JP2001212235A - 注射器ヘッド接続用自動閉鎖コネクタ - Google Patents

注射器ヘッド接続用自動閉鎖コネクタ

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JP2001212235A JP2000381820A JP2000381820A JP2001212235A JP 2001212235 A JP2001212235 A JP 2001212235A JP 2000381820 A JP2000381820 A JP 2000381820A JP 2000381820 A JP2000381820 A JP 2000381820A JP 2001212235 A JP2001212235 A JP 2001212235A
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    • E05B9/00—Lock casings or latch-mechanism casings ; Fastening locks or fasteners or parts thereof to the wing
    • E05B9/002—Faceplates or front plates
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    • E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B9/00—Lock casings or latch-mechanism casings ; Fastening locks or fasteners or parts thereof to the wing
    • E05B9/02—Casings of latch-bolt or deadbolt locks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造を維持したまま圧縮チャンバーを
有する自動閉鎖コネクタを提供する。 【解決手段】 この自動閉鎖コネクタは剛性で非変形性
の閉鎖ピストン（５）を備えている。圧縮チャンバー
（１４）は閉鎖ピストン（５）の周囲に形成され、上流
側がハウジング尾端壁（４）により、また下流側が閉鎖
ピストンに担持された下流側全周シールガスケット
（７）によりそれぞれ画定されている。コネクタの注射
液出口（１０，１６）はこのガスケットよりも下流側に
位置し、閉鎖ピストン（５）は圧縮チャンバー（１４）
内に開口する入口（９ａ）とコネクタの注射液出口（１
０，１６）に連通する出口（９ｂ）と備えた内部通路
（９）を有している。本コネクタは医療分野における注
射用途に適用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、注射器ヘッドを注
射液出口へ接続するための自動閉鎖コネクタに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】この種のコネクタは特に医療用途に好適
であり、更に特別には注射器ヘッドとカテーテルチュー
ブまたはその他の身体内へ液体を導入することのできる
液体通過管路との接続に好適である。
【０００３】公知の自動閉鎖コネクタはハウジングを画
定するケースを備えており、該ハウジングはハウジング
尾端壁を貫通してハウジング内に開口する注射液入口通
路を介して内部にアクセス可能であると共にコネクタの
注射液出口に連通し、入口通路は周面シールと共に注射
器ヘッドをハウジング内へ向けて該入口通路に挿入でき
るように構成され、コネクタ内部にはハウジング内及び
入口通路内で上流位置と下流位置との間を移動可能な閉
鎖ピストンが配置され、閉鎖ピストンは入口通路へ向け
て戻しばね手段により付勢されて前記上流位置に位置す
るときは入口通路を閉鎖すると共に、入口通路に挿入さ
れた注射器ヘッドにより押し込まれて前記下流位置に位
置したときには入口通路を閉鎖しないようになってい
る。
【０００４】このようなコネクタの一例は欧州特許第０
５４４５８１号公報及びその対応米国特許第５３８０３
０６号明細書に述べられている。
【０００５】注射操作終了後に注射器ヘッドを抜去する
と、コネクタを患者に繋いでいる液体通過管路への患者
血液の逆流を引き起こすことがあり、従ってこの通過管
路がその後の血液の凝固で詰まる恐れがある。
