JP5075440B2 - 防雨カバー - Google Patents

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Description

本発明は、建物の外壁に取り付けられて、例えば電線、電話線、テレビのアンテナ線、LANケーブル、気体や流体を流す管などを含む配線を屋外から屋内に入線するための防雨カバーに関するものである。
従来より、建物の屋外側の造営面に形成された通線孔に、屋外と屋内との間にわたる配線を通線させ、配線が通された造営面の通線孔部分にボディとカバーを屋外側から取付ける防雨カバーが知られている。
ボディは通線孔に対応する挿通口を有し、造営面に対して防水パッキンを介して固定される。カバーは前記ボディに取付けられ、配線の挿通部分を覆い隠す。
ボディに対するカバーの取付構造としては、ボディの複数箇所に上側が開口した係止溝を形成し、カバーには対応位置に係止突起を形成し、カバーをボディの上側に押し当て、そのまま下方にスライドさせることにより、係止突起を係止溝内に係合させ、カバーをボディに対して取付けるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3601396号
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ボディの係止溝に対してカバーの係止突起を上から係合させるだけの構造であるため、カバーに外側から衝撃が加えられた場合に、係止突起と係止溝との係合が解除されて、カバーがボディから外れるおそれがある。また、いたずら等によりカバーが外されてしまうことがもある。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、カバーが意図しないときには容易に外されない防雨カバーを提供するものである。
請求項1に記載の発明は、配線を屋外から屋内側へ挿通させる通線孔が形成された造営面に、前記通線孔に対応する挿通口を有するボディを取付け、前記ボディに形成された係止溝に、カバーに形成された係止突起を上側から係合させて、カバーをボディに対して取付ける構造の防雨カバーであって、前記ボディおよび前記カバーに、互いに係合してカバーの上方移動を規制するストッパ手段を設け、前記造営面に設けられた通線孔に対して屋外側から挿入されて配線を挿通可能な管部と、前記管部の屋外側端部から外径方向に突設された鍔部と、を有する防水ブッシングを有し、前記ボディを防水パッキンを介して造営面に取付けた状態で、防水パッキンと鍔部との間に間隔が設けられ、前記鍔部の造営面に対する接離方向の位置の変動に対応し、前記鍔部と前記造営面との間でホルダを狭持し、該ホルダの上端がボディに当接してカバーへの水の浸入を防止することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の防雨カバーであって、前記ボティには、前記係止溝の上端に向けて略水平方向に延び且つ前記カバーの係止突起を前記係止溝に向けて案内する案内段部が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の防雨カバーであって、前記ストッパ手段は、係合が解除可能な構造になっていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の防雨カバーであって、前記ストッパ手段は、前記ボディから突設され前記係合解除方向へ弾性変形自在な弾性片に形成された係合段部と、前記カバーに形成され前記弾性片の係合段部と係合する係合突起と、を備えて構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の防雨カバーであって、前記ボティの弾性片の係合段部の隣接部位と、前記カバーの係合突起の隣接部位と、の間に工具を挿入可能な隙間が形成され、前記いずれかの隣接部位には、前記工具の挿入に従って前記弾性片を前記係合解除方向に向けて弾性変形させる傾斜面が形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の防雨カバーであって、前記カバーの左右両側に側壁部をそれぞれ形成し、該側壁部にボディ側へ向けて突設された規制突起を形成し、前記ボディに、前記規制突起が挿入自在で、挿入状態で係止突起の係止溝に対する係合解除可能位置まで上方移動を許容し且つ左右方向外側への移動は規制する規制溝を形成したことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の防雨カバーであって、前記カバーの内面に左右両側の側壁部とその他の壁部とを連結する補強リブが一体形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の防雨カバーであって、前記管部の周面に、通線孔の内面に圧接する複数の環状リブを形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ストッパ手段により、カバーの上方移動が規制されるため、係止突起と係止溝との係合状態は維持され、ストッパ手段が解除されない限り、カバーは容易に外れない。