JP2001198624A - 曲げ加工方法及びその装置 - Google Patents

曲げ加工方法及びその装置

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JP2001198624A JP2000008287A JP2000008287A JP2001198624A JP 2001198624 A JP2001198624 A JP 2001198624A JP 2000008287 A JP2000008287 A JP 2000008287A JP 2000008287 A JP2000008287 A JP 2000008287A JP 2001198624 A JP2001198624 A JP 2001198624A
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    • B21D5/02Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試し曲げ時に所定角度になるまでの突き直し
回数に基づいて、本曲げ時のD値補正量を求めて容易に
所定角度に折曲げ加工する。 【解決手段】 パンチとダイとの協働によりワークの曲
げ加工を行う際に、曲げ加工条件に基づいて所定角度を
得るための仮のストローク値を決定する。仮ストローク
値にて試し曲げ加工を行い、所定角度となるまでにワー
クを突き直した突き直し回数を判別する。突き直し回数
と所定角度に対応する本曲げ時のストローク値補正量を
予め求めているので、本曲げ加工時は前記ストローク値
補正量に基づいて該当するストローク値補正量を算出す
ることにより本曲げ時のストローク値に補正して本曲げ
加工が行われる。その結果、試し曲げが行われて所望の
所定角度になるまでに複数回の突き直しが行われたとし
ても、容易にかつ効率的に安定した折曲げ加工が行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲げ加工方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、曲げ加工装置としての例えばプレ
スブレーキにおいては、パンチとダイとの協働により板
状のワークが所望の所定角度に折り曲げられる。
【0003】通常、曲げ加工時は、まず「試し曲げ」に
より所定角度を出すためのD値(ストローク量)が検出
されている。
【0004】この「試し曲げ」とは、NC制御装置を手
動モードに切り換えてから、作業者は手動パルスハンド
ルを回転させて行う手動パルサーにてラムを微少速度で
駆動せしめて、ワークを折り曲げる工程をいう。
【0005】図7を参照するに、曲げ加工時の伸び値が
計算されてから試し曲げ加工が行われる。曲げ角度が所
定角度であれば連続曲げ加工に移行する(ステップS1
01〜S103及びS108)。
【0006】しかし、熟練作業者ではない作業者が上記
の試し曲げを行うと、所望の所定角度になるまでには、
1度折り曲げてからワークを取り出してワークの折曲げ
角度を測定し、折り曲げられたワークを再度ダイ上に載
せ、パンチとダイにて突き直しを行うべく手動パルサー
を回転せしめ、さらにラムを駆動して折曲げ角度を追い
込んでいくという工程を2〜3回繰り返さなければなら
ない(ステップS104〜S106)。
【0007】また、上記の試し曲げ工程にて所定角度と
しての例えば90°になったときのD値(ストローク
量)が求められた後に、このD値がNC制御装置にセッ
トされることにより、「本曲げ」としての連続曲げ(複
数のワークを連続して折り曲げていく工程)が行われる
(ステップS107,108)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の折曲
げ加工方法においては、試し曲げ時に求められた所定角
度に対するD値がNC制御装置にセットされて、このD
値がそのまま本曲げ作業に使用されて連続折曲げ加工が
行われたとしてもワークは所定角度にならず、角度が浅
くなったり深くなったりするという問題点があった。一
般的傾向として、所定角度よりもきつい角度(狭い角
度)になる。
【0009】また、ベンディング・インジケータ(B/
I;曲げ角度測定装置)などの自動角度出し装置を用い
てスプリングバックの測定の目的でプレスブレーキから
1度解放し、再度パンチとダイで挟み込みを行って目標
角度出しを行い、このときのD値で連続曲げ加工が行わ
れると、やはり上記の場合と同様に角度が浅くなったり
深くなったりするという問題点があった。
【0010】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、試し曲げ時に所定角度になる
までの突き直し回数に基づいて、本曲げ時のD値補正量
