JP2001230063A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2001230063A
JP2001230063A JP2000037795A JP2000037795A JP2001230063A JP 2001230063 A JP2001230063 A JP 2001230063A JP 2000037795 A JP2000037795 A JP 2000037795A JP 2000037795 A JP2000037795 A JP 2000037795A JP 2001230063 A JP2001230063 A JP 2001230063A
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貴宏 宮内
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保道 小林
Hideki Omori
英樹 大森
Tadaaki Ito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍋底の反りを判定し反った鍋を使用して揚げ
物調理を行う場合にも油や鍋の温度を正確に制御する。 【解決手段】 揚げ物モードでの加熱を機器のフルパワ
ーより低い低パワーで開始し所定の時間の間に温度測定
手段の測定値を入力として鍋の反り度合いを判定するこ
とで鍋内の油量の影響を受けずに鍋反りを判定するとと
もに反り鍋判定中の油温上昇を最低限に抑える鍋反り判
定手段8と、鍋反り判定手段8が鍋の反り度合いを判定
した後油温度が設定温度に達するまで鍋反り判定手段8
の判定結果に応じて制御手段7に信号を出力して温度立
ち上げを行う、油温度が設定温度に達した後に制御手段
7に信号を出力して油温度を設定温度に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍋底の反りを判定
し反った鍋を使用して揚げ物調理を行う場合にも油や鍋
の温度を正確に制御する誘導加熱調理器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、誘導加熱調理器では、本体部に温
度測定手段を設け、発熱する鍋の温度をプレートを介し
て間接的に測定している。この理由は、負荷に温度測定
手段を直接投入すると、衛生上の問題や使用者の違和感
を生ずるためである。従って、前記したように負荷から
離れた本体部に温度測定手段を備えて間接的に負荷の温
度を検知する構成となっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記の誘導加熱
調理器では鍋の温度をプレートを介して間接的に検知し
ているため、鍋に反りがあると鍋が同じ温度でもプレー
ト下面での測定温度は低くなり、従って測定温度が同じ
温度になるよう制御を行うと反った鍋の場合反りのない
鍋よりも鍋が高温になるという課題を有しているもので
ある。これは、反った鍋の場合、鍋とプレートとの間に
空間ができ、熱の伝導が悪くなることに起因している。
揚げ物調理の場合は油温度を設定して調理を行うため、
反った鍋では油温度が設定温度より高くなると揚げ物が
不出来になる。そのため、反った鍋は使用しないようカ
タログ等に明記するが、多少の反りは使用者には見分け
がつかないことがある。そこで反った鍋を見分けるた
め、従来、例えば温度測定手段の傾きに応じて設定温度
を変化させる方法などが検討されていたが、傾きを用い
た場合プレートの初期温度が高いと正しい判定ができな
い。更に、鍋の反りを判定する間に高パワーで加熱する
と鍋の判定がされた時点で場合によっては油温度が高く
なりすぎる。また、加熱開始後所定時間が経過した後に
温度の変化を測定した場合油量の多少と鍋反りの影響を
区別することは困難であった。
【0004】本発明はこのような従来の誘導加熱調理器
が有している課題を解決するもので、鍋の反りを見分け
ることで反りのある鍋も反りのない鍋も揚げ物調理を精
度良く行える誘導加熱調理器を実現することを目的とし
ている。
【0005】また、初期のプレート温度に寄らず鍋の反
り度合いを判定できる誘導加熱調理器を実現することを
目的としている。
【0006】また、鍋判定の間に油温度が上がりすぎな
い誘導加熱調理器を実現することを目的としている。
【0007】また、マイクロコンピュータの演算能力が
低くても鍋の反り度合いを判定できる誘導加熱調理器を
実現することを目的としている。
【0008】さらに、油量に寄らず鍋の反り度合いを判
定できる誘導加熱調理器を実現することを目的としてい
る。
【0009】また、鍋の反りを2値でなく反り度合いと
して表すことを目的としている。
【0010】また、実質的にほとんど同じ特性となるほ
とんど反りのない鍋をまとめて反りのない鍋として扱う
ことを目的としている。
【0011】また、鍋の反り判定後伝熱モデルに基づい
た演算により高精度の温度推定と温度立ち上げを行うこ
とを目的としている。
【0012】また、反りのない鍋の場合にはハイパワー
加熱を行い、調理までの余熱の時間短縮を行うことを目
的としている。
【0013】また、算出した鍋温度が所定温度になった
ときに加えて油が少量と判断した場合にもハイパワー加
熱を終了することでオーバーシュートを押さえることを
目的としている。
【0014】また、油量に応じて立ち上げ終了温度を設
定することでどんな油量でも同じ温度に立ち上げを行う
ことを目的としている。
【0015】また、少量の油として200g以下をめど
とすることで、通常天ぷらでは使わない少量の油でも目
標温度に立ち上げを行うことを目的としている。
【0016】また、油温度を目標温度まで立ち上げたと
きにはまだプレート温度が低いために低い温度を示す温
度測定値を鍋温度に追随させてから温度調節工程に移行
するために、センサ目標温度をそのときのセンサ温度よ
り少しだけ高めに設定し、所定時間はその温度を目標と
することで、一気に高パワーが入らずにゆっくりセンサ
温度の鍋温度への追随を行うことを目的とする。
【0017】また、その際センサ温度目標値が最終目標
温度を超えないことを目的とする。
【0018】また、センサの温度が最終目標温度に達し
て鍋温度に追随した後温度調節工程に移行することで不