また、造営面の通線孔に防水ブッシングが挿入されているため、通線孔を通って水が屋内側へ侵入するのを防止することができる。さらに、防水パッキンと鍔部との間に間隔が設けられ、鍔部の造営面に対する接離方向の位置の変動に対応し、鍔部と造営面との間でホルダを狭持し、ホルダの上端がボディに当接してカバーへの水の浸入を防止するため、造営面の表面状態により鍔部の造営面に対する接離方向の位置が変動しても、対応することができる。
請求項2記載の発明によれば、ボティにカバーを取り付ける際に、係止突起が案内段部に沿って水平方向に案内されて係止溝の上端(係止溝の入口)まで案内されるのため、ボティにカバーを取り付ける際のカバーの上下方向のストロークは、係止突起が係止溝の上端(入口)から底面まで移動する距離ですむ。そのため、カバー取付時の上下ストロークが小さくなることで、防雨カバーの上方に出窓などの構造物があっても確実にボティにカバーを取り付けられる構造となる。
請求項3記載の発明によれば、ストッパ手段が解除可能な構造になっているため、必要な時に力を加えてストッパ手段を解除することができる。
請求項4記載の発明によれば、係合段部と係合突起との係合が解除される方向に弾性片を弾性変形させることにより、ストッパ手段を容易に解除状態にすることができる。
請求項5記載の発明によれば、隙間に工具を挿入すると、工具と傾斜面との関係により、弾性片が係合解除方向へ弾性変形するため、係合突起と係合段部との係合を確実に解除できる。
請求項6記載の発明によれば、規制突起が規制溝内に係合することにより、側壁部の左右方向外側への移動(開き)が防止される。従って、係止突起が係止溝から左右方向外側へ抜ける構造であっても、係止突起と係止溝との上下方向での係合状態が維持される。また、規制突起は規制溝内で上方移動可能なので、係止突起を係止溝から離脱させる上方移動動作は許容される。
請求項7記載の発明によれば、カバーに補強リブを設けたため、カバーの全体剛性が向上すると共に、側壁部の左右方向外側への変形が抑制され、係止突起と係止溝との係合状態が更に確実となる。
請求項記載の発明によれば、管部の周面に通線孔の内面に圧接する複数の環状リブが形成されているため、通線孔を通って水が屋内側へ侵入するのを更に確実に防止することができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1〜図14に基づいて説明する。尚、以下の説明では特に断りがない限り、図1において、屋外側を前側、屋内側を後側、屋内外方向を前後方向、また裏面側に向かって左右方向を規定するものとする。
建物の造営面1には通線孔2が形成されている。この通線孔2は断面円形で、内部に電線、電話線、テレビのアンテナ線、LANケーブル、気体や流体を流す管などを含む配線3を屋外から屋内に導入するためのものである。
このような通線孔2が形成された造営面1に、屋外側から防雨カバー4が取付けられる。防雨カバー4は、防水パッキン5、防雨カバー本体6より構成されている。
防水パッキン5は軟質の合成樹脂製で、全体として下向きのコ字形状で、コ字方の周囲に沿って周溝7が形成されている。また、防水パッキン5の上部には固定孔8が形成されている。
防雨カバー本体6は合成樹脂製で、ボディ9とカバー10とから構成されている。
ボディ9は外形が防水パッキン5に相応する矩形状で、中央には造営面1の通線孔2に対応する挿通口11が形成されている。挿通口11が下側が開口した形状になっている。
ボディ9には下側に固定片12が組み付けられ、その固定片12には防雨カバー本体6の底面部を構成するブッシング13が取付けられる。
ブッシング13は絶縁性および可撓性を有する無色透明な材料により形成され、切込溝14が複数形成されている。配線3の先端側をブッシング13の切込溝14内に挿入すると、切込溝14の周部が配線3によって撓められて、配線3を通す隙間ができ、この隙間を通して配線3を通すことができるようになっている。
ブッシング13の若干上方にはリング部15が形成され、ここに通したベルト16により配線3を保持して張力止めを行うことができる。
ボディ9の上部には固定孔17が形成され、ボディ9の下部にもブッシング13の下側位置に固定孔18が形成されている。下側の固定孔18は蓋19により塞ぐことができる。
