JP2015066048A - 薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ - Google Patents

薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ Download PDF

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Abstract

【課題】薬液の漏れを防止することができる針なし輸液用コネクタを提供する。【解決手段】導管12を備えるチューブ10と、該チューブの内部に移動可能に取り付けられ、該導管に周設される移動部材20と、該チューブの内部に圧縮可能に設置されると共に、下部圧縮管31と、柱状部32と、上部圧縮管33とが順に設置され、該下部圧縮管の内部に下棒34が設けられ、また、該下部圧縮管は、該チューブの導管に密着され、該下棒が該チューブの導管に挿設され、該下棒と該導管との間に、該上部圧縮管の内部と連通しないように通路36が形成され、該下棒の底端が該導管の凸縁121に当接されることにより、該導管の開口が封止される弾性部材30と、キャップ40とを有し、該弾性部材は、該キャップと移動部材にそれぞれ当接されると共に、該上部圧縮管の内部に柱状部の貫通孔が該キャップの内部と連通しないような上棒37が設置される。【選択図】図4

Description

本発明は、薬液の漏れを防止することができる輸液コネクタに関するものである。
注射器は、薬液を患者に注入するために用いられる器具である。従来の注射器は、注射針を患者に差し入れて体内に薬液を注入するものであるが、針刺し事故の危険性があるため、その後、針なし注射器が開発された。
この針なし注射器を使用する時は、針なし輸液コネクタを薬液注入器に組み合わせて、針なし輸液コネクタの内部と薬液注入器の内部に輸液通路を形成させることにより、薬液を輸液通路を介して患者の体内に注入する。
米国特許第7645274号 米国特許第7815614号
しかしながら、既存の針なし輸液コネクタは、密着性に劣ることから、注射した後、薬液注入器から取り外す時に、薬液が漏れる恐れがあった。
上述した問題を解決するために、本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ、外筒部と、該外筒部の内部に設けられ、底端近傍の内周面に凸縁が設けられる導管とを備えるチューブと、
前記チューブの内部に移動可能に取り付けられ、且つ前記導管に周設される、中空状を呈する移動部材と、
前記チューブの内部に圧縮可能に設置されると共に、下部圧縮管と、柱状部と、上部圧縮管とが順に設置され、その内、該下部圧縮管の内部に下棒が設けられ、該柱状部に該下部圧縮管の内部と該上部圧縮管の内部とを連通するための少なくとも1つの貫通孔が形成され、また、該下部圧縮管は、該チューブの導管の外周面に密着され、該下棒が該チューブの導管に挿設され、該下棒と該導管との間に、該上部圧縮管の内部と連通しないように通路が形成され、該下棒の底端の外周面が該導管の凸縁に当接されることにより、該導管の底端の開口が封止される弾性部材と、
前記チューブの上端に取り付けられ、中空状を呈するキャップと、を有し、
前記弾性部材は、前記キャップと移動部材にそれぞれ当接されると共に、前記上部圧縮管の内部に、前記柱状部の貫通孔が該キャップの内部と連通しないように上棒が設置されるものである。
かかる薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタにおいて、前記チューブにおける外筒部と導管との間に環状部が設けられ、該環状部に複数の位置決め孔が形成され、
前記移動部材は、リングを備え、該リングの底面に複数の位置決めリブが延設され、それらの位置決めリブはそれぞれ、前記チューブの環状部の位置決め孔と対応するように挿設されることが好ましい。
かかる薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタにおいて、前記キャップは、上端に連結管が設けられ、底端に、前記チューブの外筒部上端の内部に挿設される環状ブロックが設けられることが好ましい。
かかる薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタにおいて、前記弾性部材の柱状部に貫通孔が形成され、前記下棒の上端が該貫通孔の下端の内周面に連結され、該貫通孔の内周面に複数の凹部が凹設され、それらの凹部の底端が下部圧縮管の内部と貫通し、該下棒と導管との間に形成される通路が該凹部と連通し、
前記キャップの環状ブロックの内部に上棒が下方に向かって延設され、該上棒の外周面に複数の溝部が凹設され、該溝部の上端が連結管の内部と連通し、該上棒の底端の外周面が弾性部材の柱状部の貫通孔の内周面に当接され、前記上部圧縮管の内部が柱状部の貫通孔と連通しないことが好ましい。
かかる薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタにおいて、前記チューブと、移動部材と、弾性部材と、キャップとの四つの部材のうち、該弾性部材における下部圧縮管と、柱状部と、上部圧縮管と、下棒、及び該キャップにおける連結管と、環状ブロックと、上棒とは、一体に成形されることが好ましい。
