JPH08237774A - 遠隔監視制御システムの操作用端末器 - Google Patents

遠隔監視制御システムの操作用端末器

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JPH08237774A
JPH08237774A JP3510695A JP3510695A JPH08237774A JP H08237774 A JPH08237774 A JP H08237774A JP 3510695 A JP3510695 A JP 3510695A JP 3510695 A JP3510695 A JP 3510695A JP H08237774 A JPH08237774 A JP H08237774A
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JP3510695A
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Susumu Nakano
進 中埜
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】負荷の種類に依らずに使用できる遠隔監視制御
システムの操作用端末器を提供する。 【構成】ケース1を構成するカバー20及び化粧カバー
30には表示孔25,33が穿設されている。カバー2
0の突台部20aの前面には表示孔25を塞ぐ遮蔽板8
が載置され、化粧カバー30を突台部20aに取り付け
ることで固定される。化粧カバー30の表示孔33は非
透過部を有する銘板7によって隠される。したがって、
負荷の種類に依らずに使用できる操作用端末器が提供で
き、しかも、従来構成のケース1を流用してコストダウ
ンが図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷を監視制御する遠
隔監視制御システムに用いられ、負荷を操作するスイッ
チを備えた遠隔監視制御システムの操作用端末器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数個ずつの操作用端末器お
よび制御用端末器を時分割多重接続方式で2線式の信号
線を介して伝送処理装置に接続した遠隔監視制御システ
ムが考えられている。操作用端末器および制御用端末器
には各別にアドレスが設定されており、伝送処理装置は
アドレスによって各操作用端末器および各制御用端末器
を個別に認識する。操作用端末器はスイッチを備え、こ
のスイッチの操作により発生した割り込み信号を伝送処
理装置に伝送する。伝送処理装置は割り込み信号を受信
すると割り込みを要求している操作用端末器を検索し、
さらに検索した操作用端末器とアドレスによって対応関
係があらかじめ設定されている制御用端末器に対して制
御データを伝送する。制御データを受け取った制御用端
末器では、接続されている負荷をスイッチの操作に対応
させて制御する。
【0003】さらに詳しく説明すると、遠隔監視制御シ
ステムは、たとえば図4に示す構成を有する。伝送処理
装置51には、スイッチSWの操作状態を監視する複数
個の操作用端末器52、負荷Lを制御する複数個の制御
用端末器53が2線式の信号線Lsを介して接続され
る。操作用端末器52、制御用端末器53には、それぞ
れ個別のアドレスが設定され、このアドレスを用いて伝
送処理装置51が操作用端末器52、制御用端末器53
を個別に認識する。
【0004】伝送処理装置51は信号線Lsに対して、
図5(a)(b)のようなフォーマットの伝送信号Vs
を送出する。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始
を示すスタートパルスST、信号モードを示すモードデ
ータ信号MD、操作用端末器52や制御用端末器53を
各別に呼び出すためのアドレスデータを伝送するアドレ
スデータ信号AD、負荷Lを制御する制御データを伝送
する制御データ信号CD、伝送エラーを検出するための
チェックサムデータ信号CS、操作用端末器52や制御
用端末器53からの返送データ信号を受信するタイムス
ロットである信号返送期間WTよりなる複極(±24
V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデ
ータが伝送されるようになっている。
【0005】各操作用端末器52および各制御用端末器
53では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsに
より伝送されたアドレスデータがあらかじめ設定されて
いるアドレスデータに一致すると、伝送信号Vsから制
御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送
期間WTに同期して返信データを電流モード信号(信号
線Lsの線間を適当な低インピーダンスを介して短絡す
ることにより送出される信号)として返送する。
【0006】また、伝送処理装置51には、ダミー信号
