JP2001219689A - ノック式筆記具 - Google Patents

ノック式筆記具

Info

Publication number
JP2001219689A
JP2001219689A JP2000034050A JP2000034050A JP2001219689A JP 2001219689 A JP2001219689 A JP 2001219689A JP 2000034050 A JP2000034050 A JP 2000034050A JP 2000034050 A JP2000034050 A JP 2000034050A JP 2001219689 A JP2001219689 A JP 2001219689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
cylinder
window
knock
outer cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000034050A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3768057B2 (ja
Inventor
Tadashi Kida
忠史 氣田
Yoshihide Mitsuya
良英 光谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kotobuki and Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18558442&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2001219689(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Kotobuki and Co Ltd filed Critical Kotobuki and Co Ltd
Priority to JP2000034050A priority Critical patent/JP3768057B2/ja
Priority to US09/590,697 priority patent/US6287036B1/en
Priority to TW089219272U priority patent/TW481109U/zh
Priority to KR10-2000-0071321A priority patent/KR100403123B1/ko
Priority to CN00256536U priority patent/CN2460313Y/zh
Publication of JP2001219689A publication Critical patent/JP2001219689A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3768057B2 publication Critical patent/JP3768057B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K25/00Attaching writing implements to wearing apparel or objects involving constructional changes of the implements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K29/00Combinations of writing implements with other articles
    • B43K29/007Combinations of writing implements with other articles with advertising means

