JP2001199207A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
の性能を満足レベルにまで改善した空気入りタイヤを提
供することにある。 【解決手段】 トレッド部1の中央域2に、タイヤ赤道
面4に対し実質的に平行に延びる少なくとも1本のリブ
状主陸部5を設け、中央域2からトレッド端6a,6bに向
かって前記赤道面4に対し傾斜して延びる複数本の傾斜
主溝7a,7bを配設することにより、これら傾斜主溝7a,7b
の間に第1傾斜陸部8a,8bを形成してなり、第1傾斜陸部8
a,8bは、タイヤ赤道面4側からトレッド端6a,6b側に向
かって陸部幅W4が漸増する略三角形の平面形状を有
し、リブ状主陸部5と傾斜主溝7a,7bの間に、傾斜主溝7
a,7bの溝底12に向かって陸部高さHが漸減する斜面13を
有する第1補助陸部14を配設することを特徴とする。
Description
にすることなく、排水性能及び操縦安定性能を向上させ
るとともに、騒音の低減を図った空気入りタイヤに関す
るものである。
の場合、そのトレッドパターンとしては、例えば図5に
示すように、タイヤ赤道面に対して平行に延びる周方向
溝101〜103 と、前記周方向溝101,102に開口し、これ
からトレッド端に向かって前記赤道面に対して傾斜して
延びる複数本の傾斜溝104〜106とを配設したものが一般
的である。
向溝を通じてタイヤの前後方向への排水を行い、傾斜溝
を通じてタイヤの側方への排水を行うことによって、優
れた排水性能をタイヤに付与することができる。
おいて、排水性能をさらに向上させるための手段として
は、溝幅を広げる等により溝面積、いわゆるネガティブ
率を大きくするか、又は傾斜溝を、そのトレッド中央域
に位置する溝部分の前記赤道面に対する傾斜角度を比較
的小さくし、そのトレッド側方域に位置する溝部分の前
記傾斜角度を比較的大きくした、いわゆるハイアングル
の配設形状にすることが有用である。
単に広げる等の手段によってネガティブ率を大きくする
場合には、排水性能は向上するものの、パターンノイズ
が大きくなりやすいという問題点がある。
合には、これら傾斜溝で区画された傾斜陸部の剛性が不
足しがちであり、十分な操縦安定性能が得られないとい
う問題点がある。
合には、その開口部位置で傾斜溝を流れる水と周方向溝
を流れる水とが衝突して水の流れに乱れが生じたり、気
泡が発生するなどの結果として、予期したほどの排水性
能が得られないという問題点がある。
ば、傾斜溝を周方向溝に開口しないで陸部内で終端させ
ることが有効であるが、この場合には、一般に十分な排
水性能が得られにくいという問題点がある。
性能の向上とノイズの低減の全てを実現できるトレッド
パターンを有するタイヤを開発するため鋭意検討を行っ
たところ、ノイズの低減に有利なトレッドパターン、即
ち、リブ状主陸部と傾斜主溝との間に適正形状にした第
1補助陸部を配設して、傾斜主溝を、少なくとも中央域
に位置する第1周方向細溝に開口させないトレッドパタ
ーンを採用するとともに、第1傾斜陸部の平面(踏面)
形状の適正化を図ることにより、操縦安定性能と排水性
能の双方を有効に向上させることができることを見出し
た。
リブ状主陸部を配設したトレッドパターンを採用し、第
1傾斜陸部の平面(踏面)形状の適正化を図るととも
に、リブ状主陸部と傾斜主溝との間に適正形状にした第
1補助陸部を配設することにより、排水性能、操縦安定
性能、及びノイズの全てを満足レベルにまで改善した空
気入りタイヤを提供することにある。
め、この発明は、トレッド部を中央域と両側方域とに区
分した中央域に、タイヤ赤道面に対し実質的に平行に延
びる少なくとも1本のリブ状主陸部を設け、中央域から
トレッド端に向かって前記赤道面に対し傾斜して延びる
複数本の傾斜主溝を配設することにより、これら傾斜主
