JP2001221932A - フェルール、フェルール成形用型及びフェルール製造方法 - Google Patents
フェルール、フェルール成形用型及びフェルール製造方法Info
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Abstract
どの精度で形成できる外面を備えたフェルールを提供す
る。 【解決手段】 フェルール(10)は、合せ目に沿って接
合される第1及び第2のフェルール本体部分(12,14 )
を有している。第1の本体部分(12)は、第1の幅を有
し、第2の本体部分(14)は、第1の幅よりも例えば少
なくとも約50ミクロンだけ短い第2の幅を有してい
る。加うるに、第1の本体部分の第1の幅は、第1の許
容誤差以内になるよう形成され、第2の本体部分の第2
の幅は、第1の許容誤差よりもゆるい第2の許容誤差以
内になるよう形成される。したがって、第1のフェルー
ル本体部分は、第2のフェルール本体部分よりも大きい
だけでなく、第1のフェルール本体部分は一層高精度に
形成される。かくして、本発明では、フェルールの一部
分だけを高精度で形成すればよい。フェルールを成形す
るための成形型及びフェルールの製造方法も又、開示さ
れる。
Description
ル、フェルールを成形するための型及びフェルールの製
造方法に関し、特に、互いに異なる呼び幅を有する第1
及び第2の本体部分を有するフェルール並びに関連の型
及び製造方法に関する。
の用途に利用されている。光ファイバを相互に接続する
ためには、光ファイバコネクタを光ファイバの端部に取
り付け、しかる後、対をなす光ファイバコネクタを嵌合
させる。現在多くの用途で要求されている比較的小さな
減衰量及び小さな反射ロスで光結合を得るためには、光
ファイバコネクタは、一般に、それぞれの光ファイバコ
ネクタが取り付けられる光ファイバ相互間でファイバ同
士の接続を達成するよう設計されている。例えば、ファ
イバ同士の接続は好ましくは、いったん第1及び第2の
光ファイバコネクタを嵌合させると第1の光ファイバコ
ネクタが取り付けられる第1の光ファイバケーブルの各
光ファイバと、第2の光ファイバコネクタが取り付けら
れる第2の光ファイバケーブルのそれぞれの光ファイバ
との間で達成される。
各光ファイバコネクタのフェルールの前面は極めて滑ら
かであって平らでなければならず、しかもフェルールに
よって形成される光ファイバ用ボアに対して、もしあっ
たとしても最小限の角度の誤差を有するものであること
が必要である。換言すると、フェルールの前面は好まし
くは、光ファイバ用ボアの長手方向軸線に垂直に延びる
平らな平面を形成する。一例を挙げると、大抵のフェル
ールの前面は一般に、フェルールが取り付けられる光フ
ァイバを別の光ファイバコネクタの光ファイバとドライ
フィジカルコンタクト関係をなすことができるようにす
るためには、光ファイバ用ボアに対して0.2°以下の
角度の誤差を有するようにしなければならない。
容誤差以内で成形されるが、一般に、フェルールの前面
が、十分に滑らかな前面となり、しかも十分に小さな角
度誤差を有するようには成形することはできない。した
がって、フェルールの前面を代表的には、フェルールを
光ファイバの端部に取り付けた後に研磨する必要があ
る。研磨は、前面を滑らかにし、フェルールの前面の角
度誤差を許容限度内、例えば0.2°未満に減少させる
のに役立つだけでなく、光ファイバの端部を、例えばフ
ェルールの前面と面一をなし又はフェルールの前面に対
して所定量だけ突出させることによりフェルールの前面
に対して正しく位置決めするようにするのに役立つ。
よって形成された光ファイバ用ボアの長手方向軸線に対
して所定の角度関係、例えば90°をなすよう研磨され
る。光ファイバ用ボアの長手方向軸線は、研磨作業中、
基準箇所又は基準点として用いるようには接近できない
ので、フェルールは典型的には、光ファイバ用ボアの長
手方向軸線に対して所定の位置又は角度関係を有する他
の或る基準点を有するよう設計される。したがって、フ
ェルールの前面の研磨を接近可能な基準点に対して行う
のがよい。その目的は、フェルールの前面を光ファイバ
用ボアの長手方向軸線に対して正しく研磨することにあ
る。この点に関し、横断面が実質的に矩形のマルチファ
イバ型(多心一括型)フェルール、例えばMTフェルー
ルは一般に、フェルールシャフトと研磨目的のための基
準点として役立つ拡大後部との間に肩を有している。
を利用するためには、フェルールをコネクタ内へあらか
じめ組み込んだ後(予備組込み後)フェルールの前面を
研磨することがますます望まれている。かくして、基準
点は好ましくは、フェルールをコネクタ内に組み込んだ
後でさえも接近可能なままである。したがって、コネク
