JP2001298011A - 基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄装置

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JP2001298011A
JP2001298011A JP2000115398A JP2000115398A JP2001298011A JP 2001298011 A JP2001298011 A JP 2001298011A JP 2000115398 A JP2000115398 A JP 2000115398A JP 2000115398 A JP2000115398 A JP 2000115398A JP 2001298011 A JP2001298011 A JP 2001298011A
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substrate
cleaning
transfer processing
processing robot
chuck
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JP2000115398A
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Ryoichi Okura
領一 大蔵
Naoto Isobe
直人 磯部
Yasuyoshi Iida
康義 飯田
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SES Co Ltd
Original Assignee
SES Co Ltd
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  • Prevention Of Fouling (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転式基板チャックアームを有する基板搬送
処理ロボットを備えるとともに、基板洗浄室内を高清浄
度雰囲気に保持することができる構造を備えた基板洗浄
装置を提供する。 【解決手段】 基板搬送処理ロボット6が軸心まわりの
同期回転によりチャッキング動作する基板チャックアー
ム10,10を備えるとともに、洗浄槽30a,30b
が昇降可能な基板保持部45を備えて、基板チャックア
ーム10,10の回転動作と基板保持部45の昇降動作
の協働作用により、ウエハW,W,…の受渡し動作が行
われる。基板保持部45の昇降機構47が基板洗浄室2
5の外部に設けられるとともに、その内側に強制排気構
造の防塵構造50が設けられており、昇降機構47から
の塵埃の洗浄室25内への侵入が有効に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は基板洗浄装置に関
し、さらに詳細には、軸心まわりの同期回転によりチャ
ッキング動作する一対の基板チャックアームを備えて、
これら基板チャックアームにより半導体基板や液晶ガラ
ス基板等の薄板状の基板を直接カセットレスで保持して
搬送処理する基板搬送処理ロボットを備えた基板洗浄装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体基板(以下、「ウエハ」
と称する。)の洗浄システムは、その主要部である基板
洗浄装置が複数の洗浄槽を横方向へ一列に配設されてな
り、その一端側に基板搬入部が設けられるとともに、そ
の他端側に基板搬出部が設けられ、基板搬送処理ロボッ
トが、上記洗浄槽の配列方向へ洗浄槽と平行に移動可能
とされてなる。
【0003】また、前工程から上記基板搬入部に供給さ
れるウエハは、複数枚のウエハ(例えば、25または2
6枚程度)が一組として一つの搬送用キャリアカセット
内に収納されており、基板搬入部において上記基板搬送
処理ロボットに移し替えられる構成とされている。この
基板搬送処理ロボットの構造としては、上記ウエハを処
理用キャリアカセットに収納して洗浄処理するカセット
タイプのものと、上記ウエハを直接保持して洗浄処理す
るカセットレスタイプのものとがあり、近時は、ウエハ
の洗浄効率を高めるとともに洗浄液の汚染を防止するた
め、後者のカセットレスタイプが一般的になりつつあ
る。
【0004】そして、このカセットレスタイプの基板洗
浄装置においては、上記基板搬入部で搬送用キャリアカ
セットから基板搬送処理ロボットに移し替えられたウエ
ハは、この基板搬送処理ロボットにより、順次上記洗浄
槽に浸漬されて洗浄処理された後、上記基板搬出部にお
いて、上記搬送用キャリアカセットに再び収納されて次
工程へ搬出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のカセ
ットレスタイプの基板洗浄装置において使用される基板
搬送処理ロボットは、揺動可能な一対の開閉軸にチャッ
キングアームが取り付けられて、これら一対のチャッキ
ングアームが開閉可能とされてなり、これらチャッキン
グア−ムにより、複数枚のウエハの下部両側縁部を把持
する構造を備える。
【0006】そして、この基板搬送処理ロボットによ
り、ウエハを上記洗浄槽に浸漬して洗浄処理するに際し
ては、上記チャッキングア−ムが昇降動作してウエハを
洗浄槽内の基板保持部に受け渡すようにされているとこ
ろ、この受渡し時に、チャッキングア−ム自体も洗浄槽
内の薬液中に漬かることになるため、必然的にチャッキ
ングアームには薬液が付着することになる。特にウエハ
を保持する保持溝はウエハの厚さに対応したきわめて細
い溝幅のため、保持溝内に付着した薬液はなかなか除去
しにくく、後続するウエハの搬送処理に支障をきたすと
ともに、上記薬液中のパーティクルが洗浄処理後のウエ
ハ表面に再付着してしまう危険もある。
【0007】この点に関して、近時、軸心まわりの同期
回転によりチャッキング動作する一対の回転式基板チャ
ックアームを備えて、これら基板チャックアームにより
複数枚の基板を直接カセットレスで保持して搬送処理す
る基板搬送処理ロボットが開発されている。
【0008】この基板搬送処理ロボットは、ウエハを上
記洗浄槽に浸漬して洗浄処理するに際して、洗浄槽内の
昇降動作可能な基板保持部と協働して、上記基板チャッ
クアームが昇降動作することなくウエハを上記基板保持
部に受け渡すように構成されており、従来のチャッキン
グア−ムのように洗浄槽内の薬液中に漬かることがな
く、薬液付着による上述したような不具合は大幅に軽減
されている。
【0009】また、上記基板洗浄装置の基板洗浄室は、
ウエハの洗浄効率を高めるとともに洗浄液の汚染を防止
するため、特に高い清浄雰囲気に保たれる必要がある。
