JP2001231085A - 遠隔監視制御システムの監視用端末器 - Google Patents

遠隔監視制御システムの監視用端末器

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JP2001231085A
JP2001231085A JP2001001796A JP2001001796A JP2001231085A JP 2001231085 A JP2001231085 A JP 2001231085A JP 2001001796 A JP2001001796 A JP 2001001796A JP 2001001796 A JP2001001796 A JP 2001001796A JP 2001231085 A JP2001231085 A JP 2001231085A
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processing unit
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Masaji Sakabe
正司 坂部
Toshiyuki Masuda
敏行 増田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】増幅や雑音除去などの機能を簡略化した簡単な
構成の回路を用いながらもワイヤレス信号の受信を可能
とする。 【解決手段】設定器44からのワイヤレス信号を受信し
ワイヤレス信号に基づく機能データおよびアドレスデー
タを信号処理部21を介して記憶部22に書き込むワイ
ヤレス受信部25を備える。ワイヤレス受信部25は、
電源の両端間に接続された受光素子Pと抵抗R1 との直
列回路よりなり、受光素子Pと抵抗R1 との接続点が信
号処理部21に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号線を介して主
制御装置に複数個接続され、スイッチの操作により発生
した監視データを主制御装置からの伝送信号を用いて制
御用端末器に伝送することによって負荷を制御する遠隔
監視制御システムの監視用端末器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、遠隔監視制御システムとし
て、図12に示すような構成ものが知られている。主制
御装置41には、2線式の信号線Lsを介して、スイッ
チS1 〜S4 の操作を監視する複数個の監視用端末器4
2、負荷L1 〜L4 を制御する複数個の制御用端末器4
3などが接続される。監視用端末器42、制御用端末器
43には、それぞれ個別のアドレスデータが設定され、
このアドレスデータを用いて主制御装置41が監視用端
末器42、制御用端末器43を認識する。
【0003】主制御装置41は信号線Lsに対して、図
13(a)(b)のような形式の伝送信号Vsを送出す
る。すなわち、信号送出開始を示すスタートパルスS
T、信号モードを示すモードデータ信号MD、監視用端
末器42や制御用端末器43を各別に呼び出すためのア
ドレスデータを伝送するアドレスデータ信号AD、負荷
1 〜L4 を制御する制御データを伝送する制御データ
信号CD、伝送エラーを検出するためのチェックサムデ
ータ信号CS、監視用端末器42や制御用端末器43か
らの返送信号を受信するタイムスロットである信号返送
期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多重信号で
あり、パルス幅変調によってデータが伝送されるように
なっている。
【0004】各監視用端末器42および各制御用端末器
43では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsの
アドレスデータが設定されているアドレスデータに一致
すると、伝送信号Vsの制御データを取り込むととも
に、伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して監視デ
ータ信号を電流モード(信号線Lsを適当な低インピー
ダンスを介して短絡することにより送出される信号)と
して返送する。
【0005】また、主制御装置41には、モードデータ
信号MDをダミーモードとし、各監視用端末器42およ