Landscapes

  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
  • Toys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外筒の表示を変化させることができるノック
式筆記具とする。 【解決手段】 外筒10内に配設され後方へ付勢された
レフィール18と、外筒内で回転可能かつ前後動可能に
設けられレフィール18の後方移動を規制するカム筒2
4と、カム筒24の前進毎にカム筒24を所定角度回転
させてカム筒24を前進位置と後退位置とに交互に移動
させるカム本体26と、カム筒24を前方へ押し出し可
能なカムバー28とからなる回転カム機構22と、カム
バー28に連結されノック操作可能なノック体30と、
カム筒26の回転に連動して回転すると共にその外周面
に文字または絵等の表示が施された回転ドラム32とを
備える。外筒14の周面の一部に内部が透視可能な窓1
4aを設け、該窓14aから回転ドラム32の表示が見
えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノック式筆記具に
関し、特に文字や模様等の絵のような表示が施されたノ
ック式筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のノック式筆記具として
は、外筒の表面に印刷により、文字や模様が付されてい
ることが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のノック式筆記具では、その表示に変化がなく、使
用者の興味を引くものとは言い難い。
【0004】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、その表示を変化させることができるノック式筆記具
を提供することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のうち請求項1記載の発明では、外筒内に配設
され後方へ付勢された筆記媒体と、外筒内で回転可能か
つ前後動可能に設けられ筆記媒体の後方移動を規制する
カム筒と、カム筒の前進毎にカム筒を所定角度回転させ
てカム筒を前進位置と後退位置とに交互に移動させるカ
ム本体と、カム筒を前方へ押し出し可能なカムバーとか
らなる回転カム機構と、カムバーと一体に形成されまた
はカムバーに連結されノック操作可能となったノック体
と、を備え、ノック体がノック操作されることにより、
カム筒が回転すると共に軸方向に前後動して、筆記媒体
の先端を外筒先端から出没させるノック式筆記具におい
て、外筒の周面の一部に内部が透視可能な窓を設け、前
記カム筒の回転に連動して回転すると共にその外周面に
文字または絵等の表示が付された回転ドラムを外筒内に
配設し、該表示を前記窓から透視可能とすることを特徴
とする。ノック体がノック操作され、ノック体と一体的
にカムバーが前進すると、カムバーがカム筒を前方へ押
し出し、カム筒は、前進と共に所定角度回転する。カム
筒は、所定角度回転する毎に前進位置と後退位置とに交
互に移動して、筆記媒体を駆動する。また、カム筒の回
転に連動して回転ドラムが回転し、外筒の窓から見える
回転ドラムの外周面に付された文字または絵等の表示が
変化する。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の前
記回転ドラムが、カム筒に対して相対的に軸方向に移動
可能に且つ相対回転不能に連結されると共に、外筒に対
して軸方向に移動不能に配設されることを特徴とする。
カム筒は外筒に対して前後動すると共に回転を行うが、
回転ドラムは外筒に対して軸方向に移動不能であるた
め、カム筒からの回転のみが回転ドラムへと伝達する。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の前
記カム筒と回転ドラムとが、いずれか一方に形成された
多角形状孔に他方に形成された多角形状外筒面が嵌合す
ることにより連結されることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、外筒内に配設され
後方へ付勢された筆記媒体と、外筒内で回転不能かつ前
後動可能に設けられ筆記媒体の後方移動を規制するカム
筒と、外筒内で前後動不能に設けられカム筒の前進毎に
所定角度回転してカム筒を前進位置と後退位置とに交互
に移動させるカム本体と、カム筒を前方へ押し出し可能
なカムバーとからなる回転カム機構と、カムバーと一体
