JP3060816B2 - ウエザストリップの成形方法及びその成形用金型 - Google Patents

ウエザストリップの成形方法及びその成形用金型

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JP3060816B2
JP3060816B2 JP6020654A JP2065494A JP3060816B2 JP 3060816 B2 JP3060816 B2 JP 3060816B2 JP 6020654 A JP6020654 A JP 6020654A JP 2065494 A JP2065494 A JP 2065494A JP 3060816 B2 JP3060816 B2 JP 3060816B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
    • B60J10/74Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は 押出成形部と、その押
出成形部に対し金型により連続的に接続成形された型成
形部とを備えたウエザストリップの成形方法及びその成
形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のウエザストリップを製造
するに際しては、公知の押出成形法により、押出成形部
が予めほぼ直線状に形成される。そして、当該押出成形
部の先端部が型成形部用の金型に取付固定された状態
で、型成形部が押出成形部の端面に対し連続的に接続成
形される。
【0003】上記の接続成形に使用される金型として
は、例えば図12,13に示すようなものが知られてい
る。すなわち、金型51は、固定型たる下型52、可動
型たる上型53、それらの間に位置し、主として型成形
部のリップ部(図12の押出成形部57のリップ部57
a,57b参照)を成形するための左右一対の中型5
4,55及びウエザストリップの中空部を形成するため
の中芯56を備えている。中型54,55は、図示しな
いエアシリンダにより図の左右方向へスライド可能に配
設されている。また、中芯56には、押出成形部57を
金型51に取付固定するための紙面手前方向に突出する
上下一対の突起56a,56bが一体形成されている。
【0004】型成形部の成形に際しては、まず、図12
に示すように、各型53,54,55を型開きした状態
で、公知の押出成形法により成形された押出成形部57
の中空部を前記突起56a,56bに差し込む。これに
より、押出成形部57が金型51に対し取付固定される
こととなる。次に、エアシリンダを駆動させ、中型5
4,55を図の矢印方向へスライドさせる。また、上型
53を図の下方へ移動させ、型締めを行う。すると、押
出成形部57の奥の部分には、図13に示すようなキャ
ビティ58が形成される。そして、そのキャビティ58
内に、図示しないゲート等を介して未加硫ゴムを注入
し、充填させる。その後、未加硫ゴムを加硫させ、各型
53,54,55を開くことにより、型成形部が形成さ
れるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、型成形部にも押出成形部57と同様のリッ
プ部を形成する必要があるため、中型54,55は複雑
な形状、いわゆるアンダーカット形状を有している。こ
のため、図14に示すように、エアシリンダを駆動させ
て中型54,55を図の矢印方向へスライドさせた際に
は、中型54,55が押出成形部57のリップ部57
a,57bを噛み込んでしまうおそれがあった。そし
て、このようにリップ部57a,57bが噛み込まれた
場合には、型締めをやり直したり、作業者の手によりリ
ップ部57a,57bを起こして嵌め込み直したりする
必要があった。その結果、作業性が著しく低下し、全体
の作業時間の長期化を招くおそれがあった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、押出成形部と、その押
出成形部に対し金型により連続的に接続成形された型成
形部とを備え、少なくともアンダーカット形状を有して
なるウエザストリップを成形するに際し、作業性の低下
及び作業時間の長期化を防止することの可能なウエザス
トリップの成形方法及びその成形用金型を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明においては、押出成形法によりほぼ直線
