JP2001210402A - 異方導電性シートおよびコネクター - Google Patents

異方導電性シートおよびコネクター

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JP2001210402A JP2000021812A JP2000021812A JP2001210402A JP 2001210402 A JP2001210402 A JP 2001210402A JP 2000021812 A JP2000021812 A JP 2000021812A JP 2000021812 A JP2000021812 A JP 2000021812A JP 2001210402 A JP2001210402 A JP 2001210402A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的に接続すべき対象物がキャリアーなど
により保持されて搬送される場合にも、当該対象物との
確実な電気的接続を容易に達成することができる異方導
電性シートおよびコネクターを提供すること。 【解決手段】 本発明の異方導電性シートは、厚み方向
に導電性を示す異方導電性の機能領域部分と、この機能
領域部分の周囲に位置する絶縁性の周辺領域部分とより
なり、前記機能領域部分の厚みが周辺領域部分の厚みよ
り大きく、当該機能領域部分の上面が周辺領域部分の上
面より突出していることを特徴とする。この機能領域部
分は、厚み方向に伸びる複数の導電路形成部が各々絶縁
部によって相互に絶縁された状態で配置されてなること
が好ましい。本発明のコネクターは、上記の異方導電性
シートからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子部品な
どの回路装置相互間の電気的接続や、プリント回路基
板、半導体集積回路などの回路装置の検査装置に用いら
れる異方導電性シートおよびコネクターに関する。
【0002】
【従来の技術】異方導電性エラストマーシートは、厚み
方向にのみ導電性を示すもの、または厚み方向に加圧さ
れたときに厚み方向にのみ導電性を示す加圧導電性の導
電路形成部を有するものであり、ハンダ付けあるいは機
械的嵌合などの手段を用いずにコンパクトな電気的接続
を達成することが可能であること、機械的な衝撃やひず
みを吸収してソフトな接続が可能であることなどの特長
を有するため、このような特長を利用して、例えば電子
計算機、電子式デジタル時計、電子カメラ、コンピュー
ターキーボードなどの分野において、回路装置、例えば
プリント回路基板とリードレスチップキャリアー、液晶
パネルなどとの相互間の電気的な接続を達成するための
コネクターとして広く用いられている。
【0003】また、プリント回路基板や半導体集積回路
などの回路装置の電気的検査においては、検査対象であ
る回路装置(以下、「被検査回路装置」ともいう。)の
少なくとも一面に形成された被検査電極と、検査用回路
基板の表面に形成された検査用電極との電気的な接続を
達成するために、被検査回路装置の被検査電極領域と検
査用回路基板の検査用電極領域との間に異方導電性エラ
ストマーシートを介在させることが行われている。
【0004】従来、このような異方導電性エラストマー
シートとしては、種々の構造のものが知られており、例
えば特開昭51−93393号公報には、金属粒子をエ
ラストマー中に均一に分散して得られる異方導電性エラ
ストマーシートが開示され、また、特開昭53−147
772号公報には、導電性磁性体粒子をエラストマー中
に不均一に分布させることにより、厚み方向に伸びる多
数の導電路形成部と、これらを相互に絶縁する絶縁部と
が形成されてなる異方導電性エラストマーシートが開示
されている。
【0005】しかしながら、異方導電性シートは、両面
がいずれも平坦な平板状のもの、あるいは導電路形成部
の表面が絶縁部の表面より僅かに突出しているが、全体
としては平板状のものであるために、当該異方導電性シ
ートを例えば被検査回路装置の電気的検査に用いた場合
には、次のような問題が生じる。すなわち、被検査回路
装置は、例えばその下面に設けられた被検査電極が露出
された状態で、その周縁部の下面に係合するキャリアー
の保持爪により保持されて搬送される場合があるが、全
体の厚みが一様な異方導電性シートでは、当該異方導電
性シートの周縁部とキャリアーの保持爪とが接触してし
まうために、被検査回路装置を所定の位置に正確に配置
することができず、そのため、当該被検査回路装置の被
検査電極と異方導電性シートの導電路形成部との電気的
接続状態を達成することが困難である、という問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