に形成されまたはカムバーと一体的に連結されノック操
作可能となったノック体と、を備え、ノック体がノック
操作されることにより、カム本体が回転してカム筒が軸
方向に前後動して筆記媒体を駆動するノック式筆記具に
おいて、外筒の周面の一部に内部が透視可能な窓を設
け、前記カム本体の回転に連動して回転すると共にその
外周面に文字または絵等の表示が付された回転ドラムを
外筒内に配設し、該表示を前記窓から透視可能とするこ
とを特徴とする。ノック体がノック操作され、ノック体
と一体的にカムバーが前進すると、カムバーがカム筒を
前方へ押し出し、カム本体は、カムバーの前進と共に所
定角度回転する。カム筒は、カム本体が所定角度回転す
る毎に前進位置と後退位置とに交互に移動して、筆記媒
体を駆動する。また、カム本体の回転に連動して回転ド
ラムが回転し、外筒の窓から見える回転ドラムの外周面
に付された文字または絵等の表示が変化する。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4記載の前
記回転ドラムがカム本体と一体に形成されることを特徴
とする。
【0010】窓は、単なる透孔とすることができるが、
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1
項に記載の前記窓内に透明体が設けられ、該透明体がレ
ンズとなっていることを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか1項に記載の前記窓内に透明体が設けられ、
該透明体と外筒の少なくとも一部は二色成形またはイン
サート成形の手法により一体成形されたものであること
を特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか1項に記載の外筒の窓を含む少なくとも一部
が透明樹脂により成形されたものであり、前記窓の周囲
の外筒の少なくとも一部には有色の印刷が施されている
ことを特徴とする。請求項9記載の発明は、請求項1な
いし6のいずれか1項に記載の前記窓内に、透明体がは
め込まれていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0014】図1ないし図5は本発明の第1実施形態を
表す図である。この実施形態では、ノック式筆記具とし
てボールペンを例示しており、図1はその全体図、図2
はその縦断面図である。
【0015】図において、10は、外筒であり、外筒1
0は、先筒12と、該先筒12に螺着される後筒14と
から構成される。
【0016】外筒10内には、レフィール(筆記媒体)
18が配設され、レフィール18はレフィール18のバ
ネ受部18aと、先筒12の内段部12aとの間に介挿
されたリターンスプリング20によって、常時後方へと
付勢されている。
【0017】外筒10の後内部には、公知の回転カム機
構22が配設されている。回転カム機構22は、外筒1
0内で回転可能かつ前後動可能となったカム筒24と、
カム筒24の位置を規制するカム本体26と、カム筒2
4を前方へ押し出し可能なカムバー28とから構成され
る。
【0018】カム筒24内にはレフィール18の後端が
挿入されており、カム筒24内の仕切壁24bにレフィ
ール18の後端が当接して、レフィール18の後方移動
を規制している。また、カム筒24の外周面には、カム
本体26の後述のカム面26aに係止可能な突起24a
が形成され、また、その周面に鋸歯24dが形成されて
いる。
【0019】カム本体26は、後筒14と一体に形成さ
れており(但し、後筒14と別部材とすることも勿論可
能である)、図5に示したように、その内周面に周方向
に浅い溝26bと、深い溝26cとが山26dを介して
交互に形成されてなる。浅い溝26bの先端には鋸状の
カム面26aが形成されており、このカム面26aでカ
ム筒24の突起24aが係止される一方、深い溝26c
には、カム筒24の突起24aが進入可能となってお
り、突起24aがカム面26aに係止された状態で、カ
ム筒24は前進位置に保持され、また、突起24aが深
い溝26cに進入された状態でカム筒24が後退位置に
保持される。
【0020】また、カムバー28の外面には、カム本体
26の浅い溝26b及び深い溝26cに摺動可能な複数
の突起28aが形成されており、カムバー28の先端に
は、カム筒24を前方へ押し出し可能な鋸歯28bが形
成されている。また、カムバー28の後端には一体的に
ノック体30が連結されている。ノック体30はカムバ
ー28と一体に形成することも可能である。
【0021】カム筒24は、外筒10内でカム筒24の