溝の間に第1傾斜陸部を形成してなる空気入りタイヤに
おいて、第1傾斜陸部は、タイヤ赤道面側からトレッド
端側に向かって陸部幅が漸増する略三角形の平面形状を
有し、リブ状主陸部と傾斜主溝の間に、傾斜主溝の溝底
に向かって陸部高さが漸減する斜面を有する第1補助陸
部を配設することを特徴とする空気入りタイヤである。
位置を中心とする、トレッド幅TWの5〜50%の領域をい
い、「両側方域」は、中央域の両側に位置する領域をい
う。
状主陸部と第1傾斜陸部は一体をなすことが好ましい。
をより一層向上させる必要がある場合には、リブ状主陸
部に、前記赤道面に対し実質的に平行に延びる少なくと
も1本の第1周方向細溝を配設することがより好適であ
る。
く、トレッド部踏面位置での溝幅が狭くなるような断面
形状を有するが好ましく、略三角フラスコ断面形状を有
することがより好適である。
ッド部の側方域からトレッド端に向かって前記赤道面に
対し傾斜して延びる複数本の傾斜副溝を配設することに
より、これら傾斜副溝の間に、トレッド端に向かって陸
部幅が漸増する第2傾斜陸部を形成することが好まし
い。
斜陸部と第2傾斜陸部は一体をなすことが好ましい。
必要がある場合には、第1傾斜陸部と傾斜副溝との間
に、傾斜副溝の溝底に向かって陸部高さが漸減する斜面
を有する第2補助陸部を配設することが好ましい。
高める必要がある場合には、第1傾斜陸部と第2傾斜陸
部の境界位置に、前記赤道面に対して実質的に平行に延
びかつ第1周方向細溝と同様な断面形状を有する第2周
方向細溝を配設することが好ましい。
より一層バランスよく向上させる必要がある場合には、
第2周方向細溝のタイヤ赤道面側の溝壁に沿って第1傾
斜陸部間を連結する極狭幅の第1連結陸部を配設し、第
1連結陸部と傾斜主溝との間に、傾斜主溝の溝底に向か
って陸部高さが漸減する斜面を有する第3補助陸部を配
設することが好ましい。
斜面とのなす角度、第1傾斜陸部の踏面と第2補助陸部の
斜面とのなす角度、及び第1連結陸部の踏面と第3補助
陸部の斜面とのなす角度は、いずれも135〜170°の範囲
であることがより好適である。
タイヤの代表的なトレッドパターンを示したものであ
り、図中1はトレッド部、2は中央域、3a,3bは側方
域、4はタイヤ赤道面、5はリブ状主陸部、6a,6bはト
レッド端、7a,7bは傾斜主溝、8a,8bは第1傾斜陸部、14
は第1補助陸部である。
ヤは、トレッド部1を中央域2と両側方域3a,3bとに区
分した中央域2に、タイヤ赤道面4に対し実質的に平行
に延びる少なくとも1本(図1では1本)のリブ状主陸部
5を設け、中央域2からトレッド端6a,6bに向かって前
記赤道面4に対し傾斜して延びる複数本の傾斜主溝7a,7
bを配設することにより、前記傾斜主溝7a,7a間及び/又
は7b,7b間に第1傾斜陸部8a,8bを形成したものである。
ノイズの低減に有利なトレッドパターン、即ち、リブ状
主陸部5と傾斜溝(具体的には傾斜主溝7a,7b)との間
に適正形状にした第1補助陸部14を配設して、傾斜溝
を、少なくとも中央域2に位置する周方向溝(具体的に
は図3のような第1周方向細溝9)に開口させないトレ
ッドパターンを採用するとともに、第1傾斜陸部8a,8b
の平面(踏面)形状の適正化を図ること、より具体的に
は、第1傾斜陸部8a,8bは、タイヤ赤道面4側からトレッ
ド端6a,6b側に向かって陸部幅W4が漸増する略三角形の
平面形状を有し、リブ状主陸部5と傾斜主溝7a又は7bの
間に、傾斜主溝7a,7bの溝底に向かって陸部高さHが漸
減する斜面13を有する第1補助陸部14を配設すること
(図2(a))にあり、この構成を採用することにより、操
縦安定性能及び排水性能の向上とノイズの低減のいずれ
をも満足させることができる。
主陸部5を設けることにより、タイヤがスムーズに回転
接地してパターンノイズを抑制することができるととも