送信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。ダ
ミー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモ
ードとしたダミー伝送信号を常時送出する。また、割り
込み信号処理手段は、いずれかの操作用端末器52でス
イッチSWの操作に伴って発生した図5(c)のような
割り込み信号Viを受信したときに、割り込み信号Vi
を発生した操作用端末器52を検索し、その操作用端末
器52に設定されているアドレスデータを返信データと
して返送させる。すなわち、常時はダミー信号送信手段
によってダミー伝送信号を信号線Lsに送出し、スイッ
チSWの操作に伴って操作用端末器52から発生した割
り込み信号Viをダミー伝送信号のスタートパルス信号
STに同期して検出すると、伝送処理装置51からは割
り込み処理手段によってモードデータ信号MDをアドレ
ス確認モードとした伝送信号Vsを信号線Lsに送出す
る。各操作用端末器52では、割り込み信号Viを発生
すると割り込みの要求を行う割り込みフラグを設定し、
割り込みフラグが設定されている操作用端末器52では
モードデータ信号MDがアドレス確認モードの伝送信号
Vsを受信すると、この伝送信号Vsの信号返送期間W
Tに同期して操作用端末器52に設定されているアドレ
スデータを返信データとして返送する。このようにして
伝送処理装置51では割り込み信号Viを発生した操作
用端末器52のアドレスを獲得することができる。
【0007】伝送処理装置51では、割り込み信号Vi
を発生した操作用端末器52のアドレスを獲得すると、
スイッチSWに対する対応関係があらかじめ設定されて
いる負荷Lを接続した制御用端末器53に伝送する制御
データを生成するとともに、その制御データを含む伝送
信号Vsを信号線Lsに送出し、対応する制御用端末器
53に制御データを伝送して負荷Lを制御する。
【0008】操作用端末器52や制御用端末器53で
は、それぞれ信号線Lsを伝送されている伝送信号Vs
を全波整流し安定化することによって内部回路の動作用
の電源を得るようになっている。制御用端末器53に接
続される負荷Lについては別途に電源を設けている。図
6はオフィスビルなどにおいて、各フロアに配設された
照明負荷Lと、屋上などに設置された高架水槽60への
注水用ポンプ(図示せず)を駆動するための機械動力を
発生する動力負荷たる電動機Mとを遠隔制御する場合の
一構成例を示す図である。
【0009】ここで、複数の照明負荷Lに対しては、例
えば、操作用端末器71…のスイッチSWa…の操作に
応じて、電灯分電盤70内に配設された制御用端末器7
2が図示しないリレー接点を開閉して照明負荷Lへの電
源供給をオン・オフすることで点灯或いは消灯させると
ともに、制御用端末器72において上記リレー接点の状
態を監視して照明負荷Lの状態(点灯あるいは消灯)に
応じた監視データを伝送処理装置(図示せず)に返送
し、伝送処理装置が受け取った監視データに基づいて表
示手段により照明負荷Lの状態を表示するようにして、
さらに、このような表示手段を操作用端末器71に具備
している。
【0010】このような操作用端末器としては、表示手
段として例えば照明負荷Lが点灯しているときに点灯す
る赤色の発光ダイオードと、照明負荷Lが消灯している
ときに点灯する緑色の発光ダイオードとを備え、操作用
端末器のケースの前面に上記2種類の発光ダイオードの
光を外部へ投光して表示するための表示窓を設けたもの
がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一方の電動
機Mを負荷とする場合においては、例えば、操作用端末
器64…のスイッチSWb…の操作に応じて、制御盤6
3内に配設されリレーを内蔵した制御用端末器62によ
って電動機Mへの電源供給をオン・オフし、電動機Mで
ポンプを駆動して高架水槽60への注水を行なうのであ
るが、電動機Mを負荷とする上記制御用端末器62から
はワンショットの出力が、例えば電動機Mの運転制御を
行なう図示しない運転制御部に与えられる。この運転制
御部においては、例えば、高架水槽60の水位を検出す
る検出手段によって高架水槽60の水位の状態や満水あ
るいは渇水などの異常状態を検出し、それに基づいて電
動機Mの起動・停止及び正転・逆転などの運転制御を行
なうようになっている。
【0012】したがって、上記の電動機Mを負荷とする
場合に発光ダイオードから成る表示手段を具備した操作
用端末器64…を使用した場合には、制御用端末器62
において負荷である電動機Mの状態を監視することがで
きないため、操作用端末器64…における発光ダイオー
ドの点灯状態と、実際の電動機Mの運転状態とが一致し
なくなる。
【0013】そのため、上記の電動機Mのような動力負
荷については、2種類の発光ダイオードを備えた既存の
操作用端末器64…が使用できず、別途操作用端末器を
用意しなければならなかった。本発明は上記問題点の解