前方に配設された回転ドラム32に、相対回転不能に連
結される。即ち、図4に示すように、カム筒24の前部
は、縮径されると共に多角形状外面24cとなってお
り、この多角形状外面24cは、回転ドラム32後端部
内に形成された多角形状孔32aに挿入され、前記カム
筒24の回転に連動して回転ドラム32が一体的に回転
するようになっている。尚、このような多角形状外面と
多角形状孔との嵌合によって回転ドラム32をカム筒2
4に対して相対回転不能とする他に、回転ドラム32と
カム筒24のいずれか一方の面にキー、また他方の対向
する面にキーに嵌合するキー溝を形成することで、両者
を相対回転不能とすることも可能である。また、回転ド
ラム32は、その前端が先筒12の後端に当接し、且つ
その後端が後筒14の段部14bに当接しており、外筒
10内で回転可能且つ軸方向に移動不能となっている。
【0022】回転ドラム32の外表面には、表示したい
文字または図が印刷等により付されている。回転ドラム
32の文字または図等の表示32bは、カム筒24の回
転ピッチにあわせて周方向に離散的に施しても良いが、
周方向に連続した文字または図であっても良い。
【0023】回転ドラム30の軸方向位置に対応して後
筒14の周面の一部は、窓14aとなっている。窓14
a内には、透明樹脂で形成された透明体が設けられると
良く、透明体の肉厚を変化させる等してレンズ効果を持
たせるようになっていると良い。
【0024】以上のように構成されるノック式筆記具の
作用を説明する。今、レフィール18の先端が外筒10
内に退没しているものとする。このとき、カム筒24
は、その突起24aがカム本体26の深い溝26c内に
あって、後退位置に保持されている(図5の仮想線位
置)。ノック体30をノックすると、カム回転機構22
の作用により、ノック体30と一体的に作動するノック
バー28が前進し、カム筒24を前方へ移動させる。そ
して、ノック体30のノック力を解除すると、カム筒2
4の突起24aは、カム本体26の鋸状のカム面26a
に誘導されて、カム面26aに係止される(図5の点線
位置)。こうして、カム筒24は前進位置に保持され
る。このとき、カム筒24の回転に連動して、回転ドラ
ム32が回転するため(図5の矢印方向)、後筒14の
窓14aから見える文字または絵等の表示32bが変化
することになる。
【0025】また、さらにノック体30をノックする
と、カム回転機構22の作用により、ノック体30と一
体的に作動するノックバー28が前進し、カム筒24を
前方へ移動させる。そして、ノック体30のノック力を
解除するとカム筒24は、再びカム本体26の深い溝2
6cへと誘導され、後退位置へと戻る。このときも、カ
ム筒24の回転に連動して、回転ドラム32が回転する
ため、後筒14の窓14aから見える文字または絵等の
表示32bが切り替わる。
【0026】こうして、ノック体30のノックの度に、
後筒14の窓14aから見える文字または絵等の表示3
2bが変化するために、使用者を飽きさせることなく、
注意を喚起させることができる。
【0027】回転ドラム32はカム筒24と一体的に連
結または一体に形成することも可能であるが、この実施
形態のように、回転ドラム32が、外筒10に対して軸
方向に移動不能となっており、カム筒24が回転ドラム
32に対して回転不能且つ軸方向に移動可能とすること
により、回転ドラム32は、前後動することなく周方向
にのみ移動して表示32bが切り替わるため、窓14a
から眺めた表示32bの切り替わりがスムーズで非常に
見栄えが良いものとなっている。さらに、回転ドラム3
2が前後動しないため、回転ドラム32の軸方向の大き
い範囲に亘って文字または絵等の表示32b領域をとる
ことができ、それに合わせて窓14aを大きくすること
ができる。
【0028】また、回転ドラム32とカム筒24は多角
形の形状同士を嵌合しているため、組み立ての際に、そ
の軸方向の整合をとることが簡単にでき、両者を簡単に
組み立てることができる。
【0029】次に、図6及び図7は、本発明の第2実施
形態を表す図である。図において、第1実施形態と同一
の部材は同一の符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0030】図において、10’は、外筒であり、外筒
10’は、先筒12’と、該先筒12’に螺着される後
筒14’とから構成される。この実施形態では、回転カ
ム機構42が第1実施形態のものと異なっており、回転
カム機構42は、外筒10’内で回転不能かつ前後動可
能となったカム筒44と、カム筒44の位置を規制する
