JP2001219391A - 基板反転装置および基板洗浄システム - Google Patents

基板反転装置および基板洗浄システム

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JP2001219391A
JP2001219391A JP2000308122A JP2000308122A JP2001219391A JP 2001219391 A JP2001219391 A JP 2001219391A JP 2000308122 A JP2000308122 A JP 2000308122A JP 2000308122 A JP2000308122 A JP 2000308122A JP 2001219391 A JP2001219391 A JP 2001219391A
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wafer
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chuck
booth
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JP2000308122A
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Ryoichi Okura
領一 大蔵
Miyuki Takaishi
みゆき 高石
Hiroshi Yamaguchi
弘 山口
Hideo Kamikawachi
秀夫 上川内
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M Tec Co Ltd
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SES Co Ltd
M Tec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枚葉式ウェット洗浄の利点を生かし、高い清
浄度雰囲気での洗浄を高精度に行なうことができる基板
洗浄システムに適した構造を備えた基板反転装置を提供
する。 【解決手段】 ウェハWの外周縁を把持状にチャック支
持するチャック機構76と、チャック機構76をチャッ
ク開閉動作させるチャック駆動手段と、チャック機構7
6を反転動作させる駆動モータ78とを備え、チャック
機構76は、一対の開閉チャック76a,76bが開閉
可能に設けられ、開閉チャック76a,76bに、ウェ
ハWの外周縁を係合支持する環状溝付きの支持ローラ7
9がウェハWの外周輪郭に対応した位置に所定間隔をも
って複数個配されている。これにより、枚葉式洗浄にお
けるウェハWの表裏面の洗浄処理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は基板反転装置およ
び基板洗浄システムに関し、さらに詳細には、半導体や
電子部品等のディバイス製造工程において、半導体ウェ
ハ等を一枚ずつウェット洗浄処理するための枚葉式ウェ
ット洗浄システムにおける半導体ウェハ等の反転技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハ等(以下単にウェハと称す
る)をウェット洗浄する方法としては、従来、複数の洗
浄槽が連続して配列されてなるウェットベンチタイプの
洗浄槽に対して、キャリアカセットに収納した複数枚の
ウェハを、またはキャリアカセットを省略して直接複数
枚のウェハを搬送装置により順次浸漬して処理するいわ
ゆるバッチ式ウェット洗浄が主流であったが、半導体装
置もサブミクロン時代を迎え、このような装置構造の微
細化、高集積化に伴って、ウェハの表面にも非常に高い
清浄度が要求されている昨今、より高い清浄度の要求を
満足するウェット洗浄技術として、密閉された洗浄室内
でウェハを一枚ずつカセットレスでウェット洗浄するい
わゆる枚葉式ウェット洗浄が開発提案されるに至った。
【0003】この枚葉式ウェット洗浄にあっては、パー
ティクルの再付着等もなく高い清浄度雰囲気での洗浄を
高精度に行なうことができ、しかも装置構成が単純かつ
コンパクトで多品種少量生産にも有効に対応できるとい
う利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のバッ
チ式および枚葉式ウェット洗浄のいずれにあっても、洗
浄装置自体が清浄度雰囲気に保たれたクリーンルーム内
に設置されていることから、装置本体は、床部やウェハ
搬入搬出部等が開放されるとともに、装置本体内の各ブ
ース間も互いに開放されるなど、作業性を優先した装置
構成が採用されていた。
【0005】しかしながら、このような装置構成では、
洗浄処理後のウェハへのパーティクルの再付着や、ウェ
ハの洗浄処理に伴う洗浄液等の飛沫やウェハ自体からの
発塵による作業者への悪影響を完全に防止することがで
きず、また、装置本体の壁面全体に耐腐食性のコーティ
ングを施す必要もあり、装置コストが高いという問題も
あった。
【0006】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、密閉され
た洗浄室内でウェハを一枚ずつカセットレスでウェット
洗浄する枚葉式ウェット洗浄の利点を生かしつつも、さ
らにパーティクルの再付着等もなく高い清浄度雰囲気で
の洗浄を高精度に行なうことができ、しかも装置構成が
単純かつコンパクトでコストパーフォーマンスにも優れ
た基板洗浄システムに適した基板反転装置を提供するこ
とにある。
【0007】本発明のもう一つの目的とするところは、
上記基板反転装置を備えて、上記目的を達成することが
可能な構成を備えた基板洗浄システムを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の基板反転装置は、基板を一枚ずつカセット
レスでウェット洗浄する枚葉式基板洗浄システムにおけ
る基板移載部に配置されて、基板の表裏面の上下位置を
変換処理する装置であって、基板の外周縁を把持状にチ
ャック支持するチャック手段と、このチャック手段をチ
ャック開閉動作させるチャック駆動手段と、上記チャッ
ク手段を反転動作させるチャック反転手段とを備えてな
り、上記チャック手段は、一対の開閉チャックが開閉可
能に設けられるとともに、これら開閉チャックに、基板
の外周縁を係合支持する環状溝付きの支持ローラが上記
基板の外周輪郭に対応した位置に所定間隔をもって複数
個配されていることを特徴とする。
【0009】好適な実施態様として、上記開閉チャック
の表裏部に、上記複数個配された支持ローラの組がそれ
ぞれ配されて、同時に2枚の基板をチャック支持可能な
構造とされている。上記チャック駆動手段は、上記開閉
チャックを両開閉チャックの水平方向中心に向けて開閉
動作させる開閉シリンダ装置の形態、または上記開閉チ
ャックを垂直方向へ回転動作させる駆動モータの形態と
されている。
【0010】また、本発明の基板洗浄システムは、密閉
可能に構成された装置本体内に、洗浄処理前のウェハが
複数枚ストックされて搬入待機する基板搬入部および洗
浄処理後のウェハが複数枚ストックされて搬出待機する
基板搬出部とからなるローディング・アンローディング
ブースと、ウェハを一枚ずつ複数の洗浄液で洗浄処理す
る少なくとも一つの枚葉式基板洗浄チャンバを備える処
理ブースと、この処理ブースと上記ローディング・アン
ローディングブースの間でウェハを一枚ずつ移載する移
載ロボットを備えるロボットブースとが設けられてな
り、上記ロボットブースに、上記基板反転装置が配置さ
れるとともに、この基板反転装置と上記移載ロボットが
相互に同期して駆動制御されることを特徴とする。
【0011】好適な実施態様として、上記移載ロボット
は、昇降動作するとともに水平動作する一対のハンド部
を備えたツインアームロボットの形態とされ、一方のハ
ンド部が洗浄処理前のウェハを移載処理するとともに、
他方のハンド部が洗浄処理後のウェハを移載処理する構
成とされている。
【0012】本発明の基板洗浄システムにおいては、密
閉可能に構成された装置本体内に、上記ローディング・
アンローディングブース、処理ブースおよびロボットブ
ースが設けられてなり、上記ロボットブースに、上記基
板反転装置が配置されるとともに、この基板反転装置と