かかる薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタにおいて、前記弾性部材における柱状部の底面に下棒が下方に向かって延設され、該柱状部の上面に上棒が上方に向かって延設され、該柱状部における、該下棒及び該上棒の周りに複数の貫通孔が形成され、該下棒の上端の外周面における、該下棒と導管との間に形成された通路の上端にフランジが設けられ、該通路は、前記貫通孔と連通せず、更に、該上棒の上端に拡大部が設けられ、該拡大部の外周面は、前記キャップの環状ブロックの内周面に密着し、前記上部圧縮管の内部がキャップの内部と連通しないことが好ましい。
かかる薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタにおいて、前記チューブと、移動部材と、弾性部材と、キャップとの四つの部材のうち、該弾性部材における下部圧縮管と、柱状部と、上部圧縮管と、下棒と、上棒とは、一体に成形されることが好ましい。
かかる薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタにおいて、前記弾性部材における柱状部の底面に下棒が下方に向かって延設され、該柱状部の上面に上棒が上方に向かって延設され、該柱状部における、該下棒34及び該上棒37の周りに複数の貫通孔が形成され、該下棒の上端の外周面における、該下棒と導管との間に形成された通路の上端にフランジが設けられ、該通路は、それらの貫通孔と連通せず、更に、該上棒の上端に拡大部が設けられ、
前記キャップの環状ブロックの内周面に縁突が凸設され、前記上棒の拡大部の外周面が該縁突に密着し、前記上部圧縮管の内部がキャップと連通しないことが好ましい。
かかる薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタにおいて、前記チューブと、移動部材と、弾性部材と、上棒と、キャップとの五つの部材のうち、該弾性部材における下部圧縮管と、柱状部と、上部圧縮管と、下棒は、一体に成形されることが好ましい。
かかる薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタにおいて、前記弾性部材の下部圧縮管及び上部圧縮管はそれぞれ、上端にプレートが設けられ、それらのプレートに穴が形成され、柱状部の底面に下棒が下方に向かって延設され、該柱状部の上面に上棒が上方に向かって延設され、該柱状部における、該下棒及び該上棒の周りに複数の貫通孔が形成され、
前記チューブの導管の上端が下部圧縮管のプレートに当接されながら密着し、該プレートが柱状部に当接されることにより貫通孔を封止し、下棒と導管との間に形成された通路は該貫通孔と連通せず、
前記上棒の上端に拡大部が設けられ、該拡大部の外周面が上部圧縮管のプレートの穴の内周面に当接されながら密着し、上部圧縮管の内部がキャップの内部と連通しないことが好ましい。
かかる薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタにおいて、前記チューブと、移動部材と、下部圧縮管と、柱状部と、上部圧縮管と、キャップとの六つの部材のうち、該下棒及び上棒は、該柱状部と一体に成形されることが好ましい。
本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタは上記の構成を有するので、薬液注入器から取り外す時、針なし輸液用コネクタの内部に負圧が生じて吸引力が発生するので、外部の薬液を内部へ吸込むと共に、圧縮管が自身の弾性力により伸びて元の形状に戻り、輸液通路を封止することから、薬液の漏れを防止することができる。
本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第一実施例の斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第一実施例の分解斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第一実施例の部分断面分解斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第一実施例の断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第一実施例の使用状態を示す断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第一実施例において、注射器に取り付ける動作を示す斜視図である。 