必要な演算を行わないとともに、安定状態での温度調整
を過渡状態と異なる制御とすることで過渡状態に適した
温度調整を行うことを目的とする。
【0019】センサの鍋温度への追随は、鍋の反り度合
いに合わせて行い、より過上昇のない制御を行うことを
目的とする。
【0020】また、センサの鍋温度への追随の際も鍋の
反りと油量に応じて油温度を目標値に保つことを目的と
する。
【0021】また、センサの鍋温度への追随の工程にお
いて鍋が反っているときはセンサの遅れを考慮した温度
調整パワー設定により温度の上がりすぎを防ぎ調理性能
の良い温度制御を行うことを目的とする。
【0022】また、簡単な伝熱モデルにより効率よく精
度を上げることを目的にしている。
【0023】また、微分を使わずに、測定データを用い
ても測定ノイズの影響を受けにくい演算式とすることを
目的としている。
【0024】また、モデルによる算出式の初期値を精度
良く求めることを目的としている。
【0025】また、温度立ち上げ終了後の温度調整工程
においても、鍋の反りと油量に応じて精度良く温度調整
を行うことを目的としている。
【0026】また、温度立ち上げ動作完了後に完了報知
を行うことでセンサが最終目的温度に達してから完了報
知を行うことを目的としている。
【0027】また、反りのない鍋は演算立ち上げ手段が
動作完了したとき、すなわち、油温度が目標温度になっ
たときに完了報知を行うことでより早く調理を開始で
き、反った鍋はセンサが最終目的温度に達してから完了
報知を行うことでより精度良く調理が出来る誘導加熱調
理器を実現することを目的としている。
【0028】また、反りが著しい鍋の時は加熱を中止し
報知を行うことで、使用者が揚げ物調理に使用できない
反った鍋を誤って使用するのを防ぐことが出来る。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の第一の手段は、鍋をのせるプレートと、プレ
ート下に設けた鍋を加熱する加熱コイルと、加熱コイル
を駆動するインバータ回路と、インバータ回路を制御し
て加熱コイルに供給する電力を制御する制御手段と、プ
レート下にプレートに接して設けた温度測定手段と、揚
げ物モードを選択する揚げ物モード選択スイッチと、目
的の油温度を設定する油温度設定手段と、計時手段と、
ブザー等の報知手段と、揚げ物モードでの加熱を機器の
フルパワーより低い低パワーで開始し所定の時間の間に
温度測定手段の測定値を入力として鍋の反り度合いを判
定することで鍋内の油量の影響を受けずに鍋反りを判定
するとともに反り鍋判定中の油温上昇を最低限に抑える
鍋反り判定手段と、鍋反り判定手段が鍋の反り度合いを
判定した後油温度が設定温度に達するまで鍋反り判定手
段の判定結果に応じて制御手段に信号を出力して温度立
ち上げを行う温度立ち上げ手段と、油温度が設定温度に
達した後に制御手段に信号を出力して油温度を設定温度
に保つ温度調整手段とを備えた誘導加熱調理器とするも
のである。
【0030】前記目的を達成するための本発明の第二の
手段は、鍋反り判定手段が、低パワーP1で加熱開始を
行う低パワー加熱開始手段と、温度測定手段の測定値の
二階微分を算出する二階微分手段と、二階微分手段の出
力から鍋反りを判断する判断手段から成る請求項1記載
の誘導加熱調理器とするものである。
【0031】前記目的を達成するための本発明の第三の
手段は、P1を概1kWとする請求項2記載の誘導加熱
調理器とするものである。
【0032】前記目的を達成するための本発明の第四の
手段は、二階微分手段が、温度測定手段の測定値のΔt
時間の変化値を出力する変化値出力手段と、加熱開始後
t2秒における変化値出力手段の出力値から加熱開始後
t1時間における変化値出力手段の出力値を減算する減
算手段から成る請求項2記載の誘導加熱調理器とするも
のである。
【0033】前記目的を達成するための本発明の第五の
手段は、t1を概20秒、t2を概40秒、Δtを概1
0秒とする請求項4記載の誘導加熱調理器とするもので
ある。
【0034】前記目的を達成するための本発明の第六の
手段は、判断手段が二階微分手段の出力が小さいほど鍋
の反り度合いを大きいと判断する請求項2記載の誘導加
熱調理器とするものである。
【0035】前記目的を達成するための本発明の第七の
手段は、判断手段が二階微分手段の出力が所定値以上の
とき反りのない鍋と判断する請求項2記載の誘導加熱調
理器とするものである。
【0036】前記目的を達成するための本発明の第八の
手段は、温度立ち上げ手段が、加熱パワーをフルパワー
P2に設定するパワー設定手段と、温度測定手段の測定
値と加熱電力量から伝熱モデルに基づいて負荷量と鍋温
度を算出する演算手段と、演算手段の算出鍋温度と算出
負荷量に応じて温度立ち上げ動作を終了する演算立ち上
げ手段と、温度調整目標値Ttを温度測定手段の測定値
に応じて設定し順次最終目標値Tmに向けて引き上げる
過渡温度調整手段と、請求項1記載の誘導加熱調理器と
するものである。
【0037】前記目的を達成するための本発明の第九の
手段は、鍋反り判定手段による鍋の反り度合いが反りな
しの場合パワー設定手段と演算立ち上げ手段が動作した
後、演算立ち上げ手段の動作終了後過渡温度調整手段が
動作し、反り有りの場合はただちに過渡温度調整手段が
動作する請求項8記載の誘導加熱調理器とするものであ
る。
【0038】前記目的を達成するための本発明の第十の
手段は、演算立ち上げ手段は算出手段の算出鍋温度値が
所定温度Toffになるか、もしくは算出した負荷量が
所定負荷量より少ない場合は動作を終了する請求項8記
載の誘導加熱調理器とするものである。
【0039】前記目的を達成するための本発明の第十一
の手段は、演算立ち上げ手段は算出手段の算出鍋温度値
と比較して動作を終了する所定温度Toffを油量に応
じて決定し、油量が多いほどToffを高く設定する請
求項10記載の誘導加熱調理器とするものである。
【0040】前記目的を達成するための本発明の第十二
の手段は、演算立ち上げ手段は算出手段の算出した負荷
量と比較して動作を終了する所定負荷量を概200gと
する請求項10記載の誘導加熱調理器とするものであ
る。
【0041】前記目的を達成するための本発明の第十三
の手段は、過渡温度調整手段は動作開始時における温度