タを効率的に組み立てることができ、コネクタを複数の
光ファイバの端部に現場で取り付けた後フェルールの前
面を依然として研磨することができる。残念ながら、矩
形のマルチファイバ型フェルールの基準点として役立つ
フェルール肩は一般に、いったんコネクタを組み立てる
と接近できず、それにより、矩形のマルチファイバ型フ
ェルールを有するコネクタの予備組立が制限される。
フトの多くの部分には一般に、コネクタの予備組立後で
あっても接近できる。かくして、円筒形フェルールの外
周部が研磨のための基準点として役立っていることにな
らって、矩形マルチファイバ型フェルールのシャフト部
分の外面を研磨目的のための基準点として用いることが
検討された。残念ながら、矩形のマルチファイバ型フェ
ルールの外寸を、基準点として効果的に役立たせるため
に、十分に小さな許容誤差、例えば±5ミクロン以内に
定めることは一般にできない。この点に関し、矩形のマ
ルチファイバ型フェルールの外面を、成形工程における
種々の制約のために研磨用の基準点に必要な正確な許容
誤差以内に形成することはできない。
に、プラスチック材料、例えば熱可塑性又は熱硬化性材
料を、合せ目に沿って嵌合した一対の型半部又は型部品
によって形成される型キャビティ内に注入することによ
って形成される。型部品を互いに異なる材料で作ること
ができるが、型部品は代表的には、鋼、例えばD2鋼又
はステンレス鋼で作られる。型キャビティ及びその結果
得られる矩形のマルチファイバ型フェルールは、呼び厚
さ及び呼び幅を有している。代表的には、矩形マルチフ
ァイバ型フェルールの厚さを、型の初期製作中、呼び厚
さについて、非常に厳しい許容誤差以内、例えば50ミ
クロン以内に定めるのがよい。この点に関し、型部品は
一般に、鋼加工物をワイヤで切断する放電加工機(ED
M)によって形成される。鋼加工物をワイヤで切断する
ことによって型部品を形成することは効率的であるが、
その結果得られる型部品は、一般的に、後で行う研磨作
業中に基準点として役立つことができる部分を形成する
よう十分に厳しい許容誤差、例えば±5ミクロン以内に
は形成できない。かくして、型部品は典型的には、型キ
ャビティの厚さが所望の呼び厚さに等しくなるまで型の
合せ目のところの型材料を除去するという加工が更に施
される。例えば、型材料は、きわめて正確な研削法によ
り合せ目から除去される。
ルールの幅を、従来の製造法で得られる厚さと同程度に
正確に定めることはできない。この点に関し、矩形のマ
ルチファイバ型フェルールの幅の不正確さは一般に、2
つの互いに異なる原因に基づいている。第1に、第1及
び第2の型部品によって形成される型キャビティの幅は
一般に、型キャビティの厚さほど正確に定められない。
この点に関し、型を、型キャビティのサイズを僅かに小
さめになるよう形成することができても、型キャビティ
の実際の幅が所望の呼び幅に近づくまで型キャビティを
広げるよう型材料を第1及び第2の型部品によって形成
された型キャビティの部分中から除去することは比較的
難しい。
ールの幅に不正確さが生じる第2の原因は、型キャビテ
ィを形成するために合せ目に沿って対をなす型部品を嵌
合させる際に生じる場合のあるずれにある。型部品相互
間のずれを減少させるために、型は一般に、一方の型部
品から突出したピンが他方の型部品に設けられている穴
に嵌まり込むようキー止めされる。しかしながら、キー
止め法を用いても、型部品は、幅方向に僅かにずれる場
合がある。各型部品は、その結果得られる矩形のマルチ
ファイバ型フェルールについて型部品と同一の呼び幅同
一の許容誤差を有する部分を形成するので、型部品相互
間に幅方向のずれがあると、これに対応して矩形のマル
チファイバ型フェルールの対応部分相互間に幅方向のず
れが生じ、それにより矩形マルチファイバ型フェルール
の外面の形成精度に悪影響が生じる。型キャビティの呼
び幅を正確に定める際の困難さと型部品相互間の面の結
果として生じる不正確さの相乗的効果の結果として、矩
形マルチファイバ型フェルールの外面は一般に、研磨中
に基準点として役立つほど十分な精度で形成することは
できない。
磨目的のための効果的な基準点として役立つが、矩形マ
ルチファイバ型フェルールが、フェルールをコネクタ中
に組み込んだ後でも接近できる基準点を有することが望
ましい。したがって、コネクタの予備組立を例えば自動
化方法によって工場で行い、次にコネクタを複数の光フ
ァイバの端部に取り付け、そしてフェルールの前面を現
場で基準点に対して研磨するのがよい。矩形マルチファ
イバ型フェルールの外面は、フェルールをコネクタ内に
組み込んだ後でも接近できるので、矩形マルチファイバ
型フェルールは、外面が後で行う研磨作業のための基準
点として役立つよう十分な精度の外面を備えることが望