注射器に結合した薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタに取り付ける薬液注入器を示す斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第一実施例において、注射器及び薬液注入器に取り付ける使用状態を示す断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第一実施例において、注射器及び薬液注入器に取り付ける使用状態を示す断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第一実施例において、注射器及び薬液注入器に取り付ける使用状態を示す断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第二実施例の斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第二実施例の部分断面分解斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第二実施例の断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第二実施例の使用状態を示す断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第二実施例において、注射器及び薬液注入器に取り付ける使用状態を示す断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第二実施例において、注射器及び薬液注入器に取り付ける使用状態を示す断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第二実施例において、注射器及び薬液注入器に取り付ける使用状態を示す断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第三実施例の斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第三実施例の部分断面分解斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第三実施例の断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第三実施例の使用状態を示す断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第四実施例の分解斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第四実施例の部分断面分解斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第四実施例の断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第四実施例の使用状態を示す断面図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第一実施例において、上部圧縮管及び下部圧縮管が球状の壁を備える例を示す斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第二実施例において、上部圧縮管及び下部圧縮管が球状の壁を備える例を示す斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第三実施例において、上部圧縮管及び下部圧縮管が球状の壁を備える例を示す斜視図である。 本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第四実施例において、上部圧縮管及び下部圧縮管が球状の壁を備える例を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の適切な実施の形態を詳細に説明する。
図1乃至図4に示すように、本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタは、チューブ10と、移動部材20と、弾性部材30と、キャップ40とを有する。
前記チューブ10は、外筒部11を備え、該外筒部11の底端に内ネジ111が形成され、該外筒部11の内部且つ該内ネジ111の近傍に導管12が設けられ、該導管12の底端近傍の内周面に凸縁121が設けられ、該外筒部11と導管12との間に環状部13が設けられ、該環状部13に複数の位置決め孔131が間隔をおいて形成される。尚、それらの位置決め孔131は、該チューブ10の軸方向に沿って形成される。
前記移動部材20は、中空状を呈し、リング21を備え、該リング21の上面に第一環状溝部211が凹設され、該リング21の底面に複数の位置決めリブ22が間隔をおいて延設される。尚、それらの位置決めリブ22はそれぞれ、前記環状部13の位置決め孔131と対応するように挿設される。
また、前記移動部材20は、チューブ10の内部に移動可能に取り付けられ、チューブ10の導管12に、環状部13の上側に位置するようにリング21が周設されると共に、環状部13の位置決め孔131に位置決めリブ22が挿設される。尚、この構造によれば、移動部材20は、チューブ10に対して軸方向しか移動することができない。
前記弾性部材30は、下から上へ順に下部圧縮管31、柱状部32、及び上部圧縮管33を備え、その内、該下部圧縮管31及び上部圧縮管33は、外力を受けると変形し、外力から解放されると、元の形に回復する性質を有する。一方、前記柱状部32に少なくとも1つの貫通孔321が軸方向に沿って形成され、該貫通孔321による下部圧縮管31の内部は、上部圧縮管33の内部と連通し、更に、該下部圧縮管31の内部に外径が導管12の内径より小さい下棒34が設けられる。
