JP2011105401A - 媒体送り装置、記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】送られる媒体の送り方向に対する該媒体の姿勢を考慮した媒体送り装置を提供すること。
【解決手段】媒体送り装置42は、被送り媒体(P2、P3)が載置される載置部(8)と、該載置部(8)に載置された被送り媒体(P2、P3)を送り方向Yへ送る送り手段(35)と、前記載置部(8)に載置された被送り媒体(P2、P3)の幅方向側端と接触して被送り媒体(P2、P3)の幅方向Xにおける位置を決めるエッジガイド(11)と、該エッジガイド(11)の少なくとも一部を変位させることにより前記送り方向Yに対する被送り媒体(P2、P3)の姿勢を調整する手段(13)と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図6
【解決手段】媒体送り装置42は、被送り媒体(P2、P3)が載置される載置部(8)と、該載置部(8)に載置された被送り媒体(P2、P3)を送り方向Yへ送る送り手段(35)と、前記載置部(8)に載置された被送り媒体(P2、P3)の幅方向側端と接触して被送り媒体(P2、P3)の幅方向Xにおける位置を決めるエッジガイド(11)と、該エッジガイド(11)の少なくとも一部を変位させることにより前記送り方向Yに対する被送り媒体(P2、P3)の姿勢を調整する手段(13)と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図6
Description
本発明は、被送り媒体が載置される載置部と、該載置部に載置された被送り媒体を送り方向へ送る送り手段と、前記載置部に載置された被送り媒体の幅方向側端と接触して被送り媒体の幅方向における位置を決めるエッジガイドと、を備えた媒体送り装置および該媒体送り装置を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンター、ワイヤドットプリンター、レーザープリンター、ラインプリンター、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンター、ワイヤドットプリンター、レーザープリンター、ラインプリンター、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来では、特許文献1に示す如く、記録装置の一例であるプリンターは、媒体送り装置としての給送部を有していた。該給送部は、載置部としてのホッパーと、エッジガイドと、送り手段としての給送ローラーと、を有していた。このうち、前記ホッパーは、媒体の一例である用紙が載置されるように設けられていた。また、前記エッジガイドは、載置された用紙の側端と接触して用紙の幅方向における用紙の位置および姿勢を決めるように構成されていた。またさらに、前記給送ローラーは、載置された用紙を送り方向へ送ることができるように構成されていた。
しかしながら、前記給送部の構造が複雑になることにより装置の組み立て精度によっては、前記エッジガイドにおける用紙の側端と接触するガイド面の姿勢が、前記給送ローラーに対して直角でない虞が生じる。即ち、前記ガイド面の姿勢が送り方向に対して傾いた状態となる虞が生じる。従って、用紙を送り始める際に既に用紙の姿勢が傾いている虞があり、送られることに従って傾きが大きくなる虞がある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、送られる媒体の送り方向に対する該媒体の姿勢を考慮した媒体送り装置および該媒体送り装置を備えた記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の媒体送り装置は、被送り媒体が載置される載置部と、該載置部に載置された被送り媒体を送り方向へ送る送り手段と、前記載置部に載置された被送り媒体の幅方向側端と接触して被送り媒体の幅方向における位置を決めるエッジガイドと、該エッジガイドの少なくとも一部を変位させることにより前記送り方向に対する被送り媒体の姿勢を調整する手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記媒体送り装置は、前記調整する手段によって前記送り方向に対する被送り媒体の姿勢を殆ど傾いていない状態にすることができる。即ち、送り方向に対する被送り媒体の姿勢の傾である所謂、スキューを低減することができる。
また、前記媒体送り装置における前記載置部や前記エッジガイド等の部品の形状が複雑になることや、部品の点数が増加することによる公差の影響を除去することができる。
また、前記媒体送り装置における前記載置部や前記エッジガイド等の部品の形状が複雑になることや、部品の点数が増加することによる公差の影響を除去することができる。
尚、前記調整する手段が前記エッジガイドの少なくとも一部を変位させる方向は、前記エッジガイドにおける媒体の側端と接触する箇所が該媒体の側端に対する接離方向へ変位する構成であればよい。即ち、該エッジガイド自体が変位する方向はどの方向でもよい。
例えば、前記接触する箇所が傾斜面であって、前記幅方向外側へ向かうことに従い徐々に媒体の表裏方向における表側へ高くなるように傾斜しているとする。係る場合、前記エッジガイドを表裏方向へ変位させることにより、接触する箇所を幅方向に変位させることができ、被送り媒体の姿勢を調整することが可能である。
例えば、前記接触する箇所が傾斜面であって、前記幅方向外側へ向かうことに従い徐々に媒体の表裏方向における表側へ高くなるように傾斜しているとする。係る場合、前記エッジガイドを表裏方向へ変位させることにより、接触する箇所を幅方向に変位させることができ、被送り媒体の姿勢を調整することが可能である。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記調整する手段は、前記エッジガイドにおける送り方向上流側および下流側の一方が、他方を支点として被送り媒体の側端に対する接離方向である前記幅方向に揺動可能な構成であることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記調整する手段は、前記送り方向に対する前記エッジガイドの姿勢を変えることにより、前記送り方向に対する被送り媒体の姿勢を容易に調整することができる。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記調整する手段は、前記送り方向に対する前記エッジガイドの姿勢を変えることにより、前記送り方向に対する被送り媒体の姿勢を容易に調整することができる。
本発明の第3の態様は、第1の態様において、前記エッジガイドは、被送り媒体の側端と接触する第1ガイド部と、該第1ガイド部と前記送り方向において異なる位置に設けられており、被送り媒体の側端と接触する第2ガイド部と、を有しており、前記調整する手段は、前記第2ガイド部が被送り媒体の側端に対する接離方向である前記幅方向に変位することにより、該第2ガイド部が前記第1ガイド部に対して相対的に変位する構成であることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記調整する手段は、前記第2ガイド部が前記第1ガイド部に対して相対的に変位することにより、前記送り方向に対する被送り媒体の姿勢を容易に調整することができる。即ち、前記エッジガイドの一部を前記幅方向において被送り媒体の側端に対して進退移動させる。そして、前記エッジガイドの一部を前記幅方向へ他の箇所に対して相対的に変位させることにより、前記エッジガイド全体の姿勢を変えなくても被送り媒体の姿勢を調整することができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記調整する手段は、偏心カムと、該偏心カムと当接するカムフォロアーと、を有しており、該カムフォロアーは、前記エッジガイドに設けられていることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、より容易に前記調整する手段を構成することができる。また、前記偏心カムによって微調整が可能となる。その結果、前記送り方向に対する被送り媒体の姿勢の精度を向上させることができる。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、より容易に前記調整する手段を構成することができる。また、前記偏心カムによって微調整が可能となる。その結果、前記送り方向に対する被送り媒体の姿勢の精度を向上させることができる。
