JPH09251650A - 記録再生装置およびトラッキングエラー検出装置 - Google Patents

記録再生装置およびトラッキングエラー検出装置

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JPH09251650A
JPH09251650A JP8061397A JP6139796A JPH09251650A JP H09251650 A JPH09251650 A JP H09251650A JP 8061397 A JP8061397 A JP 8061397A JP 6139796 A JP6139796 A JP 6139796A JP H09251650 A JPH09251650 A JP H09251650A
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track
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JP8061397A
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Yasuo Sasaki
康夫 佐々木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トラッキングエラーのオフセットをキャンセル
する回路は、MDとCDとで別の回路となり、装置の小
型化、低消費電力化の障害となる。 【解決手段】フォトディテクタPD-A〜PD-Dからの信
号に基づいてトラッキングエラー検出部200に必要な
信号を合成する信号生成部100と、トラッキングエラ
ーの検出を行うトラッキングエラー検出部200を、同
一の集積回路1内に形成するようにした。トラッキング
エラー検出部200は、ピットによりデータトラックが
構成されるCDに対してトラッキングエラーのオフセッ
トをキャンセルするTPP回路と、ウォブルの形成され
たデータトラックを有するMDに対してトラッキングエ
ラーのオフセットをキャンセルするWPP回路およびト
ラックオン回路と、それらのいずれかの回路の選択する
選択回路とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばコンパク
トディスク(CD)やミニディスク(MD)などに対応
可能な記録再生装置、および、その記録再生装置に用い
られるトラッキングエラー検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD)やミニディ
スク(MD)などのいわゆる光ディスクに対して記録/
再生を行う記録再生装置において、トラックを適切に追
従するトラッキングサーボの方法としては、主ビームを
挟んで配された2つの副ビームからの反射光の光量を比
較する3スポット方式が主に用いられている。しかし、
装置の簡略化・小型化および信頼性の点から、1スポッ
トでトラッキングエラーを検出することのできるプッシ
ュプル法が着目されている。プッシュプル法は、ピット
や溝により回折、反射されて再び対物レンズに入射した
光の強度分布が、そのピットや溝とスポットとの相対的
な位置により変化することを利用し、その反射光を複数
に分割したフォトディテクタで受光し、各フォトディテ
クタで受光した光の光量差に基づいてトラッキングエラ
ーを求める方法である。
【0003】ところで、このプッシュプル法において
は、対物レンズが変動した場合にスポットがフォトディ
テクタ上で移動してしまい、トラッキングエラー信号に
直流オフセットが生じるという問題がある。この直流オ
フセットは、対物レンズのみが移動するような構成のピ
ックアップを用いた場合や、ディスクのスキューにより
ディスク面がビームの光軸に対して90°からずれてし
まった場合などに生じる。そこで、プッシュプル法を用
いる場合には、この直流オフセットをキャンセルする必
要がある。そのような、直流オフセットをキャンセルし
て適切にトラッキングエラーを検出することのできる方
法としては、たとえば、次のような方法がある。
【0004】前述したようなレンズ変動やディスクのス
キューに対しては、RF信号のエンベロープがわずかに
変調されることを利用して、特にそのエンベロープのピ
ーク値の変化を検出し、その変化と所定の係数を乗算し
て直流オフセットを求めキャンセルする方法がある。こ
のトラッキングエラー検出方法は、TPP(Top holdPu
sh-Pull)と呼ばれるもので、CDの再生装置に通常用
いられている方法である。
【0005】また、トラックにウォブル(トラックが蛇
行している状態)が形成されているディスク状記録媒体
に対してトラッキングサーボをかける場合には、フォト
ディテクタの出力信号に含まれるウォブル周波数成分の
振幅が対物レンズの位置によって変化することを利用し
て、そのウォブル周波数成分の振幅を検出し対物レンズ
の位置を求め、トラッキングエラーに生じるオフセット
値をキャンセルする方法がある。このトラッキングエラ
ー検出方法は、WPP(Wobble Push-Pull)と呼ばれる
もので、記録・再生が可能なMD装置にしばしば用いら
れる方法である。
【0006】このWPP法は、光ピックアップのフォト
ディテクタによって検出された信号に含まれるウォブル
周波数成分を検出する方法なので、トラッキングサーボ
がかけられて、ディスクの回転が線速度一定にロックさ