カム本体46と、カム筒44を前方へ押し出し可能なカ
ムバー48とから構成される。
【0031】カム筒44内にはレフィール18の後端が
挿入されており、カム筒44内の仕切壁44bにレフィ
ール18の後端が当接して、レフィール18の後方移動
を規制している。また、カム筒44の外周面には、カム
本体46の後述のカム面46aに係止可能な突起44a
が形成され、また、その周面に鋸歯44dが形成されて
いる。また、カム筒44の前部には、縦リブ44cが形
成されており、先筒12’の後部内面に形成された縦溝
12’bに係合して、カム筒44は、外筒内で回転不能
となっている。
【0032】カム本体46は、その環状突起46eが後
筒14’の環状溝14’bに嵌入して、後筒14’に対
して回転可能及び軸方向に移動不能に取り付けられてい
る。また、図7に示したように、その内周面に周方向に
浅い溝46bと、深い溝46cとが山46dを介して交
互に形成されている。浅い溝46bの先端には鋸状のカ
ム面46aが形成されており、このカム面46aでカム
筒44の突起44aが係止される一方、深い溝46cに
は、カム筒44の突起44aが進入可能となっており、
突起44aがカム面46aに係止された状態で、カム筒
44は前進位置に保持され、また、突起44aが深い溝
46cに進入された状態でカム筒44が後退位置に保持
される。
【0033】また、カムバー48は後筒14’に対して
回転可能且つ軸方向に移動可能となっており、その外面
には、カム本体46の浅い溝46b及び深い溝46cに
摺動可能な複数の突起48aが形成されており、カムバ
ー48の先端には、カム筒44を前方へ押し出し可能な
鋸歯48bが形成されている。また、カムバー48の後
端には相対回転可能にノック体30が連結されている。
【0034】カム本体46は、その前部が回転ドラム5
0と一体となっており、回転ドラム50の外表面には、
文字または図等の表示50aが印刷等により付されてい
る。
【0035】以上のように構成されるノック式筆記具の
作用を説明する。今、レフィール18の先端が外筒1
0’内に退没しているものとする。このとき、カム筒4
4は、その突起44aがカム本体46の深い溝46c内
にあって、後退位置に保持されている(図7の仮想線位
置)。ノック体30をノックすると、カム回転機構42
の作用により、ノック体30に押されて、ノックバー4
8が前進し、カム筒44を前方へ移動させる。そして、
ノック体30のノック力を解除すると、カム筒44の突
起44aがカム本体46の鋸状のカム面46aに誘導さ
れて、カム本体46及びカムバー48を回転させて、カ
ム本体46のカム面46aに係止される(図7の点線位
置)。こうして、カム筒44は前進位置に保持される。
このとき、カム本体46の回転と共に回転ドラム50が
回転するため、後筒14の窓14aから見える文字また
は絵等の表示50aが変化することになる。
【0036】また、さらにノック体30をノックする
と、カム回転機構42の作用により、ノック体30と一
体的に作動するノックバー48が前進し、カム筒44を
前方へ移動させる。そして、ノック体30のノック力を
解除するとカム筒44は、カム本体46を回転し、再び
カム本体46の深い溝46cへと進入し、後退位置へと
戻る。このときも、カム本体46の回転と共に回転ドラ
ム50が回転するため、後筒14’の窓14aから見え
る文字または絵の表示50aが切り替わる。
【0037】こうして、ノック体30のノックの度に、
後筒14’の窓14aから見える文字または絵が変化す
るために、使用者を飽きさせることなく、注意を喚起さ
せることができる。
【0038】回転ドラム50は、カム本体46と別部材
として相対回転不能にカム本体46に連結する事も可能
であるが、この実施形態のようにカム本体46と一体に
形成することにより、部品点数を低減することができ
る。また、カム本体46は前後動しないため、第1実施
形態と同様に、回転ドラム50は前後動することなく周
方向にのみ移動して表示50aが切り替わるため、窓1
4aから眺めた表示50aの切り替わりがスムーズで非
常に見栄えが良いものとなっている。さらに、回転ドラ
ム50が前後動しないため、回転ドラム50の軸方向の
大きい範囲に亘って文字または絵等の表示50a領域を
とることができ、それに合わせて窓14aを大きくする
ことができる。
【0039】また、窓14a内に設けられる透明体にレ
ンズ効果を持たせることにより、回転ドラム32、50
の表示32b、50aが拡大されるので、より使用者の
興味を引かせることができる。
【0040】この窓14a内の透明体は、後筒14、1