ボディ9の上端には係止溝20が形成されている。この係止溝20は上部が開口した形状で、左右方向に連続している。また、ボディ9の左右両端には、上下2箇所づつに係止溝21が形成されている。この係止溝21は上方及び左右両側が開口している。
また、ボディ9には、係止溝21の上端(入口)に向けて水平方向に延びる案内段部51が形成されている。
更に、ボディ9の左右両端の下端には規制溝22が形成されている。この規制溝22は上下に長い溝部であり、前側だけが開口しており、左右方向外側へは開口していない。
そして、ボディ9のうち固定片12が取付けられる箇所の左右両側には、図6に示すように上側のヒンジ23を中心に下側を前後方向に弾性変形可能な弾性片24がそれぞれ形成されている。弾性片24の下端部には、係合段部としての段差部25が形成されている。このボディ9の弾性片24の段差部25と、後述するカバー10の係合突起34と、が互いに係合することで、ボディ9にカバー10を取り付けた状態で、カバー10が上方に移動できないように規制されちる。なお、これら弾性片24の係合段部25とカバー10の係合突起34とで本実施形態のストッパ手段が構成される。
弾性片24の下端と、ボディ9の一般面との間には隙間S(図10参照)が確保され、その隙間Sの範囲で弾性片24が弾性変形することができる。
弾性片24のうち前記係合段部25の左右方向内側の隣接部位には、傾斜面26が形成されている。この傾斜面26は上側に向けて漸次前側へ傾斜している。
このような構造のボディ9に対してカバー10が取付けられる。カバー10は、左右両側に側壁部27bと、この左右の側壁部27bを一体的に連結する前壁部27aと、を有して水平断面でコ字形に形成されるとともに垂直断面でコ字形に形成され、下方には下端開口28が形成されている。
カバー10の上端部には下向きの係止突起29が形成され、左右両側の側壁部27bには、屋内側の端部にそれぞれ下向きの係止突起30が2箇所ずつ形成されている。これらの係止突起29、30は下向きの長さ寸法が約5mm程度の短いものである。
また、側壁部27の端末下端にはボディ9側に突出する規制突起31が形成されている。この規制突起31は規制溝22により上下サイズが小さく形成されている。
そして、カバー10の内面には左右の側壁部27bとその他の壁部(この例では前壁部27aを連結する上下二枚の補強リブ32、33が形成されている。両方とも概略コ字形に形成されており、下側の補強リブ33の内形は、前記ブッシング13を取付ける固定片12の外形に相応している。
下側の補強リブ33の先端には、係合突起34が形成されている。この係合突起34は補強リブ33の上面に形成された突状リブ35の先端により形成されている。このカバー10の係合突起34は、上述のようにボディ10の弾性片24の係合段部25とともに本実施形態のストッパ手段を構成している。
補強リブ33における係合突起34の隣接部位36は、図10、11に示すように前記弾性片24の係合段部25に隣接する傾斜面26に隙間Dを介して対峙している。この隙間Dは、工具としてドライバー37の先端を挿入可能になっている。
次に、防雨カバー本体6の取付け方を説明する。予めボディ9に対して固定片12とブッシング13は組み付けておく。また、ボディ9の裏面には、防水パッキン5も予め重合した状態で取付けておく。防水パッキン5のボディ9に対する取付けは、防水パッキン5の周縁の周溝7を、ボディ9の周縁に係合させることによる行う。
次に、その防水パッキン5が裏面に重合されたボディ9を、造営面1に押し当て、ボディ9の上下の固定孔17、18に挿入した木ねじによる固定ねじ(図示せず)を、造営面1に形成された固定穴(図示せず)に螺入して、ボディ9を造営面1に対して固定する。ボディ9の下側の固定孔18は取付け後、蓋19により塞ぐ。
ボディ9の裏面に防水パッキン5を予め取付けておくことができるため、ボディ9を造営面1に固定する作業が容易である。
ボディ9を取付けた後、カバー10を取付ける前に、配線3を挿通口11及びブッシング13に通す。またベルト16により配線3を保持する。カバー10を取付ける前の開放状態で、配線3を通す作業を行うため、作業性が良い。
配線3を挿通口11及びブッシング13に通した後、ボディ9に対してカバー10を取付ける。
カバー10を取付ける際には、まずカバー10を斜めにした状態で、側壁部27の下端に形成された規制突起31を、ボディ9の規制溝22の上側に挿入する。そして、その規制突起31を中心に、カバー10全体を引き起こすように回転させながら、カバー10の屋内側端部をボディ9の対応位置に押し当てる。