調整目標値Ttを動作開始時tsにおける温度測定手段
の測定値T(ts)にシフト温度ΔTを加えた値、すな
わちTt=T(ts)+ΔTとし、ディレイ時間Δt経
過毎にこれを更新しすなわちTt=T(t)+ΔTとす
る請求項8記載の誘導加熱調理器とするものである。
【0042】前記目的を達成するための本発明の第十四
の手段は、過渡温度調整手段は算出した温度調整目標値
Ttが最終目標値Tmを越える場合はTt=Tmとする
請求項13記載の誘導加熱調理器とするものである。
【0043】前記目的を達成するための本発明の第十五
の手段は、過渡温度調整手段はディレイ時間Δt経過毎
に温度調整目標値Ttを更新する際に温度測定手段の測
定値T(t)が最終目標値Tmを越える場合に動作を終
了する請求項13記載の誘導加熱調理器とするものであ
る。
【0044】前記目的を達成するための本発明の第十六
の手段は、過渡温度調整手段においてシフト温度ΔT及
びディレイ時間Δtは鍋の反りに応じて設定され、シフ
ト温度ΔTは鍋の反りが大きいほど小さく、ディレイ時
間Δtは鍋の反りが大きいほど長く設定される請求項1
3記載の誘導加熱調理器とするものである。
【0045】前記目的を達成するための本発明の第十七
の手段は、過渡温度調整手段の最終目標値Tmが鍋の反
りと油量に応じて設定され、鍋の反りが大きいほど低
く、油量が少ないほど低く設定される請求項8記載の誘
導加熱調理器とするものである。
【0046】前記目的を達成するための本発明の第十八
の手段は、過渡温度調整手段は加熱パワーを鍋の反り、
油量、目標値Ttと温度測定手段の測定値との差、温度
測定手段の測定値の傾きに応じて設定し、鍋の反りが大
きいほど小さく、油量が少ないほど小さく、差が小さい
ほど小さく、傾きが大きいほど小さく設定される請求項
8記載の誘導加熱調理器とするものである。
【0047】前記目的を達成するための本発明の第十九
の手段は、過渡温度調整手段は鍋の反りが大きい場合
は、温度測定手段の測定値の傾きが正の場合小さい場
合、目標値Ttと温度測定手段の測定値との差が大きく
ても加熱パワーを小さく設定する請求項18記載の誘導
加熱調理器とするものである。
【0048】前記目的を達成するための本発明の第二十
の手段は、演算手段の用いる伝熱モデルは、鍋と油を一
体とした負荷と、鍋をのせるプレートとプレート下にプ
レートに接して設けた温度測定手段とを一体としたセン
サ部の2つの部分のみから成る請求項8記載の誘導加熱
調理器とするものである。
【0049】前記目的を達成するための本発明の第二十
一の手段は、演算手段の用いる演算は、鍋と油を一体と
した負荷と、鍋をのせるプレートとプレート下にプレー
トに接して設けた温度測定手段とを一体としたセンサ部
の2つの部分の伝熱方程式の和を積分し、積分常数とし
て負荷とセンサ部が等しい温度のときを初期温度T0と
して用いる請求項18記載の誘導加熱調理器とするもの
である。
【0050】前記目的を達成するための本発明の第二十
二の手段は、演算手段の用いる初期温度T0は、温度測
定手段の測定値が上昇し始めたときの温度測定手段の測
定値とする請求項19記載の誘導加熱調理器とするもの
である。
【0051】前記目的を達成するための本発明の第二十
三の手段は、温度調整手段の目標値Teが鍋の反りと油
量に応じて設定され、鍋の反りが大きいほど低く、油量
が少ないほど低く設定される請求項1記載の誘導加熱調
理器とするものである。
【0052】前記目的を達成するための本発明の第二十
四の手段は、温度立ち上げ手段が温度立ち上げを完了し
たとき温度調整手段が動作を開始すると共に使用者に余
熱完了報知を行う請求項1記載の誘導加熱調理器とする
ものである。
【0053】前記目的を達成するための本発明の第二十
五の手段は、鍋反り判定手段の判定結果が反りなしの場
合は演算立ち上げ手段の動作完了後に過渡温度調整手段
が動作を開始すると共に使用者に余熱完了報知を行い、
鍋反り判定手段の判定結果が反りありの場合は過渡温度
調整手段の動作完了後に温度調整手段が動作を開始する
と共に使用者に余熱完了報知を行う請求項8記載の誘導
加熱調理器とするものである。
【0054】前記目的を達成するための本発明の第二十
六の手段は、鍋反り判定手段の判定により反りが所定値
よりも大きい場合加熱動作を停止すると共に、異常報知
を行う請求項1記載の誘導加熱調理器とするものであ
る。
【0055】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下本発明の第一の
実施例について説明する。図1は本実施形態の誘導加熱
調理器のブロック図である。誘導加熱調理器の本体1
(以下単に本体1と称する)の上面を構成するプレート
2上には、油4を収容した鍋3を載置している。この鍋
3は、本体1内に設けた高周波磁界を発生して鍋3を誘
導加熱する加熱コイル5と、加熱コイル5に高周波電流
を供給するインバータ回路6、インバータ回路6を制御
する制御手段7とともに、油4を加熱する加熱手段を構
成している。プレート2の下面には、サーミスタ等によ
って構成した温度測定手段11を配置し、この温度測定
手段11の出力は鍋反り判定手段8、温度立ち上げ手段
9、温度調整手段10に伝達されている。温度立ち上げ
手段9及び温度調整手段10は前記制御手段7に信号を
出力して加熱パワーを調整する。計時手段14は時間を
鍋反り判定手段8、温度立ち上げ手段9に出力する。ス
イッチ17は揚げ物モードを選択し開始するスイッチで
ある。鍋反り判定手段8、温度立ち上げ手段9、温度調
整手段10、計時手段14は図3に示しているマイクロ
コンピュータ19によって構成している。
【0056】図2に示すように鍋反り判定手段8は、低
パワー加熱開始手段16、温度測定手段11の測定値を
入力としてΔt秒間の温度変化を出力する変化値出力手
段12と、変化値出力手段12の出力を入力として加熱
開始t2秒後の変化値から加熱開始t1秒後の変化値を
減算する減算手段13と、減算手段13の出力結果から
鍋反りを判断する判断手段15から成っている。
【0057】図3に示すように温度立ち上げ手段9はT
0決定手段29、パワー設定手段30、演算手段31、
演算立ち上げ手段32、過渡温度調整手段33からなっ
ている。
【0058】次に、本実施形態の温度制御装置の具体回