4’の窓14a以外の部分と共に二色成形またはインサ
ート成形の手法により一体に成形することができる。ま
たは、図8に示すように、後筒14、14’を全体的に
透明の樹脂で成形し、窓14aの周囲の部分に有色の印
刷Pを施して、窓14aから回転ドラムを透視可能とす
ることもできる。または、別途、窓を構成する透明体を
用意し、窓14a内にはめ込むことも可能である。勿
論、窓14aを単なる透孔とするこも可能であるが、窓
14a内に透明体または透明樹脂が設けられることによ
り、窓14aから筆記具内に埃、ゴミ等が侵入すること
を防ぐことができる。
【0041】尚、以上の実施形態では、筆記媒体として
レフィールである場合について説明したが、これに限る
ものではなく、筆記媒体として芯を含む芯送り出し機構
とすることもできる。芯送り出し機構は、芯を挟持する
チャックと、チャックに連結された芯タンクを有してお
り、チャック及び芯タンクは、チャックスプリングによ
り後方へ付勢されており、その後方位置が、カム筒に規
制されていてもよい。そして、カム筒が前進位置と後退
位置とに前後動することにより、チャック及び芯タンク
が連動して前後動して、芯を所定量ずつ繰り出すシャー
プペンシルに適用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし9
記載の発明によれば、回転ドラムの回転により窓から見
える文字または絵等が変化するために、使用者の興味を
より引かせることができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、カム筒の前
後動に拘わらず、回転ドラムが軸方向に移動不動となっ
ており、カム筒の回転と共に回転ドラムは周方向にのみ
移動するので、回転ドラムにシャクリ等が発生すること
なく、窓から見える文字または絵等の表示を見栄えの良
いものとすることができる。また、回転ドラムが前後動
しないために窓を大きく使用することができ、文字また
は絵等の表示範囲を大きくすることができる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、多角形状孔
と多角形状外周面との嵌入により、簡単に両者を連結す
ることができる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、回転ドラム
がカム本体と一体に形成されるため、部品点数が低減で
きると共に、カム本体は前後動しないため、カム本体の
回転と共に回転ドラムは周方向にのみ移動するので、回
転ドラムにシャクリ等が発生することなく、窓から見え
る文字または絵等を見栄えの良いものとすることができ
る。また、また、回転ドラムが前後動しないために窓を
大きく使用することができ、文字または絵等の表示範囲
を大きくすることができる。
【0046】請求項6記載の発明によれば、窓の透明体
がレンズとなっているために、回転ドラムに施された文
字または絵が拡大されて、より使用者の興味を引かせる
ことができる。また、透明体によって、窓から埃・ゴミ
などが筆記具内に侵入することを防ぐことができる。
【0047】請求項7記載の発明によれば、二色成形ま
たはインサート成形により簡単に窓と外筒を一体に成形
することができる。また、透明体によって、窓から埃・
ゴミなどが筆記具内に侵入することを防ぐことができ
る。
【0048】請求項8及び9記載の発明によれば、外筒
に簡単に窓を形成することができる。また、透明樹脂ま
たは透明体によって、窓から埃・ゴミなどが筆記具内に
侵入することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるノック式筆記具の実施形態を表す
全体図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿って見た断面図である。
【図4】カム筒と回転ドラムの分解斜視図である。
【図5】カム本体、カム筒、回転ドラムの展開図であ
る。
【図6】本発明によるノック式筆記具の第2の実施形態
を表す全体縦断面図である。
【図7】第2実施形態のカム本体、カム筒、回転ドラム
の展開図である。
【図8】第1実施形態の変形例を表す全体縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10、10’ 外筒 14a 窓 18 レフィール(筆記媒体) 22、42 回転カム機構 24、44 カム筒 24c 多角形状外面 26、46 カム本体 28、48 カムバー 30 ノック体 32、50 回転ドラム 32a 多角形状孔 32b、50a 表示