ましい。しかしながら、今日まで、矩形マルチファイバ
型フェルールの外面は、研磨作業中に基準点として効果
的に役立つのに十分な精度で首尾一貫して形成されては
いない。
研磨作業中に基準点として役立つのに十分な精度をもっ
て形成できる外面を有するフェルールが提供される。ま
た、本発明の別の特徴によれば、フェルールを成形する
型及びフェルールの製造方法もまた提供される。結果的
に得られるフェルールの外面は、かかる研磨作業中に基
準点として役立つことができるので、フェルールを複数
の光ファイバの端部に取り付ける前にフェルールをコネ
クタに組み込むことができ、それにより、フェルールを
例えば自動化方法によって工場で予備組込みを行うこと
ができる。
第1及び第2のフェルール本体部分を有する。フェルー
ル本体部分のうち少なくとも一方は、フェルールを貫通
して長手方向に延びる少なくとも1つの光ファイバ用ボ
アを構成する。より代表的には、第1及び第2のフェル
ール本体部分は互いに協働して、マルチファイバ型フェ
ルールを形成するためにフェルールを貫通して長手方向
に延びる複数の光ファイバ用ボアを構成する。
分は、第1の幅を有し、第2のフェルール本体部分は、
第1の幅よりも少なくとも50ミクロンだけ小さい第2
の幅を有している。第1及び第2のフェルール本体部分
の幅の差の結果として、その結果得られるフェルールは
代表的には、合せ目に沿って長手方向に延びる棚状突起
を有する。加うるに、第1のフェルール本体部分の幅
は、第1の許容誤差以内に定められ、第2のフェルール
本体部分の幅は、第1の許容誤差よりも大きな(甘い)
第2の許容誤差以内に定められている。例えば、第2の
フェルール本体部分の第2の許容誤差は、第1のフェル
ール本体部分の第1の許容誤差の少なくとも2倍であ
る。したがって、第1のフェルール本体部分は、第2の
フェルール本体部分よりも大きいだけでなく、一層高精
度で形成される。かくして、本発明のフェルールの一部
分だけを高精度に形成すればよく、それにより製造工程
が単純化される。
ル本体部分は、幅方向のずれを最大ずれまで許容でき
る。したがって、第1のフェルール本体部分の第1の幅
は、第2のフェルール本体部分の第2の幅よりも、少な
くとも、第1の許容誤差と、第2の許容誤差と、第1及
び第2のフェルール本体部分相互間の最大ずれの2倍と
の合計だけ大きい。第1のフェルール本体部分に対する
第2のフェルール本体部分の幅の減少の結果として、幅
方向における第1及び第2のフェルール本体部分相互間
のずれがあっても、これが最大ずれまでならば、第2の
フェルール本体部分は、第1のフェルール本体部分を幅
方向に越えて外方に突出することはない。したがって、
第1のフェルール本体部分の外面は、第1及び第2のフ
ェルール本体部分が互いにずれた場合でも、後で行う研
磨作業中、引き続き基準点として役立つことができる。
のフェルール本体部分の幅よりも減少させることによ
り、そしてフェルール本体部分の大きい方のものだけを
正確な許容誤差で製造すればよいということにより、本
発明のフェルールは、その外寸の不正確さをもたらす2
つの主要な原因の影響を受けにくい。加うるに、第1の
フェルール本体部分の外面の形成精度は、第1及び第2
のフェルール本体部分相互間のずれによっては損なわれ
ず、したがって、フェルールの外部側面は、研磨作業
中、引き続き基準点として役立つことができるようにな
る。この点に関し、後で行う研磨作業中に基準点として
役立つ高精度の外面を得るためには、フェルール本体部
分の一方だけを幅方向に高精度に形成すればよいので、
フェルールを一層効率的に製造することができる。
例えばマルチファイバ型フェルールを成形するための型
が提供される。型は、合せ目に沿って嵌合し、フェルー
ルが形成される型をキャビティよう形成するよう互いに
協働する第1及び第2の型部品から成る。第1の型部品
は、型キャビティの一部の幅を第1の許容誤差以内に定
め、第2の型部品は、型キャビティの別の部分の幅を、
第1の許容誤差よりも大きな第2の許容誤差以内に定め
る。同様に、第2の型部品は、型キャビティの別の部分
の幅を、第2の呼び幅の第2の許容誤差内に定める。注
目すべきこととして、第2の型部品の第2の呼び幅は、
第1の型部品の第1の呼び幅よりも小さい。例えば、第
2の型部品の第2の呼び幅は、第1の型部品の第1の呼
び幅よりも少なくとも50ミクロンだけ小さい。加うる
に、第2の許容誤差は、第1の許容誤差よりも大きい。
例えば、第2の型部品の第2の許容誤差は、第1の型部
品の第1の許容誤差の少なくとも2倍である。したがっ
て、第1の型部品によって形成されるフェルールの部分
は、第2の型部品によって同時に形成されるフェルール
の部分よりも幅が広いだけでなく、より正確な許容誤差
内に形成される。したがって、型部品のうち一方だけ、
