JP3131309B2 - 操作用端末器の取付枠への取付構造 - Google Patents

操作用端末器の取付枠への取付構造

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JP3131309B2
JP3131309B2 JP04288290A JP28829092A JP3131309B2 JP 3131309 B2 JP3131309 B2 JP 3131309B2 JP 04288290 A JP04288290 A JP 04288290A JP 28829092 A JP28829092 A JP 28829092A JP 3131309 B2 JP3131309 B2 JP 3131309B2
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祐 山本
進 中埜
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷を監視制御する遠
隔監視制御システムに用いられ負荷を操作するスイッチ
を備えた操作用端末器の取付枠への取付構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数個ずつの操作用端末器お
よび制御用端末器を時分割多重接続方式で信号線に接続
し、スイッチを備える操作用端末器でスイッチの操作に
より発生した操作データに基づいて制御データを作成
し、その制御データを負荷を接続した制御用端末器に伝
送することによって、負荷の動作状態をスイッチの操作
に対応させるようにした遠隔監視制御システムが提供さ
れている。
【0003】遠隔監視制御システムは、たとえば図38
に示すように構成される。すなわち、中央処理装置81
には、スイッチSWの操作状態を監視する複数個の操作
用端末器82、負荷Lを制御する複数個の制御用端末器
83などが2線式の信号線Lsを介して接続される。操
作用端末器82および制御用端末器83には、それぞれ
個別のアドレスが設定され、このアドレスを用いて中央
処理装置81が操作用端末器82および制御用端末器8
3を個別に認識する。
【0004】中央処理装置81は信号線Lsに対して、
図39(a)(b)のような形式の伝送信号Vsを送出
する。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始を示す
スタートパルスST、信号モードを示すモードデータ信
号MD、操作用端末器82や制御用端末器83を各別に
呼び出すためのアドレスデータを伝送するアドレスデー
タ信号AD、負荷Lを制御する制御データを伝送する制
御データ信号CD、伝送エラーを検出するためのチェッ
クサムデータ信号CS、操作用端末器82や制御用端末
器83からの返送信号を受信するタイムスロットである
信号返送期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多
重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送され
るようになっている。
【0005】各操作用端末器82および各制御用端末器
83では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsに
より伝送されたアドレスデータがあらかじめ設定されて
いるアドレスデータに一致すると、伝送信号Vsから制
御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送
期間WTに同期して返信データを電流モード信号(信号
線Lsを適当な低インピーダンスを介して短絡すること
により送出される信号)として返送する。
【0006】また、中央処理装置81には、ダミー信号
送信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。ダ
ミー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモ
ードとし、各操作用端末器82および制御用端末器83
には設定されていない空きアドレスをアドレスデータと
して備えたダミー伝送信号を常時送出する。また、割り
込み信号処理手段は、いずれかの操作用端末器82で発
生した図39(c)のような割り込み信号Viを受信し
たときに、割り込み信号を発生した操作用端末器82を
検出した後、その操作用端末器82をアクセスして返信
データを返送させる。すなわち、常時はダミー信号送信
手段によってダミー信号を信号線Lsに送出し、スイッ
チSWの操作に伴って操作用端末器82から発生した割
り込み信号Viをダミー伝送信号のスタートパルス信号
STに同期して検出すると、割り込み処理手段によって
中央処理装置81からモードデータ信号MDをアドレス
確認モードとした伝送信号Vsを送出するのである。ア
ドレス確認モードでは、アドレスの一部が共通している
操作用端末器82をグループ化し、各グループごとに一
括して伝送信号Vsする。割り込み信号Viを発生した
操作用端末器82は、モードデータ信号MDがアドレス
確認モードである伝送信号Vsを受信すると、この伝送
信号Vsの信号返送期間WTに同期して操作用端末器8
2に設定されているアドレスデータを返信データとして
返送する。このようにして中央処理装置81では割り込