状に形成された押出成形部と、固定型、可動型及び主と
してアンダーカット形状を形成するべくアクチュエータ
により移動可能に配設された中型を備えた金型により、
前記押出成形部に対し連続的に接続成形された型成形部
とを備えたウエザストリップの成形方法であって、前記
固定型に対し、前記可動型を離間させた状態から、前記
アクチュエータを駆動させることにより、前記中型を移
動させて閉じる工程と、前記アクチュエータの駆動を停
止させた状態で、前記中型と前記固定型との間を若干開
いた位置に保持させる工程と、前記中型と前記固定型と
の間が若干開いた状態で、前記押出成形部を前記金型に
対し取付固定する工程と、前記アクチュエータを再度駆
動させることにより、前記中型を完全に閉じるととも
に、前記可動型を完全に閉じ、前記金型により前記型成
形部を成形するためのキャビティを形成する工程と、前
記キャビティ内に可塑化状態にあるゴムを注入、充填す
る工程と、前記ゴムが固化した後、前記固定型に対し、
前記可動型及び前記中型を離間させて、前記固化により
成形された型成形部を前記金型から取り外す工程とを備
えたことをその要旨としている。
【0008】また、第2の発明においては、第1の発明
のウエザストリップの成形方法において、前記アクチュ
エータはエアシリンダを含み、かつ、前記中型と前記固
定型との間を若干開いた位置に保持させる手段として、
前記固定型又は前記中型には、前記固定型及び前記中型
の間の離間状態を保持する弾性手段を設けたことをその
要旨としている。
【0009】さらに、第3の発明においては、押出成形
法によりほぼ直線状に形成された押出成形部と、前記押
出成形部に対し連続的に接続成形された型成形部とを備
えたウエザストリップを成形するための成形用金型であ
って、前記型成形部の一部を成形するための成形面を有
する固定型と、前記固定型に対し接離可能に設けられ、
前記型成形部の一部を成形するための成形面を有する可
動型と、前記固定型と前記可動型との間に設けられ、前
記型成形部の主としてアンダーカット形状を形成するべ
く前記固定型及び前記可動型に対し移動可能に配設され
た中型と、前記固定型に設けられ、前記押出成形部を取
付固定するための取付固定手段と、前記中型を駆動する
ためのアクチュエータと、前記中型又は前記固定型に設
けられ、前記固定型及び前記中型の間の離間状態を保持
する弾性手段とを備えたことをその要旨としている。
【0010】
【作用】上記第1の発明によれば、固定型に対し、可動
型が離間された状態から、アクチュエータが駆動される
ことにより、中型が移動し閉じる。また、アクチュエー
タの駆動が停止された状態で、中型と固定型との間が若
干開いた位置に保持される。次に、中型と固定型との間
が若干開いた状態で、押出成形法によりほぼ直線状に形
成された押出成形部が金型に対し取付固定される。続い
て、アクチュエータが再度駆動されることにより、中型
が完全に閉じられるとともに、可動型が完全に閉じら
れ、金型により型成形部を成形するためのキャビティが
形成される。そして、キャビティ内に可塑化状態にある
ゴムが注入、充填される。そして、ゴムが固化した後、
固定型に対し、可動型及び中型が離間されて、固化によ
り成形された型成形部が金型から取り外される。これら
の一連の工程を経ることにより、押出成形部と、その押
出成形部に対し連続的に接続成形された型成形部とを備
えたウエザストリップが得られる。
【0011】さて、本発明によれば、型成形部に対し押
出成形部と連続するアンダーカット形状を付与するため
に、中型もアンダーカット形状を有しているものの、押
出成形部は、中型と固定型との間が若干開いた状態で、
金型に対し取付固定される。このとき、押出成形部のア
ンダーカット形状の部分は、中型のアンダーカット形状
に則して取付固定されうる。このため、その固定後にお
いて、中型が完全に閉じられた場合であっても、押出成
形部のアンダーカット形状の部分を噛み込んだりするお
それがない。
【0012】また、第2の発明によれば、第1の発明の
ウエザストリップの成形方法において、アクチュエータ
はエアシリンダを含み、かつ、固定型又は中型に設けら
れた弾性手段により、固定型及び中型の間の離間状態が
保持される。このため、前記第1の発明の作用に加え
て、エアシリンダの駆動及び停止を適宜行うのみで、中
型を完全に閉じたり、中型と固定型との間を若干開いた
状態としたりすることが可能となる。
【0013】さらに、第3の発明によれば、アクチュエ