【０００６】この欠点を解消するために、注射器ヘッド
によって注入された液体を受容可能でコネクタの注射液
出口に連通する圧縮チャンバーを有するコネクタを提供
することは公知であり、この場合、該チャンバーは注射
器ヘッドを抜去すると容積が減少してチャンバー内の余
剰液体が注射液出口へ向かって放出されるように閉鎖ピ
ストンの移動の作用に基づいて変化するように設計され
ており、これによって患者へ繋がった液体通過管路内に
おける血液の逆流に対向する圧力を形成できるようにな
っている。
【０００７】このような思想を具現したコネクタの一例
は国際出願公開第ＷＯ９８／１７１９２号公報に述べら
れている。
【０００８】例えば、この圧縮チャンバーは閉鎖ピスト
ンの内部に形成されており、これでは構造の複雑化が避
けられず、分解保守も容易ではない。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単
な構造を維持したまま圧縮チャンバーを有する自動閉鎖
コネクタを提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明による自動閉鎖コ
ネクタは、ハウジングを画定するケースを備え、該ハウ
ジングはハウジング尾端壁を貫通してハウジング内に開
口する注射液入口通路を介して内部にアクセス可能であ
ると共にコネクタの注射液出口に連通し、前記入口通路
は周面シールと共に注射器ヘッドをハウジング内へ向け
て該入口通路に挿入できるように構成され、コネクタ内
部にはハウジング内及び前記入口通路内で上流位置と下
流位置との間を移動可能な閉鎖ピストンが配置され、該
閉鎖ピストンは前記入口通路へ向けて戻しばね手段によ
り付勢されて前記上流位置に位置するときは前記入口通
路を閉鎖すると共に、前記入口通路に挿入された注射器
ヘッドにより押し込まれて前記下流位置に位置したとき
には前記入口通路を閉鎖することがなく、またコネクタ
内部には注射器ヘッドによって注入された液体を受容可
能でコネクタの注射液出口に連通する圧縮チャンバーを
有し、該チャンバーの容積は注射器ヘッドを抜去すると
該チャンバー容積が減少してチャンバー内の余剰液体が
注射液出口へ向かって放出されるように前記閉鎖ピスト
ンの移動の作用に基づいて変化するようになった自動閉
鎖コネクタであって、特に前述の課題を解決するため
に、前記閉鎖ピストンが剛性で非変形性であることと、
前記圧縮チャンバーはハウジング内で閉鎖ピストンの周
囲に形成された空間からなると共に該空間は上流側が前
記ハウジング尾端壁により、また下流側が閉鎖ピストン
に担持された下流側全周シールガスケット（以下、これ
を単に下流側ガスケットと称することもある）によりそ
れぞれ画定されていることと、コネクタの注射液出口は
前記ガスケットよりも下流側に位置していることと、前
記閉鎖ピストンは前記圧縮チャンバー内に開口する入口
とコネクタの前記注射液出口に連通する出口とを提供す
る内部通路を有していることを特徴とするものである。
【００１１】ここで、「上流」「下流」なる用語は、注
射器ヘッドから到来してコネクタの注射液出口へ向かう
流体移送方向に関して上流側か下流側かを意味する。
【００１２】本発明の好適な一実施形態によれば、閉鎖
ピストンの前記入口通路内で移動する部分には該ピスト
ン周面における該入口通路のシールを与える上流側全周
シールガスケット（以下、これを単に上流側ガスケット
と称することもある）が取り付けられている。
【００１３】閉鎖ピストンは、前記上流側ガスケットと
下流側ガスケットとを担持する基部と、該基部から下流
側に延在して前記内部通路の主要部を構成する筒状末端
部とを有することが好ましい。
【００１４】これら基部及び筒状末端部は一体または一
方を他方に取り付ける別体構成とすることができ、いず
れにせよ合成樹脂のモールド成形で好適に製作すること
ができる。このようなピストン構造は極めて単純であ
る。
【００１５】本発明の好適な実施形態によれば、前記筒
状末端部は閉鎖ピストンを長手方向に貫通する内部通路
を含んでおり、閉鎖ピストンの基部と一体形成されてい
る。勿論、この筒状末端部は前記基部に取り付けられた
別体のチューブによって構成してもよい。
【００１６】注射液出口は、例えばコネクタに永久的に
固定されたカテーテルチューブまたはその他の注射用液
体通路チューブによって構成することができ、或いはま
たカテーテルチューブやその他の注射用液体通路チュー