上記移載ロボットが相互に同期して駆動制御されるか
ら、ウェハを一枚ずつ処理する枚葉式において、ウェハ
の表面だけでなく裏面も洗浄処理するときには、ウェハ
は、上記処理ブースでの表面の洗浄処理が完了した後、
上記移載ロボットと基板反転装置との協働により、表裏
面が反転された後、再び上記処理ブースでの裏面の洗浄
処理が行われる。
【0013】このように、ウェハを一枚ずつ処理する枚
葉式であり、しかもウェハの表面だけでなく裏面も同時
に洗浄処理されることにより、パーティクル等の再付着
もほとんどなく、ウェハ毎の精密な処理を行なうことが
でき、基板洗浄チャンバの洗浄空間も小さく、洗浄液も
少量で済む。
【0014】また、ウェハを一枚ずつ複数の洗浄液で洗
浄処理する、つまり一つの基板洗浄チャンバで全洗浄工
程を行なうワンチャンバ式であることから、洗浄工程に
おいてウェハの出し入れがなく、大気に触れて、金属汚
染、イオンあるいは酸素等の影響を受けることもなく、
各基板洗浄チャンバの構成も単純かつ小型化できる。
【0015】さらに、上記ロボットブースの移載ロボッ
トが、一対のハンド部を備えたツインアームロボットの
形態とされて、一方のハンド部が洗浄処理前のウェハを
移載処理するとともに、他方のハンド部が洗浄処理後の
ウェハを移載処理する構成とされていることにより、洗
浄処理済みのウェハに対する洗浄処理前のウェハからの
パーティクル等の再付着が有効に防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0017】本発明に係る基板反転装置を図1〜図3に
示す。この基板反転装置71は、具体的には、図6〜図
9に示す基板洗浄システムの一部を構成するものであ
る。
【0018】この基板洗浄システムは、具体的には、ウ
ェハWの洗浄を一枚ずつ行う枚葉式の基板洗浄チャンバ
を基本単位として構成されるものであり、清浄雰囲気と
されたクリーンルーム内に設置される。基板洗浄システ
ムは、密閉可能に構成された装置本体1内に、ローディ
ング・アンローディングブースA、ロボットブースBお
よび処理ブースCが設けられてなり、これら各ブース
A,B,Cが隔壁2,3をもって区画形成されている。
【0019】図示の実施形態においては、装置本体1の
前後両側にローディング・アンローディングブースAと
処理ブースCがそれぞれ配置されるとともに、これらロ
ーディング・アンローディングブースAと処理ブースC
との間にロボットブースBが介装されてなり、上記ロー
ディング・アンローディングブースAの前面側に装置本
体1外部のオペレーティング空間Oに開放可能な開閉口
4,5が設けられている。また、処理ブースC内には、
複数台(図示のものにおいては2台)の基板洗浄チャン
バ10,10が配置されてなるツーチャンバ方式とされ
ている。
【0020】上記基板洗浄チャンバ10は、それぞれ洗
浄液の供給源である洗浄液供給装置Dに連係されるとと
もに、各ブースおよび装置A〜Dは、システム制御装置
Eにより相互に連動して駆動制御される構成とされてい
る。
【0021】上記基板反転装置71は、ウェハWの表裏
面の上下位置を変換処理するもので、具体的には、上記
基板洗浄システムにおける基板移載部であるロボットブ
ースBに配置されて、移載ロボット70協働して、ウェ
ハWの表面だけでなく、裏面にも洗浄処理を施す場合に
作動する構成とされている。以下、まずロボットブース
Bについて具体的に説明する。
【0022】I.ロボットブースB:ロボットブースB
は、ローディング・アンローディングブースAと処理ブ
ースCとの間でウェハWを一枚ずつ移載する部位で、上
述したように、隔壁2の開口55,55によりローディ
ング・アンローディングブースAに対して連通されると
ともに、同じく隔壁3の開口72,72により処理ブー
スCに対して連通されている。この開口72の開口面積
は、上記隔壁2の開口55と同様、必要最小限度の大き
さつまり移載ロボット70のハンドがウェハWを保持し
て挿通可能な最小の大きさに設定されている。
【0023】また、処理ブースCとの開口72,72の
上側部分には、イオナイザ94が設けられており(図1
1参照)、ウェハWが洗浄処理チャンバ10に入る時と
出る時にイオナイザ94によるイオンシャワーを行い
(イオン化したN2 等の供給)、そこでウェハWの帯
電を防ぐ構成とされている。つまり、洗浄処理チャンバ
10では、ウェハWの乾燥時にかなり高速回転をするの
で、ウェハWに静電気が発生して帯電する可能性が高
い。このような静電気はゴミ等をウェハWに付着させる
ので、それを防ぐため、イオナイザ94が設けられてい
る。
【0024】ロボットブースBは、移載ロボット70と
基板反転装置71を主要部として構成されている。
【0025】移載ロボット70は、基板搬入部Aaと基
板洗浄チャンバ10の間およびこの基板洗浄チャンバ1
0と上記基板搬出部Abとの間で、ウェハWを一枚ずつ
水平状態のままで移載するものである。
【0026】この移載ロボット70は、具体的には、図
4および図5に示すように、昇降動作するとともに水平
動作する一対のハンド部70a,70bを備えたツイン
アームロボットの形態とされている。これら一対のハン
ド部70a、70bは、一方のハンド部70aが洗浄処
理前のウェハWを移載処理するとともに、他方のハンド
部70bが洗浄処理後のウェハWを移載処理する構成と
され、処理済みのウェハWにパーティクル等の不純物が
付着するのを防止している。
【0027】また、移載ロボット70のハンド部70
a,70bの先端部分に設けられた基板保持部75は、
ウェハWの下面を載置支持するソフトランディング方式
の支持形態とされて、ウェハWの破損等を防止する構造
とされている。
【0028】具体的には、移載ロボット70は、ロボッ
トブースB内を横方向へ水平移動可能とされるととも
に、移載ロボット70のハンド部70a,70bが、ロ
ボット本体70cに昇降可能かつ回転可能に設けられて
いる。このハンド部70a,70bの駆動源は、ロボッ
ト本体70c内部に設けられた駆動モータからなる。ま
た、具体的構成は図示しないが、上記基板保持部75と
しては、セラミック製のフォーク部材が採用されてお
り、この基板保持部75の平坦な上面によりウェハWを
水平状態で下側から保持するとともに、この基板保持部
75上面に設けられた複数のテーパ付きの位置決めピン
により、ウェハWの外周縁を位置決めする構成とされて
いる。
【0029】なお、図示しないが、従来周知の真空吸着
式の移載ロボットの形態とされてもよく、この目的のた
め、ハンド部70a,70bの先端部分の基板保持部7
5は、ウェハWを真空吸着チャッキングする基板吸着部
と交換可能な構造とされるとともに、図示しないが真空
ポンプ等の負圧源に連通可能とされている。
【0030】そして、後述するように、移載ロボット7
0は、ハンド部70aまたは70bのハンドリング動作
により、基板保持部75が、基板搬入部Aaのキャリア
56内または基板洗浄チャンバ10の基板支持部104
上のウェハWを水平状態のまま抜き取り、移載ロボット
70が移動した後またはその位置で、水平方向へ所定角
度だけ回転移動させた後、上記基板支持部104上また
は基板搬出部Abのキャリア56上に移し替え、あるい
は、基板反転装置71と協働して、ウェハWの表裏面の
上下位置を変換処理する。
【0031】基板反転装置71は、具体的には図1〜3
に示すように、チャック機構76、シリンダ装置77お
よび駆動モータ78を主要部として構成されている。
【0032】チャック機構76は、ウェハWの外周縁を
把持状にチャック支持するチャック手段として機能する
もので、一対の開閉チャック76a,76bが開閉可能
に設けられてなる。
【0033】これら両チャック76a,76bは、図3
に示すように、円形のウェハWの外周輪郭に対応した円
弧状の弓形平面形状を有するとともに、支柱120a,
120bの上端部分に支軸121a,121bによりそ
れぞれ回転可能に軸支されている。
【0034】両チャック76a,76bには、ウェハW
の外周縁を係合支持する環状溝付きの支持ローラ79
が、ウェハWの外周輪郭に対応した位置に、つまりチャ
ック76a,76bの円弧軸線に沿って、所定間隔をも
ってそれぞれ複数個(図示のものにおいては3個)ずつ
配されている。
【0035】図示の実施形態においては、このような円