本発明の第5の態様の記録装置は、被記録媒体を送り方向下流側へ送る媒体送り手段と、該媒体送り手段によって送られた被記録媒体に対して記録ヘッドにより記録する記録部と、を備えた記録装置であって、前記媒体送り手段は、上記第1から第4のいずれか一の態様の前記媒体送り装置を備え、前記被記録媒体は、前記被送り媒体であることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、前記媒体送り手段は、上記第1から第4のいずれか一の態様の前記媒体送り装置を備えている。従って、前記記録装置において、上記第1から第4のいずれか一の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第5の態様によれば、前記媒体送り手段は、上記第1から第4のいずれか一の態様の前記媒体送り装置を備えている。従って、前記記録装置において、上記第1から第4のいずれか一の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記送り手段は、モーターの動力によって駆動する送り駆動ローラーと、該送り駆動ローラーに従って回転する送り従動ローラーと、を有する送りローラー対であり、該送りローラー対は、前記送り駆動ローラーおよび前記送り従動ローラーが互いに接近した第1状態と、互いに離間した第2状態とを切り換え可能に設けられており、被記録媒体が載置される際、前記送りローラー対が前記第2状態であり、記録実行指示により前記送りローラー対が前記第1状態に切り換えられて被記録媒体を挟持し、前記送りローラー対が被記録媒体を挟持した状態のまま前記記録部へ送り、前記記録部が前記送りローラー対によって挟持された状態の被記録媒体に対して記録を実行する構成であることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第5の態様と同様の作用効果に加え、前記送りローラー対が被記録媒体を挟持した状態のまま、前記記録部が被記録媒体に対して記録を実行する構成である。即ち、スキュー取り動作を実行できない構成である。スキュー取り動作を実行しない構成および実行できない構成において前記調整する手段は特に有効である。
ここで、「スキュー取り」とは、送り方向に対する被記録媒体の傾いた姿勢を正すことをいう。そして、「スキュー取り動作」とは、被記録媒体の姿勢を正すための動作をいう。スキュー取り動作には、所謂、「食い付き吐き出し方式」や「突き当て方式」がある。
ここで、「スキュー取り」とは、送り方向に対する被記録媒体の傾いた姿勢を正すことをいう。そして、「スキュー取り動作」とは、被記録媒体の姿勢を正すための動作をいう。スキュー取り動作には、所謂、「食い付き吐き出し方式」や「突き当て方式」がある。
ここで、「食い付き吐き出し方式」とは、第1ローラー対より下流側に設けられた第2ローラー対が被記録媒体の先端を一度挟持し、第2ローラー対を逆転させて被記録媒体の先端側を送り方向上流側へ逆送りする。そして、第1ローラー対と第2ローラー対との間において、被記録媒体を撓ませて被記録媒体の先端を第2ローラー対のニップラインに押し付けることにより、先端の姿勢をニップラインに倣わせる方式をいう。
「ニップライン」とは、ローラー対の外接する箇所が成す線をいう。即ち、ローラー対における挟圧する箇所が成す線である。
即ち、第2ローラー対に被記録媒体の先端を一度食い付かせた後、送り方向上流側へ被記録媒体の先端側を吐き出すことにより被記録媒体を撓ませて先端の姿勢をニップラインに倣わせる方式をいう。
即ち、第2ローラー対に被記録媒体の先端を一度食い付かせた後、送り方向上流側へ被記録媒体の先端側を吐き出すことにより被記録媒体を撓ませて先端の姿勢をニップラインに倣わせる方式をいう。
一方、「突き当て方式」とは、第1ローラー対によって被記録媒体を送り方向下流側へ送り被記録媒体の先端を、停止している状態または逆転駆動している状態の第2ローラー対のニップラインに押し付けることにより、先端の姿勢をニップラインに倣わせる方式をいう。即ち、第2ローラー対に被記録媒体の先端を突き当てることにより先端の姿勢をニップラインに倣わせる方式をいう。尚、第1ローラー対と第2ローラー対との間において、被記録媒体を撓ませて先端の姿勢をニップラインに倣わせてもよいし、撓ませずに先端の姿勢をニップラインに倣わせてもよい。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の後述する第2カバー部材(第1トレイ)が閉じた状態を示す斜視図である。また、図2に示すのは、プリンターの第2カバー部材(第1トレイ)がプリンターの前方へ開いた状態であって、後述する第2トレイが前方へ突出している状態を示す斜視図である。
図1に示すのは、「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の後述する第2カバー部材(第1トレイ)が閉じた状態を示す斜視図である。また、図2に示すのは、プリンターの第2カバー部材(第1トレイ)がプリンターの前方へ開いた状態であって、後述する第2トレイが前方へ突出している状態を示す斜視図である。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
またさらに、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
図1および図2に示す如く、プリンター1は筐体2を有している。また、筐体2の内部に後述する媒体送り装置42(図3〜図6参照)を有している。そして、プリンター1における鉛直方向上方には、第1カバー部材4が設けられている。図1および図2に示す第1カバー部材4は閉じた状態であるが、上方へ開くことにより、ユーザーが後述する第1載置部22(図3〜図6参照)としてのホッパー23に第1類の媒体の一例である普通紙P1をセットすることができるように設けられている。
ここで、「第1類の媒体」とは、後述するように第1送り手段26(図3〜図6参照)である給送ローラー27によって第1送り経路上(R1(図3参照))を送ることができる媒体をいう。具体的には、可撓性を有する媒体であって、後述する第2送り手段35(図3〜図6参照)より小さい送り力を媒体に付与する第1送り手段26(図3〜図6参照)によって送られる媒体であり、第1載置部22(図3〜図6参照)に積層された状態から一枚ずつ送られる媒体をいう。また、「普通紙」とは、およそ重さ60〜90g/平方mの普通に用いられる用紙をいう。この範囲外であってもよいのは勿論である。
また、プリンター1の前方にはボタン等を有する操作部3が設けられている。ユーザーが操作部3を操作することにより、記録条件や用紙等の媒体の条件等を設定することができるように構成されている。さらに、操作することにより記録実行開始の信号が制御部(図示せず)へ送られるように構成されている。
またさらに、プリンター1の前方には第2カバー部材5が設けられている。図1に示すのは第2カバー部材5が閉じた状態である。
またさらに、プリンター1の前方には第2カバー部材5が設けられている。図1に示すのは第2カバー部材5が閉じた状態である。
一方、図2に示すのは第2カバー部材5が開いた状態である。第2カバー部材5を開いて、第2カバー部材5の内部を引き出すようにスライドさせて伸ばした状態にすることにより、普通紙P1が排出される第1排出部6としての第1トレイ7の役割をする。
また、第2カバー部材5を開くと、内部の第2トレイ10がプリンター1の前方へ突出可能となる。第2トレイ10が突出した状態では、第2トレイ10は後述するように厚みのある媒体である第2類の媒体の一例であるボード紙、CD−RトレイP2および第3類の媒体の一例である専用紙P3を載置することができる第2載置部8の役割をする。
また、第2カバー部材5を開くと、内部の第2トレイ10がプリンター1の前方へ突出可能となる。第2トレイ10が突出した状態では、第2トレイ10は後述するように厚みのある媒体である第2類の媒体の一例であるボード紙、CD−RトレイP2および第3類の媒体の一例である専用紙P3を載置することができる第2載置部8の役割をする。
ここで、「第2類の媒体」とは、後述するように第1送り手段26によって第1送り経路上(R1)を送ることができない媒体をいう。具体的には、可撓性を有さない剛性の高い媒体や、可撓性を有していても弾力が強い媒体をいう。また、「ボード紙」とは、パネル(ボード)がメディアと一体になったものをいう。