ータにより駆動される中型又は固定型に設けられた弾性
手段により、固定型及び中型の間の若干の離間状態が保
持される。このように保持された状態で、押出成形法に
よりほぼ直線状に形成された押出成形部が、固定型に設
けられた取付固定手段に取付固定される。そして、固定
型及び可動型の成形面及び中型等内において前記押出成
形部に対し連続的に型成形部が接続成形され、ウエザス
トリップが得られる。
【0014】さて、本発明においては、アクチュエータ
が駆動されて中型が閉じた場合に、その駆動が停止され
ることにより、弾性手段により固定型及び中型の間の若
干の離間状態が保持される。このため、次に押出成形部
が固定型に設けられた取付固定手段に取付固定される際
には、押出成形部のアンダーカット形状の部分は、中型
のアンダーカット形状に則して取付固定されうる。この
ため、その取付固定後において、中型が完全に閉じられ
た場合であっても、押出成形部のアンダーカット形状の
部分を噛み込んだりするおそれがない。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
11に基づいて説明する。図2,3に示すように、例え
ばドア1を有する車両本体2において、当該ドア1に則
した車両本体2の開口部には、ドア1の外周形状に則し
たEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴ
ム)よりなるウエザストリップ3が取付けられている。
【0016】上記ウエザストリップ3は、押出成形部
4,5と型成形部6,7,8(図3のα,β,γ部分)
とを備えている。すなわち、押出成形部4,5は、図示
しない押出成形機によりほぼ直線状に(長尺状に)形成
される。また、型成形部6,7,8は、隣接する押出成
形部4,5を連結するように後述する金型9等により形
成されている。
【0017】図1に示すように、本実施例において、前
記押出成形部4をはじめとするウエザストリップ3は、
車両本体2の図示しないサッシュに取付けられる基部1
1、当該基部11から延び、内部に中空部12,13を
有してなる本体部14及び本体部14から延びる左右一
対のシールリップ部15,16を備えている。また、こ
れらシールリップ部15,16は、いわゆるアンダーカ
ット形状をなしている。
【0018】次に、上記ウエザストリップ3の型成形部
6,7,8を成形するための金型について説明する。図
4は、例えば型成形部6(図3のα部分)を成形するた
めに使用される金型9を示す斜視図であり、図5は金型
9の断面図である。これらの図に示すように、金型9
は、図の下側に位置する固定型としての下型21、図の
上方に位置する可動型としての上型22、下型21及び
上型22の間に位置する一対の中型23,24及び前記
下型21の所定箇所に設置される中芯25を備えてい
る。なお、本実施例では前記中芯25は下型21の一部
をなしている。
【0019】下型21(中芯25を含む)及び上型22
には、前記型成形部6の形状に則した成形面21a,2
2aがそれぞれ形成されている。また、前記上型22
は、図示しないシリンダにより図の上下方向へ移動可能
に配設され、下型21に対し接離可能となっている。さ
らに、中型23,24は、アクチュエータとしてのエア
シリンダ26により図の矢印方向にスライド可能に配設
されているとともに、その先端部分は、主として前記型
成形部6のリップ部を成形するべくアンダーカット形状
をなしている。併せて、前記中芯25は型成形部6の主
として中空部を形成するよう形成されているとともに、
その先端には、紙面手前方向に突出する上下一対の突起
25a,25bが一体的に形成されている。これら突起
25a,25bにより、押出成形部4を取付固定するた
めの取付固定手段が構成されている。
【0020】さて、本実施例において、前記中型23,
24の先端側部分には、弾性手段としての押圧機構27
(本実施例では、左右同一のものを使用している)が配
設されている。図6に示すように、押圧機構27は、ス
リーブ28と、該スリーブ28内に収容されたスプリン
グ29と、スプリング29の先端側に位置し、小径部3
0及び大径部31よりなるピン32とを備えている。そ
して、通常は、スプリング29の付勢力により、ピン3
2の小径部30が、スリーブ28先端の開口部28aか
ら突出し、大径部31がスリーブ28内に収容された状
態となっている。
【0021】次に、上記の構成を有してなるウエザスト