【0010】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その主たる目的とするところは、上
記回転式基板チャックアームを有する基板搬送処理ロボ
ットを備えるとともに、基板洗浄室内を高清浄度雰囲気
に保持することができる構造を備えた基板洗浄装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の基板洗浄装置は、複数枚の基板を直接カセ
ットレスで把持する基板搬送処理ロボットを備えてな
り、この基板搬送処理ロボットは、複数の洗浄槽の配設
方向へ水平移動可能とされるとともに、軸心まわりの同
期回転によりチャッキング動作する一対の基板チャック
アームを備え、上記洗浄槽は、その槽内において昇降可
能で、上記基板搬送処理ロボットから基板を受取り保持
する基板保持部を備え、上記洗浄槽における基板の受渡
し動作は、上記基板搬送処理ロボットの基板チャックア
ームの回転動作と上記基板保持部の昇降動作との協働作
用により行われる構成とされていることを特徴とする。
【0012】好適な実施態様として、上記基板チャック
アームには、基板に対してチャッキング作用する作用溝
が軸方向へ所定の配列ピッチをもって設けられ、この作
用溝は、上記基板チャックアームの回転方向へ所定角度
をもって複数の溝領域に分割区分され、これら溝領域
は、上記基板チャックアームの回転割出しにより作用位
置にあるとき、基板を下側から保持する保持溝領域と、
基板の上下方向への通過を許容する通過溝領域とから構
成されている。また、上記作用溝は、少なくとも二つの
保持溝領域を備え、一方の保持溝領域が洗浄処理前の基
板保持溝として機能するとともに、他方の保持溝領域が
洗浄処理後の基板保持溝として機能するように構成され
ていることが望ましい。
【0013】さらに好ましくは、次のような構成が採用
される。
【0014】(1) 基板洗浄用の上記基板搬送処理ロボッ
トと、基板搬出用の上記基板搬送処理ロボットとを備
え、これら両基板搬送処理ロボットは、上記洗浄槽の配
設方向へ水平に延びる同一移動案内部上を移動可能とさ
れるとともに、互いの移動動作が干渉しないように駆動
制御される構成とされている。
【0015】(2) 上記基板保持部の駆動機構は、上記洗
浄槽に近接する基板洗浄室の隔壁の外部に設けられると
ともに、この隔壁部位の内側に上記駆動機構からの塵埃
の洗浄室内への侵入を防止する防塵手段が設けられ、こ
の防塵手段は、上記隔壁の内側に重合して設けられた中
空の防塵用隔壁と、この防塵用隔壁の中空内部を強制排
気する排気手段とからなる強制排気構造を備える。
【0016】(3) 上記洗浄室は、外部のクリーンルーム
に対して閉塞された密封空間とされている。
【0017】本発明においては、複数枚の基板を直接カ
セットレスで把持する基板搬送処理ロボットが、軸心ま
わりの同期回転によりチャッキング動作する一対の基板
チャックアームを備えるとともに、洗浄槽が、その槽内
において昇降可能で、上記基板搬送処理ロボットから基
板を受取り保持する基板保持部を備えて、上記洗浄槽に
おける基板の受渡し動作が、上記基板搬送処理ロボット
の基板チャックアームの回転動作と上記基板保持部の昇
降動作との協働作用により行われる構成とされているこ
とにより、チャッキングア−ムは洗浄槽の薬液中に漬か
ることがなく、薬液付着もない。
【0018】また、チャッキングア−ムの作用溝が、少
なくとも二つの保持溝領域を備え、一方の保持溝領域が
洗浄処理前の基板保持溝として機能するとともに、他方
の保持溝領域が洗浄処理後の基板保持溝として機能する
ように構成されていれば、洗浄処理前の基板から洗浄処
理後の基板へのパーティクルの付着も防ぐことが可能と
なる。
【0019】さらに、上記基板保持部の駆動機構が、基
板洗浄室の隔壁の外部に設けられるとともに、この隔壁
部位の内側に上記駆動機構からの塵埃の洗浄室内への侵
入を防止する強制排気構造の防塵手段が設けられること
により、洗浄室の外部に設けられた上記駆動機構からの
発塵は強制排気されて洗浄室内部へ侵入するのが有効に
防止される。
【0020】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0021】本発明に係る基板洗浄装置を備えた基板洗
浄システムを図1に示し、この基板洗浄システムは、複
数枚(例えば52枚)のウエハW,W,…をカセットレ
スで一括して行うバッチ式のものである。この基板洗浄
システムは、基板搬入出部A、基板待機部B、基板移載
部C、基板洗浄部Dおよび制御装置Eを主要部として構
成され、本発明に係る基板洗浄装置が上記基板移載部C
および基板洗浄部Dを構成している。
【0022】基板搬入出部Aは、キャリアカセット1に
収納されたウエハW,W,…が搬入搬出される部位で、
前工程からキャリアカセット1に収納されたウエハW,
W,…が搬入される基板搬入部2と、洗浄処理が終了し
たウエハW,W,…をキャリアカセット1に収納して次
工程へ搬出される基板搬出部3とが上記オペレータゾー
ンOに面して並列配置されてなる。
【0023】そして、基板搬入部2から搬入されたキャ
リアカセット1は、矢符(1)方向へタクト送りされた
後、90度水平回転されて、ここに収納されたウエハ
W,W,…の水平方向姿勢が搬入姿勢から洗浄姿勢へ姿
勢変換されて、基板待機部Bへの移送を待機する。
【0024】一方、後述する基板待機部Bから基板搬出
部3に移送載置されたキャリアカセット1は、90度水
平回転されて、ここに収納されたウエハW,W,…の水
平方向姿勢が洗浄姿勢から搬入姿勢へ姿勢変換された
後、矢符(4) 方向へタクト送りされて、次工程への搬出
を待機する。
【0025】基板待機部Bは、基板搬入出部Aのキャリ
アカセット1が一時的に待機される部位で、キャリアカ
セット1を複数段に積層載置する立体型の構成とされて
いる。5A〜5Cは、キャリアカセット1を、基板搬入
出部Aの基板搬入部2および基板搬出部3と、基板移載
部Cとの間で移載処理するための基板移載ロボットをそ
れぞれ示す。
【0026】基板移載部Cは、基板待機部Bのキャリア
カセット1と基板洗浄部Dの基板搬送処理ロボット6と
の間でウエハW,W,…を移し替えるもので、上記基板
待機部Bおよび基板洗浄部Dの間に配置されている。
【0027】この基板移載部Cは、具体的には図示しな
いが、キャリアカセット1を2個並列して載置するカセ
ット置台7と、このカセット置台7上のキャリアカセッ
ト1,1に対してウエハW,W,…を突上げ昇降させる
二つの基板突上げ機構(基板突上げ部)8,9とを備え
てなり、2つのキャリアカセット1,1に収納されるウ
エハW,W,…(図示の実施形態においては52枚)を
一括して基板搬送処理ロボット6に移載する構成とされ
ている。
【0028】また、上記突上げ機構8,9は、図6に示
すように、キャリアカセット1と基板洗浄部Dの基板搬
