JP2001219767A - シートバーチカル装置 - Google Patents
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- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
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- B60N2/18—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable height-adjustable the front or the rear portion of the seat being adjustable, e.g. independently of each other
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- B60N2/62—Thigh-rests
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- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バーチカル装置を、少ないリンクの構成にし
て、且つシートに組み付けるときに、大型で重いシート
の位置を変えながら組み付け作業を行う必要が無いよう
に構成することを技術的課題とする。 【解決手段】 フロア側の部材上に保持されるロアアー
ムと、ロアアームに対して高さを調整することができる
ように配置されたバーチカルブラケットと、ロアアーム
とバーチカルブラケットの間に配置されたセクタギア
と、セクタギアと噛合い係合するピニオンを含むブレー
キ機構を備えるシートバーチカル装置において、ロアア
ームとバーチカルブラケットとは枢軸結合され、セクタ
ギアとバーチカルブラケットとは枢軸結合され、且つセ
クタギアに結合された摺動部材を介してロアアームと摺
動可能に係合されているように構成した。
て、且つシートに組み付けるときに、大型で重いシート
の位置を変えながら組み付け作業を行う必要が無いよう
に構成することを技術的課題とする。 【解決手段】 フロア側の部材上に保持されるロアアー
ムと、ロアアームに対して高さを調整することができる
ように配置されたバーチカルブラケットと、ロアアーム
とバーチカルブラケットの間に配置されたセクタギア
と、セクタギアと噛合い係合するピニオンを含むブレー
キ機構を備えるシートバーチカル装置において、ロアア
ームとバーチカルブラケットとは枢軸結合され、セクタ
ギアとバーチカルブラケットとは枢軸結合され、且つセ
クタギアに結合された摺動部材を介してロアアームと摺
動可能に係合されているように構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートのバ
ーチカル装置に関するものである。
ーチカル装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のバーチカル装置として
は、特開平１０−３３８０６３号公報に示されるものが
知られている。これは、着座高さを調整できるようにす
るため多くのリンクを組み合わせて構成するバーチカル
装置を提案している。さらに、これらのリンクはそれぞ
れバーチカル装置に一般にカシメされたヒンジ軸によっ
て揺動作動するように組み付けられている。
は、特開平１０−３３８０６３号公報に示されるものが
知られている。これは、着座高さを調整できるようにす
るため多くのリンクを組み合わせて構成するバーチカル
装置を提案している。さらに、これらのリンクはそれぞ
れバーチカル装置に一般にカシメされたヒンジ軸によっ
て揺動作動するように組み付けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術の構
成においては、多くのリンクとそれらを取付けるピンを
必要として高価になるばかりでなく、これらのリンクの
ピンをバーチカル装置にカシメて組み付ける工程では、
カシメ装置にセットするとき大きくて重いバーチカル装
置の位置を各ピン毎に変えセットしながら行う必要があ