み信号Viを発生した操作用端末器82のアドレスを獲
得し、獲得したアドレスを用いて操作用端末器82をア
クセスすることによって、操作用端末器82に接続され
たスイッチSWの操作状態に対応した操作データを返信
データとして受け取るのである。
【0007】中央処理装置81では、操作用端末器82
から返送された操作データに基づいて、スイッチSWに
対する対応関係があらかじめ設定されている負荷Lを接
続した制御用端末器83に伝送する制御データを作成す
るとともに、その制御データを含む伝送信号Vsを信号
線Lsに送出し、対応する制御用端末器83に制御デー
タを伝送して負荷Lを制御する。
【0008】操作用端末器82では互いに独立したスイ
ッチSWを最大4個まで接続することができ、また、制
御用端末器83では互いに独立した負荷Lを最大4個ま
で接続することができるように構成されている。すなわ
ち、同一のアドレスデータが設定された操作用端末器8
2および制御用端末器83について、さらに2ビットず
つの負荷番号データが設定されており、スイッチSWや
負荷Lを最大4個まで識別可能としているのである。
【0009】ところで、従来の操作用端末器82のケー
スは、JIS規格等において規格化されている埋込型の
配線器具と同様に施工できるように、規格化された埋込
型の配線器具用に規格化されている取付枠に取着できる
ように外形形状および寸法が設定されている。すなわ
ち、ケースの後部は取付枠の後方に突出し、施工面の中
にケースの後部が挿入された形で施工面に取着されるよ
うになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、コ
ンクリート壁のように充実した壁の壁面を施工面とする
ときには、施工面に埋込ボックスを埋め込み、この埋込
ボックスに螺合するボックスねじを用いて取付枠を取着
するのであって、この取付枠に後方からケースを取着し
ている。したがって、施工面には少なくとも埋込ボック
スの大きさの穴を形成することが必要であって、比較的
大きな穴を形成することになるから、施工が面倒である
という問題を有している。
【0011】このような問題を解決するために、本発明
者は、取付枠の背面よりもケースの背面が前方に位置す
るようにして、施工面に穴を形成することなく取付枠を
施工面に密着させることを可能にする構成を提案してい
る。このような構成を採用するときには、ケースと取付
枠とはともに前後方向の厚みを小さくすることが要求さ
れ、取付枠の厚みの範囲内でケースを十分な強度で保持
することは困難であるから、ケースを取付枠に取着する
有効な構造が要求される。また、保守点検などを考慮し
てケースを取付枠から比較的容易に外すことができるよ
うにすることも要求される。
【0012】本発明は上述した要求を満たすことを目的
とするものであり、厚みの小さい取付枠およびケースを
用いながらも取付枠に対して十分な強度でケースを結合
することができ、しかも、比較的容易にケースを取付枠
から外すことができるようにした操作用端末器の取付枠
への取付構造を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、各別にアドレスを有する複数個の端末
器を2線式の信号線を介して中央処理装置に時分割多重
接続方式で接続し、中央処理装置は、アドレスデータを
含む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を
個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返
送期間に端末器からの操作データを受信し、操作データ
に基づいて制御データを生成するとともに、操作データ
を発生した端末器とアドレスによる対応関係があらかじ
め設定されている他の端末器に対して制御データを伝送
して端末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御シ
ステムに用いられ、スイッチの操作に基づく操作データ
を発生する操作用端末器のケースを施工面に当接するよ
うに取着される取付枠の取付窓に後部を挿入した形で取
着する取付構造であって、ケースの前部が取付窓の周部
の前面側に当接し、ケースの後部の一方の側面に突設さ
れた取付爪が取付窓の周部に形成された第1受け部の背
面側に当接するとともに、ケースの後部の他方の側面に
突設された係合爪が取付窓の周部に形成された第2受け
部の背面側に当接することによって、ケースの前部と取
付爪および係合爪とにより取付窓の周部を挟持してケー
スが取付枠に取着され、係合爪はケースから離れる向き
の弾性を有する取付舌片を介してケースに連結され、第
1受け部および第2受け部は取付爪および係合爪との当
接面が取付枠の背面よりも前方に位置するように取付枠
に対して前方に突出した形状に形成され、ケースは取付
枠の前面に当接する部位よりも前方でケースの前部を覆
う着脱自在な化粧カバーを備え、化粧カバーを外した状
態におけるケースの前面には係合爪をケースに近付ける
向きに取付舌片を撓ませる工具を挿入することができる
外し孔が開口するのである。
【0014】
【作用】本発明では、ケースの後部の各側面に突設した
取付爪および係合爪を取付枠に形成された取付窓の周部
の第1受け部および第2受け部の背面に当接させ、かつ
ケースの前部を取付窓の周部の前面に当接させ、ケース
の前部と取付爪および係合爪で取付窓の周部を挟持する