れていないと正しく動作しない。そこで、トラッキング
サーボがオフの時に、オフセットをキャンセルすること
のできる方法と併用する必要がある。そのような回路と
して、トラックオン回路がある。トラックオン回路は、
トラッキングエラー信号のピークレベルとボトムレベル
を検出して、その平均値をオフセット値として用いるこ
とにより、トラッキングエラー信号よりオフセット値を
キャンセルする方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光磁気記録
(MO)方式によりデータが記録されており再生も可能
なMDと、ピットによりデータが記録されている再生専
用のCDとでは、ディスクの信号を取り出してから後の
処理を同様の処理系により実行することが可能である。
すなわち、誤り訂正、変調方式、サブコード処理などの
信号処理方式は、MD装置とCD装置において同じ方式
を適用することができる。そして、光ピックアップやそ
のような信号処理系の部品や回路を共通化し、さらに集
積して製造することにより、それらの装置の小型化や、
低消費電力化を実現している。
【0008】しかし、前述したような、トラッキングエ
ラーのオフセットをキャンセルする回路は、MD装置と
CD装置とで別の回路を設ける必要があり共通化するこ
とができなかった。そのため、このオフセットのキャン
セルを行う回路は、各装置ごとにディスクリートな回路
部品により構成されており、装置の小型化、低消費電力
化の障害となっていた。またMD装置においては、正確
にトラッキングサーボをかけようとすると前述したよう
に複数のトラッキングエラーの検出回路を具える必要が
あり、回路規模が大きくなり消費電力が増大するという
問題もあった。
【0009】したがって本発明の目的は、MDに対して
もCDに対してもトラッキングエラーのオフセットをキ
ャンセルすることができ、したがって正確なトラッキン
グが可能で、低消費電力化および装置の小型化が可能な
記録再生装置を提供することにある。また、本発明の他
の目的は、記録再生装置に適用することにより、MDに
対してもCDに対しても正確な記録/再生を可能とし、
低消費電力化、および、装置の小型化をもたらすような
トラッキングエラー検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、主にCD装置に適用されるトラッキングエラーオフ
セットキャンセル回路と、主にMD装置に適用されるト
ラッキングエラーオフセットキャンセル回路と、光ピッ
クアップとの間の信号合成を行う回路を、同一のRF−
IC内に収容するようにした。そして、外部より必要な
回路を選択することにより、種々の形態の分割センサを
有する光ピックアップと接続してトラッキングエラー検
出装置を構成できるようにし、CD装置に対してもMD
装置に対しても適応できるようにした。
【0011】したがって、本発明の記録再生装置は、デ
ィスク状記録媒体に対してプッシュプル法によりトラッ
キングサーボを行いデータの記録再生を行う記録再生装
置であって、記録媒体からの反射光を分割センサで受光
し、その受光量に基づいた光検出信号を出力する光ピッ
クアップと、MDに対してオントラック状態で有効とな
る第1のトラッキングエラー検出回路と、MDに対して
オフトラック状態で有効となる第2のトラッキングエラ
ー検出回路と、CDに対して有効となる第3のトラッキ
ングエラー検出回路と、記録媒体およびトラッキングの
状態に基づいて第1〜第3のトラッキングエラー検出回
路のいずれかを選択する選択回路とを有し、その選択さ
れたトラッキングエラー検出回路により検出されたトラ
ッキングエラー信号に基づいてトラッキングサーボを行
い、データの記録/再生を行う。なお、前記第1〜第3
のトラッキングエラー検出回路および前記選択回路は、
一体的に同一の集積回路上の構成される。
【0012】具体的には、前記第1のトラッキングエラ
ー検出回路は、対物レンズの相対的変動に伴ってトラッ
キングエラー信号に生じるオフセット成分を、ウォブル
の蛇行成分の振幅に基づいてキャンセルし、その補正さ
れたトラッキングエラー信号を出力する。また、前記第
2のトラッキングエラー検出回路は、前記オフセット成
分を、トラッキングサーボを有効にした瞬間のトラッキ
ングエラーオフセット値に基づいてキャンセルして補正
し、その補正されたトラッキングエラー信号を出力す
る。また、前記第3のトラッキングエラー検出回路は、
前記オフセット成分を、光検出信号のピーク値の振幅に
基づいてキャンセルし、その補正されたトラッキングエ
ラー信号を出力する。
【0013】好適には、前記記録再生装置は、前記分割
センサの各センサから出力される光検出信号に基づい
て、前記集積回路の第1〜第3のトラッキングエラー検
出回路に入力される所望の信号を合成する信号処理手段
をさらに前記集積回路内に有し、所望のトラッキングサ
ーボを行う。
【0014】また、本発明のトラッキングエラー検出装
置は、第1〜第3のトラッキングエラー検出回路と、そ
のいずれかを選択する選択回路と、前記第1〜第3のト
ラッキングエラー検出回路に入力される所望の信号を合
成する信号処理手段が集積回路上に構成された装置であ
る。その第1のトラッキング検出回路は、対物レンズの
変動に伴ってトラッキングエラー信号に生じるオフセッ
ト成分を、ウォブルの蛇行成分の振幅に基づいてキャン
セルしてトラッキングエラー信号を検出し、第2のトラ
