JP2883549B2 - ディスクプレーヤーの信号再生回路 - Google Patents
ディスクプレーヤーの信号再生回路Info
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- JP2883549B2 JP2883549B2 JP6283796A JP28379694A JP2883549B2 JP 2883549 B2 JP2883549 B2 JP 2883549B2 JP 6283796 A JP6283796 A JP 6283796A JP 28379694 A JP28379694 A JP 28379694A JP 2883549 B2 JP2883549 B2 JP 2883549B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、絶対時間情報に基づい
て蛇行して形成されたトラックを有するディスクから信
号を再生する信号再生回路に関する。
て蛇行して形成されたトラックを有するディスクから信
号を再生する信号再生回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】線速度一定にて回転するディスクに記録
されている信号を光学式ピックアップにより読み出して
再生するディスクプレーヤーが普及しているが、最近で
は、再生だけでなく、ディスクに信号を記録することが
出来るように構成されたディスクプレーヤーが開発され
ている。斯かる記録動作を行うことが出来るディスクプ
レーヤーに使用されるディスクには、予め僅かな振幅で
蛇行しているトラックが形成されており、このトラック
の蛇行は、絶対時間情報に基づいて形成されている。
されている信号を光学式ピックアップにより読み出して
再生するディスクプレーヤーが普及しているが、最近で
は、再生だけでなく、ディスクに信号を記録することが
出来るように構成されたディスクプレーヤーが開発され
ている。斯かる記録動作を行うことが出来るディスクプ
レーヤーに使用されるディスクには、予め僅かな振幅で
蛇行しているトラックが形成されており、このトラック
の蛇行は、絶対時間情報に基づいて形成されている。
【０００３】そして、斯かる記録動作を行うように構成
されたディスクプレーヤーは、前記ディスクに形成され
ているトラックの蛇行を検出することによって得られる
ウォブルと呼ばれる信号から絶対時間を検出して、音楽
等の記録される信号であるデータ信号を所定の位置に記
録するとともに該ウォブル信号から絶対時間を検出して
再生動作動作を行うように構成されている。
されたディスクプレーヤーは、前記ディスクに形成され
ているトラックの蛇行を検出することによって得られる
ウォブルと呼ばれる信号から絶対時間を検出して、音楽
等の記録される信号であるデータ信号を所定の位置に記
録するとともに該ウォブル信号から絶対時間を検出して
再生動作動作を行うように構成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】斯かる記録動作を行う
ように構成されたディスクプレーヤーは、ディスクに記
録されているデータ信号及びウォブル信号の再生動作
は、光学式ピックアップによって行われるが、斯かる再
生動作を行う場合に、データ信号とウォブル信号の識別
が難しいという問題がある。
ように構成されたディスクプレーヤーは、ディスクに記
録されているデータ信号及びウォブル信号の再生動作
は、光学式ピックアップによって行われるが、斯かる再
生動作を行う場合に、データ信号とウォブル信号の識別
が難しいという問題がある。
【０００５】本発明は、斯かる問題を解決したディスク
プレーヤーの信号再生回路を提供しようとするものであ
る。
プレーヤーの信号再生回路を提供しようとするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の信号再生回路
は、メインビームと該メインビームの前後に形成される
第１サブビーム及び第２サブビームとよりなる３つのビ
ームにより絶対時間情報に基づいて蛇行して形成された
トラックを有するディスクから信号の読み取り動作、フ
ォーカス制御動作及びトラッキング制御動作を行うよう
に構成された光学式ピックアップと、該光学式ピックア
ップに設けられているとともに前記第１サブビーム、メ
インビーム及び第２サブビームのディスクからの反射光
を各々受ける第１サブビーム用光検出器、メインビーム
用光検出器及び第２サブビーム用光検出器と、第１サブ
ビーム用光検出器より得られる信号の中からウォブル信