って、多くの時間を必要とし、作業者に大きな負担とな
っていた。このために、本発明では、従来より少ないリ
ンク構成でバーチカル装置を実現するとともに、バーチ
カル装置をシートに組み付けるときに、大型で重いシー
トの位置を変えながら組み付け作業を行う必要が無いよ
うに構成することである。
成においては、多くのリンクとそれらを取付けるピンを
必要として高価になるばかりでなく、これらのリンクの
ピンをバーチカル装置にカシメて組み付ける工程では、
カシメ装置にセットするとき大きくて重いバーチカル装
置の位置を各ピン毎に変えセットしながら行う必要があ
って、多くの時間を必要とし、作業者に大きな負担とな
っていた。このために、本発明では、従来より少ないリ
ンク構成でバーチカル装置を実現するとともに、バーチ
カル装置をシートに組み付けるときに、大型で重いシー
トの位置を変えながら組み付け作業を行う必要が無いよ
うに構成することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記技術課題を解決する
ために、本発明において講じた技術的手段は、フロア側
の部材上に保持される第１のブラケットと、前記第１の
ブラケットに対して高さを調整することができるように
配置された第２のブラケットと、前記第１のブラケット
と第２のブラケットの間に配置されたセクタギアと、前
記セクタギアと噛合い係合するピニオンを含むブレーキ
機構を備えるシートバーチカル装置において、前記第１
のブラケットと前記第２のブラケットとは枢軸結合さ
れ、前記セクタギアと前記第２のブラケットとは枢軸結
合され、且つ前記セクタギアに結合された摺動部材を介
して前記第１のブラケットと摺動可能に係合されている
ように構成したことである。
ために、本発明において講じた技術的手段は、フロア側
の部材上に保持される第１のブラケットと、前記第１の
ブラケットに対して高さを調整することができるように
配置された第２のブラケットと、前記第１のブラケット
と第２のブラケットの間に配置されたセクタギアと、前
記セクタギアと噛合い係合するピニオンを含むブレーキ
機構を備えるシートバーチカル装置において、前記第１
のブラケットと前記第２のブラケットとは枢軸結合さ
れ、前記セクタギアと前記第２のブラケットとは枢軸結
合され、且つ前記セクタギアに結合された摺動部材を介
して前記第１のブラケットと摺動可能に係合されている
ように構成したことである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従ったシートバー
チカル装置３の一実施形態を図面に基づき、説明する。
チカル装置３の一実施形態を図面に基づき、説明する。
【０００６】図１、図２に示されるように、シート１の
左右側に位置するように、車両のフロア（図示せず）上
には一対のシートスライド装置２（一方側は図示省略）
が取り付けられ、シートスライド装置２は前後に移動で
きるアッパレール２２を備えている。一方、シート１の
左右側にはシートバック１５の角度を調整可能にする一
対のシートリクライニング装置１０が取り付けられ、左
右のシートリクライニング装置１０の各アッパーアーム
１２はシートバックフレーム（図示せず）に固定され、
シートバック１５が支えられている。シートリクライニ
ング装置１０はヒンジ軸１３でアッパーアーム１２と回
転可能なロアアーム１１を有し、ロアアーム１１とアッ
パーアーム１２の間にロック装置（図示せず）を有し、
相互の角度を調整可能にしている。ロアアーム１１はシ
ートスライド装置２のアッパレール２２上に固定され、
前方方向に延び、その前方部分にはヒンジ軸３３が配置
されている。ヒンジ軸３３周りに、一つのバーチカルブ
ラケット３１がロアアーム１１に対して回転自在に、且
つ左右のロアアーム１１の間を橋渡しするよう取り付け
られている。このように構成されたロアアーム１１およ
びバーチカルブラケット３１によって、支持されるよう
にシートクッションフレーム（図示せず）およびシート
クッション１４が組み付けられている。
左右側に位置するように、車両のフロア（図示せず）上
には一対のシートスライド装置２（一方側は図示省略）
が取り付けられ、シートスライド装置２は前後に移動で
きるアッパレール２２を備えている。一方、シート１の
