JP4778252B2 - 記録装置、記録装置の制御方法および制御プログラム - Google Patents

記録装置、記録装置の制御方法および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、記録装置、記録装置の制御方法および制御プログラムに係り、特に用紙搬送経路を複数有し、いずれかを選択的に切り換えて用いることが可能な記録装置、記録装置の制御方法および制御プログラムに関する。
一般に、記録装置として、キャリッジに搭載される記録ヘッドを備え、キャリッジにより記録ヘッドを走査しつつ、記録ヘッドの記録部材、具体的には、記録用レバーの先端、あるいは記録用レバーの先端に設けた記録ピンや記録ワイヤを、リボンカートリッジから繰り出されたインクリボンを介して、プラテン上に搬送されたシートに打ち付けることで、シートに画像を記録するドットインパクトプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなドットインパクトプリンタにおいて、フロント給紙機構とリア給紙機構の双方を備えたものも提案されているが、このような場合に、給紙機構の切換を検出する場合には、切換機構に連動する遮蔽板を設け、切換機構がフロント給紙機構選択状態にある場合に遮蔽版により遮光される第1の光センサと、切換機構がリア給紙機構選択状態にある場合に遮蔽版により遮光される第2の光センサと、を設ける構成とし、いずれの光センサが遮光されているかをCPUを有するコントローラが、ファームウェアにより判断するようにされていた。
特開2003−127442号公報
上記従来の構成においては、光センサを二つ設ける必要があり、その取付の手間および調整の手間が多くなってしまうという問題点があった。また光センサを二つ設けるため、製造コストも高くなるという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、光センサの個数を削減し、取付および調整の手間並びにコストを低減することが可能な記録装置、記録装置の制御方法および制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、二つの搬送経路を有し、各搬送経路に対応する搬送機構を切り換えて駆動する記録装置において、搬送路切換機構を構成するとともに、可動範囲が規制されたカム部材と、前記カム部材を駆動する搬送路切換用モータと、前記カム部材が切換動作中の位置にあることを光学的に検出する光センサ部と、前記光センサ部の出力および前記搬送路切換用モータが脱調したか否かに基づいて前記搬送路切換用モータの制御を行い、前記搬送機構の切換が正常に行われたか否かを判別する制御部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、搬送路切換用モータは、搬送路切換機構を構成するカム部材を駆動する。
このとき、光センサ部は、カム部材が切換動作中の位置にあることを光学的に検出し、制御部は、光センサ部の出力および搬送路切換用モータが脱調したか否かに基づいて搬送路切換用モータの制御を行うとともに、搬送機構の切換が正常に行われたか否かを判別する。
この場合において、前記制御部は、前記光センサ部の出力が前記カム部材が切換動作中の位置にない状態に移行し、かつ、前記搬送路切換用モータが脱調した場合に前記カム部材が第1の可動範囲端あるいは第2の可動範囲端のいずれかに至ったと判別するようにしてもよい。
また、前記制御部は、前記前記カム部材が第1の可動範囲端あるいは第2の可動範囲端のいずれかに至ったと判別した場合に、前記搬送路切換用モータを逆方向に駆動させるとともに、前記光センサ部の出力に基づいて、前記カム部材を所望の切換完了位置まで駆動するようにしてもよい。
また、二つの搬送経路、搬送路切換機構を構成するとともに可動範囲が規制されたカム部材および前記カム部材が第1の可動範囲端あるいは第2の可動範囲端のいずれかに至ったことを光学的に検出する光センサ部を有し、各搬送経路に対応する搬送機構を切り換えて駆動する記録装置の制御方法において、前記カム部材を駆動するカム駆動過程と、前記光センサ部の出力および前記搬送路切換用モータが脱調したか否かに基づいて前記搬送路切換用モータの制御を行い、前記搬送機構の切換が正常に行われたか否かを判別する判別過程と、前記前記カム部材が第1の可動範囲端あるいは第2の可動範囲端のいずれかに至ったと判別された場合に、前記搬送路切換用モータを逆方向に駆動させるとともに、前記光センサ部の出力に基づいて、前記カム部材を所望の切換完了位置まで駆動する搬送路切換過程と、を備えるようにしたことを特徴としている。
また、二つの搬送経路、搬送路切換機構を構成するとともに可動範囲が規制されたカム部材および前記カム部材が第1の可動範囲端あるいは第2の可動範囲端のいずれかに至ったことを光学的に検出する光センサ部を有し、各搬送経路に対応する搬送機構を切り換えて駆動する記録装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、前記カム部材を駆動させ、前記光センサ部の出力および前記搬送路切換用モータが脱調したか否かに基づいて前記搬送路切換用モータの制御を行わせ、前記搬送機構の切換が正常に行われたか否かを判別させ、前記前記カム部材が第1の可動範囲端あるいは第2の可動範囲端のいずれかに至ったと判別された場合に、前記搬送路切換用モータを逆方向に駆動させるとともに、前記光センサ部の出力に基づいて、前記カム部材を所望の切換完了位置まで駆動させる、ことを特徴としている。