決を目的とするものであり、負荷の種類に依らずに使用
できる遠隔監視制御システムの操作用端末器を提供しよ
うとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、各別にアドレスを有する複数個
の端末器を2線式の信号線を介して伝送処理装置に時分
割多重接続方式で接続し、伝送処理装置は、アドレスデ
ータを含む伝送信号を信号線に送出することによって端
末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した
信号返送期間に端末器からの操作データを受信すると操
作データに基づいて制御データを生成し、操作データを
発生した端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ
設定されている他の端末器に対して制御データを伝送し
てその端末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御
システムに用いられ、スイッチの操作に基づく操作デー
タを発生する操作用端末器であって、負荷の状態を表示
する表示手段の表示用の光を投光する表示孔が穿設され
た既存のケースを備え、この表示孔を遮蔽する遮蔽手段
を設けて成ることを特徴とする。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ケースの前面に着脱自在に載置されて表示孔を遮蔽
する遮蔽板から成る遮蔽手段を備えたことを特徴とす
る。請求項3の発明は、請求項1又は2の発明におい
て、埋込型の配線器具用に規格化されている大角形3個
用の取付枠に3個まで取り付けることができる単位寸法
の配線器具の1個分の寸法にケースを形成するとともに
その取付枠に設けた取付孔に係合可能な係合爪をケース
の両側面に突設して成ることを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1の発明の構成では、負荷の状態を表示
する表示手段の表示用の光を投光する表示孔が穿設され
た既存のケースを備え、この表示孔を遮蔽する遮蔽手段
を設けたので、負荷の種類に依らずに使用できる遠隔監
視制御システムの操作用端末器が実現でき、負荷状態の
表示手段を持つ既存の操作用端末器のケースを流用する
ことによりコストダウンを図ることができるとともに、
表示孔からケース内部へのゴミや埃などの異物の侵入を
防ぐことができる。
【0017】請求項2の発明の構成では、ケースの前面
に着脱自在に載置されて表示孔を遮蔽する遮蔽板から成
る遮蔽手段を備えたので、遮蔽手段たる遮蔽板を簡単に
着脱することができ、既存の操作用端末器のケースへの
対応も容易に行なうことができる。請求項3の発明の構
成では、埋込型の配線器具用に規格化されている大角形
3個用の取付枠に3個まで取り付けることができる単位
寸法の配線器具の1個分の寸法にケースを形成するとと
もにその取付枠に設けた取付孔に係合可能な係合爪をケ
ースの両側面に突設して成るので、取付枠を用いる埋込
型の配線器具と取付枠などを共用することができる。
【0018】
【実施例】本実施例の操作用端末器は、図6に示した遠
隔監視制御システムにおいて、動力負荷たる電動機Mを
制御するための操作用端末器に用いるものである。図2
に本発明の一実施例の操作用端末器のブロック図を示
す。操作用端末器は、マイクロプロセッサを主構成とす
る専用の集積回路よりなる信号処理部41を備え、信号
処理部41は送受信回路部42を通して信号線Lsに接
続される。信号処理部41にはスイッチ入力回路部40
が接続され、スイッチ入力回路部40にはスイッチSW
(図1参照)が設けられる。
【0019】信号処理部41はEEPROMのような不
揮発性のメモリよりなる記憶部43に格納された機能デ
ータおよびアドレスデータに基づいて動作する。アドレ
スデータは、操作用端末器に固有なアドレスを定める。
機能データは、端末器の種別が電動機操作用であること
を示すデータや、操作用端末器に電動機Mを一対一に対
応付けるか、操作用端末器に複数個の電動機Mを一括し
て対応付けるかという対応関係のデータなどを含む。
【0020】記憶部43に格納される機能データおよび
アドレスデータは、受光素子および発光素子を備えるワ
イヤレス送受信部44により授受されるアドレス設定器
55(図4参照)からの赤外線等によるワイヤレス信号
により書換可能になっている。操作用端末器の内部回路
の電源は信号線Ls上の伝送信号Vsを送受信回路部4
2に設けた電源回路部(図示せず)によって全波整流し
安定化することによって得られる。
【0021】アドレス設定器55は、赤外線によるワイ
ヤレス信号を送出するのであって、記憶部43に格納す
る機能データおよびアドレスデータの設定、確認、修正
を行う。すなわち、ワイヤレス送受信部44でアドレス
設定器55からのワイヤレス信号を受信すると、ワイヤ
レス信号の要求する動作に従って信号処理部41では記
憶部43のデータを操作する。データの設定が要求され