左右側にはシートバック１５の角度を調整可能にする一
対のシートリクライニング装置１０が取り付けられ、左
右のシートリクライニング装置１０の各アッパーアーム
１２はシートバックフレーム（図示せず）に固定され、
シートバック１５が支えられている。シートリクライニ
ング装置１０はヒンジ軸１３でアッパーアーム１２と回
転可能なロアアーム１１を有し、ロアアーム１１とアッ
パーアーム１２の間にロック装置（図示せず）を有し、
相互の角度を調整可能にしている。ロアアーム１１はシ
ートスライド装置２のアッパレール２２上に固定され、
前方方向に延び、その前方部分にはヒンジ軸３３が配置
されている。ヒンジ軸３３周りに、一つのバーチカルブ
ラケット３１がロアアーム１１に対して回転自在に、且
つ左右のロアアーム１１の間を橋渡しするよう取り付け
られている。このように構成されたロアアーム１１およ
びバーチカルブラケット３１によって、支持されるよう
にシートクッションフレーム（図示せず）およびシート
クッション１４が組み付けられている。
【０００７】次に、本発明のバーチカル装置３の機構を
詳細に説明する。図２に示すように、ロアアーム１１に
はバーチカルブラケット３１とのヒンジ軸３３の穴３３
ａと、穴３３ａの前方には、穴３３ａを中心とする円弧
状の長い長穴３５がに上下方向に延びて形成されてい
る。一方、図３に示すように、バーチカルブラケット３
１の一方側の外側の側面にはブレーキ機構６０が取り付
けられている。ブレーキ機構６０は、操作ハンドル８１
（図１）を回転操作することによって、ブレーキ機構６
０に備えられているピニオン６１を回転させることがで
きるが、ピニオン６１側からの荷重入力によっては、ピ
ニオン６１は回転しない機構を有する、所謂一般にスプ
リングカプラ機構を内蔵する装置として知られているも
のである。さらに、図３に示されるように、ピニオン６
１と噛合う歯部４９を有するセクタギヤ４５が備えられ
ている。セクタギヤ４５の歯部４９のピッチ円の中心点
部分には、軸方向に延びる複数の溝４８が成形された、
所謂メスのスプライン形状が形成された穴４７を有する
ブッシュ４１が固着されている。バーチカルブラケット
３１の両側の側面には、穴４７と同心の穴３４（図２）
が形成されている。セクタギヤ４５の歯部４９と穴４７
との中間部分に穴４６が形成され、穴４６にはピン５４
が水平に内向きに起立して固着されている。図４と図７
に示されるように、セクタギヤ４５が取付けられている
側と反対側のバーチカルブラケット３１上には、セクタ
ギヤ４５と同様にブッシュ４１とピン５４が固着された
アーム４４が取付けられている。図１、図２、図３に示
すように、バーチカルブラケット３１の両側の穴３４、
セクタギヤ４５に固着されたブッシュ４１の穴４７とア
ーム４４に固着されたブッシュ４１の穴４７、さらに両
側のロアアーム１１に形成された長穴３５を貫通するよ
うに一本の連動シャフト５０が挿入組み付けされてい
る。連動シャフト５０の外径には、セクタギヤ４５とア
ーム４４の両方のブッシュ４１の穴４７の内面に形成さ
れたメスのスプライン形状と遊びがなく係合し、セクタ
ギヤ４５とアーム４４が一体に回転することができるよ
うに、オスのスプラインが成形されている。さらに、バ
ーチカルブラケット３１の穴３４の内径は連動シャフト
５０の外形よりわずかに大きく形成され、セクタギヤ４
５のバーチカルブラケット３１に対する回転の軸受けと
して機能する構成となっている。連動シャフト５０は両
端部にスナップリング溝５１（図７）が形成され、ワッ
シャ５３とスナップリング５２によって、組み付け位置
に保持されている。図１と図２に示すように、左右のロ
アアーム１１の先端部には、水平方向に長く長穴３６が
形成されている。セクタギヤ４５およびアーム４４にそ
れぞれ固着され、大径のカラー部５５が先端に形成され
たピン５４が、長穴３６の前方から、挿入できるよう
に、長穴３６の前部は段付きの形状を有している。
詳細に説明する。図２に示すように、ロアアーム１１に
はバーチカルブラケット３１とのヒンジ軸３３の穴３３
ａと、穴３３ａの前方には、穴３３ａを中心とする円弧
状の長い長穴３５がに上下方向に延びて形成されてい
る。一方、図３に示すように、バーチカルブラケット３