送処理ロボット6との間でウエハW,W,…を移し替え
るに際して、基板搬送処理ロボット6の基板チャックア
ーム10、10と協働して、ウエハW,W,…の配列方
向を変換する配列変換手段としても機能する。つまり、
突き上げ機構8は、ウエハW,W,…を移し替えるに際
して、全ウエハW,W,…が同一方向へ向けて配列され
る搬送配列方向と、隣接するウエハW,W同士の表面と
表面、裏面と裏面がそれぞれ対向して配列される洗浄配
列方向との間で配列方向を変換する。
【0029】この目的のため、上記突き上げ機構8,9
は、図6に示すように、一つのキャリアカセット1に収
納される26枚のウエハW,W,…を下側から保持する
保持溝を備える保持部本体15を備え、この保持部本体
15は、具体的には図示しないが、回転支軸16まわり
に回転駆動されるとともに、ウエハW,W,…の配列方
向へ移動可能とされている。
【0030】また、これに関連して、上記基板搬送処理
ロボット6の基板チャックアーム10、10は、図4に
示すように、52枚のウエハW,W,…を下側から保持
する作用溝20a,20bを備えるとともに、隣接する
作用溝20aと20bは、図4(b) および(c) にそれぞ
れ示すような構造とされている。つまり、これらの作用
溝20a,20bは、基板チャックアーム10、10の
回転操作位置により、ウエハWのチャッキング動作(チ
ャッキング(ウエハ保持)、チャッキング解除(ウエハ
上下通過可能))を行うように構成されている。
【0031】具体的には、これら作用溝20a,20b
は、基板チャックアーム10の回転方向へ所定角度をも
って複数の溝領域にそれぞれ分割区分され、図示の実施
形態においては、それぞれ4つの溝領域h1 〜h4 およ
びg1 〜g4 に分割区分されている。
【0032】これら溝領域h1 〜h4 およびg1 〜g4
は、基板チャックアーム10の回転割出しにより作用位
置にあるとき、ウエハWを下側から保持する保持溝領域
2〜h4 およびg3 、g4 と、ウエハWの上下方向へ
の通過を許容する通過溝領域h1 およびg1 、g2 とか
ら構成されているとともに、各溝領域h1 とg1 、h 2
とg2 、h3 とg3 およびh4 とg4 がそれぞれ対応し
た回転方向位置にある。
【0033】また、上記作用溝20a,20bにおい
て、保持溝領域h3 とg3 は洗浄処理前の基板保持溝と
して、保持溝領域h4 とg4 は洗浄処理後の基板保持溝
として、また、作用溝20aの保持溝領域h2 は移載用
の基板保持溝としてそれぞれ機能するように構成されて
いる。
【0034】そして、上記基板搬送処理ロボット6が基
板移載部Cの上方位置に位置決め待機した状態で、以下
の要領で、二つのキャリアカセット1,1から基板搬送
処理ロボット6への処理前のウエハW,W,…の移載が
行われる(図6(a) 〜(g) 参照)。
【0035】(1) 図6(a) に示すように、基板チャック
アーム10、10の作用溝20a,20bがチャッキン
グ解除の状態、つまり溝領域h1 とg1 が作用位置にあ
る状態において、カセット置台7上の一方のキャリアカ
セット1に対して、基板突上げ機構8の保持部本体15
が上昇して、このキャリアカセット1から、ウエハW,
W,…を下側から保持して突き上げる。これにより、2
6枚すべてのウエハW,W,…が基板チャックアーム1
0、10間を上方へ通過される。
【0036】(2) ウエハW,W,…が基板チャックアー
ム10、10と干渉しない上方位置まで突き上げられた
ら、図6(b) に示すように、左右基板チャックアーム1
0、10が矢印方向に所定角度だけ回転して、各作用溝
20a,20bの溝領域h2 とg2 が作用位置に割り出
され、これにより、アーム10、10の一方の作用溝2
0aがチャッキング(ウエハ保持)状態になるととも
に、他方の作用溝20bがチャッキング解除(ウエハ上
下通過可能)状態を保持する。
【0037】(3) この状態で、基板突上げ機構8の保持
部本体15が下降すると、図6(c) に示すように、ウエ
ハW,W,…は、一枚置きに、13枚が基板チャックア
ーム10、10の作用溝20a,20a,…上に残り、
13枚が作用溝20b,20b,…を通過して下方へ下
降する。
【0038】(4) 図6(d) に示すように、基板突上げ機
構8の保持部本体15が180度だけ水平回転して、そ
の上の13枚のウエハW,W,…の表裏面が逆転され
る。
【0039】(5) 上記保持部本体15が再び上昇して、
表裏面が逆転された13枚のウエハW,W,…、さらに
は基板チャックアーム10、10上に保持されている1
3枚のウエハW,W,…を突き上げる。これにより、2
6枚すべてのウエハW,W,…が基板チャックアーム1
0、10と干渉しない上方位置まで突き上げられ、この
位置に待機する(図6(e) 参照)。
【0040】(6) 今度は、カセット置台7上の他方のキ
ャリアカセット1内のウエハW,W,…に対して、基板
突上げ機構9の保持部本体15と左右基板チャックアー
ム10、10が(1) 〜(5) の動作を順次行う(図6(a)
〜(e) 参照)。
【0041】この場合、基板突上げ機構9の保持部本体
15は、キャリアカセット1内のウエハW,W,…を突
き上げ保持した後、基板突上げ機構8の保持部本体15
に対し接近して、52枚のウエハW,W,…全部が所定
の配列ピッチ(例えば6.35mmピッチ)で配列され
る状態になってから、上記(1) 〜(5) の動作を行う。
【0042】(8) 図6(f) に示すように、左右基板チャ
ックアーム10、10が矢印方向に所定角度だけ回転し
て、各作用溝20a,20bの溝領域h3 とg3 が作用
位置に割り出され、これにより、アーム10、10の両
方の作用溝20a,20bはチャッキング(ウエハ保
持)状態になる。
【0043】(9) この状態で、基板突上げ機構8,9の
保持部本体15,15が下降すると、図6(g) に示すよ
うに、52枚のウエハW,W,…のすべてが基板チャッ
クアーム10、10の作用溝20a,20b,…上に載
置保持される。
【0044】以上の一連の動作により、二つのキャリア
カセット1,1の52枚のウエハW,W,…が、同一方
向へ向けて配列される搬送配列方向から、隣接するウエ
ハW,W同士の表面と表面、裏面と裏面がそれぞれ対向
して配列される洗浄配列方向に配列方向を変換されて、
基板搬送処理ロボット6の基板チャックアーム10、1
0上に移載されることとなる。
【0045】また、この基板移載部Cは、上記と逆に、
基板搬送処理ロボット6から二つの空のキャリアカセッ
ト1,1への処理後のウエハW,W,…の移載も行う
が、この一連の移載動作は上記と逆の要領で行われる。
この場合、これら空のキャリアカセット1,1は、後述
するように、処理前のウエハW,W,…が搬入時に収納
されていたのとそれぞれ同一のものである。
