JP2001216679A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
ーカス、クロストークなどにより劣化する再生信号の特
性が改善できる光ピックアップ装置を提供する。 【解決手段】 光を照射する光源11と、光ディスク1
に主光スポットIと副光スポットIIとを含んだ少なく
とも二つの光スポットが結ぶようにする光分岐手段15
と、入射光の進行経路を変換する光路変換手段17と、
入射光を集束して光ディスクに光スポットが結ぶように
する対物レンズ21と、光ディスク1から反射して光路
変換手段17を経て入射する光を各々受光する光検出器
25と、光検出器25で検出され光電変換された信号か
ら光ディスクの傾斜による収差を補正する信号処理部3
0とを含む。
Description
よる収差を補正すると共に、デフォーカス(defoc
us)特性を改善できる光ピックアップ装置に関する。
クに情報を記録したり、記録された情報を再生するよう
にするものである。最近、光ディスクの高密度化につ
れ、光源から照射される光は短波長化されレンズの開口
数NAは高まっている。一方、かかる光ピックアップ装
置を通じて光ディスクに情報を記録/再生しようとする
とき、光ディスクが傾いて載置される場合すなわち、光
ディスクの情報面が光軸に垂直な方向に載置されず傾い
て載置される場合、その傾斜によるコマ収差が生じる問
題がある。また、光ディスクの高密度化に従い光源が短
波長化され対物レンズの開口数が高まるにつれ、低密度
の光ディスクとの互換性に伴う光ディスクの厚さ変化及
び波長変動による球面収差が生じる問題がある。また、
対物レンズの開口数の増加につれ一定の再生信号特性が
維持される焦点深度が浅くなって、光ディスクと対物レ
ンズとの距離調整誤差によるデフォーカス(defoc
us)特性は厳しく管理されるべきである。
な比例関係が成立つので、同一の光ディスクの傾斜に対
して、高い開口数の光ピックアップでは相対的に低い開
口数の場合に比べて光ディスクの傾斜によるコマ収差が
急激に増加する。
射される光の波長λと対物レンズの開口数NAにより数
式(2)のように決定される。
じる球面収差W40dは数式(3)のようになる。
り、dは基板の厚さである。
B以上に高めようとする場合、前記数式(2)に基づい
て考えると、約410nm領域の短波長の光を照射する
光源と、開口数NA0.6以上の対物レンズの採用が必
須である。しかし、このように光ディスクの記録密度を
高めるために対物レンズの開口数を高める場合、光ディ
スクの厚さ偏差Δdによる生じる球面収差W40dは開口
数NAの4乗に比例するので急激に増加する問題があ
る。
面収差を補正するための従来の光ディスク収差補正装置
は、入射光をまず集束する対物レンズ3と、対物レンズ
3により集束された光を再度集束して光ディスク1に結
ばせる集束レンズ5を含む。
合、集束レンズ5を一方向に傾くように駆動してコマ収
差を補正する。
クの収差補正装置は、対物レンズおよび集束レンズを光
スポットのトラッキング及びフォーカシング調整方向へ
の駆動、集束レンズの傾斜駆動が必要なので、アクチュ
エータの構成が極めて複雑になる問題がある。
上に高密度化するにつれ、一トラックに対する情報の再
生時隣接トラックの影響によりクロストーク(cros
stalk)が大きく生じる問題がある。
な問題を改善するために創案されたものであり、光ディ
スクの傾斜によるコマ収差を補正すると共に、デフォー
カスなどの光学収差により劣化する再生信号特性を改善
することができる光ピックアップ装置を提供することに
その目的がある。
めの本発明に係る互換型光ピックアップ装置は、光を照
射する光源と、入射光の進行経路を変換する光路変換手
段と、入射光を集束して光ディスクに光スポットが結ぶ
ようにする対物レンズと、光ディスクに主光スポットと
副光スポットとを含んだ少なくとも二つの光スポットが