１の一方側の外側の側面にはブレーキ機構６０が取り付
けられている。ブレーキ機構６０は、操作ハンドル８１
（図１）を回転操作することによって、ブレーキ機構６
０に備えられているピニオン６１を回転させることがで
きるが、ピニオン６１側からの荷重入力によっては、ピ
ニオン６１は回転しない機構を有する、所謂一般にスプ
リングカプラ機構を内蔵する装置として知られているも
のである。さらに、図３に示されるように、ピニオン６
１と噛合う歯部４９を有するセクタギヤ４５が備えられ
ている。セクタギヤ４５の歯部４９のピッチ円の中心点
部分には、軸方向に延びる複数の溝４８が成形された、
所謂メスのスプライン形状が形成された穴４７を有する
ブッシュ４１が固着されている。バーチカルブラケット
３１の両側の側面には、穴４７と同心の穴３４（図２）
が形成されている。セクタギヤ４５の歯部４９と穴４７
との中間部分に穴４６が形成され、穴４６にはピン５４
が水平に内向きに起立して固着されている。図４と図７
に示されるように、セクタギヤ４５が取付けられている
側と反対側のバーチカルブラケット３１上には、セクタ
ギヤ４５と同様にブッシュ４１とピン５４が固着された
アーム４４が取付けられている。図１、図２、図３に示
すように、バーチカルブラケット３１の両側の穴３４、
セクタギヤ４５に固着されたブッシュ４１の穴４７とア
ーム４４に固着されたブッシュ４１の穴４７、さらに両
側のロアアーム１１に形成された長穴３５を貫通するよ
うに一本の連動シャフト５０が挿入組み付けされてい
る。連動シャフト５０の外径には、セクタギヤ４５とア
ーム４４の両方のブッシュ４１の穴４７の内面に形成さ
れたメスのスプライン形状と遊びがなく係合し、セクタ
ギヤ４５とアーム４４が一体に回転することができるよ
うに、オスのスプラインが成形されている。さらに、バ
ーチカルブラケット３１の穴３４の内径は連動シャフト
５０の外形よりわずかに大きく形成され、セクタギヤ４
５のバーチカルブラケット３１に対する回転の軸受けと
して機能する構成となっている。連動シャフト５０は両
端部にスナップリング溝５１（図７）が形成され、ワッ
シャ５３とスナップリング５２によって、組み付け位置
に保持されている。図１と図２に示すように、左右のロ
アアーム１１の先端部には、水平方向に長く長穴３６が
形成されている。セクタギヤ４５およびアーム４４にそ
れぞれ固着され、大径のカラー部５５が先端に形成され
たピン５４が、長穴３６の前方から、挿入できるよう
に、長穴３６の前部は段付きの形状を有している。
【０００８】以上のように構成された本発明のバーチカ
ル装置３のロアアーム１１側への組み付けは、バーチカ
ルブラケット３１の左右側の穴３１ａとロアアーム１１
の左右側の穴３３ａに、それぞれ枢軸ピン３３ｂを挿通
してネジ部材３１ｃで止めて、相互に回動できるヒンジ
軸３３とする。次に、バーチカルブラケット３１の左右
何れかの穴３４から、連動シャフト５０をセクタギヤ４
５に固着されたブッシュ４１の穴４７、アーム４４に固
着されたブッシュ４１の穴４７、両側のロアアーム１１
の長穴３５を貫通させて組み付けし、スナップリング５
２で抜け止めする。このように、本構成ではバーチカル
装置３をロアアーム１１側へ組ける際は、リンクのピン
をカシメるための工程が全く不要である。従って、重く
大きいシートをピン毎に位置を変えながらカシメ装置に
セットする作業が不要になり、組み立て作業者の労力が
大幅に軽減される。これによってリンク機構の構成の簡
素化と合わせて安価なバーチカル装置３が実現できるよ
うになる。
ル装置３のロアアーム１１側への組み付けは、バーチカ
ルブラケット３１の左右側の穴３１ａとロアアーム１１
の左右側の穴３３ａに、それぞれ枢軸ピン３３ｂを挿通
してネジ部材３１ｃで止めて、相互に回動できるヒンジ
軸３３とする。次に、バーチカルブラケット３１の左右
何れかの穴３４から、連動シャフト５０をセクタギヤ４
５に固着されたブッシュ４１の穴４７、アーム４４に固
着されたブッシュ４１の穴４７、両側のロアアーム１１
の長穴３５を貫通させて組み付けし、スナップリング５
２で抜け止めする。このように、本構成ではバーチカル
装置３をロアアーム１１側へ組ける際は、リンクのピン
をカシメるための工程が全く不要である。従って、重く