【0046】基板洗浄部Dは、52枚のウエハW,W,
…をカセットレスで一括して洗浄処理する部位で、高清
浄度雰囲気に維持される洗浄室25内に、複数の洗浄槽
からなる洗浄槽列30と、この洗浄槽列30の側部に配
設された上記基板搬送処理ロボット6を主要部として備
えてなり、上記洗浄室25は、外部のクリーンルームに
対して閉塞された密封空間とされている。
【0047】洗浄槽列30は、図1に示すように、クリ
ーンルーム内のオペレータゾーンOに面する側からオペ
レータゾーンO反対側へ直線状に延びて設けられてい
る。つまり、ウエハW,W,…の処理経路は、オペレー
タゾーンO側端からオペレータゾーンO反対側端への往
路(矢符(2) 方向)を通じて洗浄処理を施された後、再
びその復路(矢符(3) 方向)を通じてオペレータゾーン
O側端から搬出されるように構成されている。
【0048】これに対応して、図示の実施形態の基板洗
浄部Dは、二台の基板搬送処理ロボット6、つまり、基
板洗浄用の基板搬送処理ロボット6Aと、基板搬出用の
基板搬送処理ロボット6Bとを備える。後述するよう
に、基板洗浄用の基板搬送処理ロボット6Aは、基板移
載部Cで受け取ったウエハW,W,…を矢符(2) 方向へ
搬送して、洗浄槽列30の洗浄槽30aと30bとの間
で移載処理し、一方、基板搬出用の基板搬送処理ロボッ
ト6Bは、洗浄槽30bで受け取ったウエハW,W,…
を矢符(2) 方向へ搬送して、乾燥部30dとの間で移載
処理するとともに、さらに矢符(3) 方向へ搬送して、基
板移載部CにウエハW,W,…を受け渡すように機能す
る。
【0049】これら両基板搬送処理ロボット6A,6B
は互いに同一構造とされ、図2〜図5に示すように、移
動機構35により、洗浄槽列30の洗浄槽の配設方向
(矢符(2) ,(3) 方向)へ水平かつ直線状に延びる同一
移動案内部36上を移動可能とされるとともに、互いの
移動動作が干渉しないように駆動制御される構成とされ
ている。
【0050】具体的には、図1に示すように、上記移動
案内部36のオペレータゾーンO側端において、基板洗
浄用の基板搬送処理ロボット6Aが基板待機部Bの第3
の移載ロボット6Cと対向する位置まで移動可能とされ
ている。これにより、基板搬出用の基板搬送処理ロボッ
ト6Bは、基板移載部Cと対向する位置まで移動できる
こととなる。一方、上記移動案内部36のオペレータゾ
ーンO反対側端において、基板搬出用の基板搬送処理ロ
ボット6Bが洗浄槽列30の乾燥部30dと対向する位
置まで移動可能とされている。これにより、基板洗浄用
の基板搬送処理ロボット6Aは、洗浄槽列30のチャッ
ク洗浄槽30cと対向する位置まで移動できることとな
る。
【0051】また、上記移動案内部36は、図2に示す
ように、洗浄槽列30の洗浄槽の配設方向(矢符(2) ,
(3) 方向)へ水平かつ直線状に平行して延びる一対のリ
ニアレール36a,36aの形態とされ、これらリニア
レール36a,36a上を摺動するリニアガイド36
b,36bが基板搬送処理ロボット6の底面部に設けら
れている。
【0052】移動機構35は、ラック・ピニオン35
a,35bと駆動モータ35cとからなり、ラック35
aが上記移動案内部36のリニアレール36a,36a
間に平行に延びて設けられるとともに、このラック35
aに噛合するピニオン35bが基板搬送処理ロボット6
に設けられた駆動モータ35cにより回転駆動される構
成とされている。
【0053】これら両基板搬送処理ロボット6A,6B
は、前述したように、52枚のウエハW,W,…を直接
カセットレスで把持する構造を備えた一対の基板チャッ
クアーム10、10を備える。
【0054】これら一対の基板チャックアーム10、1
0は、その基部が基板搬送処理ロボット6の頂部のアー
ム基台40に水平状態で回転可能に軸支されるととも
に、前記作用溝20a,20bを備えた本体部が前方へ
平行に延びて設けられている。これら基板チャックアー
ム10、10は、開閉機構37により、その軸心まわり
に互いに同期して回転し、前述した基板移載部Cの基板
突上げ機構8との協働による基板移載動作に加えて、後
述する洗浄槽列30の洗浄槽30a,30bの基板保持
部30との協働によるウエハW,W,…の移載動作、お
よび乾燥部30dとの協働によるウエハW,W,…の移
載動作を行う構成とされている。
【0055】上記開閉機構37は、図3および図5に示
すように、基板チャックアーム10、10の基端部に同
心状に一体固定された従動プーリ37a、37aがタイ
ミングベルト37b等からなる動力伝達機構を介して駆
動モータ37cに駆動連結されてなり、この駆動モータ
37cの回転駆動により、一対の基板チャックアーム1
0、10が互いに反対方向へ同期して割出し回転される
ようにされている。
【0056】また、基板チャックアーム10、10は、
前後方向へ移動可能に支持されるとともに、スライド機
構38に駆動連結されて、その軸線方向位置を調整可能
な構造とされている。
【0057】すなわち、図2、図3および図5に示すよ
うに、基板チャックアーム10、10を軸支する上記ア
ーム基台40の底面部にリニアガイド39a,39aが
設けられ、これらリニアガイド39a,39aが、前後
方向(図2において左右方向)へ水平に平行して延びる
一対のリニアレール39b,39b上を摺動可能とされ
るとともに、上記アーム基台40がスライド機構38に
駆動連結されている。
【0058】このスライド機構38は、ボールねじ機構
38aと駆動モータ38bとからなり、ボールねじ機構
38aが上記リニアレール39b,39b間に平行に延
びて設けられるとともに、このボールねじ機構38aが
駆動モータ38bにより回転駆動される構成とされてい
る。
【0059】洗浄槽列30は複数の洗浄槽を備えてな
り、上述したように、2つの洗浄槽30a,30bが設
けられるとともに、これら洗浄槽に連続して、基板搬送
処理ロボット6の基板チャックアーム10を洗浄するチ
ャック洗浄槽30cと、ウエハW,W,…を乾燥させる
乾燥部30dが設けられている。
【0060】図示の実施形態においては、上記洗浄槽3
0aは薬液としてSPM(H2 SO 4 +H2 2 +H2
O)液を用いる洗浄槽であり、また洗浄槽30bは薬液
としてAPM(NH4 OH+H2 2 +H2 O)液を用
いる洗浄槽である。これら洗浄槽30a,30bはいず
れも、薬液を槽の上部から溢れさせて上昇流を形成する
オーバフロー槽の形態とされ、また薬液処理後には薬液
に替えて純水を満たしてウエハW,W,…を濯ぐ構成と
されている。
【0061】また、上記洗浄槽30a,30bには、基
板搬送処理ロボット6からウエハW,W,…を受け取っ
て保持する基板保持部45が設けられている。この基板
保持部45は、図7および図8に示すように、ウエハ
W,W,…の下側部分を所定の配列ピッチ(例えば6.
