JP2001214953A - 切替型液封入式防振装置 - Google Patents

切替型液封入式防振装置

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JP2001214953A
JP2001214953A JP2000024354A JP2000024354A JP2001214953A JP 2001214953 A JP2001214953 A JP 2001214953A JP 2000024354 A JP2000024354 A JP 2000024354A JP 2000024354 A JP2000024354 A JP 2000024354A JP 2001214953 A JP2001214953 A JP 2001214953A
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政嗣 高岡
Akinari Kodama
陽成 児玉
Shinya Yoshida
信也 吉田
Kazumasa Kuze
和正 久世
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Toyo Tire Corp
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Toyota Motor Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/26Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オリフィスを開閉してシェイク振動とアイド
ル振動の夫々に対応させる切替型液封入式防振装置にお
いて、開閉の繰返しによる閉塞状態の緩み等のおそれが
なく、安定した特性を長期に渡り保持できるようにす
る。 【解決手段】 第1取付具1と第2取付具2とを防振基
体3で連結し、その内部空間に仕切部材4と第1のダイ
ヤフラム5と第2ダイヤフラム6とを配し、主液室7と
副液室8とを内外2つのオリフィス14,13で連通さ
せ、第1と第2の両ダイヤフラム5,6の間を平衡室
9、第2ダイヤフラム6と第2取付具2の間を大気圧と
負圧の選択導入が可能な切替室10とし、前記内側オリ
フィス14を開口により形成し、第1ダイヤフラム5の
中央部に内側オリフィス14に嵌り込む突出部17を有
する弁体15を設け、突出部17が内側オリフィス14
に嵌り込んでいる状態で内側オリフィス14を開閉でき
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等のパワー
ユニットその他の振動体を防振的に支持するのに用いる
切替型の液封入式防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、自動車用エンジン等の振動体を振動を車体に伝達さ
せないように支承するマウントとして液封入式防振装置
が用いられている。
【0003】この液封入式防振装置の一つとして、シェ
イク振動とアイドル振動などの周波数域の異なる2種の
振動に応じて防振特性を切替るようにした切替型の液封
入防振装置が提案されている(例えば、特開平8-270718
号公報、特開平10-238586 号公報、特開平10-184777 号
公報)。
【0004】例えば、特開平8-270718号公報に開示され
た、前記の公知の切替型液封入防振装置は、図6に示す
とおりであり、次のような構成を有している。
【0005】この防振装置は、剛性を有する第1取付具
(101)と、剛性を有する第2取付具(102)であって、有
底筒状をなし底部が前記の第1取付具(101)から軸方向
に所定の距離を隔てて位置する第2取付具(102)と、こ
れら第1取付具(101)と第2取付具(102)との間に介装
されて両取付具(101)(102)を互いに連結する、ゴム弾
性体よりなる防振基体(103)と、前記の防振基体(103)
と第2取付具(102)との間において軸方向に直列的に配
設された、仕切部材(104)、第1のダイヤフラム(105)
及び第2のダイヤフラム(106)と、前記の防振基体(10
3)と仕切部材(104)との間に形成された主液室(107)
と、前記の仕切部材(104)と第1のダイヤフラム(105)
との間に形成された副液室(108)と、前記仕切部材(10
4)に設けられた、主液室(107)と副液室(108)を連通
させる、外側のオリフィス(113)とこれより直径方向の
内側にある内側オリフィス(114)であって、前記の外側
のオリフィス(113)は前記仕切部材(104)の周方向に所
定長さ延びており、内側のオリフィス(114)は前記の第
1ダイヤフラム(105)により開閉されるようになされて
いる外側と内側との2つのオリフィス(113)(114)と、
前記の第1のダイヤフラム(105)を前記仕切部材(104)
に対して押圧する付勢手段(127)であって、このように