ッキングエラー検出回路は、前記オフセット成分を、ト
ラッキングサーボを有効にした瞬間のトラッキングエラ
ーオフセット値に基づいてキャンセルしてトラッキング
エラー信号を検出し、第3のトラッキングエラー検出回
路は、前記オフセット成分を、光検出信号のピーク値の
振幅に基づいてキャンセルしてトラッキングエラー信号
を検出する。また、選択回路は、ウォブルを有するトラ
ックを対象としてオントラック状態の時に第1のトラッ
キングサーボ検出回路を、ウォブルを有するトラックを
対象としてオフトラック状態の時に第2のトラッキング
サーボ検出回路を、ピットの形成されたトラックを対象
とする時に第3のトラッキングサーボ検出回路を各々有
効にする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1〜図
5を参照して説明する。本実施の形態においては、コン
パクトディスク(CD)とミニディスク(MD)の両方
に対して処理可能で、CDに対しては再生専用の、MD
に対しては記録/再生可能な記録再生装置として動作す
る光ディスク装置の、特にトラッキングエラーの検出に
係わる構成部について説明する。図1は、前述したよう
な光ディスク装置の、トラッキングエラーの検出に係わ
る主な構成部を示すブロック図である。図1に示すよう
に、トラッキングエラーの検出は、フォトディテクタP
D、信号合成部100およびトラッキングエラー検出部
200により主に行われる。
【0016】なお、本実施の形態において、信号合成部
100およびトラッキングエラー検出部200は、RF
信号の処理を行う回路が集積された集積回路1(RF−
IC)内に、他の回路とともに一体的に構成されてい
る。
【0017】また、本実施の形態で記録/再生対象とす
るMDのユーザ記録領域は、図4に示すような蛇行状の
案内溝(ウォブル)が形成されたトラックで構成されて
いる。図4において、ディスク500には、溝部にあた
るプリグルーブ501と、陸部にあたるランド502が
形成されており、その縁部が所定の周期で蛇行してい
る。そして、このプリグルーブ501をスポット503
が追従してデータの記録/再生を行う。本実施の形態に
おいて、このようなデータトラックを、以後、ウォブル
状トラックと言う。このMDの内周側には、制御情報が
記録された制御情報領域があり、この領域はピットによ
りデータが記録されている。また、本実施の形態の光デ
ィスク装置で用いるCDは、ピットでデータトラックが
構成される通常用いられる光ディスクである。MDの制
御情報領域およびCDに適用されている、ピット列によ
り形成されているトラックを、以後、ピットトラックと
言う。
【0018】まず、光ディスク装置のトラッキングエラ
ーの検出に係わる各部の構成について説明する。フォト
ディテクタPDは、光ピックアップ(OP)内に設けら
れ、記録媒体で回折・反射された光を検出し、その光量
に応じた信号A〜Dを出力する。本実施の形態のフォト
ディテクタPDは、4個のフォトディテクタPD-A〜P
D-Dが図示のごとく配置された4分割PDが用いられて
いる。4個のフォトディテクタPD-A〜PD-Dのうち、
2個のフォトディテクタPD-A,PD-Bがデータトラッ
クに左側に反射する1次回折光を検出し、残りの2個の
フォトディテクタPD-C,PD-Dがデータトラックの右
側に反射する−1次回折光を検出する。
【0019】信号合成部100は、フォトディテクタP
Dより出力される信号より、後述するトラッキングエラ
ー検出部200に入力するのに適した所望の信号を生成
する。本実施の形態の信号合成部100は、3つの加算
器101〜103を有する。まず、第1の加算器101
においては、フォトディテクタPD-Aからの出力信号A
と、フォトディテクタPD-Bからの出力信号Bを加算
し、全1次回折光の光量に対応する出力信号L(=A+
B)を生成する。第2の加算器102は、フォトディテ
クタPD-Cからの出力信号Cと、フォトディテクタPD
-Dからの出力信号Dを加算し、全−1次回折光の光量に
対応する出力信号R(=C+D)を生成する。また、第
3の加算器103は、第1の加算器101および第2の
加算器102の出力をさらに加算し、フォトディテクタ
PD-A〜PD-Dで検出した全光量に対応する出力信号I
g(=A+B+C+D)を出力する。
【0020】トラッキングエラー検出部200は、プッ
シュプル法によりトラッキングエラーを検出するための
回路である。トラッキングエラー検出部200は、信号
合成部100を介して入力された信号に基づいてトラッ
キングエラーTEを検出する。そのトラッキングエラー
検出部200の構成について、図2を参照して詳細に説
明する。トラッキングエラー検出部200は、3つのト
ラッキングエラー検出回路、WPP部210、トラック
オン部230、TPP部250、および、それらの切換
回路271,272を有する。
【0021】WPP部210は、図4に示すような、ウ
ォブル状トラックを処理対象とし、さらに特に、オント
ラック状態の時に実質的に有効とされるトラッキングエ
ラー検出回路である。WPP部210は、第1〜第3の
ウォブル振幅検出部211,212,215、減算器2
13,214,219,222、割り算器216,22
0、係数乗算器217、保持手段218および切換器2
21を有する。WPP部210には、フォトディテクタ
PD-Aの出力信号A、フォトディテクタPD-Dの出力信
号D、加算器101の出力信号L、加算器102の出力