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒内に配設され後方へ付勢された筆記
    媒体と、 外筒内で回転可能かつ前後動可能に設けられ筆記媒体の
    後方移動を規制するカム筒と、カム筒の前進毎にカム筒
    を所定角度回転させてカム筒を前進位置と後退位置とに
    交互に移動させるカム本体と、カム筒を前方へ押し出し
    可能なカムバーとからなる回転カム機構と、 カムバーと一体に形成されまたはカムバーに連結されノ
    ック操作可能となったノック体と、 を備え、ノック体がノック操作されることにより、カム
    筒が回転すると共に軸方向に前後動して筆記媒体を駆動
    するノック式筆記具において、 外筒の周面の一部に内部が透視可能な窓を設け、前記カ
    ム筒の回転に連動して回転すると共にその外周面に文字
    または絵等の表示が付された回転ドラムを外筒内に配設
    し、該表示を前記窓から透視可能とすることを特徴とす
    るノック式筆記具。
  2. 【請求項2】 前記回転ドラムは、カム筒に対して相対
    的に軸方向に移動可能に且つ相対回転不能に連結される
    と共に、外筒に対して軸方向に移動不能に配設されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のノック式筆記具。
  3. 【請求項3】 前記カム筒と回転ドラムとは、いずれか
    一方に形成された多角形状孔に他方に形成された多角形
    状外筒面が嵌合することにより連結されることを特徴と
    する請求項2記載のノック式筆記具。
  4. 【請求項4】 外筒内に配設され後方へ付勢された筆記
    媒体と、 外筒内で回転不能かつ前後動可能に設けられ筆記媒体の
    後方移動を規制するカム筒と、外筒内で前後動不能に設
    けられカム筒の前進毎に所定角度回転してカム筒を前進
    位置と後退位置とに交互に移動させるカム本体と、カム
    筒を前方へ押し出し可能なカムバーとからなる回転カム
    機構と、 カムバーと一体に形成されまたはカムバーに連結されノ
    ック操作可能となったノック体と、 を備え、ノック体がノック操作されることにより、カム
    本体が回転してカム筒が軸方向に前後動して筆記媒体を
    駆動するノック式筆記具において、 外筒の周面の一部に内部が透視可能な窓を設け、前記カ
    ム本体の回転に連動して回転すると共にその外周面に文
    字または絵等の表示が付された回転ドラムを外筒内に配
    設し、該表示を前記窓から透視可能とすることを特徴と
    するノック式筆記具。
  5. 【請求項5】 前記回転ドラムはカム本体と一体に形成
    されることを特徴とする請求項4記載のノック式筆記
    具。
  6. 【請求項6】 前記窓内には透明体が設けられ、該透明
    体がレンズとなっていることを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれか1項に記載のノック式筆記具。
  7. 【請求項7】 前記窓内には透明体が設けられ、該透明
    体と外筒の少なくとも一部は二色成形またはインサート
    成形の手法により一体成形されたものであることを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のノック
    式筆記具。
  8. 【請求項8】 外筒の窓を含む少なくとも一部は透明樹
    脂により成形されたものであり、前記窓の周囲の外筒の
    少なくとも一部には有色の印刷が施されていることを特
    徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のノッ
    ク式筆記具。
  9. 【請求項9】 前記窓内には、透明体がはめ込まれてい
    ることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に
    記載のノック式筆記具。
JP2000034050A 2000-02-10 2000-02-10 ノック式筆記具 Expired - Lifetime JP3768057B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000034050A JP3768057B2 (ja) 2000-02-10 2000-02-10 ノック式筆記具
US09/590,697 US6287036B1 (en) 2000-02-10 2000-06-09 Knocking writing utensil
TW089219272U TW481109U (en) 2000-02-10 2000-11-07 Push type writing instruments
KR10-2000-0071321A KR100403123B1 (ko) 2000-02-10 2000-11-28 녹크식 필기구
CN00256536U CN2460313Y (zh) 2000-02-10 2000-11-30 按压式笔具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000034050A JP3768057B2 (ja) 2000-02-10 2000-02-10 ノック式筆記具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001219689A true JP2001219689A (ja) 2001-08-14
JP3768057B2 JP3768057B2 (ja) 2006-04-19

