えてなり、
入射光の強度に対する反射光の強度の比(反射率)を検
知することにより、シートの有無を検出するものであ
る。
【0037】また、図1に示す前記シート供給ガイド4
3は、プリンタ本体11の前方側において、図示しない
アッパケースに着脱自在に装着され、主に単票紙又は複
写紙等のカットシートKの手動供給に使用される。この
シート供給ガイド43は、カットシートKの幅方向(主
走査方向と同一方向)に摺動自在な2個の左ガイドスラ
イダ48A及び右ガイドスライダ48Bを備える。左ガ
イドスライダ48Aがプリンタ本体11の左側に、右ガ
イドスライダ48Bがプリンタ本体11の右側にそれぞ
れ配置される。これらの左ガイドスライダ48A、右ガ
イドスライダ48Bは、カットシートKの他側縁50、
一側縁49にそれぞれ略当接可能に設けられて、カット
シートKの供給を案内する。
【0038】前述の記録ヘッド18によるカットシート
Kへの記録動作は、カットシートKがプリンタ10に手
動供給された後、このカットシートKをプリンタ10内
で搬送させた後、先端51側から後端52側へ順次実行
される。この記録動作中に、第1検出器45によって、
キャリッジ19の主走査方向におけるカットシートKの
状態が検出される。
【0039】つまり、上記第1検出器45は、キャリッ
ジ19に装着されたリボンガイドホルダ41において、
記録ヘッド18に対し、キャリッジ19の主走査方向に
おける先行位置に1個ずつ設置されたものである。この
ため、第1検出器45は、キャリッジ19の走査に伴っ
て記録ヘッド18によりカットシートKに記録が実行さ
れる間に、記録ヘッド18により記録が実行される位置
よりも先行する位置のカットシートKの状態(本実施の
形態ではカットシートKの一側縁49、他側縁50、第
3側縁53(図1))を検出可能とする。
【0040】ここで、上記第3側縁53は、図1に示す
ように、カットシートKの一側縁49が切り欠かれて形
成されたものである。このようなカットシートKを、矩
形状の定型のカットシートKに対し、非定型のカットシ
ートKと称する。この非定型のカットシートKでは、カ
ットシートKの幅がプリンタ10の供給(搬送)方向の
途中から変化する。
【0041】第1検出器45は、キャリッジ19の走査
と共になされる記録ヘッド18によるカットシートKへ
の記録動作中に、一側縁49、他側縁50、第3側縁5
3を検出するまではカットシートK有りを検出し、一側
縁49、他側縁50、第3側縁53を検出した後は、カ
ットシートK無しを検出する。
【0042】即ち、カットシートKが非定型である場合
には、例えばキャリッジ19が図1の左側から右側へ走
査されている間に記録ヘッド18により記録動作がなさ
れているとき、図1の右側に位置する第1検出器45
は、カットシートKの一側縁49を検出せず、第3側縁
53を検出することがある。プリンタ10の制御装置
は、このような場合、キャリッジ19による主走査方向
の走査は実行させるものの、記録ヘッド18へ送信され
る記録データをカットして、記録ヘッド18による記録
動作を停止するよう制御する。これにより、記録ヘッド
18の記録ワイヤがプラテン20を直接打撃することが
防止される。
【0043】次に、記録動作開始のためになされるカッ
トシートKの搬送制御と上記記録動作制御とを、図4及
び図5を用いて説明する。
【0044】〔A〕カットシートKの搬送制御(図4)
プリンタ10の電源がON動作されると、内蔵された図
示しない待ち時間タイマーがスタートする(S11)。
【0045】プリンタ10の制御装置は、カットシート
Kが手動供給されて、第2検出器46がカットシートK
の有りを検出したか否かを判断する(S12)。そし
て、第2検出器46がカットシートK有りを検出した時
から、上記待ち時間タイマーが待ち時間をカウントす
る。
【0046】待ち時間タイマーが所定の待ち時間をカウ
ントした時に(S13)、プリンタ10の制御装置はキ
ャリッジ駆動モータ38を駆動して、キャリッジ19を
動作ポジションに移動させる(S14)。この動作ポジ
ションは、キャリッジ19のリボンガイドホルダ41に
設置された2個の第1検出器45が、共にカットシート
Kに対応する位置である。
【0047】その後、プリンタ10の制御装置はシート
供給モータ35を逆転駆動させて、カットシートKをプ
リンタ本体11の前方から後方へ(図2の矢印A方向
へ)搬送する(S15)。
【0048】次に、プリンタ10の制御装置は、上記第
1検出器45がカットシートKの有りを検出したか否か
を判断する(S16)。第1検出器45がカットシート
Kを検出しない場合には、カットシートKの供給が失敗
であったと判断する。第1検出器45がカットシートK
の有りを検出した時には、プリンタ10の制御装置は、
シート供給モータ35を継続して逆転駆動し、カットシ
ートKをプリンタ本体11の後方へ搬送し続ける(S1
7)。
【0049】プリンタ10の制御装置は、第1検出器4
5がカットシートKの無しを検出した時に(S18)、
シート供給モータ35を反転して正転駆動させ、カット
シートKをプリンタ本体11の後方から前方(図2の矢
印B方向)へ搬送する(S19)。
【0050】この状態で、第1検出器45がカットシー
トKの有りを検出した時(S20)、プリンタ10の制