本発明によれば、一つの光センサで、搬送経路の切換を制御することができ、光センサの個数を削減して取付および調整の手間並びにコストを低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[1]第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態に係るドットインパクトプリンタ10の外観斜視図である。
ドットインパクトプリンタ10は、複数の記録ワイヤを打ち出す記録ヘッド30により、記録媒体の記録面に対して、インクリボンを介して記録ワイヤを打ち出すことによって文字を含む画像を記録するものである。ここで、記録媒体としては、単票紙、連続紙、複写紙等、種々の形態のシート(紙製及び樹脂製を含む)を利用可能である。本実施形態では、上記記録媒体として連続紙を用いた例について説明する。
図1に示すように、ドットインパクトプリンタ10は、上部ケース11及び下部ケース12からなる略箱形の外装を有している。
上部ケース11の上面前部には、上面カバー13が配設され、後述するリボンカートリッジを記録機構部20に装着する際等に上方に開かれる。上部ケース11の前面下部には、記録機構部20に連続紙を供給するためのフロント給紙口111が開口する。フロント給紙口111の上には、前方に開く前面カバー15が配設され、前面カバー15を開けて記録機構部20に連続紙をセットできるようになっている。
図2は、ドットインパクトプリンタ10の背面図である。
図1及び図2に示すように、上部ケース11には、上部ケース11の上面後部から背面にかけて連続する上背面カバー14が配設される。上背面カバー14は、後述する記録機構部20のメンテナンス時等に、上部ケース11の後方に向けて開放される。上背面カバー14の背面には、記録後の連続紙が吐き出される排紙口113が開口する。上部ケース11の背面において、上背面カバー14の下には、記録機構部20に連続紙を供給するためのリア給紙口112が開口する。
さらに、図2に示すように、下部ケース12の背面下部にはI/Fカバー16が配設される。I/Fカバー16の内側には、ドットインパクトプリンタ10をコンピュータ等の各種機器に接続するためのコネクタ(図示略)が配設されており、I/Fカバー16を開けて、上記コネクタにケーブルを接続する等の作業を行えるようになっている。
また、図1に示すように、上部ケース11の前面上部には操作パネル121が配設される。操作パネル121は、ドットインパクトプリンタ10の動作に係る各種設定を行うためのスイッチ類、動作状態を報知するインジケータ及び液晶ディスプレイパネル等を備える。下部ケース12の前面の隅には、ドットインパクトプリンタ10の電源をON/OFFするスイッチ122が配される。また、図2に示すように、下部ケース12の背面には、ドットインパクトプリンタ10に電源を供給するための電源コネクタ123が配設される。
次に、記録機構部20の構成について説明する。
図3は、ドットインパクトプリンタ10が内蔵する記録機構部20の構成を示す斜視図である。図4は、図3のA−A線における記録機構部20の断面図である。
図3及び図4に示すように、記録機構部20は、本体フレームとしての右サイドフレーム21、左サイドフレーム22、フロントフレーム23及びベースフレーム24を備える。この本体フレームに、記録ヘッド30と、記録ヘッド30を載置するキャリッジ28と、フロント側から記録ヘッド30に対して連続紙を供給するフロント給紙機構26と、リア側から記録ヘッド30に対して連続紙を供給するリア給紙機構27と、フロント給紙機構26及びリア給紙機構27により供給された連続紙を記録ヘッド30に向けて搬送する搬送機構34と、記録ヘッド30による記録済みの連続紙を排出する排紙機構35と、リボンカートリッジのリボンを駆動するリボン駆動ユニット37とが配設される。
サイドフレーム21及び左サイドフレーム22は、記録機構部20の両端部において互いに対向するよう立設され、この右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に、フロントフレーム23及びベースフレーム24が架け渡される。フロントフレーム23は記録機構部20のフロント側に位置し、ベースフレーム24は記録機構部20の下部のリア側に位置する。
右サイドフレーム21及び左サイドフレーム22のフロント下部には、それぞれローラ25が配設され、これら2個のローラ25を介して、記録機構部20が下部ケース12により支持される。また、ローラ25は回転自在に構成され、ローラ25を支点として記録機構部20をフロント側に傾けることで、記録機構部20の下方に配設される制御基板(図示略)のメンテナンス等を行える。
フロント給紙機構26は、記録機構部20の前面下部に配設されたフロント給紙台261と、右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に平行に架け渡されたトラクタ支持軸263及びトラクタ駆動軸264と、左右一対のフロントトラクタ262と、各フロントトラクタ262に一体に取り付けられたフロントトラクタカバー266とを備えている。
フロント給紙台261は、記録機構部20の前面のほぼ下端部から斜め上に延びる面を有し、この面により、フロント給紙口111(図1参照)から挿入された連続紙を下方から支持する。
フロント給紙台261の上方には、トラクタ支持軸263及びトラクタ駆動軸264が配設され、これらトラクタ支持軸263及びトラクタ駆動軸264に、左右一対のフロントトラクタ262が挿通される。
フロントトラクタ262は各々平面部を有し、この平面部がフロント給紙台261の面に連なるよう配設される。また、フロントトラクタ262は、複数のピン265を有する図示しないトラクタベルトを備える。このトラクタベルトはトラクタ支持軸263とトラクタ駆動軸264とに架けられる。トラクタ支持軸263は回転自在に配設される一方、トラクタ駆動軸264は、図示しない搬送モータによって駆動されて回転する。