結ぶように、入射光を第1光と第2光とを含んだ少なく
とも二つの光に分岐するが、前記第1光と第2光の光軸
が傾くようにする光分岐手段と、前記光ディスクから反
射して前記光路変換手段を経て入射する第1及び第2光
を各々受光する第1及び第2受光部を有する光検出器
と、前記第1及び第2受光部を通じて検出され光電変換
された信号から光ディスクの傾斜による収差を補正する
信号処理部とを含むことを特徴とする。
は、光を照射する光源と、入射光の進行経路を変換する
光路変換手段と、光ディスクに光スポットが結ぶように
入射光を集束する対物レンズと、光ディスクに主光スポ
ットと副光スポットとを含んだ少なくとも二つの光スポ
ットが結ぶように、入射光を第1光と第2光とを含んだ
少なくとも二つの光に分岐するが、前記第1光と第2光
の光軸が傾くようにする光分岐手段と、前記光ディスク
から反射して前記光路変換手段を経て入射する第1及び
第2光を各々受光するが、第1光を中心部及び周縁部に
分けて受光し、受光した光を独立的に光電変換して電気
信号を検出する複数の受光領域を有する第1受光部、及
び第2光を中心部及び周縁部に分けて受光し、受光した
光を独立的に光電変換して電気信号を検出する複数の受
光領域を有する第2受光部を具備する光検出器と、前記
第1及び第2受光部を通じて検出され光電変換された信
号から光ディスクの傾斜による収差、光ディスクの厚さ
変化による収差及びクロストークにより劣化した信号を
補正する信号処理部とを含むことを特徴とする。
発明の望ましい実施形態を詳しく説明する。図2を参照
すると、本発明の一実施形態による光ピックアップ装置
は、光源11と、光ディスク1に同時に少なくとも二つ
の光スポットが結ぶように入射光を分岐する光分岐手段
と、入射光の進行経路を変換する光路変換手段と、入射
光を集束する対物レンズ21と、光ディスク1で反射し
た光を受光する光検出器25、125と、光ディスク1
の厚さ偏差を補正する信号処理部30、130とを含ん
でなる。
GB以上に高めるために、光源11として約410nm
領域の短波長の光を照射する光源が採用され、対物レン
ズ21としてNA0.6以上の対物レンズが採用され
る。
ティングレンズ13を通過して集束されて平行光とな
る。光源11から照射された光は前記光分岐手段を通じ
て第1光及び第2光I、IIを含んだ少なくとも二つの光
に分岐して、図3に示したように、主光スポットSPm
と副光スポットSPsを形成する。副光スポットSPsは
光ディスク1の傾斜補正のためのものであって、コマ収
差が含まれているスポットである。ここで、光ディスク
1が傾斜なしに載置された場合、第1光Iはその光軸が
垂直なまま光ディスク1に入射する反面、第2光IIは傾
いて光ディスク1に入射する。従って、光ディスク1の
傾斜がない場合、図4に示したように、第1光Iは収差
のない主光スポットSPmを形成し、第2光IIは所定の
コマ収差を持つ副光スポットSPsを形成する。
置された場合、主光スポットSPmが歪曲され、副光ス
ポットSPsはディスクの傾斜方向によって歪曲量が増
加または減少することになる。図5はディスクが0.5
°で傾いて載置された場合を示したものであり、この場
合は副光スポットSPsに付け加えたコマ収差と同じ方
向に光ディスク1が傾いた場合に当たり、副光スポット
SPsの歪曲量が増加したことが分かる。一方、光ディ
スク1が逆方向に傾いた場合には、副光スポットSPs
の歪曲量が減少する。
mと副光スポットSPsとの関係により後述する信号処理
部30で光ディスクの傾斜程度に従いコマ収差が補正で
きる。
しに載置された状態において、主光スポットSPmは収
差のない光となり、副光スポットSPsはコマ収差を持
つ光となるようにする。このために、光分岐手段はホロ
グラム素子を具備することが望ましい。このホログラム
素子15は入射光を第1光及び第2光I及びIIに分岐す
ると共に、第1光Iは無収差光となり第2光IIは所定量
のコマ収差を持つ光となるように第2光IIに対して所定