リップ3の製造方法及び製造時の作用効果について説明
する。まず、図示しない押出成形機を用い、公知の押出
成形法により上記押出成形部4,5を成形する。このと
きには、押出成形部4,5の前記基部11、本体部1
4、中空部12,13及びシールリップ部15,16が
形成される。
【0022】次に、型成形部6,7,8を成形するので
あるが、本実施例では便宜上、型成形部6を成形する場
合について説明する。まず、図4,5に示すように、下
型21に対し、上型22を離間させた状態とする。但
し、このとき、中型23,24は、それぞれ外方へ開い
た状態となっている。
【0023】そして、この状態から図7に示すように、
エアシリンダ26を駆動することにより、中型23,2
4を内方へ閉じる方向へ移動させる。そして、中型2
3,24がほぼ閉じきった状態(図に示すように、完全
に閉じきった状態でもよい)で、前記エアシリンダ26
の駆動を停止させる。すると、中型23,24は、この
時点でフリーな状態となる。また、これと同時に前記押
圧機構27のスプリング29が前記ピン32を付勢し、
小径部30が突出した状態を保持しようとする。このた
め、図8に示すように、中型23,24がフリーな状態
となった時点においては、押圧機構27の作用により、
中型23,24と下型21(中芯25をも含む)との間
が若干開いた位置に保持される。
【0024】次に、中型23,24と固定型21との間
が若干開いた状態で、図1に示すように、予め成形して
おいた押出成形部6の一端を前記中芯25の突起25
a,25bに対し取付固定する。換言すれば、両突起2
5a,25bを前記押出成形部6の中空部12,13に
対し嵌め込む。
【0025】続いて、図9に示すように、エアシリンダ
26が再度駆動されることにより、中型23,24が完
全に閉じられる。また、これと同時に或いはその後、上
型22が完全に閉じられる。すると、図10に示すよう
に、下型21、上型22、中型23,24、中芯25に
より、型成形部6を成形するためのキャビティ33が形
成される。
【0026】そして、そのキャビティ30内に、可塑化
状態にあるEPDMを図示しないゲートより注入し、充
填させる。その後、EPDMが加硫固化した後、図11
に示すように、上型22を上動させるとともに、中型2
3,24を開放することによりいわゆる型開きを行い、
成形された型成形部6を金型9から取り外す。また、そ
の他の型成形部7,8についても上記と同様の一連の工
程を経ることにより成形される。このようにして、押出
成形部3,4に対し連続的に接続成形された型成形部
6,7,8とを備えたウエザストリップ3が得られるの
である。
【0027】さて、本実施例によれば、型成形部6に対
し押出成形部4と連続するアンダーカット形状を付与す
るために(リップ部を形成するために)、中型23,2
4もアンダーカット形状を有している。しかしながら、
本実施例では、型成形部6を成形するに際し、押出成形
部4は、中型23,24と固定型21との間が若干開い
た状態で、突起25a,25bに対し取付固定される。
このとき、押出成形部4のアンダーカット形状の部分、
つまりリップ部15,16は、図1に示すように、中型
23,24のアンダーカット形状に則して取付固定され
うる。このため、その固定後において、図9に示すよう
に、中型23,24が完全に閉じられた場合であって
も、押出成形部4のリップ部15,16を噛み込んだり
するおそれがない。その結果、リップ部15,16を噛
み込みに起因して、作業性が低下したり、作業時間が長
期化してしまうといった不具合の発生を確実に防止する
ことができる。
【0028】また、本実施例では、中型23,24と下
型21との間を若干開いた状態に保持させるために、特
に位置センサ及び停止位置制御のためのコントローラを
別途設けることなく、エアシリンダ26の駆動及び停止
を適宜行うのみで、上述の工程を実行することができ
る。このため、装置の著しい簡素化を図ることができる
とともに、製造コストの低減をも図ることができる。
【0029】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、左右一対の中型23,24を使
用する工程としたが、1つの中型のみを用いる場合に具
体化してもよい。
【0030】(2)前記実施例では、アンダーカット形
状としてシールリップ部15,16を有するウエザスト
リップ3に具体化したが、その外にも例えば凸条等の各
種アンダーカット形状を有するウエザストリップに具体
