JP2001212863A - 押出成形による成形品の製造方法とその製造装置 - Google Patents

押出成形による成形品の製造方法とその製造装置

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JP2001212863A JP2000016200A JP2000016200A JP2001212863A JP 2001212863 A JP2001212863 A JP 2001212863A JP 2000016200 A JP2000016200 A JP 2000016200A JP 2000016200 A JP2000016200 A JP 2000016200A JP 2001212863 A JP2001212863 A JP 2001212863A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹条部の所要位置にアンダカット部を有する
成形品を容易に製造する。 【解決手段】 成形ダイ50の開口部55に対し基準型
60の成形型部61が設置され、成形ダイ50と基準型
60とを相対的に移動することによって基準型60の成
形型部61を覆うように成形品11を成形する押出工程
と、成形型部61から成形品11を脱型することによっ
て、凹条部13を有する成形品11を製造する脱型工程
とを備える。成形型部61の所定位置には成形位置と退
避位置とに変位するアンダカット成形部75aが設けら
れる。押出工程において、アンダカット成形部75aが
成形位置に配置されることによって凹条部13にアンダ
カット部17aを成形する。脱型工程において、アンダ
カット部17aからアンダカット成形部75aが退避す
る退避位置に変位される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は押出成形による成
形品の製造方法とその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、成形ダイの押出口の側方に開口さ
れた開口部に対し基準型がその成形型部において配置さ
れ、これによって押出口に構成された成形空間に材料を
供給しながら成形ダイと基準型とを相対的に移動するこ
とによって、基準型の成形型部を覆うようにして成形品
を押出成形することが、例えば、特開平4−23962
1号公報、特開平4−241925号公報等に開示され
ている。このような押出成形による成形品の製造方法に
おいて、成形空間に材料を供給しながら成形ダイと基準
型とを相対的に移動して基準型の成形型部を覆うように
して成形品を押出成形した後、基準型の成形型部から成
形品を脱型することによって、成形型部に対応する凹条
部を有する成形品が製造されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、凹条部の内
壁面にアンダカット部(凸部及び/又は凹部を含む)を
有する成形品を押出成形するために、基準型の成形型部
にアンダカット成形部を設けた場合、基準型の成形型部
から成形品を脱型することが困難となる。特に、長手方
向の少なくとも一部に非直線部分をもつ成形品であった
り、あるいは、横断面形状が長手方向に変化する成形品
であったり、あるいは、硬質合成樹脂材料より成形品が
形成される場合等においては、脱型がより一層困難とな
り、前記製造方法を採用できなくなる場合があった。
【0004】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、凹条部の所要位置にアンダカット部(凸部及び/又
は凹部を含む)を有する成形品を容易に製造することが
できる押出成形による成形品の製造方法とその製造装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係る押出成形による成形品の製造方法
は、請求項1に記載のとおりの構成を要旨とする。した
がって、第1の発明によれば、押出工程では、まず、成
形ダイの開口部に対し基準型がその成形型部において配
置され、これによって押出口に成形空間が構成される。
この状態において、成形空間に材料を供給しながら成形
ダイと基準型とを相対的に移動することによって、基準
型の成形型部を覆うようにして成形品が押出成形され
る。この際、基準型の成形型部に設けられたアンダカッ
ト成形部が成形位置に配置されることによって、成形品
の凹条部の所定位置にアンダカット部が形成される。次
に、脱型工程において、基準型の成形型部のアンダカッ
ト成形部が成形品の凹条部のアンダカット部から退避す
る退避位置に変位される。これによって、基準型の成形
型部から成形品が容易に脱型される。
【0006】また、第2の発明に係る押出成形による成
形品の製造方法は、請求項2に記載のとおりの構成を要
旨とする。したがって、第2の発明によれば、成形品の
凹条部の長手方向の全長にわたってアンダカット部を形
成する場合に適する。
【0007】第3の発明に係る押出成形による成形品の
製造方法は、請求項3に記載のとおりの構成を要旨とす
る。したがって、第3の発明によれば、成形品の凹条部
の長手方向の一部分に対してのみアンダカット部を形成
する場合に適する。
【0008】第4の発明に係る押出成形による成形品の
製造方法は、請求項4に記載のとおりの構成を要旨とす
る。したがって、第4の発明によれば、成形品の凹条部
の長手方向に断続的にアンダカット部を形成する場合に
適する。
【0009】また、第5の発明に係る押出成形による成
形品の製造方法は、請求項5に記載のとおりの構成を要
旨とする。したがって、脱型工程において、基準型の型
本体から型副体が分離された状態で、その成形型部のア
ンダカット成形部を成形品のアンダカット部から退避す
る退避位置に確実に変位させて脱型することができる。
【0010】また、第6の発明に係る押出成形による成
形品の製造方法は、請求項6に記載のとおりの構成を要
旨とする。したがって、第6の発明によれば、基準型の
成形型部の長手方向において、型副体が存在する部位の
全長にわたってアンダカット成形部を形成する場合に適
する。
【0011】第7の発明に係る押出成形による成形品の
製造方法は、請求項7に記載のとおりの構成を要旨とす
る。したがって、第7の発明によれば、基準型の成形型
部の長手方向において、型副体が存在する部位の一部に
アンダカット成形部を形成する場合に適する。
【0012】第8の発明に係る押出成形による成形品の
製造方法は、請求項8に記載のとおりの構成を要旨とす
る。したがって、第8の発明によれば、脱型工程におい
て、基準型の型本体から型副体が分離された状態で、そ
の型副体が弾性変形されることによって、そのアンダカ
ット成形部が極めて容易に退避位置に変位するため、脱
型作業が容易となる。
【0013】また、第9の発明に係る押出成形による成
形品の製造方法は、請求項9に記載のとおりの構成を要
旨とする。したがって、第9の発明によれば、基準型の
型本体の先端部分に型副体を装着し、これによって前記
基準型の先端部分に前記凹条部に対応する成形型部を形
成する工程と、前記成形型部と成形ダイとを所要とする
関係に設置することによって、前記モールディングの押
出断面形状に相当する成形空間を形成する工程と、前記
基準型と、前記成形ダイとを相対的に移動させるととも
に、前記成形空間に樹脂材料を供給して前記モールディ
ングを形成する工程と、前記型本体と前記型副体とを分
離する工程と、前記モールディングと前記型副体とを分
離する工程と、の順を経て、モール本体の凹条部に凸部
及び/又は凹部を有する成形品としてのモールディング
を容易に製造することができる。
【0014】また、第10の発明に係る押出成形による
成形品の製造方法は、請求項10に記載のとおりの構成
を要旨とする。したがって、第10の発明によれば、成
形品の凹条部の長手方向の全長にわたって、同凹条部の
一方の内側壁部より他方の内側壁部に向かう凸部及び/
又は凹部を形成する場合に適する。
【0015】第11の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項11に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第11の発明によれば、成形品の
凹条部の長手方向の一部において、同凹条部の一方の内
側壁部より他方の内側壁部に向かう凸部及び/又は凹部
を形成する場合に適する。
【0016】第12の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項12に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第12の発明によれば、成形品の
凹条部の長手方向において、同凹条部の一方の内側壁部
より他方の内側壁部に向かう凸部及び/又は凹部を断続
的に形成する場合に適する。
【0017】第13の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項13に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第13の発明によれば、成形品の
凹条部の長手方向において、型副体が存在する部位の全
長にわたって、成形品の凹条部の一方の内側壁部より他
方の内側壁部に向かう凸部及び/又は凹部を形成する場
合に適する。
【0018】第14の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項14に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第14の発明によれば、成形品の