即ち第1の型部品だけを、基準点として役立つのに必要
な一層正確な許容誤差以内、例えば±5ミクロン以内に
定められる幅を有するよう形成すればよいので、本発明
の型はより効率的に製造できる。
のフェルール本体部分は、幅方向のずれを最大ずれまで
許容できる。しかしながら、本発明の有利な一実施形態
によれば、第1のフェルール本体部分の第1の呼び幅
は、前記第2のフェルール本体部分の第2の呼び幅より
も、少なくとも、第1の許容誤差と、第2の許容誤差
と、最大ずれの2倍との合計だけ大きい。したがって、
第1及び第2の型部品は、幅方向のずれを最大ずれまで
許容でき、他方、第1の型部品によって形成されるフェ
ルールのその部分の外面、フェルールのその部分、すな
わち第1のフェルール本体部分の外面が、後で行う研磨
作業中に基準点として依然として効果的に役立つことが
できる。
を本発明の好ましい実施形態が示されている添付の図面
を参照して以下に詳細に説明する。しかしながら、本発
明は、多くの互いに異なる形態で実施できるので本明細
書に記載された実施形態に限定されるものと解釈される
べきではなく、かかる実施形態は、本願の開示が十分且
つ完全であるように記載されており、本発明の範囲を当
業者に完全に知らしめるものである。図面及び明細書を
通じて同一の符号は同一の部分を示している。
一実施形態のフェルール10が示されている。フェルー
ルは後述のように成形されるので、フェルールは、フェ
ルールの互いに反対側の前面18と後面20との間で長
手方向に延びる合せ目16に沿って接合された第1及び
第2のフェルール本体部分12,14を有している。こ
の点において、第1及び第2のフェルール本体部分は互
いに協働して、長手方向に延びるシャフト部分22と拡
大後部24の両方を形成している。フェルールは種々の
寸法形状のものであってよいが、有利な一実施形態のフ
ェルールは横断面が実質的に矩形である。
は、フェルールを通って長手方向に延びる少なくとも1
つの光ファイバ用ボア26及び1対の案内ピン開口部2
8を有している。より典型的には、第1及び第2のフェ
ルール本体部分は、複数の長手方向に延びる光ファイバ
用ボア及び対をなす案内ピン開口部を有している。その
結果、フェルールは代表的にはマルチファイバ型フェル
ール、例えばMTタイプのフェルールである。図1に示
すように、フェルール本体部分のうち一方、例えば第2
のフェルール本体部分は代表的には、その広い方の表面
を貫通して延びる窓30を更に備え、したがって光ファ
イバ用ボアの各々がこれを通して露出するようになって
いる。したがって、エポキシを窓を通して光ファイバ用
ボア中に注入することができる。その目的は、当業者に
は知られているように、複数の光ファイバの端部をこの
中に固定することにある。
ル本体部分12は、第1の幅w1 を有している。同様
に、第2のフェルール本体部分14は、第2の幅w2 を
有している。本発明によれば、第2のフェルール本体部
分14の第2の幅w2 は、第1のフェルール本体部分1
2の第1の幅w1 よりも小さい。以下に説明するよう
に、第1及び第2のフェルール本体部分のそれぞれの幅
の差は、意図的に設けたものであり、型部品の製作中に
不正確さの結果として生じる場合のある幅の不注意によ
る差で生じたのものではない。この点に関し、第1のフ
ェルール本体部分の第1の幅は好ましくは、少なくとも
50ミクロンだけ第2のフェルール本体部分の第2の幅
よりも大きい。ただし、それぞれのフェルール本体部分
の幅は、所望ならば他の長さだけ異なっていてもよい。
14の幅は互いに異なっているだけでなく、第1及び第
2のフェルール本体部分の幅は又、互いに異なる許容誤
差内になるよう形成されている。この点に関し、第1の
フェルール本体部分の幅w1は、第1の許容誤差t1
以内に定められ、第2のフェルール本体部分の幅w
2は、第2の許容誤差t2 以内に定められている。特
に、第2のフェルール本体部分の幅は、第1のフェルー
ル本体部分の幅を定める場合の第1の許容誤差よりも大
きな第2の許容誤差以内にあるよう定められる。かくし
て、第1のフェルール本体部分は、第2のフェルール本
体部分よりも大きいだけでなく、より高精度に形成され
ている。第1及び第2のフェルール本体部分の幅が定め
られる場合の許容誤差は、用途に応じて様々であってよ
い。しかしながら、以下に例示するように、第2のフェ
ルール本体部分の第2の許容誤差は代表的には、第1の
フェルール本体部分の第1の許容誤差の少なくとも2倍
である。それにもかかわらず、第1及び第2のフェルー
ル本体部分の幅が定められる許容誤差の差は、以下に説
明するように第1及び第2のフェルール本体部分の実際
の幅の差よりも一般に著しく小さい。
ての許容誤差を甘くすることにより、フェルール10