のコマ収差を発生させる。第2光IIの光軸は第1光Iの
光軸に対して傾いており、副光スポットSPsが主光ス
ポットSPmとは光ディスク1の同一トラック上の相異
なる位置に結ばせる。
ンの形成される基板が等方性材質からなり、図6及び図
7に示したようなホログラムパターン15aを有する。
図面を参照すると、ホログラムパターン15aは第1光
Iが通過する中心に行くほど間隔が広まり、外側に行く
ほど間隔が狭まる、歪曲した複数のストライプ状に形成
される。
と対物レンズ21との光路上に設けられ入射光の進行経
路を変換する。すなわち、光源11の方から入射した光
は対物レンズ21の方に向かわせ、対物レンズ21の方
から入射した光は光検出器25、125の方に向かわせ
る。かかる光路変換手段としては、入射光を所定光量比
で分割し透過または反射して光の経路を変換するビーム
スプリッター17を含むことが望ましい。
通じて分岐した第1光及び第2光I、IIの各々を集束し
て、光ディスク1の同一トラックの相異なる位置に結ば
せる。
光I、IIの各々は対物レンズ21とビームスプリッター
17を経た後、集光レンズ23で集光されたまま光検出
器25、125に受光される。
施形態に係る光検出器25は、第1光及び第2光I、II
の各々を受光して光電変換する第1及び第2受光部26
及び27を具備する。また、一実施形態に係る信号処理
部30は、第1及び第2受光部26及び27の各々を通
じて検出され光電変換された信号から光ディスク1の傾
斜による収差を補正する。
処理部30は、次の数式(4)のように再生信号を演算
して光ディスクの傾斜変化によるコマ収差を補正する。
光電変換された前記主光スポットによる主再生信号であ
り、Ssubは第2受光部27で受光され光電変換された
前記副光スポットによる副再生信号であり、kは利得率
(gain factor)を表す。ここで、利得率k
は光ディスク1の傾斜の程度によりその大きさが変わ
り、傾斜の方向に従い負数または正数となる。すなわ
ち、利得率kはk値制御回路を通じて制御される値であ
って、光ディスク1の傾斜検出センサーによる傾斜信号
に比例して調整でき、あるいは再生信号のジッター(j
itter)が最小になるようにジッターをモニタリン
グした結果をフィードバッグして調整されうる。
及び27を通じて受光した信号間の位相差がある場合、
両信号間の位相を合わせるために先立つ信号の位相を遅
延させる。従って、両信号間に位相差がない場合、前記
ディレイ31は排除しても良い。
信号の補正動作を詳しく説明する。図9は光ディスクが
接線方向に0.25°傾いた場合、利得率k値による補
正ジッター量を示したグラフである。このグラフは対物
レンズの開口数が0.6、光源の波長が400nm、ト
ラックのピッチが0.37μm、最小マーク長さが0.2
5μmであり、変調コードとしてEFM+を用いる場合
に例えて示したものである。
ッター量の11.4%が、補正後例えばk=2で設定し
た場合、ジッター量が8.7%に、光ディスクが傾斜な
しに載置された場合のジッター量の8.3%近くに補正
されたことが分かる。
の補償は、副光スポットに半径方向のコマ収差を持つよ
うに前記ホログラム素子のパターンを決めることによっ
てできる。また、図10に示したように、副光スポット
SPsを接線方向及び半径方向の両方に傾くようにする
と、光ディスク1の半径方向及び接線方向の傾斜による
コマ収差を同時に補正できる。
態に係る光検出器125は、第1光及び第2光I、IIの
各々を受光する第1及び第2受光部126、127を具
備する。
周縁部とに分けて受光し、受光した光を独立的に光電変
換する複数の受光領域を有する。そして、第2受光部1
27も第2光IIを中心部と周縁部に分けて受光し、受光
した光を独立的に光電変換する複数の受光領域を有す
る。
第1光Iの中心部信号を検出する第1受光領域126a
と、光ディスク1の半径方向に対応した方向への第1受