凹条部の長手方向において、型副体が存在する部位の一
部に対応する部分において、成形品の凹条部の一方の内
側壁部より他方の内側壁部に向かう凸部及び/又は凹部
を形成する場合に適する。
【0019】第15の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項15に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第15の発明によれば、成形品の
長手方向の少なくとも一部に非直線部分を形成する場合
に適する。
【0020】第16の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項16に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第16の発明によれば、基準型の
成形型部を覆うようにして成形品をほぼ一直線状に形成
する場合に適する。
【0021】第17の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項17に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第17の発明によれば、型副体の
横断面形状の外面を成形型部として成形品の凹条部を形
成することができる。
【0022】第18の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項18に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第18の発明によれば、型副体の
横断面形状の外面と型本体の横断面形状の外面の一部に
よって成形型部を容易に構成することができる。
【0023】第19の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項19に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第19の発明によれば、基準型の
成形型部の全長にわたって型副体が配置されることによ
って、所望とする形状の成形型部を容易に構成すること
ができる。
【0024】第20の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項20に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第20の発明によれば、基準型の
成形型部の長手方向の一部において型副体が配置される
ことによって、所望とする形状の成形型部を容易に構成
することができる。
【0025】第21の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項21に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第21の発明によれば、基準型の
成形型部の長手方向に断続的に複数個の型副体が配置さ
れることによって、所望とする形状の成形型部を容易に
構成することができる。
【0026】第22の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項22に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第22の発明によれば、基準型の
成形型部の長手方向にほぼ同一形状の複数個の型副体が
断続的に配置されることによって、複数個の型副体が存
在する部分においては、成形品の凹状部の横断面形状が
ほぼ同じ形状となる。
【0027】第23の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項23に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第23の発明によれば、複数個の
型副体のうち、少なくとも1つの型副体は、他の型副体
と異なる形状に形成される。このため、複数個の型副体
が存在する部分において、成形品の凹状部の部分の横断
面形状が、少なくとも一部分において他の部分と横断面
形状と異なった形状となる。
【0028】第24の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項24に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第24の発明によれば、型副体が
存在する部分において、成形品の凹条部の横断面形状を
長手方向に変化させることなく形成する場合に適する。
【0029】第25の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項25に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第25の発明によれば、型副体が
存在する部分において、成形品の凹条部の横断面形状を
長手方向に変化させて形成する場合に適する。
【0030】第26の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項26に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第26の発明によれば、成形品の
凹状部の長手方向の一部にアンダカット部(あるいは、
凸部及び/又は凹部)を容易に形成することができる。
【0031】第27の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項27に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第27の発明によれば、横断面略
U字状の長尺状のモール本体と、そのモール本体の両側
壁部のうち、少なくとも一方の側壁部から突設された弾
性を有するシール部とを備えたベルトモールが製造され
る。
【0032】また、第28の発明に係る押出成形による
成形品の製造装置は、請求項28に記載のとおりの構成
を要旨とする。したがって、第28の発明によれば、押
出成形による成形品の製造装置を用いて凹条部の所要位
置にアンダカット部を有する成形品を容易に製造するこ
とができる。
【0033】第29の発明に係る押出成形による成形品
の製造方法は、請求項29に記載のとおりの構成を要旨
とする。したがって、第29の発明によれば、押出成形
によるモールディングの製造装置を用いて横断面略U字
状の長尺状のモール本体の凹条部に、その凹条部の一方
の内側壁部より他の内側壁部に向かう凸部及び/又は凹
部が形成されているモールディングを容易に製造するこ
とができる。
【0034】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の実施
の形態1を図1〜図10にしたがって説明する。この実
施の形態1において、図9と図10に示すように、成形
品がドアパネル1の上縁部のフランジ部2に沿って装着
されるベルトモール11である場合を例示するもので、
ドアパネル1のフランジ部2は、前側が低く後側が高い
段差状をなし、中間部には傾斜段差状の屈曲部が設けら
れている。さらに、フランジ部2は所要とする曲率で車
両の内外方向に湾曲されている。ドアパネル1のフラン
ジ部2に沿って装着されるベルトモール11は、フラン
ジ部2に対応して長手方向の略中央部に傾斜段差状の屈
曲部11aを有するとともに、フランジ部2に対応して
車両の内外方向に所要とする曲率半径Rで湾曲されてい
る(図7のD参照)。
【0035】図10に示すように、前記ベルトモール1
1は、その長手方向の全長にわたってモール本体12
と、内側リップ20、21及び外側リップ22とをそれ
ぞれ備えかつ押出成形によって一体成形されている。す
なわち、モール本体12は、硬質合成樹脂材料よりな
り、下端開口の凹条部13を有して横断面形状が略逆U
字状に設けられている。さらに、モール本体12は、そ
の凹条部13を隔てて対向する両側壁部のうち、ドアガ
ラスに対向する一方の側壁部の表面の上下部には、ドア
ガラスに弾性変形して圧接する弾性を有するエラストマ
材料、例えば軟質合成樹脂材料よりなる内側リップ2
0、21が一体に設けられ、他方の側壁部の下端部には
ドアパネル1に当接する弾性を有するエラストマ材料、
例えば軟質合成樹脂材料よりなる外側リップ22が設け
られている。また、モール本体12の一方の側壁部の内
壁面の略中央高さ位置には凹部18aが設けられ、その
凹部18aの下方に凸部18bが設けられている。ま
た、他方の側壁部の下端縁には内側に向けて凸部17a
が設けられ、その凸部17aの上方に凹部17bが設け
られている。そして、これら凸部17a、凹部17b及
び凸部18b、凹部18aはベルトモール11を成形し
た後、脱型する際のアンダカット部となる。
【0036】前記ベルトモール11は、そのモール本体
12の凹条部13の長手方向に所定の間隔を隔てて複数
の取付クリップ30が差し込まれ、これら複数の取付ク
リップ30を介してドアパネル1のフランジ部2に沿っ
て装着される。なお、取付クリップ30は、弾性材より
形成され、フランジ部2の上方から差し込まれる差込部
を有している。さらに、取付クリップ30の一側壁部の
上部には凹条部13の内壁面の凹部18aに係合する凸
部が設けられ、一側壁部の下端部には、フランジ部2に
弾性的に係合する係止爪31と、モール本体12の一側
下部に向けて断面鉤形状に形成されて弾性的に係合する
係止爪32とがそれぞれ設けられている。
【0037】図8に示すように、前記ベルトモール11
を製造するための製造装置は、押出成形装置40、基準
型60及び駆動装置80を備えている。押出成形装置4