号を除去するフィルター回路と、該フィルター回路の出
力信号を遅延させる遅延回路とより構成されている。
は、メインビームと該メインビームの前後に形成される
第１サブビーム及び第２サブビームとよりなる３つのビ
ームにより絶対時間情報に基づいて蛇行して形成された
トラックを有するディスクから信号の読み取り動作、フ
ォーカス制御動作及びトラッキング制御動作を行うよう
に構成された光学式ピックアップと、該光学式ピックア
ップに設けられているとともに前記第１サブビーム、メ
インビーム及び第２サブビームのディスクからの反射光
を各々受ける第１サブビーム用光検出器、メインビーム
用光検出器及び第２サブビーム用光検出器と、第１サブ
ビーム用光検出器より得られる信号の中からウォブル信
号を除去するフィルター回路と、該フィルター回路の出
力信号を遅延させる遅延回路とより構成されている。
【０００７】
【作用】本発明は、メインビーム用光検出器より得られ
る信号からサブビームより得られ、且つ遅延回路により
遅延された信号を減算することにより、ウォブル信号を
得るようにしたものである。
る信号からサブビームより得られ、且つ遅延回路により
遅延された信号を減算することにより、ウォブル信号を
得るようにしたものである。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の信号再生回路を示す回路図、
図２は光学式ピックアップのビームと光検出器との関係
を示す関係図である。図２において、１は線速度一定に
て回転駆動されるディスクに形成されているプリグルー
ブと呼ばれる溝であり、図示したように蛇行して形成さ
れているとともにその蛇行は、周知のように絶対時間情
報に基づいて形成されている。２は前記プリグルーブ１
の間に形成されている信号トラックであり、信号が記録
されるように構成されている。
図２は光学式ピックアップのビームと光検出器との関係
を示す関係図である。図２において、１は線速度一定に
て回転駆動されるディスクに形成されているプリグルー
ブと呼ばれる溝であり、図示したように蛇行して形成さ
れているとともにその蛇行は、周知のように絶対時間情
報に基づいて形成されている。２は前記プリグルーブ１
の間に形成されている信号トラックであり、信号が記録
されるように構成されている。
【０００９】３は光学式ピックアップ（図示せず）より
照射されるメインビームであり、信号の再生動作を正確
に行っている状態では、図示したように信号トラック２
上に位置するように制御される。４及び５は、前記メイ
ンビーム３の前後に形成される第１サブビーム及び第２
サブビームであり、信号の再生動作を正確に行っている
状態では、図示したようにプリグルーブ１上に各々対称
に位置するように制御される。
照射されるメインビームであり、信号の再生動作を正確
に行っている状態では、図示したように信号トラック２
上に位置するように制御される。４及び５は、前記メイ
ンビーム３の前後に形成される第１サブビーム及び第２
サブビームであり、信号の再生動作を正確に行っている
状態では、図示したようにプリグルーブ１上に各々対称
に位置するように制御される。
【００１０】６は前記光学式ピックアップ内に設けられ
ているとともに前記メインビーム３のディスクからの反
射光を受けるメインビーム用光検出器であり、図示した
ように第１検出部Ａ，第２検出部Ｂ，第３検出部Ｃ及び
第４検出部Ｄの部分に４分割されている。７は前記光学
式ピックアップ内に設けられているとともに前記第１サ
ブビーム４のディスクからの反射光を受ける第１サブビ
ーム用光検出器であり、図示したように第１検出部Ｅ及
び第２検出部Ｆの左右の部分に２分割されている。８は
前記光学式ピックアップ内に設けられているとともに前
記第２サブビーム５のディスクからの反射光を受ける第
２サブビーム用光検出器であり、図示したように第１検
出部Ｇ及び第２検出部Ｈの左右の部分に２分割されてい
る。
ているとともに前記メインビーム３のディスクからの反
射光を受けるメインビーム用光検出器であり、図示した
ように第１検出部Ａ，第２検出部Ｂ，第３検出部Ｃ及び
第４検出部Ｄの部分に４分割されている。７は前記光学
式ピックアップ内に設けられているとともに前記第１サ
ブビーム４のディスクからの反射光を受ける第１サブビ
ーム用光検出器であり、図示したように第１検出部Ｅ及
び第２検出部Ｆの左右の部分に２分割されている。８は
前記光学式ピックアップ内に設けられているとともに前
記第２サブビーム５のディスクからの反射光を受ける第
２サブビーム用光検出器であり、図示したように第１検