また、「第3類の媒体」とは、「第2類の媒体」と同様に第1送り手段26によって第1送り経路上(R1)を送ることができない媒体であって、可撓性の有しており「第2類の媒体」と比較して弾力が弱い媒体をいう。また、「専用紙」とは、普通紙P1とは異なり写真等の特定の目的に使用するための用紙であって普通紙P1と比較して所謂、コシが強いものをいう。「コシ」とは、弾力をいう。
また、「第3類の媒体」とは、「第2類の媒体」と同様に第1送り手段26によって第1送り経路上(R1)を送ることができない媒体であって、可撓性の有しており「第2類の媒体」と比較して弾力が弱い媒体をいう。また、「専用紙」とは、普通紙P1とは異なり写真等の特定の目的に使用するための用紙であって普通紙P1と比較して所謂、コシが強いものをいう。「コシ」とは、弾力をいう。
さらに、第2トレイ10は記録完了後のボード紙、CD−RトレイP2および専用紙P3が排出される第2排出部9としての役割をもする。
またさらに、プリンター1の後方には可動案内部材25が設けられている。図2に示すのは可動案内部材25が後方へ開いた状態である。より具体的には、可動案内部材25を開いて、可動案内部材25の内部を引き出すようにスライドさせて上方へ伸ばした状態である。詳しくは後述するように可動案内部材25は、専用紙P3を記録する際に開いた状態にすることにより媒体の送り経路(R3)を側視曲がった構成とするように設けられている(図5参照)。
またさらに、プリンター1の後方には可動案内部材25が設けられている。図2に示すのは可動案内部材25が後方へ開いた状態である。より具体的には、可動案内部材25を開いて、可動案内部材25の内部を引き出すようにスライドさせて上方へ伸ばした状態である。詳しくは後述するように可動案内部材25は、専用紙P3を記録する際に開いた状態にすることにより媒体の送り経路(R3)を側視曲がった構成とするように設けられている(図5参照)。
[普通紙(第1類の媒体)の場合]
続いて、プリンター1の内部について説明する。
図3に示すのは、普通紙(第1類の媒体)を搬送し記録するときにおけるプリンターの内部を示す概略側面図である。
図3に示す如く、プリンター1は、媒体を送る媒体送り装置42と、記録部30と、を備えている。また、媒体送り装置42は、第1載置部22と、第1送り手段26と、分離手段28と、第2送り手段35と、記録部30と、第3送り手段38と、第1排出部6と、を備えている。このうち、第1載置部22は、普通紙P1を載置することができるように設けられている。具体的には、第1載置部22は、ホッパー23と、第1エッジガイド24と、を有している。
図3に示すのは、普通紙(第1類の媒体)を搬送し記録するときにおけるプリンターの内部を示す概略側面図である。
図3に示す如く、プリンター1は、媒体を送る媒体送り装置42と、記録部30と、を備えている。また、媒体送り装置42は、第1載置部22と、第1送り手段26と、分離手段28と、第2送り手段35と、記録部30と、第3送り手段38と、第1排出部6と、を備えている。このうち、第1載置部22は、普通紙P1を載置することができるように設けられている。具体的には、第1載置部22は、ホッパー23と、第1エッジガイド24と、を有している。
そして、ホッパー23は、載置された普通紙P1と一体となって、後述する給送ローラー27に対して接離移動することができるように設けられている。また、第1エッジガイド24は、ホッパー23と一体に給送ローラー27に対して接離移動し、普通紙P1の幅方向両側において該幅方向Xにホッパー上を移動することができるように一対設けられている。
従って、ホッパー上に載置された普通紙P1の両側側端をきれいに揃えることができる。また、ホッパー上において、幅方向Xにおける普通紙P1の位置を精度良く決めることができる。
また、第1送り手段26は、ホッパー上の普通紙P1を送り方向下流側へ送ることができるように設けられている。具体的には、第1送り手段26は、図示しない第1モーターによって駆動する給送ローラー27を有している。
また、第1送り手段26は、ホッパー上の普通紙P1を送り方向下流側へ送ることができるように設けられている。具体的には、第1送り手段26は、図示しない第1モーターによって駆動する給送ローラー27を有している。
そして、ホッパー上の給送ローラー27に対して最上位の普通紙P1と接触したときの摩擦力により、最上位の普通紙P1を送り方向下流側へ送ることができるように設けられている。
尚、本実施形態では、第1載置部22であるホッパー23が給送ローラー27に対して接離移動する構成としたが、これに限られるものではない。ホッパー23と給送ローラー27とが相対的に接離移動する構成であればよい。言い換えると、給送ローラー27がホッパー23に対して接離移動する構成でもよいのは勿論である。
尚、本実施形態では、第1載置部22であるホッパー23が給送ローラー27に対して接離移動する構成としたが、これに限られるものではない。ホッパー23と給送ローラー27とが相対的に接離移動する構成であればよい。言い換えると、給送ローラー27がホッパー23に対して接離移動する構成でもよいのは勿論である。
またさらに、分離手段28は、第1送り手段26によって送られる普通紙P1が複数枚重なっている場合に余分な次位以降の普通紙P1を最上位の普通紙P1から分離することができるように設けられている。具体的には、分離手段28は、一例として公知技術である所定の負荷を伴って回転するローラーである所謂、リタードローラー29を有している。
尚、分離手段28は、摩擦係数が高い素材で形成されたパッドでもよいのは勿論である。
尚、分離手段28は、摩擦係数が高い素材で形成されたパッドでもよいのは勿論である。
そして、最上位の普通紙P1の先端は、第1案内部43より記録時の送り方向下流側(Y軸の矢印方向)に設けられた第2案内部44によって第2送り手段35へ案内されるように構成されている。
ここで、第1案内部43は、後述するように専用紙P3、ボード紙、CD−Rトレイ等P2の媒体である場合に該媒体を案内するように構成されている。
ここで、第1案内部43は、後述するように専用紙P3、ボード紙、CD−Rトレイ等P2の媒体である場合に該媒体を案内するように構成されている。
また、第2送り手段35は、普通紙P1の場合は第1送り手段26によって送られてきた普通紙P1をさらに送り方向下流側の記録部30へ送ることができるように構成されている。
尚、詳しくは後述するが専用紙P3、ボード紙、CD−Rトレイ等P2の媒体である場合は、これらの媒体を記録時の送り方向上流側および下流側へ送ることができるように構成されている。
尚、詳しくは後述するが専用紙P3、ボード紙、CD−Rトレイ等P2の媒体である場合は、これらの媒体を記録時の送り方向上流側および下流側へ送ることができるように構成されている。
具体的には、第2送り手段35は、第1ローラー対36を有している。第1ローラー対36は、第2モーター41の動力によって駆動する第1駆動ローラー36aと、従動回転する第1従動ローラー36bとによって構成されている。さらに、第2送り手段35は、詳しくは後述するが第1接離移動手段37によって第1駆動ローラー36aと第1従動ローラー36bとが相対的に接離移動することができるように構成されている。即ち、接近した状態と、離間した状態とを切り換え可能に構成されている。本実施形態では、第1従動ローラー36bが第1駆動ローラー36aに対して接離移動することができるように設けられている。
尚、第1駆動ローラー36aが第1従動ローラー36bに対して接離移動する構成でもよいのは勿論である。本実施形態において第1従動ローラー36bが第1駆動ローラー36aに対して接離移動する構成とした理由は、第1駆動ローラー36aへの動力伝達機構を考慮すると駆動する側が移動可能な構成と比較して従動回転する側が移動可能な構成とする方が容易だからである。
また、接離移動させる手段である第1接離移動手段37としては、カム機構やギア機構によって動力を伝達する機構を挙げることができる。
また、接離移動させる手段である第1接離移動手段37としては、カム機構やギア機構によって動力を伝達する機構を挙げることができる。
また、第1送り手段26から第2送り手段35へ普通紙P1が送られる際、送り方向に対する普通紙P1の姿勢を正すための動作である所謂、スキュー取り動作を実行するように構成されている。