電気的に接続すべき対象物がキャリアーなどにより保持
されて搬送される場合にも、当該対象物との確実な電気
的接続を容易に達成することができる異方導電性シート
およびコネクターを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の異方導電性シー
トは、厚み方向に導電性を示す異方導電性の機能領域部
分と、この機能領域部分の周囲に位置する絶縁性の周辺
領域部分とよりなり、前記機能領域部分の厚みが周辺領
域部分の厚みより大きく、当該機能領域部分の上面が周
辺領域部分の上面より突出していることを特徴とする。
【0008】本発明の異方導電性シートにおいては、機
能領域部分は、厚み方向に伸びる複数の導電路形成部が
各々絶縁部によって相互に絶縁された状態で配置されて
なることが好ましい。
【0009】上記の異方導電性シートにおいては、各導
電路形成部の最大径に対する当該導電路形成部の厚みの
比率Aの大きさが1.5より大きく8以下であることが
好ましく、また、導電路形成部の配置ピッチの最小値に
対する当該導電路形成部の厚みの比率Bの大きさが1以
上3以下であることが好ましく、更に、周辺領域部分の
厚みに対する機能領域部分の厚みの比率Cの大きさが1
より大きく5以下であることが好ましい。また、上記の
異方導電性シートにおいては、機能領域部分の上面と周
辺領域部分の上面とが段差をもって連続し、この段差の
大きさが0.1mm以上であることが好ましい。
【0010】本発明のコネクターは、上記の異方導電性
シートからなることを特徴とする。
【0011】
【作用】以上のような構成によれば、機能領域部分は、
その厚みが周辺領域部分の厚みより大きく、しかもその
上面が周辺領域部分の上面より突出しているので、当該
機能領域部分の上面と周辺領域部分の上面とが段差をも
って連続することとなり、これにより、電気的に接続さ
れるべき対象物と周辺領域部分の上面との間にキャリア
ーの先端部分が進入するスペースが形成され、結局、当
該キャリアーの先端部分と異方導電性シートとが接触し
て干渉することが回避される結果、対象物を所定の位置
に配置することができて当該対象物との確実な電気的接
続を容易に達成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を用い
て詳細に説明する。図1は、本発明の異方導電性シート
の一例における全体の構成を示す説明用平面図であり、
図2は、本発明の異方導電性シートの電気的接続状態を
模式的に示す説明用断面図である。この例においては、
例えばプリント回路基板や半導体集積回路などの回路装
置の電気的検査を行うためのコネクターとして構成され
た異方導電性シートについて説明する。図において、1
は被検査回路装置であり、5は被検査回路装置1の電気
的検査に用いられる接続用回路基板である。被検査回路
装置1には、その下面より突出するよう複数の被検査電
極2が形成されている。接続用回路基板5には、その上
面において、被検査電極2のパターンに対応するパター
ンに従って形成された接続用電極6が形成されていると
共に、その接続用電極6が形成された個所以外の表面に
は、当該接続用回路基板5の絶縁性を維持または接続用
電極6の電極パターンを保護するための、例えばアクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂などよりなる絶縁性保護膜7が設
けられている。また、この接続用回路基板5の周縁近傍
には、検査装置(図示せず)より伸びるガイドピン40
が貫通する貫通孔8が形成されている。
【0013】この例の異方導電性シート10は、図1お
よび図2に示すように、異方導電性シート本体20と、
この異方導電性シート本体20の周縁部に固定された支
持部材30とにより構成されている。
【0014】異方導電性シート10を構成する支持部材
30は、例えば矩形枠状の金属板よりなり、その中央領
域における、異方導電性シート本体20が配置される開
口31の内周縁部に、異方導電性シート本体20の周縁
部が固定されている。そして、この支持部材30には、
その厚み方向に伸びる、ガイドピン40の外径に適合す
る貫通孔32が形成されている。
【0015】異方導電性シート10を構成する異方導電
性シート本体20は、例えば矩形の機能領域部分20a
と、この機能領域部分20aの周囲に位置する周辺領域
部分20bとにより構成されている。異方導電性シート
本体20において、機能領域部分20aは、弾性高分子
物質よりなる基材中に導電性粒子が当該異方導電性シー
ト本体20の厚み方向に並ぶよう配向した状態で含有さ
れてなるもの、すなわち、弾性高分子物質よりなる基材
全体にわたって導電性粒子が密に充填された、厚み方向