そして、図示しないトラクタベルトは、トラクタ駆動軸264の回転に伴って回転し、ピン265をフロントトラクタ262の平面に沿って移動させる。ピン265は、フロントトラクタ262の平面部から露出し、連続紙の両端部に穿設されたスプロケットホールに係合する。そして、上記トラクタベルトが回転してピン265が移動することにより、連続紙が記録ヘッド30側へ搬送される。また、フロントトラクタ262には、ピン265の上方から被さるフロントトラクタカバー266が配設される。フロントトラクタ262に連続紙を載せてフロントトラクタカバー266を被せることにより、ピン265が連続紙のスプロケットホールに係合した状態が保持される。
リア給紙機構27は、右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に平行に架け渡されたトラクタ支持軸272及びトラクタ駆動軸273と、左右一対のリアトラクタ271と、各リアトラクタ271に一体に取り付けられたリアトラクタカバー275と、リアトラクタ271の奥に配設されたスプロケットホイール276とを備える。
記録機構部20のリア側においては、ベースフレーム24の一部が、リア給紙口112(図2参照)に対応する位置で平面に形成されており、この平面により、リア給紙口112から挿入された連続紙が下方から支持される。
そして、ベースフレーム24に並べてトラクタ支持軸272及びトラクタ駆動軸273が配設され、これらトラクタ支持軸272及びトラクタ駆動軸273に、2個のリアトラクタ271が挿通される。
リアトラクタ271は平面部を有し、この平面部が、ベースフレーム24がなす平面に連なるように配設される。また、リアトラクタ271は、複数のピン274を有する図示しないトラクタベルトを備え、このトラクタベルトはトラクタ支持軸272とトラクタ駆動軸273とに架けられており、図示しない搬送モータによってトラクタ駆動軸273が駆動されることにより回転する。ピン274はリアトラクタ271の平面部に露出しており、連続紙に穿設されたスプロケットホールに係合する。そして、図示しないトラクタベルトの回転によりピン274が移動し、連続紙がフロント側へ搬送される。
リアトラクタ271の奥には、スプロケットホイール276が配設される。スプロケットホイール276は、左右一対の輪状部材であり、右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に架け渡された軸に挿通され、この軸が図示しない搬送モータにより駆動されることで回転する。
スプロケットホイール276の円周面には複数のピン277が並び、これらピン277は、リアトラクタ271から搬送された連続紙のスプロケットホールに、上方から係合する。そして、スプロケットホイール276の回転によって連続紙が巻き上げられ、記録ヘッド30に向けて搬送される。
また、リアトラクタ271には、ピン277の上方から被さるリアトラクタカバー275が配設される。リアトラクタ271に連続紙を載せてリアトラクタカバー275を被せることにより、ピン274が連続紙のスプロケットホールに係合した状態が保持されることとなる。
搬送機構34は、連続紙の裏面に当接する第1搬送ローラ341と、連続紙を介して第1搬送ローラ341に対向する第2搬送ローラ342と、第2搬送ローラ342を軸支する第2搬送ローラ軸343と、記録ヘッド30に対向して配設されたプラテン31とを備える。第1搬送ローラ341はスプロケットホイール276の上方に配設され、連続紙の裏面に当接する。この第1搬送ローラ341に対して、連続紙を挟んで対向する位置に、第2搬送ローラ軸343が配設される。この第2搬送ローラ軸343は、右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に回転自在に架け渡され、複数の第2搬送ローラ342が挿通される。第2搬送ローラ軸343は、図示しないローラ開閉モータの動作によって所定の範囲内で移動可能であり、このローラ開閉モータが開動作を行うと、第2搬送ローラ342は第1搬送ローラ341から離隔される。
そして、ローラ開閉モータが閉動作を行うと、第2搬送ローラ342は第1搬送ローラ341に向けて付勢される。そして、ローラ開閉モータ651が閉動作を行うことで、連続紙が第1搬送ローラ341と第2搬送ローラ342との間に挟まれて支持される。
第1搬送ローラ341は、図示しない搬送モータ及び駆動輪列部33により駆動され、第1搬送ローラ341が回転することにより、第1搬送ローラ341と第2搬送ローラ342とに挟まれた連続紙が、上方すなわち記録ヘッド30側へ搬送される。
キャリッジ28は、右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に架け渡されたガイド28Aがキャリッジ軸29に挿通される。キャリッジ28には、キャリッジ駆動モータ32と後述するキャリッジ駆動プーリとに架けられた、後述するタイミングベルトが装着され、キャリッジ駆動モータ32とキャリッジ駆動プーリによってタイミングベルトが駆動されることで、キャリッジ軸29に沿って移動する。
さらにキャリッジ28には、リニアエンコーダを構成する光センサ401が設けられている。そして、フレーム本体の光センサ401と対向する位置には、光センサ401と共同してリニアエンコーダを構成するリニアスケール402がキャリッジ軸29と平行に配置されている。これらの結果、キャリッジ駆動モータ32としてDCモータが用いられているが、キャリッジ28の位置を正確に把握することが可能となっている。
キャリッジ28には記録ヘッド30が搭載される。記録ヘッド30は、搬送機構34の上方において連続紙の記録面に対向し、連続紙の記録面と記録ヘッド30との間には、図示しないインクリボンが配設される。そして、記録ヘッド30から連続紙に向けて記録ワイヤ(図示略)を打ち出すことにより、連続紙の記録面にインクが付着し、文字を含む画像が記録される。