信号R、加算器103の出力信号Igが入力される。
【0022】第1のウォブル振幅検出部211は、フォ
トディテクタPD-Aの出力信号Aより、フォトディテク
タPD-A側(左側)のウォブルの振幅信号Awを検出す
る。この第1のウォブル振幅検出部211の構成を図3
に示す。第1のウォブル振幅検出部211は、バンドパ
スフィルタ225、全波整流器226およびローパスフ
ィルタ227を有する。第1のウォブル振幅検出部21
1においては、入力された信号Aをバンドパスフィルタ
225で帯域制限し、全波整流器226で整形した後、
ローパスフィルタ227を通過させて信号Aの振幅を検
出する。
【0023】第2のウォブル振幅検出部212は、第1
のウォブル振幅検出部211と同様に、フォトディテク
タPD-Dの出力信号Dより、フォトディテクタPD-D側
(右側)のウォブルの振幅信号Dwを検出する。第2の
ウォブル振幅検出部212の構成および動作は、図3を
参照して前述した第1のウォブル振幅検出部211の構
成と同じである。減算器213は、第1のウォブル振幅
検出部211で検出された左側ウォブルの振幅成分Aw
と、第2のウォブル振幅検出部212で検出された右側
ウォブルの振幅成分Dwとの蛇行差Aw−Dwを求め、
その差を割り算器216に出力する。
【0024】また、減算器214においては、フォトデ
ィテクタPD-Aからの出力信号Aと、フォトディテクタ
PD-Dからの出力信号Dの差が求められ、その差(A−
D)が第3のウォブル振幅検出部215に出力される。
第3のウォブル振幅検出部215は、入力されたプッシ
ュプル信号(A−D)におけるウォブルの振幅信号(A
−D)wを検出し、割り算器216に出力する。この第
3のウォブル振幅検出部215の構成および動作も、前
述した第1のウォブル振幅検出部211の構成と同じで
ある。割り算器216は、減算器213より入力された
信号Aw−Dwを被除数、第3のウォブル振幅検出部2
15より入力された信号(A−D)wを除数として、式
1に示す割り算を行い、その結果を係数乗算器217に
出力する。
【0025】
【数1】 (Aw−Dw)/(A−D)w ・・・(1)
【0026】そして係数乗算器217においては、式2
に示すように、割り算器216における割り算結果に所
定の係数Kw を乗じて,トラッキングエラー信号のキャ
ンセル値を得る。そのキャンセル値は、保持手段218
に保持される。
【0027】
【数2】 Kw ×(Aw−Dw)/(A−D)w ・・・(2)
【0028】一方、減算器219は、全1次回折光の光
量に対応する出力信号Lと全−1次回折光の光量に対応
する出力信号Rとの差を求め、求められた結果を割り算
器220に出力する。割り算器220は、減算器219
の減算結果を被除数、入力される全光量に対応する出力
信号Igを除数として除算を行い、全光量で正規化され
たプッシュプル信号を得る。そして、減算器222にお
いて、割り算器220で求められたプッシュプル信号よ
り保持手段218に保持されているオフセット値を減じ
る。その結果、式3に示すような、オフセットのキャン
セルされたプッシュプル信号であり、トラッキングエラ
ーに相当する信号TEW が得られる。
【0029】
【数3】 TEW =(L−R)/Ig − Kw ×(Aw−Dw)/(A−D)w ・・・(3)
【0030】なお、切換器221は、WPP部210に
おけるオフセット値のキャンセルをON/OFFするた
めのスイッチである。WPP部210が有効であり、第
1のウォブル振幅検出部211〜係数乗算器217で求
められ保持手段218に記憶されているオフセット値を
プッシュプル信号より減じる場合には、切換器221は
端子aを選択する。また、後述するトラックオン部23
0を有効にする時は、切換器221は端子bを選択して
減算器222における減算値を0にし、オフセットキャ
ンセル前のプッシュプル信号を出力する。WPP部21
0の出力は、トラックオン部230および切換回路27
1の端子aに出力される。
【0031】トラックオン部230は、WPP部210
の動作を補完するためのトラッキングエラー検出回路で
ある。すなわち、WPP部210と同様にデータトラッ
クにウォブルが設けられている記録媒体を処理対象とし
ている時で、トラッキングサーボがかかっていない、あ
るいはかけられた直後のオフトラック状態の時に、WP
P部210に代わってトラッキングエラーを出力するた
めの回路である。トラックオン部230は、ピークホー
ルド部231、ボトムホールド部232、中間値演算部
233、保持手段234および減算器235を有する。
なお、トラックオン部230は、図示せぬトラッキング
サーボのON/OFFを制御する信号が入力され、この
信号に基づいて動作する。
【0032】ピークホールド部231およびボトムホー
ルド部232は、たとえばトラックジャンプした直後で
あって、トラッキングサーボがONになった瞬間のピー
ク値およびボトム値を保持する。中間値演算部233
は、ピークホールド部231に保持されているピーク値
と、ボトムホールド部232に保持されているボトム値
の中間値を算出し、トラッキングエラー信号のオフセッ
ト値として保持手段234に保持する。そして、減算器
235において、WPP部210より出力されたトラッ
キングエラー信号より、保持手段234に保持されてい
るオフセット値を減じる。その結果、オフセットのキャ
ンセルされたプッシュプル信号であり、トラッキングエ