前記仕切部材(104)を押圧することにより、前記内側オ
リフィス(114)と前記副液室(108)との間の液の流れを
阻止する付勢手段(127)と、前記第1のダイヤフラム(1
05)と第2のダイヤフラム(106)との間に形成された平
衡室(109)と、前記第2のダイヤフラム(106)と第2取
付具(102)との間に形成された大気圧と負圧の選択導入
が可能な切替室(110)とからなり、前記切替室(110)に
負圧を導入することにより、前記第1のダイヤフラム(1
05)が前記付勢手段(127)による付勢力に抗して移動す
ることにより、仕切部材(104)から離脱して、前記の内
側オリフィス(114)と副液室(108)とを連通させるよう
になし、切替室(110)の大気圧導入と負圧導入とを選択
的に切り替えることにより、前記内側オリフィス(114)
を開閉可能となし、周波数域が異なる2種類の振動のそ
れぞれに対応したオリフィスを選択的に使用できるよう
にしたものである。
【0006】この公知の液封入式防振装置においては、
前記外側オリフィス(113)のみならず、第1のダイヤフ
ラム(105)により開閉される内側オリフィス(114)もリ
ング状をなしている。従って、内側オリフィス(114)は
周方向に延びるある程度の長さを有しているので、内側
オリフィス(114)内を流動する液体に流動抵抗が生じ、
その結果、内側オリフィス(114)内を液体が流れにくく
なる。そのため、液体が外側のオリフィス(113)内を流
動することとなるので、内側オリフィス(113)内におい
て十分な振動減衰の効果が得られない。
【0007】また、内側のオリフィス(114)を閉塞する
ためには、第1のダイヤフラム(105)の中央部を付勢手
段(127)により押圧部材(162)を介して仕切部材(104)
の下面に押しつける。すなわち、第1のダイヤフラム(1
05)の平面状の中央部が、仕切部材(104)における内側
オリフィス(114)の副液室(108)側の開口部(114a)の周
囲の平面部に当接し、このような平面的な当接のみによ
り内側オリフィス(114)は閉塞される。したがって、例
えば主液室(107)の内部が突然高圧になった場合、ある
いは揺れ等のために第1のダイヤフラム(105)の横ずれ
や変形等が生じて、前記当接部分に僅かに緩みが生じた
場合に、内側オリフィス(114)が十分に閉塞されないお
それがあり、安定した防振特性が得られない。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなしたものであ
り、内外2つのオリフィスのうちの内側のオリフィスを
開閉可能とし、シェイク振動とアイドル振動などの周波
数域の異なる2つの振動のそれぞれに対応したオリフィ
スを選択使用できるようにした上記の公知の液封入式防
振装置において、特に内側のオリフィスの形態、および
これを閉塞する第1のダイヤフラムの形状を改良するこ
とにより、上記の問題を解消し、異なる周波数域での振
動減衰を効果的に発揮させ、安定した特性を保持できる
ようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の液封入
式防振装置と同様に、第1取付具と、有底筒状の第2取
付具と、これらを連結する防振基体と、前記第2取付具
と防振基体の間に直列的に配設された仕切部材、第1の
ダイヤフラム及び第2のダイヤフラムと、前記仕切部材
により仕切られた主液室と副液室と、前記仕切部材に設
けられた、前記両室を連通させる外側と内側との2つの
オリフィスと、前記第1のダイヤフラムを前記仕切部材
に対して押圧する付勢手段と、前記第1のダイヤフラム
と第2のダイヤフラムとの間に形成された平衡室と、前
記第2のダイヤフラムと第2取付具との間に形成された
切替室とを備えた切替型液封入式防振装置において、前
記内側オリフィスは、前記仕切部材を軸方向に貫通した
開口であり、前記第1のダイヤフラムは、前記内側オリ
フィスを閉塞する弁体を中央部に有し、この弁体は、前
記切替室の大気圧導入状態において前記仕切部材におけ
る内側オリフィスの周囲部下面に対接する平坦ゴム面
と、この平坦ゴム面より突出して前記内側オリフィス内
に嵌り込んでいる突出部とを有し、前記切替室を大気圧
導入と負圧導入のいずれかに選択することにより、前記
弁体を上下させて前記開口を開閉させるとともに、前記
記突出部により、前記弁体の横ずれを規制するようにし
たことを特徴とする。
【0010】この切り替え型液封入式防振装置によれ
ば、前記切替室に大気圧を導入した状態では、前記付勢
手段の付勢力で第1のダイヤフラムに有する弁体の平坦
ゴム面が内側オリフィスの周囲部下面に対接して、該内
側オリフィスを閉塞状態に保持しており、このため外側
オリフィスについて設定された周波数域での振動減衰が
効果的になされる。
【0011】そして、前記切替室に負圧を導入すること
により、前記弁体が付勢手段による付勢力に抗して仕切
部材から離脱して前記内側オリフィスが開放して、該内
側オリフィスがその作用状態に至り、外側オリフィスの
