JP3373184B2 - ウェザーストリップの接続方法及びウェザーストリップ - Google Patents

ウェザーストリップの接続方法及びウェザーストリップ

Info

Publication number
JP3373184B2
JP3373184B2 JP35729899A JP35729899A JP3373184B2 JP 3373184 B2 JP3373184 B2 JP 3373184B2 JP 35729899 A JP35729899 A JP 35729899A JP 35729899 A JP35729899 A JP 35729899A JP 3373184 B2 JP3373184 B2 JP 3373184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
seal body
seal
die
sheet piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35729899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001171441A (ja
Inventor
洋二 矢野
強 高原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP35729899A priority Critical patent/JP3373184B2/ja
Publication of JP2001171441A publication Critical patent/JP2001171441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3373184B2 publication Critical patent/JP3373184B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアやト
ランク等の開口部をシールするに好適なウェザーストリ
ップの接続方法及び該方法によって接続されて成るウェ
ザーストリップに係り、詳しくは、第1シール体と第2
シール体とを、これら両者間にて形成される連結シール
部を用いて接続一体化させて成るウェザーストリップ、
或いは、所定間隔を隔てて互いに対向配置される第1シ
ール体と第2シール体とを、これら両者の間において連
結シール部を形成することによって接続一体化可能な接
続用金型を使用したウェザーストリップの接続方法、並
びにその接続方法により得られたウェザーストリップに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ドア等の自動車における開口部
にはウェザーストリップを装備してあり、開口部を閉じ
たときの隙間を無くして、雨水やゴミ・ホコリの侵入を
防ぐようにしてある。ウェザーストリップの形状は、装
着する部位により異なるが、開口部を構成する開閉部材
と弾接してシール効果を発揮するシール部と基材に固定
するための固定部が設けられている。
【0003】中空のシール部を有したウェザーストリッ
プは、弾接により十分なシール性を発揮し、また開閉部
材の閉鎖に際して過剰な力を要しないように、適度の弾
性が必要であり、加硫ゴムや熱可塑性エラストマー(T
PE)を原料として成形され、直線状あるいは大きな円
弧状のシール部については生産性に優れた押出成形によ
って押出成形部材として作製される。そして、ドア上部
の角部等のコーナー部等の形状急変部分や直線状部の押
出成形部材の接続部分は型成形によって作成される。
【0004】従って、第1シール体と型成形による第2
シール体との接続部分においては、夫々の押出成形後に
それらの端面どうしを接続して一体化させる処理が必要
である。又、押出しによる一対のシール体を対向させ、
それらの両端面どうしと直線部において接続一体化させ
る場合もある。このようにウェザーストリップを構成さ
せるべく、対向するシール体どうしを接続一体化させる
には、従来では、次のような方法によって成されてい
た。
【0005】例として、一対のゴム材による押出し品の
シール体どうしを接続してウェザーストリップCを作成
する場合について説明する。先ず、シール体の中空部の
一部に中子を挿入する孔22kを穿設して中子nを挿通
する。次いで図9に示すように、所定の間隔を開けて第
1シール体21と第2シール体22とを対向配置し、そ
れら両シール体21,22の中空シール部21a,22
aに中子nを互いに挿入させ、両シール体21,22を
相対固定状態にセットする。
【0006】次いで、左右割り構造の金型(図示せず)
を第1シール体21の端部と第2シール体22の端部と
に跨がる状態にセットして、その金型と両シール体2
1,22の端面と中子nとで囲まれた空間部を現出さ
せ、該空間部に未加硫ゴムを注入又は圧入して加硫させ