0の成形ダイ50には、ベルトモール11のモール本体
12を形成するための第1材料を供給するための第1材
料供給管42と、内側リップ20、21及び外側リップ
22を形成するための第2材料を供給するための第2材
料供給管44とがそれぞれ接続されている。なお、第1
材料供給管42と第2材料供給管44は、それぞれ別の
材料押出機に接続されている。
【0038】図1に示すように、前記成形ダイ50の内
部には、第1材料供給管42に通じる第1材料供給路5
1と、第2材料供給管44に通じる第2材料供給路52
とがそれぞれ設けられている。また、成形ダイ50に
は、第1材料供給路51と第2材料供給路52との下流
側に連通しかつベルトモール11の外形状に対応する成
形部を有する押出口54が設けられ、その押出口54は
成形ダイ50の前面に開口している。また、成形ダイ5
0には、その押出口54を成形ダイ50の側面側(図1
に向かって下側)に開口する開口部55が設けられてい
る。
【0039】基準型60の端末部には、ベルトモール1
1の凹条部13に対応する成形型部61が同ベルトモー
ル11の長さ寸法よりも適宜に長い寸法(この実施の形
態1においては図7の(A)に示すように左右のベルト
モール11L、11Rを成形可能な長さ寸法)をもって
設けられている。そして、基準型60の成形型部61が
成形ダイ50の開口部55に差し込まれて配置されるこ
とによってベルトモール11に対応する成形空間を構成
するようになっている。この実施の形態1において、図
3と図4に示すように、基準型60は型本体62と、成
形型部61を構成する型副体70とを備え、これら型本
体62と、型副体70はそれぞれ別体に設けられかつ係
脱可能に係合されて一体状をなしている。すなわち、型
本体62は金属板、硬質合成樹脂板、木質系ハードボー
ド等の硬質板材よりなりかつベルトモール11の内外方
向の湾曲に対応して所要とする曲率をもって湾曲されて
いる。この型本体62の一端縁には型副体70を係脱可
能に装着するための先端部が細くなった嵌合凸部63が
設けられている。この嵌合凸部63にはその上部寄り両
側面に断面略凹円弧状の係合凹部64がそれぞれ設けら
れ、下部寄りの一側面には断面略凸円弧状の係合凸部6
5が設けられている。
【0040】一方、図4〜図6に示すように、前記型副
体70は、離型性、弾性及び耐熱性を有する材料、例え
ばシリコンゴム等よりなり、断面一定で押出成形により
形成され、その外形はベルトモール11のモール本体1
2の凹条部13に対応する形状に形成されている。そし
て、型副体70の両外側面には、ベルトモール11の凹
条部13内壁面のアンダカット部としての凸部17a、
凹部17b及び凸部18b、凹部18aをそれぞれ形成
するためのアンダカット成形部としての凹部75a、凸
部75b及び凹部76b、凸部76aがそれぞれ設けら
れている。また、型副体70には、型本体62の嵌合凸
部63に係脱可能に嵌合する形状の嵌合凹部71が同型
副体70の下端に開口して形成されている。そして、こ
の嵌合凹部71の内壁面には、型本体62の嵌合凸部6
3の各係合凹部64にそれぞれ係脱可能に係合する係合
凸部72と、嵌合凸部63の係合凸部65に係脱可能に
係合する係合凹部73とがそれぞれ設けられている。さ
らに、型副体70の嵌合凹部71は、型本体62の嵌合
凸部63に係脱可能に嵌合する形状に形成されている。
特に、図5に示すように、型副体70は、そのアンダカ
ット成形部としての凹部75a、凸部75b及び凹部7
6b、凸部76aが、ベルトモール11のアンダカット
部としての凸部17a、凹部17b及び凸部18b、凹
部18aからそれぞれ干渉することがない状態に退避す
る退避位置まで内側に向けて弾性変形されるように嵌合
凹部71の形状、大きさ等が適宜に設定されている。す
なわち、図5に示すように、型副体70の凸部75bと
凸部76aの先端部が、ベルトモール11の凸部17a
と凸部18bの先端と係合することなく外れる状態の退
避位置まで弾性変形して変位するように型副体70が構
成されている。
【0041】また、この実施の形態1において、図7の
(A)〜(C)に示すように、左側用のベルトモール1
1Lと右側用のベルトモール11Rとを型副体70に連
続して押出成形するために、型副体70にはその中心か
ら左側に左側用のベルトモール11Lに対応する型部
が、中心から右側に右側用のベルトモール11Rに対応
する型部がそれぞれ設けられている。
【0042】図8に示すように、前記駆動装置80は、
成形ダイ50と基準型60とを設定されたプログラムに
基づいて所要の軌跡(型副体70の左右の型部の形状に
対応する軌跡)で相対的に移動させるものであり、この
実施の形態1においては、駆動装置80としてロボット
(例えば、市販の6軸制御のロボット)81が用いら
れ、固定の成形ダイ50に対し基準型60が移動制御さ
れるようになっている。なお、図8に示すように、ロボ
ット81のアーム82先端のハンド部83には、保持装
置84が設けられ、この保持装置84には基準型60
を、その型本体62において離脱可能に保持するための
所要数の吸着盤85が配設されている。
【0043】次に、ベルトモール11を製造する方法を
工程順に説明する。まず、押出成形工程において、図8
に示すように、ロボット81の保持装置84の各吸着盤
85によって基準型60がその型本体62において吸着
されて保持される。この際、吸着盤85は負圧状態に保
たれる。この状態において、図1に示すように、基準型
60の成形型部61(型副体70)がその一端側から成
形ダイ50の開口部55に所要量だけ差し込まれて設置
される。これによって、成形ダイ50の押出口54には
ベルトモール11に対応する成形空間が構成される。こ
の際、型本体62の嵌合凸部63と型副体70の嵌合凹
部71との嵌合作用によって型副体70のアンダカット
成形部としての凹部75a、凸部75b及び凹部76
b、凸部76aが成形位置に確実に保持される。
【0044】一方、成形ダイ50の第1材料供給路51
には材料押出機から第1材料供給管42を経て第1材料
が溶融状態で供給され、第2材料供給路52には別の材
料押出機から第2材料供給管44を経て第2材料が溶融
状態で供給される。これによって、前記第1材料供給路
51の第1材料と第2材料供給路52の第2材料とが成
形空間に向けてそれぞれ送られ、押出口54からそれぞ
れ押し出される。そして、前記押出口54から押し出さ
れる第1、第2材料の押し出し速度と略同速度におい
て、その押し出し方向に基準型60の成形型部61が設
定されたプログラムに基づいて移動制御される。これに
よって、成形型部61の左右の各型部には、左側のベル
トモール11と右側のベルトモール11とが一体連続状
に押出成形され、成形ダイ50の開口部55から離脱さ
れる(図2参照)。
【0045】前記したように押出成形工程が行われ、成
形型部61の左右のベルトモール11が冷却固化した
後、脱型工程が行われる。この脱型工程において、ま
ず、型本体62の嵌合凸部63と、型副体70の嵌合凹
部71との間の係合凹部64と係合凸部72及び係合凸
部65と係合凹部73との係合力に抗して、型本体62
の嵌合凸部63が型副体70の嵌合凹部71から強制的
に引き抜かれる(図4参照)。その後、図5に示すよう
に、型副体70の両側部がその嵌合凹部71に向けて弾
性的に閉じられる。すると、型副体70のアンダカット
成形部としての凹部75a、凸部75b及び凹部76
b、凸部76aがベルトモール11のアンダカット部と
しての凸部17a、凹部17b及び凸部18b、凹部1
8aからそれぞれ干渉することがない状態に退避する退
避位置まで変位する。この状態を保って、図6に示すよ
うに、ベルトモール11の凹条部13から型副体70が
引き抜かれ、ここで脱型工程が完了する。
【0046】最終工程として前記脱型工程が行われた
後、切断工程が行われる。この切断工程において、図7
の(A)〜(D)に示すように、左右のベルトモール1
1L、11Rの両端部からはみ出して成形された端末部
分11bが切断されて除去されるとともに、左右のベル
トモール11L、11Rの境界部分が切断されることに
よって、分離された左右のベルトモール11が同時に製
造される。ここで、ベルトモール11の全ての製造工程
が完了する。
【0047】この実施の形態1において、成形型部61
を構成する型副体70は、シリコンゴム等の弾性体より
形成され、離型性及び弾性を有すると共に、型本体62
の嵌合凸部63と、型副体70の嵌合凹部71との相互
に設けられた係合凹部64と係合凸部72及び係合凸部
65と係合凹部73とが共に略円弧状に形成されてい
る。このため、型本体62の嵌合凸部63が型副体70
の嵌合凹部71から強制的に引き抜かれる際、型副体7
0が部分的に弾性圧縮し、係合凹部64と係合凸部72
及び係合凸部65と係合凹部73との係合が容易に外れ
る。この結果、型本体62の嵌合凸部63を型副体70
の嵌合凹部71から容易にかつ迅速に引き抜くことがで
きる。
【0048】また、型副体70は、そのアンダカット成
形部としての凹部75a、凸部75b及び凹部76b、
凸部76aがベルトモール11のアンダカット部として
の凸部17a、凹部17b及び凸部18b、凹部18a
からそれぞれ退避する位置まで内側に向けて弾性変形さ
れるように嵌合凹部71の形状、大きさ等が適宜に設定
されている。このため、脱型工程において、型副体70
のアンダカット成形部としての凹部75a、凸部75b
及び凹部76b、凸部76aがベルトモール11のアン
ダカット部としての凸部17a、凹部17b及び凸部1
8b、凹部18aからそれぞれ退避する退避位置まで容
易に変位させてこの状態を保つことができる。この結
果、ベルトモール11のモール本体12の凹条部13を
