JP2001506156A - ポジティブ・フロー・バルブ - Google Patents

ポジティブ・フロー・バルブ

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Abstract

(57)【要約】 密閉系スパイクレスのポジティブ・フロー・バルブは、内部空隙を規定する本体を含む。本体の近位端部に、医療用器具のANSI標準チップを受け取るのに十分な大きさであるのが好ましい開口部が存在する。バルブは、スリットを有する楕円形シールキャップで上方の空隙および開口部を充填するプラスチック弾性シリコンシールを含む。開口部は、非圧縮状態で楕円形シールキャップを圧縮して、スリットを閉止したままに維持する。医療用器具のノーズがシールを空隙内へ圧縮して、シール・キャップが開口部から解放されるとスリットが開く。更に、ハウジングは、医療用器具とカテーテル・チップとの間の流体フローを容易にする流体空間を含む。医療用器具が引き出されたときバルブからカテーテル・チップヘ向かうポジティブ・フローが実効化され、それによって、医療用器具がバルブから取り外されたとき患者からカテーテルヘ血液がフローするのを防止するように、バルブ内の流体空間は、医療用器具が空隙へ挿入されると自動的および可逆的に増大し、医療用器具が引き出されると減少する。

Description

【発明の詳細な説明】 ポジティブ・フロー・バルブ 発明の分野 本発明は一般的には医療用バルブに関し、特に医療用器具とカテーテルとの間 に連結してその間を流体をフローさせるとき、医療用器具から切り離されるとバ ルブからカテーテルの先端へ通る正の(positive)流体フローを誘起し、それに よってカテーテル中での血液凝固の問題が起こるのを排除するボジティブ・フロ ー・バルブに関する。 発明の背景 病院および医療機関における非経口投与で流体を処理する場合、通常、2点間 で流体を移動させるのにコネクタおよびバルブを使用する。流体のコネクタおよ びバルブは、通常、滅菌した管を覆う隔膜またはシールを破ったり流体の医療容 器の隔膜またはシールを破るために針またはルアー(luer)を使用する。すると 、流体は容器または流体を満たした管から注射器または第2の管に移動する。血 液がコネクタおよびバルブを容易に通過できることは、患者の生存にしばしば重 大な影響を及ぼすので、コネクタおよびバルブの機能が信頼性をもって反復的に 機能することが絶対に必要である。使用中に誤動作するコネクタおよびバルブは 生命の危険を起こしかねない。 多くのコネクタまたはバルブ、特に幾つかの機械要素を使用するコネクタまた はバルブは、それらの中に比較的大きな容積の流体空間を有する。管または他の 医療用器具、例えば導管、注射器、IVセット(末梢系および中央系の双方)、 ピギーバック・ライン(piggyback line)、および医療用バルブと連結して使用 することのできる同様な要素コンポーネントを取り外したり切り離したりする間 に、流体空間の中に「デッドスペース」(すなわち、患者内の流体の取り出しを 生じる流体抑制域(fluid containment area)の増大)が生じる可能性がある。 医療用器具を引き出すことにより、「バックフラッシュ」として知られる現象で 流体をバルブへと引き戻す吸引力が生じる。これは特にバルブがカテーテルを通 して患者へ連結されている場合に問題を起こす。吸引力は医療用器具の引き出し によって発生し、患者からカテーテルへと血液を引き込むことになる。この血液 はカテーテルの先端付近で凝固し、それを動作不能にし、患者の中で血液を凝固 させる場合もあり、命にかかわる。血液がカテーテルの内面に固着してカテーテ ルを閉塞させることがないようにするため、カテーテルの先端付近の内面をコー ティングすることによってバックフラッシュを避けようとする試みは、これまで 成功していない。 カテーテルの血液閉塞の危険性は、カテーテルの内径が小さいとき(例えば、 27ゲージ)著しく大きくなる。しかし、これらの小さなカテーテルは、患者に挿 入することにより生じる外傷および不快感を減少させるという利点を有する。こ れらのカテーテルは非常に小さな通路を有するので、小さな吸引力でもカテーテ ルを通してバルブへと十分量の流体が引き戻され、血液をカテーテル・チップへ 導入する。この血液がカテーテルの通路を閉塞する可能性がある。この逆流は、 今後、ネガティブ・フローと呼ぶことにする。図1は、患者に挿入されるチップ 52の近くに小さな一部を有するカテーテル50の例を示し、バルブ54はカテ ーテルの一端と医療用器具56との間に連結されている。「デッドスペース」の 生成またはカテーテルからバルブへの流体の引き出しに関連する問題は、この図 によって示される。そこに示されるように、医療用器具56のチップまたはノー ズがバルブ54から引き出されるとき、器具56によって前に占拠されていた空 間は「デッドスペース」となる。この新しく生成した空間はバルブ、カテーテル 、および患者内の流体よりも低い圧力を有し、従って流体はその空間へ引き込ま れ、患者からデッドスペースの方へと移動する。血液がカテーテルヘ引き込まれ るのを防止するために、バルブからカテーテル・チップを通って患者へ導かれる フローまたは流体移動として定義されるゼロのフローまたはポジティブ・フロー が、医療用器具が引き出される時点で実効化されなければならない。十分な幅の 安全性を得るためには、患者方向へのポジティブ・フローが好ましい。 ネガティブ・フローまたはバックフラッシュを避けるためには、現在、医療介 護員は、バルブを切り離すと同時にポジティブ・フローを誘起する医療用器具を 使用することによって、カテーテルを介して流体を移動させる方法を取っている 。この方法は敏捷性に欠け、難しく、薬剤の不正確な移動を生じる可能性がある 。 ポジティブ・フローをカテーテル内に誘起する1つの方法を図2aおよび図2 bに示す。ここでは、医療用器具(図示されていない)を引出したとき、バルブ 180の近位端部がスタイレット(stylet)または置換器182で閉じられる。 スタイレット182の長手部184は流体空間の少なくとも1部を占め、それに よって流体空間の容積を減少させデッドスペースを排除する。しかし、長手部1 84は、器具の引き出しによってカテーテルからバルブの方へ引き出される流体 の容量よりも多い容量と置き換わるのに十分な長さでなければならず、従って、 適正な性能を得るように構成するのが困難である。更に、スタイレット182の 使用は、看護婦によって見過ごされるであろう追加の工程をさらに必要とし、ス タイレット182の置き場所を間違えたり紛失する可能性がある。更に、この特 定のタイプのバルブ180は多くの著しい欠点を有する。この中で、それぞれの 使用後に滅菌のために洗浄することのできる洗浄可能面を有するシールが存在し ないという事実がある。 本発明の要約 本発明に従って、カテーテルと他の医療用器具との間で有利に利用され、器具 とカテーテル(および、カテーテルが使用される患者)との間で流体フローが可 能となるポジティブ・フロー・バルブが提供される。この発明のバルブは幾つか の特徴を有するが、その1つが単独で望ましい属性に応えるものではない。 一般に、本発明のポジティブ・フロー・バルブは、安全性、デッドスペースを 排除するポジティブ・フロー、信頼できる反復性能、製造と使用の容易性、鋭利 なスパイクまたはカニューレによる突き刺しを必要としない流体フローを設定す るとき使用されるシール、高血圧症例への適応性、および使用後に滅菌洗浄可能 なバルブ使用の属性を有し、高血圧での流体耐密シールを有する。 本発明は、医療用器具が挿入されたとき自動的に拡張し医療用器具が引き出さ れたとき収縮する流体空間を有し針を必要としない洗浄可能ポジティブ・フロー ・バルブである。バルブがカテーテルに連結されると、起こり得る血液凝固問題 を避けるため、医療用器具が切り離されたときバルブからカテーテルへのポジテ ィブ・フローを誘因する。使用後、殺菌状態を維持するために通常のように適切 な手段を用いてバルブを洗浄する。バルブは、針またはスパイクの突き刺しに よる事故を避けるデザインになっている。バルブは、バックフラッシュを避ける のが望ましいカテーテルの応用例に特に適しているが、他の応用例に対しても等 しく使用することができる。 好ましくは、バルブは、医療用器具の一端を受け取るのに適した第1の端部お よびカテーテルと連通する第2の端部を有するハウジングを含む。バルブは、ハ ウジングを介して医療用器具とカテーテルとの間に流体フロー経路を設定し、ハ ウジングを介してフロー経路を遮断することによって医療用器具とカテーテルと の間の流体フローを妨げる手段を含む。 好ましくは、この手段はハウジングの中で移動可能に配置されるシールを含む 。シールは、少なくとも1つの領域で流体抑制域を規定する通路を有する。シー ルは、医療用器具と係合するのに適した第1の端部を有する。第1の位置で、シ ールを通る通路はその第1の端部で閉止され、第2の位置で、医療用器具が使用 されてバルブのハウジング内でシールを遠位に押したとき、バルブを通る通路が 開放される。 更に重要なことに、医療用器具が使用されてシールが遠位に押され、流体フロ ーが設定されたとき、流体抑制域がトータルの容積で増加し、それによってその 中の流体の容量を維持する。医療用器具がバルブから収縮されたとき、シールは 通路が近位端部で閉止される位置へ戻り、流体抑制域の容積は減少する。流体抑 制容積の減少は、流体の容量がカテーテルへ向かって押出される結果となる(す なわち、ポジティブ・フローが設定される)。 図面の簡単な説明 本発明のすべての特徴を示す好ましい態様を、これから詳細に説明する。これ らの態様は、説明の目的を有するにすぎない添付図面に示される本発明の新規で 非自明の方法およびバルブを説明している。図面は、以下の図面を含み、同様の 番号は同様の部を示している。 図1は、注射器とカテーテルとの間の流体連結を形成するバルブの概略断面図 である。 図2aおよび図2bは、使用後にポジティブ・フローを誘起する長手部を有す るスタイレットを含む従来技術のバルブを示す。 図3は、カテーテルを通してバルブからポジティブ・フローを誘起するために 手作業で起動されるローラ・クランプ・バルブの概略断面図を示す。 図4は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第1の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図5は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図4と同様の長手方向断面 図である。 図6は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第2の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図7は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図6と同様の長手方向断面 図である。 図8は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第3の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図9は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図8と同様な長手方向断面 図である。 図10は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第4の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図11は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図10と同様の長手方向断面 図である。 図12は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第5の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図13は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図12と同様の長手方向断面 図である。 図14は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第6の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図15は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図14と同様の長手方向断面 図である。 図16は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第7の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図17は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図16と同様の長手方向断 面図である。 