弧状または環状に配された支持ローラ79,79,79
が、上記両チャック76a,76bの表裏両側部におい
て、共通支軸122を介してそれぞれ同軸上に一対ずつ
配されており、これにより、両チャック76a,76b
の表裏両側部に、2枚のウェハW、Wを同時にかつ平行
した状態でチャック支持可能な構造とされている。
【0036】上記支柱120a,120bは、垂直起立
状とされるとともに、装置基台123上に、スライド部
124a,124bを介して開閉チャック76a,76
bの水平方向中心に向けて直線状に往復摺動可能に設け
られている。
【0037】シリンダ装置77は、チャック機構76を
チャック開閉動作させるチャック駆動手段として機能す
るもので、具体的には、圧力空気を作動媒体としたエア
シリンダから構成されており、図示しない作動空気供給
源に連通可能とされている。
【0038】シリンダ装置77は、図1に示すように、
装置基台123の内部に垂直下向きに設けられるととも
に、そのシリンダロッド77aが、リンク機構125に
より、上記スライド部124a,124bにそれぞれ駆
動連結されている。
【0039】そして、上記シリンダ装置77のシリンダ
ロッド77aの突出退入動作により、リンク機構125
を介して、上記開閉チャック76a,76bが装置基台
123を互いに反対方向へ直線状に摺動し、これによ
り、両開閉チャック76a,76bがその円弧形状に水
平中心方向に向けて直線状に開閉動作される。
【0040】なお、図3において、150は復帰スプリ
ングを示しており、この復帰スプリング150は、スラ
イド部124a,124bを介して、開閉チャック76
a,76bを常時閉止方向つまりチャッキング方向へ弾
発付勢しており、これにより、上記シリンダ装置77と
協働して開閉チャック76a,76bの円滑かつ正確な
開閉動作を確保する。
【0041】駆動モータ78は、チャック機構76を反
転動作させるチャック反転手段として機能するもので、
具体的には、サーボモータから構成されており、図示し
ない電源に電気的に接続されている。
【0042】駆動モータ78は、図2に示すように、装
置基台123の内部に水平状態で設けられるとともに、
その回転駆動軸78aが、伝動ベルト機構126によ
り、上記上記両チャック76a,76bにそれぞれ駆動
連結されている。
【0043】伝動ベルト機構126は、駆動モータ78
の回転駆動軸78aに取り付けられた第1プーリ127
a、共通中間伝動軸128に取り付けられた第2プーリ
127b、中間伝動軸129,129に取り付けられた
第3プーリ127c、127cおよび両チャック76
a,76bの支軸121a,121bにそれぞれ取り付
けられた第4プーリ127d、127dと、これらプー
リ127a〜127d間に掛け渡された第1および第2
伝動ベルト130a,130b,130bとからなる。
【0044】そして、上記駆動モータ78の回転駆動軸
78aの回転動作により、伝動ベルト機構126を介し
て、上記開閉チャック76a,76bが水平な支軸12
1a,121bまわりに垂直方向へ回転動作される。
【0045】なお、これに関連して、駆動モータ78の
回転駆動軸78aの回転数(または回転角度)を検出す
る回転検出装置135(図示の実施形態においてはロー
タリエンコーダ)が設けられており、その検出結果がシ
ステム制御装置Eに送られる。
【0046】また、共通中間伝動軸128は、装置基台
123上に軸方向へ固定的に回転支持されている一方、
中間伝動軸129,129は、装置基台123上に軸方
向へ往復移動可能に回転支持されたスライド部124
a,124bに回転支持されていることから、これら両
伝動軸128と129,129は、たがいにスプライン
嵌合ないしはキー嵌合されて、相対的な軸方向が可能な
状態で係合されており、これにより、上記開閉チャック
76a,76bのチャッキング動作(開閉動作)と反転
動作(回転動作)の両動作が担保されている。
【0047】しかして、以上のような構成された基板反
転装置71において、後述するように、ウェハWの表面
だけでなく、裏面にも洗浄処理を施す場合には、システ
ム制御装置Eにより移載ロボット70と相互に同期して
駆動制御されて、所定のウェハWの反転処理が行われ
る。
【0048】すなわち、基板反転装置71は、シリンダ
装置77により、チャック機構76を作動して、ウェハ
Wの外周縁を把持状にチャック支持した後、駆動モータ
78の駆動により、ウェハW,Wをチャック支持したチ
ャック機構76を低速で180度回転して、ウェハW,
Wが反転される。この表裏面が反転されたウェハW,W
は、再度移載ロボット70により、処理チャンバCの基
板洗浄チャンバ10,10に処理前の裏面を上側にして
それぞれ供給されて、この裏面にも洗浄処理が施され
る。
【0049】なお、ローディング・アンローディングブ
ースAと同様、ロボットブースBにおけるメカ機構の駆
動部、つまり、移載ロボット70および基板反転装置7
1の機械的駆動部はすべて、SEMI規格に従って高さ
900mmよりも下側に配置されて、発塵防止対策が施さ
れている。
【0050】続いて、上記基板洗浄システムの装置本体
1およびその他の構成ブースA,Cについて、具体的に
説明する。
【0051】II.装置本体1:装置本体1は、前述した
ように、装置本体1内の清浄度を維持促進する目的か
ら、外部のクリーンルームに対して密閉可能な構造が採
用されている。
【0052】装置本体1の外周壁は、鋼鈑の表面に耐酸
塗装処理が施されるとともに、上記処理ブースCの内壁
面のみ、鋼板の外周に耐腐食性材料による被覆処理、具
体的には塩化ビニル樹脂(PVC)の被覆処理が施され
て、洗浄液に対する耐腐食性が確保されている。このよ
うに、処理ブースCの内壁面のみ耐腐食性処理が施され
れば良いのは、装置本体1内の各ブースA,B,Cが隔
壁2,3をもってできるだけ隔離された空間を形成して
いるからであり、このような壁面構造とすることによ
り、装置フレーム製作上のコストダウン化と、施工時間
の短縮化が図られている。
【0053】装置本体1の前壁面には、図6に示すよう
に、ローディング・アンローディングブースAのための
ローダ口11とアンローダ口12が設けられており、こ
れら両開口11,12は、後述するようにウェハW,
W,…を収容したキャリアを上下二段に挿入可能な開口
面積を有するとともに、内部を視認可能な透明カバーに
よるオートシャッタ機構が採用されて、上下にスライド
して自動開閉可能な密閉構造とされている。これによ
り、ローディング・アンローディングブースA内にクリ
ーンルームからのパーティクル等の侵入が最小限度に抑
えられている。13はHEPAフィルタを示しており、
このHEPAフィルタ13を介して、ローディング・ア
ンローディングブースA内に清浄化空気が吸入される。
14はタッチパネルを兼ねるディスプレイを示してお
り、このディスプレイ14により各種のレシピやパラメ
ータによる装置プログラムの運用方式が設定される。デ
ィスプレイ14の右側には、非常停止ボタン(赤)15
と一時停止ボタン(緑)16が設けられ、さらにその右
隣に、操作盤を接続するためのハンドペンダクトコネク
タ17およびパトライト18が設けられている。また、
上記ディスプレイ14の左側には警報ブザー20が設け
られるとともに、その下側に各種構成装置の起動停止を
行うオン・オフスイッチ21が設けられている。上記デ
ィスプレイ14の上側には、主として装置の電装系統や
シーケンサ等の各電装部のロック機構付き開閉ドア2
2、23が並列に設けられている。さらに、前壁面下部
には、ローディング・アンローディングブースAの各種
駆動機構用のメカメンテ口24、25が開閉可能に設け
られている。
【0054】装置本体1の右側壁面には、図7に示すよ
うに、中央部分に搬送系統のための開口30が設けられ
ており、この開口30は、内部を視認可能な透明カバー
によるオートシャッタ機構が採用されて、自動開閉可能
な密閉構造とされている。また、この開口30の周囲に
は、各種のメンテ口31〜34が開閉可能に設けられて
いる。
【0055】装置本体1の左側壁面には、図8に示すよ
うに、中央部分に、ロボットブースBのロボットメンテ
用開口40が設けられており、この開口40は、作業者
が出入りできる程度の開口面積を有するとともに、キー
スイッチ付きのドアにより開閉可能とされて、キーを差