スキュー取り動作は、所謂、「食い付き吐き出し方式」でも「突き当て方式」でもよい。
ここで、「食い付き吐き出し方式」とは、第2送り手段35である第1ローラー対36が普通紙P1の先端を一度挟持し、第1ローラー対36を逆転させて普通紙P1の先端側を送り方向上流側へ逆送りする。そして、第1送り手段26である給送ローラー27と第2送り手段35である第1ローラー対36との間において、普通紙P1を撓ませて普通紙P1の先端を第1ローラー対36のニップラインに押し付けることにより、先端の姿勢をニップラインに倣わせる方式をいう。
スキュー取り動作は、所謂、「食い付き吐き出し方式」でも「突き当て方式」でもよい。
ここで、「食い付き吐き出し方式」とは、第2送り手段35である第1ローラー対36が普通紙P1の先端を一度挟持し、第1ローラー対36を逆転させて普通紙P1の先端側を送り方向上流側へ逆送りする。そして、第1送り手段26である給送ローラー27と第2送り手段35である第1ローラー対36との間において、普通紙P1を撓ませて普通紙P1の先端を第1ローラー対36のニップラインに押し付けることにより、先端の姿勢をニップラインに倣わせる方式をいう。
即ち、第1ローラー対36に普通紙P1の先端を一度食い付かせた後、送り方向上流側へ普通紙P1の先端側を吐き出すことにより普通紙P1を撓ませて先端の姿勢をニップラインに倣わせる方式をいう。
ここで、「ニップライン」とは、第1ローラー対36の外接する箇所が成す線をいう。即ち、第1ローラー対36における挟圧する箇所が成す線である。
ここで、「ニップライン」とは、第1ローラー対36の外接する箇所が成す線をいう。即ち、第1ローラー対36における挟圧する箇所が成す線である。
一方、「突き当て方式」とは、給送ローラー27によって普通紙P1を送り方向下流側へ送り普通紙P1の先端を、停止している状態または逆転駆動している状態の第1ローラー対36のニップラインに押し付けることにより、先端の姿勢をニップラインに倣わせる方式をいう。即ち、第1ローラー対36に普通紙P1の先端を突き当てることにより先端の姿勢をニップラインに倣わせる方式をいう。尚、給送ローラー27と第1ローラー対36との間において、普通紙P1を撓ませて先端の姿勢をニップラインに倣わせてもよいし、撓ませずに先端の姿勢をニップラインに倣わせてもよい。
従って、普通紙P1の場合は、送り方向に対する普通紙P1の姿勢が傾いていたときであっても普通紙P1の姿勢を正してから記録部30へ送ることができる。
また、記録部30は、送られてきた普通紙等の媒体(P1〜P3)に対して記録を実行することができるように構成されている。具体的には、記録部30は、記録ヘッド31と、媒体支持部34と、を有している。
また、記録部30は、送られてきた普通紙等の媒体(P1〜P3)に対して記録を実行することができるように構成されている。具体的には、記録部30は、記録ヘッド31と、媒体支持部34と、を有している。
このうち、記録ヘッド31は、ノズル列32よりインク滴を吐出することにより記録を実行することができるように設けられている。また、媒体支持部34は、記録ヘッド31と対向する位置に設けられている。そして、普通紙等の媒体(P1〜P3)を鉛直方向下方から支持することにより、記録ヘッド31と普通紙等の媒体(P1〜P3)との間を所定の間隔を保つことができるように設けられている。
尚、記録部30において、送られる媒体(P1〜P3)の材質、厚み等の種類に応じて記録ヘッド31と、媒体支持部34との間のZ軸方向における間隔を調整することができるように構成されているものとする。言い換えると、記録ヘッド31と、媒体支持部34とが相対的に変位することができるように構成されているものとする。この変位は、手動でも自動でもよい。
ここで、Z軸の方向は、記録ヘッド31と媒体(P1〜P3)とが対向する方向である。
ここで、Z軸の方向は、記録ヘッド31と媒体(P1〜P3)とが対向する方向である。
記録ヘッド31が媒体支持部34に対して変位する構成でもよいし、逆に媒体支持部34が記録ヘッド31に対して変位する構成でもよい。これは、送られる媒体(P1〜P3)と記録ヘッド31との接触を防止するためである。これにより、記録ヘッド31が破損すること、汚れること、媒体(P1〜P3)が破損することや汚れることを防止することができる。
またさらに、第3送り手段38は、記録部30より記録時の送り方向下流側に設けられ、記録された媒体(P1〜P3)を送り方向下流側へさらに送ることができるように設けられている。具体的に、第3送り手段38は、前述した第2送り手段35と同様に第2ローラー対39を有している。第2ローラー対39は、第2モーター41の動力によって駆動する第2駆動ローラー39aと、従動回転する第2従動ローラー39bとによって構成されている。
さらに、第3送り手段38は、詳しくは後述するが第1接離移動手段37と同様の構成の第2接離移動手段40によって第2駆動ローラー39aと第2従動ローラー39bとが相対的に接離移動することができるように構成されている。即ち、接近した状態と、離間した状態とを切り換え可能に構成されている。本実施形態では、第2従動ローラー39bが第2駆動ローラー39aに対して接離移動することができるように設けられている。
また、第1排出部6は、記録部30において記録された普通紙P1が第3送り手段38によって送り方向下流側へ送られて排出される際、該普通紙P1を受け止めて積層することができるように設けられている。具体的に、第1排出部6は、第3送り手段38より記録時の送り方向下流側であって鉛直方向下方に設けられた第1トレイ7を有している。従って、連続して排出された普通紙P1を積層することができる。
以上、説明したように、媒体が普通紙P1の場合は、第1載置部22から第1排出部6までの経路である第1送り経路R1に案内されるように構成されている。
尚、図3において、理解を容易にするために第2排出部9の図示は省略してある。第2排出部9である第2トレイ10は、普通紙P1を第1トレイ上に排出する妨げとならない位置に位置しているものとする。
尚、図3において、理解を容易にするために第2排出部9の図示は省略してある。第2排出部9である第2トレイ10は、普通紙P1を第1トレイ上に排出する妨げとならない位置に位置しているものとする。
[ボード紙、CD−Rトレイ等(第2類の媒体)の場合]
次に、媒体がボード紙、CD−Rトレイ等(第2類の媒体)の場合について説明する。
図4に示すのは、ボード紙、CD−Rトレイ等を搬送し記録するときにおけるプリンターの内部を示す概略側面図である。
図4に示す如く、可動案内部材25が閉じた状態では、第2トレイ10の上面、媒体支持部34の上面、第2案内部44の上面および第1案内部43の上面によって側視一直線上となるように構成されている。
図4に示すのは、ボード紙、CD−Rトレイ等を搬送し記録するときにおけるプリンターの内部を示す概略側面図である。
図4に示す如く、可動案内部材25が閉じた状態では、第2トレイ10の上面、媒体支持部34の上面、第2案内部44の上面および第1案内部43の上面によって側視一直線上となるように構成されている。
そして、第2トレイ10の上面、媒体支持部34の上面、第2案内部44の上面および第1案内部43の上面によってボード紙、CD−Rトレイ等P2が送られる送り経路である第2送り経路R2が構成される。即ち、第2送り経路R2は、側視一直線上に構成されている。この理由は、媒体がボード紙、CD−Rトレイ等P2の場合、媒体が剛体であるためまたは弾力が強いため側視湾曲した第1送り経路上(R1)を送ることができない。そのために側視一直線上に構成された第2送り経路R2を第1送り経路R1とは別に設ける必要があるからである。
尚、後述する第3類の媒体(P3)の場合も第2類の媒体(P2)と同様に第2送り経路上(R2)を送ることができることは言うまでもない。
尚、後述する第3類の媒体(P3)の場合も第2類の媒体(P2)と同様に第2送り経路上(R2)を送ることができることは言うまでもない。
具体的には、媒体がボード紙、CD−Rトレイ等P2の場合、ユーザーは、ボード紙、CD−Rトレイ等P2をプリンター1の前方の第2載置部8である第2トレイ10に載置する。この際、操作部3で媒体の種類を設定することにより、第1ローラー対36は、第1接離移動手段37によって前記離間した状態となる。同様に、第2ローラー対39は、第2接離移動手段40によって前記離間した状態となる。そして、ユーザーは、第2トレイ上において媒体の種類に応じて該媒体を所定の位置に合わせる。