また、前記弾性部材30は、移動部材20の上側に位置するように、チューブ10の内部に圧縮可能に設置され、前記下部圧縮管31は、チューブ10の導管12の外周面に密着されると共に、その底端は移動部材20のリング21の第一環状溝部211に密着され更に、その導管12の上端外周面は、下部圧縮管31の上端内周面に密着される。この構成によれば、下部圧縮管31と導管12との間の空間35は、柱状部32の貫通孔321と連通しない。
また、チューブ10の導管12に下棒34が挿設される場合、下棒34と導管12との間に、上部圧縮管33の内部と連通しないように通路36が形成されると共に、該下棒34の底端外周面が導管12の凸縁121に当接されることから、導管12の底端の開口は封止状態となる。
前記キャップ40は、中空状を呈し、上端に連結管41が設けられ、底端に環状ブロック42が設けられ、該連結管41の外周面に外ネジ411が設けられる。また、該キャップ40は、チューブ10の上端に取り付けられ、環状ブロック42は、チューブ10の外筒部11上端の内部に挿設されることから、前記弾性部材30の上端がキャップ40の環状ブロック42に当接されると共に、該弾性部材30の下部圧縮管31の貫通孔321がキャップ40の内部と連通しない構成となる。
図1乃至図5は、本発明に係る第一実施例である。
本実施例において、前記チューブ10における外筒部11の内周面の上端近傍に環状の係合リング112が凸設され、該外筒部11の内周面に複数の係合リブ113が軸方向に沿って凸設される。
前記弾性部材30の柱状部32における底面中央に下棒34が下方に向かって延設されると共に、上面中央に上棒37が上方に向かって延設され、該柱状部32に間隔をおいて、且つ下棒34及び上棒37の周りに複数の貫通孔321が形成され、該下棒34の上端の外周面、且つ該下棒34と導管12との間に形成された通路36の上端にフランジ341が設けられる。故に、前記通路36が貫通孔321と連通しない。
前記上棒37は、上部圧縮管33の内部に位置すると共に、上端に拡大部371が設けられ、該拡大部371の外周面がキャップ40の環状ブロック42の底端の内周面に密着されるので、上部圧縮管33の内部はキャップ40の内部と連通しない。
尚、前記上部圧縮管33及び下部圧縮管31は、波状の壁を備えてもよく、また、上部圧縮管330及び下部圧縮管310は、図26に示すように、球状の壁を備えてもよい。
前記キャップ40の環状ブロック42の底面に第二環状溝部421が凹設され、該第二環状溝部421に前記弾性部材30の上部圧縮管33の上端が当接され、該環状ブロック42の外周面に環状の係合溝部422が凹設され、該環状ブロック42の外周面に複数の係合凹部423が軸方向に沿って凹設されることから、前記チューブ10の外筒部11の係合リング112が該係合溝部422に係合され、また、前記チューブ10の外筒部11の係合リブ113が該係合凹部423に係合されることによって、キャップ40が脱落しないように、且つ回転しないようにチューブ10にしっかりと取り付けられる。
本発明に係る第一実施例は、チューブ10と、移動部材20と、弾性部材30と、キャップ40とを有し、その内、弾性部材30は、下部圧縮管31と、柱状部32と、上部圧縮管33と、下棒34と、上棒37を有し、それらは一体に形成される。
図6に示すように、第一実施例において、本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタを使用する時は、まず外ネジ411を注射器50の先端に螺合させることによりキャップ40を取り付ける。図7に示すように、実際の需要に応じて、薬液注入器60、60A、60Bをチューブ10の外筒部11に結合させて使用する。
図5乃至図8に示すように、薬液注入器60を例として説明すると、薬液注入器60をチューブ10に結合させた時、薬液注入器60が移動部材20の位置決めリブ22を押し込んで移動部材20をチューブ10の内部へ移動させ、移動部材20がチューブ10に対して上方へ移動すると、弾性部材30の上部圧縮管33及び下部圧縮管31が圧縮して変形する。この時、弾性部材30の下棒34の底端がチューブ10の導管12の凸縁121から離れ、導管12の底端の開口が開いて、下棒34の上端のフランジ341が、下棒34と導管12との間に形成された通路36の上端から離れ、通路36が柱状部32の貫通孔321と連通し、また、上棒37の拡大部371がキャップ40の環状ブロック42の内周面から離れ、上部圧縮管33の内部がキャップ40の内部と連通する。
さらに、前記薬液注入器60をチューブ10にねじ込む時、チューブ10の導管12が薬液注入器60の内部に挿し込まれることにより、弾性弁61を押し込むので、導管12の底端の開口が薬液注入器60の内部と連通し、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの内部と薬液注入器60の内部に輸液通路が形成される。この構成によれば、図9に示すように、注射器50の内部の薬液70を、順に薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ、薬液注入器60、該薬液注入器60に連結している輸液管80を介して通って患者の体内に注入することができる。
図4及び図10に示すように、患者への薬液の注入が完了すると、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタを薬液注入器60から取り外せば、弾性部材30の上部圧縮管33及び下部圧縮管31が自身の弾性力により伸びて元の形状に戻ることにより、その上部圧縮管33の上端がキャップ40に阻止されることから、以下に示す三つの密着効果を有する。