し込んで解除すると、装置の通電がオフ(ポーズ状態)
になるような安全対策が施されている。また、開口40
の両側には、ローディング・アンローディングブースA
内を視認するための視認窓41と処理ブースC内を視認
するための視認窓42がそれぞれ設けられており、その
下側にはそれぞれメンテ口43,44が設けられてい
る。
【0056】装置本体1の背面側壁面には、図9に示す
ように、非常停止ボタン45およびポーズ(一時停止)
ボタン46とハンドペンダクトコネクタ47が設けられ
るとともに、その下側に基板洗浄チャンバ10の運用の
ユースポイントのN2 圧力やエア圧力の表示計、レギュ
レータ等が設けられたパネル48が配置されている。4
9,50は処理ブースCの基板洗浄チャンバ10のため
のメンテ口を示しており、これら開口49,50は、洗
浄液等の装置外部への漏れを有効に防止するため、二重
のシール構造となっている。51,52は装置本体1内
の空気の排気口を示しており、53,53,…は各種配
管接続用のコネクタ口を示している。
【0057】III. ローディング・アンローディングブ
ースA:ローディング・アンローディングブースAは、
基板搬入部Aaと基板搬出部Abとからなる。
【0058】基板搬入部Aaは、ウェハWを前工程から
搬入する部位であり、ここには、洗浄処理前のウェハ
W,W.…が複数枚ストックされて搬入待機する。ま
た、基板搬出部AbはウェハWを次工程へ搬出する部位
であり、ここには洗浄処理後のウェハW,W.…が複数
枚ストックされて搬出待機する。これら両部Aa,Ab
は、以下の説明するごとく同様の基本構成を備える。
【0059】すなわち、基板搬入部Aaを例にとって説
明すると、この基板搬入部Aaは、図10〜図12に示
すように、上述した装置本体1の前面側壁面のローダ口
11によりオペレーティング空間Oに対して開閉可能と
されるとともに、隔壁2の開口55によりロボットブー
スBに対して連通されている。この開口55の開口面積
は、必要最小限度の大きさつまり後述する移載ロボット
70のハンドがウェハWを保持して挿通可能な最小の大
きさに設定されている。
【0060】また、基板搬入部Aaは、複数枚のウェハ
W,W,…を水平状態で上下方向へ所定の配列ピッチを
もって収納したキャリア56を保持する基板保持部60
と、この基板保持部60を上下方向へ移動させて、キャ
リア56内のウェハW,W,…の搬入または搬出のため
の位置決めを行う昇降位置決め装置61とを備えてな
る。
【0061】基板保持部60は、具体的には、図13〜
図15に示すように、複数枚(図示の場合は26枚)の
ウェハW,W,…が収納されたキャリア56を載置保持
する水平載置面を有する保持台60aを備え、図示の実
施形態においては、支持フレーム62に、上下方向へ所
定間隔をもって二つの保持台60a,60aが配置され
てなる。これに対応して、上記ローダ口11は、上述し
たように、二つのキャリア56,56を上記二段の保持
台60a,60aに対して同時に挿入載置可能な開口面
積を有する。
【0062】また、上記キャリア56は、本システム外
におけるウェハ搬送用として兼用されるもので、図示し
ないが、その内部にはウェハWの周縁部を保持する保持
溝が所定の配列ピッチをもって設けられている。そし
て、キャリア56は、ウェハ搬送の際には、ウェハW,
W,…が垂直の起立状に保持される姿勢で取り扱われる
一方、上記保持台60aに載置される際には、ウェハ
W,W,…が水平の倒伏状態に保持される姿勢で取り扱
われる。
【0063】昇降位置決め装置61は、具体的には、図
13〜図16に示すように、上記支持フレーム62を昇
降動作させる送りねじ機構61aと、この送りねじ機構
61aを回転駆動させる駆動モータ61bとからなるキ
ャリアエレベーション機構の形態とされている。そし
て、後述する移載ロボット70の動作と連動する駆動モ
ータ61bの駆動により、送りねじ機構61aを介し
て、保持台60a、60aさらにはキャリア56、56
内のウェハW,W,…が、上下方向へ所定ピッチずつ昇
降されて、その搬入出のための位置決めが行われる。
【0064】また、上記構成に関連して、キャリア傾き
検出センサ63、ウェハ飛出し整列機構64およびウェ
ハマッピングセンサ65が設けられている。
【0065】キャリア傾き検出センサ63は、保持台6
0a、60a上にキャリア56が正しく配置されている
か否かを検知するもので、図示のものにおいては、キャ
リア56が保持台60a、60a上に水平に正確に置か
れているか否かを検知する透過型光学式センサで、保持
台60a,60a上にキャリア56が斜めに載ったとき
には、センシングできず、装置の駆動を停止する安全機
構として機能する。
【0066】ウェハ飛出し整列機構64は、後述する移
載ロボット70によるウェハWの抜き取り動作等を円滑
かつ確実に行うためのもので、図17および図18に示
すように、水平揺動可能な揺動アーム64aの先端部分
にウェハW,W,…のエッヂに接触し押動可能な接触子
64bが設けられるとともに、上記揺動アーム64aを
揺動させる駆動モータ64cを備えてなる。
【0067】そして、駆動モータ64cの駆動により、
保持台60a、60a上のキャリア56,56に対し
て、ウェハ飛出し整列機構64の揺動アーム64aが水
平揺動して、接触子64bがキャリア56内のウェハ
W,W,…のエッヂに接触動作し、これにより、その飛
出したウェハWのエッヂを押して、ウェハWを所定位置
に整列配置させる。このウェハ飛出し整列機構64は、
昇降位置決め装置61によるキャリア56,56の所定
ピッチ毎の昇降の度に作動して、常時ウェハW,W,…
が所定位置に整列配置するのを確保する。
【0068】なお、ウェハWの飛出しを検する光学式セ
ンサを設け、この光学式センサでウェハWの飛出しを検
知して、ウェハWが飛出している場合のみ、上記ウェハ
飛出し整列機構64を作動する構成としても良い。
【0069】ウェハマッピングセンサ65は、ロボット
ブースBの移載ロボット70の駆動を制御するための透
過型光学式センサで、図17および図18に示すよう
に、水平揺動可能な揺動アーム65aの先端部分にウェ
ハW,W,…に対応した複数の溝を備えた櫛形の検知部
65bが設けられるとともに、上記揺動アーム65aを
揺動させる駆動モータ65cを備えてなる。
【0070】そして、駆動モータ65cの駆動により、
保持台60a、60a上のキャリア56,56に対し
て、ウェハマッピングセンサ65の揺動アーム65aが
水平揺動して、検知部65bがキャリア56内のウェハ
W,W,…に近接動作し、これにより、ウェハW,W,
…がどういう配列でキャリア56,56に入っている
か、ウェハW,W,…の配列に歯抜けの部分がないか等
を検出する。この検出結果は、システム制御装置Eに送
られて、移載ロボット70の動きを制御する。ウェハマ
ッピングセンサ65は、保持台60a、60a上にキャ
リア56,56に載置された際に一回のみ作動する。
【0071】このシステム制御装置Eによる移載ロボッ
ト70の駆動制御は、図示の実施形態においては、4通
り選択設定可能な構成とされている。つまり、i)基板
搬入部Aaの各キャリア56の上側のウェハWから抜い
て、処理後のウェハWを基板搬出部Abの各キャリア5
6の上側から入れていく、ii)基板搬入部Aaの各キャ
リア56の上側のウェハWから抜いて、処理後のウェハ
Wを基板搬出部Abの各キャリア56の下側から入れて
いく、iii )基板搬入部Aaの各キャリア56の下側の
ウェハWから抜いて、処理後のウェハWを基板搬出部A
bの各キャリア56の上側から入れていく、およびiv)
基板搬入部Aaの各キャリア56の下側のウェハWから
抜いて、処理後のウェハWを基板搬出部Abの各キャリ
ア56の下側から入れていく、という4つの方法から選
択可能である。
【0072】基板搬出部Abは、ウェハマッピングセン
サ65が設けられていない点を除いて、上記基板搬入部
Aaと同様の基本構成を備え、アンローダ口12の構成
も上述したローダ口11と同様である。
【0073】また、ローディング・アンローディングブ
ースAにおいては、上述したように、基板搬入部Aaお
よび基板搬出部AbにストックされるウェハW,W,…
が上下方向へ所定の配列ピッチをもって水平状態で配列
されるとともに、ローディング・アンローディングブー
スA内を流れる清浄空気の流路は、上記基板搬出部Ab