ここで、「所定の位置」とは、媒体(P2、P3)の一部が第1ローラー対36の第1駆動ローラー36aと第1従動ローラー36bとの間に位置する位置をいう。
ここで、「所定の位置」とは、媒体(P2、P3)の一部が第1ローラー対36の第1駆動ローラー36aと第1従動ローラー36bとの間に位置する位置をいう。
その後、ユーザーは操作部3を操作することにより記録実行開始の信号が制御部へ送られる。これにより、第1ローラー対36は前記接近した状態に切り換えられる。従って、媒体(P2、P3)が第1ローラー対36によって挟持された状態となる。
ここで、第1ローラー対36と記録ヘッド31との間において、媒体(P2、P3)の有無を検出することができる第1センサー33が設けられている。従って、プリンター1は、媒体(P2、P3)がセットされたと判断することができる。この判断に基づいて、制御部が第1ローラー対36を前記接近した状態に切り換える。仮に媒体(P2、P3)がセットされていないと判断した場合は、エラー表示をしてもよい。
ここで、第1ローラー対36と記録ヘッド31との間において、媒体(P2、P3)の有無を検出することができる第1センサー33が設けられている。従って、プリンター1は、媒体(P2、P3)がセットされたと判断することができる。この判断に基づいて、制御部が第1ローラー対36を前記接近した状態に切り換える。仮に媒体(P2、P3)がセットされていないと判断した場合は、エラー表示をしてもよい。
尚、第2ローラー対39は前記離間した状態のままである。これは、第1ローラー対36によって媒体(P2、P3)を送る精度を出すように構成されているからである。第2ローラー対39を第1ローラー対36と同様に前記接近した状態に切り換えてもよいのは勿論である。係る場合、前記「所定の位置」は、媒体(P2、P3)の一部が第2ローラー対39の第2駆動ローラー39aと第2従動ローラー39bとの間に位置する位置であればよい。
そして、第1ローラー対36に挟持された媒体(P2、P3)は、第1センサー33が媒体(P2、P3)を検出しなくなるまで、記録時の送り方向上流側へ送られる。この際、媒体(P2、P3)は、第2トレイ10、媒体支持部34、第2案内部44および第1案内部43によって案内されながら第2送り経路上(R2)における記録時の送り方向上流側へ移動する。
ここで、媒体(P2、P3)の長さが長い場合、媒体(P2、P3)における記録時の送り方向上流側は、第1案内部43に案内されながら、筐体2の外側へ突出することができるように構成されている。即ち、プリンター1の後方へ突出することができるように構成されている。
ここで、媒体(P2、P3)の長さが長い場合、媒体(P2、P3)における記録時の送り方向上流側は、第1案内部43に案内されながら、筐体2の外側へ突出することができるように構成されている。即ち、プリンター1の後方へ突出することができるように構成されている。
そして、プリンター1は、第1センサー33が媒体(P2、P3)を検出しなくなったタイミングによって、媒体(P2、P3)における記録時の送り方向下流端の位置を把握することができる。即ち、記録時における媒体(P2、P3)の先端の位置を把握することができる。これに基づいて第1ローラー対36を駆動させることにより、記録時における媒体(P2、P3)の先端の位置を記録開始時の基準位置に合わせることができる。所謂、頭出しである。
尚、このとき、媒体(P2、P3)は第1ローラー対36に挟持されたままの状態である。
尚、このとき、媒体(P2、P3)は第1ローラー対36に挟持されたままの状態である。
その後、媒体(P2、P3)は第1ローラー対36によって記録時の送り方向下流側へ送られ、記録部30によって記録されるように構成されている。記録が完了すると、第1ローラー対36によって媒体(P2、P3)は記録時の送り方向下流側へさらに送られ、第2トレイ10に排出される。即ち、ユーザーが媒体(P2、P3)をセットした位置と略同じ位置に排出される。
尚、操作部3で媒体(P2、P3)の種類を設定することにより、第2トレイ10が第3送り手段38より記録時の送り方向下流側であって鉛直方向Zにおいて同じ高さとなる位置へ移動するように構成してもよい。第2トレイ10の移動は、図示しないモーターの動力によって移動する構成でもよいし、手動で位置を切り換える構成でもよい。
また、普通紙P1の場合の排出を妨げない場合であって、第2トレイ10の上面が媒体支持部34の上面と鉛直方向Zにおいて同じ高さであれば、普通紙P1の場合と同じ位置であってもよい。係る場合、第2カバー部材5を前方に開く動作と連動して第2トレイ10の位置が図4に示す位置まで移動する構成としてもよい。
また、普通紙P1の場合の排出を妨げない場合であって、第2トレイ10の上面が媒体支持部34の上面と鉛直方向Zにおいて同じ高さであれば、普通紙P1の場合と同じ位置であってもよい。係る場合、第2カバー部材5を前方に開く動作と連動して第2トレイ10の位置が図4に示す位置まで移動する構成としてもよい。
また、制御部は、図示しない第2センサーを用いて可動案内部材25が図4に示す閉じた状態か否かを判定するように構成されているものとする。ボード紙、CD−Rトレイ等P2が送られる送り経路である第2送り経路R2が、プリンター1の後方において開放された状態か否かを判断するためである。
そして、開いている場合はユーザーに対して注意をして閉じた状態とするように促すように構成されている。例えば、操作部3に設けた液晶パネル等の表示部にその旨を表示したり、警告音を発したりすることにより促すことができる。
そして、開いている場合はユーザーに対して注意をして閉じた状態とするように促すように構成されている。例えば、操作部3に設けた液晶パネル等の表示部にその旨を表示したり、警告音を発したりすることにより促すことができる。
[専用紙(第3類の媒体)の場合]
続いて、媒体が専用紙(第3類の媒体)の場合について説明する。
図5に示すのは、専用紙を搬送し記録するときにおけるプリンターの内部を示す概略側面図である。
図5に示す如く、可動案内部材25が開いた状態では、第2トレイ10の上面、媒体支持部34の上面、第2案内部44の上面および第1案内部43の上面により第1直線区間S1が構成される。さらに、第1案内部43の上面における記録時の送り方向上流側および可動案内部材25の揺動支点側によって側視湾曲した区間S2が構成される。またさらに、可動案内部材25の自由端側によって第2直線区間S3が構成される。
図5に示すのは、専用紙を搬送し記録するときにおけるプリンターの内部を示す概略側面図である。
図5に示す如く、可動案内部材25が開いた状態では、第2トレイ10の上面、媒体支持部34の上面、第2案内部44の上面および第1案内部43の上面により第1直線区間S1が構成される。さらに、第1案内部43の上面における記録時の送り方向上流側および可動案内部材25の揺動支点側によって側視湾曲した区間S2が構成される。またさらに、可動案内部材25の自由端側によって第2直線区間S3が構成される。
そして、第1直線区間S1、側視湾曲した区間S2および第2直線区間S3によって専用紙P3が送られる送り経路である第3送り経路R3が構成される。即ち、第3送り経路R3は、プリンター1の後方において側視湾曲した区間S2を有するように構成されている。この理由は、可撓性のある媒体である専用紙P3が、ボード紙、CD−Rトレイ等P2と同様に第2載置部8に載置され、記録実行前の段階において記録時の送り方向上流側へ送られた際、専用紙P3における記録時の送り方向上流側の姿勢を曲げるためである。
これにより、プリンター1の後方へ媒体(P3)が突出する距離を、第2送り経路R2を用いた場合と比較して短くすることができる。従って、プリンター1の後方近傍に部屋の壁等の障害物があった場合であっても、記録実行前の段階においてプリンター1の後方へ突出した媒体(P3)が障害物と接触する虞を殆ど無にすることができる。その結果、専用紙P3の場合、第2送り経路R2ではなく第3送り経路R3を使用することにより、プリンター1の後方において第2送り経路R2の使用時に必要であった十分に広い空間を確保する必要がない。
即ち、専用紙P3の場合においてはプリンター1の後方に十分な広い空間を確保するためにプリンター1を前方へ移動させるユーザーの手間を無くすことができる。
尚、専用紙P3は普通紙P1と比較して弾力が強く、送り経路との間で生じる摩擦抵抗等が大きい。そのため、給送ローラー27では十分な送り力を専用紙P3に対して付与することが困難であり、第1送り経路R1で普通紙P1と同様には送ることができない。