たときには、ワイヤレス信号の内容に従って記憶部43
のデータを書換え、また、ワイヤレス信号を正常に受信
したことを示す受信確認信号をワイヤレス送受信部44
を通してアドレス設定器55に返す。データの確認が要
求されると、記憶部43のデータを読み出してアドレス
設定器55に伝送し、データの修正が要求されると、設
定の場合と同様に所要のデータを書き込み、書き込んだ
データをアドレス設定器55に返送する。さらに、信号
処理部41にはクロック信号を発生させるための発振回
路部45や、始動時に信号処理部41をリセットするリ
セット回路部46が接続される。
【0022】図1に示すように、上記回路は印刷配線基
板である回路基板2に実装され、この回路基板2はケー
ス1に納装される。ケース1は、内部における深さが略
中心線を挟んで左右で異なる略函形状のボディ10と、
略中央に突台部20aが突出した略函形状に形成されボ
ディ10の前面の開口を覆うカバー20と、カバー20
の突台部20aの前面を覆う化粧カバー30とにより形
成される。ボディ10とカバー20とは、カバー20の
長手方向の両側側に突設された組立爪21をボディ10
の長手方向の両側縁部に形成した組立孔11の周部に係
合させることによって結合される。化粧カバー30の周
縁部からは複数の係着爪31が裏面側に向けて突設さ
れ、カバー20の突台部20aの側面に形成された係着
孔22の周部に係着爪31を係合させることによって突
台部20aに対して化粧カバー30が着脱自在に結合さ
れる。
【0023】ここで、合成樹脂により形成された上記ケ
ース1は、埋込型の配線器具用にJIS規格等で規格化
されている大角形3個用の取付枠30に3個まで取り付
けることができる単位寸法の配線器具の1個分(単位寸
法すなわちモジュール寸法の1個分の1個分の意味で、
1個モジュール寸法という。)の大きさを有している。
【0024】カバー20には、回路基板2に実装された
押釦スイッチであるスイッチSWに対応する位置で、ス
イッチSWの操作部としての操作ハンドル23が設けら
れる。操作ハンドル23の前部はカバー20の突台部2
0aに形成した操作孔24より前方に突出されている。
すなわち、操作ハンドル23に前方(図1の上方)から
押力を作用させるとスイッチSWを操作することがで
き、操作ハンドル23に作用させる押力を解除すれば操
作ハンドル23が元の位置に復帰するような周知の構造
を有している。カバー20には、従来と同様に表示手段
としての2種類の発光ダイオードを挿入する一対の表示
孔25が形成され、さらにこれら一対の表示孔25に挟
まれるように、ワイヤレス信号を授受する受光素子LR
および発光素子LEを露出させる信号孔26も形成され
ている。
【0025】化粧カバー30には、操作ハンドル23の
前部が挿通される挿通孔32が穿孔され、さらにカバー
20の表示孔25および信号孔26に対応する部位に、
表示孔33および信号孔34が穿孔されている。回路基
板2はボディ10とカバー20との間に形成される空間
内に収納される。ボディ10の深い側の底部には、略L
形の信号端子板3と信号端子ねじ4とから成る一対の信
号線接続端子部5(一方のみ図示)が形成してあり、こ
れらの信号線接続端子部5によって信号線Lsがケース
1の内部回路に電気的に接続される。なお、6は操作ハ
ンドル23の前面に取着されるネームカードであり、7
は操作孔7aより操作ハンドル23の前部を突出させて
化粧カバー30の前面に取着される銘板である。
【0026】銘板7には、操作ハンドル23に対応する
部位にやや前方に突出するように周部に段差を有する操
作部7aが形成され、操作部7aは操作ハンドル23を
操作できるように厚み方向に可撓性を有している。銘板
7は大部分が透明であって操作部7aと操作ハンドル2
3との間に挟まれるネームカード6に表記された文字な
どを読むことができるようになっている。また、銘板7
において表示孔33や信号孔34が並ぶ部位には帯状に
非透光部が形成され、表示孔33が外部から見えにくく
なっている。なお、非透光部において信号孔34に対応
する部位には赤外線を透過させる赤外線透過部が形成さ
れる。
【0027】上述のケース1は負荷状態を表示するため
の2種類の発光ダイオードを備えた従来の操作用端末器
と同一の構成を有している。本実施例では、システム構
成によって表示手段による表示と、実際の負荷状態とが
一致しない場合(例えば、図6に示すような動力負荷を
制御する場合)に対応するために表示手段たる上記発光
ダイオードを具備せず、その代わりに、カバー20の突
台部20aの前面に穿設された表示孔25を板状の遮蔽
板8により塞ぐようにしてある。この遮蔽板8は、上記
表示孔25の位置に載置された状態で、突台部20aに
被着される化粧カバー30の裏面側と突台部20aの前
面側との間で挟持される。なお、遮蔽板8は突台部20
aの前面に接着などの方法で固定するようにしてもよ
い。
【0028】ここで、本実施例では、図3に示すように