拡開変形させることなく、その凹条部13から型副体7
0を容易に引き抜いて脱型することができる。特に、ベ
ルトモール11のモール本体12が硬質合成樹脂材料よ
り成形され、そのモール本体12の凹条部13を拡開変
形させることが困難である場合において、そのモール本
体12の凹条部13にアンダカット部としての凸部17
a、凹部17b及び凸部18b、凹部18aとをそれぞ
れ成形してもなお容易に脱型することができる。
【0049】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図11と図12にしたがって説明する。この実
施の形態2において、基準型60の成形型部61を構成
する型副体70の型構造を変更したものであり、型副体
70は、実施の形態1と略同様にしてシリコンゴム等の
弾性体より形成され、離型性及び弾性を有している。図
11の実線に示すように、型副体70は、自由状態にお
いてその嵌合凹部71を閉じるようにして形成され、こ
の型副体70の自由状態、すなわち閉じ状態が脱型位置
とされている。そして、型本体62の嵌合凸部63に対
し型副体70を装着する場合には、図11の2点鎖線に
示すように型副体70の嵌合凹部71が弾性的に拡開さ
れた状態で型本体62の嵌合凸部63に嵌込まれる。こ
れによって、型本体62の嵌合凸部63に型副体70が
弾性的に係合して装着されるようになっている(図12
参照)。すなわち、型本体62の嵌合凸部63に型副体
70が装着された状態を成形位置としている。前記型本
体62と前記型副体70のその他の構成は実施の形態1
と略同様にして構成されるため、同一構成部分に対し同
一符号を付記してその説明は省略する。
【0050】したがって、この実施の形態2においても
実施の形態1と略同様の作用効果を奏する。但し、この
実施の形態2においては、型本体62の嵌合凸部63と
型副体70の嵌合凹部71との相互に係合凹部64と係
合凸部72及び係合凸部65と係合凹部73とを設ける
必要性を解消することができる。このため、型本体62
の嵌合凸部63と型副体70の嵌合凹部71の脱抜作業
が容易に行うことができるとともに、型本体62の嵌合
凸部63から型副体70が脱抜されると、型副体70は
元の自由状態に弾性的に復元して閉じるため、ベルトモ
ール11の凹条部13に対する型副体70の脱型作業も
容易となる。
【0051】(実施の形態3)次に、この発明の実施の
形態3を図13と図14にしたがって説明する。この実
施の形態3において、基準型60の型構造を変更したも
のであり、型本体62と、成形型部61の主要部を構成
する型副体70とのうち、型本体62の一端縁にはその
板厚方向の両側部が除去されて所要とする板厚寸法に形
成された支持板部68が設けられている。これに対し、
型副体70は、左右に2分割された分割型部70a、7
0bによって構成され、支持板部68を間に挟んで連結
ボルト90によって着脱可能に装着されている。これら
両分割型部70a、70bのうち、一方の分割型部70
aには、ベルトモール11の凹条部13内壁面の凸部1
7a、凹部17bを形成するためのアンダカット成形部
としての凹部75aと凸部75bがそれぞれ設けられて
いる。また、他方の分割型部70bには、ベルトモール
11の凹条部13内壁面の凸部18b、凹部18aを形
成するためのアンダカット成形部としての凹部76b、
凸部76aがそれぞれ設けられている。すなわち、この
実施の形態3において、基準型60の成形型部61は、
型副体70の左右に2分割された分割型部70a、70
bと、支持板部68の先端面によって構成されている。
【0052】この実施の形態3のその他の構成は実施の
形態1と略同様にして構成される。したがって、この実
施の形態3においても押出成形工程、脱型工程及び切断
工程の順で左右のベルトモール11が同時に製造され
る。脱型工程において、図14に示すように、連結ボル
ト90が離脱された後、型本体62の支持板部68が型
副体70の両分割型部70a、70bの間から引き抜か
れる。この状態において、型副体70の両分割型部70
a、70bを、その凹部75a、凸部75b及び凹部7
6b、凸部76aがベルトモール11の凹条部13の凸
部17a、凹部17b及び凸部18b、凹部18aから
それぞれ退避する退避位置までそれぞれ移動させて脱型
することができる。このため、ベルトモール11のモー
ル本体12が硬質合成樹脂材料より成形され、そのモー
ル本体12の凹条部13を拡開変形させることが困難で
ある場合においても、そのモール本体12の凹条部13
にアンダカット部としての凸部17a、凹部17b及び
凸部18b、凹部18aとをそれぞれ成形してもなお容
易に脱型することができる。
【0053】なお、前記実施の形態3において、基準型
60の型本体62に設けられた支持板部68を間に挟ん
で型副体70の左右に2分割された分割型部70a、7
0bが連結ボルト90によって着脱可能に装着される場
合を例示したが、連結ボルト90を用いることなく磁力
によって着脱可能に装着することも可能である。例え
ば、型本体62の支持板部68と分割型部70a、70
bとのうち、少なくとも一方に永久磁石を配設し、他方
を鉄等の強磁性体によって形成することによって、型本
体62の支持板部68に対し分割型部70a、70bを
着脱可能に構成することができる。
【0054】(実施の形態4)次に、この発明の実施の
形態4を図15と図16にしたがって説明する。この実
施の形態4において、ベルトモール11等の凹条部13
の内壁面の片側にのみアンダカット部が形成される場合
を例示するものであり、型本体62の支持板部68の片
側に対して型副体70がネジ、磁石等の適宜の装着手段
によって着脱可能に装着されている。そして、基準型6
0の成形型部61が型副体70と支持板部68によって
構成されている。また、型副体70の型面にはアンダカ
ット成形部としての凹部75aと凸部75bがそれぞれ
設けられている。その他の構成は実施の形態3と略同様
にして構成される。したがって、この実施の形態4は実
施の形態3と略同様の作用効果を奏する。また、実施の
形態4において、ベルトモール11等の凹条部13の内
壁面の片側にのみアンダカット部が形成される場合、型
本体62の支持板部68に対しスライド可能に型副体7
0を装着し、型本体62の支持板部68の成形面に対し
アンダカット成形部を形成することも可能である。
【0055】(実施の形態5)次に、この発明の実施の
形態5を図17〜図26にしたがって説明する。この実
施の形態5において、図17に示すように、ドアパネル
101のフランジ部102の上縁は、ほぼ水平をなして
一直線状に延びている。ドアパネル101の内側をなす
インナパネル101aのフランジ部102aには、取付
クリップとして機能する複数の弾性係止片130が、フ
ランジ部102aの長手方向に所定の間隔をおいてそれ
ぞれ切り起こし状に形成されている。ドアパネル101
のフランジ部102に沿って装着されるベルトモール1
11は、その長手方向の全長にわたってモール本体11
2と内側リップ120とをそれぞれ備えかつ押出成形に
よって一体成形されている。モール本体112は、硬質
合成樹脂材料よりなり、下端開口の凹条部113を有し
て横断面形状が略逆U字状をなす。このモール本体11
2には、その凹条部113を隔てて対向する両側壁部の
うち、ドアガラスに対向する一方の側壁部の表面には、
ドアガラスに弾性変形して圧接する弾性を有するエラス
トマ材料、例えば軟質合成樹脂材料よりなる内側リップ
120が一体に設けられている。
【0056】また、モール本体112の凹条部113の
相対する側壁部の内壁面のうち、一方の側壁部内壁面の
下端部には、他方の側壁部の内壁面に向けて突出する凸
部117aが設けられ、その凸部117aの上方に凹部
117bが設けられている。そして、これら凸部117
aと凹部117bはベルトモール111を成形した後、
脱型する際のアンダカット部となる。さらに、凹条部1
13の凸部117aと凹部117bとは、その凹条部1
13の長手方向のほぼ全長にわたってそれぞれ形成され
ている。図18〜図20に示すように、モール本体11
2の凹条部113の上部には、ドアパネル101のフラ
ンジ部102が差し込まれる溝幅が狭い差込溝113a
と、凹条部113の溝幅とほぼ同じ溝幅を有しかつフラ
ンジ部102aの弾性係止片130との干渉を避ける延
長溝113bとが長手方向に交互に形成されている。そ
して、ベルトモール111は、そのモール本体112の
凹条部113がドアパネル101のフランジ部102の
上方から差し込まれることによって、ドアパネル101
のフランジ部102に装着されるようになっている。
【0057】前記ベルトモール111に対応する成形型
部161を備えた基準型160を斜視図で表した図21
において、型本体162の支持板部168の片側に対し
て型副体170がネジ、磁石等の適宜の装着手段によっ
て着脱可能に装着されている。すなわち、この実施の形
態5においても、実施の形態4とほぼ同様にして基準型
160の成形型部161が型副体170と支持板部16
8によって構成されている。また、型副体170の型面
には、モール本体112の凹条部113の長手方向のほ
ぼ全長にわたって凸部117aと凹部117bとをそれ
ぞれ形成するためのアンダカット成形部としての凹部1
75aと凸部175bとがそれぞれ成形型部161のほ
ぼ全長にわたって連続状に設けられている。さらに、型
本体162の支持板部168の型面上部と型副体170
の型面上部にはモール本体112の凹条部113上部の
差込溝113aと延長溝113bとを形成するための成
形部161aと161bとが長手方向に交互に形成され
ている。
【0058】したがって、この実施の形態5において、