を、一層費用効果の良い方法で製造することができる。
というのは、第1のフェルール本体部分12だけを、幅
方向により正確な許容誤差内で形成する必要があるだけ
だからである。しかしながら、第1及び第2のフェルー
ル本体部分の幅の差の結果として、第2のフェルール本
体部分の幅のばらつきがあっても、第2のフェルール本
体部分が第1のフェルール本体部分を越えて突出するこ
とがないようになる。その結果、第1のフェルール本体
部分の外面は、以下に説明するように後で行う研磨作業
中基準点として役立つことができる。
14の幅の差の結果として、本発明のフェルール10で
は、第1のフェルール本体部分と第2のフェルール本体
部分との間にずれがあってもかまわない。この点に関
し、第1及び第2のフェルール本体部分相互間の幅方向
におけるずれosがあっても、第2のフェルール本体部分
は、第1のフェルール本体部分の第1の幅が、第2のフ
ェルール本体部分の第2の幅よりも、少なくとも第1の
許容誤差と、第2の許容誤差と、第1及び第2のフェル
ール本体部分相互間のずれの2倍との合計だけ大きけれ
ば、即ちw1 −w 2 ≧2os+t1 +t2 である限り、第
1のフェルール本体部分を幅方向に越えて突出すること
はない。したがって、本発明のフェルールは、第1のフ
ェルール本体部分の第1の幅を、第2のフェルール本体
部分の第2の幅よりも、少なくとも第1の許容誤差と、
第2の許容誤差と、最大のずれの2倍の合計だけ大きい
ように定めることにより、幅方向の最大のずれの2倍の
合計までその影響を受けないように設計できる。
14を幅方向に適切に寸法決めすることにより、第1の
フェルール本体部分を幅方向に越えて第2のフェルール
本体部分を突出させることになるような第1及び第2の
フェルール本体部分相互間のずれosがなく、第2のフェ
ルール本体部分の許容誤差t2 の増加もない。したが
って、第1のフェルール本体部分の外部側面は、後で行
う研磨作業中基準目的のための基準点として役立つこと
ができる。なお、かかる研磨作業としては、コネクタ内
へのフェルール10の組込み後に行われる研磨作業が挙
げられる。
のフェルールのシャフト部分22の前方端部を研磨用取
付け具で掴むのがよい。この研磨用取り付け具は、第1
のフェルール本体部分の側面を掴む。この点に関し、第
1のフェルール本体部分12は、第2のフェルール本体
部分14の外側外面を掴む必要なく、研磨用取付け部に
よってしっかりと保持されるの十分な外部側面を有する
ことが注目される。しかる後、フェルールの前面18及
びフェルールが取り付けられた光ファイバの端面を研磨
用媒体に接触させて、フェルールの前面及び光ファイバ
の端面を研磨することができる。
のものであってよいが、本発明を限定するためでなく例
示の目的で一実施形態のフェルールを以下に詳細に説明
する。この点に関し、拡大後部24及び長手方向に延び
るシャフト部分22を有する矩形のマルチファイバ型フ
ェルールを成形する。拡大後部の長さは、1.83mm、
厚さは3mm、幅は5.05mmであるが、シャフト部分の
長さは8mm、厚さは2.45mmである。本発明によれ
ば、第1のフェルール本体部分12は、第2のフェルー
ル本体部分14よりも幾分幅が広い。この実施形態で
は、例えば、第1のフェルール本体部分によって形成さ
れるシャフトの部分の幅は4.4mmであり、第2のフェ
ルール本体部分によって形成されるシャフトの部分の幅
は4.3mmである。したがって、第1のフェルール本体
部分によって形成されるシャフトの幅は、第2のフェル
ール本体部分によって形成されるシャフトの幅よりも1
00ミクロン大きい。
の幅も又、第2のフェルール本体部分14の幅よりも一
層正確な許容誤差内に定められる。この例示の実施形態
では、第1のフェルール本体部分の幅は、±5ミクロン
以内に定められる。これとは対照的に、第2のフェルー
ル本体部分の幅は、±20ミクロン以内に定められるに
過ぎない。したがって、第1のフェルール本体部分だけ
を正確な寸法形状に形成すればよい。というのは、第2
のフェルール本体部分は小さく、より甘い許容誤差で形
成することができるからである。第1及び第2のフェル
ール本体部分の幅の差の結果として、フェルール本体部
分は、第1及び第2の呼び幅からの第1及び第2のフェ
ルール本体部分の実際の幅のばらつきに応じて、少なく
とも37.5ミクロン、おそらくはそれ以上の相互のず
れを許容でき、この場合小さい方の第2のフェルール本
体部分は、大きい方の第1のフェルール本体部分を越え
て外方に突出することはない。かくして、第1のフェル
ール本体部分は、第2のフェルール本体部分が第1のフ
ェルール本体部分に対して幅方向にずれていたとして
も、研磨作業中基準点として引き続き役立つことができ
る。かくして、本発明のこの実施形態のフェルール10