35mmピッチ)をもって保持する保持溝を有する保持
部本体15を備える。この保持部本体15は、昇降機構
(駆動機構)47により、洗浄槽3aまたは3b槽内に
おいて昇降可能で、上記基板搬送処理ロボット6からウ
エハW,W,…を受取り保持する。
【0062】そして、この洗浄槽30a, 30bにおけ
る基板搬送処理ロボット6からのウエハW,W,…の受
渡し(移載)動作は、基板搬送処理ロボット6が洗浄槽
30a, 30bの上方位置に位置した状態で(図9(a)
参照)、基板保持部30の保持部本体15の昇降動作と
基板搬送処理ロボット6の基板チャックアーム10、1
0の回転動作との協働作用により、次の要領で行われる
(図9(b) 〜(d) 参照)。
【0063】(1) 図9(b) に示すように、保持部本体1
5が上昇して、基板チャックアーム10、10の各作用
溝20a,20bの溝領域h3 とg3 に保持されている
ウエハW,W,…を下側から保持して持ち上げる。
【0064】(2) ウエハW,W,…が基板チャックアー
ム10、10と干渉しない上方位置まで持ち上げられた
ら、図9(c) に示すように、左右基板チャックアーム1
0、10が矢印方向に所定角度だけ回転して、各作用溝
20a,20bの溝領域h1 とg1 が作用位置に割り出
され、これにより、アーム10、10の作用溝20a,
20bがチャッキング解除(ウエハ上下通過可能)状態
となり、この状態において、保持部本体15が下降する
と、ウエハW,W,…が洗浄槽30a, 30b内の薬液
に浸漬される。
【0065】また、洗浄槽30a, 30bにおけるウエ
ハW,W,…の洗浄工程が完了すると、上記と逆に、こ
の洗浄槽30a, 30bから基板搬送処理ロボット6へ
のウエハW,W,…の移載(図9(d) 参照)が行われ
る。
【0066】この移載動作は具体的には図示しないが、
保持部本体15が上昇して、ウエハW,W,…が基板チ
ャックアーム10、10と干渉しない上方位置(図9
(b) に示す位置)まで持ち上げられたら、図9(d) に示
すように、左右基板チャックアーム10、10が矢印方
向に所定角度だけ回転して、各作用溝20a,20bの
溝領域h4 とg4 が作用位置に割り出され、これによ
り、アーム10、10の作用溝20a, 20bがチャッ
キング(ウエハ保持)状態となり、この状態において、
保持部本体15が下降すると、ウエハW,W,…が各作
用溝20a,20bの溝領域h4 とg4 に保持される。
【0067】なお、基板保持部45の具体的構造は、最
も塵埃を生じ易い機械的動作機構部位である上記昇降機
構47が洗浄室25の外部に設けられるとともに、この
昇降機構47と洗浄槽30a,30bの保持部本体15
の連結部位に、防塵構造(防塵手段)50が設けられて
いる。
【0068】すなわち、上記昇降機構47と保持部本体
15の連結部である支持ブラケット51は、洗浄室25
の隔壁55に設けられた開口を介して、洗浄室25の内
外に連通されているところ、この隔壁55の部位に防塵
構造50が設けられている。
【0069】この防塵構造50は、防護用隔壁60と排
気手段としてのブロア61を主要部として構成されてい
る。
【0070】防護用隔壁60は、上記保持部本体15が
設けられた洗浄槽30a,30bに隣接する隔壁55の
内側面を覆って重合して設けられ、この隔壁55とによ
り二重隔壁構造が形成されている。
【0071】この防塵用隔壁60は、その内部が中空と
された中空隔壁の形態とされるとともに、隔壁55の上
記開口に対応した位置に、保持部本体15の支持ブラケ
ット51を防塵用隔壁60の内外に貫通する貫通部62
を備える。
【0072】上記防塵用隔壁60の中空内部63は、そ
の上端側が上記洗浄室25の天井部に配されたHEPA
フィルタ65に連通されるとともに、下端側が排気ダク
ト66を介してブロア61に連通されており、これによ
り、HEPAフィルタ65から、防塵用隔壁60の中空
内部63を上から下へ流下して、ブロア61に続く空気
流が形成されるように構成されている。
【0073】チャック洗浄槽30cは、図10および図
11に示すように、基板搬送処理ロボット6の基板チャ
ックアーム10を洗浄する基板チャック洗浄部70を備
える。この基板チャック洗浄部70は、図1に示すよう
に、基板チャックアーム10の左右両側を覆うような凹
部形状とされるとともに、基板チャックアーム10に対
して洗浄液を噴射する噴射ノズル71が複数設けられて
いる。
【0074】図示の実施形態においては、図10および
図11に示すように、基板チャックアーム10のすべて
の作用溝20a,20b,…に対して左右両側から洗浄
液を噴射するべく、5つの噴射ノズル71,71,…の
組からなる噴射ノズル列72が上下および左右に2列、
つまり合計20個(5×4=20)の噴射ノズル71,
71,…が配設されている。
【0075】また、チャック洗浄部70は、昇降機構7
3により、チャック洗浄槽30c内において昇降可能
で、回転する上記基板チャックアーム10の作用溝20
a,20b,…に対して、昇降動作しながら洗浄液を噴
射して洗浄するとともに、同時に乾燥を行う構成とされ
ている。実際にはこの洗浄工程を、一対の基板チャック
アーム10、10に対してそれぞれ行うことになる。
【0076】なお、基板チャック洗浄部70の具体的な
構造は、上記基板保持部45と同様、最も塵埃を生じ易
い機械的動作機構部位である上記昇降機構73が洗浄室
25の外部に設けられるとともに、この昇降機構73と
チャック洗浄槽30cの基板チャック洗浄部70の連結
部位に、本発明に係る防塵構造50が配設されている。
【0077】すなわち、上記昇降機構73と基板チャッ
ク洗浄部70の連結部である支持ブラケット75は、洗
浄室25の隔壁55に設けられた開口を介して、洗浄室
25の内外に連通されているところ、この隔壁55の部
位に前述した防塵構造50が設けられている。
【0078】そして、上記防塵構造50においては、ブ
ロア61の駆動により、HEPAフィルタ65から、防
塵用隔壁60の中空内部63を上から下へ流下して、ブ
ロア61に続く空気流が形成されて、洗浄室25外部の
昇降機構73の発塵による塵埃等が洗浄室25内へ侵入
しようとしても、防護用隔壁60の中空内部63の強制
排気流により確実に工場排気設備へ排気されて、洗浄室
25内への侵入が有効に阻止されることとなる。
【0079】乾燥部30dは、具体的には、ウエハW,
W,…をスピンさせて水を遠心分離しながら乾燥させる
スピンドライヤからなる。
【0080】図示の実施形態のスピンドライヤ30d
は、図12に示すような構造を備えた横軸式もので、密
閉可能な略円筒状のチャンバ81内に高速回転するロー
タ82が内装されてなる。
【0081】チャンバ81には、HEPAフィルタ83
を介してチャンバ81外に開放連通されている吸気口8
1aと、図外の負圧源を介して工場排気設備へ連通され
ている排気口81bが設けられており、HEPAフィル
タ83および吸気口81aを介してチャンバ81内へ導
入される清浄空気は、排気口81bから工場排気設備へ
強制排気される構成とされている。
【0082】ロータ82は、上記チャンバ81内に水平
状態で回転可能に軸支されてなるとともに、図外の駆動
モータに駆動連結されている。また、ロータ82には、
ウエハW,W,…を直接保持する基板保持部85が設け
られており、この基板保持部85は、これらウエハW、
W、…を所定の配列ピッチをもって保持する櫛歯形状の
保持溝を備えた保持杆85a,85bから構成されてい
る。
【0083】そして、チャンバ81内が密封状態とされ
た後、強制排気が行われながら、ロータ82の高速回転
により、ロータ82の基板保持部85に保持されたウエ
ハW、W、…の水切りおよびスピン乾燥が行われる。
【0084】また、上記チャンバ81の底部には、ロー