ことによってケースを取付枠に固定しているのであっ
て、第1受け部および第2受け部は取付爪および係合爪
との当接面が取付枠の背面よりも前方に位置するように
取付枠に対して前方に突出した形状に形成されているの
で、ケースの背面を取付枠の背面よりも前方に位置させ
ながらも、ケースを取付枠に対して十分な強度で取着す
ることができるのである。しかも、係合爪は、ケースか
ら離れる向きの弾性を有した取付舌片を介してケースに
連結され、ケースには取付枠の前面に当接する部位より
も前方でケースの前部を覆う着脱自在な化粧カバーを設
け、化粧カバーを外した状態におけるケースの前面には
外し孔が開口するようにし、外し孔に工具を挿入するこ
とによって係合爪をケースに近付ける向きに取付舌片を
撓ませることができるようにしているので、ケースを取
付枠から外す際には、化粧カバーを外した後、工具を外
し孔に挿入すればよいのであって、ケースを取付枠から
比較的簡単に外すことができるのである。また、ケース
の前部を取付枠の前面に当接させるとともに、取付爪と
係合爪とを取付枠の背面に当接させることによってケー
スを取付枠に取着しているのであって、係合爪を工具で
撓ませるとケースを取付枠の前方に取り外すことができ
るから、ケースを取り外す際に取付枠を施工面から外さ
ずにケースを単独で取り外すことができ、保守点検作業
が容易になるのである。
【0015】
【実施例】操作用端末器82の内部回路は、図37に示
すように構成される。すなわち、マイクロプロセッサを
内蔵した専用の集積回路よりなる信号処理部91を備
え、信号処理部91は送受信部92を通して信号線Ls
に接続される。信号処理部91は不揮発性のメモリより
なる記憶部93に格納された機能データおよびアドレス
データに基づいて動作する。アドレスデータは、操作用
端末器82や制御用端末器83に固有なアドレスを定め
る。機能データは、各スイッチSWの操作によって各負
荷Lを個別に制御するようにスイッチSWと負荷Lとを
一対一対応させるか、各スイッチSWの操作によって複
数個の負荷Lを一括して制御するようにスイッチSWと
負荷Lとを一対多対応させるかを選択する対応関係のデ
ータや、スイッチSWの操作後に一定時間だけ負荷Lを
動作させたり、スイッチSWの操作後に一定時間だけ遅
延して負荷Lの動作を停止させたりするようなタイマ動
作についてのデータを含んでいる。記憶部93に格納さ
れた機能データおよびアドレスデータは、受光素子LR
および発光素子LEを備えるワイヤレス送受信部94に
より授受されるアドレス設定器85(図38参照)から
の赤外線等によるワイヤレス信号や信号線Lsを伝送さ
れる設定モードの伝送信号Vsにより書換可能になって
いる。操作用端末器82の内部回路の電源は信号線Ls
上の伝送信号Vsを送受信部92に設けた電源回路部に
よって全波整流し安定化することによって得られる。
【0016】アドレス設定器85は、赤外線によるワイ
ヤレス信号を送出するのであって、記憶部93に格納す
る機能データおよびアドレスデータの設定、確認、修正
を行う。すなわち、ワイヤレス送受信部94でアドレス
設定器85からのワイヤレス信号を受信すると、ワイヤ
レス信号の要求する動作に従って信号処理部91では記
憶部93のデータを操作する。データの設定が要求され
たときには、ワイヤレス信号の内容に従って記憶部93
のデータを書換え、また、ワイヤレス信号を正常に受信
したことを示す受信確認信号をワイヤレス送受信部94
を通してアドレス設定器85に返す。データの確認が要
求されると、記憶部93のデータを読み出してアドレス
設定器85に伝送し、データの修正が要求されると、設
定の場合と同様に所要のデータを書き込み、書き込んだ
データをアドレス設定器85に返送する。
【0017】操作用端末器82では、スイッチSWの操
作に伴う負荷Lの制御状態に対応て点灯・消灯する発光
ダイオードよりなる表示ランプLD1 ,LD2 を各スイ
ッチSWに対して各一対ずつ備え、スイッチSWに対応
する対のうちの一方は対応する負荷Lの動作時に点灯
し、他方は負荷Lの非動作時に点灯する。また、信号処
理部91にはクロック信号を発生させるための水晶振動
子95や、動作開始時にリセットするリセット回路96
が接続される。
【0018】図3に示すように、上記回路は印刷配線基
板である回路基板2に実装され、この回路基板2はケー
ス1に納装される。ケース1は、前面開口する前後の厚
みが小さい直方体状のボディ10と、後面開口する前後
の厚みが小さい直方体状に形成されボディ10の前面の
開口を覆うカバー20と、カバー20の前面を覆う化粧
カバー30とにより形成される。ボディ10とカバー2
0とは、カバー20の背面側に突設された組立爪21
(図8)をボディ10の一方の側縁部に形成した組立孔
11の周部に係合させるとともに、ボディ10に穿孔し
た透孔12(図15)を通して挿入された組立ねじ(図
示せず)をカバー20の裏面に突設されているボス22
に螺合させることによって結合される。ここに、図5な
いし図7に示すように、カバー12はボディ10よりも
上下寸法が大きく、また、ボディ10の後部はカバー1
2の後面よりも後方に突出する。化粧カバー30の裏面
には係着爪(図示せず)が突設され、カバー20の4箇
所に形成された係着孔23の周部に係着爪を係合させる
ことによってカバー20に対して化粧カバー30が着脱