出部Ｇ及び第２検出部Ｈの左右の部分に２分割されてい
る。
【００１１】以上の如く、メインビーム３、第１サブビ
ーム４及び第２サブビーム５とメインビーム用光検出器
６、第１サブビーム用光検出器７及び第２サブビーム用
光検出器８とは関係づけられているが、次に斯かる光検
出器６、７、８の受光動作による信号再生動作につい
て、図１を参照にして説明する。
ーム４及び第２サブビーム５とメインビーム用光検出器
６、第１サブビーム用光検出器７及び第２サブビーム用
光検出器８とは関係づけられているが、次に斯かる光検
出器６、７、８の受光動作による信号再生動作につい
て、図１を参照にして説明する。
【００１２】３ビーム法によるトラッキング制御動作及
び非点収差法によるフォーカス制御動作は、周知の動作
原理によって行うことが出来るので、本説明では省略す
る。９は前記メインビーム用光検出器６を構成する第１
検出部Ａと第２検出部Ｂより得られる信号を加算する第
１加算回路であり、その出力端子にＡ＋Ｂの信号を出力
するように構成されている。１０は前記メインビーム用
光検出器６を構成する第３検出部Ｃと第４検出部Ｄより
得られる信号を加算する第２加算回路であり、その出力
端子にＣ＋Ｄの信号を出力するように構成されている。
び非点収差法によるフォーカス制御動作は、周知の動作
原理によって行うことが出来るので、本説明では省略す
る。９は前記メインビーム用光検出器６を構成する第１
検出部Ａと第２検出部Ｂより得られる信号を加算する第
１加算回路であり、その出力端子にＡ＋Ｂの信号を出力
するように構成されている。１０は前記メインビーム用
光検出器６を構成する第３検出部Ｃと第４検出部Ｄより
得られる信号を加算する第２加算回路であり、その出力
端子にＣ＋Ｄの信号を出力するように構成されている。
【００１３】１１は前記第１加算回路９及び第２加算回
路１０の出力信号が入力されるとともに該信号を加算す
る第３加算回路であり、その出力端子にＡ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄ
の信号を出力するように構成されている。斯かる第３加
算回路１１より出力される信号であるＡ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄの
信号は、信号トラック２に記録されている信号、即ちデ
ータ信号となる。１２は前記第１加算回路９の出力信号
及び第２加算回路１０の出力信号が入力されるとともに
該第１加算回路９の出力信号から第２加算回路１０の出
力信号を差し引く第１減算回路であり、その出力端子に
は、（Ａ＋Ｂ）−（Ｃ＋Ｄ）の信号を出力するように構
成されている。斯かる第１減算回路１２より出力される
信号である（Ａ＋Ｂ）−（Ｃ＋Ｄ）の信号は、信号トラ
ック２の蛇行に伴って変化する信号、即ちウォブル信号
であり、このウォブル信号を復調することによって絶対
時間情報を得ることが出来る。
路１０の出力信号が入力されるとともに該信号を加算す
る第３加算回路であり、その出力端子にＡ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄ
の信号を出力するように構成されている。斯かる第３加
算回路１１より出力される信号であるＡ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄの
信号は、信号トラック２に記録されている信号、即ちデ
ータ信号となる。１２は前記第１加算回路９の出力信号
及び第２加算回路１０の出力信号が入力されるとともに
該第１加算回路９の出力信号から第２加算回路１０の出
力信号を差し引く第１減算回路であり、その出力端子に
は、（Ａ＋Ｂ）−（Ｃ＋Ｄ）の信号を出力するように構
成されている。斯かる第１減算回路１２より出力される
信号である（Ａ＋Ｂ）−（Ｃ＋Ｄ）の信号は、信号トラ
ック２の蛇行に伴って変化する信号、即ちウォブル信号
であり、このウォブル信号を復調することによって絶対
時間情報を得ることが出来る。
【００１４】１３は前記第１サブビーム用光検出器７を
構成する第１検出部Ｅより得られる信号が入力されると
ともに該信号を増幅する増幅回路であり、該第１検出部
Ｅより得られる信号は、図２に示した第１サブビーム４
の信号トラック２側の部分より得られる信号である。従
って、前記第１検出部Ｅより得られる信号の中には、メ
インビーム３によって再生されるデータ信号とウォブル
信号とが多く含まれることになる。
構成する第１検出部Ｅより得られる信号が入力されると
ともに該信号を増幅する増幅回路であり、該第１検出部