は、幅方向における第1及び第2のフェルール本体部分
のずれに関する要件を緩和するのにも役立つ。
0、例えば上述のフェルールを製造するための型40及
び関連の方法が提供される。この点に関し、型は、合せ
目に沿って嵌合し、互いに協働して、フェルールが形成
される型キャビティを形成する第1及び第2の型部品4
2,44を有している。図示のように、型部品は代表的
には互いにキー止めされ、この場合、型部品のうち一方
がキー、例えばピン43を有し、他方の型部品がキーを
受け入れるための開口部45を有するようになってい
る。その目的は、嵌合の際、型部品を互いに整列させ、
ずれを減少させることにある。この点に関し、第1の型
部品は一般に、第1のフェルール本体部分12を形成す
るのに役立つ型キャビティの第1の部分46を備え、第
2の型部品は、第2のフェルール本体部分を構成する型
キャビティの第2の部分48を備えている。
て形成される型キャビティの第1の部分46は、第1の
呼び幅w1 を有し、第2の型部品44によって形成され
る型キャビティの第2の部分48は、第2の呼び幅w2
を有している。特に、第2の型部品によって定められる
第2の呼び幅は、第1の型部品によって定められる第1
の呼び幅よりも小さい。したがって、第2の型部品によ
って形成される第2のフェルール本体部分14は、上述
のように、第1の型部品によって形成される第1のフェ
ルール本体部分12ほど幅が広くはないことになる。第
1及び第2の型部品のそれぞれの幅は、用途に応じて種
々の量だけ異なっていてもよいが、型キャビティの第2
の部分の第2の呼び幅は、一実施形態では、型キャビテ
ィの第1の部分の第1の呼び幅よりも少なくとも50ミ
クロンだけ小さく、したがって、結果的に得られるフェ
ルール10が、第1のフェルール本体部分よりもこれ
又、少なくとも50ミクロンだけ小さい第2のフェルー
ル本体部分を有するようになっている。
キャビティの第1の部分46の幅を第1の許容誤差以内
に定める。同様に、第2の型部品44は、型キャビティ
の第2の部分48の幅を、第1の許容誤差よりも大きな
第2の許容誤差以内に定める。したがって、第1の型部
品によって形成される第1のフェルール本体部分12
は、第1の許容誤差内に定められた幅を有し、第2の型
部品によって形成された第2のフェルール本体部分14
は、当然のことながら第1の許容誤差よりも大きな第2
の許容誤差以内に定められた幅を有することになる。第
1及び第2の許容誤差の差は、用途に応じて様々であっ
てよいが、第2の許容誤差は一般的に、第1の許容誤差
よりも実質的に大きく、一実施形態では、第1の許容誤
差の少なくとも2倍である。
44は、加工物、例えば鋼加工物、具体的には、例えば
D2鋼又はステンレス鋼加工物から切断形成される。一
般的に言って、第1及び第2の型部品は、ワイヤをあら
かじめ定められたパターンに従って加工物中を移動させ
る放電加工機によって加工物から切断形成される。第1
及び第2の型部品のEDMによる形成によって、型キャ
ビティのそれぞれの部分は比較的甘い許容誤差、例えば
±20ミクロン以内に形成されるが、EDM法は、一般
に、第1及び第2の型部品によって形成される型キャビ
ティのそれぞれの部分を、精密研磨作業の際に後で基準
点として役立つことになる構造体を製作するのに必要な
比較的厳密な許容誤差以内に形成することはない。換言
すると、EDM法は一般に、第1の型部品によって形成
される型キャビティの第1の部分46を、結果的に得ら
れる第1のフェルール本体部分12の外部側面が研磨作
業中に基準点として役立つようにするために必要な±5
ミクロンの許容誤差内に形成することはない。
成される型キャビティの第1の部分46は一般に、ED
M法によって幾分小さめに形成される。しかる後、切削
加工又は研削加工により、第1の型部品によって形成さ
れた型キャビティの第1の部分内から材料を更に除去す
る。その目的は、型キャビティの第1の部分の幅を第1
の呼び幅の非常に厳密な許容誤差、例えば±5ミクロン
以内に高精度で定めることにある。この切削加工又は研
削加工は、型部品の内部から材料を除去しなければなら
ないので比較的時間がかかり費用が幾分高くつくが、本
発明のモールド40を形成するために、EDM法に続
き、第1及び第2の型部品のうち一方だけを研削加工す
る。この点に関し、第2の型部品44によって形成され
た型キャビティの第2の部分48を、一層甘い許容誤差
以内、例えば代表的にはEDMワイヤ切断法で得られる
レベル以内に形成してもよい。かくして、本発明の型を
製作するコスト及び効率は、両方の型部品によって形成
される型キャビティの部分を高精度で形成しなければな
らない従来型型の製作法と比べて改善されている。
2,44によって形成された型キャビティのそれぞれの