一、弾性部材30の下棒34の底端がチューブ10の導管12の凸縁121に当接するように復位して、導管12の底端の開口を封止する。
二、下棒34の上端のフランジ341が下棒34と導管12との間に形成された通路36の上端に挿設するように復位する。
三、上棒37の拡大部371がキャップ40の環状ブロック42の内周面に密着するように復位する。
一方、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタを薬液注入器60から取り外す時は、弾性部材30の内部に負圧が生じて吸引力は発生することから、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの外部の薬液が内部へ吸込まれるので、上述した三つの密着構造によって薬液の漏れを防止することができる。
図11乃至図14に示すのは、本発明に係る第二実施例である。
弾性部材30Aの下棒34Aの中央に貫通孔321Aが形成され、該貫通孔321Aの下端の内周面に該下棒34Aの上端が連結され、また、該貫通孔321Aの内周面に、底端が下部圧縮管31Aの内部と貫通する複数の凹部322Aが間隔をおいて凹設され、該下棒34Aと導管12Aとの間に形成された通路36Aは、それらの凹部322Aと連通する。尚、上部圧縮管33A及び下部圧縮管31Aは、波状の壁を備えてもよく、上部圧縮管330A及び下部圧縮管310Aは、図27に示すように、球状の壁を備えてもよい。
前記キャップ40Aの環状ブロック42Aの底面に第二環状溝部421Aが凹設され、該第二環状溝部421Aに弾性部材30Aの上部圧縮管33Aの上端が当接され、該環状ブロック42Aの内部に下方に向かって上棒43Aが延設され、該上棒43Aの外周面に複数の溝部431Aが間隔をおいて軸方向に沿って凹設され、それらの溝部431Aは、環状に配列され、且つ上端が連結管41Aの内部と連通するように形成される。更に、該上棒43Aは、弾性部材30Aの上部圧縮管33Aの内部に挿設され、該上棒43Aの底端の外周面は、弾性部材30Aの柱状部32Aの貫通孔321Aの上端の内周面に当接され、この構成によれば、上部圧縮管33Aの内部が柱状部32Aの貫通孔321Aと連通しない。
本発明に係る第二実施例は、チューブ10Aと、移動部材20Aと、弾性部材30Aと、キャップ40Aとを有し、その内、弾性部材30Aには、下部圧縮管31A、柱状部32A、上部圧縮管33A、下棒34Aを有し、それらは一体に形成され、該キャップ40Aには、連結管41A、環状ブロック42A、上棒43Aを有し、それらは一体に形成される。
図7に示すように、第二実施例において、本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタを使用する時は、注射器50を薬液注入器60、60A、60Bに結合させて使用する。
図14及び図15に示すように、薬液注入器60を例として説明すると、薬液注入器60をチューブ10Aに結合させたとき、薬液注入器60が移動部材20Aを押し込み、チューブ10Aに対して移動させながら、移動部材20Aにより弾性部材30Aの上部圧縮管33A及び下部圧縮管31Aを圧縮させる。この時、弾性部材30Aの下棒34Aの底端がチューブ10Aの導管12Aの凸縁121Aから離れ、導管12Aの底端の開口が開いて薬液注入器60の内部と連通するようになる。また、キャップ40Aの上棒43Aの底端の外周面が弾性部材30Aの柱状部32Aの貫通孔321Aの内周面から離れ、上部圧縮管33Aの内部が上棒43Aの溝部431Aを介して柱状部32Aの貫通孔321Aと連通するようになる。この構成によれば、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの内部と薬液注入器60の内部における輸液通路が連通するので、図16に示すように、注射器50の内部の薬液70を、順に薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ、薬液注入器60、該薬液注入器60に連結している輸液管80を介して患者の体内に注入することができる。
図13及び図17に示すように、患者への薬液の注入が完了すると、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタを薬液注入器60から取り外せば、弾性部材30Aの上部圧縮管33A及び下部圧縮管31Aが自身の弾性力により伸びて元の形状に戻ることにより、その上部圧縮管33Aの上端がキャップ40Aに阻止されることから、以下の三つの密着効果を有する。
一、弾性部材30Aの下棒34Aの底端がチューブ10Aの導管12Aの凸縁121に当接するように復位して、導管12Aの底端の開口を封止する。
二、弾性部材30Aの下部圧縮管31Aの内周面が導管12Aの外周面に密着しながら復位する。
三、キャップ40Aの上棒43Aの底端が弾性部材30Aの柱状部32Aの貫通孔321Aの内周面に密着するように復位する。