ブを接続できるようにコネクタうえに形成された出口カ
ップリングによって構成することができる。
【００１７】本発明の別の好適な実施形態によるコネク
タは、ハウジング内で閉鎖ピストンの内部通路の出口よ
りも上流側且つ閉鎖ピストンの下流側ガスケットよりも
下流側の位置において閉鎖ピストンの周囲に配置された
固定ガスケットを有し、該固定ガスケットによって閉鎖
ピストンの周囲で前記下流側ガスケットと該固定ガスケ
ットとの間に注射液の浸入不可能なシール空間を形成
し、このシール空間の内部に閉鎖ピストンを上流側へ付
勢するためのバネを配置可能としてある。
【００１８】本発明の更に別の好適な実施形態によれ
ば、固定ガスケットは弾性開閉割溝部を有し、該割溝部
は閉鎖ピストンが入口通路を閉鎖する位置にあるときは
閉鎖ピストンの筒状末端部の内部通路の出口を覆って塞
ぐと共に閉鎖ピストンが注射器ヘッドによって下流側へ
押し込まれたときは閉鎖ピストンの筒状末端部の通過を
許容して前記内部通路の出口を開放するように配置構成
されている。
【００１９】
【発明の実施の形態】添付図面に示した本発明の非限定
的な具体的実施形態に基づいて本発明の上述の特徴およ
びその他の特徴と利点を以下に詳しく説明する。尚、各
図において同一又は対応する符号で示した要素は同一又
は相当する要素である。
【００２０】図１〜図５に示すコネクタは、ケース１及
び閉鎖ピストン５を備えている。ケース１は内部にハウ
ジング２を画定しており、このハウジングは、円筒状の
入口通路３を介して外部から注射器ヘッド８を挿入する
ことにより内部アクセス可能となっている。
【００２１】ハウジングと入口通路は共に同軸の円筒形
であるが、軸心と直交する横断面積はハウジングのほう
が入口通路より大きく、ハウジング内で入口通路の開口
縁の周りにハウジング尾端壁としての環状肩部４を形成
するようになっており、この環状肩部を上流端としてハ
ウジング内に圧縮チャンバー１４が画定され、従って入
口通路は環状肩部において圧縮チャンバーに開口してい
る。
【００２２】閉鎖ピストン５はハウジング及び入口通路
内で長手軸方向に移動可能であり、環状の上流側ガスケ
ット６と同じく環状の下流側ガスケット７を担持してお
り、上流側ガスケット６は閉鎖ピストン５の入口通路３
内で移動する部分５ａに対する全周シールを与え、下流
側ガスケット７はハウジング２内で移動する部分５ｂに
対する全周シールを与えている。
【００２３】圧縮チャンバー１４は、ハウジング内の閉
鎖ピストンの周囲で上流側がハウジング尾端壁４によ
り、また下流側がガスケット７によりそれぞれ画定され
た空間によって形成され、この圧縮チャンバーの容積は
閉鎖ピストンの軸方向位置に応じて変化する。
【００２４】閉鎖ピストンの圧縮チャンバーを形成する
部分は、閉鎖ピストンが図４の状態から図５の状態に移
動する間における圧縮チャンバーの容積変化（Ｖ１〜Ｖ
２）が最大限となるような形状に成形することが好まし
い。
【００２５】この目的には、閉鎖ピストンの圧縮チャン
バー形成部分を段付き形状にすることが簡単で好適であ
る。
【００２６】入口通路３は、好適には入口通路との間の
全周シールと共に少なくとも圧縮チャンバーまで注射器
ヘッド８を挿入可能な寸法形状となっており、例えばリ
ューエル型注射器の円錐形状に適合する円錐内周面形状
とすることが好ましい。
【００２７】閉鎖ピストン５は、上流側ガスケット６と
下流側ガスケット７との間で圧縮チャンバー１４内に開
口する一つ以上の入口９ａを有する内部通路９を備え、
この内部通路は、下流側ガスケットよりも更に下流側で
閉鎖ピストン外部のハウジング内に開口する一つ以上の
出口９ｂを有している。
【００２８】この閉鎖ピストンの内部通路の出口９ｂ
は、それ自身でコネクタの注射液出口１０へ通じてい
る。
【００２９】ハウジング内には固定ガスケット１１が配
置されており、この固定ガスケットは、閉鎖ピストンの
内部通路出口９ｂと、ハウジングの固定ガスケットより
も上流側に位置する部分との間の液体の連通を閉鎖ピス
トンの位置に関わらず阻止している。
【００３０】従って、この固定ガスケットと閉鎖ピスト
ンに担持された下流側ガスケット７との間におけるハウ
ジング部分は注射液との接触を生じ得る部分ではなく、
この部分には閉鎖ピストンを上流側へ付勢するバネ１２
を配置することができる。
【００３１】図１の実施形態において、この固定ガスケ
ットはアヒルの嘴状の逆止弁の背部によって構成されて