押出成形工程では、ロボットの保持装置によって基準型
160がその型本体162において保持される(実施の
形態1と同様である)。この状態において、基準型16
0の成形型部161を構成する支持板部168と型副体
170がその一端側から成形ダイ150に所要量だけ差
し込まれて設置される。これによって、成形ダイ150
の押出口にはベルトモール111に対応する成形空間が
構成される(図22及び図23参照)。そして、成形ダ
イ150に成形材料(樹脂材料)を供給しながら基準型
160の成形型部161が設定されたプログラムに基づ
いて移動制御される。これによって、成形型部161に
は、ベルトモール111が一直線状に押出成形される
(図24参照)。なお、この実施の形態5においては、
ベルトモール111の横断面の面積は長手方向に変化す
る、すなわち、モール本体112の凹条部113上部の
差込溝113aと延長溝113bとの部分においてその
横断面が変化する。このため、ベルトモール111の横
断面積の変化に対応して成形材料を供給量を変化させた
り、あるいは、基準型160と成形ダイ150との相対
的な移動速度を変化させることによって、成形材料の過
不足が原因となる成形不良を防止することが望ましい。
【0059】前記したように押出成形工程が行われ、ベ
ルトモール111が冷却固化した後、脱型工程が行われ
る。この脱型工程では、まず、図25に示すように、型
本体162と型副体170との装着手段が外された状態
において、型本体162の支持板部168と型副体17
0とが相互にスライドされながら、型本体162の支持
板部168がモール本体112の凹条部113から引き
抜かれる。その後、図26に示すように、型副体170
のアンダカット成形部としての凹部175aと凸部17
5bがベルトモール111のアンダカット部としての凸
部117aと凹部117bに干渉することがない状態
(退避位置)に移動させながらベルトモール111の凹
条部113から型副体170が引き抜かれ、これによっ
て脱型工程が完了する。
【0060】最終工程として前記脱型工程が行われた
後、切断工程が行われ、ベルトモール111の製造工程
が完了する。前記したように、この実施の形態5におい
ても、ベルトモール111のモール本体112の凹条部
113を拡開変形させることが困難である場合であって
も、モール本体112の凹条部113の長手方向のほぼ
全長にわたってアンダカット部としての凸部117aと
凹部117bを形成して容易に脱型することができる。
【0061】(実施の形態6)次に、この発明の実施の
形態6を図27〜図29にしたがって説明する。この実
施の形態6において、図と図に示すように、ベルトモー
ル111の凹条部113の相対する内壁面のうち、一方
の内壁面に対し、アンダカット部としての凸部117a
と凹部117bが、同凹条部113の長手方向の一部に
部分的に、あるいは長手方向に所定の間隔を保って断続
的に形成される場合を例示する。そして、型本体162
の支持板部168の片側に対してネジ、磁石等の適宜の
装着手段によって着脱可能に装着される型副体170の
型面には、モール本体112の凹条部113の凸部11
7aと凹部117bをそれぞれ形成するためのアンダカ
ット成形部としての凹部175aと凸部175bとがそ
れぞれ成形型部161の長手方向の一部に部分的に、あ
るいは長手方向に所定間隔を保って断続的に設けられて
いる。
【0062】したがって、この実施の形態6において
も、押出成形工程では、ロボットの保持装置によって基
準型160がその型本体162において保持される(実
施の形態1と同様である)。この状態において、基準型
160の成形型部161を構成する支持板部168と型
副体170がその一端側から成形ダイ150に所要量だ
け差し込まれて設置される。これによって、成形ダイ1
50の押出口にはベルトモール111に対応する成形空
間が構成される(図28及び図29参照)。そして、成
形ダイ150に成形材料を供給しながら基準型160の
成形型部161が設定されたプログラムに基づいて移動
制御される。これによって、成形型部161には、ベル
トモール111がほぼ一直線状に押出成形される(図2
7参照)。なお、この実施の形態6においては、モール
本体112の凹条部113の凸部117aと凹部117
bとの部分においてその横断面が変化する。このため、
この実施の形態6においてもベルトモール111の横断
面積の変化に対応して成形材料を供給量を変化させた
り、あるいは、基準型160と成形ダイ150との相対
的な移動速度を変化させることによって、成形材料の過
不足が原因となる成形不良を防止することが望ましい。
【0063】前記したように押出成形工程が行われ、ベ
ルトモール111が冷却固化した後、脱型工程が行われ
る。この脱型工程では、まず、実施の形態5とほぼ同様
にして、型本体162と型副体170との装着手段が外
された状態において、型本体162の支持板部168と
型副体170とが相互にスライドされながら、型本体1
62の支持板部168がモール本体112の凹条部11
3から引き抜かれる。その後、型副体170のアンダカ
ット成形部としての凹部175aと凸部175bがベル
トモール111のアンダカット部としての凸部117a
と凹部117bに干渉することがない状態(退避位置)
に移動させながらベルトモール111の凹条部113か
ら型副体170が引き抜かれ、これによって脱型工程が
完了する。
【0064】最終工程として前記脱型工程が行われた
後、切断工程が行われ、ベルトモール111の製造工程
が完了する。前記したように、この実施の形態6におい
て、ベルトモール111のモール本体112の凹条部1
13を拡開変形させることが困難である場合であって
も、モール本体112の凹条部113の長手方向の一部
に、あるいは長手方向に所定間隔を保ってアンダカット
部としての凸部117aと凹部117bを部分的あるい
は断続的に形成して容易に脱型することができる。
【0065】(実施の形態7)次に、この発明の実施の
形態7を図30〜図34にしたがって説明する。この実
施の形態7において、図30に示すように、ベルトモー
ル111のモール本体112の凹条部113の相対する
内壁面に対し、アンダカット部としての凸部117aと
凹部117bが、同凹条部113の長手方向の一部に部
分的に、あるいは長手方向に所定の間隔を保って断続的
に形成される場合を例示する。基準型160は、型本体
162と、その型本体162の一端縁の長手方向の一部
に、あるいは長手方向に所定の間隔を保って着脱可能に
装着された所要長さ(短尺)の複数(図30では3つ)
の型副体170とを備えている。そして、基準型160
の成形型部161は、型本体162の一端縁に直接形成
された第1成形部分161aと、複数の型副体170に
形成された第2成形部分161bとを長手方向に交互に
備えて構成されている。
【0066】すなわち、型本体162は金属板、硬質合
成樹脂板、木質系ハードボード等の硬質板材より形成さ
れ、その一端縁の長手方向には、先端部が細くなった第
1成形型部分161aと、複数の型副体170をそれぞ
れ係脱可能に装着するための先端部が細くなった嵌合凸
部163とが長手方向に交互に設けられている。これら
嵌合凸部163にはその上部寄り両側面に断面略凹円弧
状の係合凹部164が設けられている。
【0067】一方、型副体170は、離型性、弾性及び
耐熱性を有する材料、例えばシリコンゴム等より形成さ
れている。そして、複数の型副体170の外面には第2
成形部分161bがそれぞれ形成され、これら第2成形
部分161bの両外側面には、アンダカット成形部とし
ての凹部175aと凸部175bがそれぞれ設けられて
いる。また、複数の型副体170には、型本体162の
各嵌合凸部163に係脱可能に嵌合する形状の嵌合凹部
171が同型副体170の下端に開口して形成されてい
る。そして、嵌合凹部171の内壁面には、型本体16
2の嵌合凸部163の係合凹部164にそれぞれ係脱可
能に係合する係合凸部172がそれぞれ設けられてい
る。さらに、型副体170の嵌合凹部171は、型本体
162の嵌合凸部163に係脱可能に嵌合する形状に形
成されている。また、型副体170は、そのアンダカッ
ト成形部としての凹部175aと凸部175bが、ベル
トモール111のアンダカット部としての凸部117a
と凹部117bからそれぞれ干渉することがない状態に
退避する退避位置まで内側に向けて弾性変形されるよう
に嵌合凹部171の形状、大きさ等が適宜に設定されて
いる。すなわち、図34に示すように、型副体170の
凸部175bの先端部が、ベルトモール111の凸部1
17aの先端と係合することなく外れる状態の退避位置
まで弾性変形して変位するように型副体170が構成さ
れている。
【0068】したがって、この実施の形態7において
も、押出成形工程では、ロボットの保持装置によって基
準型160がその型本体162において保持される(実
施の形態1と同様である)。この状態において、基準型
160の成形型部161がその一端側から成形ダイ15
0に所要量だけ差し込まれて設置される。これによっ
て、成形ダイ150の押出口にはベルトモール111に
対応する成形空間が構成される(図31及び図32参
照)。そして、成形ダイ150に成形材料を供給しなが
ら基準型160の成形型部161が設定されたプログラ
ムに基づいて移動制御される。これによって、成形型部
161には、ベルトモール111が一直線状に押出成形
される。なお、この実施の形態7においても、基準型1
60の成形型部161の第1成形部分161aと第2成
形部分161bにおいて、ベルトモール111の横断面
が変化する。このため、その横断面積の変化に対応して
成形材料の供給量を変化させたり、あるいは、基準型1
60と成形ダイ150との相対的な移動速度を変化させ