自在に結合される。化粧カバー30の前面には合成樹脂
シートよりなる銘板40が貼着される。
【0019】ボディ10の右側面には図6のように上下
一対の取付爪13が突設され、左側部における上下の中
央部には前後に貫通する通孔14(図8)が形成され、
カバー20に連続一体に形成された取付舌片24が通孔
14に挿通される。取付舌片24の先端部には、ケース
1の前後方向における取付爪13と同じ位置で側方に突
出する係合爪25が形成されている。したがって、図7
に示すように、係合爪25はボディ10の左側面に突出
する。カバー20において取付舌片24の基部には、図
9に示すように、カバー20を前後に貫通する外し孔3
5が形成され、外し孔35にドライバの先端部などを挿
入すれば係合爪25をケース1に近づけるように取付舌
片24を撓ませることができるようになっている。
【0020】カバー20には、回路基板2に実装された
押釦スイッチである4個のスイッチSWにそれぞれ対応
する位置で、スイッチSWの操作部としての操作片26
が設けられる。操作片26はカバー20に形成した操作
孔27の中に挿入されていて、前後に弾性的に移動でき
るように操作片26の周部の要所が操作孔27の周縁に
連続一体に結合されている。すなわち、操作片26に前
方(図3の上方)から押力を作用させるとスイッチSW
を操作することができ、操作片26に作用させる押力を
解除すると操作孔27の周縁と操作片26とを連結する
部位の弾性によって操作片26が元の位置に復帰するよ
うにしてある。操作片26の前部はカバー20よりも前
方に突出する。カバー20には、各スイッチSWに対応
した表示ランプLD1 ,LD2 を対ごとに挿入する表示
孔28が形成され、さらにワイヤレス信号を授受する受
光素子LRおよび発光素子LEを露出させる信号孔29
も形成されている。
【0021】化粧カバー30には、操作片26の前部が
挿通される挿通孔31が各操作片26に対応して穿孔さ
れ、さらにカバー20の表示孔28および信号孔29に
対応する部位に、表示孔32および信号孔33が穿孔さ
れている。ここに、操作片26の前部は化粧カバー30
の前面からわずかに突出するように寸法が設定されてい
る。また、化粧カバー30をカバー20に取り付けた状
態では外し穴35は化粧カバー30によって覆われる。
【0022】銘板40には、操作片26に対応する部位
にやや前方に突出するように周部に段差を有する操作部
41が形成され、操作部41は操作片26を操作できる
ように厚み方向に可撓性を有している。銘板40は大部
分が透明であって操作部41と操作片26との間に挟ま
れるネームプレートの文字などを読むことができるよう
になっている。図4に示すように、銘板40において表
示孔32や信号孔33が並ぶ部位には帯状に非透光部4
2が形成され、非透光部42において表示孔32に対応
する部位には可視光線を透過させる透光部43が形成さ
れ、非透光部42において信号孔33に対応する部位に
は赤外線を透過させる赤外線透過部44が形成される。
【0023】回路基板2はボディ10とカバー20との
間に形成される空間内に収納されるのであって、回路基
板2の左右の一側部はボディ10の一側部に突設された
保持爪15とボディ10の後壁との間で挟持され(図
8)、回路基板2の他側部は切欠16を組立ねじに係合
させることによって位置決めされる。また、回路基板2
にはボディ10の周壁を貫通する導電性を有する板ばね
よりなるリード板3の一端部が半田により接続される。
リード板3の他端部にはケース1の背面側に略J形に折
曲された接触部3aが形成される。リード板3はケース
1の左右の各側面について各一対ずつ設けられる。ボデ
ィ10の中央部には、図5に示すように、後述するコネ
クタ50が機械的に結合される結合孔17、およびコネ
クタ50の導電部をケース1の中に導入する接続孔18
がコネクタ50との接続部として穿孔されている。結合
孔17および接続孔18は各一対設けられ弧状に形成さ
れる。さらに、ケース1の外側面には各結合孔17とほ
ぼ同じ円周上でロック溝19が結合孔17に連続して形
成される。コネクタ50は信号線Lsをケース1の内部
回路に接続するために用いられ、ケース1の左右の各側
面に露出した各一対のリード板3は回路基板2の導電パ
ターンを介して信号線Lsに電気的に接続される。
【0024】上述のように形成されたケース1は、図2
に示すように、金属製の取付枠60に取着される。本実
施例で示す取付枠60は、図10に示すように2個の取
付窓61を有し、各取付窓61にそれぞれケース1を取
着できるようになっている。各取付窓61の右側部には
ケース1に設けた取付爪13が係合可能な第1受け部6
2が形成され、各取付窓61の左側部には係合爪25が
係合可能な第2受け部63が形成される。第1受け部6
2および第2受け部63は、図11および図13に示す
ように、取付枠60の一部を前方に打ち出して形成され
ており、第1受け部62に取付爪13を挿入し、かつ第
2受け部63に係合爪25を挿入したときに、カバー2
0の後面が取付枠60の前面に当接することによってケ
ース1が取付枠60に固定されるようになっている。ま
たケース1を取付枠60に取着した状態では、ケース1
の背面は取付枠60の背面とほぼ面一ないし取付枠60
の背面よりもやや前方に位置するように寸法関係が設定
してある。
【0025】図15(a)のように取付枠60にケース