光領域126aの両側に各々設けられて第1光Iの周縁
部信号を検出する第2及び第3受光領域126b及び1
26cを含むことが望ましい。ここで、第1光Iの周縁
部信号は光ディスク1の半径方向に対応した方向への周
縁部信号である。
を検出する第4受光領域127aと、光ディスク1の半
径方向に対応した方向で第4受光領域127aの両側に
各々設けられ、第2光IIの周縁部信号を検出する第5及
び第6受光領域127b及び127cを含む。
部126及び127を通じて検出した電気信号は後述す
る信号処理部130で処理され、光ディスクの傾斜によ
る収差及びクローストークにより劣化した信号が補正さ
れる。
うにするために、第1受光部126は図12に示したよ
うな分割構造を有するように変更できる。図12を参照
すると、第1受光部126’は4×2配列の八つの分割
領域a1、...、a8に分けている。すなわち、光ディ
スク1の半径方向に対応した方向に4分割され、光ディ
スク1の接線方向に対応した方向に2分割される。ここ
で、中央部の四つの分割領域a2、a3、a6、a7は入射
した第1光Iの中心部の光を受光し、残りの四つの分割
領域 a1、a4、a5、a8は第1光Iの周縁部の光を受光
する。
を検出しようとする場合、実質的に4分割領域を有する
通常の光検出器と同一の機能を遂行できるように、八つ
の分割領域をa1+a2、a3+a4、a5+a6、a7+a8
の四つの領域に分けてトラック誤差信号を検出する。一
方、クロストークを減らそうとする場合は、八つの分割
領域をa1+a5、a2+a6+a3+a7、a4+a8の三つ
の領域に分けて信号処理部130で信号を処理する。
第1受光部126と第2受光部127の各々を通じて検
出及び光電変換された信号から光ディスク1の傾斜によ
る光学収差及びクロストークを補正する。
り再生信号を演算して前記光ディスクの傾斜変化による
コマ収差を補正する。
れ光電変換された前記主光スポットにより主再生信号で
あり、Ssubは第2受光部127で受光され光電変換さ
れた前記副光スポットによる副再生信号であり、αは利
得率を表す。
生信号Smは、第1受光領域126aを通じて検出した
第1光Iの中心部信号値と、第2及び第3受光領域12
6b及び126cを通じて検出した第1光Iの周縁部信
号に光ディスク1の隣接トラックによるクロストークが
最小となるように調整される利得率βをかけた値との和
信号である。
信号Ssubは、第4受光領域127aを通じて検出した
第2光IIの中心部信号値と、第5及び第6受光領域12
7b及び127cを通じて検出した第2光IIの周縁部信
号に光ディスク1の隣接トラックによるクロストークが
最小となるように調整される利得率δをかけた値との和
信号である。
6及び127で中心部信号と周縁部信号とに分けて信号
を検出し、周縁部信号に所定の利得率βまたはδをかけ
ることによって、狭トラック光ディスク1の隣接トラッ
クによるクロストークの影響を減らしうる。
び第2受光部126及び127を通じて受光した信号間
の位相差が発生する場合、両信号間の位相を合わせるた
めに先立つ信号の位相を遅延させる。従って、両信号間
に位相差がない場合、ディレイ131は信号処理部13
0から排除しても良い。
再生信号の補正動作を詳しく説明する。図13は光ディ
スクが接線方向に0.25°の傾斜を持つ場合、利得率
α値による補正ジッター量を示したグラフである。この
グラフは対物レンズの開口数が0.6、光源の波長が4
00nm、トラックのピッチが0.37μm、最小マー
ク長さが0.25μmであり、変調コードとしてEFM
+を用いる場合に例えて示したものである。また、利得
率βとδはすべて2.0にした。
1に設定した場合と2.0に設定した場合を比べた時、
ジッター量が15.5%からジッター量が10.3%に約
5%くらい補正されたことが分かる。また、利得率αを
最適にした場合(α=2.0)、補正前のジッター量が
13.5%から補正後8.8%に改善されることが分か