御装置は、シート供給モータ35を若干パルス正転駆動
させて、カットシートKをプリンタ本体11の後方から
前方へ搬送する。これにより、カットシートKにおい
て、先端51からの先端側余白相当量位置に記録ヘッド
18が位置付けられ、カットシートKの頭出しが完了す
る(S21)。プリンタ10の制御装置は、その後、シ
ート供給モータ35を停止させる(S22)。
【0051】ステップS20において、第1検出器45
がカットシートKを検出しない時には、プリンタ10の
制御装置は、カットシートKの供給が失敗であったと判
断する。
【0052】プリンタ10の制御装置は、記録ヘッド1
8へ送信される記録データから、記録すべき例えば印字
の桁数を計算し、更に記録ヘッド18をカットシートK
の記録開始位置に位置付けて記録を開始する(S2
3)。
【0053】〔B〕カットシートKへの記録動作制御
(図5)プリンタ10の制御装置は、最初の行の記録時
には、キャリッジ19を図1における右から左方向へ走
査させつつ、記録ヘッド18により記録動作を実行する
(S24)。
【0054】この記録動作中に、第1検出器45(図1
の左側に位置する第1検出器45)がカットシートK無
しを検出したとき(S25)、プリンタ10の制御装置
は、当該行に記録されるべき記録データが有るか否かを
判断する(S26)。
【0055】制御装置は、ステップS26において、記
録データが無い場合には、キャリッジ19を所定の左端
ポジションへ走査させた後、このキャリッジ19を停止
させる(S28)。また、記録データが有る場合には、
制御装置は、その記録データを記録ヘッド18へ送信す
ることなくカットし(S27)、キャリッジ19を所定
の左端ポジションを走査させた後、このキャリッジ19
を停止させる(S28)。
【0056】プリンタ10の制御装置は、ステップS2
8の実行後、当該カットシートKに記録すべきデータが
有るか否かを判断し(S29)、無い場合には、当該カ
ットシートKをプリンタ10外へ排出する制御を実行す
る(S30)。
【0057】ステップS29において、記録データが有
る場合には、プリンタ10の制御装置は、シート供給モ
ータ35を正転させて、プリンタ本体11の後方から前
方へカットシートKを一行間分だけ搬送する(S3
1)。
【0058】その後、プリンタ10の制御装置は、キャ
リッジ19を図1における左から右方向へ操作させつ
つ、記録ヘッド18により再び記録動作を実行する(S
32)。
【0059】この記録動作中に、第1検出器45(図1
の右側に位置する第1検出器45)がカットシートK有
りを検出したとき(S33)、プリンタ10の制御装置
は、当該行に記録されるべき記録データが有るか否かを
判断する(S34)。
【0060】プリンタ10の制御装置は、ステップS3
4において、記録データが無い場合には、キャリッジ1
9を所定の右端ポジションへ走査させた後停止させる
(S35)。また、ステップS34において、記録デー
タが有る場合には、制御装置は、その記録データを記録
ヘッド18へ送信することなくカットし(S37)、キ
ャリッジ19を所定の右端ポジションへ走査させた後停
止させる(S35)。
【0061】ステップS33において、第1検出器45
がカットシートK有りを検出した場合でも、第1検出器
45又は記録ヘッド18の位置が、キャリッジ19の減
速走査を開始させるべき位置であるときには(S3
6)、プリンタ10の制御装置は、記録データを記録ヘ
ッド18へ送信することなくカットし(S37)、キャ
リッジ19を所定の右端ポジションへ走査させた後、こ
のキャリッジ19を停止させる(S35)。
【0062】ステップS35の実行後、プリンタ10の
制御装置は、当該カットシートKに記録されるべき記録
データが有るか否かを判断し(S38)、無い場合に
は、当該カットシートKをプリンタ10外へ排出する制
御を実行する(S39)。
【0063】ステップS38において、記録データが有
る場合には、プリンタ10の制御装置はシート供給モー
タ35を正転させて、プリンタ10の後方から前方へカ
ットシートKを一行間分だけ搬送し(S40)、次の行
について、ステップS24以降の各ステップを実行す
る。
【0064】〔C〕効果従って、上記実施の形態のプリ
ンタ10によれば、次の効果を奏する。
【0065】第1検出器45が、記録ヘッド18による
記録動作中に、この記録ヘッド18により記録が実行さ
れる位置よりも先行する位置のカットシートKの状態
(カットシートKの一側縁49、他側縁50、第3側縁
53)を検出し、プリンタ10の制御装置が、この第1
検出器45の検出結果に基づきカットシートKが非定型
であると判断したときに、記録ヘッド18により記録動
作を停止するよう構成されたことから、カットシートK
が非定型である場合に、記録ヘッド18の記録ワイヤが
プラテン20を直接打撃する事態を回避できるので、プ
リンタ10の損傷を確実に防止することができる。
【0066】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0067】例えば、記録ヘッド18による記録動作中
に、この記録ヘッド18により記録が実行される位置よ
りも先行する位置のカットシートKの状態を検出する検
出器は、第1検出器45ではなく別途設置してもよい。