から基板搬入部Aaの方向へ向けて水平に流れるように
構成されている。具体的には、装置本体1の前面部のH
EPAフィルタ13から吸入される清浄空気は、まず、
アンローダ側である基板搬出部Abの処理済みのウェハ
W,W,…の間を通過してから、さらにローダ側である
基板搬入部Aaの処理前のウェハW,W,…の間を通過
し、装置本体1の背面部の排気口51から図外の工場排
気路へ送られる。
【0074】このようウェハW,W,…の配置構成を考
慮した清浄空気の気流制御が行われることにより、処理
済みのウェハW,W,…の高い清浄度が確保される。こ
れに関して、ロボットブースBおよび処理ブースC内を
流れる清浄空気の流路は、それぞれ装置本体1の天井部
に設けられたHEPAフィルタ66,67から下方へ向
けて垂直に流れるとともに、装置本体1の背面部の排気
口52から図外の工場排気路へ送られるところ、各隔壁
2,3がこれらの清浄空気の流れを整える整流作用をな
すとともに、ローディング・アンローディングブースA
内を流れる清浄空気の流路との隔壁をなすため、装置本
体1内の円滑な空気流路が確保される。
【0075】また、ローディング・アンローディングブ
ースAにおけるメカ機構の駆動部、つまり、昇降位置決
め装置61、ウェハ飛出し整列機構64およびウェハマ
ッピングセンサ65等の機械的駆動部はすべて、SEM
I規格に従って高さ900mmよりも下側に配置されて、
発塵防止対策が施されている。
【0076】以上のように、基板搬入部Aaまたは基板
搬出部Abにおいては、移載ロボット70の動作と連動
する昇降位置決め装置61により、キャリア56に対す
るウェハWの抜き差しに際して、キャリア56が垂直方
向へ1ピッチ分だけ昇降動作して、ウェハW,W,…の
搬入出のための位置決めが行われるが、これと逆の構成
も採用可能である。
【0077】すなわち、図示の実施形態と逆に、移載ロ
ボット70のハンド部70aまたは70bが、キャリア
56に対するウェハWの抜き差しに際して、垂直方向へ
1ピッチ分だけ昇降動作してから、上記と同様の動作を
順次繰り返すように駆動制御される構成も採用可能であ
る。この場合は、昇降位置決め装置61は不要となる。
【0078】IV. 処理ブースC:処理ブースCは、ウェ
ハWを一枚ずつ複数の洗浄液で洗浄処理する少なくとも
一つの枚葉式基板洗浄チャンバ10を備えてなり、図示
の実施形態においては、上述したように、2台の基板洗
浄チャンバ10,10を備えてなるツインチャンバ方式
が採用されてなる。なお、スループット対策として、基
板洗浄チャンバ10を適宜増加させて、3チャンバ方
式、4チャンバ方式としても良い。
【0079】基板洗浄チャンバ10は、図19〜図24
に示すように、相対的な上下方向移動が可能なチャンバ
本体80と基板回転装置81とを主要部として構成され
ており、基板回転装置81は、チャンバ本体80の中央
部に同心状に配置されている。
【0080】チャンバ本体80は、上下方向に配列され
た複数(図示の実施形態においては4つ)の円環状処理
槽85〜88を備えるとともに、上下方向へ昇降動作可
能な構成とされている。
【0081】具体的には、チャンバ本体80は、開閉可
能な基板搬入出用ゲート90を備えた密閉容器の形態と
され、薬液供給部91、不活性気体供給部92およびド
レン部93,94等を備えてなる。
【0082】チャンバ本体80は、一枚のウェハWを収
容する密閉可能な単一洗浄槽構成とされており、上部処
理待機部95と下部処理部96とからなる。
【0083】上部処理待機部95は、ウェハWを搬入出
する部位で、その側部には、ウェハWを搬入出するため
の上記ゲート90が設けられるとともに、その上半部に
は、チャンバカバー95aがワンタッチにて取外し可能
に設けられており、チャンバ本体80内のメンテナンス
が容易に行える構造とされている。
【0084】上記ゲート90は、チャンバ本体80の基
板搬入出口を構成する開閉可能なもので、具体的には、
ゲート90は、ウェハWを水平状態で保持した上記移載
ロボット70のハンド部70a,70bが通過し得る開
口面積を有する。また、上記ゲート90の扉90aは、
エアシリンダ等の駆動源により、上下方向へ開閉可能に
気密・水密性をもって閉塞される。
【0085】また、上部処理待機部95内には、上記薬
液供給部91と不活性気体供給部92が設けられてい
る。
【0086】薬液供給部91は、基板回転装置81に支
持されたウェハWの表面に洗浄液を供給するもので、具
体的には、基板回転装置81の基板支持部104に支持
されたウェハWの表面に上側から洗浄液を噴射供給する
噴射ノズルの形態とされている。
【0087】この噴射ノズル91は、上記チャンバ本体
80の上部処理待機部95内において、下向き状態で水
平旋回可能に設けられるとともに、洗浄液供給装置Dに
連通可能とされている。97は噴射ノズル91のスイン
グ用の駆動モータを示している。
【0088】そして、噴射ノズル91は、基板回転装置
81の基板支持部104に水平状態で回転支持されるウ
ェハWの表面に対して、その外周から中心にわたって水
平旋回しながら、あるいは水平旋回して静止後に洗浄液
を噴射供給する。
【0089】図示の実施形態においては、噴射ノズル9
1には、4つのノズル口が設けられており(図示省
略)、それぞれ後述するAPM液,純水、DHF液、N
2 の供給口として機能する。これらのノズル口は、楕円
テーパ形状に形成されており、ウェハWの表面に広く楕
円形状に供給されるように構成されている。これによ
り、ウェハWの回転動作と協働して、ウェハW表面に対
する洗浄液の供給分布が迅速かつ均一になる。
【0090】不活性気体供給部92は、チャンバ本体8
0内の洗浄液を排出置換するための不活性気体を供給す
るもので、上部処理待機部95の頂部に設けられるとと
もに、不活性気体供給源(図示省略)に連通可能とされ
ている。図示の実施形態においては、不活性気体として
2 が用いられる。また、上記不活性気体供給源は、上
記噴射ノズル91にも連通可能とされて、この噴射ノズ
ル91も、不活性気体供給部として機能しうる構成とさ
れている。
【0091】下部処理部96は、ウェハWを洗浄処理す
る部位で、その内径寸法は、後述するように、基板回転
装置81の基板支持部104との関係で設定されてい
る。具体的には、基板支持部104の外径縁と上記下部
処理部96の内径縁とが非接触で、かつこれら両縁の間
に形成される環状隙間が、洗浄液等の下側への漏れを阻
止する程度の微小間隔となるように設定される。
【0092】また、下部処理部96内には、前述した4
つの円環状処理槽85〜88が上下方向に多段式または
層状に設けられるとともに、各処理槽85〜88と下部
処理部96の底部96aには、装置外部へ連通する上記
ドレン部93,94がそれぞれ設けられており、これら
ドレン部93,94を介して、各処理槽85〜88内の
洗浄液または不活性気体が装置外部へ排出される。ま
た、各処理槽85〜88のドレン部93は、洗浄処理が
行われる際のみ開口して、他の処理槽における洗浄処理
が行われている場合には閉塞される構成とされている。
【0093】また、チャンバ本体80は、LMガイド9
8を介して上下方向へ垂直に昇降可能に支持されるとと
もに、基板回転装置81の基板支持部104に対して所
定ストローク分ずつ昇降動作する昇降機構100を備え
ている。
【0094】この昇降機構100は、具体的には、図2
1に示すように、上記支持フレーム62を昇降動作させ
る送りねじ機構100aと、この送りねじ機構100a
を回転駆動させる駆動モータ100bとからなる。
【0095】そして、後述する基板回転装置81の動作
と連動する駆動モータ100bの駆動により、送りねじ
機構100aを介して、チャンバ本体80が、上下方向
へ所定ストロークずつ昇降されて、洗浄処理工程を行う
べき円環状処理槽85〜88のいずれか一つの処理槽
が、上記回転装置81の基板支持部104に対して、そ
の高さ方向を選択的に位置決めされる。
【0096】基板回転装置81は、一枚のウェハWをス
ピン洗浄時およびスピン乾燥時において水平状態に支持
しながら水平回転させるもので、図21〜図24に示す
ように、回転軸103の先端部分に基板支持部104が
水平状態で取付け支持されるとともに、この回転軸10
3を回転駆動する駆動モータ105を備えてなる。