に伸びる複数の導電路形成部21が、導電性粒子が全く
あるいは殆ど存在しない絶縁部22によって相互に絶縁
された状態で配置されてなる、厚み方向に導電性を示す
異方導電性のものである。この機能領域部分20aにお
ける、導電路形成部21は、被検査回路装置1の被検査
電極2のパターンに対応するパターンに従って配置され
ている。一方、周辺領域部分20bは、上記の基材を構
成する弾性高分子物質と同質の弾性高分子物質よりなる
絶縁性のものである。
【0016】この異方導電性シート10の機能領域部分
20aにおいては、その上面が平坦であって、各導電路
形成部21の上面は絶縁部22の上面と同一レベルに位
置され、一方、各導電路形成部21の下面は絶縁部22
の下面より突出した状態で形成されている。
【0017】異方導電性シート本体20において、機能
領域部分20aは、その厚みが周辺領域部分20bの厚
みより大きいものとされ、しかもその上面が周辺領域部
分20bの上面より突出しているものとされる点に特徴
を有し、これにより、当該機能領域部分20aの上面と
周辺領域部分20bの上面とが段差Gをもって連続した
ものとなる。
【0018】また、図3に示すように、異方導電性シー
ト本体20の機能領域部分20aにおいては、各導電路
形成部21の最大径tに対する当該導電路形成部21の
厚みd2の比率として定義されるアスペクト比A(d2
/t)は、1.5より大きく8以下となる大きさとさ
れ、好ましくは2以上4以下となる大きさとされる。こ
のアスペクト比Aの大きさが1.5以下の場合には、解
像度が小さくなってしまうため、被検査電極が高密度に
配置された被検査回路装置の電気的検査に用いることが
できない。一方、アスペクト比の大きさが8より大きい
場合には、導電路形成部の有する電気抵抗値が大きくな
ってしまうため、被検査回路装置の電気的検査に用いる
ことができない。
【0019】また、機能領域部分20aにおいて、導電
路形成部21の配置ピッチの最小値(t+u)に対する
当該導電路形成部21の厚みd2の比率B(d2/(t
+u))は、1以上3以下となる大きさとされ、好まし
くは1以上2以下となる大きさとされる。この比率Bの
大きさが1未満の場合には、アスペクト比Aの大きさが
過小である場合と同様に、解像度が小さくなってしまう
ため、被検査電極が高密度に配置された被検査回路装置
の電気的検査に用いることができない。一方、比率Bの
大きさが3より大きい場合には、隣接する導電路形成部
間の絶縁性を確保することが困難になり、また、導電路
形成部の有する電気抵抗値が大きくなってしまうため、
被検査回路装置の電気的検査に用いることができない。
【0020】更に、周辺領域部分20bの厚みd3に対
する機能領域部分20aの厚みd2の比率C(d2/d
3)は、1より大きく5以下となる大きさとされ、好ま
しくは2以上4以下となる大きさとされる。この比率C
の大きさが5より大きい場合には、厚みが或る程度の大
きさに規制される機能領域部分に対して、周辺領域部分
の厚みを確保することができなくなるため好ましくな
い。
【0021】また更に、段差Gの大きさd4(d1−d
3)が、0.1mm以上、好ましくは0.3mm以上と
される。この段差Gの大きさd4が0.1mm未満の場
合には、後述する進入用スペースが形成されないので、
例えばキャリアーなどに保持されて搬送される被検査回
路装置との電気的接続を容易に達成することができな
い。
【0022】以上のような異方導電性シート10を構成
する異方導電性シート本体20の機能領域部分20aの
基材および周辺領域部分20bを構成する弾性高分子物
質としては、架橋構造を有する高分子物質が好ましい。
架橋高分子物質を得るために用いることのできる硬化性
の高分子物質形成材料としては、種々のものを用いるこ
とができ、その具体例としては、ポリブタジエンゴム、
天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジエン
共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
ゴムなどの共役ジエン系ゴムおよびこれらの水素添加
物、スチレン−ブタジエン−ジエンブロック共重合体ゴ
ム、スチレン−イソプレンブロック共重合体などのブロ
ック共重合体ゴムおよびこれらの水素添加物、クロロプ
レン、ウレタンゴム、ポリエステル系ゴム、エピクロル
ヒドリンゴム、シリコーンゴム、エチレン−プロピレン
共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体
ゴムなどが挙げられる。以上において、得られる異方導
電性シート10に耐候性が要求される場合には、共役ジ
エン系ゴム以外のものを用いることが好ましく、特に、
成形加工性および電気特性の観点から、シリコーンゴム