び制御用端末器43には設定されていない空きアドレス
をアドレスデータとして備えたダミー伝送信号を送出す
るダミー信号送信手段が設けられる。主制御装置1に
は、いずれかの監視用端末器42から発生した図13
(c)のような割り込み信号Viを受信したときに割り
込み信号を発生した監視用端末器42を検出した後、そ
の監視用端末器42をアクセスして監視データを返送さ
せる割り込み処理手段も設けられる。すなわち、常時は
ダミー信号送信手段によってダミー信号を信号線Lsに
送出し、監視用端末器42から発生した割り込み信号V
iをダミー伝送信号のスタートパルス信号STに同期し
て検出すると、割り込み処理手段によって主制御装置4
1からモードデータ信号MDをアドレス確認モードとし
た伝送信号Vsを送出するのである。割り込み信号Vi
を発生した監視用端末器42は、アドレス確認モードの
伝送信号Vsを受信すると、この伝送信号Vsの信号返
送期間WTに同期して監視用端末器42に設定されてい
るアドレスデータを返送する。このようにして主制御装
置41では割り込み信号Viを発生した監視用端末器の
アドレスを獲得し、獲得したアドレスを用いて監視用端
末器42をアクセスすることによって、監視用端末器4
2からの監視データを受け取るのである。
【0006】主制御装置41では、監視用端末器42か
ら返送された監視データに基づいて、スイッチS1 〜S
4 に対する対応関係があらかじめ設定されている負荷L
1 〜L4 を接続した制御用端末器43に伝送する制御デ
ータを作成するとともに、その制御データを含む伝送信
号Vsを信号線Lsに送出し、対応する制御用端末器4
3に制御データを伝送して負荷L1 〜L4 を制御する。
【0007】ところで、監視用端末器42としては、図
14に示すように、押操作されるスイッチS1 〜S4
ハンドル11を前面に備えたケース10と、ケース10
に対して着脱自在に凹凸係合される係合爪12aを備え
ケース10の前面を覆うように配設される化粧カバー1
2とを設けたものが知られている。ケース10はボディ
101 とカバー102 とを結合して形成される。係合爪
12aは、ケース10の側面に設けられた係合突部10
aに対して係合する。化粧カバー12は、ハンドル11
の前部が挿入されるように貫設された挿入窓12b(図
3参照)を有し、可撓かつ透明な薄肉の合成樹脂よりな
るカバーシート13が化粧カバー12の前面を全面に亙
って覆うように貼着される。すなわち、挿入窓12bは
カバーシート13によって覆われることになる。カバー
シート13は可撓であるから、カバーシート13を押す
ことによってハンドル11の押操作が可能となってい
る。カバーシート13における挿入窓12bの周部に対
応する部位には段差が形成されてカバーシート13の挿
入窓12bに対応する部位をより撓みやすくしており、
ハンドル11の押操作がより容易になっている。ハンド
ル11の前面とカバーシート13との間には、スイッチ
1 〜S4 に関連する表記がなされたネームカード14
が挟装される。要するに、スイッチS1 〜S4 に対応す
る負荷名などを表記したネームカード14を、各スイッ
チS1 〜S4 のハンドル11と、透明なカバーシート1
3との間に挟み込んで保持するのである。
【0008】ケース10は、JIS規格等によって規格
化されている埋込型の単位寸法の配線器具の3個分に相
当する寸法に形成されており、配線器具用の取付枠を用
いて施工できるように取付枠に結合する結合爪10bを
側面に備えている。すなわち、ケース10の後部は壁面
等の取付面に対して埋め込んだ形で取り付けられるので
ある。そのため、取付面においてケース10の埋込部分
を隠蔽するように化粧プレート15(図4参照)が配設
される。化粧プレート15は、通常は取付枠に対して結
合される。化粧プレート15の中央部には化粧カバー1
2を露出させる開口窓15aが形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、監視用端末
器42の機能の設定にワイヤレス信号を用いることが考
えられているが、一般にワイヤレス信号を受信するため
に従来から採用されている回路では、受信したワイヤレ
ス信号を増幅したり、ワイヤレス信号に含まれる雑音成
分を除去したりするための回路が必要になっており、回