タ82の基板保持部85に対してウエハW、W、…を搬
入搬出するための基板搬入搬出部86が設けられてい
る。
【0085】この基板搬入搬出部86は、ウエハW,
W,…を保持する基板保持部87を備える。この基板保
持部87は、ロータ82の基板保持部85と同様、ウエ
ハW、W、…の下側部分を所定の配列ピッチをもって保
持する櫛歯形状の保持溝を備えた一対の保持杆87a,
87aからなる。
【0086】また、基板保持部87は、昇降機構88に
より、チャンバ81の底部から、開閉可能な開口81c
を介して、チャンバ81の外部上方まで昇降可能で、上
記基板搬送処理ロボット6からウエハW,W,…を受取
り保持する。
【0087】そして、このスピンドライヤ30dにおけ
る基板搬送処理ロボット6からのウエハW,W,…の受
渡し(移載)動作は、基板搬送処理ロボット6がスピン
ドライヤ30dの上方位置に位置した状態で(図13
(a) 参照)、基板保持部87の昇降動作と基板搬送処理
ロボット6の基板チャックアーム10、10の回転動作
との協働作用により、次の要領で行われる(図13(b)
,(c) 参照)。
【0088】(1) 図13(a) に示すように、基板保持部
87がスピンドライヤ30dの上方まで上昇して、基板
チャックアーム10、10の作用溝20a,20bの各
作用溝20a,20bの溝領域h4 とg4 に保持されて
いるウエハW,W,…を下側から保持して持ち上げる。
【0089】(2) ウエハW,W,…が基板チャックアー
ム10、10と干渉しない上方位置まで持ち上げられた
ら、図13(b) に示すように、左右基板チャックアーム
10、10が矢印方向に所定角度だけ回転して、各作用
溝20a,20bの溝領域h1とg1 が作用位置に割り
出され、これにより、アーム10、10の作用溝20
a, 20bがチャッキング解除(ウエハ上下通過可能)
状態となり、この状態において、基板保持部87が下降
すると、ウエハW,W,…がスピンドライヤ30dのチ
ャンバ81内へ搬入されて、ロータ82の基板保持部8
5に移載保持される。
【0090】また、スピンドライヤ30dにおけるウエ
ハW,W,…のスピン乾燥工程が完了すると、上記と逆
に、このスピンドライヤ30dから基板搬送処理ロボッ
ト6BへのウエハW,W,…の搬出移載が行われる。
【0091】この搬出移載動作は具体的には図示しない
が、基板保持部87が上昇して、ウエハW,W,…が基
板チャックアーム10、10と干渉しない上方位置(図
13(b) に示す上側位置)まで持ち上げられたら、図1
3(c) に示すように、左右基板チャックアーム10、1
0が矢印方向に所定角度だけ回転して、各作用溝20
a,20bの溝領域h3 とg3 が作用位置に割り出さ
れ、これにより、アーム10、10の作用溝20a, 2
0bがチャッキング(ウエハ保持)状態となり、この状
態において、基板保持部87が下降すると、ウエハW,
W,…が各作用溝20a,20bの溝領域h3 とg3
より保持される。
【0092】制御装置(制御部)Eは、上記基板搬入出
部A、基板待機部B、基板移載部Cおよび基板洗浄部D
を互いに同期させて駆動制御するもので、この制御装置
Eにより、以下の洗浄処理工程がウエハW,W,…の搬
入時から搬出時まで全自動で行われることとなる。
【0093】I.ウエハW,W,…の搬入: (1) 前工程の終了したウエハW,W,…はキャリアカセ
ット3内に収納された状態で、図示しない無人搬送車
(AGV)や搬入コンベア等の自動搬入手段あるいはオ
ペレータにより手作業で基板搬入出部Aの基板搬入部2
に搬入される。
【0094】(2) 搬入されたキャリアカセット1,1,
…は、順次矢符(1) の経路でタクト送りされた後水平回
転されて、ウエハW,W,…の水平方向姿勢が、搬入姿
勢から洗浄姿勢へ姿勢変換されて、基板待機部Bへの移
送を待機する。
【0095】(3) 基板待機部Bの第1の移載ロボット5
Aにより、処理前のウエハW,W,…を収納したキャリ
アカセット1は、順次基板待機部Bに移載されてストッ
クされる。
【0096】(4) 一方、第3の移載ロボット5Cによ
り、既に搬入側ストッカ部5Aのカセット載置部上にス
トックされている処理前のウエハW,W,…を収納した
キャリアカセット1は、順次基板移載部Cに移載され
る。
【0097】(5) 基板移載部Cのカセット置台7上にキ
ャリアカセット1が2個載置されると、突上げ機構8,
9により、キャリアカセット1,1内に収納された処理
前のウエハW,W,…は、前述した要領で、基板洗浄部
Dの基板洗浄用の基板搬送処理ロボット6Aに移し替え
られ、この際に、全ウエハW,W,…が同一方向へ向け
て配列される搬送配列方向から、隣接するウエハW,W
同士の表面と表面、裏面と裏面がそれぞれ対向して配列
される洗浄配列方向に配列方向を変換される。
【0098】(6) これらウエハW,W,…が取り出され
た空カセット1、1は、再び、基板待機部Bの第3の移
載ロボット5Cにより、基板待機部Bに移載されてスト
ックされる。
【0099】II.ウエハW,W,…の洗浄: (7) 基板洗浄用の基板搬送処理ロボット6Aにカセット
レスで保持されたウエハW,W,…は、洗浄槽列30の
二つの洗浄槽30a,30bの基板保持部45に順次受
け渡されて、それぞれの薬液中に順次浸漬され、洗浄処
理が施される。
【0100】(8) 二つの洗浄槽30a,30bによる洗
浄処理を完了したウエハW,W,…は、基板搬出用の基
板搬送処理ロボット6Bにより、スピンドライヤ30d
まで搬送されて受け渡され、ここでスピン乾燥処理され
る。
【0101】III.ウエハW,W,…の搬出: (9) 乾燥処理後のウエハW,W,…は、再びスピンドラ
イヤ30dから基板搬出用の基板搬送処理ロボット6B
に受け渡された後、基板移載部Cまで搬送される。この
とき、基板洗浄用の基板搬送処理ロボット6Aは基板待
機部Bの第3の移載ロボット5Cと対向する位置まで移
動して退避している。
【0102】(10)これと同時あるいは予め、基板移載部
Cのカセット置台7上には、基板待機部Bの第3の移載
ロボット5Cにより、基板待機部Bから処理前の上記ウ
エハW,W,…が搬入時に収納されていたのと同一の空
のキャリアカセット1,1が移載される。
【0103】(11)上記カセット置台7上にキャリアカセ
ット1が2個載置されると、突上げ機構8,9により、
基板搬送処理ロボット6Bの基板チャックアーム10、
10に保持された処理後のウエハW,W,…は、前述し
た要領で、二つのキャリアカセット1,1内に26枚ず
つ移し替えられて収納される。この際に、ウエハW,
W,…の配列方向は、隣接するウエハW,W同士の表面
と表面、裏面と裏面がそれぞれ対向して配列される洗浄
配列方向から全ウエハW,W,…が同一方向へ向けて配
列される搬送配列方向に変換される。
【0104】(12)基板待機部Bの第3の移載ロボット5
Cにより、上記カセット置台7上に待機する処理後のウ
エハW,W,…を収納したキャリアカセット1,1は、
順次基板待機部Bに移載されてストックされる。
【0105】(13)一方、第2の移載ロボット6Bによ
り、既に基板待機部Bにストックされている処理後のウ
エハW,W,…を収納したキャリアカセット1は、順次
基板搬入出部Aの基板搬出部3に移載される。
【0106】(14)基板搬出部3に移載されたキャリアカ
セット1は、水平回転されて、ウエハW,W,…の水平
方向姿勢が、洗浄姿勢から搬出姿勢へ姿勢変換される。
【0107】(15)姿勢変換されたキャリアカセット1,
1,…は、順次矢符(4) の経路でタクト送りされた後、
図示しないAGVや搬出コンベア等の搬出手段により次
の工程へ向けて搬送される。
【0108】IV. 基板搬送処理ロボット6の基板チャッ
クアーム10を洗浄:基板洗浄用の基板搬送処理ロボッ