を求めて容易に所定角度に折曲げ加工し得る曲げ加工方
法及びその装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の曲げ加工方法は、上部テー
ブルと下部テーブルとのいずれか一方を往復動せしめ
て、前記上部テーブルと下部テーブルに装着したパンチ
とダイとの協働によりワークの曲げ加工を行う際に、曲
げ加工条件に基づいて所定角度を得るための仮のストロ
ーク値を決定し、この仮ストローク値にて試し曲げ加工
を行い、所定角度となるまでにワークを所定回数だけ突
き直し、予め突き直し回数と所定角度に対応する本曲げ
時のストローク値補正量を求めておき、本曲げ加工時は
前記所定回数に基づいて該当するストローク値補正量を
算出し、このストローク値補正量を前記仮のストローク
値に加算して本曲げ時のストローク値に補正して本曲げ
加工を行うことを特徴とするものである。
【0012】したがって、所定角度と突き直し回数、曲
げ加工条件に対応するストローク値補正量のデータベー
スを予め求めておき、試し曲げ時に所定角度になるよう
に所定回数だけ突き直すことにより、本曲げ加工時は上
記のデータベースに基づいて自動的に該当するストロー
ク値補正量が算出される。したがって、このストローク
値補正量を前記仮のストローク値に加算することにより
自動的に補正された本曲げストローク値により本曲げ加
工が行われる。その結果、たとえ熟練作業者ではない作
業者により試し曲げが行われて、所望の所定角度になる
までに複数回の突き直しが行われたとしても、容易にか
つ効率的に安定した折曲げ加工が行われる。
【0013】請求項2によるこの発明の曲げ加工装置
は、上部テーブルと下部テーブルとのいずれか一方を往
復動せしめて、前記上部テーブルと下部テーブルに装着
したパンチとダイとの協働によりワークの曲げ加工を行
うプレスブレーキにおいて、曲げ加工条件を入力する曲
げ加工条件入力手段と、この曲げ加工条件入力手段によ
り仮のストローク値を決定する仮ストローク値決定手段
と、この仮ストローク値決定手段にて算出された仮のス
トローク値により試し曲げ時に曲げ加工を行って所定角
度となるまでにワークを突き直した突き直し回数を入力
または自動検出する突き直し回数判別手段と、この突き
直し回数判別手段にて判別された突き直し回数に基づい
て本曲げ時の所定角度に対するストローク値補正量を算
出するストローク値補正量算出手段と、を有する制御装
置を備えてなることを特徴とするものである。
【0014】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、所定角度と突き直し回数、曲げ加工条件に対応す
るストローク値補正量のデータベースを予め求めてお
き、試し曲げ時に所定角度になるように所定回数だけ突
き直すことにより、本曲げ加工時は上記のデータベース
に基づいて自動的に該当するストローク値補正量が算出
される。したがって、このストローク値補正量を前記仮
のストローク値に加算することにより自動的に補正され
た本曲げストローク値により本曲げ加工が行われる。そ
の結果、たとえ熟練作業者ではない作業者により試し曲
げが行われて、所望の所定角度になるまでに複数回の突
き直しが行われたとしても、容易にかつ効率的に安定し
た折曲げ加工が行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の曲げ加工方法及び
その装置の実施の形態について、プレスブレーキとして
油圧式プレスブレーキを例にとって図面を参照して説明
する。
【0016】図2を参照するに、本実施の形態に係わる
プレスブレーキ1は、下降式油圧プレスブレーキを対象
としているが、上昇式のプレスブレーキ或いは油圧式で
なくクランクなどの機械式のプレスブレーキであっても
構わない。
【0017】下降式の油圧式プレスブレーキ1はパンチ
Pが等間隔に配置されている複数の中間板3を介して上
下動自在な可動テーブルすなわちラムとしての例えば上
部テーブル5の下面に装着され固定されている。ダイD
は固定テーブルとしての例えば下部テーブル7の上面に
装着され固定されている。したがって、上部テーブル5
が下降し、パンチPとダイDとの協働によりパンチPと
ダイDの間で板材のワークWの曲げ加工が行われる。
【0018】本体フレームを構成する図2において左右
のサイドフレーム9,11の上部には、左軸及び右軸油
圧シリンダ13,15が装備されており、これらの左軸
及び右軸油圧シリンダ13,15のピストンロッド17
の下端に上部テーブル5が連結されている構造である。
【0019】また、左右のサイドフレーム9,11の下
部には下部テーブル7が固定されており、この下部テー
ブル7の中央部には切欠部19が設けられており、この