おり、この逆止弁は内部通路出口９ｂを含む閉鎖ピスト
ンの末端部と全周シールで係合し、該末端部が貫通する
と開くと共に閉鎖ピストンが上流側へ復帰すると閉鎖す
るように弾性で分離する仕掛けとなっている。
【００３２】例えば図８及び図９に示す変形実施形態で
は、この固定ガスケットは単純な環状ガスケット１１’
で構成されている。この環状ガスケットはハウジング内
に固定されて閉鎖ピストンの末端部を全周シールで囲ん
でおり、出口９ｂより上流側に位置するハウジング部分
のシールを単独で担っている。
【００３３】ケース１は好ましくは二つの別個の部分Ａ
及びＢの組立で構成するとよく、これにより、組立に先
立って、閉鎖ピストンを上流側へ復帰させるためのバネ
１２及び逆止弁１１をハウジング内チャンバーのそれぞ
れの適正位置に置くことが可能となる。
【００３４】コネクタの注射液出口は種々の方式で構成
でき、ここに示す各実施形態は本発明を限定する意図の
ない単なる例示であることは述べるまでもない。
【００３５】図１〜図５の実施形態においては、カテー
テルチューブ１３の基部がコネクタに一体化されてお
り、このカテーテルチューブの入口１０によってコネク
タの注射液出口が構成されている。
【００３６】一方、図６〜図９に示す第２実施形態では
コネクタの注射液出口は出口カップリング１６によって
構成されており、この出口カップリングに、カテーテル
又はその他の薬液流通用管路の基部、或いは更に別のカ
ップリング１６’が着脱可能に連結されるようになって
いる。
【００３７】閉鎖ピストン５の基部で入口通路３を閉鎖
する尾端分５ａは種々の構成で実施することができ、こ
こに示す各実施形態は本発明を限定する意図のない単な
る例示であることは述べるまでもない。
【００３８】図１〜図７に示す各実施形態において、こ
の閉鎖ピストンの上流側尾端部５ａは上流ガスケット６
を担持する中実円柱体によって構成されており、この円
柱体の上流側端面の少なくとも周辺寄り部分は円錐斜面
となっていて、閉鎖ピストンの移動により環状肩部との
間で果たされる入口通路の開閉が圧力衝撃無く徐々に行
われるようになっている。
【００３９】図８及び図９に示す実施形態においては、
閉鎖ピストンの尾端部５’ａは同様に上流側ガスケット
６を担持する中実円柱体であるが、その上流側端面には
径方向に横断貫通する溝１５’が形成されており、注射
器ヘッドによって閉鎖ピストンが押し込まれて該溝１
５’がハウジング２内の圧縮チャンバーに開口する位置
まで達したときに注射器ヘッドからの液体が溝１５’を
介して圧縮チャンバー内に流入できるようになってい
る。
【００４０】閉鎖ピストン５は、図１〜図７の各実施形
態のように二つのガスケットを担持するための基部を形
成する後方部Ｃと筒状末端部Ｄを形成する前方部とを有
する単一部品としてモールド成形した細長い部品とする
ことができる。
【００４１】一方、変形実施形態（図８及び図９）では
筒状末端部がチューブＤ’によって構成されており、こ
のチューブはモールド成形された基部に固着される別部
品となっている。
【００４２】図１〜図５は本発明のコネクタの作動段階
を示している。すなわち、 （ａ）コネクタが休止中の閉鎖状態（図１） （ｂ）注射器ヘッドを挿入しつつある開始状態（図２） （ｃ）注射器ヘッドの挿入が完了して注入を行う接続状
態（図３） （ｄ）注入終了後に注射器ヘッドを抜去し始めた状態
（図４） （ｅ）注射器ヘッドの抜去が完了した状態（図５）
【００４３】最初の閉鎖状態ではコネクタ内には何も液
体が満たされておらず、注射器ヘッドを入口通路に挿入
すると、注射器ヘッドの先端部により閉鎖ピストン５が
バネ１２に抗して押されて図中の左方へ移動し、先に筒
状末端部の先端出口９ｂが逆止弁１１を通過して注射液
出口１０に通じ、その後にピストン尾端部５ａが入口通
路３を徐々に圧縮チャンバー１４に開く。既にこのとき
に注射器ヘッドから注入される液体は圧縮チャンバー１
４に流入してから閉鎖ピストン５の内部通路９に浸入
し、その出口９ｂから注射液出口１０への空間を満たし
てゆく。同じ流路を介して注射器ヘッドの完全挿入状態
における液体の注入及び患者への注射が果たされる。注
射が完了して注射器ヘッドを入口通路から抜去する際に
は、逆止弁１１が閉鎖するよりも先に入口通路内に上流
側ガスケット６が浸入して圧縮チャンバー１４が注射器
ヘッドから遮断される（図４）。従って、注射ヘッドを
更に引き抜くことによって閉鎖ピストンがバネ１２によ