規制突起31が規制溝22の上部に係合しているため、カバー10の各係止突起29、30は、係止溝20、21内の上側に位置した状態となる。そして、そのままボディ9の表面に沿ってカバー10を下側に移動させると、規制突起31が規制溝22内を下側に移動し、各係止突起29、30が対応する係止溝20、21内に上側から係合し、補強リブ33の係合突起34が弾性片24の先端の段差部25に係合する。
係止突起29、30が係止溝20、21内に係合することにより、カバー10の前後方向での固定がなされ、規制突起31が規制溝22内に係合することにより左右方向での固定がなされ、係合突起34が弾性片24の下端の段差部25に係合することにより前記係止突起29、30との協働により上方移動が規制され上下方向での固定がなされる。
また、カバー10に補強リブ32、33を設けたため、カバー10の全体剛性が向上すると共に、側壁部27の左右方向外側への変形が抑制されるため、この点においてもカバー10の係合状態が強固なものになる。
従って、カバー10に外部から衝撃が加わってもカバー10がボディ9から外れるおそれはなく、いたずらによりカバー10を取り外すこともできない。
カバー10を取り外す場合には、図10に示すように、下側から工具であるドライバー37を、弾性片24の係合段部25に隣接する傾斜面26と、係合突起34の隣接部位36との隙間Dに挿入する。すると、傾斜面26の案内により、弾性片24が、係合段部25と係合突起34の係合解除方向へ弾性変形して、係合突起34と係合段部25の係合を確実に解除されることとなる。
係合突起34と係合段部25との係合が解除されると、カバー10の上方移動が可能になるため、カバー10を上方に移動させて係止突起29、30を係止溝20、21から外す。規制突起31は規制溝22の内部を上方へ移動する。係止突起29、30と係止溝20、21との係合がはずれと、カバー10をそのまま手前側に取り外すことができる。
次に本実施形態の効果を列挙する。
本実施形態は、防雨カバー4は、配線を屋外から屋内側へ挿通させる通線孔2が形成された造営面1に、通線孔2に対応する挿通口11を有するボディ9を取付け、ボディ9に形成された係止溝20、21に、カバー10に形成された係止突起29、30を上側から係合させて、カバー10をボディ9に対して取付ける構造であり、ボディ9およびカバー10に、互いに係合してカバー10の上方移動を規制するストッパ手段(この例では係合段部25、係合突起34)が設けられている。そのため、ストッパ手段(25、34)により、カバー10の上方移動を規制するため、係止突起29、30と係止溝20、21との係合状態は維持され、ストッパ手段(25、34)が解除されない限り、カバー10に強い衝撃が加わったとしても容易に外れない。
また本実施形態では、ボディ9には、係止溝20、21の上端に向けて略水平方向に延び且つカバー10の係止突起29、30を係止溝20、21に向けて案内する案内段部51が形成されている。そのため、ボディ9にカバー10を取り付ける際に、係止突起29、30が案内段部51に沿って水平方向に案内されて係止溝20、21の上端(係止溝20、21の入口)まで案内されるのため、ボディ9にカバー10を取り付ける際のカバー10の上下方向のストロークは、係止突起29、30が係止溝20、21の上端(入口)から底面まで移動する距離ですむ。そのため、カバー取付時の上下ストロークが小さくなることで、防雨カバー4の上方に出窓などの構造物があっても確実にボディ9にカバー10を取り付けられる構造となる。
また本実施形態では、前記ストッパ手段(25、34)は、係合が解除可能な構造になっている。そのため、必要な時に力を加えてストッパ手段を解除することができる。
また本実施形態では、前記ストッパ手段(25、34)は、ボディ9から突設され係合解除方向へ弾性変形自在な弾性片24に形成された係合段部25と、カバー10に形成され弾性片24の係合段部25と係合する係合突起34と、を備えて構成されている。そのため、係合が解除される方向に弾性片24を弾性変形させることにより、ストッパ手段(25、34)を容易に解除状態にすることができる。
また本実施形態では、ボディ9の弾性片24の係合段部25の隣接部位26と、カバー10の係合突起34の隣接部位36と、の間に工具37を挿入可能な隙間Dが形成され、いずれかの隣接部位26、27には、工具37の挿入に従って弾性片24を係合解除方向に向けて弾性変形させる傾斜面26が形成されている。そのため、隙間Dに工具37を挿入すると、工具37と傾斜面26との関係により、弾性片24が係合解除方向へ弾性変形し、係合突起34と係合段部25との係合を確実に解除できる。