図18は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第8の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図19は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図18と同様の長手方向断面 図である。 図20は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第9の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図21は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図20と同様の長手方向断面 図である。 図22は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第10の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図23は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図22と同様の長手方向断面 図である。 図24は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第11の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図25は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図24と同様の長手方向断面 図である。 図26は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第12の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図27は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図26と同様の長手方向断面 図である。 図28は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第13の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図29は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図28と同様の長手方向断面 図である。 図30は、本発明のポジティブ・フロー・バルブの第14の態様の、シールを圧縮 する前の長手方向断面図である。 図31は、シールを圧縮している間のバルブを示す、図30と同様の長手方向断面 図である。 図32は、円形タイヤで形成された側壁を有する代替シールの長手方向断面図で ある。 好適な態様の詳細な説明 出願人はローラ・クランプを医療用バルブ内のポジティブ・フローを誘導する ために使用できることを認識した。医療用器具(図示せず)を切り離すと、ポジ ティブ.フローが生じる医療用バルブ180におけるローラ・クランプを用いる ことが図3に示されている。ローラ・クランプ・バルブ190は外部スイッチ1 92を滑動させ、医療用器具198とカテーテル(図示せず)とを連結する管1 96に対してローラ194を押し付けることによって手で作動され、正の圧力を 管内に生じさせ、それによってカテーテル・チップ(図示せず)を通るポジティ ブ・フローを作り出す。管196を通るフローはスイッチ192を逆方向に滑動 させることによって開くことができる。 しかしながら、このバルブ190は図2aと図2bに図示したスタイレットを 備えたバルブと同じ付加的な操作段階を必要とし、薬品を塗布できる表面を有す るシールを含まないという欠点を有する。更に、ローラ194の大きさは管内の 流体の濾過を誘発するのに充分な大きさでなければならず、これは(ポジティブ ・フローを発生させるために)真空力によって引き出すことができる流体の量よ り大きく、操作するのが困難である嵩高いバルブを必要とするかもしれない。第1の態様 図4と図5は本発明によるバルブ210の第1の態様を図示している。一般に 、このバルブ210はバルブ本体またはハウジング212、支持部材214、内 部空隙(cavity)218を規定するシール216、一対のクラムシェル220a 及び22Ob、並びにばね222を含む。これらの成分が図4に示すように、ス パイク成分を必要とせずに組み立てられる。内部空隙218はバルブ210内部 に拡大できる流体スペースを形成する。後述するように、クラムシェル220a /220bは、医療用器具の挿入と同時に流体スペースの容積を拡大または増大 させ、医療用器具を引き出すとその容積を収縮または減少させるように構成され る。 本体またはハウジング212は近位端228付近に上部導管226を有し、望 ましくは医療用器具を受け入れるように適合される円形開口部230を備えてい る。側壁部232は好ましくはクラムシェル220a/220bと共働するよう に先細になっている。本体212は近位端228と側壁部232間に形成される 上部押縁(ledge)234を有する。望ましくは、図4において最も良く見られ るように、上部導管226の上部において円形開口部230に隣接するハウジン グ212にねじ山の付いた部がある。「近位端」という言葉はバルブ210の端 および本体開口部230付近の他の成分を表わすために使用され、「遠位端」と いう言葉はバルブの反対側の端を表わすために使用されることに注意されたい。 第1の態様では、上部導管226は、図5に点線で示されるように、ANSI 基準の注射器238の先端またはノーズ236を収容するように適合される。し かしながら、上部導管226の外径はその他のコネクタ装置の付属物を収容する ためにどのようなサイズのものであってもよいことが企図される。好都合なこと に、上部導管226の近位端には、種々のコネクタ装置に対するバルブ210の ロッキングを容易にするために、ロッキング機構を設けることができる。例えば 、図4において、好ましくは当業者に公知の互換性のあるルアロック装置内にハ ウジング212をロックすることができるように、ハウジング212のねじ山の 付いた部が設けられる。本発明による第1の態様のハウジング212は、上部導 管226の外径の上に従来のルアロックねじ山240を含む。 支持部材214はその遠位端において内部導管242を有し、それはカテーテ ル(図示せず)の終端に連結することができる。支持部材214はシール216 をハウジング212の内部空隙244内の適所に保持することによって、シール 216用の支持台および取付け装置として作用する。内部導管242とシール2 16の内部空隙218は、使用中に流体用の連続通路を表わす。 シール216は、可撓性で、不活性で、かつ流体に対して不浸透性である、シ リコン等の弾力性材料から調製される。シール216は、概して平らな上面25 0と、肩部252と、側壁254とベース256を備えたシールキャップ248 を有する。側壁254は好都合なことに、注射器238を引っ込めると同時に、 アコーディオン状に変形し、ハウジング開口部230を閉じるためのシール21 6の再構成を助ける壁部258で構成される。シール216の圧縮中に、壁部2 58は径方向外方に拡大する。シール216の内部は中空で、図4に最も良く示 されているように、内部空隙218を提供する。壁部258の間に、好ましくは シール216の変形と再構成を容易にするギャップがある。肩部252は、上部 押縁234が開口部230に向かう肩部252の動きを制限し、シール216の 内部空隙218内の高圧下に、シール216が開口部230を通って吹き飛ばさ れるのを防止するように、ハウジング212の上部導管226内に設けられる上 部押縁234と係合する。 シールキャップ248は開口部230においてバルブ210を再シールし、医 療用器具238を取り外すと、シール216の上面250がほぼ開口部230と 同じ高さになるか、わずかに上または下になる。シールキャップ248は、上部 導管226の上部において、開口部230を実質的に塞ぐのが好ましい。組み立 て後、バルブ210内に消毒剤が漏れることなく、シールキャップ248をアル コールまたは他の消毒剤で拭くことができるように、シールキャップ248の上 面250は基本的に開口部230と同じ高さである。従って、上面250を消毒 剤で拭くことができるように上面250が露出していることが好ましい。 開口部230において流体密着性(fluid-tight)シールを提供し、医療用器 具を挿入すると流体フローを誘発するスパイク要素の必要性を排除するために、 シールキャップ248は独特の形状を有し、やはり独特の形状を有するプレカッ ト(precut)スリット259を含む。減圧状態で上部導管226の上部において 、楕円形のシールキャップ248が実質的に開口部230を埋めるように、シー ルキャップ248は望ましくは楕円形または楕円形の形を有し、主軸が円形開口 部230の内径より大きな長さを有する。図4に見られるように、シールキャッ プ248内のプレカットスリット259が減圧状態で円形開口部230によって 圧搾されて閉められる。その静止状態で、プレカットスリット259が開かれる 。図5に示すように、注射器238等の医療用器具の挿入によるシール216の 圧縮中に、シールキャップ248が大きな内径を有する上部導管226の部内で 伸びることができるので、プレカットスリット259がその静止状態に戻って開 く。こうして流体がスリット259を通ることができるようになる。「圧縮状態 」および「減圧状態」という用語は、シール218の長手方向の軸に沿った医療 用器具238の挿入および引っ込めによるシール218の圧縮と減圧を指すため に便 利に使用されることに注意されたい。これらの用語はハウジング212の開口部 230によるシールキャップ248の径方向圧縮を意味しない。 更に減圧状態で流体密着性シールの調製を助けるために、図4のシール216 は、拡大された、内部感圧部材260を含むのがよく、それはシールキャップ2 48と一体的である。感圧部材260は、特にバルブ210が患者の動脈に連結 された時に、薬物の投与時に時々経験する非常に高い圧力においても、バルブ2 10が流体密着性シールを維持することができるようにする。 図4および図5に示すように、クラムシェル220a/220bは望ましくは バルブ本体212内で互いに対称的に対向して置かれる同じ部品である。それら は好ましくは硬質プラスチック等の硬質材料で作られる。各々のクラムシェル2 20a/220bの外面264a/264bは、ハウジング212のテーパー状 の側壁部232と共働するように先細になっており、圧縮および減圧中に側壁部 232に沿って滑動するように形成される。クラムシェル220a/220bの 内面266a/266bは互いに共働して、好ましくは肩部252に隣接してシ ール側壁254の一部を圧搾し、シール216の圧縮部267を形成する。クラ ムシェル220a/220bの近位端268a/268bはシール216の肩部 252と係合し、シール216の圧縮につれてクラムシェル220a/220b の動きを容易にする。内面266a/266bは好ましくは圧縮部267を実質 的に円形にするような形状に作られる。この態様では、各々の内面266a/2 66bはシール216を圧搾する半円形の縦の溝を有する。 クラムシェル220a/220bの遠位端とシール216のベース256との 間にばね222が配置されるが、望ましくはばね222及びシール216用の優 れた支えを提供するために、シール216のベース256に隣接して硬い保持デ ィスク270が設けられる。図4の減圧状態では、ばね222は緩められていて も、あるいはシール216を閉じておくために、クラムシェル220a/220 bを通してシール216に力を発揮するためにわずかに圧縮されていてもよい。 図5に示すように、注射器238の挿入中にばね222が圧縮され、圧縮から位 置エネルギーが蓄えられる。注射器238を引っ込めると、ばね222は位置エ ネルギーを放出し、図4に示すように、クラムシェル220a/220bを近位 端へと押し付けてシール216を閉じる。ばね222は好ましくは組立を容易に するために、クラムシェル220a/220bまたは保持ディスク270に取付 けられず、また接着もされない。図4および図5は螺旋形のばね222を示して いるが、当業者に公知の適当なばねを使用することができる。 シール216は望ましくは減圧状態(図4)では長手方向に緩められ、圧縮状 態(図5)では長手方向に圧縮される。または、シール216は減圧状態でばね 222による張力で長手方向に引き伸ばされ、圧縮状態では長手方向に緩められ るか、または長手方向にわずかに圧縮されてもよい。シール216のベース25 6は、保持ディスク270に設けられる環状溝274、及び支持部材214に設 けられる環状溝276内に、こぎれいに、またしっかりと嵌合するのがよい。環 状溝274及び276はハウジング212の空隙244内にシール216を支持 し固定するためのロッキング機構を形成する。 バルブの作動を図示するために、図5は注射器238の挿入の際のバルブ21 0の圧縮状態を示している。当業者に公知の、注射器以外の医療用器具を使用す ることができる。注射器238のノーズ236がハウジング212の開口部23 0内部でシールキャップ248の上に置かれる。