大きいシートをピン毎に位置を変えながらカシメ装置に
セットする作業が不要になり、組み立て作業者の労力が
大幅に軽減される。これによってリンク機構の構成の簡
素化と合わせて安価なバーチカル装置３が実現できるよ
うになる。
【０００９】次に、シートバーチカル装置３の作動を以
下に説明する。図５、は本発明のバーチカル装置３でほ
ぼ最上部に着座面が調整された状態を示し、図６は最下
部に着座面が調整された状態をそれぞれ示している。即
ち乗員が操作ハンドル８１（図１）を回転操作すると、
ピニオン６２が回転し、バーチカルブラケット３１に対
してセクタギヤ４５が回転する。セクタギヤ４５上のピ
ン５４がロアアーム１１の長穴３６内で前後方向に摺動
移動し、且つセクタギヤ４５が連動シャフト５０を枢軸
としてバーチカルブラケット３１に係止される関係で、
バーチカルブラケット３１はロアアーム１１とのヒンジ
軸３３の周りに回転し、シートクッション１４の先端座
面の高さが調整される。
下に説明する。図５、は本発明のバーチカル装置３でほ
ぼ最上部に着座面が調整された状態を示し、図６は最下
部に着座面が調整された状態をそれぞれ示している。即
ち乗員が操作ハンドル８１（図１）を回転操作すると、
ピニオン６２が回転し、バーチカルブラケット３１に対
してセクタギヤ４５が回転する。セクタギヤ４５上のピ
ン５４がロアアーム１１の長穴３６内で前後方向に摺動
移動し、且つセクタギヤ４５が連動シャフト５０を枢軸
としてバーチカルブラケット３１に係止される関係で、
バーチカルブラケット３１はロアアーム１１とのヒンジ
軸３３の周りに回転し、シートクッション１４の先端座
面の高さが調整される。
【００１０】さらに、図８には、本発明の異なる実施形
態のシートバーチカル装置１０３を示している。ここ
で、セクタギヤ１４５とアーム１４４は夫々の回転穴１
４７から離れた位置で連結シャフト１５０に溶接されて
一体的に組み付けられた後に、ピン１５４を回転穴１４
７に挿入し、バーチカルブラケット１３１にカシメされ
る構造となっている。このようにして、セクタギヤ１４
５と一体に組み付けられた部材全体がバーチカルブラケ
ット１３１に対して揺動自在となる。さらに、前記の第
1の実施例と同様に、バーチカルブラケット１３１には
セクタギヤ１４５と噛合うピニオン６１を有するブレー
キ機構６０が取付けられて、シートバーチカル装置１０
３を各部品が一体的となった一つの組み付け体、いわゆ
るモジュールとすることができる。このように組み付け
されたバーチカル装置１０３のモジュールを、円形の断
面形状を有する連動シャフト１５０をロアアーム１１１
の先端部に設けられた略水平方向に延びる溝部１３６と
摺動係合するように差込み、バーチカルブラケット１３
１の後端部のヒンジ穴１３１ａと、ロアアーム１１１の
ヒンジ穴１３３ａを枢軸ピン１３３ｂとネジ部材１３１
ｃを用いて枢軸結合して組み付けされる。この組み付け
工程においても第１実施例と同様に、大きく重量のある
シート（図示せず）とは独立してバーチカル装置１０３
のカシメなどの組み付け作業を進めることが可能とな
り、作業者の負担を大幅に軽減でき、製造コストの低減
に寄与することができる。
態のシートバーチカル装置１０３を示している。ここ
で、セクタギヤ１４５とアーム１４４は夫々の回転穴１
４７から離れた位置で連結シャフト１５０に溶接されて
一体的に組み付けられた後に、ピン１５４を回転穴１４
７に挿入し、バーチカルブラケット１３１にカシメされ
る構造となっている。このようにして、セクタギヤ１４
５と一体に組み付けられた部材全体がバーチカルブラケ
ット１３１に対して揺動自在となる。さらに、前記の第
1の実施例と同様に、バーチカルブラケット１３１には
セクタギヤ１４５と噛合うピニオン６１を有するブレー
キ機構６０が取付けられて、シートバーチカル装置１０
３を各部品が一体的となった一つの組み付け体、いわゆ
るモジュールとすることができる。このように組み付け
されたバーチカル装置１０３のモジュールを、円形の断
面形状を有する連動シャフト１５０をロアアーム１１１
の先端部に設けられた略水平方向に延びる溝部１３６と
摺動係合するように差込み、バーチカルブラケット１３
１の後端部のヒンジ穴１３１ａと、ロアアーム１１１の