Ｅより得られる信号は、図２に示した第１サブビーム４
の信号トラック２側の部分より得られる信号である。従
って、前記第１検出部Ｅより得られる信号の中には、メ
インビーム３によって再生されるデータ信号とウォブル
信号とが多く含まれることになる。
【００１５】１４は前記増幅回路１３によって増幅され
た信号が入力されるとともに該信号の中からウォブル信
号の周波数成分を除去する第１フィルター回路、１５は
前記増幅回路１３によって増幅された信号が入力される
とともに該信号の中からデータ信号の周波数成分を除去
する第２フィルター回路、１６は前記第１フィルター回
路１４を通過した信号、即ちウォブル信号の周波数成分
が除去された信号が入力されるとともに該信号を遅延さ
せる第１遅延回路であり、その遅延時間は、第１サブビ
ーム４の位置にメインビーム３が移動するまでに要する
時間になるように設定されている。１７は前記第２フィ
ルター回路１５を通過した信号、即ちデータ信号の周波
数成分が除去された信号が入力されるとともに該信号を
遅延させる第２遅延回路であり、その遅延時間は、第１
サブビーム４の位置にメインビーム３が移動するまでに
要する時間になるように設定されている。
た信号が入力されるとともに該信号の中からウォブル信
号の周波数成分を除去する第１フィルター回路、１５は
前記増幅回路１３によって増幅された信号が入力される
とともに該信号の中からデータ信号の周波数成分を除去
する第２フィルター回路、１６は前記第１フィルター回
路１４を通過した信号、即ちウォブル信号の周波数成分
が除去された信号が入力されるとともに該信号を遅延さ
せる第１遅延回路であり、その遅延時間は、第１サブビ
ーム４の位置にメインビーム３が移動するまでに要する
時間になるように設定されている。１７は前記第２フィ
ルター回路１５を通過した信号、即ちデータ信号の周波
数成分が除去された信号が入力されるとともに該信号を
遅延させる第２遅延回路であり、その遅延時間は、第１
サブビーム４の位置にメインビーム３が移動するまでに
要する時間になるように設定されている。
【００１６】１８は前記第１減算回路１２の出力信号が
＋側入力端子に入力されるとともに前記第１遅延回路１
６により遅延された信号が−側入力端子に入力される第
２減算回路である。１９は前記第３加算回路１１の出力
信号が＋側入力端子に入力されるとともに前記第２遅延
回路１７により遅延された信号が−側入力端子に入力さ
れる第３減算回路である。
＋側入力端子に入力されるとともに前記第１遅延回路１
６により遅延された信号が−側入力端子に入力される第
２減算回路である。１９は前記第３加算回路１１の出力
信号が＋側入力端子に入力されるとともに前記第２遅延
回路１７により遅延された信号が−側入力端子に入力さ
れる第３減算回路である。
【００１７】以上の如く、本発明の信号再生回路は構成
されているが、次に斯かる回路の動作について説明す
る。ディスクプレーヤーに設けられている再生用の操作
釦を押圧操作すると、制御回路等の働きによってディス
クプレーヤーの再生動作状態が構成される。斯かる再生
動作状態において、光学式ピックアップは、３ビーム法
によってトラッキングサーボの制御動作が行われるとと
もに非点収差法によってフォーカシングサーボの制御動
作が行われる。斯かる制御動作が行われることによっ
て、レーザーより出力されるメインビーム３、第１サブ
ビーム４及び第２サブビーム５は、各々図２に示す位置
に位置せしめられる。
されているが、次に斯かる回路の動作について説明す
る。ディスクプレーヤーに設けられている再生用の操作
釦を押圧操作すると、制御回路等の働きによってディス
クプレーヤーの再生動作状態が構成される。斯かる再生
動作状態において、光学式ピックアップは、３ビーム法
によってトラッキングサーボの制御動作が行われるとと
もに非点収差法によってフォーカシングサーボの制御動
作が行われる。斯かる制御動作が行われることによっ
て、レーザーより出力されるメインビーム３、第１サブ
ビーム４及び第２サブビーム５は、各々図２に示す位置
に位置せしめられる。
【００１８】斯かる状態において、メインビーム用光検
出器６を構成する第１検出部Ａ、第２検出部Ｂ、第３検
出部Ｃ及び第４検出部Ｄより得られる信号は、前述した
ように第１加算回路９、第２加算回路１０、第３加算回
路１１及び第１減算回路１２による演算動作が行われ、
前記第３加算回路１１の出力端子には、Ａ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄ
のデータ信号が出力され、前記第１減算回路１２の出力