に、中央域2のトレッド部分の剛性も十分に高められる
ため、操縦安定性、特に微少蛇角時のハンドル応答性が
向上する。
域2に位置する周方向溝(具体的には図3のような第1
周方向細溝9)に開口させないトレッドパターンを採用
するため、ノイズの低減には有利である。
面4側部分の面積を狭く、トレッド端6a,6b側部分の面
積を広くすることにより、側方域3a,3bでの陸部剛性が
高くなって操縦安定性が向上するとともに、中央域2に
おけるネガティブ率が側方域3a,3bにおけるそれに比べ
て相対的に大きくなるため、排水性能が向上し、よっ
て、操縦安定性能と排水性能をバランスよく向上させる
ことができる。
5と傾斜主溝7a,7bの間に、傾斜主溝7a,7bの溝底12に向
かって陸部高さHが漸減する斜面13を有する第1補助陸
部14を配設することによって、リブ状主陸部5が補強さ
れて剛性がより一層高くなり、操縦安定性が一層向上す
るとともに、濡れた路面では、タイヤ接地時の中央域2
に位置する水を第1補助陸部14の斜面13に沿って傾斜主
溝7a,7b内へ乱流を発生させることなくスムーズに流入
させることができ、これによって排水性が一層向上す
る。
ることによって、操縦安定性能及び排水性能の向上とノ
イズの低減のいずれをも満足させることができる。
部14の斜面13とのなす角度θは、135〜170°の範囲であ
ることが好ましい。前記角度θが135°未満だと、十分
な剛性補強効果が得られなくなる恐れがあるからであ
り、また、前記角度θが170°超えだと、傾斜主溝7a,7b
の溝容積が極端に少なくなり、排水性能を悪化させる恐
れがあるからである。
ように、リブ状主陸部5と第1傾斜陸部8a,8bは一体を
なすように構成することができ、このようにすれば、リ
ブ状陸部5を含む中央域2に位置する陸部全体の剛性が
高まり、これは操縦安定性能の点で有利である。
を配設することができ、この構成を採用すれば、トレッ
ド部1の中央域2での接地性を高めることができ、加え
て、第1周方向細溝9は傾斜主溝7a,7bが開口していな
いため、タイヤ接地時にトレッド部1の中央域2に存在
する水は、第1周方向溝9に取り込まれ、取り込まれた
水は、溝内で乱流状態が生じることがなく、第1周方向
細溝9に沿ってタイヤの前後方向に速やかに排出される
結果、排水性能は有効に高まる。
での溝幅W1が広く、トレッド部踏面位置11での溝幅W2
が狭くなるような断面形状にすることにより、リブ状主
陸部5の剛性をさほど低下させることなく、第1周方向
細溝9の溝容積を大きくすることができる結果、排水性
能をより一層効果的に向上させることができる。
度進行した場合、溝容積が減少して排水性能が低下する
傾向にあるが、第1周方向細溝9を上記断面形状にすれ
ば、低下しがちな排水性能を補うことができる。
広の周方向溝を配設する構成ではないため、気柱共鳴に
よる高周波のノイズの発生が少なく、このことは、ノイ
ズの低減には有利に作用する。
ては、例えば図2(a)に示すように、略三角フラスコ断面
形状を有することが好ましい。
部22a,22bは一体をなす構成にすれば、パターンノイズ
をさらに低減する効果があり、また、第2傾斜陸部22a,2
2bの偏摩耗(より具体的にはヒールアンドトゥ摩耗)を
抑制できれば、摩耗進行後のノイズの悪化も抑制でき
る。
するための手段としては、例えば、トレッド部1の側方
域3a,3bからトレッド端6a,6bに向かって前記赤道面4に
対し傾斜して延びる複数本の傾斜副溝21a,21bを配設す
ることにより、これら傾斜副溝21a,21bの間に、トレッ
ド端6a,6bに向かって陸部幅が漸増する第2傾斜陸部22
a,22bを区画形成し、さらに、好ましくは、第1傾斜陸
部8a,8bと傾斜副溝21a,21bとの間に、傾斜副溝21a,21b
の溝底24に向かって陸部高さHが漸減する斜面25を有す