注射器238に圧力を掛けると シールキャップ248に対する圧力が生じ、その結果生じる下向きの圧力がシー ル216を圧縮する。これがシールキャップ248を円形開口部230から離れ るように、大きな内径を有するハウジング空隙244の下部に向けて押しやり、 それによってプレカットスリット259を開かせる。圧縮の位置エネルギーを蓄 えたばね222の圧縮、及びシール216の側壁254の壁部258間のギャッ プにより、下方の動きが助長される。この状態では、流体が患者から回収される のか、あるいは患者に薬物を注射するのかに応じて、流体が注射器238内へと 、あるいはその逆にフローすることができる。図5は開口部230内への注射器 238のノーズ236の挿入によってバルブ210が開かれる様子を示している 。静脈注射の施用に対して、図4及び図5に示された位置にバルブ210を方向 付けることができるか、又は反対方向に流体がフローするようにバルブ210を 180°回転させることもできる。 図5に示した圧縮状態では、一般にシール216の内部空隙218は、図4に 示した減圧状態と比べて収縮する(短くなる)。しかしながら、クラムシェル2 20a/220bにより規定される内部空隙218の圧縮部267は、シール2 16が圧縮状態にある時に容積が拡大する(大きくなる)。これはクラムシェル 220a/220bがハウジング212のテーパー状の側壁232に沿って滑動 するにつれて、互いから離れるクラムシェル220a/220bの動きの結果で ある。後述するように、圧縮中の圧縮部267の膨張量に対するシール216の 全般的な収縮量が、圧縮の際、バルブ210がポジティブの、ネガティブの、ま たはゼロのフローのいずれを発生させるかを決定する。 注射器238を上部導管226から取り除くと、図4に示すように、シール2 16が自由になって減圧状態に向かって移動し、クラムシェル220a/220 bが開口部230に向かって近位端へと押される。その動きが内部空隙218の 全般的な膨張を生じさせる(つまり、空隙の長さが増大する)が、シール216 の圧縮部267の容積の収縮(つまり、サイズの減少)を生じさせる。圧縮部2 67の収縮に関連する容積変化が内部空隙218の拡大に関連する容積変化に等 しい場合、流体スペースまたは内部空隙はゼロのフローを有するであろう。内部 空隙218の拡大に関連する容積の増大が圧縮部267の収縮に関連する容積の 減少より大きい場合、流体スペースに正味利得があり、結果的に、例えばカテー テル・チップ(図示せず)を通りバルブ210に向かう、望ましくないネガティ ブ・フローを生じさせるであろう。圧縮部267の収縮に関連する容積の減少が 内部空隙218の拡大に関連する容積の増大より大きい場合、バルブ210から カテーテル・チップ(図示せず)を通る望ましいポジティブ・フローがあるであ ろう。このように、バルブ210がポジティブ・フロー・バルブであるためには 、圧縮の際、シール216の内部空隙218の拡大に関連する全般的な収縮容積 の変化より大きく圧縮部267が拡大(つまり、シール216のその部の流体容 積の増大)し、かつ減圧の際、シール216の全般的な拡大(つまり、シールの その部の流体容積の増大)より大きく圧縮部267が収縮(つまり、シールのそ の部内の流体容積の減少)するようにクラムシェルを形成することが必要である 。換言すれば、医療用器具238のバルブ210との連結を外す際、バルブ21 0がポジティブ・フローを誘発するためには、バルブ210内の全体の流体容積 が減少 しなければならない。この場合、その圧縮(注射器が取付けられている)状 態と圧縮されていない(注射器が外されている)状態で、シール内の流体容積を 減少させることによって、流体容積を減少させることができる。バルブ210内 の利用できる流体容積が縮小または減少することにより、カテーテル/患者に向 かって流体を流すようにし、血液がカテーテル内へと引き込むのを防止する。 図4に示すように、注射器238を引き抜くとき、バルブ210をポジティブ ・フロー・バルブ210であるように形成するのがよく、シール210の減圧中 のデッドスペースが排除される。更に注射器238を引き抜くとき、スリット2 59がまさにその端まで、つまりシールキャップ248が上部導管226の上部 において円形開口部230によつて圧搾されるまで、開いたままである。これは 更にデッドスペースが排除されるのを助け、バックフラッシュを避けることがで きる。この特徴は、血液がカテーテル内へと引き出され、詰まらせるのを防止す るので、バルブ210がカテーテルを通して患者に連結されている場合に特に好 都合である。従って、本発明はバックフラッシュの問題を解決することによって 重大な危険性が排除される。 シール216がその減圧状態まで自由に動くとき、シール216が開口部23 0を本質的に塞ぐ。その元の形状に戻り、その減圧状態で変形するシール216 の能力は、シール216を作成するために使用される材料の弾性によって決定さ れる。その減圧状態に戻るシール216の能力は、ばね222、及びシール21 6の壁部258間のギャップによって助長される。可逆的に変形し、その減圧状 態に戻るシール216の能力は、(1)バルブ210を通る流体フローを直ちに 停止させ、(2)バルブの滅菌状態を維持するので、特に有用である。 可逆的にその減圧状態に戻るシール216の能力は、バルブ210を再使用で きるようにする。分離に続いて、また再使用の前に、シールキャップ248の表 面250はハウジング212の開口部230と基本的に同じ高さである。従って 、この同一平面250をアルコールまたは他の表面浄化物質で殺菌するのがよい 。支持部材214と本体212とが周囲の環境から両接合部を好都合に保護し、 接合部の滅菌状態を保護する。 不使用時のシールキャップ248の表面250に対する更なる保護として、上 部導管226の上に嵌合するカバーキャップ(図示せず)を供給することができ る。しかしながら、シール216を使用の前後に消毒剤で拭くことができるので 、滅菌状態を維持するためにこのようなカバーキャップは必要ではない。2つの 流体ライン間の流体連通を提供するためのコネクターバルブとして、シール21 6の可逆性がバルブ210を特に魅力のあるものにする。従って、本発明はここ で開示したバルブ210を使用して、第1の流体ラインを第2の流体ラインと連 通させて置くようにする。バルブ210の可逆性が多重の流体ラインを連続して 付加できるようにし、例えば1つの流体ラインを患者の静脈と直接連通させるよ うにする。バルブ210は容易に殺菌かつシールできるので、カテーテルの静脈 との接点を外すことなく、流体ラインを付加し、取り外すことができる。 バルブ本体212と支持部材214は、硬質プラスチックから調製されるのが 好ましいが、バルブ210を当業者に公知の他の医学的に不活性な材料から調製 することもできることを付加的に企図されている。本発明の他の特徴は、バルブ を通る流体フローを設定するために針にもスパイクにも依存しないことである。 これは皮膚に穴を開ける危険性、または使用中または製造中の穴あけの懸念を完 全に排除する。更に、スパイク成分によるシール216の心抜き、およびそれに 関連するあらゆる危険性を除去する。更に、先行技術のバルブに発生するように 、針またはスパイク内の直通路のサイズによって流体の流速が制限されない。 図4に示すように、本発明の他の特徴は、上部押縁234が開口部250に向 かう肩部252の動きを制限し、空隙218内の高圧下に、シール216が開口 部230を通して吹き飛ばされるのを防止する。これはバルブ210を高圧下の 適用に特に適したものにする。第2の態様 図6と図7に示した本発明の第2の態様では、バルブ310がバルブ本体また はハウジング312、支持部材314、スカート316、シール318、弾性部 材320、および一対のクラムシェル322a/322bを含む。ハウジング3 12は望ましくは、図4に示したハウジング212と同じであり、テーパー状の 側壁324を有する。 図6および図7において、バルブ310の第2の態様はベル形状のスカート3 16を有する。スカート316は支持部材314の内部導管330に向かって配 置される環状リング328を有する。スカート316は内部導管330用のシー ルドを生じる。この内部導管330は円筒形の形状であるのが好ましく、わずか に先細になっている。内部導管は、通常患者に挿入される反対側の開放端を有す るカテーテル(図示せず)の終端に連結することができる。支持部材314はシ ール318をハウジング312の内部の適所に保持することによって、シール3 18用の支持台および取付け装置として作用する。 支持部材314はスカート316用の支持台および取付け装置としても作用す る。図6に最も良く示されているように、支持部材314は、組立に際してスカ ート316の押縁334と係合する端部332を有する。この係合によりスカー ト316を適所に固定する。望ましくは、スカート316は、例えば、流体ライ ンまたは患者に連結されるカテーテルにバルブ310を取り外し自在に取付ける ことができるようにする、ルアロック部336を含む。この態様のバルブ310 は、組立がしやすいように、ハウジング312とは別個のスカート316を含む ことが注目される。異なる態様では、ハウジング312とスカート316に取っ て代わる単一の部材を提供することができる。従って、このような態様も本発明 の範囲内にあることが企図される。 シール318は図4のシール210と同じものである。シール318も好まし くはシリコンであり、プレカットスリット342、肩部344、および感圧部材 348を備えた同様のシールキャップ340を有する。これらの成分はシール2 10のものと同じ機能を果たす。壁部258で形成された側壁の代わりに、シー ル318は概して円形の円筒形である側壁350を有し、支持部材314の内部 導管330の近位端354と滑動嵌合する大きさにされた遠位端部352を有す る。シール318の圧縮の際、側壁350は内部導管330の近位端354の上 を単に滑動し、内部導管330と共に流体密着性シールを形成する。シール31 8は内部導管330の近位端354の上の内部空隙358を規定する。内部空隙 358はバルブ310内部の拡大可能な流体空間を形成する。シール318のプ レカットスリット342がシール310の圧縮中に開く時、内部導管330と内 部空隙358が互いに流体連通する整列した中空管を構成する。 図4および図5のクラムシェル220a/220bの形状および機能に類似し て、クラムシェル322a/322bはバルブ310内に医療用器具を挿入する と流体空間を増大させ、図7において点線で一部示すように、注射器362等の 医療用器具を引っ込めると流体空間を減少させるように構成される。クラムシェ ルの内面384a/384bは望ましくは、シールの側壁350の部を圧搾する ために互いに共働し、その圧縮部366を形成する、縦の溝を有する。 図4のばね222の代わりに、第2の態様はクラムシェル322a/322b と支持部材314間に置かれる弾性部材320を使用する。弾性部材320は好 都合なことにシリコン等の、不活性で、流体に対して不浸透性であり、アコーデ ィオン状に変形し、注射器362を引っ込めると、ハウジング開口部370を閉 じるためのシール318の再構成を助ける壁部368を含む。弾性部材320は このように図4と図5のシール210のばね222と構成が類似しており、同じ 機能を果たす。当業者に公知の他の適当な構造と同様に、図4のばね222と同 様のばね(図示せず)を弾性部材320の代わりに使用することができることが 企図されている。 図6および図7に示すように、弾性部材320はベース346を有する。図6 に示すように、ベース346はハウジング312に設けられる環状溝374、お よび支持部材314に設けられる環状溝377内にこぎれいに、またしっかりと 嵌合する。従って、環状溝376と377はハウジング312内に弾性部材32 0を支持し固定するためのロッキング機構を形成する。上部押縁382が開口部 370に向かう肩部344の動きを制限し、シール318の内部空隙358内の 高圧下に、シール318が開口部370を通って吹き飛ばされるのを防止するよ うに、肩部344がハウジング312の上部導管384に設けられる上部押縁3 82と係合する。 弾性部材320は望ましくは減圧状態(図6)では長手方向に緩められるか、 あるいはわずかに圧縮され、圧縮状態(図7)では長手方向に圧縮される。弾性 部材320は望ましくはハウジング312のクラムシェル322a/322bの いずれにも取付けられず、また接着されない。 図7はバルブの作動の際の圧縮を示し、図8は減圧を示している。圧縮状態で は、注射器362がハウジング312の開口部370内部のシールキャップ34 0の上に置かれ、注射器362に圧力をかけると、シールキャップ340上に圧 力が生じる。下向きの圧力が円形開口部370から離れて、大きな内径を有する ハウジング312の遠位端下部に向かうようにシールキャップ340を押し、そ れによってプレカットスリット342を開かせる。側壁350が内部導管330 の近位端354の上に滑動し、弾性部材320がアコーディオン状に変形し、圧 縮の位置エネルギーを蓄える。流体が患者から回収されるか、あるいは患者に薬 物を注射するかに応じて、流体が注射器362内へと、またはその逆にフローす ることができる。 