すなわち、この検出器は図2に示すように、プリンタ本
体11におけるカットシートKの供給部としてのシート
保持プレート37に設置されたラインセンサ54であっ
てもよい。
【0068】このラインセンサ54は、投受光型の検出
素子がカットシートKの幅方向に沿って多数配列されて
構成されたものである。このラインセンサ54が、リボ
ンガイドホルダ41を経てプリンタ本体11内へ供給さ
れるカットシートKの幅方向の状態(カットシートKの
一側縁49、他側縁50、第3側縁53)を記録ヘッド
18による記録動作中に検出し、この検出結果に基づ
き、プリンタ10の制御装置が、カットシートKが非定
型であるか否かを判断してもよい。
【0069】更に、上記実施の形態では、非定型カット
シートKは定型のカットシートKに対し、その一側縁4
9、他側縁50が切り欠かれたものを述べたが、矩形状
のカットシートKであっても、その一部に記録不可能な
領域が存在するものも含む。この記録不可能領域は、第
1検出器45又はラインセンサ54により反射率の相違
から検出される。
【0070】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
係る記録装置によれば、記録ヘッドによる記録動作中
に、この記録ヘッドにより記録が実行される位置よりも
先行する位置のシートの状態を検出する検出器を備え、
この検出器の検出結果に基づきシートが非定型であると
判断したときに、記録ヘッドによる記録動作を停止する
よう構成されたことから、記録対象となるシートが非定
型であっても、装置の損傷を確実に防止できる。
【0071】また、請求項5に記載の発明に係る記録装
置の記録方法によれば、記録ヘッドによる記録動作中
に、この記録ヘッドにより記録が実行される位置よりも
先行する位置の上記シートの状態に基づき、上記シート
が非定型であると判断したときに、上記記録ヘッドによ
る記録動作を停止することから、記録対象となるシート
が非定型であっても、装置の損傷を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用さ
れたドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す斜
視図である。
【図2】図1のプリンタ本体を示す側断面図である。
【図3】図1のキャリッジ及び記録ヘッドを拡大して示
す斜視図である。
【図4】図1のプリンタが実行するシート搬送制御を示
すフローチャートである。
【図5】図1のプリンタが実行する記録動作制御を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置) 11 プリンタ本体(記録装置本体) 18 記録ヘッド 19 キャリッジ 35 シート供給モータ 37 シート保持プレート 41 リボンガイドホルダ 45 第1検出器 49 カットシートの一側縁 50 カットシートの他側縁 53 カットシートの第3側縁 54 ラインセンサ K カットシート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジに搭載された記録ヘッドの記
    録動作により、シートに記録を実行する記録装置におい
    て、 上記記録ヘッドによる記録動作中に、この記録ヘッドに
    より記録が実行される位置によりも先行する位置の上記
    シートの状態を検出する検出器を備え、 この検出器の検出結果に基づき上記シートが非定型であ
    ると判断したときに、上記記録ヘッドによる記録動作を
    停止するよう構成されたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 上記検出器は、記録ヘッドに対してキャ
    リッジの走査方向における先行位置に設置され、記録ヘ
    ッドにより記録が実行される位置によりも先行する位置
    のシートの状態を検出可能に構成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 上記検出器は、記録ヘッドに対してキャ
    リッジの走査方向における先行位置に設置され、記録ヘ
    ッドにより記録が実行される位置よりも先行する位置に
    おけるシートの側縁を検出可能に構成されたことを特徴
    とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 上記検出器は、シートが供給される記録
    装置本体のシート供給部に設置され、上記シートの幅方
    向の状態を検出可能に構成されたことを特徴とする請求
    項1に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 キャリッジに搭載された記録ヘッドの記
    録動作により、シートに記録を実行する記録装置の記録
    方法において、 上記記録ヘッドによる記録動作中に、この記録ヘッドに
    より記録が実行される位置よりも先行する位置の上記シ
    ートの状態に基づき、上記シートが非定型であると判断
    したときに、上記記録ヘッドによる記録動作を停止する
    ことを特徴とする記録装置の記録方法。
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