切欠部19にクラウニング装置としての例えばクラウニ
ングシリンダ21,23(油圧シリンダ)が2個設けら
れている。このクラウニングシリンダ21,23のピス
トンの加圧力が制御されることにより下部テーブル7の
中央部のたわみ量が調整される構造である。
【0020】また、上記のプレスブレーキ1にはNC制
御装置等の制御装置25が備えられており、この制御装
置25には「試し曲げ」を行うときに手動パルスハンド
ル(図示省略)を回転させて手動パルサーにて上部テー
ブル5を微少速度で駆動せしめて手動により曲げ加工を
行うための“試し曲げモード”と、この試し曲げにて所
定角度になったときのD値(ストローク量)が制御装置
25に反映されてから複数のワークWを連続して折り曲
げていく所謂「本曲げ」としての連続曲げ加工を行うた
めの“連続曲げモード”とに、切り換えられるように構
成されている。
【0021】図3を参照するに、制御装置25として
は、中央処理装置としてのCPU27に、ワークWの材
質、板厚、加工形状、金型条件、曲げの目標角度、加工
プログラム等のデータを入力する曲げ加工条件入力手段
としての例えば入力装置29と表示装置31と、この入
力されたデータを記憶するメモリ33が電気的に接続さ
れている。
【0022】また、上記のCPU27には、入力装置2
9により仮のD値(ストローク量)を決定する仮ストロ
ーク値決定手段としての仮D値決定部35と、この仮D
値決定部35により算出された仮D値にて曲げ加工を所
定角度になるまでにワークWを突き直したときの突き直
し回数を入力あるいは自動検出する突き直し回数判別手
段としての例えば突き直し回数判別部37と、この突き
直し回数判別部37により突き直し回数に基づいて所定
角度に対する本曲げ時のD値補正量を算出するストロー
ク値補正量算出手段としての例えばD値補正量算出部3
9と、このD値補正量算出部39により算出されたD値
補正量で補正した本曲げD値にて本曲げ加工を行うよう
指令を与える本曲げ指令部41が電気的に接続されてい
る。
【0023】上記構成により、図1のフローチャートを
参照して説明すると、折曲げ加工条件として例えば、ワ
ークWの材質や板厚や曲げ長さや曲げ位置、ダイのV幅
やダイの肩半径DRやパンチ先端の半径PRなどの金型
条件、曲げの目標角度としての所定角度や実測角度など
のデータが制御装置25の入力装置29により入力され
る(ステップS1)。
【0024】上記の入力されたデータに基づいて制御装
置25の仮D値決定部35によりD値が算出される。こ
のD値が試し曲げ時の仮D値となる(ステップS2)。
【0025】上記の仮D値により試し曲げ加工が行われ
る。つまり、制御装置25が試し曲げモードに切り換え
られて、ワークWがダイDの上に載せられた後に、作業
者により手動パルサーが回転されて上部テーブル5が微
少速度で駆動されてワークWが折り曲げられる。このと
き、折曲げ角度が所定角度よりきつくなる(所定角度よ
り鋭角になる)と、このワークWは不良品となってしま
うので、仮D値は実際には常に所定角度より1°〜2°
ほど甘く設定される。そして、仮D値に基づいて試し曲
げが行われてワークWの折曲げ角度が追い込まれてい
く。
【0026】つまり、作業者はワークWを取り出して折
曲げ角度を測定し、所定角度にならないときは再度ワー
クWをダイDの上にセットした後に再び手動パルサーを
回転させながら所定角度に近づくように追い込んでいく
(ステップS3〜S7)。
【0027】最終的に許容値内に入る所定角度になった
ときに、これまでに何回突き直したのか、つまり突き直
し回数が制御装置25へ入力される。この突き直し回数
は作業者により手動で入力装置29により入力されても
構わないが、例えば制御装置25に内蔵されるカウンタ
により自動的にカウントされて自動的に入力されても構
わない。入力される突き直し回数は、例えば上部テーブ
ル5が停止したときの回数が制御装置25でカウントさ
れる。
【0028】例えば、試し曲げ時には目標角度が90°
とすると、最初に折曲げ角度が92°となるくらいま
で、作業者がフットペダルを踏んで上部テーブル5が自
動で下降され停止した後に、手動パルサーを回転して角
度を追い込んでいく。したがって、フットペダルを踏ん
で上部テーブル5が下降端で停止した回数が作業者によ
りカウントされたり、あるいは検知センサなどの突き直
し回数検出装置で検出された回数が自動的に例えばカウ
ンタによりカウントされる。上記の手動あるいは自動に
よるとしても突き直し回数は制御装置25の突き直し回
数判別部37により判別される(ステップS8)。
【0029】また、上記のように試し曲げにより所定角
度となったときのD値が制御装置25のメモリ33に登
録される(ステップS9)。
【0030】図4を参照するに、予め試し曲げ加工を行