液流動を抑え、内側オリフィスについて設定された周波
数域での振動減衰が効果的になされる。
【0012】また、前記弁体の突出部が開口に嵌り込ん
でいることで、前記弁体の横ずれや外れが阻止され、平
坦ゴム面が位置ずれなく仕切部材の内側オリフィスの周
囲部下面に対接でき、内側オリフィスの位置ずれ等によ
る閉塞状態の緩みが防止され、十分な閉塞状態を確保で
き、安定した特性を長期に渡って保証できる。
【0013】また、前記第2のダイヤフラムは、外周部
が前記第2取付具の内周に嵌着された環状のゴム部と、
このゴム部の内周縁部に連接され、前記弁体の平坦ゴム
面を平衡室側から仕切部材に押圧するための押圧補助部
材とを有し、この押圧補助部材を介して前記弁体を上下
させるようにしたものとするのが好ましい。これによ
り、前記弁体を押圧補助部材を介して第2のダイヤフラ
ムにより安定性をよく支持でき、弁体による内側オリフ
ィスの開閉動作が良好に行なわれる。
【0014】前記の液封入式防振装置において、前記切
替室の負圧導入時における前記押圧補助部材の降下を規
制するストッパ手段が設けられ、前記切替室の負圧導入
時に前記弁体の突出部が前記内側オリフィス内から抜脱
しないように設けられてなるものが特に好適である。
【0015】これにより、前記切替室に負圧を導入して
内側オリフィスを開放した状態においても、前記突出部
が内側オリフィス内に保持されることで、弁体が内側オ
リフィスから横ずれしたり、外れたりすることなく対応
位置でき、そのため開閉動作が常に良好に安定性よく行
われることになる。
【0016】前記ストッパ手段としては、第2のダイヤ
フラムの押圧補助部材の下端部に、前記ゴム部と一体の
ゴムによるストッパ部が設けられ、前記切替室の負圧導
入時に前記ストッパ部が前記第2取付具の底部に当接す
ることにより、押圧補助部材の降下が規制されるように
設けられてなるものが好適である。これによって、前記
のストッパ作用が確実かつ良好に行われる。
【0017】前記の第2のダイヤフラムは、前記切替室
の大気圧導入時の形状と、負圧導入時の形状との間の形
状をなすように、前記ゴム部が加硫成形されてなるもの
が好ましい。これにより、内側オリフィスの開閉動作の
切替によるゴム部の形状変化を最小限に抑えることがで
き、その耐久性を向上できる。
【0018】前記の弁体の突出部は、先細のテーパ状を
なし、その基部の径が内側オリフィスの内径と略同径も
しくは僅かに径小であるものが好適である。すなわち、
このような形態をなしていると、弁体が仕切部材から離
脱して、内側オリフィスが開放した状態において、弁体
が内側オリフィスに対して少々偏心したり、傾きが生じ
たりしても、次ぎに弁体が上方に移動し閉蓋していく過
程において、前記突出部がガイド作用を果たし、弁体は
内側オリフィスに対し略同軸心の位置で仕切部材に対接
できることになり、内側オリフィスを確実に閉塞できる
ことになる。
【0019】前記第2取付具は、上部が前記防振基体に
加硫接着された筒状金具と、底部を有し前記筒状金具の
下端部にかしめ固定された底筒金具とからなり、前記第
2のダイヤフラムは、補強のためのリング状金具を含む
前記ゴム部の外周部が前記底筒部材の筒部に圧入される
ことにより取着され、また前記仕切部材および第1のダ
イヤフラムは、それぞれ外周縁部が前記筒状金具と底筒
金具とのかしめ固定部において共にかしめ固定されてな
るものとすることができる。
【0020】これにより、組立が容易で、かつ搭載後の
負荷液圧荷対しても信頼性の高い製品を提供できる。
【0021】前記第2取付具の底部に、負圧および大気
圧導入用管が貫設されるボス金具が取設され、前記付勢
手段が、前記ボス金具により位置決めされて前記押圧補
助部材との間に介設されてなるものとすることができ
る。これにより前記付勢手段を安定的に保持できる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基いて説明する。
【0023】図1は本発明の実施例に係る切替型液封入
式防振装置の切替室に大気圧を導入した状態の縦断面
図、図2は同装置の切替室に負圧を導入した状態の縦断
面図を示し、図3は仕切部材の斜視図、図4は第1ダイ
ヤフラムと第2ダイヤフラムを分離して示す半部の断面
斜視図である。
【0024】この切替型液封入式防振装置は、第1取付
具(1)と、底部が前記第1取付具(1)から軸方向に
所定の距離を隔てて位置している有底の第2取付具
(2)と、これら第1取付具(1)と第2取付具(2)
との間に介装されて両取付具(1)(2)を互いに連結
する、ゴム弾性体よりなる厚肉の防振基体(3)とを有
している。
【0025】前記の第1取付具(1)は、主に金属材等
の剛性を有する材料より形成されて略円板状をなし、そ
の中央部には取付ボルト(1a)が突設されている。この
取付ボルト(1a)により、前記第1取付具(1)が主に
自動車用エンジン等のパワーユニットつまり振動体側に
取付けられる。