ることによって、成形材料の過不足が原因となる成形不
良を防止することが望ましい。
【0069】前記したように押出成形工程が行われ、ベ
ルトモール111が冷却固化した後、脱型工程が行われ
る。この脱型工程では、まず、実施の形態1とほぼ同様
にして、まず、型本体162の嵌合凸部163と、複数
の型副体170の嵌合凹部171との間の係合力に抗し
て、型本体162の嵌合凸部163が複数の型副体17
0の嵌合凹部171からそれぞれ強制的に引き抜かれる
(図33参照)。その後、図34の2点鎖線に示すよう
に、複数の型副体170の両側部がその嵌合凹部171
に向けて弾性的に閉じられる。すると、型副体170の
アンダカット成形部としての凹部175aと凸部175
bがベルトモール111のアンダカット部としての凸部
117aと凹部117bからそれぞれ干渉することがな
い状態に退避する退避位置まで変位する。この状態を保
って、図34の実線に示すように、ベルトモール111
の凹条部113から型副体170が引き抜かれ、ここで
脱型工程が完了する。
【0070】最終工程として前記脱型工程が行われた
後、切断工程が行われ、ベルトモール111の製造工程
が完了する。前記したように、この実施の形態7におい
て、ベルトモール111のモール本体112の凹条部1
13を拡開変形させることが困難である場合であって
も、モール本体112の凹条部113の長手方向の一部
に、アンダカット部としての凸部117aと凹部117
bを部分的に、あるいは、長手方向に所要の間隔(一定
間隔あるいは異なる間隔を含む)を保って断続的に形成
して容易に脱型することができる。また、前記実施の形
態7において、基準型160の成形型部161(ここで
はの型本体162)の長手方向に所要の間隔(一定間隔
あるいは異なる間隔を含む)を保ってそれぞれ着脱可能
に装着された複数(図30では3つ)の型副体170は
同一形状のもの用いることもできるし、異なる形状の型
副体170をそれぞれ用いることも可能となる。例え
ば、図30に向かって中央部の型副体170aのアンダ
カット成形部としての凹部175aと凸部175bの配
設位置や断面形状を、図30中、2点鎖線に示すよう
に、他の型副体170と異なって形成することもできる
(図30の2点鎖線)。
【0071】なお、この発明は前記実施の形態1〜7に
限定するものではない。例えば、前記実施の形態1〜4
においては、長手方向の略中央部に傾斜段差状の屈曲部
11aを有し、かつ車両の内外方向に所要とする曲率半
径Rで湾曲されたベルトモール11を形成する場合を例
示し、また、前記実施の形態5〜7では、長手方向にほ
ぼ一直線状をなすベルトモール111を形成する場合を
例示したが、これらに限定するものではない。例えば、
図35に示すように、長手方向の一部に屈曲部(水平方
向、高さ方向等の段差部、湾曲部、円弧部、屈曲部等を
含む)211aをもち、かつ凹条部213の少なくとも
一部にアンダカット部としての凸部217aと凹部21
7bを有するベルトモール211を形成することも可能
である。
【0072】また、図36に示すように、型加温工程、
押出成形工程、冷却工程、脱型工程の順にベルトモール
11(又は111)等の成形品を製造することが望まし
い。特に、基準型60(又は160)の成形型部61
(又は161)が金属製の型本体62(又は162)と
金属製の型副体70(又は170)によって構成されて
いる場合、型加温工程において、基準型60(又は16
0)の少なくとも成形型部61(又は161)が成形品
の樹脂材料(例えば、塩化ビニル等の熱可塑性合成樹脂
材料)の溶融温度に近づける温度(例えば、60℃〜1
00℃の温度)に加温してから押出成形工程が行われる
ことが望ましい。すなわち、型加温工程を省いて、押出
成形工程、冷却工程、脱型工程の順にベルトモール11
(又は111)等の成形品を製造することもできる。し
かしながら、型加温工程を省いた場合、ベルトモール1
1(又は111)等の成形品は、押出成形工程やその直
後、あるいは冷却工程において、基準型60(又は16
0)の成形型部61(又は161)によって、成形品の
樹脂材料の熱が急激に奪われ、ベルトモール11(又は
111)等の成形品がその凹条部の周辺部において冷却
収縮する。そして、図37と図38の2点鎖線にそれぞ
れ示すように、前記収縮が原因となってベルトモール1
1(又は111)等の成形品が長手方向の収縮変形した
り、あるいは横断面形状が不測に変化し、不良品となる
場合がある。このため、押出成形工程の前に、型加温工
程において、基準型60(又は160)の少なくとも成
形型部61(又は161)を成形品の樹脂材料の溶融温
度に近い温度に加温し、その後、押出成形工程を行うこ
とで、材料収縮が原因となる不良品の発生を防止するこ
とができる。
【0073】基準型60(又は160)の成形型部61
(又は161)の加温は、加熱装置等による外部加熱に
よって行うこともできるし、型本体62(又は162)
と型副体70(又は170)とのうち、少なくとも一
方、又は双方にヒータを内設して加温することも可能で
ある。また、脱型工程の前の冷却工程において、冷却フ
ァン等を用いてベルトモール11(又は111)等の成
形品を積極的に冷却することによって、自然冷却に比べ
冷却時間を短縮化することが可能となる。なお、冷却工
程は、基準型60(又は160)の成形型部61(又は
161)に樹脂材料が押し出される直後から開始するこ
ともでき、自然冷却によって行うこともできる。また、
前記実施の形態1〜7において、脱型工程が行われた
後、切断工程が行われ場合を例示したが、脱型工程の前
行程において、切断工程を行うこともできる。脱型工程
の前行程において、切断工程を行うと、基準型60(又
は160)の成形型部61(又は161)によって、ベ
ルトモール11(又は111)等の成形品の凹状部の形
状が押出成形時の横断面に保たれる。このため、基準型
60(又は160)の成形型部61(又は161)の長
手方向の両端部からはみ出してベルトモール11(又は
111)等の成形品の両端末部にそれぞれ延長して形成
された切除部分がカッタ等によって容易に切断される、
この際、基準型60(又は160)の成形型部61(又
は161)の長手方向の両端部がカッタに対すル受け刃
となる。このため、ベルトモール11(又は111)等
の成形品の両端末部の切断面も見栄えのよいものとな
る。
【0074】また、前記実施の形態1〜7において、ベ
ルトモール11(又は111)の横断面の外形が長手方
向に変化することなくほぼ一定に形成される場合を例示
したが、これに限定するのもではない。例えば、成形ダ
イ50(又は150)の押出口に対し可動ダイを進退可
能に配設して、押出口の断面形状を可動ダイによって変
化させることも可能である。この場合、ベルトモール1
1(又は111)の内側リップ20、21(又は12
0)や外側リップ22の張り出し長さをベルトモール1
1(又は111)の長手方向に変化させて押出成形する
ことができる。このような成形品の断面形状を変化させ
ることは、例えば、特開平5−178088号公報、特
開平7−32875号公報等に開示されている。
【0075】また、前記実施の形態1〜7において、ベ
ルトモール11(又は111)の内外の両側壁部のう
ち、少なくとも一方の側壁部の側面、あるいは両側壁部
の各側面に対し、シール部としての横断面リップ形状の
内側リップ20、21(又は120)、外側リップ22
が形成される場合を例示したが、これに限定するのもで
はない。例えば、図39に示すように、横断面ほぼ逆U
字状に形成されかつ凹状部313と、その凹条部313
の長手方向の少なくとも一部に、アンダカット部として
の凸部317aと凹部317bが形成されたモール本体
312を有するベルトモール311において、モール本
体312の両側壁部312a、312bのうち、少なく
とも一方の側壁部312bの側面に横断面中空環状のシ
ール部321を形成してもよい。この場合、シール部3
21は、伸縮性に富むエラストマ材料(スポンジ体も含
む)より形成することが望ましい。
【0076】また、前記実施の形態1〜7において成形
品がベルトモール11(又は111)である場合を例示
したが、図40に示すように、車両のルーフパネルの凹
部に装着されるアンダーカット部をもつルーフモール4
11であっても製造することが可能である。さらに、図
41の(A)に示すように、ルーフモール411の平面
形状を所要とする湾曲形状に形成することも可能であ
り、さらに、図41の(B)に示すようにルーフモール
411の側面形状を所要とする湾曲形状に形成すること
も可能である。すなわち、基準型60(又は160)の
成形型部61(又は161)を覆うようにして押出成形
される成形品において、成形型部61(又は161)に
よって形成される凹条部13(又は131)にアンダカ
ット部をもつ成形品であればどの様な成形品であっても
製造することができる。
【0077】また、前記実施の形態1〜7においては、
固定の成形ダイ150に対し駆動装置80としてのロボ
ット81によって基準型60(又は160)を3次元方
向に移動させたが、これに限定しない。例えば、基準型
60(又は160)を適宜の固定台に固定し、その基準
型60(又は160)に対し成形ダイ50(又は15
0)を駆動装置によって移動させてもよい。さらに、成
形ダイ50(又は150)と基準型60(又は160)
とをそれぞれ別の駆動装置によって移動させてもよい。
この場合、成形品の一部に曲率半径が小さい湾曲部分を
容易に形成することが可能となる。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
凹条部の所要位置にアンダカット部(凸部及び/又は凹