り図中の右方へ移動すると圧縮チャンバー１４の容積の
減少により内部に封止込められた液体が加圧され、これ
により既にこの時点で閉鎖状態にある逆止弁を加圧液体
が押し開くので、この液体は内部通路９から逆止弁を介
して注射液出口１０方向へと放出されるのみとなり、カ
テーテル側に残った例えば患者血液を含む余剰液体はピ
ストン５内へ浸入することがなく、従ってその凝固によ
る閉塞の懸念は解消される。
【００４４】第２実施形態以下の作動も同様であり、図
６は図１の状態に、図７は図３の状態に、そして図８と
図９はそれぞれ図１の状態に対応する。
【００４５】本発明は以上に述べた各実施形態に限定さ
れるものではなく、当業者に自明な範囲の変形及び付加
は本発明の各請求項の記載に照らして本発明の範疇に属
するものである。
【００４６】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば比
較的単純なピストン構造と逆止弁シールで患者血液の逆
流に起因する内部流路閉塞を起こしにくく分解保守も容
易な自動閉鎖コネクタを実現することができるという効
果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】コネクタがカテーテル基部を構成している場合
の本発明の第１実施形態によるコネクタの閉鎖状態にお
ける縦断面図である。
【図２】図１のコネクタの尾端に注射器ヘッドを挿入し
つつある開始状態における同コネクタの縦断面図であ
る。
【図３】図２の状態から注射器ヘッドの挿入が完了して
注入を行う接続状態における同コネクタの縦断面図であ
る。
【図４】図３の状態から注射器ヘッドを抜去し始めた状
態における同コネクタの縦断面図である。
【図５】図４の状態から注射器ヘッドの抜去が完了した
状態における同コネクタの縦断面図である。
【図６】コネクタが自身ではカテーテル基部を構成する
ことなく端部カップリングを有する場合の本発明の第２
実施形態によるコネクタの閉鎖状態における縦断面図で
ある。
【図７】図６のコネクタの尾端に注射器ヘッドの挿入を
完了した状態における同コネクタの縦断面図である。
【図８】本発明の更に別の変形実施形態によるコネクタ
の縦断面図である。
【図９】図８の変形実施形態によるコネクタの閉鎖ピス
トンをも断面で示した縦断面図である。
【符号の説明】
１：ケース ２：ハウジング ３：入口通路 ４：ハウジング尾端壁（環状肩部） ５：閉鎖ピストン ６：上流側ガスケット ７：下流側ガスケット ８：注射器ヘッド ９：内部通路 １０：注射液出口（カテーテル入口） １１：逆止弁 １２：バネ １３：カテーテルチューブ １４：圧縮チャンバー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 特に医療用の注射器ヘッド（８）を注射
    液出口へ接続するための自動閉鎖コネクタであって、ハ
    ウジング（２）を画定するケース（１）を備え、該ハウ
    ジングはハウジング尾端壁を貫通してハウジング内に開
    口する注射液入口通路（３）を介して内部にアクセス可
    能であると共にコネクタの注射液出口（１０，１６）に
    連通し、前記入口通路は周面シールと共に注射器ヘッド
    （８）をハウジング内へ向けて該入口通路に挿入できる
    ように構成され、コネクタ内部にはハウジング内及び前
    記入口通路内で上流位置と下流位置との間を移動可能な
    閉鎖ピストン（５）が配置され、該閉鎖ピストンは前記
    入口通路へ向けて戻しばね手段（１２）により付勢され
    て前記上流位置に位置するときは前記入口通路を閉鎖す
    ると共に、前記入口通路に挿入された注射器ヘッド
    （８）により押し込まれて前記下流位置に位置したとき
    には前記入口通路を閉鎖することがなく、またコネクタ
    内部には注射器ヘッドによって注入された液体を受容可
    能でコネクタの注射液出口に連通する圧縮チャンバー
    （１４）が形成され、該チャンバーの容積は注射器ヘッ
    ドを抜去すると該チャンバー容積が減少してチャンバー
    内の余剰液体が注射液出口へ向かって放出されるように
    前記閉鎖ピストンの移動の作用に基づいて変化するよう
    になった自動閉鎖コネクタにおいて、 前記閉鎖ピストン（５）は剛性で非変形性であり、 前記圧縮チャンバー（１４）はハウジング内で閉鎖ピス