て第1シール体21の端部と第2シール体22の端部と
を接着し、図10に示すように、加硫処理の完了後に金
型を外す。それから、中子nを第2シール体22の側面
に形成された中子挿抜孔22kから抜き取るのである。
【0007】つまり、連結シート部23を型成形によっ
て形成する方法であり、第1シール体や第2シール体と
同断面形状となるように中空部を備えることができると
ともに、加硫処理での加熱によって両シート片を一旦溶
融して2つのシール体の端面となじみ、その後、シート
片として未加硫ゴムを使用したときは架橋硬化し、また
熱可塑性エラストマーを使用した場合は冷却硬化して一
体化することができるので、瞬間接着剤等の接着剤を使
用して接続する方法等に比べて、両シール体の端面どう
しを、その可とう性を維持しつつ確実で強固に接続一体
化できるものであった。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この型
成形によるウェザーストリップの接続方法では、以下の
1)〜5)に記すような不都合を抱えていた。
【0008】1) 両シール体の中空部に差し入れて中子
をセットするのに時間がかかる。
【0009】2) 中子の入れ抜きするための中子挿抜孔
を、予めいずれかのシール体に形成しておく必要があ
り、その分の工数及び時間を要する。
【0010】3) 加硫処理後における中子抜取り時に、
中子挿抜孔が破れることがあり、不良率が高くなる傾向
にある。
【0011】4) 中子挿抜孔や未加硫ゴム注入路の切断
部が製品に残り、見栄えが悪く、水侵入の原因となる場
合がある。
【0012】5) 金型に連結シート部の材料を注入する
にあたり、全体にゴムが流れ易くするために型成形部の
接続方向長さ(前述した「所定の間隔」に相当)を、あ
る程度長く、例えば5mm程度設定しており、接続部が
目立ち、見栄えがあまりよくない。
【0013】又、中空のシール部を持たないシール体ど
うしを接続させる場合でも、一般にシール体は複雑な形
状をしていることが多く、前記5)に関する課題の存在す
るものであり、やはり改善の余地が残されているもので
あった。
【0014】このような実情に鑑みて、本発明の目的
は、第1シール体と第2シール体との接続方法の改善に
より、中子の挿抜等の面倒な工程が省けて、生産性及び
見栄えを向上し得るウェザーストリップを作成できるよ
うにする点にあり、第1シール体と第2シール体との接
続に好適な金型を使用したウェザーストリップの接続方
法、並びに該接続方法により製造されたウェザーストリ
ップを提供することにある。特に、大がかりな設備改造
を必要とせず、従来のプレス機等を使用して実施可能な
構造を有し、接続後の仕上げ処理が不要な金型を使用し
たウェザーストリップの接続方法並びにその接続方法に
より接続されたウェザーストリップを提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに端面を
対向して配置される第1シール体(12)と第2シール
体(13)とを、未加硫ゴムシート又は熱可塑性エラス
トマーシートで成るシート片(17a)を、その厚さ方
向が前記第1シール体と前記第2シール体との接続方向
となる状態でこれら両シール体間に介装し、第1シール
体、第2シール体及び該シート片を圧接して少なくとも
圧接した部分を加熱処理することにより、前記連結シー
ル部を形成させ接続一体化するウェザーストリップの接
続方法であって、前記1シール体(12)と第2シール
体(13)とは中空シール部を有するシール体材料であ
り、前記第1シール体、前記第2シール体の一方を保持
する固定型(14)と他方を保持する移動型(15)、
及び前記固定型と前記移動型を装着すると共に相対移動
して前記シート片を挟んで当接可能にするガイドレール
(19)を備え、前記固定型、前記移動型は、それぞれ
が当接面を有し、前記当接面の少なくとも一部にて当接
可能であり、いずれも少なくとも上型と下型を備え、前
記上型と下型とで前記第1、第2シール体を挟んで保持
可能であり、前記上型と下型は開閉可能に枢支されてい
るウェザーストリップ接続用金型を使用し、前記第1シ
ール体、第2シール体の一方を前記固定型に、他方を移
動型に保持するシール体保持工程、固定型と移動型のい
ずれかの当接面に前記シート片を貼着・介装するシート
片介装工程、前記中空シール部の中空部に挿通可能であ
って前記シート片構成材料の流動温度以上に加熱された
ロッド部材(30)を前記シート片の前記中空部に相当
する位置に押し当て、孔を形成する穿孔工程、及び移動
型と固定型を当接させて前記シート片を加熱処理する接
着工程を有することを特徴とする。
【0016】上記の方法によれば、以下の効果が得られ
る。 1)射出成形による型成形と比較して中子が不要とな
る。従って、上記1)〜4)の課題が回避される。 2)シート片は薄くて済むので、上記5)の課題も解決さ
れる。 3)シート片構成材料として第1シール体と第2シール