化してもよい。
【0031】(3)前記実施例では、弾性手段としてス
リーブ28、スプリング29、ピン32よりなる押圧機
構27を用いて具体化したが、その外にも、中型23,
24と下型21との間を若干開いた状態に保持させる手
段であればいかなるものに具体化してもよい。例えば、
ピン32の代わりにボール状のものを用いてもよいし、
ピン32を省略してスプリング29を直接突出させる構
成としてもよい。また、スリーブ28を省略する構成と
してもよい。さらには、スプリング29の代わりにその
他の弾性を有するもの(板ばね、耐熱ゴム、耐熱スポン
ジ、エアークッション等)を用いてもよい。
【0032】(4)前記実施例では、2つの押出成形部
4,5と、3つの型成形部6,7,8よりなるウエザス
トリップ3を製造する場合に具体化したが、押出成形部
及び型成形部がそれぞれ1つ以上あればよい。
【0033】(5)前記実施例では、ウエザストリップ
3の素材としてEPDMを用いたが、その外にもスチレ
ンブタジエンム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、
ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレン共重合
ゴム、アクリルゴム等の各種ゴム、或いはゴム状弾性を
有する合成樹脂素材によりウエザストリップを形成して
もよい。
【0034】(6)前記実施例では、アクチュエータと
してエアシリンダ26を採用したが、その外にも例えば
油圧シリンダ等をアクチュエータとして使用してもよ
い。 (7)前記実施例では、押出成形部4,5を金型9に取
付固定する手段として中芯25に突起25a,25bを
一体形成する構成としたが、該突起は下型22等に設け
るような構成としてもよい。また、別途押出成形部4,
5を把持固定するような手段を設けてもよい。
【0035】(8)前記実施例では、車両本体2のドア
1の開口部に取付けられるウエザストリップ3に関して
具体化したが、ルーフサイド等その他の部位に取付けら
れるウエザストリップに具体化してもよい。
【0036】(9)前記実施例では、固定型を下型21
とし、可動型を上型22としたが、固定型を上型とし、
可動型を下型としても何ら差し支えない。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のウエザス
トリップの成形方法及びその成形用金型によれば、押出
成形部と、その押出成形部に対し金型により連続的に接
続成形された型成形部とを備え、少なくともアンダーカ
ット形状を有してなるウエザストリップを成形するに際
し、作業性の低下及び作業時間の長期化を確実に防止す
ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例における型成形部
を成形するための金型を示す図であって、押出成形部を
取付固定した状態を示す断面図である。
【図2】一実施例における車両本体等を示す側面図であ
る。
【図3】一実施例におけるウエザストリップを模式的に
示す図である。
【図4】一実施例において、型成形部を成形するための
金型を示す斜視図である。
【図5】一実施例において、型成形部を成形するための
金型を示す図であって、型開きした状態を示す断面図で
ある。
【図6】一実施例において、押圧機構を示す断面図であ
る。
【図7】一実施例において、型成形部を成形するための
金型を示す図であって、型開き状態から中型を一旦閉じ
た状態を示す断面図である。
【図8】一実施例において、型成形部を成形するための
金型を示す図であって、中型と下型との間を若干開いた
状態としたときの断面図である。
【図9】一実施例において、型成形部を成形するための
金型を示す図であって、中型を完全に閉じた状態を示す
断面図である。
【図10】一実施例において、型成形部を成形するため
の金型を示す図であって、キャビティの形成された状態
を示す断面図である。
【図11】一実施例において、型成形部が成形された状
態を示す金型等の斜視図である。
【図12】従来技術において、型成形部を成形するに際
し、中型を閉じる状態を示す金型の断面図である。
【図13】従来技術において、型成形部を成形するに際
してのキャビティを示す金型の断面図である。
【図14】従来技術において、型成形部を成形するに際
し、中型を閉じる際の不具合を示す金型の断面図であ
る。
【符号の説明】
3…ウエザストリップ、4,5…押出成形部、6,7,