また、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタは、その内部に負圧が生じて吸引力が発生することから、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの外部の薬液が内部へ吸込まれるので、上述した三つの密着構造によって薬液の漏れを防止することができる。
図18乃至図21に示すのは、本発明に係る第三実施例である。
前記弾性部材30Bの柱状部32Bの底面中央に下棒34Bが延設され、該柱状部32Bに、且つ下棒34Bの周りに複数の貫通孔321Bが間隔をおいて形成され、該下棒34Bの上端外周面にフランジ341Bが設けられ、このフランジ341Bは、下棒34Bと導管12Bとの間に形成された通路36Bの上端の内部に挿設され、該通路36Bは、貫通孔321Bと連通しない構成となっている。
また、前記柱状部32Bの上面中央に上棒37Bが上方に向かって取り付けられ、該上棒37Bは、上部圧縮管33Bの内部に位置すると共に、上端に拡大部371Bが設けられる。尚、その上部圧縮管33B及び下部圧縮管31Bは、波状の壁を備えてもよく、上部圧縮管330B及び310Bは、図28に示すように、球状の壁を備えてもよい。
前記キャップ40Bの環状ブロック42Bの底面に第二環状溝部421Bが凹設され、該第二環状溝部421Bに弾性部材30Bの上部圧縮管33Bの上端が当設され、該環状ブロック42Bの内周面の底端に縁突424Bが凸設され、この構成によれば、前記上棒37Bの拡大部371Bの外周面が縁突424Bに密着されるので、前記上部圧縮管33Bの内部がキャップ40Bと連通しない。
本発明に係る第三実施例は、チューブ10Bと、移動部材20Bと、弾性部材30と、上棒37Bと、キャップ40Bとを有し、その内、弾性部材30Bにおける下部圧縮管31Bと、柱状部32Bと、上部圧縮管33Bと、下棒34Bとは一体に形成される。
図7に示すように、本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第三実施例は、使用する時、注射器50を薬液注入器60、60A、60Bに結合させて使用する。
図21に示すように、薬液注入器60を例として説明すると、薬液注入器60をチューブ10Bに結合させたとき、薬液注入器60が移動部材20Bを押し込んでチューブ10Bに対して移動すると、移動部材20Bにより弾性部材30Bの上部圧縮管33B及び下部圧縮管31Bを圧縮させる。この時、弾性部材30Bの下棒34Bの底端がチューブ10Bの導管12Bの凸縁121Bから離れ、導管12Bの底端の開口が開いて薬液注入器60の内部と連通するようになるとともに、下棒34Bの上端のフランジ341Bが下棒34Bと導管12Bとの間に形成された通路36Bの上端から離れ、通路36Bが柱状部32Bの貫通孔321Bと連通するようになり、更に、上棒37Bの拡大部371Bがキャップ40Bの環状ブロック42Bの縁突424Bから離れ、上部圧縮管33Bの内部がキャップ40Bの内部と連通するようになる。この構成によれば、薬液漏れ防止タイプ針なし輸液用コネクタの内部と薬液注入器60の内部において輸液通路が連通するので、薬液を注入するための通路が形成される。
図20に示すように、患者への薬液の注入が完了すると、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタを薬液注入器60から取り外し、この時、弾性部材30Bの上部圧縮管33B及び下部圧縮管31Bが自身の弾性力により伸びて元の形状に戻ることにより、上部圧縮管33Bの上端がキャップ40Bに阻止されることから、以下に示す三つの密着効果を有する。
一、弾性部材30Bの下棒34Bの底端がチューブ10Bの導管12Bの凸縁121に当接するように復位して、導管12Aの底端の開口を封止する。
二、下棒34Bの上端のフランジ341Bが下棒34Bと導管12Bとの間に形成された通路36Bの上端に挿設するように復位する。
三、上棒37Bの拡大部371Bがキャップ40Bの環状ブロック42Bの縁突424Bに当接しながら密着するように復位する。
また、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタは、その内部に負圧が生じて吸引力が発生するため、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの外部の薬液が内部へ吸込まれるので、上述した三つの密着構造によって薬液の漏れを防止することができる。
図22乃至図23は、本発明に係る第四実施例である。
弾性部材30Cにおける下部圧縮管31Cは、移動部材20Cと柱状部32Cとの間に設置されると共に、上部圧縮管33Cは、柱状部32Cとキャップ40Cとの間に設置され、該下部圧縮管31Cの上端にプレート311Cが設けられ、該プレート311Cの中央に穴312Cが形成され、一方、該上部圧縮管33Cの上端にプレート331Cが設けられ、該プレート331Cの中央に穴332Cが形成され、更に、該柱状部32Cの底面中央に下棒34Cが下方に向かって延設されると共に、柱状部32Cの上面中央に上棒37Cが上方に向かって延設され、柱状部32Cに、且つ下棒34C及び上棒37Cの周りに複数の貫通孔321Cが間隔をおいて形成される。
前記チューブ10の導管12の上端が下部圧縮管31Cのプレート311Cの底面に当接しながら密着し、該プレート311Cが柱状部32Cに当接されて貫通孔321Cの底端を封止することから、下棒34Cと導管12との間に形成された通路36Cは貫通孔321Cと連通しない。