体と同じ材料を選択することができ、十分強固な接着力
と可とう性が得られる。 4)シート片に第1シール体と第2シール体の中空部を
接続する孔を設けることことにより、接続部を含む中空
シール部の圧縮弾性率が均一になる。
【0017】上記の製造方法に使用する金型は、遠近移
動させる機構は単一のもので済むから、大がかりな設備
を必要とせず、現状のプレス機を改造、使用することが
できる利点がある。また、接続操作も簡単である。
【0018】前記ウェザーストリップ接続用金型におい
ては、前記固定型、前記移動型の一方の金型の前記当接
面に製品外形に相当する形状を有し、他方の金型に当接
する突起型部が設けられていることが好適である。
【0019】かかる構成により、接続部分の外形が製品
と同じになり、仕上げ加工が不要となる。なお、突起型
部の形状は、その内周、即ち成形キャビティー構成面が
製品に相当する形状を有していればよい。「相当し」と
は、近似している場合も同一である場合も含む意味であ
る。
【0020】本発明のウェザーストリップは、上述の接
続方法により接続されたものであることを特徴とする。
【0021】簡便な方法で接続可能であり、接続部分の
仕上げ加工の必要がなく、しかも接続部を含む中空シー
ル部の圧縮弾性率が均一なウェザーストリップである。
【0022】
【発明の実施の形態】<ウェザーストリップの構造につ
いて> 図1にウェザーストリップの一例として、自動車のバッ
クドアに用いられるバックドア用ウェザーストリップA
の断面図が示されている。このウェザーストリップA
は、車体本体側であるボディーパネル1に装着されて、
開閉部材であるバックドアパネル2との間をシールする
ものである。
【0023】ボディーパネル1は、鋼板製のアウターパ
ネル1aと、鋼板製のインナーパネル1bとをフランジ
部1cにおいて溶着一体化して構成され、インナーパネ
ル1bの内側には内装トリム3を配置してある。ドアパ
ネル2は、鋼板製のアウターパネル2aと、鋼板製のイ
ンナーパネル2bとを、折り返し挟持部にて溶着一体化
して構成されており、ドアパネル2を閉じた状態におい
て、ドアパネル2とボディーパネル1との間には所定の
間隙が存在するように設定してある。
【0024】ウェザーストリップAは、基本的には固定
部4と中空のシール部5とを備えて構成されている。略
コ字状の固定部4には、強度と保形性を出すための芯部
材11が一体的に内装されている。そして、この固定部
4の内側には、フランジ部1cに圧接して抜け止めさせ
るための対向配置された固定リップ6,6が2対設けら
れている。
【0025】固定部4の外側には、ボディ・アウターパ
ネル1aに作用する外シールリップ7と、内装トリム3
に作用するトリム用リップ8とが設けてある。固定部4
の先端に位置するシール部5は、閉じ状態におけるドア
パネル2によって圧縮側に弾性変形されるよう、自由状
態では、閉じたドアパネル2の内側面よりも先端側に大
きく突出する状態に成形時の寸法が設定されている。
【0026】<ウェザーストリップの接続方法について
> 図2に本発明のウェザーストリップの接続方法に使用す
る金型の好適な態様を示す。金型は、第1シール体12
の端部を固定するための固定型14と、第2シール体1
3の端部を固定するための移動型15とを備え、移動型
15はガイドレール19によって固定型14に対して当
接面において当接可能なように遠近スライド移動が自在
に構成されている。各型14,15は、下型部14a,
15aと、これに対して蝶番(ヒンジ)20を用いて揺
動開閉自在に枢支された上型部14b,15b、及び、
固定部4の内側を形取るための入れ子型である中型部1
4c,15cとの3型部で構成されている。第1シール
体、第2シール体は、その切断端部が当接面に臨み、シ
ート片によって接着可能なように保持される。
【0027】図3に示すように、移動型15の固定型1
4との当接面である対向側面には、第2シール体13の
外郭形状の外周りに狭い幅(0.5〜3mm程度)でも
って、シール体接続方向に若干(1mm程度)突出した
枠状の突起型部15Tを一体形成してある。これは、後
述するが、加硫処理によってはみ出した余分なゴムを自
動的に押し潰して切り取ってしまう作用を生じさせるた
めのものである。
【0028】ところで、上型部14b,15bを下型部
14a,15aに対して単純に上下移動させる方法で
は、移動型15の場合には上下の型部15b,15aを
共に固定型14に対して遠近移動させる機構が必要であ
って構造が複雑化する。これに対して、固定型14及び
移動型15を、上型部14b,15bを下型部14a,
15aに揺動開閉自在に枢支させるようにすれば、遠近
移動させる機構は単一のもので済むから、現状のプレス
機でも使用することができる利点がある。
【0029】次に、ウェザーストリップの接続方法を、
簡単化のため、前述のウェザーストリップAと似た断面