ラーに相当する信号TER が得られる。トラックオン部
230の出力は、切換回路271の端子bに出力され
る。
【0033】TPP部250は、CDのようなピットに
よりデータトラックが構成されているような記録媒体を
処理対象とする時に、トラッキングエラーを出力するた
めの回路である。そのTPP法について図5を参照して
説明する。図5は、全1次回折光の光量に対応する信号
LのRFエンベロープ波形である。図5において波形P
は信号Lのピーク、信号Sはプッシュプル方式でトラッ
キングをかける時に使用するRFエンベロープをLPF
(ローパスフィルタ)を通した後の信号、信号Qは信号
Sのオフセットの変化を示す波形である。レンズシフト
やディスクのスキューによるオフセットをキャンセルす
るには、信号Sからオフセットの変化qを引けばよい。
すなわち、q=Kt ×pとなるような定数K t (Kt
1)を決めると、オフセットをキャンセルした信号はS
−Kt ×pで表される。したがって、ピークの変化pを
求めれば、オフセット値も得ることができる。なお。本
実施の形態においては、Kt =0.8とする。
【0034】このような処理を行うTPP部250は、
第1のピークホールド回路251、第2のピークホール
ド回路254、第1の係数乗算器252、第2の係数乗
算器255および減算器253,256,257を有す
る。第1のピークホールド回路251は、入力された全
1次回折光の光量に対応する出力信号Lのピーク値Lp
を保持する。このピーク値に、第1の係数乗算器252
において予め定めた定数Kt を乗じオフセット信号とす
る。そして、減算器253において、この乗算結果Kt
×Lpを、さらに順次入力される全1次回折光の光量に
対応する出力信号Lより減じることにより、オフセット
のキャンセルされた1次回折光の光量に対応する出力信
号が得られる。
【0035】同様に、第2のピークホールド回路254
は、入力された全−1次回折光の光量に対応する出力信
号Rのピーク値Rpを保持する。このピーク値に、第2
の係数乗算器255において予め定めた定数Kt を乗じ
オフセット信号とする。そして、減算器256におい
て、この乗算結果Kt ×Rpを、さらに順次入力される
全−1次回折光の光量に対応する出力信号Rより減じる
ことにより、オフセットのキャンセルされた−1次回折
光の光量に対応する出力信号が得られる。
【0036】そして、減算器257において、減算器2
53より出力されたオフセットのキャンセルされた1次
回折光の光量に対応する出力信号と、減算器256より
出力されたオフセットのキャンセルされた−1次回折光
の光量に対応する出力信号との差が求められ、トラッキ
ングエラー信号TET として切換回路272に出力され
る。
【0037】切換回路271は、トラッキングサーボが
有効であるか否かを示す信号OFFTRKに基づいて切り換え
られ、トラッキングサーボが有効である場合には、端子
aを選択してWPP部210で検出されたトラッキング
エラー信号TEW を出力し、トラッキングサーボが有効
でない場合には、端子bを選択してトラックオン部23
0で検出されたトラッキングエラー信号TER を出力す
る。なお、トラッキングサーボが有効な場合とは、オン
トラックな状態で、逆に言えばWPP部210が正しく
動作している状態である。また、トラッキングサーボが
有効でない場合とは、トラックジャンプなどによりトラ
ッキングサーボがOFFの間と、トラッキングサーボが
ONされた後にブレーキパルスなどが発生されてオント
ラックな状態に収束するまでの間とを合わせた期間であ
る。
【0038】また、この切換回路271に同期して、ト
ラックオン部230の切換器221も切り換えられる。
具体的には、切換回路271が端子aを選択してWPP
部210からのトラッキングエラー信号TEW を選択し
ている時には、切換器221も端子aを選択してWPP
部210のオフセットキャンセル回路を有効にし、切換
回路271が端子bを選択してトラックオン部230か
らのトラッキングエラー信号TER を選択している時に
は、切換器221は端子bを選択してWPP部210か
らはオフセットキャンセルの行われていない信号がトラ
ックオン部230に入力されるようにする。
【0039】切換回路272は、トラック識別信号GR/P
ITに基づいて、処理対象のトラックに応じて切り換えら
れる。処理対象のトラックが、図4に示したようなウォ
ブル状トラックの時には、切換回路272は端子aを選
択し、WPP部210またはトラックオン部230から
のトラッキングエラー信号TEW ,TER が出力される
ようにする。また、処理対象のトラックが、ピットトラ
ックの時には、端子bを選択し、TPP部250からの
トラッキングエラー信号TET が出力されるようにす
る。
【0040】次に、本実施の形態の光ディスク装置のト
ラッキングエラーの検出に係わる各部の動作について説
明する。まず、光ディスク装置の使用者がスイッチを操
作して選択すること、あるいは、ディスクをセットする
ことにより、処理対象のトラックの形態が決定され、図
示せぬ制御部によりトラック識別信号GR/PITが生成され
る。本実施の形態の光ディスク装置においては、ウォブ
ル状トラックを処理対象とする場合にこのトラック識別
信号GR/PITはLowとなる。生成されたトラック識別信
号GR/PITは、トラッキングエラー検出部200の切換回