る第2補助陸部26を配設する構成する場合が挙げられ
る。
ンスよく向上させる必要がある場合には、図3に示すよ
うに、第1傾斜陸部8a,8bと第2傾斜陸部22a,22bの境界
位置に、前記赤道面4に対して実質的に平行に延びかつ
第1周方向細溝9と同様な断面形状を有する第2周方向
細溝15a,15bを配設することが好ましい。
ド端6a,6b側の溝壁17に沿って第2傾斜陸部22a,22b間を
連結する極狭幅の第2連結陸部23を配設し、第2連結陸
部23と傾斜副溝21a,21bとの間に、前記第2補助陸部26
を配設すれば、第1連結陸部23が補強されて剛性がより
一層高くなり、操縦安定性が一層向上するとともに、傾
斜副溝21a,21b内に乱流は発生させることなくスムーズ
に流入させることができ、これによって排水性が一層向
上する。
陸部26の斜面25とのなす角度βは、前記角度θの場合と
同様な理由から、135〜170°の範囲にすることがより好
適である。
赤道面4側の溝壁16に沿って第1傾斜陸部8a,8b間を
連結する極狭幅の第1連結陸部18を配設し、第1連結陸
部18と傾斜主溝7a,7bとの間に、図4(c)に示すよう
に、傾斜主溝7a,7bの溝底12に向かって陸部高さHが漸
減する斜面19を有する第3補助陸部20を配設すれば、表
面ネガティブを維持しつつ、剛性が上がることにより、
排水性能の低下を抑制しつつ操縦安定性能とノイズの低
減が図れる。
陸部20の斜面19とのなす角度γは、135〜170°の範囲で
あることがより好適である。前記角度γが135°未満だ
と、十分な剛性が得られなくなるおそれがあるからであ
り、また、前記角度γが170°超えだと、十分な溝容積
が得られなくなるおそれがあるからである。
一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の変更
を加えることができる。例えば、図1に示すように傾斜
主溝7a,7bをタイヤ赤道面4側からそれぞれのトレッド
端6a,6bに向かって順次接地域に入る方向に配設して、
いわゆる方向性パターンをトレッド部1に形成すること
が、十分な排水性を得る点で好ましい。
し、性能評価を行ったので、以下で説明する。 実施例1 実施例1のタイヤは、図1に示すトレッドパターンを有
し、タイヤサイズがPSR205/55R16であり、リブ状主陸
部、第1周方向細溝、傾斜主溝、第1傾斜陸部、第1補
助陸部等の寸法等については表1にまとめて示す。尚、
トレッド部以外のタイヤ構造については、通常の乗用車
用空気入りタイヤのものとほぼ同様な構成とした。
し、タイヤサイズがPSR205/55R16であり、リブ状主陸
部、第1周方向細溝、傾斜主溝、第1傾斜陸部、第1補
助陸部等の寸法等については表2にまとめて示す。
と以外は実施例1のタイヤとほぼ同様な構成を有する。
し、タイヤサイズがPSR205/55R16であり、周方向溝101
〜103及び傾斜溝104〜106の寸法等については表3にま
とめて示す。
排水性能、操縦安定性能及びパターンノイズを評価した
ので以下で説明する。上記各供試タイヤを標準リム(6
1/2JJ)に組み付け、タイヤ内圧:230kPa、タイヤ負
荷荷重:実車2名乗車相当の条件下で以下の各試験を行
った。
行時の場合でそれぞれ評価した。直進走行時における排
水性能は、水深5mmの濡れた路面上を直進走行して通
過したときのハイドロプレーニング現象が発生するとき
の限界速度を測定し、これによって評価した。コーナリ
ング走行時における排水性能は、水深5mmで半径80m
の濡れた路面上をコーナリング走行して通過したときの
ハイドロプレーニング現象が発生するときの横Gを測定
し、これによって評価した。操縦安定性能は、ドライ状
態のサーキットコースを各種走行モードにてスポーツ走
行し、そのときのテストドライバーによるフィーリング