図7に示したシール318の圧縮が、概してシール318の内部空隙358の 容積の収縮または減少を生じさせる。しかしながら、内部空隙358内の容積の 全般的な減少は、クラムシェル322a/322bによって規定される内部空隙 358の圧縮部366内の容積の増大より少ないので、バルブ310は内部空隙 318の容積の正味利得を有する。ハウジング312のテーパー状の側壁324 によって助長される、圧縮中に互いから離れるクラムシェル322a/322b の動きから拡大が生じる。 図6は注射器362を引き抜いた後のバルブを示す。シール318はその減圧 状態に戻り、基本的に開口部370を埋め、クラムシェル322a/322bが 弾性部材320によって開口部370に向かって近位端へと押される。クラムシ ェル322a/322bによる圧縮部366における内部空隙358の収縮のた めに、流体スペースに正味損失または減少があり、バルブ310から、例えばカ テーテル・チップ(図示せず)を通るポジティブ・フローを生じさせる。ポジテ ィブ・フロー・バルブ310はシール318の減圧中にあらゆるデッドスペース を排除するのがよい。これは更にシール318によって助けられ、スリット34 2がまさにその端まで、つまりシールキャップ340が上部導管384によって 圧搾されるまで、開いたままである。 それに加えて、シール318が減圧状態で可逆的に戻るので、バルブ310を 再使用することができる。シール表面340を殺菌のために拭くこともできる。 バルブ310の他の特徴については、本発明の第1の態様に関連して既に説明し ているので繰り返さない。第3の態様 図8および図9に示すように、本発明のバルブ410の第3の態様は、バルブ 本体またはハウジング412、支持部材414、可撓性管416、シール418 、リング部材420、一対のクラムシェル422a/422b、およびばね42 4を有する。可撓性管416はカテーテル(図示せず)に接合してもよく、シー ル418と共に内部空隙426を明示する。内部空隙426はバルブ410の伸 張可能な流体空間を形成する。クラムシェル422a/422bは好ましくは図 4のクラムシェル220a/220bと実質的に同一であり、医療用器具の挿入 時にはバルブ410内の流体空間を増大させ、図9で一部仮想図示する注射器4 28のような医療用器具の抜き取り時には減少するよう構成されている。ハウジ ング412は図4のハウジング212に類似することが望ましい。 支持部材414は、可撓性管を支持する中空の中心430と、ハウジング41 2の末端434を密封する隣接端432とを有する。支持部材414は従来技術 として公知のあらゆる方法によってハウジング412上に好適に締着する。支持 部材414の隣接端432はばね424を支持し、続いてクラムシェル422a /422b、シール418の順に支持する。 シール418はシリコンのような、流体に対して可撓性、不活性、かつ不浸透 性の弾性材料から形成される。図8について説明すると、シール418は図4の シール210と実質的には類似であり、側壁438の一部が肩部440付近で切 断されている。そのためシール418の側壁438は図4のシール210の側壁 254よりも実質的に短くなっている。側壁438の末端442は可撓性管41 6の隣接端444に好ましくは接着剤によって固着される。末端442は、シー ル418とクラムシェル422a/422bの間に設置されて管416の一部に 対して内部表面446にこれもまた好ましくは接着剤によって固着されるリング 部材420に隣接する。その他の固着方法を用いることもできる。リング部材4 20はポリカーボネート製であることが望ましい。 クラムシェル422a/422bは組み立てが容易になるようにリング部材4 20とともに隣接端に滑り接触を形成することが好ましいが、代替方法として接 着剤や同様の手段によりリング部材420に接着してもよい。クラムシェル42 2a/422bは図4のクラムシェル220a/220bと好ましくは同一であ り、ハウジング412のテーパー状の側壁部452と接合して摺動するテーパー 状の外部表面450a/450bと、管416の一部を圧締して圧縮部456を 形成するように互いに接合する溝付の内部表面454a、454bを有する。 ばね424は図4のばね222と実質的に同一であって同じ機能を備え、クラ ムシェル422a/422bの末端と支持部材414の隣接端432の間に設置 されている。図8に示す減圧状態において、クラムシェル422a/422bを 介してシール418を加圧し、シールキャップ460内のスリット466を閉じ た状態に保つためには、ばね424を弛緩もしくはわずかに加圧状態にしてもよ い。図9に示すように、注射器428の挿入の間ばね424は加圧され、加圧に よる位置エネルギーを蓄積する。注射器428を抜き取ると、ばね424は位置 エネルギーを解放し、図8に示すようにクラムシェル422a/422bを押出 してシール418に隣接させる。組み立てを容易にするためにばね424をクラ ムシェル422a/422bや支持部材414のいずれにも結合または接着しな いことが望ましい。ばね424はコイルばね、もしくは従来技術として公知のそ の他の好適なばねでもよい。 図9は注射器428挿入時のバルブ410の圧縮状態を示している。加圧状態 において、注射器428はハウジング412の開口部464内部のシールキャッ プ460上に位置し、注射器428への加圧によりシールキャップ460上に圧 力が生じる。下方向への圧力が円形開口部464からより大きな内径を有するハ ウジング412の末端方向へとシールキャップ460を押出し、その結果シール キャップ460のプレカットスリット466が開く。加圧時にばね424が位置 エネルギーを蓄積しながら変形するに従い、可撓性管416とクラムシェル42 2a/422bも末端へと移動する。流体が患者から抜き取られるものか患者に 注入する薬物かにより、流体は注射器428内部へ流入もしくはその逆に流出す ることができる。 図9に示すシール418を圧縮すると、シール418と管416とによって形 成される内部空隙426の容積は一般には減少する。しかしながら、圧縮部45 6の伸張はクラムシェル422a/422bにより定められるため、流体容積は 内部空隙426内で一般に減少するよりも大幅に増加し、バルブ410の流体容 積は正味増加する。流体容積の増加はシールの圧縮される間にクラムシェル42 2a/422bが互いに離れる方向に移動した結果生じたものであり、ハウジン グ412のテーパー状の側壁452と管416の弾性がこれを促す。 図8は注射器428を抜き取った後のバルブ410を示している。シール41 8は減圧状態に戻って開口部464を本質的に塞ぎ、クラムシェル422a/4 22bはばね424により開口部方向へ隣接して押出される。クラムシェル42 2a/422bが圧縮部456において内部空隙426を圧縮するため、流体空 間に正味損が生じ、その結果例えばカテーテル・チップ(図示せず)を介しバル ブ410からポジティブ・フローが起こる。ポジティブ・フロー・バルブ410 はシール418の減圧時にあらゆるデッドスペースを排除するのがよい。これは シール418のスリット488が末端まで、すなわちシールキャップ460が上 部導管470に圧迫されるまで継続して開口部とすることによりさらに助長され る。 またシール418は可逆的に減圧状態に戻ることができるため、バルブ410 を再利用することが可能である。シール表面472を滅菌消毒することも可能で ある。バルブ410のその他の特徴は本発明の先の態様と関連して説明済みであ るのでここでは省略する。第4の態様 本発明の第4の態様は図10および図11に例示されている。それによると、バル ブ510は、バルブ本体またはハウジング512、支持部材514、スカート5 16、保持部材518、シール520、一対のクラムシェル522a/522b 、および弾性部材524を有する。バルブ510には図8および図9のバルブ3 10と同一もしくは類似するいくつかの特徴があり、類似する弾性部材524と クラムシェル522a/522bを有する。クラムシェル522a/522bは シール側壁528の一部を圧縮して圧縮部530を形成するように互いに接合す る内部表面526a、526bを有する。 シール510はシリコンで形成されるのが望ましく、プレカットスリット53 4、肩部536、下部リップ538、および図4のシール210と同様の圧力応 答部材540を有する。これらの部材はシール210の部材と同一機能を備えて いる。側壁528はシール210内のように環状壁部258を用いて形成しても よいが、図4は一般に円筒形の側壁528を示している。シール520はバルブ 510内の伸張可能な流体空間を形成する内部空隙542を規定している。シー ル520が圧縮される間、側壁528はクラムシェル522a/522bと支持 部材514の間にできる非圧縮領域内の円周方向の突端または膨らみ544内部 へ向かって外側へ変形する。側壁528はシール520の減圧時には減圧状態の 形状へ戻る。シール520は好ましくは減圧状態(図10)では長手方向に弛緩し 、圧縮状態(図11)では長手方向に圧縮する。またシール520は弾性部材52 4の張力によって減圧状態では長手方向に伸張し、圧縮状態では弛緩もしくは長 手方向にわずかに圧縮することもある。 図10について述べると、スカート516は図6のスカート316と同様のベル 型である。スカート516は支持部材514の内部導管548のシールドの役割 を果たす。内部導管548は一般に患者に挿入する開口部端を有するカテーテル (図示せず)の末端に接合してもよい。支持部材514はハウジング512内部 のその場でシール520を保持することにより、シール520用の支持および付 属装置として機能する。 また支持部材514はスカート516用の支持および付属装置としても機能す る。図8のバルブ310と同様、図10に示される支持部材514はスカート51 6の押縁552を構成する縁部550を有する。この付属部材はその場でスカー トを固定する。スカート516は、例えばバルブ510を患者への流体管やカテ ーテルに着脱可能に取付けられるルアロック式締付部材554を含むのが望まし い。 保持部材518はシール520の下部リップ538を固定し弾性部材524を 支持するように設置するのが望ましい。保持部材518は支持部材514によっ てハウジング512内部に設けられ、バルブ510の組み立てを容易にするため に提供される。保持部材518は環状溝556を有し、支持部材514は環状溝 558を有する。環状溝556、558は下部リップ538を溝556、558 に螺着してハウジング512内のシール520を支持および固定する締着機構を 形成する。その他の態様では支持部材514と保持部材516を交換する単一部 材を提供してもよいと言及している。従ってそうした態様は本発明の範囲内に含 まれることになる。 図11はバルブ作動時の圧縮、図10は減圧を示している。圧縮状態では一部仮想 図示される注射器562のような医療用器具がハウジング512の開口部564 内部のシールキャップ532上に位置する。下方向への圧力が円形開口部564 から、より大きな内径を有するハウジング512の下部方向へシールキャップ5 32を押出し、その結果プレカットスリット534が開く。側壁528は非圧縮 領域で円周方向の先端544内部へと外側へ変形し、弾性部材524は圧縮によ る位置エネルギーを蓄積しながらアコーディオン様形状に変形する。流体が患者 から抜き取られるものか患者に注入する薬物かにより、流体は注射器562内部 へ流入もしくはその逆に流出することができる。 図11に示されるシール520の圧縮により、一般にはシール520の内部空隙 542の流体容積は減少する。しかしながら、内部空隙542内で普通に減少す る容積のほうが、クラムシェル522a/522bで規定される圧縮部530内 およびシール520の非圧縮領域の突端544で増加する容積よりも少ないため 、バルブ510の内部空隙の容積は正味増加する。 図10は注射器562を抜き取った後のバルブ510を示している。シール52 0は減圧状態に戻り、開口部584を本質的に塞ぎ、クラムシェル522a/5 22bは弾性部材524によって開口部564方向へ押し戻される。シール52 0の内部空隙542は圧縮されるため、流体空間に正味損が生じ、その結果例え ばカテーテル・チップ(図示せず)を介しバルブ510からポジティブ・フロー が起こる。ポジティブ・フロー・バルブ510はシール520の減圧時にあらゆ るデッドスペースを排除するのがよい。これはシール520のスリット534が 末端まで、すなわちシールキャップ532が上部導管570の頂部にある円形開 口部564に圧迫されるまで継続して開口部とすることによりさらに助長される 。 またシール520は可逆的に減圧状態に戻ることができるため、バルブ510 を再利用することが可能である。シール表面572を滅菌消毒することも可能で ある。バルブ510のその他の特徴は本発明の先の態様と関連して説明済みであ る。第5の態様 図12および図13は本発明に関する第5の態様のバルブ610を示しており、バ ルブ610は、バルブ本体またはハウジング612、シール614、リング部材 616、及びばね518を有する。ハウジング612は図4のハウジング212 と類似し、円形開口部620、テーパー状の側壁622を備えているが、垂直な 側壁でも代用できる。