路構成を図4によって説明する。加熱コイル5を駆動す
るインバータ回路6は、交流電源を全波整流する整流
器、平滑コンデンサ、限流インダクタンス、共振コンデ
ンサ、スイッチング素子等によって構成している。加熱
コイル5は前記共振コンデンサに並列に接続しており、
インバータ回路6は加熱コイル5に高周波電流を供給し
ている。また前記スイッチング素子は制御手段7からの
出力によってオン・オフ制御されており、このオンオフ
の周期を調整することによってインバータ回路6の発振
周波数を可変でき、加熱コイル5の加熱出力を制御でき
るものである。マイクロコンピュータ19は、加熱スイ
ッチ17の信号をI1から入力され、温度測定手段11
の信号をAD1から入力されて、O1から制御手段7に制
御信号を出力し、O2からブザー21を制御している。
また20は、マイクロコンピュータ19等の直流電源を
必要とする回路に電力を供給する直流電源回路である。
【0059】以下本実施形態の動作について説明する。
【0060】図5に動作の概要をフローチャートで示
す。使用者は鍋に油を入れ、ステップ1で揚げ物モード
を選択して揚げ物調理開始を指示する。設定温度はTs
とする。ステップ2で低パワー加熱開始手段16が加熱
を開始、計時手段14が計時を開始する。ステップ3で
鍋反り判定手段8が鍋反り判定動作を行うとともに、T
0決定手段29がT0を決定する。ステップ4で温度立
ち上げ手段9が鍋反り判定手段8の判定結果を読み込ん
で温度立ち上げ動作を行う。ステップ5で温度調整手段
10が温度調整を開始すると共に、使用者に準備完了を
報知する。使用者はこれ以降に天ぷら等の材料を投入し
て調理を行うことができる。
【0061】図6にT0決定手段及び鍋反り判定手段8
の動作をフローチャートで示す。ステップ101で使用
者がスイッチ17をオンし油の加熱を開始すると、ステ
ップ102で温度立ち上げ手段がパワーをオンし低パワ
ー(1kW)で加熱を開始すると共に、計時手段14が
計時を開始する。ステップ103でΔt秒経過を待った
後、ステップ104で変化値出力手段12が温度測定手
段11の測定値を入力としてΔt秒間の温度変化を出力
する。ステップ105でT’(t)が正でかつT0が未
確定の場合はステップ106を実行し、T0=T
(t)、t0=tとする。すなわち、初めてT’(t)
>0となった時にT0=T(t)とする。ステップ10
6を一度実行するとT0が確定されるので以降はステッ
プ107へ進む。ステップ107でt2秒経過かどうか
を判断し、t2秒までステップ104から107を繰り
返す。ステップ108で減算手段13が加熱開始後t2
秒における変化値出力手段12の出力値から加熱開始後
t1秒における変化値出力手段12の出力値を減算す
る。ステップ109で判断手段15が減算手段13の出
力結果から鍋反りを判断し出力する。
【0062】本実施例では減算手段13が変化値出力手
段12のt1秒、t2秒の変化値を減算しており、近似
的に2回微分を行っているに等しい。
【0063】ΔT、t1、t2は10秒、20秒、40
秒とした。t2はこれ以上大きい値をとると鍋内の油の
量によって温度上昇の早さが異なる。t2を40秒以内
に設定すれば鍋温度は上昇しているが油温度の上昇があ
まり大きくないので油量に関わりなく鍋の反りを判定す
ることができる。パワーを1kWに設定しているのでt
2が40秒の時、鍋反り判定は出来るが、油温度は上が
りすぎない範囲に押さえることが出来る。t1はt2と
のあいだが短いと鍋反り判定の精度が悪くなるため、2
0秒に設定した。ΔTはあまり短いと精度が悪く、あま
り長いと変化の検知が遅れる。10秒に設定すれば精度
良く、遅れも少ない検知が可能である。
【0064】図7に減算手段の出力結果Gと鍋の反りの
測定値例、及び、判断手段15の判定結果を示す。判断
手段15はGを入力として図7の判定曲線に従って鍋反
りを判定する。GがG1以上の時は実質的に反りなしと
扱って良いため反り無しと出力する。GがG2以下の場
合は揚げ物調理には使えない鍋であり、加熱を中止する
と共に、ブザー21により異常報知を行う。GがG1か
らG2の場合は判定曲線に従って鍋の反りを出力する。
【0065】図8に温度立ち上げ手段9の動作のフロー
を示す。ステップ201で温度立ち上げ手段9が動作を
開始する。ステップ202で鍋反り判定手段8の判定結
果を確認し、反りなしの場合、ステップ203でパワー
を2kWに上げ、ステップ204で演算手段31が鍋温
度Tpと油量aを伝熱モデルに基づいて算出する。ステ
ップ205で油量aが所定値asより小さければステッ
プ207の過渡温度調整動作へ進み、それ以外はステッ
プ206へ進んで鍋温度Tpを確認する。ステップ20
6で鍋温度Tpが所定温度Toff(a)より大きけれ
ばステップ207の過渡温度調整動作へ進み、それ以外
はステップ204にもどり、ステップ204〜206を
繰り返す。ステップ202で鍋反り判定手段8の判定結
果が反り有りの場合、ステップ207の過渡温度調整動
作へ進む。ここでasは油量200gに設定している。
また、Toff(a)は図9のように油量が多いほど高
く設定している。
【0066】演算の元になる伝熱モデルは鍋と油を一体
とした負荷と、プレートと温度測定手段を一体としたセ
ンサ部の2部分のみで考える。これは演算を容易にする
ためであり、より複雑なモデルでは商品に搭載したマイ
クロコンピュータでは算出が不可能である。熱伝導方程
式を以下に示す。 αp・dTp/dt=P−hp(Tp−Ts)…(式1) αs・dTs/dt=hp(Tp−Ts)…(式2) ここでαpは負荷の熱容量、αsはセンサ部の熱容量、
Pは発熱量、hpは負荷とセンサ部の間の熱伝達率、T
pは負荷の温度、Tsはセンサ部の温度である。
【0067】(式1)と(式2)を加算し、積分して演
算すると以下のようにαpとTpが求められる。 αp=SP1/ΔTs−αs …(式3) Tp={SP2−αs・Ts+(αs+αp)・T0}/αp …(式4) ここでSP1はPを時刻t−dtからtまで積算したも
の、SP2はPを時刻t0からtまで積算したものであ
る。
【0068】このように、積分演算を用いて式を解いて
いるため、(式3)、(式4)に示すように微分項が現
れず、実際の測定データを用いて算出してもノイズの影
響を受けにくい。