尚、専用紙P3は普通紙P1と比較して弾力が強く、送り経路との間で生じる摩擦抵抗等が大きい。そのため、給送ローラー27では十分な送り力を専用紙P3に対して付与することが困難であり、第1送り経路R1で普通紙P1と同様には送ることができない。
このような理由により、専用紙P3は、ボード紙、CD−Rトレイ等P2と同様に第2載置部8に載置され、第1ローラー対36に挟持されて記録時の送り方向上流側および下流側へ送られるように構成されている。
ここで、第1ローラー対36は、媒体(P3)をしっかりと挟持する構成であることにより、給送ローラー27と比較して、媒体(P3)に対して大きい送り力を付与することができるものとする。
ここで、第1ローラー対36は、媒体(P3)をしっかりと挟持する構成であることにより、給送ローラー27と比較して、媒体(P3)に対して大きい送り力を付与することができるものとする。
そして、専用紙P3は、第1送り経路R1で普通紙P1と同様には送ることはできないが、ボード紙、CD−Rトレイ等P2と比べて、可撓性を有しており、弾力が弱い媒体であるものとする。
その後、前述したボード紙、CD−Rトレイ等P2の場合と同様に、第1ローラー対36に挟持された専用紙P3は、第1センサー33が専用紙P3を検出しなくなるまで、記録時の送り方向上流側へ送られる。この際、専用紙P3は、第2トレイ10、媒体支持部34、第2案内部44、第1案内部43および可動案内部材25によって案内されながら第3送り経路上(R3)における記録時の送り方向上流側へ移動する。
その後、前述したボード紙、CD−Rトレイ等P2の場合と同様に、第1ローラー対36に挟持された専用紙P3は、第1センサー33が専用紙P3を検出しなくなるまで、記録時の送り方向上流側へ送られる。この際、専用紙P3は、第2トレイ10、媒体支持部34、第2案内部44、第1案内部43および可動案内部材25によって案内されながら第3送り経路上(R3)における記録時の送り方向上流側へ移動する。
そして、プリンター1は、第1センサー33が専用紙P3を検出しなくなったタイミングによって、専用紙P3における記録時の送り方向下流端の位置を把握することができる。即ち、記録時における専用紙P3の先端の位置を把握することができる。これに基づいて第1ローラー対36を駆動させることにより、記録時における専用紙P3の先端の位置を記録開始時の基準位置に合わせることができる。所謂、頭出しである。
尚、このとき、専用紙P3は第1ローラー対36に挟持されたままの状態である。
尚、このとき、専用紙P3は第1ローラー対36に挟持されたままの状態である。
その後、専用紙P3は第1ローラー対36によって記録時の送り方向下流側へ送られ、記録部30によって記録されるように構成されている。記録が完了すると、第1ローラー対36によって専用紙P3は記録時の送り方向下流側へさらに送られ、第2トレイ10に排出される。即ち、ユーザーが専用紙P3をセットした位置と略同じ位置に排出される。
続いて、本発明に係る調整手段13について説明する。
図6に示すのは、本発明に係るプリンターの内部を示す概略平面図である。
図6に示す如く、第2載置部8としての第2トレイ10における幅方向Xの一端側には、第2エッジガイド11が設けられている。第2エッジガイド11は、第2トレイ10にセットされた専用紙P3、ボード紙、CD−Rトレイ等P2の媒体における側端と接触し、該媒体(P2、P3)の幅方向Xにおける位置および送り方向に対する姿勢を決めることができるように設けられている。
図6に示すのは、本発明に係るプリンターの内部を示す概略平面図である。
図6に示す如く、第2載置部8としての第2トレイ10における幅方向Xの一端側には、第2エッジガイド11が設けられている。第2エッジガイド11は、第2トレイ10にセットされた専用紙P3、ボード紙、CD−Rトレイ等P2の媒体における側端と接触し、該媒体(P2、P3)の幅方向Xにおける位置および送り方向に対する姿勢を決めることができるように設けられている。
また、第2トレイ10には、送り方向に対する媒体(P2、P3)の姿勢を調整する調整手段13が設けられている。
具体的には、調整手段13は、第2エッジガイド11の姿勢を調整することができ、第2エッジガイド11の姿勢を調整することにより媒体(P2、P3)の姿勢を調整することができるように構成されている。本実施形態の調整手段13は、一例として偏心カム部14と、カムフォロアー部17とを有している。
具体的には、調整手段13は、第2エッジガイド11の姿勢を調整することができ、第2エッジガイド11の姿勢を調整することにより媒体(P2、P3)の姿勢を調整することができるように構成されている。本実施形態の調整手段13は、一例として偏心カム部14と、カムフォロアー部17とを有している。
このうち、偏心カム部14は、第2トレイ10において第1支点軸15を支点に回動可能に設けられている。
一方、カムフォロアー部17は、第2エッジガイド11に設けられており、偏心カム部14と接触するように構成されている。そして、偏心カム部14が作用することにより、第2エッジガイド11が第2支点軸18を支点に揺動するように設けられている。以下、調整手段13について、より詳しく説明する。
一方、カムフォロアー部17は、第2エッジガイド11に設けられており、偏心カム部14と接触するように構成されている。そして、偏心カム部14が作用することにより、第2エッジガイド11が第2支点軸18を支点に揺動するように設けられている。以下、調整手段13について、より詳しく説明する。
図7に示すのは、本発明に係る調整手段を示す要部拡大斜視図である。また、図8に示すのは、本発明に係る調整手段を示す要部拡大斜視図であって理解を容易にするために図7から第2エッジガイドの図示を省略した図である。またさらに、図9に示すのは、本発明に係る調整手段を示す要部拡大平面図である。また、図10に示すのは、本発明に係る調整手段を示す要部拡大斜視図であって、媒体の姿勢を調整している様子を示す図である。
図7から図10に示す如く、偏心カム部14は第1支点軸15を支点に回動可能に設けられている。ここで、偏心カム部14は、第1支点軸15に対して偏心している。そして、偏心カム部14の自由端には、歯状のギザギザ部16が形成されている。そして、ギザギザ部16の一部が、第2トレイ10に形成された爪部21と噛み合うように構成されている。即ち、段階的に偏心カム部14の姿勢を変えて、噛み合わせることにより偏心カム部14の姿勢を安定させることができるように構成されている。また、噛み合った状態の偏心カム部14をネジで固定することができるように設けられている。
またさらに、第2エッジガイド11は、付勢手段19の一例であるばね20によって偏心カム部14に対して接近する方向へ付勢されている。従って、第2エッジガイド11に形成されたカムフォロアー部17は、常に偏心カム部14と接触した状態となる。そして、偏心カム部14を回動させ姿勢を変えることにより、第2エッジガイド11の姿勢を変えることができるように構成されている。
その結果、第2エッジガイド11における媒体(P2、P3)と接触する面であるガイド面12の姿勢を、第1ローラー対36の姿勢に対して直交するように調整することができる。具体的には、媒体(P2、P3)を第2トレイ10にセットし、媒体(P2、P3)の一の側端をガイド面12に合わせる。そして、操作部3を操作して所定のテストパターンが記録されるモードを選択して実行ボタンを押す。
ここで、「テストパターン」とは、送り方向に対して平行な線や直交する線等から構成される模様であって、送り方向に対して媒体(P2、P3)の姿勢がどの程度傾いているか否かを判断する目安となるものをいう。
ここで、「テストパターン」とは、送り方向に対して平行な線や直交する線等から構成される模様であって、送り方向に対して媒体(P2、P3)の姿勢がどの程度傾いているか否かを判断する目安となるものをいう。
その操作により、前述した第2送り経路R2または第3送り経路R3によって案内されながら所定のテストパターンが記録され第2トレイ10に排出される。そして、ねじを緩めてテストパターンに基づいて目視により偏心カム部14を回動させ、第2エッジガイド11の姿勢をZ軸方向に設けられた第2支点軸18を支点に僅かに揺動させる。これにより、媒体(P2、P3)が第2トレイ10にセットされた際の送り方向に対する該媒体(P2、P3)の姿勢の傾きを略無にすることができる。