って、得られたデータは、目標角度になるまでの突き直
し回数に対応するD値補正量が作成されることとなる。
つまり、複数回突き補正データベース(補正値表)が得
られてある。
【0031】例えば、図4の表においては、ワークWの
材質がSUS304で、板厚が1.2mmで、パンチ先
端の角度が88°で、ダイDのV幅が6mmで、ダイD
の肩半径DRが1.5mmで、パンチ先端の半径PRが
0.6mmである。この条件で目標角度が90°、10
0°、110°、120°、130°、140°に対し
てそれぞれ試し曲げが行われたものである。各目標角度
となるまでに行われた突き直し回数(表では2度突き〜
6度突き)に対応するD値補正量がそれぞれ記載されて
いる。
【0032】より詳しく説明すると、目標角度が90°
で突き直し回数が2回のときのD値補正量が0.011
mmであった。これは、図5に示されているように目標
角度が90°となるまでに2度突きが行われたときのパ
ンチPの下降端は2点鎖線の位置であるが、本曲げ(1
度突き)で目標角度が90°となるにはパンチPの下降
端が図5において実線の位置まで例えば0.011mm
だけさらに下降する必要があることを示している。
【0033】図6を参照するに、この図は同じD値で一
気に曲げられたときと、曲げ角度が100°付近になる
まで曲げられてから一度解放され、再度パンチPとダイ
Dに挟み込んで同じD値で曲げられたときの結果を示し
たものである。図6のグラフから分かるようにストロー
ク量は通常曲げ(1度突き)で例えば90°(図6にお
いてθの位置)の折曲げ角度が得られたときのD値と
同じストローク量で2度突きが行われた場合は通常曲げ
時に比べてα°だけ角度が深く(より鋭角に)なってい
る。
【0034】別の観点でいえば、試し曲げ時に2度突き
が行われて90°の折曲げ角度が得られたときのD値と
同じストローク量で本曲げ(1度突き)が行われても9
0°の折曲げ角度が得られないので、ストローク量が2
度突きのときのD値に対してD値補正量としてSmmだ
けさらに深く(加算)して本曲げが行われる必要があ
る。このD値補正量Smmが図4において0.011m
mに該当する。
【0035】次に、本曲げ加工(連続曲げ加工)が行わ
れる。このとき、制御装置25が連続曲げモードに切り
換えられる。ステップS8にて作業者から入力された突
き直し回数あるいは自動的に検出された突き直し回数を
基に、メモリ33内の複数回突き補正データベースに基
づいて制御装置25のD値補正量算出部39により目標
角度と突き直し回数に対応するD値補正量が算出され
る。
【0036】例えば、上記の試し曲げ時の突き直し回数
が2回であったとすると、作業者により入力装置29で
入力され、あるいは自動的にカウントされた突き直し回
数の2回のデータと折曲げ加工条件とメモリ33内の複
数回突き補正データベースとに基づいて、制御装置25
のD値補正量算出部39により目標角度に対する2度突
き時のD値補正量が算出される。このD値補正量により
ステップS9において登録された試し曲げ時のD値が補
正されて、本曲げ時の本曲げD値(ストローク量)が算
出される。
【0037】なお、上記の複数回突き補正データベース
は、図6のグラフから分かるように、D値補正量=f
(材質、板厚、目標角度、金型データ、突き直し回数)
の計算式(実験式)に表すことが可能であるので、この
計算式に基づいてD値補正量が算出されても構わない
(ステップS10)。
【0038】制御装置25の本曲げ指令部41から与え
られる指令により、上記のD値補正量に基づいて補正さ
れた本曲げD値にて所定枚数のワークWの本曲げ加工が
行われる(ステップS11〜S12)。
【0039】以上のように、試し曲げ時の所定角度と突
き直し回数、曲げ加工条件に基づいて、本曲げ時に行わ
れる曲げ加工条件に対応するD値補正量が事前に求めら
れ、このD値補正量を計算式(実験式)化、あるいは各
曲げ加工条件ごとにデータベース化されるので、上記の
計算式あるいはデータベースに基づいて自動的にD値補
正量により補正された本曲げD値により本曲げ加工が行
われる。したがって、たとえ熟練作業者ではない作業者
により試し曲げが行われて、所望の所定角度になるまで
に複数回の突き直しが行われたとしても、容易にかつ効
率的に安定した折曲げ加工が行われる。
【0040】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0041】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、所定角
度と突き直し回数、曲げ加工条件に対応するストローク
値補正量のデータベースを予め求めておき、試し曲げ時
に所定角度になるように所定回数だけ突き直すことによ