を用いることが好ましい。
【0023】シリコーンゴムとしては、液状シリコーン
ゴムを架橋または縮合したものが好ましい。液状シリコ
ーンゴムは、その粘度が歪速度10-1secで105
アズ以下のものが好ましく、縮合型のもの、付加型のも
の、ビニル基やヒドロキシル基を含有するものなどのい
ずれであってもよい。具体的には、ジメチルシリコーン
生ゴム、メチルビニルシリコーン生ゴム、メチルフェニ
ルビニルシリコーン生ゴムなどを挙げることができる。
【0024】高分子物質形成材料を硬化させるために適
宜の硬化触媒を用いることができる。このような硬化触
媒としては、有機過酸化物、脂肪酸アゾ化合物、ヒドロ
シリル化触媒などを用いることができる。硬化触媒とし
て用いられる有機過酸化物の具体例としては、過酸化ベ
ンゾイル、過酸化ビスジシクロベンゾイル、過酸化ジク
ミル、過酸化ジターシャリーブチルなどが挙げられる。
硬化触媒として用いられる脂肪酸アゾ化合物の具体例と
しては、アゾビスイソブチロニトリルなどが挙げられ
る。ヒドロシリル化反応の触媒として使用し得るものの
具体例としては、塩化白金酸およびその塩、白金−不飽
和基含有シロキサンコンプレックス、ビニルシロキサン
と白金とのコンプレックス、白金と1,3−ジビニルテ
トラメチルジシロキサンとのコンプレックス、トリオル
ガノホスフィンあるいはホスファイトと白金とのコンプ
レックス、アセチルアセテート白金キレート、環状ジエ
ンと白金とのコンプレックスなどの公知のものが挙げら
れる。
【0025】また、機能領域部分20aの基材中には、
必要に応じて、通常のシリカ粉、コロイダルシリカ、エ
アロゲルシリカ、アルミナなどの無機充填材を含有させ
ることができる。このような無機充填材を含有させるこ
とにより、異方導電性シート10を得るための成形材料
のチクソトロピー性が確保され、その粘度が高くなり、
しかも、導電性粒子の分散安定性が向上すると共に、高
い強度を有する異方導電性シート10が得られる。この
ような無機充填材の使用量は、特に限定されるものでは
ないが、多量に使用すると、磁場による導電性粒子の配
向を十分に達成することができなくなるため、好ましく
ない。
【0026】機能領域部分20aの基材中に含有される
導電性粒子としては、磁場を作用させることによって容
易に機能領域部分20aの厚み方向に並ぶよう配向させ
ることができる観点から、磁性を示す導電性粒子を用い
ることが好ましい。このような導電性粒子の具体例とし
ては、ニッケル、鉄、コバルトなどの磁性を示す金属の
粒子若しくはこれらの合金の粒子またはこれらの金属を
含有する粒子、またはこれらの粒子を芯粒子とし、当該
芯粒子の表面に金、銀、パラジウム、ロジウムなどの導
電性の良好な金属のメッキを施したもの、あるいは非磁
性金属粒子若しくはガラスビーズなどの無機物質粒子ま
たはポリマー粒子を芯粒子とし、当該芯粒子の表面に、
ニッケル、コバルトなどの導電性磁性体のメッキを施し
たもの、あるいは芯粒子に、導電性磁性体および導電性
の良好な金属の両方を被覆したものなどが挙げられる。
これらの中では、ニッケル粒子を芯粒子とし、その表面
に金などの導電性の良好な金属のメッキを施したものを
用いることが好ましい。芯粒子の表面に導電性金属を被
覆する手段としては、特に限定されるものではないが、
例えば化学メッキまたは電解メッキにより行うことがで
きる。
【0027】導電性粒子として、芯粒子の表面に導電性
金属が被覆されてなるものを用いる場合には、良好な導
電性が得られる観点から、粒子表面における導電性金属
の被覆率(芯粒子の表面積に対する導電性金属の被覆面
積の割合)が40%以上であることが好ましく、更に好
ましくは45%以上、特に好ましくは47〜95%であ
る。また、導電性金属の被覆量は、芯粒子の0.5〜5
0質量%であることが好ましく、より好ましくは1〜3
0質量%、更に好ましくは3〜25質量%、特に好まし
くは4〜20質量%である。被覆される導電性金属が金
である場合には、その被覆量は、芯粒子の2.5〜30
質量%であることが好ましく、より好ましくは3〜20
質量%、更に好ましくは3.5〜15質量%、特に好ま
しくは4〜10質量%である。また、被覆される導電性
金属が銀である場合には、その被覆量は、芯粒子の3〜
50質量%であることが好ましく、より好ましくは4〜
40質量%、更に好ましくは5〜30質量%、特に好ま
しくは6〜20質量%である。
【0028】また、導電性粒子の粒子径は、1〜100
0μmであることが好ましく、より好ましくは2〜50
0μm、更に好ましくは5〜300μm、特に好ましく
は10〜200μmである。また、導電性粒子の粒子径
分布(Dw/Dn)は、1〜10であることが好まし
く、より好ましくは1.01〜7、更に好ましくは1.