部分の呼び幅の差は好ましくは、呼び幅の差が少なくと
も、第1の許容誤差と、第2の許容誤差と、幅方向にお
ける第1及び第2のフェルール本体部分12,14相互
間の予想最大ずれの2倍との合計と同程度の大きさであ
るように選択される。したがって、本発明の型40によ
って形成されるフェルール10では、第1及び第2のフ
ェルール本体部分相互間に幅方向の相対的なずれがあっ
てもかまわず、この場合、小さい方の第2のフェルール
本体部分が第1のフェルール本体部分を越えて外方に突
出することはない。したがって、第1のフェルール本体
部分は、フェルールをコネクタ中に組み込んだ後であっ
ても、研磨作業中に基準点として引き続き役立つことが
できる。
を備えた単一ファイバ型(単心型)フェルールを形成す
ることができるが、本発明の型は好ましくは、複数の光
ファイバ用ボア26及び1対の案内ピン開口部28を備
えたマルチファイバ型フェルール10を形成する。した
がって、モールドは、光ファイバ用ボア及び1対の案内
ピン開口部を構成するよう型キャビティ内を長手方向に
延びる複数のピンを更に有するのがよい。加うるに、型
は、第2のフェルール本体部分14の窓30を形成する
内部構造的特徴及びフェルール内に設けられていて、フ
ェルールの後面18の開口部を光ファイバ用ボア中に通
じさせる内部キャビティを構成する内部構造的特徴を有
するのがよい。しかしながら、分かりやすくするため
に、図3は、型キャビティ内に配置できるこれら他の従
来型内部構造的特徴を示していない。
40によって形成された型キャビティ内に成形する。フ
ェルールは種々の材料で形成できるが、有利な一実施形
態のフェルールは、熱硬化性プラスチックで作られ、こ
の熱硬化性プラスチックは、いったん第1及び第2の型
部品42,44を互いに嵌合させ、ピン又は他の成形用
構造的特徴を型キャビティ中に挿入すると形成される型
キャビティ内へ注入される。フェルールを形成する材料
がいったん硬化すると、フェルールを型から取り出す。
12は、第1の型部品42内で、第1の呼び幅の第1の
許容誤差以内で形成される。同様に、それと同時に、第
2のフェルール本体部分14は、第2の型部品44内
で、第2の呼び幅の第2の許容誤差以内に形成される。
また、上述のように、第2のフェルール本体部分によっ
て定められる第2の呼び幅は、第1のフェルール本体部
分によって定められる第1の呼び幅よりも小さい。加う
るに、第2のフェルール本体部分の第2の許容誤差は、
第1のフェルール本体部分の第1の許容誤差よりも大き
い。その結果、型部品のうち一方だけ、即ち、第1の型
部品だけが、後で研磨作業中に基準点として役立つこと
になる構成要素を形成するのに要求される高い精度で型
キャビティのそれぞれの部分を形成する必要があるに過
ぎない。この点に関し、第1の型部品は代表的には、型
キャビティの第1の部分46の幅を約±5ミクロン以内
に定め、第2の型部品は、型キャビティの第2の部分4
8を、これよりも非常に甘い許容誤差、例えば±20ミ
クロン以内に形成する。第2のフェルール本体部分の呼
び幅は、第1のフェルール本体部分の呼び幅よりも著し
く小さいので、フェルール本体部分は、上述したように
幅方向に互いに幾分ずれる場合があるが、この場合、小
さい方の第2のフェルール本体部分は、第1のフェルー
ル本体部分を越えて外方に突出することはない。したが
って、第1のフェルール本体部分は、第2のフェルール
本体部分が一層甘い許容誤差で定められた幅を有し、そ
して第1及び第2のフェルール本体部分が互いに幾分ず
れていても、研磨作業中引き続き基準点として役立つこ
とができる。
例及び他の実施形態を上記説明及び関連の図面中の教示
から想到できよう。したがって、本発明は、開示した特
定の実施形態に限定されず、設計変更例及び他の実施形
態は、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に含ま
れる。具体的な用語を本明細書中に用いたが、これらは
説明のためであって、本発明を限定するものではない。
る。
Claims (16)
- 【請求項1】 合せ目に沿って接合される第1及び第2
のフェルール本体部分から成るフェルールであって、前
記フェルール本体部分のうち少なくとも一方は、フェル
ールを貫通して長手方向に延びる少なくとも1つの光フ
ァイバ用ボアを備え、前記第1のフェルール本体部分
は、第1の幅を有し、前記第2のフェルール本体部分
は、第1の幅よりも少なくとも50ミクロンだけ小さい
第2の幅を有していることを特徴とするフェルール。 - 【請求項2】 前記第1のフェルール本体部分の幅は、
第1の許容誤差以内に定められ、前記第2のフェルール
本体部分の幅は、第1の許容誤差よりも大きな第2の許