カバー20の長手方向両側面には取付枠30に設けた取
付孔31a,31bに係合可能な各一対の係合爪27が
突設されている。しかるに、取付枠30に設けた窓部3
2に突台部20aを挿入した状態で、結合爪27を取付
孔31a,31bに係合させることによって、ケース1
が取付枠30に固定されるのである。したがって、取付
枠30を用いる埋込型の配線器具と取付枠30などを共
用することができ、取付用の部材をあらたに製造する必
要がないから製造コストの低減につながり、また施工時
においても配線器具と同様の施工技術を適用できるから
新たな技術の習得が不要になるのである。
【0029】取付枠30は、一対の側片33a,33b
と、両側片33a,33bの上下両端間をそれぞれ結合
する上片34および下片35とにより矩形状に形成され
ている。この取付枠30は合成樹脂製であって、各側片
33a,33bは断面L字状に形成されている。一方の
側片33aには縦片と横片との間の角部に3対(合計6
個)の取付孔31aが穿孔され、他方の側片33bは各
一対の取付孔31a間に対向する部位で縦片と横片とが
分離され、横片から後方に延長されている縦片は横片と
の距離を変えるように撓むことができる解除片を形成し
ている。すなわち、側片33bには3個の解除片が設け
られている。各解除片の前端中央部にはそれぞれ操作片
33cが突設され、操作片33cの基部の両側に形成さ
れた各肩部と側片33bの横片との間が取付孔31bと
して機能する。すなわち、側片33bには3対の取付孔
31bが形成されることになる。
【0030】取付枠30にケース1を取り付けるに際し
ては、突台部20aを窓部32に挿入した状態で、ケー
ス1の両側面に1対ずつ突設された係合爪27を取付枠
30の対応する取付孔31a,31bに挿入すると、係
合爪27が取付孔31a,31bに係合して取付枠30
にケース1が保持されるのである。一方、取付枠30か
らケース1を取り外す際には、操作片33cをマイナス
ドライバの先端部などでこじることで解除片を窓部32
の側縁から離れるように撓ませると、取付孔31bと係
合爪27との係合状態を解除することができる。
【0031】取付枠30の上片34および下片35に
は、それぞれ横長の長孔36とプレート取付孔37とが
穿孔され、長孔36の両側方にはそれぞれ引掛孔38が
形成される。取付枠30を壁等に埋め込まれたスイッチ
ボックスなどに取り付けるには、ボックスねじを長孔3
6を通してスイッチボックスに螺合させる。また、パネ
ル状の壁等に取付枠30を固定するには、壁等に穿孔し
た固定孔の周部の表面側に取付枠30を当接させ、引掛
孔38に一端が引掛けられる引掛金具の他端部を固定孔
の周部の裏面側に当接させ、長孔36を通して引掛金具
に螺合する引締めねじを締め付けることによって引掛金
具の上記他端部を取付枠30に近付けるのである。この
ようにして、取付枠30と引掛金具との間で固定孔の周
部を挟持することになり、取付枠30をパネル状の壁等
に固定することができる。さらに、長孔36を通して壁
等に木ねじを螺合させれば、取付枠30を壁等に直付け
することも可能である。このようにして壁等に固定され
た取付枠30の前面は、化粧プレートで覆われるのであ
って、化粧プレートはプレート取付孔37に螺合するプ
レートねじを用いて取付枠30に固定される。
【0032】上記構成によれば、負荷の種類に依らずに
使用できる遠隔監視制御システムの操作用端末器が実現
でき、しかも、表示手段たる発光ダイオード用の表示孔
25,33が穿設された従来構成のケース1を、負荷状
態の表示手段を持たない操作用端末器のケースに流用す
ることによりコストダウンを図ることができ、また、上
記表示孔25を遮蔽板8によって塞いだため、表示孔2
5からケース1内部へのゴミや埃などの異物の侵入を防
ぐことができる。しかも、遮蔽板8はカバー20の突台
部20aと化粧カバー30とで挟持固定するようになっ
ているため、簡単に着脱することができ、従来の操作用
端末器への対応も容易に行なうことができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、各別にアドレスを有
する複数個の端末器を2線式の信号線を介して伝送処理
装置に時分割多重接続方式で接続し、伝送処理装置は、
アドレスデータを含む伝送信号を信号線に送出すること
によって端末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期し
て設定した信号返送期間に端末器からの操作データを受
信すると操作データに基づいて制御データを生成し、操
作データを発生した端末器とアドレスによる対応関係が
あらかじめ設定されている他の端末器に対して制御デー
タを伝送してその端末器に接続された負荷を制御する遠
隔監視制御システムに用いられ、スイッチの操作に基づ
く操作データを発生する操作用端末器であって、負荷の
状態を表示する表示手段の表示用の光を投光する表示孔
が穿設された既存のケースを備え、この表示孔を遮蔽す
る遮蔽手段を設けたので、負荷の種類に依らずに使用で