る。一方、第2受光部で受光した光に対してはクロスト
ーク補正を行わなく、第1受光部で受光した光にのみク
ロストーク補正を行う場合(β=2.0、γ=1.0)に
も、利得率α=0.5に設定した場合ジッター量が1
0.2%で補正前に比べて改善されることが分かる。
の補償は、副光スポットに半径方向のコマ収差を持つよ
うに前記ホログラム素子のパターンを決めることによっ
て可能である。また、副光スポットSPsを接線方向及
び半径方向の両方に傾くようにすると、光ディスク1の
半径方向及び接線方向の傾斜によるコマ収差を同時に補
正できる。
態に係る光ピックアップ装置は、光源51と、光ディス
ク1に同時に少なくとも二つの光スポットが結ぶように
入射光を分岐する光分岐手段と、入射光の進行経路を変
換する光路変換手段と、入射光を集束する対物レンズ6
1と、光ディスク1から反射した光を受光する光検出器
70と、光ディスク1の厚さ偏差を補正する信号処理部
80とを含んでなる。ここで、光源51と対物レンズ6
1は各々図2に示したものと実質的に同一なのでその詳
しい説明は略する。
岐手段を通じて第1光及び第2光I’、II’を含んだ少
なくとも二つの光に分岐する。ここで、第1光及び第2
光I’、II’対物レンズ61を経て光ディスク1に集束
するものであって、第1光I’は無収差の主光スポット
SPmを形成し、第2光II’は所定のコマ収差を持つ副
光スポットSPsを形成する。ここで、第1光及び第2
光I’、II’は光ディスク1の同じ位置に結ぶものであ
って、その偏光方向によって区別される。
I’が一の偏光の無収差光となり第2光II’が他の偏光
のコマ収差を持つ光となるように、第2光II’に対して
所定のコマ収差を発生させる偏光ホログラム素子57を
具備することが望ましい。この偏光ホログラム素子57
に形成されたホログラムパターンは、図6及び図7を参
照して説明したホログラム素子15のパターンと実質的
に同一なので、その詳しい説明は略する。
57と対物レンズ61間の光路上に設けられて入射光を
所定光量比で透過または反射させて光の経路を変換する
ビームスプリッター59と、ビームスプリッター59と
光検出器70間の光路上に設けられ、光ディスク1から
反射しビームスプリッター59を経て入射した光を偏光
に従い透過または反射させる偏光ビームスプリッター6
5を含む。ここで、ビームスプリッター59と偏光ビー
ムスプリッター65との光路上には入射光を集光する集
光レンズ63がさらに具備できる。
73の各々は偏光ビームスプリッター65で分岐した第
1光及び第2光I’、II’の各々を受光できるように配
置される。従って、偏光ビームスプリッター65で分岐
した一の偏光の第1光I’は第1受光部71で受光さ
れ、他の偏光の第2光II’は第2受光部72で受光され
る。
1、72の各々を通じて検出及び光電変換された信号か
ら光ディスク1の傾斜による収差を補正する。
は、図8を参照して説明した光検出器25及び信号処理
部30、並びに図11及び図12を参照して説明した光
検出器125及び信号処理部130の各々と実質的に同
一に構成されるので、その詳しい説明は略する。
する場合の収差補正及びデフォーカス特性改善の効果を
図15ないし図22を参照して詳しく説明する。
及び信号処理部80の各々を図8を参照して説明した光
検出器25及び信号処理部30の各々と同一に構成した
場合の特性を示したグラフである。
よるジッター量の変化を示したグラフであり、補正前の
ジッター量に比べて補正後のジッター量が大幅に減るこ
とが分かる。ここで、補正後のジッター量は利得率kを
動的制御することによって最適化したものである。図1
6は光ディスクの半径方向への傾斜による最適化した利
得率kを示したグラフである。また、光ディスク接線方
向及び半径方向との対角線方向に傾いた場合にも利得率
kを調節してコマ収差を補正することによってジッター
値を大幅に減らしうる。