また本実施形態では、カバー10の左右両側に側壁部27bをそれぞれ形成し、該側壁部27bにボディ9側へ向けて突設された規制突起31を形成し、ボディ9に、規制突起31が挿入自在な規制溝22を形成し、規制溝22に規制突起31が挿入状態された状態で、規制溝22は、係止突起29、30の係止溝20、21に対する係合解除可能位置までカバー10の上方移動を許容し且つ左右方向外側への移動を規制するようになっている。このように、規制突起31が規制溝22内に係合することにより、カバー10の側壁部27bの左右方向外側への移動(開き)が防止される。従って、係止突起29、30が係止溝20、21から左右方向外側へ抜ける構造であっても、係止突起29、30と係止溝20、21との上下方向での係合状態が維持される。また、規制突起31は規制溝22内で上方移動可能なので、係止突起29、30を係止溝20、21から離脱させる上方移動動作は許容される。
また本実施形態では、カバー10の内面に左右両側の側壁部27bとその他の壁部27aとを連結する補強リブ32、33が一体形成されている。そのため、カバー10の全体剛性が向上すると共に、側壁部27bの左右方向外側への変形が抑制され、係止突起29、30と係止溝20、21との係合状態が更に確実となる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図15に基づいて説明する。尚、本実施形態2は上記第1実施形態にかかると同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
この実施形態では、カバー38の下側に上下2枚に水平な補強リブ39、40が形成されているとと共に、上側の左右両側に各側壁部41b、41bと平行な縦型で且つカバー38の側壁部41b、41bとその他の壁部(前壁部41a)とを結合する補強リブ42がそれぞれ形成された構造をしている。
上側の縦型の補強リブ42、42は左右に分かれているため、内部に通される配線の邪魔にならず、確実にカバー38全体の剛性を高めることができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3を図16〜図18に基づいて説明する。尚、本実施形態3も上記第1実施形態にかかると同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
この実施形態では、造営面1の通線孔2に防水ブッシング43を挿入している。
防水ブッシング43は、通線孔2を通って水が屋内側へ侵入するのを防止するためのもので、合成樹脂成型品からなり、通線孔2に対して屋外側から挿入されて配線3を挿通可能な管部44と、管部44の屋外側端部から外径方向に突設された矩形の鍔部45とから形成されている。
鍔部45は外径方向端部が屋外側にオフセットした立体形状になっている。また、その管部44の周面には、通線孔2の内面に圧接して水の移動を阻止し且つ管部44自身の抜けを防止するための複数の環状リブ46が形成されている。環状リブ46が通線孔2の内面と密着し、造営面1の表面を流下する水滴が通線孔2から屋内側に浸入するの防止できるため、通線孔2をコーキングで埋める必要が無く、コーキングレスでの省施工が可能となる。
防水ブッシング43には、防水ブッシング43側のセット部品として、ホルダ47が一緒に取付けられる。ホルダ47は鍔部45の外形に相当する開口を有する矩形フレーム形状で、鍔部45同様に、外径方向端部が屋外側にオフセットした立体形状になっている。
このホルダ47の内部に防水ブッシング43の管部44を屋外側から通し、更に管部44内に配線を通しながら、鍔部45を押して管部44を通線孔2に挿入し、ホルダ47の一部を鍔部45と造営面1との間で挟持した状態にする。
防水ブッシング43の鍔部45とホルダ47はそれぞれ立体的形状を有しているため、取付けられた状態で、防水ブッシング43への屋外側からの配線の入口となるそれらの屋外側端部は、造営面1から離間した状態となる。
このような防水ブッシング43及びホルダ47の通線孔2への挿入・取付けた後、ボディ9及びカバー10から成る防雨カバー本体6が、防水パッキン5を介装した状態で造営面1に取付けられる。
防水パッキン5及び防雨カバー本体6を取付けた状態で、防水ブッシング43の鍔部45と防水パッキン5との間には隙間Eが確保されている(図18参照)。従って、造営面1の表面状態により鍔部45の造営面に対する接離方向の位置が変動しても、対応することができる。
防水パッキン5の上方にはスリット48が形成され、そこからホルダ47の上端が上方へ突出し、ボディ9の一部に下側から当接している(図17参照)。そのため、造営面1の表面に沿って流下する水がスリット48を介して防雨カバー本体6の内部側へ侵入するのを防止することができる。