路構成が複雑であるという問題を有している。たとえ
ば、雑音除去および増幅を行う回路としては、図15の
ような回路構成が考えられる。このワイヤレス受信部2
5は、PINフォトダイオードよりなる受光素子Pと抵
抗R1 との直列回路の接続点にコンデンサC1 を介して
トランジスタQ4 のベースを接続し、さらに、トランジ
スタQ4 のコレクタにコンデンサC 2 を介してトランジ
スタQ5 のベースを接続したものである。つまり、受光
素子Pにワイヤレス信号が入射すると、コンデンサC1
を通してトランジスタQ4 のベースに瞬間的に電流が流
れてトランジスタQ4 がオンになり、コンデンサC2
電荷が放電されてトランジスタQ5 が一定時間オンにな
るというものである。したがって、ワイヤレス信号のパ
ルス幅には無関係に一定幅のパルスを出力することがで
き、しかも、信号が増幅されることになる。しかしなが
ら、図15から一見してわかるように部品点数が多いも
のである。
【0010】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、増幅や雑音除去などの機能を簡略化
した簡単な構成の回路を用いながらもワイヤレス信号の
受信を可能とした遠隔監視制御システムの監視用端末器
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、信
号線を介して主制御装置に複数個の端末器を接続し、ア
ドレスデータおよび制御データを含む伝送信号を主制御
装置から各端末器に対して時分割多重方式で伝送し、監
視用端末器にスイッチの操作によって入力される監視デ
ータに基づいて生成した制御データをアドレスデータに
より対応付けられている制御用端末器に伝送して制御用
端末器により負荷を制御する遠隔監視制御システムに用
いられ、外部から与えられる機能データによって機能が
設定される信号処理部と、信号処理部の機能を設定する
機能データおよびアドレスデータを格納し信号処理部に
接続された書換可能な記憶部と、外部に設けた設定器か
らのワイヤレス信号を受信しワイヤレス信号に基づく機
能データおよびアドレスデータを信号処理部を介して記
憶部に書き込むことができるワイヤレス受信部とを備
え、ワイヤレス受信部は、電源の両端間に接続された受
光素子と抵抗との直列回路よりなり、受光素子と抵抗と
の接続点が信号処理部に接続されている。この構成によ
れば、外部に設けた設定器からのワイヤレス信号に基づ
いて機能の設定が可能となっている監視用端末器につい
て、ワイヤレス信号を受信するワイヤレス受信部を、電
源の両端間に接続された受光素子と抵抗との直列回路に
より構成し、受光素子と抵抗との接続点を信号処理部に
接続しているので、ワイヤレス受信部の回路構成が非常
に簡単なものになる。ここで、ワイヤレス信号は比較的
近距離から伝送されるのであって、波形整形による雑音
除去を行わなくても誤動作の確率は比較的低いものであ
り、また、増幅を行わなくても信号処理部に入力する信
号レベルを確保できるのである。すなわち、雑音除去や
増幅を行うほうが信号処理部に入力される信号の品質が
高くなるが、実用上とくに問題が生じないから回路を簡
略化することによって小型化を図ることができるのであ
る。このような小型化による基板寸法の縮小や部品数の
低減は、信号品質の劣化を差し引いても大きな利点とな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本実施形態の基本構成は、従来構
成と同様である。本実施形態では、図2および図3に示
すように、化粧カバー12の周縁の一所に外し溝12c
が設けられる。すなわち、化粧カバー12は、両側辺に
後面側に突出する断面略L形の係合爪12aを備え、係
合爪12aを設けていない一辺の中央部に切欠状の外し
溝12cを備えるのである。外し溝12cは、図4に示
すように、化粧プレート15の前面側からマイナスドラ
イバのような平板状の工具17を挿入したときに、工具
17の先端部が化粧カバー12の裏面に到達するように
形成されている。すなわち、工具17を挿入した状態
で、化粧カバー12を前方にこじるように力を加えれ
ば、化粧カバー12の係合爪12aとケース10の結合
突起10aとの係合状態が解除されて、化粧カバー12
をケース10から外すことができるようになっているの