形状を持つ別のウェザーストリップBについて説明す
る。このウェザーストリップBは、外シールリップ7の
みが形成された固定部4と、中空のシール部5とで成る
単純な断面形状で構成されたものであるとし、押出し成
形によって形成された直線状の第1シール体12と、第
2シール体13とを接続させる場合について述べるもの
とする。
【0030】次に、前述の金型14,15を用いて、第
1シール体12と第2シール体13との接続方法の手順
を説明する。
【0031】先ず、移動型15を固定型14から離して
(図2参照)、シール体セット用のスペーサ16を固定
型14と移動型15との間に挟み込んでから、図4に示
すように移動型15を固定型14に近接移動させる。ス
ペーサ16の一方の側面には、移動型15の突起型部1
5T(図3の斜線部分参照)に、大きさと形状、及び幅
方向長さが内嵌するように設定された突出部16aを備
えており、この突出部16aが突起型部15Tに嵌まり
込み、かつ、他方の側面が固定型14の端面に当接する
状態にセットする(図5参照)。
【0032】次に、第1シール体12は固定型14に、
かつ、第2シール体13は移動型15に、夫々の端面が
スペーサ16に突き当たるまで、押し込んで挿入する
か、或いは上型部14b,15bを上昇揺動して開いた
状態で各シール体12,13を入れ、それから上型部1
4b,15bを閉じて挟み込むかにより、各シール体1
2,13を夫々の型14,15にセットする(シール体
保持工程)。この操作により、接続部の長さが所定値に
設定され、ウェザーストリップ全体の寸法精度が確保さ
れる。
【0033】そして、各型14,15にシール体12,
13を固定したままで、一旦移動型15を離間移動して
スペーサ16を取り外してから、両型14,15の間に
未加硫ゴムシートによる厚さ0.4〜1.5mmのシー
ト片17aを介装させ(図2参照)(シート片介装工
程)、再び移動型15を固定型14に向けて移動させて
両型14,15間にシート片17aを挟み込んで支持す
る。
【0034】それから、図5に示すように、シート片1
7aを両型14,15で押圧挟持した状態において加熱
処理を施して連結シール部17を形成する(接着工
程)。つまり、移動型15を固定型14に向けて押圧し
ながらの加熱処理により、シート片17aを加圧及び加
熱させるので、移動型15の突起型部15Tが、シート
片17aを押し潰して固定型14の当接面に当接し、そ
れによってはみ出た余分なゴムを食いちぎるが如く(図
6参照)、自動的に取り除く機能を発揮するのである。
その結果、接続部分の外形は製品形状と同様になり、こ
の部分の仕上げ加工が不要となるのである。
【0035】図7にシート片17aにシール体の中空シ
ール部5の中空部に相当する孔をあける穿孔工程の例を
示した。固定型14には第1シール体12が保持されて
おり、シート片17aが固定型14の移動型との当接面
Fに貼着される。貼着後、中空シール部5の中空部の形
状以下の寸法のロッド部材30を中空部に挿通するよう
にシート片17aに押し当てることにより、簡単にシー
ト片17aに中空部に相当する孔が形成される。ロッド
部材30は、使用するシート片17aを形成する材料の
軟化温度以上に加熱されており、ロッド先端の押し当て
によりシートへの当接部が軟化ないし溶融して簡単に孔
が形成される。
【0036】ロッド部材30の温度はシート片17a構
成材料により決定されるが、一般的には130〜200
℃程度である。ロッド部材30の加熱は、固定型14も
しくは移動型15の加熱部に接触させてもよく、別途加
熱装置に収容してもよく、またそれ自体がヒーターを内
蔵したものであってもよい。
【0037】シール体を保持した金型にシート片17a
を貼着すると、中空部の位置が確定しにくいが、ロッド
部材30の位置を確定するための適宜のガイドを使用す
ることは好適な態様である。
【0038】本発明のウェザーストリップに使用する材
料としては、公知のウェザーストリップ用材料は限定な
く使用可能であり、加硫ゴム系としてはポリクロロプレ
ンゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)等が好適
な材料として例示され、TPEとしては、ポリプロピレ
ン・加硫ゴム分散型TPEが好適な材料として例示さ
れ、公知の技術により発泡体とされる。
【0039】シート片構成材料は、接着すべきシール体
の材質と接着性のよい材料が選択され、同一材料である
ことが好ましい。シート片は、ロール、カレンダー、押
し出し等による成形シートから打ち抜き、裁断等により
適宜形成される。未加硫ゴムシートを使用した場合は、
加硫と同時に接着が形成され、TPEを使用した場合に
は、TPEが溶融し、冷却されて固化することにより接
着が形成される。
【0040】加熱処理に必要な金型の加熱は、金型全体
を加熱してもよいが、シート片の介装部近傍のみを必要