1を取着する際には、図15(b)のようにケース1の
左端部に形成された取付爪13を取付枠60の第1受け
部62に係合させた状態でケース1の右端部を取付枠6
0に向かって押し付けるようにする。ここで、取付舌片
24の先端部に設けた係合爪25の後面(図15の下
面)は係合爪25の先端に向かって前方に傾斜している
から、ケース1を取付枠60に押し付けると係合爪25
の後面が第2受け部63の前面に当接することによっ
て、取付舌片24が係合爪25を取付爪13に近づける
向きに撓み、その後、図15(c)のように係合爪25
が第2受け部63に導入されて、ケース1が取付枠60
に固定されるのである。
【0026】一方、図1(a)のように取付枠60に取
着したケース1を取付枠60から外すには、図1(b)
のように化粧カバー30をカバー20から外し、カバー
20に設けた外し孔35を露出させる。ここで、外し孔
35にドライバの先端部などの工具36を挿入すれば、
取付舌片24が撓んで係合爪25と第2受け部63との
係合状態が解除されるから、図1(c)のようにケース
1を取付枠60に対して傾けることができるようにな
り、図1(d)のように取付枠60からケース1を取り
外すことができるのである。
【0027】以上説明したように、ケース1を取付枠6
0に取着する際には、工具36を用いることなくケース
1を取付枠60に前方から押し付けるだけでよいのであ
る。また、ケース1を外す際にはドライバのような簡単
な工具36を用いるだけであるから、取付枠60に対す
るケース1の着脱作業は容易である。ここで、ケース1
を取付枠60から外すときには、化粧カバー30を外す
作業を必要としていることによって、施工方法を知る業
者以外の者がいたずらなどでケース1を外す頻度が少な
くなるのである。また、従来構成では取付枠60に対し
て後方からケースを取着するようになっていることに比
較すれば、取付枠60を施工面に固定した状態でケース
1を取着することができ保守などの際のケース1の着脱
が容易になる。
【0028】取付枠60の各取付窓61の上下には、図
10に示すように、それぞれボックスねじが挿通される
各一対の左右に長い長孔状の取付孔64が形成される。
上下の取付孔64の距離は、JIS規格等によって規格
化されている埋込型配線器具の施工時に用いる埋込ボッ
クス4(図2)の舌片4aに螺合するボックスねじを挿
通することができるように設定されている。すなわち、
上下の取付孔64の間隔は、規格化された単位寸法の埋
込型配線器具を3個まで取り付けることができる大角形
3個用の取付枠と等しく設定されているのである。その
結果、配線器具用の既製の埋込ボックス4に取付枠61
を取着することができるのである。
【0029】また、取付枠60の各取付窓61の上下に
は、それぞれプレートねじが螺合するプレート用ねじ孔
65が形成され、規格化された埋込型配線器具の施工時
に用いる化粧プレート5(図2)を取付枠60に取着で
きるようになっている。すなわち、化粧プレート5は、
図2に示すように、プレート用ねじ孔65に螺合するプ
レートねじを挿通する貫通孔5cを有しプレートねじに
よって取付枠60に結合される中枠5aと、中枠5aに
対して着脱自在に結合される爪(図示せず)を有した外
枠5bとからなる。外枠5bにはケース1の前部を挿通
することができる露出窓5dが開口する。したがって、
操作片26に押力を作用させる部位を化粧プレート5の
露出窓5dを通して露出させることができるのである。
このように、埋込型の配線器具に用いられている既製の
化粧プレート5を取付枠60に取着できるようにしてい
るから、埋込ボックス4だけではなく化粧プレート5に
ついても既製のものを流用することができ、施工に要す
る部材の製造コストの増加を抑制することができるので
ある。
【0030】取付枠60における各取付窓61の上下に
は、各一対の引掛孔66も形成されており、壁パネルな
どに形成した取付用孔の周部を取付枠60との間で挟持
する挟み金具の一端部を引掛孔66に挿入した状態で、
取付孔64を通して挟み金具に螺合させた引き付けねじ
を締め付けることによって、挟み金具の端部を取付枠6
0に近づけることができるようになっている。さらに、
取付枠60の周部の要所にはリブ67が打ち出されると
ともに、図12に示すように取付窓61の上下両縁には
前方に突出する突片68が形成され、リブ67や突片6
8によって取付枠60が補強されている。
【0031】ところで、取付枠60の中央片69には第
1受け部62および第2受け部63とは異なる位置で、
他の部位よりも幅が狭くなるように両側部を切欠した形
状のブリッジ71が2箇所に形成されている。ブリッジ
71の裏面側の両側面には、図14に示すように、取付
枠60の厚み方向において裏面側ほど幅を狭くするよう
に傾斜した傾斜面72が形成されている。ブリッジ71
には、図16に示すように、絶縁性材料よりなる基台7
0が嵌着される。図17に示すように、基台70の前面
(図17(a)の上面)には両取付窓61に跨がる方向
に走る保持溝73が形成され、保持溝73の中には導電
性材料よりなる導電片74が固着される(図16)。基
台70の後面(図17(a)の下面)には、ブリッジ7
1の両側の切欠部分にそれぞれ嵌着される一対の脚片7
5が突設され、両脚片75の対向面における先端部に
は、ブリッジ71の傾斜面72に係合する保持爪76が