【0026】前記第2取付具(2)についても、主に金
属材等の剛性を有する材料より有底筒状に形成されてい
る。図示する実施例の場合、第2取付具(2)は、上部
が前記防振基体(3)に加硫接着された筒状金具(21)
と、底部(22)および筒状の胴部(23)よりなる底筒金
具(24)とよりなり、底筒金具(24)の胴部(23)のフ
ランジ状上端部(23a)が前記筒状金具(21)の下端部
(21a)にかしめ固定されている。この第2取付具
(2)は、前記筒状金具(21)および/または底筒金具
(24)の胴部(23)の外周に付設されるブラケット(図
示省略)により主に車体側に取付けられる。
【0027】前記防振基体(3)は、図に示すように略
傘形の湾曲形状をなしており、この上部に前記第1取付
具(1)が加硫接着手段により結合されている。また防
振基体(3)の下部外周には前記第2取付具(2)の筒
状金具(21)の上部が加硫接着されている。
【0028】前記の防振基体(3)と前記第2取付具
(2)の前記底部(22)との間の空間内に、防振基体
(3)の側から順に、仕切部材(4)と、ゴム膜よりな
る第1のダイヤフラム(5)と第2のダイヤフラム
(6)とが軸方向に直列的に配設されている。そして前
記の防振基体(3)と前記仕切部材(4)との間が液体
を封入した主液室(7)として形成され、前記仕切部材
(4)と前記第1のダイヤフラム(5)の間が後述のオ
リフィスを通じて前記主液室(7)と連通する副液室
(8)として形成されている。
【0029】さらに、前記第1のダイヤフラム(5)と
前記第2のダイヤフラム(6)の間が第2取付具(2)
の底筒金具(24)の胴部(23)に有する通気孔(23b)
を通じて大気に開放された平衡室(9)とされている。
また前記第2のダイヤフラムと(6)と前記第2取付具
(2)の前記底部(22)の間が後述するように大気圧と
負圧の選択導入が可能な切替室(10)とされている。す
なわち、この切替室(10)は、切替用連通管(11)を通
じて外部の切替バルブ(図示せず)により大気圧導入状
態と負圧導入状態に切替られて、その容積を変化させる
ようになっている。また前記平衡室(9)は、前記副液
室(8)と切替室(10)との圧力差を緩和する働きを持
っている。これによりダイヤフラム(5)(6)の耐久
性に貢献でき、前記切替室(10)に小さい負圧力を導入
することで制御できるものとなる。なお、前記平衡室
(9)を密封室とすることも可能である。
【0030】前記の仕切部材(4)は、アルミニウムそ
の他の金属材や剛性樹脂材その他の剛性材料による成形
体よりなり、図3に示すように、その外周に沿って外側
オリフィス(13)を形成するための周方向に延びる溝を
有し、その中央部に内側オリフィス(14)としての一つ
の開口を有している。図の場合、前記外周の溝は、略2
周にわたる長さを持っている。そして前記の仕切部材
(4)が、前記第2取付具(2)の筒状金具(21)の下
部開口側の内周に防振基体(3)と一体のシール用ゴム
部(3a)を介して気密に嵌着されることにより、前記溝
が平面よりみて図のような周方向に延びる外側オリフィ
ス(13)としての通路を構成するようになっている。こ
の外側のオリフィス(13)は、前記溝の上縁側と下縁側
に有する連通部(13a)(13b)を通じて主液室(7)
および副液室(8)にそれぞれ連通している。
【0031】前記仕切部材(4)は、下部外周縁(41)
が外方への延出状をなし、該下部外周縁(41)が、前記
第2取付具(2)の筒状金具(21)と底筒金具(24)と
のかしめ固定部において、前記第1のダイヤフラム
(5)の外周部に加硫接着された環状のカラー金具(5
1)とともに一体にかしめ固定されている。すなわち、
底筒金具(24)のフランジ状の上端部(23a)の上に、
前記カラー金具(51)及び仕切部材(4)の下部外周縁
(41)が載置されて、前記筒状金具(21)の下端部(21
a)によりかしめ固定されている。前記カラー金具(5
1)は、図のように半部断面が略L字形をなし、このカ
ラー金具(51)の一部が第1のダイヤフラム(5)のゴ
ム膜部と一体のシール用ゴム部を介して前記底筒金具
(24)の胴部(21)に嵌着されて気密状態に保持されて
いる。また前記シール用ゴム部は仕切部材(4)との接
合部のシールも兼ねている。
【0032】また、前記仕切部材(4)の中央部に形成
された開口よりなる内側オリフィス(14)も、主液室
(7)と副液室(8)の双方に連通するが、特に前記第
1のダイヤフラム(5)の中央部に有する弁体(15)に
より開閉されるように設けられている。
【0033】すなわち、前記第1のダイヤフラム(5)
の中央部には、前記開口として形成された内側オリフィ
ス(14)と共軸にこれを閉塞できる弁体(15)が一体に
形成されている。この弁体(15)は、図のように、前記
仕切部材(4)の前記内側オリフィス(14)の周囲部下
面に当接するやや厚肉の平坦ゴム面(16)を有するとと
もに、該平坦ゴム面(16)の中央部に前記内側オリフィ