シール614は図8のシール318と類似し、実質的に円 筒形の側壁624を有し、バルブ610内に伸張可能な流体空間を形成する内部 空隙626を規定している。側壁624は異なる種々の肉厚(図示せず)を備え ていてもよい。これらの部品は医療用器具の挿入時に流体空間が伸張し、図13に 一部仮想図示する注射器630のような医療用器具の抜き取り時に収縮する大き さに形成されている。シール614の遠位部をカテーテル(図示せず)のような 流体管に連結し、図15に示す支持部材214と同様の支持部材(図示せず)を使 用するといった、従来技術として公知の方法でハウジングに固着してもよい。 リング部材616は好ましくは硬質プラスチック製の環状ディスク616であ り、シール614の肩部634とばね618の近位端636との間に設置される 。圧縮時にはリング部材616はシール614用の圧締材として機能し、シール 614の変形を促してばね618へ効率的に圧力を伝える。減圧時にはリング部 材616はシール614のシールキャップ638へばねの力を効率よく伝えて開 口部620を閉じる。リング部材616はシール614の変形、再成形を促すが 、シール614にとっては必ずしも必要な機能ではない。その場合、ばね618 がシールキャップ638に直接接することになる。 ばね618は図4のばね222と実質的に同一であり、リング部材616とハ ウジング612の遠位端642との間に設置されて同様に機能する。その他の態 様では、組み立てを容易にするために末端642はハウジング612とは別部材 であってもよい。図12に例示される減圧状態では、ばね618は弛緩もしくは、 シール614を閉塞状態に保つためにリング部材616を介してシール614を 加圧するようにわずかに圧縮状態にあってもよい。図13に例示するように、注射 器630を挿入する際に、ばね618は圧縮され、圧縮による位置エネルギーを 蓄積する。注射器630を抜き取るとばね618は位置エネルギーを解放し、図 12に示すようにリング部材616を押圧してシール616を閉じる。組み立てを 容易にするためにばね618はリング部材618、ハウジング612の遠位端6 42のいずれにも固定しないことが望ましい。ばね618はコイルばね、もしく は従来技術として公知のいかなる好適なばねであってもよい。 シール614の側壁624はリング部材616とハウジング612によって圧 締され、減圧状態では実質的に弛緩している。シール614の圧縮時には、側壁 624はリング部材616とハウジング612の遠位端642の間の非圧縮領域 内で膨らみ、その結果バルブ610内の流体空間は増大する。シール614の減 圧時には側壁624は減圧時の形状に戻る。また、減圧状態では側壁624がば ね616の張力により伸張することもあり、圧縮されて膨らむ状態に変形する前 の弛緩状態となる。 図13はバルブ作動時の圧縮、図12は減圧を示している。圧縮状態では注射器6 30はハウジングの開口部620内部のシールキャップ638上に位置し、注射 器630への加圧によりシールキャップ638上に圧力が生じる。下方向への圧 力が円形開口部620から、より大きな内径を有するハウジング612の下部方 向へシールキャップ638およびリング部材616を押出し、その結果シールキ ャップ638のプレカットスリット646が開く。側壁624は非圧縮領域で外 側に変形して膨らみ、ばね616は圧縮され、圧縮による位置エネルギーを蓄積 する。流体が患者から抜き取られるものか患者に注入する薬物かにより、流体は 注射器630内部へ流入もしくはその逆に流出することができる。図13に図示す るシール614の圧縮は、内部空隙の容積を正味増加させる。 図12は注射器630を抜き取った後のバルブ610を示している。シール61 4は減圧状態に戻り、開口部620を本質的に塞ぎ、ばね618が位置エネルギ ーを解放するとリング部材616は開口部620方向へ押し戻される。シール6 14の内部空隙626が圧縮されるため、流体空間に正味損が生じ、その結果 例えばカテーテル・チップ(図示せず)を介しバルブ610からポジティブ・フ ローが起こる。ポジティブ・フロー・バルブ610はシール614の減圧時にあ らゆるデッドスペースを排除するのがよい。これはシール614のスリット64 6が末端まで、すなわちシールキャップ638がハウジング612上部導管65 0の頂部にある円形開口部620に圧迫されるまで継続して開口部とすることに よりさらに助長される。 さらにシール614は可逆的に減圧状態へ戻ることができるため、バルブ61 0を再利用することが可能である。シール表面652を滅菌消毒することも可能 である。バルブ610のその他の特徴は本発明の先の態様と関連して説明済みで ある。第6の態様 バルブ710の第6の態様を図14および図15に例示する。バルブ710はバル ブ本体またはハウジング712及びシール714を有する。ハウジング712は 医療用器具を好適に挿入できるように円形開口部718を備えた近位端付近に上 部導管716を有する。側壁720はシール714の変形を促すように突出して いる。ハウジング712の遠位端724はシール714の遠位端部728を支持 し圧迫する下部通路726(一部図示)を形成し、例えばカテーテル(図示せず )のような流体管へ連結される。また、図4(214)または図10(514)に 示すように、着脱可能にハウジング712を固定しシール714を支持する支持 部材(図示せず)を使用してもよい。 シール714は一般に、図12および図13のシール614に類似し、実質的に円 筒形の側壁721を有するが、図14に示すように側壁732はわずかな膨らみ7 33を備えていてもよい。側壁はバルブ710内部に伸張可能な流体空間を形成 する内部空隙734を規定する。非圧縮状態ではシール714はハウジング71 2の上部導管716および下部通路726により圧迫され、減圧状態では実質的 に解放される。これらの部材は流体空間が、医療用器具の挿入時には伸張もしく は増加し、図15に一部仮想図示されている注射器730のような医療用器具の抜 き取り時には圧縮もしくは減少する大きさに形成されている。シール714が圧 縮される間、側壁732は上部導管716と下部通路726の間の非圧縮 領域内で膨らみ、膨らみ738は実質的に球形となる。シール714の減圧時に は側壁732は減圧状態の形状に戻る。 図15はバルブ作動時の圧縮、図14は減圧を示している。圧縮状態では注射器7 30はハウジング712の開口部716内部にあるシール714のシールキャッ プ742上に位置し、注射器730への加圧によりシールキャップ742上に圧 力が生じる。下方向への圧力が円形開口部718から、より大きな内径を有する ハウジング712の突出部720方向へシールキャップ742を押出し、シール キャップ742のプレカットスリット746が開く。側壁732は非圧縮領域7 38で外側に変形して膨らみ、圧縮による位置エネルギーを蓄積する。流体が患 者から抜き取られるものか患者に注入する薬物かにより、流体は注射器730内 部へ流入もしくはその逆に流出することができる。図15に図示するシール714 の圧縮は一般に内部空隙の容積を正味増加させる。 図14は注射器730を抜き取った後のバルブ710を示している。シール71 4は減圧状態に戻り、開口部718を本質的に塞ぐ。シールの内部空隙734が 圧縮されるため、流体空間に正味損が生じ、その結果例えばカテーテル・チップ (図示せず)を介しバルブ710からポジティブ・フローが起こる。ポジティブ ・フロー・バルブ710はシール714の減圧時にあらゆるデッドスペースを排 除するのがよい。これはシール714のスリット746が末端まで、すなわちシ ールキャップ742が上部導管716の頂部にある円形開口部718に圧迫され るまで継続して開口部とすることによりさらに助長される。 さらにシール710は可逆的に減圧状態へ戻ることができるため、バルブ71 0を再利用することが可能である。シール表面748を滅菌消毒することも可能 である。バルブ710のその他の特徴は本発明の先の態様と関連して説明済みで ある。第7の態様 図16および図17は本発明の第7の態様に関するバルブ756を示す。バルブ7 58は、図14および図15のハウジング712およびシール714と実質的には同 じバルブ本体またはハウジング758及びシール760を有し、カテーテル(図 示せず)のような流体管に連結するシール760の遠位端部762を備えて いる。しかしながらシール760は圧縮時には図14および図15に示すような球形 の膨らみ738ではなくダイヤモンド型の膨らみ764に変形するよう形成され ている。この種の構造はシール760の変形、再成形を助長し、より簡単に形成 することもできる。本態様のバルブ作動は、シールの側壁770の変形形状を除 けば図14および図15のものと実質上同一である。それゆえにポジティブ・フロー を利用することができるようにシールを球形、ダイヤモンド型に限らずさまざま な形状に変形してもよく、その場合は医療用器具の挿入時にはバルブの流体空間 を伸張し、図17に一部仮想図示されている注射器774のような医療用器具の抜 き取り時には圧縮する大きさに形成される。第8の態様 図18と図19に示すように、本発明の第8の態様バルブ810は、図14〜図17で 示されている態様と類似している。バルブ810はまた、内部空隙814を有す る上部導管818が設けられているハウジング812、及び内部空隙814の内 側に配設され且つ流体空間を規定する内部空隙820を有するシール818を含 む。ハウジング812は、シール818の側壁826を支えている遠位端部82 4を有する。シール818の遠位端部828は、カテーテル(図示されていない )のような流体パイプに連結されている。シール818の内部空隙820の圧力 はP1である。ハウジング812と818の間は、P2圧力の囲われた圧力チャ ンバ832である。バルブを作動させるために、加圧チャンバの中のP2圧力と シール818の内部空隙820のP1との間の差が利用される。 図19で仮想線で画かれている注射器のような医療用器具が挿入されると、シー ル818の内部空隙820の圧力は、P1からP3に上昇し、シール818内の 流体空間は、図18の減圧状態から膨張する。流体空間が膨張することにより、先 ずP3とP2とに差が生ずる。バルブ810は、シール818の側壁825が、 大きな位置エネルギーを蓄積することなく変形する場合に特に有利である。例え ば、皮膜のような大きな抵抗又は弾力性なしで、シール818の側壁826を変 形させることができるか、又はシールがハウジング812の遠位端部824によ り長手方向に拘束されず且つ遠位端部824を経由してハウジング812の内部 空隙814の内外へ滑らせることができる。 図19はバルブ作動の際の圧縮を示し、図18は減圧を示している。圧縮状態で、 注射器836は、ハウジング812の開口部840内のシール818のシールキ ャップ838上に配置され、注射器に圧力を掛けるとシールキャップ838上に 圧力が発生する。下降する圧力は、シール・キャップ838を、円形開口部84 0から、内径の大きいハウジング812の下部に向けて押し出し、これによりシ ールキャップ838にプレカットスリット844を開かせることができる。流体 の流入によりシール812の内部空隙814の圧力がP3に上昇する。その結果 、側壁828は、外側に向けて変形して、圧縮されていない領域848まで張り 出す。位置エネルギーは、内部空隙820とチャンバ832と加圧チャンバ83 2との間の圧力差の変化の際に蓄積される。シール818の側壁826を変形さ せて、エネルギーを蓄積する必要はないが、それを行うこともできる。流体を、 患者から抜き取らなければならないか、あるいは医者が患者に注射しなければな らないかによって、流体を、注射器に流入させたりまたその逆を行うことができ る。図19に示すシール818を加圧することで、正味利得を生じ、内部空隙の容 積が増大する。 図18は、注射器836を抜いた後のバルブ810を示している。シール818 は、減圧状態に戻り、開口部840を本質的に塞ぎ、内部空隙820の圧力は、 P1に戻り、位置エネルギーを放出する。シール818の内部空隙820の収縮 により、流体空間に正味喪失があり、例えばカテーテル(図示されていない)を 経由して、バルブ810からのポジティブ・フローを生ずる。ポジティブ・フロ ー・バルブ810は、シール818の減圧時にあらゆるデッドスペースを排除す るのがよい。これはシール818のスリット844が末端まで、すなわちシール キャップ838が上部導管816の頂部にある円形開口部840に圧迫されるま で継続して開口部とすることによりさらに助長される。 さらにシール818は可逆的に減圧状態へ戻ることができるため、バルブ81 0を再利用することが可能である。シール表面854を滅菌消毒することも可能 である。バルブ810のその他の特徴は本発明の先の態様と関連して説明済みで ある。第9の態様 ハウジング912、支持部材914、スカート916、シール918、および はさみ状の交差部材920を有する第9の態様のバルブ910を、図20及び図21 に示す。ハウジング912は、円形開口部926が設けられている上部導管92 4を有する。該支持部材914は、内部導管928を有し、この導管は、カテー テル(図示されていない)のような流体管に連結されている。