部を含む)を有する成形品を容易に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の成形ダイと基準型の
成形型部との関係を示す説明図である。
【図2】同じく基準型の成形型部に沿って成形品として
のベルトモールを押出成形する状態を示す説明図であ
る。
【図3】同じく基準型の成形型部にベルトモールが押出
成形された状態を示す横断面図である。
【図4】同じく基準型の型本体から型副体を引き抜いて
分離した状態を示す横断面図である。
【図5】同じく型副体を弾性変形させてアンダカット成
形部としての凹部と凸部とを退避位置に変位させた状態
を示す横断面図である。
【図6】同じく型副体からベルトモールを脱型した状態
を示す横断面図である。
【図7】同じく一体連続状に押出成形された左右のベル
トモールが切断され、左右のベルトモールが同時に製造
される工程を示す説明図である。
【図8】同じく成形ダイ、基準型及び駆動装置としての
ロボットの関係を簡略して示す斜視図である。
【図9】同じくドアパネルのフランジ部にベルトモール
が装着された状態を示す説明図である。
【図10】同じく図9のX−X線に基づく断面図であ
る。
【図11】この発明の実施の形態2の型副体を示す横断
面図である。
【図12】同じく型本体に対し型副体が装着された状態
を示す横断面図である。
【図13】この発明の実施の形態3の基準型の型本体の
支持板部に型副体の2分割された分割型部が装着された
状態を示す横断面図である。
【図14】同じく基準型の型本体の支持板部と型副体の
2分割された分割型部とが分離された状態を示す横断面
図である。
【図15】この発明の実施の形態4の型副体を示す横断
面図である。
【図16】同じく型本体に対し型副体が装着された状態
を示す横断面図である。
【図17】この発明の実施の形態5のドアパネルのフラ
ンジ部とベルトモールとを分離した状態を示す斜視図で
ある。
【図18】同じくドアパネルのフランジ部の弾性係止片
にベルトモールのアンダーカット部が係合して装着され
た状態を示す図17のXVIII−XVIII線に基づ
く横断面図である。
【図19】同じくドアパネルのフランジ部の上端部がベ
ルトモールの凹条部の差込溝に差し込まれた状態を示す
図17のXIX−XIX線に基づく横断面図である。
【図20】同じく図18のXX−XX線に基づく平断面
図である。
【図21】同じく基準型の成形型部を構成する型本体型
副体との関係を示す斜視図である。
【図22】同じく基準型の成形型部にベルトモールが押
出成形された状態を示す図21のXXII−XXII線
に基づく横断面図である。
【図23】同じく基準型の成形型部にベルトモールが押
出成形された状態を示す図21のXXIII−XXII
I線に基づく横断面図である。
【図24】同じく基準型の成形型部にベルトモールが押
出成形された状態を示す図22のXXIV−XXIV線
に基づく平断面図である。
【図25】同じく型本体と型副体とを相互にスライドし
て分離する状態を示す横断面図である。
【図26】同じく型副体からベルトモールを脱型する状
態を示す横断面図である。
【図27】この発明の実施の形態6の基準型の型本体と
型副体とベルトモールの関係を分離して示す斜視図であ
る。
【図28】同じく基準型の成形型部にベルトモールが押
出成形された状態を示す図27のXXVIII−XXV
III線に基づく横断面図である。
【図29】同じく基準型の成形型部にベルトモールが押
出成形された状態を示す図27のXXIX−XXIX線
に基づく横断面図である。
【図30】この発明の実施の形態7の基準型の型本体と
複数の型副体とベルトモールの関係を分離して示す斜視
図である。
【図31】同じく基準型の成形型部にベルトモールが押
出成形された状態を示す図30のXXXI−XXXI線
に基づく横断面図である。
【図32】同じく基準型の成形型部にベルトモールが押
出成形された状態を示す図30のXXXII−XXXI
I線に基づく横断面図である。
【図33】同じく基準型の型本体から型副体を引き抜い
て分離した状態を示す横断面図である。
【図34】同じく型副体からベルトモールを脱型した状
態を示す横断面図である。
【図35】この発明の各実施の形態によって成形可能な
一部に屈曲部を有するベルトモールを示す斜視図であ
る。
【図36】この発明の各実施の形態において、基準型の
成形型部にベルトモールを押出成形する前に基準型の成
形型部を所要温度に加熱してベルトモールを製造する工
程を示す説明図である。
【図37】同じく基準型の成形型部にベルトモールを押
出成形する前に基準型の成形型部を所要温度に加熱した
状態で製造されたベルトモールを示す説明図である。
【図38】同じく図37のXXXVIII−XXXVI
II線に基づく横断面図である。
【図39】この発明の製造方法によって製造可能なベル
トモールを示す横断面図である。
【図40】この発明の製造方法によって製造可能なルー
フモールを破断して示す斜視図である。
【図41】同じくルーフモールを平面及び側面からそれ
ぞれ示す説明図である。
【符号の説明】
11、111 ベルトモール(成形品) 13、113 凹条部 17a、117a、 凸部(アンダカット部) 17b、117b 凹部(アンダカット部) 18a、118a、 凹部(アンダカット部) 18b、118b 凸部(アンダカット部) 50、150 成形ダイ 60、160 基準型 61、161 成形型部 62、162 型本体 70、170 型副体 75a、175a 凹部(アンダカット成形部) 75b、175b 凸部(アンダカット成形部) 76a、176a 凸部(アンダカット成形部) 76b、176b 凹部(アンダカット成形部) 80 駆動装置 81 ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F207 AD05 AD18 AD21 AD24 AG21 AH23 AJ02 AJ03 AR14 KA01 KA17 KB11 KL58 KL65 KL74 KL80 KL86 KL91 KM15 KM30

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形ダイの押出口に開口された開口部に
    対し基準型がその成形型部において配置され、これによ
    って押出口に構成された成形空間に材料を供給しながら
    前記成形ダイと前記基準型とを相対的に移動することに
    よって前記基準型の成形型部を覆うように成形品を押出
    成形する押出工程と、 前記基準型の成形型部から前記成形品を脱型することに
    よって、前記成形型部に対応する凹条部を有する成形品
    を製造する脱型工程とを備えた成形品の製造方法であっ
    て、 前記成形型部の所定位置にはアンダカット成形部が設け
    られ、 前記押出工程において、前記アンダカット成形部が成形
    位置に配置されることによって前記凹条部の所定位置に
    アンダカット部を成形し、 前記脱型工程において、前記アンダカット部に対し前記
    アンダカット成形部が干渉することがない状態に退避す
    る退避位置に変位されることによって脱型することを特
    徴とする押出成形による成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の押出成形による成形品
    の製造方法であって、押出工程において、基準型の成形
    型部を覆うように成形品を押出成形する際、その成形品
    の凹条部の所定位置に、同凹条部の長手方向の全長にわ
    たってアンダカット部を形成することを特徴とする成形
    品の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の押出成形による成形品
    の製造方法であって、押出工程において、基準型の成形
    型部を覆うように成形品を押出成形する際、その成形品
    の凹条部の所定位置に、同凹条部の長手方向の一部にア
    ンダカット部を形成することを特徴とする成形品の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の押出成形による成形品
    の製造方法であって、押出工程において、成形品の凹条
    部の長手方向に断続的にアンダカット部を形成すること
    を特徴とする成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の押
    出成形による成形品の製造方法であって、基準型の成形
    型部は、型本体に対し分離可能に構成された型副体を有
    し、 脱型工程において、前記型本体に対し前記型副体が分離
    された状態でアンダカット成形部が退避位置に変位され
    ることを特徴とする押出成形による成形品の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の押出成形による成形品
    の製造方法であって、基準型の成形型部には、その長手
    方向において、型副体が存在する部位の全長にわたって
    アンダカット成形部が形成されていることを特徴とする
    成形品の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の押出成形による成形品
    の製造方法であって、基準型の成形型部には、その長手
    方向において、型副体が存在する部位の一部にアンダカ
    ット成形部が形成されていることを特徴とする成形品の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の押出成形による成形品
    の製造方法であって、成形型部のアンダカット成形部