記録ヘッド30に対向する位置においては、連続紙の裏面側に、プラテン31が配設される。プラテン31は、連続紙に接する平面を有する平プラテンであり、この平面において記録ワイヤの突出力を支持する。プラテン31は、連続紙に対して垂直な方向に移動可能に構成され、図示しないばねによって連続紙に向けて付勢される。
また、キャリッジ28は、図示しないギャップ調整モータを搭載する。このギャップ調整モータの動作により、記録ヘッド30と連続紙との間のギャップが適宜調整される。
上述したように、キャリッジ駆動モータ32は、DCモータで構成されており、その制御基板には、キャリッジ駆動モータ32の温度を検出する温度センサ400が設けられている。
排紙機構35は、記録ヘッド30により記録された連続紙に裏側から当接する第1排紙ローラ351と、右サイドフレーム21から左サイドフレーム22にかけて配設された可動フレーム353と、可動フレーム353を支持する可動軸354及びユニット支持軸355と、可動フレーム353と左サイドフレーム22とに跨って組み付けられたばね356と、可動フレーム353に固定された複数の排紙ローラユニット357と、排紙ローラユニット357に組み付けられた第2排紙ローラ358とを備える。
第1排紙ローラ351は、記録ヘッド30の上方において連続紙の裏面に当接し、図示しない搬送モータ及び駆動輪列部33により駆動されて回転する。この第1排紙ローラ351に対して、連続紙を介して対向する位置に、可動軸354及びユニット支持軸355が配設される。可動軸354及びユニット支持軸355は、右サイドフレーム21と左サイドフレーム22との間に架け渡され、ユニット支持軸355は右サイドフレーム21及び左サイドフレーム22に固定される一方、可動軸354は、ユニット支持軸355を中心として円を描くように移動可能である。また、可動フレーム353は、可動軸354及びユニット支持軸355に固定され、可動軸354とともに移動可能である。
可動フレーム353には、可動軸354及びユニット支持軸355の軸方向に沿って並ぶ複数の排紙ローラユニット357が取り付けられる。排紙ローラユニット357には、それぞれ、ユニット支持軸355から離隔した位置に第2排紙ローラ358が組み付けられている。可動フレーム353は、左サイドフレーム22との間に架け渡されたばね356によって、ユニット支持軸355を中心として第1排紙ローラ351に近づく方向に付勢される。このため、排紙ローラユニット357が有する第2排紙ローラ358は、第1排紙ローラ351に押し付けられる方向に付勢され、この付勢力により、連続紙が第1排紙ローラ351と第2排紙ローラ358との間に挟まれる。さらに、可動軸354は、図示しないローラ開閉モータの動作によって、ばね356の付勢力に抗して移動される。すなわち、ローラ開閉モータ651が開動作を行うと、ローラ開閉モータの駆動力によって、可動軸354がばね356の付勢力に抗して移動し、第2排紙ローラ358が第1排紙ローラ351から離隔する。また、ローラ開閉モータが駆動力を解放する(閉動作)と、ばね356の付勢力によって、第2排紙ローラ358が第1排紙ローラ351に押し付けられる。
図5は、上面カバー13を開放した状態におけるドットインパクトプリンタ10の上面図である。
図5に示すように、記録機構部20のフロント側の右端部には、リボン駆動ユニット37が配設される。リボン駆動ユニット37は、図3に示すように右サイドフレーム21に固定されており、略箱形のカバーと、このカバーから突出するリボン巻き取り軸38及び巻き取り検出軸40とを備える。
また、図5に示すように、記録機構部20のフロント側の左端部には、図示しないリボンカートリッジの取付時に当該リボンカートリッジを支持するリボンカートリッジ支持爪36が配設されている。リボンカートリッジ支持爪36は左サイドフレーム22に一体として形成された板状部材である。
また、リボンカートリッジの取付時に、リボンカートリッジの裏面側に対向する位置には、上述したリニアエンコーダを構成するリニアスケール402が設けられている。
図6は、ドットインパクトプリンタ10のキャリッジ制御系の機能ブロック図である。
ドットインパクトプリンタ10の制御基板10Aには、ドットインパクトプリンタ10全体を制御するコントローラ51と、外部のホストコンピュータやネットワークなどとのインタフェース動作を行うインタフェース52と、記録ヘッドHDを駆動する記録ヘッド駆動部53と、後述する各種モータを駆動するモータ駆動部54と、用紙パス検出センサ67を含む各種センサの出力信号を処理するセンサ検出部55と、自動カット装置CTを構成するカッタがカッタコネクタ56に装着されているか否かを検出するカッタ搭載検出部57と、インクリボンが正しく巻き取られているかを巻き取りセンサ58の出力に基づいて検出するリボン巻取検出部59と、を備えている。
モータ駆動部54には、キャリッジを駆動するキャリッジ駆動モータ61と、搬送用ローラの開閉を行うためのローラ開閉モータ62と、用紙を搬送するための搬送モータ63と、インクリボンを駆動するためのリボン駆動モータ64と、記録ヘッドHDと用紙との間のギャップを調整するギャップ調整モータ65と、用紙の搬送路(パス)を切り換えるための用紙パス切換モータ66と、用紙パス切換がなされたか否かを検出するための用紙パス切換センサ67と、を備えている。
図7は、フロント給紙機構(フロントトラクタ)駆動時における給紙機構の切換機構の説明図である。図8は、図7の部分拡大図である。図9は、図7のA−A矢視部分断面図である。