な温度に加熱する構造であってもよい。
【0041】〔別実施形態〕 図8に示すように、押し出しによる第1シート体12
と、型成形によるドアコーナー用の第2シート体18と
を接続させるのに、本願発明による接続方法、即ち、未
加硫ゴム製等のシート片17aを両シート体12,18
間に介装させてから加熱処理する方法を適用してもよ
い。連結シート部17を、TPEシート片17aを仕上
げ処理して形成させるものでもよい。
【0042】本発明の要旨は、未加硫ゴム等のシート片
を対向するシール体間に介装してから、加熱処理等の接
着加工を行わせることである。従って、前述の実施形態
のように、端面形状が同一であるシール体どうしの接続
の他、基本的には断面形状が異なるシート体どうしで
も、接続させる部分の端面形状が同一であれば良好に接
続一体化できるとともに、一方のシール体が他方のシー
ル体と部分的に同じ断面形状を有している場合でも有効
に接続可能である。
【0043】又、本発明の接続方法によれば、接続する
部分の端面形状の同一であるか否かに拘わらずに、比較
的効率良く、強固に接続させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用ウェザーストリップの構造及び装着状
態を示す断面図
【図2】ウエザーストリップ接続用の金型設備を示す斜
視図
【図3】突起型部を示す移動型の斜視図
【図4】スペーサを介装した状態の金型設備を示す斜視
【図5】図4の要部を示す側面図
【図6】加硫処理後における金型設備を示す要部の側面
【図7】ロッド部材を使用してシート片に孔を形成する
工程を示した図
【図8】押出しシール体と型成形シール体とを接続一体
化した部分の斜視図
【図9】従来の型成形によるシール体の接続手順を示す
斜視図
【図10】従来のウェザーストリップにおける接続部分
を示す斜視図
【符号の説明】
12 第1シール体 13 第2シール体 14 固定型 15 移動型 17a シート片 19 ガイドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/06 B29C 65/02 B29L 31:30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに端面を対向して配置される第1シ
    ール体(12)と第2シール体(13)とを、未加硫ゴ
    ムシート又は熱可塑性エラストマーシートで成るシート
    片(17a)を、その厚さ方向が前記第1シール体と前
    記第2シール体との接続方向となる状態でこれら両シー
    ル体間に介装し、第1シール体、第2シール体及び該シ
    ート片を圧接して少なくとも圧接した部分を加熱処理す
    ることにより、前記連結シール部を形成させ接続一体化
    するウェザーストリップの接続方法であって、前記1シール体(12)と第2シール体(13)とは中
    空シール部を有するシール体材料であり、 前記第1シール体、前記第2シール体の一方を保持する
    固定型(14)と他方を保持する移動型(15)、及び
    前記固定型と前記移動型を装着すると共に相対移動して
    前記シート片を挟んで当接可能にするガイドレール(1
    9)を備え、前記固定型、前記移動型は、それぞれが当
    接面を有し、前記当接面の少なくとも一部にて当接可能
    であり、いずれも少なくとも上型と下型を備え、前記上
    型と下型とで前記第1、第2シール体を挟んで保持可能
    であり、前記上型と下型は開閉可能に枢支されているウ
    ェザーストリップ接続用金型を使用し、 前記第1シール体、第2シール体の一方を前記固定型
    に、他方を移動型に保持するシール体保持工程、固定型
    と移動型のいずれかの当接面に前記シート片を貼着・介
    装するシート片介装工程、前記中空シール部の中空部に
    挿通可能であって前記シート片構成材料の流動温度以上
    に加熱されたロッド部材(30)を前記シート片の前記
    中空部に相当する位置に押し当て、孔を形成する穿孔工
    程、及び移動型と固定型を当接させて前記シート片を加
    熱処理する接着工程を有することを特徴とするウェザー
    ストリップの接続方法。
  2. 【請求項2】 前記ウェザーストリップ接続用金型は、
    前記固定型、前記移動型の一方の金型の前記当接面に製
    品外形に相当する形状を有し、他方の金型に当接する突
    起型部が設けられているものである請求項1に記載のウ
    ェザーストリップの接続方法
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の接続方法により
    接続されたウェザーストリップ。