り、本曲げ加工時は上記のデータベースに基づいて自動
的に該当するストローク値補正量を算出できる。したが
って、このストローク値補正量を前記仮のストローク値
に加算することにより自動的に補正された本曲げストロ
ーク値により本曲げ加工を行える。結果として、たとえ
熟練作業者ではない作業者により試し曲げを行って、所
望の所定角度になるまでに複数回の突き直しを行ったと
しても、容易にかつ効率的に安定した折曲げ加工を行う
ことができる。
【0042】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、所定角度と突き直し回数、曲げ加工
条件に対応するストローク値補正量のデータベースを予
め求めておき、試し曲げ時に所定角度になるように所定
回数だけ突き直すことにより、本曲げ加工時は上記のデ
ータベースに基づいて自動的に該当するストローク値補
正量を算出できる。したがって、このストローク値補正
量を前記仮のストローク値に加算することにより自動的
に補正された本曲げストローク値により本曲げ加工を行
える。結果として、たとえ熟練作業者ではない作業者に
より試し曲げを行って、所望の所定角度になるまでに複
数回の突き直しを行ったとしても、容易にかつ効率的に
安定した折曲げ加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、曲げ加工方
法のフローチャート図である。
【図2】本発明の実施の形態で用いられるプレスブレー
キの概略的な正面図である。
【図3】制御装置のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すもので、複数回突き
補正データベースの一部を示す補正値表である。
【図5】本発明の実施の形態を示すもので、2度突きに
対する本曲げ時のD値補正量を説明する説明概略図であ
る。
【図6】2度突きの角度への影響を示すグラフである。
【図7】従来における曲げ加工のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ 5 上部テーブル 7 下部テーブル 13 左軸油圧シリンダ 15 右軸油圧シリンダ 25 制御装置 29 入力装置(曲げ加工条件入力手段) 33 メモリ 35 仮D値決定部(仮ストローク値決定手段) 37 突き直し回数判別部(突き直し回数判別手段) 39 D値補正量算出部(ストローク値補正量算出手
段) 41 本曲げ指令部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E063 AA01 BA07 FA05 JA07 LA03 LA08 LA17 LA19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部テーブルと下部テーブルとのいずれ
    か一方を往復動せしめて、前記上部テーブルと下部テー
    ブルに装着したパンチとダイとの協働によりワークの曲
    げ加工を行う際に、 曲げ加工条件に基づいて所定角度を得るための仮のスト
    ローク値を決定し、この仮のストローク値にて試し曲げ
    加工を行い、所定角度となるまでにワークを所定回数だ
    け突き直し、予めこの突き直し回数と所定角度に対応す
    る本曲げ時のストローク値補正量を求めておき、本曲げ
    加工時は前記所定回数に基づいて該当するストローク値
    補正量を算出し、このストローク値補正量を前記仮のス
    トローク値に加算して本曲げ時のストローク値に補正し
    て本曲げ加工を行うことを特徴とする曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 上部テーブルと下部テーブルとのいずれ
    か一方を往復動せしめて、前記上部テーブルと下部テー
    ブルに装着したパンチとダイとの協働によりワークの曲
    げ加工を行うプレスブレーキにおいて、 曲げ加工条件を入力する曲げ加工条件入力手段と、この
    曲げ加工条件入力手段により仮のストローク値を決定す
    る仮ストローク値決定手段と、この仮ストローク値決定
    手段にて算出された仮のストローク値により試し曲げ時
    に曲げ加工を行って所定角度となるまでにワークを突き
    直した突き直し回数を入力または自動検出する突き直し
    回数判別手段と、この突き直し回数判別手段にて判別さ
    れた突き直し回数に基づいて本曲げ時の所定角度に対す
    るストローク値補正量を算出するストローク値補正量算
    出手段と、を有する制御装置を備えてなることを特徴と
    する曲げ加工装置。
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