【0097】基板支持部104および回転軸103は、
軸受支持筒体106を介して、チャンバ本体80の中央
部に同心状に回転可能に配置されており、基板支持部1
04に一枚のウェハWを水平状態に支持する構成とされ
ている。具体的には、基板支持部104は、図22〜図
24に示すように、ウェハWの周縁部をチャッキング支
持する複数(図示のものにおいては6本)のチャッキン
グアーム110,110,…を備えてなる。
【0098】これらチャッキングアーム110,11
0,…は、図示のごとく、水平な状態で放射状に配置さ
れるとともに、開閉機構111により放射方向へ往復移
動可能とされている。チャッキングアーム110,11
0,…の先端にそれぞれ設けられたチャッキング爪11
2,112,…は、互いに同一高さになるように設定さ
れており、これにより、チャッキング時において、ウェ
ハWの周縁部を水平状態でチャッキング支持する。
【0099】また、チャッキング爪112のチャッキン
グ面112aは、ウェハWの周縁部の断面形状に対応し
た断面形状を有している。つまり、具体的には図示しな
いが、チャッキング面112aは上下方向に傾斜した直
角平面とされて、ウェハWの矩形断面の周縁部に対し
て、その周縁角部を点接触状態または線接触状態で当接
支持するように形成されている。
【0100】これにより、チャッキングアーム110,
110,…のチャッキング時において、ウェハWの周縁
部は、上記チャッキング面112a,112a,…によ
り上下方向へ拘束状態で支持されることとなる。また、
この支持状態は、ウェハWの周縁部を固定的ではなく、
周縁部の若干の移動を許容する程度に設定されている。
このような構成とされることにより、ウェハWの周縁部
のみを支持するため、ウェハWの裏側の汚染がない、チ
ャッキング面112aがウェハWの周縁部の断面形状に
対応しているため、ウェハW周縁部のチッピングがない
等の効果を有する。
【0101】上記開閉機構111は、回転軸103内部
に設けられたシリンダ装置111aと、このシリンダ装
置111aと上記チャッキングアーム110,110,
…を接続する接続ワイヤ111b,111b,…とを主
要部として構成されている。
【0102】そして、上記シリンダ装置111aの突出
動作により、接続ワイヤ111b,111b,…を介し
て、チャッキングアーム110,110,…が径方向内
側へ引き込まれて、チャッキング動作し、一方、シリン
ダ装置111aの退入動作により、復帰スプリング11
1c,111c,…の弾性復帰力で、チャッキングアー
ム110,110,…が径方向外側へ押し出されて、チ
ャッキング解除動作するように構成されている。
【0103】また、回転軸103は、軸受支持筒体10
6を介して起立状に回転支持されるとともに、その下端
部が駆動モータ105にベルト駆動可能に接続されてお
り、この駆動モータ105の駆動により回転駆動され
て、上記基板支持部104が所定の回転数をもって回転
される構成とされている。図示の実施形態においては、
軸受支持筒体106の回転速度は、スピン洗浄処理時に
おいては40〜50r.p.m.に設定されるとともに、スピ
ン乾燥時においては約3000r.p.m.に設定されてい
る。
【0104】しかして、上記構成とされた基板洗浄チャ
ンバ10においては、上記チャンバ本体80の上下方向
への昇降により、基板回転装置81の基板支持部104
に支持されたウェハWと上記チャンバ本体80の処理槽
85〜88のいずれかとの位置決めが選択的になされる
とともに、基板回転装置81により、基板支持部104
に支持されたウェハWが所定の回転速度をもって水平回
転される。
【0105】上述したように、基板洗浄チャンバ10の
構成は、基板回転装置81が上下方向の移動が固定され
るとともに、上記チャンバ本体80が上下方向へ昇降す
るようにされていることにより、高速回転する基板回転
装置81の支持構造が単純かつ堅牢であり、基板回転装
置81の回転部つまり基板支持部104に回転振動の発
生が有効に防止されて、この結果、下部処理部96の内
径縁と基板回転装置81の基板支持部104の外径縁と
の微小隙間が正確に保持されて、洗浄液等の下側への漏
れが、長期にわたり安定して阻止され得るという利点が
得られる。しかしながら、目的に応じて、この逆の構
成、つまり、基板回転装置81が上下方向の移動も担保
する構造を備えるとともに、上記チャンバ本体80が上
下方向へ固定的な構造も採用可能である。
【0106】V. 洗浄液供給装置D:洗浄液供給装置D
は、処理ブースCの基板洗浄チャンバ10に洗浄液を供
給する供給源で、図示の実施形態においては、選択的
に、APM(NH4 OH+H22 +H2 O)液による
洗浄を行うための構成と、DHF(HF+H2 O)液に
よる洗浄を行うための構成とを備える2薬液システムで
あり、これに対応して、基板洗浄チャンバ10のチャン
バ本体80における処理槽85〜88は、それぞれ、最
下段の処理槽85がAPM液による洗浄工程用、その上
の段の処理槽86がDHF液による洗浄工程用、その上
の段の処理槽87が純水によるリンス用、および最上段
の処理槽88がスピン乾燥用とされている。
【0107】そして、洗浄工程にかかるレシピを選択設
定することにより、i)APM+DHF+O3 +DIW
+DRY,ii)APM+DHF+DRY,iii)APM+
DRYおよびDHF+DRYなどの洗浄工程が選択的に
実行可能である。
【0108】VI.システム制御装置E:システム制御装
置Eは、上述した基板搬入部Aa、移載ロボット70、
基板反転装置71、基板洗浄チャンバ10,10および
基板搬出部Abを相互に連動して駆動制御するもので、
このシステム制御装置Eにより、以下の基板洗浄システ
ムにおける一連のウェット処理工程が、ウェハWの前工
程からの搬入時から次工程への搬出時まで全自動で実行
される。
【0109】(1)ウェハW,W,…の搬入:洗浄処理
前のウェハW,W,…は、AGV等により前工程からキ
ャリア56に収容された垂直状態でオペレーティング空
間Oまで搬送されてくる。
【0110】装置本体1のローダ口11が開かれ、洗浄
処理前のウェハW,W,…は、キャリア56を倒して垂
直状態から水平状態に姿勢変化された後、自動搬入装置
(図示省略)またはオぺレータの手作業により、上記ロ
ーダ口11を介して、キャリア56に収容されたまま、
ローディング・アンローディングブースAの基板搬入部
Aaにおける基板保持部60の上下2段の保持台60
a,60a上にそれぞれ搬入配置される。
【0111】この場合、まず上側の1段目の保持台60
a上にキャリア56が載置された後、昇降位置決め装置
61により基板保持部60が上昇して、下側の2段目の
保持台60a上に次のキャリア56が載置される。
【0112】上記ローダ口11が再び閉じられた後、キ
ャリア傾き検出センサ63によりキャリア56の傾きの
有無が検知され、傾きがなければウェハ飛出し整列機構
64により整列されるとともに、ウェハマッピングセン
サ65によりウェハW,W,…の配列状態が検出され
て、ロボットブースBの移載ロボット70を待機する。
【0113】移載ロボット70は、ウェハマッピングセ
ンサ65の検出結果に応じて、キャリア56内のウェハ
Wを一枚ずつ水平状態のままで抜き取り、処理ブースC
の各基板洗浄チャンバ10のチャンバ本体80内に順次
搬入する。
【0114】この際の移載ロボット70によるウェハW
の抜き取りは、隔壁2の開口55を介して行われ、ウェ
ハマッピングセンサ65の検出結果に従って、昇降位置
決め装置61によるキャリア56の位置決め動作(キャ
リア56が垂直方向へ1ピッチ分だけ昇降して、ウェハ
W,W,…の搬入のための位置決め動作)に連動して、
最上部または最下部のウェハWから順次行う。
【0115】一方、移載ロボット70によるウェハWの
搬入は、基板洗浄チャンバ10の基板支持部104がチ
ャンバ本体80の上部処理待機部95内のウェハ搬入出
位置に上昇待機した状態において、隔壁3の開口72お
よびチャンバ本体80のゲート90を介して行われる。
このゲート90はウェハWの搬入出時のみ開口し、チャ
ンバ本体80内のフュームの拡散やチャンバ本体80内
へのパーティクルの流入等が有効に防止される。
【0116】チャンバ本体80内の基板支持部104上
にウェハWが搬入されると、チャッキングアーム11
0,110,…が、ウェハWの周縁部を水平状態でチャ