ヒンジ穴１３３ａを枢軸ピン１３３ｂとネジ部材１３１
ｃを用いて枢軸結合して組み付けされる。この組み付け
工程においても第１実施例と同様に、大きく重量のある
シート（図示せず）とは独立してバーチカル装置１０３
のカシメなどの組み付け作業を進めることが可能とな
り、作業者の負担を大幅に軽減でき、製造コストの低減
に寄与することができる。
【００１１】この第２実施例に示すバーチカル装置１０
３の作動の仕方は、第１実施例のものと同じである。
３の作動の仕方は、第１実施例のものと同じである。
【００１２】
【発明の効果】部品点数の少ない構成と組み付けの容易
な構成によって、安価で且つ軽量なシートバーチカル装
置を実現することができる。
な構成によって、安価で且つ軽量なシートバーチカル装
置を実現することができる。
【図１】本発明に関わる、バーチカル装置を含むシート
の斜視図である。
の斜視図である。
【図２】本発明に関わる、バーチカル装置の部品構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図３】本発明に関わる、バーチカル装置のブレーキ機
構を含む部分の斜視図である。
構を含む部分の斜視図である。
【図４】本発明に関わる、バーチカル装置のアーム、連
動シャフトを含む部分の斜視図である。
動シャフトを含む部分の斜視図である。
【図５】本発明に関わるバーチカル装置の最上位置に調
整したときの、部品の関連を示す図である。
整したときの、部品の関連を示す図である。
【図６】本発明に関わるバーチカル装置の最下位置に調
整したときの、部品の関連を示す図である。
整したときの、部品の関連を示す図である。
【図７】本発明に関わる、実施例のバーチカル装置の図
４におけるＡ−Ａ部分の断面図である。
４におけるＡ−Ａ部分の断面図である。
【図８】本発明に関わる、実施例のバーチカル装置のリ
アブラケットの他の実施例の平面図である。
アブラケットの他の実施例の平面図である。
３、１０３ バーチカル装置（シートバーチカル装置） １１、１１１ ロアアーム（第１のブラケット） ３１、１３１ バーチカルブラケット（第２のブラケッ
ト） ３１ｃ、１３１ｃ ネジ部材 ３３ｂ、１３３ｂ 枢軸ピン ４４、１４４ アーム ４５、１４５ セクタギヤ ５０、１５０ 連動シャフト（枢軸、摺動部材） ５４ ピン（摺動部材） ６０ ブレーキ機構 ６１ ピニオン
ト） ３１ｃ、１３１ｃ ネジ部材 ３３ｂ、１３３ｂ 枢軸ピン ４４、１４４ アーム ４５、１４５ セクタギヤ ５０、１５０ 連動シャフト（枢軸、摺動部材） ５４ ピン（摺動部材） ６０ ブレーキ機構 ６１ ピニオン
Claims (5)
- 【請求項１】 フロア側の部材上に保持される第１のブ
ラケットと、前記第１のブラケットに対して高さを調整
することができるように配置された第２のブラケット
と、前記第１のブラケットと第２のブラケットの間に配
置されたセクタギアと、前記セクタギアと噛合い係合す
るピニオンを含むブレーキ機構を備えるシートバーチカ
ル装置において、前記第１のブラケットと前記第２のブ
ラケットとは枢軸結合され、前記セクタギアと前記第２
のブラケットとは枢軸結合され、且つ前記セクタギアに
結合された摺動部材を介して前記第１のブラケットと摺
動可能に係合されていることを特徴とするシートバーチ
カル装置。 - 【請求項２】シートバーチカル装置の一方の側方に配置
された前記セクタギアに対向して、他方側にアームを配
置し、該アームと前記セクタギアを結合して一体的に回
転できるようにする連結シャフトを有することを特徴と
する請求項１に記載のシートバーチカル装置。 - 【請求項３】 前記連結シャフトによって、前記セクタ
ギアは前記第２のブラケットに対し枢軸支持されている
ことを特徴とする請求項２に記載のシートバーチカル装
置。 - 【請求項４】 前記連結シャフトは、前記第１のブラケ
ットとの前記摺動部材であることを特徴とする請求項２
に記載のシートバーチカル装置。 - 【請求項５】 前記第１のブラケットと前記第２のブラ
ケットとは枢軸ピンとネジ部材で枢軸結合されている請
求項１に記載のシートバーチカル装置。
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