    トン（５）の周囲に形成された空間からなると共に該空
    間は上流側が前記ハウジング尾端壁（４）により、また
    下流側が閉鎖ピストンに担持された下流側全周シールガ
    スケット（７）によりそれぞれ画定されており、 コネクタの注射液出口（１０，１６）は前記ガスケット
    よりも下流側に位置しており、 前記閉鎖ピストン（５）は前記圧縮チャンバー（１４）
    内に開口する入口（９ａ）とコネクタの前記注射液出口
    （１０，１６）に連通する出口（９ｂ）とを提供する内
    部通路（９）を有していることを特徴とする自動閉鎖コ
    ネクタ。
  2. 【請求項２】 閉鎖ピストンの前記入口通路内で移動す
    る部分に該ピストン周面における該入口通路のシールを
    与える上流側全周シールガスケット（６）が取り付けら
    れていることを特徴とする請求項１に記載の自動閉鎖コ
    ネクタ。
  3. 【請求項３】 閉鎖ピストンが前記上流側全周シールガ
    スケット（６）と下流側全周シールガスケット（７）と
    を担持する基部を有すると共に、該基部から下流側に延
    在して前記内部通路（９）の主要部を構成する筒状末端
    部を有することを特徴とする請求項２に記載の自動閉鎖
    コネクタ。
  4. 【請求項４】 閉鎖ピストンの筒状末端部が前記基部に
    取り付けられたチューブ（Ｄ’）によって構成されてい
    ることを特徴とする請求項３に記載の自動閉鎖コネク
    タ。
  5. 【請求項５】 閉鎖ピストンの筒状末端部が閉鎖ピスト
    ンの基部と一体形成されていることを特徴とする請求項
    ３に記載の自動閉鎖コネクタ。
  6. 【請求項６】 ハウジング内で閉鎖ピストンの内部通路
    の出口（９ｂ）より上流側且つ閉鎖ピストンの下流側全
    周シールガスケットよりも下流側の位置において閉鎖ピ
    ストンの周囲に配置された固定ガスケット（１１，１
    １’）を有し、該固定ガスケットによって閉鎖ピストン
    の周囲で前記下流側シールガスケットと該固定ガスケッ
    トとの間に注射液の浸入不可能なシール空間が形成され
    ていることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に
    記載の自動閉鎖コネクタ。
  7. 【請求項７】 固定ガスケットが弾性開閉割溝部を有
    し、該割溝部は閉鎖ピストンが入口通路を閉鎖する位置
    にあるときは閉鎖ピストンの内部通路の出口を覆って塞
    ぐと共に閉鎖ピストンが注射器ヘッドによって下流側へ
    押し込まれたときは閉鎖ピストンの通過を許容して前記
    内部通路の出口を開放するように配置構成されているこ
    とを特徴とする請求項６に記載の自動閉鎖コネクタ。
  8. 【請求項８】 シール空間の内部に閉鎖ピストンを上流
    側へ付勢するためのバネ（１２）を含むことを特徴とす
    る請求項６または７に記載の自動閉鎖コネクタ。
  9. 【請求項９】 閉鎖ピストンの圧縮チャンバー（１４）
    を形成する部分が圧縮チャンバーの前記容積変化（Ｖ１
    〜Ｖ２）を最大限にするように成形されていることを特
    徴とする請求項１〜８のいずれか１項に記載の自動閉鎖
    コネクタ。
  10. 【請求項１０】 閉鎖ピストンの圧縮チャンバー形成部
    分が段付き形状を有することを特徴とする請求項９に記
    載の自動閉鎖コネクタ。
  11. 【請求項１１】 注射液出口（１０）がコネクタに固定
    されたカテーテルチューブ（１３）またはその他の注射
    用液体通路チューブの入口によって構成されていること
    を特徴とする請求項１〜１０のいずれか１項に記載の自
    動閉鎖コネクタ。
  12. 【請求項１２】 注射液出口（１６）が出口カップリン
    グによって構成されていることを特徴とする請求項１〜
    １０のいずれか１項に記載の自動閉鎖コネクタ。
  13. 【請求項１３】 ハウジングの尾端壁（４）がハウジン
    グ内で入口通路の開口縁の周りに環状肩部を形成し、該
    環状肩部が圧縮チャンバー（１４）の上流端を画定して
    いることを特徴とする請求項１〜１２のいずれか１項に
    記載の自動閉鎖コネクタ。
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