【0069】演算立ち上げ手段を用いた温度立ち上げの
結果を図10に示す。図10に示すように、演算で算出
した鍋温度Tpが所定温度Toff(a)になると演算
立ち上げ手段が動作を終了するため、センサ部の温度、
すなわち、温度測定手段11による測定温度が低くても
正しく終了できるものである。
【0070】次に、過渡温度調整手段10の動作を図1
1のフローチャートで示す。ステップ301で過渡温度
調整を開始する。ステップ302で現在温度T(t)が
過渡温度調整の最終目標値Tm(反り、油量)以上のと
きステップ308へ移り過渡温度調整を終了する。未満
の場合ステップ303にすすみ、tm=t+Δt、Tt
=T(t)+ΔT(反り)とする。すなわち、過渡温度
調整の時刻tにおける目標値Ttはそのときの測定値T
(t)に所定シフト幅ΔTを加えたものである。シフト
幅ΔT、ディレイ時間Δtは鍋の反りに応じて設定し、
鍋の反りが大きいほどΔTを小さく、Δtを大きくす
る。ステップ304、305でもしTtが過渡温度調整
の最終目標値Tm以上であればTt=Tmとして、最終
目標温度を越えないように設定する。ステップ306で
パワーPを設定する。設定する値Pmは鍋の反り、油
量、温度測定値と目標との差すなわち偏差、温度測定値
の変化度合いすなわち傾きに応じて設定する。時刻tが
tmを越えるまでステップ306を繰り返す。時刻tが
tmを越えると、ステップ302にもどる。ステップ3
02に戻った際に測定温度T(t)が過渡温度調整の最
終目標値Tm(反り、油量)以上のときステップ308
へ移り過渡温度調整を終了する。
【0071】図12にTm、Tt、T(t)の例を図示
する。図11のフローチャートに示したように、時間Δ
tごとに目標値Ttを設定する。設定はTt=T(t)
+ΔTとする。この算出の結果Ttが過渡温度調整の最
終目標値Tm以上であればTt=Tmとする。Δt、Δ
Tは図13、図14に示すような反りの関数である。反
りが大きいほどプレート温度の鍋温度への追随は遅れる
ため、反りが大きいほどΔtを長く、ΔTを小さく設定
してゆっくりと温度を上げるように設定している。
【0072】測定温度と鍋の反りに応じて目標温度を設
定することで、パワーの入りすぎを防ぎ、プレート温度
を鍋温度に追随させながら加熱することが出来る。
【0073】過渡温度調整の最終目標値Tmは鍋の反り
と油量に応じて設定する。Tmと反り、油量の関係の例
を図15に示す。また、パワー設定値Pmを図16に示
す。Pmは鍋の反り、油量、温度測定値と目標との差す
なわち偏差、温度測定値の変化度合いすなわち傾きに応
じて設定する。図16でP1〜P5は油量が少量の時1
kW〜0kWを等分した値、油量が中量と多量の際は2
kW〜0kWを等分した値を用いている。反りのある鍋
の時は温度測定手段の鍋温度への追随遅れを考慮して傾
きが正の場合の加熱パワーを低く設定している。
【0074】このように過渡温度調整を行うことで、プ
レート温度の鍋温度への非追随に起因する不必要な加熱
しすぎを防ぐことが出来、油温度の制御精度を上げるこ
とが出来るものである。
【0075】図17に温度調整手段10の目標値Teを
しめす。目標値Teは鍋の反りと油量に応じて設定さ
れ、鍋の反りが大きいほど低く、油量が少ないほど低く
設定している。
【0076】本実施例では温度立ち上げ手段9の動作完
了後完了報知をしているが、反りのない鍋は演算温度立
ち上げ手段32の動作完了後完了報知を行うことで、使
用者がより早く調理開始出来る。
【0077】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、鍋をのせるプレ
ートと、プレート下に設けた鍋を加熱する加熱コイル
と、加熱コイルを駆動するインバータ回路と、インバー
タ回路を制御して加熱コイルに供給する電力を制御する
制御手段と、プレート下にプレートに接して設けた温度
測定手段と、揚げ物モードを選択する揚げ物モード選択
スイッチと、目的の油温度を設定する油温度設定手段
と、計時手段と、ブザー等の報知手段と、揚げ物モード
での加熱を機器のフルパワーより低い低パワーで開始し
所定の時間の間に温度測定手段の測定値を入力として鍋
の反り度合いを判定することで鍋内の油量の影響を受け
ずに鍋反りを判定するとともに反り鍋判定中の油温上昇
を最低限に抑える鍋反り判定手段と、鍋反り判定手段が
鍋の反り度合いを判定した後油温度が設定温度に達する
まで鍋反り判定手段の判定結果に応じて制御手段に信号
を出力して温度立ち上げを行う温度立ち上げ手段と、油
温度が設定温度に達した後に制御手段に信号を出力して
油温度を設定温度に保つ温度調整手段とを備えた構成と
して、鍋の反りを見分けることで反りのある鍋も反りの
ない鍋も揚げ物調理を精度良く行える誘導加熱調理器を
実現できるものである。
【0078】本発明の第二の手段は、鍋反り判定手段
が、低パワーP1で加熱開始を行う低パワー加熱開始手
段と、温度測定手段の測定値の二階微分を算出する二階
微分手段と、二階微分手段の出力から鍋反りを判断する
判断手段から成る構成として、初期のプレート温度に寄
らず鍋の反り度合いを判定できる誘導加熱調理器を実現
するものである。
【0079】本発明の第三の手段は、P1を概1kWと
する構成として、鍋判定の間に油温度が上がりすぎない
誘導加熱調理器を実現するものである。
【0080】本発明の第四の手段は、二階微分手段が、
温度測定手段の測定値のΔt秒間の変化値を出力する変
化値出力手段と、加熱開始後t2秒における変化値出力
手段の出力値から加熱開始後t1秒における変化値出力
手段の出力値を減算する減算手段から成る構成として、
マイクロコンピュータの演算能力が低くても鍋の反り度
合いを判定できる誘導加熱調理器を実現出来るものであ
る。
【0081】本発明の第五の手段は、t1を概20秒、
t2を概40秒、Δtを概10秒とする構成として油量
によらず鍋の反り度合いを判定できる誘導加熱調理器を
実現出来るものである。
【0082】本発明の第六の手段は、判断手段が二階微
分手段の出力が小さいほど鍋の反り度合いを大きいと判
断する構成として鍋の反りを2値でなく反り度合いとし
て表すことが出来るものである。
【0083】本発明の第七の手段は、判断手段が二階微
分手段の出力が所定値以上のとき反りのない鍋と判断す