用紙パス切換モータ66の出力軸(駆動軸)には、用紙パス切換駆動歯車501が設けられている。用紙パス切換駆動歯車501には、用紙パス切換伝達歯車502の大歯車502Aが噛合している。
用紙パス切換伝達歯車502の小歯車502Bは、カム部材503のラック部503Eに噛合しており、用紙パス切換伝達歯車502、ひいては、小歯車502Bの回転によりカム部材503が矢印D1方向(フロント給紙機構26駆動時)あるいは矢印D2 方向(リア給紙機構27駆動時)に駆動されることとなる。
まず、フロント給紙機構(フロントトラクタ)駆動時の動作概要を説明する。
カム部材503は、カム面503Aを有しており、矢印D1 方向に駆動されることにより、カム面503Aのカムプロフィールに従って、伝達歯車504のサイドパネル側の面に当接しつつ、摺動し、伝達歯車504をばね505の付勢力に抗して、図面手前側に移動させ、フロントトラクタ駆動伝達歯車506に噛合させる。このときのカム部材503の可動範囲は、矢印D1方向、すなわち、用紙パス切換モータ66の出力軸(駆動軸)の時計回り方向(CW方向)においては、カム部材503のガイド孔503Cのフロント側当接面503Fがガイドピン520Fに当接する位置(図13における位置D1max相当)となっており、矢印D2 方向、すなわち、用紙パス切換モータ66の出力軸(駆動軸)の反時計回り方向(CCW方向)においては、カム部材503のガイド孔503Cのリア側当接面503Rがガイドピン520Rに当接する位置(図13における位置D2 max相当)となっている。
一方、搬送モータ63の出力軸(駆動軸)には、搬送駆動歯車508が設けられている。搬送駆動歯車508には、搬送伝達車507の大歯車507Aが噛合しており、小歯車507Bには伝達歯車504が噛合している。
これらの結果、搬送モータ63の駆動力は、搬送駆動歯車508、搬送伝達車507の大歯車507A、小歯車507Bおよび伝達歯車504を介して、フロントトラクタ駆動伝達歯車506に伝達され、フロントトラクタ給紙機構26、ひいては、フロントトラクタ262が駆動されることとなる。
次に、リア給紙機構(リアトラクタ)駆動時の動作概要を説明する。この場合において、初期状態においては、フロントトラクタ給紙機構26が駆動可能な状態にあるものとする。
図10は、リア給紙機構(リアトラクタ)駆動時における給紙機構の切換機構の説明図である。図11は、図10の部分拡大図である。図12は、図10のB−B矢視部分断面図である。
カム部材503は、矢印D2 方向に駆動されることにより、カム面503Aのカムプロフィールに従って、伝達歯車504のサイドパネル側の面に当接しつつ、摺動し、伝達歯車504をばね505の付勢力により、図面奥側に移動させる。これにより、伝達歯車504とフロントトラクタ駆動伝達歯車506の噛合状態が解除される。これとともに、伝達歯車504は、リアトラクタ駆動伝達歯車509と噛合する。
この場合においても、搬送駆動歯車508には、搬送伝達車507の大歯車507Aが噛合しており、小歯車507Bには、噛合位置は、フロントトラクタ262駆動時とは異なるものの伝達歯車504が噛合している。
これらの結果、搬送モータ63の駆動力は、搬送駆動歯車508、搬送伝達車507の大歯車507A、小歯車507Bおよび伝達歯車504を介して、リアトラクタ駆動伝達歯車509に伝達される。さらにリアトラクタ駆動伝達歯車509は、伝達歯車510に噛合し、伝達歯車511および伝達歯車512を介してリア給紙機構27、ひいては、リアトラクタ271が駆動されることとなる。
次に実施形態の動作を説明する。
まず、フロント給紙機構26を選択し、フロントトラクタ262を駆動させる際の動作について説明する。
図13は、動作時における用紙パス切換センサ67と、カム部材503との、位置関係の説明図である。図13においては、理解の容易のため、用紙パス切換センサ67およびカム部材503の配置は実際の配置とは異なっている。
図13において、a、b、c、d、eは用紙パス切換モータ66のステップ数であり、aが遮蔽板503Bの長さに相当するステップ数である。
図14は、フロント給紙機構26の選択時の処理フローチャートである。
コントローラ51は、センサ検出部55を介して用紙パス切換センサ67の出力を参照し、用紙パス切換センサ67にカム部材503と一体に形成されている遮蔽板503Bが対向しており、光遮蔽状態(図14中、単に遮蔽と記載)にあるか否かを判別する(ステップS1)。
ステップS1の判別において、用紙パス切換センサ67に遮蔽板503Bが対向しており、光遮蔽状態にある場合には(ステップS1;遮蔽)、コントローラ51は、モータ駆動部54を介して用紙パス切換モータ66を制御し、用紙パス切換モータ66の出力軸の回転方向を時計回り方向(CW)とし、図13に示すステップ数a、b、eを用いて、
最大送り量=e+a+b+30[step]
とし、用紙パス切換モータを駆動する(ステップS2)。
さらに、この場合の正常終了条件を用紙パス切換センサ67が光遮蔽状態から光透過状態(図中、単に透過と記載)に遷移した後、用紙パス切換モータ66によりb[step]送って脱調せずに停止できた場合としている。また、この場合のエラー中断条件(異常終了条件)は、用紙パス切換センサが光遮蔽状態のまま最大送り量送る処理が完了した場合、すなわち、カム部材を駆動できない状態で最大量送る処理が完了した場合としている。
次にコントローラ51は、上記条件で用紙パス切換モータ66を駆動し、正常終了したか否かを判別する(ステップS3)。
ステップS3の判別において、正常終了した場合には(ステップS3;Yes)、フロントトラクタ262の選択動作が正常に完了したので、コントローラ51は、処理を終了する。
ステップS3の判別において、エラー中断した場合には(ステップS3;No)、処理をリトライ動作に移行する(ステップS4)。