シール918は、 交互の壁932で形成されるのが望ましく、側壁918を有しバルブ910内の 膨張可能な流体空間を形成する内部空隙934を規定する、交差部材920は、 図21に仮想線で示される注射器のような医療用器具が挿入されると膨張し、医療 用器具が抜かれたと収縮する流体空間が生ずることを助けるような寸法と形状に なっている。 交差部材920は、互いに回転し互いに取り付けられている2個の縦部材94 0を有し、硬質プラスチックのような硬質材料でできているのが好ましい。交差 部材920は、ほぼ垂直に配設されているのが好ましい縦部材940が設けられ ている内部空隙934内のシール918の圧縮されている部942の所に配設さ れている。縦部材944の端部944は、図20に示すように、側壁930に取り 付けられているのが望ましい。縦部材940は、図21示すように、注射器936 の挿入による圧力が掛かると、ほぼ水平方向に回転する。この回転は、交差部材 920の変形という。縦部材940を、互いに自由に回転するように取り付ける ことができる。また、縦部材940は回転力で回転するが、その回転力が緩めら れたとき、緩められた位置の形態に復帰するように、スプリング圧を掛けたり取 り付けたりすることができる。図20に示すように、注射器936を抜くと、縦部 材940はほぼ鉛直な位置に戻る。この動きは、縦部材920の形状復帰という 。縦部材940は、圧縮されているシール918の一部942をほぼ水平の位置 に膨張させるのに充分ではあるが、この部材を通過するフローを阻害しない程度 の幅を持たせた交差プレートであるのが好ましい。また、この部材に、流体を通 過させることができる孔(図示されていない)を開けてもよい。 図21はバルブ作動の際の圧縮を示し、図20は減圧を示している。圧縮状態で、 注射器926は、ハウジング912の開口部926内のシール918のシールキ ャップ950上に配置され、注射器936に圧力を掛けると、シールキャップ9 60上に圧力が発生する。下降する圧力は、シールキャップ950を、円形開口 部926から、内径が大きいハウジング912の下部に向けて押出され、これに よってシールキャップ950にプレカットスリット952を開かせることができ る。側壁930はアコーディオン状に変形し、交差部材920は変形して圧縮の 位置エネルギーを蓄えながら、シール918の圧縮部922を開く。流体を、患 者から抜き取らなければならないか、又は医者が患者に注射しなければならない かによって、流体を、注射器938に流入させたりまたはその逆を行うことがで きる。図21に示すシールの圧縮918及び交差部材920の変形により、一般的 にシール918の空隙934の容積が収縮する。バルブ910は、内部空隙93 4の一般的な収縮が、交差部材920により押し出され圧迫された部842の膨 張よりも小さいので、内部空隙934の容積で、正味利得を有する。この膨張は 、圧縮の際、交差部材920の縦部材940の運動から生ずる。 図20は、注射器936を抜いた後のバルブ910を示している。シール918 は、減圧状態に戻り、開口部926を本質的に塞ぎ、交差部材920は、元の形 に復帰され、シール918の圧迫された領域942を狭くすることができるよう にする。圧迫された部942の空隙934の収縮のため、流体空間に正味喪失が あり、例えばカテーテル(図示されていない)を経由して、バルブ910からの ポジティブ・フローを生ずる。ポジティブ・フロー・バルブ910は、シール9 18の減圧時にあらゆるデッドスペースを排除するのがよい。これはシール91 8のスリット952が末端まで、すなわちシールキャップ950が上部導管92 4の頂部にある円形開口部928に圧迫されるまで継続して開口部とすることに よりさらに助長される。 さらにシール918は可逆的に減圧状態へ戻ることができるため、バルブ91 0を再利用することが可能である。シール表面960を滅菌消毒することも可能 である。バルブ910のその他の特徴は本発明の先の態様と関連して説明済みで ある。第10の態様 図22と図23は、本発明の第10の態様のバルブ1010を示す。バルブ1010 は、バルブ本体あるいはハウジング1012、支持部材1014(一部図示 されている)、シール1016、リング部材1018、弾性リール1020、お よびはさみ状の交差部材1022を有する。支持部材1014は、カテーテル( 図示されていない)のような流体管に連結されている内部導管(図示されていな い)を有する。シール1016は、スリット1030が設けられているシールキ ャップ1028、肩部1032、および感圧部材1034を有する。 リング部材1018は、シール1016の遠位端部1036と滑動可能に接触 しており、硬質プラスチックで作られているのが好ましい。リング部材1018 は、ハウジング1012の壁面から突起した押縁1040により、上向きに圧迫 されている肩部1038を有していることが好ましい。リング部材1018の遠 位端部は、弾性リール1020と上部フランジ1044と接触しており、リール 1020の変形を引き起こす医療用器具の挿入による圧縮力の伝達を容易にして いる。リール1020は、可撓性、不活性、かつシリコンのような流体が浸透し ない材料で出来ている。リールは、下部フランジ1046を有する。このフラン ジは、支持部材1014とほぼ円筒状の中央本体部1048により支えられ且つ 固定されている。シール1016、リング部材1018、及び弾性リール102 0は、バルブ1010内の膨張可能な流体空間を形成する内部空隙1050を規 定している。 交差部材1022は、図20及び図21の交差部材920とほぼ同じであり、かつ 図23で仮想線で一部示されている注射器1054のような医療用器具が挿入され ると増大し、医療用器具が抜かれたと減少する流体空間が生ずることを助けるよ うな寸法と形状になっている。交差部材1022は、互いに回転可能に取り付け られている2個の縦部材1056を有している。交差部材1022は、縦部材1 056が設けられている内部空隙1050内のリール1020の中央本体部10 48に隣接して配設され、該縦部材1056は、図22に示すように、垂直方向に 向けられていることが好ましく、交差部材の4隅で中央本体部1048に取り付 けられているのが好ましい。縦部材1056は、図23に示すように、注射器10 54の挿入による圧力が掛かるとほぼ水平方向に回転する。この回転を交差部材 1022の変形という。縦部材1050を、互いに自由に回転するように取り付 けることができる。また、縦部材1056は回転力で回転するが、この 回転力を緩めたときに、緩められた位置の形状に復帰するように、スプリング圧 を掛けたり取り付けたりすることができる。図22に示すように、注射器1056 を抜くと縦部材1056はほぼ鉛直な位置に戻る。この動きを縦部材1022の 形状復帰という。縦部材1026は、圧縮されている部1048をほぼ水平の位 置に膨張させるのに充分ではあるが、該部材を通過するフローを阻害しない程度 の幅を持たせた縦プレート1056であることが好ましい。また、この部材に流 体を通過させることができる孔を開けることができる。 図23はバルブ作動の際の圧縮を示し、図22は減圧を示している。圧縮状態で、 注射器1054は、ハウジング1012の開口部1062内のシールキャップ1 028上に配置され、注射器1054に圧力を掛けるとシールキャップ1028 上に圧力が発生する。下降する圧力は、シールキャップ1028を、円形開口部 1062から、内径が大きいハウジング1012の下部に向けて押出し、これに よりプレカットスリット1030を開かせることができる。リング部材1018 は、支持部材1014に向かって移動し、弾性リール1020を圧縮する。弾性 リール1020の上部フランジ1044は、リング部材1018によりフランジ 1046に向けて押される。中央本体部1048は、交差部材1022が変形す るとき、圧縮の位置エネルギーを蓄えながら外側に向けて膨む。流体を、患者か ら抜き取らなければならないか、又は医者が患者に注射しなければならないかに よって、流体を注射器1054に流入させたりまたその逆を行うることができる 。 図23に示すシール1016の圧縮と交差部材1022の変形は一般的に、シー ル1016の内部空隙の容積を減少させる。バルブ1010は、内部空隙105 0の正味利得を有するが、可撓性リール120の中央本体部1048が膨張する ことにより、流体の容積が増加するので、その結果生ずる容積減少は、内部空隙 1050の一般的収縮より大きい。交差部材1022の縦部材1056の動きに より膨張し、圧縮の際、その膨張により弾性リール1020の中央本体部104 8が開かれる。 図22は、注射器1054を抜いた後のバルブ1010を示している。シール1 016は、減圧状態に戻り、開口部1062を本質的に塞ぎ、交差部材1022 は元の形状に復帰し、弾性リール1022の中央本体部1048を狭くするこ とができる。中央本体部1048の内部空隙1050が収縮するため、流体空間 に正味喪失があり、例えばカテーテル(図示されていない)を経由して、バルブ 1010からのポジティブ・フローが生ずる。ポジティブ・フロー・バルブ10 10は、シール1016の減圧時にあらゆるデッドスペースを排除するのがよい 。これはシール1016のスリット1030が末端まで、すなわちシールキャッ プ1028が上部導管1066の頂部にある円形開口部1062に圧迫されるま で継続して開口部とすることによりさらに助長される。 さらにシール1016は可逆的に減圧状態へ戻ることができるため、バルブ1 010を再利用することが可能である。シール表面1068を滅菌消毒すること も可能である。バルブ1010のその他の特徴は本発明の先の態様と関連して説 明済みである。第11の態様 本発明のバルブ1110の第11の態様を図24及び図25に示す。バルブ1010 は、バルブ本体あるいはハウジング1112及びシール1114を有する。ハウ ジング1112は、円形開口部1118が設けられている近位端部付近で上部導 管1118を有している。開口部は、図25で仮想線で一部示されている注射器1 120のような医療用器具を受け入れるのに適しているのが好ましい。ハウジン グ1112は、遠位端部付近で下部導管1124(一部示されている)を有して おり、導管はカテーテル(図示されていない)のような流体管に連結されている 。上部導管1116と下部導管1124との間で突起して配設されている左右の 側壁1128a、1128bは、弾性畝状部1128aと1128bに連結され ているので、側壁1126a、1126bが、ほぼ水平方向に外側に伸びたり内 側に元の形状に戻ったりできるようになっている。弾性畝状部1128aと11 28bを除いて、ハウジング1112は、硬質プラスチックのような硬質材料で できているのが望ましい。 シール1114は一般的に、図6のシール318と類似しており、肩部113 2、シールキャップ1134、および感圧部材1136を有している。ただし、 図6の円筒状側壁350は、幅拡張器1140と取って代わっており、該幅拡張 器は、2本の脚1142a、1142bを含み、図24で最も良く見られるよう に、遠位端部1144a、1144bで肩部1132から外に向けて伸びて、突 起している左右の側壁1126a、1126bを支えている。遠位端部1144 aを、接着剤又はその他入手可能な手段で、突起している側壁1128aに、か つ遠位端部1144bを突起している側壁1126bに取り付けることができる 。内部空隙1150は、シール1114及びハウジング1112の遠位端部11 52により形成されており、バルブ1110の流体空間を規定している。シール 1114が圧縮されている間、幅拡張器1140は、更に外側に伸び、突起して いる側壁11226a、1126bを外側に押す。シールとハウジング1112 は、医療用器具1120が挿入されると膨張し、医療用器具1120を引き抜く と収縮するような流体空間が生ずることを助けるような寸法と形状になっている 。 図25はバルブ作動の際の圧縮を示し、図24は減圧を示している。圧縮状態で、 注射器1120は、ハウジング1112の開口部1118内のシールキャップ1 134上に配置され、注射器1120に圧力を掛けるとシールキャップ1134 上に圧力が発生する。下降する圧力は、シールキャップ1134を、円形開口部 1118から、内径が大きいハウジング1112の下部に向けて押し出し、これ によりシールキャップ1134のプレカットスリット1156を開かせることが できる。幅拡張器1140は外側に伸びて、弾性畝状部1128a、1128b を伸ばし、圧縮の位置エネルギーを蓄えながら、ハウジング1112の突起して いる左右の側壁1126a、1126bを外側に押す。流体を、患者から抜き取 らなければならないか、あるは医者が患者に注射しなければならないかによって 、流体を、注射器1120に流入させたりまたその逆を行うることができる。図 36に示すシール1114の圧縮と幅拡張器1140の変形は、内部空隙1150 の容積の正味利得を生む。 図24は、注射器1120を抜いた後のバルブ1110を示している。シール1 114は、減圧状態に戻り、開口部1118を本質的に塞ぎ、幅拡張器1140 と弾性畝状部1128a、1128bは、元の形状に復帰して、突起している左 右の側壁1126a、1126bを内側に向けて移動させることができる。