ト6Aと基板搬出用の基板搬送処理ロボット6Bの基板
チャックアーム10、10は、ウエハW,W,…を搬送
処理していない時に、所定のインターバルをもって、ま
たは適宜チャック洗浄槽30cへ移動して、チャック洗
浄部70により洗浄乾燥処理される。
【0109】しかして、以上のように構成された基板洗
浄システムにおいては、基板搬送処理ロボット6(6
A,6B)が、軸心まわりの同期回転によりチャッキン
グ動作する一対の基板チャックアーム10,10を備え
るとともに、洗浄槽30a,30bが、昇降可能な基板
保持部45を備えて、洗浄槽30a,30bにおけるウ
エハW,W,…の受渡し動作が、基板搬送処理ロボット
6(6A,6B)の基板チャックアーム10,10の回
転動作と基板保持部45における保持部本体15の昇降
動作との協働作用により行われる構成とされているか
ら、チャッキングア−ム10,10は洗浄槽30a,3
0bの薬液中に漬かることがなく、薬液付着もない。
【0110】また、チャッキングア−ム10,10の作
用溝20a,20bが、それぞれ二つの保持溝領域h3,
4 、g3,4 を備え、一方の保持溝領域(図示のもの
においてはh3,3 )が洗浄処理前の基板保持溝として
機能するとともに、他方の保持溝領域(図示のものにお
いてはh4,4 )が洗浄処理後の基板保持溝として機能
するように構成されているので、洗浄処理前のウエハW
から洗浄処理後のウエハWへのパーティクルの付着も防
ぐことができる。
【0111】さらに、基板保持部45の昇降機構47
が、基板洗浄室25の隔壁55の外部に設けられるとと
もに、この隔壁部位の内側に上記昇降機構47からの塵
埃の洗浄室25内への侵入を防止する強制排気構造の防
塵構造50が設けられているので、昇降機構47からの
発塵は強制排気されて洗浄室25内部へ侵入するのが有
効に防止される。
【0112】この点は、チャック洗浄槽30cの基板チ
ャック洗浄部70についても同様である。
【0113】この結果、洗浄室25内は常に安定して高
い清浄雰囲気に保たれることとなり、基板洗浄部Dにお
けるウエハWの洗浄効率が向上するとともに、洗浄液の
汚染も有効に防止される。
【0114】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すためのものであって、本発明
はこれに限定して解釈されるべきでなく、本発明の範囲
内で種々設計変更可能である。
【0115】例えば、図示の実施形態においては、キャ
リアカセット1により搬入されてくるウエハW,W,…
が、キャリアカセット1における搬送配列ピッチのまま
洗浄処理される構成とされているが、装置のコンパクト
化および処理の効率化の目的等から、搬送配列ピッチよ
りも狭い、一例として搬送配列ピッチの1/2の配列ピ
ッチで洗浄処理する構成としてもよい。
【0116】すなわち、基板移載部Cが、キャリアカセ
ット1,1と基板搬送処理ロボット6との間でウエハ
W,W,…を移し替えるに際して、ウエハW,W,…の
配列ピッチをキャリアカセット1における搬送配列ピッ
チとその1/2の配列ピッチである洗浄配列ピッチとの
間でピッチ変換するピッチ変換手段として機能する。
【0117】これに対応して、基板チャックアーム10
に設けられる作用溝20a,20bの配列ピッチも、キ
ャリアカセット1における搬送配列ピッチの1/2に設
定されるるとともに、基板搬送処理ロボット6のスライ
ド機構38は、基板移載部Cにおける移載動作時におい
て、基板チャックアーム10、10の軸線方向位置を配
列ピッチ分だけ移動調整する機能を担う。
【0118】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
基板搬送処理ロボットが、複数の洗浄槽の配設方向へ水
平移動可能とされるとともに、軸心まわりの同期回転に
よりチャッキング動作する一対の基板チャックアームを
備えるとともに、上記洗浄槽が、その槽内において昇降
可能で、上記基板搬送処理ロボットからウエハを受取り
保持する基板保持部を備え、これにより、上記洗浄槽に
おけるウエハの受渡し動作は、上記基板搬送処理ロボッ
トの基板チャックアームの回転動作と上記基板保持部の
昇降動作との協働作用により行われる構成とされている
から、基板チャックアームは洗浄槽の薬液中に漬かるこ
とがなく、薬液付着もなく、この結果、基板洗浄室内を
高清浄度雰囲気に保持することができる。
【0119】特に、チャッキングア−ムの作用溝が、少
なくとも二つの保持溝領域を備え、一方の保持溝領域が
洗浄処理前の基板保持溝として機能するとともに、他方
の保持溝領域が洗浄処理後の基板保持溝として機能する
ように構成されていれば、洗浄処理前のウエハから洗浄
処理後のウエハへのパーティクルの付着を有効に防ぐこ
とが可能となる。
【0120】さらに、上記基板保持部の駆動機構が、基
板洗浄室の隔壁の外部に設けられるとともに、この隔壁
部位の内側に上記駆動機構からの塵埃の洗浄室内への侵
入を防止する強制排気構造の防塵手段が設けられること
により、洗浄室の外部に設けられた上記駆動機構からの
発塵は強制排気されて洗浄室内部へ侵入するのが有効に
防止され、上述した効果と相まって、基板洗浄室内をよ
り高清浄度雰囲気に保持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である基板洗浄システムを
一部切開して示す概略平面図である。
【図2】同基板洗浄システムの基板洗浄装置における基
板搬送処理ロボットを一部断面で示す側面図である。
【図3】同じく同基板搬送処理ロボットを一部断面で示
す平面図である。
【図4】同基板搬送処理ロボットの基板チャックアーム
を示し、図4(a) は平面図、図4(b) は図4(a) におけ
るB−B線に沿った拡大断面図、図4(c) は図4(a) に
おけるC−C線に沿った拡大断面図である。
【図5】同じく同基板搬送処理ロボットの基板チャック
アームの駆動機構を一部断面で示す正面図である。
【図6】同基板洗浄システムの基板移載部における移載
工程を示す概略説明図である。
【図7】同基板搬送処理ロボットの基板洗浄部における
基板搬送処理ロボットと洗浄槽との関係を一部切開して
示す側面図である。
【図8】同じく同基板搬送処理ロボットの基板洗浄部に
おける基板搬送処理ロボットと洗浄槽との関係を示す平
面図である。
【図9】同基板洗浄システムの基板洗浄装置の洗浄槽に
おける移載工程を示す概略説明図である。
【図10】同基板洗浄システムの基板洗浄部における基
板搬送処理ロボットとチャック洗浄槽との関係を一部切
開して示す側面図である。
【図11】同じく同基板洗浄部における基板搬送処理ロ
ボットとチャック洗浄槽との関係を一部切開して示す正
面図である。
【図12】同基板洗浄システムの基板洗浄装置における
スピンドライヤを一部切開して示す正面図である。
【図13】同スピンドライヤにおける移載工程を示す概
略説明図である。
【符号の説明】
W ウエハ A 基板搬入出部 B 基板待機部 C 基板移載部 D 基板洗浄装置 E 制御装置(制御部) O オペレータゾーン 1 キャリアカセット 6(6A,6B) 基板搬送処理ロボット 8,9 基板突上げ機構(基板突上げ部) 10 基板チャックアーム 20a,20b 作用溝 25 洗浄室 30 洗浄槽列 30a,30b 洗浄槽 30c チャック洗浄槽 30d 乾燥部 37 開閉機構 38 スライド機構 45 基板保持部 46 保持部本体 47 昇降機構(駆動機構) 50 防塵構造(防塵手段) 55 隔壁 60 防護用隔壁 61 ブロア 62 貫通部 63 中空内部 65 HEPAフィルタ 70 基板チャック洗浄部 71 噴射ノズル 73 昇降機構 86 基板搬入搬出部 87 基板保持部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H01L 21/68 A D // G02F 1/13 101 G02F 1/13 101 (72)発明者 飯田 康義 東京都青梅市今井3丁目9番18号 エス・ イー・エス株式会社内 Fターム(参考) 2H088 FA17 FA21 HA01 MA20 3B117 AA01 BA51 3B201 AA03 AB23 AB27 AB42 BB04 BB25 BB92 BB93 BB96 CB15 CC01 CC13 CD11 CD24 CD33 5F031 CA02 FA01 FA09 FA11 FA12 FA14 FA25 GA51 GA58 HA73 MA23 NA02 PA26