る構成として実質的にほとんど同じ特性となるほとんど
反りのない鍋をまとめて反りのない鍋として扱うことが
出来るものである。
【0084】本発明の第八の手段は、温度立ち上げ手段
が、加熱パワーをフルパワーP2に設定するパワー設定
手段と、温度測定手段の測定値と加熱電力量から伝熱モ
デルに基づいて負荷量と鍋温度を算出する演算手段と、
演算手段の算出鍋温度と算出負荷量に応じて温度立ち上
げ動作を終了する演算立ち上げ手段と、温度調整目標値
Ttを温度測定手段の測定値に応じて設定し順次最終目
標値Tmに向けて引き上げる過渡温度調整手段を備えた
構成として、鍋の反り判定後伝熱モデルに基づいた演算
により高精度の温度推定と温度立ち上げを行うことが出
来るものである。
【0085】本発明の第九の手段は、鍋反り判定手段に
よる鍋の反り度合いが反りなしの場合パワー設定手段と
演算立ち上げ手段が動作した後、演算立ち上げ手段の動
作終了後過渡温度調整手段が動作し、反り有りの場合は
ただちに過渡温度調整手段が動作する構成として反りの
ない鍋の場合にはハイパワー加熱を行い、調理までの余
熱の時間短縮を行えるものである。
【0086】本発明の第十の手段は、演算立ち上げ手段
は算出手段の算出鍋温度値が所定温度Toffになる
か、もしくは算出した負荷量が所定負荷量より少ない場
合は動作を終了する構成として、算出した鍋温度が所定
温度になったときに加えて油が少量と判断した場合にも
ハイパワー加熱を終了することでオーバーシュートを押
さえることが出来るものである。
【0087】本発明の第十一の手段は、演算立ち上げ手
段は算出手段の算出鍋温度値と比較して動作を終了する
所定温度Toffを油量に応じて決定し、油量が多いほ
どToffを高く設定する構成として、油量に応じて立
ち上げ終了温度を設定することでどんな油量でも同じ温
度に立ち立ち上げを行えるものである。
【0088】本発明の第十二の手段は、演算立ち上げ手
段は算出手段の算出した負荷量と比較して動作を終了す
る所定負荷量を概200gとする構成として、少量の油
として200g以下をめどとすることで、通常天ぷらで
は使わない少量の油でも目標温度に立ち上げを行うこと
が出来るものである。
【0089】本発明の第十三の手段は、過渡温度調整手
段は動作開始時における温度調整目標値Ttを動作開始
時tsにおける温度測定手段の測定値T(ts)にシフ
ト温度ΔTを加えた値、すなわちTt=T(ts)+Δ
Tとし、ディレイ時間Δt経過毎にこれを更新しすなわ
ちTt=T(t)+ΔTとする構成として、油温度を目
標温度まで立ち上げたときにはまだプレート温度が低い
ために低い温度を示す温度測定値を鍋温度に追随させて
から温度調節工程に移行するために、センサ目標温度を
そのときのセンサ温度より少しだけ高めに設定し、所定
時間はその温度を目標とすることで、一気に高パワーが
入らずにゆっくりセンサ温度の鍋温度への追随を行う構
成として、センサの鍋温度への追随は、鍋の反り度合い
に合わせて行い、より過上昇のない制御を行えるもので
ある。
【0090】本発明の第十四の手段は、過渡温度調整手
段は算出した温度調整目標値Ttが最終目標値Tmを越
える場合はTt=Tmとする構成として、センサ温度目
標値が最終目標温度を越えないものである。
【0091】本発明の第十五の手段は、過渡温度調整手
段はディレイ時間Δt経過毎に温度調整目標値Ttを更
新する際に温度測定手段の測定値T(t)が最終目標値
Tmを越える場合に動作を終了する構成として、センサ
の温度が最終目標温度に達して鍋温度に追随した後温度
調節工程に移行することで不必要な演算を行わないとと
もに、安定状態での温度調整を過渡状態と異なる制御と
することで過渡状態に適した温度調整を行うことが出来
るものである。
【0092】本発明の第十六の手段は、過渡温度調整手
段においてシフト温度ΔT及びディレイ時間Δtは鍋の
反りに応じて設定され、シフト温度ΔTは鍋の反りが大
きいほど小さく、ディレイ時間Δtは鍋の反りが大きい
ほど長く設定される構成として、センサの鍋温度への追
随は、鍋の反り度合いに合わせて行い、より過上昇のな
い制御を行うことが出来るものである。
【0093】本発明の第十七の手段は、過渡温度調整手
段の最終目標値Tmが鍋の反りと油量に応じて設定さ
れ、鍋の反りが大きいほど低く、油量が少ないほど低く
設定される構成として、センサの鍋温度への追随の際も
鍋の反りと油量に応じて油温度を目標値に保つことが出
来るものである。
【0094】本発明の第十八の手段は、過渡温度調整手
段は加熱パワーを鍋の反り、油量、目標値Ttと温度測
定手段の測定値との差、温度測定手段の測定値の傾きに
応じて設定し、鍋の反りが大きいほど小さく、油量が少
ないほど小さく、差が小さいほど小さく、傾きが大きい
ほど小さく設定される構成として、センサの鍋温度への
追随の工程において鍋が反っているときはセンサの遅れ
を考慮した温度調整パワー設定により温度の上がりすぎ
を防ぎ調理性能の良い温度制御を行うことが出来るもの
である。
【0095】本発明の第十九の手段は、過渡温度調整手
段は鍋の反りが大きい場合は、温度測定手段の測定値の
傾きが正の場合小さい場合、目標値Ttと温度測定手段
の測定値との差が大きくても加熱パワーを小さく設定す
る構成として、センサの鍋温度への追随の工程において
鍋が反っているときはセンサの遅れを考慮した温度調整
パワー設定により温度の上がりすぎを防ぎ調理性能の良
い温度制御を行うことが出来るものである。
【0096】本発明の第二十の手段は、演算手段の用い
る伝熱モデルは、鍋と油を一体とした負荷と、鍋をのせ
るプレートとプレート下にプレートに接して設けた温度
測定手段とを一体としたセンサ部の2つの部分のみから
成る構成として、簡単な伝熱モデルにより効率よく精度
を上げることが出来るものである。
【0097】本発明の第二十一の手段は、演算手段の用
いる演算は、鍋と油を一体とした負荷と、鍋をのせるプ
レートとプレート下にプレートに接して設けた温度測定
手段とを一体としたセンサ部の2つの部分の伝熱方程式
の和を積分し、積分常数として負荷とセンサ部が等しい
温度のときを初期温度T0として用いる構成として、微
分を使わずに、測定データを用いても測定ノイズの影響
を受けにくい演算式とすることが出来るものである。
【0098】本発明の第二十二の手段は、演算手段の用