05〜5、特に好ましくは1.1〜4である。このよう
な条件を満足する導電性粒子を用いることにより、得ら
れる機能領域部分20aは、加圧変形が容易なものとな
り、また、当該導電性粒子間に十分な電気的接触が得ら
れる。また、導電性粒子の形状は、特に限定されるもの
ではないが、高分子物質形成材料中に容易に分散させる
ことができる点で、球状のもの、星形状のものあるいは
これらが凝集した2次粒子による塊状のものであること
が好ましい。
【0029】また、導電性粒子の含水率は、5%以下で
あることが好ましく、より好ましくは3%以下、更に好
ましくは2%以下、特に好ましくは1%以下である。こ
のような条件を満足する導電性粒子を用いることによ
り、高分子物質形成材料を硬化処理する際に気泡が生ず
ることが防止または抑制される。
【0030】また、導電性粒子として、その表面がシラ
ンカップリング剤などのカップリング剤で処理されたも
のを適宜用いることができる。導電性粒子の表面がカッ
プリング剤で処理されることにより、当該導電性粒子と
弾性高分子物質との接着性が高くなり、その結果、得ら
れる機能領域部分20aは、繰り返しの使用における耐
久性が高いものとなる。カップリング剤の使用量は、導
電性粒子の導電性に影響を与えない範囲で適宜選択され
るが、導電性粒子表面におけるカップリング剤の被覆率
(導電性芯粒子の表面積に対するカップリング剤の被覆
面積の割合)が5%以上となる量であることが好まし
く、より好ましくは上記被覆率が7〜100%、更に好
ましくは10〜100%、特に好ましくは20〜100
%となる量である。
【0031】このような異方導電性シート10の異方導
電性シート本体20は、例えば次のようにして製造する
ことができる。図4は、本発明の異方導電性シートの異
方導電性シート本体を製造するために用いられる金型の
一例における構成を示す説明用断面図である。この例の
金型は、上型60およびこれと対となる下型65が、枠
状スペーサー64を介して互いに対向するよう配置され
て構成され、上型60の下面と下型65の上面との間に
成形空間が形成されている。この枠状スペーサー64
は、形成されるべき異方導電性シート本体20における
機能領域部分20aの上面と周辺領域部分20bの上面
とが段差Gをもって連続するよう、厚みがd3の枠状ス
ペーサー本体64aと、厚みがd4の枠状スペーサー本
体64bとを組み合わせ、重ねて使用される。上型60
においては、強磁性体基板61の下面に、目的とする異
方導電性シート本体20の導電路形成部21の配置パタ
ーンに対掌なパターンに従って強磁性体層62が形成さ
れ、この強磁性体層62以外の個所には、当該強磁性体
層62と同等の厚みを有する非磁性体層63が形成され
ている。一方、下型65においては、強磁性体基板66
の上面に、目的とする異方導電性シート本体20の導電
路形成部21の配置パターンと同一のパターンに従って
強磁性体層67が形成され、この強磁性体層67以外の
個所には、当該強磁性体層67の厚みより大きい厚みを
有する非磁性体層68が形成されている。
【0032】上型60および下型65の各々における強
磁性体基板61,66を構成する材料としては、鉄、鉄
−ニッケル合金、鉄−コバルト合金、ニッケル、コバル
トなどの強磁性金属を用いることができる。この強磁性
体基板61,66は、その厚みが0.1〜50mmであ
ることが好ましく、表面が平滑で、化学的に脱脂処理さ
れ、また、機械的に研磨処理されたものであることが好
ましい。
【0033】また、上型60および下型65の各々にお
ける強磁性体層62,67を構成する材料としては、
鉄、鉄−ニッケル合金、鉄−コバルト合金、ニッケル、
コバルトなどの強磁性金属を用いることができ、なかで
も、強磁場を発生する鉄、鉄−ニッケル合金、鉄−コバ
ルト合金を用いることが好ましい。また、この強磁性体
層62,67は、その厚みが10μm以上であることが
好ましい。
【0034】また、上型60および下型65の各々にお
ける非磁性体層63,68を構成する材料としては、銅
などの非磁性金属、耐熱性を有する高分子物質などを用
いることができるが、フォトリソグラフィーの手法によ
り容易に非磁性体層63,68を形成することができる