路272に印加され、トラック識別信号GR/PITがLow
の場合には端子aが、Highの場合には端子bが選択
される。通常は、処理対象の記録媒体がMDの場合には
WPP部210およびトラックオン部230で検出され
たトラッキングエラーが、CDの場合にはTPP部25
0で検出されたトラッキングエラーが各々出力される。
【0041】記録媒体がセットされたら、図示せぬ制御
部の制御により直ちにディスクの回転が始動され、同時
にトラッキングサーボがかけられる。まず、左側のフォ
トディテクタPD-A,PD-B、および、右側のフォトデ
ィテクタPD-C,PD-Dの出力が、各々信号合成部10
0の加算器101および加算器102で加算されて、左
側の出力信号Lおよび右側の検出信号Rが生成され、さ
らにそれらが加算器103で加算されて、全光量に対応
する信号Igが生成される。フォトディテクタPD-A,
PD-Dから出力された信号A,D、および、生成された
信号L,R,Igは、トラッキングエラー検出部200
に入力され、トラッキングエラーの検出の処理に供され
る。以後、MDがセットされた場合とCDがセットされ
た場合に分けて、トラッキングエラーの検出の動作につ
いて説明する。なお、ここでMDがセットされた場合と
は、ウォブル状トラックで形成されるMDのユーザ使用
領域が処理対象となっている場合を示す。
【0042】MDがセットされた場合には、トラック識
別信号GR/PITに基づいてWPP部210およびトラック
オン部230が実質的に有効となり、さらに、トラッキ
ングの状態を示す信号OFFTRKに基づいて、WPP部21
0およびトラックオン部230のいずれかが選択され
る。
【0043】トラッキングの状態を示す信号OFFTRKは、
前述したように、ヘッドがトラックを追従していない状
態の時(オフトラックの時)にLow、ヘッドがトラッ
クをほぼ追従している状態の時(オントラックの状態の
時)にHighとなる信号である。具体的に言えば、装
置の始動時および停止時を除いた通常の運用時には、ト
ラックジャンプをしている間、および、そのトラックジ
ャンプ終了後ブレーキパルスなどが印加されてヘッドの
位置が所望のトラック上にほぼ整定されるまでの間がオ
フトラックの状態であり、信号OFFTRKがLowになる。
この信号OFFTRKは、トラッキングエラー検出部200の
切換器221および切換回路271に印加され、信号OF
FTRKがLowの時には各々端子bを、信号OFFTRKがHi
ghの時には各々端子aが選択される。
【0044】MDがセットされた場合、左側のフォトデ
ィテクタPD-A,PD-Bからの信号Lと右側のフォトデ
ィテクタPD-C,PD-Dからの信号Rの差が、トラッキ
ングエラー検出部200の減算器219で求められてプ
ッシュプル信号が生成され、さらにその結果が信号Ig
を除数として割り算器220で除算されて正規化され、
オフセットのキャンセル前のトラッキングエラー信号が
求められる。
【0045】信号OFFTRKがHighでオントラックの時
には、第1のウォブル振幅検出部211〜保持手段21
8の回路でオフセット値が求められる。まず、左外側の
フォトディテクタPD-Aからの信号Aおよび右外側のフ
ォトディテクタPD-Dからの信号D各々より、第1のウ
ォブル振幅検出部211および第2のウォブル振幅検出
部212でウォブルの振幅成分Aw,Dwが求められ、
さらにその振幅成分Aw,Dwの差Aw−Dwが減算器
213で求められる。また、その信号Aおよび信号Dの
差が減算器214で求められ、プッシュプル信号である
その結果に対して第3のウォブル振幅検出部215でウ
ォブルの振幅成分(A−W)wが求められる。そして、
割り算器216において(Aw−Dw)/(A−D)w
を求め、係数乗算器217でKw 倍することにより、ウ
ォブルに基づいたオフセット値が求められる。求められ
たオフセット値は保持手段218に記憶される。
【0046】そして、減算器222において、割り算器
220で求められた元のトラッキングエラー信号に対し
て、オントラック状態なので端子aが選択されている切
換器221を介して入力されている保持手段218に記
憶されているオフセット値をキャンセルして、オフセッ
ト値のキャンセルされたトラッキングエラーTEW を生
成する。生成されたトラッキングエラーTEW は、切換
回路271、切換回路272を介して出力される。
【0047】また、信号OFFTRKがLowでオフトラック
の時には、トラックオン部230でオフセット値のキャ
ンセルされたトラッキングエラーが求められる。オフト
ラックの時には切換器221では端子bが選択されてい
るので、減算器222では減算は行われず、割り算器2
20で求められたオフセットのキャンセルされていない
トラッキングエラー信号がそのままトラッキングエラー
検出部200に出力される。
【0048】トラックオン部230においては、図示せ
ぬトラッキングサーボのON/OFFを制御する信号に
基づいて、トラッキングサーボがONになった瞬間のピ
ーク値およびボトム値をピークホールド部231および
ボトムホールド部232に保持し、中間値演算部233
でその中間値を算出して、オフセット値として保持手段
234に保持する。
そして、減算器235において、オフセ
ットのキャンセルされていないトラッキングエラー信号
に対して、保持手段234に記憶されているオフセット
値をキャンセルして、オフセット値のキャンセルされた