内部 空隙1150の収縮により、流体空間に正味喪失があり、例えばカテーテル(図 示されていない)を経由して、バルブ1100からのポジティブ・フローが 生ずる。ポジティブ・フロー・バルブ1100は、シール14の減圧時にあらゆ るデッドスペースを排除するのがよい。これはシール1114のスリット115 6が末端まで、すなわちシールキャップ1134が上部導管1116の頂部にあ る円形開口部1156に圧迫されるまで継続して開口部とすることによりさらに 助長される。 さらにシール1114は可逆的に減圧状態へ戻ることができるため、バルブ1 110を再利用することが可能である。シール表面1160を滅菌消毒すること も可能である。バルブ1110のその他の特徴は本発明の先の態様と関連して説 明済みである。第12の態様 第12の態様のバルブ1210を図26と図27に示す。バルブは、バルブ本体、ハ ウジング1212、支持部材1214(一部図示されている)、シール1216 、リング部材1218、および弾性リール1226を有する。ハウジング121 2、支持部材1214及びリング部材1218は、図22と図23に示されているも のとほぼ同じである。支持部材1214は、カテーテル(図示されていない)の ような流体管に連結されている内部導管(図示されていない)を有する。リング 部材1218の遠位端部1228は、弾性リール1220の上部フランジ123 2と接触しており、リール1220の変形を引き起こす注射器のような医療用器 具の挿入による圧縮力の伝達を容易にしている。リール1220は、中央本体部 1234、及び支持部材1214により支えられ固定されているのが望ましい下 部フランジ1238をさらに含んでいる。 シール1218は一般的に、図24及び図25のシール1114と類似しており、 スリット1242、肩部1244、及び感圧部材1246が設けられている、類 似のシールキャップ1240を有している。シール1246は、肩部1244か ら外に向けて伸びる幅拡張器1250を有し、図26に最も良く見ることができる ように、弾性リール1220を中央本体部1234を支えている環状遠位端部リ ング1252を形成している。遠位端部リング1252を、接着剤その他入手可 能な手段で、中央本体部1234に取り付けることができる。内部空隙1254 は、シール1216及び弾性リール1220の遠位端部により形成されており、 バルブ1210の流体空問を規定している。シール1216が圧縮されている間 、幅拡張器1250は更に外側に伸びて、弾性リール1220の中央本体部12 34を外側に押す。シール1216と弾性リール1220は、図27の仮想線で一 部示されている注射器のような医療用器具が挿入されると増大し、医療用器具が 抜かれると減少する流体空間が生ずることを助けるような寸法と形状になってい る。 図27はバルブ作動の際の圧縮を示し、図26は減圧を示している。圧縮状態で、 注射器1260は、ハウジング1212の開口部1226内のシールキャップ1 240上に配置され、注射器1228に圧力を掛けるとシールキャップ1240 上に圧力が発生する。下降する圧力は、シールキャップ1240を、円形開口部 1226から、内径が大きいハウジング1212の下部に向けて押し出し、これ によりシールキャップ1240のプレカットスリット1242を開かせることが できる。リング部材1216は、支持部材1214に向かって移動して、弾性リ ール1220を圧縮する。弾性リール1220の上部フランジ1232は、リン グ部材1214によりフランジ1236に向けて押される。中央本体部1234 は、幅拡張器1250が変形し且つ中央本体部1234を外側に押すとき、圧縮 の位置エネルギーを蓄えながら外側に向けて膨む。流体を、患者から抜き取らな ければならないか、又は医者が患者に注射しなければならないかによって、流体 を、注射器1260に流入させたりまたその逆を行うることができる。 図27の中に示す、シール1216の圧縮と幅拡張器1250とリール1220 の変形は、可撓性リール1220の中央本体部1234の膨張により、内部空隙 1254の容積が増加する。幅拡張器1250の動きにより生ずる膨張で、圧縮 の際、可撓性リール1220の中央本体部1234が開かれる。 図26は、注射器1260を抜いた後のバルブ1210を示している。シール1 216は、加減圧状態に戻り、開口部1226を本質的に塞ぎ、幅拡張器112 50は、元の形状に復帰して、弾性リール1220の中央本体領域1234を狭 くすることができる。内部空隙1254の収縮により、流体空間に正味喪失があ り、例えばカテーテル(図示されていない)を経由して、バルブ1210からの ポジティブ・フローが生じる。ポジティブ・フロー・バルブ1210は、シー ル1216の減圧時にあらゆるデッドスペースを排除するのがよい。これはシー ル1216のスリット1242が末端まで、すなわちシールキャップ1240が 上部導管1224の頂部にある円形開口部1226に圧迫されるまで継続して開 口部とすることによりさらに助長される。 さらにシール1216は可逆的に減圧状態へ戻ることができるため、バルブ1 210を再利用することが可能である。シール表面1266を滅菌消毒すること も可能である。バルブ1210のその他の特徴は本発明の先の態様と関連して説 明済みである。第13の態様 本発明のバルブ1310の第11の態様を図28及び図29に示す。バルブ1310 は、本体あるいはハウジング1312、支持部材1314(一部図示されている )、上部シール1316、および下部シール1318を有する。ハウジング13 12は、円形開口部1324が設けられている近位端部付近で上部導管1322 を有している。開口部は、図40の仮想線で一部示されている注射器1326のよ うな医療用器具を受け入れるのに適しているのが好ましい。本体1312は、横 断面が円形であり且つ円形開口部1324の直径より大きい直径を有するのが好 ましい上部導管1322から遠位端にある上部側壁1330を有している。本体 1312は、上部側壁1330の直径より大きい直径を有する上部側壁1330 から遠位端にある下部側壁1332を有している。中部導管1338は、上部側 壁1330と下部側壁1332の間に形成されているのがよい。上部側壁133 0は上部導管1322から中部導管1338に先細っているのがよく、下部側壁 1332は中部導管1338からハウジング1312の遠位端部1340へ先細 っているのがよい。中部導管1338は、上部導管1322の直径より大きく、 かつハウジングの遠位端部1340の直径より小さい直径を有している。 支持部材1314は、その遠位端部で内部導管(図示されていない)を有して おり、該導管をカテーテル(図示されていない)に連結することができる。支持 部材1314は、上部シール及び下部シール1316、1318をハウジング1 312の内部空隙1346内の正しい位置に支えることで、シール1316、1 318のための支持と取付装置としての役割を果たす。 上部シール及び下部シール1316、1318は、可撓性、不活性、かつシリ コンのような流体が浸透しない弾性材料から作られる。上部シール1316は一 般的に、平面の上面1352、肩部1354、側壁1355、およびベース13 56が設けられているシールキャップ1350を有する。側壁1358は、リン グ状壁部1360を有してなるのがよく、注射器1326を抜くとこの壁はアコ ーディオン状に変形して、シール1316が元の形状に復帰して、ハウジングの 開口部1324を覆うことを助ける。上部シール1316の圧縮の際、リング状 壁部1360の直径は径方向外側に向けて伸びる。図28で最も良く見ることがで きるように、上部シール1316の内部は中空になっているので、上部内部空隙 1362を設けることができる。上部押縁1366が肩部1354の動きを開口 部1342に向かうものに制約して、シール1316の上部内部空隙1362に 高圧が掛かったとき、上部シール1316が破裂することを防ぐように、肩部1 354は、ハウジング1312の上部導管1322に設けられている上部押縁1 366と係合している。 医療用器具1326を取り外すと、上部シール1316のシールキャップ13 50は、バルブ1310の中で、開口部1324で、開口部1324と同じ平面 であるかその上にあるシール1316の上面1352で、再密封する。シールキ ャップ1350は、上部導管1322の頂上の開口部1324をほぼ塞ぐ。組立 て後、頂上面1352を露出させて、アルコールあるいは他の消毒薬で拭き取る ことができるようにすることが好ましい。上部シール1318のシールキャップ 1350は、組み立てられるとき、シールキャップ1350が開口部1324に より押し付けられて遮断され且つ圧縮の際にスリット1370が自動的に開くよ うに、プレカットスリット1370が設けられている独特の形状を有するのが望 ましい。シール1318は、感圧部材1372を含むのが望ましく、減圧状態で の流体密着性シールを作り出すことを支援する。 図28及び図29に示すように、下部シール1318は一般的に、シールキャップ 1380と類似するのが好ましい。下部シールは一般的に、平面の頂上表面13 82、肩部1384、及び側壁1386が設けられている、類似のシールキャッ プ1380を有している。側壁1386は、下部内部空隙1390を規定して おり、類似するリング状壁部(図示されていない)を含んでいてもよい。シール キャップ1380は、減圧状態の中部導管1338に配設されており、医療用器 具1326が抜かれると中部導管1338の下部内部空隙1390を再密封する 。下部内部空隙1390は、下部導管(図示されていない)を経由して液体が例 えばカテーテル(図示されていない)に連結されて、バルブ1310の流体空間 を形成する。バルブ構成部品は、医療用器具1326が挿入されると増大し、医 療用器具が抜かれると減少する流体空間が生ずることを助けるような寸法と形状 になっている。 シールキャップ1380は、流体密着性を有するのがよく、上部シール131 6のものと似た形とスリット1394を設けたシールを提供している。下部シー ル1318も、上部シール1316の感圧部材1372と類似する感圧部材13 86を含むのが望ましい。下部シール1318は、形状寸法上、一般的に上部シ ール1316より大きい。 バルブの作動を図示するために、図29は、注射器1326が挿入されたとき、 バルブ1310の圧縮状態を示している。注射器1326は、ハウジング121 2の開口部1324内の上部シールキャップ1350上に配置されている。注射 器1326に圧力を掛けるとシールキャップ1330上で圧力が生じ、それによ って生じた圧力降下は、上部シール1316を圧縮する。これによりシールキャ ップ1350は、円形開口部1324から内径が大きい領域の中部導管1338 に向けて押し出され、これによりプレカットスリット1370を開くことができ る。下方向の運きは、上部シール1316の側壁1356のリング状壁部136 0の圧縮により助長される。下方向に掛かる力は、下部シール1318のシール キャップ1380と協動する上部シール1318のベース1358を経由して、 下部シール1318に伝達される。掛けられた圧力は、下部シールキャップ13 80を、中部導管1338から、より大きい内径を有しているハウジング131 2の下部に向けて押し出し、これによってすプレカットスリット1384を開く ことができる。ここで、注射器1326に流体を、患者から抜き取らなければな らないか、あるは医者が患者に注射しなければならないかによって、流体を注射 器1326に流入させたりまたその逆を行うことができる。図29は、注射器1 326の開口部1324に挿入することにより開かれたバルブ1310を示して いる。 図29に示す圧縮状態で、流体空間は一般的に、図28に示す減圧状態からの圧力 の下で圧縮されている。図28に示すように、上部導管1322から注射器132 6が抜かれると上部シール及び下部シール1316、1318は、減圧状態に向 けて自由に移動する。この動きは通常、流体空間の膨張を引き起こすが、上部内 部空隙1382と下部内部空隙1390との間の流体連通と、圧縮の際の下部シ ール1318のプレカットスリット1384の閉鎖のため、バルブ1310の下 部内部空隙1390の容積が減少する結果となる。流体空間の減少により、例え ばカテーテル・チップ(図示されていない)のようなものを経由してバルブ13 10からのポジティブ・フローが生じ、デッドスペースを排除するのがよい。注 射器1326が抜かれると上部内部空隙1362のいかなるデッドスペースも最 小限となるのがよく、スリット1370は、最後まで、即ちシールキャップ13 50がハウジングの上部導管1322の上端で円形開口部1324により押し付 けられるまで、開口のままである。逆流を阻止することにより、カテーテルへの 血液導入が予防されるので、バルブ1310が、カテーテルを経由して患者に連 結されている場合に、特に有利である。 上部シール1316が、減圧状態で自由に移動するとき、円形開口部1324 を本質的に塞ぐ。上部シール1316が、下部1318の弾力性に助けられて減 圧状態に可逆的に戻ることができる能力により、バルブ1310の再利用が可能 である。抜いた後と再利用の前に、シールキャップ1316の表面1352は、 必ずハウジング1312の開口部1324と同じ平面となる。従って、同じ平面 の表面1352を、アルコールあるいは他の消毒薬で消毒できるのがよい。