ス(14)に嵌り込んでいる横ずれ防止用の突出部(17)
を有してなり、前記突出部(17)が内側オリフィス(1
4)としての開口に嵌り込んでいる状態下で弁体(15)
が上下に移動して、前記内側オリフィス(14)を開閉で
きるようになっている。また前記平坦ゴム面(16)は、
前記突出部(17)が内側オリフィス(14)内で少々偏心
した場合にも、内側オリフィスの(14)の周囲部で不足
なく仕切部材(4)に対接できる径を持って形成されて
いる。
【0034】前記弁体(15)は、後述するストッパ手段
により下方への一定以上の変位が規制され、切替室(1
0)に負圧を導入した状態においても、前記突出部(1
7)の少なくとも先端側が内側オリフィス(14)内に位
置するように、すなわち内側オリフィス(14)から外れ
ないようになっている。
【0035】前記の弁体(15)の突出部(17)は、内側
オリフィス(14)に上下移動可能に嵌り込んでいるもの
であれば、どのような形状でもよいが、図示するよう
に、先細のテーパ状とし、その基部の径が内側オリフィ
ス(14)の内径と略同径もしくは僅かに径小に形成して
おくと、内側オリフィス(14)を開放させた状態におい
ても、弁体(15)が内側オリフィス(14)に対して少々
偏心したり、傾きが生じても、次に弁体(15)が上方に
移動し閉蓋していく過程において、前記突出部(17)が
ガイド作用を果たすことになり好ましい。図示していな
いが、前記突出部(17)の外周に傾斜リブを形成して、
ガイド作用を果たすように設けて実施することもでき
る。
【0036】なお、前記の外側オリフィス(13)は、シ
ェイク振動の周波数域で振動減衰作用を効果的に発揮さ
れるように、また前記開口による内側オリフィス(14)
は、前記開状態においてアイドル振動の周波数域で振動
減衰作用を効果的に発揮できるように、オリフィスとし
ての断面積や長さ等が設定されている。すなわち、前記
外側オリフィス(13)は、内側オリフィス(14)に比し
て、その流路の長さが長く形成されるか、あるいはその
流路の、防振装置の軸方向の断面における面積が小さく
形成される。
【0037】また前記第2のダイヤフラム(6)は、前
記第1のダイヤフラム(5)のゴム膜よりやや厚肉の環
状のゴム部(61)と、このゴム部(61)の内周縁部に連
接されて前記弁体(15)の平坦ゴム面(16)を平衡室
(9)側から仕切部材(4)に押圧するための断面が略
キャップ状をなす押圧補助部材(62)とを有し、この押
圧補助部材(62)を介して前記弁体(15)を上下させる
ように設けている。
【0038】前記押圧補助部材(62)の上端部(62a)
は、平坦ゴム面(16)の下面に対接しており、これによ
り、平坦ゴム面(16)が仕切部材(4)に対し安定性よ
く当接できるようになっている。またこの押圧補助部材
(62)が、弁体(15)と第2のダイヤフラム(6)の間
隔を一定に保持し、かつ平衡室(9)と前記切替室
(9)の隔壁の一部を構成している。
【0039】前記の第2のダイヤフラム(6)は、その
外周部に加硫接着された筒形のリング状金具(63)を有
し、この外周部が前記第2取付具(2)の底筒金具(2
4)の胴部(23)の下端部に気密状態を保持するように
圧入されて固定されている。この圧入は、第2取付具
(2)の筒状金具(21)と底筒金具(24)とがかしめ固
定されるまでに行われる。
【0040】前記切替室(10)における前記押圧補助部
材(62)の内側には、前記第1のダイヤフラム(5)の
中央部に有する弁体(15)を、該押圧補助部材(62)を
介して仕切部材(4)の側に押圧させる付勢手段、例え
ばスプリングよりなる付勢手段(27)が設けられてい
る。図の場合、押圧補助部材(62)の段部(64)と第2
取付具(2)の底部(22)側との間に設けられている。
これにより、前記切替室(10)の大気圧導入時に前記付
勢手段(27)による付勢力で弁体(15)を仕切部材
(4)に押圧できて、前記内側オリフィス(14)での液
流動を阻止でき、また前記切替室(10)の負圧導入時
に、前記付勢手段(27)の付勢力に抗して前記弁体(1
5)が降下することにより仕切部材(4)から離脱し
て、前記内側オリフィス(14)が開放され、主液室
(7)と副液室(8)とが連通するようになっている。
【0041】すなわち、前記弁体(15)の降下位置は、
切替室(10)の負圧導入時の圧力と前記付勢手段(27)
のバネ定数とによって決まるので、通常、前記付勢手段
(27)としては、第1のダイヤフラム(5)を押圧補助
部材(62)を介して拘束しながら、切替室(10)の負圧
導入によって弁体(15)とともに底部(22)側に圧縮さ
れる(撓む)程度のばね定数を有するものが用いられ
る。
【0042】前記の付勢手段(27)は、第2取付具
(2)の底部(22)の上に配置しておくこともできる
が、図のように、前記底部(22)の中央部に圧入手段に
より取設されたボス金具(28)により位置決めされて、
前記押圧補助部材(62)との間に支持されている。(28