突設されている。基台70をブリッジ71に嵌着した状
態では、基台70の左右両側面と取付枠60の中央片の
左右両側面とはほぼ面一になる。
【0032】上述したブリッジ71は、取付枠60にケ
ース1を取着した状態でケース1から露出しているリー
ド板3の接触部3aに対応するように設けられ、図18
に示すように、接触部3aの一部は基台70の保持溝7
3に導入されて導電片74に当接するようになってい
る。ここに、リード板3は板ばねによって形成され、前
後方向(図18の上下方向)に弾性を有しているから、
接触部3aと導電片74とは確実に接触する。したがっ
て、図19のように取付枠60の2個の取付窓61の中
にケース1を取り付けるときに、取付枠60に2個の基
台70を取り付けておけば、両ケース1の間でリード板
3が電気的に接続されることになる。上述したようにリ
ード板3はコネクタ50を介して信号線Lsに接続され
るので、両ケース1の間で信号線が送り配線されること
になる。すなわち、図19ないし図23に示すように、
2個のケース1のうちの一方に対してコネクタ50を接
続して信号線Lsを一方のケース1に接続すれば、他方
のケース1に対してはリード板3および導電片74を介
して信号線Lsが接続されることになるから、2個のケ
ース1を設けていてもコネクタ50は1個だけ設ければ
よいことになる。
【0033】コネクタ50は、図24ないし図30に示
すように、一方の底面が開口した有底円筒状のコネクタ
ボディ51と、コネクタボディ51の開口面を閉塞する
ように嵌着されるコネクタカバー52とに囲まれる空間
に、信号線Lsを接続する速結端子53と、ケース1に
納装されている回路基板2の導電パターンに接触する接
触子54とを設けた構成を有している。コネクタボディ
51とコネクタカバー52とは溶着、接着、凹凸係合等
の周知の手段によって固着される。
【0034】コネクタカバー52の前面(図24の上
面)には、ボディ10に形成された結合孔17に挿入さ
れる一対の引掛突起55が突設される。すなわち、結合
孔17は、図5に示すように、周方向における一端部側
に幅広の導入部17aが形成され他端部に幅狭の引掛部
17bを有するのであって、引掛突起55は、導入部1
7aに導入できるが引掛部17bには導入できない寸法
に形成され、かつ引掛突起55を導入部17aに導入し
た後にコネクタ50を回転させたときに引掛部17bの
周部が導入される引掛溝55aを有している。したがっ
て、図31(a)のようにコネクタ50をケース1に結
合し、図31(b)のようにコネクタ50を回転させる
と、引掛溝55aに引掛部17bの周部が係合すること
によってコネクタ50はケース1に対して抜け止めされ
ることになる。
【0035】一方、コネクタカバー52において引掛突
起55とほぼ同じ円周上には位置決め孔52aが形成さ
れ、コネクタボディ51の開口面に突設された位置決め
突起51aが位置決め孔52aに嵌入されている。位置
決め突起51aの先端面にはロック突起51bが突設さ
れる。図29に示すように、ロック突起51bはコネク
タ50の前面から突出し、その突出寸法は引掛突起55
よりも小さく設定されている。ロック突起51bは、引
掛突起55を結合溝17の導入部17aに導入したとき
に、結合孔17に連続して形成されているロック溝19
の一端部に挿入され(図31(a))、コネクタ50を
回転させるとケース1の裏面に圧接してコネクタ50が
ケース1に対して容易に回転しないようにする(図31
(b))。
【0036】コネクタボディ51とコネクタカバー52
との間の空間に納装される速結端子53は、図32ない
し図35のように一対の端子枠56aを連結片56bを
介して結合した端子板56と、各端子枠56aにおいて
互いに対向する一対の片間に配設された鎖錠ばね57
と、コネクタボディ51の中で前後方向(図24の上下
方向)に形成されたガイド溝51cにより案内される解
除釦58とにより構成される。鎖錠ばね57は、帯状の
板ばねの両端部を折曲して接触片57aと鎖錠片57b
とを形成した周知の形状を有し、導入された電線を接触
片57aと端子枠56aとの間に挟持して電気的な接触
状態を確保するとともに、電線に鎖錠片57bの先端縁
を食い込ませるこによって電線の抜け止めをするように
なっている。また、解除釦58は端子板56に設けた一
対の端子枠56aの間に配設される主板58aの両側面
に鎖錠片57bに接触する押突起58bを設けた形状に
形成され、さらに主板58aの後縁(図24の下縁)に
は操作釦58cが突設されている。したがって、操作釦
58cを前方に押圧すると押突起58bを介して鎖錠片
57bに押力を作用させることができ、鎖錠片57bが
電線から離れるように撓むことによって電線を容易に引
き抜くことができるのである。この種の速結端子53の
動作は周知のものである。
【0037】コネクタボディ51の後面には、図26に
示すように、各鎖錠ばね57に対応した電線挿入孔59
が形成され、また、解除釦58における操作釦58cが
露出する。したがって、コネクタ50に対して信号線L
sを結線する際には、電線挿入孔59に信号線Lsとな
る電線を導入すれば鎖錠ばね57による抜け止めがなさ
れて容易に結線することができる。一方、信号線Lsと
なる電線をコネクタ50から外すときには、操作釦58
cを押しながら電線を引き抜けばよいのである。
【0038】ところで、接触子54は、図36に示すよ