第2載置部8の構造が複雑である場合や、第2載置部8の部品点数が多い場合、公差等によって第2エッジガイド11のガイド面12の姿勢が送り方向に対して傾きやすい傾向にあるので、係る場合に調整手段13は特に有効である。
また、第2載置部8に媒体(P2、P3)がセットされる場合では、前述したようにスキュー取り動作を実行しない構成またはできない構成である。係る場合に調整手段13は特に有効である。
また、第2載置部8に媒体(P2、P3)がセットされる場合では、前述したようにスキュー取り動作を実行しない構成またはできない構成である。係る場合に調整手段13は特に有効である。
尚、本実施形態では、手動で偏心カム部14を回動させ第2エッジガイド11の姿勢を調整する構成としたが、自動で調整する構成でもよい。例えば、テストパターンに基づいて媒体(P2、P3)が傾いていた程度の情報をユーザーが操作部3において入力するように構成してもよい。そして、入力された情報に基づいて図示しないモーターの動力により自動で偏心カム部14を回動させるように構成してもよい。また、テストパターンを認識することができる読み取り部を設けて、読み取った情報に基づいて自動で偏心カム部14を回動させるように構成してもよいのは勿論である。
また、調整手段13は、第2載置部8における載置された媒体(P2、P3)の姿勢を調整するものとして説明したが、第1載置部22における載置された媒体(P1)の姿勢を調整するものでもよいのは勿論である。係る場合、第1エッジガイド24の姿勢を調整することにより送り方向に対する普通紙P1の姿勢を調整することができる。その結果、記録実行時における普通紙P1の姿勢の精度を向上させることができる。
またさらに、上記の調整手段13は、第2載置部8において幅方向一端側のみについて調整する構成としたが、両側において調整する構成としてもよいのは勿論である。
またさらに、上記の調整手段13は、第2載置部8において幅方向一端側のみについて調整する構成としたが、両側において調整する構成としてもよいのは勿論である。
本実施形態において、一端側のみについて調整する構成としたのは、両側で調整する構成と比較して一方のみを調整するだけなので、その分調整が容易だからである。
また、本実施形態では、第2エッジガイド11における記録時の送り方向下流側を支点に上流側を幅方向Xに揺動させる構成としたが、逆に上流側を支点に下流側を揺動させる構成としてもよいのは勿論である。係る構成である場合も同様の作用効果を得ることができるからである。
また、本実施形態では、第2エッジガイド11における記録時の送り方向下流側を支点に上流側を幅方向Xに揺動させる構成としたが、逆に上流側を支点に下流側を揺動させる構成としてもよいのは勿論である。係る構成である場合も同様の作用効果を得ることができるからである。
本実施形態の媒体送り装置42は、被送り媒体の一例であるボード紙またはCD−RトレイP2(第2類の媒体)および専用紙P3(第3類の媒体)が載置される載置部である第2載置部8と、第2載置部8に載置されたボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)および専用紙P3(第3類の媒体)を送り方向へ送る送り手段である第2送り手段35と、第2載置部8に載置されたボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)および専用紙P3(第3類の媒体)の幅方向側端と接触してボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)および専用紙P3(第3類の媒体)の幅方向Xにおける位置を決めるエッジガイドである第2エッジガイド11と、第2エッジガイド11の少なくとも一部を変位させることにより送り方向に対するボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)および専用紙P3(第3類の媒体)の姿勢を調整する手段である調整手段13と、を備えていることを特徴とする。
また、本実施形態において、調整手段13は、第2エッジガイド11における送り方向上流側および下流側の一方が、他方である第2支点軸18を支点としてボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)および専用紙P3(第3類の媒体)の側端に対する接離方向である幅方向Xに揺動可能な構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、調整手段13は、偏心カムである偏心カム部14と、偏心カム部14と当接するカムフォロアーであるカムフォロアー部17と、を有しており、カムフォロアー部17は、第2エッジガイド11に設けられていることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、調整手段13は、偏心カムである偏心カム部14と、偏心カム部14と当接するカムフォロアーであるカムフォロアー部17と、を有しており、カムフォロアー部17は、第2エッジガイド11に設けられていることを特徴とする。
本実施形態の記録装置であるプリンター1は、被記録媒体の一例であるボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)および専用紙P3(第3類の媒体)を送り方向下流側へ送る媒体送り手段である媒体送り装置42と、媒体送り装置42によって送られたボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)および専用紙P3(第3類の媒体)に対して記録ヘッド31により記録する記録部30と、を備えていることを特徴とする。
また、本実施形態において、第2送り手段35は、モーターである第2モーター41の動力によって駆動する送り駆動ローラーとしての第1駆動ローラー36aと、第1駆動ローラー36aに従って回転する送り従動ローラーとしての第1従動ローラー36bと、を有する送りローラー対としての第1ローラー対36であり、第1ローラー対36は、第1駆動ローラー36aおよび第1従動ローラー36bが互いに接近した第1状態と、互いに離間した第2状態とを切り換え可能に設けられており、ボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)および専用紙P3(第3類の媒体)の一が載置される際、第1ローラー対36が前記第2状態であり、記録実行指示により第1ローラー対36が前記第1状態に切り換えられてボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)または専用紙P3(第3類の媒体)を挟持し、第1ローラー対36がボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)または専用紙P3(第3類の媒体)を挟持した状態のまま記録部30へ送り、記録部30が第1ローラー対36によって挟持された状態のボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)または専用紙P3(第3類の媒体)に対して記録を実行する構成であることを特徴とする。
[他の実施形態]
[他の実施形態]
図11に示すのは、他の実施形態に係る調整手段を示す概略平面図である。
図11に示す如く、他の実施形態において、第2エッジガイド50は第1ガイド部51および第2ガイド部52を有している。
尚、その他の部材については前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いるものとしその説明は省略する。
図11に示す如く、他の実施形態において、第2エッジガイド50は第1ガイド部51および第2ガイド部52を有している。
尚、その他の部材については前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いるものとしその説明は省略する。
このうち、第1ガイド部51は、第2トレイ10と一体に形成されている。即ち、第1ガイド部51は、幅方向Xに固定されている。一方、第2ガイド部52は、送り方向において第1ガイド部51と異なる位置に設けられている。また、第2ガイド部52は、幅方向Xにおいて媒体(P2、P3)の側端に対して接離するように変位することができるように構成されている。変位する構成としては、例として前述した実施形態と同様に偏心カム部14とカムフォロアー部17とを有する構成が挙げられる。