端子には、（Ａ＋Ｂ）−（Ｃ＋Ｄ）のウォブル信号が出
力される。
出器６を構成する第１検出部Ａ、第２検出部Ｂ、第３検
出部Ｃ及び第４検出部Ｄより得られる信号は、前述した
ように第１加算回路９、第２加算回路１０、第３加算回
路１１及び第１減算回路１２による演算動作が行われ、
前記第３加算回路１１の出力端子には、Ａ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄ
のデータ信号が出力され、前記第１減算回路１２の出力
端子には、（Ａ＋Ｂ）−（Ｃ＋Ｄ）のウォブル信号が出
力される。
【００１９】また、第１サブビーム光検出器７を構成す
る第１検出部Ｅより得られる信号は、増幅回路１３によ
って増幅された後、第１フィルター回路１４及び第２フ
ィルター回路１５に入力される。前記第１フィルター回
路１４を通過する信号は、前述したようにウォブル信号
の周波数成分が除去された信号、即ちデータ信号が多い
信号Ｅ１となる。そして、前記第２フィルター回路１５
を通過する信号は、前述したようにデータ信号の周波数
成分が除去された信号、即ちウォブル信号が多い信号Ｅ
２となる。
る第１検出部Ｅより得られる信号は、増幅回路１３によ
って増幅された後、第１フィルター回路１４及び第２フ
ィルター回路１５に入力される。前記第１フィルター回
路１４を通過する信号は、前述したようにウォブル信号
の周波数成分が除去された信号、即ちデータ信号が多い
信号Ｅ１となる。そして、前記第２フィルター回路１５
を通過する信号は、前述したようにデータ信号の周波数
成分が除去された信号、即ちウォブル信号が多い信号Ｅ
２となる。
【００２０】前記第１フィルター回路１４の出力信号で
あるＥ１は、第１遅延回路１６に入力され、所定時間遅
延された後、第２減算回路１８の−側入力端子に入力さ
れる。そして、前記第２減算回路１８の＋側入力端子に
は、前記第１減算回路１２の出力信号である（Ａ＋Ｂ）
−（Ｃ＋Ｄ）のウォブル信号が入力されるため、該第２
減算回路１８の出力端子には、（Ａ＋Ｂ）−（Ｃ＋Ｄ）
−Ｅ１の信号が出力されることになる。斯かるＥ１信号
は、メインビーム３が第１サブビーム４の位置まで移動
するまでに要する時間だけ遅延されているため、前記
（Ａ＋Ｂ）−（Ｃ＋Ｄ）の信号とＥ１信号とは、略同一
地点の再生信号となり、しかも該Ｅ１信号の中のウォブ
ル信号成分が除去されているため、前記第２減算回路１
８の出力端子には、前記第１減算回路１２の出力信号で
ある（Ａ＋Ｂ）−（Ｃ＋Ｄ）のウォブル信号の中からデ
ータ信号を差し引いた信号となる。従って、前記第２減
算回路１８の出力端子には、データ信号が除去されたウ
ォブル信号となり、ディスクに記録されているウォブル
信号の識別再生動作を正確に行うことが出来る。
あるＥ１は、第１遅延回路１６に入力され、所定時間遅
延された後、第２減算回路１８の−側入力端子に入力さ
れる。そして、前記第２減算回路１８の＋側入力端子に
は、前記第１減算回路１２の出力信号である（Ａ＋Ｂ）
−（Ｃ＋Ｄ）のウォブル信号が入力されるため、該第２
減算回路１８の出力端子には、（Ａ＋Ｂ）−（Ｃ＋Ｄ）
−Ｅ１の信号が出力されることになる。斯かるＥ１信号
は、メインビーム３が第１サブビーム４の位置まで移動
するまでに要する時間だけ遅延されているため、前記
（Ａ＋Ｂ）−（Ｃ＋Ｄ）の信号とＥ１信号とは、略同一
地点の再生信号となり、しかも該Ｅ１信号の中のウォブ
ル信号成分が除去されているため、前記第２減算回路１
８の出力端子には、前記第１減算回路１２の出力信号で
ある（Ａ＋Ｂ）−（Ｃ＋Ｄ）のウォブル信号の中からデ
ータ信号を差し引いた信号となる。従って、前記第２減
算回路１８の出力端子には、データ信号が除去されたウ
ォブル信号となり、ディスクに記録されているウォブル
信号の識別再生動作を正確に行うことが出来る。
【００２１】また、前記第２フィルター回路１５の出力
信号であるＥ２は、第２遅延回路１７に入力され、所定
時間遅延された後、第３減算回路１９の−側入力端子に
入力される。そして、前記第３減算回路１９の＋側入力
端子には、前記第３加算回路１１の出力信号であるＡ＋
Ｂ＋Ｃ＋Ｄのデータ信号が入力されるため、該第３減算
回路１９の出力端子には、Ａ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄ−Ｅ２の信号
が出力されることになる。斯かるＥ２信号は、メインビ
ーム３が第１サブビーム４の位置まで移動するまでに要
する時間だけ遅延されているため、前記Ａ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄ
の信号とＥ２信号とは、略同一地点の再生信号となり、
しかも該Ｅ２信号の中のデータ信号成分が除去されてい
るため、前記第３減算回路１９の出力端子には、前記第
３加算回路１１の出力信号であるＡ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄのデー
タ信号の中からウォブル信号を差し引いた信号となる。
従って、前記第３減算回路１９の出力端子には、ウォブ
ル信号が除去されたデータ信号となり、ディスクに記録
されているデータ信号の識別再生動作を正確に行うこと
が出来る。
信号であるＥ２は、第２遅延回路１７に入力され、所定
時間遅延された後、第３減算回路１９の−側入力端子に
入力される。そして、前記第３減算回路１９の＋側入力
端子には、前記第３加算回路１１の出力信号であるＡ＋
Ｂ＋Ｃ＋Ｄのデータ信号が入力されるため、該第３減算
回路１９の出力端子には、Ａ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄ−Ｅ２の信号
が出力されることになる。斯かるＥ２信号は、メインビ
ーム３が第１サブビーム４の位置まで移動するまでに要
する時間だけ遅延されているため、前記Ａ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄ
の信号とＥ２信号とは、略同一地点の再生信号となり、
しかも該Ｅ２信号の中のデータ信号成分が除去されてい
るため、前記第３減算回路１９の出力端子には、前記第
３加算回路１１の出力信号であるＡ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄのデー
タ信号の中からウォブル信号を差し引いた信号となる。
従って、前記第３減算回路１９の出力端子には、ウォブ
ル信号が除去されたデータ信号となり、ディスクに記録
されているデータ信号の識別再生動作を正確に行うこと
が出来る。
【００２２】以上の如く、本発明におけるウォブル信号
の再生動作及びデータ信号の再生動作は行われるが、本
実施例における第１フィルター回路１４及び第２フィル
ター回路１５は、急峻なフィルター特性が要求されるた
め、例えばノッチフィルターを使用すれば良い。また、
第１サブビーム４の反射光を検出する第１サブビーム用
光検出器７を第１検出部Ｅと第２検出部Ｆの左右の部分
に分割し、信号トラック側の反射光が照射される方の検
出部（実施例の場合には第１検出部Ｅ）、即ち信号トラ
ックより得られる信号が多く含まれている反射光が照射
される方の検出部より得られる信号を利用してウォブル
信号の再生検出動作及びデータ信号の再生検出動作を行
うようにすると、他方の検出部より得られる信号、即ち
信号トラックより得られる信号とは関係の無い信号が、
第１フィルター回路１４及び第２フィルター回路１５に
入力されないので、ウォブル信号の再生検出動作及びデ
ータ信号の再生検出動作を正確に行うことが出来る。
の再生動作及びデータ信号の再生動作は行われるが、本
実施例における第１フィルター回路１４及び第２フィル
ター回路１５は、急峻なフィルター特性が要求されるた
め、例えばノッチフィルターを使用すれば良い。また、
第１サブビーム４の反射光を検出する第１サブビーム用
光検出器７を第１検出部Ｅと第２検出部Ｆの左右の部分
に分割し、信号トラック側の反射光が照射される方の検
出部（実施例の場合には第１検出部Ｅ）、即ち信号トラ
ックより得られる信号が多く含まれている反射光が照射
される方の検出部より得られる信号を利用してウォブル
信号の再生検出動作及びデータ信号の再生検出動作を行
うようにすると、他方の検出部より得られる信号、即ち
信号トラックより得られる信号とは関係の無い信号が、
第１フィルター回路１４及び第２フィルター回路１５に
入力されないので、ウォブル信号の再生検出動作及びデ
ータ信号の再生検出動作を正確に行うことが出来る。
【００２３】
【発明の効果】本発明の信号再生回路は、光学式ピック
アップに設けられているとともに第１サブビーム、メイ
ンビーム及び第２サブビームのディスクからの反射光を
各々受ける第１サブビーム用光検出器、メインビーム用
光検出器及び第２サブビーム用光検出器と、前記第１サ
ブビーム用光検出器より得られる信号の中からウォブル
信号を除去するフィルター回路と、該フィルター回路の
出力信号を遅延させる遅延回路とを設け、前記メインビ
ーム用光検出器より得られる信号から前記遅延回路によ
り遅延された信号を減算処理することによりウォブル信
号を得るようにしたので、該ウォブル信号の再生検出動