ター量の補正効果を示したグラフであり、図18は光デ
ィスクの厚さ偏差による補正時の最適化した利得率kを
示したグラフである。図17及び図18から、利得率k
値を調整することによって補正後のジッター特性を大幅
に改善できることが分かる。
化によるジッター値の変化を示したグラフであり、図2
0は光ディスクのデフォーカス量の変化による補正時の
最適化した利得率kを示したグラフである。図19及び
図20から、利得率k値を調整することによって補正後
のジッター特性を大幅に改善できることが分かる。
処理部80の各々を図11及び図12を参照して説明し
た光検出器125及び信号処理部130の各々と同一に
構成した場合の特性を示したグラフである。
た場合のクロストーク補正及び収差補正の効果を図21
及び図22を参照して詳しく説明する。
生時、ジッター量の改善効果を説明するために示したグ
ラフであり、図22は光ディスクの半径方向での傾斜発
生時、ジッター量の改善効果を説明するために示したグ
ラフである。
主光スポットのみを用いた場合の結果を示したものであ
る。そして、参照符号Bは副光スポットを用いて光ディ
スクの収差を補正したものであって、信号処理部でクロ
ストーク補正の演算を適用しなかった場合の結果を示し
たものである。また、参照符号Cは副光スポットを用い
て光ディスクの収差を補正したものであって、第1受光
部で受光した信号に対してはクロストーク補正の演算を
適用し、第2受光部に受光した信号に対してはクロスト
ーク補正の演算を適用しなかった場合の結果を示したも
のである。そして、参照符号Dは副光スポットを用いて
光ディスクの収差を補正したものであって、第1及び第
2受光部に受光した信号のすべてに対してクロストーク
補正の演算を適用した場合の結果を示したものである。
たように、二つの光スポットを用いて光ディスクの収差
補正を行うと共に、第1及び第2受光部を複数個の分割
領域に分けて、検出した信号を中心部信号と周縁部信号
とに分け周縁部信号には所定の利得を与えた場合、光デ
ィスクの接線方向及び半径方向での傾斜によるジッター
特性が大幅に改善されることが分かる。
差の第1光とコマ収差を持つ第2光を用いて光ディスク
に主光スポットと副光スポットが結ぶようにすると共
に、光検出器の第1及び第2受光部の各々で受光した光
を数式(4)に示したような演算を通じて再生信号を検
出する場合、光ディスクの傾斜によるコマ収差及び光デ
ィスクの厚さ偏差による球面収差が補正できるので、再
生信号のジッター特性を大幅に改善できる。また、デフ
ォーカス特性も改善できる。
じて再生信号を検出すると共に、第1及び第2受光部を
複数の受光領域に分けてクロストーク補正を行うことに
よって、光ディスクの傾斜によるコマ収差及び光ディス
クの厚さ偏差による球面収差が補正できクロストークが
低減できるので、再生信号のジッター特性がさらに改善
できる。
略図である。
置の光学的配置を示した概略図である。
スポットを示した概略図である。
と副光スポットの形状を示した図面である。
ットと副光スポットの形状を示した図面である。
る。
る。
た概略図である。
を持つ場合、利得率k値による補正ジッター量を示した
グラフである。
に傾いた場合、主光スポットと副光スポットの形状を示
した図面である。
示した概略図である。
した概略図である。
0.25°の傾斜を持つ場合、利得率α、β、δ値によ
る補正ジッター量を示したグラフである。
プ装置の光学的配置を示した概略図である。
ジッター量の変化及び補正時の最適化した利得率kを示
したグラフである。
ジッター量の変化及び補正時の最適化した利得率kを示
したグラフである。
量の変化及び補正時の最適化した利得率kを示したグラ
フである。
量の変化及び補正時の最適化した利得率kを示したグラ
フである。
よるジッター量の変化及び補正時の最適化した利得率k
を示したグラフである。
よるジッター量の変化及び補正時の最適化した利得率k
を示したグラフである。