    は、型副体が弾性変形されることによって退避位置に変
    位することを特徴とする押出成形による成形品の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 横断面略U字状の長尺状のモール本体の
    凹条部に、その凹条部の一方の内側壁部より他方の内側
    壁部に向かう凸部及び/又は凹部が形成されているモー
    ルディングの製造方法であって、 基準型の型本体の先端部分に型副体を装着し、これによ
    って前記基準型の先端部分に前記凹条部に対応する成形
    型部を形成する工程と、 前記成形型部と成形ダイとを所要とする関係に設置する
    ことによって、前記モールディングの押出断面形状に相
    当する成形空間を形成する工程と、 前記基準型と、前記成形ダイとを相対的に移動させると
    ともに、前記成形空間に樹脂材料を供給して前記モール
    ディングを形成する工程と、 前記型本体と前記型副体とを分離する工程と、 前記モールディングと前記型副体とを分離する工程と、 を備えていることを特徴とする押出成形による成形品の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の押出成形による成形
    品の製造方法であって、押出工程において、基準型の成
    形型部を覆うように成形品を押出成形する際、その成形
    品の凹条部の所定位置に、同凹条部の長手方向の全長に
    わたって、同凹条部の一方の内側壁部より他方の内側壁
    部に向かう凸部及び/又は凹部が形成されていることを
    特徴とする成形品の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の押出成形による成形
    品の製造方法であって、押出工程において、基準型の成
    形型部を覆うように成形品を押出成形する際、その成形
    品の凹条部の所定位置に、同凹条部の長手方向の一部に
    おいて、同凹条部の一方の内側壁部より他方の内側壁部
    に向かう凸部及び/又は凹部が形成されていることを特
    徴とする成形品の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の押出成形による成
    形品の製造方法であって、押出工程において、成形品の
    凹条部の長手方向において、同凹条部の一方の内側壁部
    より他方の内側壁部に向かう凸部及び/又は凹部が断続
    的に形成されていることを特徴とする成形品の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載の押出成形による成形
    品の製造方法であって、成形品の凹条部には、その長手
    方向において、型副体が存在する部位の全長にわたっ
    て、凹条部の一方の内側壁部より他方の内側壁部に向か
    う凸部及び/又は凹部が形成されていることを特徴とす
    る成形品の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項9に記載の押出成形による成形
    品の製造方法であって、成形品の凹条部には、その長手
    方向において、型副体が存在する部位の一部に、凹条部
    の一方の内側壁部より他方の内側壁部に向かう凸部及び
    /又は凹部が形成されていることを特徴とする成形品の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項1又は9に記載の押出成形によ
    る成形品の製造方法であって、押出工程において、基準
    型の成形型部を覆うように成形品を押出成形する際、そ
    の成形品の長手方向の少なくとも一部に非直線部分を形
    成することを特徴とする成形品の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項1又は9に記載の押出成形によ
    る成形品の製造方法であって、押出工程において、基準
    型の成形型部を覆うようにして成形品をほぼ一直線状に
    形成することを特徴とする成形品の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項5又は9に記載の押出成形によ
    る成形品の製造方法であって、成形型部の横断面形状
    は、型副体の横断面形状の外面によって形成されている
    ことを特徴とする押出成形による成形品の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項5又は9に記載の押出成形によ
    る成形品の製造方法であって、成形型部の横断面形状
    は、型副体の横断面形状の外面と型本体の横断面形状の
    外面の一部によって形成されていることを特徴とする押
    出成形による成形品の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項5又は9に記載の押出成形によ
    る成形品の製造方法であって、型副体は、基準型の成形
    型部の全長にわたって配置されていることを特徴とする
    押出成形による成形品の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項5又は9に記載の押出成形によ
    る成形品の製造方法であって、型副体は、基準型の成形
    型部の長手方向の一部において配置されていることを特
    徴とする押出成形による成形品の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の押出成形による成
    形品の製造方法であって、型副体は、基準型の成形型部
    の長手方向に断続的に複数個配置されていることを特徴
    とする押出成形による成形品の製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の押出成形による成
    形品の製造方法であって、複数個の型副体は、ほぼ同一
    形状に形成されていることを特徴とする押出成形による
    成形品の製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項21に記載の押出成形による成
    形品の製造方法であって、複数個の型副体のうち、少な
    くとも1つの型副体は、他の型副体と異なる形状に形成
    されていることを特徴とする押出成形による成形品の製
    造方法。
  24. 【請求項24】 請求項5又は9に記載の押出成形によ
    る成形品の製造方法であって、型副体は、その横断面形
    状が長手方向にほぼ一様に形成されていることを特徴と
    する押出成形による成形品の製造方法。
  25. 【請求項25】 請求項5又は9に記載の押出成形によ
    る成形品の製造方法であって、型副体は、その横断面形
    状が長手方向に変化して形成されていることを特徴とす
    る押出成形による成形品の製造方法。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の押出成形による成
    形品の製造方法であって、型副体の長手方向の一部に、
    アンダカット成形部又は、凹条部の凸部及び/又は凹部
    に対応する凹部及び/又は凸部が形成されていることを
    特徴とする押出成形による成形品の製造方法。
  27. 【請求項27】 請求項1又は9に記載の押出成形によ
    る成形品の製造方法であって、成形品は、横断面略U字
    状の長尺状のモール本体と、そのモール本体の両側壁部
    のうち、少なくとも一方の側壁部から突設された弾性を
    有するシール部とを備えているベルトモールであること
    を特徴とする押出成形による成形品の製造方法。
  28. 【請求項28】 押出口に開口部を有する成形ダイと、 前記開口部に対し配置され前記成形ダイと共に成形品に
    対応する成形空間を構成する成形型部を有する基準型
    と、 前記成形ダイと前記基準型とを相対的に移動する駆動装
    置とを備え、 前記基準型は、型本体と、前記成形型部の少なくとも一
    部を構成する型副体とによって分離可能に構成され、 前記成形型部は、その所定位置にアンダカット成形部が
    設けられるとともに、そのアンダカット成形部が、前記
    型本体と型副体とが分離したした状態で退避位置に変位
    可能に構成されていることを特徴とする押出成形による
    成形品の製造装置。
  29. 【請求項29】 横断面略U字状の長尺状のモール本体
    の凹条部に、その凹条部の一方の内側壁部より他の内側
    壁部に向かう凸部及び/又は凹部が形成されているモー
    ルディングを製造する装置であって、 成形ダイと、 前記成形ダイと共に前記モールディングに対応する成形
    空間を構成する成形型部を有する基準型と、 前記成形ダイと前記基準型とを相対的に移動する駆動装
    置とを備え、 前記基準型は、型本体と前記成形型部の少なくとも一部
    を構成する型副体とによって分離可能に構成され、 前記成形型部は、前記モール本体の凹条部の凸部及び/
    又は凹部を形成するための凹部及び/又は凸部が設けら
    れるとともに、前記型本体と型副体とが分離した状態で
    前記成形型部の凹部及び/又は凸部が前記モール本体の
    凹条部の凸部及び/又は凹部から分離する構成にしてあ
    ることを特徴とする押出成形による成形品の製造装置。
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