a)はボス金具(28)に有する位置決め用フランジであ
る。前記のボス金具(28)には、前記切替室(10)に大
気圧および負圧導入の前記切替用連通管(11)が圧入手
段により気密に貫設されている。
【0043】前記の第2のダイヤフラム(6)には、前
記切替室(10)の負圧導入時における前記押圧補助部材
(62)の降下を規制するストッパ手段として、前記押圧
補助部材(62)の下端部に、前記ゴム部(61)と一体の
ゴムによるストッパ部(65)が設けられ、前記切替室
(10)の負圧導入時に前記ストッパ部(65)が前記第2
取付具(2)の底部(22)に当接することにより、前記
押圧補助部材(62)の降下が規制されて、前記弁体(1
5)の突出部(17)が前記内側オリフィス(14)内から
抜脱しないように設けられている。
【0044】また、前記の第2のダイヤフラム(6)
は、前記切替室(10)に大気圧を導入したときの形状、
つまり図1の形態と、前記切替室(10)に負圧を導入し
たときの形状、つまり図2の形態との中間の形状をなす
ように、前記ゴム部(61)を加硫して成形して、前記切
替室(10)の大気圧および負圧導入の切替によるゴム部
(61)の形状変化を最小限に抑えるようにしている。
【0045】前記ストッパ部(65)の下面には、打音防
止と吸い付き防止のためのスリット(図示せず)を設け
ておくのが好ましい。前記のストッパ部(65)のゴムは
その高さ等によって、弁体(15)の上下移動の距離を正
確に設定でき、また第2のダイヤフラム(6)の耐久性
をも向上させることができる。なお、底部(22)もしく
はボス金具(28)の側に押圧補助部材の降下を規制する
ストッパ手段を設けて実施することも可能である。
【0046】さらに、前記防振基体(3)に固着された
第2取付具(2)の筒状金具(21)のフランジ状の上端
部(21b)には、防振基体(3)の外方を囲む筒状のス
トッパ金具(30)が溶接手段等により固着されている。
このストッパ金具(30)は、その上端部(31)が第1取
付具(1)の上方で内フランジ状に折曲形成されて、大
変位用のストッパ部として形成され、第1取付具(1)
と第2取付具(2)との間の大きな相対変位を規制する
ようになっている。前記ストッパ部の上下面には、大変
位時に振動体側のブラケット(図示せず)または第1取
付具(1)に当接するリバウンドおよびバウンド用の環
状のストッパゴム(32)が加硫接着されている。
【0047】前記のストッパ部として、図5のように、
第1取付具(1)の上面に、ストッパ金具(30)の上端
部(31)の下面に当接し得るリバウンド用の環状のスト
ッパゴム(33)を防振基体(3)と一体に加硫接着し、
また前記上端部(31)の上面にバウンド用のストッパゴ
ム(34)を付設して実施することもできる。
【0048】なお、第2取付具(2)の底筒金具(24)
には、組立て用の水抜き孔が複数設けられる。この水抜
き孔は、少なくとも一つを搭載状態最下端に設ければ、
もう一方は任意位置でよく、さらに泥水を侵入し難くす
るために孔径を小さくしておいてもよい。平衡室(9)
の連通孔(23b)を水抜き孔とすることもできる。
【0049】上記のように構成された切替型液封入式防
振装置は、パワーユニット等の振動体側から与えられた
振動によって防振基体(3)が変形し、この変形によっ
て主液室(7)における液体が仕切部材(4)に有する
外側オリフィス(13)または開口による内側オリフィス
(14)を介して副液室(8)との間で流出入し、このと
き、外側オリフィス(13)と内側オリフィス(14)それ
ぞれの共振特性により、振動が大幅に減衰される。
【0050】図1は、切替室(10)が切替連通管(11)
を通じて大気圧が導入された状態を示し、第1のダイヤ
フラム(5)の中央部に有する弁体(15)が付勢手段
(27)の付勢力により押圧補助部材(62)を介して仕切
部材(4)の側に押圧され、該弁体(15)の突出部(1
7)が開口としての内側オリフィス(14)に嵌り込んだ
状態で、平坦ゴム面(16)が仕切部材(4)の内側オリ
フィス(14)の周囲部下面に当接して該内側オリフィス
(14)が塞がれている。すなわち、該内側オリフィス
(14)を通じて液体は流通しない。そのため、液体は環
状の外側オリフィス(13)を通じて主液室(7)と副液
室(8)の間を流通する。したがって、外側オリフィス
(13)により減衰作用を効果的に行なえるようにした周
波数域の振動、例えばシェイク振動を効果的に減衰でき
る。
【0051】一方、図2は、アイドル振動に対応できる
ように、前記切替室(10)に負圧を導入した状態を示し
ている。この場合、切替室(10)が負圧になることによ
って、第2のダイヤフラム(6)が押圧補助部材(62)
とともに第2取付具(2)の底部(22)側に吸引される
とともに、これに伴って前記付勢手段(27)の付勢力に
抗して弁体(15)と共に下方へ移動し、平坦ゴム面(1
6)が仕切部材(4)の下面から離脱し、該弁体(15)
と仕切部材(4)との間に間隔を保有することにより、