図15は、フロント給紙機構26の選択時のリトライ動作(リトライ動作Fと表記)の処理フローチャートである。
まず、コントローラ51は、1秒間待機する(ステップS11)。
続いてコントローラ51は、モータ駆動部54を介して用紙パス切換モータ66を制御し、回転方向を反時計回り方向(CCW)とし、
最大送り量=c+30[step]
とし、用紙パス切換モータ66を駆動する(ステップS12)。
さらに、この場合の終了条件を用紙パス切換センサが光遮蔽状態から光透過状態に遷移した後、10[step]送って脱調せずに停止できた場合としている。
次にコントローラ51は、モータ駆動部54を介して搬送モータ64を制御し、正方向に18[step]送り、50ミリ秒間待機する(ステップS13)。
続いて、コントローラ51は、リトライ回数をカウントして、リトライ回数が所定回数目(実施形態では3回目)であるか否かを判別する(ステップS14)。
ステップS14の判別において、この場合には、リトライ回数が1回目であるので、コントローラ51は、処理を再びステップS1に移行して、フロントトラクタ選択動作を再度行うこととなる。
尚、ステップS14の判別において、リトライ回数が所定回数目(=3回目)である場合には、コントローラ51は、フロントトラクタ選択動作を完了できない致命的な問題があるとして、その旨をユーザにブザー、ディスプレイ表示などにより告知して、制御を中断するフェイタルエラー処理を行って処理を終了する(ステップS15)。
一方、ステップS1の判別において、用紙パス切換センサ67に遮蔽板503Bが対向しておらず、光透過状態にある場合には(ステップS1;透過)、コントローラ51は、モータ駆動部54を介して用紙パス切換モータ66を制御し、回転方向を時計回り方向(CW)とし、
最大送り量=e+a+b+30[step]
とし、
中断ステップ数=e+30[step]
として、用紙パス切換モータ66を駆動する(ステップS5)。
さらに、この場合の正常終了条件を、用紙パス切換センサ67が、一旦光遮蔽状態に遷移し、さらに光透過状態(図中、単に透過と記載)に遷移した後、b[step]送って脱調せずに停止できた場合としている。また、この場合のエラー中断条件(異常終了条件)は、用紙パス切換センサ67が光透過状態のまま中断ステップ数送る処理が完了した場合としている。
次にコントローラ51は、上記条件で用紙パス切換モータ66を駆動し、正常終了したか否かを判別する(ステップS6)。
ステップS6の判別において、正常終了した場合には、フロントトラクタ262の選択動作が正常に完了したので、コントローラ51は、処理を終了する。
これらの結果、カム部材503は、矢印D1 方向に駆動されることにより、カム面503Aのカムプロフィールに従って、伝達歯車504のサイドパネル側の面に当接しつつ、摺動し、伝達歯車504をばね505の付勢力に抗して、図面手前側に移動させ、フロントトラクタ駆動伝達歯車506に噛合させる。そして、搬送モータ63の駆動力は、搬送駆動歯車508、搬送伝達車507の大歯車507A、小歯車507Bおよび伝達歯車504を介して、フロントトラクタ駆動伝達歯車506に伝達され、フロントトラクタ給紙機構26、ひいては、フロントトラクタ262が駆動されることとなる。
ステップS6の判別において、エラー中断した場合には(ステップS6;No)、コントローラ51は、センサ検出部55を介して用紙パス切換センサ67の出力信号を参照し、用紙パス切換センサ67に遮蔽板503Bが対向しておらず、光透過状態にあるか否かを判別する(ステップS7)。
ステップS7の判別において、用紙パス切換センサ67に遮蔽板503Bが対向しておらず、光透過状態にある場合には(ステップS7;透過)、コントローラ51は、モータ駆動部54を介して用紙パス切換モータ66を制御し、回転方向を反時計回り方向(CCW)とし、
最大送り量=c+30[step]
とし、
中断ステップ数=e+30[step]
として、用紙パス切換モータ66を駆動する(ステップS8)。
さらに、この場合の終了条件を、用紙パス切換センサ67が、光透過状態から光遮蔽状態に遷移した後、10[step]送って脱調せずに停止できた場合としている。また、この場合のエラー中断条件(異常終了条件)は、用紙パス切換センサ67が光透過状態のまま中断ステップ数送る処理が完了した場合としている。
次にコントローラ51は、処理を再び、ステップS2に移行し、以下同様に処理を行う。
ステップS7の判別において、用紙パス切換センサ67に遮蔽板503Bが対向しており、光遮蔽状態にある場合には(ステップS7;遮蔽)、処理を上述したリトライ動作(ステップS11〜ステップS15)に移行する(ステップS9)。
次にリア給紙機構27を選択し、リアトラクタ271を駆動させる際の動作について説明する。
図16は、リア給紙機構27の選択時の処理フローチャートである。
コントローラ51は、センサ検出部55を介して用紙パス切換センサ67の出力を参照し、用紙パス切換センサ67にカム部材503と一体に形成されている遮蔽板503Bが対向しており、光遮蔽状態(図16中、単に遮蔽と記載)にあるか否かを判別する(ステップS21)。
ステップS21の判別において、用紙パス切換センサ67に遮蔽板503Bが対向しており、光遮蔽状態にある場合には(ステップS21;遮蔽)、コントローラ51は、モータ駆動部54を介して用紙パス切換モータ66を制御し、用紙パス切換モータ66の出力軸の回転方向を反時計回り方向(CCW)とし、図13に示したステップ数a、c、dを用いて、
最大送り量=c+a+d+30[step]
とし、用紙パス切換モータを駆動する(ステップS22)。