うに、断面略コ形に形成された主体54aの一端部に屋
根型の接触部54bを設け、主体54aの他端部に位置
決め用の折り返し部54cを形成するとともに、主体5
4aの一所に固定片54dを切り起こした形状に形成さ
れている。折り返し部54cは、主体54aの側面から
離れるように膨らんだ略三角形の部分と、主体54aの
側面に略平行な部分とが連続する形状に形成されてい
る。接触子54は、図29に示すように、主体54aと
折り返し部54cと固定片54dとによって、端子板5
6の連結片56bを囲むことによって端子板56に電気
的および機械的に結合される。また、コネクタボディ5
1の内周面に突設された固定リブ51dの先端部が主体
54aの中に挿入されることによって接触子54が位置
決めされ、かつコネクタカバー52の位置決め孔52a
の周縁に突設された固定リブ52bが折り返し部54c
に当接することによっても接触子54の位置決めがなさ
れるのである。
【0039】接触子54における接触部54bは、コネ
クタカバー52に形成された引出孔52cを通して突出
し、コネクタ50をケース1に結合したときには、ケー
ス1の接続孔18を通してケース1の中に導入され、回
路基板2に形成された導電パターンに接触するのであ
る。したがって、コネクタ50の速結端子53に信号線
Lsとなる電線を接続し、コネクタ50の接触子54を
回路基板2に接触させることによって、外部電線である
信号線Lsをコネクタ50を介してケース1の中の回路
に接続することができるのである。また、接触子54に
接触する回路基板2の導電パターンはリード板3に接続
される。すなわち、ケース1の左右の各一対のリード板
3がそれぞれ信号線Lsに接続されるのである。
【0040】上述した構成によれば、ケース1の背面は
取付枠60の背面よりも前方に位置しているから、取付
枠60を施工面に当接させて取り付ける際に、ケース1
の後部を挿入する穴を施工面に形成する必要がなく施工
作業が容易になるのである。しかも、1個のケース1に
コネクタ50を接続すれば、取付枠60に取着した導電
片74を介して各ケース1の間で信号線Lsを送り配線
することができるから、埋込ボックス4を1個だけ用い
れば複数個のケース1を施工面に取り付けることが可能
になるのである。また、施工面に対して埋込ボックス4
を用いずに取付枠60を直接取り付けるようにしてもよ
く、その場合にはコネクタ50を収納できる大きさの穴
を施工面に形成するだけでよいから、埋込ボックス4を
用いる場合に比較して施工が一層容易になるのである。
【0041】上記構成では、ボディ10は、規格化され
た配線器具の単位寸法の3個分程度の上下寸法および左
右寸法を有しているのであって、薄型ながらも比較的大
きな収納空間をケース1の中に形成することができるか
ら、比較的多数の部品をケース1に収納することが可能
である。また、上記実施例では取付枠60に対して2個
のケース1を取り付けるようにしているが、1個のケー
ス1のみを取着するように取付枠60を形成したり、3
個以上のケース1を取着することができるように取付枠
60を形成してもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明は上述のように、ケースの後部の
各側面に突設した取付爪および係合爪を取付枠に形成さ
れた取付窓の周部の第1受け部および第2受け部の背面
に当接させ、かつケースの前部を取付窓の周部の前面に
当接させ、ケースの前部と取付爪および係合爪で取付窓
の周部を挟持することによってケースを取付枠に固定し
ているのであって、第1受け部および第2受け部は取付
爪および係合爪との当接面が取付枠の背面よりも前方に
位置するように取付枠に対して前方に突出した形状に形
成されているので、ケースの背面を取付枠の背面よりも
前方に位置させながらも、ケースを取付枠に対して十分
な強度で取着することができるという利点がある。しか
も、係合爪は、ケースから離れる向きの弾性を有した取
付舌片を介してケースに連結され、ケースには取付枠の
前面に当接する部位よりも前方でケースの前部を覆う着
脱自在な化粧カバーを設け、化粧カバーを外した状態に
おけるケースの前面には外し孔が開口するようにし、外
し孔に工具を挿入することによって係合爪をケースに近
付ける向きに取付舌片を撓ませることができるようにし
ているので、ケースを取付枠から外す際には、化粧カバ
ーを外した後、工具を外し孔に挿入すればよいのであっ
て、ケースを取付枠から比較的簡単に外すことができる
という利点がある。さらに、ケースの前部を取付枠の前
面に当接させるとともに、取付爪と係合爪とを取付枠の
背面に当接させることによってケースを取付枠に取着
し、係合爪を工具で撓ませるとケースを取付枠の前方に
取り外すことができるので、ケースを取り外す際に取付
枠を施工面から外さずにケースを単独で取り外すことが
でき、保守点検作業が容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例においてケースを取付枠から外す手順を
示す断面図である。
【図2】実施例の全体構成を示す分解斜視図である。
【図3】実施例に用いるケースの分解斜視図である。
【図4】実施例に用いるケースの正面図である。
【図5】実施例に用いるケースの背面図である。
【図6】実施例に用いるケースの右側面図である。
【図7】実施例に用いるケースの左側面図である。