である。
【0013】ケース10の前面には、スイッチS1 〜S
4 との対応関係が設定されている負荷L1 〜L4 の動作
状態(オン・オフの状態)を表示するための発光ダイオ
ードよりなる表示灯16a,16bが、各スイッチS1
〜S4 のハンドル11に対応して2個ずつ配置されてい
る。各ハンドル11に対応した2個の表示灯16a,1
6bの一方は負荷L1 〜L4 がオンのときに点灯し、他
方は負荷L1 〜L4 がオフのときに点灯する。化粧カバ
ー12には、各表示灯16a,16bに対応するように
透孔12dが穿孔されている。カバーシート13は、化
粧カバー12の前面の略全面を覆うように覆設される
が、透明であるから、表示灯16a,16bの点滅を化
粧カバー12の前面側から視認することができる。
【0014】ところで、化粧カバー12においてハンド
ル11の前部が挿入される矩形状の挿入窓12bの内周
面には、図5に示すように、落下防止突部12eが形成
される。落下防止突部12eは、挿入窓12bの内周面
のうちの両側面に設けられ、壁面等の立面にケース10
を取り付けたときに、下端側となる一端から各側面の中
央部付近まで延長されている。また、落下防止突部12
eは、化粧カバー12の前面よりも後方に形成されてお
り、カバーシート13との間にネームカード14を保持
する隙間を形成する。落下防止突部12eには、ケース
10を上述のように取り付けたときに上端側となる部分
に、上方に向かってカバーシート13との距離を広げる
ように傾斜した着脱用傾斜面12fがカバーシート13
との対向面に形成されている。さらに、挿入窓12bの
内周面のうちケース10を上述のように取り付けたとき
に上端となる面には、図6に示すように、上方に向かっ
て化粧カバー12の後面との距離を小さくするように傾
斜した着脱用傾斜面12hが形成され、その面の中央部
には切欠12gが形成されている。
【0015】したがって、ネームカード14の交換の際
に、ケース10から化粧カバー12を外してもネームカ
ード14は、落下防止突部12eとカバーシート13と
の間で保持されることになり、化粧カバー12をケース
10から外したとたんにネームカート14が脱落すると
いうことがないのである。また、着脱用傾斜面12f,
12hを形成していることによって、落下防止突部12
eとカバーシート13との間に保持されているネームカ
ード14を取り出す際に、着脱用傾斜面12f,12h
をガイドとしてネームカード14を滑らせれば、ネーム
カード14の着脱作業が容易にできるのである。さら
に、切欠12gが形成されているから、ネームカード1
4が外れにくい場合には、切欠12gに工具を挿入して
ネームカード14を取り出すことができるのである。
【0016】表示灯16a,16bは、上述したよう
に、ケース10の前面に露出しているものであって、表
示灯16a,16bの前面には化粧カバー12が装着さ
れるから、ケース10の前面における露出部位では表示
灯16a,16bには保護カバーが設けられていない。
したがって、化粧カバー12の着脱の際には、表示灯1
6a,16bに荷重が作用する場合がある。表示灯16
a,16bは発光ダイオードにより形成されているもの
であって、ケース10の中に配設されたプリント基板に
実装されているから、表示灯16a,16bに荷重がか
かると、プリント基板のランドに荷重がかかってランド
が剥離するなどの問題が生じることになる。そこで、図
7に示すように、各表示灯16a,16bの両側面に対
応する部位でケース10の前面に保護突部10cを突設
する。保護突部10cにおける表示灯16a,16bと
の対向面は、表示灯16a,16bよりも大きくなるよ
うに形成される。したがって、化粧カバー12から表示
灯16a,16bに作用しようとする荷重は、保護突部
10cで受けられることになり、結果的に、表示灯16
a,16bには荷重が作用しないのである。
【0017】ケース10は、図8および図9に示すよう
に、JIS規格や日本配線器具工業会規格において埋込
型の配線器具用として規格化されている大角形3個用の
取付枠30に取り付けた形で施工される。取付枠30
は、開口窓31を囲む両側片32a, 32bに、それぞ
れケース1の側縁に突設された結合爪10aが係合する
保持孔33a, 33bを有し、一方の側片32aには側