いる初期温度T0は、温度測定手段の測定値が上昇し始
めたときの温度測定手段の測定値とする構成として、モ
デルによる算出式の初期値を精度良く求めることが出来
るものである。
【0099】本発明の第二十三の手段は、温度調整手段
の目標値Teが鍋の反りと油量に応じて設定され、鍋の
反りが大きいほど低く、油量が少ないほど低く設定され
る構成として、温度立ち上げ終了後の温度調整工程に置
いても、鍋の反りと油量に応じて精度良く温度調整を行
うことが出来るものである。
【0100】本発明の第二十四の手段は、温度立ち上げ
手段が温度立ち上げを完了したとき温度調整手段が動作
を開始すると共に使用者に余熱完了報知を行う構成とし
て、温度立ち上げ動作完了後に完了報知を行うことでセ
ンサが最終目的温度に達してから完了報知を行うことが
出来るものである。
【0101】本発明の第二十五の手段は、鍋反り判定手
段の判定結果が反りなしの場合は演算立ち上げ手段の動
作完了後に過渡温度調整手段が動作を開始すると共に使
用者に余熱完了報知を行い、鍋反り判定手段の判定結果
が反りありの場合は過渡温度調整手段の動作完了後に温
度調整手段が動作を開始すると共に使用者に余熱完了報
知を行う構成として、反りのない鍋は演算立ち上げ手段
が動作完了したとき、すなわち、油温度が目標温度にな
ったときに完了報知を行うことでより早く調理を開始で
き、反った鍋はセンサが最終目的温度に達してから完了
報知を行うことでより精度良く調理が出来る誘導加熱調
理器を実現することができる。
【0102】本発明の第二十六の手段は、鍋反り判定手
段の判定により反りが所定値よりも大きい場合加熱動作
を停止すると共に、異常報知を行う構成として、反りが
著しい鍋の時は加熱を中止し報知を行うことで、使用者
が揚げ物調理に使用できない反った鍋を誤って使用する
のを防ぐことが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例である誘導加熱調理器の
構成を示すブロック図
【図2】同、鍋反り判定手段の構成を示すブロック図
【図3】同、温度立ち上げ手段の構成を示すブロック図
【図4】同、回路構成を示す回路図
【図5】同、動作を示すフローチャート
【図6】同、鍋反り判定動作を示すフローチャート
【図7】同、減算結果と鍋反りの関係を示す図
【図8】同、温度立ち上げ動作を示すフローチャート
【図9】同、油量とオフ時間の関係を示す図
【図10】同、油温、算出鍋温度と測定温度の関係を示
す図
【図11】同、過渡温度調整動作を示すフローチャート
【図12】同、過渡温度調整動作を示す図
【図13】同、Δtと反りの関係を示す図
【図14】同、ΔTと反りの関係を示す図
【図15】同、Tmと油量、反りの関係を示す図
【図16】同、Pmと反り、偏差、傾きの関係を示す図
【図17】同、Teと油量、反りの関係を示す図
【符号の説明】
1 本体 2 プレート 3 鍋 4 油 5 加熱コイル 6 インバータ回路 7 制御手段 8 鍋反り判断手段 9 温度立ち上げ手段 10 温度調整手段 11 温度測定手段 12 変化値出力手段 13 減算手段 14 計時手段 15 判断手段 16 低パワー加熱開始手段 17 スイッチ 18 二階微分手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 保道 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大森 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 伊東 忠明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K051 AA08 AB04 AC09 AC33 AC35 AC52 AD18 AD28 BD23 CD14 CD35 CD38

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋をのせるプレートと、プレート下に設
    けた鍋を加熱する加熱コイルと、加熱コイルを駆動する
    インバータ回路と、インバータ回路を制御して加熱コイ
    ルに供給する電力を制御する制御手段と、プレート下に
    プレートに接して設けた温度測定手段と、揚げ物モード
    を選択する揚げ物モード選択スイッチと、目的の油温度
    を設定する油温度設定手段と、計時手段と、ブザー等の
    報知手段と、揚げ物モードでの加熱を機器のフルパワー
    より低い低パワーで開始し所定の時間の間に温度測定手
    段の測定値を入力として鍋の反り度合いを判定すること
    で鍋内の油量の影響を受けずに鍋反りを判定するととも
    に反り鍋判定中の油温上昇を最低限に抑える鍋反り判定
    手段と、鍋反り判定手段が鍋の反り度合いを判定した後
    油温度が設定温度に達するまで鍋反り判定手段の判定結
    果に応じて制御手段に信号を出力して温度立ち上げを行
    う温度立ち上げ手段と、油温度が設定温度に達した後に
    制御手段に信号を出力して油温度を設定温度に保つ温度
    調整手段とを備えた誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 鍋反り判定手段が、低パワーP1で加熱
    開始を行う低パワー加熱開始手段と、温度測定手段の測
    定値の二階微分を算出する二階微分手段と、二階微分手
    段の出力から鍋反りを判断する判断手段から成る請求項
    1記載の誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 P1を概1kWとする請求項2記載の誘
    導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 二階微分手段が、温度測定手段の測定値
    のΔt秒間の変化値を出力する変化値出力手段と、加熱
    開始後t2時間における変化値出力手段の出力値から加
    熱開始後t1時間における変化値出力手段の出力値を減
    算する減算手段から成る請求項2記載の誘導加熱調理
    器。
  5. 【請求項5】 t1を概20秒、t2を概40秒、Δt