さらに、この場合の正常終了条件を用紙パス切換センサ67が光遮蔽状態から光透過状態(図中、単に透過と記載)に遷移した後、用紙パス切換モータ66によりd[step]送って脱調せずに停止できた場合としている。また、この場合のエラー中断条件(異常終了条件)は、用紙パス切換センサが光遮蔽状態のまま最大送り量送る処理が完了した場合、すなわち、カム部材を駆動できない状態で最大量送る処理が完了した場合としている。
次にコントローラ51は、上記条件で用紙パス切換モータ66を駆動し、正常終了したか否かを判別する(ステップS23)。
ステップS23の判別において、正常終了した場合には(ステップS23;Yes)、リアトラクタ271の選択動作が正常に完了したので、コントローラ51は、モータ駆動部54を介して搬送モータ64を制御し、正方向に18[step]送り、50ミリ秒間待機し、処理を終了する(ステップS24)。
これらの結果、カム部材503は、矢印D2 方向に駆動されることにより、カム面503Aのカムプロフィールに従って、伝達歯車504のサイドパネル側の面に当接しつつ、摺動し、伝達歯車504をばね505の付勢力により、図面奥側に移動させる。これにより、伝達歯車504とフロントトラクタ駆動伝達歯車506の噛合状態が解除される。これとともに、伝達歯車504は、リアトラクタ駆動伝達歯車509と噛合する。これにより、搬送モータ63の駆動力は、搬送駆動歯車508、搬送伝達車507の大歯車507A、小歯車507Bおよび伝達歯車504を介して、リアトラクタ駆動伝達歯車506に伝達される。さらにリアトラクタ駆動伝達歯車506は、伝達歯車510に噛合し、伝達歯車511および伝達歯車512を介してリア給紙機構27、ひいては、リアトラクタ271が駆動されることとなる。
ステップS23の判別において、エラー中断した場合には(ステップS23;No)、処理をリトライ動作Rに移行する(ステップS25)。
図17は、リア給紙機構26の選択時のリトライ動作(リトライ動作Rと表記)の処理フローチャートである。
まず、コントローラ51は、1秒間待機する(ステップS31)。
続いてコントローラ51は、リトライ回数をカウントして、リトライ回数が所定回数目(実施形態では3回目)であるか否かを判別する(ステップS32)。
ステップS32の判別において、この場合には、リトライ回数が1回目であるので、コントローラ51は、処理を再びステップS21に移行して、リアトラクタ選択動作を再度行うこととなる。
尚、ステップS32の判別において、リトライ回数が所定回数目(=3回目)である場合には、コントローラ51は、リアトラクタ選択動作を完了できない致命的な問題があるとして、その旨をユーザにブザー、ディスプレイ表示などにより告知して、制御を中断するフェイタルエラー処理を行って処理を終了する(ステップS33)。
一方、ステップS21の判別において、用紙パス切換センサ67に遮蔽板503Bが対向しておらず、光透過状態にある場合には(ステップS21;透過)、コントローラ51は、モータ駆動部54を介して用紙パス切換モータ66を制御し、回転方向を反時計回り方向(CCW)とし、
最大送り量=c+a+d+30[step]
とし、
中断ステップ数=c+30[step]
として、用紙パス切換モータ66を駆動する(ステップS26)。
さらに、この場合の正常終了条件を、用紙パス切換センサ67が、一旦光遮蔽状態に遷移し、さらに光透過状態(図中、単に透過と記載)に遷移した後、b[step]送って脱調せずに停止できた場合としている。また、この場合のエラー中断条件(異常終了条件)は、用紙パス切換センサ67が光透過状態のまま中断ステップ数送る処理が完了した場合としている。
次にコントローラ51は、上記条件で用紙パス切換モータ66を駆動し、正常終了したか否かを判別する(ステップS27)。
ステップS27の判別において、正常終了した場合には(ステップS27;Yes)、リアトラクタ271の選択動作が正常に完了したので、コントローラ51は、モータ駆動部54を介して搬送モータ64を制御し、正方向に18[step]送り、50ミリ秒間待機し、処理を終了する(ステップS24)。
ステップS27の判別において、エラー中断した場合には(ステップS27;No)、コントローラ51は、センサ検出部55を介して用紙パス切換センサ67の出力信号を参照し、用紙パス切換センサ67に遮蔽板503Bが対向しておらず、光透過状態にあるか否かを判別する(ステップS28)。
ステップS28の判別において、用紙パス切換センサ67に遮蔽板503Bが対向しておらず、光透過状態にある場合には(ステップS28;透過)、コントローラ51は、モータ駆動部54を介して用紙パス切換モータ66を制御し、回転方向を時計回り方向(CW)とし、
最大送り量=e+30[step]
とし、用紙パス切換モータ66を駆動する(ステップS29)。
さらに、この場合の終了条件を、用紙パス切換センサ67が、光透過状態から光遮蔽状態に遷移した後、10[step]送って脱調せずに停止できた場合としている。
次にコントローラ51は、処理を再び、ステップS22に移行し、以下同様に処理を行う。
ステップS28の判別において、用紙パス切換センサ67に遮蔽板503Bが対向しており、光遮蔽状態にある場合には(ステップS28;遮蔽)、処理を上述したリトライ動作(ステップS31〜ステップS33)に移行する(ステップS30)。
以上の説明のように、本実施形態によれば、用紙パス切換センサ67を一つ用いるだけで、確実に用紙パスの切換状態を検出することができる。
上述した実施形態は、本発明の一実施態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形及び応用可能であることは勿論である。
以上の説明においては、給紙機構(搬送経路)の切換の正常終了状態で用紙パス切換センサ67が透過状態となり、切換動作中に遮光状態となる場合について説明したが、遮光板として、例えばコの字状のものを用い、給紙機構(搬送経路)の切換の正常終了状態で用紙パス切換センサ67が遮光状態となり、切換動作中に透過状態となるように構成することも可能である。