片32aとの距離を変えるように撓むことができる操作
片34が形成される。取付枠30にケース1を取り付け
るときには、取付枠30の後方からケース1を取付枠3
0に押し付けるようにすれば、操作片34が撓んでケー
ス1を取付枠30に嵌着でき、このとき、ケース10の
前部が開口窓31から突出する。一方、取付枠30から
ケース1を外すには、操作片34をドライバ等でこじれ
ばよい。開口窓31を囲み側片32a, 32bに直交す
る連結片35a, 35bには、スイッチボックスに取付
枠30を結合するためのボックスねじを挿入する長孔3
6や取付枠30の前面を覆う化粧プレート15を取り付
けるプレートねじが螺合するねじ孔37などが設けられ
る。さらに、連結片35a,35bには、長孔36を通
して挿入されるねじに螺合し、壁パネル等に形成された
取付孔の周部を取付枠30との間で挟持する鋏金具の一
端部が挿入される挟み金具取付孔38も形成される。
【0018】ところで、ケース10の中には、図1に示
すような回路を実装したプリント基板が収納されてい
る。伝送信号の処理は、マイクロプロセッサを内蔵した
専用の集積回路よりなる信号処理部21により行われ
る。信号処理部21は、最大4個のスイッチS1 〜S4
を接続することができ、スイッチS1 〜S4 の操作によ
って負荷L1 〜L4 をオン遅延させたりオフ遅延させた
りするような機能を、記憶部22に格納された機能デー
タによって設定できるようになっている。また、アドレ
スデータも記憶部22に格納される。記憶部22にはE
EPROMが用いられ、信号処理部21を通して内容が
書換可能になっている。監視用端末器42の電源は、信
号端子T1 ,T2 に接続される信号線Ls上の伝送信号
を全波整流し安定化することによって得られるのであっ
て、伝送信号から電源を得るための電源回路23が設け
られる。伝送信号はトランジスタQ1 を介して入力さ
れ、返送信号はトランジスタQ2 および抵抗R2 を用い
て電流モードの信号として信号線Lsに送出される。さ
らに、信号処理部21のクロック周期を決める水晶振動
子Xや、電源投入時に信号処理部21をリセットするリ
セット回路24が、信号処理部21に接続される。
【0019】記憶部22の内容は、外部に設けた設定器
44(図12参照)からの赤外線によるワイヤレス信号
によって設定される。設定器44は、記憶部22に格納
する機能データおよびアドレスデータの設定、確認、修
正を行うことができるように構成され、各モードのワイ
ヤレス信号を伝送することによって、信号処理部21が
対応する処理を行うようになっている。ワイヤレス信号
の授受のために、信号処理部21には、ワイヤレス受信
部25とワイヤレス送信部26とが接続される。ワイヤ
レス受信部25は、電源の両端間に接続したPINフォ
トダイオードのような受光素子Pと抵抗R1 との直列回
路よりなり、受光素子Pと抵抗R1 との接続点を信号処
理部21に接続している。ワイヤレス送信部26は、ド
ライブ用のトランジスタQ3 のエミッタ−コレクタに直
列接続された抵抗R3 と発光ダイオードよりなる投光素
子Lとを備える。
【0020】設定器43は、各監視用端末器42ごとに
機能データおよびアドレスデータを設定するために、比
較的近距離で使用するものであるから、外乱光の影響を
受けにくいものであり、波形整形による雑音成分の除去
を行わなくても実用上は問題なく動作する。また、増幅
を行わなくても信号処理部21に必要な信号レベルを確
保できる。このように、簡単な回路構成としたことによ
って、プリント基板に対するワイヤレス受信部25の占
有面積が大幅に削減されることになる。つまり、図15
に示した従来構成のような複雑な回路を用いなくても、
実用上は問題が生じないから、図1に示す回路構成を採
用することによって、部品数の低減によるコスト低減お
よび組立作業の容易化、ならびに回路の占有面積の削減
による小型化を図ることができるのである。
【0021】ワイヤレス信号は、図2に示すように、ケ
ース10の前面に設けた送受信部27aを通して授受さ
れる。送受信部27aに対応する位置で化粧カバー12
には赤外線が透過可能な保護カバー27bが設けられ
る。
【0022】信号端子T1 ,T2 としては、図10に示
すように、ケース10の裏面に露出したねじ付の端子が