また、防水パッキン5と造営面1との間から水が侵入し、その水が造営面1に沿って流下しても、前述のように、防水ブッシング43の鍔部45において入口となる屋外側端部が、造営面1から離間しているため、造営面1の表面を流下する水が防水ブッシング43内に侵入するのを防止することができる。
以上、本発明の各好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
本発明の実施形態1に係る防雨カバーを示す斜視図。 防雨カバーを示す側面図。 防雨カバーを示す底面図。 防雨カバーを示す分解斜視図。 カバーとボディとの間の係合関係を示す斜視図。 防雨カバーを示す断面図。 図6中矢示DB部分を示す拡大断面図。 図6中矢示DC部分を示す拡大断面図。 図3中矢示DA部分を示す拡大図。 図9中矢示SA−SA線に沿う断面図。 図9中矢示SB−SB線に沿う断面図。 図3中矢示DD部分を示す拡大斜視図。 図12中矢示SC−SC線に沿う断面図。 図12中矢示SD−SD線に沿う断面図。 本発明の実施形態2に係るカバーの内部構造を明らかにした斜視図。 本発明の実施形態3に係る防雨カバーを示す断面図。 図16中矢示DE部分を示す拡大断面図。 図16中矢示DF部分を示す拡大断面図。
符号の説明
1 造営面
2 通線孔
3 配線
4 防雨カバー
5 防水パッキン
6 防雨カバー本体
9 ボディ
10、38 カバー
20、21 係止溝
22 規制溝
24 弾性片
25 係合段部(ストッパ手段)
26 傾斜面(隣接部位)
27、41 側壁部
29、30 係止突起
31 規制突起
32、33、39、40、42 補強リブ
34 係合突起(ストッパ手段)
36 隣接部位
37 ドライバー(工具)
43 防水ブッシング
44 管部
45 鍔部
46 環状リブ
47 ホルダ
48 スリット
S 隙間
D 隙間
E 離間間隔

Claims (8)

  1. 配線を屋外から屋内側へ挿通させる通線孔が形成された造営面に、前記通線孔に対応する挿通口を有するボディを取付け、前記ボディに形成された係止溝に、カバーに形成された係止突起を上側から係合させて、カバーをボディに対して取付ける構造の防雨カバーであって、
    前記ボディおよび前記カバーに、互いに係合してカバーの上方移動を規制するストッパ手段を設け、前記造営面に設けられた通線孔に対して屋外側から挿入されて配線を挿通可能な管部と、前記管部の屋外側端部から外径方向に突設された鍔部と、を有する防水ブッシングを有し、前記ボディを防水パッキンを介して造営面に取付けた状態で、防水パッキンと鍔部との間に間隔が設けられ、前記鍔部の造営面に対する接離方向の位置の変動に対応し、前記鍔部と前記造営面との間でホルダを狭持し、該ホルダの上端がボディに当接してカバーへの水の浸入を防止することを特徴とする防雨カバー。
  2. 前記ボティには、前記係止溝の上端に向けて略水平方向に延び且つ前記カバーの係止突起を前記係止溝に向けて案内する案内段部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防雨カバー。
  3. 前記ストッパ手段は、係合が解除可能な構造になっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防雨カバー。
  4. 前記ストッパ手段は、前記ボディから突設され前記係合解除方向へ弾性変形自在な弾性片に形成された係合段部と、前記カバーに形成され前記弾性片の係合段部と係合する係合突起と、を備えて構成されていることを特徴とする請求項3記載の防雨カバー。
  5. 前記ボティの弾性片の係合段部の隣接部位と、前記カバーの係合突起の隣接部位と、の間に工具を挿入可能な隙間が形成され、
    前記いずれかの隣接部位には、前記工具の挿入に従って前記弾性片を前記係合解除方向に向けて弾性変形させる傾斜面が形成されている請求項4記載の防雨カバー。
  6. 前記カバーの左右両側に側壁部をそれぞれ形成し、
    該側壁部にボディ側へ向けて突設された規制突起を形成し、
    前記ボディに、前記規制突起が挿入自在で、挿入状態で係止突起の係止溝に対する係合解除可能位置まで上方移動を許容し且つ左右方向外側への移動は規制する規制溝を形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の防雨カバー。
  7. 前記カバーの内面に左右両側の側壁部とその他の壁部とを連結する補強リブが一体形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の防雨カバー。
  8. 前記管部の周面に、通線孔の内面に圧接する複数の環状リブを形成したことを特徴とする請求項1記載の防雨カバー。
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