Family

ID=18558442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000034050A Expired - Lifetime JP3768057B2 (ja) 2000-02-10 2000-02-10 ノック式筆記具

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6287036B1 (ja)
JP (1) JP3768057B2 (ja)
KR (1) KR100403123B1 (ja)
CN (1) CN2460313Y (ja)
TW (1) TW481109U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6742953B2 (en) 2002-01-24 2004-06-01 Bic Corporation Writing instrument with display window
WO2009125868A1 (ja) 2008-04-11 2009-10-15 三菱鉛筆株式会社 ノック式繰出容器
JPWO2017104468A1 (ja) * 2015-12-18 2018-10-04 株式会社パイロットコーポレーション ノック式筆記具

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070292199A1 (en) * 2006-06-15 2007-12-20 Richard Waldinger Lens pen
EP2202089B1 (en) 2007-10-26 2012-07-11 Mitsubishi Pencil Company, Limited Mechanical pencil
JP4731626B2 (ja) * 2007-11-26 2011-07-27 三菱鉛筆株式会社 シャープペンシル
CN106379078A (zh) * 2016-09-30 2017-02-08 德保县实验小学 一种多功能笔
JP6853701B2 (ja) * 2017-03-15 2021-03-31 ゼブラ株式会社 ノック式筆記具
CN107379818B (zh) * 2017-07-07 2019-05-14 刘保伸 自动出芯的异轴笔
CN109624558B (zh) * 2018-12-21 2020-05-05 冯时 激励书写自动笔

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1806580A (en) * 1931-05-26 Magazine pencil
US2339514A (en) * 1941-06-06 1944-01-18 Eagle Pencil Company Inc Indicating device for mechanical pencils
US2751700A (en) * 1953-11-04 1956-06-26 L & C Hardtmuth Inc Indicators
JPS5250845U (ja) * 1975-10-07 1977-04-11
KR850003196Y1 (ko) * 1980-10-31 1985-12-28 구보다 뎃코오 가부시기 가이샤 이앙기의 유압제어기구
FR2563645A1 (fr) * 1984-04-27 1985-10-31 Willems Fernand Instrument pour l'obtention et la saisie de donnees aleatoires
JPH0288797A (ja) * 1988-09-26 1990-03-28 Nippon Steel Corp 耐食性,半田性,めっき性にすぐれた高性能リードフレーム用表面処理鋼板
JPH072235Y2 (ja) * 1989-07-28 1995-01-25 セーラー万年筆株式会社 ノック式筆記具
KR200208277Y1 (ko) * 2000-07-03 2000-12-15 이상인 카운트 볼펜

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6742953B2 (en) 2002-01-24 2004-06-01 Bic Corporation Writing instrument with display window
WO2009125868A1 (ja) 2008-04-11 2009-10-15 三菱鉛筆株式会社 ノック式繰出容器
US8845221B2 (en) 2008-04-11 2014-09-30 Mitsubishi Pencil Company, Limited Clicking type dispensing container
JPWO2017104468A1 (ja) * 2015-12-18 2018-10-04 株式会社パイロットコーポレーション ノック式筆記具

Also Published As

Publication number Publication date
KR100403123B1 (ko) 2003-10-30
JP3768057B2 (ja) 2006-04-19
KR20010081965A (ko) 2001-08-29
TW481109U (en) 2002-03-21
US6287036B1 (en) 2001-09-11
CN2460313Y (zh) 2001-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001219689A (ja) ノック式筆記具
US6939069B2 (en) Composite writing utensil
JP2002137592A (ja) 出没式筆記具
JP2009029028A (ja) ノック式筆記具
JPH1191289A (ja) 筆記具
JPH11180092A (ja) 複合繰り出し用具
JP2000108585A (ja) 複数色ボ−ルペン
JPS6127199B2 (ja)
JPH09169197A (ja) 2芯筆記具
JP4814901B2 (ja) 複式筆記具
JP2603322Y2 (ja) 複合筆記具
JP3676445B2 (ja) 複式筆記具
JP2003048397A (ja) 多芯筆記具
JPH11334283A (ja) 後端ノック式筆記具
JPH0632395Y2 (ja) 複式筆記具
JP4373900B2 (ja) 筆記具
JP2001277781A (ja) 回転繰出式筆記具
JPH0536716Y2 (ja)
JPH0632396Y2 (ja) 複式筆記具
JPH10100586A (ja) 出没式筆記具
KR950001406Y1 (ko) 복합필기구
JP2548126Y2 (ja) 回転式筆記具
JP2552194Y2 (ja) 出没式筆記具
JP4638812B2 (ja) 回転式筆記具
JPH0595788U (ja) 複式筆記具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3768057

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term