作を正確に行うことが出来る。
アップに設けられているとともに第１サブビーム、メイ
ンビーム及び第２サブビームのディスクからの反射光を
各々受ける第１サブビーム用光検出器、メインビーム用
光検出器及び第２サブビーム用光検出器と、前記第１サ
ブビーム用光検出器より得られる信号の中からウォブル
信号を除去するフィルター回路と、該フィルター回路の
出力信号を遅延させる遅延回路とを設け、前記メインビ
ーム用光検出器より得られる信号から前記遅延回路によ
り遅延された信号を減算処理することによりウォブル信
号を得るようにしたので、該ウォブル信号の再生検出動
作を正確に行うことが出来る。
【００２４】また、本発明の信号再生回路は、光学式ピ
ックアップに設けられているとともに第１サブビーム、
メインビーム及び第２サブビームのディスクからの反射
光を各々受ける第１サブビーム用光検出器、メインビー
ム用光検出器及び第２サブビーム用光検出器と、前記第
１サブビーム用光検出器より得られる信号の中からデー
タ信号を除去するフィルター回路と、該フィルター回路
の出力信号を遅延させる遅延回路とを設け、前記メイン
ビーム用光検出器より得られる信号から前記遅延回路に
より遅延された信号を減算処理することによりデータ信
号を得るようにしたので、該データ信号の再生検出動作
を正確に行うことが出来る。
ックアップに設けられているとともに第１サブビーム、
メインビーム及び第２サブビームのディスクからの反射
光を各々受ける第１サブビーム用光検出器、メインビー
ム用光検出器及び第２サブビーム用光検出器と、前記第
１サブビーム用光検出器より得られる信号の中からデー
タ信号を除去するフィルター回路と、該フィルター回路
の出力信号を遅延させる遅延回路とを設け、前記メイン
ビーム用光検出器より得られる信号から前記遅延回路に
より遅延された信号を減算処理することによりデータ信
号を得るようにしたので、該データ信号の再生検出動作
を正確に行うことが出来る。
【００２５】更に、本発明は、第１サブビームの反射光
を検出する第１サブビーム用光検出器を第１検出部と第
２検出部の左右の部分に分割し、信号トラック側の反射
光が照射される方の検出部、即ち信号トラックより得ら
れる信号が多く含まれている反射光が照射される方の検
出部より得られる信号を利用してウォブル信号の再生検
出動作及びデータ信号の再生検出動作を行うようにした
ので、他方の検出部より得られる信号、即ち信号トラッ
クより得られる信号とは関係の無い信号が、第１フィル
ター回路及び第２フィルター回路に入力されないので、
ウォブル信号の再生検出動作及びデータ信号の再生検出
動作を正確に行うことが出来る。
を検出する第１サブビーム用光検出器を第１検出部と第
２検出部の左右の部分に分割し、信号トラック側の反射
光が照射される方の検出部、即ち信号トラックより得ら
れる信号が多く含まれている反射光が照射される方の検
出部より得られる信号を利用してウォブル信号の再生検
出動作及びデータ信号の再生検出動作を行うようにした
ので、他方の検出部より得られる信号、即ち信号トラッ
クより得られる信号とは関係の無い信号が、第１フィル
ター回路及び第２フィルター回路に入力されないので、
ウォブル信号の再生検出動作及びデータ信号の再生検出
動作を正確に行うことが出来る。
【図１】本発明の信号再生回路を示す回路図である。
【図２】光学式ピックアップのビームと光検出器との関
係を示す関係図である。
係を示す関係図である。
１ プリグルーブ ２ 信号トラック ３ メインビーム ４ 第１サブビーム ５ 第２サブビーム ６ メインビーム用光検出器 ７ 第１サブビーム用光検出器 ８ 第２サブビーム用光検出器 １４ 第１フィルター回路 １５ 第２フィルター回路 １６ 第１遅延回路 １７ 第２遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 7/00 G11B 7/09 - 7/095 G11B 7/24 561
Claims (3)
- 【請求項１】メインビームと該メインビームの前後に形
成される第１サブビーム及び第２サブビームとよりなる
３つのビームにより絶対時間情報に基づいて蛇行して形
成されたトラックを有するディスクから信号の読み取り
動作、フォーカス制御動作及びトラッキング制御動作を
行うように構成された光学式ピックアップにより信号の
再生動作を行うように構成されたディスクプレーヤーに
おいて、前記光学式ピックアップに設けられているとと
もに前記第１サブビーム、メインビーム及び第２サブビ
ームのディスクからの反射光を各々受ける第１サブビー