トラッキングエラーTER を生成する。生成されたトラ
ッキングエラーTER は、切換回路271、切換回路2
72を介して出力される。
【0049】CDがセットされた場合には、トラック識
別信号GR/PITに基づいてTPP部250が実質的に有効
となる。TPP部250においては、左側のフォトディ
テクタPD-A,PD-Bからの信号Lと右側のフォトディ
テクタPD-C,PD-Dからの信号Rのピーク値Lp,R
pが第1のピークホールド回路251および第2のピー
クホールド回路254で各々検出され、その検出された
ピーク値Lp,Rpに対して予め定めた定数Ktが係数
乗算器252,255で乗じられて、各オフセット値が
求められる。
【0050】次に、減算器253において、元の信号
L,Rよりそのオフセット値Kt ×Lp,Kt ×Rpが
減じられて、オフセット値のキャンセルされた1次回折
光および−1次回折光に対応する出力信号が得られる。
そして、減算器257において、それらオフセットのキ
ャンセルされた1次回折光および−1次回折光の光量に
対応する出力信号の差が求められ、トラッキングエラー
信号TET として切換回路272に出力される。出力さ
れたトラッキングエラー信号TET は、切換回路272
を介して出力される。
【0051】このように、本実施の形態の光ディスク装
置のトラッキングエラーの検出に係わる回路において
は、ウォブル状のプリグルーブによりトラックが構成さ
れているMD、および、ピットによりトラックが構成さ
れているCDの両方に対して、1スポットのビームを用
いたプッシュプル法によりトラッキングエラーを検出す
ることができる。また、MDに対しては、WPP回路と
トラックオン回路をトラッキング状態に応じて切り換え
ることにより、適切にトラッキングエラーの検出が行え
る。
【0052】また、フォトディテクタPD-A〜PD-Dか
らの信号を処理する信号合成部100、WPP部21
0、トラックオン部230、および、TPP部250が
全て光ディスク装置のRF−IC内に一体的に集積され
て構成されているので、実装が容易で、構成を大幅に簡
略化し、装置の小型化、低消費電力化を実現することが
できる。また、このトラッキングエラー検出の後の回路
は、これまでと全く同じ回路を用いることができるの
で、光ピックアップと本実施の形態のRF−ICを置換
するのみで、既存の装置をより高性能な光ディスク装置
にすることができる。
【0053】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、光ピ
ックアップの分割センサの形状、配置なども、本実施の
形態に示した4分割PDに限られるものではなく、任意
の構成の分割センサでよい。また、たとえば、4分割P
Dを2組使用する場合には、対応する2つのPD出力を
加えて、改めてA,B,C,Dを作るようにすればよ
い。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、ウォブル状トラックに
対してもピットトラックに対しても、すなわち、MDに
対してもCDに対しても正確なトラッキングが可能で、
低消費電力化および装置の小型化が可能な記録再生装置
を提供することができる。また、記録再生装置に適用す
ることにより、MDに対してもCDに対しても正確な記
録/再生が可能で、低消費電力化、および、装置の小型
化をもたらすような集積回路上に構成されたトラッキン
グエラー検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の光ディスク装置のトラ
ッキングエラーの検出に係わる主な構成部を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示した光ディスク装置のトラッキングエ
ラー検出部の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示したトラッキングエラー検出部のWP
P部のウォブル振幅検出部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の記録再生装置の処理対象の記録媒体の
一例を示す図である。
【図5】図2に示したトラッキングエラー検出部のTP
P部におけるオフセットキャンセルの方法を説明するた
めの波形図である。
【符号の説明】
PD…フォトディテクタ、1…集積回路、100…信号
合成部、101〜103…加算器、200…トラッキン
グエラー検出部、210…WPP部、211,212,
215…ウォブル振幅検出部、225…バンドパスフィ
ルタ、226…全波整流器、227…ローパスフィル
タ、213,214,219,222…減算器、21
6,220…割り算器、217…係数乗算器、218…
保持手段、221…切換器、230…トラックオン部、
231…ピークホールド部、232…ボトムホールド
部、233…中間値演算部、234…保持手段、235
…減算器、250…TPP部、251,253…ピーク
ホールド部、252,255…係数乗算器、253,2
56,257…減算部、271,272…切換回路、5
00…光ディスク基板、501…プリグルーブ、502
…ランド、503…スポット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体に1スポットのビーム
    を照射し、プッシュプル法によりトラッキングエラーを
    検出してトラッキングサーボをかけ、該記録媒体にデー