1に示した光検出器及び信号処理部を有する場合、光デ
ィスクの接線方向での傾斜の補正効果を説明するために
示したグラフである。
1に示した光検出器及び信号処理部を有する場合、光デ
ィスクの半径方向での傾斜の補正効果を説明するために
を示したグラフである。
Claims (14)
- 【請求項1】 光を照射する光源と、 光ディスクに主光スポットと副光スポットとを含んだ少
なくとも二つの光スポットが結ぶように、入射光を第1
光と第2光とを含んだ少なくとも二つの光に分岐する光
分岐手段と、 入射光の進行経路を変換する光路変換手段と、 光ディスクに光スポットが結ぶように入射光を集束する
対物レンズと、 前記光ディスクから反射して前記光路変換手段を経て入
射する第1及び第2光を各々受光する第1及び第2受光
部を有し、検出された信号を光電変換する光検出器と、 前記第1及び第2受光部を通じて検出され光電変換され
た信号から光ディスクの傾斜による収差を補正する信号
処理部とを含むことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項2】 前記光分岐手段は、前記光ディスクが正
常状態において、前記主光スポットは収差のない光とな
り前記副光スポットはコマ収差を持つ光となるように、
前記第2光に対して所定の収差を発生させるホログラム
素子を具備することを特徴とする請求項1に記載の光ピ
ックアップ装置。 - 【請求項3】 前記光分岐手段は、前記第1光が一の偏
光の無収差光となり、前記第2光が他の偏光のコマ収差
を持つ光となるように、前記第2光に対して所定の収差
を発生させる偏光ホログラム素子を具備し、 前記光路変換手段は、入射光を所定の光量比で透過また
は反射させて光の経路を変換するビームスプリッター
と、前記ビームスプリッターと前記光検出器との光路上
に設けられて前記光ディスクから反射し前記ビームスプ
リッターを経て入射する光を偏光に従い透過または反射
させる偏光ビームスプリッターとを含み、 前記光検出器の第1及び第2受光部の各々は、前記偏光
ビームスプリッターで分岐した第1及び第2光の各々を
受光するように配置されたことを特徴とする請求項1に
記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項4】 前記第1受光部で受光され光電変換され
た前記主光スポットによる主再生信号をSm、前記第2
受光部で受光され光電変換された前記副光スポットによ
る副再生信号をSsub、利得率をkとするとき、 前記信号処理部は、下記の数式により再生信号を演算し
て光ディスクの傾斜変化による収差を補正するようにし
たことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか一
つに記載の光ピックアップ装置。 再生信号 = Sm + k(Sm - Ssub) - 【請求項5】 前記信号処理部は、 補正しようとする光学収差量により前記利得率k値が最
適化されるように制御するk値制御回路をさらに含むこ
とを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項6】 前記信号処理部は、 前記主光スポットと副光スポットの位相がずれる場合、
位相を合わせる遅延回路をさらに含むことを特徴とする
請求項4に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項7】 光を照射する光源と、 光ディスクに主光スポットと副光スポットとを含んだ少
なくとも二つの光スポットが結ぶように、入射光を第1
光と第2光とを含んだ少なくとも二つの光に分岐する光
分岐手段と、 入射光の進行経路を変換する光路変換手段と、 光ディスクに光スポットが結ぶように入射光を集束する
対物レンズと、 前記光ディスクから反射して前記光路変換手段を経て入
射する第1及び第2光を各々受光するが、第1光を中心
部及び周縁部に分けて受光し、受光した光を独立的に光