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板を直接カセットレスで把持
    する基板搬送処理ロボットを備えてなり、この基板搬送
    処理ロボットは、複数の洗浄槽の配設方向へ水平移動可
    能とされるとともに、軸心まわりの同期回転によりチャ
    ッキング動作する一対の基板チャックアームを備え、 前記洗浄槽は、その槽内において昇降可能で、前記基板
    搬送処理ロボットから基板を受取り保持する基板保持部
    を備え、 前記洗浄槽における基板の受渡し動作は、前記基板搬送
    処理ロボットの基板チャックアームの回転動作と前記基
    板保持部の昇降動作との協働作用により行われる構成と
    されていることを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記基板チャックアームには、基板に対
    してチャッキング作用する作用溝が軸方向へ所定の配列
    ピッチをもって設けられ、 この作用溝は、前記基板チャックアームの回転方向へ所
    定角度をもって複数の溝領域に分割区分され、 これら溝領域は、前記基板チャックアームの回転割出し
    により作用位置にあるとき、基板を下側から保持する保
    持溝領域と、基板の上下方向への通過を許容する通過溝
    領域とから構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記作用溝は、少なくとも二つの保持溝
    領域を備え、 一方の保持溝領域が洗浄処理前の基板保持溝として機能
    するとともに、他方の保持溝領域が洗浄処理後の基板保
    持溝として機能するように構成されていることを特徴と
    する請求項2に記載の基板洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記基板チャックアームに設けられた隣
    接する作用溝同士は、前記作用位置に異なる機能の溝領
    域が位置する構成と、同じ機能の溝領域が位置する構成
    とを備え、 これにより、隣接する基板同士の表面と表面、裏面と裏
    面がそれぞれ対向して配列されるように基板を保持する
    構成とされていることを特徴とする請求項2または3に
    記載の基板洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記基板チャックアームに設けられる前
    記作用溝の配列ピッチは、キャリアカセットにおける搬
    送配列ピッチの1/2に設定されて、 これにより、基板を搬送配列ピッチの1/2の配列ピッ
    チをもって保持する構成とされていることを特徴とする
    請求項4に記載の基板洗浄装置。
  6. 【請求項6】 基板洗浄用の前記基板搬送処理ロボット
    と、基板搬出用の前記基板搬送処理ロボットとを備え、 これら両基板搬送処理ロボットは、前記洗浄槽の配設方
    向へ水平に延びる同一移動案内部上を移動可能とされる
    とともに、互いの移動動作が干渉しないように駆動制御
    される構成とされていることを特徴とする請求項1から
    5のいずれか一つに記載の基板洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記基板保持部の駆動機構は、前記洗浄
    槽に近接する基板洗浄室の隔壁の外部に設けられるとと
    もに、この隔壁部位の内側に前記駆動機構からの塵埃の
    洗浄室内への侵入を防止する防塵手段が設けられ、 この防塵手段は、前記隔壁の内側に重合して設けられた
    中空の防塵用隔壁と、この防塵用隔壁の中空内部を強制
    排気する排気手段とからなる強制排気構造を備えること
    を特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の基
    板洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記防塵用隔壁の中空内部は、その上端
    側が前記洗浄室の天井部に配されたHEPAフィルタに
    連通されるとともに、下端側が前記排気手段に連通され
    て、前記中空内部に上から下へ流下する気流が形成され
    ることを特徴とする請求項7に記載の基板洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記洗浄室は、外部のクリーンルームに
    対して閉塞された密封空間とされていることを特徴とす
    る請求項7または8に記載の基板洗浄装置。
  10. 【請求項10】 基板搬送用のキャリアカセットと前記
    基板搬送処理ロボットとの間で基板を移し替える基板移
    載部を備え、 この基板移載部は、前記キャリアカセットの載置部にお
    いて昇降可能で、キャリアカセット内の基板を突き上げ
    る基板突上げ部を備え、 前記基板移載部における基板移載動作は、前記基板搬送
    処理ロボットの基板チャックアームの回転動作と、前記
    基板突上げ部の昇降動作との協働作用により行われる構
    成とされていることを特徴とする請求項1から9のいず
    れか一つに記載の基板洗浄装置。
  11. 【請求項11】 前記基板移載部は、複数枚の基板を前
    記キャリアカセットと前記基板搬送処理ロボットとの間
    で移し替えるに際して、全基板が同一方向へ向けて配列
    される搬送配列方向と、隣接する基板同士の表面と表
    面、裏面と裏面がそれぞれ対向して配列される洗浄配列
    方向との間で配列方向変換する配列方向変換手段を備え
    ていることを特徴とする請求項10に記載の基板洗浄装
    置。
  12. 【請求項12】 前記基板移載部は、複数枚の基板を前
    記キャリアカセットと前記基板搬送処理ロボットとの間
    で移し替えるに際して、基板の配列ピッチをキャリアカ
    セットにおける搬送配列ピッチとその1/2の配列ピッ
    チである洗浄配列ピッチとの間でピッチ変換するピッチ
    変換手段を備えていることを特徴とする請求項10また
    は11に記載の基板洗浄装置。
  13. 【請求項13】 前記洗浄槽に並列して、前記基板搬送
    処理ロボットの基板チャックアームを洗浄処理する基板
    チャック洗浄槽を備え、 この基板チャック洗浄槽は、その槽内において昇降可能
    で、前記基板チャックアームの相対的通過位置に向けて
    洗浄液を噴射するチャック洗浄部を備え、 前記基板チャック洗浄槽におけるチャック洗浄動作は、
    前記基板搬送処理ロボットの基板チャックアームの回転
    動作と、前記チャック洗浄部の昇降動作および洗浄液噴
    射動作との協働作用により行われる構成とされているこ
    とを特徴とする請求項1から12のいずれか一つに記載
    の基板洗浄装置。
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