    タの記録/再生を行う記録再生装置であって、 前記記録媒体からの反射光を分割センサで受光し、その
    受光量に基づいた光検出信号を出力する光ピックアップ
    と、 蛇行状の案内溝が形成されたトラックに対してトラッキ
    ングを行う場合であってオントラック状態の時に、前記
    光検出信号に含まれる前記案内溝の蛇行成分の振幅に基
    づいて、オフセット成分のキャンセルされたトラッキン
    グエラー信号を検出する第1のトラッキングエラー検出
    回路と、 前記トラックに対してトラッキングを行う場合であって
    オフトラック状態の時に、前記光検出信号より得られる
    トラッキングサーボをオンにした瞬間のトラッキングエ
    ラーオフセット値に基づいて、オフセット成分のキャン
    セルされたトラッキングエラー信号を検出する第2のト
    ラッキングエラー検出回路と、 ピットが形成されたトラックに対してトラッキングを行
    う場合に、前記光検出信号のピーク値の振幅に基づい
    て、オフセット成分のキャンセルされたトラッキングエ
    ラー信号を検出する第3のトラッキングエラー検出回路
    と、 トラッキング対象のトラック、および、トラッキングの
    状態に基づいて、前記第1〜第3のトラッキングエラー
    検出回路のいずれか1つを実質的に有効にする選択回路
    とを有し、 前記第1〜第3のトラッキングエラー検出回路および前
    記選択回路が、同一の集積回路上に構成され、 前記有効にされたトラッキングエラー検出回路において
    検出されたトラッキングエラー信号に基づいてトラッキ
    ングサーボを行い、当該トラックに対してデータの記録
    /再生を行う記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記分割センサの各センサから出力される
    前記光検出信号に基づいて、前記第1〜第3のトラッキ
    ングエラー検出回路に入力する所望の信号を合成する信
    号処理回路を、さらに前記集積回路上に有する請求項1
    記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】ディスク状記録媒体に照射された1スポッ
    トのビームの反射光を受光する分割センサより出力され
    る、該反射光の光量に応じた光検出信号に基づいて、前
    記記録媒体に対するトラッキングエラーを検出するトラ
    ッキングエラー検出装置であって、 蛇行状の案内溝が形成されたトラックに対してトラッキ
    ングを行う場合であってオントラック状態の時に、トラ
    ッキングエラー信号に生じるオフセット成分を、前記光
    検出信号に含まれる前記案内溝の蛇行成分の振幅に基づ
    いてキャンセルし、該オフセット成分のキャンセルされ
    たトラッキングエラー信号を検出する第1のトラッキン
    グエラー検出回路と、 蛇行状の案内溝が形成されたトラックに対してトラッキ
    ングを行う場合であってオフトラック状態の時に、前記
    オフセット成分を、前記光検出信号より得られるトラッ
    キングサーボをオンにした瞬間のトラッキングエラーオ
    フセット値に基づいてキャンセルし、該オフセット成分
    をキャンセルしたトラッキングエラー信号を検出する第
    2のトラッキングエラー検出回路と、 ピットが形成されたトラックに対してトラッキングを行
    う場合に、前記オフセット成分を、前記光検出信号のピ
    ーク値の振幅に基づいてキャンセルしたトラッキングエ
    ラー信号を検出する第3のトラッキングエラー検出回路
    と、 トラッキング対象のトラック、および、トラッキングの
    状態に基づいて、前記第1のトラッキングエラー検出回
    路、前記第2のトラッキングエラー検出回路、および、
    前記第3のトラッキングエラー検出回路のいずれかのト
    ラッキングエラー検出回路を実質的に有効にする選択回
    路と、 前記分割センサの各センサから出力される前記光検出信
    号に基づいて、前記第1〜第3のトラッキングエラー検
    出回路に入力する所望の信号を合成する信号処理回路と
    が集積回路上に形成されたトラッキングエラー検出装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007026487A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Toshiba Corp 受光素子回路及び光ディスク装置
US7835251B2 (en) 2004-02-20 2010-11-16 Victor Company Of Japan, Limited Optical device and optical pickup device

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US7835251B2 (en) 2004-02-20 2010-11-16 Victor Company Of Japan, Limited Optical device and optical pickup device
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