電変換して電気信号を検出する複数の受光領域を有する
第1受光部と、第2光を中心部及び周縁部に分けて受光
し、受光した光を独立的に光電変換して電気信号を検出
する複数の受光領域を有する第2受光部とを具備する光
検出器と、 前記第1及び第2受光部を通じて検出され光電変換され
た信号から光ディスクの傾斜による収差、光ディスクの
厚さ変化による収差及びクロストークにより劣化した信
号を補正する信号処理部とを含むことを特徴とする光ピ
ックアップ装置。 - 【請求項8】 前記第1受光部で受光され光電変換され
た前記主光スポットによる主再生信号をSm、前記第2
受光部で受光され光電変換された前記副光スポットによ
る副再生信号をSsub、利得率をαとするとき、 前記信号処理部は、下記の数式により再生信号を演算し
て光ディスクの傾斜変化による収差を補正するようにし
たことを特徴とする請求項7に記載の光ピックアップ装
置。 再生信号= Sm + α(Sm - Ssub) - 【請求項9】 前記第1受光部で検出した主再生信号S
mは、 一受光領域を通じて検出した第1光の中心部での信号値
と、他の受光領域を通じて検出した第1光の周縁部での
信号に前記光ディスクの隣のトラックによるクロストー
クが最小となるように調整された利得率βをかけた値と
の和信号であることを特徴とする請求項8に記載の光ピ
ックアップ装置。 - 【請求項10】 前記第1受光部は、 前記第1光の中心部の信号を検出する第1受光領域と、 前記光ディスクの半径方向に対応した方向への前記第1
受光領域の両側の各々に設けられて前記第1光の周縁部
での信号を検出する第2及び第3受光領域を含むことを
特徴とする請求項9に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項11】 前記第2受光部で検出した副再生信号
Ssubは、一受光領域を通じて検出した第2光の中心部
での信号値と、他の受光領域を通じて検出した第2光の
周縁部での信号に前記光ディスクの隣のトラックによる
クロストークが最小となるように調整された利得率δを
かけた値との和信号であることを特徴とする請求項8に
記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項12】 前記第2受光部は、 前記第2光の中心部の信号を検出する第4受光領域と、 前記光ディスクの半径方向に対応した方向への前記第4
受光領域の両側の各々に設けられて前記第2光の周縁部
での信号を検出する第5及び第6受光領域を含むことを
特徴とする請求項11に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項13】 前記光分岐手段は、 前記光ディスクが正常状態において、前記主光スポット
は収差のない光となり前記副光スポットはコマ収差を持
つ光となるように、前記第2光に対して所定の収差を発
生させるホログラム素子を具備することを特徴とする請
求項7ないし請求項12の何れか一つに記載の光ピック
アップ装置。 - 【請求項14】 前記光分岐手段は、 前記第1光が一の偏光の無収差光となり、前記第2光が
他の偏光のコマ収差を持つ光となるように、前記第2光
に対して所定の収差を発生させる偏光ホログラム素子を
具備し、 前記光路変換手段は、入射光を所定の光量比で透過また
は反射させて光の経路を変換するビームスプリッター
と、前記ビームスプリッターと前記光検出器間の光路上
に設けられて前記光ディスクから反射し前記ビームスプ
リッターを経て入射する光を偏光に従い透過または反射
させる偏光ビームスプリッターとを含み、 前記光検出器の第1及び第2受光部の各々は、前記偏光
ビームスプリッターで分岐した第1及び第2光の各々を
受光するように配置されたことを特徴とする請求項7に
記載の光ピックアップ装置。
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