8…型成形部、9…金型、21…固定型としての下型、
22…可動型としての上型、23,24…中型、25
a,25b…取付固定手段としての突起、26…アクチ
ュエータとしてのエアシリンダ、27…弾性手段として
押圧機構、33…キャビティ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29K 105:20 B29L 31:30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形法によりほぼ直線状に形成され
    た押出成形部(4,5)と、固定型(21)、可動型
    (22)及び主としてアンダーカット形状を形成するべ
    くアクチュエータ(26)により移動可能に配設された
    中型(23,24)を備えた金型(9)により、前記押
    出成形部(4,5)に対し連続的に接続成形された型成
    形部(6,7,8)とを備えたウエザストリップの成形
    方法であって、 前記固定型(21)に対し、前記可動型(22)を離間
    させた状態から、前記アクチュエータ(26)を駆動さ
    せることにより、前記中型(23,24)を移動させて
    閉じる工程と、 前記アクチュエータ(26)の駆動を停止させた状態
    で、前記中型(23,24)と前記固定型(21)との
    間を若干開いた位置に保持させる工程と、 前記中型(23,24)と前記固定型(21)との間が
    若干開いた状態で、前記押出成形部(4,5)を前記金
    型(9)に対し取付固定する工程と、 前記アクチュエータ(26)を再度駆動させることによ
    り、前記中型(23,24)を完全に閉じるとともに、
    前記可動型(22)を完全に閉じ、前記金型(9)によ
    り前記型成形部(6,7,8)を成形するためのキャビ
    ティ(33)を形成する工程と、 前記キャビティ(33)内に可塑化状態にあるゴムを注
    入、充填する工程と、 前記ゴムが固化した後、前記固定型(21)に対し、前
    記可動型(22)及び前記中型(23,24)を離間さ
    せて、前記固化により成形された型成形部(6,7,
    8)を前記金型(9)から取り外す工程とを備えたこと
    を特徴とするウエザストリップの成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のウエザストリップの成
    形方法において、前記アクチュエータはエアシリンダ
    (26)を含み、かつ、前記中型(23,24)と前記
    固定型(21)との間を若干開いた位置に保持させる手
    段として、前記固定型(21)又は前記中型(23,2
    4)には、前記固定型(21)及び前記中型(23,2
    4)の間の離間状態を保持する弾性手段(27)を設け
    たことを特徴とするウエザストリップの成形方法。
  3. 【請求項3】 押出成形法によりほぼ直線状に形成され
    た押出成形部(4,5)と、前記押出成形部(4,5)
    に対し連続的に接続成形された型成形部(6,7,8)
    とを備えたウエザストリップを成形するための成形用金
    型であって、 前記型成形部(6,7,8)の一部を成形するための成
    形面(21a)を有する固定型(21)と、 前記固定型(21)に対し接離可能に設けられ、前記型
    成形部(6,7,8)の一部を成形するための成形面
    (22a)を有する可動型(22)と、 前記固定型(21)と前記可動型(22)との間に設け
    られ、前記型成形部(6,7,8)の主としてアンダー
    カット形状を形成するべく前記固定型(21)及び前記
    可動型(22)に対し移動可能に配設された中型(2
    3,24)と、 前記固定型(21)に設けられ、前記押出成形部(4,
    5)を取付固定するための取付固定手段(25a,25
    b)と、 前記中型(23,24)を駆動するためのアクチュエー
    タ(26)と、 前記中型(23,24)又は前記固定型(21)に設け
    られ、前記固定型(21)及び前記中型(23,24)
    の間の若干の離間状態を保持する弾性手段(27)とを
    備えたことを特徴とするウエザストリップの成形用金
    型。
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