ッキング支持する。
【0117】(2)基板洗浄チャンバ10におけるウエ
ット処理:基板支持部104がウェハWをチャッキング
支持すると、チャンバ本体80の昇降動作により、下部
処理部96内のウェハ洗浄処理位置に位置決めされた
後、前述した各種の洗浄処理が予め定められた手順で実
行される。
【0118】例えば、上述したii)の洗浄処理工程(A
PM+DHF+DRY)であれば、チャンバ本体80の
昇降位置決めにより、基板支持部104上のウェハW
が、まず、最下段の処理槽85に位置決め配置されて、
噴射ノズル91からAPM液が供給されるとともに、基
板回転装置81による低速回転によりスピン洗浄が行わ
れた後、上から2段目の処理槽87に位置決め配置され
て、噴射ノズル91から純水が供給されながら、基板回
転装置81による低速回転によりリンスが行われる。続
いて、上から3段目の処理槽86に位置決め配置され
て、噴射ノズル91からDHF液が供給されるととも
に、基板回転装置81による低速回転によりスピン洗浄
が行われた後、再び処理槽87に位置決め配置されて、
噴射ノズル91から純水が供給されながら、基板回転装
置81による低速回転によりリンスが行われる。そして
最後に、最上段の処理槽88に位置決め配置されて、噴
射ノズル91から不活性気体つまりN2 (窒素ガス)が
噴射されながら、基板回転装置81による高速回転によ
りスピン乾燥が行われる。
【0119】この場合、不活性気体供給部92からの不
活性気体、つまり本実施形態の場合はN2 (窒素ガス)
の導入により、チャンバ本体80内がN2 でパージされ
るとともに、各チャンバのドレン部93から強制排気す
ることにより、チャンバ本体80内には、不活性気体供
給部92から各チャンバのドレン部93に至るような経
路の気流が生じて、チャンバ本体80内のミストの巻き
上がりが有効に防止される。
【0120】また、各処理槽85〜88のドレン部93
は、その処理槽において洗浄処理が行われる際のみ開口
して、他の処理槽における洗浄処理が行われている場合
には閉塞されており、これにより、上記のチャンバ本体
80内のN2 パージ効果が促進される。
【0121】ウェハWの表面に対する一連の洗浄処理が
終了すると、チャンバ本体80の下降動作により、基板
支持部104が再び上部処理待機部95内のウェハ搬入
出位置に相対的に上昇した後、ロボットブースBの移載
ロボット70を待機する。
【0122】この場合、ウェハWの裏面も洗浄処理する
ときには、ウェハWは、移載ロボット70により基板反
転装置71へ搬送されて、表裏面が反転された後、再び
上記基板支持部104に搬入されて、上述した一連の洗
浄処理がウェハWの裏面に対して行われる。
【0123】(3)ウェハW,W,…の搬出:基板洗浄
チャンバ10における一連の洗浄処理が完了したウェハ
Wは、再び移載ロボット70により、前述と逆の要領
で、各基板洗浄チャンバ10のチャンバ本体80から搬
出されて、基板搬出部Abにおける基板保持部60の上
下2段の保持台60a,60a上にそれぞれ待機するキ
ャリア56,56内に順次水平状態で搬出収容される。
【0124】この場合の具体的な搬出収容動作は、上述
した(1)のウェハW,W,…の搬入動作の要領と同様
である。
【0125】そして、これらキャリア56,56内部の
保持溝のすべてに、洗浄後のウェハW,W,…が配列さ
れて満たされると、装置本体1のアンローダ口12が開
かれ、キャリア56,56は、次工程のスパッタリング
やCVD処理等による薄膜形成のための処理工程へ向け
て搬送される。
【0126】以上の一連の動作において、移載ロボット
70によるキャリア56内のウェハW,W,…の処理手
順は、前述したように、4通りの方法i)〜iv)の中か
ら選択設定される。
【0127】また、ローディング・アンローディングブ
ースAにおける基板搬入部Aaと基板搬出部Abにおけ
るローディング作業とアンローディング作業は、実際に
は同時に行われる。
【0128】しかして、以上のように構成された基板洗
浄システムにおいては、密閉可能に構成された装置本体
1内に、ローディング・アンローディングブースA、ロ
ボットブースBおよび処理ブースCが設けられてなり、
上記ロボットブースBに、基板反転装置71が配置され
るとともに、この基板反転装置71と移載ロボット70
が相互に同期して駆動制御されるから、上述したよう
に、ウェハWの表面だけでなく裏面も洗浄処理するとき
には、ウェハWは、上記処理ブースCでの表面の洗浄処
理が完了した後、移載ロボット70と基板反転装置71
との協働により、表裏面が反転された後、再び処理ブー
スCでの裏面の洗浄処理が行われる。
【0129】このように、ウェハWを一枚ずつ処理する
枚葉式であり、しかもウェハWの表面だけでなく裏面も
同時に洗浄処理されることにより、パーティクル等の再
付着もほとんどなく、ウェハW毎の精密な処理を行なう
ことができ、基板洗浄チャンバ10の洗浄空間も小さ
く、洗浄液も少量で済む。
【0130】また、ウェハWを一枚ずつ複数の洗浄液で
洗浄処理する、つまり一つの基板洗浄チャンバ10で全
洗浄工程を行なうワンチャンバ式であることから、洗浄
工程においてウェハWの出し入れがなく、大気に触れ
て、金属汚染、イオンあるいは酸素等の影響を受けるこ
ともなく、各基板洗浄チャンバ10の構成も単純かつ小
型化できる。
【0131】さらに、ロボットブースBの移載ロボット
70が、一対のハンド部70a,70bを備えたツイン
アームロボットの形態とされて、一方のハンド部70a
が洗浄処理前のウェハWを移載処理するとともに、他方
のハンド部70bが洗浄処理後のウェハWを移載処理す
る構成とされていることにより、洗浄処理済みのウェハ
Wに対する洗浄処理前のウェハWからのパーティクル等
の再付着が有効に防止される。
【0132】同様に、ローディング・アンローディング
ブースAにおいて、上記基板搬入部Aaおよび基板搬出
部AbにストックされるウェハWが上下方向へ所定の配
列ピッチをもって水平状態で配列されるとともに、ロー
ディング・アンローディングブースA内を流れる清浄空
気が基板搬出部Abから基板搬入部Aaへ向けて水平に
流れるように構成されているから、洗浄処理済みのウェ
ハWに対する洗浄処理前のウェハWからのパーティクル
等の再付着が有効に防止される。
【0133】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
に限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可
能である。
【0134】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の基板反転
装置によれば、ウェハの外周縁を把持状にチャック支持
するチャック手段と、このチャック手段をチャック開閉
動作させるチャック駆動手段と、上記チャック手段を反
転動作させるチャック反転手段とを備えてなり、上記チ
ャック手段は、一対の開閉チャックが開閉可能に設けら
れるとともに、これら開閉チャックに、ウェハの外周縁
を係合支持する環状溝付きの支持ローラが上記ウェハの
外周輪郭に対応した位置に所定間隔をもって複数個配さ
れているから、ウェハを一枚ずつ処理する枚葉式におい
て、ウェハの表面だけでなく裏面も洗浄処理することが
可能となる。
【0135】例えば、本発明の基板洗浄システムにおい
ては、密閉可能に構成された装置本体内に、上記ローデ
ィング・アンローディングブース、処理ブースおよびロ
ボットブースが設けられてなり、上記ロボットブース
に、上記基板反転装置が配置されるとともに、この基板
反転装置と上記移載ロボットが相互に同期して駆動制御
されるから、ウェハを一枚ずつ処理する枚葉式におい
て、ウェハの表面だけでなく裏面も洗浄処理するときに
は、ウェハは、上記処理ブースでの表面の洗浄処理が完
了した後、上記移載ロボットと基板反転装置との協働に
より、表裏面が反転された後、再び上記処理ブースでの
裏面の洗浄処理が行われる。
【0136】また、このように、ウェハを一枚ずつ処理
する枚葉式であり、しかもウェハの表面だけでなく裏面
も同時に洗浄処理されることにより、パーティクル等の
再付着もほとんどなく、ウェハ毎の精密な処理を行なう
ことができ、基板洗浄チャンバの洗浄空間も小さく、洗
浄液も少量で済む。