前記内側オリフィス(14)が前記副液室(8)に対し開
放状態となり、主液室(7)と副液室(8)とが連通状
態となる。
【0052】このとき、内側オリフィス(14)は、外側
オリフィス(13)に比して大きい断面積でかつ液流の距
離も短いために、液体は前記外側オリフィス(13)を流
通することなく内側オリフィス(14)を流通することに
なり、該内側オリフィス(14)により減衰作用を効果的
に行なえるようにした周波数域の振動、すなわちアイド
ル振動を効果的に減衰できる。特に、比較的大きい一つ
の開口を内側オリフィス(14)として形成したもので、
これを前記弁体(15)により開閉するように設けたの
で、従来の、ある程度の長さを持つ環状のオリフィスと
は異なり、圧倒的に大きくかつ液流距離の短い内側オリ
フィスを設定でき、前記の振動減衰をさらに効果的にな
すことができる。
【0053】しかも、前記弁体(15)の突出部(17)が
内側オリフィス(14)に嵌り込んでいることで、該弁体
(15)の横ずれや外れが阻止され、次に切替室(10)に
大気圧を導入して、弁体(15)を仕切部材(4)に当接
させた場合にも、前記弁体(15)の平坦ゴム面(16)が
位置ずれなく、仕切部材(4)の内側オリフィス(14)
の周囲部下面に均一に対接でき、位置ずれによる閉塞面
の緩みが防止され、十分な閉塞状態を確保でき、安定し
た特性を長期に渡って保持できる。
【0054】
【発明の効果】上記したように本発明の切替型液封入防
振装置は、内外2つのオリフィスのうちの内側オリフィ
スを開閉可能に構成して、シェイク振動とアイドル振動
の夫々に対応したオリフィスを選択使用できるようにし
たものにおいて、内側オリフィスを開口により形成し
て、この内側オリフィスとしての開口に嵌り込む突出部
を有する弁体により、前記突出部が内側オリフィスに嵌
り込んでいる状態で開閉できるようにしたので、位置ず
れによる閉塞面の緩みのおそれがなく、十分な閉塞状態
を確保でき、安定した特性を長期に渡って保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の切替型液封入式防振装置の
切替室に大気圧を導入した状態の縦断面図である。
【図2】同上装置の切替室に負圧を導入した状態の縦断
面図である。
【図3】仕切部材の斜視図である。
【図4】第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムを分離し
て示す半部の断面斜視図である。
【図5】大変位用のストッパ部の変更例を示す一部の断
面図である。
【図6】従来の切替型液封入式防振装置を示す切替室に
大気圧を導入した状態の縦断面図である。
【符号の説明】
(1) 第1取付具 (2) 第2取付具 (3) 防振基体 (4) 仕切部材 (5) 第1のダイヤフラム (6) 第2のダイヤフラム (7) 主液室 (8) 副液室 (9) 平衡室 (10) 切替室 (11) 切替用連通管 (13) 外側オリフィス (14) 内側オリフィス (15) 弁体 (16) 平坦ゴム面 (17) 突出部 (18) 補強金具 (21) 筒状金具 (21a) 下端部 (21b) 上端部 (22) 底部 (23) 胴部 (23a) フランジ状の上端部 (24) 底筒金具 (27) 付勢手段 (28) ボス金具 (30) ストッパ金具 (31) 上端部 (32) ストッパゴム (61) ゴム部 (62) 押圧補助部材 (65) ストッパ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高岡 政嗣 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 児玉 陽成 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 吉田 信也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 久世 和正 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D035 CA05 CA35 3J047 AA03 CA12 CB10 CD08 CD13 DA02 FA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剛性を有する第1取付具と、 剛性を有する第2取付具であって、底部が前記の第1取
    付具から軸方向に所定の距離を隔てて配置された有底の
    第2取付具と、 これら第1取付具と第2取付具との間に介装されて両取
    付具を互いに連結するゴム弾性体よりなる防振基体と、 前記の防振基体と第2取付具との間の空間内において軸
    方向に直列的に配設された、仕切部材、第1のダイヤフ
    ラム及び第2のダイヤフラムと、 前記の防振基体と仕切部材との間に形成された主液室
    と、 前記の仕切部材と第1のダイヤフラムとの間に形成され