以上の説明においては、給紙機構の切換の場合について説明したが、これに限らず、駆動力の伝達経路が複数ある場合に、それらを切り換える機構に適用することも可能である。
本発明の実施形態に係るドットインパクトプリンタの外観斜視図である。 ドットインパクトプリンタの背面図である。 記録機構部の構成を示す斜視図である。 図3のA−A´線における記録機構部の断面図である。 ドットインパクトプリンタの上面図である。 ドットインパクトプリンタのキャリッジ制御系の機能ブロック図である。 フロント給紙機構駆動時における給紙機構の切換機構の説明図である。 図7の部分拡大図である。 図7のA−A矢視部分断面図である。 リア給紙機構駆動時における給紙機構の切換機構の説明図である。 図10の部分拡大図である。 図10のB−B矢視部分断面図である。 動作時における用紙パス切換センサと、カム部材との、位置関係の説明図である。 フロント給紙機構の選択時の処理フローチャートである。 フロント給紙機構の選択時のリトライ動作の処理フローチャートである。 リア給紙機構の選択時の処理フローチャートである。 リア給紙機構の選択時のリトライ動作の処理フローチャートである。
符号の説明
10…ドットインパクトプリンタ、13…上面カバー(カバー)、20…記録機構部、26…フロントトラクタ給紙機構(搬送機構)、27…リアトラクタ給紙機構(搬送機構)、28…キャリッジ、30…記録ヘッド、32…キャリッジ駆動モータ、51…コントローラ(制御部)、55…センサ検出部(光センサ部)、63…搬送モータ、66…用紙パス切換切換モータ(搬送路切換用モータ)、67…用紙パス切換センサ(光センサ部)、262…フロントトラクタ、271…リアトラクタ、503…カム部材、503A…カム面、503C…ガイド孔、503E…ラック、503F…フロント側当接面、503R…リア側当接面、504…伝達歯車、505…ばね。

Claims (4)

  1. 二つの搬送経路を有し、各搬送経路に対応する搬送機構を切り換えて駆動する記録装置において、
    搬送路切換機構を構成するとともに、一方の前記搬送機構を駆動させる第1位置と、他方の前記搬送機構を駆動させる第2位置との間の範囲で可動範囲が規制されたカム部材と、
    前記カム部材を駆動する搬送路切換用モータと、
    前記カム部材が前記第1位置、及び、前記第2位置のいずれにも至っていない切換動作中の位置にあることを光学的に検出する1つの光センサ部と、
    前記搬送機構の切換に伴って前記カム部材が前記第1位置、及び、前記第2位置のいずれかに移動するように、前記搬送路切換用モータを駆動させた場合に、前記光センサ部が、前記カム部材が前記切換動作中の位置にあることを検出した状態から、当該位置にないことを検出した状態へ移行した後、前記搬送路切換用モータが所定距離の間脱調することなく移動した場合に、前記搬送機構の切換が正常に行われたと判別する制御部と、を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項記載の記録装置において、
    前記制御部は、前記カム部材が前記第1位置あるいは前記第2位置のいずれかに至ったと判別したに、前記カム部材を他方の位置に移動させて前記搬送機構を切り換える場合は、前記搬送路切換用モータを逆方向に駆動させるとともに、前記光センサ部の出力に基づいて、前記搬送機構の切換が正常に行われたことを判別することを特徴とする記録装置。
  3. 二つの搬送経路を有し、各搬送経路に対応する搬送機構を切り換えて駆動し、搬送路切換機構を構成するとともに、一方の前記搬送機構を駆動させる第1位置と、他方の前記搬送機構を駆動させる第2位置との間の範囲で可動範囲が規制されたカム部材と、前記カム部材を駆動する搬送路切換用モータと、前記カム部材が前記第1位置、及び、前記第2位置のいずれにも至っていない切換動作中の位置にあることを光学的に検出する1つの光センサ部と、を備える記録装置を制御して、
    前記搬送機構の切換に伴って前記カム部材が前記第1位置、及び、前記第2位置のいずれかに移動するように、前記搬送路切換用モータを駆動させ、前記光センサ部が、前記カム部材が前記切換動作中の位置にあることを検出した状態から、当該位置にないことを検出した状態へ移行した後、前記搬送路切換用モータが所定距離の間脱調することなく移動した場合に、前記搬送機構の切換が正常に行われたと判別することを特徴とする記録装置の制御方法。
  4. 二つの搬送経路を有し、各搬送経路に対応する搬送機構を切り換えて駆動し、搬送路切換機構を構成するとともに、一方の前記搬送機構を駆動させる第1位置と、他方の前記搬送機構を駆動させる第2位置との間の範囲で可動範囲が規制されたカム部材と、前記カム部材を駆動する搬送路切換用モータと、前記カム部材が前記第1位置、及び、前記第2位置のいずれにも至っていない切換動作中の位置にあることを光学的に検出する1つの光センサ部と、を備える記録装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記搬送機構の切換に伴って前記カム部材が前記第1位置、及び、前記第2位置のいずれかに移動するように、前記搬送路切換用モータを駆動させ、前記光センサ部が、前記カム部材が前記切換動作中の位置にあることを検出した状態から、当該位置にないことを検出した状態へ移行した後、前記搬送路切換用モータが所定距離の間脱調することなく移動した場合に、前記搬送機構の切換が正常に行われたと判別させることを特徴とする制御プログラム。
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