【図8】実施例に用いるケースの断面図である。
【図9】実施例に用いるケースの化粧カバーを外した状
態の正面図である。
【図10】実施例に用いる取付枠の正面図である。
【図11】実施例に用いる取付枠を図10のX−X線で
破断した側面図である。
【図12】実施例に用いる取付枠を図10のY−Y線で
破断した下面図である。
【図13】実施例に用いる取付枠を図10のZ−Z線で
破断した要部断面図である。
【図14】実施例に用いる取付枠を図10のV−V線で
破断した要部断面図である。
【図15】実施例においてケースを取付枠に取着する手
順を示す断面図である。
【図16】実施例における取付枠と基台との関係を示す
分解斜視図である。
【図17】実施例に用いる基台を示し、(a)は一部破
断した下面図、(b)は正面図である。
【図18】実施例におけるリード板と導電片との接続状
態を示す断面図である。
【図19】実施例の正面図である。
【図20】実施例の背面図である。
【図21】実施例の側面図である。
【図22】実施例の平面図である。
【図23】実施例の断面図である。
【図24】実施例に用いるコネクタを示す分解斜視図で
ある。
【図25】実施例に用いるコネクタを示す正面図であ
る。
【図26】実施例に用いるコネクタを示す背面図であ
る。
【図27】実施例に用いるコネクタを示す側面図であ
る。
【図28】実施例に用いるコネクタを示す平面図であ
る。
【図29】実施例に用いるコネクタを図25のX−X線
で破断した断面図である。
【図30】実施例に用いるコネクタを図26のX−X線
で破断した断面図である。
【図31】実施例に用いるコネクタとケースとの結合関
係を示す動作説明図である。
【図32】実施例に用いる端子板を示す正面図である。
【図33】実施例に用いる端子板を示す側面図である。
【図34】実施例に用いる端子板を示す平面図である。
【図35】実施例に用いる端子板を示す下面図である。
【図36】実施例に用いる接触子を示し、(a)は側面
図、(b)は下面図である。
【図37】実施例に用いる操作用端末器のブロック回路
図である。
【図38】遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図39】遠隔監視制御システムに用いる伝送信号を説
明する動作説明図である。
【符号の説明】
1 ケース 13 取付爪 24 取付舌片 25 係合爪 30 化粧カバー 35 外し孔 36 工具 60 取付枠 61 取付窓 62 第1受け部 63 第2受け部 Ls 信号線 SW スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋江 伸之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−96196(JP,A) 特開 平4−6990(JP,A) 実開 昭57−1020(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/00 H04Q 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各別にアドレスを有する複数個の端末器
    を2線式の信号線を介して中央処理装置に時分割多重接
    続方式で接続し、中央処理装置は、アドレスデータを含
    む伝送信号を信号線に送出することによって端末器を個
    別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返送
    期間に端末器からの操作データを受信し、操作データに
    基づいて制御データを生成するとともに、操作データを
    発生した端末器とアドレスによる対応関係があらかじめ
    設定されている他の端末器に対して制御データを伝送し
    て端末器に接続された負荷を制御する遠隔監視制御シス
    テムに用いられ、スイッチの操作に基づく操作データを
    発生する操作用端末器のケースを施工面に当接するよう
    に取着される取付枠の取付窓に後部を挿入した形で取着
    する取付構造であって、ケースの前部が取付窓の周部の
    前面側に当接し、ケースの後部の一方の側面に突設され
    た取付爪が取付窓の周部に形成された第1受け部の背面
    側に当接するとともに、ケースの後部の他方の側面に突
    設された係合爪が取付窓の周部に形成された第2受け部
    の背面側に当接することによって、ケースの前部と取付
    爪および係合爪とにより取付窓の周部を挟持してケース
    が取付枠に取着され、係合爪はケースから離れる向きの
    弾性を有する取付舌片を介してケースに連結され、第1
    受け部および第2受け部は取付爪および係合爪との当接
    面が取付枠の背面よりも前方に位置するように取付枠に
    対して前方に突出した形状に形成され、ケースは取付枠
    の前面に当接する部位よりも前方でケースの前部を覆う
    着脱自在な化粧カバーを備え、化粧カバーを外した状態
    におけるケースの前面には係合爪をケースに近付ける向
    きに取付舌片を撓ませる工具を挿入することができる外
    し孔が開口して成ることを特徴とする操作用端末器の取
    付枠への取付構造。
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