    を概10秒とする請求項4記載の誘導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 判断手段が二階微分手段の出力が小さい
    ほど鍋の反り度合いを大きいと判断する請求項2記載の
    誘導加熱調理器。
  7. 【請求項7】 判断手段が二階微分手段の出力が所定値
    以上のとき反りのない鍋と判断する請求項2記載の誘導
    加熱調理器。
  8. 【請求項8】 温度立ち上げ手段が、加熱パワーをフル
    パワーP2に設定するパワー設定手段と、温度測定手段
    の測定値と加熱電力量から伝熱モデルに基づいて負荷量
    と鍋温度を算出する演算手段と、演算手段の算出鍋温度
    と算出負荷量に応じて温度立ち上げ動作を終了する演算
    立ち上げ手段と、温度調整目標値Ttを温度測定手段の
    測定値に応じて設定し順次最終目標値Tmに向けて引き
    上げる過渡温度調整手段から成る請求項1記載の誘導加
    熱調理器。
  9. 【請求項9】 鍋反り判定手段による鍋の反り度合いが
    反りなしの場合パワー設定手段と演算立ち上げ手段が動
    作した後、演算立ち上げ手段の動作終了後過渡温度調整
    手段が動作し、反り有りの場合はただちに過渡温度調整
    手段が動作する請求項8記載の誘導加熱調理器。
  10. 【請求項10】 演算立ち上げ手段は算出手段の算出鍋
    温度値が所定温度Toffになるか、もしくは算出した
    負荷量が所定負荷量より少ない場合は動作を終了する請
    求項8記載の誘導加熱調理器。
  11. 【請求項11】 演算立ち上げ手段は算出手段の算出鍋
    温度値と比較して動作を終了する所定温度Toffを油
    量に応じて決定し、油量が多いほどToffを高く設定
    する請求項10記載の誘導加熱調理器。
  12. 【請求項12】 演算立ち上げ手段は算出手段の算出し
    た負荷量と比較して動作を終了する所定負荷量を概20
    0gとする請求項10記載の誘導加熱調理器。
  13. 【請求項13】 過渡温度調整手段は動作開始時におけ
    る温度調整目標値Ttを動作開始時tsにおける温度測
    定手段の測定値T(ts)にシフト温度ΔTを加えた
    値、すなわちTt=T(ts)+ΔTとし、ディレイ時
    間Δt経過毎にこれを更新しすなわちTt=T(t)+
    ΔTとする請求項8記載の誘導加熱調理器。
  14. 【請求項14】 過渡温度調整手段は算出した温度調整
    目標値Ttが最終目標値Tmを越える場合はTt=Tm
    とする請求項13記載の誘導加熱調理器。
  15. 【請求項15】 過渡温度調整手段はディレイ時間Δt
    経過毎に温度調整目標値Ttを更新する際に温度測定手
    段の測定値T(t)が最終目標値Tmを越える場合に動
    作を終了する請求項13記載の誘導加熱調理器。
  16. 【請求項16】 過渡温度調整手段においてシフト温度
    ΔT及びディレイ時間Δtは鍋の反りに応じて設定さ
    れ、シフト温度ΔTは鍋の反りが大きいほど小さく、デ
    ィレイ時間Δtは鍋の反りが大きいほど長く設定される
    請求項13記載の誘導加熱調理器。
  17. 【請求項17】 過渡温度調整手段の最終目標値Tmが
    鍋の反りと油量に応じて設定され、鍋の反りが大きいほ
    ど低く、油量が少ないほど低く設定される請求項8記載
    の誘導加熱調理器。
  18. 【請求項18】 過渡温度調整手段は加熱パワーを鍋の
    反り、油量、目標値Ttと温度測定手段の測定値との
    差、温度測定手段の測定値の傾きに応じて設定し、鍋の
    反りが大きいほど小さく、油量が少ないほど小さく、差
    が小さいほど小さく、傾きが大きいほど小さく設定され
    る請求項8記載の誘導加熱調理器。
  19. 【請求項19】 過渡温度調整手段は鍋の反りが大きい
    場合は、温度測定手段の測定値の傾きが正の場合小さい
    場合、目標値Ttと温度測定手段の測定値との差が大き
    くても加熱パワーを小さく設定する請求項18記載の誘
    導加熱調理器。
  20. 【請求項20】 演算手段の用いる伝熱モデルは、鍋と
    油を一体とした負荷と、鍋をのせるプレートとプレート
    下にプレートに接して設けた温度測定手段とを一体とし
    たセンサ部の2つの部分のみから成る請求項8記載の誘
    導加熱調理器。
  21. 【請求項21】 演算手段の用いる演算は、鍋と油を一
    体とした負荷と、鍋をのせるプレートとプレート下にプ
    レートに接して設けた温度測定手段とを一体としたセン
    サ部の2つの部分の伝熱方程式の和を積分し、積分常数
    として負荷とセンサ部が等しい温度のときを初期温度T
    0として用いる請求項18記載の誘導加熱調理器。
  22. 【請求項22】 演算手段の用いる初期温度T0は、温
    度測定手段の測定値が上昇し始めたときの温度測定手段
    の測定値とする請求項19記載の誘導加熱調理器。
  23. 【請求項23】 温度調整手段の目標値Teが鍋の反り
    と油量に応じて設定され、鍋の反りが大きいほど低く、
    油量が少ないほど低く設定される請求項1記載の誘導加
    熱調理器。
  24. 【請求項24】 温度立ち上げ手段が温度立ち上げを完
    了したとき温度調整手段が動作を開始すると共に使用者
    に余熱完了報知を行う請求項1記載の誘導加熱調理器。
  25. 【請求項25】 鍋反り判定手段の判定結果が反りなし
    の場合は演算立ち上げ手段の動作完了後に過渡温度調整
    手段が動作を開始すると共に使用者に余熱完了報知を行
    い、鍋反り判定手段の判定結果が反りありの場合は過渡
    温度調整手段の動作完了後に温度調整手段が動作を開始
    すると共に使用者に余熱完了報知を行う請求項8記載の
    誘導加熱調理器。
  26. 【請求項26】 鍋反り判定手段の判定により反りが所
    定値よりも大きい場合加熱動作を停止すると共に、異常
    報知を行う請求項1記載の誘導加熱調理器。
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