    た副液室と、 前記仕切部材に設けられた、主液室と副液室を連通させ
    る、外側のオリフィスとこれより直径方向の内側にある
    内側オリフィスであって、前記の外側のオリフィスは前
    記仕切部材の周方向に所定長さ延びており、内側のオリ
    フィスは前記の第1ダイヤフラムにより開閉されるよう
    になされている、外側と内側の2つのオリフィスと、 前記第1のダイヤフラムを前記仕切部材に対して押圧す
    る付勢手段であって、このダイヤフラム押圧により前記
    内側オリフィスと前記副液室との間の液の流れを阻止す
    る付勢手段と、 前記第1のダイヤフラムと第2のダイヤフラムとの間に
    形成された平衡室と、 前記第2のダイヤフラムと第2取付具との間に形成され
    た大気圧と負圧の選択導入が可能な切替室とからなり、 前記切替室に負圧を導入することにより、前記第1のダ
    イヤフラムを前記付勢手段による付勢力に抗して仕切部
    材から離脱させて、前記の内側オリフィスとを開放させ
    るようになし、 これにより、周波数域が異なる2種類の振動のそれぞれ
    に対応したオリフィスを選択的に使用できるようにした
    液封入式防振装置において、 前記内側オリフィスは、前記仕切部材を軸方向に貫通し
    た開口であり、 前記第1のダイヤフラムは、前記内側オリフィスを閉塞
    する弁体を中央部に有し、この弁体は、前記切替室の大
    気圧導入状態において前記仕切部材における内側オリフ
    ィスの周囲部下面に対接する平坦ゴム面と、この平坦ゴ
    ム面より突出して前記内側オリフィス内に嵌り込んでい
    る突出部とを有し、 前記切替室を大気圧導入と負圧導入のいずれかに選択す
    ることにより、前記弁体を上下させて前記開口を開閉さ
    せるとともに、前記記突出部により、前記弁体の横ずれ
    を規制するようにしたことを特徴とする切替型液封入式
    防振装置。
  2. 【請求項2】前記第2のダイヤフラムは、外周部が前記
    第2取付具の内周に嵌着された環状のゴム部と、このゴ
    ム部の内周縁部に連接され、前記弁体の平坦ゴム面を平
    衡室側から仕切部材に押圧するための押圧補助部材とを
    有し、この押圧補助部材を介して前記弁体を上下させる
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の切替型液
    封入式防振装置。
  3. 【請求項3】前記切替室の負圧導入時における前記押圧
    補助部材の降下を規制するストッパ手段が設けられ、前
    記切替室の負圧導入時に前記弁体の突出部が前記内側オ
    リフィス内から抜脱しないように設けられてなる請求項
    2に記載の切替型液封入式防振装置。
  4. 【請求項4】前記ストッパ手段として、第2のダイヤフ
    ラムの押圧補助部材の下端部に、前記ゴム部と一体のゴ
    ムによるストッパ部が設けられ、前記切替室の負圧導入
    時に前記ストッパ部が前記第2取付具の底部に当接する
    ことにより、押圧補助部材の降下が規制されるように設
    けられてなる請求項3に記載の切替型液封入式防振装
    置。
  5. 【請求項5】前記第2のダイヤフラムは、前記切替室の
    大気圧導入時の形状と、負圧導入時の形状との間の形状
    をなすように、前記ゴム部が加硫成形されてなる請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の切替型液封入式防振装
    置。
  6. 【請求項6】前記弁体の突出部は、先細のテーパ状をな
    し、その基部の径が内側オリフィスの内径と略同径もし
    くは僅かに径小である請求項1〜5のいずれか1項に記
    載の切替型液封入防振装置。
  7. 【請求項7】前記第2取付具は、上部が前記防振基体に
    加硫接着された筒状金具と、底部を有し前記筒状金具の
    下端部にかしめ固定された底筒金具とからなり、前記第
    2のダイヤフラムは、補強のためのリング状金具を含む
    前記ゴム部の外周部が前記底筒部材の筒部に圧入される
    ことにより取着され、また前記仕切部材および第1のダ
    イヤフラムは、それぞれ外周縁部が前記筒状金具と底筒
    金具とのかしめ固定部において共にかしめ固定されてな
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載の切替型液封入式
    防振装置。
  8. 【請求項8】前記第2取付具の底部に、負圧および大気
    圧導入用管が貫設されるボス金具が取設され、前記付勢
    手段が、前記ボス金具により位置決めされて前記押圧補
    助部材との間に介設されてなる請求項1〜7のいずれか
    1項に記載の切替型液封入式防振装置。
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