【0137】さらに、ウェハを一枚ずつ複数の洗浄液で
洗浄処理する、つまり一つの基板洗浄チャンバで全洗浄
工程を行なうワンチャンバ式であることから、洗浄工程
においてウェハの出し入れがなく、大気に触れて、金属
汚染、イオンあるいは酸素等の影響を受けることもな
く、各基板洗浄チャンバの構成も単純かつ小型化でき
る。
【0138】また、上記ロボットブースの移載ロボット
が、一対のハンド部を備えたツインアームロボットの形
態とされて、一方のハンド部が洗浄処理前のウェハを移
載処理するとともに、他方のハンド部が洗浄処理後のウ
ェハを移載処理する構成とされていることにより、洗浄
処理済みのウェハに対する洗浄処理前のウェハからのパ
ーティクル等の再付着が有効に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る基板洗浄システムの
ロボットブースにおける基板反転装置を示す正面図であ
る。
【図2】同じく同基板反転装置を示す側面断面図であ
る。
【図3】同じく同基板反転装置を示す平面図である。
【図4】同基板洗浄システムのロボットブースにおける
移載ロボットを示す平面図である。
【図5】同じく同移載ロボットを示す側面図である。
【図6】同基板洗浄システムの外観を示す正面図であ
る。
【図7】同じく同基板洗浄システムの外観を示す右側面
図である。
【図8】同じく同基板洗浄システムの外観を示す左側面
図である。
【図9】同じく同基板洗浄システムの外観を示す背面図
である。
【図10】同基板洗浄システムのローディング・アンロ
ーディングブースの内部構成を示す正面図である。
【図11】同基板洗浄システムの内部構成を示す側面断
面図である。
【図12】同基板洗浄システムの内部構成を示す平面断
面図である。
【図13】同基板洗浄システムのローディング・アンロ
ーディングブースにおける基板保持部および昇降装置を
示す正面図である。
【図14】同じく同基板保持部および昇降装置を示す側
面図である。
【図15】同じく同基板保持部および昇降装置を示す平
面図である。
【図16】同昇降装置を一部断面で示す側面図である。
【図17】同ローディング・アンローディングブースに
おけるウェハマッピングセンサと基板飛び出し修正装置
を示す平面図である。
【図18】同じく同ウェハマッピングセンサと基板飛び
出し修正装置を示す背面図である。
【図19】同基板洗浄システムの処理ブースにおける基
板洗浄チャンバを示す側面図である。
【図20】同じく同基板洗浄チャンバを示す平面図であ
る。
【図21】同じく同基板洗浄チャンバを示す正面断面図
である。
【図22】同基板洗浄チャンバのスピン装置を示す平面
図である。
【図23】同じく同スピン装置を示す正面断面図であ
る。
【図24】同スピン装置の基板支持部の要部を拡大して
示す正面断面図である。
【符号の説明】
W ウェハ A ローディング・アンローディングブ
ース Aa 基板搬入部 Ab 基板搬出部 B ロボットブース C 処理ブース D 洗浄液供給装置 E システム制御装置 O オペレーティング空間 10 基板洗浄チャンバ 56 キャリア 70 移載ロボット 71 基板反転装置 76 チャック機構(チャック手段) 76a,76b 開閉チャック 77 シリンダ装置(チャック駆動手段) 78 駆動モータ(チャック反転手段) 79 支持ローラ 125 リンク機構 126 伝動ベルト機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 642 H01L 21/304 642A 648 648A 21/68 21/68 S (72)発明者 高石 みゆき 東京都青梅市今井3丁目9番18号 エス・ イー・エス株式会社内 (72)発明者 山口 弘 東京都青梅市今井3丁目9番18号 エス・ イー・エス株式会社内 (72)発明者 上川内 秀夫 東京都八王子市大楽寺町238番地 エムテ ック株式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA03 AB24 AB34 AB42 BB22 BB45 BB92 BB93 BB96 CB15 CC01 CC12 CC13 CD11 3F061 AA01 BA03 BB08 BD01 BE13 BE43 BE47 DB04 DB06 5F031 CA02 DA01 FA01 FA07 FA09 FA11 FA12 FA14 FA21 GA03 GA06 GA08 GA13 GA14 GA15 GA36 GA38 GA44 GA47 GA48 GA49 HA24 HA27 HA29 HA48 HA59 JA02 JA05 JA13 JA23 JA25 JA30 KA02 KA03 LA13 LA15 MA03 MA11 MA23 NA02 NA16 NA18 PA08 PA21 PA23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を一枚ずつカセットレスでウェット
    洗浄する枚葉式基板洗浄システムにおける基板移載部に
    配置されて、基板の表裏面の上下位置を変換処理する装
    置であって、 基板の外周縁を把持状にチャック支持するチャック手段
    と、このチャック手段をチャック開閉動作させるチャッ
    ク駆動手段と、前記チャック手段を反転動作させるチャ
    ック反転手段とを備えてなり、 前記チャック手段は、一対の開閉チャックが開閉可能に
    設けられるとともに、これら開閉チャックに、基板の外
    周縁を係合支持する環状溝付きの支持ローラが前記基板
    の外周輪郭に対応した位置に所定間隔をもって複数個配
    されていることを特徴とする基板反転装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉チャックの表裏部に、前記複数
    個配された支持ローラの組がそれぞれ配されて、同時に
    2枚の基板をチャック支持可能な構造とされていること
    を特徴とする請求項1に記載の基板反転装置。
  3. 【請求項3】 前記チャック駆動手段は、前記開閉チャ
    ックを両開閉チャックの水平方向中心に向けて開閉動作
    させる開閉シリンダ装置の形態とされていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の基板反転装置。
  4. 【請求項4】 前記チャック駆動手段は、前記開閉チャ
    ックを垂直方向へ回転動作させる駆動モータの形態とさ
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載の基
    板反転装置。
  5. 【請求項5】 密閉可能に構成された装置本体内に、洗
    浄処理前の基板が複数枚ストックされて搬入待機する基
    板搬入部および洗浄処理後の基板が複数枚ストックされ
    て搬出待機する基板搬出部とからなるローディング・ア
    ンローディングブースと、基板を一枚ずつ複数の洗浄液
    で洗浄処理する少なくとも一つの枚葉式基板洗浄チャン
    バを備える処理ブースと、この処理ブースと前記ローデ
    ィング・アンローディングブースの間で基板を一枚ずつ
    移載する移載ロボットを備えるロボットブースとが設け
    られてなり、 前記ロボットブースに、請求項1から4のいずれか一つ
    に記載の基板反転装置が配置されるとともに、この基板
    反転装置と前記移載ロボットが相互に同期して駆動制御
    されることを特徴とする基板洗浄システム。
  6. 【請求項6】 前記移載ロボットは、昇降動作するとと
    もに水平動作する一対のハンド部を備えたツインアーム
    ロボットの形態とされ、 一方のハンド部が洗浄処理前の基板を移載処理するとと
    もに、他方のハンド部が洗浄処理後の基板を移載処理す
    る構成とされていることを特徴とする請求項5に記載の
    基板洗浄システム。
  7. 【請求項7】 前記移載ロボットのハンド部の先端部分
    に設けられた基板保持部は、基板の下面を載置支持する
    ソフトランディング方式の支持形態とされていることを
    特徴とする請求項6に記載の基板洗浄システム。
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