ム用光検出器、メインビーム用光検出器及び第２サブビ
ーム用光検出器と、前記第１サブビーム用光検出器より
得られる信号の中からウォブル信号を除去するフィルタ
ー回路と、該フィルター回路の出力信号を遅延させる遅
延回路とより成り、前記メインビーム用光検出器より得
られる信号から前記遅延回路により遅延された信号を減
算処理することによりウォブル信号を得るようにしたこ
とを特徴とするディスクプレーヤーの信号再生回路。 - 【請求項２】メインビームと該メインビームの前後に形
成される第１サブビーム及び第２サブビームとよりなる
３つのビームにより絶対時間情報に基づいて蛇行して形
成されたトラックを有するディスクから信号の読み取り
動作、フォーカス制御動作及びトラッキング制御動作を
行うように構成された光学式ピックアップにより信号の
再生動作を行うように構成されたディスクプレーヤーに
おいて、前記光学式ピックアップに設けられているとと
もに前記第１サブビーム、メインビーム及び第２サブビ
ームのディスクからの反射光を各々受ける第１サブビー
ム用光検出器、メインビーム用光検出器及び第２サブビ
ーム用光検出器と、前記第１サブビーム用光検出器より
得られる信号の中からデータ信号を除去するフィルター
回路と、該フィルター回路の出力信号を遅延させる遅延
回路とより成り、前記メインビーム用光検出器より得ら
れる信号から前記遅延回路により遅延された信号を減算
処理することによりデータ信号を得るようにしたことを
特徴とするディスクプレーヤーの信号再生回路。 - 【請求項３】第１サブビーム用光検出器を左右の第１及
び第２の検出部に分割するとともに該第１及び第２の検
出部の中の信号トラック側の反射光が照射される方の検
出部より得られる信号をフィルター回路に導くようにし
たことを特徴とする請求項１または請求項２に記載の信
号再生回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6283796A JP2883549B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | ディスクプレーヤーの信号再生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6283796A JP2883549B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | ディスクプレーヤーの信号再生回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08147709A JPH08147709A (ja) | 1996-06-07 |
| JP2883549B2 true JP2883549B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=17670257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6283796A Expired - Fee Related JP2883549B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | ディスクプレーヤーの信号再生回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2883549B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3696092B2 (ja) | 2000-01-06 | 2005-09-14 | 三星電子株式会社 | 光ピックアップ装置 |
| KR20010068556A (ko) | 2000-01-06 | 2001-07-23 | 윤종용 | 광픽업장치 |
| KR100464441B1 (ko) * | 2002-12-28 | 2005-01-03 | 삼성전자주식회사 | 신호 검출 방법 및 장치 및 이를 적용한 광기록 및/또는재생기기 |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP6283796A patent/JP2883549B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08147709A (ja) | 1996-06-07 |
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