従って、前述した実施形態と同様に、媒体(P2、P3)が第2トレイ10にセットされた際の送り方向に対する該媒体(P2、P3)の姿勢の傾きを略無にすることができる。
従って、前述した実施形態と同様に、媒体(P2、P3)が第2トレイ10にセットされた際の送り方向に対する該媒体(P2、P3)の姿勢の傾きを略無にすることができる。
他の実施形態において、第2エッジガイド50は、ボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)および専用紙P3(第3類の媒体)の側端と接触する第1ガイド部51と、第1ガイド部51と送り方向において異なる位置に設けられており、ボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)および専用紙P3(第3類の媒体)の側端と接触する第2ガイド部52と、を有しており、調整手段13は、第2ガイド部52がボード紙、CD−RトレイP2(第2類の媒体)および専用紙P3(第3類の媒体)の側端に対する接離方向である幅方向Xに変位することにより、第2ガイド部52が第1ガイド部51に対して相対的に変位する構成であることを特徴とする。
尚、前記調整手段が第2エッジガイドの少なくとも一部を変位させる方向は、第2エッジガイドの第2ガイド部における媒体(P2、P3)の側端と接触する箇所が該媒体の側端に対する接離方向(X)へ変位する構成であればよい。即ち、第2エッジガイド自体が変位する方向はどの方向でもよい。
例えば、第2ガイド部における前記接触する箇所が傾斜面であって、前記幅方向外側へ向かうことに従い徐々に媒体の表裏方向における表側へ高くなるように傾斜しているとする。
例えば、第2ガイド部における前記接触する箇所が傾斜面であって、前記幅方向外側へ向かうことに従い徐々に媒体の表裏方向における表側へ高くなるように傾斜しているとする。
係る場合、第2エッジガイドの第2ガイド部を表裏方向(Z軸方向)へ変位させることにより、接触する箇所を幅方向Xに変位させることができ、媒体(P2、P3)の姿勢を調整することが可能である。
また、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
また、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1 プリンター、2 筐体、3 操作部、4 第1カバー部材、5 第2カバー部材、
6 第1排出部、7 第1トレイ、8 第2載置部、9 第2排出部、
10 第2トレイ、11 第2エッジガイド、12 ガイド面、13 調整手段、
14 偏心カム部、15 第1支点軸、16 ギザギザ部、17 カムフォロアー部、
18 第2支点軸、19 付勢手段、20 ばね、21 爪部、22 第1載置部、
23 ホッパー、24 第1エッジガイド、25 可動案内部材、26 第1送り手段、
27 給送ローラー、28 分離手段、29 リタードローラー、30 記録部、
31 記録ヘッド、32 ノズル列、33 第1センサー、34 媒体支持部、
35 第2送り手段、36 第1ローラー対、36a 第1駆動ローラー、
36b 第1従動ローラー、37 第1接離移動手段、38 第3送り手段、
39 第2ローラー対、39a 第2駆動ローラー、39b 第2従動ローラー、
40 第2接離移動手段、41 第2モーター、42 媒体送り装置、
43 第1案内部、44 第2案内部、50 (他の実施形態の)第2エッジガイド、
51 第1ガイド部、52 第2ガイド部、P1 普通紙(第1類の媒体)、
P2 ボード紙またはCD−Rトレイ(第2類の媒体)、
P3 専用紙(第3類の媒体)、R1 第1送り経路、R2 第2送り経路、
R3 第3送り経路、S1 第1直線区間、S2 湾曲した区間、S3 第2直線区間、
X 幅方向、Y 記録時の送り方向、
Z 記録ヘッドと媒体とが対向する方向(鉛直方向)
6 第1排出部、7 第1トレイ、8 第2載置部、9 第2排出部、
10 第2トレイ、11 第2エッジガイド、12 ガイド面、13 調整手段、
14 偏心カム部、15 第1支点軸、16 ギザギザ部、17 カムフォロアー部、
18 第2支点軸、19 付勢手段、20 ばね、21 爪部、22 第1載置部、
23 ホッパー、24 第1エッジガイド、25 可動案内部材、26 第1送り手段、
27 給送ローラー、28 分離手段、29 リタードローラー、30 記録部、
31 記録ヘッド、32 ノズル列、33 第1センサー、34 媒体支持部、
35 第2送り手段、36 第1ローラー対、36a 第1駆動ローラー、
36b 第1従動ローラー、37 第1接離移動手段、38 第3送り手段、
39 第2ローラー対、39a 第2駆動ローラー、39b 第2従動ローラー、
40 第2接離移動手段、41 第2モーター、42 媒体送り装置、
43 第1案内部、44 第2案内部、50 (他の実施形態の)第2エッジガイド、
51 第1ガイド部、52 第2ガイド部、P1 普通紙(第1類の媒体)、
P2 ボード紙またはCD−Rトレイ(第2類の媒体)、
P3 専用紙(第3類の媒体)、R1 第1送り経路、R2 第2送り経路、
R3 第3送り経路、S1 第1直線区間、S2 湾曲した区間、S3 第2直線区間、
X 幅方向、Y 記録時の送り方向、
Z 記録ヘッドと媒体とが対向する方向(鉛直方向)
Claims (6)
- 被送り媒体が載置される載置部と、
該載置部に載置された被送り媒体を送り方向へ送る送り手段と、
前記載置部に載置された被送り媒体の幅方向側端と接触して被送り媒体の幅方向における位置を決めるエッジガイドと、
該エッジガイドの少なくとも一部を変位させることにより前記送り方向に対する被送り媒体の姿勢を調整する手段と、を備えた媒体送り装置。 - 請求項1に記載の媒体送り装置において、前記調整する手段は、前記エッジガイドにおける送り方向上流側および下流側の一方が、他方を支点として被送り媒体の側端に対する接離方向である前記幅方向に揺動可能な構成である媒体送り装置。
- 請求項1に記載の媒体送り装置において、前記エッジガイドは、
被送り媒体の側端と接触する第1ガイド部と、
該第1ガイド部と前記送り方向において異なる位置に設けられており、被送り媒体の側端と接触する第2ガイド部と、を有しており、
前記調整する手段は、前記第2ガイド部が被送り媒体の側端に対する接離方向である前記幅方向に変位することにより、該第2ガイド部が前記第1ガイド部に対して相対的に変位する構成である媒体送り装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の媒体送り装置において、前記調整する手段は、
偏心カムと、
該偏心カムと当接するカムフォロアーと、を有しており、
該カムフォロアーは、前記エッジガイドに設けられていることを特徴とする媒体送り装置。 - 被記録媒体を送り方向下流側へ送る媒体送り手段と、
該媒体送り手段によって送られた被記録媒体に対して記録ヘッドにより記録する記録部と、を備えた記録装置であって、
前記媒体送り手段は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載された前記媒体送り装置を備え、前記被記録媒体は、前記被送り媒体である記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置において、前記送り手段は、モーターの動力によって駆動する送り駆動ローラーと、
該送り駆動ローラーに従って回転する送り従動ローラーと、を有する送りローラー対であり、
該送りローラー対は、前記送り駆動ローラーおよび前記送り従動ローラーが互いに接近した第1状態と、互いに離間した第2状態とを切り換え可能に設けられており、
被記録媒体が載置される際、前記送りローラー対が前記第2状態であり、記録実行指示により前記送りローラー対が前記第1状態に切り換えられて被記録媒体を挟持し、
前記送りローラー対が被記録媒体を挟持した状態のまま前記記録部へ送り、
前記記録部が前記送りローラー対によって挟持された状態の被記録媒体に対して記録を実行する構成である記録装置。
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JP2009259106A Pending JP2011105401A (ja) | 2009-11-12 | 2009-11-12 | 媒体送り装置、記録装置 |
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