JP35729899A 1999-12-16 1999-12-16 ウェザーストリップの接続方法及びウェザーストリップ Expired - Fee Related JP3373184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35729899A JP3373184B2 (ja) 1999-12-16 1999-12-16 ウェザーストリップの接続方法及びウェザーストリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35729899A JP3373184B2 (ja) 1999-12-16 1999-12-16 ウェザーストリップの接続方法及びウェザーストリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001171441A JP2001171441A (ja) 2001-06-26
JP3373184B2 true JP3373184B2 (ja) 2003-02-04

Family

ID=18453412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35729899A Expired - Fee Related JP3373184B2 (ja) 1999-12-16 1999-12-16 ウェザーストリップの接続方法及びウェザーストリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3373184B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4229462B2 (ja) * 2006-06-15 2009-02-25 東海興業株式会社 ウェザーストリップの製造方法
JP4117849B2 (ja) * 2006-06-27 2008-07-16 東海興業株式会社 ウェザーストリップの製造方法
JP5850319B2 (ja) * 2011-12-26 2016-02-03 Nok株式会社 シール接合方法
US9505294B2 (en) 2014-12-05 2016-11-29 Toyoda Gosei Co., Ltd. Weather strip, weather strip joining die set, and weather strip manufacturing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001171441A (ja) 2001-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3829421B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
US6620365B1 (en) Method of manufacturing a convertible top assembly
JP4258246B2 (ja) ウエザストリップ及びその製造方法
JP3373184B2 (ja) ウェザーストリップの接続方法及びウェザーストリップ
JPH074869B2 (ja) プラスチック成形品を製造する方法
JPS6016898B2 (ja) 中空型扉当りゴムの接合方法
JP3004016B1 (ja) 押出成形品又は型成形品の接合方法および接合装置
JPH08174601A (ja) 表皮一体成形方法及び表皮一体成形装置
JP3203870B2 (ja) 樹脂製品の製造方法
JP2614011B2 (ja) ウエザーストリップの端末部接続方法
JP2002059493A (ja) 自動車用ウエザーストリップとその製造方法
JP3610430B2 (ja) ウエザストリップの接続方法
JPH07178763A (ja) 自動車用ドアガラスラン
JP3740563B2 (ja) ウエザストリップの製造方法
JP4039300B2 (ja) ウエザストリップの製造方法
JP3717098B2 (ja) 積層成形体の成形方法
JP3255013B2 (ja) 表皮一体成形方法及び表皮一体成形金型
JP2000142110A (ja) 自動車用ドアトリムとその製造法
KR100524693B1 (ko) 자동차용 흡음재 및 그 성형장치
JP4209169B2 (ja) 車両用サンバイザの製造方法
JPS63290714A (ja) 自動車用ウエザストリップのコ−ナ成形方法
JP3341641B2 (ja) ウエザストリップ
JPH11235763A (ja) 自動車用熱可塑性押出し成形品及びその端末処理方法
JPH062840Y2 (ja) 自動車用内装材
JPS62218218A (ja) ウインドウエザストリツプの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021108

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees