JP2001207673A - パレット,駆動装置,及び車止め装置 - Google Patents

パレット,駆動装置,及び車止め装置

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JP2001207673A
JP2001207673A JP2000016845A JP2000016845A JP2001207673A JP 2001207673 A JP2001207673 A JP 2001207673A JP 2000016845 A JP2000016845 A JP 2000016845A JP 2000016845 A JP2000016845 A JP 2000016845A JP 2001207673 A JP2001207673 A JP 2001207673A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スムーズに昇降する車受け部を有するパレッ
ト,設置スペースが小さい駆動装置,及び,車止め装置
を、提供する。 【解決手段】 パレット1の開口部分に車受け部2を嵌
合させた。この車受け部2は、そのガイドシュー23を
開口部分の壁面に当接させた状態で昇降可能である。ま
た、車受け部2を上方へ押圧可能な駆動装置3を、機械
式駐車場の乗降室内に設けた。この駆動装置3は、昇降
部34の各ローラ343により車受け部2を支持するた
め、車受け部2に車両の進行方向の力が加わった場合に
も、駆動装置3に無理な力がかからない。また、駆動装
置3の昇降部34を昇降させる機構としてラックアンド
ピニオンを用いて、当該駆動装置3を小型化している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式駐車場にお
いて用いられ、車両の車輪を載置させる車受け部を有す
るパレット,このパレットの車受け部を駆動する駆動装
置,及び,これらパレットと駆動装置とを備えた車止め
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、機械式駐車場は、入庫乗降室,出
庫乗降室,及び車両を格納する駐車室を、備えている。
運転者によって入庫乗降室に乗り入れられた車両は、駐
車室へ搬送されて格納される。この駐車室に格納された
車両は、出庫の際、出庫乗降室へ搬送される。そして、
出庫乗降室に待機していた運転者は、搬送されてきた車
両に乗り込み、この車両を運転して出庫乗降室から退出
する。
【0003】なお、いわゆるパレット式の機械式駐車場
では、入庫乗降室から駐車室への車両の搬送,及び,駐
車室から出庫乗降室への車両の搬送の際に、パレットが
利用される。即ち、車両は、パレット上に搭載された状
態でこのパレットごと搬送されるのである。
【0004】このような駐車場では、運転者が、車両を
運転して入庫乗降室内のパレット上の所定位置に停止さ
せることにより、当該車両をパレット上に搭載する。そ
して、運転者が降車した後、車両は、パレット上に搭載
された状態で駐車室へ搬送され、格納される。出庫の際
には、駐車室に格納された車両は、パレット上に搭載さ
れた状態で出庫乗降室へ搬送される。そして、運転者
は、搬送されてきた車両に乗り込み、この車両を運転し
て出庫乗降室内のパレット上から移動させることによ
り、当該出庫乗降室外へ退出する。
【0005】図10は、従来の車止め装置を示す一部断
面図であり、以下、この図を参照して従来の車止め装置
について説明する。この種の駐車場に用いられるパレッ
ト7は、該パレット7上の所定位置に車両を固定させる
一対の車受け部8,8を、有する。また、入庫乗降室及
び出庫乗降室には、このパレット7の各車受け部8,8
を昇降させる駆動装置9が、夫々設けられている。そし
て、このパレット7及びその各車受け部8,8,並びに
駆動装置9が、車止め装置を構成している。
【0006】パレット7は、車両を搭載可能な略矩形板
状に、形成されている。なお、このパレット7は、相平
行な上板7a及び下板7bを有しており、所定の厚さに
形成されている。また、このパレット7上の所定の位置
に車両を搭載させた場合に、当該パレット7上における
車両の両前輪W,Wに対応する位置には、一対の開口7
1,71が夫々形成されている。なお、図10には、こ
れら両開口71,71のうちの一方のみが示されてい
る。
【0007】このパレット7の上板7aの下面における
開口71の周辺には、複数の枠体72が夫々設けられて
いる。また、これら枠体72の下面には、開口71を塞
ぐように配置された支持板73が固定されている。な
お、支持板73には、車受け部8の上下動を案内する複
数のガイド部Gが設けられている。
【0008】車受け部8は、支持板73の上側に配置さ
れた車受け板81,支持板73の下側に配置された被駆
動板82,及び,これら車受け板81と被駆動板82と
を連結する複数の軸体83を、有している。なお、これ
ら各軸体83は、各ガイド部Gに夫々嵌合している。そ
して、車受け板81と被駆動板82とは、各軸体83に
よって互いに平行に連結されている。
【0009】そして、この車受け部8は、その被駆動板
82上面の縁辺近傍において、パレット7の上板7a下
面に取り付けられた複数のコイルスプリング74によ
り、下方へ付勢されている。なお、図10に示されるよ
うに、車受け部8は、その車受け板81の下面から下方
へ突出した複数の脚体81aにおいて、支持板73の上
面に接している。
【0010】駆動装置9は、モータ91,このモータ9
1の出力軸にカップリングにより連結された減速機9
2,及び,この減速機92の図示せぬ出力軸の回転運動
を上下運動に変換するボールジャッキ93を、有する。
このボールジャッキ93は、減速機92を介してモータ
91により駆動され、該モータ91の回転方向に応じて
その駆動ヘッド94を上下動させる。
【0011】なお、駆動装置9は、パレット7の各車受
け部8に夫々対応させて一対設けられている。即ち、こ
れら各駆動装置9,9は、乗降室内の所定位置に搬送さ
れたパレット7の各車受け部8,8の下方に夫々配置さ
れている。なお、各駆動装置9,9の駆動ヘッド94
は、各車受け部8,8の被駆動板82の直下に配置され
ている。
【0012】そして、駆動装置9のモータ91が所定の
回転方向に回転すると、減速機92は、このモータ91
により駆動されてボールジャッキ93を駆動し、駆動ヘ
ッド94を上方へ移動させる。
【0013】すると、駆動ヘッド94は、車受け部8の
被駆動板82に突き当たり、この被駆動板82を上方へ
押すことになる。この車受け部8は、その軸体83がガ
イド部Gに案内されることによって、上方へ移動してゆ
く。なお、モータ91は、車受け板81の上面がパレッ
ト7の上板7a上面と面一になるように当該車受け部8
を移動させたところで停止する。この状態における車受
け部8の位置を上昇位置という。
【0014】また、車受け部8が上昇位置にある場合
に、駆動装置9のモータ91が、上記所定の回転方向と
は反対の方向へ回転すると、減速機92は、このモータ
91により駆動されてボールジャッキ93を駆動し、駆
動ヘッド94を下方へ移動させる。すると、車受け部8
は、コイルスプリング74により下方へ付勢されている
ので、駆動ヘッド94に追随して下方へ移動してゆき、
図10に示される状態に復帰する。このような状態にお
ける車受け部8の位置を車止め位置という。
【0015】即ち、乗降室(入庫乗降室及び出庫乗降
室)内に配置された各駆動装置9,9は、夫々、パレッ
ト7の各車受け部8,8を上昇位置又は下降位置に移動
させることができる。さらに、入庫乗降室に配置された
各駆動装置9,9は、夫々、各車受け部8を、下降位置
よりも高く上昇位置よりも低い中間位置に移動させるこ
ともできる。
【0016】そして、入庫乗降室に搬送されたパレット
7の各車受け部8,8は、各駆動装置9,9により夫々
中間位置に設定される。運転者は、これら両車受け部
8,8に車両の両前輪W,Wを落とし込むことにより、
当該車両をパレット7上に位置決めすることができる。
運転者の降車後、入庫乗降室の各駆動装置9,9は、各
車受け部8,8を夫々車止め位置へ移動させることによ
り、パレット7上に車両を確実に固定する。この状態で
パレット7は、駐車室へ搬送されて格納される。
【0017】出庫の際には、駐車室内に格納された車両
は、パレット7上に固定された状態で、出庫乗降室へ搬
送されてくる。この出庫乗降室に配置された各駆動装置
9,9は、搬送されたパレット7の各車受け部8,8を
上昇位置へ移動させる。この状態で各車受け部8,8の
車受け板81上面はパレット7の上板7a上面と面一に
なっているので、運転者は、何物にも妨げられることな
く、車両を走行させてパレット7上から退出させること
ができるのである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術による
車止め装置では、各車受け部8,8を昇降させる各駆動
装置9,9にボールジャッキ93が使用されている。そ
して、各駆動装置9,9は、そのボールジャッキ93の
駆動ヘッド94を、各車受け部8,8の被駆動板82下
面における所定の位置に夫々突き当てることにより、こ
れら各車受け部8,8を昇降させている。
【0019】但し、車両の各前輪W,Wは、各車受け部
8,8の車受け板81上における所定の位置に配置され
るとは限らない。即ち、車両の種類やパレット7への進
入のしかたに応じて、当該車両の各前輪W,Wは、各車
受け部8,8の車受け板81上の様々な部分に位置する
ことになる。
【0020】このため、前輪Wが、車受け板81上の中
心から離れた位置に偏って位置してしまうと、車受け部
8の昇降の際にいわゆるコゼが発生してしまうことがあ
る。即ち、前輪Wの位置によっては、当該車受け部8
は、スムーズに昇降できなくなるばかりか昇降不能とな
ることもある。
【0021】また、ボールジャッキ93には、回転運動
を直線運動に変換する機構としてボールネジが用いられ
ているために、その動力伝達効率は、ギアやチェーンの
動力伝達効率に比べて低くなっている。このように低い
動力伝達効率を補うためには、大容量のモータ91が必
要になる。従って、モータ91の設置スペースも大きく
なってしまう。
【0022】なお、駆動装置9は、乗降室の床面下に配
置されるため、その設置スペースが限られていることが
多い。このため、駆動装置9の小型化が要請されてい
る。しかしながら、ボールジャッキ93を駆動するモー
タ91は大型であり、さらに、ボールジャッキ93の設
置のためには高さ方向に大きなスペースが必要とされる
ため、駆動装置9の小型化は困難である。
【0023】そこで、スムーズに昇降する車受け部を有
するパレット,前記パレットの車受け部をスムーズに昇
降させることができる駆動装置,及び,該駆動装置を備
えた車止め装置を提供することを、本発明の課題とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下のような構成を採用した。
【0025】即ち、本発明によるパレットは、車両を搭
載させる搭載面を有するパレットであって、上方及び下
方に開口して上記車両の車輪の一部を格納可能な開口部
分が形成され、該開口部分に嵌合して前記搭載面と面一
になることができるように形成された上面を有する車受
け板,この車受け板を前記搭載面に対して垂直に移動可
能に案内する案内部,及び前記車受け板の下方における
該車受け板の縁辺近傍に設けられた被駆動部を有し、こ
れら各被駆動部が上方へ押された場合に、前記車受け板
の上面が前記搭載面と面一になる上昇位置をとり、この
上昇位置に設定された状態において前記各被駆動部にか
かった上方への力が除去された場合に、下方へ移動する
車受け部と、前記車受け部の各被駆動部に上方への力が
かかっていない場合に、当該車受け部をその上昇位置よ
りも下方の所定の下降位置に位置決めして支持する支持
部とを、備えたことを特徴とする。
【0026】このように構成されると、車受け部は、そ
の案内部により案内されて上下方向に滑らかに移動する
ことができる。そして、車受け部の車受け板上における
任意の位置に車両の車輪が載置された場合にも、車受け
部は、その車受け板の縁辺近傍に設けられた各被駆動部
が夫々上方へ押されることにより、スムーズに昇降す
る。
【0027】なお、この車受け部における案内部は、パ
レットの開口部分の壁面に対して滑らかに摺動可能な樹
脂製その他のガイドシューであってもよく、直動ベアリ
ング等であってもよい。また、車受け板が矩形板状であ
る場合、その各被駆動部は、前記車受け板の四隅近傍に
対応させて4つ設けられていてもよい。さらに、該被駆
動部は、車受け板の下側に設けられた被駆動板であって
もよい。また、前記支持部は、その上面に前記車受け部
の下部を当接させることにより当該車受け部を支持する
支持板であってもよい。
【0028】さらに、前記車受け部は、車両の一対の前
輪に夫々対応させて一対設けられてもよく、車両の一対
の後輪に夫々対応させて一対設けられてもよい。また、
前記車受け部は、車両における一対の車輪をともに載置
する車受け板を有していてもよい。
【0029】本発明による駆動装置は、機械式駐車場の
乗降室内に設けられ、前記パレットが前記乗降室内の所
定の位置に搬送された場合に、当該パレットの前記車受
け部の前記各被駆動部に夫々当接可能な当接部を有し、
前記パレットの搭載面に対して垂直な方向に移動可能な
昇降部と、前記昇降部を、前記パレットの下方における
所定の下降位置,又は,その前記各当接部が前記パレッ
トにおける前記車受け部の前記各被駆動部に当接した状
態で当該車受け部をその上昇位置に設定する上昇位置
に、移動させる昇降機構とを、備えたことを特徴とす
る。
【0030】なお、この昇降部の各当接部は、従動的に
回転可能なローラであってもよい。これら各ローラは、
その回転軸を、前記パレット上における車両の進行方
向,及び,当該昇降部の移動方向に垂直に向けて、軸支
されていてもよい。
【0031】また、前記昇降部は、長手方向を前記パレ
ットの搭載面に対して垂直な方向に向けて配置されたレ
ール,及び,長手方向を前記パレットの搭載面に対して
垂直な方向に向けて配置されたラックを、さらに有し、
前記昇降機構は、前記昇降部の前記レールが、前記乗降
室内に固定的に設けられた直動ガイド部に対して嵌合し
た状態で、この昇降部の前記ラックに噛合して回転する
ことにより、該ラックの長手方向に当該昇降部を移動さ
せるピニオンを有していてもよい。
【0032】さらに、前記駆動装置は、車両の入庫の際
に、前記パレットの前記車受け部を、その上昇位置より
も低くかつその下降位置よりも高い所定の中間位置に設
定するように、前記昇降部を移動させ、この車受け部が
その中間位置に設定された状態で、車両がその車輪を当
該車受け部の前記車受け板上に載置させて前記パレット
上に搭載されると、前記昇降部を前記下降位置へ移動さ
せることにより前記パレットの前記車受け部をその下降
位置に移動させ、車両の出庫の際に、前記昇降部を前記
上昇位置へ移動させることにより前記パレットの前記車
受け部をその上昇位置に移動させる制御部を、備えてい
てもよい。
【0033】また、本発明による車止め装置は、前記の
パレット及び駆動装置を備えたことを特徴とする。な
お、乗降室は、入庫処理を行う入庫乗降室,及び出庫処
理を行う出庫乗降室であってもよく、入出庫兼用の入出
庫乗降室でもよい
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。本実施形態による車止め装置は、パ
レット1,このパレット1に設けられた一対の車受け部
2,2,及び,機械式駐車場の入庫乗降室及び出庫乗降
室に設置されてパレット1の各車受け部2,2を夫々昇
降させる一対の駆動装置3,3を、備えている。
【0035】まず、パレット1及びその各車受け部2,
2について説明する。図1は、パレット1の平面図であ
る。この図1に示されるように、パレット1は矩形板状
に形成されている。なお、このパレット1は、搭載対象
となる車両よりも広い矩形板状に形成されている。そし
て、このパレット1の上面が、車両を搭載する搭載面に
なっている。
【0036】また、このパレット1は、車両の各前輪
W,Wを夫々載置させて固定する一対の車受け部2,2
を、有する。後述するように、これら各車受け部2,2
は、パレット1に形成された矩形状の開口部分に嵌合さ
れている。これら各車受け部2,2は、パレット1にお
ける長手方向を向いた中心軸に関して相対称に、かつ、
パレット1の両短辺のうちの車両の進行方向側(図1に
おける左側)の短辺に近接した位置に、夫々配置されて
いる。
【0037】図1には、これら各車受け部2,2におけ
る矩形板状の車受け板21,21が示されている。これ
ら各車受け板21,21は、その長手方向をパレット1
の短手方向へ向けて夫々配置されている。このため、パ
レット1上には、様々な車幅の車両を搭載することがで
きる。
【0038】車両は、その進行方向を図1における左方
へ向けるとともにその各前輪W,Wを各車受け部2,2
上に夫々載置させた状態において、このパレット1上に
搭載される。そして、当該機械式駐車場内において、車
両は、このパレット1上に搭載された状態で取り扱われ
る。即ち、車両は、パレット1ごと、入庫乗降室から駐
車室へ搬送されて格納されるとともに、出庫の際には駐
車室から出庫乗降室へ搬送されるのである。
【0039】図2及び図3は、車受け部2の断面図を示
している。なお、図2は、図1におけるII‐II線に
沿った断面図であり、図3は、図2におけるIII−I
II線に沿った断面図になっている。また、図4は、こ
の車受け部2をパレット1の下面側から見た図である。
なお、両車受け部2,2は同一構成であり、図2乃至図
4には、これら両車受け部2,2のうちの一方の車受け
部2のみが示されている。
【0040】これらの図に示されるように、パレット1
には、互いに平行に対向した一対の枠体11,11,及
び相平行に対向した一対の側壁12,12に囲まれた矩
形状の開口部分が形成されている。そして、車受け部2
は、パレット1の開口部分にスライド可能に嵌合してい
る。
【0041】この車受け部2は、車受け板21,リブ2
2,複数のガイドシュー23,及び複数の被駆動板24
を、有している。リブ22は、その中心軸方向に関して
扁平な矩形筒状の部材であり、車受け板21の下面にお
ける縁辺よりも内側の矩形状の領域を取り囲むように、
この車受け板21に対して固定されている。なお、この
リブ22における4つの短冊状の側面は、夫々、車受け
板21に対して垂直になっている。
【0042】そして、このリブ22における各側面に
は、各一対のガイドシュー23,23がネジ止め固定さ
れている。即ち、このリブ22には、合計8つのガイド
シュー23が外方へ向くように夫々固定されている。こ
れら各ガイドシュー23は、略直方体状に形成された樹
脂製の部材であり、その外側面が車受け板21の縁辺よ
りも僅かに外方へ突出している。そして、これら各ガイ
ドシュー23は、その外側面において各枠体11,1
1,及び各側壁12,12に対して当接し、滑らかに摺
動することができる。
【0043】また、各枠体11,11の下面には、各一
対の支持板13が固定されている。即ち、1つの車受け
部2当たり4つの支持板13が固定されている。図4に
示されるように、これら各支持板13は、矩形板状に形
成されており、パレット1の開口部分に車受け部2が嵌
合した状態において、この車受け部2の各ガイドシュー
23の下面が当接可能となるように、配置されている。
なお、図2及び図3に示された状態において、各ガイド
シュー23は、夫々、各支持板13に対して間隔をあけ
て対向しているが、この車受け部2が下方へスライドし
た場合に、各ガイドシュー23は、その下面において各
支持板13に対して夫々当接することになる。
【0044】さらに、この車受け部2は、そのリブ22
の下部における四隅に夫々固定された4つの矩形状の被
駆動板24を、有する。後において説明するが、後述す
る駆動装置3は、その4つのローラを夫々各被駆動板2
4に当て付けて、車受け部2を上昇させる。図2及び図
3は、車受け部2が上昇してその車受け板21の上面を
パレット上面と面一にした状態が示されている。この状
態における車受け部2の位置を上昇位置という。
【0045】なお、この車受け部2は、駆動装置3によ
って駆動されていない場合には、自重によって下降した
状態になっている。即ち、この車受け部2は、その各ガ
イドシュー23を支持板13に当接させた状態になって
いる。この状態において、車受け部2は、車両の前輪W
を固定する車止めとして働く。このような車受け部2の
位置を、車止め位置という。図5には、車止め位置に移
動した状態の車受け部2が示されている。
【0046】また、各被駆動板24は、車両が車受け部
2上に停止又は通過する際に、その重心変動により当該
車受け部2が浮き上がらないように、この車受け部2の
縁辺近傍に配置されている。なお、図面では、重量軽減
及び製作の容易さを考え、被駆動板24を複数設けてい
るが、車受け部2全体を一枚の板としてもよい。そし
て、図面では、車受け部2を溶接構造及び樹脂製のガイ
ドシューによりなる構造としてあるが、この車受け部2
は、一体構造の樹脂又は鋼材とすることも可能である。
このように、車受け部2を一体構造とすると、例えば量
産の際等に低コスト化を実現することができる。
【0047】次に、パレット1の各車受け部2を夫々昇
降させる各駆動装置3,3について、説明する。これら
各駆動装置3,3は、機械式駐車場の入庫乗降室及び出
庫乗降室ごとに、一対ずつ設置されている。即ち、入庫
乗降室においてパレット1の各車受け部2,2に夫々対
応させて、一対の駆動装置3,3が設置されている。同
様に、出庫乗降室においてパレット1の各車受け部2,
2に夫々対応させて、一対の駆動装置3,3が設置され
ている。
【0048】図6は、駆動装置3の(一部断面)平面図
である。また、図7は、この駆動装置3の側面図であ
る。なお、この図7には、パレット1の車受け部2近傍
における断面が併せて示されている。また、図8は、図
6におけるVIII−VIII線に沿った断面図であ
る。
【0049】駆動装置3は、ベースフレーム31,モー
タ32,減速機33,及び昇降部34を、有する。ベー
スフレーム31は、床面に対して平行に配置された矩形
板状の平行板311と、この平行板311の一端辺近傍
から垂直に上方へ伸びた矩形板状の垂直板312とが、
互いに一体に固定された形状を有する。即ち、このベー
スフレーム31は、図7及び図8に示されるように、側
面視において略L字状になっている。
【0050】減速機33は、その入力軸をモータ32に
連結させるとともに、ベースフレーム31の平行板31
1上にネジ止め固定されている。この減速機33は、一
対の出力軸を有し、これら各出力軸には一対のピニオン
ギアP,Pが夫々固定されている。なお、この減速機3
3の各出力軸は互いに同軸であり、ベースフレーム31
の平行板311及び垂直板312に対して平行になって
いる。
【0051】昇降部34は、垂直板312に対して平行
に対向配置された略矩形板状の昇降フレーム341,一
対のローラ軸支持部材342,342,複数のローラ3
43,一対のラックR,R,及び,一対のレール34
4,344を、有する。
【0052】各ローラ軸支持部材342,342は、夫
々、図7における左右方向に細長い逆三角形板状に形成
されており、昇降フレーム341の相対向する一対の縁
辺に対して一体に固定されている。なお、これら各ロー
ラ軸支持部材342,342は、夫々、昇降フレーム3
41に対して垂直に、この昇降フレーム341の図7に
おける上部に取り付けられている。
【0053】即ち、これら昇降フレーム341,及び両
ローラ軸支持部材342,342は、図6に示されるよ
うに、平面視において略H字状になっている。また、こ
れら昇降フレーム341,及び両ローラ軸支持部材34
2,342は、図7における上側の部分が面一になって
おり、当該部分に、矩形板状の保護板Tが取り付けられ
ている。
【0054】さらに、各ローラ軸支持部材342,34
2は、夫々、その長手方向における両端部近傍におい
て、各一対のローラ343を軸支している。これら各ロ
ーラ343は、夫々、各ローラ軸支持部材342,34
2の外側に、その回転軸を各ローラ軸支持部材342,
342に対して垂直に向けて、配置されている。また、
これら各ローラ軸支持部材342,342における一方
の端部側(図6における左側)の各ローラ343,34
3の回転軸は、互いに同軸線上の配置になっている。同
様に、各ローラ軸支持部材342,342における他方
の端部(図6における右側)に夫々軸支された各ローラ
343,343の回転軸は、互いに同軸線上の配置にな
っている。なお、これら4つのローラ343は、パレッ
ト1における車受け部2の各被駆動板24に対して、夫
々当接可能になっている。
【0055】また、昇降板341の一方の面(図6にお
ける左側の面)には、一対のラックR,Rが固定されて
いる。これら各ラックR,Rは、その長手方向を保護板
Tに対して垂直に向けて、配置されている。そして、こ
れら各ラックR,Rは、各ピニオンギアP,Pと夫々噛
合可能である。
【0056】さらに、昇降板341の他方の面(図6に
おける右側の面)には、一対のレール344,344が
固定されている。これら各レール344,344は、そ
の長手方向を保護板Tに対して垂直に向けて、配置され
ている。
【0057】また、ベースプレート31における垂直板
312の一方の面(図6における左側の面)には、一対
の直動ガイド部L,Lが固定されている。これら各直動
ガイド部L,Lは、夫々、各一対の直動ベアリングによ
りなる。
【0058】そして、これら各直動ガイド部L,Lは、
昇降部34の各レール344,344をその長手方向に
夫々案内することができる。即ち、昇降部34は、その
ラックR,Rを各ピニオンギアP,Pに夫々噛合させる
とともにその保護板Tをベースフレーム31の平行板3
11に対して平行に向けて配置された状態において、そ
の各レール344,344を各直動ガイド部L,Lに対
して嵌合させている。
【0059】このような状態において、モータ32が減
速機33を回転駆動すると、この減速機33は各ピニオ
ンギアP,Pを夫々回転させる。すると、これら各ピニ
オンギアP,Pは、昇降部34の各ラックR,Rを図8
の上下方向に夫々駆動する。このため、昇降部34は、
その各レール344,344において各直動ガイド部
L,Lによって滑らかに案内されつつ昇降することがで
きる。
【0060】なお、このように、モータ32及び減速機
33による回転運動を直線運動に変換する機構としてラ
ックアンドピニオンが用いられると、その変換効率はボ
ールジャッキに比べて高くなるので、モータ32を小型
化することができる。また、ラックアンドピニオンは、
ボールジャッキに比べて、その動作方向のスペースが小
さくて済む。従って、駆動装置3の設置に要するスペー
スが小さくて済むのである。
【0061】さらに、昇降部34は、一方のローラ軸支
持部材342に対して固定された遮光部材345を、有
する。この遮光部材345は、短冊状平板が図6に示さ
れるように略L字状に折り曲げられて形成されたもので
あり、その一方の端部においてローラ軸支持部材342
に対して固定されている。なお、この遮光部材345の
他方の端部は、ベースフレーム31の垂直板312の図
6における右側の面に対して平行に対向している。
【0062】また、ベースフレーム31の垂直板312
に対して図6の右方に突出するように固定された支持部
材Vには、センサ部Sが固定されている。このセンサ部
Sは、複数の投受光型のセンサを有している。そして、
昇降部34が昇降すると、その遮光部材345はセンサ
部Sにおける各センサの光軸を順次遮ることになる。こ
のため、センサ部Sは、昇降部34の上下方向における
位置を検出することができる。
【0063】なお、駆動装置3は、そのモータ32を制
御する制御部を有している。また、この制御部は、セン
サ部Sに接続されており、該センサ部Sから送信された
信号によって昇降部34の高さを認識しつつモータ32
を回転させて、この昇降部34を、図7に実線で示され
た下降位置,又は図7に二点鎖線で示された上昇位置に
移動させることができる。さらに、入庫乗降室に設置さ
れた各駆動装置3,3における制御部は、昇降部34
を、下降位置よりも高く上昇位置よりも低い所定の中間
位置に移動させることもできる。
【0064】このように構成された駆動装置3は、上記
のように、入庫乗降室及び出庫乗降室内に配置されてい
る。そして、図示せぬ搬送装置によってこれら乗降室内
に搬送されてきたパレット1は、その各車受け部2,2
が各昇降部34,34の直上に位置するように、配置さ
れる。なお、パレット1が乗降室へ搬入される際には、
昇降部34は下降位置をとっている。この状態におい
て、昇降部34は、パレット1の下面よりも低い位置に
退避しているので、パレット1の車受け部2は、図5に
示された車止め位置をとっている。
【0065】そして、駆動装置3が昇降部34を上昇さ
せてゆくと、該昇降部34の各ローラ343は、車受け
部2の各被駆動板24に夫々当接する。引き続き、駆動
装置3が昇降部34を上昇させてゆくと、車受け部2
は、その各被駆動板24において上方へ押圧されるの
で、その各ガイドシュー23を枠体11及び側壁12に
対して当接させるとともにその車受け板21をパレット
1の上面に対して平行に向けた状態で、上昇してゆく。
そして、駆動装置3は、昇降部34を、その上昇位置ま
で移動させたところで停止させる。このとき、パレット
1の車受け部2もその上昇位置に移動した状態で停止し
ている。図7には、このように上昇位置に移動した車受
け部2の状態が示されている。
【0066】以下、図9を併せて参照し、本実施形態の
動作について説明する。まず、図9(a)乃至図9
(d)を参照して、入庫乗降室における動作について説
明する。図9(a)には、入庫乗降室に搬送されてきた
パレット1の初期状態が示されている。図9では各駆動
装置3,3は図示されていないが、初期状態においてそ
の昇降部34は下降位置をとっているので、パレット1
の各車受け部2,2は夫々車止め位置をとっている。こ
の状態において、各車受け部2,2の車受け板21上面
は、パレット1の上面から所定の深さに配置されてい
る。この深さは、車両を固定するために充分な深さに設
定されており、例えば、各車受け部2,2の車受け板2
1上面は、パレット1の上面から40mm程度下側に夫
々位置している。
【0067】そして、入庫乗降室への車両の進入が確認
されると、各駆動装置3,3は、その昇降部34を中間
位置へ移動させる。すると、各車受け部2も夫々中間位
置へ移動する。図9(b)に示されるように、この状態
において、各車受け部2,2の車受け板21上面は、図
9(a)に示される場合よりも浅い位置をとっている。
即ち、各車受け部2,2の車受け板21上面は、運転者
が車止めを認識できる深さに設定されている。例えば、
各車受け部2,2の車受け板21上面は、パレット1の
上面から10〜20mm程度下側に夫々位置している。
【0068】運転者は、入庫乗降室内のパレット1上に
車を移動させ、その各車受け部2,2における車受け板
21上に、各前輪W,Wを夫々落とし込む。この状態
が、図9(c)に示されている。なお、パレット1の上
面とその各車受け板21,21とのギャップは夫々上記
の如く小さく設定されているので、運転者は、車両の各
前輪W,Wを各車受け板21,21上に落とし込む際
に、不快なショックを感じずに済む。しかし、この際、
運転者は、車両の各前輪W,Wを各車受け板21,21
上に落とし込んだことを感じることができるのである。
なお、車両の各前輪W,Wが各車受け板21,21上に
夫々位置した状態において、この車両はパレット1上に
正しく位置決めされたことになる。
【0069】また、このように、車両がその各前輪W,
Wを各車受け部2,2の車受け板21上に落とし込む際
に、これら各車受け部2,2には、その車受け板21を
介して、下向きの力がかかるだけでなく車両の進行方向
(図7及び図9における左右方向)への力がかかる。こ
の際、各車受け部2,2は、その各被駆動板24におい
て各昇降部34,34の各ローラ343上に乗っている
ので、各前輪W,Wによる下向きの力がかかっても上下
方向に関しては変位しない。
【0070】しかし、各車受け部2,2は、車両の各前
輪W,Wによる進行方向の力がかかると、この進行方向
にわずかに変位する。即ち、各昇降部34,34の各ロ
ーラ343は、車受け部2,2に追随して回転変位す
る。このため、各昇降部34,34は、その各ローラ3
43を従動的に回転変位させるのみで、自身は変位しな
いですむ。従って、減速機33,両ピニオンギアP,
P,昇降部34,及び両直動ガイド部L,L等に、無理
な力がかかることがない。
【0071】そして、車両が正しくパレット1上に位置
決めされた後、運転者は、この車両のサイドブレーキを
引いて降車する。降車が確認されると、各駆動装置3,
3はその昇降部34を夫々下降位置へ移動させる。する
と、図9(d)に示されるように、各車受け板2,2は
夫々車止め位置へ移動する。この状態において、車両
は、その前輪Wを車受け板21上に落とし込んだ状態
で、パレット1上に確実に固定される。このパレット1
は、図示せぬ搬送機構により車両を搭載した状態で駐車
室へと搬送され、この駐車室内に格納される。
【0072】次に、図9(e)及び図9(f)を参照し
て、出庫乗降室における動作について説明する。出庫乗
降室に配置された各駆動装置3,3は、予め、その昇降
部34を夫々下降位置に移動させている。この状態にお
いて、車両を搭載したパレット1が出庫乗降室へと搬送
されてくる。図9(e)には、出庫乗降室へ搬送された
パレット1の初期状態が示されている。
【0073】パレット1が出庫乗降室内における所定の
位置に設定されると、各駆動装置3,3は、その昇降部
34を夫々上昇位置に移動させる。すると、パレット1
の各車受け部2,2も夫々上昇位置に移動する。この状
態において、図9(f)に示されるように、各車受け部
2,2の車受け板21の上面は、パレット1の上面と面
一になっている。この状態において、運転者は、車両に
乗り込んで該車両を運転することにより、パレット1か
ら退出して出庫することができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように構成されたパレットによる
と、その車受け部は、その車受け板の縁辺近傍に設けら
れた各被駆動部において夫々駆動されるため、その車受
け板上の何れの位置に車両の車輪が載置された場合であ
っても、スムーズに昇降することができる。
【0075】また、上記構成の駆動装置によると、その
当接部を前記パレットの車受け部における各被駆動部に
夫々当接させるため、その車受け板上の何れの位置に車
両の車輪が載置された場合であっても、この車受け部を
スムーズに昇降させることができる。
【0076】さらに、上記構成の車止め装置によると、
駆動装置がその昇降部を下降位置に退避させている場合
に、パレットの車受け部は車止めとして働き、車両をパ
レット上に確実に固定することができる。また、駆動装
置は、その昇降部を上昇位置に移動させることにより、
パレットの車受け部を、その車受け板がパレットの上面
と同一面上に配置されるように、スムーズに移動させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるパレットの平面図
【図2】 図1におけるII‐II線に沿った断面図
【図3】 図2におけるIII−III線に沿った断面
【図4】 車受け部をパレットの下面側から見た図
【図5】 車止め位置に移動した状態の車受け部を示す
【図6】 本発明の一実施形態による駆動装置の一部断
面平面図
【図7】 本発明の一実施形態による駆動装置の側面図
【図8】 図6におけるVIII−VIII線に沿った
断面図
【図9】 本発明の一実施形態の動作を示す説明図
【図10】 従来の車止め装置を示す一部断面図
【符号の説明】
1 パレット 11 枠体 12 側壁 13 支持板 2 車受け部 21 車受け板 23 ガイドシュー 24 被駆動板 3 駆動装置 34 昇降部 342 ローラ軸支持部材 343 ローラ 344 レール L 直動ガイド部 P ピニオンギア R ラック W 前輪

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両を搭載させる搭載面を有するパレット
    であって、 上方及び下方に開口して上記車両の車輪の一部を格納可
    能な開口部分が形成され、 該開口部分に嵌合して前記搭載面と面一になることがで
    きるように形成された上面を有する車受け板,この車受
    け板を前記搭載面に対して垂直に移動可能に案内する案
    内部,及び前記車受け板の下方における該車受け板の縁
    辺近傍に設けられた被駆動部を有し、これら各被駆動部
    が上方へ押された場合に、前記車受け板の上面が前記搭
    載面と面一になる上昇位置をとり、この上昇位置に設定
    された状態において前記各被駆動部にかかった上方への
    力が除去された場合に、下方へ移動する車受け部と、 前記車受け部の各被駆動部に上方への力がかかっていな
    い場合に、当該車受け部をその上昇位置よりも下方の所
    定の下降位置に位置決めして支持する支持部とを備えた
    ことを特徴とするパレット。
  2. 【請求項2】機械式駐車場の乗降室内に設けられ、 請求項1記載のパレットが前記乗降室内の所定の位置に
    搬送された場合に、当該パレットの前記車受け部の前記
    各被駆動部に夫々当接可能な当接部を有し、前記パレッ
    トの搭載面に対して垂直な方向に移動可能な昇降部と、 前記昇降部を、前記パレットの下方における所定の下降
    位置,又は,その前記各当接部が前記パレットにおける
    前記車受け部の前記各被駆動部に当接した状態で当該車
    受け部をその上昇位置に設定する上昇位置に、移動させ
    る昇降機構とを備えたことを特徴とする駆動装置。
  3. 【請求項3】前記昇降部は、長手方向を前記パレットの
    搭載面に対して垂直な方向に向けて配置されたレール,
    及び,長手方向を前記パレットの搭載面に対して垂直な
    方向に向けて配置されたラックを、さらに有し、 前記昇降機構は、前記昇降部の前記レールが、前記乗降
    室内に固定的に設けられた直動ガイド部に対して嵌合し
    た状態で、この昇降部の前記ラックに噛合して回転する
    ことにより、該ラックの長手方向に当該昇降部を移動さ
    せるピニオンを有することを特徴とする請求項2記載の
    駆動装置。
  4. 【請求項4】車両の入庫の際に、前記パレットの前記車
    受け部を、その上昇位置よりも低くかつその下降位置よ
    りも高い所定の中間位置に設定するように、前記昇降部
    を移動させ、この車受け部がその中間位置に設定された
    状態で、車両がその車輪を当該車受け部の前記車受け板
    上に載置させて前記パレット上に搭載されると、前記昇
    降部を前記下降位置へ移動させることにより前記パレッ
    トの前記車受け部をその下降位置に移動させ、 車両の出庫の際に、前記昇降部を前記上昇位置へ移動さ
    せることにより前記パレットの前記車受け部をその上昇
    位置に移動させる制御部を、さらに備えたことを特徴と
    する請求項2又は3記載の駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のパレットと、請求項2〜4
    のいずれかに記載の駆動装置とを備えたことを特徴とす
    る車止め装置。
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