カバ ーキャップ(図示されていない)を更に利用して、上部導管に嵌合して、シール キャップ1350の表面1352を保護することができる。第14の態様 本発明のバルブ1410の第14の態様を図30及び図32に示す。バルブは、ハウ ジング1412、シール1414、及びスプリング1418を有する。ハウジン グ1412は、図30の仮想線で一部示されている注射器1423のような 医療用器具を受け入れるのに適しているのが好ましい、円形開口部1422が設 けられている近位端部付近で上部導管1420を有する。ハウジング1412は 、カテーテル(図示されていない)のような流体管に連結されている側面導管1 424を有している。ハウジング1412の下部チャンバ1426に、ピストン 1416を支えているスプリング1418が配設されており、ピストンはハウジ ング1412の上部チャンバ1432に配設されているシール1414の遠位端 部1430に押し付けられている。ハウジング1412の下部チャンバ1428 は、その中に通風のためのオリフィス1434を含んでいるのがよく、スプリン グ1418の動きを容易にしている。上部チャンバ1432及び下部チャンバ1 428は、シール1414及びスプリング1418からの圧力が掛かっているピ ストン1416の動きに従って、膨張及び収縮する。ハウジング1412は、必 要に応じて、上部チャンバ1432及び側面導管1424を経由して、さらに流 体を患者に移動するために、側面開口部1438が設けられているのがよい。 シール1414は、プレカットスリット1444、肩部1446、および感圧 部材1448が設けられているシールキャップ1442を有している。シールは 、内部空隙1452を規定する側壁であって相互間の圧力の効果的な移動のため にピストン1418と協動する遠位端部1430を有する側壁1450を有して いる。シール1414の遠位端部1430付近に、シール1414と上部チャン バ1432との間に流体連通するための横断流体通路1456があるのが望まし い。図30及び図32は、横断流体通路1456が側面開口部1438と側面導管1 424との間の流体フローを容易にしていることを示しているが、流体が上部チ ャンバ1432のシール1414の周囲でフローすることができるようになって いる場合、必ずしもこの配設を行う必要はない。上部チャンバ1432とシール 1414の内部空隙1450は、バルブ1410の流体空間を形成している。 図31は、バルブ作動の際の圧縮を示し、図30は減圧を示している。圧縮状態で 、注射器1423は、ハウジング14122の開口部1422の上部シールキャ ップ1442上に配置されている。注射器1423に圧力を掛けるとシールキャ ップ1442上に圧力が生じる。下向圧力は、シールキャップ1442を円形開 口部1422から、より大きい直径を有するハウジング1412の下部に向け て押し出し、これによりプレカットスリット1444を開かせることができる。 側壁1450は、更に上部チャンバ1432に移動し、ピストン1476をスプ リング1418に対して押し下げる。スプリングは位置エネルギーを蓄えながら 圧縮される。流体を、患者から抜き取らなければならないか、又は医者が患者に 注射しなければならないかによって、流体を注射器1423に流入させるか又は その逆を行うことができる。図42に示すシール1414の圧縮は、バルブ141 0の流体空間の容積の正味利得を生む。 図30は、注射器1423を抜いた後のバルブ1410を示している。シール1 414は、減圧状態に戻り開口部1422を本質的に塞ぎ、ピストン1416は 、スプリング1418がその位置エネルギーを放出するにつれて減圧位置に戻る 。ハウジング1412の上部チャンバ1432の収縮により、流体空間に正味喪 失があり、例えばカテーテル(図示されていない)を経由して、バルブ1410 からのポジティブ・フローが生ずる。ポジティブ・フロー・バルブ1410は、 シール1414の減圧時にあらゆるデッドスペースを排除するのがよい。これは シール1414のスリット1444が末端まで、すなわちシールキャップ144 2が上部導管1420の頂部にある円形開口部1422に圧迫されるまで継続し て開口部とすることによりさらに助長される。 さらにシール1414は可逆的に減圧状態へ戻ることができるため、バルブ1 410を再利用することが可能である。シール表面1460を滅菌消毒すること も可能である。バルブ1410のその他の特徴は本発明の先の態様と関連して説 明済みである。追加の態様 本発明の追加の態様は、本発明の精神と範囲を逸脱することなく、企画するこ とができる。例えば、直管内の容積は、その管が曲げられたとき収縮する。従っ て、一つのバルブの態様は、医療用器具の挿入で曲がり、医療用器具を抜いたと きに元の形態に戻る直管内の流体空間を変え、これによりポジティブ・フローに 影響を与える可能性がある。 更に、図32に示すように、シールのリング状側壁(図28のシール1316の部 1360のような)を、隣接するより大きな直径の下部のタイヤの頂上に一列 に積み重ねられた円形タイヤ1580と取り替えることができる。円形タイヤ1 580は、その断面の直径を通して単一であるのが好ましい。リング状側壁13 60と同様に、この円形タイヤ1580がシールの圧縮と減圧後、それぞれ変形 し、元の形状に復帰するであろう。結論 上述の態様において、バルブ内の流体空間は、圧縮状態で医療用器具が挿入さ れると増大し、減圧状態で医療用器具が抜かれると減少する。ある態様では、流 体空間を規定している構造物がほぼ緩められており、大きな位置エネルギー量を 蓄えない。医療用器具を挿入することにより、位置エネルギーを蓄えられる構造 物に変化が生ずる。位置エネルギーは、医療用器具を抜くと放出され、その構造 物がほぼ緩められた状態に戻る。他の態様において、流体空間を規定している構 造物の少なくとも一部の構成部品は、圧縮あるいは変形下で、位置エネルギーを 蓄える。圧縮状態で医療用器具を挿入すると該構成部品の位置エネルギーは放出 され、構造物の他の構成部品又はその他の形態に蓄えられる。圧縮状態で蓄えら れたエネルギーは、医療用器具が抜かれたとき放出され、当初の位置エネルギー は該構造物に再蓄積される。 前記は、本発明を実施するに当たって、当業者が本発明を利用できるように、 完全に、明確に、正確に、また的確な用語で、考えられる最良の態様の説明、方 法と使用する過程を提供している。しかしながら、本発明は、完全に均等である 前記の解説から改造と変更が可能である。特に、共に係属中の出願番号の多くの 特徴を、本発明に組み込むことができ、かつこれらの出願は、本明細書において 参考として組み込まれている。前述した態様は、例示にすぎず、全てを包含する ものではない。従って、本発明を、特定の態様に限定することを意図していない 。反対に、本発明は、本発明の主題を指摘し且つ請求している下記の請求の範囲 で一般的に表現されている本発明の精神と範囲内で、全ての構造の改造と変更を 包含することを意図している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ファングロウ、トマス エフ.、ジュニア アメリカ合衆国 92691 カリフォルニア 州 ミッション ビエッホ アルコバ ド ライブ 24595 (72)発明者 アーノルド、デイビッド シー. アメリカ合衆国 92692 カリフォルニア 州 ミッション ビエッホ オーク グロ ーブ 22012 (72)発明者 ヒューブレヒト、ブルース エム. アメリカ合衆国 92587 カリフォルニア 州 キャニオン レイク シナモン ティ ール ドライブ 30566 (72)発明者 ブルメット、アリソン ディー. アメリカ合衆国 92625 カリフォルニア 州 コロナ デル マー サンドバー 14 (72)発明者 グスタス、トマス ジェイ. アメリカ合衆国 92626 カリフォルニア 州 コスタ メサ ポーラリノ 555 ナ ンバー エル111 (72)発明者 ブイ、デニス エム. アメリカ合衆国 91701 カリフォルニア 州 アルタ ロマ スピネル アベニュ 6901

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.バルブから第1の医療用器具が切り離されるとカテーテル・チップから流体 ポジティブ・フローが自動的に発生する方法であって、該バルブがハウジン グを通る流体フローを制御する移動可能素子を該ハウジング内に有し、前記 素子が前記カテーテル・チップと連通する前記ハウジング及び前記バルブ内 の流体の容積を規定する上記方法であって、前記第1の医療用器具を前記バ ルブから切り離す工程、前記バルブと前記医療用器具との間の流体フローを 妨げる位置に前記移動素子を移動する工程、前記バルブ・ハウジング内の流 体の容積を減少させる工程、及び前記ハウジングから前記カテーテル・チッ プヘ向けて流体を押しやる工程を有する、上記方法。 2.前記移動可能素子が前記ハウジング内に配置された弾性シールを有し、前記 シールがそこを通過する通路を有する第1の端部および流体抑制域を規定す る第2の端部を有し、前記移動工程が前記通路が閉止される位置に前記シー ルを拡張させる工程を有する、請求項1記載の方法。 3.前記減少工程が、前記シールを収縮させる工程及び前記流体抑制域のサイズ を減少させる工程を有する、請求項2記載の方法。 4.医療用器具とカテーテルのカテーテル・チップとの間の流体フローを制御す る医療用バルブであって、前記バルブが前記カテーテル・チップと連通する 空隙および前記医療用器具を受け入れるのに適した開口部を有する本体、並 びに前記本体内に配置されたシールを有し、該シールは、前記本体を通る流 体フローを妨げる第1の位置と前記本体を通って流体がフローする第2の位 置との間で移動可能であり、前記空隙は、前記シールが前記第1の位置へ移 動されるとき流体空間のサイズが自動的および可逆的に増大し且つ前記シー ルが前記第2の位置へ移動されるとき流体空間のサイズが収縮する流体空間 を含む、医療用バルブ。 5.前記シールが第1の端部、第2の端部、およびそれらの間の通路を有し、前 記シールが前記第1の位置にあるとき前記通路が閉止される、請求項4記載 の医療用バルブ。 6.前記本体が近位端部及び遠位端部を有し、前記医療用器具が前記開口部を介 して挿入されるとき前記シールが前記本体内で前記第1の位置へ遠位に移動 する、請求項4記載の医療用バルブ。 7.前記シールを前記第2の位置へバイアスする(biasing)バイアス手段をさ らに有する、請求項4記載の医療用バルブ。 8.前記バイアス手段がスプリングを有する、請求項7記載の医療用バルブ。 9.前記バイアス手段が弾性要素を有する、請求項7記載の医療用バルブ。 10.前記シールが第1のセカンド(second)および第2のセクションを有し、前 記第1のセクシヨンは、前記シールが前記第1の位置にあるとき該通路が開 放され且つ前記第2の位置にあるとき該通路が閉止される通路を有し、前記 シールが流体抑制域を規定する第2の部を有する、請求項7記載の医療用バ ルブ。 11.前記シールが前記第1の位置にあるときの前記流体抑制域の容積は、前記シ ールが前記第2の位置にあるときよりも大きい、請求項10記載の医療用バル ブ。 12.前記シールの前記第2の部は、前記シールが圧縮されるとき拡張する第1の 部分および前記シールが圧縮されるとき収縮する第2の部分を有し、前記第 1の部分は、前記第2の部分が収縮するときに前記流体抑制域が減少する容 量よりも大きな容量で流体抑制域の増大を生じさせる容量だけ拡張する、請 求項11記載の医療用バルブ。 13.ポジティブ・フロー医療用バルブであって、給送端部を介して流体を移動さ せる医療用器具の前記給送端部を受け入れるのに十分な大きさの開口部を有 する近位端部および遠位端部を有する内部空隙を規定する壁構造を含む本体 ;医療用器具の給送端部が前記開口部へ挿入されたとき圧縮状態へ移動する ように適合され且つ前記給送端部が除去されたとき非圧縮状態へ戻る弾性シ ールであって、非圧縮状態での該シールが前記開口部に隣接した空隙の一部 をほぼ完全に充填するセクションを有し、前記セクションが前記開口部をシ ールするため開口部近くで前記壁構造に対抗する位置にあり、かつ圧縮状態 において前記セクションが前記医療用器具の給送端部によって前記開口部 から前記空隙へ押され、前記セクション中空内部を有し且つ安定状態で開か れるが前記非圧縮状態では前記開口部によって閉じられたオリフィスを前記 セクションに含む弾性シール;前記中空内部の少なくとも一部を含みかつ前 記空隙内で少なくとも部分的に配置される流体空隙;及び前記非圧縮状態で 前記流体空間を可逆的に収縮させ、前記圧縮状態で前記流体空間を拡張する フロー制御部材を有する、ポジティブ・フロー医療用バルブ。 14.前記フロー制御部材が前記シールの一部を有する、請求項13記載のバルブ。 15.前記シールを前記非圧縮状態へバイアスする手段をさらに有する、請求項13 記載のバルブ。 16.前記手段がスプリングを含む、請求項15記載のバルブ。 17.前記手段が一対の交差部材を含む、請求項15記載のバルブ。 18.前記壁が移動可能であり、前記流体空間が前記壁で規定される前記空隙を部 分的に有する、請求項13記載のバルブ。
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