によって評価した。パターンノイズは、直線平滑路面上
を100km/hから惰行したときの車室内騒音をテストドラ
イバーによるフィーリングによって評価した。
中の数値は、排水性能A及びB、操縦安定性能並びにパ
ターンノイズのいずれにおいても大きいほど性能が良い
ことを示している。
いずれも従来例に比べて排水性能及び操縦安定性に優
れ、パターンノイズが低減されている。
ることなく、優れた排水性能及び操縦安定性能を有する
低ノイズの空気入りタイヤの提供が可能になった。
の一部の展開図である。
図1のB−B断面図である。
図3のD−D断面図であり、(c)は、図3のE−E断面
図である。
である。
Claims (11)
- 【請求項1】 トレッド部を中央域と両側方域とに区分
した中央域に、タイヤ赤道面に対し実質的に平行に延び
る少なくとも1本のリブ状主陸部を設け、中央域からト
レッド端に向かって前記赤道面に対し傾斜して延びる複
数本の傾斜主溝を配設することにより、これら傾斜主溝
の間に第1傾斜陸部を形成してなる空気入りタイヤにお
いて、 第1傾斜陸部は、タイヤ赤道面側からトレッド端側に向
かって陸部幅が漸増する略三角形の平面形状を有し、 リブ状主陸部と傾斜主溝の間に、傾斜主溝の溝底に向か
って陸部高さが漸減する斜面を有する第1補助陸部を配
設することを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 リブ状主陸部と第1傾斜陸部は一体をな
す請求項1に記載した空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 リブ状主陸部に、前記赤道面に対し実質
的に平行に延びる少なくとも1本の第1周方向細溝を配
設する請求項1又は2に記載した空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 第1周方向細溝は、溝底位置での溝幅が
広く、トレッド部踏面位置での溝幅が狭くなるような断
面形状を有する請求項3に記載した空気入りタイヤ。 - 【請求項5】 第1周方向細溝は、略三角フラスコ断面
形状を有する請求項3又は4に記載した空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項6】 トレッド部の側方域からトレッド端に向
かって前記赤道面に対し傾斜して延びる複数本の傾斜副
溝を配設することにより、これら傾斜副溝の間に、トレ
ッド端に向かって陸部幅が漸増する第2傾斜陸部を形成
する請求項1〜5のいずれか1項に記載した空気入りタ
イヤ。 - 【請求項7】 第1傾斜陸部と第2傾斜陸部は一体をな
す請求項6に記載した空気入りタイヤ。 - 【請求項8】 第1傾斜陸部と傾斜副溝との間に、傾斜
副溝の溝底に向かって陸部高さが漸減する斜面を有する
第2補助陸部を配設する請求項6又は7に記載した空気
入りタイヤ。 - 【請求項9】 第1傾斜陸部と第2傾斜陸部の境界位置
に、前記赤道面に対して実質的に平行に延びかつ第1周
方向細溝と同様な断面形状を有する第2周方向細溝を配
設する請求項6に記載した空気入りタイヤ。 - 【請求項10】 第2周方向細溝のタイヤ赤道面側の溝
壁に沿って第1傾斜陸部間を連結する極狭幅の第1連結
陸部を配設し、第1連結陸部と傾斜主溝との間に、傾斜
主溝の溝底に向かって陸部高さが漸減する斜面を有する
第3補助陸部を配設する請求項9に記載した空気入りタ
イヤ。 - 【請求項11】 リブ状主陸部の踏面と第1補助陸部の
斜面とのなす角度、第1傾斜陸部の踏面と第2補助陸部の
斜面とのなす角度、及び第1連結陸部の踏面と第3補助
陸部の斜面とのなす角度は、いずれも135〜170°の範囲
である請求項1、8又は10に記載した空気入りタイヤ。
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