用いられる。また、信号端子T1 ,T2 と共通に接続さ
れたコネクタ18a,18bが2組設けられる。ケース
10を隣接して配置する際には、ケース10間で信号線
Lsを送り配線することが必要であって、このような送
り配線はコネクタ18a,18bを用いて行う。すなわ
ち、図11に示すように、コネクタ18a,18bに対
して着脱自在に結合されるプラグ19a,19bを両端
に備えた接続線19を用いて、各ケース10に設けたコ
ネクタ18a,18b間を次々に接続すれば、信号線L
sの送り配線を行うことができる。このような構成を採
用することによって、信号線Lsの結線作業の時間が大
幅に短縮されることになる。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は、外部に設けた設定器
からのワイヤレス信号に基づいて機能の設定が可能とな
っている監視用端末器について、ワイヤレス信号を受信
するワイヤレス受信部を、電源の両端間に接続された受
光素子と抵抗との直列回路により構成し、受光素子と抵
抗との接続点を信号処理部に接続しているので、ワイヤ
レス受信部の回路構成が非常に簡単なものになる。ここ
で、ワイヤレス信号は比較的近距離から伝送されるので
あって、波形整形による雑音除去を行わなくても誤動作
の確率は比較的低いものであり、また、増幅を行わなく
ても信号処理部に入力する信号レベルを確保できるので
ある。すなわち、雑音除去や増幅を行うほうが信号処理
部に入力される信号の品質が高くなるが、実用上とくに
問題が生じないから回路を簡略化することによって小型
化を図ることができるのである。このような小型化によ
る基板寸法の縮小や部品数の低減は、信号品質の劣化を
差し引いても大きな利点となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す回路図である。
【図2】同上を示す分解斜視図である。
【図3】同上に用いる化粧カバーの斜視図である。
【図4】同上の要部の斜視図である。
【図5】同上の要部の斜視図である。
【図6】同上の要部の断面図である。
【図7】同上の要部の斜視図である。
【図8】同上の正面図である。
【図9】同上の側面図である。
【図10】同上の背面図である。
【図11】同上の使用例を示す説明図である。
【図12】遠隔監視制御システムの構成図である。
【図13】遠隔監視制御システムの動作説明図である。
【図14】従来例を示す分解斜視図である。
【図15】従来例の要部回路図である。
【符号の説明】
21 信号処理部 22 記憶部 25 ワイヤレス受信部 41 主制御装置 42 監視用端末器 43 制御用端末器 44 設定器 L1 〜L4 負荷 Ls 信号線 P 受光素子 R1 抵抗 S1 〜S4 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/04 10/06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線を介して主制御装置に複数個の端
    末器を接続し、アドレスデータおよび制御データを含む
    伝送信号を主制御装置から各端末器に対して時分割多重
    方式で伝送し、監視用端末器にスイッチの操作によって
    入力される監視データに基づいて生成した制御データを
    アドレスデータにより対応付けられている制御用端末器
    に伝送して制御用端末器により負荷を制御する遠隔監視
    制御システムに用いられ、外部から与えられる機能デー
    タによって機能が設定される信号処理部と、信号処理部
    の機能を設定する機能データおよびアドレスデータを格
    納し信号処理部に接続された書換可能な記憶部と、外部
    に設けた設定器からのワイヤレス信号を受信しワイヤレ
    ス信号に基づく機能データおよびアドレスデータを信号
    処理部を介して記憶部に書き込むことができるワイヤレ
    ス受信部とを備え、ワイヤレス受信部は、電源の両端間
    に接続された受光素子と抵抗との直列回路よりなり、受
    光素子と抵抗との接続点が信号処理部に接続されたこと
    を特徴とする遠隔監視制御システムの監視用端末器。
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