きる遠隔監視制御システムの操作用端末器が実現でき、
しかも、負荷状態の表示手段を持つ既存の操作用端末器
のケースを流用することによりコストダウンを図ること
ができるとともに、表示孔からケース内部へのゴミや埃
などの異物の侵入を防ぐことができ、負荷の状態と表示
手段による表示が一致しないという不具合が生じない操
作用端末器を安価に製造することができるという効果が
ある。
【0034】請求項2の発明は、ケースの前面に着脱自
在に載置されて表示孔を遮蔽する遮蔽板から成る遮蔽手
段を備えたので、遮蔽手段たる遮蔽板を簡単に着脱する
ことができ、既存の操作用端末器のケースへの対応も容
易に行なうことができるという効果がある。請求項3の
発明は、埋込型の配線器具用に規格化されている大角形
3個用の取付枠に3個まで取り付けることができる単位
寸法の配線器具の1個分の寸法にケースを形成するとと
もにその取付枠に設けた取付孔に係合可能な係合爪をケ
ースの両側面に突設して成るので、取付枠を用いる埋込
型の配線器具と取付枠などを共用することができ、取付
用の部材を新たに製造する必要がないから製造コストの
低減が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同上を示すブロック図である。
【図3】同上を取付枠に取り付ける場合の説明図であ
る。
【図4】遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図5】遠隔監視制御システムに用いる伝送信号を説明
する動作説明図である。
【図6】遠隔監視制御システムの他の構築例を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
1 ケース 7 銘板 8 遮蔽板 20 カバー 25 表示孔 27 係合爪 30 化粧カバー 33 表示孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各別にアドレスを有する複数個の端末器
    を2線式の信号線を介して伝送処理装置に時分割多重接
    続方式で接続し、伝送処理装置は、アドレスデータを含
    む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
    別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送
    期間に端末器からの操作データを受信すると操作データ
    に基づいて制御データを生成し、操作データを発生した
    端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ設定され
    ている他の端末器に対して制御データを伝送してその端
    末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御システム
    に用いられ、スイッチの操作に基づく操作データを発生
    する操作用端末器であって、負荷の状態を表示する表示
    手段の表示用の光を投光する表示孔が穿設された既存の
    ケースを備え、この表示孔を遮蔽する遮蔽手段を設けて
    成ることを特徴とする遠隔監視制御システムの操作用端
    末器。
  2. 【請求項2】 ケースの前面に着脱自在に載置されて表
    示孔を遮蔽する遮蔽板から成る遮蔽手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システムの操作
    用端末器。
  3. 【請求項3】 埋込型の配線器具用に規格化されている
    大角形3個用の取付枠に3個まで取り付けることができ
    る単位寸法の配線器具の1個分の寸法にケースを形成す
    るとともにその取付枠に設けた取付孔に係合可能な係合
    爪をケースの両側面に突設して成ることを特徴とする請
    求項1又は2記載の遠隔監視制御システムの操作用端末
    器。
JP3510695A 1995-02-23 1995-02-23 遠隔監視制御システムの操作用端末器 Pending JPH08237774A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9674971B2 (en) 2014-03-11 2017-06-06 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Terminal device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9674971B2 (en) 2014-03-11 2017-06-06 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Terminal device

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