容誤差以内に定められていることを特徴とする請求項1
記載のフェルール。 - 【請求項3】 前記第2のフェルール本体部分の第2の
許容誤差は、第1のフェルール本体部分の第1の許容誤
差の少なくとも2倍であることを特徴とする請求項2記
載のフェルール。 - 【請求項4】 前記第1及び第2のフェルール本体部分
は、幅方向のずれを最大ずれまで許容でき、前記第1の
フェルール本体部分の第1の幅は、前記第2のフェルー
ル本体部分の第2の幅よりも、少なくとも、第1の許容
誤差と、第2の許容誤差と、前記第1及び第2のフェル
ール本体部分相互間の最大ずれの2倍との合計だけ大き
いことを特徴とする請求項2記載のフェルール。 - 【請求項5】 前記第1及び第2のフェルール本体部分
は互いに協働して、合せ目に沿って長手方向に延びる棚
状突起を構成していることを特徴とする請求項1記載の
フェルール。 - 【請求項6】 前記第1及び第2のフェルール本体部分
は互いに協働して、複数の光ファイバ用ボアを形成し、
したがって前記フェルールがマルチファイバ型フェルー
ルとなることを特徴とする請求項1記載のフェルール。 - 【請求項7】 フェルールを成形するための型であっ
て、合せ目に沿って嵌合し、フェルールが形成される型
をキャビティよう形成するよう互いに協働する第1及び
第2の型部品から成り、前記第1の型部品は、型キャビ
ティの一部の幅を第1の許容誤差以内に定め、前記第2
の型部品は、型キャビティの別の部分の幅を、第1の許
容誤差よりも大きな第2の許容誤差以内に定め、前記第
1の型部品によって形成される型キャビティの部分は、
第1の呼び幅を有し、前記第2の型部品によって形成さ
れる型キャビティの部分は、第1の呼び幅よりも小さい
第2の呼び幅を有していることを特徴とする型。 - 【請求項8】 前記第1及び第2のフェルール本体部分
は、幅方向のずれを最大ずれまで許容でき、前記第1の
フェルール本体部分の第1の呼び幅は、前記第2のフェ
ルール本体部分の第2の呼び幅よりも、少なくとも、第
1の許容誤差と、第2の許容誤差と、前記第1及び第2
のフェルール本体部分相互間の最大ずれの2倍との合計
だけ大きいことを特徴とする請求項7記載の型。 - 【請求項9】 前記第2の型部品の第2の許容誤差は、
第1の型部品の第1の許容誤差の少なくとも2倍である
ことを特徴とする請求項7記載の型。 - 【請求項10】 前記第2の型部品の第2の呼び幅は、
第1の型部品の第1の呼び幅よりも少なくとも50ミク
ロンだけ小さいことを特徴とする請求項7記載の型。 - 【請求項11】 前記第1及び第2の型部品のうち少な
くとも一方は、複数の光ファイバ用ボアを形成し、した
がって結果的に得られるフェルールがマルチファイバ型
フェルールとなる - 【請求項12】 合せ目に沿って接合された第1及び第
2の型部品から成る型によって形成された型キャビティ
内にフェルールを成形する工程と、フェルールの成形
後、フェルールを型から取り出す工程とを有するフェル
ールの製造方法であって、フェルールの成形工程は、第
1の型部品内の第1のフェルール本体部分を、第1の呼
び幅の第1の許容誤差以内に成形する工程と、それと同
時に、第2の型部品内の第2のフェルール本体部分を第
2の呼び幅の第2の許容誤差以内に成形する工程とを有
し、前記フェルール本体部分の第2の許容誤差は、第1
のフェルール本体部分の第1の許容誤差よりも大きく、
第2のフェルール本体部分によって定められる第2の呼
び幅は、第1のフェルール本体部分によって定められる
第1の呼び幅よりも小さく、第1及び第2のフェルール
本体部分を同時成形することにより、フェルールを形成
することを特徴とする方法。 - 【請求項13】 前記成形工程では、前記第1及び第2
の型部品を幅方向に最大ずれまでずらし、前記第1の型
部品の第1の呼び幅は、前記第2の型部品の第2の呼び
幅よりも、少なくとも、第1の許容誤差と、第2の許容
誤差と、前記第1及び第2のフェルール本体部分相互間
の最大ずれの2倍との合計だけ大きいことを特徴とする
請求項12記載の方法。 - 【請求項14】 前記第2の型部品の第2の許容誤差
は、第1の型部品の第1の許容誤差の少なくとも2倍で
あることを特徴とする請求項12記載の方法。 - 【請求項15】 前記第2の型部品の第2の呼び幅は、
第1の型部品の第1の呼び幅よりも少なくとも50ミク
ロンだけ小さいことを特徴とする請求項12記載の方
法。 - 【請求項16】 第1及び第2の型部品のうち少なくと
も一方は、複数の光ファイバ用ボアを形成し、したがっ
て前記成形工程を実施することにより、マルチファイバ
フェルールが形成されるようになっていることを特徴と
する請求項12記載の方法。
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