前記上棒37Cは、上部圧縮管33Cの内部に位置すると共に、上端に拡大部371Cが設けられ、該拡大部371Cの外周面は、上部圧縮管33Cのプレート331Cの穴332Cの内周面に当接しながら密着するので、上部圧縮管33Cの内部はキャップ40Cの内部と連通しない。
尚、前記上部圧縮管33C及び下部圧縮管31Cは、波状の壁を備えてもよく、上部圧縮管330C及び下部圧縮管310Cは、図29に示すように、球状の壁を備えてもよい。
本発明に係る第四実施例は、チューブ10Cと、移動部材20Cと、下部圧縮管31Cと、柱状部32Cと、上部圧縮管33Cと、キャップ40Cとを有し、その内、下棒34C及び上棒37Cは、柱状部32Cと一体に形成される。
図7に示すように、本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの第四実施例は、使用する時、注射器50を薬液注入器60、60A、60Bに結合させて使用する。
図25に示すように、薬液注入器60を例として説明すると、薬液注入器60をチューブ10Cに結合させた時、薬液注入器60が移動部材20Cを押し込んでチューブ10Cに対して移動しながら、移動部材20Cにより弾性部材30Cの上部圧縮管33C及び下部圧縮管31Cを圧縮させる。この時、弾性部材30Cの下棒34Cの底端がチューブ10Cの導管12Cの凸縁121Cから離れ、導管12Cの底端の開口が開いて薬液注入器60の内部と連通するようになるとともに、チューブ10の導管12の上端が下部圧縮管31Cのプレート311Cから離れ、下棒34Cと導管12Cとの間に形成された通路36Cが、下部圧縮管31Cのプレート311Cの穴312Cを介して柱状部32Cの貫通孔321Cと連通するようになり、更に、上棒37Cの拡大部371Cが、上部圧縮管33Cのプレート331Cの穴332Cの内周面から離れ、上部圧縮管33Cの内部がキャップ40Cの内部と連通するようになり、この構成によれば、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの内部と薬液注入器60の内部において輸液通路が連通するので、薬液を注入するための通路が形成される。
図24に示すように、患者への薬液の注入が完了すると、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタを薬液注入器60から取り外し、この時、弾性部材30Cの上部圧縮管33C及び下部圧縮管31Cが自身の弾性力により伸びて元の形状に戻り、その上部圧縮管33Cの上端がキャップ40Cに阻止されることから、以下に示す三つの密着効果を有する。
一、弾性部材30Cの下棒34Cの底端がチューブ10Cの導管12Cの底端に当接するように復位して、導管12Cの底端の開口を封止する。
二、導管12Cの上端が下部圧縮管31Cのプレート311Cに当接しながら復位する。
三、上棒37Cの拡大部371Cが上部圧縮管33Cのプレート331Cの穴332Cの内周面に当接しながら復位する。
また、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの内部に負圧が生じて吸引力が発生するため、薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタの外部の薬液が内部へ吸込まれるので、上述した三つの密着構造によって薬液の漏れを防止することができる。
上述したように、本発明に係る薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタにおいては、注射器の針刺し事故を防止することができると共に、薬液の漏れという問題も解決できるので、安全性や実用性に優れている。
10 チューブ
11 外筒部
12 導管
121 凸縁
20 移動部材
30 弾性部材
31 下部圧縮管
32 柱状部
321 貫通孔
33 上部圧縮管
34 下棒
36 通路
37 上棒
40 キャップ

Claims (11)

  1. 外筒部と、該外筒部の内部に設けられ、底端近傍の内周面に凸縁が設けられる導管とを備えるチューブと、
    前記チューブの内部に移動可能に取り付けられ、且つ前記導管に周設される、中空状を呈する移動部材と、
    前記チューブの内部に圧縮可能に設置されると共に、下部圧縮管と、柱状部と、上部圧縮管とが順に設置され、その内、該下部圧縮管の内部に下棒が設けられ、該柱状部に該下部圧縮管の内部と該上部圧縮管の内部とを連通するための少なくとも1つの貫通孔が形成され、また、該下部圧縮管は、該チューブの導管の外周面に密着され、該下棒が該チューブの導管に挿設され、該下棒と該導管との間に、該上部圧縮管の内部と連通しないように通路が形成され、該下棒の底端の外周面が該導管の凸縁に当接されることにより、該導管の底端の開口が封止される弾性部材と、
    前記チューブの上端に取り付けられ、中空状を呈するキャップと、を有し、
    前記弾性部材は、前記キャップと移動部材にそれぞれ当接されると共に、前記上部圧縮管の内部に、前記柱状部の貫通孔が該キャップの内部と連通しないように上棒が設置されることを特徴とする薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ。