点で、放射線によって硬化された高分子物質を用いるこ
とが好ましく、その材料としては、例えばアクリル系の
ドライフィルムレジスト、エポキシ系の液状レジスト、
ポリイミド系の液状レジストなどのフォトレジストを用
いることができる。また、非磁性体層63,68の厚み
は、強磁性体層62,67の厚み、目的とする異方導電
性シート本体20の導電路形成部21の突出高さに応じ
て設定される。
【0035】そして、上記の金型を用い、次のようにし
て異方導電性シート本体20が製造される。先ず、高分
子物質形成材料中に、磁性を示す導電性粒子が分散され
てなる流動性の高分子物質材料を調製し、図5に示すよ
うに、この高分子物質材料を金型の成形空間内に注入し
て高分子物質材料層20Hを形成する。次いで、上型6
0における強磁性体基板61の上面および下型65にお
ける強磁性体基板66の下面に、例えば一対の電磁石を
配置し、当該電磁石を作動させることにより、強度分布
を有する平行磁場、すなわち上型60の強磁性体層62
とこれに対応する下型65の強磁性体層67との間にお
いて大きい強度を有する平行磁場を高分子物質材料層2
0Hの厚み方向に作用させる。その結果、高分子物質材
料層20Hにおいては、図6に示すように、当該高分子
物質材料層20H中に分散されている導電性粒子が、上
型60の強磁性体層62とこれに対応する下型65の強
磁性体層67との間に位置する導電路形成部となるべき
部分21Hに集合すると共に、厚み方向に並ぶよう配向
する。
【0036】そして、この状態において、高分子物質材
料層20Hを硬化処理することにより、上型60の強磁
性体層62とこれに対応する下型65の強磁性体層67
との間に配置された、弾性高分子物質中に導電性粒子が
密に充填された導電路形成部21と、導電性粒子が全く
あるいは殆ど存在しない弾性高分子物質よりなる絶縁部
22とを有する機能領域部分20aが形成され、また、
この機能領域部分22aの周囲に当該機能領域部分22
aの絶縁部22を構成する弾性高分子物質と同質の高分
子物質よりなる周辺領域部分20bが形成されることに
より、異方導電性シート本体20が製造される。
【0037】以上において、高分子物質材料層20Hの
硬化処理は、平行磁場を作用させたままの状態で行うこ
ともできるが、平行磁場の作用を停止させた後に行うこ
ともできる。高分子物質材料層20Hに作用される平行
磁場の強度は、形成されるべき機能領域部分20aの厚
みd2が十分に大きいものとされるので、導電性粒子を
厚み方向に並ぶように配向するには、製造上支障がでな
い範囲内で大きいことが好ましい。従って、平行磁場の
強度は、例えば10000ガウス以上となる大きさが好
ましく、更に20000〜30000ガウスとなる大き
さが好ましい。また、高分子物質材料層20Hに平行磁
場を作用させる手段としては、電磁石の代わりに永久磁
石を用いることもできる。永久磁石としては、上記の範
囲の平行磁場の強度が得られる点で、アルニコ(Fe−
Al−Ni−Co系合金)、フェライトなどよりなるも
のが好ましい。高分子物質材料層20Hの硬化処理は、
使用される材料によって適宜選定されるが、通常、加熱
処理によって行われる。具体的な加熱温度および加熱時
間は、高分子物質材料層20Hを構成する高分子物質材
料の種類、導電性粒子の移動に要する時間などを考慮し
て適宜選定される。
【0038】異方導電性シート10はコネクターとし
て、次のように、被検査回路装置1の被検査電極2と、
接続用回路基板5の上面において、当該被検査電極2の
パターンに対応するパターンに従って形成された接続用
電極6との電気的な接続に供される。接続用回路基板5
の上面に、異方導電性シート10を、その導電路形成部
21の下面が対応する当該接続用回路基板5の接続用電
極6上に位置するよう配置して固定する。すなわち、異
方導電性シート10を構成する支持部材30の貫通孔3
2を、接続用回路基板5の貫通孔8を貫通するガイドピ
ン40が貫通することにより、当該異方導電性シート1
0を接続用回路基板5の上面上に固定する。
【0039】この異方導電性シート10の上面上に、被
検査電極2が露出された状態で、その周縁部の下面に係
合するキャリアー50の保持爪51により保持されて搬
送される、検査装置に電気的に接続されるべき被検査回
路装置1を、その被検査電極2が対応する導電路形成部
21上に位置するよう配置する。このとき、異方導電性
シート10の機能領域部分20aの上面と周辺領域部分
20bの上面とが段差Gをもって連続していることによ
り、当該周辺領域部分20bの上面と、これに対応する
被検査回路装置1との間には、進入用スペースSが形成
され、この進入用スペースSにキャリアー50の保持爪
51が進入する。
【0040】そして、その状態を維持したまま、キャリ
アー50から外した被検査回路装置1を接続用回路基板
5に対して下方に押圧することによって、異方導電性シ
ート10の導電路形成部21は、その上面が被検査電極
2と電気的に接続されると共に、その下面が接続用電極
6と電気的に接続されることとなり、その結果、当該導
電路形成部21を介して、被検査電極2と接続用電極6
との電気的接続が達成され、この状態で被検査回路装置
1の所要の電気的検査が実施される。
【0041】以上のような構成の異方導電性シート10
によれば、機能領域部分20aは、その厚みが周辺領域
部分20bの厚みより大きく、しかもその上面が周辺領
域部分20bの上面より突出しているので、当該機能領
域部分20aの上面と周辺領域部分20bの上面とが段
差Gをもって連続することとなり、これにより、電気的
に接続されるべき被検査回路装置1と周辺領域部分20
bの上面との間にキャリアー50の保持爪51が進入す
る進入用スペースSが形成され、結局、当該キャリアー
50の保持爪51と当該異方導電性シート10とが接触
して干渉することが回避される結果、被検査回路装置1
を所定の位置に配置することができて当該被検査回路装
置1との確実な電気的接続を容易に達成することができ
る。
【0042】各導電路形成部21のアスペクト比Aが
1.5より大きく8以下となる大きさとされていること
により、機能領域部分20aの厚みを確保しながら、解
像度を大きくすることができると共に、当該導電路形成
部21の電気的導通性を良好なものとすることができ
る。また、比率Bが1以上3以下となる大きさとされて
いることにより、機能領域部分20aの厚みを確保しな
がら、隣接する導電路形成部21間の絶縁性を確保する
ことができると共に、解像度を大きなものとすることが
できる。更に、比率Cが1より大きく5以下となる大き
さとされていることにより、段差Gの大きさd4を十分
に大きいものとすることができ、これにより、異方導電
性シート10の上面上に配置される被検査回路装置1の
下面と異方導電性シート10の周辺領域部分20bの上
面との間に形成される進入用スペースSを十分に大きい
ものとすることができる。また更に、段差Gの大きさd
4が0.1mm以上であることにより、電気的に接続さ
れるべき被検査回路装置1が異方導電性シート10の上
面上に配置されるときに形成される進入用スペースSを
十分に大きくすることができる。
【0043】以上、本発明の好ましい実施の形態につい
て説明したが、本発明においては種々の変更を加えるこ
とが可能である。例えば、前述の異方導電性シート10
においては、機能領域部分20aは、その厚み方向に伸
びる複数の導電路形成部21が各々絶縁部22によって
相互に絶縁された状態で配置されてなる、いわゆる偏在
型のものであるが、本発明においては、機能領域部分
は、弾性高分子物質よりなる基材全体にわたって導電性
粒子が含有されてなる、いわゆる非偏在型のものであっ
てもよい。また、前述の異方導電性シート10において
は、導電路形成部21の下面が絶縁部22の下面より突
出した状態で形成されているが、本発明においては、導
電路形成部の下面は絶縁部の下面と同一レベルに位置さ
れていてもよい。更に、前述の異方導電性シート10に
おいては、導電路形成部21の上面が絶縁部22の上面
と同一レベルに位置されているが、本発明においては、
導電路形成部の上面が絶縁部の上面より突出した状態で
形成されていてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の異方導電
性シートによれば、機能領域部分は、その厚みが周辺領
域部分の厚みより大きく、しかもその上面が周辺領域部