  2. 前記チューブにおける外筒部と導管との間に環状部が設けられ、該環状部に複数の位置決め孔が形成され、
    前記移動部材は、リングを備え、該リングの底面に複数の位置決めリブが延設され、それらの位置決めリブはそれぞれ、前記チューブの環状部の位置決め孔と対応するように挿設されることを特徴とする請求項1に記載の薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ。
  3. 前記キャップは、上端に連結管が設けられ、底端に、前記チューブの外筒部上端の内部に挿設される環状ブロックが設けられることを特徴とする請求項2に記載の薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ。
  4. 前記弾性部材の柱状部に貫通孔が形成され、前記下棒の上端が該貫通孔の下端の内周面に連結され、該貫通孔の内周面に複数の凹部が凹設され、それらの凹部の底端が下部圧縮管の内部と貫通し、該下棒と導管との間に形成される通路が該凹部と連通し、
    前記キャップの環状ブロックの内部に上棒が下方に向かって延設され、該上棒の外周面に複数の溝部が凹設され、該溝部の上端が連結管の内部と連通し、該上棒の底端の外周面が弾性部材の柱状部の貫通孔の内周面に当接され、前記上部圧縮管の内部が柱状部の貫通孔と連通しないことを特徴とする請求項3に記載の薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ。
  5. 前記チューブと、移動部材と、弾性部材と、キャップとの四つの部材のうち、該弾性部材における下部圧縮管と、柱状部と、上部圧縮管と、下棒、及び該キャップにおける連結管と、環状ブロックと、上棒とは、一体に成形されることを特徴とする請求項4に記載の薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ。
  6. 前記弾性部材における柱状部の底面に下棒が下方に向かって延設され、該柱状部の上面に上棒が上方に向かって延設され、該柱状部における、該下棒及び該上棒の周りに複数の貫通孔が形成され、該下棒の上端の外周面における、該下棒と導管との間に形成された通路の上端にフランジが設けられ、該通路は、前記貫通孔と連通せず、更に、該上棒の上端に拡大部が設けられ、該拡大部の外周面は、前記キャップの環状ブロックの内周面に密着し、前記上部圧縮管の内部がキャップの内部と連通しないことを特徴とする請求項3に記載の薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ。
  7. 前記チューブと、移動部材と、弾性部材と、キャップとの四つの部材のうち、該弾性部材における下部圧縮管と、柱状部と、上部圧縮管と、下棒と、上棒とは、一体に成形されることを特徴とする請求項6に記載の薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ。
  8. 前記弾性部材における柱状部の底面に下棒が下方に向かって延設され、該柱状部の上面に上棒が上方に向かって延設され、該柱状部における、該下棒34及び該上棒37の周りに複数の貫通孔が形成され、該下棒の上端の外周面における、該下棒と導管との間に形成された通路の上端にフランジが設けられ、該通路は、それらの貫通孔と連通せず、更に、該上棒の上端に拡大部が設けられ、
    前記キャップの環状ブロックの内周面に縁突が凸設され、前記上棒の拡大部の外周面が該縁突に密着し、前記上部圧縮管の内部がキャップと連通しないことを特徴とする請求項3に記載の薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ。
  9. 前記チューブと、移動部材と、弾性部材と、上棒と、キャップとの五つの部材のうち、該弾性部材における下部圧縮管と、柱状部と、上部圧縮管と、下棒は、一体に成形されることを特徴とする請求項8に記載の薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ。
  10. 前記弾性部材の下部圧縮管及び上部圧縮管はそれぞれ、上端にプレートが設けられ、それらのプレートに穴が形成され、柱状部の底面に下棒が下方に向かって延設され、該柱状部の上面に上棒が上方に向かって延設され、該柱状部における、該下棒及び該上棒の周りに複数の貫通孔が形成され、
    前記チューブの導管の上端が下部圧縮管のプレートに当接されながら密着し、該プレートが柱状部に当接されることにより貫通孔を封止し、下棒と導管との間に形成された通路は該貫通孔と連通せず、
    前記上棒の上端に拡大部が設けられ、該拡大部の外周面が上部圧縮管のプレートの穴の内周面に当接されながら密着し、上部圧縮管の内部がキャップの内部と連通しないことを特徴とする請求項3に記載の薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ。
  11. 前記チューブと、移動部材と、下部圧縮管と、柱状部と、上部圧縮管と、キャップとの六つの部材のうち、該下棒及び上棒は、該柱状部と一体に成形されることを特徴とする請求項10に記載の薬液漏れ防止タイプの針なし輸液用コネクタ。
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