分の上面より突出しているので、当該機能領域部分の上
面と周辺領域部分の上面とが段差をもって連続すること
となり、これにより、電気的に接続されるべき対象物と
周辺領域部分の上面との間にキャリアーの先端部分が進
入するスペースが形成され、結局、当該キャリアーの先
端部分と当該異方導電性シートとが接触して干渉するこ
とが回避される結果、対象物を所定の位置に配置するこ
とができて当該対象物との確実な電気的接続を容易に達
成することができる。また、本発明のコネクターによれ
ば、上記の異方導電性シートを有してなるので、電気的
に接続されるべき対象物との確実な電気的接続状態を容
易に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異方導電性シートの一例における全体
の構成を示す説明用平面図である。
【図2】本発明の異方導電性シートの電気的接続状態を
模式的に示す説明用断面図である。
【図3】異方導電性シート本体における各部の比率を示
すための説明用断面図である。
【図4】本発明の異方導電性シートの異方導電性シート
本体を製造するために用いられる金型の一例における構
成を示す説明用断面図である。
【図5】図4に示す金型内に、高分子物質材料層が形成
された状態を示す説明用断面図である。
【図6】高分子物質材料層中の導電性粒子が当該高分子
物質材料層における導電路形成部となる部分に集合した
状態を示す説明用断面図である。
【符号の説明】
1 被検査回路装置 2 被検査電極 5 接続用回路基板 6 接続用電極 7 絶縁性保護膜 8 貫通孔 10 異方導電性シート 20 異方導電性シート本体 20a 機能領域部分 20b 周辺領域部分 20H 高分子物質材料層 21 導電路形成部 21H 導電路形成部となるべき部分 22 絶縁部 30 支持部材 31 開口 32 貫通孔 40 ガイドピン 50 キャリアー 51 保持爪 60 上型 61 強磁性体基板 62 強磁性体層 63 非磁性体層 64 枠状スペーサー 64a,64b 枠状スペーサー本体 65 下型 66 強磁性体基板 67 強磁性体層 68 非磁性体層 G 段差 S 進入用スペース

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚み方向に導電性を示す異方導電性の機
    能領域部分と、この機能領域部分の周囲に位置する絶縁
    性の周辺領域部分とよりなり、 前記機能領域部分の厚みが周辺領域部分の厚みより大き
    く、当該機能領域部分の上面が周辺領域部分の上面より
    突出していることを特徴とする異方導電性シート。
  2. 【請求項2】 機能領域部分は、厚み方向に伸びる複数
    の導電路形成部が各々絶縁部によって相互に絶縁された
    状態で配置されてなることを特徴とする請求項1に記載
    の異方導電性シート。
  3. 【請求項3】 各導電路形成部の最大径に対する当該導
    電路形成部の厚みの比率Aの大きさが1.5より大きく
    8以下であることを特徴とする請求項2に記載の異方導
    電性シート。
  4. 【請求項4】 導電路形成部の配置ピッチの最小値に対
    する当該導電路形成部の厚みの比率Bの大きさが1以上
    3以下であることを特徴とする請求項2または請求項3
    に記載の異方導電性シート。
  5. 【請求項5】 周辺領域部分の厚みに対する機能領域部
    分の厚みの比率Cの大きさが1より大きく5以下である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載
    の異方導電性シート。
  6. 【請求項6】 機能領域部分の上面と周辺領域部分の上
    面とが段差をもって連続し、この段差の大きさが0.1
    mm以上であることを特徴とする請求項1〜請求項5の
    いずれかに記載の異方導電性シート。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    異方導電性シートからなることを特徴とするコネクタ
    ー。
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